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JP2001512115A - 2h−1−ベンゾピラン及び合成中間体の製造方法 - Google Patents

2h−1−ベンゾピラン及び合成中間体の製造方法

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Publication number
JP2001512115A
JP2001512115A JP2000505150A JP2000505150A JP2001512115A JP 2001512115 A JP2001512115 A JP 2001512115A JP 2000505150 A JP2000505150 A JP 2000505150A JP 2000505150 A JP2000505150 A JP 2000505150A JP 2001512115 A JP2001512115 A JP 2001512115A
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JP
Japan
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alkyl
group
formula
aryl
substituted
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2000505150A
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English (en)
Inventor
デズミュル ジャンロジェ
レオン パトリク
コスィ ジャナン
カーン フィリップ
ラコトアリソア ハジャ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhodia Chimie SAS
Original Assignee
Rhone Poulenc Chimie SA
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Publication date
Application filed by Rhone Poulenc Chimie SA filed Critical Rhone Poulenc Chimie SA
Publication of JP2001512115A publication Critical patent/JP2001512115A/ja
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    • C07D417/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00
    • C07D417/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings
    • C07D417/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having nitrogen and sulfur atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D415/00 containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、次式I: 【化1】 (ここで、R1〜R5は請求項1に記載の通りである) の化合物の製造法に関し、これは次式II: 【化2】 (ここで、R1〜R4は式Iいついて定義した通りである) のフェノール誘導体を次式III: 【化3】 {ここで、n、Y及びR5は式Iについて定義した通りであり、Eは保護されていてよい−CHO官能基である) の化合物と無機又は有機酸の存在下に反応させることからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、薬理学的に活性なチアゾリジノン類の製造における合成中間体であ
る2H−1−ベンゾピラン(又は3−クロメン)誘導体の製造方法に関する。
【0002】 次式A:
【化22】 のチアゾリジノン類の脂肪血減少及び抗糖尿活性が約10年間にわたり研究され
てきた。特許US4,572,912、US4,873,255及びUS5,1
04,888は、これらの化合物の真性糖尿病及びその合併症、例えば白内障、
網膜症、ニューロパシー、ネフロパシー及びある種の血管障害の治療のみならず
、高脂肪血症の治療における有用性を明らかにしている。
【0003】 それらの製造方法は、特に、次式B:
【化23】 (ここで、WはCH2、CO、CH−CR又はC=N−OR基であり、UはCH2 であるか、或いはUとWは一緒になって二重結合を形成し、Arはアリール又は
ヘテロアリール型の2価の芳香族基である) のニトロ化された反応中間体の形成を伴う。 これらの化合物について、W及びUが共にCH2であるときに、本質的に三つ の異なった合成経路が提供された。
【0004】 第一の経路は、nが2であるニトロ化誘導体Bの製造に特に適しており、クロ
マニル核の形成のためには下記の反応:
【化24】 を伴う。
【0005】 第二に、クロマニル核の構成は、下記の工程:
【化25】 を経て進行する。 しかし、得られた4−オキソクロマン誘導体は、所望の置換基が2位置に導入
されるためには及び4−オキソクロマニル核がクロマニル核に転化されるために
はいくつかの他の転化を受けなければならない。
【化26】
【0006】 第三の合成経路は、2位置に適当に置換した4−オキソクロマン型の誘導体B
を迅速に製造するのを可能にさせるが、それを3−クロメニル、次いでクロマニ
ルに再転化させることを要求する。
【化27】
【0007】 特許EP207,581は、次式I:
【化28】 の化合物を製造するにあたり、次式LXI:
【化29】 の化合物を使用することを含む上記の式Iの化合物の製造方法を開示している。
【0008】 本発明は、2位置が適当に置換した3−クロメニル核の直接的な構成によって
nが1の値を有する中間体誘導体Bを迅速にアクセスするのを可能にさせる製造
方法を別の形態で提供する。 より一般的には、本発明の方法は、次式I:
【化30】 [ここで、 R1、R2、R3及びR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子;ハ
ロゲン原子;チオール;(C1−C25)アルキルチオ;(C1−C25)アルコキシ
;(C1−C25)アルキル;1個以上のYY基により置換された(C1−C25)ア
ルキル;(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルキル;1個以上の(C1−C 6 )アルキル基により置換されていてよい(C3−C10)シクロアルキル;(C6 −C12)アリール;ヒドロキシル;WW基により保護されたヒドロキシル;(C 1 −C7)アルカノイル;1個以上のZZ基により置換された(C2−C7)アルカ
ノイル;(C7−C13)アリールカルボニル;(C3−C10)シクロアルキル−カ
ルボニル(シクロアルキル部分に1個以上の(C1−C6)アルキル基が置換して
いてよい);カルボキシル;(C2−C7)アルコキシカルボニル;(C6−C12 )アリールオキシ−カルボニル;(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルコ キシカルボニル;ニトロ;シアノ;次式A0
【化31】 {ここで、R6及びR7は、独立して水素原子、(C1−C6)アルキル、(C6− C12)アリール−(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、(C6 −C12)アリール、(C1−C7)アルカノイル、(C6−C12)アリール−(C1 −C6)アルカノイル、(C6−C12)アリール−カルボニル及び(C2−C7)ア
ルコキシカルボニルから選択される基であり、又はR6とR7はそれらを持ってい
る窒素原子と一緒になって5員〜10員の複素環(これはN、O及びSから選択
される1〜3個の追加の環内複素原子を含むことができ、また該複素環は(C1 −C6)アルキル、(C1−C7)アルカノイル、(C3−C7)アルケニルカルボ ニル、(C3−C7)アルキニルカルボニル及び(C6−C12)アリール−カルボ ニルから選択される1個以上の基により置換されていてよい)を形成する} の基及び次式B0
【化32】 {ここで、R'6及びR'7は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素
原子、(C1−C6)アルキル、(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルキル 、(C3−C10)シクロアルキル及び(C6−C12)アリールから選択され、又は
R'6とR'7はそれらを持っている窒素原子と一緒になって5〜10員の複素環(
これはN、O及びSから選択される1〜3個の追加の環内複素原子を含むことが
でき、また該複素環は(C1−C6)アルキル、(C1−C7)アルカノイル、(C 3 −C7)アルケニルカルボニル、(C3−C7)アルキニルカルボニル及び(C6 −C12)アリール−カルボニルから選択される1個以上の基により置換されてい
てよい)を形成する} の基から選択されるか、或いは R1はヘテロアリールカルボニルオキシ(このヘテロアリール部分は5〜10 員環であり、O、N又はSから選択される1〜3個の複素原子を含む);(C6 −C12)アリール−(C1−C6)アルキル−カルボニルオキシ;(C6−C12) アリール−(C2−C6)アルケニル−カルボニルオキシ、(C6−C12)アリー ル−(C2−C6)アルキニル−カルボニルオキシ;(C6−C12)アリール−( C1−C6)アルコキシ−カルボニルオキシ;(C6−C12)アリール−(C2−C 6 )アルケニルオキシカルボニルオキシ及び(C6−C12)アリール−(C2−C6 )アルキニルオキシカルボニルオキシ(これらの基はアリール又はヘテロアリー
ル核に1個以上のZ置換基が置換していてよい)から選択される基であるか、或
いは R1は−O−CO−SO3L基(ここで、Lは水素原子、(C6−C12)アリー ル−(C1−C3)アルキル、(C1−C5)アルキル、又は1個以上のヒドロキシ
ル若しくは(C1−C5)アルコキシにより置換された(C1−C5)アルキルであ
る)であるか、或いは R4とR5は一緒になって(C1−C4)アルキレンジオキシ基を形成するか、或
いは R5は水素原子、(C1−C25)アルキル、(C6−C12)アリール−(C1−C 6 )アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、1個以上の(C1−C6)アルキル
により置換された(C3−C10)シクロアルキル、N、O及びSから選択される 1〜3個の複素原子を含む1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されてい
てよい5〜10員のヘテロアリール、又は1個以上の(C1−C6)アルキルによ
り置換されていてよい(C6−C12)アリール型の基であり、 nは1〜10の整数であり、 Yはハロゲン原子、特に塩素原子若しくは臭素原子又は基−OArであり、こ
こで、 Arは(C6−C12)アリール又はO、N及びSから選択される1〜5個の環 内複素原子を含む5〜10員のヘテロアリールから選択される基であり、該基は
−CHO;次式:
【化33】 (ここで、R'及びR"は独立して(C1−C6)アルキルであるか、或いはR'と R"は一緒になって(C2−C6)アルキレン鎖を形成する) の基;−CH2OP(ここで、pはヒドロキシル官能基の保護基である);ニト ロ又は−NHRa(ここで、Raはニトロにより置換されていてよい(C1−C4 )アルキル、ニトロにより置換されていてよい(C2−C5)アルキルカルボニル
、ニトロにより置換されていてよい(C1−C4)アルキルスルホニル、アリル又
はベンジルある)型の基の1個以上により置換されており、或いは Arは、次式:
【化34】 {ここで、R9及びR10は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素 原子、(C1−C10)アルキル基、及びヒドロキシル、(C1−C5)アルコキシ 、(C6−C12)アリール、(C1−C23)アルカノイルオキシ、(C3−C23) アルケニルカルボニルオキシ、(C3−C23)アルキニルカルボニルオキシ、1 個以上のZZ置換基により置換された(C1−C23)アルカノイルオキシ、1個 以上のZZ置換基により置換された(C3−C23)アルケニルカルボニルオキシ 、1個以上のZZ置換基により置換された(C3−C23)アルキニルカルボニル オキシ、(C6−C12)アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニル オキシ(このヘテロアリール核は5〜10員からなり、O、S及びNから選択さ
れる1〜5個の環内複素原子を含む)、式:−COOR11の基及び式:−CON
