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JP2001329995A - 可変ディフューザ付き遠心圧縮機 - Google Patents

可変ディフューザ付き遠心圧縮機

Info

Publication number
JP2001329995A
JP2001329995A JP2000152489A JP2000152489A JP2001329995A JP 2001329995 A JP2001329995 A JP 2001329995A JP 2000152489 A JP2000152489 A JP 2000152489A JP 2000152489 A JP2000152489 A JP 2000152489A JP 2001329995 A JP2001329995 A JP 2001329995A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diffuser
blade
guide
centrifugal compressor
partition member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000152489A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Iketani
信之 池谷
Tadaaki Watanabe
忠昭 渡邊
Hiroshi Tange
浩史 丹下
Yoshiaki Hirai
芳明 平井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
Priority to JP2000152489A priority Critical patent/JP2001329995A/ja
Publication of JP2001329995A publication Critical patent/JP2001329995A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers
    • F04D29/46Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable
    • F04D29/462Fluid-guiding means, e.g. diffusers adjustable especially adapted for elastic fluid pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/50Inlet or outlet
    • F05D2250/52Outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 案内羽根をディフューザ部に完全に出没で
き、案内羽根とディフューザ壁の隙間からの加圧流体の
漏れを完全に防止でき、効率低下を抑制することができ
る可変ディフューザ付き遠心圧縮機を提供する。 【解決手段】 ディフューザ壁11から出没可能な案内
羽根12と、中空の気室13と、気室を気密に分割し軸
方向に移動可能な弾性仕切り部材14と、弾性仕切り部
材に差圧を発生させて弾性仕切り部材を流体圧により軸
方向に移動させる流体駆動機構とを備える。案内羽根の
一部は弾性仕切り部材に取り付けられている。更に、案
内羽根を収容するディフューザ壁と案内羽根の間を流れ
る隙間流れを低減する隙間流低減装置を備える。この隙
間流低減装置は、羽根基部12aの隣接する羽根部12
bの固定部を連結する複数の凸部21と、案内羽根を収
容するディフューザ壁に設けられ複数の凸部を接触する
ことなく収容する複数の凹溝22とからなる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、案内羽根をディフ
ューザ部に出没できる可変ディフューザ付き遠心圧縮機
に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心圧縮機の羽根車とスクロール部との
間には、リング状の流路であるディフューザ部が設けら
れている。このディフューザ部は、羽根車から吐出され
る流体の運動エネルギを圧力に変換する役割を有してい
る。
【0003】また、このディフューザ部に流体の流れを
制御する案内羽根が設けられた遠心圧縮機も広く知られ
ている。かかる案内羽根を設けることにより、「羽根な
し」の場合より一般的に効率は高まるが、使用可能な流
量範囲は羽根なしの場合より狭くなる。そのため、車両
用過給機に適用する遠心圧縮機のように、流量範囲が非
常に広い場合には、ディフューザ部の特性を変化させ
て、常に最適に近い特性を得る必要がある。
