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JP2001233017A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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Publication number
JP2001233017A
JP2001233017A JP2000044969A JP2000044969A JP2001233017A JP 2001233017 A JP2001233017 A JP 2001233017A JP 2000044969 A JP2000044969 A JP 2000044969A JP 2000044969 A JP2000044969 A JP 2000044969A JP 2001233017 A JP2001233017 A JP 2001233017A
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JP
Japan
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belt layer
cord
pneumatic radial
tire
radial tire
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Application number
JP2000044969A
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English (en)
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Hisanobu Kobayashi
寿延 小林
Yoshihide Kono
好秀 河野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Priority to JP2000044969A priority Critical patent/JP4441041B2/ja
Publication of JP2001233017A publication Critical patent/JP2001233017A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量化を図ると共に、所定の残留コーナリン
グフォースを確保できる空気入りラジアルタイヤを提供
することを目的とする。 【解決手段】 空気入りラジアルタイヤ10は、スチー
ルコードからなる傾斜ベルト層20Aと有機繊維コード
からなる周方向ベルト層20Bとを積層している。周方
向ベルト層20Bは、タイヤ幅方向において赤道面CL
から左端までの距離L2が右端までの距離R2よりも大
きい、すなわち、左右非対称に配設されているため、タ
イヤの剛性が赤道面を挟んで左右非対称となり、残留コ
ーナリングフォースを発生させる。したがって、タイヤ
軽量化を図るために、最外層に周方向ベルト層を配設し
た空気入りラジアルタイヤでも、所定の残留コーナリン
グフォースを確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気入りタイヤに係
り、コーナリング性に優れ、さらに高速耐久性について
も優れる空気入りラジアルタイヤ、特に、軽量化を主目
的とした乗用車用に適した空気入りラジアルタイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】周方向剛性と面内曲げ剛性に優れた空気
入りラジアルタイヤを提供するために、従来からクラウ
ン部にスチールコードから形成されている二層のベルト
層が積層され、一方のベルト層のコードと、他方のベル
ト層のコードとがタイヤ赤道面を挟んで互いに反対方向
に傾斜しているクロスベルト構造のものが幅広く使用さ
れている。
【0003】しかしながら、近年、省エネルギー化が叫
ばれるようになり、自動車においても重量の低減による
燃費の向上が図られている。これに伴って、タイヤにつ
いても軽量化の要求が年々高まる傾向にあり、特に汎用
の乗用車用空気入りラジアルタイヤにおいては、この傾
向が顕著である。
【0004】そこで、かかる軽量化を図るために、タイ
ヤ赤道面に対して傾斜する複数のスチールコードを含む
傾斜ベルトと、タイヤ赤道面に対して平行な複数の有機
繊維コードまたはスチールコードを含む周方向ベルトと
からなる空気入りラジアルタイヤが提案されている(例
えば、特開平8−318706号公報等)。
【0005】特開平8−318706号公報に記載の空
気入りラジアルタイヤ(以下、従来技術という)では、
ベルトが2層であり、周方向ベルトに高強度の有機繊維
コード(または最適に配置されたスチールコード)を用
いることにより軽量化及び高速耐久性の向上が図られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では最外層のベルト層が周方向ベルト層、すなわち、コ
ードまたはフィラメントが赤道面に略平行に配置されて
いるため、クロスベルト構造のものと比較してプライス
テアが減少しており、これに伴なって残留コーナリング
フォースがゼロに近い値となってしまう。
【0007】残留コーナリングフォースは、ゼロに近い
値ほど平坦路上ではタイヤの直進性が良好となるもので
あるが、路面には通常、雨水の排水のために傾斜(カン
ト)がつけられている。したがって、この傾斜に逆らっ
てタイヤの直進性を確保するために、タイヤには、右側
通行、左側通行に応じて所定の残留コーナリングフォー
スを付与しておくことが必要である。
【0008】そこで、本発明は上記事実を考慮し、軽量
化しつつ、所定の残留コーナリングフォースを確保した
空気入りラジアルタイヤを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、少なくとも一対のビードコア間に跨がってトロイド
状をなすカーカスのクラウン部外周に、タイヤ赤道面に
対して傾斜して延びる複数本のコードまたはフィラメン
トを配列した1層の傾斜ベルト層と、この傾斜ベルト層
上に位置し、タイヤ赤道面に対して実質状平行に複数本
のコードを配列した1層の周方向ベルト層と、前記周方
向ベルト層のタイヤ径方向外側に設けられるトレッド
と、を備えた空気入りラジアルタイヤにおいて、周方向
