JP2001203128A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents
固体電解コンデンサの製造方法Info
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- JP2001203128A JP2001203128A JP2000008889A JP2000008889A JP2001203128A JP 2001203128 A JP2001203128 A JP 2001203128A JP 2000008889 A JP2000008889 A JP 2000008889A JP 2000008889 A JP2000008889 A JP 2000008889A JP 2001203128 A JP2001203128 A JP 2001203128A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘電体酸化皮膜層および外装樹脂のクラック
の発生を防ぎ、漏れ電流およびESR特性の優れた固体
電解コンデンサを得ることを目的とする。 【解決手段】 陽極体2の表面に誘電体酸化皮膜層3、
固体電解質層4、陰極層5を順次形成し、上記陽極体2
の陽極導出線1が表出する部分を熱硬化性樹脂6で固定
してコンデンサ素子7とし、このコンデンサ素子7の陽
極導出線1に接続された陽極端子8と陰極層5に接続さ
れた陰極端子10の少なくとも一部が外表面に露呈する
ように絶縁性の外装樹脂11で被覆形成する固体電解コ
ンデンサの製造方法である。
の発生を防ぎ、漏れ電流およびESR特性の優れた固体
電解コンデンサを得ることを目的とする。 【解決手段】 陽極体2の表面に誘電体酸化皮膜層3、
固体電解質層4、陰極層5を順次形成し、上記陽極体2
の陽極導出線1が表出する部分を熱硬化性樹脂6で固定
してコンデンサ素子7とし、このコンデンサ素子7の陽
極導出線1に接続された陽極端子8と陰極層5に接続さ
れた陰極端子10の少なくとも一部が外表面に露呈する
ように絶縁性の外装樹脂11で被覆形成する固体電解コ
ンデンサの製造方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は導電性高分子の固体
電解質層を用いた固体電解コンデンサの製造方法に関す
るものである。
電解質層を用いた固体電解コンデンサの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のポータブル化、高速化
に伴い、電子部品である固体電解コンデンサにも小型高
性能化が求められてきている。
に伴い、電子部品である固体電解コンデンサにも小型高
性能化が求められてきている。
【0003】この市場の要求に応えるために、固体電解
コンデンサを構成する陽極の表面状態、誘電体酸化皮膜
の形成方法、固体電解質層の開発および改善、陰極の表
面状態、コンデンサ素子の構造などさまざまな角度から
検討がなされている。
コンデンサを構成する陽極の表面状態、誘電体酸化皮膜
の形成方法、固体電解質層の開発および改善、陰極の表
面状態、コンデンサ素子の構造などさまざまな角度から
検討がなされている。
【0004】図2は代表的な固体電解コンデンサの構成
を示す断面図である。陽極導出線21をその一部が表出
するように埋設したアルミニウムやタンタル等の弁金属
の焼結体からなる陽極体22の表面に、陽極酸化法によ
り形成された誘電体酸化皮膜層23が形成されている。
上記陽極導出線21の一部にフッ素樹脂などの絶縁体2
7を形成した後、この陽極体22の表面にMn、Pbな
どの遷移金属酸化物を用いた固体電解質層24、カーボ
ン層及び銀ペースト層からなる陰極層25を順次形成し
てコンデンサ素子26とし、このコンデンサ素子26の
陽極導出線21に接続された陽極端子28と陰極層25
に導電性接着剤29を介して接続された陰極端子30の
少なくとも一部が外表面に露呈するように上記コンデン
サ素子26を絶縁性の外装樹脂31で被覆して固体電解
コンデンサが構成されている。
を示す断面図である。陽極導出線21をその一部が表出
するように埋設したアルミニウムやタンタル等の弁金属
の焼結体からなる陽極体22の表面に、陽極酸化法によ
り形成された誘電体酸化皮膜層23が形成されている。
上記陽極導出線21の一部にフッ素樹脂などの絶縁体2
7を形成した後、この陽極体22の表面にMn、Pbな
どの遷移金属酸化物を用いた固体電解質層24、カーボ
ン層及び銀ペースト層からなる陰極層25を順次形成し
てコンデンサ素子26とし、このコンデンサ素子26の
陽極導出線21に接続された陽極端子28と陰極層25
に導電性接着剤29を介して接続された陰極端子30の
少なくとも一部が外表面に露呈するように上記コンデン
サ素子26を絶縁性の外装樹脂31で被覆して固体電解
コンデンサが構成されている。
【0005】上記固体電解質層24の特性を改善したも
のとして、電荷移動錯体であるTCNQ塩を利用した有
機半導体コンデンサや複素環式化合物であるピロール、
チオフェン、アニリンなどを重合して導電化してなる導
電性高分子を利用した固体電解コンデンサが実用化され
てきている。
のとして、電荷移動錯体であるTCNQ塩を利用した有
機半導体コンデンサや複素環式化合物であるピロール、
チオフェン、アニリンなどを重合して導電化してなる導
電性高分子を利用した固体電解コンデンサが実用化され
てきている。
【0006】このような固体電解コンデンサは、導電性
高分子の固有抵抗が著しく低いという特徴を有するた
