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JP2001508541A - 伝播性亜急性海綿状脳症の処置において治療作用を有する物質の選別方法 - Google Patents

伝播性亜急性海綿状脳症の処置において治療作用を有する物質の選別方法

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JP2001508541A
JP2001508541A JP53061298A JP53061298A JP2001508541A JP 2001508541 A JP2001508541 A JP 2001508541A JP 53061298 A JP53061298 A JP 53061298A JP 53061298 A JP53061298 A JP 53061298A JP 2001508541 A JP2001508541 A JP 2001508541A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、伝播性亜急性海綿状脳症(TSSE)ないしプリオン病の処置において治療作用を有し得る物質の選別方法であって、脾臓からPrPresを単離する工程を含むものに関し、更に、本発明は、その選別方法に特に適した、PrPresの複数の単離方法と、それら単離方法の、特にPrPresの検出における適用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 伝播性亜急性海綿状脳症の処置において治療作用を有する物質の選別方法 本発明は、伝播性亜急性海綿状脳症(transmissible subacute spongiform en cephalopathies:TSSEs)−所謂プリオン病(prion diseases)−の処置に おいて治療作用を有し得る物質の選別(screening)方法であって、脾臓からP rPresを単離する工程を含むものに関し、更に、本発明は、その選別方法に 特に適した、PrPresの複数の単離方法と、それら単離方法の、特にPrP resの検出における適用に関するものである。 伝播性亜急性海綿状脳症は、詳細な性質が今日まで未解明のままである非通常 性伝播性剤(NCTAs)−プリオンとも呼ばれる−によって惹き起こされる。 TSSEsには、主として、ヒトにおけるクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD )、ヒツジやヤギにおけるスクレーピ、ウシにおけるウシ海綿状脳症(BSE) が含まれ、他の脳症が、ミンクや、アカシカ、エラジカ等の数種類の野性動物に おいて確認されている。 上記疾病の進行の結果は常に死であり、現在、有効な治療法はない。 伝播性亜急性海綿状脳症においては、異常な形態(PrPres)において、 主として中枢神経系において、宿主タンパク質、PrP(プリオンタンパク質) の蓄積が見られる。PrPresは精製によっても感染力を失わず、その蓄積は 組織学的な病変に先行して現れる。インビトロにおいて、PrPresは神経細 胞カルチャーに対して毒性を示す。 PrPresと正常なPrPとは、2つの生化学的特徴によって区別される。 PrPresはプロテアーゼに対して部分的に耐性を有することと、トリトン( Triton)−X100等の陰イオン性洗剤に対して不溶性であることである。 上記脳症の治療に有効である可能性がある新規分子の研究は、有効なインビト ロモデルがないことと、インビボ実験モデルを準備するために長時間を要するこ ととによって、阻まれている。例えば、ハムスタのスクレーピ実験では、80〜 365日が必要であり、マウスのスクレーピ実験では、180〜550日が必要 とされる。 そこで、本発明者らは、現在利用されている実験モデルの問題点を克服し、特 に被試験物質の作用の評価を2ケ月以内で行なうことを可能とした点等、実際の 使用上の要請により適した、有効且つ信頼性のある選別方法を提供することを目 的として設定した。 上記目的のために、本発明者らは、信頼性のあるマーカを発見し、再現可能な プロトコルを確立した。 