JP2001314799A - 塗布膜の熱処理方法及び装置 - Google Patents
塗布膜の熱処理方法及び装置Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】感光材料、感熱・感圧等の情報記録材料、磁気
記録材料等の塗布膜の熱処理において熱処理ムラが発生
せず、特に、光学補償シート製造の液晶層形成のための
熱処理において液晶層の配向軸ズレ(バラツキ)を防止
でき、製品歩留向上、生産コスト削減、作業性向上等を
図ることができる。 【解決手段】走行するウエブ14の上流側で吹出口26
から熱風を塗布膜面16に吹き付け、吹き付けた同じ
面、即ち塗布膜面16の下流側で熱風を排出口32から
排出するようにしたので、熱風はウエブ14の走行方向
に沿った気流を形成する。これにより、ウエブ14の走
行方向の風速が速く、ウエブ14の幅方向の風速が遅い
熱風で、塗布膜面16を熱処理することができるので、
塗布膜面16の熱処理分布(塗布膜面における熱処理の
バラツキ)がウエブ14の幅方向にも走行方向にも生じ
ないようにできる。
記録材料等の塗布膜の熱処理において熱処理ムラが発生
せず、特に、光学補償シート製造の液晶層形成のための
熱処理において液晶層の配向軸ズレ(バラツキ)を防止
でき、製品歩留向上、生産コスト削減、作業性向上等を
図ることができる。 【解決手段】走行するウエブ14の上流側で吹出口26
から熱風を塗布膜面16に吹き付け、吹き付けた同じ
面、即ち塗布膜面16の下流側で熱風を排出口32から
排出するようにしたので、熱風はウエブ14の走行方向
に沿った気流を形成する。これにより、ウエブ14の走
行方向の風速が速く、ウエブ14の幅方向の風速が遅い
熱風で、塗布膜面16を熱処理することができるので、
塗布膜面16の熱処理分布(塗布膜面における熱処理の
バラツキ)がウエブ14の幅方向にも走行方向にも生じ
ないようにできる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗布膜の熱処理方法
及び装置に係り、感光材料、感熱・感圧等の情報記録材
料、磁気記録材料等の塗布膜の熱処理方法及び装置に関
するもので、特に光学補償シートの製造方法において長
尺状支持体に塗布された液晶性塗布膜の熱処理方法及び
装置に関するものである。
及び装置に係り、感光材料、感熱・感圧等の情報記録材
料、磁気記録材料等の塗布膜の熱処理方法及び装置に関
するもので、特に光学補償シートの製造方法において長
尺状支持体に塗布された液晶性塗布膜の熱処理方法及び
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置において視野角特性を改善
するために、一対の偏光板と液晶セルとの間に位相差板
として光学補償シートを設けている。長尺状の光学補償
シートの製造方法は特開平9−73081号公報に開示
されており、長尺状の透明フィルムの表面に配向形成用
樹脂を含む塗布液を塗布してからラビング処理を行って
配向膜を形成し、その配向膜上に液晶性ディスコティッ
ク化合物を含む塗布液を塗布し、塗布した塗布膜を乾燥
する。次に熱処理工程である液晶層形成工程に送られ
る。この熱処理工程では、ディスコティックネマティッ
ク形成温度に加熱して、所望の配向軸角度に配向された
液晶層を形成する。液晶性ディスコティック層の熱処理
装置としては、図6に示すように、長尺状支持体1の走
行方向に沿って長尺状支持体1の上側と下側に交互に配
設された複数の吹出口2から熱風を塗布膜面と塗布膜面
の反対面の両面に吹付け、長尺状支持体1を挟んで吹出
口2と対向配置された排出口3から熱風を排出するもの
がある。図示しないが、別の熱処理装置としては、長尺
状支持体の幅方向の一端側に吹出口を設けると共に他端
側に排出口を設け、熱風を長尺状支持体の幅方向に流す
ものがある。そして、配向された液晶性ディスコティッ
ク層は、架橋性官応基を持たない場合には急冷され、架
橋性官応基を有する場合には、光照射により架橋され、
配向された液晶層を維持したまま固化される。
するために、一対の偏光板と液晶セルとの間に位相差板
として光学補償シートを設けている。長尺状の光学補償
シートの製造方法は特開平9−73081号公報に開示
されており、長尺状の透明フィルムの表面に配向形成用
樹脂を含む塗布液を塗布してからラビング処理を行って
配向膜を形成し、その配向膜上に液晶性ディスコティッ
ク化合物を含む塗布液を塗布し、塗布した塗布膜を乾燥
する。次に熱処理工程である液晶層形成工程に送られ
る。この熱処理工程では、ディスコティックネマティッ
ク形成温度に加熱して、所望の配向軸角度に配向された
液晶層を形成する。液晶性ディスコティック層の熱処理
装置としては、図6に示すように、長尺状支持体1の走
行方向に沿って長尺状支持体1の上側と下側に交互に配
設された複数の吹出口2から熱風を塗布膜面と塗布膜面
の反対面の両面に吹付け、長尺状支持体1を挟んで吹出
口2と対向配置された排出口3から熱風を排出するもの
がある。図示しないが、別の熱処理装置としては、長尺
状支持体の幅方向の一端側に吹出口を設けると共に他端
側に排出口を設け、熱風を長尺状支持体の幅方向に流す
ものがある。そして、配向された液晶性ディスコティッ
ク層は、架橋性官応基を持たない場合には急冷され、架
橋性官応基を有する場合には、光照射により架橋され、
配向された液晶層を維持したまま固化される。
【0003】このようにして製造された光学補償シート
の液晶層は所望の配向軸に配向されていることが必要で
ある。
の液晶層は所望の配向軸に配向されていることが必要で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
塗布膜の熱処理装置では、特に、液晶性ディスコティッ
ク層の幅方向での配向軸ズレが発生し易いという欠点が
ある。この配向軸ズレの大きさが規格を超える部分につ
いては、廃棄せざるを得なかった。従って、光学補償シ
ートの製品歩留まりの低下によるコスト上昇が問題にな
るだけでなく、配向軸ズレの検査や廃棄作業のために作
業効率が低下してしまうという問題がある。
塗布膜の熱処理装置では、特に、液晶性ディスコティッ
ク層の幅方向での配向軸ズレが発生し易いという欠点が
ある。この配向軸ズレの大きさが規格を超える部分につ
いては、廃棄せざるを得なかった。従って、光学補償シ
ートの製品歩留まりの低下によるコスト上昇が問題にな
