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JP2001314081A - Ac−dcコンバータ - Google Patents

Ac−dcコンバータ

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JP2001314081A
JP2001314081A JP2000130925A JP2000130925A JP2001314081A JP 2001314081 A JP2001314081 A JP 2001314081A JP 2000130925 A JP2000130925 A JP 2000130925A JP 2000130925 A JP2000130925 A JP 2000130925A JP 2001314081 A JP2001314081 A JP 2001314081A
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Mamoru Tsuruya
守 鶴谷
Nobuaki Yokoyama
伸明 横山
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外来ノイズによるAC−DCコンバータの変
換回路内のスイッチング素子の破壊を防止する。 【解決手段】 外部からのノイズによりAC−DCコン
バータの交流入力端子(1A,1B,1C)にサージ電圧が発生す
ると、交流入力端子(1A,1B,1C)からフィルタ回路(2)の
フィルタリアクトル(2d,2e,2f)及びフィルタコンデンサ
(2a,2b,2c)、補助コンデンサ(44)、直流出力端子(40A,4
0B)間の分圧用コンデンサ(35,36)並びに直流出力ライン
−グランド間の浮遊容量(43)を介してグランドにサージ
電流が流れるため、AC−DCコンバータの変換回路
(3)にはサージ電圧が直接印加されない。したがって、
外来ノイズによるAC−DCコンバータの変換回路(3)
内の第1〜第6のIGBT(4〜9)の破壊を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流入力電力を直流
出力電力に変換するAC−DCコンバータ、特に変換回
路内に設けられたスイッチング素子の外来ノイズ等によ
る破壊を防止するAC−DCコンバータに属する。
【0002】
【従来の技術】従来のAC−DCコンバータは、例えば
図4に示すように、フィルタリアクトル(2d,2e,2f)及び
フィルタコンデンサ(2a,2b,2c)を有し且つ三相交流電源
(1)の交流入力端子(1A,1B,1C)に接続されたフィルタ回
路(2)と、フィルタ回路(2)の出力端子に接続された変換
回路(3)と、変換回路(3)の出力端子間に接続された還流
用整流素子としての還流用ダイオード(16)と、還流用ダ
イオード(16)に直流リアクトル(17)を介して接続された
平滑コンデンサ(18)とを備えている。変換回路(3)は、
橋絡接続(ブリッジ接続)された3対のスイッチング素
子を構成する第1〜第6のIGBT(絶縁ゲート型バイ
ポーラトランジスタ)(4〜9)と、第1〜第6のIGBT
(4〜9)の各々と直列に接続された逆流防止用整流素子を
構成する第1〜第6の逆流防止用ダイオード(10〜15)と
を有する。直流リアクトル(17)と直流出力端子(40A)と
の間には電流検出器(19)が接続され、直流リアクトル(1
7)に流れる電流ILをその電流に対応する電圧VLとして
検出する。交流入力端子(1A,1B,1C)には相電圧検出用ト
ランス(20)が接続され、三相交流電源(1)からのU相、
V相及びW相の交流入力電圧VU,VV,VWを検出する。
制御回路(21)は、相電圧検出用トランス(20)の検出電圧
U,VV,VW及び電流検出器(19)の検出電圧VL並びに平
滑コンデンサ(18)の電圧VDCに応じて変換回路(3)内に
おける第1〜第6のIGBT(4〜9)のゲート端子の各々
に第1〜第6のオン・オフ制御信号VG1,VG2;VG3,V
G4;VG5,VG6を付与して第1〜第6のIGBT(4〜9)を
オン・オフ制御する。
【0003】図5に示すように、制御回路(21)は、基準
電源(22)と、第1の誤差増幅器(23)と、第2の誤差増幅
器(24)と、相電流基準信号発生回路(25)と、三角波発振
回路(26)と、PWMコンパレータ(27,28,29)と、線電流
パルス変換回路(30)と、制御信号出力回路(31)とを備え
ている。基準電源(22)は、平滑コンデンサ(18)の両端か
ら出力される直流出力電圧VDCの基準値を規定する基準
電圧VRDを発生する。第1の誤差増幅器(23)は、平滑コ
ンデンサ(18)の電圧VDCを基準電源(22)の基準電圧VRD
と比較してそれらの誤差電圧信号VE1を出力する。第2
の誤差増幅器(24)は、電流検出器(19)の検出電圧VL
第1の誤差増幅器(23)の出力信号VE1と比較してそれら
の誤差電圧信号VE2を出力する。相電流基準信号発生回
路(25)は、相電圧検出用トランス(20)の検出電圧VU,V
V,VW及び第2の誤差増幅器(24)の出力信号VE2に基づ
いてU相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,VRVW,V
RW Uを発生する。三角波発振回路(26)は、三相交流電源
(1)の周波数(50〜60Hz)よりも十分に高い周波数
(1〜100kHz)の三角波信号VTを発生する。PWM
コンパレータ(27,28,29)は、相電流基準信号発生回路(2