本発明の主題とするところは、伝播性亜急性海綿状脳症(TSSEs、所謂プ リオン病)の処置において治療作用を有し得る物質の選別方法であって、 a)げっ歯類、マウス、ハムスタ等の少なくとも1匹(好適には、複数匹であ って、複数群に分けられる)の実験室動物(laboratory animal)に対して 、非通常性伝播性剤(nonconventional transmissible agent:NCTA) 乃至プリオンを、時間tAにおいて、何れかの適当な経路によって、接種す る工程と、 b)前記実験室動物に対して、選別されるべき物質(テスト動物)または擬薬 (負の対照動物)の何れかを、tAの15日前と、前記実験室動物の脾臓に おいてPrPresのレベルが最高となる時間に対応するtCとの間の期間 内において、または、前記実験室動物の脾臓においてPrPresが最初に 検出される時間に対応するtBと、tCとの間の期間内において、何れかの 適当な経路にて、投与する工程;ここで、tBは、tAとその15日後の間 であり、tCは、tAの20日後から30日後の間であって、好適には、t Aの25日後から30日後の間であることと、 c)tBとtCとの間の期間内において、好適にはtCにおいて、前記各動物 を絶命させ、そしてその脾臓を採取する工程と、 d)採取した各脾臓をホモジナイズ(homogenization)し、次いでその得られ たホモジネートから前記PrPresを単一の分離工程によって得る特別な 抽出を行なう、場合により該PrPresの精製を行なうこととを含む適当 な単離法に従って、前記各脾臓から前記PrPresを単離する工程と、 e)前記(d)工程において得られたPrPresを適当な方法によって検出 して、特別な信号を発生させ、次いでその得られた信号を、前記疾病の終末 段階にある動物から得られた脳ホモジネート(brain homogenate)からなる 正の対照についての希釈の検定シリーズ(calibration series of dilution )と比較することにより、前記PrPresの半定量化(semiquantificati on)を行なう工程と、 f)前記(e)工程において前記テスト動物の脾臓から得られた前記PrPr esのレベルが、同一条件下において前記負の対照動物から得られた前記P rPresのレベルに比較して少なくとも2のファクタ(a factor of 2) まで減少している場合に、前記選別物質を、前記伝播性亜急性海綿状脳症の 処置のための候補として選択する工程と を含むことを特徴とする選別方法である。 前記時間tA、tB、tCは日数で表わされ、tA=D0である。 本発明者らが、図らずも、接種の態様(末梢または大脳内)に拘わらず、感染 動物の生存を高める物質が、標準化された条件の下において検出される、脾臓に おけるPrPresの蓄積を遅延させる物質でもあることを発見したことは、確 かなことである。 標準化された条件とは、本発明の目的にとって、以下のパラメータが選択され る条件を意味するものと理解される。 −NCTAの選択 −NCTAの投与経路 −脾臓からのPrPresの単離方法。 所与の動物から選択された株にとって、前記疾病の終末段階において、感染力 価は一定である。 脾臓においてPrPresを検出することにより、PrPresの蓄積防止等 の被試験分子の効果を、接種(脾臓による接種剤材の捕捉と、tAとtAの1〜2 日後の間のPrPresピークの検出)後の数時間内、または、感染後5〜15 日の間という、従来より極めて早期に観察することが可能となる。tBは、接種 剤の捕捉時期におけるピークの検出と、新たに合成されたPrPresの検出と の両者に対応する。そのため、tBは、tAとその15日後の間の時間となる。tB ,tCの値は、選択されるNCTAと実験室動物(マウス)次第で、上記の範囲 内で変化し得る。例えば、NCTAが、C57BL/6マウスに腹腔内経 路にて接種されたマウス株C506M3に対応する場合には、新たに合成される PrPresが、感染後(p.i.)5日目(tB)から、100%のケースで検出 され得、プラトー(plateau)が、p.i.30日目(tC)から観察される。 従って、このような方法によって、PrPresの蓄積を防止し得る分子を選 別することが可能となり、そのような分子は、TSSEsの処置において治療作 用を示し得ると考えられる。 本発明によれば、 a)工程においては、 NCTAは、宿主動物において安定化された株、すなわち、複数回の継代を経 て宿主動物において安定な特徴を示すに至った株に対応する。特に、以下の特性 :例えば、本疾病の発症前期間の同一や、全動物における継代中の病変プロフィ ール(脳の種々の部分の空胞化の程度)の同一である。それは、上記条件下で安 定化され、宿主動物の脾臓においてPrPresの成熟前蓄積を誘導する、如何 なる株にも対応する。例えば、スクレーピ株、ウシ脳症株があり、特に、Chandl er、ME7、139A(M.E.Bruceら−微生物学と免疫学における今日的論題に におけるスクレーピ株の変異とその含意:伝播性海綿状脳症、スクレーピ、BS Eと関連疾患、1991、172、125−138)、C506M3(C.I.Lasm ezasら−J.Gen.Virol.