【0004】この要望に応え、ディフューザ部の特性を
変化させる手段として、従来から、(1)ディフューザ
羽根の取付角を変える手段(いわゆる可変ピッチ機構)
や、(2)ディフューザ壁面の幅を変える手段(例え
ば、特開平4−47199号)が提案され、一部で実施
されている。しかし、可変ピッチ機構は構造が複雑であ
るため、小型の遠心圧縮機(例えば乗用車用の過給機)
には適用が困難であった。また、ディフューザ壁面の幅
を変える手段(特開平4−47199号)では、流路の
段差が不可避であり、性能低下が大きい問題があった。
【0005】一方、これらの問題が少なく、比較的簡単
な構造で性能上のメリットも大きい手段として、ディフ
ューザ部の羽根を出没させる手段が提案されている(例
えば、特開平5−99199号、特開平8−25412
7号等)。
【0006】特開平5−99199号の「遠心圧縮機」
は、図6に示すように、静止羽根1の内周側に弦長が大
なる羽根2と小なる羽根3とで構成される羽根装置を配
置し、圧縮機の運転流量に応じて大なる羽根2又は小な
る羽根3をディフューザ流路内に突出させるものであ
る。また、特開平8−254127号の「過給装置」
は、図7に示すように、ディフューザ部に突出・引き込
み可能に設けられた案内羽根4、案内羽根をディフュー
ザ部に突出させ又は引き込ませるアクチュエータ5、及
びエンジンの作動状態に応答してアクチュエータを作動
するコントローラを有するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した遠心圧縮
機では、ディフューザ部に静止羽根1が常にあるため、
大小の羽根2又3を突出させても、広範囲の流量範囲に
適応できる「羽根なし」の特性は得られない問題点があ
った。また、図7に示した過給装置では、原理的には案
内羽根をディフューザ部に完全に突出・引き込みできる
が、(1)案内羽根とディフューザ部の間を気密に保持
することが困難又は不可能であり、加圧流体の漏れを完
全には防止できない、(2)アクチュエータ5はディフ
ューザ部の加圧された内圧に抗して作動するため、アク
チュエータが大型となる、等の問題点があった。
【0008】更に、案内羽根を出没可能にした場合、羽
根を出した場合に、羽根先端が対向する壁に完全に接触
することが効率向上の点から必要である。その場合、製
品の加工精度及び組立精度を考慮すると、羽根の基部と
ディフューザ壁面との間にわずかな隙間が必要となる。
しかしこの隙間が存在すると圧力の高いディフューザの
出口側からこの隙間を通してディフューザの入口側に流
れる隙間流れが発生し、効率が低下する問題点が生じ
る。
【0009】本発明はかかる問題点を解決するために創
案されたものである。すなわち、本発明の目的は、案内
羽根をディフューザ部に完全に出没でき、案内羽根とデ
ィフューザ壁の隙間からの加圧流体の漏れを完全に防止
でき、かつ案内羽根の突出し時に案内羽根を反対側のデ
ィフューザ壁面に密着させて翼端隙間損失を低減でき、
同時に案内羽根の基部とディフューザ壁面との間の隙間
を通してディフューザの入口側に流れる隙間流れを低減
し、効率低下を抑制することができる可変ディフューザ
付き遠心圧縮機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、対向す
るディフューザ壁(11)の少なくとも一方から出没可
能な案内羽根(12)と、該案内羽根を収容するディフ
ューザ壁側に設けられた中空の気室(13)と、該気室
をディフューザ側と反ディフューザ側とに気密に分割し
かつ軸方向に移動可能な弾性仕切り部材(14)と、弾
性仕切り部材のディフューザ側と反ディフューザ側に差
圧を発生させて弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に
移動させる流体駆動機構とを備え、前記案内羽根の一部
が弾性仕切り部材に取り付けられており、更に、案内羽
根を収容するディフューザ壁と案内羽根の間を流れる隙
間流れを低減する隙間流低減装置を備えた、ことを特徴
とする可変ディフューザ付き遠心圧縮機が提供される。
【0011】上述した本発明の構成によれば、案内羽根
(12)を収容する中空の気室(13)をディフューザ
側と反ディフューザ側とに気密に分割する弾性仕切り部
材(14)を備えているので、案内羽根とディフューザ
壁の隙間からの加圧流体の漏れを完全に防止できる。ま
た、流体駆動機構により、弾性仕切り部材を流体圧によ
り軸方向に移動させるので、案内羽根の突出し時に案内
羽根を反対側のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間
損失を低減できる。
【0012】また、案内羽根を収容するディフューザ壁
と案内羽根の間を流れる隙間流れを低減する隙間流低減