1213の基から選択される1個以上の基により置換された(C1−C10)アル キル基から選択され、ここで、 R11は水素原子、(C6−C12)アリール−(C1−C3)アルキル、又はヒド ロキシル若しくは(C1−C5)アルコキシにより1度以上置換されていてよい(
1−C5)アルキルであり、 R12及びR13は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素原子及び
(C1−C5)アルキルから選択されるか、或いはR12とR13はそれらを持ってい
る窒素原子と一緒になって5〜7員の複素環(該複素環はO、S及びNから選択
される1又は2個の追加の環内複素原子を含むことができ、また該複素環はその
追加の窒素原子上に(C1−C5)アルキル、(C1−C5)アルカノイル、(C3 −C5)アルケニルカルボニル又は(C3−C5)アルキニルカルボニルが置換し ていてよい)を形成し、 R14は水素原子であるか、或いはR14とR9は一緒になって結合を形成する} の基により置換された、フェニルような(C6−C12)アリールであり、 Zは1個以上のハロゲン原子により置換されていてよい(C1−C5)アルキル
、(C1−C5)アルコキシ、ハロゲン原子、アミノ、(C1−C5)アルキルアミ
ノ、ジ(C1−C5)アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル又は−CO
NRR'(ここで、R及びR'は独立して(C1−C5)アルキル及び(C6−C12 )アリールから選択される)であり、 YYはヒドロキシル;WW基により保護されたヒドロキシル;1個以上のZZ
基により置換されていてよい(C1−C7)アルカノイル;1個以上のZZ基によ
り置換されていてよい(C3−C7)アルケニルカルボニル;1個以上のZZ基に
より置換されていてよい(C3−C7)アルキニルカルボニル;(C6−C12)ア リール−カルボニル;1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されていてよ
い(C3−C10)シクロアルキル−カルボニル;カルボキシル;(C2−C7)ア ルコキシカルボニル;(C6−C12)アリール−オキシカルボニル、(C6−C12 )アリール−(C1−C6)アルコキシ−カルボニル;ヒドロキシイミノ;ヒドロ
キシル基がWW基により保護されたヒドロキシイミノ;式A0の基又は式B0の基
(A0及びB0基は上で定義した通りである)であり、 ZZはカルボキシル;(C2−C7)アルコキシカルボニル又は(C6−C12) アリールであり、 WWは(C1−C6)アルキル、1個以上のZZ基により置換された(C1−C6 )アルキル、1個以上のZZ基により置換されていてよい(C1−C7)アルカノ
イル;1個以上のZZ基により置換されていてよい(C3−C7)アルケニルカル
ボニル;1個以上のZZ基により置換されていてよい(C3−C7)アルキニルカ
ルボニル;(C6−C12)アリール−カルボニル;(C3−C10)シクロアルキル
−カルボニル;(C2−C7)アルコキシカルボニル;(C6−C12)アリール− オキシカルボニル;スルホ又は上で定義した式B0の基である] の化合物の製造を可能にさせる。
【0009】 本発明に関して、アルキルは、線状又は分岐状の炭化水素よりなる基を意味す
るものと理解されたい。この定義は、アリールアルキル、アルコキシ、アルキル
チオ、アリールアルコキシ、アルカノイル、アルコキシカルボニル、アリールア
ルコキシカルボニル、アリールアルカノイル、アリールアルコキシカルボニル、
アリールアルキルカルボニルオキシ、アリールアルコキシカルボニルオキシ、ア
ルキルアミノ及びジアルキルアミノ基のアルキル基に対しても有効である。アル
キル基の例は、メチル、エチル、プロピル、イソピロピル、ブチル、イソブチル
、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、2−メチルブチル、1
−エチルプロピル、ヘキシル、イソヘキシル、ネオヘキシル、1−メチルペンチ
ル、3−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、
2−エチルブチル、1−メチル−1−エチルプロピル、ヘプチル、1−メチルヘ
キシル、1−プロピルブチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、1−メチ
ルヘプチル、2−エチルヘキシル、5,5−ジメチルヘキシル、ノニル、デシル
、1−メチルノニル、3,7−ジメチルオクチル及び7,7−ジメチルオクチル
基である。
【0010】 アルケニルは、1個以上の二重結合を示す線状又は分岐状の不飽和炭化水素よ
りなる基を意味するものと理解されたい。同様に、アルキニルは、1個以上の三
重結合を素線状又は分岐状の不飽和基である。これらの定義は、当然に、アリー
ルアルケニル、アリールアルキニル、アリールアルケニルカルボニルオキシ、ア
リールアルキニルカルボニルオキシ、アリールアルケニルオキシカルボニルオキ
シ及びアリールアルキニルオキシカルボニルオキシ基におけるアルケニル及びア
ルキニル断片に当てはまる。
【0011】 シクロアルキル基は、環状の飽和炭化水素よりなる基、例えば、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル及びシクロオクチルに相当する。
【0012】 C6−C12アリール基は、6〜12個の炭素原子を含有する単環式又は多環式 炭素環式芳香族基、例えばフェニル又はナフチル(好ましくは、1又は2−ナフ
チル)である。
【0013】 1〜5個の環内複素原子を含む5〜10員の複素環式基は、単環式又は多環式
である。例は、ピリジン、フラン、チオフェン、ピロール、ピラゾール、イミダ
ゾール、チアゾール、イソオキサゾール、イソチアゾール、ピリダジン、ピリミ
ジン、ピラジン及びトリアジンである。ピリジン、フラン、チオフェン及びピロ
ール核が特に好ましいことを理解されたい。
【0014】 ヒドロキシル官能基の保護基は、斯界で一般に使用されているものである。そ
れらは、特に、グリーンT.W.及びウッツP.G.M.著「有機合成における
保護基」、ジョン・ウイリー&ソンズ社発行、1991に記載されている。 例として、エーテル型の−OP基(例えば、メチル、t−ブチル、アリル、ベ
ンジル、トリメチルシリル及びトリチル基)、アセタール及びケタール型の−O
P基(例えば、2−テトラヒドロピラニルオキシ基、2−テトラヒドロチオフラ
ニルオキシ基又は2−テトラヒドロチオピラニルオキシ基)、アセテート又はベ
ンゾエート型の−OP基(例えば、Pがアセチル基、ベンゾイル基又はp−ニト
ロベンゾイル基であるもの)、カーボネート型の−OP基又はカルボン酸又は非
カルボン酸エステル型の−OP基が挙げられる。
【0015】 −NR67又は−NR'6R'7が窒素原子に加えてO、S及びNから選択される
1〜3個の追加の環内複素原子を含んでもよい5〜10員の複素環を形成すると
きは、この複素環は芳香族であることができる。少なくとも1個の窒素原子を含
む上記の特定のヘテロアリール及びそれらの部分的に又は完全に飽和の誘導体が
複素環の例である。さらにモルホリンが挙げられる。置換されていてもよい−N
67又は−NR'6R'7複素環の好ましい例は、1−ピロリル、1−イミダゾリ
ル、3−チアゾリジニル、1−ピロリジニル、1−ピロリニル、1−イミダゾリ
ニル、1−イミダゾリニル、3−メチル−1−イミダゾリニル、3−エチル−1
−イミダゾリニル、3−アセチル−1−イミダゾリニル、3−バレリル−1−イ
ミダゾリニル、ピペリジノ、1−ピペラジニル、4−プロピル−1−ピペラジニ
ル、4−ペンチル−1−ピペラジニル、4−ホルミル−1−ピペラジニル、4−
ベンゾイル−1−ピペラジニル、4−アクリロイル−1−ピペラジニル、4−ブ
チリル−1−ピペラジニル及びモルホリノである。
【0016】 アクリロイル基は、アルキルカルボニル基を意味する。例として、ホルミル、
アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、
ピバロイル、ヘキサノイル及びヘプタノイル基が挙げられる。
【0017】 ハロゲン原子は、塩素、臭素、沃素及び弗素原子を意味するものと理解された
い。
【0018】 R1〜R7、R'6、R'7,Ar、Z、WW、YY及びZZ置換基のそれぞれの大
きさは上で特定した通りである。基の名称の前にある表現(Cx−Cy)はこの基
がx〜y個の炭素原子を含むことを示すものと理解すべきである。例えば、(C 3 −C7)アルケニルカルボニルは合計(カルボニル基も含めて)で3〜7個の炭
素原子を含むアルケニルカルボニル基である。本発明に関して、基の化学名がハ
イフンを含むときは、表現(Cx−Cy)は括弧でくくった基の断片にもっぱら係
わるものである。従って、(C6−C12)アリール−カルボニルは、アリールカ ルボニル基のアリール断片が6〜12個の炭素原子を含むことを意味し、このこ
とは問題のアリールカルボニル基が7〜13個の炭素原子を含むことを意味する
【0019】 上記の式Iの化合物の定義においてR14とR9が一緒になって結合を形成する ときは、Arは、次式:
【化35】 (ここで、R10は上で定義した通りである) の基により置換された(C6−C12)アリール基である。
【0020】 式Iの好ましい化合物は、 R1が水素原子、チオール、(C1−C6)アルキルチオ、(C1−C10)アルキ
ル、ヒドロキシル、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1−C6)アルキルア
ミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C6−C12)アリール、(C3−C10
シクロアルキル又は(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルキル基であり、 R2、R3、R4及びR5が、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は
(C1−C4)アルキルであり、 nが1であり、 Yが−OArであり、 Arがフェニル又はナフチルであって、そのp−及び(又は)m−位が−CH
O;次式:
【化36】 (ここで、R'及びR"は独立して(C1−C6)アルキルであるか、又はR'とR"
は一緒になって(C2−C6)アルキレン鎖を形成する) の基;−CH2OP(ここで、pはヒドロキシル官能基の保護基である);ニト ロ又は−NHRa(ここで、Raはニトロにより置換されていてよい(C1−C4 )アルキル、ニトロにより置換されていてよい(C2−C5)アルキルカルボニル
、ニトロにより置換されていてよい(C1−C4)アルキルスルホニル、アリル又
はベンジルである)型の基の1個以上により置換されているものであるか、或い
は Arは、次式:
【化37】 (ここで、R9、R10及びR14は、同一であっても異なっていてもよく、上で定 義した通りである) の基により置換されたフェニル基である 化合物である。
【0021】 これらの化合物うちでも、R1がヒドロキシル、チオール、(C1−C4)アル コキシ又は(C1−C4)アルキルチオであり、Yが−OArであり且つArがニ
トロ基により又は次式:
【化38】 (ここで、R9、R10及びR14は上で定義した通りである) の基により置換されたフェニルであるものが特に有益である。
【0022】 式Iの好ましい化合物は、展開した次式:
【化39】 を有する。
【0023】 別の部類の好ましい化合物は、次式:
【化40】 (ここで、R9、R10及びR14は上で定義した通りである) の化合物からなる。 これらのうちでも、R9とR14が一緒になって結合を形成する化合物が特に有 益である。
【0024】 さらに詳しくは、本発明の方法は、次式II:
【化41】 (ここで、R1、R2、R3及びR4は上で定義した通りである) のフェノール誘導体を次式III:
【化42】 {ここで、n、Y及びR5は上で定義した通りであり、 Eは−CHO又は次式:
【化43】 (ここで、T1は水素原子、(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル 又はトリ(C1−C6)アルキルシリルであり、 T2は(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル又はトリ(C1−C6 )アルキルシリルであり、或いは T1とT2は一緒になって−alk−又は次式:
【化44】 (ここで、alkは1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されていてよい
1−C3アルキレン鎖であり、R0、R、R'及びR"は(C1−C6)アルキルで ある) の鎖を形成する) の基である} の化合物と無機又は有機酸の存在下に反応させることを含む。
【0025】 酸性媒体中で反応性であるR1、R2、R3、R4、R5及びAr置換基に存在す る官能基が前もって保護されることは言うまでもない。これを実施するのに好適
な保護方法は、斯界で知られたもの、例えば、グリーンT.W.及びウッツP.