、1996、77、1601−1609)、263K(R. H.Kimberlinら−J.Gen.Virol.、1977、34、295−304及び1978 、39、487−496)と呼ばれるスクレーピ株と、4PB1(C.I.Lasmezas ら−1996、上掲)、301V(C.F.farquharら−J.Gen.Virol.、1996、 77、1941−1946)と呼ばれるBSE株がある。 前記NCTAは、粗組織、好適には、脳、ホモジネート等の形状として、また は、粗組織、好適には、脳、ホモジネート等から適当な遠心分離により得られる PrPresペレットの形状として、選択された投与経路に適した緩衝液中にお いて投与される。 前記NCTAは、何れの経路(経口、非経口)、好ましくは腹腔内経路等であ っても、NCTAの接種剤に対応する1回の量として0.001%と10%(重 量/容積)の間(LD50は103と107の間)において投与され得る。 前記実験室動物は、好適には、げっ歯類(例えば、マウスまたはハムスタ)で ある。 b)工程においては、 被選別物質は、経口経路または非経口経路にて投与される。 本処置がtBとtCとの間(つまり、脾臓においてPrPresが常に検出され 得る時期)において開始される場合には、本発明によるモデルによって、複製サ イト乃至は場所(標的細胞)において複製中の接種NCTAに対する被選別物質 の作用の研究のみが可能であるのに対して、それがtB以前(例えば、tAの時点 )に投与される場合には、本発明によるモデルによって、それに加えて、NCT Aが脾臓内の標的細胞に到達する前の被選別物質の作用の研究もが可能である。 d)工程においては、 分子の大きさに基づく方法(例えば、遠心分離)、溶解度差に基づく方法(例 えば、塩溶・塩析や、溶媒による分画)、電荷に基づく方法等の、既知のタンパ ク質単離技術から選択された一連の工程次第で、精製の程度と収率とが異なる。 本発明の枠組みの中では、脾臓において検出され得る最高レベルとカットオフと の比が可能な限り大きくなるような、好適には2より大きくなるような、または 、得られた最終サンプルの1/2希釈が行なわれる場合でもまだ検出信号が得ら れるような、検出の閾値を得ることを可能にする、信頼性と感度の高い方法を選 択することが必要である。 一連の工程の好適例を以下に述べるが、それらは、従来の単離法に比べて、高 い信頼性と高い感度を有する点において優れている。その理由は、前者では実際 の抽出が単一の分離工程のみで行なわれることと、それらが一連の工程の特別の 選択によっているからである。それに対して、従来の方法(R.E.Raceら−J.Gen. Virol.、1992、73、3319−3323;Doiら−J.Gen.Virol.、198 8、69、955−960;T.Muramotoら−Am.J.Pathol.、1993、143、 5 1470−1479;Farquhar C.F.ら、Gen.Virol.、1994、75、4 95−504及びJ.Gen.Virol.、1996、77、1941−1946)では、 抽出が複数の分離工程を含むことから、定量に関しては不正確であり、及び/又 は、それらの方法の感度が、優れた検出閾値や優れた定量値を得るには不充分で あり、特に、PrPresレベルの大きな変化を有効に検出するには不充分であ る。 e)工程においては、 前記PrPresが、特に、免疫測定法(例えば、ウエスタンブロット法)に よって検出される。 本発明の主題は、また、器官または組織、特に脾臓、脳等からのPrPres の単離方法であって、 (i)動物を絶命させた後に採取した器官または組織をホモジナイゼーション 緩衝液中において機械的に擦りつぶしてホモジナイズし、得られたホモジネート のキャリブレーションを行なって、前記器官または組織を5〜50%(重量/容 積)含むホモジネートを得る工程と、 (ii)前記(i)工程において得られたホモジネートに、プロテアーゼと、適 当な緩衝液中において前記PrPresの凝集、分離を促進し得る陰イオン性洗 剤(界面活性剤)[10〜30%のサルコシル(sarkosyl)(ラウロイルサルコ シン)等]とを加えて得られた懸濁液をインキュベートし、48万〜120万g .hによる一回の超遠心分離を、好適には2〜4時間(例えば、24万〜30万 gで2〜4h)をかけて、更に、好適には得られた懸濁液が20〜22℃におい て、行ない、20℃において、1.02〜1.08の密度を有する緩衝液クッシ ョン(buffer cushion)で沈殿させ、前記PrPresを含む遠心分離ペレット を回収する、単一の分離工程を含むPrPresの特別な抽出工程と、更に、必 要ならば、 (iii)前記(ii)工程において得られた遠心分離ペレットを、1〜5%のS DSを含むレムリ(Laemmli)緩衝液に懸濁させ、その緩衝液中において且つ1 00℃において2〜10分間インキュベートし、16〜22℃において且つ1万 2千〜1万5千gで10〜15分間遠心分離することにより、前記PrPres を精製する工程と を必須的に含むことを特徴とする単離方法である。 