め、固体電解コンデンサの等価直列抵抗(以下、ESR
と記す)特性の低減化を図ることができるとされてい
る。
高分子の固有抵抗が著しく低いという特徴を有するた
め、固体電解コンデンサの等価直列抵抗(以下、ESR
と記す)特性の低減化を図ることができるとされてい
る。
【0007】また、この導電性高分子の固体電解質層2
4の形成方法としては、例えば米国特許第469700
1号明細書並びに図面に開示されているように、多孔質
のコンデンサ素子を、モノマーを含むモノマー溶液と酸
化剤を含む酸化溶液に個々に繰り返し浸漬することによ
り、多孔質体の内部に導電性高分子の固体電解質層24
を形成される方法が提案されている。
4の形成方法としては、例えば米国特許第469700
1号明細書並びに図面に開示されているように、多孔質
のコンデンサ素子を、モノマーを含むモノマー溶液と酸
化剤を含む酸化溶液に個々に繰り返し浸漬することによ
り、多孔質体の内部に導電性高分子の固体電解質層24
を形成される方法が提案されている。
【0008】また、上記陽極導出線21の一部に絶縁体
27を形成する方法としては、特開平1−105523
号公報、特開平3−78222号公報に開示されている
ように、化学酸化重合後の電解酸化重合の形成を容易に
することと、陽極リードと陰極になる固体電解質の接触
問題を低減する目的で、陽極リードを接続した焼結体素
子の表面に誘電体酸化皮膜を形成した後、陽極リードに
形成された誘電体酸化皮膜の一部分を絶縁性高分子など
の絶縁体で被覆してから導電性高分子を化学酸化重合お
よび電解酸化重合して固体電解質層を形成する提案がさ
れている。
27を形成する方法としては、特開平1−105523
号公報、特開平3−78222号公報に開示されている
ように、化学酸化重合後の電解酸化重合の形成を容易に
することと、陽極リードと陰極になる固体電解質の接触
問題を低減する目的で、陽極リードを接続した焼結体素
子の表面に誘電体酸化皮膜を形成した後、陽極リードに
形成された誘電体酸化皮膜の一部分を絶縁性高分子など
の絶縁体で被覆してから導電性高分子を化学酸化重合お
よび電解酸化重合して固体電解質層を形成する提案がさ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記陽
極体22の表面に誘電体酸化皮膜層23、固体電解質層
24、陰極層25が形成されたコンデンサ素子26を、
陽極端子28および陰極端子30の少なくとも一部が外
表面に露呈するように絶縁性の樹脂などでモールド成形
して外装を形成する際、このモールド成形時の圧力や熱
により、陽極端子28を通じてコンデンサ素子26の内
部の誘電体酸化皮膜層23に欠陥が生じたり、陽極導出
線21と陽極体22の接触部に隙間ができてしまうとい
う課題があった。
極体22の表面に誘電体酸化皮膜層23、固体電解質層
24、陰極層25が形成されたコンデンサ素子26を、
陽極端子28および陰極端子30の少なくとも一部が外
表面に露呈するように絶縁性の樹脂などでモールド成形
して外装を形成する際、このモールド成形時の圧力や熱
により、陽極端子28を通じてコンデンサ素子26の内
部の誘電体酸化皮膜層23に欠陥が生じたり、陽極導出
線21と陽極体22の接触部に隙間ができてしまうとい
う課題があった。
【0010】上記コンデンサ素子26の内部の誘電体酸
化皮膜層23に生じた欠陥は、高温・高湿中に長時間曝
し、拡散によって内部に水分を浸入させた後、定格電圧
以上の電圧を印加してエージングを行うことにより修復
を図ることはできるが、修復後の水分の除去方法に問題
があり、水分の除去中に誘電体酸化皮膜層23や外装樹
脂31の一部にクラックが生じたりして、逆にESR特
性、漏れ電流が増加する問題を有していた。
化皮膜層23に生じた欠陥は、高温・高湿中に長時間曝
し、拡散によって内部に水分を浸入させた後、定格電圧
以上の電圧を印加してエージングを行うことにより修復
を図ることはできるが、修復後の水分の除去方法に問題
があり、水分の除去中に誘電体酸化皮膜層23や外装樹
脂31の一部にクラックが生じたりして、逆にESR特
性、漏れ電流が増加する問題を有していた。
【0011】また、上記陽極導出部21と陽極体22の
接触部に隙間ができてしまう問題については、完全な対
策手法はなく、モールド成形時の条件を最適化すること
により対策を講じているのが現状である。
接触部に隙間ができてしまう問題については、完全な対
策手法はなく、モールド成形時の条件を最適化すること
により対策を講じているのが現状である。
【0012】一方、上記特開平1−105523号公
報、特開平3−78222号公報に開示された技術では
陽極導出線を固定するという記載はなく、陽極導出線に
形成された誘電体酸化皮膜の一部分を絶縁性高分子など
の絶縁体で被覆するだけでは、外装樹脂を成形する際の
圧力や熱による誘電体酸化皮膜層の欠陥や陽極導出線と
焼結体の接触部に隙間ができてしまうという問題につい
ての解決はできないものであった。
報、特開平3−78222号公報に開示された技術では
陽極導出線を固定するという記載はなく、陽極導出線に
形成された誘電体酸化皮膜の一部分を絶縁性高分子など
の絶縁体で被覆するだけでは、外装樹脂を成形する際の
圧力や熱による誘電体酸化皮膜層の欠陥や陽極導出線と
焼結体の接触部に隙間ができてしまうという問題につい
ての解決はできないものであった。
【0013】本発明はこのような従来の課題を解決し、
誘電体酸化皮膜層および外装樹脂のクラックを防ぎ、漏
