JP2001200795A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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Abstract
圧縮に適正に対応できるようにして、圧縮効率を向上さ
せて運転状態をより安定したものとする。 【解決手段】 一対の閉じ込み容積を異にする圧縮室
3,4のそれぞれに吐出バイパスポート5、6を設け、
閉じ込み容積の大きい側の一方の圧縮室3に形成される
吐出バイパスポート5の通路断面積を、閉じ込み容積の
小さい側の他方の圧縮室4に形成される吐出バイパスポ
ート6の通路断面積より大きくしたことにある。
Description
用の主として冷凍空調に使用されるスクロール圧縮機に
関するものである。
ロール式の圧縮機が高効率、低騒音、低振動という特徴
を活かして実用化されてきた。スクロール圧縮機は、図
9に示すように、固定スクロールcと円軌道運動される
旋回スクロールdとの間に、一対の圧縮室a1、a2が
形成される。実際の運転時には各圧縮室a1、a2の冷
媒が所定の圧力以上の過圧縮な状態になることが個々に
ある。設定モードでの効率のよい適正運転のために過圧
縮は、一対の圧縮室a1、a2に所定位置で開口するバ
イパスポートb1、b2を通じた過圧縮冷媒の早期吐
出、つまり最終圧縮位置近くでの吐出を図ることで解消
するようにされる。
圧縮室a1、a2が図10の(a)〜(d)に示すよう
に、旋回スクロールdの旋回角度を増すのにつれて外周
部から中心部に移動しながら容積を縮小していく圧縮動
作の進行に伴い、それら圧縮室a1、a2のうちの対応
するものだけに開口する必要がある。従って、その大き
さは旋回スクロールdの基本羽根d1の厚みより小さい
ことが要求される。そこで従来、過圧縮状態の冷媒を瞬
時に吐出するために必要な通路断面積は、バイパスポー
トb1、b2を図9に示すように複数ずつ設けることに
よって条件を満たすようにしている。
ードの多様化は、スクロール圧縮機もインバータ制御な
どによって速度可変に運転してその時々に最適な運転状
態が得られるようにすることが重要になってきている。
の圧縮室での過圧縮状態に対応するのに、従来のように
一対の圧縮室の双方に同じ条件のバイパスポートを設け
るのでは適正に対応しきれないという問題がある。
状態に適正に対応できるスクロール圧縮機を提供するこ
とにある。
め、本発明のスクロール圧縮機では、渦巻き状の基本羽
根が鏡板上に立ち上がった固定スクロールと、渦巻き状
の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回スクロールとを
噛み合わせて双方間に一対の閉じ込み容積の異なる圧縮
室が形成されたスクロール圧縮機において、この一対の
閉じ込み容積を異にする圧縮室のそれぞれに吐出バイパ
スポートを設け、閉じ込み容積の大きい側の一方の圧縮
室に形成される吐出バイパスポートの通路断面積を、閉
じ込み容積の小さい側の他方の圧縮室に形成される吐出
バイパスポートの通路断面積より、前記異なる閉じ込み
容積に対応して大きくしたことを特徴としている。
の異なる圧縮室において、吐出バイパスポートの通路断
面積を前記異なる容積に対応して形成したので、一対の
閉じ込み容積の異なる圧縮室につきその容積に適正に対
応して、バイパスポートなどによる早期吐出経路を通じ
て過圧縮流体の早期吐出が図られて、この一対の圧縮室
での過圧縮流体の早期吐出がほぼ均等に過不足なく達成
され、圧縮効率が向上し運転状態がより安定する。ま
た、このような一対の閉じ込み容積を異にする圧縮室で
の過圧縮防止の均等化が図られると、一対の閉じ込み容
積を異にする圧縮室のバイパスポートが、略同じ圧力以
上のときに略同時に開口するようになりその圧縮効率が