このように精製されたPrPresは、次いで、電気泳動(例えば、ポリアク リルアミドゲル電気泳動)や免疫捕捉等の適当な方法によって、遠心分離の上澄 から分離され得る。 本方法によれば、前記(i)工程における前記ホモジナイゼーション緩衝液( homogenization buffer)は、特に、水等の中性緩衝液、または、5%グルコー ス等の等張緩衝液である。 また、本方法によれば、前記(ii)工程において、前記遠心分離が、前記Pr Presを含む懸濁液を6〜20%の蔗糖クッション(sucrose cushion)で沈 殿させた後に行なわれる。 一つの変形として、本発明の主題は、また、抽出がPrPresを準備するた めの単一の工程を含む方法であり、超遠心分離を必要としない;脾臓、脳等の器 官または組織からPrPresを単離する方法であって、 (i)動物を絶命させた後に採取した器官または組織をホモジナイゼーション 緩衝液中において機械的に擦りつぶしてホモジナイズし、この得られたホモジネ ートに、高いイオン強度を有し且つ1:1(v/v)の比において前記PrPr esの凝集を促進し得る塩(例えば、10〜30%塩化ナトリウム)を加え、そ のホモジネートのキャリブレーション(calibration)を行なって、前記器官ま たは組織を5〜50%(重量/容積)含むホモジネートを得る工程と、 (ii)前記(i)工程において得られたホモジネートに、プロテアーゼと、前 記PrPresの凝集を促進し得る陰イオン性洗剤(10〜30%のサルコシル )とを加えて得られた懸濁液のインキュベーションと、更に、2万5千〜6万g .hによる遠心分離(例えば、2万5千〜3万gで1〜2h)を、好適には得ら れた懸濁液が16〜22℃において、行ない、20℃において、1.02〜1. 08の密度を有する緩衝液クッションで沈殿させ、前記PrPresを含む遠心 分離ペレットを回収する、PrPresの単一の分離とを含む、PrPresの 特別な抽出工程と、更に、必要ならば、 (iii)前記(ii)工程において得られた遠心分離ペレットを、1〜5%のS DSを含むレムリ(Laemmli)緩衝液に懸濁させ、その緩衝液中において且つ1 00℃において2〜10分間インキュベートし、16〜22℃において且つ1万 2千〜1万5千gで10〜15分間遠心分離することにより、前記PrPres を精製する工程と を必須的に含むことを特徴とする単離方法である。 このように精製されたPrPresは、次いで、電気泳動(例えば、ポリアク リルアミドゲル電気泳動)や免疫捕捉等の適当な方法によって、遠心分離の上澄 から分離され得る。 本方法によれば、前記(i)工程におけるホモジナイゼーション緩衝液は、特 に、水等の中性緩衝液、または、5%グルコース等の等張緩衝液である。 また、本発明によれば、 前記抽出工程(ii)において、抽出のために使用される前記溶液が、前記Pr Presの凝集を促進し得る陰イオン性洗剤と、スルホベタイン(好適には、1 〜2%のスルホベタインSB3−14)等の両イオン性洗剤等の、タンパク質復 元特性(protein-renaturing properties)を有する洗剤とを、1:1(v/v) の比で含んでいる。 また、前記抽出工程(ii)において、前記遠心分離の前に、少なくとも1つの プロテアーゼ阻害剤が加えられる。 さらに、前記抽出工程(ii)において、前記遠心分離が、好ましくは、前記P rPresを含む懸濁液を、6〜20%の蔗糖クッション、または、6〜20% の蔗糖クッションとスルホベタインとで沈殿させた後に、行なわれる。 前記PrPresは、次いで、何れかの適切な方法で検出され得る。 驚くべきことに、脾臓からPrPresを単離する上記の方法は、単一の工程 による抽出を含み、PrPresの累積的な損失がなく、PrPresを他の組 織から抽出するために何らの修正を加えないで直接に使用され得る。 上記の特徴に加えて、本発明は他の特徴を含み、それら全ての特徴は、以下の 記載から明らかになるであろう。以下の記載は、本発明の主題である方法の例示 的な具体例に関し、添付の図面が参照される。 そこにおいて、図1は、本発明に従う選別方法において使用されるプロトコル を示す図である。 