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JP2001202849A - キースイッチ装置、キースイッチ装置を備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機器 - Google Patents

キースイッチ装置、キースイッチ装置を備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機器

Info

Publication number
JP2001202849A
JP2001202849A JP2000013183A JP2000013183A JP2001202849A JP 2001202849 A JP2001202849 A JP 2001202849A JP 2000013183 A JP2000013183 A JP 2000013183A JP 2000013183 A JP2000013183 A JP 2000013183A JP 2001202849 A JP2001202849 A JP 2001202849A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking portion
link member
point
key
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000013183A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Mochizuki
勲 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2000013183A priority Critical patent/JP2001202849A/ja
Priority to US09/748,181 priority patent/US6538641B2/en
Publication of JP2001202849A publication Critical patent/JP2001202849A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H3/00Mechanisms for operating contacts
    • H01H3/02Operating parts, i.e. for operating driving mechanism by a mechanical force external to the switch
    • H01H3/12Push-buttons
    • H01H3/122Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor
    • H01H3/125Push-buttons with enlarged actuating area, e.g. of the elongated bar-type; Stabilising means therefor using a scissor mechanism as stabiliser

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  • Push-Button Switches (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】キー操作性の良好なキースイッチ装置を提供す
る。 【解決手段】キートップを押下した際に発生する押下荷
重を、キートップの第1係止部の第1リンク部材の係止
軸の回動点oと第3係止部の第1リンク部材の係止軸の
摺動起点sとの間の距離L、回動点oとコイルスプリン
グの付勢力が第1リンク部材に作用する作用点mとの間
の距離L1、回動点oと摺動起点sとを通る線分と第3
係止部の第1リンク部材の係止軸の摺動方向とがなす角
度θ4、及び、コイルスプリングの各種特性値によって
表される関数(数26) 但し、θ4はθ4=sin−1(rO/L)で求める。
で定義し、押下荷重曲線Pにおいて、極大点P1と極小
点P2との荷重差に基づきキークリック機能を発現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対のリンク部材
を介してキートップの上下動を案内するとともに、キー
トップの押下時にキークリック機能を発現して良好なキ
ー操作性を有するキースイッチ装置、そのキースイッチ
装置を備えたキーボード及びキーボードを備えた電子機
器に関し、特に、キークリック機能を発現する手段とし
てこの種キースイッチ装置に設けられているラバースプ
リングを使用することなく、各リンク部材とその付勢手
段との間に所定の関係を具有させるだけで明確なキーク
リック機能を発現することが可能であり、もってキー操
作性の良好なキースイッチ装置、キーボード及び電子機
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ノート型パーソナルコンピュー
タ、各種モバイル機器等の小型化、薄型化の進展に伴っ
て、これらの機器に付設されるキーボードにおけるキー
スイッチ装置の小型化、薄型化が著しく推進されてい
る。このような背景下において、キースイッチ装置の小
型化、薄型化を実現するものとして、一対のリンク部材
を介してキートップの上下動を案内するように構成され
た各種のキースイッチ装置が提案されている。
【0003】かかるキースイッチ装置の内には、キート
ップの下面に第1係止部及び第2係止部を設けるととも
に、キートップの下方に配置されるホルダ部材に第1係
止部に対応して第3係止部及び第2係止部に対応して第
4係止部を形成し、一方のリンク部材の上端部を第1係
止部材に回動可能に係止し、下端部を第3係止部に摺動
可能に係止し、また、他方のリンク部材の上端部を第2
係止部に回動可能に係止し、下端部を第4係止部に摺動
可能に係止するように構成されたキースイッチ装置があ
る。
【0004】また、キートップとホルダ部材とを前記と
同様に構成し、2つのリンク部材が相互に回動可能とな
るように軸支してクロスリンク構造とするとともに、一
方のリンク部材の上端部をキートップの第1係止部に回
動可能に、下端部をホルダ部材の第4係止部に摺動可能
にそれぞれ係止し、また、他方のリンク部材の上端部を
第2係止部に摺動可能に、下端部を第3係止部に回動可
能に係止するように構成したキースイッチ装置も知られ
ている。前記したいずれのキースイッチ装置において
も、2つのリンク部材からなるリンク構造を介してキー
トップの上下動を案内することから、キーステムやその
案内構造が不要となってキースイッチ装置の小型化、薄
型化を可能とし、また、キートップの押下位置に拘わら
ず水平状態を保持しながらキートップの上下動を行うこ
とができるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記キース
イッチ装置においては、キートップの押下時にその押下
終了を感得できることがキー操作性の向上に資すること
から、これを達成すべくキークリック機能を発現する機
構を設けている。前記キースイッチ装置では、キートッ
プや各リンク部材の下方に、所謂、ラバースプリングを
配置し、キートップの押下時にキートップの下面やリン
ク部材を介してラバースプリングを押圧してラバースプ
リングが座屈する際に発現するラバースプリングの座屈
特性に基づいてキークリック機能を実現しているのが一
般的である。
【0006】しかしながら、前記キースイッチ装置のよ
うに、キークリック機能の発現機構としてラバースプリ
ングを使用する場合には、そのキークリック特性は、ラ
バースプリングそのものの形状、厚さ、サイズ等とキー
トップ、各リンク部材の形状、サイズ等のキースイッチ
機構とによって決定されるものであるから、キースイッ
チ装置に付与すべき所望のキークリック機能を実現する
には、ラバースプリングやキースイッチ機構につき数回
の試作を行い、試行錯誤を繰り返しながらラバースプリ
ング、キースイッチ機構の決定を行っているのが現状で
ある。これより、所望のキークリック機能を有するキー
スイッチ装置が実現されるまでの間には、多大の費用と
時間を必要とするという問題がある。
【0007】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、キークリック機能を発現する手
段として一般のキースイッチ装置に設けられているラバ
ースプリングを使用することなく、各リンク部材とその
付勢手段との間に所定の関係を具有させるように設計す
るだけで、キークリック機能の特性をシミュレーション
することが可能となり、キースイッチ機構の試作回数を
最小限に抑制して短期間で且つ低コストで所望のキーク
リック機能を有するキー操作性の良好なキースイッチ装
置、キースイッチ装置を備えたキーボード及びキーボー
ドを備えた電子機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係るキースイッチ装置は、下面に第1係止部
及び第2係止部が設けられたキートップと、前記キート
ップの下方に設けられ、前記第1係止部に対応する第3
係止部及び前記第2係止部に対応する第4係止部と、上
端部が前記第1係止部に回動可能に係止され、下端部が
前記第3係止部に摺動可能に係止される第1リンク部材
と、上端部が前記第2係止部に回動可能に係止され、下
端部が前記第4係止部に摺動可能に係止される第2リン
ク部材と、前記第1リンク部材及び第2リンク部材が相
互に近接する方向に付勢する付勢部材と、前記キートッ
プの上下動に従ってスイッチング動作を行うスイッチン
グ部材とを備え、前記第1係止部と第2係止部との中間
位置を通る垂線に関して、相互に対称に構成されたキー
スイッチ装置において、前記第1リンク部材の上端部は
第1係止部にて所定回動点の回りに回動されるととも
に、第1リンク部材の下端部は第3係止部にて所定摺動
起点から外側に摺動され、前記付勢部材の付勢力は第1
リンク部材における所定作用点にて第1リンク部材に作
用し、前記キートップを押下した際にキートップに発生
する押下荷重は、前記回動点と摺動起点間の距離、回動
点と作用点間の距離、回動点と摺動起点とを通る線分と
第3係止部における第1リンク部材の下端部の摺動方向
とがなす角度、及び、前記付勢部材の特性値によって表
される関数で定義され、前記関数によって定義される押
下荷重曲線は、上方に凸形状の極大点を有する曲線とな
り、前記スイッチング部材を介してスイッチング動作が
行われた後押下荷重が上昇に転じる点と前記極大点との
荷重差に基づきキークリック機能が発現されることを特
徴とする。
【0009】前記請求項1のキースイッチ装置によれ
ば、キートップを押下した際にキートップに発生する押
下荷重は、キートップの第1係止部における第1リンク
部材の上端部の回動点と第3係止部における第1リンク
部材の下端部の摺動起点との間の距離、回動点と付勢部
材の付勢力が第1リンク部材に作用する作用点との間の
距離、回動点と摺動起点とを通る線分と第3係止部にお
ける第1リンク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、
及び、付勢部材の特性値によって表される関数で定義さ
れ、かかる関数によって定義される押下荷重曲線は、上
方に凸形状極大点を有する曲線となり、スイッチング部
材によりスイッチング動作が行われた後押下荷重が上昇
に転じる点と極大点との過重差に基づきキークリック機
能が発現されるので、前記回動点、摺動起点、作用点、
角度、付勢部材の特性値を種々設定してシュミレーショ
ンを行うことにより得られる押下荷重曲線からキークリ
ック機能の評価を行うことが可能となる。これにより、
キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して短期間
で且つ低コストで所望のキークリック機能を有するキー
操作性の良好なキースイッチ装置を実現することが可能
となる。
【0010】また、請求項2に係るキーボードは、請求
項1記載のキースイッチ装置を少なくとも1以上備えた
ことを特徴とする。かかる請求項2のキーボードでは、
請求項1記載のキースイッチ装置が搭載されていること
から、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して
短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有す
るキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキーボ
ードを実現することが可能となり、キーボード全体とし
てのコストを低減することができる。
【0011】更に、請求項3に係る電子機器は、下面に
第1係止部及び第2係止部が設けられたキートップと、
そのキートップの下方に設けられ、前記第1係止部に対
応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第4係
止部と、上端部が前記第1係止部に回動可能に係止さ
れ、下端部が前記第3係止部に摺動可能に係止される第
1リンク部材と、上端部が前記第2係止部に回動可能に
係止され、下端部が前記第4係止部に摺動可能に係止さ
れる第2リンク部材と、前記第1リンク部材及び第2リ
ンク部材が相互に近接する方向に付勢する付勢部材と、
前記キートップの上下動に従ってスイッチング動作を行
うスイッチング部材とを備え、前記第1係止部と第2係
止部との中間位置を通る垂線に関して、相互に対称に構
成されたキースイッチ装置であって、前記第1リンク部
材の上端部は第1係止部にて所定回動点の回りに回動さ
れるとともに、第1リンク部材の下端部は第3係止部に
て所定摺動起点から外側に摺動され、前記付勢部材の付
勢力は第1リンク部材における所定作用点にて第1リン
ク部材に作用し、前記キートップを押下した際にキート
ップに発生する押下荷重は、前記回動点と摺動起点間の
距離、回動点と作用点間の距離、回動点と摺動起点とを
通る線分と第3係止部における第1リンク部材の下端部
の摺動方向とがなす角度、及び、前記付勢部材の特性値
によって表される関数で定義され、前記関数によって定
義される押下荷重曲線は、上方に凸形状の極大点を有す
る曲線となり、前記スイッチング部材を介してスイッチ
ング動作が行われた後押下荷重が上昇に転じる点と前記
極大点との荷重差に基づきキークリック機能が発現され
るキースイッチ装置を備え、文字や記号等の各種データ
を入力するキーボードと、文字や記号等を表示する表示
手段と、前記キーボードからの入力データに基づいて文
字や記号等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0012】請求項3の電子機器では、キースイッチ装
置の押下操作を介してキーボードから文字や記号等のデ
ータが入力された場合、その入力データに基づき制御手
段による制御下に文字や記号等が表示手段に表示され
る。このとき、請求項3の電子機器では、前記請求項1
のキースイッチ装置を備えたキーボードを有しているこ
とから、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制し
て短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有
するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキー
ボードを実現して、電子機器全体のコストを低減するこ
とが可能となる。また、請求項4に係るキースイッチ装
置は、下面に第1係止部及び第2係止部が設けられたキ
ートップと、前記キートップの下方に設けられ、前記第
1係止部に対応する第3係止部及び前記第2係止部に対
応する第4係止部と、上端部が前記第1係止部に回動可
能に係止され、下端部が前記第3係止部に摺動可能に係
止される第1リンク部材と、上端部が前記第2係止部に
回動可能に係止され、下端部が前記第4係止部に摺動可
能に係止される第2リンク部材と、前記第1リンク部材
及び第2リンク部材が相互に離間する方向に付勢する付
勢部材と、前記キートップの上下動に従ってスイッチン
グ動作を行うスイッチング部材とを備え、前記第1係止
部と第2係止部との中間位置を通る垂線に関して、相互
に対称に構成されたキースイッチ装置において、前記第
1リンク部材の上端部は第1係止部にて所定回動点の回
りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端部は第
3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、前記付
勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作用点に
て第1リンク部材に作用し、前記キートップを押下した
際にキートップに発生する押下荷重は、前記回動点と摺
動起点間の距離、回動点と作用点間の距離、回動点と摺
動起点とを通る線分と第3係止部における第1リンク部
材の下端部の摺動方向とがなす角度、及び、前記付勢部
材の特性値によって表される関数で定義され、前記関数
によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸形状の極
大点を有する曲線となり、前記スイッチング部材を介し
てスイッチング動作が行われた後押下荷重が上昇に転じ
る点と前記極大点との荷重差に基づきキークリック機能
が発現されることを特徴とする。
【0013】請求項4のキースイッチ装置では、請求項
1のキースイッチ装置とは各リンク部材に対して付勢部
材による付勢力の作用方向が異なっているが、請求項1
のキースイッチ装置の場合と同様に、キートップを押下
した際にキートップに発生する押下荷重は、キートップ
の第1係止部における第1リンク部材の上端部の回動点