ベルト層および傾斜ベルト層の少なくとも一方のベルト
層の剛性が赤道面を挟んで左右非対称であることを特徴
とする。
【0010】請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0011】通常、残留コーナリングフォースは、タイ
ヤに積層されたベルト層の最外層に配置されたベルト層
のコードまたはフィラメントの配列方向によって発生す
る。例えば、上記クロスベルト構造では、最外層ベルト
におけるコードの配列方向(赤道面に対する傾斜角度)
に基づいて残留コーナリングフォースが発生する。本発
明では最外層の周方向ベルト層のコードが赤道面と略平
行に配列されているため、コードの配列方向によって残
留コーナリングフォースはほとんど発生しない。
【0012】そこで、ベルト層(周方向ベルト層あるい
は傾斜ベルト層のいずれでも良く、両方でも良い)の剛
性を赤道面を挟んで左右非対称とすることによって、タ
イヤに残留コーナリングフォースを発生させている。す
なわち、タイヤ軽量化のために、最外層に周方向ベルト
層を用いた空気入りラジアルタイヤにおいても、ベルト
層の剛性を左右非対称とすることにより、所定の残留コ
ーナリングフォースを確保することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、周方向ベルト層お
よび傾斜ベルト層の少なくとも一方のベルト層は、タイ
ヤ幅方向において赤道面から一端までの距離と他端まで
の距離が異なることを特徴とする。
【0014】請求項2に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0015】周方向ベルト層および傾斜ベルト層の少な
くとも一方のベルト層はタイヤ幅方向において赤道面を
挟んで両端までの距離が異なっている。すなわち、少な
くとも一つのベルト層が赤道面を挟んで左右非対称に配
置されている。したがって、ベルト層の剛性が赤道面を
挟んで左右非対称となり、空気入りラジアルタイヤに所
定の残留コーナリングフォースを発生させることができ
る。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の空気入りラジアルタイヤにおいて、周方向ベ
ルト層および傾斜ベルト層の少なくとも一方のベルト層
は、赤道面を挟んで左右両側においてコード又はフィラ
メントの密度が異なることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0018】周方向ベルト層および傾斜ベルト層の少な
くとも一方のベルト層は、赤道面を挟んでコード又はフ
ィラメントの密度が左右非対称である。例えば、コード
の打ち込み本数が赤道面を挟んで左右で異ならせること
によって、密度を左右非対称とすることができる。した
がって、ベルト層の剛性が赤道面を挟んで左右で異な
り、空気入りラジアルタイヤに所定の残留コーナリング
フォースを発生させることができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤに
おいて、前記周方向ベルト層と前記傾斜ベルト層は、タ
イヤ幅方向において赤道面から一端までの距離が異なる
ことを特徴とする。
【0020】請求項4に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0021】2枚のベルト層の内の1枚、即ち、周方向
ベルト層あるいは傾斜ベルト層の幅を他のベルト層の幅
より狭くすることにより、ショルダー部付近ではベルト
層が単層となり、周方向引っ張り剛性を著しく低下でき
るので、制動力を向上させることができる。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤに
おいて、周方向ベルト層のコードは、ポリエチレンテレ
フタレート繊維またはナイロン繊維からなり、双撚り構
造を有し、総デニール数DTが1000d〜6000d
の範囲であり、このコードの、撚り数をT(回数/10
cm)、比重をρとすると、撚り係数Ntが、Nt=T
×(0.139×DT/2×1/ρ)1/2 ×10-3
0.3の範囲であることを特徴としている。
【0023】請求項5に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0024】周方向ベルト層のコードをポリエチレンテ
レフタレート繊維またはナイロン繊維とし、このコード
の撚り係数Ntを0.3以下とすることにより、十分な
コーナリング性能が得られる。
【0025】なお、周方向ベルト層のコードを双撚り構
造にするのは、コード自体の圧縮疲労性の向上と作業性
の点からであり、総デニール数DT が1000d〜60
00dの範囲にするのは、1000d未満だと物理的に
コードを打ち込むのが難しいからである。一方、600
0dを越えた場合にはコードが太くなりすぎ、それと共
にゴム量も増加せざるを得なくなり、タイヤ重量の増加
を招く結果となるからである。
【0026】また、撚り係数Ntは、小さすぎるとコー
ドがばらけて作業性が悪化する恐れがあるあるため、
0.1以上とすることが好ましい。
【0027】また、周方向ベルト層のコードにポリエチ
レンテレフタレート繊維またはナイロン繊維を用いるこ
とで、圧縮疲労によるコード切れが、従来使用されてい
た撚り係数(Nt)が0.3以上のアラミドコードに比
し生じにくくなる。
【0028】ここで、双撚り構造とは、糸1本または2
本以上引きそろえて撚りを加え(下撚り)、これを2本
以上引きそろえて下撚りと反対方向に撚り(上撚り)を
かけたものをいう。
【0029】また、総デニール数DT とは、原糸デニー
ルと撚りの本数の積をいう。
【0030】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤに
おいて、周方向ベルト層のコードは、ポリエチレンナフ
タレート繊維からなり、双撚り構造を有し、総デニール
数DT が1000d〜6000dの範囲であり、このコ
ードの、撚り数をT(回数/10cm)、比重をρとす
ると、撚り係数が、Nt=T×(0.139×DT /2
×1/ρ)1/2 ×10 -3≦0.6の範囲であることを特
徴としている。
【0031】請求項6に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0032】周方向ベルト層のコードをポリエチレンナ
フタレート繊維とし、このコードの撚り係数Ntを0.