れ電流およびESR特性の優れた固体電解コンデンサの
製造方法を提供することを目的とするものである。
誘電体酸化皮膜層および外装樹脂のクラックを防ぎ、漏
れ電流およびESR特性の優れた固体電解コンデンサの
製造方法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、陽極体から表出した陽極導出線を陰極層の
形成した後に熱硬化性樹脂で固定する方法としたもので
ある。
に本発明は、陽極体から表出した陽極導出線を陰極層の
形成した後に熱硬化性樹脂で固定する方法としたもので
ある。
【0015】この方法とすることにより、誘電体酸化皮
膜や外装樹脂のクラックを防ぎ、漏れ電流、ESR特性
の優れたものとすることができる。
膜や外装樹脂のクラックを防ぎ、漏れ電流、ESR特性
の優れたものとすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、陽極体の表面に誘電体酸化皮膜層、固体電解質層、
陰極層を順次形成し、上記陽極体の陽極導出線が表出す
る部分を熱硬化性樹脂で固定してコンデンサ素子とする
固体電解コンデンサの製造方法としたものである。この
方法により、陽極導出線が熱硬化性樹脂で固定されて固
定強度が高められることから、陽極導出線が外装樹脂の
成形圧力に耐えることができるので、誘電体酸化皮膜層
および外装樹脂のクラックがなくなり、漏れ電流および
ESR特性の優れた固体電解コンデンサを得ることがで
きるものである。
は、陽極体の表面に誘電体酸化皮膜層、固体電解質層、
陰極層を順次形成し、上記陽極体の陽極導出線が表出す
る部分を熱硬化性樹脂で固定してコンデンサ素子とする
固体電解コンデンサの製造方法としたものである。この
方法により、陽極導出線が熱硬化性樹脂で固定されて固
定強度が高められることから、陽極導出線が外装樹脂の
成形圧力に耐えることができるので、誘電体酸化皮膜層
および外装樹脂のクラックがなくなり、漏れ電流および
ESR特性の優れた固体電解コンデンサを得ることがで
きるものである。
【0017】請求項2に記載の発明は、固体電解質層と
して、複素環式モノマーを化学酸化重合することにより
形成する導電性高分子の固体電解質層であるもので、比
較的簡単な生産設備で、導電性の高い導電性高分子の固
体電解質層を形成させることができるので、特にESR
特性に優れた固体電解コンデンサを得ることができる。
して、複素環式モノマーを化学酸化重合することにより
形成する導電性高分子の固体電解質層であるもので、比
較的簡単な生産設備で、導電性の高い導電性高分子の固
体電解質層を形成させることができるので、特にESR
特性に優れた固体電解コンデンサを得ることができる。
【0018】請求項3に記載の発明は、NaおよびCl
イオンの総含有量が10ppm以下からなる絶縁性の高
いエポキシ樹脂からなり、この形成方法は熱硬化性樹脂
の粘度が100〜500ポイズのものを、塗布量15〜
50mg/cm2の範囲で塗布して乾燥する方法とした
もので、固体電解質層の劣化や陽極導出部の腐食を防止
し、陽極体の陽極導出線が表出する部分を確実に固定さ
せることができるので、製造工程での歩留まりを著しく
向上させることができる。
イオンの総含有量が10ppm以下からなる絶縁性の高
いエポキシ樹脂からなり、この形成方法は熱硬化性樹脂
の粘度が100〜500ポイズのものを、塗布量15〜
50mg/cm2の範囲で塗布して乾燥する方法とした
もので、固体電解質層の劣化や陽極導出部の腐食を防止
し、陽極体の陽極導出線が表出する部分を確実に固定さ
せることができるので、製造工程での歩留まりを著しく
向上させることができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、陽極導出線を陽
極端子に接続するときに、陽極導出線が陽極端子と接続
される部分に被覆された熱硬化性樹脂を除去し、この除
去部分を陽極端子と接続するようにした方法としたもの
で、熱硬化性樹脂を塗布する際、場合によっては陽極導
出線と陽極端子の接続部分にまで塗布されて接触抵抗が
高くなるので、この熱硬化性樹脂を除去することによ
り、確実に接触抵抗をより小さくすることができる。
極端子に接続するときに、陽極導出線が陽極端子と接続
される部分に被覆された熱硬化性樹脂を除去し、この除
去部分を陽極端子と接続するようにした方法としたもの
で、熱硬化性樹脂を塗布する際、場合によっては陽極導
出線と陽極端子の接続部分にまで塗布されて接触抵抗が
高くなるので、この熱硬化性樹脂を除去することによ
り、確実に接触抵抗をより小さくすることができる。
【0020】請求項6に記載の発明は、熱硬化性樹脂の
一部の除去をレーザー照射を用いて除去するものであ
り、生産性よく確実に除去できる。
一部の除去をレーザー照射を用いて除去するものであ
り、生産性よく確実に除去できる。
【0021】以下、本発明の実施の形態を詳細に説明す
る。
る。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1により得られた固体電解コンデンサの構成を示す断
面図である。同図において、まず、陽極導出線1をその
一端部が表出するように埋設したタンタル粉末の成形体
を焼結して陽極体2を得る。次に、この陽極体2の表面
に誘電体酸化皮膜層3、導電性高分子からなる固体電解
質層4、カーボン層および銀ペースト層からなる陰極層
5を順次形成する。その後陽極体2の陽極導出線1が表
出する表面部分を熱硬化性樹脂6で固定してコンデンサ
素子7を得る。次に、陽極導出線1に陽極端子8を接続