5)のU相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,VRVW,V
RWUを三角波発振回路(26)の三角波信号VTと比較して各
相の電流のPWM変調信号VPUV,VPVW,VPWUを出力す
る。線電流パルス変換回路(30)は、各PWMコンパレー
タ(27),(28),(29)のPWM変調信号VPU V,VPVW,VPWU
を「1」、「0」又は「−1」の3値の線電流パルス信
号VSU(=VPUV−VPWU),VSV(=VPVW−VPUV),V
SW(=VPWU−VPVW)に変換する。制御信号出力回路(31)
は、各線電流パルス信号VSU,VSV,VSWの値をそれぞれ
判別して変換回路(3)の第1〜第6のIGBT(4〜9)の
各ゲート端子に付与する第1〜第6のオン・オフ制御信
号VG1,VG2;VG3,VG4;VG5,VG6を出力する。
【0004】制御信号出力回路(31)は、各線電流パルス
信号VSU,VSV,VSWの何れかが「1」のときにそれに対
応するアームの正側の第1、第3又は第5のIGBT
(4,6,8)のゲート端子に付与する第1、第3又は第5の
オン・オフ制御信号VG1,VG3,VG5を高(H)レベルに
して第1、第3又は第5のIGBT(4,6,8)をオン状態
にする。また、各線電流パルス信号VSU,VSV,VSWの何
れかが「−1」のとき、それに対応するアームの負側の
第2、第4又は第6のIGBT(5,7,9)のゲート端子に
付与する第2、第4又は第6のオン・オフ制御信号
G2,VG4,VG6を高(H)レベルにして第2、第4又は
第6のIGBT(5,7,9)をオン状態にする。更に、各線
電流パルス信号VSU,VSV,VSWの何れかが「0」のとき
は、それに対応するアームの正側及び負側の第1及び第
2のIGBT(4,5)、第3及び第4のIGBT(6,7)又は
第5及び第6のIGBT(8,9)のゲート端子に付与する
第1及び第2、第3及び第4又は第5及び第6のオン・
オフ制御信号VG1,VG2;VG3,VG 4;VG5,VG6の何れか
1組を低(L)レベルにして第1及び第2のIGBT
(4,5)、第3及び第4のIGBT(6,7)又は第5及び第6
のIGBT(8,9)をオフ状態にする。
【0005】図4に示すAC−DCコンバータの動作は
以下の通りである。例えば、図6(A)に示すように三相
交流電源(1)のU相の交流入力電流IUが正の半周期間の
とき、電流検出器(19)の検出電圧VL及び相電圧検出用
トランス(20)の検出電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデ
ンサ(18)の電圧VDCに応じてPWM変調された第1のオ
ン・オフ制御信号VG1が制御回路(21)内の制御信号出力
回路(31)から変換回路(3)内の第1のIGBT(4)のゲー
ト端子に入力され、第1のIGBT(4)がオン・オフ動
作される。これと同時に、第2のIGBT(5)のゲート
端子に入力される第2のオン・オフ制御信号VG2は低レ
ベル一定となり、第2のIGBT(5)がオフ状態とな
る。また、三相交流電源(1)のU相の交流入力電流IU
負の半周期間のときは、電流検出器(19)の検出電圧VL
及び相電圧検出用トランス(20)の検出電圧VU,VV,VW
並びに平滑コンデンサ(18)の電圧VDCに応じてPWM変
調された第2のオン・オフ制御信号VG2が制御回路(21)
内の制御信号出力回路(31)から変換回路(3)内の第2の
IGBT(5)のゲート端子に入力され、第2のIGBT
(5)がオン・オフ動作される。これと同時に、第1のI
GBT(4)のゲート端子に入力される第1のオン・オフ
制御信号VG1は低レベル一定となり、第1のIGBT
(4)がオフ状態となる。これにより、変換回路(3)のU相
アームに入力される電流IU0は図6(B)に示すように波
高値IU0Pの正負のパルス電流波形となる。変換回路(3)
のU相アームに入力される正負のパルス状の電流IU0
フィルタ回路(2)により低次の高調波成分が除去され、
基本波成分のみの正弦波電流となる。V相アーム及びW
相アームについても前記と略同様の動作が行なわれる。
但し、U相アームの第1のIGBT(4)がオン状態のと
きはV相アームの第4のIGBT(7)又はW相アームの
第6のIGBT(9)の何れか1つがオン状態となり、U
相アームの第2のIGBT(5)がオン状態のときはV相
アームの第3のIGBT(6)又はW相アームの第5のI
GBT(8)の何れか1つがオン状態となる。
【0006】したがって、例えば変換回路(3)のU相ア
ームの第1のIGBT(4)及びV相アームの第4のIG
BT(7)がオン状態のときは、三相交流電源(1)のU相出
力、フィルタ回路(2)、第1の逆流防止用ダイオード(1
0)、第1のIGBT(4)、直流リアクトル(17)、平滑コ
ンデンサ(18)並びに負荷(32)、第4のIGBT(7)、第
4の逆流防止用ダイオード(13)、フィルタ回路(2)、三
相交流電源(1)のV相出力の経路で電流が流れ、直流リ
アクトル(17)にエネルギが蓄積されると共に平滑コンデ
ンサ(18)が充電される。その後、変換回路(3)のU相ア
ームの第1のIGBT(4)がオフ状態になると、直流リ
アクトル(17)の蓄積エネルギ及び平滑コンデンサ(18)の
電荷が放出され、直流リアクトル(17)、平滑コンデンサ
(18)並びに負荷(32)、還流用ダイオード(16)の経路で電
流が流れる。また、変換回路(3)のU相アームの第2の
IGBT(5)及びV相アームの第3のIGBT(6)がオン
状態のときは、三相交流電源(1)のV相出力、フィルタ
回路(2)、第3の逆流防止用ダイオード(12)、第3のI