装置を備えているので、羽根の基部とディフューザ壁面
との間の隙間を通して、圧力の高いディフューザの出口
側からディフューザの入口側に流れる隙間流れを低減し
効率の低下を抑制することができる。
【0013】本発明の好ましい実施形態によれば、前記
案内羽根(12)は、円板状の羽根基部(12a)と、
この羽根基部に一端が固定され周方向に間隔を隔てて配
置された複数の羽根部(12b)とからなり、前記隙間
流低減装置は、前記羽根基部(12a)の隣接する羽根
部の固定部を連結する複数の凸部(21)と、該案内羽
根を収容するディフューザ壁に設けられ前記複数の凸部
を接触することなく収容する複数の凹溝(22)とから
なる。この構成により、羽根基部(12a)の凸部(2
1)とディフューザ壁の凹溝(22)とでいわゆるラビ
リンスシールを構成することができ、互いに接触させる
ことなく隙間流れを低減することができる。
【0014】また、前記凸部(21)及び凹溝(22)
は、周方向又は周方向に対して斜めに延びてもよい。こ
のいずれの構成によっても、圧力の高いディフューザの
出口側からディフューザの入口側に流れる隙間流れにほ
ぼ直交してラビリンスシールを構成することができ、効
果的に隙間流れを低減することができる。
【0015】更に、前記隙間流低減装置は、案内羽根と
案内羽根を収容するディフューザ壁の貫通孔との間に設
けられたブラシシール又は弾性シールであってもよい。
かかるブラシシール又は弾性シールを併用することによ
り、上記ラビリンスシール部に流入する流体流量を更に
低減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において、共通
する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略す
る。図1は、本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機
を示す全体構成図である。この図に示すように、本発明
の可変ディフューザ付き遠心圧縮機10は、対向するデ
ィフューザ壁11の少なくとも一方(この図では、反シ
ュラウド側)から出没可能な案内羽根12と、案内羽根
12を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気
室13と、気室13をディフューザ側と反ディフューザ
側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切り
部材14とを備えている。なお、この図において、6は
羽根車、7はスクロールケーシング、8はシールプレー
トである。シールプレート8は、この例ではシールプレ
ートカバー8a、ダイヤフラムカバー8b及び本体8c
からなる。
【0017】図2は、図1のA−A矢視図である。この
図において、羽根車6及びスクロールケーシング7は、
図面の明瞭化のため省略して示している。
【0018】図1及び図2に示すように案内羽根12
は、この例では、円板状の羽根基部12aと、この羽根
基部12aに一端が固定され周方向に間隔を隔てて配置
された複数の羽根部12bとからなる。反シュラウド側
のディフューザ壁11(すなわちシールプレートカバー
8a)には、各羽根部12bが貫通する貫通孔が設けら
れ、羽根部12bが反シュラウド側のディフューザ壁1
1内に面一に引っ込む位置から、羽根部12bが反対側
のディフューザ壁11に当接する突き出し位置まで、羽
根部12bが羽根車6の軸方向に移動できるようになっ
ている。
【0019】中空の気室13は、この例では、反シュラ
ウド側のディフューザ壁11の内部、すなわちシールプ
レート8内に設けられた中空円筒形の空間である。ま
た、弾性仕切り部材14は、リング状のダイヤフラムま
たはベローズであり、その外縁部と内縁部が気室13に
気密に固定され、この空間(気室13)をディフューザ
側と反ディフューザ側とに分割している。更に、このダ
イヤフラム(またはベローズ)は、気密を保持したまま
軸方向に変形可能であり、その中間部分に案内羽根12
の一部(この例では羽根基部12aの左端部)が取り付
けられている。
【0020】本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機
10では、更に、弾性仕切り部材14を流体圧により軸
方向に移動させる流体駆動機構を備える。この流体駆動
機構は、弾性仕切り部材14を軸方向に付勢する付勢手
段16と、気室13の反ディフューザ側を減圧又は加圧
する配管ライン17a及びこれを外部の負圧源(又は正
圧源)と連通する図示しない開閉弁とからなり、弾性仕
切り部材14のディフューザ側と反ディフューザ側に差
圧を発生させて弾性仕切り部材14を流体圧により軸方
向に移動させるようになっている。なお、17bは、デ