より向上するし、一対の圧縮室の双方で同じような過圧
縮状態が生じているときにほぼ同時に働くので、騒音の
発生回数が半減することになる。
積を異にする圧縮室にそれぞれ形成された吐出バイパス
ポートは、基本羽根厚さより小さい径からなる複数個の
小孔を隣接して形成してなり、この複数個の小孔におけ
る開口面積の総和を吐出バイパスポートの通路断面積と
している。
することで、この複数小孔の開口面積の総和を吐出バイ
パスポートの通路断面積とすることができる。
を異にする圧縮室にそれぞれ形成された吐出バイパスポ
ートは、基本羽根厚さより小さい径からなる複数個の略
同径よりなる小孔を隣接して形成し、閉じ込み容積の大
きい側の一方の圧縮室に形成される吐出バイパスポート
の小孔の数を、閉じ込み容積の小さい側の他方の圧縮室
に形成される吐出バイパスポートの小孔の数より多くし
たことを特徴としている。
の小孔の数により、一対の閉じ込み容積を異にする圧縮
室の容積に適正に対応した吐出バイパスポートの通路断
面積を簡単に形成することができる。
積を異にする圧縮室に形成されたそれぞれの吐出バイパ
スポートは、基本羽根厚さより小さい径からなる複数個
の小孔を隣接して形成し、この複数の小孔により形成さ
れるそれぞれの吐出バイパスポートを開閉させるバルブ
を設けている。
成されるそれぞれの吐出バイパスポートを包括してバル
ブにより開閉することができる。
ール鏡板の反基本羽根側に、隣接する複数の小孔をそれ
ぞれ包括する座グリを形成して、この座グリを弁座とし
て、前記バルブにより開閉するようにしたことを特徴と
している。
を異にする圧縮室のバイパスポートとしての複数の小孔
をそれぞれ包括する座グリをバルブの弁座としており、
これにより複数の小孔それぞれを包括して開閉作動する
ことができ、過圧縮冷媒の早期吐出の抵抗が減ることで
圧縮効率が向上される。
の反基本羽根側に、隣接する複数の小孔をそれぞれ包括
するリング状の突条を設け、このリング状の突条を弁座
として前記バルブにより開閉するようにしている。
替えて、隣接する複数の小孔をそれぞれ包括するリング
状の突条を形成したことにより、前記座グリを形成した
場合と同様に、複数の小孔それぞれを包括してバルブの
開閉作動することができ、過圧縮冷媒の早期吐出の抵抗
が減ることで圧縮効率が向上される。
の反基本羽根側に、隣接する複数の小孔のなかで吸入側
に最も近い小孔に座グリを形成し、この座グリを形成し
た小孔を含む複数の隣接する小孔を、前記バルブにより
開閉するようにしている。
の内、最も吸入側に近いバイパスポートにそれぞれ座グ
リが設けられているので、最も早く早期吐出が行われる
吸入側のそれぞれのバイパスポートについてはこの座グ
リにより吐出抵抗を減少させ、前記過圧縮冷媒の早期吐
出が円滑に行われる。
下の説明と図面の記載から明らかになる。本発明のそれ
ぞれの特徴は単独で、あるいは必要に応じた種々な組み
合わせで複合して用いることができる。
の横置き設置型で密閉型のスクロール圧縮機とした場合
の一例である。従って取り扱う流体は冷媒であり、以下
これを採用して説明する。しかし、本発明はこれに限ら
れることはなく、冷凍空調以外の用途に用いられる場合
も含むし、設置の向きや密閉かどうかも自由に選択でき
る。
は、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定ス
クロール1と、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上が
った旋回スクロール2とで構成するスクロール式の圧縮
機構20が旋回スクロール2を旋回駆動する電動機21
とともに密閉容器22内に設けられ、メンテナンスフリ
ーなスクロール圧縮機をなしている。電動機21は固定
子21aが密閉容器22内に焼きばめなどして固定さ