し、また、コンデンサ素子7の陰極層5に導電性接着剤
9を介して陰極端子10を接続して、最後に、この陽極
端子8と陰極端子10の一部が露呈するようにして外装
樹脂11で被覆形成して固体電解コンデンサを得る。
態1により得られた固体電解コンデンサの構成を示す断
面図である。同図において、まず、陽極導出線1をその
一端部が表出するように埋設したタンタル粉末の成形体
を焼結して陽極体2を得る。次に、この陽極体2の表面
に誘電体酸化皮膜層3、導電性高分子からなる固体電解
質層4、カーボン層および銀ペースト層からなる陰極層
5を順次形成する。その後陽極体2の陽極導出線1が表
出する表面部分を熱硬化性樹脂6で固定してコンデンサ
素子7を得る。次に、陽極導出線1に陽極端子8を接続
し、また、コンデンサ素子7の陰極層5に導電性接着剤
9を介して陰極端子10を接続して、最後に、この陽極
端子8と陰極端子10の一部が露呈するようにして外装
樹脂11で被覆形成して固体電解コンデンサを得る。
【0023】また、得られた固体電解コンデンサは、よ
り性能を向上させる目的で、高温・高湿中に長時間曝
し、拡散によって内部に水分を浸入させた後、定格電圧
以上の電圧を印加してエージングを行い、その後乾燥に
より水分を除去して完成品が得られる。
り性能を向上させる目的で、高温・高湿中に長時間曝
し、拡散によって内部に水分を浸入させた後、定格電圧
以上の電圧を印加してエージングを行い、その後乾燥に
より水分を除去して完成品が得られる。
【0024】上記導電性高分子からなる固体電解質層4
の形成方法としては、誘電体酸化皮膜層3が形成された
陽極体2の表面に、複素環式モノマーを含有する重合溶
液と酸化剤を含有する酸化溶液を個々に含浸させて、洗
浄、修復化成する工程を複数回繰り返し行って固体電解
質層4を形成するか、または、複素環式モノマーと酸化
剤を含有する混合溶液を含浸させる工程を複数回繰り返
し行って固体電解質層4を形成する。或いは、複素環式
モノマーを含有する重合溶液と酸化剤を含有する酸化溶
液とを個々に含浸させて、洗浄、修復化成する工程を複
数回繰り返し行った後、複素環式モノマーと酸化剤を含
有する混合溶液を含浸させる工程を複数回繰り返し行っ
て固体電解質層4を形成することもできる。
の形成方法としては、誘電体酸化皮膜層3が形成された
陽極体2の表面に、複素環式モノマーを含有する重合溶
液と酸化剤を含有する酸化溶液を個々に含浸させて、洗
浄、修復化成する工程を複数回繰り返し行って固体電解
質層4を形成するか、または、複素環式モノマーと酸化
剤を含有する混合溶液を含浸させる工程を複数回繰り返
し行って固体電解質層4を形成する。或いは、複素環式
モノマーを含有する重合溶液と酸化剤を含有する酸化溶
液とを個々に含浸させて、洗浄、修復化成する工程を複
数回繰り返し行った後、複素環式モノマーと酸化剤を含
有する混合溶液を含浸させる工程を複数回繰り返し行っ
て固体電解質層4を形成することもできる。
【0025】なお、複素環式モノマーとしては、例えば
ピロール、チオフェン、アニリン、フランのいずれか
で、好ましくはピロールおよび3.4−エチレンジオキ
シチオフェンのモノマーで、これらは化学酸化重合する
際比較的容易に導電性の高い固体電解質層4を得ること
ができる。
ピロール、チオフェン、アニリン、フランのいずれか
で、好ましくはピロールおよび3.4−エチレンジオキ
シチオフェンのモノマーで、これらは化学酸化重合する
際比較的容易に導電性の高い固体電解質層4を得ること
ができる。
【0026】酸化剤としては、例えば第2鉄塩、過硫酸
塩、過マンガン酸塩、過酸化水素などが用いられ、好ま
しくは硫酸鉄、p−トルエンスルホン酸第2鉄が用いら
れる。
塩、過マンガン酸塩、過酸化水素などが用いられ、好ま
しくは硫酸鉄、p−トルエンスルホン酸第2鉄が用いら
れる。
【0027】また、上記熱硬化性樹脂6を形成する方法
としては、例えばペースト状のエポキシ樹脂を陽極体2
の陽極導出線1が表出する部分にディスペンサーなどで
塗布して乾燥させ硬化させる。熱硬化性樹脂6は陽極導
出線1および固体電解質層4と接触するため、高い絶縁
性を有し、かつ腐食性物質をできるかぎり含まないのが
好ましい。従って、熱硬化性樹脂6はNaおよびClイ
オンの総含有量が10ppm以下のものが良い。10p
pmを越えると陽極導出線1の腐食や、コンデンサとし
て漏れ電流およびESR特性が高くなる。
としては、例えばペースト状のエポキシ樹脂を陽極体2
の陽極導出線1が表出する部分にディスペンサーなどで
塗布して乾燥させ硬化させる。熱硬化性樹脂6は陽極導
出線1および固体電解質層4と接触するため、高い絶縁
性を有し、かつ腐食性物質をできるかぎり含まないのが
好ましい。従って、熱硬化性樹脂6はNaおよびClイ
オンの総含有量が10ppm以下のものが良い。10p
pmを越えると陽極導出線1の腐食や、コンデンサとし
て漏れ電流およびESR特性が高くなる。
【0028】上記熱硬化性樹脂6の塗布において、樹脂
の粘度が100〜500ポイズのものを、塗布量15〜
50mg/cm2の範囲で塗布する。この塗布量にする
ことにより、陽極体2の陽極導出線1が表出する表面部
分に均一に塗布することができて、硬化させた後の陽極
導出線1の固定強度を高めることができる。
の粘度が100〜500ポイズのものを、塗布量15〜
50mg/cm2の範囲で塗布する。この塗布量にする
ことにより、陽極体2の陽極導出線1が表出する表面部
分に均一に塗布することができて、硬化させた後の陽極