図2は、C506M3株に感染させ且つアンホテリシンB(AmB)で処置し たマウスの脾臓におけるPrPresの蓄積の阻害を示すポリアクリルアミドゲ ルを表わす図である[分子量の程度は、アマーシャム・プレステインド・マーカ ー(Amersham prestained markers)で確定された]。 図3は、アンホテリシンBまたはABLC8(AmBLipidComplex)で処置後の同 じマウスにおけるPrPresの蓄積の阻害を、擬薬で処置した負の対照動物( かかる蓄積の阻害のない)との比較において示すヒストグラムである。 図4と図5とは、何れも、C506M3株をi.p.にて接種したC57BL/6 マウスの脾臓におけるPrPresの蓄積の動力学(接種後0〜28日)を示す 図である。 図6は、PrPresの精製の収率における抽出緩衝液の成分の役割を示す図 である。 図7は、デキストラン硫酸(DS500)を試験するために実施される処置プ ロトコルを示す図である。 図8は、C506M3株に服腔内経路にて感染させ且つ接種2時間前にデキス トラン硫酸DS500で処置したC57BL/6マウスの脾臓におけるPrPr esの蓄積を示す図である。 ここで、以下の実施例は、本発明の主題を説明するための例示として記載され るものであって、本発明をいかなる意味においても限定するものではないことが 理解されるべきである。実施例1 :C506M3株を腹腔内(ip)経路にて感染させ、且つ、接種後tA +15日目から1〜2週(6日/週)の間アンホテリシンB(AmB)とその 誘導体で処置したC57BL/6マウスの脾臓におけるPrPresの蓄積の研 究;前記したように、超遠心分離(ultracentrifugation)を含む単離法による 脾臓に存在するPrPresの単離。 ・選別方法のa)工程:接種 tAで、C57BL/6マウスに、実験的スクレーピ(C506M3株)の終 末段階にある感染マウスからの、5%グルコース中の2%脳ホモジネート100 μlを、腹腔内経路にて接種する。 ・選別方法のb)工程:治療作用を有し得る物質の投与又は擬薬の投与 tA+15日目(→tBとtCの間の期間)に、C57BL/6マウスを複数 の群に分けて、以下のように処置する: −1mg/kg(AmB)の割合で、アンホテリシンBで処置するか、 −図1に従って、6日(1)または12日(2)の間、10mg/kgの割合 −擬薬で処置するか、 である。 ・選別方法のc)工程:動物の絶命 tA+21日目(→tBとtCの間の期間)またはtA+28日目(→tCに相当 )に、マウスを、その頸椎を骨折させて絶命させる;図1に従って、脾臓を直ち に採取し、−80℃で保存するか、または新鮮な状態で使用する。 ・選別方法のd)工程:PrPresの単離 採取された脾臓を、5%グルコース溶液中において擦り潰して、10%(重量 /容積)にホモジナイズする。得られたホモジネートを適当な注射器を通過させ てキャリブレートする。 次いで、その10%ホモジネート(200μl)を、37℃において1時間、 プロテナーゼK(10μg/ml)で処理する;消化は、5mMのフェニルメチ ルスルホニルフルオライド(PMSF)を加えて阻止する。pH7.4の10m Mトリス中の20%サルコシルを加えた後、試料を、室温において15分間イン キュベートする。その後、10%蔗糖クッション(100〜300μl)で、2 0℃において4時間、24万5千gで遠心分離する(Beckman TL100超遠心 分離器)。 得られたペレットをレムリ(Laemmli)緩衝液に再懸濁させ、100℃におい て5分間インキュベートした後、得られた試料を、16℃において15分間、1 万5千gによる遠心分離にかける。 ・本発明の選別方法のe)工程:試料中のPrPresの検出 得られた試料を、Towbinら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA、1979、76、43 50−4354)またはC.I.Lasmezasiら(J.Gen.Virol.、1996、前掲)が 記載した条件下において、SDS−PAGE電気泳動(10mgの脾臓に相当す る量が負荷された12%ポリアクリルアミドゲル)にかけて、ニトロセルロース 膜に移す。PrPresの免疫検出が、1/2500でマウスPrPのペプチド 90−108に対して向けられた、抗血清007JB(R.Demaimayら、「ジャー ナル・オブ・ヴィロロジ」、1997、71、12、9685−9689)と、 パーオキシダーゼ接合抗ラビットヤギIg’s(1/2500)とを用いて行な われる。免疫反応性を、化学ルミネッセンス(ECL、Amersham)によって検出 して、図2に示すように、オートラジオグラフィ・フィルム上に定量化し且つ視 覚化する。