G.M.著「有機合成における保護基」、ジョン・ウイリー&ソンズ社発行、1
991及びコチエンスキーP.J.「保護基」、ジョージ・チエム・フェルラー
ク社、1994に記載されているものである。式IIのフェノール誘導体を式III の化合物と反応させた後、これらの官能基の脱保護はそれ自体知られた方法で実
施することができる。
【0026】 式IIのフェノール誘導体と式IIIの化合物との反応は、酸性媒体中で反応中間 体を形成させ,これが式Iの化合物を与えるように環化する。その結果、この反
応は、一般的には式IIの化合物と式IIIの化合物との縮合によって表示される。
【0027】 本発明の好ましい形態によれば、縮合反応は、溶媒中で実施される。反応溶媒
は、縮合中に使用される無機又は有機酸のタイプによる。縮合反応は、特にルイ
ス酸か或いは強プロトン酸の存在下に実施することができる。 有機又は無機酸の金属塩、半金属塩をそれぞれルイス酸として使用することが
できる。 特に、有機酸塩の例として、元素の周期律表の第IIIa、IVa、VIII、IIb、I
IIb、IVb、Vb及びVIb族の金属又は半金属元素の酢酸塩、プロピオン酸塩、
安息香酸塩、メタンスルホン酸塩又はトリフルオルメタンスルホン酸塩が挙げら
れる。 無機酸塩に関しては、元素の周期律表の第IIIa、IVa、VIII、IIb、IIIb、
IVb、Vb及びVIb族の金属又は半金属元素の塩化物、臭化物、沃化物、硫酸塩
、酸化物及び類似の物質が挙げられる。 本発明においては、フランス化学会誌No.1(1966)で発行された元素
の周期律表が参照される。
【0028】 本発明の方法で使用される塩類は、特に、元素の周期律表の第IIIa族の元素 、好ましくはスカンジウム、イットリウム及びランタニド;第IVa族の元素、好
ましくはチタン又はジルコニウム:第VIII族の元素、好ましくは鉄;第IIb族の
元素、好ましくは亜鉛;第IIIb族の元素、好ましくは硼素、アルミニウム、ガ リウム又はインジウム;第IVb族の元素、好ましくは錫;第Vb族の元素、好ま
しくはビスマス;第VIb族の元素、好ましくはテルルの塩類である。
【0029】 縮合反応に特に好適なルイス酸は、ハロゲン化硼素、ハロゲン化錫、ハロゲン
化亜鉛、ハロゲン化鉄、ハロゲン化ビスマス及びチタンアルコキシドである。ル
イス酸として、三弗化硼素(BF3・Et2O)、四臭化錫(SnBr4)、三塩 化第二鉄(FeCl3)、臭化亜鉛(ZnBr2)、塩化亜鉛(ZnCl2)、チ タンテトラ(イソプロポキシド)(Ti(OiPr)4)又は三塩化ビスマス( BiCl3)を選択することが特に望ましい。
【0030】 使用できる強プロトン酸は、塩酸、硫酸又は硝酸のような性質上無機のもので
あるか、或いは、アルキルカルボン酸(そのアルキル基は1個以上の電子引抜性
の基により置換されていてよい)(酢酸及びトリフルオル酢酸)、アリールカル
ボン酸(そのアリール核は1個以上の電子引抜性の基により置換されていてよい
)(p−トルエンスルホン酸)、アルキルスルホン酸(そのアルキル基は1個以
上の電子引抜性の基又は別の基により置換されていてよい)(トリフルオルメタ
ンスルホン酸)又はアリールスルホン酸(そのアリール核は1個以上の電子引抜
性の基又は別の基により置換されていてよい)のような性質上有機のもののいず
れかである。
【0031】 溶媒の選択は、選択された酸に依存する。プロトン酸の存在下では、溶媒は、
低級C1−C4アルコール(好ましくは、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、イソプロパノール及びt−ブタノール)、ハロゲン化溶媒(ジクロルメタ
ン、1,2−ジクロルエタン、モノクロルベンゼン、1,2−ジクロルベンゼン
、1,3−ジクロルベンゼン、1,4−ジクロルベンゼン及び1,2,4−トリ
クロルベンゼン型のもの)、エーテル(例えば、ジエチルエーテル及びメチルt
−ブチルエーテル)及び芳香族炭化水素(好ましくは、ベンゼン、トルエン、キ
シレン、アニソール、クメン及びより一般的にはアルキルベンゼン)又はアセト
ニトリルから関係なく選択することができる。 例示すれば、溶媒の選択は、使用する酸がプロトン酸である場合には、好まし
くは低級C1−C4アルコールになる。 例えば、プロトン酸が硫酸である時は、エタノールが特に適している。
【0032】 ルイス酸の存在下では、アルコールを使用することはほとんど推奨されない。
この例外は別として、有機又は無機酸がルイス酸であるときは、上記の溶媒のど
れも選択することができる。 しかし、ジクロルメタン及び1,2−ジクロルエタン型の塩素化溶媒或いはジ
エチルエーテルのようなエーテルは、使用する酸がルイス酸であるときはいずれ
も特に好ましいことを理解されたい。 言うまでもなく、当業者ならば、斯界の一般常識を使用して、選択した酸に従
ってどのように溶媒を適用させるかを全く知っているであろう。
【0033】 同じように、縮合中の反応温度の調節は、関与した酸のタイプに依存する。酸
がルイス酸であるときは、温度は−78℃から溶媒の還流温度、さらに好ましく
は0℃から溶媒の還流温度の間に保持される。酸がプロトン酸であるときは、縮
合中の温度は有益には有益には0〜100℃、さらに好ましくは25〜80℃で
ある。
【0034】 縮合中は、式IIのフェノール誘導体の1モルが式IIIの化合物の1モルと反応 する。しかし、僅かに過剰の式IIIの化合物の存在下に操作することが好ましい 。しかして、式IIIの化合物対式IIのフェノール誘導体とのモル比は有利には1 〜1.5、好ましくは1〜1.3である。 反応混合物に導入すべき酸の量は、一部について、式IIのフェノール誘導体の
1モル当たり0.1〜3モルの間の有機又は無機酸である。
【0035】 溶媒中の反応体の濃度は、本発明にとって重要ではない。それは、広い範囲で
変動できる。しかし、良好な結果は、式II及びIIIの化合物の濃度を0.01〜 2モル/l、好ましくは0.1〜1モル/lの間に、例えば0.2モル/lに保
持することによって得られる。
【0036】 式IIの化合物は、商業的に入手できるか、又は当業者の範囲内で簡単な転化工
程を使用することによって商業的な製品から容易に得られる。
【0037】 式IIIの化合物であってそのYが−OArであり且つEが次式:
【化45】 (ここで、T1及びT2は前記の式Iについて定義した通りである) の基であるものは、式IV:Ar−OH(ここで、Arは前記の式Iについて定義
した通りである)の芳香族誘導体を次式V:
【化46】 (ここで、R5及びnは式Iについて定義した通りであり、Eは次式:
【化47】 (ここで、T1及びT2は上で定義した通りである) の基であり、Xは離脱する基である) の化合物と塩基及び随意の触媒量の沃化物イオンの存在下に反応させることによ
って簡単に製造することができる。
【0038】 離脱基として、ハロゲン原子(Cl、Br又はI)、トリフルオルメタンスル
ホネート基、(C1−C4)アルキルスルホニルオキシ基又は(C6−C12)アリ ールスルホニルオキシ基((C1−C4)アルキルにより置換されていてよい)、
例えばp−トルエンスルホニルオキシ基が挙げられる。離脱基の正確な性質は、
その離脱基がそれを持っているsp3炭素上にArO-型の陰イオンを作用させる
ことによって置き換えられ得ることを条件として、本発明にとって重要なことで
はない。
【0039】 Xが塩素又は臭素であるときは、式Vの化合物は、Yが塩素原子又は臭素原子
である式IIIの化合物に相当する。
【0040】 この段階で使用される塩基は、反応混合物中でArOHからArO-を形成さ せるのを可能にさせる。 これは、この場合における反応性の本体がArO-陰イオンであると理解され るためである。しかして、使用する塩基は、ArOHのヒドロキシルからプロト
ンを解き離すのに十分に強くなければならない。適切な塩基は、特に炭酸アルカ
リ土類及びアルカリ土類金属、水酸化アルカリ及び四級化できない第三アミンで
ある。その例は、KOH、NaOH、K2CO3及びNa2CO3である。
【0041】 四級化できない第三アミンは、強く立体障害のある窒素原子を有する。この窒
素原子は、少なくとも2個の嵩張った基を持っている。四級化できない第三アミ
ンの例は1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(DBU)
及び1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン(DBN)である。
四級化できない第三アミンの他の例は、窒素が持っている基の少なくとも一つが
分岐状の脂肪族基である第三アミン、好ましくはそのような基の少なくとも二つ
が分岐状の脂肪族基であるものである。
【0042】 本発明にとって好適であるアミンの例として、次式:
【化48】 (ここで、R'、R"及びR'"は、同一であっても異なっていてもよく、 ・1〜12個の炭素原子を有する飽和又は不飽和の線状又は分岐状の脂肪族基、 ・5〜7個の炭素原子を有する飽和又は不飽和のシクロ脂肪族基、又は ・フェニル基であり、 ただし、R'、R"及びR'"基の少なくとも一つは分岐状の脂肪族基であり、ま
たR'、R"及びR'"基の多くとも一つはフェニル基でるものとする) に相当するものが挙げられる。
【0043】 分岐状の基としては、好ましくは、窒素原子に関してα−位置の炭素上に分岐
を示す分岐状の脂肪族基が選択される。 これらのアミンのうちでも、好ましくは、R'、R"及びR'"基の少なくとも二
つが、分岐が窒素原子に関してα−位置の炭素上に位置している分岐状の脂肪族
基であるものが選択される。
【0044】 R'、R"及びR'"基の例として、メチル、エチル、プロピル、イソピロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル、イソペンチル、
ネオペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、オクチル、イソオクチ
ル、デシル、ドデシル、シクロヘキシル及びフェニル基が挙げられる。