6以下とすることにより、十分なコーナリング性能が得
られる。
【0033】なお、周方向ベルト層のコードを双撚り構
造にするのは、コード自体の圧縮疲労性の向上と作業性
の点からであり、総デニール数DT が1000d〜60
00dの範囲にするのは、1000d未満だと物理的に
コードを打ち込むのが難しいからである。一方、600
0dを越えた場合にはコードが太くなりすぎ、それと共
にゴム量も増加せざるを得なくなり、タイヤ重量の増加
を招く結果となるからである。
【0034】また、撚り係数Ntは、小さすぎるとコー
ドがばらけて作業性が悪化する恐れがあるあるため、
0.1以上とすることが好ましい。
【0035】また、周方向ベルト層のコードにポリエチ
レンナフタレート繊維を用いることで、圧縮疲労による
コード切れが、従来使用されていた撚り係数(Nt)が
0.3以上のアラミドコードに比し生じにくくなる。
【0036】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤに
おいて、周方向ベルト層のコードは、ビニロン繊維から
なり、双撚り構造を有し、総デニール数DT が1000
d〜6000dの範囲であり、このコードの、撚り数を
T(回数/10cm)、比重をρとすると、撚り係数N
tが、Nt=T×(0.139×DT /2×1/ρ)
1/2 ×10-3≦0.6の範囲であることを特徴としてい
る。
【0037】請求項7に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0038】周方向ベルト層のコードをビニロン繊維と
し、このコードの撚り係数Ntを0.6以下とすること
により、十分なコーナリング性能が得られる。
【0039】なお、周方向ベルト層のコードを双撚り構
造にするのは、コード自体の圧縮疲労性の向上と作業性
の点からであり、総デニール数DT が1000d〜60
00dの範囲にするのは、1000d未満だと物理的に
コードを打ち込むのが難しいからである。一方、600
0dを越えた場合にはコードが太くなりすぎ、それと共
にゴム量も増加せざるを得なくなり、タイヤ重量の増加
を招く結果となるからである。
【0040】また、撚り係数Ntは、小さすぎるとコー
ドがばらけて作業性が悪化する恐れがあるあるため、
0.1以上とすることが好ましい。
【0041】また、周方向ベルト層のコードにビニロン
繊維を用いることで、圧縮疲労によるコード切れが、従
来使用されていた撚り係数(Nt)が0.3以上のアラ
ミドコードに比し生じにくくなる。
【0042】請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤに
おいて、周方向ベルト層のコードは、アラミド繊維から
なり、双撚り構造を有し、総デニール数DT が1000
d〜6000dの範囲であり、このコードの、撚り数を
T(回数/10cm)、比重をρとすると、撚り係数N
tが、Nt=T×(0.139×DT /2×1/ρ)
1/2 ×10-3≧0.3の範囲であることを特徴としてい
る。
【0043】請求項8に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0044】周方向ベルト層のコードをアラミド繊維と
し、このコードの撚り係数Ntを0.3以上とすること
により、良好な耐コード切れ性が得られる。
【0045】なお、周方向ベルト層のコードを双撚り構
造にするのは、コード自体の圧縮疲労性の向上と作業性
の点からであり、総デニール数DT が1000d〜60
00dの範囲にするのは、1000d未満だと物理的に
コードを打ち込むのが難しいからである。一方、600
0dを越えた場合にはコードが太くなりすぎ、それと共
にゴム量も増加せざるを得なくなり、タイヤ重量の増加
を招く結果となるからである。
【0046】請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請
求項8の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤに
おいて、周方向ベルト層のコードの正接損失tanδ
が、初期張力1kgf/本、歪振幅0.1%、周波数20H
z 、雰囲気温度25°Cの条件下で、0.3以下である
ことを特徴としている。
【0047】請求項9に記載の空気入りラジアルタイヤ
の作用を説明する。
【0048】PET、ナイロン、PEN、ビニロン及び
アラミドの繊維は、仕事損失が大きく発熱しやすいた
め、高速耐久性試験においては、これらの繊維コードが
融解する虞れがある。このため、周方向ベルト層のコー
ドの正接損失tanδを、初期張力1kgf/本、歪振幅
0.1%、周波数20Hz 、雰囲気温度25°Cの条件
下で、0.3以下とすることによって、これらの繊維コ
ードの融解を防止することができる。
【0049】請求項10に記載の発明は、請求項1乃至
請求項4の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ
において、前記周方向ベルト層のコードは、弾性率が3
000kgf/mm2以上のスチールコードであること
を特徴とする。
【0050】請求項10に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0051】周方向ベルト層のコードにスチールコード
を用いる場合、弾性率を3000kgf/mm2 以上とするこ