るだけでなく、配向軸ズレの検査や廃棄作業のために作
業効率が低下してしまうという問題がある。
【0005】また、光学補償シートの製造における塗布
膜の熱処理以外にも、感光材料、感熱・感圧等の情報記
録材料、磁気記録材料等の塗布膜の熱処理に従来の熱処
理装置を使用した場合、塗布膜の幅方向における熱処理
ムラが生じ易く均質な製品が得られないという問題もあ
った。
膜の熱処理以外にも、感光材料、感熱・感圧等の情報記
録材料、磁気記録材料等の塗布膜の熱処理に従来の熱処
理装置を使用した場合、塗布膜の幅方向における熱処理
ムラが生じ易く均質な製品が得られないという問題もあ
った。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、感光材料、感熱・感圧等の情報記録材料、磁
気記録材料等の塗布膜の熱処理において熱処理ムラが発
生せず、特に、光学補償シート製造の液晶層形成のため
の熱処理において液晶層の配向軸ズレ(バラツキ)を防
止でき、製品歩留向上、生産コスト削減、作業性向上等
を図ることができる塗布膜の熱処理方法及び装置を提供
することを目的とする。
たもので、感光材料、感熱・感圧等の情報記録材料、磁
気記録材料等の塗布膜の熱処理において熱処理ムラが発
生せず、特に、光学補償シート製造の液晶層形成のため
の熱処理において液晶層の配向軸ズレ(バラツキ)を防
止でき、製品歩留向上、生産コスト削減、作業性向上等
を図ることができる塗布膜の熱処理方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、走行する長尺状支持体に塗布液を塗布し
て形成された塗布膜を熱処理する塗布膜の熱処理方法に
おいて、前記走行する長尺状支持体の前記塗布膜面に熱
風を吹き付け、該吹き付けた同じ面の上流側又は下流側
の少なくとも一方側で熱風を排出することにより、前記
長尺状支持体の走行方向に沿った気流を発生させると共
に、該気流の前記長尺状支持体の幅方向の風速を1m/
秒以下にすることを特徴とする。
成するために、走行する長尺状支持体に塗布液を塗布し
て形成された塗布膜を熱処理する塗布膜の熱処理方法に
おいて、前記走行する長尺状支持体の前記塗布膜面に熱
風を吹き付け、該吹き付けた同じ面の上流側又は下流側
の少なくとも一方側で熱風を排出することにより、前記
長尺状支持体の走行方向に沿った気流を発生させると共
に、該気流の前記長尺状支持体の幅方向の風速を1m/
秒以下にすることを特徴とする。
【0008】また、本発明は、前記目的を達成するため
に、走行する長尺状支持体に塗布液を塗布して形成され
た塗布膜を熱処理する塗布膜の熱処理装置において、前
記熱処理装置は、前記走行する長尺状支持体の塗布膜面
側に、熱風を前記塗布膜面に吹き付ける吹出部と該熱風
を排出する排出部の両方が設けられると共に、前記吹出
部と前記排出部は前記走行する長尺状支持体の走行方向
に設けられていることを特徴とする。
に、走行する長尺状支持体に塗布液を塗布して形成され
た塗布膜を熱処理する塗布膜の熱処理装置において、前
記熱処理装置は、前記走行する長尺状支持体の塗布膜面
側に、熱風を前記塗布膜面に吹き付ける吹出部と該熱風
を排出する排出部の両方が設けられると共に、前記吹出
部と前記排出部は前記走行する長尺状支持体の走行方向
に設けられていることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、走行する長尺状支持体の
塗布膜面に吹き付けて、吹き付けた同じ面、即ち塗布膜
面の上流側又は下流側の少なくとも一方側で熱風を排出
するようにして、長尺状支持体の走行方向に沿った気流
の熱風を発生させると共に該気流の長尺状支持体の幅方
向を風速を1m/秒以下にした。これにより、長尺状支
持体の走行方向の風速が速く、長尺状支持体の幅方向の
風速が遅い熱風で、塗布膜面を熱処理することができる
ので、塗布膜面の熱処理分布(塗布膜面における熱処理
のバラツキ)が長尺状支持体の幅方向にも走行方向にも
生じない。この場合、長尺状支持体の幅方向の風速は、
1m/秒以下にすることが望ましい。
塗布膜面に吹き付けて、吹き付けた同じ面、即ち塗布膜
面の上流側又は下流側の少なくとも一方側で熱風を排出
するようにして、長尺状支持体の走行方向に沿った気流
の熱風を発生させると共に該気流の長尺状支持体の幅方
向を風速を1m/秒以下にした。これにより、長尺状支
持体の走行方向の風速が速く、長尺状支持体の幅方向の
風速が遅い熱風で、塗布膜面を熱処理することができる
ので、塗布膜面の熱処理分布(塗布膜面における熱処理
のバラツキ)が長尺状支持体の幅方向にも走行方向にも
生じない。この場合、長尺状支持体の幅方向の風速は、
1m/秒以下にすることが望ましい。
【0010】特に、本発明の熱処理方法及び装置を、光
学補償シート製造の液晶層形成工程での熱処理に適用す
れば、液晶層の配向軸ズレが発生しないように熱処理を
行うことができる。
学補償シート製造の液晶層形成工程での熱処理に適用す
れば、液晶層の配向軸ズレが発生しないように熱処理を
行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面により本発明の塗
布膜の熱処理方法及び装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。
布膜の熱処理方法及び装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。
【0012】図1は、本発明の塗布膜の熱処理装置の側
面断面図であり、図2は上側から見た概略図である。
面断面図であり、図2は上側から見た概略図である。
【0013】図1及び図2に示すように本発明の熱処理
装置10は、主として、複数のパスローラ12にガイド
されて走行する長尺状支持体14(以下「ウエブ14」
という)の塗布膜面16に熱風を吹き付ける吹出部18
と該熱風を排出する排出部20が共に塗布膜面16側に
配置されて構成される。熱処理装置10の本体は、上下
が開放された四角なケーシング22で形成され、仕切板
24により吹出部18と排出部20とがウエブ14走行
方向の上流側と下流側に位置するように区画される。
装置10は、主として、複数のパスローラ12にガイド
されて走行する長尺状支持体14(以下「ウエブ14」
という)の塗布膜面16に熱風を吹き付ける吹出部18
