JP2001322503A

JP2001322503A - フロアコンソール

Info

Publication number: JP2001322503A
Application number: JP2000143986A
Authority: JP
Inventors: Akihiko Murakami; 明彦村上
Original assignee: Inoue MTP KK; Inoac Corp
Current assignee: Inoac Corp
Priority date: 2000-05-16
Filing date: 2000-05-16
Publication date: 2001-11-20

Abstract

(57)【要約】【課題】後部座席乗員が、画像表示ユニットを好適に
利用し得るようにする。【解決手段】画像表示部Ｄａを備えた画像表示ユニッ
トＤを、コンソールリッド１２に画成した設置部２１に
設置する。このコンソールリッド１２は、略垂直な開放
位置へ到来した際に後部座席の前方側へ臨むようになっ
ているので、前記画像表示ユニットＤの画像表示部Ｄａ
が後部座席側を指向するようになり、後部座席乗員が該
画像表示部Ｄａに表示された画像や映像を好適に視認し
得る。なおコンソールリッド１２の上面には、前記画像
表示ユニットＤを被覆可能に露出させ得る肘掛部２２が
配設され、該リッド１２を開放位置へ到来させた際に前
記肘掛部２２を移動させることで該画像表示ユニットＤ
が露出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、フロアコンソー
ルに関し、更に詳細には、乗用車等の乗員室内における
前部座席の間に設置したコンソール本体と、後端側が前
記コンソール本体の上部後端に枢支され、略水平な閉成
位置から略垂直な開放位置まで開放可能なコンソールリ
ッドとを備え、前記コンソールリッドが、開放位置へ到
来した際に後部座席の前方側に臨むようになるフロアコ
ンソールに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】例えば乗用車は、運転席と助手席からな
る前部座席と、この前部座席の後方に設置された後部座
席を有し、前記運転席と助手席との間のフロアには、一
般にフロアコンソールが設置されている。このフロアコ
ンソールは、内部に各種の小間物を収納するための物品
収納部を画成すると共にフロアシフト用の変速レバー等
が配設されるコンソール本体と、このコンソール本体に
開閉自在に枢支されて、前記物品収納部の上方開口部を
開放可能に閉成するコンソールリッドとから基本的に構
成されている。

【０００３】前記コンソールリッドは、その後端側が前
記コンソール本体の上部後端に枢支されており、前記物
品収納部を閉成する略水平な閉成位置から、該物品収納
部を開放する略垂直な開放位置まで開放変位するように
なっており、開放位置へ到来した際に物品収納部に対す
る物品を出し入れを許容するようになっている。ここで
前記コンソールリッドは、その後端側を中心として開放
変位するようになっているので、開放位置へ到来した該
コンソールリッドは、垂直姿勢状態で後部座席の前方側
へ臨むようになる。なお、コンソールリッドの上面に肘
掛部が設けられており、常には閉成位置に保持されて
て、前部座席乗員のアームレストとして機能するように
なっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のフロ
アコンソールにおけるコンソールリッドでは、高級車等
に実施されるものでは上下２段構造とされて内部に小物
入れスペースを画成したものがあるとしても、一般的に
は前述した如く、前部座席乗員用のアームレストとして
の機能しか具有していなかった。すなわちコンソールリ
ッドは、あくまで前部座席乗員の利便のためにしか供さ
れておらず、後部座席乗員の利便に供し得る機能を付加
するという技術的思想は全くなかった。殊に今日に至っ
ては、カーナビゲーションやインターネット等の急速な
普及により画像表示ユニット(液晶ディスプレイ等)を搭
載する乗用車が増加しているなかで、この画像表示ユニ
ットは専らインストルメントパネルに設置されて前部座
席乗員しか利用し得ないのが現状であり、後部座席乗員
の利用を前提とした画像表示ユニットの設置技術確立が
希求されていた。