とによって、周方向ベルトに上述したPET、ナイロ
ン、PEN、ビニロン、又はアラミド等の有機繊維コー
ドを使用した場合に比し、タイヤ重量は幾分増加するも
のの、より一層周方向剛性を高めることができ、十分な
コーナリングパワーが得られる。
【0052】なお、前記弾性率が3000kgf/mm2 未満
だとより効果的に剛性を向上させることができず、ま
た、撚り構造でない場合には重量及びコストで優れてい
るというメリットが薄らいでしまう。
【0053】また、スチールコードの打ち込み数は、周
方向剛性の確保と軽量化の観点から、50mm当たり15
〜50本の範囲内にすることが好ましい。
【0054】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
請求項10の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、周方向ベルト層の被覆ゴムの弾性率は、2
00kgf/mm2 以上であることを特徴としている。
【0055】請求項11に記載の発明は、請求項1乃至
請求項10の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、周方向ベルト層の被覆ゴムの弾性率は、2
00kgf/mm2 以上であることを特徴としている。
【0056】請求項11に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0057】周方向ベルト層の被覆ゴムの弾性率が低す
ぎるとコードが動きやすくくなり、コードの局所的なバ
ックリングを起こしやすくなり、コード切れが発生する
虞れがある。そのため、周方向ベルト層の被覆ゴムの弾
性率を200kgf/mm2 以上とすることにより、コード切
れを生じにくくすることができる。
【0058】請求項12に記載の発明は、請求項1乃至
請求項11の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、周方向ベルト層のコードは、螺旋状に巻回
されていることを特徴としている。
【0059】請求項12に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0060】周方向ベルト層のコードを螺旋状に巻回す
ることにより、タイヤのユニフォミティーを向上させる
ことができる。
【0061】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
請求項12の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、傾斜ベルト層のコードまたはフィラメント
は、スチール材料からなることを特徴としている。
【0062】請求項13に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0063】傾斜ベルト層のコードまたはフィラメント
にスチール材料を用いることによって、十分なタイヤ強
度が得られる。
【0064】請求項14に記載の発明は、請求項1乃至
請求項13の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイ
ヤにおいて、傾斜ベルト層のコードまたはフィラメント
は、タイヤ赤道面に対する傾斜角度が15°〜45°の
範囲であることを特徴としている。
【0065】請求項14に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0066】傾斜ベルト層のコードまたはフィラメント
のタイヤ赤道面に対する傾斜角度を15°〜45°の範
囲にすることによって、トレッドにおいて十分な面内剪
断剛性が得られる。
【0067】請求項15記載の発明は、請求項1乃至1
4の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤにおい
て、前記傾斜ベルト層のコード又はフィラメントと、前
記周方向ベルト層のコードとの間に位置するゴムの厚み
(tl)を、タイヤ幅方向断面内にて、タイヤ幅方向端
部でタイヤ幅方向中央部に比しより大きくしてなること
を特徴とする。
【0068】請求項15に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0069】傾斜ベルト層のコード又はフィラメントと
周方向ベルト層のコードとの間に位置するゴムの厚み
(tl)を、タイヤ幅方向断面内にて、タイヤ幅方向端
部でタイヤ幅方向中央部に比しより大きくしている。し
たがって、周方向のタイヤ曲げ剛性はタイヤ幅方向中央
部がタイヤ幅方向端部に比べて相対的に低下する。この
結果、タイヤ接地長がトレッドの中央域で長く、両ショ
ルダー域で短くなって、接地形状は角がとれたラウンド
形状となる。したがって、ウェット路面走行時にタイヤ
進行方向前方の水をタイヤ側方に素早く排除して、ハイ
ドロプレーニングの発生を抑制することができる。
【0070】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の空気入りラジアルタイヤにおいて、前記周方向ベルト
層のコードと、トレッドゴムの内周面との間に位置する
ゴムの厚み(t2)を、タイヤ幅方向断面内にて、タイ
ヤ幅方向中央部でタイヤ幅方向端部に比しより大きくし
てなることを特徴とする。
【0071】請求項16に記載の空気入りラジアルタイ