と第3係止部における第1リンク部材の下端部の摺動起
点との間の距離、回動点と付勢部材の付勢力が第1リン
ク部材に作用する作用点との間の距離、回動点と摺動起
点とを通る線分と第3係止部における第1リンク部材の
下端部の摺動方向とがなす角度、及び、付勢部材の特性
値によって表される関数で定義され、かかる関数によっ
て定義される押下荷重曲線は、上方に凸形状極大点を有
する曲線となり、スイッチング部材によりスイッチング
動作が行われた後押下荷重が上昇に転じる点と極大点と
の荷重差に基づきキークリック機能が発現されるので、
前記回動点、摺動起点、作用点、角度、付勢部材の特性
値を種々設定してシュミレーションを行うことにより得
られる押下荷重曲線からキークリック機能の評価を行う
ことが可能となる。これにより、キースイッチ機構の試
作回数を最小限に抑制して短期間で且つ低コストで所望
のキークリック機能を有するキー操作性の良好なキース
イッチ装置を実現することが可能となる。
【0014】また、請求項5に係るキーボードは、請求
項4記載のキースイッチ装置を少なくとも1以上備えた
ことを特徴とする。かかる請求項5のキーボードでは、
請求項4記載のキースイッチ装置が搭載されていること
から、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して
短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有す
るキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキーボ
ードを実現することが可能となり、キーボード全体とし
てのコストを低減することができる。
【0015】更に、請求項6に係る電子機器は、下面に
第1係止部及び第2係止部が設けられたキートップと、
さのキートップの下方に設けられ、前記第1係止部に対
応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第4係
止部と、上端部が前記第1係止部に回動可能に係止さ
れ、下端部が前記第3係止部に摺動可能に係止される第
1リンク部材と、上端部が前記第2係止部に回動可能に
係止され、下端部が前記第4係止部に摺動可能に係止さ
れる第2リンク部材と、前記第1リンク部材及び第2リ
ンク部材が相互に離間する方向に付勢する付勢部材と、
前記キートップの上下動に従ってスイッチング動作を行
うスイッチング部材とを備え、前記第1係止部と第2係
止部との中間位置を通る垂線に関して、相互に対称に構
成されたキースイッチ装置であって、前記第1リンク部
材の上端部は第1係止部にて所定回動点の回りに回動さ
れるとともに、第1リンク部材の下端部は第3係止部に
て所定摺動起点から外側に摺動され、前記付勢部材の付
勢力は第1リンク部材における所定作用点にて第1リン
ク部材に作用し、前記キートップを押下した際にキート
ップに発生する押下荷重は、前記回動点と摺動起点間の
距離、回動点と作用点間の距離、回動点と摺動起点とを
通る線分と第3係止部における第1リンク部材の下端部
の摺動方向とがなす角度、及び、前記付勢部材の特性値
によって表される関数で定義され、前記関数によって定
義される押下荷重曲線は、上方に凸形状の極大点を有す
る曲線となり、前記スイッチング部材を介してスイッチ
ング動作が行われた後押下荷重が上昇に転じる点と前記
極大点との荷重差に基づきキークリック機能が発現され
るキースイッチ装置を備え、文字や記号等の各種データ
を入力するキーボードと、文字や記号等を表示する表示
手段と、前記キーボードからの入力データに基づいて文
字や記号等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備
えたことを特徴とする。
【0016】請求項6の電子機器では、キースイッチ装
置の押下操作を介してキーボードから文字や記号等のデ
ータが入力された場合、その入力データに基づき制御手
段による制御下に文字や記号等が表示手段に表示され
る。このとき、請求項6の電子機器では、前記請求項4
のキースイッチ装置を備えたキーボードを有しているこ
とから、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制し
て短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有
するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキー
ボードを実現して、電子機器全体のコストを低減するこ
とが可能となる。
【0017】請求項7に係るキースイッチ装置は、下面
に第1係止部及び第2係止部が設けられたキートップ
と、前記キートップの下方に設けられ、前記第1係止部
に対応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第
4係止部と、上端部が前記第2係止部に回動可能に係止
され、下端部が前記第3係止部に摺動可能に係止される
第1リンク部材と、上端部が前記第1係止部に摺動可能
に係止され、下端部が前記第4係止部に回動可能に係止
される第2リンク部材とからなり、第1リンク部材と第
2リンク部材とを相互に回動可能に軸支した案内部材
と、前記第1リンク部材及び第2リンク部材が軸支点の
回りに回動する方向に付勢する付勢部材と、前記キート
ップの上下動に従ってスイッチング動作を行うスイッチ
ング部材とを備え、前記第1係止部と第2係止部との中
間位置を通る垂線に関して、相互に対称に構成されたキ
ースイッチ装置において、前記第1リンク部材の上端部
は第2係止部にて所定回動点の回りに回動されるととも
に、第1リンク部材の下端部は第3係止部にて所定摺動
起点から外側に摺動され、前記付勢部材の付勢力は第1
リンク部材における所定作用点にて第1リンク部材に作
用し、前記キートップを押下した際にキートップに発生
する押下荷重は、前記回動点と摺動起点間の距離、回動
点と作用点間の距離、回動点と軸支点間の距離、回動点
と摺動起点とを通る線分と第3係止部における第1リン
ク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及び、前記付
勢部材の特性値によって表される関数で定義され、前記
関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸形状
の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部材を
介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上昇に
転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリック
機能が発現されることを特徴とする。
【0018】請求項7のキースイッチ装置では、請求項
1のキースイッチ装置とは第1リンク部材と第2リンク
部材とが相互に回動可能に軸支されている点で請求項1
のキースイッチ装置とは異なっているが、キートップを
押下した際にキートップに発生する押下荷重は、キート
ップの第1係止部における第1リンク部材の上端部の回
動点と第3係止部における第1リンク部材の下端部の摺
動起点との間の距離、回動点と付勢部材の付勢力が第1
リンク部材に作用する作用点との間の距離、回動点と各
リンク部材の軸支点間の距離、回動点と摺動起点とを通
る線分と第3係止部における第1リンク部材の下端部の
摺動方向とがなす角度、及び、付勢部材の特性値によっ
て表される関数で定義され、かかる関数によって定義さ
れる押下荷重曲線は、上方に凸形状極大点を有する曲線
となり、スイッチング部材によりスイッチング動作が行
われた後押下荷重が上昇に転じる点と極大点との荷重差
に基づきキークリック機能が発現されるので、前記回動
点、摺動起点、作用点、軸支点、角度、付勢部材の特性
値を種々設定してシュミレーションを行うことにより得
られる押下荷重曲線からキークリック機能の評価を行う
ことが可能となる。これにより、キースイッチ機構の試
作回数を最小限に抑制して短期間で且つ低コストで所望
のキークリック機能を有するキー操作性の良好なキース
イッチ装置を実現することが可能となる。
【0019】また、請求項8に係るキーボードは、請求
項7記載のキースイッチ装置を少なくとも1以上備えた
ことを特徴とする。かかる請求項8のキーボードでは、
請求項7記載のキースイッチ装置が搭載されていること
から、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して
短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有す
るキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキーボ
ードを実現することが可能となり、キーボード全体とし
てのコストを低減することができる。
【0020】更に、請求項9に係る電子機器は、下面に
第1係止部及び第2係止部が設けられたキートップと、
そのキートップの下方に設けられ、前記第1係止部に対
応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第4係
止部と、上端部が前記第2係止部に回動可能に係止さ
れ、下端部が前記第3係止部に摺動可能に係止される第
1リンク部材と、上端部が前記第1係止部に摺動可能に
係止され、下端部が前記第4係止部に回動可能に係止さ
れる第2リンク部材とからなり、第1リンク部材と第2
リンク部材とを相互に回動可能に軸支した案内部材と、
前記第1リンク部材及び第2リンク部材が軸支点の回り
に回動する方向に付勢する付勢部材と、前記キートップ
の上下動に従ってスイッチング動作を行うスイッチング
部材とを備え、前記第1係止部と第2係止部との中間位
置を通る垂線に関して、相互に対称に構成されたキース
イッチ装置であって、前記第1リンク部材の上端部は第
2係止部にて所定回動点の回りに回動されるとともに、
第1リンク部材の下端部は第3係止部にて所定摺動起点
から外側に摺動され、前記付勢部材の付勢力は第1リン
ク部材における所定作用点にて第1リンク部材に作用
し、前記キートップを押下した際にキートップに発生す
る押下荷重は、前記回動点と摺動起点間の距離、回動点
と作用点間の距離、回動点と軸支点間の距離、回動点と
摺動起点とを通る線分と第3係止部における第1リンク
部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及び、前記付勢
部材の特性値によって表される関数で定義され、前記関
数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸形状の
極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部材を介
してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上昇に転
じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリック機
能が発現されるキースイッチ装置を備え、文字や記号等
の各種データを入力するキーボードと、文字や記号等を
表示する表示手段と、前記キーボードからの入力データ
に基づいて文字や記号等を前記表示手段に表示させる制
御手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】請求項9の電子機器では、キースイッチ装
置の押下操作を介してキーボードから文字や記号等のデ
ータが入力された場合、その入力データに基づき制御手
段による制御下に文字や記号等が表示手段に表示され
る。このとき、請求項9の電子機器では、前記請求項7
のキースイッチ装置を備えたキーボードを有しているこ
とから、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制し
て短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有
するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキー
ボードを実現して、電子機器全体のコストを低減するこ
とが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るキースイッチ
装置、キーボード及び電子機器について、本発明を具体
化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明す
る。尚、以下の説明においては、第1実施形態乃至第4
実施形態の4つの実施形態を例示し、各実施形態につい
てモデル化を行うとともに各モデルにつきクリック機能
を発現する原理等について説明することとする。
【0023】先ず、第1乃至第4実施形態に係るキース
イッチ装置を備えたキーボードが付設された電子機器の
一種であるノート型パーソナルコンピュータについて図
1(A)、(B)に基づき説明する。図1はノート型パ
ーソナルコンピュータを示し、図1(A)はノート型パ
ーソナルコンピュータの斜視図、図1(B)はノート型
パーソナルコンピュータの電気的構成を示すブロック図
である。
【0024】図1(A)において、ノート型パーソナル
コンピュータ1は、基本的に、各種演算処理を行うCP
Uを内蔵した本体部2、及び、本体部2に対して開閉可
能に支持されたディスプレイ3から構成されている。こ
こに、ディスプレイ3は、本体部2の連結部4に回動可
能に支持されており、これより本体部2に対して開閉可
能に構成されている。本体部2には、複数のキースイッ
チ装置が配設されてなるキーボード5が設けられてい
る。
【0025】また、図1(B)において、CPU50に
は、パーソナルコンピュータの各部を制御するためのプ
ログラムが記憶されたROM51、各種データを記憶す
るためのRAM52がバス53を介して接続されてい
る。また、CPU50には、バス53を介して入出力イ
ンターフェース54が接続されており、この入出力イン
ターフェース54には、前記ディスプレイ3、前記キー
ボード5、文書作成や表計算等のプログラムが記憶され
たハードディスク装置55が接続されている。前記CP
U50は、キーボード5からの入力データに基づいて、
文書作成や表計算等のプログラムをハードディスク装置
55から読み込んで実行したり、ディスプレイ3に文字
や記号等を表示する。
【0026】次に、前記ノート型パーソナルコンピュー
タ1のキーボード5に付設されているキースイッチ装置
について、図2乃至図4に基づき説明する。図2はキー
スイッチ装置の分解斜視図、図3はキースイッチ装置の
一部を省略して示す斜視図、図4はキースイッチ装置の
側断面図である。図2乃至図4に示すように、キースイ
ッチ装置10は、基本的に、キートップ11、キートッ
プ11の上下動を案内支持するとともに一対の第1リン
ク部材12、第2リンク部材13から構成される案内部
材14、第1リンク部材12と第2リンク部材13間に
掛装され第1リンク部材12と第2リンク部材13とが
相互に閉脚する方向に付勢するコイルスプリング15、
及び、案内部材14の下方に配置されるメンブレンスイ
ッチシート16から構成されている。尚、メンブレンス
イッチシート16の下面には、支持プレート6が配置さ
れ、かかる支持プレート6を介してキースイッチ装置1
0の全体が支持される。
【0027】ここに、キートップ11はABS樹脂等の
樹脂材料から樹脂成形されてなり、その上面には文字等
が印刷等を介して形成されている。キートップ11の下
面には、その短手方向に一対の第1係止部17、17
(図2乃至図4中左側の係止部)が設けられている。ま
た、各第1係止部17と並列して、一対の第2係止部1
8、18(図2乃至図4中右側の係止部)が設けられて
いる。各第1係止部17には、下端部が開放された縦溝
19が形成されるとともに、縦溝19に連続する円弧状
の回動孔20が形成されている。同様に、各第2係止溝
18には、下端部が開放された縦溝21が形成されると
ともに、縦溝21に連続する円弧状の回動孔22が形成
されている。各第1係止部17の回動孔20には、後述
する第1リンク部材12の係止軸30が縦溝19から挿
入されて回動可能に係止される。各第2係止部18の回
動孔22には、後述する第2リンク部材13の係止軸3
0が縦溝21から挿入されて回動可能に係止される。
尚、第1係止部17、第2係止部18は、キートップ1
1と一体に形成されてもよいし、また、別体構成として
キートップ11の下面に固着されてもよい。
【0028】案内部材14は、第1リンク部材12及び
第2リンク部材13から構成されており、キートップ1
1の上下動を案内支持する作用を行う。第1リンク部材
12は、ポリアセタール等の樹脂材料が一体形成されて
なり、基本的に板状の基部23及び基部23の両側から
延出された一対のアーム部24を有する平面視で略コ字
状の形状を有する。基部23の両側でアーム部24との
連結部からは、外側に向かって突出し且つ下方に屈曲さ
れた一対の軸支持部25が形成されており、かかる軸支
持部25の下端から外側に延出された係止軸26が形成
されている。各係止軸26は、後述するメンブレンスイ
ッチシート16の上面に接着固定された係止部材39の
第3係止部40の摺動溝内に摺動可能に係止される。
尚、基部23の両端面と軸支持部25の内側面との間に
は間隙SPが形成されており、この間隙SPを介して軸
支持部25は連結部を基点として弾性変形可能となる。
かかる軸支持部25の弾性変形は、各係止軸26を係止
部材39の第3係止部40の摺動溝内に係止する際に利
用される。また、基部23の長さ方向及び幅方向におけ
る略中央位置において、基部23の裏側から下方に突出
され且つ屈曲されたスプリング係止部27が設けられて
いる。このスプリング係止部27には、コイルスプリン
グ15の一端15Aが係止される。更に、各アーム部2