【０００５】

【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたもので、フロアコンソールにおけるコ
ンソールリッドに画像表示ユニットを設置して、該リッ
ドを開放位置へ到来させた際に該画像表示ユニットの画
像表示部が後部座席側を指向するよう構成することで、
後部座席乗員が画像表示ユニットを好適に利用し得るよ
うにしたフロアコンソールを提供することを目的とす
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決して、所
期の目的を達成するため本発明は、前部座席および後部
座席を有する乗用車であって、その前部座席の間に設置
されるコンソール本体と、後端側が前記コンソール本体
の上部後端に枢支され、略水平な閉成位置から略垂直な
開放位置まで開放し得るコンソールリッドとを備え、前
記コンソールリッドは、前記開放位置へ到来した際に前
記後部座席の前方側に臨むようになっているフロアコン
ソールにおいて、画像表示部を備えた画像表示ユニット
を、前記コンソールリッドに画成した設置部に設置し、
前記コンソールリッドを開放位置へ到来させることで、
前記画像表示ユニットの画像表示部が後部座席側へ指向
するよう構成したことを特徴とする。

【０００７】

【発明の実施の形態】次に、本発明に係るフロアコンソ
ールにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下説明する。

【０００８】

【第１実施例】そこで先ず、フロアコンソールの概略構
成につき説明する。図４は、コンソールリッド１２を開
放した状態で示す第１実施例のフロアコンソール１０の
斜視図であって、このフロアコンソール１０は例えば乗
用車等の乗員室における前部座席の間、すなわち図示し
ない運転席と助手席との間のフロアに設置固定される。
このフロアコンソール１０は、内部に各種の小間物を収
納するための物品収納部１３を画成すると共にフロアシ
フト用の変速レバーが配設される開口部１４等を形成し
たコンソール本体１１と、このコンソール本体１１に開
閉自在に枢支されて、前記物品収納部１３の上方開口部
１３ａを開放可能に閉成するコンソールリッド１２とか
ら基本的に構成されている。またコンソール本体１１の
上面には、コインホルダ１５やカップホルダ１６等が設
けられている。

【０００９】(コンソールリッド)前記コンソールリッド
１２は、その後端側(図示しない後部座席へ臨む側)と前
記コンソール本体１１の上部後端とがヒンジ接合され、
略水平な閉成位置と略垂直な開放位置との間で姿勢変位
可能となっており、閉成位置に到来させた際には前記物
品収納部１３を閉成し、開放位置へ到来させた際には該
物品収納部１３を開放して物品を出し入れを許容するよ
うになっている。またコンソールリッド１２は、開放位
置へ到来した際には、略垂直状態で後部座席の前方側へ
臨むようになる(図４)。そして、第１実施例のフロアコ
ンソールのコンソールリッド１２は、図１に示す如く、
液晶ディスプレイ(画像表示ユニット)Ｄ用の設置部２１
が上面側に画成され、前記コンソール本体１１に枢支さ
れるリッド本体２０と、このリッド本体２０の上面に位
置し、前記設置部２１を閉成する第１位置および該設置
部２１を開放する第２位置の間をスライドし得る肘掛部
２２とから構成されている。

【００１０】(リッド本体)前記リッド本体２０は、例え
ばインジェクション成形された合成樹脂製の一体成形品
であって、その上面前側に前記設置部２１が一体的に凹
設されている。この設置部２１は、前記液晶ディスプレ
イＤが、その画像表示部(画面)Ｄａを上方(外方)へ臨ま
せた姿勢で収容設置し得るサイズに設定されている。ま
た、リッド本体２０の上面における左右両側には、前記
肘掛部２２のスライド移動を案内する２本のガイドレー
ル２３,２３が、該本体２０の長手方向に沿って平行に
敷設されている。なおリッド本体２０の下面側には、ポ
ケット状の小物入れ２４,２５が設けられ、例えばサン
グラス等の小間物や携帯電話等を収納し得るようになっ
ている。

