[go: up one dir, main page]

JP2001514230A - ロビニア・シュードアカシア・レクチンとその使用 - Google Patents

ロビニア・シュードアカシア・レクチンとその使用

Info

Publication number
JP2001514230A
JP2001514230A JP2000508380A JP2000508380A JP2001514230A JP 2001514230 A JP2001514230 A JP 2001514230A JP 2000508380 A JP2000508380 A JP 2000508380A JP 2000508380 A JP2000508380 A JP 2000508380A JP 2001514230 A JP2001514230 A JP 2001514230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lectin
robinia pseudoacacia
bark
robinia
combination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000508380A
Other languages
English (en)
Inventor
ジャノス プスタイ アーパド
マグドルナ バードス スザンナ
マイケル ジョン パーマー リチャード
ウイリアム フィッシュ ニール
Original Assignee
アリザイム セラピューティクス リミティッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アリザイム セラピューティクス リミティッド filed Critical アリザイム セラピューティクス リミティッド
Publication of JP2001514230A publication Critical patent/JP2001514230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides
    • A61K38/16Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • A61K38/168Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from plants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K36/00Medicinal preparations of undetermined constitution containing material from algae, lichens, fungi or plants, or derivatives thereof, e.g. traditional herbal medicines
    • A61K36/18Magnoliophyta (angiosperms)
    • A61K36/185Magnoliopsida (dicotyledons)
    • A61K36/48Fabaceae or Leguminosae (Pea or Legume family); Caesalpiniaceae; Mimosaceae; Papilionaceae
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/04Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system for ulcers, gastritis or reflux esophagitis, e.g. antacids, inhibitors of acid secretion, mucosal protectants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P35/00Antineoplastic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P39/00General protective or antinoxious agents

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Natural Medicines & Medicinal Plants (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Mycology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Alternative & Traditional Medicine (AREA)
  • Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、薬剤に使用するためのロビニア・シュードアカシア(RPA)レクチンに、単離されたロビニア・シュードアカシア・レクチン・ホモポリペプチドに、ロビニア・シュードアカシア・レクチンを含む組成物に、疾病を軽減及び/又は治療するための薬剤の製造におけるロビニア・シュードアカシア・レクチンの使用に、疾病を制御し、軽減し及び/又は治療するための方法に、そしてロビニア・シュードアカシア・レクチンを含む食餌又は食餌補給剤に、関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、薬剤において使用するためのロビニア・シュードアカシア(RPA
)レクチン、単離されたロビニア・シュードアカシア・レクチンのホモポリペプ
チド、ロビニア・シュードアカシア・レクチンを含有する組成物、疾患の軽減及
び/又は治療のための薬剤の製造におけるロビニア・シュードアカシア・レクチ
ンの使用、疾患の制御、軽減及び/又は治療の方法、並びにロビニア・シュード
アカシア・レクチンを含有する食餌又は食餌補給剤に関する。
【0002】 レクチンは、特定の複合糖質構造を認識する能力を有することを特徴とするタ
ンパク質又は糖タンパク質である(プスタイ(Pusztai) ,1991)。経口的に摂取
されるレクチンのいくらかは、胃での消化に対して抵抗性を持ち、そのままの状
態で腸まで残存する。消化管内において、レクチンは、消化管内の種々の粘膜細
胞表面で発現している炭水化物の構造体に付着することがある(プスタイら,19
95)。消化管の細胞にレクチンが付着することにより生じる結果は変わり得る。
例えば、生物学的な応答は投与量に依存することがある。インゲンマメレクチン
(PHA)の投与量が多いと、内皮細胞柔突起に可逆的な分解が生じる。内因性
のプロセスにより、これは急速に修復される。同様に、小腸に多量のPHAが存
在していると、内在する大腸菌の過成長が起こる。さらに、脂質代謝及びグルコ
ース酸化が高まり、そして骨格筋でのタンパク合成が低下する。しかしながら、
PHAの投与量がより少ないと、陰窩細胞の生成速度の増加や、結果として生じ
る消化管での過形成の成長が見られる(バードス(Bardocz) ら,1995)ものの、
高投与量で生じる損傷という結果には至らない。
【0003】 ロビニア・シュードアカシア(ニセアカシア)は、北米及び中欧で普通に見ら
れるマメ科の樹木種である。ロビニア・シュードアカシアは、樹皮、根、根粒、
篩部、木部及び葉(ギートル及びジーグラー(Geitl and Ziegler) ,1980)、並
びに種子(ファンダメ(Van Damme) ら,1995b )中にレクチンを産出する。レク
チンの正確な機能は知られていないものの、レクチンは、休眠期間中のチッ素源
の貯蔵に使用されうると考えられている(ヨシダ(Yoshida) ら,1994)。また、
樹皮内のレクチンは冬季に増加することも知られている。ロビニアレクチンが哺
乳動物に対して毒性を有することが知られていることを仮定すれば(ニシグチ(N
ishiguchi)ら,1997)、樹皮内のレクチンは、ウサギ等の草食動物に対する冬季
の防御機構として働く可能性もある。
【0004】 ロビニア・シュードアカシアの樹皮レクチン及び種子レクチンの特性が、生化
学的レベル及び分子レベルの両者から明らかにされてきた(ファンダメら,1995
a, 1995b)。根のレクチンについても、単離されて特性が明らかにされてきた(
ダベルガー(Duverger)ら,1997)。ロビニア・シュードアカシア・レクチン(主
に種子由来のもの)は、主に診断用及び研究用の道具として多くの用途がある。
RPAの、特定の炭水化物(N−アセチル−D−ガラクトサミン)との結合特性
は、生体組織の炭水化物の組成を調べるために使用されてきた(レードラー(Rae
dler) ら,1982)。RPAの分裂促進特性も、単離されたリンパ球の、インビト
ロでの生物学的な研究のために使用されてきた(サブール(Sabeur)ら,1986、シ
ャリフ(Sharif)ら,1978及び1977)。バナッハ(Banach)ら(1983)は、RPAをマ
ウスの腹腔内に投与すると、肝臓グリコーゲンの急激な低下を含む肝細胞毒効果
が引き起こされることを示した。さらにプスタイ(1993)は、RPAはラットの消
化管壁に強固に結合すること、及びRPAの投与量が多くなると膵臓の成長を誘
導することも示した。このことは、RPAが消化管壁に損傷を与えたり、大腸菌
の過剰増殖を促進したり、さらには膵炎を誘導することがあり得るということを
示唆する。
【0005】 ロビニア・シュードアカシアの樹皮由来レクチンは、ゲルろ過、DNA及びタ
ンパク質配列決定技術などを使用することにより、その特性を明らかにすること
ができる(ファンダメら,1995a )。カラムから溶出される、ネイティブの樹皮