GBT(6)、直流リアクトル(17)、平滑コンデンサ(18)
並びに負荷(32)、第2のIGBT(5)、第2の逆流防止
用ダイオード(11)、フィルタ回路(2)、三相交流電源(1)
のU相出力の経路で電流が流れ、直流リアクトル(17)に
エネルギが蓄積されると共に平滑コンデンサ(18)が充電
される。その後、変換回路(3)のU相アームの第2のI
GBT(5)がオフ状態になると、直流リアクトル(17)の
蓄積エネルギ及び平滑コンデンサ(18)の電荷が放出さ
れ、直流リアクトル(17)、平滑コンデンサ(18)並びに負
荷(32)、還流用ダイオード(16)の経路で電流が流れる。
変換回路(3)のV相アームの第3及び第4のIGBT(6,
7)並びにW相アームの第5及び第6のIGBT(8,9)が
オン・オフ動作する場合、又は変換回路(3)のU相アー
ムの第1及び第2のIGBT(4,5)並びにW相アームの
第5及び第6のIGBT(8,9)がオン・オフ動作する場
合についても前記と略同様の動作が行なわれる。以上に
より、図6(C)に示すような一定レベルの直流電流IL
が直流リアクトル(17)に流れ、平滑コンデンサ(18)の両
端に直流出力電圧VDCが発生する。
【0007】変換回路(3)の第1〜第6のIGBT(4〜
9)のオン・オフ動作により平滑コンデンサ(18)の両端か
ら出力される直流出力電圧VDCは、制御回路(21)内の第
1の誤差増幅器(23)にて基準電源(22)の基準電圧VRD
比較され、直流出力電圧VDC及び基準電圧VRDの誤差電
圧信号VE1が第1の誤差増幅器(23)から出力される。第
1の誤差増幅器(23)の誤差電圧信号VE1は、第2の誤差
増幅器(24)において電流検出器(19)により検出された直
流リアクトル(17)の検出電圧VLと比較され、誤差電圧
信号VE1及び検出電圧VLの誤差電圧信号VE2が第2の
誤差増幅器(24)から出力される。第2の誤差増幅器(24)
の誤差電圧信号VE2は、相電圧検出用トランス(20)の検
出電圧VU,VV,VWと共に相電流基準信号発生回路(25)
に入力され、検出電圧VU,VV,VW及び誤差電圧信号V
E2に基づいて相電流基準信号発生回路(25)から図7(A)
に示すようなU相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,
RVW,VRWUが出力される。相電流基準信号発生回路(2
5)のU相、V相及びW相の電流基準信号VRUV,VRVW,V
RWUは、各PWMコンパレータ(27,28,29)において三角
波発振回路(26)の三角波信号VTとそれぞれ比較され、
電流基準信号VRUV,VRVW,VRWUと三角波信号VTとの関
係がVRUV,VRVW,VRWU<VTのときに低レベルとなり、
RUV,VRVW,VRWU>VTのときに高レベルとなる図7
(B),(C),(D)に示すようなPWM変調信号VPUV,V
PVW,VPWUが各PWMコンパレータ(27,28,29)から出力
される。各PWMコンパレータ(27,28,29)のPWM変調
信号VPUV,VPVW,VPWUは、線電流パルス変換回路(30)
にてそれぞれ図7(E),(F),(G)に示すような線電流パ
ルス信号VPUV−VPWU=VSU;VPVW−VPUV=VSV;V
PWU−VPVW=VSWに変換される。線電流パルス変換回路
(30)の線電流パルス信号VS U,VSV,VSWは、制御信号出
力回路(31)にてそれらの値、即ち「1」、「0」又は
「−1」がそれぞれ判別され、制御信号出力回路(31)か
ら変換回路(3)の第1〜第6のIGBT(4〜9)の各ゲー
ト端子に第1〜第6のオン・オフ制御信号VG1,VG2;V
G3,VG4;VG5,VG6がそれぞれ付与される。
【0008】以上により、直流リアクトル(17)に流れる
電流IL及び三相交流電源(1)のU相、V相及びW相の交
流入力電圧VU,VV,VW並びに平滑コンデンサ(18)の両
端の直流出力電圧VDCに応じて変換回路(3)内の第1〜
第6のIGBT(4〜9)が制御回路(21)によりオン・オフ
制御され、三相交流電源(1)からフィルタ回路(2)を介し
て変換回路(3)のU相、V相及びW相アームに流れる交
流入力電流IU0,IV0,IW0が正弦波状に制御されると共
に直流出力端子(40A,40B)から出力される直流出力電圧
DCが一定レベルに保持される。
【0009】図4に示すAC−DCコンバータでは、三
相交流電源(1)からフィルタ回路(2)を介して変換回路
(3)のU相、V相及びW相アームに流れる交流入力電流
U0,I V0,IW0が正弦波状に制御されると共に直流出力
端子(40A,40B)から出力される直流出力電圧VDCが一定
レベルに保持されるので、入力力率を略1.0に上昇で
きると共に高安定な直流出力電圧VDCが得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
従来のAC−DCコンバータでは、図7(E),(F),(G)
に示す各線電流パルス信号VSU,VSV,VSWの値が全て
「0」で変換回路(3)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)
の全てがオフ状態となる期間中は、交流入力端子(1A,1
B,1C)側及び直流出力端子(40A,40B)側から見たインピー
ダンスが高くなる。このとき、外部からU相、V相又は
W相の交流入力ラインとグランド(シャーシ)との間に
ノイズが侵入し、このノイズにより発生するサージ電圧
が変換回路(3)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)及び第
