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JP2001323099A - 感光性樹脂組成物、多孔質樹脂、回路基板および回路付サスペンション基板 - Google Patents

感光性樹脂組成物、多孔質樹脂、回路基板および回路付サスペンション基板

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Publication number
JP2001323099A
JP2001323099A JP2000142129A JP2000142129A JP2001323099A JP 2001323099 A JP2001323099 A JP 2001323099A JP 2000142129 A JP2000142129 A JP 2000142129A JP 2000142129 A JP2000142129 A JP 2000142129A JP 2001323099 A JP2001323099 A JP 2001323099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
porous
resin composition
photosensitive
circuit
photosensitive resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000142129A
Other languages
English (en)
Inventor
Shu Mochizuki
周 望月
Takahiro Fukuoka
孝博 福岡
Naotaka Kaneshiro
直隆 金城
Naoki Kurata
直記 倉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2000142129A priority Critical patent/JP2001323099A/ja
Publication of JP2001323099A publication Critical patent/JP2001323099A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い耐熱性、寸法安定性、絶縁性を有し、し
かも、均一で微細な気泡を有する多孔質樹脂、および、
その多孔質樹脂を得るための感光性樹脂組成物、さらに
は、そのような多孔質樹脂を絶縁層として有する、回路
基板および回路付サスペンション基板を提供すること。 【解決手段】 感光性樹脂組成物として、下記一般式
(1)で示される単位構造を有するポリイミド樹脂前駆
体と、感光剤と、前記ポリイミド樹脂前駆体に対して分
散可能な分散性化合物と、溶剤とを含有させ、この感光
性樹脂組成物から溶剤除去後、さらに分散性化合物を除
去して多孔化し、これを硬化させる。 −R2 NHCO−R1 (COR3 )(COR4 )−CO
NH− (1) (式中、R1 およびR2 は芳香族基を、R3 およびR4
は水酸基または1価の有機基であってその少なくとも一
方は感光性を有する1価の有機基を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性樹脂組成物、
多孔質樹脂、回路基板および回路付サスペンション基板
に関し、詳しくは、回路基板および回路付サスペンショ
ン基板の絶縁層の形成のために好適に用いられる感光性
樹脂組成物および多孔質樹脂、および、そのような多孔
質樹脂を絶縁層として有する、回路基板および回路付サ
スペンション基板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりポリイミド樹脂は、高い耐熱
性、寸法安定性、絶縁性を有するために信頼性の必要な
部品、部材として、回路基板などの電子・電気機器や電
子部品に広く用いられている。最近では、電子・電気機
器の高速化、高機能化に伴い、大量の情報を蓄積し、高
速に処理、高速に伝達することが要求されており、その
ような用途に用いられるポリイミド樹脂にも、高周波化
に対応した電気的特性として、低誘電率化が求められて
いる。
【0003】しかし、一般に、プラスチック材料の誘電
率は、その分子骨格から決定されてしまうため、その分
子骨格を変性しても誘電率を下げるには限界がある。そ
のため、空気の誘電率が低いこと(ε=1.0)に着目
して、プラスチック材料を多孔化させて、その空孔率に
よって誘電率を制御しようとする方法が各種提案されて
いる。
【0004】そのような多孔質樹脂を得る方法として
は、乾式法や湿式法などがあり、乾式法では、通常、物
理的方法によるものと、化学的方法によるものとが知ら
れている。物理的方法としては、クロロフルオロカーボ
ン類や炭化水素類などの低沸点液体(発泡剤)を樹脂中
に分散させた後、加熱して発泡剤を揮発させることによ
り気泡を生じさせ、これによって発泡体を得るものであ
る。また、化学的方法は、樹脂に発泡剤を添加して、こ
れを熱分解することによって生じるガスによりセルを形
成し、これによって発泡体を得るものである。物理的方
法によるものとしては、例えば、米国特許公報第453
2263号において、塩化メチレン、クロロホルム、ト
リクロロエタンなどを発泡剤として用いて、発泡ポリエ
ーテルイミドを得ることが提案されている。
【0005】さらに、近年では、セル径が小さく、セル
密度の高い発泡体として、窒素や二酸化炭素などの気体
を高圧にて樹脂中に溶解させた後、圧力を解放し、樹脂
のガラス転移点や軟化点付近まで加熱することにより、
気泡を生じさせる方法が提案されている。このような方
法では、微孔質発泡体を得ることができ、例えば、特開
平6−322168号公報では、この方法をポリエーテ
ルイミド樹脂に適用して、耐熱性を有する発泡体を得る
ことが提案されている。また、例えば、特開平10−4
5936号公報では、この方法をシンジオタクチック構
造を有するスチレン系樹脂に適用して、気泡サイズが
0.1〜20μmの多孔質を有する発泡体を得て、これ
を電気回路部材として用いることが提案されている。ま
た、例えば、特開平9−100363号公報では、二酸
化炭素などを発泡剤として発泡された空孔率が10vo
l%以上の多孔質なプラスチックを含む、耐熱温度が1
00℃以上で、かつ、誘電率が2.5以下である低誘電
率プラスチック絶縁フィルムが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような多
孔質樹脂を得る方法において、例えば、物理的手法で
は、発泡剤として用いられるクロロフルオロカーボン類
が、安全衛生上およびオゾン層の破壊などの環境上から
好ましいものではなく、また、炭化水素類を用いても、
微細かつ均一なセル径を形成することが困難である。
【0007】また、化学的手法では、発泡後、ガスを発
生させた発泡剤の残さが、発泡体中に残存するおそれが
あるため、電子・電気機器や電子部品など、低汚染性が
強く要求される用途には不向きである。
【0008】さらに、気体を高圧で樹脂中に溶解させた
後、圧力を解放し、樹脂のガラス転移点や軟化点付近ま
で加熱することにより、気泡を生じさせる方法におい
て、例えば、特開平6−322168号公報に記載され
る方法では、高圧ガスを圧力容器中で含浸するときに、
圧力容器を樹脂のビカー軟化点またはその近傍まで加熱
するので、減圧するときには、樹脂が溶融状態にある一
方で高圧ガスが膨張しやすいために、得られた発泡体の
気泡サイズがあまり小さくならず、例えば、回路基板な
どとして用いる場合には、その厚みが厚くなってしまっ
たり、あるいは、そのパターン化において微細化に限界
を生ずる。また、例えば、特開平10−45936号公
報に記載される方法では、スチレン系樹脂のガラス転移
