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JP2001214024A - 難燃性スチレン系樹脂組成物 - Google Patents

難燃性スチレン系樹脂組成物

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Publication number
JP2001214024A
JP2001214024A JP2000027689A JP2000027689A JP2001214024A JP 2001214024 A JP2001214024 A JP 2001214024A JP 2000027689 A JP2000027689 A JP 2000027689A JP 2000027689 A JP2000027689 A JP 2000027689A JP 2001214024 A JP2001214024 A JP 2001214024A
Authority
JP
Japan
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component
resin composition
rubber
flame
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000027689A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Yamanaka
克浩 山中
Kazuhiko Furuya
和彦 古屋
Yutaka Takeya
竹谷  豊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Chemicals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Chemicals Ltd filed Critical Teijin Chemicals Ltd
Priority to JP2000027689A priority Critical patent/JP2001214024A/ja
Priority to DE60036823T priority patent/DE60036823T2/de
Priority to PCT/JP2000/004850 priority patent/WO2001057134A1/ja
Priority to CNB008187916A priority patent/CN100360600C/zh
Priority to EP00946410A priority patent/EP1262519B1/en
Publication of JP2001214024A publication Critical patent/JP2001214024A/ja
Priority to US10/736,682 priority patent/US7169837B2/en
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/52Phosphorus bound to oxygen only
    • C08K5/527Cyclic esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
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    • C08K5/53Phosphorus bound to oxygen bound to oxygen and to carbon only
    • C08K5/5317Phosphonic compounds, e.g. R—P(:O)(OR')2
    • C08K5/5333Esters of phosphonic acids
    • C08K5/5357Esters of phosphonic acids cyclic

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れ、高い難燃性を有するスチレン
系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 還元粘度が0.20〜1.50dl/g
であるゴム変性スチレン系樹脂(A成分)および(B)
特定の環状リン酸エステル化合物を少なくとも30重量
%含む有機リン化合物(B成分)からなり、A成分10
0重量部に対して、B成分が1〜70重量部であること
を特徴とする難燃性スチレン系樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性に優れ、高
い難燃性を有するスチレン系樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン系樹脂は耐衝撃性に優れ、さら
に成形性も優れていることから、オフィスオートメーシ
ョン機器部品、家電製品部品、自動車部品など多岐の分
野で使用されているが、スチレン系樹脂の易燃性のため
に、その用途は制限されている。スチレン系樹脂の難燃
化の方法としてはハロゲン系、リン系、無機系の難燃剤
を添加することが知られており、それによりある程度難
燃化が達成されている。しかしながら、製品の安全性を
高める為にオフィスオートメーション機器や、家電製品