1〜第6の逆流防止用ダイオード(10〜15)に印加され、
第1〜第6のIGBT(4〜9)及び第1〜第6の逆流防止
用ダイオード(10〜15)が破壊されることがあった。これ
を防止するためには、第1〜第6のIGBT(4〜9)及び
第1〜第6の逆流防止用ダイオード(10〜15)と並列にコ
ンデンサを接続することが考えられるが、回路動作上、
好ましくない。例えば、第1〜第6の逆流防止用ダイオ
ード(10〜15)と並列にコンデンサを接続すると、スイッ
チング速度が低下して短絡電流が流れ、第1〜第6のI
GBT(4〜9)及び第1〜第6の逆流防止用ダイオード(1
0〜15)が焼損する場合がある。
【0011】そこで、本発明は外来ノイズによる変換回
路のスイッチング素子の破壊を防止できるAC−DCコ
ンバータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるAC−DC
コンバータは、交流入力端子(1A,1B,1C)に接続されたフ
ィルタ回路(2)と、フィルタ回路(2)と直流出力端子(40
A,40B)との間に接続された変換回路(3)と、直流出力端
子(40A,40B)間に接続された平滑コンデンサ(18)とを備
え、変換回路(3)に設けたスイッチング素子(4〜9)をオ
ン・オフ動作させることにより交流入力端子(1A,1B,1C)
からフィルタ回路(2)を介して供給される交流電力を変
換回路(3)により直流電力に変換して直流出力端子(40A,
40B)から直流出力を取り出す。このAC−DCコンバー
タでは、フィルタ回路(2)の各出力ライン間にそれぞれ
フィルタコンデンサ(2a,2b,2c)を接続し、直流出力端子
(40A,40B)間に少なくとも2つの分圧用コンデンサ(35,3
6)を直列に接続し、フィルタコンデンサ(2a,2b,2c)の接
続中点と分圧用コンデンサ(35,36)の接続中点とを相互
に接続する。外部からのノイズにより交流入力端子(1A,
1B,1C)にサージ電圧が発生すると、交流入力端子(1A,1
B,1C)からフィルタ回路(2)のフィルタコンデンサ(2a,2
b,2c)及び直流出力端子(40A,40B)間の分圧用コンデンサ
(35,36)並びに直流出力ライン−グランド間の浮遊容量
(43)を介してグランドにサージ電流が流れるため、変換
回路(3)にはサージ電圧が直接印加されない。したがっ
て、外来ノイズによる変換回路(3)内のスイッチング素
子(4〜9)の破壊を防止することができる。また、分圧用
コンデンサ(35,36)は平滑コンデンサ(18)の静電容量を
増大させるので、直流出力電圧(VDC)が更に安定化され
る。更に、外来ノイズを直流出力電力として有効に利用
できる。
【0013】本発明の一実施の形態では、フィルタコン
デンサ(2a,2b,2c)はフィルタ回路(2)の各出力ラインに
星形結線される。また、フィルタコンデンサ(2a,2b,2c)
の接続中点と分圧用コンデンサ(35,36)の接続中点との
間に補助コンデンサ(44)を接続したので、フィルタコン
デンサ(2a,2b,2c)に印加される高調波電圧の一部が補助
コンデンサ(44)に分担され、フィルタ回路(2)内のフィ
ルタコンデンサ(2a,2b,2c)の耐圧を下げることができ
る。
【0014】本発明の他の実施の形態では、変換回路
(3)はフィルタ回路(2)と直流出力端子(40A,40B)との間
に並列に接続された複数の変換回路(3A,3B)を備えてい
る。また、変換回路(3A,3B)の出力端子間にそれぞれ接
続された還流用整流素子(16A,16B)と、変換回路(3A,3B)
の各出力端子と直流出力端子(40A,40B)との間に接続さ
れた直流リアクトル(17A,17B,34A,34B)と、還流用整流
素子(16A,16B)及び直流リアクトル(17A,17B,34A,34B)の
接続点と分圧用コンデンサ(35,36)の接続中点との間に
接続された電圧平衡用整流素子(37A,37B,38A,38B)とを
備え、変換回路(3A,3B)の出力端子毎に直流リアクトル
(17A,17B,34A,34B)、分圧用コンデンサ(35,36)及び電圧
平衡用整流素子(37A,37B,38A,38B)の直流回路を形成す
る。何れかの変換回路(3A,3B)内のスイッチング素子(4
〜9)がオフ状態に切り替わると、直流リアクトル(17A又
は17B,34A又は34B)内に蓄積されたエネルギの差分に相
当する電流が直流リアクトル(17A又は34A,17B又は34
B)、分圧用コンデンサ(35又は36)及び電圧平衡用整流素
子(37A,38A,37B,38B)により構成される直流回路に流
れ、分圧用コンデンサ(35又は36)が充電される。これに
より、分圧用コンデンサ(35,36)が略均等な電圧レベル
に充電され、直流リアクトル(17A,34A,17B,34B)に均等
な電流が流れるので、均等なレベルの電圧が変換回路(3
A,3B)内のスイッチング素子(4〜9)に印加される。した
がって、上記の実施の形態では外来ノイズにより発生す
るサージ電圧による変換回路(3A,3B)のスイッチング素
子(4〜9)の破壊を防止できると共に、出力電流の不平衡
により発生する不均等な電圧による変換回路(3A,3B)内
のスイッチング素子(4〜9)の破壊を抑制できる利点があ
る。
【0015】本発明のもう一つの他の実施の形態では、
変換回路(3A,3B)の正側出力端子に各々接続された正側
直流リアクトル(17A,17B)間に接続され且つ中間タップ
が正側の直流出力端子(40A)に接続された正側電流均衡
用リアクトル(41)と、変換回路(3A,3B)の負側出力端子