ィフューザ部の静圧を抽気するための別の配管ラインで
ある。
【0021】付勢手段16は、この例では、気室13の
反ディフューザ側(図で左側)に圧縮状態で収容された
圧縮バネであり、弾性仕切り部材14及びこれを介して
案内羽根12をディフューザ部の反対側のディフューザ
壁に向けて付勢している。
【0022】上述した構成により、例えば、遠心圧縮機
の流量が少なく、効率を高める必要がある場合に、気室
13のディフューザ側と反ディフューザ側を連通して同
圧とすることにより、付勢手段16の付勢力により、案
内羽根12を反対側のディフューザ壁に向けて移動し、
案内羽根12の先端(図で右端)が反対側のディフュー
ザ壁に隙間なく当接した状態とすることができる。
【0023】また、逆に、遠心圧縮機の流量が多く、効
率よりもその安定作動が要求される場合に、気室13の
反ディフューザ側を外部の負圧源(例えば、ブレーキ用
真空源)に連通して負圧とすることにより、弾性仕切り
部材14のディフューザ側(図で右側)の圧力が反ディ
フューザ側(左側)の圧力より高くなり、付勢手段16
の付勢力に抗して弾性仕切り部材14及びこれに取り付
けられた案内羽根12を反対方向(図で左側)に移動さ
せ、案内羽根12が引っ込み、その先端(図で右端)を
ディフューザ壁11と面一とすることができる。
【0024】図3は、図1のB部の模式的構成図であ
る。この図に示すように、本発明の可変ディフューザ付
き遠心圧縮機10は、更に、案内羽根12を収容するデ
ィフューザ壁11(すなわちこの例ではシールプレート
カバー8a)と案内羽根12の間を流れる隙間流れを低
減する隙間流低減装置を備えている。隙間流低減装置
は、図3の例では、羽根基部12aの隣接する羽根部の
固定部を連結する複数の凸部21と、案内羽根12を収
容するディフューザ壁11(シールプレートカバー8
a)に設けられた複数の凹溝22とからなる。凸部21
と凹溝22は、互いに接触することなく嵌合しており、
この間にいわゆるラビリンスシールを形成している。
【0025】図4は、図1のC−C矢視図である。この
図において、羽根車6及びスクロールケーシング7の他
に、ディフューザ壁11(シールプレートカバー8a)
を省略し、円板状の羽根基部12aと複数の羽根部12
bのみを示している。この図に示すように、この実施形
態では、凸部21及び(図示しない凹溝22)は、周方
向に羽根車6と同心に形成されている。
【0026】図5は、図4と同様の別の実施形態であ
る。この実施形態では、図4と相違し、凸部21及び
(図示しない凹溝22)は、羽根車6と同心の周方向に
対して斜めに延びている。
【0027】上述した本発明の構成によれば、案内羽根
12を収容する中空の気室13をディフューザ側と反デ
ィフューザ側とに気密に分割する弾性仕切り部材14を
備えているので、案内羽根とディフューザ壁の隙間から
の加圧流体の漏れを完全に防止できる。また、流体駆動
機構により、弾性仕切り部材を流体圧により軸方向に移
動させるので、案内羽根の突出し時に案内羽根を反対側
のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間損失を低減で
きる。
【0028】また、案内羽根を収容するディフューザ壁
と案内羽根の間を流れる隙間流れを低減する隙間流低減
装置を備えているので、羽根の基部とディフューザ壁面
との間の隙間を通して、圧力の高いディフューザの出口
側からディフューザの入口側に流れる隙間流れを低減し
効率の低下を抑制することができる。
【0029】特に、羽根基部12aの凸部21とディフ
ューザ壁の凹溝22とでいわゆるラビリンスシールを構
成することにより、互いに接触させることなく隙間流れ
を低減することができる。
【0030】また、隙間流低減装置として、案内羽根と
案内羽根を収容するディフューザ壁の貫通孔との間にブ
ラシシール又は弾性シールを設けてもよい。このような
ブラシシール又は弾性シールを併用することにより、ラ
ビリンスシール部に流入する流体流量を更に低減するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】上述した本発明の可変ディフューザ付き
遠心圧縮機によれば、羽根が出た状態において空間13
のディフューザ側を通り、図3のB側からA側に流れる
隙間流れを最小にすることができる。すなわち、凸部2
1と凹溝22とでいわゆるラビリンスシールを構成する
ことにより、隙間を流れる空気に対する流路抵抗を増
し、逆流する隙間流れ(図3でB→C→A)を減らし、
ディフューザの効率を向上させることができる。
【0032】従って、本発明の可変ディフューザ付き遠
心圧縮機は、案内羽根をディフューザ部に完全に出没で
き、案内羽根とディフューザ壁の隙間からの加圧流体の
漏れを完全に防止でき、かつ案内羽根の突出し時に案内