れ、回転子21bに直結したクランク軸23の主軸23
aに有する偏心した軸や孔である偏心部23bによっ
て、これと嵌り合う旋回スクロール2の受動部2cを介
して旋回スクロール2を固定スクロール1に対して円軌
道運動させ、圧縮室3、4が外周部にあるときに固定ス
クロール1の外周部にある吸入口24を通じて冷媒を吸
収しながらそれを異なった容積が縮小することによって
閉じ込んだ冷媒を圧縮し固定スクロール1のほぼ中央位
置にある吐出口25に吐出する。この吐出口25にもリ
ード弁26が設けられ、前記ストッパ15によって開き
位置が規制されるようにしてある。
と反対側の副軸23cが、密閉容器22内に焼き締など
して密着状態に取り付けられ、溶接により固定された主
軸受部材31および副軸受部材32に軸受33、34に
よって軸受され、主軸受部材31に固定スクロール1を
ボルト35によって固定し、主軸受部材31と旋回スク
ロール2との間に旋回スクロール2が旋回駆動されると
きの自転を防止して円軌道運動するように規制する自転
防止機構としての一例のオルダムリング37を働かせる
とともに、固定スクロール1と主軸受部材31との間に
旋回スクロール2を挟み込み、旋回スクロール2の背部
に形成した背圧室50に導いた背圧によって旋回スクロ
ール2を固定スクロール1の側に押圧して、圧縮した冷
媒の圧力によって旋回スクロール2が固定スクロール1
から押し離されないようにして、前記冷媒の吸入、圧
縮、吐出の動作が確実に行われるようにする。
ール1の背面に設けたマフラー38内に吐出し、密閉容
器22内に直接吐出するときに生じる振動や騒音を防止
した上で、マフラー38内から密閉容器22内の電動機
21の部分に通してそれを冷却し、その後密閉容器22
外へ吐出管41を通じて冷凍サイクルに供給する。冷凍
サイクルから戻ってきた使用後の冷媒は、密閉容器22
の吸入管42を通じて吸入口24へと吸入し、再度圧縮
する。
るオイル溜44としてある。オイル溜44のオイル43
はクランク軸23によって駆動されるオイルポンプ45
により吸入管46を通じて吸い上げた後、クランク軸2
3内を縦通しているオイル供給通路23dに高圧にして
吐出し、圧縮機構20の各摺動部に供給するようにして
ある。オイル供給通路23dの一部は前記背圧室50に
絞り47を介して通じ、絞り47の絞り作用による安定
したオイル圧を前記背圧として働くようにしている。ま
た、背圧室50から吸入口24のある吸入室48に固定
スクロール1内を経て通じる連絡路49の途中に、背圧
が一定圧以上のときに開いて吸入室48に逃がす背圧制
御機構51が設けられ、運転状態によって背圧に変動が
生じるのを防止している。固定スクロール1の基本羽根
1aは2周と3/4の長さで設けられているのに対し、
旋回スクロール2の基本羽根2aは2周と1/4の長さ
で設けられ、前記基本羽根1a、2a同士が形成する一
対の圧縮室3,4において吸入閉じ込み部の容積の一方
を他方よりも小さく形成している。
にて規定の容積比を満足する渦巻き長さを有するが、こ
れら基本羽根1a、2a同士が形成する一対の圧縮室
3、4の吸入閉じ込み容積の一方を他方よりも小さく
し、この容積の小さな圧縮室4を形成する旋回スクロー
ル2の基本羽根2aに、その巻き終わり位置からその渦
巻き形状に沿ってさらにのばした延長羽根2bを設け、
この延長羽根2bの内壁およびこれと対向する固定スク
ロール1の基本羽根1aの外壁に厚みが薄くなる方向に
変位させた変位面1bを形成してある。
基本羽根1a側に形成してもよく、この構成では、これ
と対向する旋回スクロール2の基本羽根2aの外壁に厚
みが薄くなる方向に変位させた変位面が形成される。
スクロール2で形成される一対の圧縮室3、4において
吸入閉じ込み部の容積の一方を他方より小さくするに
は、固定スクロール1および旋回スクロール2における