図2は、非処置の動物と、1mg/kgの割合のAmBで6日間処置 し且つtA+28日目、即ち処置の終了後1週間目に絶命させた動物についての 結果を示す。 抗体は、前記ペプチド(Neosystem、Strasbourg)をKLHにカップリングさ せ、そのカップルされたペプチドを含むエマルジョンと完全フロイントアジュバ ント(Freund's adjuvant)とを“ニュージーランド”ラビットの背側部に皮下 注射することによって得られる(R.Demaimayら、「ジャーナル・オブ・ヴィロロ ジ」、1997、71、12、9685−9689)。 ・本発明に従う選別方法のf)工程:選別物質の選択 図3は、非処置動物と、AmB、1mg/kgで処置し且つtA+21日目ま (2)処置し且つtA+21日目またはtA+28日目に絶命させた動物とから について、PrPresの蓄積の顕著な阻害が見られる;このヒストグラムは、 脾臓において検出されたPrPresの量を、本疾病の終末段階にある動物の脳 ホモジネートから上記の方法と同一の方法によって精製したPrPresの線型 の一群の希釈物と比較することにより得た(正の対照)。 図4と図5とは、上記の条件と同一の条件下においてC506M3株をtAで 接種し且つ処置をしなかったC57BL/6マウスの脾臓におけるPrPres の28日間の蓄積の動態を示す。tA+30日目(→tCに相当)まで段階的な増 加が見られ、tA+30日目にプラトーが見られる。実施例2 :C506M3株を腹腔内(ip)経路にて感染させ、且つ接種後tA +15日目から1〜2週(6日/週)の間、アンホテリシンB(AmB)とその 誘導体で処置したC57BL/6マウスの脾臓におけるPrPresの蓄積の研 究:超遠心分離を含まない方法によるそのPrPresの単離。 a)、b)、c)、e)及びf)工程は、実施例1のそれらと同一である。 マウスの脾臓からPrPresを単離するd)工程を、以下のようにして行な う。 採取された脾臓を、5%グルコースを含む溶液中において擦り潰して、20% (重量/容積)にホモジナイズし、20%塩化ナトリウム200μlを、得られ たホモジネート200μlに加える(1:1、v/v)。その得られたホモジネ ートを適当な注射器を通過させてキャリブレートする。 次いで、20%ホモジネート200μlに、洗剤(20%サルコシルと2%ス ルホベタイン(SB3.14 Calbiochem)200μlと10μg/mlのプロ テナーゼKとを加え、そしてその混合物を、37℃において1時間、インキュベ ートする。 その後、最終濃度で10%の蔗糖と0.1%のスルホベタインとを含むクッシ ョン200μlで、22℃において2時間、3万gで遠心分離する(ロータ;A LC4239R遠心分離器)。 図6は、種々の抽出緩衝液組成を使用して得られた精製収率を示す(ウエスタ ンブロット法により、ヒストグラムで表わす)。図6において、1は、収率の対 照(全てホモジネート)であり、2は、10%サルコシルと10%塩化ナトリウ ムと10mMトリスと1%SB3−14であり、3は、10%サルコシルと10 %塩化ナトリウムと10mMトリスであり、4は、10%サルコシルと10%塩 化ナトリウムであり、5は、10%サルコシルである。 得られたペレットをレムリ(Laemmli)緩衝液に再懸濁させ、100℃におい て5分間インキュベートした後、得られた試料を、16℃において15分間、1 万5千gによる第2の遠心分離にかける。実施例3 :C506M3株を腹腔内経路にて感染させ、且つ、tA−2時間にお いてデキストラン硫酸(DS500)で処置したC57BL/6マウスの脾臓に おけるPrPresの蓄積の研究 この処置プロトコルは、図7に要約されている。 ・選別方法のb)工程:治療作用を有し得る物質の投与 tA−2時間(すなわち、感染性株の接種前2時間)において、C57BL/ 6マウスを複数の群に分けて、 −処置をしないマウスと、 −25mg/kgでのデキストラン硫酸(DS500)で処置(tA−2時間 における一回の注射による)したマウスと に分ける。 ・選別方法のa)工程:接種 tAで、C57BL/6マウスに、実験的スクレーピ(C506M3株)の終 末段階にある感染マウスからの、5%グルコース中の2%脳ホモジネート100 μlを、腹腔内経路にて接種する。 ・選別方法のc)工程:動物の絶命 tA+2時間と、tA+7日目と、tA+22日目とに、マウスを、その頸椎を 骨折させて絶命させ、その脾臓を直ちに採取する。 ・選別方法のd)工程:PrPresの単離 実施例2のd)工程と同一である。 ・本発明に従う選別方法のe)工程:試料中のPrPresの検出 得られた試料を、Towbinら(Proc.Natl.Acad.Sci.USA、1979、76、43 50−4354)またはC.I.Lasmezasら(J.Gen.Virol.