レクチンは、RPbAI及びRPbAIIの二種類のレクチンからなり、これらは
見かけの分子量120kDaで共精製される。SDS−PAGEゲル上でのRP
bAIの解析から、これは二つのサブユニット、すなわち、ポリペプチドa及び
ポリペプチドbから構成され、それぞれの分子量が31.5及び29kDaであ
ることが示される。RPbAIはテトラマーであり、そのa及びbポリペプチド
モノマーの、可能な全ての組み合わせから構成される。ポリペプチドa及びbは
、さらにcDNAのクローニングと標準的手法による配列決定によってその特性
が明らかにされてきた。ポリペプチドa及びbの推定タンパク質配列を図1に示
す。
【0006】 RPbAIIは、26kDaの単一のモノマーポリペプチド(サブユニット)c
から構成されるテトラマーである。ポリペプチドcは、さらにその特性が明らか
にされており、配列が決定されたcDNAとその推定タンパク質配列とについて
も図1に示す。
【0007】 ロビニア・シュードアカシアの種子には二種類のレクチン、RPsAI及びR
PsAIIが含まれており、これらは見かけの分子量120kDaで共精製される
(ファンダメら,1995b )。両レクチンをSDS−PAGEで解析したところ、
これらはそれぞれが単一のモノマーサブユニット(それぞれ34及び29kDa
)から構成されることが示された。この種子レクチンはcDNAクローニング法
と配列決定法によってその特性が明らかにされており、その推定タンパク質配列
を図2に示す。最近印刷された研究結果において、根のレクチンは二種類のレク
チンから構成されることが示された(ダベルガーら,1997)。根のレクチンは、
それぞれの分子量が58及び63kDaであるRPrAI及びRPrAIIとして
分類されるダイマー分子であるという点で、種子及び樹皮レクチンとは異なるよ
うである。RPrAIは31及び29kDaのサブユニットからなるヘテロダイ
マーであり、RPrAIIは30kDaの単一サブユニットからなるホモダイマー
である。
【0008】 ロビニア・シュードアカシア・レクチンに関する研究では、正確な分子量及び
個々のレクチンのサブユニットの組成についてのいくつかの混乱が生じてきた。
ワンティジェム(Wantyghem) ら(1986)は、種子中に二種類のレクチン、すなわち
、ダイマーのRPA1とテトラマーのRPA3を同定した。しかしながら、同年
、フライシュマン(Fleischmann) ら(1986)は、分子量がほぼ同じであるRPA1
及びRPA2という二種類のテトラマーレクチンを単離したことを記述した。そ
れゆえに、このレクチンには、モノマー、ダイマー、トライマー及びテトラマー
として存在するように見える。
【0009】 粘膜細胞は、生体の多くの管状構造体や腔の内側を覆っている湿潤性の膜であ
る粘膜を構成する。粘膜細胞には、消化管、口、鼻孔、食道、胃、肺、小腸、大
腸(直腸を含む)を覆う粘膜を含む。器官の生存能力における粘膜の重要性は、
長期にわたって認識されてきた。しかしながら、疾患や障害を受けた細胞及び/
又は組織といった多くの生理学上の問題に取り組むための機会として、粘膜細胞
及び非粘膜細胞の増殖を制御する能力を認識することは、以前から全くなされて
こなかった。いくつかの粘膜細胞の障害が知られており、その中には細胞分裂が
促進される状態、減速される状態、粘膜細胞が障害され又は粘液等の保護用の外
層が失われる状態が含まれる。粘膜細胞の増殖の異常な制御に関連する状態とし
ては、皮膚ガン、乾癬、刺激性腸症候群、炎症性腸疾患及び粘膜炎が挙げられる
【0010】 粘膜炎は急速に成長している上皮細胞及び粘膜細胞が障害を受けそして外部の
粘膜層が剥離しそして/又は十分に素早く置換されない、苦痛が激しく患者を衰
弱させる状態である。粘膜炎は、例えば口内又は腸内に存在する微生物の感染を
招くことがある。このテキストにおいて、粘膜炎には全ての消化管についての(
粘膜の損傷の後作用として起こり得る)病変が包含される。この状態は主に、ガ
ン治療時の副作用として見られる。粘膜炎の発生率と激しさは、ガン治療のラウ
ンドが進むにつれて上昇することがあり、遂には、治療に対する応答や生存に影
響を与えることがある。本発明が提供する解答は、レクチンの組織を保護する性
質や生物体に与える代謝効果を有効に利用することにある。
【0011】 病変が生じ、損傷を受けた細胞、即ち、十分な程度に急速に修復又は再生をな
し得ない細胞は、深刻で潜在的に生命をおびやかす健康リスクを生じさせる可能
性を有する。さらに、通常の細胞の機能を維持する点についての問題としては、
刺激性腸症候群、炎症性腸疾患及びセリアック病を含む、肥満、高血糖症、心血
管疾患、発作、消化器疾患等の代謝性疾患がある。
【0012】 細胞や組織は多様な原因によって病変を生じ、損傷を受ける可能性がある。細
胞に損傷を与える薬剤としては、化学療法剤、放射線治療、化学物質(有機又は
無機の)、毒素、酸、アルカリ、放射線源及びフリーラジカルが含まれ、より問
題が大きい別の疾患の治療を目的とした手術や治療によって損傷を与えることが
ある。ガンの治療は、他の処理の副作用として、生物体の細胞及び/又は組織に
生じさせる損傷の第一の例である。ガンの治療は、主に化学療法又は放射線治療
のいずれかの単独使用、併用又は手術との組み合わせに基づくものである。化学
療法は標的細胞のDNAを直接損傷させるため細胞毒作用物質を使用する。細胞
毒作用物質の十分な投与量を標的組織、すなわち腫瘍に与えると、DNAの修復
の誤りが終には細胞死に至るDNAの突然変異や損傷や染色体異常の蓄積を招く
ことがある。放射線療法は標的細胞のDNAを直接損傷させるためか、又はDN
A鎖を切断することができるフリーラジカルを作りだすイオン化放射線の能力を
利用するために放射線を使用する(スティール(Steel) ,1996)。それゆえに、
化学療法又は放射線治療は、放射線を標的化することにより正常組織を回復不可
能な程に損傷させることなくガン細胞に最大の損傷を誘発させようと試みる一つ
の妥協である。
【0013】 化学療法及び放射線療法はガンに対し最も広く使用されている治療法であるが
、生存率は幾つかの要因により制限される。重要な因子は細胞毒性薬物又は放射
線が正常組織とガン組織の間を差別しないということである。多くの場合、すべ
てのガン組織を確実に殺すのに十分量の細胞毒性薬物又は放射線を投与すること
は、それが患者にとって致死的であるので、不可能である。現行の治療法の共通
の副作用としては、毛髪の脱毛、骨髄の抑制、悪心、嘔吐及び下痢が含まれる(
ポールセン(Paulsen) ら、1996)。さらに、放射線療法の使用、殊に骨盤部分へ
の使用が胃腸の機能の変化を生じ(ヨー(Yeoh)ら,1993)そして外科手術を必要
とする腸管への長期損傷を与えた(バンハルテレン(van Halteren)ら,1993)と
いう多くの例もある。
【0014】 主要な革新は造血成長因子の利用が可能になった最近10年間になされた。今
や、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子(エルキシス(Erkisis) ら,1996)
等の組換え成長因子を投与することにより、より高投与量の細胞毒性薬物を与え
、次いで骨髄や白血球等の組織を救済することが可能である。このようなアプロ
ーチは達成される予後や生存率の改善を可能とした。表皮成長因子等の表皮に特
異的な成長因子は知られているが、腸の成長の調節は複雑であるため、有効な腸
の「救済」法を開発することは困難となっている(ポドルスキー(Podolsky),19
93)。腸に対するそのような成長因子は現在存在しないので、細胞毒性薬物及び
放射線による胃腸管の損傷は投与量制限の原因となっている。
【0015】 本発明は、新規で効果的な物を提供することにより、そしてその使用により、
生物体内での成長及び生物体の成長を明確としかつ制御することを可能とするこ
とにより、当該分野での問題を解決するものである。
【0016】 従って、本発明の第一の側面は、薬剤として使用するためのロビニア・シュー
ドアカシア・レクチンを提供することである。薬剤として使用することは広く知
られている。これには、粘膜細胞の増殖の制御、細胞障害性薬剤による障害の軽
減及び/又は治療、代謝障害の軽減及び/又は治療、又はそれらの二以上の組み
合わせが含まれる。このテキストを通じて、「軽減」とは損傷又は医学的障害を
如何なる程度まででも緩和する効果を意味し、予防(防御的使用)を含む。この
テキストを通じ、「治療」とは障害、病気、症候、状態、苦痛又はこれらの二つ
以上の組み合わせの改善を意味する。本発明による(又は組成物を用いての)治
療は、化学療法及び/又は放射線療法といったさらなる「治療」を行っている期
間中に実施しても良い。
【0017】 粘膜細胞増殖の制御は消化管疾患等の粘膜炎の軽減及び/又は治療に関係があ
るため、ロビニア・シュードアカシア・レクチンは、粘膜細胞増殖の制御には特
に有用である。粘膜細胞増殖の制御は細胞を障害する要素により惹起される障害
を軽減及び/又は治療する際に特に有用である。本発明のあらゆる側面の典型的
な細胞障害性要素としては、放射線療法、化学療法又はそれらの組み合わせが挙
げられる。本出願において、「放射線」及び「放射線療法」という用語は、治療
技術として適用されることもそうでないこともあるが、放射線(照射)の線源で
あるという意味で同じ意味を持つものとして使用される。
【0018】 本発明は、哺乳動物の組織、とりわけ、ヒトの組織の損傷の軽減及び/又は治
療に、特に好ましく適用できる。ガン治療の際の放射線療法及び/又は化学療法
はかなりの程度の要求があるため、ヒト組織にとって、本発明はとりわけ重要で
ある。しかしながら、本発明は他の動物や生物体、特に家畜やペットといった獣