4間で基部23の内側面からは、その長さ方向にて中央
位置からずれた位置(図2、図3中右側にずれた位置)
において、弾性片28が各アーム部24と平行に内方に
向かって延出されており、かかる弾性片28の先端には
スイッチ押圧突起29(図4参照)が設けられている。
【0029】第1リンク部材12の各アーム部24の外
側面からは、それぞれ係止軸30が外方に向かって突出
されている。各係止軸30は、キートップ11の下面に
設けられた各第1係止部17の回動孔20内に回動可能
に係止される。また、各アーム部24の先端には、ギア
部31が形成されている。かかるギア部31の構成につ
いては後述する。
【0030】第2リンク部材13は、前記第1リンク部
材12と同一の構成を有しており、従って、各リンク部
材は共用することが可能である。これより、図2乃至図
4に示すように、第1リンク部材12、第2リンク部材
13を介して案内部材14を組み立てる際に、各リンク
部材に組立の方向性が生じることはなく、この結果、組
立の方向性については何ら注意を払うことなく簡単に案
内部材14を組み立てることが可能となる。
【0031】尚、第2リンク部材13は、第1リンク部
材12と同一構成を有しているので同一番号を付するも
のとし、その詳細な説明は前記第1リンク部材12の説
明を参照することとして省略する。
【0032】ここに、第2リンク部材13の各係止軸3
0は、キートップ11の下面に設けられた各第2係止部
18の回動孔22内に回動可能に係止される。また、第
2リンク部材13の係止軸26は、メンブレンスイッチ
シート16の上面に接着固定された係止部材39の第4
係止部41の摺動溝内に摺動可能に係止される。更に、
第2リンク部材13における基部23の裏側から下方に
突出され且つ屈曲するように形成されるスプリング係止
部27には、コイルスプリング15の他端15Bが係止
される。また、第2リンク部材13における各アーム部
24間で基部23の内側面から各アーム部24と平行に
内方に向かって延出された弾性片28は、図2、図3に
示すように、左側にずれた位置に配置され、従って、第
2リンク部材13の弾性片28に形成された押圧突起2
9は、第1リンク部材12の弾性片28に形成された押
圧突起29と一定の距離だけ離間した状態で配置される
こととなる。このとき、第1リンク部材12と第2リン
ク部材13のいずれの弾性片28の押圧突起29でメン
ブレンスイッチシート16の可動スイッチ電極35を上
面から押圧してもよい。また、第2リンク部材13の各
ギア部31は、第1リンク部材13の各ギア部31に噛
合されて同期して作動するが、その詳細な構成について
は後述する。
【0033】次に、コイルスプリング15は、前記した
ように、その一端15Aが第1リンク部材12のスプリ
ング係止部27に係止され、他端15Bが第2リンク部
材13のスプリング係止部27に係止されるものであ
り、これにより第1リンク部材12と第2リンク部材1
3との間に掛装されて、第1リンク部材12と第2リン
ク部材13とが相互に閉脚する方向に付勢する作用を行
う。
【0034】メンブレンスイッチシート16は、基本的
に、上側スイッチングシート32と下側スイッチングシ
ート33とから構成されている。上側スイッチングシー
ト32の下面には、回路パターン34及び回路パターン
34に接続する可動スイッチ電極35が形成されてい
る。また、下側スイッチングシート33の上面には、前
記回路パターン34とマトリックス状に形成される回路
パターン36及び回路パターン36に接続し可動スイッ
チ電極35に対向配置される固定スイッチ電極37が形
成されている。また、下側スイッチングシート33にお
いて、固定スイッチ電極37の周囲にはスペーサパッド
38が形成されている。かかるスペーサパッド38は接
着剤等を所定膜厚で印刷塗布して形成され、上側スイッ
チング電極35と下側スイッチングシート33の固定ス
イッチ電極37とを離間させる作用を行う。
【0035】上側スイッチングシート32の上面には、
各種金属や樹脂等から成型加工されてなる一対の長手状
の係止部材39が相互に平行となるように接着剤等を介
して接着固定されている。各係止部材39の一側(図2
乃至図4中左側)には、長溝状の第3係止部40が形成
されており、また、他側(図2乃至図4中右側)には、
同じく長溝状の第4係止部41が形成されている。ここ
に、第3係止部40には第1リンク部材12の各係止軸
26が摺動可能に係止され、第4係止部41には第2リ
ンク部材13の各係止軸26が摺動可能に係止される。
【0036】続いて、図6に基づき第1リンク部材1
2、第2リンク部材13における各アーム部24の先端
に形成された各ギア部31の構成について説明する。図
6は第1リンク部材12、第2リンク部材13の各アー
ム部24に形成されたギア部31の構成を拡大して模式
的に示す説明図である。図6において、第1リンク部材
12、第2リンク部材13を構成する2つの各アーム部
24の先端に形成されたギア部31には、アーム部24
の幅方向Xにおける略中央位置に段差部42が形成され
ている。かかる段差部42に基づき、アーム部24の先
端には下方突出部43Aと上方突出部44とが形成され
る。下方突出部43Aの上面は所定湾曲面を有する下歯
部43を構成する。更に、上方突出部44の下面は、前
記下歯部43の湾曲面と密着するような湾曲面に形成さ
れた上歯部45を構成する。
【0037】ここに、前記下歯部43と上歯部45は、
図6から明らかなように、上面側から見てアーム部24
の幅方向Xで隣接してずれた配置関係にあり、且つ、側
面側から見て上下関係を有する。そして、第1リンク部
材12と第2リンク部材13とが同一構成を有すること
に基づき、図6中左側に配置される第1リンク部材12
の各アーム部24に形成されるギア部31において、下
方突出部43Aの上面に形成される下歯部43は左側に
配置され、また、突出部44の下面に形成される上歯部
45は右側に配置される。また、図6中右側に配置され
る第2リンク部材13は、第1リンク部材12と反対側
に配置した関係にあるから、各アーム部24に形成され
るギア部31において、突出部44の下面に形成される
上歯部45は左側に配置され、また、下方突出部43A
の上面に形成される下歯部43は右側に配置される。こ
れにより、第1リンク部材12の各アーム部24におけ
る下歯部43と第2リンク部材13の各アーム部24に
おける上歯部45とが相互に接触されるとともに、第1
リンク部材12の各アーム部24における上歯部45と
第2リンク部材13の各アーム部24における下歯部4
3とが相互に接触されるものである。
【0038】前記したように第1リンク部材12と第2
リンク部材13とを組み合わせて構成される案内部材1
4では、第1リンク部材12のギア部31の上歯部45
と下歯部43は、上下関係を具有しつつ第1リンク部材
12の幅方向Xに隣接してずれた位置に形成されてお
り、また同様に、第2リンク部材13のギア部31の上
歯部45と下歯部43は、上下関係を具有しつつ第2リ
ンク部材13の幅方向Xに隣接してずれた位置に形成さ
れていることから、第1リンク部材12における上歯部
45と下歯部43、及び、第2リンク部材13における
上歯部45と下歯部43は、リンク部材12、13の厚
さ方向で上下2段に重なることはない。従って、第1リ
ンク部材12のギア部31と第2リンク部材13のギア
部31とを対向して当接するだけで、第1リンク部材1
2の上歯部45と第2リンク部材13の下歯部43及び
第1リンク部材12の下歯部43と第2リンク部材の上
歯部45とを相互に適正な噛合関係をもって組み立てる
ことが可能となる。これより、キースイッチ装置10の
組立効率を格段に向上することができる。
【0039】また、第1リンク部材12のギア部31の
上歯部45と第1リンク部材12の下歯部43は、第1
リンク部材12の幅方向Xに隣接してずれた位置に形成
されており、また、第2リンク部材13のギア部31の
上歯部45と下歯部43は、第2リンク部材13の幅方
向Xに隣接してずれた位置に形成されているので、キー
スイッチ装置10の薄型化が進展した場合においても、
各上歯部45、下歯部43を薄くしたり小さくしたりす
る必要はない。従って、各歯部43、45の耐久性を高
く維持しつつ長期に渡って安定して使用可能なキースイ
ッチ装置10を実現することができる。
【0040】更に、第1リンク部材12において上歯部
45と下歯部43とは上下関係を有するが、第1リンク
部材12の幅方向Xで隣接してずれて形成されており、
また、第2リンク部材13において上歯部45と下歯部
43とは上下関係を有するが、第2リンク部材13の幅
方向Xで隣接してずれて形成されているので、第1リン
ク部材12及び第2リンク部材13を成形するについ
て、スライド型を使用することなく上型と下型との単純
な上下抜きを行うだけで簡単に成形することが可能であ
る。これより、1つの金型を介して多くの第1リンク部
材12、第2リンク部材13を成形することが可能とな
り、各リンク部材12、13の生産効率を向上すること
ができる。
【0041】次に、前記のように構成されたキースイッ
チ装置10の動作について図2乃至図6に基づき説明す
る。図5はキートップ11の押下が終了した状態を示す
キースイッチ装置の側断面図である。ここに、キートッ
プ11の押下前においては、図3、図4に示すように、
第1リンク部材12の基部23に形成されたスプリング
係止部27と第2リンク部材13の基部23に形成され
たスプリング係止部27との間にコイルスプリング15
が掛装されており、コイルスプリング15は、キートッ
プ11の第1係止部17の回動孔20及び第2係止部1
8の回動孔22に回動可能に係止された第1リンク部材
12、第2リンク部材13の各係止軸30を回動中心と
して、第1リンク部材12、第2リンク部材13を相互
に閉脚する方向に付勢している。このとき、第1リンク
部材12、第2リンク部材13の各係止軸26は、メン
ブレンスイッチシート16の上側スイッチングシート3
2上に固着された係止部材39の第3係止部40、第4
係止部41の摺動溝の内側壁に当接されている。従っ
て、キートップ11は、図4に示す非押下位置に保持さ
れている。
【0042】コイルスプリング15の付勢力に抗して、
図4に示す状態からキートップ11を押下していくと、
第1リンク部材12の係止軸30は第1係止部17の回
動孔20内で時計方向に回動し、同時に、第2リンク部
材13の係止軸30は第2係止部18の回動孔22内で
反時計方向に回動していく。また、第1リンク部材12
の係止軸26は第3係止部40の摺動溝内を左方向に摺
動し、同時に、第2リンク部材13の係止軸26は、第
4係止部41の摺動溝内を右方向に摺動していく。かか
る動作に伴いコイルスプリング15は除々に伸張されて
いくとともに、第1リンク部材12、第2リンク部材1
3は開脚されていく。
【0043】このとき、第1リンク部材12の各アーム
部24における下歯部43と第2リンク部材13の各ア
ーム部24における上歯部45とは、相互に接触状態を
保持しつつ下方に向かって移動していき、また、第1リ
ンク部材12の各アーム部24における上歯部45と第
2リンク部材13の各アーム部24における下歯部43
とは、相互に接触状態を保持しつつ下方に向かって移動
していく。このように、第1リンク部材12と第2リン
ク部材13とは、各上歯部43と下歯部45との協働作
用に基づき、完全に同期した状態で作動されるものであ
る。
【0044】そして、キートップ11を一定量押下した
状態で、第1リンク部材12又は第2リンク部材13の
弾性片28に形成されている押下突起29が、メンブレ
ンスイッチシート16の上側スイッチングシート32の
下面に形成されている可動スイッチ電極35を上方から
押下していき、更にキートップ11を押下した時点でク
リック感を伴いつつ押下突起29は、可動電極35と下
側スイッチングシート33の固定電極37とを接触させ
る。これにより、可動電極35と固定電極37とにより
所定のスイッチング動作が行われる。この時点では、コ
イルスプリング15は、図5に示すように更に伸張され
た状態にある。前記のようにスイッチング動作を行った
後、キートップ11の押下を解除すると、コイルスプリ
ング15の付勢力に基づき、前記した動作と逆動作が行
われ、キートップ11は上方に移動されて図4に示す非
押下位置に復帰する。
【0045】[第1実施形態のモデル化]次に、前記第
1実施形態に係るキースイッチ装置10についてモデル
化を行い、そのモデル1について図7乃至図11に基づ
いてキークリック機能を発現する原理について説明す
る。図7はキースイッチ装置10をモデル化して模式的
に示すモデル1の説明図である。
【0046】ここに、図7において、第1リンク部材1
2、第2リンク部材13を剛体A、キートップ11を剛
体K、係止部材39における各第3及び第4係止部4
0、41を剛体Bで表している。また、キートップ11
の第1係止部17における回動孔20内に係止される第
1リンク部材12の係止軸30の回動中心、及び、第2
係止部18の回動孔22内に係止される第2リンク部材
13の係止軸30の回動中心をoで示している。更に、
第1リンク部材12の係止軸26が第3係止部40にて
外側に摺動を開始する摺動起点、及び、第2リンク部材
13の係止軸26が第4係止部41にて外側に摺動を開
始する摺動起点をsで示している。また、第1リンク部
材12のスプリング係止部27にて内側に向かって付勢
するコイルスプリング15による付勢力の作用点、及
び、第2リンク部材13のスプリング係止部27にて内
側に向かって付勢するコイルスプリング15による付勢
力の作用点をmで示している。更に、摺動起点sにおい
て、傾斜状態にある第1リンク部材12とその係止軸2
6の摺動方向とがなす角度、及び、傾斜状態にある第2
リンク部材13とその係止軸26の摺動方向とがなす角
度をθ4で示している。
【0047】図7において、モデル1は、3つの節点o
(回動点)、m(作用点)、s(摺動起点)を有する2
つの剛体A、節点oにて剛体Aを回動支持する剛体K、
及び、節点sから剛体Aをx方向(水平方向)に摺動可
能とする剛体Bを備えており、また、剛体Kはy方向
(垂直方向)の運動が可能となる。図7に示すように、
2つの剛体Aを弾性体E(コイルスプリング15に対
応)で連結した時、F1の力が発生し、剛体Kにy方向
の力Pが生成される。今、剛体Kを−y方向(下方向)
に変化させた時、力Pは前記各節点o、m、s同士の角
度の関数で表わされ、その曲線は図11に示すように凸
形状の極大点を有する曲線となる。そして、スイッチン
グ動作が行われる位置から弾性体F(弾性片28に対
応)が作用して曲線OTに連続していく。
【0048】以下、前記モデル1の動作原理について、
図7、図8に基づき説明する。図7において、剛体Kが
y方向に変化する時、節点oに回転トルクTが発生す
る。そのトルクTは、下記数1のように表される。
【数1】 また、節点sにて下方向に作用するF2は、下記数2の
ように表すことができる。
【数2】 このとき、y方向の反力R1は、下記数3のようにな
る。
【数3】
【0049】ここで、F1は弾性体Eの張力であること
から、左右2つの剛体Aに対して等しくかかることとな
り、両方の剛体Aに等しくF2、R1が発生する。即
ち、下記数4のように表される。
【数4】 また、F1との関係は、下記数5に示す通りとなる。
【数5】 ここで、節点m=節点sの場合、r1=r0、r3=r
2となり、角度の式に直し整理すると、Pは下記数6に
示す様にθ4の関数となり、その曲線は、図8に示すよ
うに、凸形状の極大点を有する曲線となる。
【数6】 前記数6において、a、b、cは、各節点o、m、s間
の長さ、ばねの種類、ばね定数等によって定まる定数で
ある。これにより、指等にてキートップを押下した時の
反発力はPとなり、曲線の極大点との荷重の落差に基づ
きキークリック機能が発現され、この結果、タクタイル
感として指等にフィードバックされてキー操作感が明確
なキースイッチ装置を実現できる。
【0050】続いて、図9、図10に基づき前記数5中
におけるr1、r2、r1/r2、F1を一般式にて表
記し、最終的に押下荷重Pを求める。尚、図9及び図1
0は図7に示すモデル1の片側部分を拡大して模式的に
示す説明図である。 r2について 図9より、下記数7、数8が成立する。
【数7】
【数8】 一方、 r2=cosθ4・Lであり、これに数8を代入すると、 r2=cosθ4・(r0/ sinθ4) ∴tanθ4=sinθ4/cosθ4 従って、r2は下記数9のように表される。
【数9】
【0051】r1について 図9より、下記数10が成立し、
【数10】 また、下記数11も成立する。
【数11】 従って、r1に関し、下記数12が成立する。
【数12】 ここで、三角関数の加法定理より、下記数13のように
表すことができる。
【数13】 更に、図9より、sinθ4=r0/L、 cosθ4=r2
/Lであるから、これらを数13に代入して、下記数1
4が成立する。
【数14】 更に、数14に数9を代入して、下記数15が成立し、
【数15】 r1は最終的に下記数16のように表すことができる。
【数16】
【0052】r1/r2について 前記数9と数16を代入し、下記数17が成立する。
【数17】 前記数17におけるr0を消去し、1/tanθ=cosθ/
sinθを代入すると、下記数18、数19、数20が成
立する。
【数18】
【数19】
【数20】 但し、θ4は、下記数21から求める。
【数21】
【0053】 F1について 図9より、 F1;荷重(N) S;初張力(N) k;ばね定数(N/mm) M;ばね長さ(mm) N;ばね自由長(mm) u;ばねのたわみ係数=2 とすると、下記数22、数23が成立する。
【0054】
【数22】
【数23】 前記数23に数22を代入すると、F1は下記数24、
数25のように表すことができる。
【数24】
【数25】
【0055】Pについて 前記数20、数25を数5に代入すると、Pは下記数2