【００１１】(肘掛部)前記肘掛部２２は、図１に示す如
く、合成樹脂製の基板２６と、乗員室に露出する表皮材
２７と、これら基板２６および表皮材２７の間に介挿さ
れたスポンジ材２８とからなる３層構造の板状部材であ
り、表皮材２７の外面は前記スポンジ材２８により適宜
の弾力性を有して、アームレストとして実施される際の
触感向上が図られている。また前記基板２６の裏面に
は、前記夫々のガイドレール２３,２３に沿って摺動す
る複数のスライダ２９が配設されている。これにより肘
掛部２２は、前記リッド本体２０の上面に対し、前記設
置部２１を閉成する第１位置(図２)と、該設置部２１を
開放する第２位置(図３)との間をスライド可能となって
いる。

【００１２】(液晶ディスプレイ)前記液晶ディスプレイ
Ｄは、例えばカーナビゲーション本体や車載テレビチュ
ーナーおよびビデオデッキ等(何れも図示せず)に電気的
に連結されて、該カーナビゲーションの地図画像や、テ
レビチューナーおよびビデオデッキからのテレビ映像等
を表示し得る。また、ノートパソコン等を連結すれば、
パソコンの画像やインターネットの画像等も表示し得
る。

【００１３】(液晶ディスプレイの設置態様)前記液晶デ
ィスプレイＤは、図１に示す如く、前記設置部２１に対
して姿勢変位可能に設置されている。すなわち液晶ディ
スプレイＤは、そのケース背面と前記設置部２１壁面と
の間に架設されたボールジョイント(連結部材)３０によ
り、該設置部２１に対して水平方向Ｘと垂直方向Ｙおよ
び斜め方向への姿勢変位が可能となっている。これによ
り後部座席乗員は、画像表示部Ｄａに表示された画像や
映像を最適な角度で視認し得るように、液晶ディスプレ
イＤの姿勢を自由に調整し得る。なお液晶ディスプレイ
Ｄの角度調整は、指先操作による手動方式や、モータ等
による電動方式等が採用可能である。また、液晶ディス
プレイＤの前面に受光部３１が設けられ、該液晶ディス
プレイＤは図示しない車載リモコンにより制御される。

【００１４】このように構成された第１実施例のフロア
コンソール１０では、前記液晶ディスプレイＤの非使用
時には、前記コンソールリッド１２(リッド本体２０)を
閉成位置へ到来させると共に前記肘掛部２２を第１位置
へ到来させることで、該液晶ディスプレイＤを被覆状態
とする。これによりコンソールリッド１２は、常には前
記肘掛部２２が前部座席の間で水平となるので、前部座
席乗員のためのアームレストとして機能する。

【００１５】一方、前記液晶ディスプレイＤを使用する
に際しては、先ずコンソールリッド１２(リッド本体２
０)を開放位置へ到来させ(図２)、次いで前記肘掛部２
２を第１位置から第２位置へ到来させる(下方へスライ
ドさせる)ことで、該液晶ディスプレイＤを後部座席側
へ露出させる(図３)。更に、前記液晶ディスプレイＤの
角度調整を行なうことで、後部座席乗員は画像表示部Ｄ
ａに表示される画像や映像を最適な角度で好適に視認し
得る。

【００１６】

【第２実施例】図５および図６は、本発明の第２実施例
に係るフロアコンソールを、コンソールリッド１２を開
放位置へ到来させた状態で示す斜視図である。この第２
実施例のフロアコンソール１０も、コンソール本体１１
およびコンソールリッド１２から基本的に構成されてお
り、このうちコンソール本体１１は、第１実施例のもの
と同一で全く変更がないから、該コンソール本体１１に
関しては符号のみを付して詳細説明は省略する。