点が100℃付近であるため、それ以上の高温では使用
できず、さらに、特開平9−100363号公報に記載
される方法では、気泡サイズがあまり小さくならず、パ
ターン化において微細化に限界を生ずる。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、高い耐熱性、寸法安
定性、絶縁性を有し、しかも、均一で微細な気泡を有す
る多孔質樹脂、および、その多孔質樹脂を得るための感
光性樹脂組成物、さらには、そのような多孔質樹脂を絶
縁層として有する、回路基板および回路付サスペンショ
ン基板を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の感光性樹脂組成物は、下記一般式(1)で
示される繰り返し単位構造を有するポリイミド樹脂前駆
体と、感光剤と、前記ポリイミド樹脂前駆体に対して分
散可能な分散性化合物と、溶剤とを含有することを特徴
としている。
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 およびR2 は、芳香族基を、
3 およびR4 は、水酸基または1価の有機基であっ
て、その少なくとも一方は、感光性を有する1価の有機
基を示す。) また、この感光性樹脂組成物においては、前記分散性化
合物が、ポリエーテルオリゴマー、ポリエステルオリゴ
マー、ポリウレタンオリゴマーからなる群から選ばれる
少なくとも1種であることが好ましい。
【0013】また、本発明は、この感光性樹脂組成物か
ら溶剤を除くことにより、前記ポリイミド樹脂前駆体中
に前記分散性化合物が分散した状態を形成する工程、前
記分散性化合物を除去することにより、多孔化する工
程、および前記感光性樹脂組成物を硬化させる工程を含
む工程によって得られる、多孔質樹脂をも含むものであ
る。なお、この多孔質樹脂を得る工程においては、前記
感光性樹脂組成物を、露光および現像することによりパ
ターン化する工程を含むことが好ましい。
【0014】そして、このような多孔質樹脂は、回路基
板の絶縁層として、とりわけ、回路付サスペンション基
板の絶縁層として好適に用いられる。
【0015】また、本発明は、このような多孔質樹脂を
絶縁層として有している、回路基板および回路付サスペ
ンション基板をも含むものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の感光性樹脂組成物は、下
記一般式(1)で示される繰り返し単位構造を有するポ
リイミド樹脂前駆体と、感光剤と、ポリイミド樹脂前駆
体に対して分散可能な分散性化合物と、溶剤とを含有し
ている。
【0017】
【化3】
【0018】(式中、R1 およびR2 は、芳香族基を、
3 およびR4 は、水酸基または1価の有機基であっ
て、その少なくとも一方は、感光性を有する1価の有機
基を示す。) 本発明に用いられるポリイミド樹脂前駆体は、R1 で示
される芳香族基を有する無水カルボン酸含有化合物と、
3 またはR4 で示される1価の有機基を有する水酸基
含有化合物とをエステル化反応させた後、この反応で得
られたエステル化合物に、R2 で示される芳香族基を有
するジアミン化合物を重縮合反応させて、この反応で得
られた重縮合化合物を、必要に応じて精製することによ
り得ることができる。
【0019】無水カルボン酸化合物としては、例えば、
ピロメリット酸二無水物、3,3',4,4’−ビフェ
ニルテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(2,3
−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,2−ビス(3,
4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロプロパン二無水物、3,3' ,4,
4' −ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビス
(3,4−ジカルボキシフェニル)エーテル二無水物、
ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン酸二無
水物などの有機テトラカルボン酸二無水物が挙げられ
る。それらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用
してもよい。
【0020】R3 またはR4 で示される1価の有機基を
有する水酸基含有化合物としては、例えば、ペンタエリ
スリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールト
リメタクリレート、ペンタエリスリトールアクリレート
ジメタクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレー
トメタクリレート、グリセロールジアクリレート、グリ
セロールジメタクリレート、グリセロールアクリレート
メタクリレート、トリメチロールプロパンジアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキ
シエチルメタリレート、グリシジルアクリレート、グリ
シジルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタリレート、2−ヒ
ドロキシブチルアクリレート、2−ヒドロキシブチルメ
タリレートなどのヒドロキシアクリレート類が挙げられ
る。それらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用
してもよい。
【0021】そして、無水カルボン酸含有化合物と水酸
基含有化合物との反応は、例えば、無水カルボン酸含有
化合物1モルに対して、水酸基含有化合物を1.5〜3
倍モル、好ましくは、2.0〜2.5倍モルの割合にお
いて、反応溶媒として、例えば、N−メチル−2−ピロ
リドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの非プロ
トン性極性溶媒を用い、触媒として、例えば、トリエチ
ルアミン、ピリジン、トリエタノールアミンなどの塩基
性触媒を用いて、常温下において行なうことができる。
【0022】次いで、この反応で得られたエステル化合
物に、ジアミン化合物を重縮合反応させる。ジアミン化
合物としては、例えば、m−フェニレンジアミン、P−
フェニレンジアミン、3,4' −ジアミノジフェニルエ
ーテル、4,4' −ジアミノジフェニルエーテル、4,
4' −ジアミノジフェニルスルホン、3,3' −ジアミ
ノジフェニルスルホン、2,2−ビス(4−アミノフェ
ノキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノ
フェノキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン、1,3
−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビ
ス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、2,4−ジアミ
ノトルエン、2,6−ジアミノトルエン、ジアミノジフ
ェニルメタン、4,4' −ジアミノ−2,2−ジメチル
ビフェニル、2,2−ビス(トリフルオロメチル)−
4,4' −ジアミノビフェニルなどが挙げられる。それ
らは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよ
い。
【0023】そして、エステル化合物とジアミン化合物
との反応は、これらが実質的に等モル比となるような割
合において脱水縮合させればよく、例えば、エステル化
合物を、塩化チオニル、オキサリルクロライドなどの塩