基本羽根1aの巻き終わり点の角度を小さくすることに
より形成される。
圧縮室3,4における吸入閉じ込み部の容積の一方を他
方よりも基準より小さくしたことにより、その分だけス
クロール圧縮機の外径を小さくすることができて、基準
運転速度より高速運転することができるようになり、か
つ冷媒の漏れ損失も低減できて高効率が実現される。こ
の固定スクロール1と円軌道運動される旋回スクロール
2との間に形成される一対の閉じ込み容積の異なる圧縮
室3、4は、所定の圧力以上のときに開くバイパスポー
ト5、6を設け、このバイパスポート5、6に通じて圧
縮流体の早期吐出を図るようにしている。
一対の閉じ込み容積を異にする圧縮室3、4のそれぞれ
に吐出バイパスポート5、6を設け、閉じ込み容積の大
きい側の一方の圧縮室3に形成される吐出バイパスポー
ト5の通路断面積を、閉じ込み容積の小さい側の他方の
圧縮室4に形成される吐出バイパスポート6の通路断面
積より、前記閉じ込み容積に対応して大きく形成してい
る。
縮動作は、その(a)は旋回スクロールの旋回角が0
度、および360度のとき、その(b)は90度のと
き、その(c)は180度のとき、その(d)は270
度の各旋回状態を繰り返すようにしてある。
図2における(b)の開放位置から、(c)を経て
(d)に示す閉じ込み位置に至る間の旋回で冷媒を図8
に示す吸入口24を通じて吸入し、その後(a)に戻る
旋回過程で冷媒を十分に閉じ込め、次に図2の(b),
(c),(d)、(a)の旋回によって一対の圧縮室
3、4の容積が順次に小さくなることによって冷媒を次
第に圧縮していく。さらに図2の(b)から(c)、
(d)と旋回する過程で圧縮室3、4が吐出口25に通
じ始めると共に圧縮室3,4の容積をさらに小さくしな
がら、圧縮した冷媒を図8に示す吐出口25を通じ吐出
する。この吐出される冷媒は、吐出管41を通じて密閉
容器22外に接続された後、吸入管42を通じて密閉容
器22内に戻され、以降同じ動作を繰り返す。
おいて、一対の圧縮室3、4の一方と他方との閉じ込み
容積が異なり、この閉じ込み容積の違いに応じてバイパ
スポート5、6を通じたそれぞれの圧縮室3、4からの
図1、図2及び図8に示す早期吐出経路11、12の通
路断面積を設定する。閉じ込み容積を異にする具体的な
方法としては旋回スクロールと固定スクロールの巻き終
わり角度を変える方法が最も一般的である。
として巻き終わり部の旋回スクロールの外側と固定スク
ロール巻き終わりからの延長部を適度な隙間を持たせ、
過給効果により実質閉じ込みガス量を異ならせる方法も
ある。この通路断面積は、閉じ込み容積の大きい圧縮室
3に対して、閉じ込み容積の小さい圧縮室4よりも大き
く設定するようしてある。
一対の圧縮室3、4を基準よりは小さくした分だけ基準
運転速度よりも高速運転することができるようになる
が、この高速運転によるも、一対の閉じ込み容積を異に
する圧縮室3,4につきその容積に適正に対応して、バ
イパスポート5、6などによる早期吐出経路を通じて過
圧縮流体の早期吐出が図られることにより、この一対の
圧縮室3、4での過圧縮流体の早期吐出がほぼ均等に過
不足なく達成され、圧縮効率が向上し運転状態がより安
定する。
にする圧縮室3、4での過圧縮防止の均等化が図られる
と、一対の圧縮室3,4のバイパスポート5、6が、略
同じ圧力以上のときに略同時に開口するようになりその
圧縮効率がより向上するし、一対の閉じ込み容積を異に
する圧縮室3,4の双方で同じような過圧縮状態が生じ
ているときにほぼ同時に働くので、騒音の発生回数が半
減することになる。また、前記一対の閉じ込み容積を異
にする圧縮室3、4にそれぞれに形成された吐出バイパ
スポート5、6は、基本羽根厚さ1a、2aより小さい
径からなる複数個の小孔5a、6bを隣接して形成し、
この複数個の小孔5a、6aにおける開口面積の総和を