導出線1の固定強度を高めることができる。
【0029】なお、上記塗布量において、粘度が100
〜500ポイズから外れると塗布量を15〜50mg/
cm2の範囲にコントロールすることが難しくなり、陽
極導出線1の固定強度を高めることができなくなる。ま
た、塗布量が15mg/cm 2未満では、陽極体2の陽
極導出線1が表出する部分の固定強度が不十分になり、
外装樹脂11の成形圧力により誘電体酸化皮膜層3およ
び外装樹脂11にクラックが生じてしまう。さらに、塗
布量が50mg/cm2を越えると、コンデンサ素子7
の周辺部まで付着されてしまい、後工程の作業性が悪く
なり、規定の外形寸法に収まらなくなる。
〜500ポイズから外れると塗布量を15〜50mg/
cm2の範囲にコントロールすることが難しくなり、陽
極導出線1の固定強度を高めることができなくなる。ま
た、塗布量が15mg/cm 2未満では、陽極体2の陽
極導出線1が表出する部分の固定強度が不十分になり、
外装樹脂11の成形圧力により誘電体酸化皮膜層3およ
び外装樹脂11にクラックが生じてしまう。さらに、塗
布量が50mg/cm2を越えると、コンデンサ素子7
の周辺部まで付着されてしまい、後工程の作業性が悪く
なり、規定の外形寸法に収まらなくなる。
【0030】以上のように、第1の実施の形態によれば
陽極導出線1が熱硬化性樹脂6で陽極体2に固定されて
固定強度が高められることから、陽極導出線1が外装樹
脂11の成形圧力に耐えることができて、誘電体酸化皮
膜層3および外装樹脂11のクラックがなくなり、漏れ
電流およびESR特性の小さい固体電解コンデンサを得
ることができるものである。
陽極導出線1が熱硬化性樹脂6で陽極体2に固定されて
固定強度が高められることから、陽極導出線1が外装樹
脂11の成形圧力に耐えることができて、誘電体酸化皮
膜層3および外装樹脂11のクラックがなくなり、漏れ
電流およびESR特性の小さい固体電解コンデンサを得
ることができるものである。
【0031】(実施の形態2)上記実施の形態1におい
て、陽極導出線1と陽極端子8の接続を予め陽極導出線
1が陽極端子8と接続される部分に付着した熱硬化性樹
脂6を除去して陽極導出線1の表面を露出させた後、こ
の露出した陽極導出線1と陽極端子8とを接続した以外
は実施の形態1と同様にして固体電解コンデンサを得
た。
て、陽極導出線1と陽極端子8の接続を予め陽極導出線
1が陽極端子8と接続される部分に付着した熱硬化性樹
脂6を除去して陽極導出線1の表面を露出させた後、こ
の露出した陽極導出線1と陽極端子8とを接続した以外
は実施の形態1と同様にして固体電解コンデンサを得
た。
【0032】この除去方法としては、加熱による除去が
好ましく、レーザー照射、熱風加熱などによる除去を用
いることができる。
好ましく、レーザー照射、熱風加熱などによる除去を用
いることができる。
【0033】この第2の実施の形態により、陽極導出線
1と陽極端子8の接触抵抗がより小さくなり、固体電解
コンデンサのESR特性をより低減させることができ
る。
1と陽極端子8の接触抵抗がより小さくなり、固体電解
コンデンサのESR特性をより低減させることができ
る。
【0034】以下、本発明の具体的な実施例について説
明する。
明する。
【0035】(実施例1)まず、タンタル粉末をタンタ
ルリード線からなる陽極導出線の一部が表出するように
成形した後、焼結して厚み1.4mm、幅3.0mm、
長さ3.8mmの陽極体を得た。この陽極体の表面をリ
ン酸水溶液を用いて化成電圧20Vで化成して誘電体酸
化皮膜を形成した。
ルリード線からなる陽極導出線の一部が表出するように
成形した後、焼結して厚み1.4mm、幅3.0mm、
長さ3.8mmの陽極体を得た。この陽極体の表面をリ
ン酸水溶液を用いて化成電圧20Vで化成して誘電体酸
化皮膜を形成した。
【0036】次に、この陽極体をエチレングリコールを
10wt%含有する水溶液に複素環式モノマーとしてピ
ロールを1.0mol/l、ドーパントとしてアルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウムを0.25mol/l
となるように調整した重合溶液に5分間浸漬して引き上
げ、直ちにエチレングリコールを10wt%含有する水
溶液に酸化剤として硫酸鉄(III)を0.75mol/
lとなるように調整した酸化溶液に10分間浸漬して引
き上げた後、この陽極体を洗浄して修復化成し乾燥(1
00℃)を行った。この一連の操作を10回繰り返して
導電性高分子の固体電解質層を形成した。
10wt%含有する水溶液に複素環式モノマーとしてピ
ロールを1.0mol/l、ドーパントとしてアルキル
ナフタレンスルホン酸ナトリウムを0.25mol/l
となるように調整した重合溶液に5分間浸漬して引き上
げ、直ちにエチレングリコールを10wt%含有する水
溶液に酸化剤として硫酸鉄(III)を0.75mol/
lとなるように調整した酸化溶液に10分間浸漬して引
き上げた後、この陽極体を洗浄して修復化成し乾燥(1
00℃)を行った。この一連の操作を10回繰り返して
導電性高分子の固体電解質層を形成した。
【0037】次に、この固体電解質層の表面にカーボン
層、銀層を順次形成してコンデンサ素子を得た。
層、銀層を順次形成してコンデンサ素子を得た。
【0038】次に、このコンデンサ素子の陽極導出線が
表出した部分に、粘度が100ポイズのエポキシ樹脂
(Naイオンの含有量1ppm、Clイオンの含有量5
ppm)を注射器の付いたディスペンサーを用いて、1
5mg/cm2を塗布して乾燥させて硬化させた。その