化物を用いて酸クロライドとして、これをジアミンと反
応させてもよく、また、例えば、ジフェニル(2,3−
ジヒドロ−2−チオキソ−3−ベンゾキサゾール)ホス
ホナート、ジシクロヘキシルカルボジイミド、カルボニ
ルジイミダゾールなどの脱水縮合剤を用いて反応させて
もよい。また、この反応は、例えば、反応溶媒として、
N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセト
アミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキシドなどの非プロトン性極性溶媒を用いて行なうこ
とが好ましい。その後、この反応で得られた重縮合化合
物を、必要に応じて精製することにより、ポリイミド樹
脂前駆体を得ることができる。重縮合化合物の精製は、
例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプ
ロピルアルコールなどの貧溶媒中で重縮合化合物を沈殿
させて、これをろ別、回収し、乾燥すればよい。
【0024】このようにして得られたポリイミド樹脂前
駆体は、上記式(1)で示される繰り返し単位構造から
なり、その重合度(n)が、5〜400、さらには、1
0〜200、その数平均分子量が、5000〜2000
00、さらには、10000〜100000であること
が好ましい。
【0025】本発明に用いられる感光剤は、露光感度、
解像度を向上させる目的で用いられるものであって、具
体的には、光重合開始剤、増感剤、重合禁止剤などから
構成されている。また、このような感光剤は、ポリイミ
ド樹脂前駆体に配合して用いることができる。
【0026】光重合開始剤としては、紫外線中のi線
(365nm)、g線(436nm)において効率よく
反応性ラジカルを発生させるものが好ましく、例えば、
ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチル、4−
ベンゾイル−4’−メチルジフェニルケトン、ジベンジ
ルケトン、2,2’−ジエトキシアセトフェノンなどの
アセトフェノン誘導体、例えば、2,6’−ジ(4’−
ジアジドベンザル)シクロヘキサノン、2,6’−ジ
(4’−ジアジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサ
ノン、2,6’−ジ(4’−ジアジドベンザル)−4−
エチルシクロヘキサノンなどのアジド化合物、例えば、
1−フェニル−2−(o−エトキシカルボニル)オキシ
ム、1,3−ジフェニルプロパントリオン−2−(o−
エトキシカルボニル)オキシムなどのオキシム類、例え
ば、N−フェニルグリシン、N−(p−エチル)フェニ
ルグリシンなどのグリシン誘導体が挙げられる。それら
は、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよ
い。また、このような光重合開始剤は、ポリイミド樹脂
前駆体100重量部に対して、0.1〜10重量部配合
することが好ましい。
【0027】増感剤としては、例えば、ミヒラーズケト
ン、4,4’−ビス(ジエチルアミノベンゾフェノ
ン)、2,5−ビス(4’−ジエチルアミノベンザル)
シクロペンタノン、2,6−ビス(4’−ジエチルアミ
ノベンザル)シクロヘキサノン、2,6−ビス(4’−
ジメチルアミノベンザル)−4−メチルシクロヘキサノ
ン、2,6−ビス(4’−ジエチルアミノベンザル)−
4−メチルシクロヘキサノン、N−フェニル−N’−エ
タノールアミン、N−フェニルエタノールアミン、2−
メルカプトベンゾキサゾール、2−メルカプトベンゾチ
アゾールなどが挙げられる。それらは、単独で用いても
よいし、2種以上を併用してもよい。また、このような
増感剤は、ポリイミド樹脂前駆体100重量部に対し
て、0.1〜10重量部配合することが好ましい。これ
ら増感剤は、使用する波長や要求感度により、適宜選択
して用いることが好ましく、これにより、各波長におけ
る解像度を向上させることができる。
【0028】重合禁止剤は、感光性樹脂組成物の保存安
定性を向上させるものであり、例えば、ヒドロキノン、
メチルヒドロキノン、ブチルキノンなどのヒドロキノン
誘導体が挙げられる。それらは、単独で用いてもよい
し、2種以上を併用してもよい。また、このような重合
禁止剤は、ポリイミド樹脂前駆体100重量部に対し
て、0.1〜10重量部配合することが好ましい。
【0029】また、本発明に用いられる分散性化合物
は、ポリイミド樹脂前駆体に対して分散し得る化合物で
あって、より具体的には、ポリイミド樹脂前駆体に対し
て微粒子としてミクロ相分離して、海島構造を形成し得
る化合物である。本発明に用いられる分散性化合物は、
そのような化合物であれば、特に制限されないが、ポリ
イミド樹脂前駆体に対して完全に相溶しないものが好ま
しく、また、加熱により揮散するか、もしくは、分解し
て炭化するもの、あるいは、特定の溶剤によって抽出で
きるものが好ましく用いられる。そのような化合物とし
ては、例えば、同一あるいは相異なる単量体が2以上重
合している比較的低重合度のオリゴマーが挙げられ、よ
り具体的には、例えば、ポリエーテルオリゴマー、ポリ
エステルオリゴマー、ポリウレタンオリゴマーなどが挙
げられる。
【0030】ポリエーテルオリゴマーとしては、例え
ば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリブチレングリコール、および、それらの片末端
もしくは両末端が、メチル、フェニルなどのブロック剤
で封鎖されている封鎖物などが挙げられる。
【0031】ポリエステルオリゴマーとしては、例え
ば、ε−カプロラクトン、および、それらの片末端もし
くは両末端が、メチル、フェニルなどのブロック剤で封
鎖されている封鎖物などが挙げられる。
【0032】ポリウレタンオリゴマーとしては、例え
ば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリ
オールなどのマクロポリオールと、ポリイソシアネート
モノマーとの反応生成物などのウレタンポリオールなど
が挙げられる。
【0033】このような分散性化合物は、単独で用いて
もよいし、2種以上を併用してもよい。また、その重量
平均分子量が、150〜10000、さらには、300
〜5000の範囲にあることが好ましい。150未満で
あると、ポリイミド樹脂前駆体に対して良好に相溶して
しまう場合があり、一方、10000を超えると、微細
に分散させることができない場合がある。また、このよ
うな分散性化合物は、ポリイミド樹脂前駆体100重量
部に対して、通常、200重量部以下、多孔質樹脂の気
泡のサイズを微細(10μm未満)とするためには、好
ましくは、10〜200重量部、とりわけ、誘電率を3
以下とするするためには、好ましくは、30〜100重
量部の範囲で用いられる。
【0034】また、本発明に用いられる溶剤は、ポリイ
ミド樹脂前駆体の合成に用いた反応溶媒をそのまま用い
ればよく、さらに、そのような反応溶媒とともに、ある
いは、反応溶媒に代えて、例えば、1,3−ジメチル−
2−イミダゾリジノン、ジグライム、トリグライム、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサン、トル
エン、キシレンなどの有機溶剤を、単独もしくは2種以
上併用して用いてもよい。溶媒の使用量は、特に限定さ
れないが、使用量を調整することによって、通常、その
目的および用途に応じた感光性樹脂組成物の粘度を調整
することができる。通常は、ポリイミド樹脂前駆体、感
光剤および分散性化合物の合計量に対して、重量比で、
等量〜100倍量、好ましくは、2〜50倍量の範囲で
用いられる。
【0035】そして、本発明の感光性樹脂組成物は、ポ