の成形品には、アメリカの規格であるアンダーライター
ズラボラトリー(UL)社のサブジェクト94にもとづ
く難燃試験の規制が年々厳しくなっており、より高度の
難燃化が要求されている。
【0003】従来、スチレン系樹脂の難燃性を向上させ
る方法として、例えばスチレン系樹脂、メラミン等の窒
素化合物、ポリオールおよび有機リン酸エステルからな
る樹脂組成物(特開平4−117442号公報)や特定
平均ゴム粒子径のゴム変性スチレン樹脂とハロゲン系難
燃剤からなる着火溶融滴下型自己消炎性スチレン系樹脂
組成物(特公平6−43542号公報)が知られてい
る。しかしながら、これらの公報の樹脂組成物は難燃性
が充分ではなく、その使用範囲が限られるという問題が
あった。
【0004】さらに、近年、ハロゲンを含有する有機化
合物が、環境に悪影響を及ぼすという報告がなされ、欧
州を中心としてノンハロゲン化の動きが盛んになってき
た。難燃剤においてもノンハロゲン系の需要が高まり、
各樹脂に対するノンハロゲン系難燃剤の開発が盛んに行
われるようになった。ところが、スチレン系樹脂のノン
ハロゲン難燃化に関しては、これまでは、その易燃性か
ら困難とされてきた。
【0005】かかる分野の公知技術として、特開平8−
176396号公報や特開平8−120152号公報で
は特定のゴム変性スチレン系樹脂とリン系難燃剤との樹
脂組成物が開示され、具体的には、リン系難燃剤として
トリフェニルホスフェート及びその誘導体や赤リンが使
用され、溶融滴下自己消火性の難燃性が発現することが
示されている。しかしながら、トリフェニルホスフェー
ト及びその誘導体は、その可塑効果によって流動性を上
げ、着火溶融滴下を容易にし、難燃性を発現したもので
あり、かかる樹脂組成物は、耐熱性が著しく低下し、実
用性に乏しいという欠点がある。赤リンを用いた場合
は、樹脂組成物の押出成形時に有毒なホスフィンガスが
発生し易く、赤リンの取り扱いが難しい等の問題があ
り、また得られる樹脂組成物が赤リン特有の褐色にな
り、その使用範囲が限られるという欠点がある。
【0006】また、特開平8−311278号公報で
は、ゴム変性スチレン系樹脂、有機リン化合物単量体と
有機リン化合物縮合体およびシリコーンオイルからな
り、該有機リン化合物中に上記単量体を50〜100重
量%含むことを特徴とする溶融滴下自己消火性スチレン
系難燃樹脂組成物が開示されている。しかしながら、か
かる樹脂組成物も耐熱性に劣り、実用性に乏しいという
欠点がある。
【0007】このように、従来のゴム変性スチレン系難
燃樹脂組成物においては、難燃性は達成されるけれども
耐熱性に劣り、殊にOA機器ハウジング等の高い耐熱性
を要求される用途に使用することは困難であり、その改
善が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、耐熱性に優
れ、着火溶融滴下型の難燃性能を持つゴム変性スチレン
系樹脂組成物を提供することを目的とする。本発明者
は、前記目的を達成するために、鋭意検討した結果、還
元粘度が特定のものであるゴム変性スチレン系樹脂に、
特定の環状リン酸エステル化合物を含む有機リン化合物
を特定量配合することにより、殊に耐熱性に優れ、耐衝
撃性および難燃性の良好な樹脂組成物が得られることを
見出し本発明に到達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明によれ
ば、(A)本文記載の方法で測定された還元粘度が0.
20〜1.50dl/gであるゴム変性スチレン系樹脂
(A成分)および(B)下記一般式(1)で表わされる
環状リン酸エステル化合物を少なくとも30重量%含む
有機リン化合物(B成分)からなり、A成分100重量
部に対して、B成分が1〜70重量部であることを特徴
とする難燃性スチレン系樹脂組成物が提供される。
【0010】
【化2】
【0011】(式中、R1およびR2は、同一または異な
っていてもよく、炭素数1〜15の脂肪族炭化水素であ
る。)
【0012】本発明のA成分として使用するゴム変性ス
チレン系樹脂は主に芳香族ビニル系重合体よりなるマト
リックス中にゴム状重合体が粒子状に分散してなる重合
体をいい、ゴム状重合体の存在下に芳香族ビニル単量体
を必須成分とする単量体混合物を加えて公知の塊状重
合、塊状懸濁重合、溶液重合または乳化重合することに
より得られる。
【0013】前記ゴム状重合体の例としては、ポリブタ
ジエン、ポリ(スチレン−ブタジエン)、ポリ(アクリ
ロニトリル−ブタジエン)等のジエン系ゴムおよび上記
ジエンゴムを水素添加した飽和ゴム、イソプレンゴム、
クロロプレンゴム、ポリアクリル酸ブチル等のアクリル
系ゴム、およびエチレン−プロピレン−ジエンモノマー
三元共重合体(EPDM)等を挙げることができ、特に
ジエン系ゴムが好ましい。
【0014】上記ゴム状重合体の存在下に重合させるグ
ラフト共重合可能な単量体混合物中の必須成分である芳
香族ビニル単量体は、例えば、スチレン、α−メチルス
チレン、パラメチルスチレン等であり、スチレンが最も
好ましい。
【0015】上記ゴム変性スチレン系樹脂中のゴム状重
合体成分は、好ましくは1〜15重量%、より好ましく
は2〜10重量%であり、さらに好ましくは2〜8.5
重量%であり、芳香族ビニル系重合体成分は、好ましく
は99〜85重量%、より好ましくは98〜90重量%
であり、さらに好ましくは98〜91.5重量%であ
る。この範囲内では得られる樹脂組成物の耐熱性、耐衝