それぞれの吐出バイパスポート5、6の通路断面積とし
ている。
することで、この複数個の小孔5a、6aの開口面積の
総和により吐出バイパスポート5,6の通路断面積とす
ることができる。
室3、4にそれぞれ形成された吐出バイパスポート5、
6は、基本羽根厚さより小さい径からなる複数個の略同
径よりなる小孔5a、6aを隣接して形成し、閉じ込み
容積の大きい側の一方の圧縮室3に形成される吐出バイ
パスポート5の小孔5aの数を、閉じ込み容積の小さい
側の他方の圧縮室4に形成される吐出バイパスポート6
の小孔6aの数より多く形成している。
路11、12の大半部分をなすバイパスポート5、6と
しての複数個の小孔5a、6aの数によって簡単に設定
することができる。すなわち、図1、図2に示すように
基本羽根1a、2aの厚みよりも小さくしたバイパスポ
ート5、6としての複数個の略同径よりなる小孔5a、
6aを、閉じ込み容積の大きな圧縮室3については3つ
の小孔5aを設け、閉じ込み容積の小さな圧縮室4につ
いては2つの小孔6aを設けて、圧縮室3での早期吐出
経路11の通路断面積が圧縮室4での早期吐出経路12
の通路断面積よりも大きくなるようにしている。
複数個の小孔5a、6aは、個々の開口面積を異にして
もよい。また、複数個の小孔5aと複数個の小孔6a間
同士で開口面積を異にしてもよく、あるいは複数個の小
孔5a、6a間同士でも個々の開口面積をそれぞれ同一
とする必要はない。
る複数個の小孔5aにおける開口面積の総和をなす通路
断面積が、他方のバイパスポート6を形成する複数個の
小孔6aにおける開口面積の総和をなす通路断面積より
も所定の割合だけ大きくなればよい。この割合は圧縮室
3の圧縮室4に対する容積の大きさの割合による。
孔を隣接して形成した各バイパスポート5、6のそれぞ
れは、固定スクロール1の背面に設けられたばね板より
なるバイパス弁としてのリード弁13、14によってバ
ルブを構成して、このバルブにより開閉されるようにし
てあり、このバルブを構成するリード弁13、14は各
バイパスポート5、6に対し常閉され、圧縮室3、4が
所定の圧力以上になったときに開いて前記過圧縮冷媒の
早期吐出を行うようにしてある。これによって複数の小
孔5a、6aにより形成されるそれぞれの吐出バイパス
ポート5,6が包括してバルブを構成するリード弁1
3、14により開閉される。
ロール1のほぼ中央位置にある吐出口25のリード弁2
6と共に一枚のバネ板にて先端部が各リード弁13、1
4、26とされ、基端部が共有されて一体に形成してあ
る。
属板に各リード弁13、14、26のためのストッパ部
15a〜15cを形成してあり、この基端部を図8に示
すボルト16によって固定スクロール1に固定され、リ
ード弁13、14が開くときのリフト量を規制するよう
にしている。
は、適宜に分割形成されてもよいし、リード弁13、1
4、26も他の形式の開閉弁で代替することもできる。
この場合、弁が開くリフト量によって過剰冷媒の早期吐
出経路11、12の通路断面積を設定する要素に利用す
るときは、それが可能な形式のものを採用することにな
る。
は、前記固定スクロール1鏡板の背面をなす反基本羽根
側に、隣接した複数の小孔5a、6aをそれぞれ包括す
る座グリ7を形成して、この座グリ7を弁座として前記
リード弁13、14により開閉するようにしてある。
4によって常閉され、圧縮室3、4が所定の圧力以上に
なったときに開いて前記過圧縮冷媒の早期吐出を行うよ
うにしてある。
3、4につきその容積の大きさの違いに応じた通路断面
積を持ったバイパスポート5、6を通じて過圧縮流体の
早期吐出を図ることで各圧縮室3、4での過圧縮冷媒の
早期吐出が圧縮室3、4の大きさの違いにかかわらずほ
ぼ均等に過不足なく達成され、圧縮効率が向上し運転状
態がより安定したものとなる。