に各々接続された負側直流リアクトル(34A,34B)間に接
続され且つ中間タップが負側の直流出力端子(40B)に接
続された負側電流均衡用リアクトル(42)とを備えてい
る。複数の変換回路(3A,3B)の各正側出力ラインに流れ
る電流のレベル差に基づく電流が正側電流均衡用リアク
トル(41)に流れることにより、各変換回路(3A,3B)の正
側出力ラインにはバランスの取れた均等の電流が流れ
る。同様に、複数の変換回路(3A,3B)の各負側出力ライ
ンに流れる電流のレベル差に基づく電流が負側電流均衡
用リアクトル(42)に流れることにより、各変換回路(3A,
3B)の負側出力ラインにはバランスの取れた均等の電流
が流れる。したがって、複数の変換回路(3A,3B)内のオ
フしているスイッチング素子(4〜9)にバランスの取れた
電圧が印加されるので、外来ノイズにより発生するサー
ジ電圧による各変換回路(3A,3B)のスイッチング素子(4
〜9)の破壊を防止できると共に、出力電流の不平衡によ
り発生する不均等な電圧による各変換回路(3A,3B)内の
スイッチング素子(4〜9)の破壊を抑制できる利点があ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるAC−DCコ
ンバータの実施の形態を図1〜図3に基づいて説明す
る。但し、図1では図4と同一の箇所には同一の符号を
付してその説明を省略すると共に、本発明によるAC−
DCコンバータの他の実施の形態を示す図2及び図3で
は図1と同一の箇所には同一の符号を付してその説明を
省略する。図1に示すように、本実施の形態のAC−D
Cコンバータは、フィルタ回路(2)のU相、V相及びW
相の各出力ラインにフィルタコンデンサ(2a,2b,2c)を星
形結線し、直流出力端子(40A,40B)間に2つの分圧用コ
ンデンサ(35,36)を直列に接続し、フィルタコンデンサ
(2a,2b,2c)の接続中点と分圧用コンデンサ(35,36)の接
続中点とを補助コンデンサ(44)を介して相互に接続した
点に特徴がある。図1において、符号(43)は変換回路
(3)及び直流出力端子(40A,40B)を接続する直流出力ライ
ンとグランドとの間に存在する浮遊容量を示す。その他
の構成は、図4に示す従来のAC−DCコンバータと同
様である。
【0017】上記の構成において、変換回路(3)内の第
1〜第6のIGBT(4〜9)が全てオフ状態となる期間中
に三相交流電源(1)の交流入力端子(1A)、フィルタ回路
(2)及び変換回路(3)を接続するU相入力ラインとグラン
ドとの間に外部からのノイズが侵入すると、交流入力端
子(1A)にサージ電圧が発生する。このサージ電圧は変換
回路(3)内のU相アームの第1及び第2のIGBT(4,5)
及び第1及び第2の逆流防止用ダイオード(10,11)に印
加しようとするが、交流入力端子(1A)からフィルタ回路
(2)内のフィルタリアクトル(2d)及びフィルタコンデン
サ(2a)、補助コンデンサ(44)、直流出力端子(40A,40B)
間の分圧用コンデンサ(35,36)並びに変換回路(3)の直流
出力ライン−グランド間の浮遊容量(43)を介してグラン
ドに接続されたシャーシにサージ電流が流れるため、変
換回路(3)内のU相アームの第1及び第2のIGBT(4,
5)並びに第1及び第2の逆流防止用ダイオード(10,11)
にはサージ電圧が直接印加されない。同様に、三相交流
電源(1)の交流入力端子(1B)、フィルタ回路(2)及び変換
回路(3)を接続するV相入力ラインとグランドとの間、
又は三相交流電源(1)の交流入力端子(1C)、フィルタ回
路(2)及び変換回路(3)を接続するW相入力ラインとグラ
ンドとの間に外部からのノイズが侵入した場合も前記と
同様の経路でサージ電流が流れるため、変換回路(3)内
のV相アームの第3及び第4のIGBT(6,7)並びに第
3及び第4の逆流防止用ダイオード(12,13)、又はW相
アームの第5及び第6のIGBT(8,9)並びに第5及び
第6の逆流防止用ダイオード(14,15)にはサージ電圧が
直接印加されない。したがって、外来ノイズによる変換
回路(3)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)及び第1〜第
6の逆流防止用ダイオード(10〜15)の破壊を防止するこ
とができる。なお、本実施の形態のAC−DCコンバー
タの基本的な動作は図4に示す従来のAC−DCコンバ
ータの動作と全く同様であるので、説明は省略する。
【0018】上記のように、本実施の形態では外部から
のノイズにより三相交流電源(1)の交流入力端子(1A,1B,
1C)にサージ電圧が発生すると、フィルタ回路(2)内のフ
ィルタリアクトル(2d,2e,2f)及びフィルタコンデンサ(2
a,2b,2c)、逆流防止用ダイオード(45)、補助コンデンサ
(44)並びに直流出力端子(40A,40B)間の分圧用コンデン
サ(35,36)にサージ電流がバイパスされ、サージ電圧が
変換回路(3)に直接的に印加されないため、外来ノイズ
による変換回路(3)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)及
び第1〜第6の逆流防止用ダイオード(10〜15)の破壊を
防止することが可能となる。また、分圧用コンデンサ(3
5,36)は平滑コンデンサ(18)の静電容量を増大させる作
用も有するので、直流出力電圧VDCを更に安定化するこ
とが可能であり、外来ノイズを直流出力電力として有効
利用することが可能となる。更に、三相交流電源(1)か
らフィルタ回路(2)内のフィルタコンデンサ(2a,2b,2c)