撃性および剛性のバランスが向上し、また、不飽和結合
が少なく酸化され難くなり熱安定性に優れるため好まし
い。
【0016】本発明におけるゴム変性スチレン系樹脂の
分子量の尺度である還元粘度ηsp/C(0.5g/dl
のトルエン溶液を30℃で測定)は、0.20〜1.5
0dl/gであり、好ましくは0.45〜1.20dl
/gであり、より好ましくは0.60〜1.00dl/
gである。ゴム変性スチレン系樹脂の還元粘度ηsp/C
に関する上記条件を満たすための手段としては、重合開
始材料、重合温度、連鎖移動剤量の調整等を挙げること
ができる。還元粘度が高くなると耐熱性および耐衝撃性
に優れる。
【0017】また、上記ゴム変性スチレン系樹脂のMF
R値は1〜15g/10minが好ましく、2〜10g
/10minがより好ましい。かかる範囲のMFR値を
有するゴム変性スチレン系樹脂を使用することにより得
られる樹脂組成物の耐熱性が良好となり好ましい。この
MFR値はJIS−K7210で規定される測定法に準
じて、230℃、37.3N(3.8kg荷重)の条件
で求めたものである。
【0018】本発明において、B成分として使用する有
機リン化合物は、上記一般式(1)で表される環状リン
酸エステル化合物を少なくとも30重量%、好ましくは
少なくとも50重量%、より好ましくは少なくとも60
重量%、さらに好ましくは少なくとも80重量%含む有
機リン化合物である。さらに、有機リン化合物として実
質的にかかる環状リン酸エステル化合物のみを使用する
ことも好ましく採用される。かかる環状リン酸エステル
化合物を特定量以上使用することにより、難燃性および
耐熱性に優れたスチレン系樹脂組成物を得ることができ
る。
【0019】上記一般式(1)において、R1およびR2
は、同一または異なっていてもよく、炭素数1〜15の
脂肪族炭化水素であり、好ましい具体例としては、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、ターシャーリーブチル基、ノニル基等が挙げられ、
特にメチル基が好ましい。
【0020】かかる環状リン酸エステル化合物は、基本
的に隣接ジオール骨格にアルキルホスホン酸ジクロリド
を反応させることによって得られる。かかる反応は、例
えば、米国特許第4174343号明細書に開示されて
いる。また、隣接ジオール骨格に三塩化リンを反応させ
ることによって得られた化合物にアルキルアルコールを
反応させ、高温でArbuzov転移をおこなうことに
よって得られる。かかる反応は、例えば米国特許第31
41032号明細書、特開昭54−157156号公
報、特開昭53−39698号公報に開示されている。
【0021】具体的に、本発明で使用されるかかる環状
リン酸エステル化合物は、ペンタエリスリトールにメチ
ルホスホン酸ジクロリド、エチルホスホン酸ジクロリ
ド、プロピルホスホン酸ジクロリド、ターシャリーブチ
ルホスホン酸ジクロリド等を反応させる事によって得ら
れる。或いは、ペンタエリスリトールに三塩化リンを反
応させた後、得られた化合物にメタノール、エタノー
ル、プロパノール、ターシャリーブタノール等を反応さ
せ、得られた化合物を170℃〜200℃で加熱するこ
とによって得られる。
【0022】難燃剤を設計する際には、置換基として芳
香族基を導入することが一般的である。これは芳香族基
を導入することによって、チャー形成が容易になるもの
と考えられているためである。しかしながら、本難燃剤
に至っては、置換基に芳香族基を導入した場合には有効
な難燃性が得られなかった。このことは、本発明が従来
当業界において常識とされていた概念を覆す新たな知見
を示すものである。
【0023】上記B成分の有機リン化合物において、上
記一般式(1)で表わされる環状リン酸エステル化合物
以外の他の成分として、トリフェニルホスフェート、ビ
ス(ノニルフェニル)フェニルホスフェート、ノニルフ
ェニルジフェニルホスフェートおよびトリス(ノニルフ
ェニル)ホスフェートよりなる群から選ばれた少なくと
も1種の化合物が好ましく使用される。
【0024】上記ゴム変性スチレン系樹脂100重量部
(A成分)に対して、上記有機リン化合物(B成分)の
配合量は1〜70重量部であり、より好ましくは2〜5
5重量部、さらに好ましくは3〜35重量部である。1
重量部より少ないと得られる樹脂組成物は難燃性に劣り
好ましくなく、70重量部より多く配合すると樹脂組成
物の物性、殊に耐衝撃性低下の原因となり、またコスト
的に不利でもあり好ましくない。
【0025】一般に、ゴム変性スチレン系樹脂に有機リ
ン化合物を配合することにより、耐熱性(荷重たわみ温
度)が大幅に低下することが知られている。しかしなが
ら、本発明により得られた樹脂組成物は、使用するゴム
変性スチレン系樹脂からの荷重たわみ温度低下率が好ま
しくは15%以下であり、より好ましくは10%以下で
あり、かかる低下率の範囲では実用上大きな欠点となり
得ず、ゴム変性スチレン系樹脂本来の高い耐熱性を保持
することを特徴とする。ここで、かかる荷重たわみ温度
低下率は、A成分のゴム変性スチレン系樹脂の荷重たわ
み温度x(℃)とA成分およびB成分からなるスチレン
系樹脂組成物の荷重たわみ温度y(℃)との関係におい
て、{(x−y)/x}×100(%)の計算式で算出
される。また、本発明の樹脂組成物は、ASTM−D6
48に準拠した方法で1/4インチ試験片を用いて1.