【0045】 本発明にとって非常に適している第三アミンの例として、 ・トリエチルアミン、 ・N,N−ジイソプロピルメチルアミン、 ・N,N−ジイソプロピルエチルアミン、 ・N,N−ジイソプロピルプロピルアミン、 ・N,N−ジ(sec−ブチル)エチルアミン、 ・N,N−トリイソプロピルアミン、 ・N,N−ジイソプロピルアリルアミン、 ・N,N−ジ(sec−ブチル)アリルアミン、 ・N,N−ジシクロヘキシルエチルアミン、 ・N,N−ジイソプロピルエタノールアミン が挙げられる。
【0046】 ArOHと式Vの化合物との反応は、触媒量の沃化物イオンの存在下に実施す
ることができる。沃化物源は重要ではない。それは、沃化アルカリ金属(例えば
、沃化カリウム又は沃化ナトリウム)又は沃化アンモニウム、例えば沃化第四ア
ンモニウム(例えば、沃化テトラブチルアンモニウム)であってよい。 この段階では、1モルのArOHが1モルの式Vの化合物と反応することは明
らかである。しかし、わずかに過剰の式Vの化合物をArOHと反応させること
が好ましい。
【0047】 式Vの化合物対式IVの化合物(ArOH)のモル比は、1〜1.5、好ましく
は1〜1.2の範囲で有利に選択される。 塩基の使用量は、全てのArOHをArO-に転化させるのに十分であるべき である。この目的のためには、それが過剰であることが好ましい。しかして、塩
基対式IVの芳香族化合物のモル比は1〜3の範囲に固定される。
【0048】 本発明によれば、触媒量の沃化物イオンで十分である。しかして、反応混合物
に導入される沃化物イオンの量は、好ましくは式Vの化合物1モル当たり0.1
〜1モルの間で変動する。
【0049】 ArOHと式Vの化合物との反応は、周囲温度(ほぼ25℃)で実施すること
ができる。それでも、この温度を200℃まで上昇させることが可能である。し
かし、温度は好ましくは50〜100℃である。
【0050】 塩基の存在下での式IVの化合物と式Vの化合物との反応は、溶媒中で、好まし
くは、求核的置換を促進させる溶媒、例えば極性の非プロトン溶媒中で実施され
る。このタイプの溶媒は、例えば、スルホキシド(例えば、ジメチルスルホキシ
ド)、アミド(ジメチルホルムアミド型のもの)、ケトン(例えば、アセトン又
はメチルビニルケトン)及びエステル(例えば、酢酸エチル)である。
【0051】 溶媒中の反応体の濃度は本発明では決定的ではない。それでも、式IV及びVの
化合物のそれぞれの濃度が0.01〜2モル/l、さらに好ましくは0.1〜1
モル/lの範囲にあること、例えば0.2モル/lであるのが好ましい。
【0052】 別の態様として、反応性の本体ArO-を第一段階で形成し、単離し、次いで 第二段階で式Vの化合物と直接反応させることができる。この別の態様によれば
、ArO-と式Vの化合物との反応は、溶媒の不在下に実施でき、塩基はArO- の形成のために第一段階で使用されるだけである。反応性の本体ArO-は、斯 界で知られた方法で塩の形態で単離される。この第二の別法の操作条件は、残り
の部分については、ArOHと式Vの化合物との反応の場合について上で推奨し
た条件と類似している。
【0053】 E=−CHOである式IIIの化合物は、Eが次式:
【化49】 の基である式IIIの相当する化合物から酸加水分解によって得られる。操作条件 は、T1及びT2の意味に従って当業者により容易に決定される。 T1が水素原子又はアルキル基であり且つT2がアルキル基であるとき、或いは
1及びT2が一緒になって−alk−鎖を形成するときは、次式:
【化50】 の基は、特にそれぞれアセタール又はヘミアセタールである。 この場合に、酸性媒体中で、例えば、HCl、HBr又はHIの作用により相
当するアルデヒドを再生させることが知られている。 また、湿ったアセトニトリル中でLiBF4を又は単にシリカを使用すること が可能である。
【0054】 より一般的には、加水分解によりアルデヒドを再生させるための方法は、グリ
ーンT.W.及びウッツP.G.M.著「有機合成における保護基」、ジョン・
ウイリー&ソンズ社発行、1991に十分に記載されており、当業者ならば式II
Iのアルデヒドを製造するためにこれを参照しよう。
【0055】 式IV及びVの化合物は、商業的に入手でき、又は当業者により商業的製品から
慣用の方法を使用することによって容易に得られる。例えば、Eが−CH(OC
32であり、Xが臭素原子であり且つnが1の値を有する式Vの化合物は、下
記の反応式:
【化51】 に従って、酢酸エステルVIIを臭素化し、次いでメタノールで処理することによ って、85%の収率で製造することができる。
【0056】 さらに、次式III:
【化52】 {ここで、 R5は水素原子、(C1−C25)アルキル、(C6−C12)アリール−(C1−C 6 )アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、1個以上の(C1−C6)アルキル
により置換された(C3−C10)シクロアルキル、N、O及びSから選択される 1〜3個の複素原子を含む1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されてい
てよい5〜10員のヘテロアリール、又は1個以上の(C1−C6)アルキルによ
り置換されていてよい(C6−C12)アリール型の基であり、 nは1〜10の整数であり、 Yは−OArであり、ここで、 Arは(C6−C12)アリール又はO、N及びSから選択される1〜5個の環 内複素原子を含む5〜10員のヘテロアリールから選択される基であり、該基は
−CHO;次式:
【化53】 (ここで、R'及びR"は独立して(C1−C6)アルキルであるか、或いはR'と R"は一緒になって(C2−C6)アルキレン鎖を形成する) の基;−CH2OP(ここで、pはヒドロキシル官能基の保護基である);ニト ロ又は−NHRa(ここで、Raはニトロにより置換されていてよい(C1−C4 )アルキル、ニトロにより置換されていてよい(C2−C5)アルキルカルボニル
、ニトロにより置換されていてよい(C1−C4)アルキルスルホニル、アリル又
はベンジルである)型の基の1個以上により置換されており、或いは Arは、次式:
【化54】 (ここで、R9及びR10は、同一であっても異なっていてもよく、上で定義した 通りである) の基により置換された、フェニルのような(C6−C12)アリールであり、 Eは−CHO又は次式:
【化55】 (ここで、T1は水素原子、(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル 又はトリ(C1−C6)アルキルシリルであり、 T2は(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル又はトリ(C1−C6 )アルキルシリルであり、或いは T1とT2は一緒になって−alk−又は次式:
【化56】 (ここで、alkは1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されていてよい
1−C3アルキレン鎖であり、R0、R、R'及びR"は(C1−C6)アルキルで ある) の鎖を形成する) の基である} の化合物は、新規であり、本発明の他の主題を構成する。
【0057】 nが1である式Iの化合物は、次式VI:
【化57】 (ここで、R1、R2、R3、R4及びR5は式Iについて上で定義した通りであり 、 Uは、(C6−C12)アリーレン基並びにO、S及びNから選択される1〜5 個の環内複素原子を含む5〜10員のヘテロアリーレン基から選択される2価の
基であり、 R9及びR10は、同一であっても異なっていてもよく、上で定義した通りであ る) の化合物の合成中間体である。
【0058】 これらの化合物の合成は、特に、以下に式で示す段階を使用することを包含す
る。
【化58】
【0059】 これらの段階は特許US4,873,255及びUS5,104,888に詳
細に示されている。 nが1である式Iの3−クロメン誘導体の式VIIのクロマニル誘導体への転化 は、当業者に知られた方法に従って簡単な方法で実施することができる。これら
の方法に一つは、nが1であり且つArがニトロ基により置換されたアリール又
はヘテロアリールである式Iの化合物の接触水素化を伴う。 パラジウム、パラジウム担持炭、ロジウム、ルテニウム、ラネーニッケル又は
ウイルキンソン触媒(RhCl(Ph3P)3)を触媒として使用することができ
る。 水素化は、例えば、周囲温度で大気圧よりも僅かに高い圧力(1.5〜10バ
ール、好ましくは2〜5バール)下に適当な溶媒又は適当な溶媒混合物中で実施
することができる。
【0060】 一般に使用される溶媒は、メタノール又はプロパノールのような脂肪族C1− C5アルコール、或いはジメチルホルムアミド(随意であるがベンゼンとの混合 物として)である。式Iの化合物の濃度は例えば0.01〜1モル/lである。 水素化は一般に3〜4時間継続される。
【0061】 水素化の終了後、触媒はろ過される。これをベンゼン又は酢酸エチルにより抽
出する。次いで、反応混合物を濃縮し、水素化された化合物を単離し、慣用の方
法により精製する。
【0062】 式VIIの化合物は、希薄な(好ましくは1N)塩酸溶液の添加により有利に抽 出される。得られた水性相を分離し、塩基性にし、次いで例えばジエチルエーテ
ルにより抽出する。生じた有機相を濃縮し、生じた式Iの化合物VIIの化合物を 随意に精製する。
【0063】 しかし、式Iの化合物の水素化は、水素化条件下で不安定であるR1、R2、R 3 、R4及びR5置換基に存在し得る官能基を保護した後にのみ実施されることを 理解すべきである。 従って、R1がヒドロキシルであるときは、それを例えば相当する酢酸エステ ルを形成させることにより保護することが好ましい。アセチル化条件は当業者に
より容易に決定される。 例示すれば、式Iのヒドロキシル化誘導体は、ジクロルメタン又はジエチルエ
ーテル中の無水酢酸により触媒量のジメチルアミノピリジンの存在下に0℃から
周囲温度までの間の温度で処理される。しかし、当業者ならば、アセチル化剤と
して酢酸の任意のタイプの活性化誘導体を使用できよう。同様に、ジメチルアミ
ノピリジンをトリエチルアミン又はピリジンにより置き換えることも可能である