医産業に対して適用することもできる。
【0019】 薬剤として使用するためのロビニア・シュードアカシアは、単離された細胞及
び組織といった体の外側だけでなく、体の内側の細胞及び組織を含む全ての細胞
及び/又は組織に関する。それは、体全体及びその部分を含めた、全ての生物体
に関する。本発明はさらに、あらゆる細胞障害性薬剤に対して意図的に又は非意
図的に曝される物質にも関する。
【0020】 本発明は放射線療法及び/又は化学療法剤等の細胞障害性要素に特に感受性の
高い生体物質に対し特に有用である。本発明の第1の側面によれば、このような
生体物質には、粘膜、とりわけ、消化管、口、鼻孔、食道、胃、肺、小腸、大腸
(結腸及び肛門を含む)、上皮組織(例えば、眼を覆っているもの)の粘膜被覆
(mucosal coverings) 並びに他のすべての粘膜細胞及び/又は粘膜組織、さらに
は非粘膜性の細胞及び組織、例えば、骨髄、脾臓、全ての造血細胞、血液組織、
胸腺、造毛組織、眼組織、生殖管、精巣/前立腺組織、又はそれらの二以上の組
み合わせが含まれる。本発明は特に、体内の中空構造物の裏側を覆う組織である
粘膜や、眼球の裏側を覆う、水分を永久的に含む粘膜に関する。細胞障害性薬剤
によって障害を被る細胞や組織の感受性は、その代謝状態に関係があるらしい。
それは、特に消化管(とりわけ小腸)に与えるロビニア・シュードアカシア・レ
クチンの成長因子の効果であり、その効果は細胞障害性薬剤の投与前、投与中及
び/又は投与後における予防作用及び/又は治療作用に重要であると理解されて
いる。
【0021】 ロビニア・シュードアカシア・レクチンは、放射線療法、化学療法又はそれら
の組み合わせの実施前、実施中及び/又は実施後における粘膜細胞の増殖を制御
することに対して特に効果を示す。本発明は、ロビニア・シュードアカシア・レ
クチンの保護能力及び修復能力の結果として成し遂げられるのである。
【0022】 粘膜細胞はあらゆる粘膜(多くの管状構造物や腔の裏側を覆う、水分を含む膜
)を形作るものである。多くのものは、動物の外部環境と内部器官との間を保護
する層である。粘膜細胞/組織には、消化管、口、鼻孔、食道、胃、肺、小腸、
大腸、上皮組織、生殖管等の粘液性の覆いが含まれる。本発明の第一の側面はこ
れらの全てに関する。本発明の第一の側面に関連する他の細胞及び組織としては
、骨髄、脾臓、造血細胞、血液組織、胸腺、造毛組織、眼組織、生殖管、精巣/
前立腺組織及びこれらの二以上の組み合わせが挙げられる。
【0023】 本発明に従って、薬剤におけるロビニア・シュードアカシア・レクチンの使用
は細胞保護剤と組み合わせても良い。細胞保護剤は放射線増感剤、化学保護剤(
フリーラジカル・スカベンジャーを含む)、成長因子又はそれらの二つ以上の組
み合わせであることが好ましい。細胞保護剤の上記リストから、下記の例が好ま
しい。放射線増感剤:シンカビット(Synkavit)又はメナジオン等のビタミンK模
倣物、ガドリニウム・テキサフィリン(gadolinium texaphyrin) 又はイオベング
アン(iobenguane)(([[3-ヨード-13311) フェニル] メチル] グアニジン) 。化学
保護剤:スルクラフェート(Sulcraphate) 、システイン、システアミン、エチオ
ール(Ethyol)、バラジポン(balazipone)又はドスマルフェート(dosmalfate)。フ
リーラジカル・スカベンジャー: WR 3689 (2-[[3-メチルアミノ)プロピル] ア
ミノ] エタンジオール ジヒドロゲンホスフェートエステル、AD 20 (2-[[2-メ
トキシフェニル)アセチル] アミノ]-2-プロペン酸又はニトロキサイド抗酸化剤
。成長因子:顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)、顆粒球マクロファージコ
ロニー刺激因子(GM−CSF)、エリスロポエチン(EPO)、表皮成長因子
(EGF)、ケラチノサイト成長因子(KGF)、トランスフォーミング成長因
子(TGFα及びβ)、IL−11及びIL−15を含むインターロイキン類全
て、インスリン様成長因子(IGF)、神経成長因子(NGF)、血小板由来増
殖因子(PDGR)、ボンベシン(Bombesin)、リラクシン(Relaxin) 、カルシト
ニン、初乳由来成長因子(CDGF)、アムレクサノクス(amlexanox) 又はアモ
クサノクス(amoxanox)、プロテグリン(protegrin) 、ピロカルピン(pilocarpine
) 塩酸塩、幹細胞因子(STF)、トロンボポエチン、スティール因子(SF)
、インターフェロンを含む全てのインターフェロン又は全てのサイトカイン。
【0024】 細胞保護剤に加えて、このレクチンを一以上の他の化合物/薬剤(好ましくは
医薬)と組み合わせて用いても良い。特に抗微生物剤を含めても良い。二次感染
、例えば、粘膜炎に関連する二次感染と戦うために、このような薬剤を含めても
良い。
【0025】 胃腸管の細胞に関して(その障害の軽減及び修復の両者及び代謝疾患に関して
)、ロビニア・シュードアカシア・レクチンを薬剤に使用することは特に有用で
ある。その制御は、胃腸管の機能を高めたり及び/又は長くするためか、又は胃
腸系の細胞の発現する表面糖タンパク質の性質及び/又は密度を制御するためで
あっても良い。粘膜細胞の増殖に関するその他の使用としては、放射線療法、化
学療法又はそれらの二以上の組み合わせの実施前、実施中及び/又は実施後にお
ける、消化管病変の軽減及び/又は治療並びに粘膜細胞の修復及び置換だけでな
く、炎症性腸疾患や刺激性腸症候群等の腸疾患の軽減及び/又は治療が挙げられ
る。
【0026】 これらの制御の適用には下記のものが含まれる、すなわち、 (a)例えば、外科手術又は事故により消化管の機能が損傷を受けた場合に有用
な治療法となりうるであろう消化管の機能的領域及び長さの増強をもたらす消化
管細胞の増殖、及び/又は (b)発現された表面糖複合体の性質及び密度を制御させうる消化管細胞の交替
速度の制御。これらの糖複合体は細胞が老化するにつれ次第に複雑になるからで
ある。糖複合体は細菌を付着する性質等の消化管のある種の性質に影響を与える
ので、レクチン投与はこれらの性質に対する治療的又は予防的制御と解すること
ができよう。
【0027】 特に、細胞増殖の制御は小腸の栄養摂取能力の増強を達成するため及び/又は
消化管細胞の糖複合体発現を制御するために使用することができる。このような
効果は必ずしも医学的障害ではなく、満足すべき医学的レベルを越えて単に美容
上の又は機能的なものにすぎないかも知れない。
【0028】 これらの効果も、代謝障害の軽減及び/又は治療に関してロビニア・シュード
アカシア・レクチンを使用するためには有用かもしれない。
【0029】 代謝障害としては、体の代謝に関連する及び/又は代謝の結果である、あらゆ
る障害、特に肥満症及び高血糖症(II型糖尿病) 等の肥満関連障害、心臓血管病
、発作、胃腸及び胃腸関連状態が挙げられる。代謝障害は粘膜細胞増殖の制御を
必要とすることがあり、あるいは粘膜細胞増殖の制御は代謝障害とは無関係であ
ることもある。非医学的な、純粋に美容上の減量も含まれる。
【0030】 本発明に従ってレクチン濃度を高くすればする程、あらゆる医学上の疾患又は
他の非医学的な症候をより一層速く軽減及び/又は治療することができるだろう
。しかしながら、ここで記載されているように、種々の因子が投与するレクチン
の好ましい濃度に影響を与えるであろう。
【0031】 本発明において、ロビニア・シュードアカシア・レクチンは、天然に生ずる組
成物若しくはそれから精製したもの、化学的に合成したもの又は組み換え技術に
よって生産したもののいずれであっても良い。このレクチンは修飾されていても
(天然に又は合成的に)誘導体であっても良い。当該技術分野においては、この
レクチンを製造するための方法は天然の資源からの精製方法及び組み換え技術(
プスタイ及びパーマー(Palmer),1977、カルバルホ(Carvalho),1993並びに米国
特許第4,889,842 号)による方法の両方について良く知られている。本発明に記
載のレクチンの好ましいものは、「最初に」単離されたロビニア・シュードアカ
シア・レクチンの機能的な均等物である。あらゆるロビニア・シュードアカシア
・レクチンの機能は、特定の複合糖質構造と付着するその能力に従って決定する
ことができる。ポリペプチドは、それが既知のロビニア・シュードアカシア・レ
クチンのいずれか、例えば、図1又は2に記載されたレクチンと均等物(又はこ
の後で規定するレクチン変異体)、すなわち、アミノ酸レベル又はDNA配列レ
ベルで40%、好ましくは50%、好ましくは60%、より好ましくは70%、
さらにより好ましくは80%以上が同一である場合には、本発明に記載のロビニ
ア・シュードアカシア・レクチンのポリペプチドであるとするのが最も好ましい
【0032】 本明細書で規定する「レクチン変異体」とは、天然のレクチンと実質的に相同
のポリペプチドであって、一以上の欠失、挿入又は置換によって、(ヒト、ネズ
ミ又は他の哺乳動物種の)天然のレクチンとは異なるアミノ酸配列を持つものを
意味する。変異体のアミノ酸配列としては、少なくとも80%がネイティブレク
チンのアミノ酸配列と同一のものが好ましく、少なくとも90%が同一のものが
最も好ましい。同一性百分率は、例えば、デベリュー(Devereux)ら(Nucl. Acids
Res. 12:387, 1984) が記載の、ウィスコンシン大学のジェネティクスコンピュ
ータグループ(UWGCG)から入手できるGAPコンピュータプログラム、第
6版を用いて配列情報を比較することによって決定することができる。このGA
Pプログラムは、スミス及びウォーターマン(Smith and Waterman)(Adv. Appl.