リイミド樹脂前駆体、感光剤、分散性化合物および溶媒
を、上記した割合において、適宜公知の方法によって配
合すればよい。このようにして得られた本発明の感光性
樹脂組成物は、高い耐熱性、寸法安定性、絶縁性を有
し、しかも、均一で微細な気泡を有し、低誘電率で微細
なパターンを形成しやすい多孔質樹脂、とりわけ、回路
基板の絶縁層を形成するための多孔質樹脂の原料として
好適に用いられる。
【0036】次に、本発明の感光性樹脂組成物を用い
て、多孔質樹脂を製造する方法を、多孔質樹脂からなる
回路基板の絶縁層を形成する方法を例にとって説明す
る。
【0037】この方法では、図1(a)に示すように、
まず、所定の基材1を用意して、図1(b)に示すよう
に、感光性樹脂組成物2を、その基材1上に塗工した
後、熱風乾燥などにより乾燥させて、感光性樹脂組成物
2から溶剤を除去して皮膜を形成する。
【0038】基材としては、例えば、銅、アルミニウ
ム、ステンレス、銅−ベリリウム、リン青銅、鉄−ニッ
ケルなどの金属または合金の箔または板、例えば、シリ
コンウエハー、ガラスなどのセラミックの箔または板、
例えば、ポリイミド、ポリエステルなどのプラスチック
のフィルムなどが挙げられる。
【0039】感光性樹脂組成物の塗工は、例えば、スピ
ンコータ、バーコータなどの公知の塗工方法によればよ
く、基材の形状や、塗工の厚さに合わせて、適宜好適な
方法により塗工すればよい。また、その乾燥後の厚み
が、0.1〜50μm、好ましくは、1〜25μmとな
るように塗工することが好ましい。なお、塗工の前に、
基材の表面に、予めシランカップリング剤やチタネート
系カップリング剤を下塗りしておくことによって、密着
性を向上させることができる。
【0040】そして、乾燥は、通常、40℃〜150℃
で行なう。40℃より低いときは、溶剤の除去速度が遅
く、また、150℃より高いときは、ポリイミド樹脂前
駆体のイミド化が開始する場合がある。好適には、60
〜100℃にて行なう。このような乾燥によって、溶剤
が除去されることにより、図1(b)にモデル的に示さ
れるように、分散性化合物3が、ポリイミド樹脂前駆体
4に対して不溶化して、微細な粒子としてミクロ相分離
し、ポリイミド樹脂前駆体4中に分散性化合物3の海島
構造が形成される。
【0041】次いで、図1(c)に示すように、乾燥さ
れた感光性樹脂組成物2に、フォトマスク5を介して活
性光線を照射することによって露光を行なった後、必要
により加熱することによって、ポジ型またはネガ型の潜
像を形成し、これを現像することによって、ポジ型また
はネガ型の画像、すなわち、所要のパターンを形成す
る。
【0042】現像は、浸漬法やスプレー法などの公知の
方法により行なえばよく、現像温度は、通常、25〜5
0℃の範囲が適当である。また、用いられる現像液とし
ては、良溶媒と貧溶媒との混合溶媒や、塩基性溶液など
が挙げられる。良溶媒としては、例えば、N,N−ジメ
チルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N
−メチル−2−ピロリドンなどが挙げられ、また、貧溶
媒としては、例えば、低級アルコール、ケトン、水、芳
香族炭化水素などが挙げられ、さらに、塩基性溶媒とし
ては、例えば、水酸化テトラメチルアンモニウム水溶
液、トリエタノールアミン水溶液などが挙げられる。
【0043】なお、この方法においては、ネガ型画像で
現像することが好ましく、図1(d)においては、ネガ
型画像でパターン化された態様が示されている。
【0044】そして、図1(d)に示すように、感光性
樹脂組成物2から分散性化合物3を除去することによ
り、ポリイミド樹脂前駆体4を多孔化する。
【0045】感光性樹脂組成物から分散性化合物を除去
する方法としては、加熱により揮散させる、または、分
解して炭化する、あるいは、特定の溶剤によって抽出す
るなど、公知の方法が用いられる。これらの方法のう
ち、特定の溶剤によって抽出する方法が好ましい。溶剤
により抽出すれば、加熱によって除去しきれない分散性
化合物の残さを取り除くことができ、誘電率をさらに低
下させることができる。
【0046】抽出溶剤としては、通常用いられる有機溶
剤でよく、ポリイミド樹脂前駆体の組成や分散性化合物
の種類によって、適宜選択すればよい。そのような有機
溶剤としては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン、
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、
ジメチルスルホキシド、ジグライム、トリグライムなど
の極性溶剤、例えば、テトラヒドロフラン、ジオキサン
などのエーテル系溶剤、例えば、シクロヘキサノン、メ
チルエチルケトン、アセトンなどのケトン系溶剤、例え
ば、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、
例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノールな
どのアルコール系溶剤などが挙げられる。それらは、単
独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0047】また、この抽出による方法では、特に、液
化二酸化炭素、もしくは、高温高圧状態あるいは超臨界
状態にある二酸化炭素を用いることが好ましい。このよ
うな二酸化炭素を用いる場合には、例えば、耐圧容器中
で、0〜150℃、さらには、20〜120℃で、3.
5〜100MPa、さらには、6〜50MPaで抽出を
行なうことが好ましい。
【0048】なお、このような、感光性樹脂組成物から
分散性化合物を除去する工程は、本発明の感光性樹脂組
成物から多孔質樹脂を得る工程中の、どの工程において
行なってもよく、独立に、または、全行程を通じて行な
ってもよい。すなわち、この説明においては、この工程
を、感光性樹脂組成物をパターン化した後、次に述べる
感光性樹脂組成物を硬化させる前の工程として述べてい
るが、感光性樹脂組成物から溶剤を除去して、ポリイミ
ド樹脂前駆体中に分散性化合物が分散した状態を形成し
た後であれば、どの工程において行なってもよく、感光
性樹脂組成物の露光前、露光後加熱前、加熱後現像前、
現像後、および、次に述べる硬化の前後、もしくは、こ
れらの各工程において複数回にわたって行なってもよ
い。
【0049】そして、図1(e)に示すように、このよ
うに形成された感光性樹脂組成物2を硬化させることに
より、本発明の多孔質樹脂からなる絶縁層6を得ること
ができる。硬化は、公知の方法により行なえばよく、例
えば、真空下または不活性ガス雰囲気下において、35
0℃〜400℃程度で、数時間、加熱することが好まし
い。これによって、ポリイミド樹脂前駆体がイミド化さ
れて、ポリイミド樹脂からなる多孔質樹脂の絶縁層が形
成される。
【0050】そして、回路基板として使用するために
は、例えば、図2(a)に示すように、この絶縁層6を
ベース層6として、そのベース層6の上に、導体層7
を、例えば、サブトラクティブ法、アディティブ法、セ
ミアディティブ法などの公知のパターンニング法によっ
て、所定の回路パターンとして形成し、次いで、図2
(b)に示すように、必要により、その導体層7を絶縁
層からなるカバー層8によって被覆すればよい。なお、
導体層を形成するための導体としては、例えば、銅、ニ
ッケル、金、はんだ、またはこれらの合金などが用いら
れ、その厚みは、通常、1〜15μmである。また、カ
バー層としては、本発明の多孔質樹脂を用いてもよく、
また、その他の、カバー層として通常用いられる公知の
樹脂を用いてもよい。カバー層の厚みは、通常、2〜2
5μmである。
【0051】このようにして得られる絶縁層は、ポリイ