ヤの作用を説明する。
【0072】周方向ベルト層のコードと、トレッドゴム
の内周面との間に位置するゴムの厚み(t2)を、タイ
ヤ幅方向中央部でタイヤ幅方向端部に比しより大きくし
ている。この結果、請求項15記載の空気入りラジアル
タイヤにおいて、傾斜ベルト層の厚みと周方向ベルト層
の厚みの和が一定となる。したがって、タイヤ加硫後の
タイヤ内周面のタイヤ幅方向中央部近傍にコードに対応
した凹凸が現れること(コード出現現象)を防止でき
る。
【0073】
【発明の実施の形態】次に、本発明のラジアルタイヤの
一実施形態を図面にしたがって説明する。
【0074】図1に示すように、ラジアルタイヤ10は
ビード部11に埋設されたビードコア12の周りにタイ
ヤ内側から外側に折返して係止されるカーカス14と、
カーカス14の本体部14Aと巻上部14Bとの間に配
置されるビードフィラー15と、カーカス14のクラウ
ン部に位置するトレッド部16と、カーカス14のサイ
ド部に位置するサイドウォール部18と、トレッド部1
6の内側に配置された二層のベルト層20を備えてい
る。
【0075】カーカス14は、繊維コードを実質的に周
方向と直交する方向に配列されており、本実施形態では
一枚のカーカスプライから構成されている。
【0076】図2に示すように、ベルト層20は、タイ
ヤ赤道面CLに対して傾斜して延びる複数本のスチール
コード19を配列した1層の傾斜ベルト層20Aと、こ
の傾斜ベルト層20A上に位置し、タイヤ赤道面CLに
対して実質的に平行に複数本の有機繊維コード21を配
列した周方向ベルト層20Bとを備えている。
【0077】ここで、傾斜ベルト層20Aのスチールコ
ード19のタイヤ赤道面CLに対する傾斜角度は15°
〜45°の範囲であることが好ましい。
【0078】一方、周方向ベルト層20Bは、有機繊維
コード21を復数本含む(場合によっては1本でも良
い)ゴム引きされた狭幅のストリップを、有機繊維コー
ド21がタイヤ周方向に実質的に平行(0°〜5°)と
なるようにラセン状(スパイラル状)に、エンドレスに
巻きつけられている。
【0079】周方向ベルト層20Bの有機繊維コード
は、ポリエチレンテレフタレート繊維(PET)、ナイ
ロン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維(PEN。ポ
リエチレン−2,6−ナフタレート繊維が好まし
い。)、ビニロン繊維、アラミド繊維等が好ましく、双
撚り構造が好ましく、総デニール数DT が1000d〜
6000dの範囲であることが好ましい。
【0080】また、ポリエチレンテレフタレート繊維
(PET)、ナイロン繊維の場合は撚り係数Ntが0.
3以下、ポリエチレンナフタレート繊維(PEN)、ビ
ニロン繊維、アラミド繊維の場合は撚り係数Ntが0.
3以上であることが好ましい。
【0081】なお、撚り係数Ntは、何れも0.1以上
とすることが好ましい。
【0082】また、周方向ベルト層20Bには、有機繊
維コードに代えてスチールコードを用いることもでき
る。この場合、スチールコードの弾性率は3000kgf/
mm2 以上であることが好ましい。
【0083】さらに、スチールコードの打ち込み数は、
軽量化の観点から50mm当たり15〜50本の範囲内に
することが好ましい。
【0084】さらに、周方向ベルト層20Bの有機繊維
コードの正接損失tanδは、初期張力1kgf/本、歪振
幅0.1%、周波数20Hz 、雰囲気温度25°Cの条
件下で、0.3以下であることが好ましい。
【0085】周方向ベルト層20Bの被覆ゴムの弾性率
は、200kgf/mm2 以上であることが好ましい。
【0086】被覆ゴムの弾性率は、図9(A)に示すよ
うに、直径dが14mm、高さhが28mmの円筒状の
空洞をもつ鋼鉄製の治具100の空洞内に、ゴム試験片
102を隙間なく充填した後、この治具100を、図9
(B)に示すように、圧縮試験機104にセットし、ゴ
ム試験片102の上下面に0.6mm/minの速度で荷
重Wを負荷し、このときの変位量をレーザ変位計106
で測定し、荷重と変位の関係から算出することとする。
【0087】なお、図2に示すように、傾斜ベルト層2
0Aは、タイヤ幅方向において赤道面CLから左端まで
の距離L1と、右端までの距離R1が等しく(L1=R
1)配置されている。一方、周方向ベルト層20Bは、
タイヤ幅方向において赤道面CLから左端までの距離L
2が右端までの距離R2の距離よりも大きく(L2>R
2)配置されている。すなわち、傾斜ベルト層20Aは
赤道面CLを挟んで左右対称に、周方向ベルト層20B
は赤道面CLを挟んで左側に偏って配置されている。
【0088】図1に示すように、トレッド部16には、
タイヤ周方向に沿って延びる周方向主溝24が複数本、
本実施形態ではタイヤ赤道面CLを挟んで左右に2本づ
つ合計4本形成されている。
【0089】次に、本実施形態の空気入りラジアルタイ
ヤ10の作用を説明する。
【0090】本実施形態の空気入りラジアルタイヤ10
では、タイヤ赤道面CLに対して傾斜して延びる複数本
のスチールコード19を配列した傾斜ベルト層20Aに
よりトレッド部16の面内曲げ剛性が得られ、コーナリ
ング時の横力に耐えることができる。
【0091】また、タイヤ赤道面CLに対して実質状平
行に複数本の有機繊維コード21を配列した周方向ベル
ト層20Bにより、トレッド部16の周方向剛性が得ら