と該熱風を排出する排出部20が共に塗布膜面16側に
配置されて構成される。熱処理装置10の本体は、上下
が開放された四角なケーシング22で形成され、仕切板
24により吹出部18と排出部20とがウエブ14走行
方向の上流側と下流側に位置するように区画される。
【0014】吹出部18の下面(塗布膜面16側)には
複数の吹出口26が設けられると共に、図示しない熱風
発生器に接続される熱風供給口28には回転数が変更可
能な吹出ファン30が設けられる。一方、排出部20の
下面(塗布膜面16側)には排出口32が設けられると
共に、上部には回転数が変更可能な排出ファン34が設
けられる。そして、吹出ファン30、排出ファン34及
び熱風発生器は、熱処理装置10を制御するコントロー
ラ36により制御される。これにより、吹出ファン30
と排出ファン34を回転すると、図示しない熱風発生器
から吹出部18内に取り込まれた熱風は、吹出口26か
ら走行するウエブ14の塗布膜面16に吹き付けられて
排出口32から排出部20内に取り込まれたあと装置外
に排出される。従って、塗布膜面16に吹き付けられた
熱風は、塗布膜面16上を吹出口26側から排出口32
側に移動すると共に、ウエブ14の走行によっても同伴
されるので、ウエブ14の走行方向に沿った気流を形成
する。この気流において、ウエブ幅方向に生じる風速
は、1m/秒以下、更には0.8m/秒以下、特に好ま
しくは0.7m/秒以下であることが望ましい。
複数の吹出口26が設けられると共に、図示しない熱風
発生器に接続される熱風供給口28には回転数が変更可
能な吹出ファン30が設けられる。一方、排出部20の
下面(塗布膜面16側)には排出口32が設けられると
共に、上部には回転数が変更可能な排出ファン34が設
けられる。そして、吹出ファン30、排出ファン34及
び熱風発生器は、熱処理装置10を制御するコントロー
ラ36により制御される。これにより、吹出ファン30
と排出ファン34を回転すると、図示しない熱風発生器
から吹出部18内に取り込まれた熱風は、吹出口26か
ら走行するウエブ14の塗布膜面16に吹き付けられて
排出口32から排出部20内に取り込まれたあと装置外
に排出される。従って、塗布膜面16に吹き付けられた
熱風は、塗布膜面16上を吹出口26側から排出口32
側に移動すると共に、ウエブ14の走行によっても同伴
されるので、ウエブ14の走行方向に沿った気流を形成
する。この気流において、ウエブ幅方向に生じる風速
は、1m/秒以下、更には0.8m/秒以下、特に好ま
しくは0.7m/秒以下であることが望ましい。
【0015】吹出口26としては、スリットノズルやス
リット板、あるいはパンチングメタルのような多孔開口
部を有する部材を使用することができる。図2の吹出口
26は、ウエブ14の幅方向に長いスリットノズル26
Aがウエブ14の走行方向に複数配列された例であり、
図3及び図4の吹出口26は、パンチングメタルに多数
の長孔26B又は多数の丸孔26Cが形成された例であ
る。
リット板、あるいはパンチングメタルのような多孔開口
部を有する部材を使用することができる。図2の吹出口
26は、ウエブ14の幅方向に長いスリットノズル26
Aがウエブ14の走行方向に複数配列された例であり、
図3及び図4の吹出口26は、パンチングメタルに多数
の長孔26B又は多数の丸孔26Cが形成された例であ
る。
【0016】吹出口26のウエブ幅方向の長さ(L1)
は、ウエブ幅(L2)よりも大きいことが好ましく、ウエ
ブ幅の1.05倍〜2倍の範囲、更に好ましくは1.1
倍〜1.5倍の範囲がよい。この場合、排出口32の長
さも吹出口26の長さと同じにすることがより好まし
い。パンチングメタルに多数の長孔26B又は多数の丸
孔26Cを形成した吹出口26の場合には、個々の長孔
26Bや丸孔26Cはウエブ幅(L2)よりも小さくて
も、図3及び図4に示すように、長孔26B同士又は丸
孔26C同士を繋げた全長を吹出口26の長さ(L1)と
し、この長さ(L1)がウエブの幅(L2)よりも大きくな
ることが必要である。また、パンチングメタルに多数の
長孔26B又は丸孔26Cを形成した吹出口26の場合
には、長孔26B同士又は丸孔26Cを鎖状に配置し
て、ウエブ14の幅方向で受ける熱風の熱量に差が生じ
ないように配慮することが必要である。また、吹出口2
6のウエブ走行方向の長さ(D)は、1mm〜100m
mの範囲が好ましく、更に好ましくは3mm〜10mm
の範囲である。
は、ウエブ幅(L2)よりも大きいことが好ましく、ウエ
ブ幅の1.05倍〜2倍の範囲、更に好ましくは1.1
倍〜1.5倍の範囲がよい。この場合、排出口32の長
さも吹出口26の長さと同じにすることがより好まし
い。パンチングメタルに多数の長孔26B又は多数の丸
孔26Cを形成した吹出口26の場合には、個々の長孔
26Bや丸孔26Cはウエブ幅(L2)よりも小さくて
も、図3及び図4に示すように、長孔26B同士又は丸
孔26C同士を繋げた全長を吹出口26の長さ(L1)と
し、この長さ(L1)がウエブの幅(L2)よりも大きくな
ることが必要である。また、パンチングメタルに多数の
長孔26B又は丸孔26Cを形成した吹出口26の場合
には、長孔26B同士又は丸孔26Cを鎖状に配置し
て、ウエブ14の幅方向で受ける熱風の熱量に差が生じ
ないように配慮することが必要である。また、吹出口2
6のウエブ走行方向の長さ(D)は、1mm〜100m
mの範囲が好ましく、更に好ましくは3mm〜10mm
の範囲である。
【0017】吹出口26から熱処理されるウエブ14の
塗布膜面16までの距離は、3mm〜300mmの範囲
であることが好ましい。
塗布膜面16までの距離は、3mm〜300mmの範囲
であることが好ましい。
【0018】吹出口26から吹き出される熱風の吹出し
風速は、熱処理される塗布膜の性質によって熱風の温度
と共に適宜選択し得るが、本発明のようにウエブ14の
走行方向に沿った気流の形成し易さを考慮すると、0.
5m/秒〜50m/秒の範囲が好ましく、更に好ましく
は1m/秒〜20m/秒の範囲である。また、熱風の温
度としては、70°C〜300°Cの範囲がよい。この
場合、熱処理装置10にヒータ、特に遠赤外線ヒータを
設け、塗布膜面16に対する熱処理を熱風と併用するこ
とも好ましい。
風速は、熱処理される塗布膜の性質によって熱風の温度
と共に適宜選択し得るが、本発明のようにウエブ14の
走行方向に沿った気流の形成し易さを考慮すると、0.