Math 2:482, 1981) が改定したニードルマン及びブンシュ(Needleman and Wunsc
h)(J. Mol. Biol. 48:443, 1970)の配列方法を利用している。
【0033】 レクチンはタンパク質であるため、熱、酸、アルカリ等のいくつかの要因によ
り不安定化/変性を受けることは明らかである。本発明(全体)を通して、レク
チンを用いるためにはそのタンパク質の特性が求められることから、レクチンの
使用前又は使用中(例えば、胃での強酸性条件下及びより下位の消化管での弱ア
ルカリ条件下等)に、レクチンが完全に破壊又は変性しないことが重要である。
従って、本発明においてロビニア・シュードアカシア・レクチンを使用するには
、まず最初に、処理及び/又は投与時にどのような影響を受けうるかに関しての
特徴を明らかにする必要がある。このような特徴の明確化は標準的な技術であり
、当業者であれば容易に実施することができる。本発明のあらゆる側面において
必要とされるレクチンの濃度は、どのような理由であれレクチンが変性又は不安
定化してしまった場合は変わることになる。
【0034】 このテキストにおいて規定されたロビニア・シュードアカシア・レクチンの濃
度は、変性又は不安定化によるレクチンの活性の低下が効果的に抑えられている
状態でのレクチンの天然の性質に基づく。それゆえに、規定されたレクチン濃度
は絶対というわけではなく、レクチンの活性を反映する。従って、ある組成物、
例えば、その活性が半分であり存在する濃度が二倍であるレクチンを含む組成物
は、量が半分であり活性には変化がないレクチンを含む組成物と同じである。さ
らに、いかなるレクチンも、例えば、組換え体生産の間の修飾により、及び/又
は末端を切断して活性を高めたミュータントを得ることにより、その活性を高め
ても良い。レクチンの濃度に対する活性についてなされたと同じ考察は、活性が
高められたレクチンにもあてはまる。修飾を受けた全てのロビニア・シュードア
カシア・レクチン又はそれらの誘導体は本発明に含まれ、活性が高められたもの
や低められたものも含まれ、そして、末端が切断されたサブユニット及び/又は
異なったグリコシル化を受けたものであって、活性の全てが残っているもの若し
くは活性が変化したもの等も含まれる。さらに、あらゆるレクチンの生物学的活
性に関与する一以上の重要なアミノ酸(好ましくはこれらのアミノ酸の全て及び
その生物学的活性の全て)を含むタンパク質配列も含まれる。例えば、RPAポ
リペプチドb配列の活性領域はニシグチ(Nishiguchi)ら、1997に記載されており
、それは次のもの(アミノ酸の位置)、アスパラギン酸:87、フェニルアラニ
ン:130、トレオニン:215、ロイシン:217、セリン:218を含む。
【0035】 本発明の第一の側面に記載のロビニア・シュードアカシア・レクチンは、ロビ
ニア・シュードアカシアの植物体のあらゆる部位、好ましくは、樹皮、種子、根
、根粒、篩部又は木部若しくはそれらの二以上の組み合わせからのものでも良く
、それらからのレクチンの均等物でも良い。本発明に従えば、ロビニア・シュー
ドアカシア・レクチンは、ただ一つのポリペプチドサブユニットから構成されて
いても良い。このポリペプチドサブユニットは、当該分野で既知のいずれか(例
えば、RPbAI(a又はb)、RPbAII(c)、RPsAI又はRPsAII
、RprAI又はRPrAII)又はそれらの均等物であっても良く、又は、まだ
同定されていないポリペプチドサブユニットである。本発明の第一の側面のロビ
ニア・シュードアカシア・レクチンの好ましいものとしては、サブユニットのモ
ノマー、ダイマー、トライマー若しくはテトラマー又はそれらの二以上の組み合
わせが含まれる。これは、ポリペプチドのグループを天然由来のもののように似
せることを可能とする。このモノマー、ダイマー、トライマー又はテトラマーは
同じものからできたものでも良く、又は二以上のタイプのポリマー・サブユニッ
トからできたものでも良い。このテトラマーの好ましいものとしては、樹皮ポリ
ペプチドaサブユニットの四つ、樹皮ポリペプチドbサブユニットの四つ又はサ
ブユニットa及びbの中間混合物から構成されるものである。このレクチンポリ
ペプチドは図1又は図2に記載のアミノ酸配列の一以上のものから構成されてい
ても、それらに対応したものでも良く、好ましくは、それらに対して少なくとも
40、50、60、70、80、90、100%の相同性を持つもの(レクチン
変異体として上に記載のもの)である。
【0036】 本発明の第二の側面は、ホモテトラマー、ホモトライマー、ホモダイマー、す
なわち、単一のサブユニットである、好ましくは60%以上のレベルまで精製さ
れた、単離されたロビニア・シュードアカシア・レクチンを提供する。このテキ
ストにおいて、「精製された」という用語は実質的に不純物を含まないという意
味である。このようなレベルの純度のロビニア・シュードアカシア・レクチンは
、医薬組成物としての使用及び医薬としての使用に好適である。ロビニア・シュ
ードアカシア・レクチンは、好ましくは70、80、90%又はそれ以上の濃度
まで精製され、最も好ましくは95%、99%又は100%である。本発明の第
一の側面の好ましい特徴は、上記のように、本発明の第二の側面にもあてはまる
【0037】 本発明の第三の側面は、ロビニア・シュードアカシア・レクチン、好ましくは
、60%のレベル(好ましくは70、80、90、95又は100%)にまで精
製し薬学的に許容され得る賦形剤と組み合わせたものか、又は本発明の第二の側
面のRPAレクチンのいずれか、を含有する組成物を提供することである。その
組成物としては、薬学的に許容され得る賦形剤を含む医薬組成物であることが好
ましい。適切な賦形剤としては、医薬として使用できるグレードのデンプン、ゼ
ラチン、油、糖、アルコール又は水(好ましくは滅菌水)が挙げられる。この組
成物は、投与用の混合調剤であっても良く、同時、分割又は逐次使用(即ち、投
与)用の組み合わせ調剤であっても良い。組み合わせ調剤にあっては、レクチン
と他の成分とを分割していても良く、どのような順序で投与しても構わない。本
発明の第一及び第二の側面の特徴及び好ましい特徴は、上記のように、第三の側
面にもあてはまる。とりわけ、この組成物は、前記の細胞保護剤との組合せで、
ロビニア・シュードアカシア・レクチンを含んでいても良い。
【0038】 本発明の第四の側面は、薬学的に許容され得る賦形剤と共にレクチンを混合す
る工程を含む、本発明の第三の側面の組成物の製造方法を提供することである。
第四の側面の好ましい特徴としては、上記の第一〜第三の側面に記載のものと同
様である。
【0039】 本発明の第五の側面は、粘膜細胞の増殖を制御するため、細胞障害性薬剤によ
り惹起される障害の軽減及び/又は治療のため、代謝障害の軽減及び/又は治療
のため又はそれらの組み合わせのための薬剤、を製造するためのロビニア・シュ
ードアカシア・レクチンの使用を提供することである。本発明の第一〜第四の側
面の特徴及び好ましい特徴は第五の側面にもあてはまる。
【0040】 本発明の第六の側面は、患者において、患者の必要に応じて、粘膜細胞の増殖
を制御するため、細胞障害性薬剤により惹起される障害を軽減及び/又は治療す
るため、代謝障害を軽減及び/又は治療するため又はそれらの組み合わせのため
の方法であって、個体に対して有効量のロビニア・シュードアカシア・レクチン
を投与する工程を含む方法を提供することである。本発明の第一〜第五の側面の
特徴及び好ましい特徴は第六の側面にもあてはまる。患者が、特に放射線療法及
び/又は化学療法を受ける予定か、受けているか、又は既に受けた場合には、そ
して、特に患者が腫瘍に侵されている場合には、この方法が必要であると思われ
る。
【0041】 本発明の第七の側面は、ロビニア・シュードアカシア・レクチンを含む食餌又
は食餌補給剤を提供することである。この食餌及び/又は食餌補給剤は、本発明
の第一の側面の使用のためのものとすることができる。この食餌及び/又は食餌
補給剤は医療とは無関係の減量に対しても貢献できるだろう。この食餌及び/又
は食餌補給剤は、ヒトを含むあらゆる動物に適用される。
【0042】 本発明の第七の側面の食餌又は食餌補給剤は、2〜5日間又は無期限である(
長期間である)ことが好ましい。上記のような、本発明の第一〜第六の側面の特
徴も第七の側面にあてはまる。食餌又は食餌補給剤に含まれるレクチンの総量は
、好ましくはkg体重当たり、一日当たり0.3gまでであり、0.2gまでが
好ましい。レクチンのうちの少なくとも一部(好ましくは、食餌又は食餌補給剤
のレクチン含量の1〜100%)は、ロビニア・シュードアカシア由来のものと
するべきである。ロビニア・シュードアカシア・レクチンは、上記のように、本
発明の第一の側面のレクチンのいずれか一つ又は二つ以上の組み合わせのいずれ
でも良い。このような食餌及び/又は食餌補給剤は医薬として有用であり、とり
わけ、粘膜細胞の増殖を制御するため、細胞障害性薬剤により惹起される障害を
軽減及び/又は治療するため、代謝障害を軽減及び/又は治療するため又はそれ
らの組み合わせのために有用である。
【0043】 本発明の第七の側面の食餌及び/又は食餌補給剤は、その後の一定期間に高品