【0064】 以下の実施例は本発明の好ましい具体例を例示する。
【0065】例1 1,1−ジメトキシ−3−メチル−4−(4−ニトロフェニル)オキシ−2−
ブテン(式IIIの化合物)の製造 4−クロル−1,1−ジメトキシ−3−メチル−2−ブテン(2.2g、12
.16ミリモル)及び沃化ナトリウム(0.19g、1.26ミリモル)をアセ
トン(60ml)中に含有する溶液にカリウムp−ニトロフェノキシド(2.1
5g、12.14ミリモル)を添加する。この混合物を次いで溶媒の還流下に攪
拌する。 反応をTLCによりモニターし、5〜6時間後に終了させる。次いで、混合物
を25℃に冷却し、セライトを通してろ過し、溶媒を蒸発させる。残留物を次い
で酢酸エチル(20ml)で溶解し、有機相を水洗する(2x10ml)。有機
相をMgSO4で乾燥し、ろ過した後、溶媒を蒸発させる。次いで、シリカカラ ム(溶離剤:90/10シクロヘキサン/酢酸エチル)で精製して純粋な所期の
化合物を得た(2.3g、収率=71%)。 Z異性体/E異性体=79/21 IR:2920、1600、1520、1350、1260cm-1 1 H NMR(300MHz、CDCl3) 2個の異性体について:δ:8.20(2個の重なったd、2H、HCAr=C
−NO2);6.97(2個の重なったd、2H、HCAr=C−O);5.10 (2個の重なったd、1H、CH(OMe)2);3.33(2個の重なったs 、6H、CH3O)。Z異性体について:δ:5.68(広いd、1H、=CH −CH(OMe)2);4.54(s、2H、CH2−OAr);1.85(s、
3H、CH3−C=)。E異性体について:δ:5.57(広いd、1H、=C H−CH(OMe)2);4.73(s、2H、CH2−OAr);1.91(s
、3H、CH3−C=)。13 C NMR(7MHz、CDCl3) 2個の異性体について:δ:141.5(s,CAr−NO2);125.7( d、HCAr)。Z異性体について:δ:153.4(s、CAr−O);135.
6(s、Cquat=);125.1(d、CH=);114.6(d、HCAr=C
−O);99.5(d、CH(OMe)2);72.7(t、CH2−OAr);
52.2(q、CH3O);14.2(q、CH3−C=)。E異性体について:
δ:153.6(s、CAr−O);136.3(s、Cquat=);126.9(
d、CH=);114.5(d、HCAr=C−O);99.0(d、CH(OM
e)2);67.4(t、CH2−OAr);52.0(q、CH3O);20. 5(q、CH3−C=)。 MS(EI、70eV):m/z:236(34)、203(18)、129(
100)、97(43)、83(32)、55(45)
【0066】例2 3−メチル−4−(4−ニトロフェニル)オキシ−2−ブテナール(式IIIの 化合物)の製造 1,1−ジメトキシ−3−メチル−4−(4−ニトロフェニル)オキシ−2−
ブテン(Z/E=79/21)(0.75g、2.8ミリモル)をエチルエーテ
ル(10ml)中に含有する溶液に3N塩酸(8ml)を添加し、次いで混合物
全体を25℃で2時間攪拌する。 NaHCO3飽和水溶液(8ml)により中和する。酢酸エチル(10ml) で抽出し、有機相をK2CO3で乾燥し、ろ過した後、溶媒を蒸発させる。次いで
、シリカカラム(溶離剤:70/60石油エーテル/酢酸エチル)で精製した後
に純粋な所期の化合物(白色結晶)を得た(0.556g、収率=89%、Z/
E=100/0)。 IR:2900、1660、1590、1330、1250、1170cm-1 融点:126℃〜128℃1 H NMR(300MHz、CDCl3) δ:10.10(d、J=7.7Hz、1H、CHO);8.23(d、J=
9.2Hz、2H、2HCAr=C−NO2);6.99(d、J=9.3Hz、 2HC=C−O);6.22(d、J=7.7Hz、1H、=CH−CHO);
4.67(s、2H、CH2);2.26(s、3H、CH313 C NMR(75MHz、CDCl3) δ:190.3(d,CHO);162.5(s、CAr−O);154.2(
s、CAr−NO2);142.0(s、=Cquat);126.3(d、=CH− CHO);125.9(d、2HCAr=C−NO2);114.6(d、2HCA r =C−O);71.2(t、CH2);14.2(q、CH3) MS(EI、70eV):m/z:221(27)、192(100)、175
(16)、145(65)、131(78)、117(12)、76(22)、
55(10)
【0067】例3 6−アセトキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−メチル−5
,7,8−トリメチルクロメン(式Iの化合物)の製造 a)6−ヒドロキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−メチル
−5,7,8−トリメチルクロメン 2,3,5−トリメチルヒドロキノン(0.46g、3.02ミリモル)と臭
化亜鉛(2g、8.88ミリモル)をジクロルメタン(8ml)に不活性雰囲気
下に溶解する。例1で製造し、ジクロルメタン(10ml)で希釈した1,1−
ジメトキシ−3−メチル−4−(4−ニトロフェニル)オキシ−2−ブテン(1
g、3.74ミリモル)をゆっくっりと(2時間)添加すると共に、混合物を2
5℃で攪拌する。次いで、混合物を25℃でさらに2時間攪拌する。 次いで、上記の反応混合物に酢酸エチル(30ml)及び1N塩酸(10ml
)を添加し、抽出し(2x30ml)、有機相をMgSO4で乾燥した後、溶媒 を蒸発させる。シリカカラム(溶離剤:80/20石油エーテル/酢酸エチル)
でフラッシュクロマトグラフィーし、溶媒を蒸発させた後、事実、所期の環化生
成物が、即ち6−ヒドロキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−
メチル−5,7,8−トリメチルクロメンが得られたことが1H NMRにより 確認された。1 H NMR(200MHz、CDCl3) δ:8.14(d、J=9.2Hz、2H、HCAr=C−NO2);6.93 (d、J=9.2Hz、2H、HCAr=C−O);6.69(d、J=9.9H
z、1H、C(4)−H);5.70(d、J=9.9Hz、1H、C(3)−
H);4.39(s、1H、OH);4.05(m、2H、CH2−OAr); 2.18、2.12及び2.04(3s、9H、3CH3−Ar);1.56( s、3H、CH3−C(2)) b)6−アセトキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−メチル
−5,7,8−トリメチルクロメン このようにして得た化合物をジクロルメタン(10ml)で溶解し、次いで無
水酢酸(3ml、31.80ミリモル)及びN,N−ジメチルアミノピリジン(
0.03g、0.24ミリモル)を添加し、この混合物を周囲温度でほぼ1時間
攪拌する。 次いで、反応混合物にメタノール(2ml)を添加して過剰の無水酢酸を除去
し、15分間攪拌した後に、NaHCO3飽和水溶液(3ml)で中和する。抽 出し、有機相をMgSO4で乾燥し、ろ過した後、溶媒を蒸発させる。標記の化 合物が直接純粋に得られた(0.62g、2段階について収率=52%)。
【0068】例4 6−アセトキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−メチル−5
,7,8−トリメチルクロメン(式Iの化合物)の製造 a)6−ヒドロキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−メチル
−5,7,8−トリメチルクロメン 2,3,5−トリメチルヒドロキノン(0.46g、3.02ミリモル)と塩
化ビスマス(2.8g、8.88ミリモル)をジクロルメタン(8ml)に不活
性雰囲気下に溶解する。ジクロルメタン(10ml)で希釈した1,1−ジメト
キシ−3−メチル−4−(4−ニトロフェニル)オキシ−2−ブテン(1g、3
.74ミリモル)をゆっくりと(2時間)添加すると共に、混合物を0℃で攪拌
する。次いで、混合物を0℃でさらに3時間攪拌する。 次いで、上記の反応混合物に酢酸エチル(30ml)及び1N塩酸(10ml
)を添加し、抽出し(2x30ml)、有機相をMgSO4で乾燥した後、溶媒 を蒸発させる。シリカカラム(溶離剤:80/20石油エーテル/酢酸エチル)
でフラッシュクロマトグラフィーし、溶媒を蒸発させた後、上記の方法(例3)
と同じ方法で、事実、所期の環化生成物が、即ち6−ヒドロキシ−2−(4−ニ
トロフェニル)オキシメチル−2−メチル−5,7,8−トリメチルクロメンが
得られたことを1H NMRにより確認することが可能である。 b)6−アセトキシ−2−(4−ニトロフェニル)オキシメチル−2−メチル
−5,7,8−トリメチルクロメン このようにして得た化合物をジクロルメタン(10ml)で溶解し、次いでこ
のアセチル化段階を例3のb)と正に同じようにして実施する。 所期の化合物()が純粋であるが、低い収率で得られた(0.25g、2段
階について収率=21%)。 IR:2920、1755、1600、1510、1350、1270、121
0cm-1 1 H NMR(200MHz、CDCl3) δ:8.13(d、J=9.3Hz、2H、HCAr=C−NO2);6.89 (d、J=9.3Hz、2H、HCAr=C−O);6.62(d、J=10.0
Hz、1H、C(4)−H);5.65(d、J=10.0Hz、1H、C(3
)−H);4.03(m、2H、CH2−OAr);2.29(s、3H、CH3 −COO);2.02(s、3H、CH3−Ar);2.00(s、3H、CH3 −Ar);1.96(s、3H、CH3−Ar);1.53(s、3H、CH3
C(2))13 C NMR(75MHz、CDCl3) δ:169.3(s、CH3−COO);163.7(s、CAr−O);14 7.6(CAr−NO2);141.7(C(6));141.5(C(10)) ;129.7(s);125.7(d、2HCAr=C−NO2);;125.2 (d、C(4));122.8(s);122.2(d、C(3));117.