【００１７】(コンソールリッド)第２実施例のフロアコ
ンソール１０のコンソールリッド１２は、図５に示す如
く、該リッド１２の後側半分を形成して、前記コンソー
ル本体１１の上部後端に枢支された第１半体３５と、前
記リッド１２の前側半分を形成して、前記第１半体３５
の開放端側に回動可能に連結された第２半体３６とから
構成されている。前記第１半体３５は、インジェクショ
ン成形された合成樹脂製の第１リッド本体３７と、この
リッド本体３７の上面に固定された第１肘掛部３８とか
ら構成されている。また第２半体３６は、インジェクシ
ョン成形されて下面側に液晶ディスプレイＤの設置部４
０を形成した合成樹脂製の第２リッド本体３９と、この
リッド本体３９の上面に固定された第２肘掛部４１とか
ら構成されている。そして第２半体３６は、前記第１半
体３５の開放端側に対し、図示しない旋回支軸を中心と
して回動可能に配設され、前記設置部４０を下方へ臨ま
せた第１位置と、この第１位置から１８０度旋回して該
設置部４０を上方へ臨ませた第２位置との間を回動し得
るようになっている。なお液晶ディスプレイＤは、前記
設置部４０に対して、画像表示部Ｄａを外方へ指向させ
て設置されると共に、第１実施例と同様に姿勢変位可能
に設置されている。

【００１８】このように構成された第２実施例のフロア
コンソール１０では、前記液晶ディスプレイＤの非使用
時には、前記第２半体３６を第１位置へ回動させると共
にコンソールリッド１２全体(第１半体３５および第２
半体３６)を閉成位置に到来させることで、該液晶ディ
スプレイＤをコンソール本体１１(物品収納部１３)側へ
収納させる。これによりコンソールリッド１２は、前記
第１肘掛部３８および第２肘掛部４１が前部座席の間で
水平となるので、常には前部座席乗員のためのアームレ
ストとして機能する。

【００１９】一方、前記液晶ディスプレイＤを使用する
に際しては、先ずコンソールリッド１２全体(第１半体
３５および第２半体３６)を開放位置へ到来させ(図
５)、次いで該第２半体３６を１８０度回動させて第１
位置から第２位置へ変位させることで、該液晶ディスプ
レイＤを後部座席側へ指向させる(図６)。更に、前記液
晶ディスプレイＤの角度調整を行なうことで、後部座席
乗員は画像表示部Ｄａに表示される画像や映像を最適な
角度で好適に視認し得る。

【００２０】

【第３実施例】図７および図８は、本発明の第３実施例
に係るフロアコンソールを、コンソールリッド１２を開
放位置へ到来させた状態で示す斜視図である。この第３
実施例のフロアコンソール１０も、コンソール本体１１
およびコンソールリッド１２から基本的に構成されてお
り、このうちコンソール本体１１は第１実施例のものと
同一で全く変更がないから、該コンソール本体１１に関
しては符号のみを付して詳細説明は省略する。

【００２１】(コンソールリッド)前記コンソールリッド
１２は、図８に示す如く、液晶ディスプレイＤ用の設置
部４６が上面側に画成され、前記コンソール本体１１に
枢支されたリッド本体４５と、このリッド本体４５の上
面に開閉可能に枢支され、前記設置部４６を被覆する第
１位置および該設置部４６を露出する第２位置との間で
変位し得る肘掛部４７とから構成されている。前記リッ
ド本体４５は、例えばインジェクション成形された合成
樹脂製の一体成形品であって、その上面前側には、前記
画像表示部Ｄａを外方へ臨ませた姿勢で前記液晶ディス
プレイＤを設置し得る前記設置部４６が画成されてい
る。また前記肘掛部４７は、図８に示す如く、合成樹脂
製の基板４８の表側に表皮材４９が被着されると共に、
該基板４９の裏側に前記液晶ディスプレイＤを操作する
ボタン類等を配設した操作パネル５０が配設されてい
る。なお液晶ディスプレイＤは、前記設置部４６に対し
て、第１実施例と同様に姿勢変位可能に設置されてい
る。

【００２２】このように構成された第３実施例のフロア
コンソール１０では、前記液晶ディスプレイＤの非使用
時には、前記コンソールリッド１２(リッド本体４５)を
閉成位置へ到来させると共に、該リッド本体４５に対し
て前記肘掛部４７を閉成位置へ到来させることで、該液
晶ディスプレイＤを被覆状態とする。これによりコンソ
ールリッド１２は、前記肘掛部４７が前部座席の間で水
平となるので、常には前部座席乗員のためのアームレス
トとして機能する。