れ、内圧を保持でき、また、高い高速耐久性が得られ
る。
【0092】本実施形態の空気入りラジアルタイヤ10
では、周方向ベルト層20Bが赤道面CLを挟んで左右
非対称に配置されているため、赤道面CLを挟んで両側
でタイヤ(周方向ベルト層20B)の剛性が異なり、残
留コーナリングフォースを発生させる。
【0093】ここで、所定の残留コーナリングフォース
を発生させるためには、δ=[|L2−R2|/(R2
+L2)]×100(%)が2%以上15%以下である
ことが望ましい。δが2%未満であると残留コーナリン
グフォースが不足し、δが15%を越えると残留コーナ
リングフォースが過剰となってしまうためである。
【0094】このように、タイヤの軽量化を図るため
に、有機繊維からなる周方向ベルト層20Bとスチール
コードからなる傾斜ベルト層20Aの二層から構成され
る空気入りラジアルタイヤ10でも、最外層に位置する
周方向ベルト層20Bを左右非対称に配置することによ
ってタイヤの剛性が左右非対称となり、所定の残留コー
ナリングフォースを確保することができる。
【0095】また、傾斜ベルト層20Aと周方向ベルト
層20Bのタイヤ幅方向における赤道面CLから端部ま
での距離が異なる(L1≠L2、R1≠R2)ため、シ
ョルダー部近傍ではベルト層が局部的に一層となり、周
方向引張剛性を著しく低下させるため、制動力が増大す
るという効果もある。
【0096】なお、本実施形態では、周方向ベルト層2
0Bのみを左右非対称としたが、傾斜ベルト層20Aも
左右非対称(L1>R1)とすることによって、一層大
きな残留コーナリングフォースを確保することができる
(図3参照)。
【0097】また、傾斜ベルト層20Aのみを左右非対
称とすることによって、所定の残留コーナリングフォー
スを確保することも可能である。
【0098】ところで、ベルト層の厚みを変化させるこ
とによって、以下のような作用効果を奏するように構成
することも可能である。
【0099】すなわち、図4に示すように、傾斜ベルト
層20Aのコード又はフィラメント36と、周方向ベル
ト層20Bのコード38との間に位置するゴムの厚みt
1を、タイヤ幅方向断面内にて、タイヤ幅方向端部40
でタイヤ幅方向中央部42に比しより大きくすること、
具体的には、タイヤ幅方向端部40での前記ゴム厚み
を、タイヤ幅方向中央部42での前記ゴム厚みに比し2
倍以上とし、また、タイヤ幅方向中央部42での前記ゴ
ム厚みを維持する範囲W2は、タイヤ赤道面CLを中心
として、傾斜ベルト層20Aの幅Wlの50〜90%の
範囲にすることによって、いわゆるサンドイッチ梁の効
果(T.W.Chou and F.K.KO,” ”
Textile Structural Compos
ite” ”Elsevir(1989)に記載)が生
じ、その結果、タイヤ周方向の曲げ剛性は、タイヤ幅方
向中央部42がタイヤ幅方向両端部40よりも相対的に
低下する。この結果、タイヤ接地長が、トレッドの中央
域で長く、両ショルダー域で短くなって、タイヤの接地
形状を角の落ちたラウンド形状に近づけることができ、
これによって、ウエット路面走行時に、タイヤ進行方向
前方の水をタイヤ側方に速やかに排除して、ハイドロプ
レーニングの発生を抑制することができる。
【0100】さらに、図4に示すように、傾斜ベルト層
20Aの厚さと周方向ベルト層20Bの厚さの和Tが、
タイヤ幅方向中央部位置で小さくなることによって、加
硫後のタイヤ内周面のタイヤ幅方向中央部付近にコード
に対応した凹凸が現れる現象(コード出現象)が生じる
場合には、図5に示すように、周方向ベルト層20Bの
コード38と、トレッドゴムの内周面との間に位置する
ゴムの厚みt2を、タイヤ幅方向中央部42でタイヤ幅
方向端部40に比しより大きくすることによって、傾斜
ベルト層20Aの厚さと周方向ベルト層20Bの厚さの
和Tをタイヤ幅方向にわたって均一にすることができ、
コード出現象を抑制することができる。
【0101】次に、本発明の第2実施形態に係る空気入
りラジアルタイヤについて図6および図7を参照して説
明する。第1実施形態と同様の構成要素には、同一の参
照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0102】空気入りラジアルタイヤ30では、図6お
よび図7に示すように、傾斜ベルト層20Aおよび周方
向ベルト層20Bは、それぞれ赤道面CLに対して左右
対称に配置されている(L1=R1、L2=R2)。
【0103】なお、周方向ベルト層20Bでは、赤道面
CLから左側における有機繊維のコード21の打ち込み
の間隔P1が右側の打ち込み間隔P2よりも高くなって
いる。
【0104】このように空気入りラジアルタイヤ30を
構成することによって、赤道面CLから左側のタイヤ剛
性が右側のタイヤ剛性よりも高くなり、残留コーナリン
グフォースが発生する。したがって、赤道面CLから左
側と右側のコード打ちこみ間隔P1、P2の比P1/P
2によって残留コーナリングフォースを調節することが
できる。所定の残留コーナリングフォースを発生させる
ために、好ましくは、コード打ち込み間隔の比P1/P
2が90%〜70%である。
【0105】なお、本実施形態では、周方向ベルト層2
0Bのコード打ち込み間隔を赤道面CLを挟んで変更し
たが、コード打ち込み間隔を左端から右端に向かって漸
次増加させていく構成とすることによって、同様に所定
の残留コーナリングフォースを確保することができる