る圧縮室3、4のバイパスポート5、6としての小孔5
a、6aの個数が増加する場合にはリード弁13、14
の面積がその個数分増加することで、リード弁13、1
4の応答性が低下することがある。そこで一対の閉じ込
み容積を異にする圧縮室3、4のバイパスポート5、6
としての複数の小孔5a、6aをそれぞれ包括する座グ
リ7をバルブの弁座としており、これにより複数の小孔
5a、6aそれぞれを包括して開閉作動することがで
き、過圧縮冷媒の早期吐出の抵抗が減ることで圧縮効率
が向上される。
スクロール1鏡板の背面をなす反基本羽根側に、隣接し
た小孔5a、6aを包括するリング状の突条8を形成し
て、この突条8を弁座として前記リード弁13、14に
より開閉するようにしてある。この突条8については前
記リード弁13、14によって常閉され、圧縮室3、4
が所定の圧力以上になったときに開いて前記過圧縮冷媒
の早期吐出を行うようにしてある。
て、隣接する複数の小孔5a、6aをそれぞれ包括する
リング状の突条8を形成したことにより、前記座グリ7
を形成した場合と同様に、複数の小孔5a、6aそれぞ
れを包括してバルブの開閉作動することができ、過圧縮
冷媒の早期吐出の抵抗が減ることで圧縮効率が向上され
る。
スクロール1鏡板の背面をなす反基本羽根側に、隣接し
た複数の小孔5a、6aの内、最も吸入側に近い小孔5
b、6bにそれぞれ座グリ9が設けてあり、この座グリ
9を形成した小孔5b、6bを含む複数の隣接する小孔
5a、6aを、前記バルブにより開閉するようにしてあ
る。この座グリ9を含むバイパスポートについてはバル
ブを構成するリード弁13、14によって常閉され、圧
縮室3、4が所定の圧力以上になったときに開くように
してある。しかも隣接した複数の小孔5a、6aの内、
最も吸入側に近いバイパスポート5、6にそれぞれ座グ
リ9が設けられているので、最も早く早期吐出が行われ
る吸入側のそれぞれのバイパスポート5、6については
この座グリ9により吐出抵抗を減少させ、前記過圧縮冷
媒の早期吐出が円滑に行われる。
通路も過圧縮冷媒の早期吐出経路11、12を形成す
る。従って、バイパスポート5、6により早期吐出経路
11、12の通路断面積を違わせるのに代わって、ある
いはそれと協働して、早期吐出経路11、12の通路断
面積を違わせるためにリード弁13、14のリフト量L
を違わせて対応することもできる。
巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった固定スクロー
ルと、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上がった旋回
スクロールとを噛み合わせて双方間に一対の閉じ込み容
積を異にする圧縮室を形成し、この一対の閉じ込み容積
を異にする圧縮室のそれぞれに吐出バイパスポートを設
け、閉じ込み容積の大きい側の一方の圧縮室に形成され
る吐出バイパスポートの通路断面積を、閉じ込み容積の
小さい側の他方の圧縮室に形成される吐出バイパスポー
トの通路断面積より大きくしたので、一対の閉じ込み容
積を異にする圧縮室につきその容積に適正に対応して、
バイパスポートなどによる早期吐出経路を通じて過圧縮
流体の早期吐出が図られて、この一対の閉じ込み容積を
異にする圧縮室での過圧縮流体の早期吐出がほぼ均等に
過不足なく達成され、圧縮効率が向上し運転状態がより
安定する。
にする圧縮室での過圧縮防止の均等化が図られると、一
対の圧縮室のバイパスポートが、略同じ圧力以上のとき
に略同時に開口するようになりその圧縮効率がより向上
するし、一対の閉じ込み容積を異にする圧縮室の双方で
同じような過圧縮状態が生じているときにほぼ同時に働
くので、騒音の発生回数が半減することになる。
おける固定スクロールと旋回スクロールとの間に圧縮室