、1996、前掲)が記 載した条件下において、SDS−PAGE電気泳動(2時間後と7日目との場合 には40mgの脾臓の等価物を、また、22日目の場合には10mgの脾臓の等 価物を、負荷された12%ポリアクリルアミドゲル)にかけて、ニトロセルロー ス膜に移す。PrPresの免疫検出を、1/5000での抗血清007JB( R.Demaimayら、J.Virol.、1997、71、12、9685−9689)と、 パーオキシダーゼ接合抗ラビットヤギIg’s(1/2500)とを用いて行な う。免疫反応性を、化学ルミネッセンス(ECL、Amersham)によって検出して 、図8に示すように、オートラジオグラフィ・フィルム上に定量化し且つ視覚化 する。図8は、非処置の動物と、接種前2時間においてDS500で処置し且つ tA+2時間と、tA+7日目と、tA+22日目とに絶命させた動物についての 結果を示す。 ・本発明に従う選別方法のf)工程:選別物質の選択 図8は得られた結果を示す。処置を受けた動物において、PrPresの蓄積 の顕著な阻害が見られる。 以上から明らかなように、本発明は、明示的に記載されたその具体例、実施態 様、適用例に何等限定されるものではなく、本発明の枠組み乃至範囲を逸脱しな い限りにおいて、本分野の専門家が想到し得るあらゆる変更例をも含むものであ る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.伝播性亜急性海綿状脳症(TSSEs)の処置において治療作用を有し得る 物質の選別方法であって、 a)げっ歯類によって構成される群から選択された少なくとも1匹の実験室 動物に対して、非通常性伝播性剤(NCTA)を、時間tAにおいて、何 れかの適当な経路にて、接種する工程と、 b)前記実験室動物に対して、選別されるべき物質(テスト動物)または擬 薬(負の対照動物)の何れかを、tAの15日前と、前記実験室動物の脾 臓においてPrPresのレベルが最高になる時間に対応するtCとの間 の期間内において、または、前記実験室動物の脾臓においてPrPres が最初に検出される時間に対応するtBと、tCとの間の期間内において 、何れかの適当な経路にて、投与する工程;tBは、tAとその15日後 の間であり、tCは、tAの25日後から30日後の間であることと、 c)tBとtCとの間の期間内において、好適にはtCにおいて、前記各動 物を絶命させ、そしてその脾臓を採取する工程で、tA、tB、tCはそ れぞれ日数で表わされることと、 d)採取した各脾臓からPrPresを分離する工程にして、該脾臓をホモ ジナイズし、次いでその得られたホモジネートから前記PrPresを単 一の分離工程において得る特別な抽出を行ない、そして場合によりそのP rPresの精製を行なうことを含む適当な単離法に従って実施すること と、 e)前記(d)工程において得られたPrPresを何れかの適当な方法に よって検出して、特別な信号を発生させ、次いでその得られた信号を、前 記疾病の終末段階にある動物から得られた脳ホモジネートからなる正の対 照についての希釈の検定シリーズと比較することによって、前記PrPr esの半定量化を行なう工程と、 f)前記(e)工程において前記テスト動物の脾臓から得られた前記PrP resのレベルが、同一条件下で前記負の対照動物から得られたレベルに 比較して少なくとも2のファクタまで減少している場合に、前記選別物質 を、前記伝播性亜急性海綿状脳症の処置のための候補として選択する工程 と を含むことを特徴とする選別方法。 2.前記(a)工程において、前記NCTAが、脳、ホモジネート等の粗組織と して、または、脳、ホモジネート等の粗組織から適当な遠心分離によって得ら れたPrPresペレットの何れかの形態で、選択された投与経路に適した緩 衝液中において投与されることを特徴とする請求項1の選別方法。 3.前記(a)工程において、前記NCTAが、腹腔内経路にて、NCTAの接 種剤に対応する量として、0.001%と10%(重量/容積)の間(LD50 は103と107の間)において、投与されることを特徴とする請求項1また は請求項2の選別方法。 4.前記(d)工程において、前記単離法が、脾臓で検出され得る最高レベルと カットオフとの比が2より大きくなるように、または、得られる最終サンプル の1/2希釈が検出信号を発生させるように、選択されることを特徴とする請 求項1から請求項3の何れか一つの選別方法。 5.前記(d)工程において、前記PrPresの前記単離法が、単一の工程に おける分離を含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一つの選別 方法。 