後、陽極導出線と陽極端子を接続し、また、コンデンサ
素子の陰極層に導電性接着剤を介して陰極端子を接続し
て、この陽極端子と陰極端子の一部が露呈するように外
装樹脂で被覆形成した。最後に、高温・高湿中に24時
間曝し、拡散によって内部に水分を浸入させた後、25
Vの電圧を印加してエージングを行い、その後100℃
から徐々に高くして150℃まで乾燥して水分を除去し
てタンタル固体電解コンデンサを作製した(Dサイズ:
7.3×4.3×2.8mm)。
表出した部分に、粘度が100ポイズのエポキシ樹脂
(Naイオンの含有量1ppm、Clイオンの含有量5
ppm)を注射器の付いたディスペンサーを用いて、1
5mg/cm2を塗布して乾燥させて硬化させた。その
後、陽極導出線と陽極端子を接続し、また、コンデンサ
素子の陰極層に導電性接着剤を介して陰極端子を接続し
て、この陽極端子と陰極端子の一部が露呈するように外
装樹脂で被覆形成した。最後に、高温・高湿中に24時
間曝し、拡散によって内部に水分を浸入させた後、25
Vの電圧を印加してエージングを行い、その後100℃
から徐々に高くして150℃まで乾燥して水分を除去し
てタンタル固体電解コンデンサを作製した(Dサイズ:
7.3×4.3×2.8mm)。
【0039】(実施例2)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂の塗布量を50mg/cm2とした以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
キシ樹脂の塗布量を50mg/cm2とした以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
【0040】(実施例3)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂の粘度が500ポイズで塗布量を15mg/c
m2とした以外は実施例1と同様にしてタンタル固体電
解コンデンサを作製した。
キシ樹脂の粘度が500ポイズで塗布量を15mg/c
m2とした以外は実施例1と同様にしてタンタル固体電
解コンデンサを作製した。
【0041】(実施例4)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂の粘度が500ポイズで塗布量を50mg/c
m2とした以外は実施例1と同様にしてタンタル固体電
解コンデンサを作製した。
キシ樹脂の粘度が500ポイズで塗布量を50mg/c
m2とした以外は実施例1と同様にしてタンタル固体電
解コンデンサを作製した。
【0042】(実施例5)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂のNaイオンの含有量とClイオンの含有量を
それぞれ5ppm、5ppmのものを用いた以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
キシ樹脂のNaイオンの含有量とClイオンの含有量を
それぞれ5ppm、5ppmのものを用いた以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
【0043】(実施例6)上記実施例1において、陽極
導出線と陽極端子の接続を予め陽極導出線の陽極端子を
接続する部分に付着したエポキシ樹脂を、レーザー照射
(条件:ON時間8msec−OFF時間300mse
cを数回繰り返してトータルの熱量を10Wとした)し
て除去した。その後、陽極導出線のレーザー照射した部
分と陽極端子を接続した以外は実施例1と同様にしてタ
ンタンル固体電解コンデンサを作製した。
導出線と陽極端子の接続を予め陽極導出線の陽極端子を
接続する部分に付着したエポキシ樹脂を、レーザー照射
(条件:ON時間8msec−OFF時間300mse
cを数回繰り返してトータルの熱量を10Wとした)し
て除去した。その後、陽極導出線のレーザー照射した部
分と陽極端子を接続した以外は実施例1と同様にしてタ
ンタンル固体電解コンデンサを作製した。
【0044】(比較例1)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂を塗布する工程を除いた以外は実施例1と同様
にしてタンタル固体電解コンデンサを作製した。
キシ樹脂を塗布する工程を除いた以外は実施例1と同様
にしてタンタル固体電解コンデンサを作製した。
【0045】(比較例2)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂の塗布量を10mg/cm2とした以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
キシ樹脂の塗布量を10mg/cm2とした以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
【0046】(比較例3)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂の塗布量を55mg/cm2とした以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
キシ樹脂の塗布量を55mg/cm2とした以外は実施
例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製し
た。
【0047】(比較例4)上記実施例1において、エポ
キシ樹脂のNaイオンの含有量とClイオンの含有量を