3(s);114.6(d、2HCAr=C−O);75.9(s、C(2));
72.5(t、CH2−OAr);23.2(q、CH3−C(2));20.6
(q、CH3−COO);13.1(q、CH3−Ar);11.4(2q、CH 3 −Ar) MS(EI、70eV):m/z:245(100)、204(12)、203
(87)、202(16)、173(9)、159(10)
【0069】例5 6−アセトキシ−2−(ブロムメチル)−2,5,7,8−テトラメチル−2
H−1−ベンゾピラン(式Iの化合物)の製造 a)2−(ブロムメチル)−2,5,7,8−テトラメチル−2H−1−ベン
ゾピラン−6−オール 2,3,5−トリメチルヒドロキノン(1g、6.58ミリモル)及びZnB
2(4.45g、19.71ミリモル)をジクロルメタン(17ml)に溶解 してなる溶液に、ジクロルメタン(17ml)で希釈した4−ブロム−1,1−
ジメトキシ−3−メチル−2−ブテン(1.4g、6.7ミリモル)を不活性雰
囲気下に25℃でゆっくりと(2時間にわたり)添加する。 25℃で2時間後に、反応混合物に酢酸エチル(50ml)と1N塩酸(20
ml)を添加する。酢酸エチルで抽出し(2x50ml)、有機相をMgSO4 で乾燥し、ろ過した後、溶媒を蒸発させ、シリカカラムでろ過する(溶離剤:9
0/10石油エーテル/酢酸エチル)。 溶媒を蒸発させた後、粗製の2−(ブロムメチル)−2,5,7,8−テトラ
メチル−2H−1−ベンゾピラン−6−オールを得た。 b)6−アセトキシ−2−(ブロムメチル)−2,5,7,8−テトラメチル
−2H−1−ベンゾピラン 工程a)で得た化合物をジクロルメタン(20ml)に直接溶解し、次いで無
水酢酸(3ml、38.2ミリモル)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0
.1g、0.82ミリモル)によってアセチル化する。 周囲温度で1時間攪拌した後、反応混合物にメタノール(4ml)を添加する
。15分間攪拌した後、反応混合物をNaHCO3飽和水溶液(5ml)で中和 する。抽出し、有機相をMgSO4で乾燥し、ろ過した後、溶媒を蒸発させる。 シリカカラム(溶離剤:95/5石油エーテル/酢酸エチル)で精製した後に、
標記の化合物、即ち6−アセトキシ−2−(ブロムメチル)−2,5,7,8−
テトラメチル−2H−1−ベンゾピランを得た(1.56g、2段階における収
率=35%)。 IR:1755、1450、1370、1210cm-1 1 H NMR(300MHz、CDCl3) δ:6.70(d、J=9.9Hz、1H、C(4)−H);5.72(d、
J=9.9Hz、1H、H−C(3));3.59(d、J=10.6Hz、1
H、CH2Br);3.47(d、J=10.6Hz、1H、CH2Br);2.
44(s、3H、CH3COO);2.23、2.13及び2.10(3s、9 H、3CH3−Ar);1.64(s、3H、CH3−C(2))13 C NMR(75MHz、CDCl3) δ:169.3(s、CH3−COO);147.3及び141.8(2s、 C(6)、C(10));129.9、123.3、122.8及び117.3
(4s、C(5)、C(7)、C(8)及びC(9));125.7(d、C(
4));122.2(d、C(3));75.0(s、C(2));38.6(
t、CH2Br);24.8(q、CH3−C(2));20.4(q、CH3− COO);13.1及び11.5(2q、3CH3−Ar) MS(EI、70eV):m/z:340/338(M+、6)、259(4) 、245(68)、203(100)
【0070】例6 6−アセトキシ−2−(クロルメチル)−2,5,7,8−テトラメチル−2
H−1−ベンゾピラン(式Iの化合物)の製造 a)2−(クロルメチル)−2,5,7,8−テトラメチル−2H−1−ベン
ゾピラン−6−オール 2,3,5−トリメチルヒドロキノン(1g、6.58ミリモル)及びZnB
2(4.44g、19.71ミリモル)をジクロルメタン(17ml)に溶解 してなる溶液に、ジクロルメタン(17ml)で希釈した4−クロル−1,1−
ジメトキシ−3−メチル−2−ブテン(1.1g、6.68ミリモル)を不活性
雰囲気下に25℃でゆっくりと(2時間にわたり)添加する。 25℃で2時間後に、反応混合物に酢酸エチル(50ml)と1N塩酸(20
ml)を添加する。酢酸エチルで抽出し(2x50ml)、有機相をMgSO4 で乾燥し、ろ過した後、溶媒を蒸発させ、シリカカラムでろ過する(溶離剤:9
0/10石油エーテル/酢酸エチル)。溶媒を蒸発させた後、2−(クロルメチ
ル)−2,5,7,8−テトラメチル−2H−1−ベンゾピラン−6−オールが
得られたことが1H NMRにより確認された。1 H NMR(300MHz、CDCl3) δ:6.66(d、J=9.1Hz、1H、C(4)−H);5.63(d、
J=9.1Hz、1H、H−C(3));4.39(広いs、1H、OH);3
.60(d、J=11.8Hz、1H、CH2Cl);3.45(d、J=11 .8Hz、1H、CH2Cl);2.18(2s、9H、3CH3−Ar);1. 55(s、3H、CH3−C(2)) b)6−アセトキシ−2−(クロルメチル)−2,5,7,8−テトラメチル
−2H−1−ベンゾピラン 工程a)で得た化合物をジクロルメタン(20ml)に溶解し、次いで無水酢
酸(3ml、38.2ミリモル)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(0.1
g、0.82ミリモル)を添加する。 混合物を周囲温度でほぼ1時間攪拌する。次いで、反応混合物にメタノール(
4ml)を添加する。15分間攪拌した後、反応混合物をNaHCO3飽和水溶 液(5ml)で中和する。抽出し、有機相をMgSO4で乾燥し、ろ過した後、 溶媒を蒸発させる。シリカカラム(溶離剤:90/10石油エーテル/酢酸エチ
ル)で精製した後に、6−アセトキシ−2−(クロルメチル)−2,5,7,8
−テトラメチル−2H−1−ベンゾピランを得た(0.87g、2段階における
収率=45%)。 IR:1750、1450、1370、1200cm-1 1 H NMR(300MHz、CDCl3) δ:6.66(d、J=9.1Hz、1H、C(4)−H);5.65(d、
J=9.1Hz、1H、H−C(3));3.63(d、J=11.8Hz、1
H、CH2Cl);3.50(d、J=11.8Hz、1H、CH2Cl);2.