質の食餌が投与される場合に特に有用である。本発明に記載の高品質の食餌とは
、動物の正常な成長に必要な、必須タンパク質、脂肪、炭水化物、ミネラル及び
ビタミンの全てを与える食餌と定義することができる。高品質の食餌の必須成分
は最適割合で含まれていることが好ましい。高品質の食餌は、動物の成長や発育
を遅くしたり阻害したりするいかなる成分をも含むべきでない。高品質の食餌の
好ましい特徴は、食べた食物の、不十分な体重への積極的転換が行われるもので
ある。
【0044】 高品質の食餌は、本発明の第七の側面に記載のレクチン食餌及び/又は食餌補
給剤の直後に又は短期間(2日間まで)の後に与えることが好ましい。高品質の
食餌は7日間までが最も有用であり、5日間までが有利である。この食餌及び/
又は食餌補給剤は代謝障害の長期間(1カ月以上、好ましくは1年以上)治療や
美容面からの減量に使用するためにも有利である。
【0045】 (必ずしも同時に投与する必要はないが、)細胞障害性要素と組み合わせて使
用するときは、食餌のレクチン添加部分は5日間までに制限するのが最もよい。
その理由は小腸の交替の完全サイクルが終了し、これによりこの食餌の制御フィ
ード部分におけるより高い栄養吸収と利用速度の利益を得るには48〜72時間
では不十分であるかもしれないからである。このサイクルの高品質フィード部分
はフィード転換効率における最大の向上を達成するため約5日に制限するのが最
も良い。
【0046】 ロビニア・シュードアカシア・レクチンのフィード期間、それに続く高品質の
食餌のフィード期間を含む食餌及び/又は食餌補給剤は、少なくとも2回繰り返
して食餌サイクルを形成させることが好ましい。このサイクルは20回まで繰り
返すことができ、好ましくは10回まで、最も好ましくは6回まで繰り返すこと
ができる。
【0047】 記述した食餌サイクルはロビニア・シュードアカシア・レクチン投与によって
媒介される栄養素摂取効率の一過性の増加を招く。従って、レクチン含有食餌と
レクチンを含まない食餌のサイクルにより、栄養学的依存状態の亢進を設計する
ことができる。例えば、適当な食餌時間の調節により、運動選手は主要な大会に
おける成果を最大限にあげることができる。
【0048】 本発明の第七の側面に記載の食餌及び/又は食餌補給剤は、照射及び/又は化
学療法による治療方法の前又は後に特に有用である。このような状況では、例え
ば本発明の第一の側面に記載の細胞保護剤と組み合わせて用いる場合、食餌の効
果はさらに一層強くなるだろう。第一〜第六の側面の特徴及び好ましい特徴は第
七の側面にもあてはまる。
【0049】 本発明の第八の側面は、上記の本発明の第二、第四及び第七の側面のそれぞれ
を生産する方法を提供する。第二の側面の精製レクチンの生産は、ロビニア・シ
ュードアカシアから(例えば、植物体又は組織培養から)ロビニア・シュードア
カシア・レクチンの単離と精製を行う工程、又は合成(例えば、組み換え技術に
よる合成)によって生産する工程のいずれかを含む。第四の側面の組成物の生産
は、レクチンと、組成物の一つ以上の構成成分のいずれかとを組み合わせる工程
を含む。食餌及び/又は食餌補給剤の生産は、ロビニア・シュードアカシア・レ
クチンを得る工程、及び必要であれば食餌及び/又は食餌補給剤の一つ以上の構
成成分のいずれかと組み合わせる工程とを含む。本発明の一〜七の側面の好まし
い特徴は、第八の側面にもあてはまる。
【0050】 医薬に関係があり得るか、又は生体組織への投与を含む本発明の各側面につい
て、特定の投与計画が担当医によって最終的に決定され、そしてそれは、使用さ
れる一種又は複数種のレクチン、動物の種類、年齢、体重、症状の激しさ及び/
又は現在行われている又は行う予定の治療の激しさ、投与方法、副作用、及び/
又は他の配合禁忌等の因子を考慮に入れる。ある特定の用量範囲は、患者の経過
や回復具合が完全にモニターされている状態での、標準的な設計された臨床試行
によって決定することができる。このような試行は、ヒトでの開始用量として動
物での最大許容量の低い%の量を使用し、用量計画を段階的に高める方法を使用
するというものである。用量の範囲の予備的な指標は、このテキストの実施例の
部分で得られた結果から、及びヒトに外挿された下記の範囲により、得ることが
できる。
【0051】 好ましい上限値は、kg体重当たり、一日当たり、約0.3gまでのレクチン
濃度と思われる。kg体重当たり一日当たり約0.3gという濃度は、患者の胃
腸管に不調を来すかもしれないものの、これらの症候は、ガン等の病気から患者
が生還するチャンスが高められるという根拠に基づいて許容され得る。好ましい
下限値は、kg体重当たり、一日当たり、0.0001mg(0.1μg)程度
のレクチン濃度と思われる。好ましい中間の投与濃度には、kg体重当たり、一
日当たり、約0.2g、0.15g及び0.05gまでのレクチンの存在が含ま
れ、そしてその後の濃度には、kg体重当たり、一日当たり、約1mg、0.5
mg、0.1mg、0.01mg及び0.005mgが含まれる。
【0052】 本発明の全ての側面についての薬剤は、一日あたり一以上の「摂取」を用いて
レクチンの必要濃度を提供することができる(「摂取」はいかなる投与形態をも
含みそして用量単位をも記述するものである。)。本発明のいくつかの側面は高
レクチン濃度の単一摂取に適すると考えられ、それに対して他の側面は同じ期間
にわたって均一に又は不均一に間隔をあけ、一摂取当たりのレクチン濃度をより
低くした数回摂取に適すると考えられる。
【0053】 本発明に記載の薬剤(薬剤の生産を含む)におけるレクチンの使用は、薬学的
に適当な担体及び/又は賦形剤との組み合わせでも良い。このような担体及び賦
形剤は、当該分野では良く知られている(例えば、ハンドブックオブファーマシ
ューティカルエクシピエンツ(Handbook of Pharmaceutical Excipients)(1994)
、第二版、エイ.ウェイドとピー.ジェイ.ウェラー(A. Wade / P.J. Weller)
編、ファーマシューティカルプレス(Pharmaceutical Press)、アメリカンファー
マシューティカルアソシエーション(American Pharmaceutical Association) )
。本発明の使用の特に好ましいものは、結腸薬剤送達システム、うがい薬、クリ
ーム、軟膏又はカプセルの形態で調剤された組成物及び/又は薬剤である。
【0054】 本発明のどの側面によって製造された薬剤も、非経口的に又は静脈内に投与し
ても良いが、口から(経口的に)、鼻から(例えば、鼻への噴霧を経て)又は(
栄養管の一以上の部分への入り易さの故に)直腸から投与されることが好ましい
【0055】 本発明を、以下の実施例により説明する。
【0056】実施例 ロビニア・シュードアカシアの樹皮からのレクチンの精製 ロビニア樹皮レクチンは、ファンダメら(1995a) に記載された通りの方法によ
り、固定化フェチュイン上で部分的に精製した樹皮抽出物から精製することがで
きる。
【0057】 ブレンダーを使用して、200mg/リットルのアスコルビン酸を含む20m
M酢酸中で樹皮組織をホモジェナイズした(10ml/g生重量)。このホモジ
ェネートをチーズクロスで圧搾し、(1MのNaOHで)pH5.0に調整し、
そして10,000gで10分間の遠心分離処理に付した。得られた上清をグラ
スウールでろ過して浮遊粒子を除去した。1.5g/リットルのCaCl2 を添
加した後、この抽出物を(1MのNaOHで)pH9.0にし、そして4℃にて
一晩保持した。得られた沈殿を遠心分離処理により除去し、清澄になった抽出物
を1MのHClでpH3.8に調整した。再び4℃にて一晩保持した後、この抽
出物を遠心分離処理により清澄とし、1MのNaOHでpH7.0に調整し、そ
して硫酸アンモニウムの固形塩を加えて1Mとした。次いで、この溶液を脱気し
て再び遠心分離処理に付した。清澄になった上清を、1Mの硫酸アンモニウム(
pH7.0)で平衡化したフェチュインアガロースカラムにかけた。抽出物が通
過した後、このカラムをA280 が0.01を下回るまで硫酸アンモニウムで洗浄
した。次いで、このレクチンを20mMのジアミノプロパン(pH11)で脱着
した。脱着したレクチンを、1MのHClでpH7.0に調整し、そして硫酸ア
ンモニウムの固形塩を加えて1Mとした。15,000gで20分間の遠心分離
処理の後、上清を、1Mの硫酸アンモニウムで平衡化したフェニル−セファロー
スカラムにかけた。不純物を1Mの硫酸アンモニウムで洗浄して除去し、そして
レクチンを1Mの硫酸アンモニウムから水への直線勾配を用いて脱着した。画分
を集め、A280 を測定しレクチンを含む画分を同定した。
【0058】 樹皮レクチンは短日化、即ち冬の到来に応答してロビニア・シュードアカシア
により生産されることが知られている。冬季の樹皮材料を使用することにより、
10mg/gの範囲のレクチン収率を達成することも可能である。
【0059】4 及びB4 RPA樹皮レクチンのイソタイプの精製4 及びB4 ホモテトラマーのイソタイプは、ステップ勾配イオン交換クロマ
トグラフィー法を用いて精製することができる。pH4.75の50mM酢酸ナ