それぞれ5ppm、10ppmのものを用いた以外は実
施例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製
した。
キシ樹脂のNaイオンの含有量とClイオンの含有量を
それぞれ5ppm、10ppmのものを用いた以外は実
施例1と同様にしてタンタル固体電解コンデンサを作製
した。
【0048】以上のように作製した本発明の実施例1〜
6と比較例1〜4のタンタル固体電解コンデンサについ
て、120Hzでの静電容量、100kHzでのESR
特性、漏れ電流値(定格電圧印加後30秒値)、エージ
ング後のショート数、陽極導出線と陽極端子の接触抵抗
を比較した結果を(表1)に示す。
6と比較例1〜4のタンタル固体電解コンデンサについ
て、120Hzでの静電容量、100kHzでのESR
特性、漏れ電流値(定格電圧印加後30秒値)、エージ
ング後のショート数、陽極導出線と陽極端子の接触抵抗
を比較した結果を(表1)に示す。
【0049】
【表1】
【0050】なお、試験個数は各50個であり、ES
R、漏れ電流、接触抵抗の値は、ショート品を除いたサ
ンプルについての平均値で示した。
R、漏れ電流、接触抵抗の値は、ショート品を除いたサ
ンプルについての平均値で示した。
【0051】(表1)から明らかなように、本発明の実
施例1〜5のタンタル固体電解コンデンサは、比較例1
のタンタル固体電解コンデンサに比べて、コンデンサ素
子のタンタルリード線からなる陽極導出線が表出した部
分に、エポキシ樹脂を塗布して乾燥させて硬化させるこ
とにより、ESR特性、漏れ電流特性が向上し、エージ
ング後のショート数を激減させることができる。
施例1〜5のタンタル固体電解コンデンサは、比較例1
のタンタル固体電解コンデンサに比べて、コンデンサ素
子のタンタルリード線からなる陽極導出線が表出した部
分に、エポキシ樹脂を塗布して乾燥させて硬化させるこ
とにより、ESR特性、漏れ電流特性が向上し、エージ
ング後のショート数を激減させることができる。
【0052】また、本発明の実施例1および実施例5と
比較例4のタンタル固体電解コンデンサは、エポキシ樹
脂のNaイオンおよびClイオンの含有量を変えたもの
であるが、NaイオンおよびClイオンの総含有量が1
0ppmを越えると、ESR特性および漏れ電流特性が
高くなり、エージング後のショート数も増えて、静電容
量は低い。
比較例4のタンタル固体電解コンデンサは、エポキシ樹
脂のNaイオンおよびClイオンの含有量を変えたもの
であるが、NaイオンおよびClイオンの総含有量が1
0ppmを越えると、ESR特性および漏れ電流特性が
高くなり、エージング後のショート数も増えて、静電容
量は低い。
【0053】また、本発明の実施例1〜4と比較例2お
よび比較例3のタンタル固体電解コンデンサは、エポキ
シ樹脂の塗布量を変えたものであるが、塗布量を15〜
50mg/cm2の範囲から外れると、ESR特性およ
び漏れ電流特性が高くなり、エージング後のショート数
も増えて、静電容量も低い。
よび比較例3のタンタル固体電解コンデンサは、エポキ
シ樹脂の塗布量を変えたものであるが、塗布量を15〜
50mg/cm2の範囲から外れると、ESR特性およ
び漏れ電流特性が高くなり、エージング後のショート数
も増えて、静電容量も低い。
【0054】さらに、本発明の実施例6のタンタンル固
体電解コンデンサは、予め、陽極導出線の陽極端子を接
続する部分に付着したエポキシ樹脂をレーザー照射して
除去することにより接触抵抗が低くなり、実施例1〜5
のタンタル固体電解コンデンサに比べて、静電容量が高
く、ESR特性および漏れ電流特性を向上することがで
きる。
体電解コンデンサは、予め、陽極導出線の陽極端子を接
続する部分に付着したエポキシ樹脂をレーザー照射して
除去することにより接触抵抗が低くなり、実施例1〜5
のタンタル固体電解コンデンサに比べて、静電容量が高
く、ESR特性および漏れ電流特性を向上することがで
きる。
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明は、陽極体の表面に
誘電体酸化皮膜層、固体電解質層、陰極層を順次形成
し、上記陽極体の陽極導出線が表出する部分を熱硬化性
樹脂で固定してコンデンサ素子とする固体電解コンデン
サの製造方法であり、この方法により、陽極導出線が熱
硬化性樹脂で固定されて固定強度が高められることか
ら、陽極導出線が外装樹脂の成形圧力に耐えることがで
きるので、誘電体酸化皮膜層および外装樹脂のクラック
がなくなり、漏れ電流およびESR特性の優れた固体電
解コンデンサを得ることができる。
誘電体酸化皮膜層、固体電解質層、陰極層を順次形成
し、上記陽極体の陽極導出線が表出する部分を熱硬化性
樹脂で固定してコンデンサ素子とする固体電解コンデン
サの製造方法であり、この方法により、陽極導出線が熱
硬化性樹脂で固定されて固定強度が高められることか
ら、陽極導出線が外装樹脂の成形圧力に耐えることがで
きるので、誘電体酸化皮膜層および外装樹脂のクラック
がなくなり、漏れ電流およびESR特性の優れた固体電
解コンデンサを得ることができる。
【図1】本発明の実施の形態1および実施の形態2の固
体電解コンデンサの構成を示す断面図
体電解コンデンサの構成を示す断面図
【図2】従来の固体電解コンデンサの構成を示す断面図
1 陽極導出線 2 陽極体 3 誘電体酸化皮膜層 4 導電性高分子からなる固体電解質層 5 陰極層(カーボン層+銀ペースト層) 6 熱硬化性樹脂 7 コンデンサ素子 8 陽極端子 9 導電性接着剤 10 陰極端子 11 外装樹脂