ミド樹脂からなるので、高い耐熱性、寸法安定性、絶縁
性能を有し、しかも、10μm未満、さらには、5μm
未満の均一で微細な気泡を有しているため、ラインアン
ドスペースが精細な回路パターンを形成することがで
き、かつ、誘電率が3以下、さらには、2.6以下の低
誘電率であるため、高周波特性を向上させることができ
る。そのため、回路基板、好ましくは、フレキシブル配
線板のベース層やカバー層として好適に用いることがで
き、このような絶縁層を有する回路基板は、高周波電気
信号を高速に伝達することのできる回路基板として有効
に用いることができる。
【0052】とりわけ、本発明の多孔質樹脂からなる絶
縁層を、ハードディスクドライブの磁気ヘッドを実装す
る回路付サスペンション基板の絶縁層として用いれば、
そのような絶縁層を有する回路付サスペンション基板
は、磁気ヘッドにより読み書きされる大量の情報を、高
速に伝達することができる。
【0053】次に、本発明の多孔質樹脂を、そのような
回路付サスペンション基板として用いる、具体的な態様
について詳述する。
【0054】図3は、本発明の多孔質樹脂が、絶縁層と
して用いられている回路付サスペンション基板の、一実
施形態の斜視図である。
【0055】図3において、この回路付サスペンション
基板11は、ハードディスクドライブの磁気ヘッド(図
示せず)を実装して、その磁気ヘッドを、磁気ヘッドと
磁気ディスクとが相対的に走行する時の空気流に抗し
て、磁気ディスクとの間に微小な間隔を保持しながら支
持するものであり、磁気ヘッドと、外部の回路としての
リード・ライト基板とを接続するための配線が、所定の
回路パターンとして一体に形成されている。
【0056】このような回路付サスペンション基板11
は、長手方向に延びる支持基板12の上に、ベース層1
3が形成されており、そのベース層13の上に、所定の
回路パターンとして形成される導体層14が形成されて
いる。なお、この回路パターンは、互いに所定の間隔を
隔てて平行状に配置される複数の配線14a、14b、
14c、14dによって構成されている。支持基板12
の先端部には、その支持基板12を切り込むことによっ
て、磁気ヘッドを実装するためのジンバル15が形成さ
れている。また、その支持基板12の先端部には、磁気
ヘッドと各配線14a、14b、14c、14dとを接
続するための磁気ヘッド側接続端子16が形成されると
ともに、支持基板12の後端部には、リード・ライト基
板と各配線14a、14b、14c、14dとを接続す
るための外部側接続端子17が形成されている。なお、
図3においては、図示されていないが、実際には、導体
層14の上には、絶縁体からなるカバー層18が被覆さ
れている。
【0057】次に、このような回路付サスペンション基
板11を製造する一方法について、図4〜図6を参照し
て詳述する。なお、図4〜図6においては、回路付サス
ペンション基板11の長手方向途中を、その回路付サス
ペンション基板11の長手方向に直交する方向に沿う断
面として示している。
【0058】まず、図4に示すように、支持基板12を
用意して、その支持基板12の上に、所定のパターンで
ベース層13を形成する。支持基板12としては、金属
箔または金属薄板を用いることが好ましく、例えば、ス
テンレス、42アロイなどが好ましく用いられる。ま
た、その厚さが、10〜60μm、さらには、15〜3
0μm、その幅が、50〜500mm、さらには、12
5〜300mmのものが好ましく用いられる。
【0059】そして、まず、図4(a)に示すように、
予め用意された支持基板12上に、図4(b)に示すよ
うに、感光性樹脂組成物を、その支持基板12の全面に
塗工した後、40℃〜150℃で乾燥することにより、
溶剤を除去してポリイミド樹脂前駆体中に分散性化合物
を分散させるとともに、感光性樹脂組成物の皮膜13a
を形成する。
【0060】次に、図4(c)に示すように、その皮膜
13aを、フォトマスク24を介して露光させた後、ポ
ジ型画像またはネガ型画像で現像することにより、皮膜
13aを所定のパターンとする。なお、フォトマスク2
4を介して照射する照射線は、その露光波長が、300
〜450nm、さらには、350〜420nmであるこ
とが好ましく、その露光積算光量が、100〜5000
mJ/cm2 、さらには、200〜3000mJ/cm
2 であることが好ましい。なお、図4においては、ネガ
型画像でパターン化された態様が示されている。
【0061】そして、図4(d)に示すように、皮膜1
3aから分散性化合物を除去することにより、ポリイミ
ド樹脂前駆体を多孔化する。分散性化合物の除去は、加
熱、分解、抽出のいずれの方法でもよいが、好ましく
は、抽出が用いられる。
【0062】次いで、図4(e)に示すように、ポリイ
ミド樹脂前駆体の皮膜13aを、350℃〜400℃程
度で、数時間、加熱することによって、ポリイミド樹脂
前駆体をイミド化して、ポリイミド樹脂からなる多孔質
のベース層13を形成する。なお、このようにして形成
されるベース層13の厚みは、通常、2〜20μm、好
ましくは、5〜10μmである。
【0063】次いで、図5に示すように、ベース層13
の上に、所定の回路パターンで導体層14を形成する。
導体層14を形成するための導体としては、回路付サス
ペンション基板の導体として使用できるものであれば、
特に制限されることなく使用することができる。そのよ
うな導体としては、例えば、銅、ニッケル、金、はん
だ、またはこれらの合金などが用いられ、好ましくは、
銅が用いられる。また、所定の回路パターンで導体層1
4を形成するには、例えば、サブトラクティブ法、アデ
ィティブ法、セミアディティブ法などの公知のパターン
ニング法のいずれでもよいが、好ましくは、セミアディ
ティブ法が用いられる。すなわち、まず、図5(a)に
示すように、支持基板12およびベース層13の全面
に、下地20となる導体の薄膜を形成する。下地20の
形成は、真空蒸着法、とりわけ、スパッタ蒸着法が好ま
しく用いられる。また、下地20となる導体は、クロム
や銅などが好ましく用いられる。より具体的には、例え
ば、支持基板12およびベース層13の全面に、クロム
薄膜と銅薄膜とをスパッタ蒸着法によって、順次に形成
することが好ましい。なお、クロム薄膜の厚みが、10
0〜600Å、銅薄膜の厚みが、500〜2000Åで
あることが好ましい。
【0064】次いで、図5(b)に示すように、その下
地20の上に、所定の回路パターンと逆パターンのめっ
きレジスト21を形成する。めっきレジスト21は、例
えば、ドライフィルムレジストなどを用いて公知の方法
により、所定のレジストパターンとして形成すればよ
い。次いで、図5(c)に示すように、ベース層13に
おけるめっきレジスト21が形成されていない部分に、
めっきにより、所定の回路パターンの導体層14を形成
する。めっきは、電解めっき、無電解めっきのいずれで
もよいが、電解めっきが好ましく用いられ、なかでも、
電解銅めっきが好ましく用いられる。なお、この回路パ
ターンは、例えば、図1に示されるように、互いに所定
の間隔を隔てて平行状に配置される、複数の配線14
a、14b、14c、14dパターンとして形成する。
導体層14の厚みは、通常、2〜50μm、好ましく
は、5〜30μmであり、各配線14a、14b、14
c、14dの幅は、通常、5〜500μm、好ましく
は、10〜200μmであり、各配線14a、14b、
14c、14d間の間隔は、通常、5〜500μm、好
ましくは、10〜200μmである。
【0065】そして、図5(d)に示すように、めっき
レジスト21を、例えば、化学エッチング(ウェットエ
ッチング)などの公知のエッチング法、または剥離によ
って除去した後、図5(e)に示すように、めっきレジ
スト21が形成されていた下地20を、同じく、化学エ