5m/秒〜50m/秒の範囲が好ましく、更に好ましく
は1m/秒〜20m/秒の範囲である。また、熱風の温
度としては、70°C〜300°Cの範囲がよい。この
場合、熱処理装置10にヒータ、特に遠赤外線ヒータを
設け、塗布膜面16に対する熱処理を熱風と併用するこ
とも好ましい。
【0019】吹出口26から塗布膜面16に吹き付けら
れる熱風の温度や吹出し風速は、吹出部18のケーシン
グ22内に設けた温度センサ38と、塗布膜面16のす
ぐ上に配置した3次元風速センサ40によりモニタリン
グされ、コントローラ36に入力される。コントローラ
36は、モニタリングの結果に基づいて、熱風の吹出し
風速、ウエブ14の幅方向の風速、熱風の温度等が上記
した好適な条件になるように、吹出ファン30の回転
数、排出ファン34の回転数、及び熱風発生器の熱風温
度をフィードバック制御する。
れる熱風の温度や吹出し風速は、吹出部18のケーシン
グ22内に設けた温度センサ38と、塗布膜面16のす
ぐ上に配置した3次元風速センサ40によりモニタリン
グされ、コントローラ36に入力される。コントローラ
36は、モニタリングの結果に基づいて、熱風の吹出し
風速、ウエブ14の幅方向の風速、熱風の温度等が上記
した好適な条件になるように、吹出ファン30の回転
数、排出ファン34の回転数、及び熱風発生器の熱風温
度をフィードバック制御する。
【0020】また、必要に応じて、吹出部18の吹出フ
ァン30の上流側にフィルタ42を設けて熱風中の塵埃
を除去したり、排出部20の排出ファン34の下流側に
酸化触媒を用いた低分子ポリマー除去装置44を設けて
塗布膜面16から揮発する低分子ポリマーを除去した
り、更には、熱風に含まれる水分量を調整する水分調整
器(図示せず)を設けてもよい。
ァン30の上流側にフィルタ42を設けて熱風中の塵埃
を除去したり、排出部20の排出ファン34の下流側に
酸化触媒を用いた低分子ポリマー除去装置44を設けて
塗布膜面16から揮発する低分子ポリマーを除去した
り、更には、熱風に含まれる水分量を調整する水分調整
器(図示せず)を設けてもよい。
【0021】本発明に使用する熱風の種類としては、空
気を好適に用いることができる。空気以外でも、窒素ガ
ス、アルゴンガス、炭酸ガス等の不活性ガス、更にはこ
れらの混合ガスや、あるいは空気とこれらのガスの混合
ガスでもよい。
気を好適に用いることができる。空気以外でも、窒素ガ
ス、アルゴンガス、炭酸ガス等の不活性ガス、更にはこ
れらの混合ガスや、あるいは空気とこれらのガスの混合
ガスでもよい。
【0022】本発明に使用するウエブ14の種類として
は、特に限定されるものではないが、PET、PEN等
の樹脂フィルムや、紙基体、金属箔等を好適に用いるこ
とができ、特に光学補償シートのウエブとしては、セル
ロースアセテートフィルムが適している。ウエブ14の
幅は、300mm〜5000mmの範囲、厚みが3μm
〜1000μmの範囲のものが好適に使用しえる。
は、特に限定されるものではないが、PET、PEN等
の樹脂フィルムや、紙基体、金属箔等を好適に用いるこ
とができ、特に光学補償シートのウエブとしては、セル
ロースアセテートフィルムが適している。ウエブ14の
幅は、300mm〜5000mmの範囲、厚みが3μm
〜1000μmの範囲のものが好適に使用しえる。
【0023】上記の如く構成された熱処理装置10を使
用して本発明の塗布膜の熱処理方法を説明する。
用して本発明の塗布膜の熱処理方法を説明する。
【0024】熱処理装置10の吹出ファン30と排出フ
ァン34を作動して、走行するウエブ14の上流側で吹
出口26から熱風を塗布膜面16に吹き付け、吹き付け
た同じ面の下流側に位置する排出口32から吹き付けら
れた熱風を排出する。これにより、塗布膜面16に吹き
付けられた熱風は、吹出口26側から排出口32側に流
れると共に、ウエブ14の走行によっても同伴されるの
で、ウエブ14の走行方向に沿った気流を発生させるこ
とができる。
ァン34を作動して、走行するウエブ14の上流側で吹
出口26から熱風を塗布膜面16に吹き付け、吹き付け
た同じ面の下流側に位置する排出口32から吹き付けら
れた熱風を排出する。これにより、塗布膜面16に吹き
付けられた熱風は、吹出口26側から排出口32側に流
れると共に、ウエブ14の走行によっても同伴されるの
で、ウエブ14の走行方向に沿った気流を発生させるこ
とができる。
【0025】本発明者は、走行するウエブ14に塗布さ
れた塗布膜面16に熱風を吹き付けて熱処理する場合、
ウエブ14の走行方向の風速は熱処理ムラを発生しにく
い一方、ウエブ14の幅方向の風速は熱処理ムラを発生
しやすく、熱処理ムラに対する悪影響が極めて大きいこ
とを見い出して本発明を構成したもので、ウエブ14の
走行方向に沿った気流を形成することにより、ウエブ1
4の走行方向の風速が速く、ウエブ14の幅方向の風速
が遅い熱風で、塗布膜面16を熱処理することができ
る。
れた塗布膜面16に熱風を吹き付けて熱処理する場合、
ウエブ14の走行方向の風速は熱処理ムラを発生しにく
い一方、ウエブ14の幅方向の風速は熱処理ムラを発生
しやすく、熱処理ムラに対する悪影響が極めて大きいこ
とを見い出して本発明を構成したもので、ウエブ14の
走行方向に沿った気流を形成することにより、ウエブ1
4の走行方向の風速が速く、ウエブ14の幅方向の風速
が遅い熱風で、塗布膜面16を熱処理することができ
る。
【0026】この熱処理において、ウエブ14の幅方向
に生じる風速は、1m/秒以下、好ましくは0.8m/
秒以下、特に好ましくは0.7m/秒以下である。この
場合、ウエブ14の幅方向の風速を小さくするには、吹
出口26からの吹出風量を小さくすればよいが、それで
は塗布膜面16を十分に熱処理を行うことができない。
また、吹出風量に比べて排出風量が小さすぎると、ウエ
ブ14の走行方向に沿った気流が形成されにくくなるの
で、ウエブ14の幅方向の風速が大きくなり易い。従っ
て、吹出しファン30の回転数は、熱処理する塗布膜面
16に適した風量が得られるように維持しながら、排出
ファン34の回転数を調整することによりウエブ14の
幅方向の風速が1m/秒以下になるようにすることが必
要である。
に生じる風速は、1m/秒以下、好ましくは0.8m/
秒以下、特に好ましくは0.7m/秒以下である。この
場合、ウエブ14の幅方向の風速を小さくするには、吹
出口26からの吹出風量を小さくすればよいが、それで
は塗布膜面16を十分に熱処理を行うことができない。
また、吹出風量に比べて排出風量が小さすぎると、ウエ
ブ14の走行方向に沿った気流が形成されにくくなるの
で、ウエブ14の幅方向の風速が大きくなり易い。従っ
て、吹出しファン30の回転数は、熱処理する塗布膜面
16に適した風量が得られるように維持しながら、排出
ファン34の回転数を調整することによりウエブ14の