6のように表すことができる。
【数26】 但し、θ4はθ4=sin-1(r0/L)で求める。
【0056】前記のように求めた押下荷重Pを表す数2
6において、剛体K,A,B及び弾性体Eの構造が決定
された場合に剛体Kの運動について考えると、L、L
1、sinθ5は剛体Aの定数でありr0に対して一定に
なり、また、k、u,N、Sは弾性体Eの定数でありr
0に対して一定となる。従って、前記数26は角度θ4
の関数となり、数26によって表される押下荷重Pの曲
線は、図11に示すように、凸形状の極大点を有する荷
重カーブとなる。
【0057】ここで、図11において、横軸は剛体Kの
ストローク量を表し、縦軸は荷重を表す。F1は弾性体
Eにより剛体Aに作用する荷重であり、剛体Kが押下さ
れていない場合においても作用しており、剛体Kのスト
ローク量が大きくなるに従ってF1は大きくなる。ま
た、押下荷重曲線Pにおいて、剛体Kのストローク量が
比較的小さい時点で極大点P1が現れ、この後押下荷重
は減少していくが、スイッチング動作が行われた後に極
小点P2が現れる。そして、極小点P2が現れた後に
は、弾性体Fの作用により曲線OTに従って押下荷重が
増加していく。前記押下荷重曲線Pにおいて、極大点P
1と極小点P2との荷重差が、キークリック機能の発現
に寄与するものであり、かかる荷重差に基づいて明確な
キー操作感を得ることができる。
【0058】以上説明した通り、第1実施形態に係るキ
ースイッチ装置10では、キートップ11を押下した際
にキートップ11に発生する押下加重は、キートップ1
1の第1係止部17における第1リンク部材12の係止
軸30の回動点oと第3係止部40における第1リンク
部材12の係止軸26の摺動起点sとの間の距離L、回
動点oとコイルスプリング15の付勢力が第1リンク部
材12に作用する作用点mとの間の距離L1、回動点o
と摺動起点sとを通る線分と第3係止部40における第
1リンク部材12の係止軸26の摺動方向とがなす角度
θ4、及び、コイルスプリング15の各種特性値によっ
て表される関数(数26)で定義され、かかる関数によ
って定義される押下荷重曲線Pは、上方に凸形状の極大
点P1を有する曲線となり、メンブレンスイッチシート
16によりスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
昇に転じる極小点P2と極大点P1との荷重差に基づき
キークリック機能が発現されるので、前記回動点o、摺
動起点s、作用点m、角度θ4、コイルスプリング15
の各種特性値を種々設定してシュミレーションを行うこ
とにより得られる押下加重曲線Pからキークリック機能
の評価を行うことができる。これにより、キースイッチ
機構の試作回数を最小限に抑制して短期間で且つ低コス
トで所望のキークリック機能を有するキー操作性の良好
なキースイッチ装置を実現することが可能となるもので
ある。
【0059】次に、第2実施形態に係るキースイッチ装
置について、図12、図13に基づき説明する。図12
は第2実施形態に係るキースイッチ装置の分解斜視図、
図13はキースイッチ装置の一部を省略して示す斜視図
である。尚、第2実施形態に係るキースイッチ装置は、
基本的に、前記第1実施形態に係るキースイッチ装置1
0と同一の構成を有しており、第1実施形態のキースイ
ッチ装置10では、第1リンク部材12のスプリング係
止部27と第2リンク部材13のスプリング係止部27
との間にコイルスプリング15を掛装して、第1リンク
部材12と第2リンク部材13とが相互に閉脚する方向
に付勢し、また、メンブレンスイッチシート16の上側
スイッチングシート32に固着された係止部材39の第
3係止部40、第4係止部41にて第1リンク部材12
及び第2リンク部材13の各係止軸26を摺動可能に係
止するように構成しているが、第2実施形態に係るキー
スイッチ装置では、第1リンク部材と第2リンク部材と
を閉脚方向に付勢するについてコイルスプリングを使用
することなく、また、独立形成された係止部材を使用す
ることなく、第1リンク部材と第2リンク部材の下側の
基部を内側に向かって付勢する付勢バネと各係止軸を摺
動可能に係止する係止部材とを一体に構成した弾性枠状
部材をメンブレンスイッチシート16の上側スイッチン
グシート32に固着し、かかる弾性枠状部材を介して第
1リンク部材、第2リンク部材の閉脚付勢及び各係止軸
の摺動係止を行うようにした点で、第1実施形態のキー
スイッチ装置10とは異なる。残余の構成については、
第1実施形態の場合と同一である。従って、以下の説明
においては、第1実施形態のキースイッチ装置10とは
異なる第2実施形態に特有の構成に着目して説明するこ
ととし、その他第1実施形態と同一の部材、要素等につ
いては前記と同一の番号を付するとともに、その説明を
省略する。
【0060】図12、図13において、案内部材14を
構成する第1リンク部材12、第2リンク部材13にお
ける基部23の下側中央には凹部60が形成されてお
り、かかる凹部60の両側に2つのバネ当接部61、6
1が設けられている。また、案内部材14の下方でメン
ブレンスイッチシート16の上側スイッチングシート3
2上には、弾性枠状部材62が接着剤を介して固着され
ている。弾性枠状部材62は長方形状を有する枠状に形
成されており、その短辺側(図12、図13中左右側)
の連結部63の略中央位置からは付勢バネ部64が一体
に形成されている。かかる付勢バネ部64は、連結部6
3から上方に立ち上がるように屈曲されており、連結部
63に連続する中央部64Aから二股状に板状の付勢バ
ネ64B、64Bが設けられている。図12、図13
中、左側に存在する各付勢バネ64Bは、第1リンク部
材12の各バネ当接部61を内側に向かって付勢する。
また、右側に存在する各付勢バネ64Bは、第2リンク
部材13の各バネ当接部61を内側に向かって付勢す
る。これにより、第1リンク部材12及び第2リンク部
材13は、弾性枠状部材62の左右両側に形成された各
付勢バネ64Bを介して、相互に閉脚する方向に付勢さ
れるものである。更に、前記弾性枠状部材62におい
て、その長辺側(図12、図13中上下側)は連結部6
5により構成されており、各連結部65にて前記連結部
63に連続する角部の近傍位置には、第3係止部40及
び第4係止部41がそれぞれ形成されている。ここで、
各第3係止部40は、第1リンク部材12の各係止軸2
6を摺動可能に係止し、各第4係止部41は、第2リン
ク部材13の各係止軸26を摺動可能に係止する。
【0061】尚、前記弾性枠状部材62は、各連結部6
3、65により連続された長方形状を有する枠状に一体
に形成されており、また、各連結部63には付勢バネ6
4Bが一体に形成されるとともに、各連結部65には第
3係止部40、第4係止部41が一体に形成されている
ことから、各付勢バネ64Bと第3係止部40、第4係
止部41との位置関係を常時一定の関係に保持すること
ができ、また、その取扱が極めて容易となる。
【0062】前記のように構成された第2実施形態に係
るキースイッチ装置10の動作について図14、図15
に基づいて説明する。図14はキートップ11を押下す
る前におけるキースイッチ装置10の側断面図、図15
はキートップ11の押下が終了した時点におけるキース
イッチ装置10の側断面図である。
【0063】ここに、キートップ11の押下前において
は、図13、図14に示すように、第1リンク部材12
の基部23に形成された各バネ当接部61は、弾性枠状
部材62の付勢バネ64B、64Bを介して内側に向か
って付勢されており、また、第2リンク部材13の基部
23に形成された各バネ当接部61も同様に、弾性枠状
部材62の付勢バネ64B、64Bを介して内側に向か
って付勢されている。従って、各付勢バネ64Bによる
付勢力に基づき、キートップ11の第1係止部17の回
動孔20及び第2係止部18の回動孔22に回動可能に
係止された第1リンク部材12、第2リンク部材13の
各係止軸30を回動中心として、第1リンク部材12、
第2リンク部材13は相互に閉脚する方向に付勢されて
いる。このとき、第1リンク部材12、第2リンク部材
13の各係止軸26は、弾性枠状部材62に一体に形成
された第3係止部40、第4係止部41の摺動溝の内側
壁に当接されている。従って、キートップ11は、図1
4に示す非押下位置に保持されている。
【0064】各付勢バネ64Bの付勢力に抗して、図1
4に示す状態からキートップ11を押下していくと、第
1リンク部材12の係止軸30は第1係止部17の回動
孔20内で時計方向に回動し、同時に、第2リンク部材
13の係止軸30は第2係止部18の回動孔22内で反
時計方向に回動していく。また、第1リンク部材12の
係止軸26は第3係止部40の摺動溝内を左方向に摺動
し、同時に、第2リンク部材13の係止軸26は、第4
係止部41の摺動溝内を右方向に摺動していく。かかる
動作に伴い各付勢バネ64Bは、各バネ当接部61を介
して外側に向かって押圧されていくとともに、第1リン
ク部材12、第2リンク部材13は開脚されていく。
【0065】このとき、第1リンク部材12の各アーム
部24におけるギア歯部31と第2リンク部材13の各
アーム部24におけるギア歯部31とは、相互に接触状
態を保持しつつ下方に向かって移動していく。このよう
に、第1リンク部材12と第2リンク部材13とは、各
ギア歯部31の協働作用に基づき、完全に同期した状態
で作動されるものである。
【0066】そして、キートップ11を一定量押下した
状態で、第1リンク部材12又は第2リンク部材13の
弾性片28に形成されている押下突起29が、メンブレ
ンスイッチシート16の上側スイッチングシート32の
下面に形成されている可動スイッチ電極35を上方から
押下していき、更にキートップ11を押下した時点でク
リック感を伴いつつ押下突起29は、可動電極35と下
側スイッチングシート33の固定電極37とを接触させ
る。これにより、可動電極35と固定電極37とにより
所定のスイッチング動作が行われる。この時点では、各
付勢バネ64Bは、図15に示すように、最も押圧され
た状態にある。前記のようにスイッチング動作を行った
後、キートップ11の押下を解除すると、各付勢バネ6
4Bによる付勢力に基づき、前記した動作と逆動作が行
われ、キートップ11は上方に移動されて図14に示す
非押下位置に復帰する。
【0067】[第2実施形態のモデル化]次に、前記第
2実施形態に係るキースイッチ装置10についてモデル
化を行い、そのモデル2について図16、図17に基づ
いてキークリック機能を発現する原理について説明す
る。図16はキースイッチ装置10をモデル化して模式
的に示すモデル2の説明図である。尚、図17は、例え
ば、第1実施形態のキースイッチ装置10におけるコイ
ルスプリング15の付勢力を、第1リンク部材12、第
2リンク部材13の係止軸26の摺動起点(節点s)に
作用させた場合をモデル化した例を模式的に示すもので
あり、図16に示すモデル2と図17に示すモデルと等
価であることは明らかである。
【0068】ここに、図16、図17において、第1リ
ンク部材12、第2リンク部材13を剛体A、キートッ
プ11を剛体K、弾性枠状部材62における各第3及び
第4係止部40、41を剛体Bで表している。また、キ
ートップ11の第1係止部17における回動孔20内に
係止される第1リンク部材12の係止軸30の回動中
心、及び、第2係止部18の回動孔22内に係止される
第2リンク部材13の係止軸30の回動中心をoで示し
ている。更に、第1リンク部材12の係止軸26が第3
係止部40にて外側に摺動を開始する摺動起点、及び、
第2リンク部材13の係止軸26が第4係止部41にて
外側に摺動を開始する摺動起点をsで示している。尚、
図16に示すモデル2及び図17に示す等価モデルにお
いて、第1リンク部材12及び第2リンク部材13のバ
ネ当接部61を内側に向かって付勢する各付勢バネ64
Bにより付勢力の作用点mは、前記摺動起点sと同一位
置にある。更に、摺動起点sにおいて、傾斜状態にある
第1リンク部材12とその係止軸26の摺動方向とがな
す角度、及び、傾斜状態にある第2リンク部材13とそ
の係止軸26の摺動方向とがなす角度をθ4で示してい
る。
【0069】図16、図17において、モデル2及びそ
の等価モデルは、2つの節点o(回動点)、節点m=s
(作用点と摺動起点とは同一位置にある)を有する2つ
の剛体A、節点oにて剛体Aを回動支持する剛体K、及
び、節点sから剛体Aをx方向(水平方向)に摺動可能
とする剛体Bを備えており、また、剛体Kはy方向(垂
直方向)の運動が可能となる。
【0070】図16、図17に示すように、2つの剛体
Aを弾性体E(モデル2の場合は付勢バネ64B、等価
モデルの場合はコイルスプリング15に対応)で連結し
た時、F1の力が発生し、剛体Kにy方向の力Pが生成
される。今、剛体Kを−y方向(下方向)に変化させた
時、力Pは前記各節点o、m=s同士の角度の関数で表
わされ、その曲線は図11に示すように凸形状の極大点
を有する曲線となる。そして、スイッチング動作が行わ
れる位置から弾性体F(弾性片28に対応)が作用して
曲線OTに連続していく。
【0071】以下、前記モデル2の動作原理について、
図16、図17に基づき説明する。図16、図17にお
いて、節点m=節点sであるから、前記図7、図9にお
いてr1=r0、r3=r2となり、また、L1=L、
θ5=0となる。これらの条件を前記数26に代入する
と、下記数27、数28、数29が成立する。
【数27】
【数28】
【数29】
【0072】前記数29中、第1項の(2・k・u・
L)、第2項の(2・u・k・N)、及び、第3項の
(2・S)をそれぞれa、b、cとすると、前記数29
は、P=a・sinθ4−b・tanθ4+c・tanθ4となり、
前記数6と一致する。これより、a、b、cは、各節点
o、m=s間の長さ、ばねの種類、ばね定数等によって
定まる定数であるから、指等にてキートップを押下した
時の反発力はPとなり、曲線の極大点との荷重の落差に
基づきキークリック機能が発現され、この結果、タクタ
イル感として指等にフィードバックされてキー操作感が
明確なキースイッチ装置を実現できる。
【0073】以上説明した通り、第2実施形態に係るキ
ースイッチ装置10では、前記第1実施形態の場合と同
様、キートップ11を押下した際にキートップ11に発
生する押下荷重は、キートップ11の第1係止部17に
おける第1リンク部材12の係止軸30の回動点oと第
3係止部40における第1リンク部材12の係止軸26
の摺動起点sとの間の距離L、回動点oと摺動起点sと
を通る線分と第3係止部40における第1リンク部材1
2の係止軸26の摺動方向とがなす角度θ4、及び、コ
イルスプリング15の各種特性値によって表される関数
(数29)で定義され、かかる関数によって定義される
押下荷重曲線Pは、図11に示すように、上方に凸形状
の極大点P1を有する曲線となり、メンブレンスイッチ
シート16によりスイッチング動作が行われた後押下加
重が上昇に転じる極小点P2と極大点P1との荷重差に
基づきキークリック機能が発現されるので、前記回動点
o=m(作用点)、摺動起点s、角度θ4、コイルスプ
リング15の各種特性値を種々設定してシュミレーショ
ンを行うことにより得られる押下荷重曲線Pからキーク
リック機能の評価を行うことができる。これにより、キ
ースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して短期間で
且つ低コストで所望のキークリック機能を有するキー操
作性の良好なキースイッチ装置を実現することが可能と
なるものである。
【0074】次に、第3実施形態に係るキースイッチ装
置について、図18乃至図20に基づき説明する。図1
8は第3実施形態に係るキースイッチ装置の分解斜視
図、図19はキースイッチ装置の概略側面図、図20は
キースイッチ装置の概略側断面図である。尚、第3実施
形態に係るキースイッチ装置は、基本的に、前記第1実
施形態に係るキースイッチ装置10に類似するものであ
るが、第1リンク部材と第2リンク部材との間にカム機
構を介在させ、第1リンク部材及び第2リンク部材に設
けた板バネを介してカム機構を相互に付勢する構成を有
する点で前記各実施形態とは異なる。
【0075】先ず、図18において、キースイッチ装置
101は、基本的に、キートップ102、一対の第1リ
ンク部材103、第2リンク部材104からなりキート
ップ102の上下動を案内する案内部材105、及び、
案内部材105の下方にて支持プレート106上に配置
されたメンブレンスイッチシート107から構成されて
いる。
【0076】ここに、キートップ102はABS樹脂等
から成形されており、その表面上には印刷等により文
字、数字等のキャラクタが形成されている。キートップ
102の裏面には、第1リンク部材103に対応して2
つの回動係止部108、108が一体に形成されてお
り、また、第2リンク部材104に対応して2つの回動
係止部109、109が一体に形成されている。各回動
係止部108、109には、それぞれ係止溝108A、
109Aが設けられている。各回動係止部108の係止
溝108Aは、第1リンク部材103の第1軸部121
(後述する)を回動可能に係止し、また、各回動係止部
109の係止溝109Aは、第2リンク部材104の第
3軸部132(後述する)を回転可能に係止する。
【0077】また、案内部材105は、第1リンク部材
103と第2リンク部材104とを相互に組み合わせて
なり、各第1及び第2リンク部材103、104は基本
的に同一の構成を有している。尚、各第1リンク部材1
03、第2リンク部材104の詳細な構成については後
述する。更に、案内部材105の下方には、アルミニウ
ム、鉄等から形成された金属薄板からなる支持プレート
106上に載置されたメンブレンスイッチシート107
が設けられている。メンブレンスイッチシート107
は、所謂、銅箔、導電性塗料等から固定電極パターン1
10を含むスイッチ回路パターン111が形成された下