トリウムをカラムの五倍容量用いて、100mlのHyper-D S カラム(バイオセ
プラ(BioSepra)社)を平衡化した。(上記の調製方法に記載のようにして得られ
た)凍結乾燥化RPAレクチンを酢酸塩緩衝液(50mMの酢酸ナトリウム,p
H4.75)中に溶かし、そして20,000gで10分間の遠心分離処理に付
した。清澄になった上清をそのカラムに添加し、続いて3ml/分の流速の酢酸
塩緩衝液でこのカラムを洗浄した。50mMの酢酸ナトリウム(pH4.75)
と塩化ナトリウムを用いてステップ勾配を構築した。5、7、9、12及び10
0%というように濃度が高くなっていくステップ勾配に、塩化ナトリウムを添加
した。レクチンを含む画分を、280nMの吸収を測定することによって選択し
た。A4 テトラマーは5.7%の塩の画分中に溶出され、B4 テトラマーは9〜
12%の塩の画分中に溶出された。
【0060】 純粋なA4 又はB4 を含んだ画分は、従来のPAGE法及びSDS−PAGE
法を用いて確認した。
【0061】ロビニア・シュードアカシアの樹皮由来レクチンの特性決定 ロビニア・シュードアカシアの樹皮由来レクチンの特性は、さらに、イオン交
換クロマトグラフィー、ゲルろ過及びインビトロ細胞凝集検定を用いて明らかに
することができる。このような方法は、当該分野ではよく知られており、ファン
ダメら、1995a 及びb に記載されている。
【0062】動物の取り扱い 35匹の、若い雄ホーデッドリスター(ロベット株)(Hooded Lister (Rowett
Strain)) ラット(19日齢、体重は30〜40g)を、底部が網のおりの中で
一匹ずつ飼育した。この動物には、10%ラクトアルブミンタンパク質を含む高
品質の半合成食餌を与えた(表1)。
【0063】
【表1】
【0064】 ビタミンとミネラルとの混合物の組成は、カルバルホ(1992)を参照のこと。
【0065】 食餌の量を10g/ラットにまで制限する19日目以外は、食餌と水とは常時
制限なく与えた。19日目のラットの体重は100〜104gであった。
【0066】RPAの投与 RPAの予備投与を行った動物は、25、50又は100mg/kg体重に相
当するRPA(表2)を0.9%食塩水溶液の形態で胃管栄養法により与えたも
のであった。5−FUの注射の前に、この動物に3日間連続して予備投与した。
【0067】食塩水溶液の投与 RPAの予備投与を行わない動物には、1mlの0.9%食塩水溶液を胃管栄
養法により与えた。
【0068】5−FUの投与 300mgの5−フルオロウラシルを14mlの蒸留水中で攪拌した。5−F
Uが溶けるまで、1MのNaOHを徐々に添加した。この溶液の容量を、最終的
に20mlとした。この溶液の最終pHは8.3であった。150mg/kg体
重の投与量にて動物の腹腔内に注射した。注射直後から、ラットには15gの対
照食を与えた。
【0069】経口摂取されたロビニア・シュードアカシア由来レクチンの、高投与量化学療法 を受けたラットを保護する能力、特に消化管に与えるその組織保護効果。 それぞれ5匹のラットから成る5群に、ラクトアルブミンを含む標準食(表1
)を与えた。一つの群のラットには1日8gの標準食を3日間与え、次いで、1
50mg/kg体重の5−FU(表2)を注射した。
【0070】
【表2】
【0071】 最初の3日間は、ラットを対にして食餌を与え、次いで、5−FUの注射後は
自由な状態で(ab libitum)食餌を与えた。
【0072】 3群の動物には、3日間は間毎日、一日当たり25、50又は100mg/k
g体重のロビニア・シュードアカシア・レクチン(RPA)を胃管栄養法により
与え、次いで、その翌日に150mg/kgの5−FUを注射した。残りの群の
動物には100mg/kg体重のRPAを予備投与し、次いで、5−FUを注射
せずに、食餌をラクトアルブミン含有のものに戻した。5−FUを注射した後、
制限を与えることなく、動物の食餌をラクトアルブミン含有のものに戻した。実
験開始から7日後に動物を殺し、その死体を解剖して小腸、空腸及び回腸の湿重
量を記録した。その結果を表3に示す。
【0073】
【表3】
【0074】 この結果から、RPAの投与量の増加に伴って、測定した全ての組織の湿重量
について投与量に依存した増加が示される。従って、RPAの予備投与は、5−
FUによって誘発される損傷から、小腸、空腸及び回腸の組織を保護することが
できる。ラクトアルブミンのみを与えた動物(処理1)と比較した場合、100
mg/kgのRPAの予備投与(処理4)により、最も良好な組織保護効果が得
られた。100mg/kgのRPAの予備投与と5−FUの注射を行った動物(
処理4)の小腸、空腸及び回腸の湿重量は、100mg/kgのRPAのみを与
えた動物(処理5)のものとほぼ同じであった。
【0075】 小腸、空腸及び回腸の目視観察から、5−FU単独で処理した動物(処理1)
の消化管組織には、粘膜層は全くないか、又はあっても極薄いものであることが
示された。しかしながら、5−FUとRPAとで処理した動物は、正常な粘膜層
を持つ、健康そうな外観の消化管組織を有していた。
【0076】 この例から、5−FUの注射の前にロビニア・シュードアカシア・レクチン(
RPA)を経口投与することにより、小腸、空腸及び回腸に対する顕著な組織保
護効果が発揮された。
【0077】経口摂取したロビニア・シュードアカシア由来のホモテトラマーA4 及びB4 クチンの、高投与量化学療法を受けたラットを保護する能力、特に消化管に対す る組織保護効果。 それぞれ5匹のラットから成る5群に、ラクトアルブミンを含む標準食(表1
)、及び次の食餌計画(表4)を与えた。
【0078】
【表4】
【0079】 動物の一つの群(処理1)には標準食を与え続けた。第二の群には、3日間食
塩水溶液を胃管栄養法により毎日与え、次いで、150mg/kg体重の5−F
Uを注射した(処理2)。残りの2群の動物(処理3及び4)には、3日間、R
PAホモテトラマーのA4 又はB4 のいずれかを胃管栄養法により毎日与え、次
いで、150mg/kg体重の5−FUを注射した。5−FUを注射した後、処
理群2〜4を、制限を与えることなく、4日間標準食に戻した。実験開始から7
日後に動物を殺し、その死体を解剖して小腸、空腸及び回腸の乾重量を記録した
。その結果を表5に示す。
【0080】
【表5】
【0081】 この結果から、5−FUの処理によって、小腸、特に空腸に大きな効果が生ず
ることが示された。5−FUで処理した動物には、非処理対照(処理1及び2)
と比べて組織の乾重量の顕著な減少が見られた。しかしながら、ホモテトラマー
レクチンのA4 又はB4 のいずれかで予備処理しておくことにより、有意の組織
保護効果が現れた(処理3及び4)。とりわけ、A4 ホモテトラマーレクチンで
処理した動物の組織乾重量は非処理動物のそれとほとんど同じであった。
【0082】 小腸、空腸及び回腸の目視観察から、5−FU単独で処理した動物は消化管粘
膜組織に広範な損傷を与えることが示された。しかしながら、ホモテトラマーレ
クチンA4 又はB4 で処理した動物は、本質的に正常な外観の粘膜層を持ってい
た。
【0083】 この例から、5−FUの注射の前に投与すると、ロビニア・シュードアカシア
・レクチンホモテトラマーA4 又はB4 はいずれも消化管に対し有意の保護効果
を与えることができることが証明される。
【0084】参考文献 バナッハ、ザレンバ、サドウスカ(Banach M., Zaremba S., Sadouska M.)(1983)
。ロビニア・シュードアカシアから抽出されたレクチンの投与後のマウスにおけ
る、肝臓及び筋肉のグリコーゲン濃度、並びに血液のグルコース濃度の乱れ。Fo
lia Biol. (Krakow) Vol 31, pp 177-186 。 バードス、グラント、イーウェン、ドジッド、ブラウン、エングリスト、及びプ
スタイ(Bardocz, S., Grant, G., Ewen, S.W.B., Duguid, T.J., Brown, D.S.,
Englyst, K., and Pusztai, A.)(1995) 。ラットの胃腸内の管の生育と代謝に与
える植物凝集素の可逆的効果。Gut, 37, 353-360。 カルバルホ(Carvalho, A.F.F.U. de)(1992) 。食餌のインゲンマメレクチンはイ
ンスリン濃度に影響し、遺伝子発現を変えそして代謝を変える。博士論文。アバ
ディーン大学。
【0085】 デネカンプ(Denekamp, J.)(1996)。前臨床放射線生物学の広範囲スペクトラム:
英国の寄与。International Journal of Radiation Oncology, Biology and Phy
sics, 36, 497-509 。 ダベルガー及びデルモッテ(Duverger, E. and Delmotte, F.M.) 。ロビニア・シ
ュードアカシア L.の根の先端からのレクチンの精製。Plant Science 123, 9
-18, (1997) 。 エルキシ、エルクルト、オズバラス、バーガット、ドラン、及びセイレック(Erk
isi, M., Erkurt, E., Ozbarlas, S., Burgut, R., Doran, F., and Seyrek, E.