【００２３】一方、前記液晶ディスプレイＤを使用する
に際しては、先ずコンソールリッド１２(リッド本体４
５)を開放位置へ到来させ(図７)、次いで前記肘掛部４
７を閉成位置から開放位置へ到来させることで、該液晶
ディスプレイＤを後部座席側へ露出させる(図８)。更
に、前記液晶ディスプレイＤの角度調整を行なうこと
で、後部座席乗員は画像表示部Ｄａに表示される画像や
映像を好適に視認し得る。なお液晶ディスプレイＤは、
肘掛部４７に設けた操作パネル５０でのボタン操作によ
り制御される。

【００２４】このように前記第１〜第３の各実施例に係
る各フロアコンソール１０では、液晶ディスプレイＤの
非使用時には、コンソールリッド１２を閉成位置に到来
させ、かつ液晶ディスプレイＤを被覆状態とすれば、前
部座席乗員のアームレストとして使用し得る。また、液
晶ディスプレイＤの使用時には、コンソールリッド１２
を開放位置へ到来させて後部座席の前方側へ臨ませ、次
いで該リッド１２の構成部材に対するスライド操作や旋
回操作または開放操作をすれば、該液晶ディスプレイＤ
を後部座席側へ指向させることができ、後部座席乗員は
画像表示部Ｄａに表示された画像や映像を好適に視認し
得る。

【００２５】

【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るフロア
コンソールによれば、該画像表示部を外方へ臨ませた状
態で画像表示ユニットを内部に設置したコンソールリッ
ドを開放位置へ到来させた際には、前記画像表示ユニッ
トの画像表示部が後部座席側へ指向するようになり、後
部座席乗員が画像表示ユニットを好適に利用し得る利点
がある。そして前記コンソールリッドを、前記画像表示
ユニットを設置したリッド本体および該リッド本体にス
ライド可能に設置される肘掛部とから構成すれば、画像
表示ユニットの使用時には、該肘掛部をスライドさせる
ことで該画像表示ユニットを後部座席側へ露出させ得
る。また前記コンソールリッドを、前記画像表示ユニッ
トを設置した第２半体および該第２半体が回動可能に設
置される第１半体とから構成すれば、画像表示ユニット
の使用時には、第２半体を旋回させることで該画像表示
ユニットを後部座席側へ指向させ得る。更に前記コンソ
ールリッドを、前記画像表示ユニットを設置したリッド
本体および該リッド本体に開閉可能に設置される肘掛部
とから構成すれば、画像表示ユニットの使用時には、該
肘掛部をリッド本体から開放させることで該画像表示ユ
ニットを後部座席側へ露出させ得る。なお画像表示ユニ
ットを設置部に対して姿勢変位可能に設置したので、後
部座席乗員は最適な角度で画像表示部に表示される画像
や映像を視認し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１実施例に係るフロアコンソールのコンソー
ルリッドを開放位置へ到来させた後、肘掛部を下方へス
ライドさせると共に画像表示ユニットの角度調整を行な
うことで、該画像表示ユニットを使用可能とした状態を
一部破断して示す側面図である。

【図２】第１実施例のフロアコンソールを、コンソール
リッドを開放位置へ到来させた状態で示す斜視図であ
る。

【図３】図２に示すフロアコンソールを、肘掛部をスラ
イドさせてリッド本体に設置した画像表示ユニットを後
部座席側へ露出させた状態で示す斜視図である。

【図４】コンソールリッドを開放位置へ到来させたフロ
アコンソールを、前側から見た斜視図である。

【図５】第２実施例のフロアコンソールを、コンソール
リッドを開放位置へ到来させた状態で示す斜視図であ
る。

【図６】図５に示すフロアコンソールを、第２半体を旋
回させて該第２半体に設置した画像表示ユニットを後部
座席側へ指向させた状態で示す斜視図である。

【図７】第３実施例のフロアコンソールを、コンソール
リッドを開放位置へ到来させた状態で示す斜視図であ
る。

【図８】図７に示すフロアコンソールを、肘掛部をリッ
ド本体から開放させて該リッド本体に設置した画像表示
ユニットを後部座席側へ露出させた状態で示す斜視図で
ある。