側フィルムシート112と、同様に下面に可動電極パタ
ーン113が形成された上側フィルムシート114との
間に、固定電極パターン110と可動電極パターン11
3とに対応してスイッチング孔115が設けられたフィ
ルムスペーサ116を介在させた三層構造を有してい
る。かかるメンブレンスイッチシート107の構成は公
知である。
【0078】ここに、上側スイッチシート114上に
は、金属、樹脂等から形成された4つのチップ状の係止
部材117が可動電極パターン113を囲むように接着
剤により接着固定されている。各係止部材117は、長
孔状の係止溝117Aを形成し、第1リンク部材103
の第2軸部122(後述する)、及び、第2リンク部材
104の第4軸部133(後述する)を摺動可能に係止
する。尚、メンブレンスイッチシート107の上側フィ
ルムシート114の上面に各係止部材117を接着固定
する構成については、特願平11−32608号の明細
書、図面に記載された構成と同一であり、その詳細な説
明については特願平11−32608号の明細書、図面
を参照することとして、ここではその説明を省略する。
【0079】次に、案内部材105を構成する2つの第
1リンク部材103、第2リンク部材104の詳細な構
成について説明する。先ず、第1リンク部材103につ
いて図18乃至図21を参照して説明する。図21は第
1リンク部材103の側面図、平面図である。図18乃
至図21において、第1リンク部材103は、一対の板
状体118、118、各板状体118を連結する連結部
119、及び、連結部119に近接位置にて板バネ部1
20をポリアセタール樹脂等から一体に形成することに
より構成される。各板状体118の一端側(図18乃至
図20にて上側端、図21にて右側端)の近傍位置に
は、第1軸部121が外側に向かって延設されており、
また、各板状体118の他端側(図18乃至図20にて
下側端、図21にて左側端)には、第2軸部122が外
側に向かって延出されている。各第1軸部121は、前
記したキートップ102の回転係止部108の係止溝1
08Aに回転可能に係止され、また、各第2軸部122
は、メンブレンスイッチシート107の上側フィルムシ
ート114の表面に接着固定された係止部材117の係
止溝117Aに摺動可能に係止される。
【0080】連結部119は、各板状体118を離間し
た状態で相互に連結するものである。板バネ部120
は、図21に示すように、連結部119との間に一定の
間隙123を形成するように各板状体118間に設けら
れており、板バネ部120の略中央位置には、第1カム
部124が一体に形成されている。第1カム部124に
は、図20に示すように、下方に第1カム面125が形
成されており、また、第1カム面125から上方に連続
して第2カム面126が形成されている。第1カム面1
25と第2カム面126との境界部には、カム頂点12
7が存在している。ここに、第1カム面125は、図2
0からも明らかなように、キートップ102の非押下位
置に対応しており、第2カム面126は、後述するよう
に、キートップ102の押下位置に対応している。ま
た、第1カム面125、カム頂点127及び第2カム面
126で形成される角度は、鈍角に設定されている。更
に、第1カム部124の下端には、図20、図21に示
すように、キートップ102の押下時にメンブレンスイ
ッチシート107をスイッチングする樹脂弾性片124
Aが設けられている。
【0081】また、各板状体118において、第1軸部
121よりも端部側(図19、図21中、右端側)に
は、ギア歯部128が設けられている。ギア歯部128
は、1つ又は2つのギア歯128Aを有している。因み
に、図21において、上側の板状体118のギア歯部1
28には2つのギア歯128Aが形成されており、下側
の板状体118のギア歯部128には1つのギア歯12
8Aが形成されている。尚、各ギア歯部128は、後述
するように、第2リンク部材104の板状体129の端
部に形成されたギア歯部136と相互に噛合しており、
キートップ102の上下動を行う際に第1リンク部材1
03と第2リンク部材104とを同期して作動させる作
用を行う。
【0082】次に、第2リンク部材104の構成につい
て図18乃至図20、図22を参照して説明する。図2
2は第2リンク部材104の側面図、平面図である。こ
こに、第2リンク部材104は、前記第1リンク部材1
03と基本的に同一の構成を有している。図18乃至図
20、図22において、第2リンク部材104は、一対
の板状体129、129、各板状体129を連結する連
結部130、及び、連結部130に近接位置にて板バネ
部131をポリアセタール樹脂等から一体に形成するこ
とにより構成される。各板状体129の一端側(図18
乃至図20にて上側端、図22にて左側端)の近傍位置
には、第3軸部132が外側に向かって延設されてお
り、また、各板状体129の他端側(図18乃至図20
にて下側端、図22にて右側端)には、第4軸部133
が外側に向かって延出されている。各第3軸部132
は、前記したキートップ102の回転係止部109の係
止溝109Aに回転可能に係止され、また、各第4軸部
133は、メンブレンスイッチシート107の上側フィ
ルムシート114の表面に接着固定された係止部材11
7の係止溝117Aに摺動可能に係止される。
【0083】連結部130は、各板状体129を離間し
た状態で相互に連結するものである。板バネ部131
は、図22に示すように、連結部130との間に一定の
間隙134を形成するように各板状体129間に設けら
れており、板バネ部131の略中央位置には、第2カム
部135が一体に形成されている。第2カム部135に
は、第1リンク部材103の第1カム部124と同様図
20に示すように、下方に第1カム面125が形成され
ており、また、第1カム面125から上方に連続して第
2カム面126が形成されている。第1カム面125と
第2カム面126との境界部には、カム頂点127が存
在している。ここに、第1カム面125は、図20から
も明らかなように、キートップ102の非押下位置に対
応しており、第2カム面126は、後述するように、キ
ートップ102の押下位置に対応している。また、第1
カム面125、カム頂点127及び第2カム面126で
形成される角度は、鈍角に設定されている。更に、第2
カム部135の下端には、図20、図22に示すよう
に、キートップ102の押下時にメンブレンスイッチシ
ート107をスイッチングする樹脂弾性片135Aが設
けられている。
【0084】ここに、第1カム部124の第1カム面1
25と第2カム部135の第1カム面125は、図20
に示すようにキートップ102の非押下状態において相
互に当接しており、この状態で第1リンク部材103の
板バネ部120及び第2リンク部材104の板バネ部1
31は、それぞれ第1カム部124と第2カム部135
とが当接する方向に付勢している。このように第1カム
部124の第1カム面125と第2カム部135の第1
カム面125とが当接する状態を第1当接状態とし、こ
の第1当接状態にてキートップ102は安定して非押下
位置に保持される。また、キートップ102を押下する
と、第1カム部124と第2カム部135は、後述する
ように、第1当接状態から相互にカム頂点127を乗り
越えて、各第2カム面126同志が当接する第2当接状
態に移行する。この第2当接状態でキートップ102は
押下位置まで下降し、第1カム部124の樹脂弾性片1
24Aと第2カム部135の樹脂弾性片135Aの一方
又は双方を介してメンブレンスイッチシート107の上
側フィルムシート114における可動電極パターン11
3が上面から押下される。これにより、可動電極パター
ン113がフィルムスペーサ116のスイッチング孔1
15を介して下側フィルムシート112の固定電極パタ
ーン110と接触され、所定のスイッチング動作が行わ
れる。
【0085】また、各板状体129において、第3軸部
132よりも端部側(図19、図22中、左端側)に
は、ギア歯部136が設けられている。ギア歯部136
は、1つ又は2つのギア歯136Aを有している。因み
に、図22において、上側の板状体129のギア歯部1
36には1つのギア歯136Aが形成されており、下側
の板状体129のギア歯部136には2つのギア歯13
6Aが形成されている。尚、各ギア歯部136は、前記
したように、第1リンク部材103の板状体119の端
部に形成されたギア歯部128と相互に噛合しており、
キートップ102の上下動を行う際に第1リンク部材1
03と第2リンク部材104とを同期して作動させる作
用を行う。
【0086】次に、前記した第1カム部124と第2カ
ム部135との関係について図23に基づき説明する。
図23は第1リンク部材103から板バネ部120及び
第1カム部124、第2リンク部材104から板バネ部
131及び第2カム部135を取り出して模式的に示す
説明図である。
【0087】図23(A)、(B)において、第1リン
ク部材103の板バネ部120と一体に形成された第1
カム部124のカム頂点127には、第1カム部124
の全幅に渡って突条部127Aが形成されており、ま
た、第2リンク部材104の板バネ部131と一体に形
成された第2カム部135のカム頂点127には、突条
部127Aが嵌合する凹溝127Bが形成されている。
ここに、各板バネ部材120、131は、第1カム部1
24と第2カム部135とが相互に当接する方向に付勢
する作用を行うことから、突条部127Aと凹溝127
Bは、第1カム部124及び第2カム部135の各第1
カム面125が相互に当接する第1当接状態(図23
(A)、(B)参照)から各カム頂点127を乗り越え
る状態(図23(C)参照)を経て、各第2カム面12
6が当接する第2当接状態に至る間、常時嵌合されてい
る。これにより、キー操作時にキートップ102の上下
動に従って第1リンク部材103と第2リンク部材10
4とが作動する際に、第1リンク部材103の第1カム
部124及び第2リンク部材104の第2カム部135
における各第1カム面125、カム頂点127、第2カ
ム面126相互の同期を確実にとることができる。
【0088】続いて、前記のように構成されたキースイ
ッチ装置101の動作について図24に基づき説明す
る。図24はキートップ102の非押下状態からキート
ップ102を押下してスイッチング動作を行うに至る一
連の動作を第1リンク部材103、第2リンク部材10
4の動きに着目して模式的に示す説明図である。
【0089】先ず、キートップ102を押下していない
非押下状態においては、キートップ102は図24
(A)に示すように非押下位置に保持されている。この
状態で、第1リンク部材103の第1カム部124にお
ける第1カム面125、及び、第2リンク部材104の
第2カム部135における第1カム面125は、相互に
当接した第1当接状態にあり、かかる第1当接状態にお
いて板バネ部120、131の付勢力は各第1カム面1
25相互を当接する方向に作用している。これにより、
図19に示すように、第1リンク部材103の第2軸部
122は係止部材117における係止溝117Aの右側
に位置し、また、第2リンク部材104の第4軸部13
3は係止部材117における係止溝117Aの左側に位
置しており、キートップ102は非押下位置に安定的に
保持されている。また、第1当接状態においては、板バ
ネ部120、131の付勢力は各第1カム面125相互
を当接する方向に作用していることから、非押下位置に
保持されたキートップ102が水平方向に移動してしま
うことはなく、これよりキートップ102のガタツキを
防止することができる。
【0090】前記したキートップ102の非押下状態が
図25にて平面視で示されている。図25において、第
1リンク部材103の第1カム部124と第2リンク部
材104の第2カム部135とが当接された第1当接状
態にあり、この状態において第1リンク部材103の板
バネ部120及び第2リンク部材104の板バネ部13
1は各第1カム部124、第2カム部135が相互に当
接する方向に付勢しているものの撓んではいない。尚、
プリロードが必要な場合には、そのプリロード量に対応
して各板バネ部120、131は撓む。
【0091】そして、キートップ102の押下を開始す
ると、キートップ102の押下に従って第1リンク部材
103の第1軸部121は回動係止部108の係止溝1
08A内で時計方向に回動するとともに、第2リンク部
材104の第3軸部132は回動係止部109の係止溝
109A内で反時計方向に回動する。同時に、第1リン
ク部材103の第2軸部122は係止部材117の係止
溝117A内で左方向に摺動するとともに、第2リンク
部材104の第4軸部133は係止部材117の係止溝
117A内で右方向に摺動する。このとき、第1カム部
124の第1カム面125と第2カム部135の第1カ
ム面125は次第に離間していき、第1カム部124と
第2カム部135とは、それぞれのカム頂点127で当
接するようになる。この状態が図24(B)に示されて
いる。この状態においては、図26にて平面視で示すよ
うに、各板バネ部120、131は最大限に撓んでお
り、各板バネ部120、131が第1カム部124、第
2カム部135に及ぼす付勢力は最大となる。これに基
づきキートップ102の押下荷重は最大となる。
【0092】尚、前記のように第1カム部124のカム
頂点127と第2カム部135のカム頂点127とが当
接する場合においても、第1カム部124のカム頂点1
27には突条部127Aが形成されるとともに、第2カ
ム部135のカム頂点127には凹溝127Bが形成さ
れ、突条部127Aは凹溝127Bに嵌合されているの
で、各カム頂点127相互がずれてしまうことは全くな
く、第1カム部124と第2カム部135とを完全に同
期させることができる。更にキートップ102を押下し
ていくと、第1カム部124及び第2カム部135にお
ける第2カム面126相互は、次第に接近していく。こ
の状態が図24(C)に示されている。この状態で各板
バネ部120、131の撓み程度は、図24(B)、図
26に示す場合よりも小さくなっており、従って、各板
バネ部120、131を介して第1カム部124、第2
カム部135に及ぼされる付勢力も次第に小さくなり、
この結果、キートップ102の押下荷重も小さくなる。
【0093】そして、第1カム部124及び第2カム部
135の各第2カム面126相互が当接される前に、第
1カム部124の下端に形成された樹脂弾性片124
A、及び、第2カム部135の下端に形成された樹脂弾
性片135Aが、メンブレンスイッチシート107の上
側フィルムシート114を押圧する。これにより、上側
フィルムシート114の下面に形成された可動電極パタ
ーン113が、フィルムスペーサ116のスイッチング
孔115を介して下側フィルムシート112の固定電極
パターン110と接触し、所定のスイッチング動作が行
われる。かかるスイッチング動作と略同時に又はスイッ
チング動作の後に、各第2カム面126相互が当接され
る。このように、スイッチング動作を行った後に第2カ
ム面126相互が当接されることから、各樹脂弾性片1
24A、135Aによる押下動作の安定化を図ることが
可能となり、チャタリング等を防止することが可能とな
る。
【0094】ここに、各第2カム面126相互が当接し
た状態が図24(D)に示されている。この状態で各板
バネ部120、131の撓み程度は、図24(C)の場
合よりも更に小さくなり、従って、各板バネ部120、
131を介して第1カム部124、第2カム部135に
及ぼされる付勢力も更に小さくなり、この結果、キート
ップ102の押下荷重も同様に小さくなる。また、前記
のように、第1カム部124の第2カム面126と第2
カム部135の第2カム面126とが当接した状態で
は、第1カム部124の下端に形成された樹脂弾性片1
24A、及び、第2カム部135の下端に形成された樹
脂弾性片135Aが、メンブレンスイッチシート107
の上側フィルムシート114を押圧しており、これによ
り上側フィルムシート114の下面に形成された可動電
極パターン113が、フィルムスペーサ116のスイッ
チング孔115を介して下側フィルムシート112の固
定電極パターン110と接触している。このようにスイ
ッチング動作を行った状態が図27に示されている。図
27はスイッチング時におけるキースイッチ装置101
を模式的に示す側断面図であり、各樹脂弾性片124
A、135Aを介して上側フィルムシート114が押圧
されて上側フィルムシート114と下側フィルムシート
112とが接触していることが分かる。
【0095】尚、各樹脂弾性片124Aと樹脂弾性片1
35Aとが上側フィルムシート114に対して同時に接
触して押圧することが望ましいが、例えば、最初に一方
の樹脂弾性片124Aが上側フィルムシート114に接
触した場合においても、これに続いて略同時に他方の樹
脂弾性片135Aが上側フィルムシート114に接触す
るので、樹脂弾性片124Aが上側フィルムシート11
4に接触することに起因して上側フィルムシート114
に振動等が発生したとしても、かかる上側フィルムシー
ト114の振動等は、樹脂弾性片135Aが接触するこ
とにより解消され得る。従って、スイッチング時に発生
するチャタリングを確実に防止することができる。
【0096】また、各樹脂弾性片124A、135A
は、図24(D)に示す状態から更にキートップ102
が押下された場合に弾性変形されることから、各樹脂弾
性片124A、135Aがキートップ102の移動量を
吸収して、所謂、キートップ102のオーバートラベル
を実現することができる。前記のようにスイッチング動
作を行った後キートップ102の押下を解除すると、キ
ートップ102は、第1リンク部材103の板バネ部1
20と第2リンク部材104の板バネ部131による付
勢力に基づいて前記した動作と逆の動作を行い、図24
(A)に示す非押下位置まで復帰する。
【0097】このとき、各板バネ部120、131の付
勢力を介してキートップ102を元の非押下位置まで復