幅方向の風速が1m/秒以下になるようにすることが必
要である。
【0027】このように、ウエブ14の走行方向の風速
が速く、ウエブ14の幅方向の風速が遅い熱風で、塗布
膜面16を熱処理することにより、ウエブ幅方向の熱量
がほぼ均等な熱風で走行するウエブ14の塗布膜面16
に対して熱処理を行うことができるので、塗布膜面16
の熱処理分布(塗布膜面における熱処理のバラツキ)が
ウエブ14の幅方向にも走行方向にも生じないように熱
処理を行うことができる。
が速く、ウエブ14の幅方向の風速が遅い熱風で、塗布
膜面16を熱処理することにより、ウエブ幅方向の熱量
がほぼ均等な熱風で走行するウエブ14の塗布膜面16
に対して熱処理を行うことができるので、塗布膜面16
の熱処理分布(塗布膜面における熱処理のバラツキ)が
ウエブ14の幅方向にも走行方向にも生じないように熱
処理を行うことができる。
【0028】更に、本発明では、吹出口26の長さ(L
1)がウエブ幅の1.05倍〜2倍の範囲になるようにし
たので、ウエブ走行方向の気流の風速を、ウエブ幅方向
に渡ってほぼ均等にすることができる。即ち、ケーシン
グ22の側壁近傍では気流が流れにくいために、吹出口
26の長さ(L1)がウエブ幅(L2)の1.05倍未満で
は、ウエブ両端部での熱処理効率が中央部に比べて極端
に低下する。逆に、吹出口26の長さ(L1)がウエブ幅
(L2)の2倍を超えると、吹出口26の両端部では、熱
風がウエブ14に当たらないでウエブ両端部の側方を上
から下に通過する気流が形成される。これにより、ウエ
ブ両端部では、ウエブ幅方向の流れが形成され易くなる
ので、好ましくない。
1)がウエブ幅の1.05倍〜2倍の範囲になるようにし
たので、ウエブ走行方向の気流の風速を、ウエブ幅方向
に渡ってほぼ均等にすることができる。即ち、ケーシン
グ22の側壁近傍では気流が流れにくいために、吹出口
26の長さ(L1)がウエブ幅(L2)の1.05倍未満で
は、ウエブ両端部での熱処理効率が中央部に比べて極端
に低下する。逆に、吹出口26の長さ(L1)がウエブ幅
(L2)の2倍を超えると、吹出口26の両端部では、熱
風がウエブ14に当たらないでウエブ両端部の側方を上
から下に通過する気流が形成される。これにより、ウエ
ブ両端部では、ウエブ幅方向の流れが形成され易くなる
ので、好ましくない。
【0029】このように吹出口26の長さ(L1)がウエ
ブ幅の1.05倍〜2倍の範囲にすることで、塗布膜面
16の幅方向の熱量が一層均等になるので、熱処理分布
の発生を更に抑制することができる。
ブ幅の1.05倍〜2倍の範囲にすることで、塗布膜面
16の幅方向の熱量が一層均等になるので、熱処理分布
の発生を更に抑制することができる。
【0030】ちなみに、図6で示した従来の熱処理装置
の場合には、塗布膜面側の吹出口から吹き出された熱風
が、塗布膜面反対側の排出口から排出されるので、ウエ
ブ幅方向の両端部分の塗布膜面が塗布膜面全体の中で最
大の風速をもつことになる。また、上述した吹出口の長
さ(L1)がウエブ幅(L2)の2倍を超える場合と同様
に、ウエブ両端部では、ウエブ幅方向の流れが形成され
易くなる。従って、従来の熱処理装置では、ウエブの走
行方向の風速が速く、ウエブの幅方向の風速が遅い熱風
を形成することができず、塗布膜面には熱処理ムラが発
生するので、好ましくない。また、ウエブの幅方向一端
側に吹出口を設けると共に他端側に排出口を設けた従来
の熱処理装置の場合には、排出口を設けた側のウエブ端
部の塗布膜面部分に最大の風速をもつことになる。従っ
て、この場合も塗布膜面には熱処理ムラが発生するの
で、好ましくない。
の場合には、塗布膜面側の吹出口から吹き出された熱風
が、塗布膜面反対側の排出口から排出されるので、ウエ
ブ幅方向の両端部分の塗布膜面が塗布膜面全体の中で最
大の風速をもつことになる。また、上述した吹出口の長
さ(L1)がウエブ幅(L2)の2倍を超える場合と同様
に、ウエブ両端部では、ウエブ幅方向の流れが形成され
易くなる。従って、従来の熱処理装置では、ウエブの走
行方向の風速が速く、ウエブの幅方向の風速が遅い熱風
を形成することができず、塗布膜面には熱処理ムラが発
生するので、好ましくない。また、ウエブの幅方向一端
側に吹出口を設けると共に他端側に排出口を設けた従来
の熱処理装置の場合には、排出口を設けた側のウエブ端
部の塗布膜面部分に最大の風速をもつことになる。従っ
て、この場合も塗布膜面には熱処理ムラが発生するの
で、好ましくない。
【0031】尚、本実施の形態では、ウエブ走行方向の
上流側に吹出部18を設け、下流側に排出部20を設け
たが、上流側に排出部20を設け、下流側に吹出部18
を設けて、ウエブ走行方向とはカウンタカレントの気流
を形成することも可能である。また、吹出部18の上流
側と下流側にそれぞれ排出部20を設けるようにするこ
とも可能である。更には、吹出口26と排出口32とが
交互に形成された熱処理装置でもよい。要は、吹出部1
8と排出部20とをウエブ走行方向に設けて、ウエブ1
4の走行方向に沿った気流を形成することにより、塗布
膜面16を熱処理するに十分な熱風量を維持しながら、
ウエブ幅方向の風速をできるだけ(具体的には風速1m
/秒以下)小さくできればよい。
上流側に吹出部18を設け、下流側に排出部20を設け
たが、上流側に排出部20を設け、下流側に吹出部18
を設けて、ウエブ走行方向とはカウンタカレントの気流
を形成することも可能である。また、吹出部18の上流
側と下流側にそれぞれ排出部20を設けるようにするこ
とも可能である。更には、吹出口26と排出口32とが
交互に形成された熱処理装置でもよい。要は、吹出部1
8と排出部20とをウエブ走行方向に設けて、ウエブ1
4の走行方向に沿った気流を形成することにより、塗布
膜面16を熱処理するに十分な熱風量を維持しながら、
ウエブ幅方向の風速をできるだけ(具体的には風速1m
/秒以下)小さくできればよい。
【0032】また、本実施の形態では、1台の熱処理装
置10で説明したが、熱処理装置10をウエブ14の走
行方向に沿って複数配設し、熱処理装置10ごとに熱風
の温度や吹出し風速を設定するようにしてもよい。複数
の熱処理装置10を配設した場合には、全ての熱処理装
置10で本発明の熱処理方法を実施することが最も好ま
しいが、ウエブ走行方向の下流側に配設した熱処理装置
10では少なくとも本発明の熱処理方法を実施すること
が望ましい。
置10で説明したが、熱処理装置10をウエブ14の走
行方向に沿って複数配設し、熱処理装置10ごとに熱風
の温度や吹出し風速を設定するようにしてもよい。複数
の熱処理装置10を配設した場合には、全ての熱処理装
置10で本発明の熱処理方法を実施することが最も好ま
しいが、ウエブ走行方向の下流側に配設した熱処理装置
10では少なくとも本発明の熱処理方法を実施すること
が望ましい。