ッチング(ウェットエッチング)など公知のエッチング
法により除去する。これによって、ベース層13の上
に、導体層14を所定の回路パターンとして形成する。
【0066】次いで、図6に示すように、導体層14の
表面を金属皮膜22により保護した後、この導体層14
を、絶縁体からなるカバー層18により被覆する。すな
わち、まず、図6(a)に示すように、導体層14の表
面、および、支持基板12の表面に、金属皮膜22を形
成する。この金属皮膜22は、無電解ニッケルめっきに
よって、硬質のニッケル薄膜として形成することが好ま
しく、その厚みは、導体層14の表面が露出しない程度
であればよく、例えば、0.05〜0.2μm程度であ
ればよい。
【0067】次いで、導体層14を被覆するためのカバ
ー層18を形成する。カバー層18には、ベース層13
と同じく、感光性樹脂組成物が用いられ、図6(b)に
示すように、ベース層13と同様の方法によって、ポリ
イミド樹脂からなる多孔質のカバー層18を形成する。
なお、このようにして形成されるカバー層18の厚み
は、導体層14の厚みにもよるが、通常、2〜25μ
m、好ましくは、5〜20μmである。
【0068】そして、図6(c)に示すように、支持基
板12の上に形成されている金属皮膜22を剥離する。
なお、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子
17は、図には示していないが、カバー層18の形成に
おいて、各端子部分がカバー層18によって被覆されな
いようにしておき、支持基板12の上に形成されている
金属皮膜22を剥離する時に、同時に、各端子部分の金
属皮膜22を剥離した後、露出する導体層14の表面
を、電解ニッケルめっきと電解金めっきとを順次行なう
ことにより形成する。なお、ニッケルめっき層および金
めっき層の厚さは、いずれも、0.2〜5μm程度であ
ることが好ましい。
【0069】そして、電解ニッケルめっきおよび電解金
めっきに用いためっきリードを、化学エッチングなどに
より除去し、支持基板12を、化学エッチングなど公知
の方法によって、ジンバル15などの所定の形状に切り
抜き、洗浄および乾燥することにより、図3に示すよう
な回路付サスペンション基板11を得る。
【0070】このようにして得られる回路付サスペンシ
ョン基板11は、低誘電率化が図られており、高周波特
性が良好であるため、磁気ヘッドにより読み書きされる
大量の情報を、高速に伝達することができる。
【0071】
【実施例】以下に実施例および比較例を示し、本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明は、何ら実施例およ
び比較例に限定されることはない。
【0072】合成例1(ポリイミド樹脂前駆体の合成) 乾燥空気導入管を有するフラスコに、3,3' ,4,
4' −ビフェニルテトラカルボン酸二無水物124g
(0.42モル)と、2−ヒドロキシエチルメタクリレ
ート54.7g(0.42モル)と、N−メチル−2−
ピロリドン647gと、ヒドロキノン2.0gとを投入
した後、トリエチルアミン40gを30分かけて滴下
し、その後、室温で3時間反応させた。
【0073】反応終了後、p−フェニレンジアミン4
3.2g(0.4モル)を加えて、1時間攪拌し、さら
に、ジフェニル(2,3−ジヒドロ−2−チオキソ−3
−ベンゾキサゾール)ホスホナート151.3gを3回
に分けて加え、反応させた。得られたスラリー状溶液
を、高速に攪拌したエタノール中で洗浄した後、減圧乾
燥させて、ポリイミド樹脂前駆体を得た。得られたポリ
イミド樹脂前駆体の数平均分子量をGPC(ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィー)で測定したところ、標
準ポリスチレン換算で、20000であった。
【0074】次いで、このポリイミド樹脂前駆体100
重量部と、ベンゾフェノン2重量部と、ミヒラーズケト
ン5重量部と、ヒドロキノン1重量部とを、N−メチル
−2−ピロリドン(NMP)3000重量部に溶解させ
て、感光剤が配合されたポリイミド樹脂前駆体の溶液を
得た。
【0075】実施例1 合成例1で得られたポリイミド樹脂前駆体の溶液に、重
量平均分子量が550のポリエチレングリコールモノメ
チルエーテルオリゴマーを、そのポリイミド樹脂前駆体
100重量部に対して40重量部添加し、攪拌して透明
な均一の感光性樹脂組成物を得た。この感光性樹脂組成
物を、厚さ25μmのステンレス箔(SUS304)上
に、スピンコータを用いて、乾燥後の皮膜の厚さが15
μmとなるように塗布し、90℃で15分間、加熱乾燥
して、NMPを除去することにより、ポリイミド樹脂前
駆体中に、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル
オリゴマーの海島構造が存在する皮膜を形成した。
【0076】次に、フォトマスクを介して、露光量30
0mJ/cm2 にて紫外線(λ=350〜420nm)
を露光し、シクロヘキサノンで現像処理することによ
り、ネガ型画像でパターンを形成した。
【0077】この皮膜のパターンを80mmφのシート
状に切断し、500mLの耐圧容器に入れ、40℃の雰
囲気中、25MPa/cm2 に加圧した後、圧力を保っ
たままガス量にして約3L/分の流量で二酸化炭素を注
入、排気してポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ルオリゴマーを抽出する操作を2時間行なった。その
後、1.33Paの真空下に減圧した状態で、380℃
で加熱し、多孔質のポリイミド樹脂からなる膜を作製し
た。
【0078】得られた多孔質膜の気泡のサイズおよび誘
電率を以下の測定条件(以下同じ)に従って求めた。そ
の結果、気泡のサイズは、1μmであり、誘電率は、
2.5(1MHz)であった。
【0079】気泡のサイズ:作製した多孔質膜を液体窒
素中で凍結して割断し、その断面を走査型電子顕微鏡
(SEM)(日立製作所製 S−570型)を用いて、
加速電圧10kvにて観察することにより求めた。
【0080】誘電率:横河ヒューレットパッカード社製
HP4284AプレシジョンLCRメーターにより測定
した。
【0081】実施例2 合成例1で得られたポリイミド樹脂前駆体の溶液に、重
量平均分子量が600のポリエチレングリコールモノメ
チルエーテルオリゴマーを、そのポリイミド樹脂前駆体
100重量部に対して30重量部添加し、攪拌して透明
な均一の感光性樹脂組成物を得た。この感光性樹脂組成
物を、厚さ25μmのステンレス箔(SUS304)上
に、スピンコータを用いて、乾燥後の皮膜の厚さが15
μmとなるように塗布し、90℃で15分間、加熱乾燥
して、NMPを除去することにより、ポリイミド樹脂前
駆体中に、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル
オリゴマーの海島構造が存在する皮膜を形成した。
【0082】次に、フォトマスクを介して、露光量30
0mJ/cm2 にて紫外線(λ=350〜420nm)
を露光し、シクロヘキサノンで現像処理することによ
り、ネガ型画像でパターンを形成した。
【0083】この皮膜のパターンを80mmφのシート
状に切断し、500mLの耐圧容器に入れ、40℃の雰
囲気中、25MPa/cm2 に加圧した後、圧力を保っ
たままガス量にして約3L/分の流量で二酸化炭素を注
入、排気してポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ルオリゴマーを抽出する操作を2時間行なった。その
後、1.33Paの真空下に減圧した状態で、380℃
で加熱し、多孔質のポリイミド樹脂からなる膜を作製し
た。
【0084】得られた多孔質膜の気泡のサイズは、2.