帰させるには、スイッチング動作を行った時点で、第1
カム部124と第2カム部135の各カム頂点127の
当接部が、第1リンク部材103の第1軸部121の中
心と第2リンク部材104の第3軸部132の中心とを
結ぶ直線よりも上方に存在する必要がある。この条件に
ついて図28に基づき説明する。図28は第1カム部1
24、第2カム部135の形成条件を模式的に示す説明
図である。
【0098】図28において、第1リンク部材103の
第1軸部121の中心Cと第2リンク部材104の第3
軸部132の中心とを結ぶ直線がDで示されている。ま
た、スイッチングが行われた時点における第1カム部1
24の外形線をGで示している。この状態で、外形線G
にて示される第1カム部124のカム頂点127(第2
カム部135のカム頂点127も同一位置に存在する)
は、直線Dよりも上方に存在することが必要である。こ
のように構成することにより、板バネ部120、131
による付勢力に基づく回転モーメントは、外形線Gで示
す状態で上方向に作用し、これによりラバースプリング
や他の付勢機構を必要とすることなく、各板バネ部12
0、131の付勢力のみによってキートップ102を上
方へ移動させることが可能となる。
【0099】また同様に、スイッチングが行われた時点
で各板バネ部120、131による付勢力に基づき第1
リンク部材103、第2リンク部材104を上方向に回
転させるモーメントを発生させるためには、第1軸部1
21(第3軸部132)の中心と第2カム面126との
間の距離D2が、第1軸部121(第3軸部132)の
中心と第1カム面125との間の距離D1よりも大きく
設定することが必要である。尚、直線Dとカム頂点12
7との間の距離H(直線Dからのカム頂点127の高
さ)は、図24(B)に示す状態でキートップ102に
作用する荷重(ピーク荷重)を決定する要因となる。
【0100】[第3実施形態のモデル化]次に、前記第
3実施形態に係るキースイッチ装置101についてモデ
ル化を行い、そのモデル3について図29乃至図31に
基づいてキークリック機能を発現する原理について説明
する。図29はキースイッチ装置10をモデル化して模
式的に示すモデル3の説明図である。尚、図30は、例
えば、第1実施形態のキースイッチ装置10におけるコ
イルスプリング15の付勢力を、第1リンク部材12、
第2リンク部材13において各係止軸26よりも上側に
存在する作用点(節点m)に作用させた場合をモデル化
した例を模式的に示すものであり、図29に示すモデル
3と図31に示すモデルと等価であることは明らかであ
る。また、図31はモデル3における片側を拡大して模
式的に示す説明図である。
【0101】ここに、図29、図30において、第1リ
ンク部材103、第2リンク部材104を剛体A、キー
トップ102を剛体K、各係止部材117を剛体Bで表
している。また、キートップ102の回動係止部10
8、109における係止溝108A、109A内に係止
される第1リンク部材103の第1軸部121の回動中
心、及び、第2リンク部材104の第3軸部132の回
動中心をoで示している。更に、第1リンク部材103
の第2軸部122が係止部材117にて外側に摺動を開
始する摺動起点、及び、第2リンク部材104の第4軸
部133が係止部材117にて外側に摺動を開始する摺
動起点をsで示している。更に、図29に示すモデル3
において、第1リンク部材103の板バネ部120及び
第2リンク部材104の板バネ部131を介して各第1
カム部124、135を外側に向かって付勢する付勢力
が作用する点をmで示しており、また、図30に示す等
価モデルでは、コイルスプリング15の付勢力が、第1
リンク部材12、第2リンク部材13において各係止軸
26よりも上側に作用する点をmで示している。更に、
摺動起点sにおいて、傾斜状態にある第1リンク部材1
03とその第2軸部122の摺動方向とがなす角度、及
び、傾斜状態にある第2リンク部材104とその第4軸
部133の摺動方向とがなす角度をθ4で示している。
また、各第1、第2リンク部材103、104の長さ方
向と2つの節点o、mを通る直線とのなす角度をθ5、
2つの節点o、mを通る直線と節点oを通る水平線とが
なす角度をθ1で示している。
【0102】図29、図30において、モデル2及びそ
の等価モデルは、3つの節点o(回動点)、節点m(作
用点)、節点s(摺動起点)を有する2つの剛体A、節
点oにて剛体Aを回動支持する剛体K、及び、節点sか
ら剛体Aをx方向(水平方向)に摺動可能とする剛体B
を備えており、また、剛体Kはy方向(垂直方向)の運
動が可能となる。
【0103】図29、図30に示すように、2つの剛体
Aを弾性体E(モデル3の場合は板バネ部120、13
1、等価モデルの場合はコイルスプリング15に対応)
で連結した時、F1の力が発生し、剛体Kにy方向の力
Pが生成される。今、剛体Kを−y方向(下方向)に変
化させた時、力Pは前記各節点o、m、s同士の角度の
関数で表わされ、その曲線は図11に示すように凸形状
の極大点を有する曲線となる。そして、スイッチング動
作が行われる位置から弾性体F(弾性片28に対応)が
作用して曲線OTに連続していく。
【0104】以下、前記モデル3の動作原理について、
図29、図30に基づき説明する。図29、図30にお
いて、r1、r3、F1、L1、N、Sの方向が点oに
対して反対方向に作用するため、負記号(−)を付して
考えると、次のように表すことができる。 r2について 図31を参照すれば、前記第1実施形態のモデル1につ
いて成立した数7、数8及び数9が、モデル3について
も成立する。従って、r2は、r2=r0/tanθ4と表
すことができる。
【0105】r1について 図31より、r1は下記数30のように表される。
【数30】 数30の両辺に−1を掛けると前記数10と同一とな
り、前記第1実施形態のモデル1の場合と同様、数10
〜数16が成立する。従って、r1は前記数16のよう
に表すことができる。
【0106】r1/r2について r1/r2についても、前記第1実施形態のモデル1に
ついて得られた前記数9と数16を代入するため、前記
数17〜数21と同一の結果となる。
【0107】 F1について 図31より、 −F1;荷重(N) −S;初張力(N) k;ばね定数(N/mm) M;ばね長さ(mm) M=−r3=−L1・cosθ1 =−L1・cos(θ4−θ5) −N;ばね自由長(mm) u;ばねのたわみ係数=2 とすると、ばね長Mは下記数31で表され、
【0108】
【数31】 また、数31に基づき、荷重−F1は下記数32、数3
3、数34で表すことができる。
【数32】
【数33】
【数34】 そして、数34の両辺に−1を掛けると前記数24と同
一となり、これよりF1は、前記の場合と同様、数25
と同一の結果が得られる。
【0109】Pについて 前記した第1実施形態のモデル1の場合と同様に、数2
0、数24を数5に代入すると、前記数26と同一の結
果が得られる。従って、Pは数26によって表すことが
できる。但し、θ4はθ4=sin-1(r0/L)で求め
る。前記のように求めた押下荷重Pを表す数26におい
て、剛体K,A,B及び弾性体Eの構造が決定された場
合に剛体Kの運動について考えると、L、L1、sinθ
5は剛体Aの定数でありr0に対して一定になり、ま
た、k、u,N、Sは弾性体Eの定数でありr0に対し
て一定となる。従って、数26は角度θ4の関数とな
り、数26によって表される押下荷重Pの曲線は、前記
モデル1の場合と同様図11に示すように、凸形状の極
大点を有する荷重カーブとなる。
【0110】以上説明した通り、第3実施形態に係るキ
ースイッチ装置10では、前記第1実施形態の場合と同
様、キートップ11を押下した際にキートップ11に発
生する押下荷重は、キートップ11の第1係止部17に
おける第1リンク部材12の係止軸30の回動点oと第
3係止部40における第1リンク部材12の係止軸26
の摺動起点sとの間の距離L、回動点oとコイルスプリ
ング15の付勢力が第1リンク部材12に作用する作用
点mとの間の距離L1、回動点oと摺動起点sとを通る
線分と第3係止部40における第1リンク部材12の係
止軸26の摺動方向とがなす角度θ4、及び、コイルス
プリング15の各種特性値によって表される関数(数2
6)で定義され、かかる関数によって定義される押下荷
重曲線Pは、上方に凸形状の極大点P1を有する曲線と
なり、メンブレンスイッチシート16によりスイッチン
グ動作が行われた後押下荷重が上昇に転じる極小点P2
と極大点P1との荷重差に基づきキークリック機能が発
現されるので、前記回動点o、摺動起点s、作用点m、
角度θ4、コイルスプリング15の各種特性値を種々設
定してシュミレーションを行うことにより得られる押下
加重曲線Pからキークリック機能の評価を行うことがで
きる。これにより、キースイッチ機構の試作回数を最小
限に抑制して短期間で且つ低コストで所望のキークリッ
ク機能を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置を
実現することが可能となるものである。
【0111】次に、第4実施形態に係るキースイッチ装
置について図32乃至図34に基づいて説明する。図3
2は第4実施形態に係るキースイッチ装置の側断面図で
あり同図において、キートップ201はABS樹脂等の
合成樹脂から成型されており、その上面にはアルファベ
ット等の文字が印刷等により形成されている。また、キ
ートップ201の裏面からは、回動係止部202、及び
摺動係止部203が下方に向けてキートップ201本体
と一体に設けられている。
【0112】回動係止部202には、後述する2つのリ
ンク部材207、208のうちの一方のリンク部材20
7の一端に形成された第1係止ピン213、214を回
動可能に係止する回動孔204が穿設されており、ま
た、摺動係止部203には、他方のリンク部材208の
一端に形成された第2係止ピン223、224を水平方
向に摺動可能に係止する係止溝205が形成されてい
る。キートップ201の下方には、キートップ201の
上下動を案内支持する案内支持部材206が配設されて
おり、かかる案内支持部材206は2つのリンク部材2
07、208から構成される。
【0113】一方のリンク部材207は図33に示すよ
うに、基部209の両端に2つの基端部210、211
を一体に形成してなるものである。基部209の中央部
の一側面からは軸212が延設されており、かかる軸2
12は後述する他方のリンク部材208に形成された軸
孔220に回動可能に軸支される。尚、図32に示すよ
うに、リンク部材207の第1係止ピン213、214
と第2係止ピン215、216は軸212を中心として
一直線上に並び、且つ軸212からの距離が等しくなる
ように構成される。またリンク部材208の第1係止ピ
ン221、222と第2係止ピン223、224は軸孔
220を中心として一直線上に並び、且つ軸孔220か
らの距離が等しくなるように構成される。
【0114】また、図32に示すように、両リンク部材
207、208は上基端部210、219の先端部の厚
さを小さくしている。このためキートップ201が押下
された場合にも、両リンク部材207、208の上基端
部210、219と下基端部211、218はキートッ
プ201の押下の途中で互いに接触することがない。よ
って、キートップ201はその押下動作を途中で妨げら
れることがなく、キーストロークを十分に確保できるよ
うに構成される。
【0115】図33に示すようにリンク部材207は、
上基端部210の両端延部210Aの側面からは、第1
係止ピン213、214が延設されており、この第1係
止ピン213、214は前記したキートップ201の回
動係止部202に穿設された回動孔204に回動可能に
係止されるものである。更に、下基端部211は平面視
でコ字状に形成されており、コ字状の両端延部211A
の側面からは前記と同様の第2係止ピン215、216
が延設されている。かかる第2係止ピン215、216
は後述するホルダ部材225に形成された摺動係止部2
26に摺動可能に係止される。また、リンク部材207
の上基端部210には、コイルスプリング231の一端
を係止する係止孔232が形成されている。
【0116】更に、リンク部材208は図34に示すよ
うに、基部217の両端に2つの上下基端部218、2
19を一体に形成してなるものである。基部217の中
央部には軸孔220が穿設され、この軸孔220には前
記のようにリンク部材207の基部209に設けられた
軸212が挿通される。また、下基端部218は平面視
コ字状に形成されており、コ字状の両端延部218Aか
らは第1係止ピン221、222が延設されている。こ
の第1係止ピン221、222は後述するホルダ部材2
25に形成された回動係止部227に回動可能に係止さ
れる。更に、上基端部219の両端延部219Aから前
記と同様の第2係止ピン223、224が延設されてお
り、かかる第2係止ピン223、224は前記したキー
トップ201の摺動係止部203に形成された係止溝2
05に摺動可能に係止されるものである。また、リンク
部材208の上基端部219には、前記リンク部材20
7の係止孔232に対応して、コイルスプリング231
の他端を係止する係止孔233が形成されている。
【0117】前記したように案内支持部材206は、一
方のリンク部材207の基部209に形成された軸21
2を他方のリンク部材208の基部217に穿設した軸
孔220に挿通して構成されるものであり、両リンク部
材207、208は軸212と軸孔220とよりなる軸
支部234を介して相互に回動可能となる。また、案内
支持部材206において、リンク部材207の係止孔2
32にはコイルスプリング231の一端が係止され、且
つ、リンク部材208の係止孔233にはコイルスプリ
ング231の他端が係止されていることから、各リンク
部材207、208は、コイルスプリング231の付勢
力に基づいて、相互に閉脚する方向に付勢されている。
【0118】次に、案内支持部材206の下方にはホル
ダ部材225が配設されており、かかるホルダ部材22
5上には前記リンク部材207の下基端部211に延設
された第2係止ピン215、216及び前記リンク部材
208の下基端部218に延設された第1係止ピン22
1、222をそれぞれ係止するための摺動係止部22
6、及び回動係止部227が設けられている。摺動係止
部226はホルダ部材225から凸状に一体に形成され
るとともに長孔状の係止溝228が設けられており、か
かる係止溝228には前記リンク部材207の第2係止
ピン215、216が水平方向に摺動可能に係止されて
いる。また、回動係止部227は摺動係止部226と同
様にホルダ部材225から凸状に一体に形成されるとと
もに回動孔229が設けられており、この回動孔229
には前記リンク部材208の第1係止ピン221、22
2が回動可能に係止されている。
【0119】前記構成において、軸支部234の中心を
通る垂線Lを基準として図32中左方側に存在するキー
トップ201の裏面に形成された回動係止部202及び
ホルダ部材225に形成された回動係止部227には、
それぞれ第1係止ピン213、214及び221、22
2を回動可能に係止する回動孔204及び回動孔229
が設けられていることになる。また、垂線Lの図1中右
方側に存在するキートップ201の裏面に形成された摺
動係止部203及びホルダ部材225に形成された摺動
係止部226には、それぞれ第2係止ピン223、22
4及び215、216を水平方向に摺動可能に係止する
係止溝205及び係止溝228が設けられていることに
なる。
【0120】ホルダ部材225の下方には、前記第1実
施形態等におけるキースイッチ装置におけると同様、上
側スイッチングシート、化側スイッチングシート及び量
スイッチングシート間に介挿されるスペーサシートの3
層構造を有するメンブレンスイッチシート230配設さ
れている。かかるメンブレンスイッチシート230にお
けるスイッチング部は、キートップ201を押下した際
に軸支部234を介して押圧されてスイッチング動作を
行う。更に、スイッチングシート230の下方にスイッ
チ支持板235が配設されており、かかるスイッチ支持
板235は前記したメンブレンスイッチシート230、
ホルダ部材225及びキートップ201を支持した案内
支持部材206を支持する。
【0121】続いて、前記の構成を有するキースイッチ
装置の動作について説明する。キートップ201を下方
に押下すると、キートップ201が下方へ移動するのに
伴ってリンク部材207の第1係止ピン213、214
は回動係止部202の可動孔204内で反時計方向に回
動するとともに、リンク部材208の第2係止ピン22
3、224は摺動係止部203の係止溝205内で水平
方向(図32中右方向)に摺動する。これと同時に、リ
ンク部材208の第1係止ピン221、222はホルダ
部材225における回動係止部227の回動孔229内
で時計方向に回動するとともに、リンク部材207の第
2係止ピン215、216は摺動係止部226の係止溝
228内で水平方向(図32中右方向)に摺動する。
【0122】この結果、リンク部材207及び208を
相互に軸支する軸支部234に付加されている弾性片J
は、下方に移動するとともに、後述するキークリック機
能を発現しつつメンブレンスイッチシート230のスイ
ッチング部を押圧する。これにより、所定のスイッチン
グ動作が行われるものである。キートップ201の押下
を解除すると、両リンク部材207、208の軸支部2
34は、コイルスプリング231による付勢力に基づい
て上方に押し上げられる。これに伴って前記第1係止ピ
ン213、214、221、222、及び前記第2係止
ピン215、216、223、224は前記したのと逆
の動作を行い、この結果、キートップ201は元の位置
に復帰される。ここに、第1係止ピン213、214、
221、222は水平方向には移動されることなくそれ
ぞれ回動孔204、229内で回動するのみであるの