を形成した状態を示す圧縮機構の内部構造図である。
それを開閉するリード弁を示す固定スクロールの背面図
である。
それを開閉するリード弁の他の例を示す固定スクロール
の背面図である。
それを開閉するリード弁の他の例を示す固定スクロール
の背面図である。
開閉するリード弁の他の例を示す固定スクロールの背面
図である。
る。
す動作図である。
る。
ルと旋回スクロールとの間に圧縮室を形成した状態を示
す圧縮機構の内部構造図である。
態を示す動作図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 渦巻き状の基本羽根が鏡板上に立ち上が
った固定スクロールと、渦巻き状の基本羽根が鏡板上に
立ち上がった旋回スクロールとを噛み合わせて双方間に
一対の閉じ込み容積を異にする圧縮室が形成されたスク
ロール圧縮機において、この一対の閉じ込み容積を異に
する圧縮室のそれぞれに吐出バイパスポートを設け、閉
じ込み容積の大きい側の一方の圧縮室に形成される吐出
バイパスポートの通路断面積を、閉じ込み容積の小さい
側の他方の圧縮室に形成される吐出バイパスポートの通
路断面積より、前記異なる閉じ込み容積に対応して大き
くしたことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項2】 前記一対の閉じ込み容積を異にする圧縮
室にそれぞれに形成された吐出バイパスポートは、基本
羽根厚さより小さい径からなる複数個の小孔を隣接して
形成し、この複数個の小孔における開口面積の総和を吐
出バイパスポートの通路断面積としたことを特徴とする
請求項1記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項3】 前記一対の閉じ込み容積を異にする圧縮
室にそれぞれ形成された吐出バイパスポートは、基本羽
根厚さより小さい径からなる複数個の略同径よりなる小
孔を隣接して形成し、閉じ込み容積の大きい側の一方の
圧縮室に形成される吐出バイパスポートの小孔の数を、
閉じ込み容積の小さい側の他方の圧縮室に形成される吐
出バイパスポートの小孔の数より多くしたことを特徴と
する請求項1又は2のいずれか1に記載のスクロール圧
縮機。 - 【請求項4】 前記一対の閉じ込み容積を異にする圧縮
室に形成されたそれぞれの吐出バイパスポートは、基本
羽根厚さより小さい径からなる複数個の小孔を隣接して
形成し、この複数の小孔により形成される吐出バイパス
ポートのそれぞれを開閉させるバルブを設けたことを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスクロール圧
縮機。 - 【請求項5】 前記固定スクロール鏡板の反基本羽根側
に、隣接する複数の小孔をそれぞれ包括する座グリを形
成して、この座グリを弁座として前記バルブにより開閉
するようにしたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項6】 前記固定スクロール鏡板の反基本羽根側
に、隣接する複数の小孔をそれぞれ包括するリング状の
突条を設け、このリング状の突条を弁座として前記バル
ブにより開閉するようにしたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載のスクロール圧縮機。 - 【請求項7】 前記固定スクロール鏡板の反基本羽根側
に、隣接する複数の小孔のなかで吸入側に最も近い小孔
に座グリを形成し、この座グリを形成した小孔を含む複
数の隣接する小孔を、前記バルブにより開閉するように
したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
スクロール圧縮機。
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