6.前記(e)工程において、前記PrPresが、免疫測定法によって検出さ れることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一つの選別方法。 7.請求項1から請求項6の何れか一つの方法において採用され得る、脾臓、脳 等の器官または組織からのPrPresの単離方法であって、 (i)動物を絶命させた後に採取される器官または組織をホモジナイゼーショ ン緩衝液中で機械的に擦りつぶしてホモジナイズし、得られるホモジネー トの検定を行なって、前記器官または組織を5〜50%(重量/容積)含 むホモジネートを得る工程と、 (ii)前記(i)工程において得られたホモジネートに、プロテアーゼと、適 当な緩衝液中で前記PrPresの凝集、分離を促進し得る陰イオン性洗 剤とを加えて得られる懸濁液をインキュベートし、48万〜120万g. hによる単一の超遠心分離を、好適には2〜4時間(例えば、24万〜3 0万gで2〜4h)かけて、更に、好適には懸濁液が20〜22℃におい て、行ない、20℃において、1.02〜1.08の密度を有する緩衝液 クッションで沈殿させ、前記PrPresを含む遠心分離ペレットを回収 する、単一の分離工程を含むPrPresの特別な抽出工程と、更に、必 要ならば、 (iii)前記(ii)工程において得られた遠心分離ペレットを、1〜5%のS DSを含むレムリ緩衝液に懸濁させ、その緩衝液中において100℃で2 〜10分間インキュベートし、そして16〜22℃において1万2千〜1 万5千gで10〜15分間遠心分離することにより、前記PrPresを 精製する工程と を含むことを特徴とする単離方法。 8.請求項1乃至請求項6の何れか一つの方法において採用され得る、脾臓、脳 等の器官または組織からのPrPresの単離方法であって、 (i)動物を絶命させた後に採取した器官または組織をホモジナイゼーション 緩衝液中において機械的に擦りつぶしてホモジナイズし、得られたホモジ ネートに、高いイオン強度を有し且つ1:1(v/v)の比において前記 PrPresの凝集を促進し得る塩を加え、次いでそのホモジネートの検 定を行ない、前記器官または組織を5〜50%(重量/容積)含むホモジ ネートを得る工程と、 (ii)前記(i)工程において得られたホモジネートに、プロテアーゼと、前 記PrPresの凝集を促進し得る陰イオン性洗剤とを含む溶液を加えて 得られた懸濁液のインキュベーションと、更に、2万5千〜6万g.hに よる遠心分離(例えば、2万5千〜3万gで1〜2h)を、好適には懸濁 液が16〜22℃において、行ない、20℃において、1.02〜1.0 8の密度を有する緩衝液クッションで沈殿させ、前記PrPresを含む 遠心分離ペレットを回収する、PrPresの一回の分離とを含む、Pr Presの特別な抽出工程と、更に、必要ならば、 (iii)前記(ii)工程において得られた遠心分離ペレットを、1〜5%のS DSを含むレムリ緩衝液に懸濁させて、その緩衝液中において100℃で 2〜10分間インキュベートし、16〜22℃において1万2千〜1万5 千gで10〜15分間遠心分離することにより、前記PrPresを精製 する工程と を含むことを特徴とする単離方法。 9.前記(i)工程のホモジナイゼーション緩衝液が、特に、水等の中性の緩衝 液、または、5%グルコース等の等張緩衝液であることを特徴とする請求項7 または請求項8の方法。 10.前記(ii)工程において、前記遠心分離の前に、少なくとも1種類のプロ テアーゼ阻害剤が、加えられることを特徴とする請求項7または請求項8の方 法。 11.前記(ii)工程において、前記遠心分離が、好ましくは、前記PrPre sを含む懸濁液を6〜20%の蔗糖クッションで沈殿させた後に行なわれるこ とを特徴とする請求項7または請求項8の方法。 12.前記抽出工程(ii)において、前記抽出のために使用される溶液が、前記 PrPresの凝集を促進し得る陰イオン性洗剤と、スルホベタイン(好適に は、1〜2%のスルホベタインSB3−14)等の両イオン性洗剤とを、1: 1(v/v)の比で含むことを特徴とする請求項8の方法。 13.前記抽出工程(ii)において、前記遠心分離が、好ましくは、前記PrP resを含む懸濁液を6〜20%の蔗糖とスルホベタインとを混合状態で含む クッションで沈殿させた後に行なわれることを特徴とする請求項8の方法。 14.請求項7乃至請求項13の何れか一つの方法の、器官または組織中のPr Presの検出への適用。
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