【0033】本発明の熱処理方法及び装置は、感光材
料、感熱・感圧等の情報記録材料、磁気記録材料等の塗
布膜の熱処理に好適に使用することができるが、特に、
光学補償シート製造の液晶層形成工程での熱処理におい
て好適に使用することができる。
料、感熱・感圧等の情報記録材料、磁気記録材料等の塗
布膜の熱処理に好適に使用することができるが、特に、
光学補償シート製造の液晶層形成工程での熱処理におい
て好適に使用することができる。
【0034】以下、本発明の塗布膜の熱処理装置を光学
補償シート製造の液晶層形成工程での熱処理に適用した
実施例を説明する。
補償シート製造の液晶層形成工程での熱処理に適用した
実施例を説明する。
【0035】
【実施例】図5は、本発明の熱処理装置10を組み込ん
だ光学補償シートの製造フローを示したもので、送出機
50で送り出されたウエブ14は複数のガイドローラ5
2によって支持されながらラビングローラ54Aを備え
たラビング処理装置54、塗布機56そして、初期乾燥
を行う乾燥装置58、本乾燥を行う乾燥装置60、本発
明の熱処理装置10、紫外線照射装置62を通過して巻
取機52で巻き取られる。 (実施例1)ウエブとしては、幅1000mm、厚さ1
00μmのトリアセチルセルロース〔フジタック、富士
写真フィルム(株)製〕を使用した。そして、ウエブの
表面に、長鎖アルキル変性ボパール〔MP−203、ク
ラレ(株)製〕の2重量パーセント溶液をウエブ1m2
当たり25ml塗布した。塗布後、60℃で1分間乾燥
させて造られた配向膜樹脂層を形成したウエブを18m
/分で搬送走行させながら、配向膜樹脂層の表面にラビ
ング処理を行って配向膜を形成した。ラビングローラの
押付け圧力は、配向膜樹脂層の1cm2 当たり98Pa
(10kgf/cm2 )とすると共に、回転周速を5.0
m/秒とした。そして、配向膜用樹脂層をラビング処理
して得られた配向膜上に、ディスコティック化合物 2,
3,6,7,10,11- hexa(4-n- Octyloxybe
nzoyloxy)triphenyleneと 2,3,
6,7,10,11- hexa(3-n- Pentyloxybe
nzoyloxy)triphenyleneの重量比
で4:1の混合物に、光重合開始剤〔イルガキュア90
7、日本チバガイギー(株)製〕を前記混合液に対して
1重量パーセント添加した混合物を40重量%メチルエ
チルケトン溶液とする液晶性化合物を含む塗布液を、ウ
エブを走行速度18m/分で走行させながら、この塗布
液を配向膜状上に、塗布量が支持体1m2 当たり5ml
になるようにワイヤーバーで塗布した。次に、100℃
で乾燥した後、本発明の熱処理装置を用いて熱処理を行
い、ディスコティックネマティック相を形成した。
だ光学補償シートの製造フローを示したもので、送出機
50で送り出されたウエブ14は複数のガイドローラ5
2によって支持されながらラビングローラ54Aを備え
たラビング処理装置54、塗布機56そして、初期乾燥
を行う乾燥装置58、本乾燥を行う乾燥装置60、本発
明の熱処理装置10、紫外線照射装置62を通過して巻
取機52で巻き取られる。 (実施例1)ウエブとしては、幅1000mm、厚さ1
00μmのトリアセチルセルロース〔フジタック、富士
写真フィルム(株)製〕を使用した。そして、ウエブの
表面に、長鎖アルキル変性ボパール〔MP−203、ク
ラレ(株)製〕の2重量パーセント溶液をウエブ1m2
当たり25ml塗布した。塗布後、60℃で1分間乾燥
させて造られた配向膜樹脂層を形成したウエブを18m
/分で搬送走行させながら、配向膜樹脂層の表面にラビ
ング処理を行って配向膜を形成した。ラビングローラの
押付け圧力は、配向膜樹脂層の1cm2 当たり98Pa
(10kgf/cm2 )とすると共に、回転周速を5.0
m/秒とした。そして、配向膜用樹脂層をラビング処理
して得られた配向膜上に、ディスコティック化合物 2,
3,6,7,10,11- hexa(4-n- Octyloxybe
nzoyloxy)triphenyleneと 2,3,
6,7,10,11- hexa(3-n- Pentyloxybe
nzoyloxy)triphenyleneの重量比
で4:1の混合物に、光重合開始剤〔イルガキュア90
7、日本チバガイギー(株)製〕を前記混合液に対して
1重量パーセント添加した混合物を40重量%メチルエ
チルケトン溶液とする液晶性化合物を含む塗布液を、ウ
エブを走行速度18m/分で走行させながら、この塗布
液を配向膜状上に、塗布量が支持体1m2 当たり5ml
になるようにワイヤーバーで塗布した。次に、100℃
で乾燥した後、本発明の熱処理装置を用いて熱処理を行
い、ディスコティックネマティック相を形成した。
【0036】熱処理装置は、吹出口の長さ(L1)が12
00mmのスリットノズルを用い、吹出し風速は5m/
秒、温度130°Cで3分間熱処理を行った。この時の
ウエブ幅方向の風速は0.5m/秒であった。ウエブ幅
方向の風速は、ウエブ上の50mmの地点をウエブ幅方
向に100mmおきに11箇所を測定した最大値であ
る。尚、風速測定には、(株)カイジョー製三次元超音
波風速計(WA−390型)を用いた。熱処理が終わっ
た塗布膜は、隣接して設けられた上記の紫外線照射装置
を通過して架橋され、巻取機に巻き取られる。
00mmのスリットノズルを用い、吹出し風速は5m/
秒、温度130°Cで3分間熱処理を行った。この時の
ウエブ幅方向の風速は0.5m/秒であった。ウエブ幅
方向の風速は、ウエブ上の50mmの地点をウエブ幅方
向に100mmおきに11箇所を測定した最大値であ
る。尚、風速測定には、(株)カイジョー製三次元超音
波風速計(WA−390型)を用いた。熱処理が終わっ
た塗布膜は、隣接して設けられた上記の紫外線照射装置
を通過して架橋され、巻取機に巻き取られる。
【0037】上記のように製造した光学補償シートにつ
いて、巻取機に巻き取られた製品から幅方向に10個の
サンプルを切り出した。 (実施例2)実施例2は、熱処理装置のウエブ幅方向の
風速を1.0m/秒にて行った以外は実施例1と同様に
して光学補償シートを製造し、実施例1と同様に10個
のサンプルを切り出した。 (比較例1)比較例1は、ウエブの幅方向一端側に吹出
口を設けると共に他端側に排出口を設けた従来の熱処理
装置を使用した場合で、ウエブ幅方向の風速を2.0m
/秒とした以外は、実施例1と同様にして光学補償シー
トを製造し、実施例1と同様に10個のサンプルを切り
出した。 (比較例2)比較例1の場合と同じ熱処理装置を用い、
ウエブ幅方向の風速を4m/秒とした以外は比較例1と
同様にして光学補償シートを製造し、実施例1と同様に
10個のサンプルを切り出した。
いて、巻取機に巻き取られた製品から幅方向に10個の
サンプルを切り出した。 (実施例2)実施例2は、熱処理装置のウエブ幅方向の
風速を1.0m/秒にて行った以外は実施例1と同様に