(図8参照)。
【0106】また、周方向ベルト層20Bにおいて、赤
道面CLを挟んで左右両側でコードの径を変更すること
によっても、密度を左右非対称にでき、所定の残留コー
ナリングフォースを確保することができる。
【0107】なお、ベルト層の剛性が赤道面を挟んで左
右非対称となる構成であれば、上記実施形態に限定され
ず、他の構成であっても良い。 (試験例)本発明の作用(残留コーナリングフォースの
発生)を確認するために、以下の試験を行なった。すな
わち、外径3000mmのドラム上に、内圧1.7kg
f/cm2に調整した供試タイヤ(タイヤサイズ195
/65R14)をセットし、上記のタイヤサイズと内圧
からJATMA又はJISに定められている荷重を供試
タイヤに負荷した後、30km/hの速さで30分間予
備走行させ、無負荷状態で内圧を1.7kgf/cm2
に再調整し、再度予備走行の荷重を負荷し、同一速度で
回転させたときに、供試タイヤから回転軸に作用するタ
イヤ進行方向に対する横方向荷重(スリップアングル0
度)から、残留コーナリングフォースを算出した。
【0108】ここで、供試タイヤ(従来例、および実施
例1〜4)は、第1実施形態の空気入りラジアルタイヤ
10と同様であり、それぞれδ値を変更したものであ
る。
【0109】表1にその試験結果を示す。なお、表中の
残留コーナリングフォースレベルは、スチールコードが
赤道面と±20%に交錯して配列された二層のスチール
ベルト層から構成された空気入りラジアルタイヤ(従来
例)を100とした指数比で示してあり、大きいほど優
れている。
【0110】
【表1】
【0111】試験結果を示すように、δが20%を越え
ると、残留コーナリングフォースが過剰となってタイヤ
の直進性を損なう。一方、δが0%となると、残留コー
ナリングフォースが不足する。すなわち、δが2〜15
%であると、所定の残留コーナリングフォースを確保で
きることが確認された。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
ラジアルタイヤは上記の構成としたので、軽量化及び高
速耐久性を維持しつつ、所定の残留コーナリングフォー
スを確保するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る空気入りラジアル
タイヤの断面図である。
【図2】図1に示す空気入りラジアルタイヤのベルト層
の平面図である。
【図3】他の例に係る空気入りラジアルタイヤのベルト
層の平面図である。
【図4】他の例に係る空気入りラジアルタイヤのベルト
層の断面図である。
【図5】他の例に係る空気入りラジアルタイヤのベルト
層の断面図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る空気入りラジアル
タイヤの断面図である。
【図7】図6に示す空気入りラジアルタイヤのベルト層
の平面図である。
【図8】他の例に係る空気入りラジアルタイヤのベルト
層の平面図である。
【図9】(A)、(B)は、被覆ゴムの弾性率の測定方
法を示す説明図である。
【符号の説明】
10 空気入りラジアルタイヤ 12 ビードコア 14 カーカス 16 トレッド部 19 スチールコード(コード) 20A 傾斜ベルト層 20B 周方向ベルト層 21 有機繊維コード(コード) 24 周方向主溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60C 9/00 B60C 9/00 E 9/22 9/22 B 9/30 9/30 D02G 3/48 D02G 3/48 // B60C 9/18 B60C 9/18 F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一対のビードコア間に跨がっ
    てトロイド状をなすカーカスのクラウン部外周に、タイ
    ヤ赤道面に対して傾斜して延びる複数本のコードまたは
    フィラメントを配列した1層の傾斜ベルト層と、この傾
    斜ベルト層上に位置し、タイヤ赤道面に対して実質状平
    行に複数本のコードを配列した1層の周方向ベルト層
    と、前記周方向ベルト層のタイヤ径方向外側に設けられ
    るトレッドと、を備えた空気入りラジアルタイヤにおい
    て、 周方向ベルト層および傾斜ベルト層の少なくとも一方の
    ベルト層の剛性が赤道面を挟んで左右非対称であること
    を特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
  2. 【請求項2】 周方向ベルト層および傾斜ベルト層の少
    なくとも一方のベルト層は、タイヤ幅方向において赤道
    面から一端までの距離と他端までの距離が異なることを
    特徴とする請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  3. 【請求項3】 周方向ベルト層および傾斜ベルト層の少
    なくとも一方のベルト層は、赤道面を挟んで左右両側に
    おけるコード又はフィラメントの密度が異なることを特
    徴とする請求項1または2に記載の空気入りラジアルタ
    イヤ。
  4. 【請求項4】 前記周方向ベルト層と前記傾斜ベルト層
    は、タイヤ幅方向において赤道面から一端までの距離が
    異なることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか
    1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  5. 【請求項5】 周方向ベルト層のコードは、ポリエチレ
    ンテレフタレート繊維またはナイロン繊維からなり、双
    撚り構造を有し、総デニール数DT が1000d〜60
    00dの範囲であり、このコードの、撚り数をT(回数
    /10cm)、比重をρとすると、撚り係数Ntが、 Nt=T×(0.139×DT /2×1/ρ)1/2 ×1
    -3≦0.3 の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  6. 【請求項6】 周方向ベルト層のコードは、ポリエチレ
    ンナフタレート繊維からなり、双撚り構造を有し、総デ
    ニール数DT が1000d〜6000dの範囲であり、
    このコードの、撚り数をT(回数/10cm)、比重を
    ρとすると、撚り係数Ntが、 Nt=T×(0.139×DT /2×1/ρ)1/2 ×1
    -3≦0.6 の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  7. 【請求項7】 周方向ベルト層のコードは、ビニロン繊
    維からなり、双撚り構造を有し、総デニール数DT が1
    000d〜6000dの範囲であり、このコードの、撚
    り数をT(回数/10cm)、比重をρとすると、撚り
    係数Ntが、 Nt=T×(0.139×DT /2×1/ρ)1/2 ×1
    -3≦0.6 の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  8. 【請求項8】 周方向ベルト層のコードは、アラミド繊
    維からなり、双撚り構造を有し、総デニール数DT が1
    000d〜6000dの範囲であり、このコードの、撚
    り数をT(回数/10cm)、比重をρとすると、撚り
    係数Ntが、 Nt=T×(0.139×DT /2×1/ρ)1/2 ×1
    -3≧0.3 の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項4の
    何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  9. 【請求項9】 周方向ベルト層のコードの正接損失ta
    nδが、初期張力1kgf/本、歪振幅0.1%、周波数2
    0Hz 、雰囲気温度25°Cの条件下で、0.3以下で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1
    項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  10. 【請求項10】 前記周方向ベルト層のコードは、弾性
    率が3000kgf/mm2以上のスチールコードであ
    ることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の
    空気入りラジアルタイヤ。
  11. 【請求項11】 周方向ベルト層の被覆ゴムの弾性率
    は、200kgf/mm2 以上であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項10の何れか1項に記載の空気入りラジア
    ルタイヤ。
  12. 【請求項12】 周方向ベルト層のコードは、螺旋状に
    巻回されていることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    1の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  13. 【請求項13】 傾斜ベルト層のコードまたはフィラメ
    ントは、スチール材料からなることを特徴とする請求項
    1乃至請求項12の何れか1項に記載の空気入りラジア
    ルタイヤ。
  14. 【請求項14】 傾斜ベルト層のコードまたはフィラメ
    ントは、タイヤ赤道面に対する傾斜角度が15°〜45
    °の範囲であることを特徴とする請求項1乃至請求項1
    3の何れか1項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  15. 【請求項15】 前記傾斜ベルト層のコード又はフィラ
    メントと、前記周方向ベルト層のコードとの間に位置す
    るゴムの厚み(tl)を、タイヤ幅方向断面内にて、タ
    イヤ幅方向端部でタイヤ幅方向中央部に比しより大きく
    してなることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1
    項に記載の空気入りラジアルタイヤ。
  16. 【請求項16】 前記周方向ベルト層のコードと、トレ
    ッドゴムの内周面との間に位置するゴムの厚み(t2)
    を、タイヤ幅方向断面内にて、タイヤ幅方向中央部でタ
    イヤ幅方向端部に比しより大きくしてなることを特徴と
    する請求項15に記載の空気入りラジアルタイヤ。
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