に印加されるU相、V相及びW相の交流入力電圧に含ま
れる第3次高調波電圧が補助コンデンサ(44)により分担
されるため、フィルタ回路(2)内のフィルタコンデンサ
(2a,2b,2c)の耐圧を下げることができる。
【0019】図2は、フィルタ回路(2)と直流出力端子
(40A,40B)との間に第1及び第2の変換回路(3A,3B)を並
列に接続し、各変換回路(3A,3B)の出力端子間に第1及
び第2の還流用ダイオード(16A,16B)をそれぞれ接続
し、各変換回路(3A,3B)の正側出力端子と正側直流出力
端子(40A)との間に正側直流リアクトル(17A,17B)をそれ
ぞれ接続し、各変換回路(3A,3B)の負側出力端子と負側
直流出力端子(40B)との間に負側直流リアクトル(34A,34
B)をそれぞれ接続し、第1及び第2の還流用ダイオード
(16A,16B)並びに正側及び負側直流リアクトル(17A,17B,
34A,34B)の各接続点と分圧用コンデンサ(35,36)の接続
中点との間に電圧平衡用整流素子としての電圧平衡用ダ
イオード(37A,37B,38A,38B)をそれぞれ接続し、変換回
路(3A,3B)の出力端子毎に直流リアクトル(17A,17B,34A,
34B)、分圧用コンデンサ(35,36)及び電圧平衡用ダイオ
ード(37A,37B,38A,38B)の直流回路を形成した本発明に
よるAC−DCコンバータの別の実施の形態を示す。図
示は省略するが、第1及び第2の変換回路(3A,3B)は共
に図1に示す変換回路(3)と同一の構成を有し、第1の
変換回路(3A)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)に対して
π/2[rad]だけスイッチング位相が遅れて第2の変換回
路(3B)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)がオン・オフ動
作される。これにより、第1及び第2の変換回路(3A,3
B)に流れる電流の位相差がπ/2[rad]となるので、三相
各相に流れる交流入力電流が正弦波に波形整形されると
共に交流入力電流のリップル(脈動)が減少する。その
他の構成は、図1に示すAC−DCコンバータと同様で
ある。なお、図2に示すAC−DCコンバータの定常時
の基本的な動作の詳細は、例えば特願平11−3213
92号に開示されている。
【0020】図2に示す構成において、第1又は第2の
変換回路(3A,3B)の何れか一方の第1〜第6のIGBT
(4〜9)が全てオフ状態となる期間中に三相交流電源(1)
の交流入力端子(1A)、フィルタ回路(2)並びに第1及び
第2の変換回路(3A,3B)を接続するU相入力ラインとグ
ランドとの間に外部からのノイズが侵入すると、交流入
力端子(1A)にサージ電圧が発生する。このサージ電圧
は、第1〜第6のIGBT(4〜9)が全てオフ状態の第1
又は第2の変換回路(3A,3B)内のU相アームの第1及び
第2のIGBT(4,5)及び第1及び第2の逆流防止用ダ
イオード(10,11)に印加しようとするが、交流入力端子
(1A)からフィルタ回路(2)内のフィルタリアクトル(2d)
及びフィルタコンデンサ(2a)、補助コンデンサ(44)、直
流出力端子(40A,40B)間の分圧用コンデンサ(35,36)並び
に変換回路(3)の直流出力ライン−グランド間の浮遊容
量(43)を介してグランドに接続されたシャーシにサージ
電流が流れるため、第1及び第2の変換回路(3A,3B)内
のU相アームの第1及び第2のIGBT(4,5)並びに第
1及び第2の逆流防止用ダイオード(10,11)にはサージ
電圧が直接印加されない。同様に、三相交流電源(1)の
交流入力端子(1B)、フィルタ回路(2)並びに第1及び第
2の変換回路(3A,3B)を接続するV相入力ラインとグラ
ンドとの間、又は三相交流電源(1)の交流入力端子(1
C)、フィルタ回路(2)並びに第1及び第2の変換回路(3
A,3B)を接続するW相入力ラインとグランドとの間に外
部からのノイズが侵入した場合も前記と同様の経路でサ
ージ電流が流れるため、第1及び第2の変換回路(3A,3
B)内のV相アームの第3及び第4のIGBT(6,7)並び
に第3及び第4の逆流防止用ダイオード(12,13)、又は
W相アームの第5及び第6のIGBT(8,9)並びに第5
及び第6の逆流防止用ダイオード(14,15)にはサージ電
圧が直接印加されない。したがって、外来ノイズによる
第1及び第2の変換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIG
BT(4〜9)及び第1〜第6の逆流防止用ダイオード(10
〜15)の破壊を防止できる。
【0021】また、動作の際に、第1の変換回路(3A)の
正側出力ライン及び負側出力ラインにそれぞれ5.5
[A]、4.5[A]の電流が流れ、第2の変換回路(3B)の正
側出力ライン及び負側出力ラインにそれぞれ4.5[A]、
5.5[A]の電流が流れ、第1又は第2の変換回路(3A,3
B)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)がオフ状態になる
と、第1の変換回路(3A)側の負側直流リアクトル(34A)
には4.5[A]の電流が流れようとし、正側直流リアクト
ル(17A)には5.5[A]の電流が流れようとするために、
その差分の電流ΔI1が正側直流リアクトル(17A)、分圧
用コンデンサ(35)、電圧平衡用ダイオード(37A)の経路
で流れ、分圧用コンデンサ(35)が充電される。同様に、
第2の変換回路(3B)側の正側直流リアクトル(17B)に4.