して光学補償シートを製造し、実施例1と同様に10個
のサンプルを切り出した。 (比較例1)比較例1は、ウエブの幅方向一端側に吹出
口を設けると共に他端側に排出口を設けた従来の熱処理
装置を使用した場合で、ウエブ幅方向の風速を2.0m
/秒とした以外は、実施例1と同様にして光学補償シー
トを製造し、実施例1と同様に10個のサンプルを切り
出した。 (比較例2)比較例1の場合と同じ熱処理装置を用い、
ウエブ幅方向の風速を4m/秒とした以外は比較例1と
同様にして光学補償シートを製造し、実施例1と同様に
10個のサンプルを切り出した。
【0038】以上得られた実施例1、2及び比較例1、
2のサンプルについて、ウエブ幅方向の風速と液晶層の
配向軸のバラツキ(所望の配向軸に対する配向角度のバ
ラツキ)の関係、及び光学補償シートとしての性能評価
を行った。結果を表1に示す。表1の配向軸のバラツキ
は、10個のサンプルの平均値である。また、性能評価
は、◎…良い、○…普通、×…悪いの3段階評価で行
い、普通以上を合格とした。
2のサンプルについて、ウエブ幅方向の風速と液晶層の
配向軸のバラツキ(所望の配向軸に対する配向角度のバ
ラツキ)の関係、及び光学補償シートとしての性能評価
を行った。結果を表1に示す。表1の配向軸のバラツキ
は、10個のサンプルの平均値である。また、性能評価
は、◎…良い、○…普通、×…悪いの3段階評価で行
い、普通以上を合格とした。
【0039】
【表1】 表1の結果から分かるように、本発明の熱処理装置を使
用して塗布膜面を熱処理した実施例1及び2は、配向軸
のバラツキが小さく、光学補償シートとしての性能も満
足されるものであった。特に、ウエブ幅方向の風速を
0.5(m/秒)とした実施例1は、配向軸のバラツキ
が殆どなく、光学補償シートの性能評価でも良い結果で
あった。これにより、塗布膜面全体を製品とすることが
できるので、光学補償シートの製品歩留りを顕著に向上
させることができた。
用して塗布膜面を熱処理した実施例1及び2は、配向軸
のバラツキが小さく、光学補償シートとしての性能も満
足されるものであった。特に、ウエブ幅方向の風速を
0.5(m/秒)とした実施例1は、配向軸のバラツキ
が殆どなく、光学補償シートの性能評価でも良い結果で
あった。これにより、塗布膜面全体を製品とすることが
できるので、光学補償シートの製品歩留りを顕著に向上
させることができた。
【0040】これに対し、ウエブ幅方向の風速が1(m
/秒)を超えて本発明から外れる場合には、配向軸のバ
ラツキが大きく、光学補償シートの性能評価でも悪くな
った。
/秒)を超えて本発明から外れる場合には、配向軸のバ
ラツキが大きく、光学補償シートの性能評価でも悪くな
った。
【0041】このように、本発明の熱処理装置を用いる
ことにより、液晶層における配向軸のバラツキを小さく
制御することが可能となった。これにより、塗布膜の全
幅に渡って製品とすることができるので、製品歩留りを
顕著に向上させることができた。また、熱処理後の配向
軸バラツキ検査のためのサンプル抜き取り数を大幅に減
らしても製品の品質保証が可能となり、生産性を向上さ
せることができるだけでなく、サンプルを抜き取るため
の作業員の作業負荷を低減することができた。これらに
より生産コストを大幅に削減することができた。
ことにより、液晶層における配向軸のバラツキを小さく
制御することが可能となった。これにより、塗布膜の全
幅に渡って製品とすることができるので、製品歩留りを
顕著に向上させることができた。また、熱処理後の配向
軸バラツキ検査のためのサンプル抜き取り数を大幅に減
らしても製品の品質保証が可能となり、生産性を向上さ
せることができるだけでなく、サンプルを抜き取るため
の作業員の作業負荷を低減することができた。これらに
より生産コストを大幅に削減することができた。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塗布膜の
熱処理方法及び装置によれば、感光材料、感熱・感圧等
の情報記録材料、磁気記録材料等の塗布膜の熱処理にお
いて熱処理ムラが発生せず、特に、光学補償シート製造
の液晶層形成のための熱処理において液晶層の配向軸ズ
レ(バラツキ)を防止できる。
熱処理方法及び装置によれば、感光材料、感熱・感圧等
の情報記録材料、磁気記録材料等の塗布膜の熱処理にお
いて熱処理ムラが発生せず、特に、光学補償シート製造
の液晶層形成のための熱処理において液晶層の配向軸ズ
レ(バラツキ)を防止できる。
【0043】これにより、製品の歩留向上、生産コスト
の削減、作業性向上等を図ることができる。
の削減、作業性向上等を図ることができる。
【図1】本発明の塗布膜の熱処理装置を説明する側面断
面図
面図
【図2】本発明の塗布膜の熱処理装置の上側から見た概
略図
略図
【図3】本発明の塗布膜の熱処理装置の吹出口として長
孔を用いた概略図
孔を用いた概略図
【図4】本発明の塗布膜の熱処理装置の吹出口として丸
孔を用いた概略図
孔を用いた概略図
【図5】本発明の熱処理装置を組み込んだ光学補償シー
トの製造フロー図
トの製造フロー図
【図6】従来の塗布膜の熱処理装置を説明する概略図
10…熱処理装置、14…ウエブ、16…塗布膜面、1
8…吹出部、20…排出部、22…ケーシング、24…
仕切板、26…吹出口、28…熱風供給口、30…吹出
ファン、32…排出口、34…排出ファン、36…コン
トローラ、38…温度センサ、40…3次元風速セン
サ、42…フィルタ、44…低分子ポリマー除去装置
8…吹出部、20…排出部、22…ケーシング、24…
仕切板、26…吹出口、28…熱風供給口、30…吹出
ファン、32…排出口、34…排出ファン、36…コン
トローラ、38…温度センサ、40…3次元風速セン
サ、42…フィルタ、44…低分子ポリマー除去装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/13363 G02F 1/13363 (72)発明者 杉山 正 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 中嶌 賢二 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H049 BA06 BA42 BB49 BC01 BC04 BC05 BC09 BC22 2H091 FA11X FA11Z FA12X FA12Z FB02 FC22 FC29 FD06 LA12 3L113 AA08 AB03 AC10 AC31 BA01 CA02 CA05 CB06 CB24 DA09 DA24 4D075 BB24Z BB33Z BB37Z BB99Z CA48 DA04 DB01 DB18 DB33 DB48 DC24 DC27 EA07 EC07 4F042 AA22 DB10 DB19 DB31 DB36 DB37