で、キートップ201は水平方向に移動されることがな
いため隣合ったキーとぶつかり合うことはなく、キート
ップ201のキー面の水平状態を保持したまま上下動さ
れるものである。
【0123】[第4実施形態のモデル化]次に、前記第
4実施形態に係るキースイッチ装置についてモデル化を
行い、そのモデル4について図35、図36に基づいて
キークリック機能を発現する原理について説明する。図
35は第4実施形態のキースイッチ装置をモデル化して
模式的に示すモデル4の説明図である。尚、図36は、
例えば、第4実施形態のキースイッチ装置におけるコイ
ルスプリング231の付勢力を、リンク部材207、2
08において軸支部234よりも下側に存在する作用点
(節点m)に作用させた場合をモデル化した例を模式的
に示すものであり、図36に示すモデル4は図35に示
すモデル4と等価であることは明らかである。
【0124】ここに、図35において、リンク部材20
7を剛体A1、リンク部材208を剛体A2、キートッ
プ201を剛体K、ホルダ部材225の摺動係止部22
6を剛体Bで表している。また、キートップ201の回
動係止部202内に係止されるリンク部材207の第1
係止ピン213の回動中心をoで示している。更に、リ
ンク部材207の第2係止ピン215が摺動係止部22
6の摺動溝228にて外側に摺動を開始する摺動起点を
sで示している。また、リンク部材207の係止孔23
2にて内側に向かって付勢するコイルスプリング231
による付勢力の作用点、及び、リンク部材208の係止
孔233にて内側に向かって付勢するコイルスプリング
231による付勢力の作用点をmで示している。更に、
摺動起点sにおいて、傾斜状態にあるリンク部材207
とその第1係止ピン221の摺動方向とがなす角度、及
び、傾斜状態にあるリンク部材208とその第2係止ピ
ン215の摺動方向とがなす角度をθ4で示している。
リンク部材207、208を軸支する軸支点をQで示
す。
【0125】図35において、モデル4は、3つの節点
o(回動点)、m(作用点)、s(摺動起点)を有する
2つの剛体A1、節点oにて剛体A1を回動支持する剛
体K、及び、節点sから剛体A1をx方向(水平方向)
に摺動可能とする剛体Bを備えており、また、剛体Kは
y方向(垂直方向)の運動が可能となる。図35に示す
ように、2つの剛体A1、A2を弾性体E(コイルスプ
リング231に対応)で連結した時、F1の力が発生
し、剛体Kにy方向の力Pが生成される。今、剛体Kを
−y方向(下方向)に変化させた時、力Pは前記各節点
o、m、s同士の角度の関数で表わされ、その曲線は図
11に示すように凸形状の極大点を有する曲線となる。
そして、スイッチング動作が行われる位置から弾性体F
(弾性片Jに対応)が作用して曲線OTに連続してい
く。以下、前記モデル4の動作原理について、図35、
図36に基づき説明する。図35において、剛体Kがy
方向に変化する時、軸支点Qに回転トルクTが発生す
る。そのトルクTは、前記数1により表され、また、F
2は前記数2により表される。更に、y方向の反力R1
は、前記数3により表される。
【0126】ここで、F1は弾性体の張力である為、左
右二つの剛体A1、A2に等しく掛かり、両方に等しく
F2、R2が発生するため、下記数35が成立する。
【数35】 また、F1との関係はリンク比に基づき、下記数36〜
数38が成立する。
【数36】
【数37】
【数38】 r2について 前記した図9より、r2についても前記第1実施形態の
モデル1の場合と同様、前記数7〜数9が成立する。従
って、r2は、数9に示すように、r2=r0/tanθ
4と表すことができる。
【0127】r1について 前記図9より、r1についても前記第1実施形態のモデ
ル1の場合と同様、前記数10〜数16が成立する。従
って、r1は数16に従って、r1=(L1・r0/L)
(cosθ5−sinθ5/tanθ4)と表すことができる。
【0128】r1/r2について r1/r2についても前記第1実施形態のモデル1の場
合と同様、前記数17〜21が成立する。従って、r1
/r2は、数20により表すことができる。但し、θ4
は、数21で求める。
【0129】 F1について 図9より、 F1;荷重(N) S;初張力(N) k;ばね定数(N/mm) M;ばね長さ(mm) N;ばね自由長(mm) u;ばねのたわみ係数=2 とすると、F1についても、前記第1実施形態のモデル
1の場合と同様、前記数22〜25が成立する。従っ
て、F1は、数25により表すことができる。
【0130】Pについて 前記した数20及び数25を数38に代入すると、P
は、下記数39により表すことができる。
【数39】 但し、θ4はθ4=sin-1(r0/L)で求める。前記
のように求めた押下荷重Pを表す数39において、剛体
K,A,B及び弾性体Eの構造が決定された場合に剛体
Kの運動について考えると、L、L1、L3、sinθ5
は剛体Aの定数でありr0に対して一定になり、また、
k、u,N、Sは弾性体Eの定数でありr0に対して一
定となる。従って、数39は角度θ4の関数となり、数
39によって表される押下荷重Pの曲線は、前記モデル
1の場合と同様図11に示すように、凸形状の極大点を
有する荷重カーブとなる。
【0131】以上説明した通り、第4実施形態に係るキ
ースイッチ装置では、前記第1実施形態の場合と同様、
キートップ201を押下した際にキートップ201に発
生する押下荷重は、キートップ201の回動係止部20
2におけるリンク部材207の第1係止ピン213回動
点oとホルダ部材225の摺動係止部226におけるリ
ンク部材207の第2係止ピン215の摺動起点sとの
間の距離L、回動点oとコイルスプリング231の付勢
力がリンク部材207に作用する作用点mとの間の距離
L1、軸支点Qと摺動起点sとの間の距離L3、回動点
oと摺動起点sとを通る線分と摺動部226におけるリ
ンク部材207の第2係止ピン215の摺動方向とがな
す角度θ4、及び、コイルスプリング231の各種特性
値によって表される関数(数39)で定義され、かかる
関数によって定義される押下荷重曲線Pは、図11に示
すように、上方に凸形状の極大点P1を有する曲線とな
り、メンブレンスイッチシート230によりスイッチン
グ動作が行われた後押下荷重が上昇に転じる極小点P2
と極大点P1との荷重差に基づきキークリック機能が発
現されるので、前記回動点o、摺動起点s、作用点m、
角度θ4、コイルスプリング231の各種特性値を種々
設定してシュミレーションを行うことにより得られる押
下荷重曲線Pからキークリック機能の評価を行うことが
できる。これにより、キースイッチ機構の試作回数を最
小限に抑制して短期間で且つ低コストで所望のキークリ
ック機能を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置
を実現することが可能となるものである。
【0132】尚、本発明は前記各実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、
前記各実施形態においては、2つの各リンク部材を同一
長さとして構成したが、2つのリンク部材の長さが相互
に異なっている場合においても、前記した各モデル1乃
至4を適用することは可能である。また、第1実施形
態、第4実施形態においては、各リンク部材を付勢する
部材としてコイルスプリングを使用し、各リンク部材間
にコイルスプリングを掛装するように構成したが、コイ
ルスプリングの一端を一方のリンク部材に係止し、他端
をメンブレンスイッチシート等の固定物に係止するよう
にしてもよい。
【0133】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1のキースイッ
チ装置によれば、キートップを押下した際にキートップ
に発生する押下荷重は、キートップの第1係止部におけ
る第1リンク部材の上端部の回動点と第3係止部におけ
る第1リンク部材の下端部の摺動起点との間の距離、回
動点と付勢部材の付勢力が第1リンク部材に作用する作
用点との間の距離、回動点と摺動起点とを通る線分と第
3係止部における第1リンク部材の下端部の摺動方向と
がなす角度、及び、付勢部材の特性値によって表される
関数で定義され、かかる関数によって定義される押下荷
重曲線は、上方に凸形状極大点を有する曲線となり、ス
イッチング部材によりスイッチング動作が行われた後押
下荷重が上昇に転じる点と極大点との荷重差に基づきキ
ークリック機能が発現されるので、前記回動点、摺動起
点、作用点、角度、付勢部材の特性値を種々設定してシ
ュミレーションを行うことにより得られる押下荷重曲線
からキークリック機能の評価を行うことが可能となる。
これにより、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑
制して短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能
を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置を実現す
ることが可能となる。また、請求項2に係るキーボード
では、請求項1記載のキースイッチ装置が搭載されてい
ることから、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑
制して短期間で且つ低コストで所望のキークリック機能
を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備えた
キーボードを実現することが可能となり、キーボード全
体としてのコストを低減することができる。
【0134】更に、請求項3に係る電子機器では、前記
請求項1のキースイッチ装置を備えたキーボードを有し
ていることから、キースイッチ機構の試作回数を最小限
に抑制して短期間で且つ低コストで所望のキークリック
機能を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備
えたキーボードを実現して、電子機器全体のコストを低
減することが可能となる。
【0135】また、請求項4に係るキースイッチ装置で
は、請求項1のキースイッチ装置とは各リンク部材に対
して付勢部材による付勢力の作用方向が異なっている
が、請求項1のキースイッチ装置の場合と同様に、キー
トップを押下した際にキートップに発生する押下荷重
は、キートップの第1係止部における第1リンク部材の
上端部の回動点と第3係止部における第1リンク部材の
下端部の摺動起点との間の距離、回動点と付勢部材の付
勢力が第1リンク部材に作用する作用点との間の距離、
回動点と摺動起点とを通る線分と第3係止部における第
1リンク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及び、
付勢部材の特性値によって表される関数で定義され、か
かる関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
形状極大点を有する曲線となり、スイッチング部材によ
りスイッチング動作が行われた後押下荷重が上昇に転じ
る点と極大点との荷重差に基づきキークリック機能が発
現されるので、前記回動点、摺動起点、作用点、角度、
付勢部材の特性値を種々設定してシュミレーションを行
うことにより得られる押下荷重曲線からキークリック機
能の評価を行うことが可能となる。これにより、キース
イッチ機構の試作回数を最小限に抑制して短期間で且つ
低コストで所望のキークリック機能を有するキー操作性
の良好なキースイッチ装置を実現することが可能とな
る。
【0136】また、請求項5に係るキーボードでは、請
求項4記載のキースイッチ装置が搭載されていることか
ら、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して短
期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有する
キー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキーボー
ドを実現することが可能となり、キーボード全体として
のコストを低減することができる。
【0137】更に、請求項6に係る電子機器では、前記
請求項4のキースイッチ装置を備えたキーボードを有し
ていることから、キースイッチ機構の試作回数を最小限
に抑制して短期間で且つ低コストで所望のキークリック
機能を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備
えたキーボードを実現して、電子機器全体のコストを低
減することが可能となる。
【0138】請求項7に係るキースイッチ装置では、請
求項1のキースイッチ装置とは第1リンク部材と第2リ
ンク部材とが相互に回動可能に軸支されている点で請求
項1のキースイッチ装置とは異なっているが、キートッ
プを押下した際にキートップに発生する押下荷重は、キ
ートップの第1係止部における第1リンク部材の上端部
の回動点と第3係止部における第1リンク部材の下端部
の摺動起点との間の距離、回動点と付勢部材の付勢力が
第1リンク部材に作用する作用点との間の距離、回動点
と各リンク部材の軸支点間の距離、回動点と摺動起点と
を通る線分と第3係止部における第1リンク部材の下端
部の摺動方向とがなす角度、及び、付勢部材の特性値に
よって表される関数で定義され、かかる関数によって定
義される押下荷重曲線は、上方に凸形状極大点を有する
曲線となり、スイッチング部材によりスイッチング動作
が行われた後押下荷重が上昇に転じる点と極大点との荷
重差に基づきキークリック機能が発現されるので、前記
回動点、摺動起点、作用点、軸支点、角度、付勢部材の
特性値を種々設定してシュミレーションを行うことによ
り得られる押下荷重曲線からキークリック機能の評価を
行うことが可能となる。これにより、キースイッチ機構
の試作回数を最小限に抑制して短期間で且つ低コストで
所望のキークリック機能を有するキー操作性の良好なキ
ースイッチ装置を実現することが可能となる。
【0139】また、請求項8に係るキーボードでは、請
求項7記載のキースイッチ装置が搭載されていることか
ら、キースイッチ機構の試作回数を最小限に抑制して短
期間で且つ低コストで所望のキークリック機能を有する
キー操作性の良好なキースイッチ装置を備えたキーボー
ドを実現することが可能となり、キーボード全体として
のコストを低減することができる。
【0140】更に、請求項9に係る電子機器では、前記
請求項7のキースイッチ装置を備えたキーボードを有し
ていることから、キースイッチ機構の試作回数を最小限
に抑制して短期間で且つ低コストで所望のキークリック
機能を有するキー操作性の良好なキースイッチ装置を備
えたキーボードを実現して、電子機器全体のコストを低
減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノート型パーソナルコンピュータを示し、図1
(A)はノート型パーソナルコンピュータのシャシ図、
図1(B)はノート型パーソナルコンピュータの電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態に係るキースイッチ装置の分解斜
視図である。
【図3】キースイッチ装置の一部を勝利訳して示す斜視
図である。
【図4】キースイッチ装置の側断面図である。
【図5】キートップの押下が終了した状態を示すキース
イッチ装置の側断面図である。
【図6】第1リンク部材、第2リンク部材の各アーム部
に形成されたギア部の構成を拡大して模式的に示す説明
図である。
【図7】キースイッチ装置をモデル化して模式的に示す
モデル1の説明図である。
【図8】式(6)による押下荷重曲線を示すグラフであ
る。
【図9】図7に示すモデル1の片側部分を拡大して模式
的に示す説明図である。
【図10】図7に示すモデル1の片側部分を拡大して模
式的に示す説明図である。
【図11】押下荷重曲線を表すグラフである。
【図12】第2実施形態に係るキースイッチ装置の分解
斜視図である。
【図13】キースイッチ装置の一部を省略して示す斜視
図である。
【図14】キートップ11を押下する前におけるキース
イッチ装置の側断面図である。
【図15】キートップ11の押下が終了した時点におけ
るキースイッチ装置の側断面図である。
【図16】キースイッチ装置をモデル化して模式的に示
すモデル2の説明図である。
【図17】モデル2の等価モデルを模式的に示す説明図
である。
【図18】第3実施形態に係るキースイッチ装置の分解
斜視図である。
【図19】キースイッチ装置の概略側面図である。
【図20】キースイッチ装置の概略側断面図である。
【図21】第1リンク部材の側面図、平面図である。
【図22】第2リンク部材の側面図、平面図である。
【図23】第1リンク部材から板バネ部び第1カム部、
第2リンク部材から板バネ部及び第2カム部を取り出し
て模式的に示す説明図である。
【図24】キートップの非押下状態からキートップを押
下してスイッチング動作を行うに至る一連の動作を第1
リンク部材、第2リンク部材の動きに着目して模式的に
示す説明図である。
【図25】キートップの非押下時において第1リンク部
材及び第2リンク部材を組み立てた状態を示す平面図で
ある。
【図26】キートップの押下時に、第1リンク部材及び
第2リンク部材の各カム頂点が当接対向した状態を示す
平面図である。
【図27】スイッチング時におけるキースイッチ装置を
模式的に示す側断面図である。
【図28】第1カム部、第2カム部の形成条件を模式的
に示す説明図である。
【図29】キースイッチ装置をモデル化して模式的に示
すモデル3の説明図である。
【図30】モデル3の等価モデルを模式的に示す説明図
である。
【図31】モデル3における片側を拡大して模式的に示
す説明図である。
【図32】第4実施形態に係るキースイッチ装置の側断
面図である。
【図33】一方のリンク部材の平面図である。
【図34】他方のリンク部材の平面図である。