) (1996)。イソファミド及びドキソルビシンの単回投与量又は分割投与量との組
み合わせでの、組み換えヒト顆粒球コロニー刺激因子の軟組織肉腫患者への使用
。Journal of chemotherapy, 8, 224-228 。 フライシュマンとルジガー(Fleischmann, G. and Rudiger, H.) (1986)。ロビニ
ア・シュードアカシア種子の二つのレクチンの単離、分離及び部分的な特性決定
。Biol. Chem. Hoppe-Seyler, 367, 27-32。 ギートル及びジーグラー(Gietl, C. and Ziegler, H.) 。Biochem, Physiol. Pl
anzen 175, 58-66 (1080) 。 レーニンジャー、ネルソン及びコックス(Lehninger, A.L., Nelson, D.L. and C
ox, M.C.)(1997) 。Principles of biochemistry, Worth Publishers, New York
【0086】 ニシグチ、ヨシダ、スミゾノ及びタザキ(Nishiguchi, M., Yoshida, K., Sumizo
no, T. and Tazaki, T.)(1997)。ロビニア・シュードアカシア由来の樹皮レクチ
ンの糖結合特性についての、部位特異的突然変異誘発法による研究。FEBS Lette
rs, 403, 294-298。 ポールセン、ホフマン、コートマン、ポルシェン及びバンバーグ(Paulsen, M.,
Hoffmann, W., Kortmann, R.D., Porschen, R. and Bamberg, M.)(1996) 。放射
線腫瘍学における急性胃腸副作用−治療では何が安全か? 。Strahlenther. Onko
l. 172, 53-56 (Nr2) 。 ポドルスキー(Podolsky, D.K.)(1993)。腸の上皮増殖の調節:二三の答え、多数
の疑問。 プスタイ(Pusztai, A.)(1991) 。植物レクチン。Cambridge: Cambridge Univers
ity Press 。 プスタイ(Pusztai, A.)(1993) 。食餌としてのレクチンは消化管に対する代謝シ
グナルであり、免疫機能とホルモン機能とを調節する。Eur J of Clin Nut, 47,
691-699。 プスタイ、イーウェン、グラント、ピューマンス、ファンダメ、コーツ、バード
ス(Pusztai, A., Ewan, S.W.B., Grant,G., Peumans, W.J., Van Damme, E.J.M.
, Coates, M.E. and Bardocz, S.)(1995) 。レクチンだけでなく細菌もラットの
消化管レセプターのグリコシル化を修飾する。Glycoconjugate Journal, 12, 22
-35 。 レードラー、ベーレ、オットー及びレードラー(Raedler, A., Boehle A., Otto,
U., and Raedler, E.)(1982) 。副腎腫細胞上と正常腎臓細胞上とにさらされた
複合糖質の違い。Journal of Urology, 128, 1109-1113。
【0087】 サブール、ワンティジェム及びシュラー(Sabeur, G., Wantyghem, J and Schull
er, E.)(1986) 。ロビニア・シュードアカシア・レクチンによる、ヒトリンパ球
中の2’,3’−サイクリックヌクレオチド 3’−ホスホジエステラーゼの刺
激。Biochemie, 68, 581-585。 シャリフ、ブロッシャー及びブーリロン(Sharif, A., Brochier, J. and Bourri
llon, R.) (1977)。ロビニア・シュードアカシア種子レクチンによる、ヒトTリ
ンパ球の特異的活性化。Cellular Immunology, 31, 302-310。 シャリフ、レチビチチュイ、ブロッシャー、ゴウサルト及びブーリロン(Sharif,
A., Lethibichthuy, J., Brochier, J. Goussalt, Y. and Bourrillon, R.) (1
978)。T細胞存在下での、ロビニア・シュードアカシア・レクチンにより誘導さ
れるヒトBリンパ球の活性化。Immunology, 35, 643-649 。 スティール(Steel, G.G.)(1996) 、標的から遺伝子まで:放射線感受性の簡単な
歴史。Phys. Med. Biol., 41, 205-222 。
【0088】 ファンダメ、バーレ、スミーツ、トレケンス、ファンロイベン、ルージ及びピュ
ーマンス(Van Damme, E.J.M., Barre, A., Smeets, K., Torrekens, S., Van Le
uven, F., Rouge, P. and Peumans, W.J.)(1995a) 。ロビニア・シュードアカシ
アの樹皮にはレクチンの複合体混合物が含まれている。Plant Physiol., 107, 8
33-843。 ファンダメ、バーレ、ルージ、ファンロイベン及びピューマンス(Van Damme, E.
J.M., Barre, A., Rouge, P., Van Leuven, F. and Peumaas, W.)(1995b)。ニセ
アカシア(ロビニア・シュードアカシア)の種子レクチンは、樹皮レクチン遺伝
子と異なる二つの遺伝子によりコードされている。Plant Molecular Biology, 2
9, 1197-1210。 ファンハルタレン、ゴルツァク、タール、ヘルマホースト、エイルマン、ハート
及びゼトマルダー(Van Halteren,H.K., Gortzak, E., Taal, B.G., Helmerhorst
, Th.J.M., Aleman, B.M.P., Hart, A.A.M. and Zoetmulder, F.A.N.)(1993) 、
小腸の後期放射線障害による惹起される合併症のための外科的介入:回顧的分析
。European Journal of Surgical Oncology, 19, 336-341。 ワンティジェム、グールト、フレノイ、ターピン、及びゴウサルト(Wantyghem,
J., Goulut, C., Frenoy J.P., Turpin, E. and Goussault, Y.)(1986)。ロビニ
ア・シュードアカシア種子レクチンの精製と特性決定。再研究。Biochem J., 23
7, 483-489。 ヨー、ホロビッツ、ラッソ、ミューケ、アーマド及びチャタートン(Yeoh, E., H
orowitz, M., Russo, A., Muecke, T., Ahmad, A. and Chatterton, B.)(1993)
、International Journal of Radiation Oncology, Biology and Physics, 26,
229-237 。 ヨシダ、ババ、ヤマモト及びタザキ(Yoshida, K., Baba, K., Yamamoto, N. and
Tazaki, K)(1994) 。ロビニア・シュードアカシア内部樹皮のレクチンcDNA
のクローニング、そのレクチン及びそのmRNAの季節による濃度変化。Plant
Mol. Biol. (1994), 25, 845-853。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月28日(2000.2.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 スザンナ マグドルナ バードス イギリス国、エイビー2 9エスビー、ア バディーン、バクスバーン、グリーンバー ン ロード、ロウエット リサーチ サー ビシーズ (72)発明者 リチャード マイケル ジョン パーマー イギリス国、シービー4 4ダブリューイ ー、ケンブリッジ、ミルトン ロード、ケ ンブリッジ サイエンス パーク 280番 地、 アリザイム セラピューティクス リミティッド (72)発明者 ニール ウイリアム フィッシュ イギリス国、シービー4 4ダブリューイ ー、ケンブリッジ、ミルトン ロード、ケ ンブリッジ サイエンス パーク 280番 地、 アリザイム セラピューティクス リミティッド Fターム(参考) 4C084 AA02 AA07 BA44 CA13 DA31 MA52 ZB112 ZB262 4C088 AB59 AC04 AC05 AC06 AC11 MA52 ZB11 ZB26 4H045 AA10 AA20 AA30 BA05 BA53 CA30 DA80 EA07 EA22 GA01 GA15 GA23 GA25 GA26

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬剤において使用するためのロビニア・シュードアカシア・
    レクチン。
  2. 【請求項2】 その使用が、粘膜細胞の増殖を制御するため、細胞障害性薬
    剤により惹起される損傷を軽減及び/又は治療するため、代謝障害を軽減及び/
    又は治療するため、又はそれらの二以上の組み合わせのためである請求項1記載
    のロビニア・シュードアカシア・レクチン。
  3. 【請求項3】 その使用が粘膜炎を制御又は軽減及び/又は治療するための
    ものである請求項2記載のロビニア・シュードアカシア・レクチン。
  4. 【請求項4】 哺乳動物の細胞及び/又は組織、とりわけ、ヒトの細胞及び
    /又は組織のための、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のロビニア・シ
    ュードアカシア・レクチン。
  5. 【請求項5】 その細胞及び/又は組織が粘膜を含む粘膜細胞である請求項
    4記載のロビニア・シュードアカシア・レクチン。
  6. 【請求項6】 樹皮、種子、根、根粒、篩部、木部若しくは葉のレクチン又
    はそれらの二以上の組み合わせを含む請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載
    のロビニア・シュードアカシア・レクチン。
  7. 【請求項7】 ロビニア・シュードアカシア・レクチン由来のポリペプチド
    サブユニットのうちの少なくとも一つを含む請求項1〜請求項6のいずれか1項
    に記載のロビニア・シュードアカシア・レクチン。
  8. 【請求項8】 レクチンサブユニットのダイマー、トライマー若しくはテト
    ラマー又はそれらの二以上の組み合わせを含む請求項1〜請求項7のいずれか1
    項に記載のロビニア・シュードアカシア・レクチン。
  9. 【請求項9】 四つの樹皮ポリペプチドaサブユニットのテトラマー又は四
    つの樹皮ポリペプチドbサブユニットのテトラマー又は樹皮a及びbサブユニッ
    トの混合物のテトラマーを含む請求項8記載のロビニア・シュードアカシア・レ
    クチン。
  10. 【請求項10】 ホモテトラマー、ホモトライマー、ホモダイマー又はサブ
    ユニット単独のものを含み、60%以上のレベルにまで精製されたロビニア・シ
    ュードアカシア・レクチン。
  11. 【請求項11】 樹皮サブユニットa又はbを含む請求項10記載のロビニ
    ア・シュードアカシア・レクチン。
  12. 【請求項12】 好ましくは、60%以上のレベルにまで精製されているか
    、又は請求項10又は請求項11に記載されたロビニア・シュードアカシア・レ
    クチンを含む組成物。
  13. 【請求項13】 その組成物が薬学的に許容され得る賦形剤を含むものであ
    る請求項12記載の組成物。
  14. 【請求項14】 薬剤において使用するための請求項12又は請求項13記
    載の組成物。
  15. 【請求項15】 レクチンと薬学的に許容され得る賦形剤とを混合する工程
    を含む、請求項13又は請求項14記載の組成物の製造方法。
  16. 【請求項16】 粘膜細胞の増殖を制御するため、細胞障害性薬剤により惹
    起される損傷を軽減及び/又は治療するため、代謝障害を軽減及び/又は治療す
    るため、又はそれらの二以上の組み合わせのための薬剤の製造におけるロビニア
    ・シュードアカシア・レクチンの使用。
  17. 【請求項17】 その使用が、粘膜炎を制御又は軽減及び/又は治療するた