Claims (10)
- 【請求項1】走行する長尺状支持体に塗布液を塗布して
形成された塗布膜を熱処理する塗布膜の熱処理方法にお
いて、 前記走行する長尺状支持体の前記塗布膜面に熱風を吹き
付け、該吹き付けた同じ面の上流側又は下流側の少なく
とも一方側で熱風を排出することにより、前記長尺状支
持体の走行方向に沿った気流を発生させると共に、該気
流の前記長尺状支持体の幅方向の風速を1m/秒以下に
することを特徴とする塗布膜の熱処理方法。 - 【請求項2】前記塗布膜の熱処理は、光学補償シート製
造の液晶層形成工程において液晶性化合物を成分として
含む塗布膜の熱処理であることを特徴とする請求項1の
塗布膜の熱処理方法。 - 【請求項3】走行する長尺状支持体に塗布液を塗布して
形成された塗布膜を熱処理する塗布膜の熱処理装置にお
いて、 前記熱処理装置は、 前記走行する長尺状支持体の塗布膜面側に、熱風を前記
塗布膜面に吹き付ける吹出部と該熱風を排出する排出部
の両方が設けられると共に、前記吹出部と前記排出部は
前記走行する長尺状支持体の走行方向に設けられている
ことを特徴とする塗布膜の熱処理装置。 - 【請求項4】前記吹出部の吹出風量と前記排気部の排出
風量を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求
項3の塗布膜の熱処理装置。 - 【請求項5】前記吹出部の吹出口における前記長尺状支
持体の幅方向の長さは、前記長尺状支持体の幅の1.0
5倍〜2倍の範囲であることを特徴とする請求項3又は
4の塗布膜の熱処理装置。 - 【請求項6】前記吹出部からの吹出風量に対する前記排
出部からの排出風量を制御して、前記長尺状支持体の幅
方向の風速が1m/秒以下になるようにすることを特徴
とする請求項3〜5のいずれかに記載の塗布膜の熱処理
装置。 - 【請求項7】前記吹出部と前記塗布膜面との距離は3m
m〜300mmであることを特徴とする請求項3〜6の
いずれかに記載の塗布膜の熱処理装置。 - 【請求項8】前記熱処理装置を、前記長尺状支持体の走
行方向に沿って複数設けたことを特徴とする請求項3〜
7のいずれかに記載の塗布膜の熱処理装置。 - 【請求項9】前記熱処理装置に遠赤外線ヒータを設け、
前記塗布膜面を前記熱風と併用して熱処理することを特
徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の塗布膜の熱処
理装置。 - 【請求項10】前記塗布液が液晶性化合物を成分として
含むと共に、前記塗布膜が光学補償シートの液晶層であ
ることを特徴とする請求項3〜9のいずれかに記載の塗
布膜の熱処理装置。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000140023A JP2001314799A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 塗布膜の熱処理方法及び装置 |
| US09/851,416 US6812982B2 (en) | 2000-05-12 | 2001-05-09 | Optical compensatory sheet producing method and apparatus, thermal treating method and apparatus, and dust removing method and apparatus |
| CNB01124805XA CN1297842C (zh) | 2000-05-12 | 2001-05-11 | 光学补偿片的制造方法和装置、热处理方法和装置以及除尘方法和装置 |
| TW090111259A TW548145B (en) | 2000-05-12 | 2001-05-11 | Optical compensatory sheet producing method and apparatus, thermal treating method and apparatus, and dust removing method and apparatus |
| KR1020010025753A KR100690231B1 (ko) | 2000-05-12 | 2001-05-11 | 광학 보상 시트 제조 방법 및 장치와, 열처리 방법 및장치와, 제진 방법 및 장치 |
| US10/919,377 US20050018116A1 (en) | 2000-05-12 | 2004-08-17 | Optical compensatory sheet producing method and apparatus, thermal treating method and apparatus, and dust removing method and apparatus |
| US11/377,672 US7575773B2 (en) | 2000-05-12 | 2006-03-17 | Optical compensatory sheet producing method and apparatus, thermal treating method and apparatus, and dust removing method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000140023A JP2001314799A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 塗布膜の熱処理方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001314799A true JP2001314799A (ja) | 2001-11-13 |
Family
ID=18647380
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000140023A Pending JP2001314799A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 塗布膜の熱処理方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001314799A (ja) |
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-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000140023A patent/JP2001314799A/ja active Pending
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