羽根を反対側のディフューザ壁面に密着させて翼端隙間
損失を低減でき、同時に案内羽根の基部とディフューザ
壁面との間の隙間を通してディフューザの入口側に流れ
る隙間流れを低減し、効率低下を抑制することができる
等の優れた効果を有する。
【0033】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない限りで自由に変更するこ
とができることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変ディフューザ付き遠心圧縮機を示
す全体構成図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】図1のB部の模式的構成図である。
【図4】図1のC−C矢視図である。
【図5】図4と同様の別の実施形態である。
【図6】従来の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の模式
図である。
【図7】従来の可変ディフューザ付き遠心圧縮機の別の
模式図である。
【符号の説明】
1 静止羽根、2,3 羽根、4 案内羽根、5 アク
チュエータ、6 羽根車、7 スクロールケーシング、
8 シールプレート、8a シールプレートカバー、8
b ダイヤフラムカバー、8c 本体 10 可変ディフューザ付き遠心圧縮機、11 ディフ
ューザ壁、12 案内羽根、12a 羽根基部、12b
羽根部、13 気室、14 弾性仕切り部材(ダイヤ
フラムまたはベローズ)、16 付勢手段(圧縮バ
ネ)、17a,17b 配管ライン、21 凸部、22
凹溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹下 浩史 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 (72)発明者 平井 芳明 東京都江東区豊洲3丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Fターム(参考) 3H034 AA02 BB03 BB06 DD07 DD08 DD26 EE08 EE13 EE18

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向するディフューザ壁(11)の少な
    くとも一方から出没可能な案内羽根(12)と、該案内
    羽根を収容するディフューザ壁側に設けられた中空の気
    室(13)と、該気室をディフューザ側と反ディフュー
    ザ側とに気密に分割しかつ軸方向に移動可能な弾性仕切
    り部材(14)と、弾性仕切り部材のディフューザ側と
    反ディフューザ側に差圧を発生させて弾性仕切り部材を
    流体圧により軸方向に移動させる流体駆動機構とを備
    え、前記案内羽根の一部が弾性仕切り部材に取り付けら
    れており、 更に、案内羽根を収容するディフューザ壁と案内羽根の
    間を流れる隙間流れを低減する隙間流低減装置を備え
    た、ことを特徴とする可変ディフューザ付き遠心圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 前記案内羽根(12)は、円板状の羽根
    基部(12a)と、この羽根基部に一端が固定され周方
    向に間隔を隔てて配置された複数の羽根部(12b)と
    からなり、 前記隙間流低減装置は、前記羽根基部(12a)の隣接
    する羽根部の固定部を連結する複数の凸部(21)と、
    該案内羽根を収容するディフューザ壁に設けられ前記複
    数の凸部を接触することなく収容する複数の凹溝(2
    2)とからなる、ことを特徴とする請求項1に記載の可
    変ディフューザ付き遠心圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記凸部(21)及び凹溝(22)は、
    周方向又は周方向に対して斜めに延びている、ことを特
    徴とする請求項2に記載の可変ディフューザ付き遠心圧
    縮機。
  4. 【請求項4】 前記隙間流低減装置は、案内羽根と案内
    羽根を収容するディフューザ壁の貫通孔との間に設けら
    れたブラシシール又は弾性シールである、ことを特徴と
    する請求項1に記載の可変ディフューザ付き遠心圧縮
    機。
JP2000152489A 2000-05-24 2000-05-24 可変ディフューザ付き遠心圧縮機 Pending JP2001329995A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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