81MPa(18.5Kg荷重)で測定した荷重たわみ
温度の値が、好ましくは60〜85℃の範囲であり、よ
り好ましくは65〜85℃の範囲である。
【0026】本発明の難燃性スチレン系樹脂組成物に
は、種々の他の難燃剤及び難燃助剤、例えば金属水酸化
物やシリコーンオイルなどを添加しても良い。かかるシ
リコーンオイルとしては、ポリジオルガノシロキサンを
骨格とし、好ましくはポリジフェニルシロキサン、ポリ
メチルフェニルシロキサン、ポリジメチルシロキサン、
あるいはそれらの任意の共重合物、混合物であり、なか
でもポリジメチルシロキサンが好ましく用いられる。そ
の粘度は好ましくは0.8〜5000センチポイズ(2
5℃)、より好ましくは10〜1000センチポイズ
(25℃)、さらに好ましくは50〜500センチポイ
ズ(25℃)であり、かかる粘度の範囲のものは難燃性
に優れ好ましい。かかるシリコーンオイルの配合量は、
上記ゴム変性スチレン系樹脂100重量部に対して、
0.5〜10重量部の範囲が好ましい。
【0027】本発明の難燃性スチレン系樹脂組成物に
は、種々の添加剤、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、耐光安定剤などの劣化防止剤、滑剤、帯電防止剤、
離型剤、可塑剤、ガラス繊維、炭素繊維などの補強繊
維、タルク、マイカ、ワラストナイトなどの充填剤、顔
料などの着色剤などを添加しても良い。前記添加剤の使
用量は、耐熱性、耐衝撃性、機械的強度などを損なわな
い範囲で、添加剤の種類に応じて適当に選択できる。
【0028】本発明の難燃性スチレン系樹脂組成物は、
通常A成分、B成分および必要に応じてその他の成分
を、V型ブレンダー、スーパーミキサー、スーパーフロ
ーター、ヘンシェルミキサーなどの混合機を用いて予備
混合し、かかる予備混合物は混練機に供給し、溶融混合
される。混練機としては、種々の溶融混合機、例えば、
ニーダー、単軸または二軸押出機などが使用でき、なか
でも二軸押出機などを用いてかかるスチレン系樹脂組成
物を150〜250℃、好ましくは170〜220℃程
度の温度で溶融して、サイドフィーダーにより液体成分
を注入し、押出し、ペレタイザーによりペレット化する
方法が好ましく使用される。
【0029】本発明の難燃性スチレン系樹脂組成物は、
殊に耐熱性が良好であり、オフィスオートメーション機
器部品、家電製品部品、自動車部品などの種々の成形品
を成形する材料として有用である。このような成形品は
慣用の方法、例えば、ペレット状の難燃性スチレン系樹
脂組成物を射出成形機を用いて、例えば、160〜22
0℃程度のシリンダー温度で射出成形することにより製
造できる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お、評価は下記の方法で行った。
【0031】(1)難燃性(UL−94評価) 難燃性は厚さ1/8インチのテストピースを5本用い、
難燃性の評価尺度として、米国UL規格のUL−94に
規定されている垂直燃焼試験に準じて評価を行った。ど
の試験片も炎を取り去った後の燃焼が30秒以内で、滴
下して消火するものがV−2であり、この評価基準以下
のものをnotVとした。
【0032】(2)還元粘度(ηsp/C) ゴム変性スチレン系樹脂1gにメチルエチルケトン18
mlとメタノール2mlの混合溶媒を加え、25℃で2
時間振とうし、5℃、4000rpmで30分間遠心分
離する。上澄み液を取り出し、メタノールで樹脂分を析
出させた後、乾燥した。このようにして得られた樹脂、
0.1gをトルエンに溶解し、0.5g/dlの溶液と
し、この溶液10mlを毛細管径約0.3mmであるオ
ストワルド型粘度計に入れ、30℃でこの溶液の流下秒
数t1を測定した。一方、同じ粘度計でトルエンの流下
秒数t0を測定し、以下の数式により算出した。このと
きトルエンの流下秒数t0は240秒程度になる。 ηsp/C=(t1/t0−1)/C (C:ポリマー濃
度g/dl)
【0033】(3)ゴム変性スチレン系樹脂中のゴム状
重合体成分量 核磁気共鳴測定装置(バリアン製、UNITY300)
により水素原子の核磁気共鳴を測定し、スチレンユニッ
トと、ブタジエンユニットのモル比よりゴム状重合体成
分量を算出した。
【0034】(4)荷重たわみ温度(HDT)、荷重た
わみ温度低下率 荷重たわみ温度は、ASTM−D648に準拠した方法
により1/4インチ試験片を用いて1.81MPa(1