【符号の説明】

１１コンソール本体１２コンソールリッド２０リッド本体２１設置部２２肘掛部３０ボールジョイント(連結部材) ３５第１半体３６第２半体４０設置部４５リッド本体４６設置部４７肘掛部Ｄ液晶ディスプレイ(画像表示ユニット) Ｄａ画像表示部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】前部座席および後部座席を有する乗用車
であって、その前部座席の間に設置されるコンソール本
体(11)と、後端側が前記コンソール本体(11)の上部後端
に枢支され、略水平な閉成位置から略垂直な開放位置ま
で開放し得るコンソールリッド(12)とを備え、前記コン
ソールリッド(12)は、前記開放位置へ到来した際に前記
後部座席の前方側に臨むようになっているフロアコンソ
ールにおいて、画像表示部(Da)を備えた画像表示ユニット(D)を、前記
コンソールリッド(12)に画成した設置部(21,40,46)に設
置し、前記コンソールリッド(12)を開放位置へ到来させること
で、前記画像表示ユニット(D)の画像表示部(Da)が後部
座席側へ指向するよう構成したことを特徴とするフロア
コンソール。
【請求項２】前記コンソールリッド(12)は、前記設置
部(21)が上面側に画成され、前記コンソール本体(11)に
対して開閉自在に枢支されるリッド本体(20)と、このリ
ッド本体(20)の上面に位置し、前記設置部(21)を閉成す
る第１位置および該設置部(21)を開放する第２位置の間
をスライドし得る肘掛部(22)とからなり、常には前記リッド本体(20)を閉成位置へ到来させると共
に前記肘掛部(22)を第１位置へ到来させることで、前記
画像表示ユニット(D)を被覆状態とし、前記画像表示ユニット(D)の使用時には、前記リッド本
体(20)を開放位置へ到来させると共に前記肘掛部(22)を
第２位置へ到来させることで、該画像表示ユニット(D)
を後部座席側へ露出させるようにした請求項１記載のフ
ロアコンソール。
【請求項３】前記コンソールリッド(12)は、前記コン
ソール本体(11)に対して開閉自在に枢支される第１半体
(35)と、前記設置部(40)が下面側に画成されると共に前
記第１半体(35)の開放端側に回動可能に連結されて、前
記設置部(40)を下方へ臨ませた第１位置および該設置部
(40)を上方へ臨ませた第２位置の間を回動し得る第２半
体(36)とからなり、常には第１半体(35)および第１位置にある第２半体(36)
を閉成位置へ到来させることで、前記画像表示ユニット
(D)をコンソール本体(11)側へ収納し、前記画像表示ユニット(D)の使用時には、前記コンソー
ルリッド(12)を開放位置へ到来させると共にその第２半
体(36)を第２位置へ回動させることで、該画像表示ユニ
ット(D)を後部座席側へ指向させるようにした請求項１
記載のフロアコンソール。
【請求項４】前記コンソールリッド(12)は、前記設置
部(46)が上面側に画成され、前記コンソール本体(11)に
対して開閉自在に枢支されるリッド本体(45)と、このリ
ッド本体(45)の上面に開閉可能に枢支され、前記設置部
(46)を被覆する閉成位置および該設置部(46)を露出する
開放位置の間で変位し得る肘掛部(47)とからなり、常には前記リッド本体(45)を閉成位置へ到来させると共
に前記肘掛部(47)を閉成位置へ到来させることで、前記
画像表示ユニット(D)を被覆状態とし、前記画像表示ユニット(D)の使用時には、前記リッド本
体(45)を開放位置へ到来させると共に前記肘掛部(47)を
開放位置へ到来させることで、該画像表示ユニット(D)
を後部座席側へ露出させるようにした請求項１記載のフ
ロアコンソール。
【請求項５】前記画像表示ユニット(D)は、前記設置
部(21,40,46)に対して連結部材(30)で姿勢変位可能に設
置され、前記画像表示部(Da)の指向角度を調整し得るよ
うになっている請求項１〜４の何れかに記載のフロアコ
ンソール。