Claims (6)
- 【請求項1】 陽極導出線をその一端部が表出するよう
に埋設したタンタル粉末の成形体を焼結した陽極体の表
面に、誘電体酸化皮膜層、固体電解質層、陰極層を順次
形成し、上記陽極体の陽極導出線が表出した部分を熱硬
化性樹脂で固定してコンデンサ素子とした後、このコン
デンサ素子の陽極導出線に接続された陽極端子と陰極層
に接続された陰極端子の少なくとも一部が外表面に露呈
するように絶縁性の外装樹脂で被覆する固体電解コンデ
ンサの製造方法。 - 【請求項2】 固体電解質層として複素環式モノマーを
化学酸化重合することにより形成する導電性高分子の固
体電解質層である請求項1に記載の固体電解コンデンサ
の製造方法。 - 【請求項3】 熱硬化性樹脂がNaおよびClイオンの
総含有量が10ppm以下からなるエポキシ樹脂である
請求項1に記載の固体電解コンデンサの製造方法。 - 【請求項4】 熱硬化性樹脂が100〜500ポイズの
粘度のものを塗布量15〜50mg/cm2の範囲で塗
布して乾燥する請求項1に記載の固体電解コンデンサの
製造方法。 - 【請求項5】 陽極導出線の陽極端子への接続が、陽極
導出線に付着された熱硬化性樹脂の一部を除去し、この
陽極導出線の除去部分を陽極端子に接続する請求項1に
記載の固体電解コンデンサの製造方法。 - 【請求項6】 熱硬化性樹脂の一部の除去がレーザー照
射を用いて除去する請求項5に記載の固体電解コンデン
サの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000008889A JP2001203128A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000008889A JP2001203128A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001203128A true JP2001203128A (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=18537104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000008889A Pending JP2001203128A (ja) | 2000-01-18 | 2000-01-18 | 固体電解コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001203128A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010004004A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 固体電解コンデンサ並びに固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法 |
| JP2010238891A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
| US8169774B2 (en) | 2008-09-30 | 2012-05-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor and a method for manufacturing same |
| CN104810156A (zh) * | 2014-01-29 | 2015-07-29 | Nec东金株式会社 | 固体电解电容器 |
-
2000
- 2000-01-18 JP JP2000008889A patent/JP2001203128A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010004004A (ja) * | 2008-06-18 | 2010-01-07 | Samsung Electro Mech Co Ltd | 固体電解コンデンサ並びに固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法 |
| US8169774B2 (en) | 2008-09-30 | 2012-05-01 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor and a method for manufacturing same |
| JP2010238891A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Sanyo Electric Co Ltd | 固体電解コンデンサ |
| US8437117B2 (en) | 2009-03-31 | 2013-05-07 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor with improved stress resistance in the vicinity of the anode lead and the anode terminal |
| CN104810156A (zh) * | 2014-01-29 | 2015-07-29 | Nec东金株式会社 | 固体电解电容器 |
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