5[A]の電流が流れようとし、負側直流リアクトル(34B)
に5.5[A]の電流が流れようとするために、その差分の
電流ΔI2が負側直流リアクトル(34B)、電圧平衡用ダイ
オード(38B)、分圧用コンデンサ(36)の経路で流れ、分
圧用コンデンサ(36)が充電される。その結果、分圧用コ
ンデンサ(35,36)が略均等な電圧レベルに充電され、正
側及び負側直流リアクトル(17A,34A,17B,34B)に均等な
レベルの電流が流れるので、第1及び第2の変換回路(3
A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)及び第1〜第6
の逆流防止用ダイオード(10〜15)に均衡した電圧が印加
される。したがって、出力電圧の不均衡により発生する
不均等な電圧による第1及び第2の変換回路(3A,3B)内
の第1〜第6のIGBT(4〜9)及び第1〜第6の逆流防
止用ダイオード(10〜15)の破壊を防止できる。
【0022】上記のように、図2に示す実施の形態で
は、外部からのノイズにより三相交流電源(1)の交流入
力端子(1A,1B,1C)にサージ電圧が発生すると、フィルタ
回路(2)内のフィルタリアクトル(2d,2e,2f)及びフィル
タコンデンサ(2a,2b,2c)、補助コンデンサ(44)並びに直
流出力端子(40A,40B)間の分圧用コンデンサ(35,36)にサ
ージ電流がバイパスされ、サージ電圧が第1及び第2の
変換回路(3A,3B)に直接的に印加されないため、図1に
示す実施の形態の場合と同様に外来ノイズによる第1及
び第2の変換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4
〜9)及び第1〜第6の逆流防止用ダイオード(10〜15)の
破壊を防止できる。また、第1又は第2の変換回路(3A,
3B)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)がオフ状態に切り
替わると、直流リアクトル(17A又は17B,34A又は34B)内
に蓄積されたエネルギの差分に相当する電流ΔI1,Δ
2が直流リアクトル(17A又は34A,17B又は34B)、分圧用
コンデンサ(35又は36)及び電圧平衡用ダイオード(37A,3
8A,37B,38B)により構成される直流回路に流れ、分圧用
コンデンサ(35又は36)が充電される。これにより、分圧
用コンデンサ(35,36)が略均等な電圧レベルに充電さ
れ、直流リアクトル(17A,34A,17B,34B)に均等な電流が
流れると共に第1及び第2の変換回路(3A,3B)内の第1
〜第6のIGBT(4〜9)に均等なレベルの電圧が印加さ
れるので、出力電流の不平衡により発生する不均等な電
圧による第1及び第2の変換回路(3A,3B)内の第1〜第
6のIGBT(4〜9)及び第1〜第6の逆流防止用ダイオ
ード(10〜15)の破壊を防止できる利点がある。
【0023】図3は、正側直流リアクトル(17A,17B)間
に正側電流均衡用リアクトル(41)を接続して正側電流均
衡用リアクトル(41)の中間タップと正側の直流出力端子
(40A)とを接続すると共に、負側直流リアクトル(34A,34
B)間に負側電流均衡用リアクトル(42)を接続して負側電
流均衡用リアクトル(42)の中間タップと負側の直流出力
端子(40B)とを接続した図2に示すAC−DCコンバー
タの変更実施の形態を示す。図3に示すAC−DCコン
バータの動作の際に、第1の変換回路(3A)の正側出力ラ
イン及び負側出力ラインにそれぞれ5.5[A]、4.5[A]
の電流が流れ、第2の変換回路(3B)の正側出力ライン及
び負側出力ラインにそれぞれ4.5[A]、5.5[A]の電流
が流れるとすると、第1の変換回路(3A)側の正側出力ラ
インと第2の変換回路(3B)側の正側出力ラインとに流れ
る電流のレベルには1.0[A]の差が生じる。このレベル
差に基づく電流が正側電流均衡用リアクトル(41)に流れ
ることによって、第1の変換回路(3A)側の正側出力ライ
ンの電流は減少するように働き、第2の変換回路(3B)側
の正側出力ラインの電流は増加するように働くため、双
方の正側出力ラインにはバランスの取れた均等の電流が
流れる。負側電流均衡用リアクトル(42)でも前記と同様
な作用が生じ、それぞれの負側出力ラインでもバランス
の取れた均等の電流が流れる。また、第1又は第2の変
換回路(3A,3B)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)のオフ
時には、図2に示す実施の形態と同様に、正側直流リア
クトル(17A)、電流均衡用リアクトル(41)、分圧用コン
デンサ(35)、電圧平衡用ダイオード(37A)の経路で電流
ΔI1が流れ、分圧用コンデンサ(35)が充電される。ま
た、第2の変換回路(3B)側でも前記と同様な作用が生
じ、負側直流リアクトル(34B)、電圧平衡用ダイオード
(38B)、分圧用コンデンサ(36)、電流均衡用リアクトル
(42)の経路で電流ΔI2が流れ、分圧用コンデンサ(36)
が充電される。この結果、第1及び第2の変換回路(3A,
3B)内の第1〜第6のIGBT(4〜9)及び第1〜第6の
逆流防止用ダイオード(10〜15)にバランスの取れた電圧
が印加され、第1及び第2の変換回路(3A,3B)内の第1
〜第6のIGBT(4〜9)及び第1〜第6の逆流防止用ダ
イオード(10〜15)の破壊を防止できる。したがって、図
3に示す実施の形態でも図2に示す実施の形態と略同様
の作用効果が得られる。
【0024】本発明の実施態様は前記の各実施の形態に
限定されず、更に種々の変更が可能である。例えば、上
記の各実施の形態では変換回路(3)を構成するスイッチ
ング素子としてIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトラ
ンジスタ)を使用した形態を示したが、MOS-FET
(MOS型電界効果トランジスタ)、J-FET(接合
型電界効果トランジスタ)、接合型バイポーラトランジ
スタ又はサイリスタ等の他のスイッチング素子を使用し
てもよい。また、図1に示す実施の形態の補助コンデン
サ(44)は場合に応じて省略することも可能である。同様
に、上記の各実施の形態の平滑コンデンサ(18)を分圧用
コンデンサ(35,36)で兼用して省略してもよい。また、
図2及び図3に示す実施の形態ではフィルタ回路(2)と
平滑コンデンサ(18)との間に変換回路(3)及び還流用ダ
イオード(16)及び直流リアクトル(17)を2段並列に接続
した形態を示したが、2段以上並列に接続することも可
能である。この場合、各段の変換回路(3)のスイッチン
グ位相をそれぞれ変換回路(3)の1スイッチング周期に
対して変換回路(3)の段数の逆数倍に対応する角度、即
ちπ/n[rad](n:変換回路(3)の段数)ずつずらして