【図35】第4実施形態のキースイッチ装置をモデル化
して模式的に示すモデル4の説明図である。
【図36】モデル4の等価モデルを模式的に示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ノート型パーソナルコンピュータ 5 キーボード 10 キースイッチ装置 11 キートップ 12 第1リンク部材 13 第2リンク部材 14 案内部材 15 コイルスプリング 16 メンブレンスイッチシート 17 第1係止部 18 第2係止部 26 係止軸 30 係止軸 40 第3係止部 41 第4係止部 62 弾性枠状部材 64 付勢バネ部 64B 付勢バネ 101 キースイッチ装置 102 キートップ 103 第1リンク部材 104 第2リンク部材 105 案内部材 106 支持プレート 107 メンブレンスイッチシート 108 回動係止部 109 回動係止部 117 係止部材 120 板バネ部 121 第1軸部 122 第2軸部 124 第1カム部 131 板バネ部 132 第3軸部 133 第4軸部 135 第2カム部 201 キートップ 202 回動係止部 203 摺動係止部 207 リンク部材 208 リンク部材 213 第1係止ピン 214 第1係止ピン 215 第2係止ピン 216 第2係止ピン 221 第1係止ピン 222 第1係止ピン 223 第2係止ピン 224 第2係止ピン 227 回動係止部 226 摺動係止部 231 コイルスプリング 232 係止孔 233 係止孔 235 スイッチ支持板 o 回動点 m 作用点 s 摺動起点

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面に第1係止部及び第2係止部が設け
    られたキートップと、 前記キートップの下方に設けられ、前記第1係止部に対
    応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第4係
    止部と、 上端部が前記第1係止部に回動可能に係止され、下端部
    が前記第3係止部に摺動可能に係止される第1リンク部
    材と、 上端部が前記第2係止部に回動可能に係止され、下端部
    が前記第4係止部に摺動可能に係止される第2リンク部
    材と、 前記第1リンク部材及び第2リンク部材が相互に近接す
    る方向に付勢する付勢部材と、 前記キートップの上下動に従ってスイッチング動作を行
    うスイッチング部材とを備え、 前記第1係止部と第2係止部との中間位置を通る垂線に
    関して、相互に対称に構成されたキースイッチ装置にお
    いて、 前記第1リンク部材の上端部は第1係止部にて所定回動
    点の回りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端
    部は第3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、 前記付勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作
    用点にて第1リンク部材に作用し、 前記キートップを押下した際にキートップに発生する押
    下荷重は、 前記回動点と摺動起点間の距離、回動点と作用点間の距
    離、回動点と摺動起点とを通る線分と第3係止部におけ
    る第1リンク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及
    び、前記付勢部材の特性値によって表される関数で定義
    され、 前記関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
    形状の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部
    材を介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
    昇に転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリ
    ック機能が発現されることを特徴とするキースイッチ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のキースイッチ装置
    を少なくとも1以上備えたことを特徴とするキーボー
    ド。
  3. 【請求項3】 下面に第1係止部及び第2係止部が設け
    られたキートップと、そのキートップの下方に設けら
    れ、前記第1係止部に対応する第3係止部及び前記第2
    係止部に対応する第4係止部と、上端部が前記第1係止
    部に回動可能に係止され、下端部が前記第3係止部に摺
    動可能に係止される第1リンク部材と、上端部が前記第
    2係止部に回動可能に係止され、下端部が前記第4係止
    部に摺動可能に係止される第2リンク部材と、前記第1
    リンク部材及び第2リンク部材が相互に近接する方向に
    付勢する付勢部材と、前記キートップの上下動に従って
    スイッチング動作を行うスイッチング部材とを備え、前
    記第1係止部と第2係止部との中間位置を通る垂線に関
    して、相互に対称に構成されたキースイッチ装置であっ
    て、 前記第1リンク部材の上端部は第1係止部にて所定回動
    点の回りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端
    部は第3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、
    前記付勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作
    用点にて第1リンク部材に作用し、 前記キートップを押下した際にキートップに発生する押
    下荷重は、 前記回動点と摺動起点間の距離、回動点と作用点間の距
    離、回動点と摺動起点とを通る線分と第3係止部におけ
    る第1リンク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及
    び、前記付勢部材の特性値によって表される関数で定義
    され、 前記関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
    形状の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部
    材を介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
    昇に転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリ
    ック機能が発現されるキースイッチ装置を備え、文字や
    記号等の各種データを入力するキーボードと、 文字や記号等を表示する表示手段と、 前記キーボードからの入力データに基づいて文字や記号
    等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする電子機器。
  4. 【請求項4】 下面に第1係止部及び第2係止部が設け
    られたキートップと、 前記キートップの下方に設けられ、前記第1係止部に対
    応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第4係
    止部と、 上端部が前記第1係止部に回動可能に係止され、下端部
    が前記第3係止部に摺動可能に係止される第1リンク部
    材と、 上端部が前記第2係止部に回動可能に係止され、下端部
    が前記第4係止部に摺動可能に係止される第2リンク部
    材と、 前記第1リンク部材及び第2リンク部材が相互に離間す
    る方向に付勢する付勢部材と、 前記キートップの上下動に従ってスイッチング動作を行
    うスイッチング部材とを備え、 前記第1係止部と第2係止部との中間位置を通る垂線に
    関して、相互に対称に構成されたキースイッチ装置にお
    いて、 前記第1リンク部材の上端部は第1係止部にて所定回動
    点の回りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端
    部は第3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、 前記付勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作
    用点にて第1リンク部材に作用し、 前記キートップを押下した際にキートップに発生する押
    下荷重は、 前記回動点と摺動起点間の距離、回動点と作用点間の距
    離、回動点と摺動起点とを通る線分と第3係止部におけ
    る第1リンク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及
    び、前記付勢部材の特性値によって表される関数で定義
    され、 前記関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
    形状の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部
    材を介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
    昇に転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリ
    ック機能が発現されることを特徴とするキースイッチ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載のキースイッチ装置
    を少なくとも1以上備えたことを特徴とするキーボー
    ド。
  6. 【請求項6】 下面に第1係止部及び第2係止部が設け
    られたキートップと、さのキートップの下方に設けら
    れ、前記第1係止部に対応する第3係止部及び前記第2
    係止部に対応する第4係止部と、上端部が前記第1係止
    部に回動可能に係止され、下端部が前記第3係止部に摺
    動可能に係止される第1リンク部材と、上端部が前記第
    2係止部に回動可能に係止され、下端部が前記第4係止
    部に摺動可能に係止される第2リンク部材と、前記第1
    リンク部材及び第2リンク部材が相互に離間する方向に
    付勢する付勢部材と、前記キートップの上下動に従って
    スイッチング動作を行うスイッチング部材とを備え、前
    記第1係止部と第2係止部との中間位置を通る垂線に関
    して、相互に対称に構成されたキースイッチ装置であっ
    て、 前記第1リンク部材の上端部は第1係止部にて所定回動
    点の回りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端
    部は第3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、 前記付勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作
    用点にて第1リンク部材に作用し、 前記キートップを押下した際にキートップに発生する押
    下荷重は、 前記回動点と摺動起点間の距離、回動点と作用点間の距
    離、回動点と摺動起点とを通る線分と第3係止部におけ
    る第1リンク部材の下端部の摺動方向とがなす角度、及
    び、前記付勢部材の特性値によって表される関数で定義
    され、 前記関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
    形状の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部
    材を介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
    昇に転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリ
    ック機能が発現されるキースイッチ装置を備え、文字や
    記号等の各種データを入力するキーボードと、 文字や記号等を表示する表示手段と、 前記キーボードからの入力データに基づいて文字や記号
    等を前記表示手段に表示させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とする電子機器。
  7. 【請求項7】 下面に第1係止部及び第2係止部が設け
    られたキートップと、 前記キートップの下方に設けられ、前記第1係止部に対
    応する第3係止部及び前記第2係止部に対応する第4係
    止部と、 上端部が前記第2係止部に回動可能に係止され、下端部
    が前記第3係止部に摺動可能に係止される第1リンク部
    材と、上端部が前記第1係止部に摺動可能に係止され、
    下端部が前記第4係止部に回動可能に係止される第2リ
    ンク部材とからなり、第1リンク部材と第2リンク部材
    とを相互に回動可能に軸支した案内部材と、 前記第1リンク部材及び第2リンク部材が軸支点の回り
    に回動する方向に付勢する付勢部材と、 前記キートップの上下動に従ってスイッチング動作を行
    うスイッチング部材とを備え、 前記第1係止部と第2係止部との中間位置を通る垂線に
    関して、相互に対称に構成されたキースイッチ装置にお
    いて、 前記第1リンク部材の上端部は第2係止部にて所定回動
    点の回りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端
    部は第3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、 前記付勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作
    用点にて第1リンク部材に作用し、 前記キートップを押下した際にキートップに発生する押
    下荷重は、 前記回動点と摺動起点間の距離、回動点と作用点間の距
    離、回動点と軸支点間の距離、回動点と摺動起点とを通
    る線分と第3係止部における第1リンク部材の下端部の
    摺動方向とがなす角度、及び、前記付勢部材の特性値に
    よって表される関数で定義され、 前記関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
    形状の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部
    材を介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
    昇に転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリ
    ック機能が発現されることを特徴とするキースイッチ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記請求項7に記載のキースイッチ装置
    を少なくとも1以上備えたことを特徴とするキーボー
    ド。
  9. 【請求項9】 下面に第1係止部及び第2係止部が設け
    られたキートップと、そのキートップの下方に設けら
    れ、前記第1係止部に対応する第3係止部及び前記第2
    係止部に対応する第4係止部と、上端部が前記第2係止
    部に回動可能に係止され、下端部が前記第3係止部に摺
    動可能に係止される第1リンク部材と、上端部が前記第
    1係止部に摺動可能に係止され、下端部が前記第4係止
    部に回動可能に係止される第2リンク部材とからなり、
    第1リンク部材と第2リンク部材とを相互に回動可能に
    軸支した案内部材と、前記第1リンク部材及び第2リン
    ク部材が軸支点の回りに回動する方向に付勢する付勢部
    材と、前記キートップの上下動に従ってスイッチング動
    作を行うスイッチング部材とを備え、前記第1係止部と
    第2係止部との中間位置を通る垂線に関して、相互に対
    称に構成されたキースイッチ装置であって、 前記第1リンク部材の上端部は第2係止部にて所定回動
    点の回りに回動されるとともに、第1リンク部材の下端
    部は第3係止部にて所定摺動起点から外側に摺動され、 前記付勢部材の付勢力は第1リンク部材における所定作
    用点にて第1リンク部材に作用し、 前記キートップを押下した際にキートップに発生する押
    下荷重は、 前記回動点と摺動起点間の距離、回動点と作用点間の距
    離、回動点と軸支点間の距離、回動点と摺動起点とを通
    る線分と第3係止部における第1リンク部材の下端部の
    摺動方向とがなす角度、及び、前記付勢部材の特性値に
    よって表される関数で定義され、 前記関数によって定義される押下荷重曲線は、上方に凸
    形状の極大点を有する曲線となり、前記スイッチング部
    材を介してスイッチング動作が行われた後押下荷重が上
    昇に転じる点と前記極大点との荷重差に基づきキークリ
    ック機能が発現されるキースイッチ装置を備え、文字や
    記号等の各種データを入力するキーボードと、 文字や記号等を表示する表示手段と、 前記キーボードからの入力データに基づいて文字や記号
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    を特徴とする電子機器。
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