36(s、3H、CH3COO);2.15、2.06及び2.03(3s、9 H、3CH3−Ar);1.57(s、3H、CH3−C(2))13 C NMR(75MHz、CDCl3) δ:169.2(s、CH3−COO);147.4及び141.8(2s、 C(6)、C(10));129.8、123.2、122.8及び117.3
(4s、C(5)、C(7)、C(8)及びC(9));125.7(d、C(
4));122.2(d、C(3));75.8(s、C(2));49.1(
t、CH2Cl);23.8(q、CH3−C(2));20.3(q、CH3− COO);13.1及び11.5(2q、3CH3−Ar) MS(EI、70eV):m/z:294(M+、7)、245(62)、20 3(100)、156(5)、91(4)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 47/277 C07C 47/277 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ジャナン コスィ フランス国 エフ75005 パリ、リュ デ ュ ピュイ ド レルミト、3 (72)発明者 フィリップ カーン フランス国 エフ91660 エストゥーシュ、 グランド リュ、5 (72)発明者 ハジャ ラコトアリソア フランス国 エフ92320 シャティーオン、 アヴニュ ド ラ ディヴィズィオン レ クレルク、2ビス Fターム(参考) 4C062 FF60 4C063 AA01 CC62 DD79 EE01 4H006 AA01 AA02 AC24 AC30 AC43 AC51 AD17 BA02 BA37 BA66 BA92 BP90

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式I: 【化1】 [ここで、 R1、R2、R3及びR4は、同一であっても異なっていてもよく、水素原子;ハ
    ロゲン原子;チオール;(C1−C25)アルキルチオ;(C1−C25)アルコキシ
    ;(C1−C25)アルキル;1個以上のYY基により置換された(C1−C25)ア
    ルキル;(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルキル;1個以上の(C1−C 6 )アルキル基により置換されていてよい(C3−C10)シクロアルキル;(C6 −C12)アリール;ヒドロキシル;WW基により保護されたヒドロキシル;(C 1 −C7)アルカノイル;1個以上のZZ基により置換された(C2−C7)アルカ
    ノイル;(C7−C13)アリールカルボニル;(C3−C10)シクロアルキル−カ
    ルボニル(シクロアルキル部分に1個以上の(C1−C6)アルキル基が置換して
    いてよい);カルボキシル;(C2−C7)アルコキシカルボニル;(C6−C12 )アリールオキシ−カルボニル;(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルコ キシカルボニル;ニトロ;シアノ;次式A0: 【化2】 {ここで、R6及びR7は、独立して水素原子、(C1−C6)アルキル、(C6− C12)アリール−(C1−C6)アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、(C6 −C12)アリール、(C1−C7)アルカノイル、(C6−C12)アリール−(C1 −C6)アルカノイル、(C6−C12)アリール−カルボニル及び(C2−C7)ア
    ルコキシカルボニルから選択される基であり、又はR6とR7はそれらを持ってい
    る窒素原子と一緒になって5員〜10員の複素環(これはN、O及びSから選択
    される1〜3個の追加の環内複素原子を含むことができ、また該複素環は(C1 −C6)アルキル、(C1−C7)アルカノイル、(C3−C7)アルケニルカルボ ニル、(C3−C7)アルキニルカルボニル及び(C6−C12)アリール−カルボ ニルから選択される1個以上の基により置換されていてよい)を形成する} の基及び次式B0: 【化3】 {ここで、R'6及びR'7は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素
    原子、(C1−C6)アルキル、(C6−C12)アリール−(C1−C6)アルキル 、(C3−C10)シクロアルキル及び(C6−C12)アリールから選択され、又は
    R'6とR'7はそれらを持っている窒素原子と一緒になって5〜10員の複素環(
    これはN、O及びSから選択される1〜3個の追加の環内複素原子を含むことが
    でき、また該複素環は(C1−C6)アルキル、(C1−C7)アルカノイル、(C 3 −C7)アルケニルカルボニル、(C3−C7)アルキニルカルボニル及び(C6 −C12)アリール−カルボニルから選択される1個以上の基により置換されてい
    てよい)を形成する} の基から選択されるか、或いは R1はヘテロアリールカルボニルオキシ(このヘテロアリール部分は5〜10 員環であり、O、N又はSから択される1〜3個の複素原子を含む);(C6− C12)アリール−(C1−C6)アルキル−カルボニルオキシ;(C6−C12)ア リール−(C2−C6)アルケニル−カルボニルオキシ、(C6−C12)アリール −(C2−C6)アルキニル−カルボニルオキシ;(C6−C12)アリール−(C1 −C6)アルコキシカルボニルオキシ;(C6−C12)アリール−(C2−C6)ア
    ルケニルオキシカルボニルオキシ及び(C6−C12)アリール−(C2−C6)ア ルキニルオキシカルボニルオキシ(これらの基はアリール又はヘテロアリール核
    に1個以上のZ置換基が置換していてよい)から選択される基であるか、或いは
    1は−O−CO−SO3L基(ここで、Lは水素原子、(C6−C12)アリー ル−(C1−C3)アルキル、(C1−C5)アルキル、又は1個以上のヒドロキシ
    ル若しくは(C1−C5)アルコキシにより置換された(C1−C5)アルキルであ
    る)であるか、或いは R4とR5は一緒になって(C1−C4)アルキレンジオキシ基を形成するか、或
    いは R5は水素原子、(C1−C25)アルキル、(C6−C12)アリール−(C1−C 6 )アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、1個以上の(C1−C6)アルキル
    により置換された(C3−C10)シクロアルキル、N、O及びSから選択される 1〜3個の複素原子を含む1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されてい
    てよい5〜10員のヘテロアリール、又は1個以上の(C1−C6)アルキルによ
    り置換されていてよい(C6−C12)アリール型の基であり、 nは1〜10の整数であり、 Yはハロゲン原子又は基−OArであり、ここで、 Arは(C6−C12)アリール又はO、N及びSから選択される1〜5個の環 内複素原子を含む5〜10員のヘテロアリールから選択される基であり、該基は
    −CHO;次式: 【化4】 (ここで、R'及びR"は独立して(C1−C6)アルキルであるか、或いはR'と R"は一緒になって(C2−C6)アルキレン鎖を形成する) の基;−CH2OP(ここで、pはヒドロキシル官能基の保護基である);ニト ロ又は−NHRa(ここで、Raはニトロにより置換されていてよい(C1−C4 )アルキル、ニトロにより置換されていてよい(C2−C5)アルキルカルボニル
    、ニトロにより置換されていてよい(C1−C4)アルキルスルホニル、アリル又
    はベンジルである)型の基の1個以上により置換されており、或いは Arは、次式: 【化5】 {ここで、R9及びR10は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素 原子、(C1−C10)アルキル基、及びヒドロキシル、(C1−C5)アルコキシ 、(C6−C12)アリール、(C1−C23)アルカノイルオキシ、(C3−C23) アルケニルカルボニルオキシ、(C3−C23)アルキニルカルボニルオキシ、1 個以上のZZ置換基により置換された(C1−C23)アルカノイルオキシ、1個 以上のZZ置換基により置換された(C3−C23)アルケニルカルボニルオキシ 、1個以上のZZ置換基により置換された(C3−C23)アルキニルカルボニル オキシ、(C6−C12)アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニル オキシ(このヘテロアリール核は5〜10員からなり、O、S及びNから選択さ
    れる1〜5個の環内複素原子を含む)、式:−COOR11の基及び式:−CON
    1213の基から選択される1個以上の基により置換された(C1−C10)アル キル基から選択され、ここで、 R11は水素原子、(C6−C12)アリール−(C1−C3)アルキル、又はヒド ロキシル若しくは(C1−C5)アルコキシにより1度以上置換されていてよい(
    1−C5)アルキルであり、 R12及びR13は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素原子及び
    (C1−C5)アルキルから選択されるか、或いはR12とR13はそれらを持ってい
    る窒素原子と一緒になって5〜7員の複素環(該複素環はO、S及びNから選択
    される1又は2個の追加の環内複素原子を含むことができ、また該複素環はその
    追加の窒素原子上に(C1−C5)アルキル、(C1−C5)アルカノイル、(C3 −C5)アルケニルカルボニル又は(C3−C5)アルキニルカルボニルが置換し ていてよい)を形成し、 R14は水素原子であるか、或いはR14とR9は一緒になって結合を形成する} の基により置換された、フェニルような(C6−C12)アリールであり、 Zは1個以上のハロゲン原子により置換されていてよい(C1−C5)アルキル
    、(C1−C5)アルコキシ、ハロゲン原子、アミノ、(C1−C5)アルキルアミ
    ノ、ジ(C1−C5)アルキルアミノ、ニトロ、シアノ、ヒドロキシル又は−CO
    NRR'(ここで、R及びR'は独立して(C1−C5)アルキル及び(C6−C12 )アリールから選択される)であり、 YYはヒドロキシル;WW基により保護されたヒドロキシル;1個以上のZZ
    基により置換されていてよい(C1−C7)アルカノイル;1個以上のZZ基によ
    り置換されていてよい(C3−C7)アルケニルカルボニル;1個以上のZZ基に
    より置換されていてよい(C3−C7)アルキニルカルボニル;(C6−C12)ア リール−カルボニル;1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されていてよ
    い(C3−C10)シクロアルキル−カルボニル;カルボキシル;(C2−C7)ア ルコキシカルボニル;(C6−C12)アリールオキシ−カルボニル、(C6−C12 )アリール−(C1−C6)アルコキシ−カルボニル;ヒドロキシイミノ;ヒドロ
    キシル基がWW基により保護されたヒドロキシイミノ;式A0の基又は式B0の基
    (A0及びB0基は上で定義した通りである)であり、 ZZはカルボキシル;(C2−C7)アルコキシカルボニル又は(C6−C12) アリールであり、 WWは(C1−C6)アルキル、1個以上のZZ基により置換された(C1−C6 )アルキル、1個以上のZZ基により置換されていてよい(C1−C7)アルカノ
    イル;1個以上のZZ基により置換されていてよい(C3−C7)アルケニルカル
    ボニル;1個以上のZZ基により置換されていてよい(C3−C7)アルキニルカ
    ルボニル;(C6−C12)アリール−カルボニル;(C3−C10)シクロアルキル