オン・オフ制御すれば、フィルタ回路(2)の出力側にお
けるU相、V相及びW相の電流の波高値は変換回路(3)
が1つの場合に比較して1/n倍となると共にスイッチ
ング周波数がn倍となる。したがって、フィルタ回路
(2)を構成するフィルタリアクトル(2d,2e,2f)のインダ
クタンス及びフィルタコンデンサ(2a,2b,2c)の静電容量
値は変換回路(3)が1つの場合に比較して約1/n2とな
り、前記実施の形態よりも更に小さくできるので、フィ
ルタ回路(2)を変換回路(3)の段数に応じて更に小型化で
きる利点がある。また、この場合は図2及び図3に示す
実施の形態よりも更に大きな容量のAC−DCコンバー
タを得ることができる。更に、三相交流用のAC−DC
コンバータに限らず、単相交流用又は三相以上の多相交
流用のAC−DCコンバータにも本発明を適用できるこ
とは容易に理解できよう。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、外部からのノイズによ
り発生するサージ電流がフィルタ回路内のフィルタコン
デンサ及び直流出力端子間の分圧用コンデンサを介して
グランドにバイパスされ、サージ電圧が変換回路に直接
的に印加されないため、外来ノイズによる変換回路内の
スイッチング素子の破壊を防止してAC−DCコンバー
タの信頼性を向上することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるAC−DCコンバータの一実施
の形態を示す電気回路図
【図2】 本発明による他の実施の形態を示す電気回路
【図3】 図2の変更実施の形態を示す電気回路図
【図4】 従来のAC−DCコンバータを示す電気回路
【図5】 図4の制御回路の内部構成を示す回路ブロッ
ク図
【図6】 図4のAC−DCコンバータの主要各部の電
流を示す波形図
【図7】 図5の制御回路の各部の信号を示すタイムチ
ャート
【符号の説明】
(1)・・交流電源、 (1A,1B,1C)・・交流入力端子、
(2)・・フィルタ回路、(2a,2b,2c)・・フィルタコンデ
ンサ、 (2d,2e,2f)・・フィルタリアクトル、(3)・・
変換回路、 (3A)・・第1の変換回路、 (3B)・・第2
の変換回路、(4〜9)・・第1〜第6のIGBT(スイッ
チング素子)、 (10〜15)・・第1〜第6の逆流防止用
ダイオード(逆流防止用整流素子)、 (16A)・・第1
の還流用ダイオード(還流用整流素子)、 (16B)・・
第2の還流用ダイオード(還流用整流素子)、 (17A,1
7B)・・正側直流リアクトル、 (18)・・平滑コンデン
サ、 (19)・・電流検出器、 (20)・・相電圧検出用ト
ランス、 (21)・・制御回路、 (22)・・基準電源、
(23)・・第1の誤差増幅器、 (24)・・第2の誤差増幅
器、 (25)・・相電流基準信号発生回路、 (26)・・三
角波発振回路、(27,28,29)・・PWMコンパレータ、
(30)・・線電流パルス変換回路、 (31)・・制御信号出
力回路、 (32)・・負荷、 (34A,34B)・・負側直流リ
アクトル、 (35,36)・・分圧用コンデンサ、 (37A,37
B,38A,38B)・・電圧平衡用ダイオード(電圧平衡用整流
素子)、 (40A,40B)・・直流出力端子、 (41)・・正
側電流均衡用リアクトル、 (42)・・負側電流均衡用リ
アクトル、 (43)・・浮遊容量、 (44)・・補助コンデ
ンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H006 AA01 AA05 CA01 CA07 CA12 CA13 CB01 CB08 CC01 CC04 DA02 DA04 DC02 DC05 5H740 BA11 BA15 BB01 BB05 BB07 BC06 GG05 MM12 NN02 NN18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力端子に接続されたフィルタ回路
    と、該フィルタ回路と直流出力端子との間に接続された
    変換回路と、前記直流出力端子間に接続された平滑コン
    デンサとを備え、 前記変換回路に設けたスイッチング素子をオン・オフ動
    作させることにより、前記交流入力端子から前記フィル
    タ回路を介して供給される交流電力を前記変換回路によ
    り直流電力に変換して前記直流出力端子から直流出力を
    取り出すAC−DCコンバータにおいて、 前記フィルタ回路の各出力ライン間にそれぞれフィルタ
    コンデンサを接続し、前記直流出力端子間に少なくとも
    2つの分圧用コンデンサを直列に接続し、前記フィルタ
    コンデンサの接続中点と前記分圧用コンデンサの接続中
    点とを相互に接続したことを特徴とするAC−DCコン
    バータ。
  2. 【請求項2】 前記フィルタコンデンサは前記フィルタ
    回路の各出力ラインに星形結線される請求項1に記載の
    AC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記フィルタコンデンサの接続中点と前
    記分圧用コンデンサの接続中点との間に補助コンデンサ
    を接続した請求項1又は2に記載のAC−DCコンバー
    タ。
  4. 【請求項4】 前記変換回路は、前記フィルタ回路と前
    記直流出力端子との間に並列に接続された複数の変換回
    路を備えた請求項1〜3の何れか1項に記載のAC−D
    Cコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記変換回路の出力端子間にそれぞれ接
    続された還流用整流素子と、前記変換回路の各出力端子
    と前記直流出力端子との間に接続された直流リアクトル
    と、前記還流用整流素子及び前記直流リアクトルの接続
    点と前記分圧用コンデンサの接続中点との間に接続され
    た電圧平衡用整流素子とを備え、 前記変換回路の出力端子毎に前記直流リアクトル、前記
    分圧用コンデンサ及び前記電圧平衡用整流素子の直流回
    路を形成した請求項4に記載のAC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記変換回路の正側出力端子に各々接続
    された正側直流リアクトル間に接続され且つ中間タップ
    が正側の直流出力端子に接続された正側電流均衡用リア
    クトルと、前記変換回路の負側出力端子に各々接続され
    た負側直流リアクトル間に接続され且つ中間タップが負
    側の直流出力端子に接続された負側電流均衡用リアクト
    ルとを備えた請求項5に記載のAC−DCコンバータ。
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