5μmであり、誘電率は、2.6(1MHz)であっ
た。
【0085】実施例3 合成例1で得られたポリイミド樹脂前駆体の溶液に、重
量平均分子量が1000のポリエチレングリコールモノ
メチルエーテルオリゴマーを、そのポリイミド樹脂前駆
体100重量部に対して40重量部添加し、攪拌して透
明な均一の感光性樹脂組成物を得た。この感光性樹脂組
成物を、厚さ25μmのステンレス箔(SUS304)
上に、スピンコータを用いて、乾燥後の皮膜の厚さが1
5μmとなるように塗布し、90℃で15分間、加熱乾
燥して、NMPを除去することにより、ポリイミド樹脂
前駆体中に、ポリエチレングリコールモノメチルエーテ
ルオリゴマーの海島構造が存在する皮膜を形成した。
【0086】次に、フォトマスクを介して、露光量30
0mJ/cm2 にて紫外線(λ=350〜420nm)
を露光し、シクロヘキサノンで現像処理することによ
り、ネガ型画像でパターンを形成した。
【0087】この皮膜のパターンを80mmφのシート
状に切断し、1.33Paの真空下に減圧した状態で、
380℃で加熱し、多孔質のポリイミド樹脂からなる膜
を作製した。
【0088】得られた多孔質膜の気泡のサイズは、2μ
mであり、誘電率は、2.8(1MHz)であった。
【0089】実施例4 合成例1で得られたポリイミド樹脂前駆体の溶液に、重
量平均分子量が400のポリエチレングリコールオリゴ
マーを、そのポリイミド樹脂前駆体100重量部に対し
て30重量部添加し、攪拌して透明な均一の感光性樹脂
組成物を得た。この感光性樹脂組成物を、厚さ25μm
のステンレス箔(SUS304)上に、スピンコータを
用いて、乾燥後の皮膜の厚さが15μmとなるように塗
布し、90℃で15分間、加熱乾燥して、NMPを除去
することにより、ポリイミド樹脂前駆体中に、ポリエチ
レングリコールオリゴマーの海島構造が存在する皮膜を
形成した。
【0090】次に、フォトマスクを介して、露光量30
0mJ/cm2 にて紫外線(λ=350〜420nm)
を露光し、シクロヘキサノンで現像処理することによ
り、ネガ型画像でパターンを形成した。
【0091】この皮膜のパターンを80mmφのシート
状に切断し、1.33Paの真空下に減圧した状態で、
380℃で加熱し、多孔質のポリイミド樹脂からなる膜
を作製した。
【0092】得られた多孔質膜の気泡のサイズは、3μ
mであり、誘電率は、2.7(1MHz)であった。
【0093】比較例1 合成例1で得られたポリイミド樹脂前駆体の溶液を、厚
さ25μmのステンレス箔(SUS304)上に、スピ
ンコータを用いて、乾燥後の皮膜の厚さが15μmとな
るように塗布し、90℃で15分間、加熱乾燥して、N
MPを除去することにより、ポリイミド樹脂前駆体の皮
膜を形成した。なお、これをSEM観察したところ、海
島構造のない均一な皮膜であることが確認された。
【0094】次に、フォトマスクを介して、露光量30
0mJ/cm2 にて紫外線(λ=350〜420nm)
を露光し、シクロヘキサノンで現像処理することによ
り、ネガ型画像でパターンを形成した。
【0095】この皮膜のパターンを80mmφのシート
状に切断し、1.33Paの真空下に減圧した状態で、
380℃で加熱し、ポリイミド樹脂からなる膜を作製し
た。
【0096】得られた膜の断面のSEM観察を行なった
が、気泡は観察されなかった。また、誘電率は、3.1
(1MHz)であった。
【0097】比較例2 合成例1で得られたポリイミド樹脂前駆体の溶液を、厚
さ25μmのステンレス箔(SUS304)上に、スピ
ンコータを用いて、乾燥後の皮膜の厚さが15μmとな
るように塗布し、90℃で15分間、加熱乾燥して、N
MPを除去することにより、ポリイミド樹脂前駆体の皮
膜を形成した。なお、これをSEM観察したところ、海
島構造のない均一な皮膜であることが確認された。
【0098】次に、フォトマスクを介して、露光量30
0mJ/cm2 にて紫外線(λ=350〜420nm)
を露光し、シクロヘキサノンで現像処理することによ
り、ネガ型画像でパターンを形成した。
【0099】この皮膜のパターンを80mmφのシート
状に切断し、500mLの耐圧容器に入れ、40℃の雰
囲気中、25MPa/cm2 に加圧した後、圧力を保っ
たままガス量にして約3L/分の流量で二酸化炭素を注
入、排気する操作を2時間行なった。その後、1.33
Paの真空下に減圧した状態で、380℃で加熱し、ポ
リイミド樹脂からなる膜を作製した。
【0100】得られた膜の断面のSEM観察を行なった
が、気泡は観察されなかった。また、誘電率は、3.1
(1MHz)であった。
【0101】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の感光性樹脂
組成物は、高い耐熱性、寸法安定性、絶縁性能を有し、
しかも、均一で微細な気泡を有し、低誘電率で微細なパ
ターンを形成しやすい多孔質樹脂を得ることができる。
そのため、得られた多孔質樹脂は、精細な回路パターン
を形成することができ、かつ、低誘電率であるため、回
路基板の絶縁層として用いれば、その回路基板の高周波
特性を向上させることができる。したがって、そのよう
な絶縁層を有する回路基板は、高周波電気信号を高速に
伝達することのできる回路基板として有効に用いること
ができる。
【0102】とりわけ、回路付サスペンション基板の絶
縁層として用いると、高周波特性が良好であるため、そ
のような絶縁層を有する回路付サスペンション基板は、
磁気ヘッドにより読み書きされる大量の情報を、高速に
伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光性樹脂組成物を用いて、多孔質樹
脂からなる回路基板の絶縁層を形成する方法を示す一実
施形態の工程図であって (a)は、基材を用意する工程、(b)は、その基材の
上に、感光性樹脂組成物の皮膜を形成する工程、(c)
は、その皮膜を、フォトマスクを介して露光させて、現
像することにより、所定のパターンとする工程、(d)
は、感光性樹脂組成物から分散性化合物を除去すること
により、ポリイミド樹脂前駆体を多孔化する工程、
(e)は、多孔化した皮膜を硬化させて、ベース層を形