    −カルボニル;(C2−C7)アルコキシカルボニル;(C6−C12)アリール− オキシカルボニル;スルホ又は上で定義した式B0の基である] の化合物を製造するにあたり、次式II: 【化6】 (ここで、R1、R2、R3及びR4は上で定義した通りである) のフェノール誘導体を次式III: 【化7】 {ここで、n、Y及びR5は上で定義した通りであり、 Eは−CHO又は次式: 【化8】 (ここで、T1は水素原子、(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル 又はトリ(C1−C6)アルキルシリルであり、 T2は(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル又はトリ(C1−C6 )アルキルシリルであり、或いは T1とT2は一緒になって−alk−又は次式: 【化9】 (ここで、alkは1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されていてよい
    1−C3アルキレン鎖であり、R0、R、R'及びR"は(C1−C6)アルキルで ある) の鎖を形成する) の基である} の化合物と無機又は有機酸の存在下に反応させることを含む、式Iの化合物の製
    造方法。
  2. 【請求項2】 R1が水素原子、チオール、(C1−C6)アルキルチオ、( C1−C10)アルキル、ヒドロキシル、(C1−C6)アルコキシ、アミノ、(C1 −C6)アルキルアミノ、ジ(C1−C6)アルキルアミノ、(C6−C12)アリー
    ル、(C3−C10)シクロアルキル又は(C6−C12)アリール−(C1−C6)ア
    ルキル基であり、 R2、R3、R4及びR5が、同一であっても異なっていてもよく、水素原子又は
    (C1−C4)アルキルであり、 nが1であり、 Yが−OArであり、 Arがフェニル又はナフチルであって、そのp−及び(又は)m−位が−CH
    O;次式: 【化10】 (ここで、R'及びR"は独立して(C1−C6)アルキルであるか、又はR'とR"
    は一緒になって(C2−C6)アルキレン鎖を形成する) の基;−CH2OP(ここで、pはヒドロキシル官能基の保護基である);ニト ロ又は−NHRa(ここで、Raはニトロにより置換されていてよい(C1−C4 )アルキル、ニトロにより置換されていてよい(C2−C5)アルキルカルボニル
    、ニトロにより置換されていてよい(C1−C4)アルキルスルホニル、アリル又
    はベンジルである)型の基の1個以上により置換されているものであるか、或い
    は Arは、次式: 【化11】 (ここで、R9、R10及びR14は請求項1で定義した通りである) の基により置換されたフェニル基である 請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 R1がヒドロキシル、チオール、(C1−C4)アルコキシ又 は(C1−C4)アルキルチオであり、 Yは−OArであり、ここで、 Arは、ニトロ基により又は次式: 【化12】 (ここで、R9、R10及びR14は請求項1で定義した通りである) の基により置換されたフェニル基である 請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 R1がヒドロキシルであり、R2、R3、R4及びR5がメチル であり、Yが−OArであり、Arが4−ニトロフェニル又は次式: 【化13】 (ここで、R9、R10及びR14は請求項1で定義した通りである) の基である請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 無機又は有機酸がルイス酸であり、好ましくはBF3・Et2 O、SnBr4、ZnBr2、ZnCl2、FeCl3及びTi(OiPr)4から 選択される請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】 無機又は有機酸が強プロトン酸であり、好ましくはHCl、
    2SO4、HNO3及びCF3−SO3Hから選択される請求項1〜4のいずれか に記載の方法。
  7. 【請求項7】 式IIのフェノール誘導体と式IIIの化合物との反応がジクロ ルメタン若しくは1,2−ジクロルエタンのような塩素化溶媒又はジエチルエー
    テルのようなエーテル型の溶媒中で実施される請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 式IIのフェノール誘導体と式IIIの化合物との反応がメタノ ール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール及びt−ブタノールの
    ような低級C1〜C4アルコール型の溶媒中で実施される請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 式IIのフェノール誘導体と式IIIの化合物との反応が−78 ℃から溶媒の還流温度まで、好ましくは0℃から溶媒の還流温度までの間の温度
    で実施される請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 式IIのフェノール誘導体と式IIIの化合物との反応が0〜 100℃、好ましくは25〜80℃の温度で実施される請求項6又は8に記載の
    方法。
  11. 【請求項11】 式IIのフェノール誘導体1モル当たり1〜1.5モルの式
    IIIの化合物が、式IIのフェノール誘導体1モル当たり0.1〜3モルの無機又 は有機酸の存在下に反応せしめられる請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 溶媒中の式IIのフェノール誘導体の濃度が0.01〜2モ
    ル/l、好ましくは0.1〜1モル/lの間にある請求項1〜11のいずれかに
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 式IIIの化合物であって、Yが−OArであり且つEが次 式: 【化14】 (ここで、T1及びT2は請求項1に記載の通りである) の基であるものが、式IV:Ar−OHの芳香族誘導体を次式V: 【化15】 (ここで、R5は請求項1に記載の通りであり、Eは上で定義した通りであり、 Xは離脱する基である) の化合物と塩基及び随意の触媒量の沃化物イオンの存在下に反応させることによ
    って製造される請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】 Xがハロゲン原子、トリフルオルメタンスルホネート基、
    (C1−C4)アルキルスルホニルオキシ基、又は(C1−C4)アルキルにより置
    換されていてよい(C6−C12)アリールスルホニルオキシ基から選択され、式 Vの化合物と式IVの芳香族誘導体との反応が極性の非プロトン溶媒中で周囲温度
    から200℃、好ましくは50〜100℃の間の温度で実施される請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 1〜1.5モルの式Vの化合物が式IVの芳香族誘導体と、
    式IVの芳香族誘導体1モル当たり1〜3モルの塩基の存在下に反応せしめられ、
    該塩基が炭酸アルカリ金属又はアルカリ土類金属、水酸化アルカリ金属及び4級
    化できでない第三アミンから選択される請求項13又は14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 次式III: 【化16】 {ここで、 R5は水素原子、(C1−C25)アルキル、(C6−C12)アリール−(C1−C 6 )アルキル、(C3−C10)シクロアルキル、1個以上の(C1−C6)アルキル
    により置換された(C3−C10)シクロアルキル、N、O及びSから選択される 1〜3個の複素原子を含む1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されてい
    てよい5〜10員のヘテロアリール、又は1個以上の(C1−C6)アルキルによ
    り置換されていてよい(C6−C12)アリール型の基であり、 nは1〜10の整数であり、 Yは−OArであり、ここで、 Arは(C6−C12)アリール又はO、N及びSから選択される1〜5個の環 内複素原子を含む5〜10員のヘテロアリールから選択される基であり、該基は
    −CHO;次式: 【化17】 (ここで、R'及びR"は独立して(C1−C6)アルキルであるか、或いはR'と R"は一緒になって(C2−C6)アルキレン鎖を形成する) の基;−CH2OP(ここで、pはヒドロキシル官能基の保護基である);ニト ロ又は−NHRa(ここで、Raはニトロにより置換されていてよい(C1−C4 )アルキル、ニトロにより置換されていてよい(C2−C5)アルキルカルボニル
    、ニトロにより置換されていてよい(C1−C4)アルキルスルホニル、アリル又
    はベンジルである)型の基の1個以上により置換されおり、或いは Arは、次式: 【化18】 (ここで、R9及びR10は、同一であっても異なっていてもよく、上で定義した 通りである) の基により置換された、フェニルのような(C6−C12)アリールであり、 Eは−CHO又は次式: 【化19】 (ここで、T1は水素原子、(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル 又はトリ(C1−C6)アルキルシリルであり、 T2は(C1−C6)アルキル、(C2−C7)アルカノイル又はトリ(C1−C6 )アルキルシリルであり、或いは T1とT2は一緒になって−alk−又は次式: 【化20】 (ここで、alkは1個以上の(C1−C6)アルキルにより置換されていてよい
    1−C3アルキレン鎖であり、R0、R、R'及びR"は(C1−C6)アルキルで ある) の鎖を形成する) の基である} の化合物。
  17. 【請求項17】 請求項1〜15のいずれかに記載の方法により製造された
    nが1を表わす式Iの化合物を次式VI: 【化21】 {ここで、R1、R2、R3、R4及びR5は請求項1で定義した通りであり、 Uは、(C6−C12)アリーレン基並びにO、S及びNから選択される1〜5 個の環内複素原子を含む5〜10員のヘテロアリーレン基から選択される2価の
    基であり、 R9及びR10は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素原子、( C1−C10)アルキル基、及びヒドロキシル、(C1−C5)アルコキシ、(C6
    12)アリール、(C1−C23)アルカノイルオキシ、(C3−C23)アルケニル
    カルボニルオキシ、(C3−C23)アルキニルカルボニルオキシ、1個以上のZ Z置換基により置換された(C1−C23)アルカノイルオキシ、1個以上のZZ 置換基により置換された(C3−C23)アルケニルカルボニルオキシ、1個以上 のZZ置換基により置換された(C3−C23)アルキルカルボニルオキシ、(C6 −C12)アリールカルボニルオキシ、ヘテロアリールカルボニルオキシ(このヘ
    テロアリール核は5〜10員からなり、O、S及びNから選択される1〜5個の
    環内複素原子を含む)、式:−COOR11の基及び式:−CONR1213の基か
    ら選択される1個以上の基により置換された(C1−C10)アルキル基から選択 され、 ZZは請求項1で定義した通りであり、 R11は水素原子、(C6−C12)アリール−(C1−C3)アルキル、又はヒド ロキシル若しくは(C1−C5)アルコキシにより1度以上置換されていてよい(
    1−C5)アルキルであり、 R12及びR13は、同一であっても異なっていてもよく、独立して水素原子及び
    (C1−C5)アルキルから選択されるか、或いはR12とR13はそれらを持ってい
    る窒素原子と一緒になって5〜7員の複素環を形成し、該複素環はO、S及びN
    から選択される1又は2個の追加の環内複素原子を含むことができ、また該複素
    環はその追加の窒素原子上に(C1−C5)アルキル、(C1−C5)アルカノイル
    、(C3−C5)アルケニルカルボニル又は(C3−C5)アルキニルカルボニルが
    置換していてよい} の化合物の合成に使用する方法。
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