    めのものである請求項16記載のロビニア・シュードアカシア・レクチンの使用
  18. 【請求項18】 ロビニア・シュードアカシア・レクチンが樹皮、種子、根
    、根粒、篩部、木部若しくは葉又はそれらの二以上の組み合わせを含むものであ
    る請求項16又は請求項17記載の使用。
  19. 【請求項19】 そのレクチンが、サブユニットのダイマー、トライマー若
    しくはテトラマー又はそれらの二以上の組み合わせを含むものである請求項16
    〜請求項18のいずれか1項に記載の使用。
  20. 【請求項20】 そのレクチンがホモポリペプチドを含むものである請求項
    20記載の使用。
  21. 【請求項21】 そのレクチンが樹皮サブユニットa又はbのホモテトラマ
    ーである請求項16〜請求項21のいずれか1項に記載の使用。
  22. 【請求項22】 そのレクチンが、請求項10〜請求項11のいずれか1項
    に記載のものであるか、又は請求項12〜請求項14のいずれか1項に記載の組
    成物である、請求項16〜請求項21のいずれか1項に記載の使用。
  23. 【請求項23】 それを必要とする患者において粘膜細胞の増殖を制御する
    ため、細胞障害性薬剤により惹起される損傷を軽減及び/又は治療するため、代
    謝障害を軽減及び/又は治療するため、又はそれらの組み合わせのための方法で
    あって、個体に有効量のロビニア・シュードアカシア・レクチンを投与する工程
    を含む方法。
  24. 【請求項24】 患者が粘膜炎を患っているか、又は患いがちの者である請
    求項23記載の方法。
  25. 【請求項25】 患者が細胞障害性薬剤による治療を受けているか、又は受
    ける予定の者である請求項24又は請求項25記載の方法。
  26. 【請求項26】 患者がガンを患っている者である請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 ロビニア・シュードアカシア・レクチンが請求項1〜請求
    項14のいずれか1項に記載のものである、請求項23〜請求項26のいずれか
    1項に記載の方法。
  28. 【請求項28】 ロビニア・シュードアカシア・レクチンを含む食餌又は食
    餌補給剤。
JP2000508380A 1997-08-29 1998-08-28 ロビニア・シュードアカシア・レクチンとその使用 Pending JP2001514230A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GBGB9718413.9A GB9718413D0 (en) 1997-08-29 1997-08-29 Compositions
GB9718413.9 1997-08-29
PCT/GB1998/002612 WO1999011278A1 (en) 1997-08-29 1998-08-28 Robinia pseudoacacia lectin and its uses

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001514230A true JP2001514230A (ja) 2001-09-11

Family

ID=10818276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000508380A Pending JP2001514230A (ja) 1997-08-29 1998-08-28 ロビニア・シュードアカシア・レクチンとその使用

Country Status (13)

Country Link
EP (1) EP1009418B1 (ja)
JP (1) JP2001514230A (ja)
CN (1) CN1170587C (ja)
AT (1) ATE214935T1 (ja)
AU (1) AU740353B2 (ja)
CA (1) CA2301848A1 (ja)
DE (1) DE69804466T2 (ja)
ES (1) ES2175752T3 (ja)
GB (1) GB9718413D0 (ja)
HU (1) HU225762B1 (ja)
NZ (1) NZ502971A (ja)
RU (1) RU2214259C2 (ja)
WO (1) WO1999011278A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020132017A1 (en) 1996-12-09 2002-09-19 Moore Jeffrey G. Composition and method for preserving progenitor cells
US6310195B1 (en) 1997-06-24 2001-10-30 Imclone Systems Incorporated Nucleic acid encoding a lectin-derived progenitor cell preservation factor
US6991794B1 (en) 1997-06-24 2006-01-31 Imclone Systems Incorporated Progenitor cell preservation factors and methods for and products of their use
KR100473422B1 (ko) * 2003-06-12 2005-03-14 박원봉 렉틴 함유 천연물의 장용성 코팅용 조성물
DE202009017877U1 (de) * 2009-02-10 2010-08-05 Helvista Ag Lektinzusammensetzung zur Prophylaxe und/oder Behandlung von unerwünschten Arzneimittelnebenwirkungen
DE102010033458B4 (de) 2010-08-05 2016-03-10 Helvista Ag Emulgierte Lektinzusammensetzungen und ihre Verwendung
KR101836679B1 (ko) 2015-08-19 2018-04-20 중앙대학교 산학협력단 아까시나무 잎 추출물을 유효성분으로 함유하는 IL-1β 관련 질환 예방 또는 치료용 약학조성물
RU2746424C1 (ru) * 2019-11-05 2021-04-13 Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования «Астраханский государственный медицинский университет» Министерства здравоохранения Российской Федерации Способ выделения лектина бобов солодки гладкой
WO2023031751A1 (en) * 2021-08-30 2023-03-09 Unichem Laboratories Limited Protein compositions for the treatment of inflammatory diseases

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61280432A (ja) * 1985-06-05 1986-12-11 Asahi Chem Ind Co Ltd 抗腫瘍免疫細胞誘導方法
RU1799599C (ru) * 1990-11-16 1993-03-07 Львовский государственный медицинский институт Способ получени лектина

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999011278A1 (en) 1999-03-11
HUP0003537A2 (hu) 2001-02-28
ATE214935T1 (de) 2002-04-15
DE69804466D1 (de) 2002-05-02
DE69804466T2 (de) 2002-11-14
EP1009418A1 (en) 2000-06-21
CN1273533A (zh) 2000-11-15
ES2175752T3 (es) 2002-11-16
RU2214259C2 (ru) 2003-10-20
GB9718413D0 (en) 1997-11-05
HU225762B1 (en) 2007-08-28
HUP0003537A3 (en) 2002-01-28
AU740353B2 (en) 2001-11-01
CN1170587C (zh) 2004-10-13
NZ502971A (en) 2003-02-28
CA2301848A1 (en) 1999-03-11
AU8876398A (en) 1999-03-22
EP1009418B1 (en) 2002-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6110891A (en) Lectin compositions and uses thereof
RU2202361C2 (ru) Составы, содержащие лектин, и их применение
CN113248628B (zh) 一种乳源多肽衍生物及其在制备肥胖症防治药物、保健品和食品添加物中的应用
AU2011331901B2 (en) Anti-inflammatory compositions
CN115998838B (zh) 一种具有降血糖协同增效作用的组合物及其应用
CN103002736B (zh) 治疗葡萄糖代谢紊乱的方法
JP2001514230A (ja) ロビニア・シュードアカシア・レクチンとその使用
Sathya et al. Hypoglycemic effect of Gymnema sylvestre (retz.,) R. Br leaf in normal and alloxan induced diabetic rats
JPS6219525A (ja) 植物起源の生物活性物質の製造法および同物質含有組成物
US8765115B2 (en) Method of treatment of gastrointestinal disorders with IL-10
GROZAVESCU et al. Biochemical aspects of diabetes mellitus
EP0432400A2 (en) Pharmacologically active substance BPC, the process for its preparation and its use in the therapy
CN102105160A (zh) 用于增加血清抗氧化剂浓度的组合物和方法
CN105348380B (zh) 犬成纤维细胞生长因子21及其在治疗犬内分泌疾病中的用途
KR100518126B1 (ko) 렉틴조성물및이의용도
CN108142929A (zh) 一种含蚕蛹健康营养食品
TW202515594A (zh) 多胜肽及其用於調控血糖及/或減脂之用途
KR20250023259A (ko) 근육 감소 억제 효과를 갖는 갈색거저리 유충 단백 가수분해 펩타이드 조성물
CN120271695A (zh) 一种具有造血活性胶原蛋白肽及其在胶原水解物和制品中的应用
CN117919212A (zh) 一种具有抗肥胖功效的多肽组合物及其应用
CN121400500A (zh) 一种具有降血糖功能的配方驼乳粉及其制备方法和应用
CN118184736A (zh) 活性肽、含有活性肽的组合物及其应用
CN114887040A (zh) 一种辅助治疗糖尿病的蒸汽设备多维素及其制备方法和应用
Maccario et al. L-Arginine
CN114631628A (zh) 一种增加血液fgf21浓度的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060301

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090107