成する工程を示す。
【図2】ベース層の上に、導体層およびカバー層を形成
する工程を示す断面図であって、(a)は、ベース層の
上に導体層を形成する工程、(b)は、導体層上にカバ
ー層を形成する工程を示す。
【図3】本発明の多孔質樹脂が、絶縁層として用いられ
ている回路付サスペンション基板の、一実施形態の斜視
図である。
【図4】支持基板を用意して、その支持基板の上に、所
定のパターンでベース層を形成する工程を示す断面図で
あって、(a)は、支持基板を用意する工程、(b)
は、その支持基板の上に、感光性樹脂組成物の皮膜を形
成する工程、(c)は、その皮膜を、フォトマスクを介
して露光させて、現像することにより、所定のパターン
とする工程、(d)は、感光性樹脂組成物から分散性化
合物を除去することにより、ポリイミド樹脂前駆体を多
孔化する工程、(e)は、多孔化した皮膜を硬化させ
て、ベース層を形成する工程を示す。
【図5】ベース層の上に、所定の回路パターンで導体層
を形成する工程を示す断面図であって、(a)は、支持
基板およびベース層に、下地を形成する工程、(b)
は、下地の上に、所定の回路パターンと逆パターンのめ
っきレジストを形成する工程、(c)は、ベース層にお
けるめっきレジストが形成されていない部分に、めっき
により、所定の回路パターンの導体層を形成する工程、
(d)は、めっきレジストを除去する工程、(e)は、
下地を除去する工程を示す。
【図6】導体層の表面を金属皮膜により保護した後、カ
バー層により被覆する工程を示す断面図であって、
(a)は、導体層の表面に、金属皮膜を形成する工程、
(b)は、ベース層および金属皮膜の上に、カバー層を
形成する工程、(c)は、支持基板の上に形成されてい
る金属皮膜を剥離する工程を示す。
【符号の説明】
1 基材 2 感光性樹脂組成物 3 分散性化合物 4 ポリイミド樹脂前駆体 6 絶縁層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/00 C08K 5/00 C08L 67/00 C08L 67/00 71/00 71/00 Z 75/04 75/04 79/04 79/04 Z G03F 7/004 501 G03F 7/004 501 503 503Z 7/027 514 7/027 514 H05K 1/03 610 H05K 1/03 610P 610S (72)発明者 金城 直隆 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 倉田 直記 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA03 AA10 AA20 AB15 AB17 AC01 AD01 BC14 BC69 CA00 CC20 EA10 FA01 FA29 FA39 4F074 AA65 AA74E AA76 AA78 AG20 CB03 CB16 CB17 CB27 CB28 DA47 4J002 CF00X CH00X CK02X CM04W FD20X GP03 GQ05 4J011 QB18 SA01 SA21 SA22 SA78 SA80 SA82 SA83 TA01 UA01 VA01 WA01 4J043 PA19 PC086 QB15 QB26 QB67 RA06 RA24 SA06 SB01 SB02 TA22 TB01 TB02 UA121 UA122 UA131 UA132 UA141 UB011 UB021 UB061 UB062 UB121 UB122 UB152 UB301 UB302 UB401 UB402 VA011 VA021 VA022 VA041 VA051 VA061 VA062 VA081 VA091 VA101 XA16 YA30 YB02 ZA12 ZA43 ZA46 ZB22 ZB50

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される繰り返し単
    位構造を有するポリイミド樹脂前駆体と、感光剤と、前
    記ポリイミド樹脂前駆体に対して分散可能な分散性化合
    物と、溶剤とを含有することを特徴とする、感光性樹脂
    組成物。 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、芳香族基を、R3 およびR
    4 は、水酸基または1価の有機基であって、その少なく
    とも一方は、感光性を有する1価の有機基を示す。)
  2. 【請求項2】 前記分散性化合物が、ポリエーテルオリ
    ゴマー、ポリエステルオリゴマー、ポリウレタンオリゴ
    マーからなる群から選ばれる少なくとも1種であること
    を特徴とする、請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の感光性樹脂組
    成物から溶剤を除くことにより、前記ポリイミド樹脂前
    駆体中に前記分散性化合物が分散した状態を形成する工
    程、 前記分散性化合物を除去することにより、多孔化する工
    程、および前記感光性樹脂組成物を硬化させる工程を含
    む工程によって得られることを特徴とする、多孔質樹
    脂。
  4. 【請求項4】 さらに、前記感光性樹脂組成物を、露光
    および現像することによりパターン化する工程を含んで
    いることを特徴とする、請求項3に記載の多孔質樹脂。
  5. 【請求項5】 回路基板の絶縁層として用いられること
    を特徴とする、請求項3または4に記載の多孔質樹脂。
  6. 【請求項6】 回路付サスペンション基板の絶縁層とし
    て用いられることを特徴とする、請求項3または4に記
    載の多孔質樹脂。
  7. 【請求項7】 請求項3または4に記載の多孔質樹脂
    を、絶縁層として有していることを特徴とする、回路基
    板。
  8. 【請求項8】 請求項3または4に記載の多孔質樹脂
    を、絶縁層として有していることを特徴とする、回路付
    サスペンション基板。
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