8.5Kg荷重)で測定した。また、荷重たわみ温度低
下率は、使用したゴム変性スチレン系樹脂の荷重たわみ
温度x(℃)とスチレン系樹脂組成物の荷重たわみ温度
y(℃)を測定し、{(x−y)/x}×100(%)
の計算式により算出した。
【0035】(5)MFR値 JIS−K7210で規定される測定法に準じて、23
0℃、37.3N(3.8kg荷重)の条件で求めた。
【0036】実施例、比較例で用いる各成分は以下のも
のを用いた。 (イ)ゴム変性スチレン系樹脂 還元粘度ηsp/C=0.96dl/g、ゴム状重合体成
分7.9重量%、MFR7.9g/10分であるゴム変
性スチレン系樹脂(以下HIPS−1と称する) (ロ)有機リン化合物 前記一般式(1)でR1、R2がともにメチル基である
環状リン系化合物(以下FR−1と称する) 前記一般式(1)でR1、R2がともにフェニル基であ
る環状リン系化合物(以下FR−2と称する) トリフェニルホスフェート(大八化学工業(株)製T
PP、以下TPPと称する)
【0037】[実施例1、比較例1〜3]表1記載の各
成分を表1記載の量(重量部)でタンブラーにて配合
し、15mmφ二軸押出機(テクノベル製、KZW1
5)にて樹脂温度180℃でペレット化し、得られたペ
レットを65℃の熱風乾燥機にて4時間乾燥を行った。
乾燥したペレットを射出成形機((株)日本製鋼所、J
75Si)にてシリンダー温度200℃で成形した。成
形板を用いて評価した結果を表1に示した。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明は、難燃性および耐熱性に優れた
スチレン系樹脂組成物を提供するものであり、この樹脂
組成物はオフィスオートメーション機器部品、家電製品
部品、自動車部品等の種々の成形品を成形する材料とし
て有用であり、その奏する工業的効果は格別である。
フロントページの続き (72)発明者 竹谷 豊 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号 帝 人化成株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BN141 EW126 FD010 FD130 FD136

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)本文記載の方法で測定された還元
    粘度が0.20〜1.50dl/gであるゴム変性スチ
    レン系樹脂(A成分)および(B)下記一般式(1)で
    表わされる環状リン酸エステル化合物を少なくとも30
    重量%含む有機リン化合物(B成分)からなり、A成分
    100重量部に対して、B成分が1〜70重量部である
    ことを特徴とする難燃性スチレン系樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1およびR2は、同一または異なっていてもよ
    く、炭素数1〜15の脂肪族炭化水素である。)
  2. 【請求項2】 A成分のゴム変性スチレン系樹脂は、J
    IS K−7210に従って、温度230℃、荷重3.
    8kgの条件で測定したMFR値が1〜15g/10m
    inである請求項1記載の難燃性スチレン系樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 A成分のゴム変性スチレン系樹脂が、そ
    の樹脂中に、ゴム状重合体成分を1〜15重量%含む樹
    脂である請求項1記載の難燃性スチレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 A成分のゴム変性スチレン系樹脂の荷重
    たわみ温度x(℃)とA成分およびB成分からなるスチ
    レン系樹脂組成物の荷重たわみ温度y(℃)との関係に
    おいて、式{(x−y)/x}×100(%)で示され
    る荷重たわみ温度低下率が15%以下である請求項1記
    載の難燃性スチレン系樹脂組成物。
JP2000027689A 2000-02-04 2000-02-04 難燃性スチレン系樹脂組成物 Pending JP2001214024A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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