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JP2001200080A - インバータの保護装置 - Google Patents

インバータの保護装置

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Publication number
JP2001200080A
JP2001200080A JP2000010660A JP2000010660A JP2001200080A JP 2001200080 A JP2001200080 A JP 2001200080A JP 2000010660 A JP2000010660 A JP 2000010660A JP 2000010660 A JP2000010660 A JP 2000010660A JP 2001200080 A JP2001200080 A JP 2001200080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
electrodes
voltage
inverters
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000010660A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Morimoto
雅之 森本
Yutaro Oka
裕太郎 岡
Shinji Sakagami
真二 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2000010660A priority Critical patent/JP2001200080A/ja
Publication of JP2001200080A publication Critical patent/JP2001200080A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電極間で発生するアーク放電の状態に対応し、
保護する必要のあるインバータのみを確実に認識してそ
の運転を停止させる。 【解決手段】大地電位にある同一の誘電体ロール35に対
して配設された複数の電極33a,33bに、高周波電圧を
印加してコロナ放電を発生させ、ロール35の回転により
配送されるフィルム(34)の表面処理を行なわせる、複数
のそれぞれ独立したインバータ31a,31bを保護する保
護装置であって、電極33a,33bでの異常状態を検出し
て対応するインバータ31a,31bの運転を停止させる
と、運転を停止させたインバータ31a,31bへの電極側
からの電圧の印加状態を電圧検出器12a,12bで検出
し、これに応じて他のインバータの運転を制御する制御
装置11を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムの表面処
理を行なう装置でコロナ放電を起こさせるべく高周波電
力を発生させるインバータの保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムの表面処理のためにコロナ放電
を行なう装置で、高周波電力を発生させる一般的なイン
バータの回路構成を図4に例示する。同図で、21が3
相交流電源、2が6個のダイオードで構成され、3相交
流電源21の出力を整流する整流ブリッジ、3は直流平
滑コンデンサ、4は単相のインバータブリッジ、25は
高圧トランス、6は制御回路、7は検出回路の接続線、
8はリアクトルである。
【0003】上記のような回路構成にあって、商用電源
である3相交流電源21の出力する3相交流は、整流ブ
リッジ2により直流に整流され、さらに直流平滑コンデ
ンサ3で平滑化された後に、インバータブリッジ4にお
いて負荷に応じて決まる共振周波数で励振されて高周波
電力とされ、さらに高圧トランス25で大幅に昇圧され
た後にここでは図示しない負荷に供給される。
【0004】このとき、制御回路6は検出回路の接続線
7により状態を常に検出しており、必要により異常の判
断、警報の出力、運転の停止等の制御動作を行なう。
【0005】図5はコロナ放電を用いた表面処理方法の
概要を示すもので、3相交流電源21と高圧トランス
(HVTR)25は上記図4と同様であり、31が同じ
く図4のインバータ(INV)である。3相交流電源2
1からの3相交流電圧はインバータ31で高周波化さ
れ、高圧トランス25で昇圧されてコロナ放電用電極3
3に印加される。
【0006】このコロナ放電用電極33は表面処理対象
となるフィルム34の搬送路上の、誘電体で構成された
ロール35に対向する位置に配設されており、またロー
ル35にはアースブラシ37が取付けられる。
【0007】しかして、コロナ放電用電極33とロール
35の間で高電圧高周波の電力によるコロナ放電が発生
し、該放電中の電子のエネルギによりこの放電空間中を
通過するフィルム34の表面に微細な凹凸が表面処理と
して形成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなロール35
とコロナ放電用電極33との対は、フィルム34の製造
ラインの最終工程に設置されている。生産量の増加など
のためにフィルム34の走行速度が上昇された場合、短
い通過時間で表面処理を行なわなければならないことか
らコロナ放電に必要な電力も増大する。したがって、こ
のような場合にはコロナ放電用のインバータ31の出力
を増加させることが行なわれてきた。
【0009】しかしながら、高電圧高周波のインバータ
を考えた場合、単機出力を増加させるのはコストの面で
不利なことがあるため、複数のインバータを用いること
が考えられるが、この場合、コロナ放電用電極33を複
数設けても同一のロール35に対して放電させることが
可能であり、且つ設置スペースも省略することができ
る。
【0010】図6は2系統のインバータ31a,31b
及び高圧トランス25a,25bを用いて単一のロール
35に2つのコロナ放電用電極33a,33bを設置す
るようにしたものである。このような構成とした場合、
複数の電極対は別々のインバータに接続されているた
め、放電における周波数、位相などを異ならせることが
できる。
【0011】このような配置を実現するにあたって、機
械の小型化、工場での機械設置面積の低下などの要求を
受けて、ロール35をより小径のものとすることが行な
われている。その際、複数の電極は、電極間の絶縁を考
慮した距離を挟んで配置することは言うまでもない。
【0012】しかして、上記のようなインバータ31に
対する保護動作として、具体的には次のような制御処理
が行なわれていた。すなわち、第1の保護対策は、イン
バータ31の内部を流れる過電流などに対し、インバー
タ31の動作自体を停止させる方法であり、第2の保護
対策は、高電圧の電極で放電するために電極から接地電
位に対してアーク放電を生じることがあるので、アーク
放電が生じた際にはアークを瞬時に消滅させ、機器を保
護するために電力供給を停止させる方法である。
【0013】ここで上記第2のアーク放電に対する保護
対策について考える。
【0014】インバータ31の出力は、電極間の静電容
量とインバータ31内部のリアクトル8による共振周波
数を出力するように制御されている。ところが、対地電
位などにアーク放電するとこの共振条件から外れるため
にインバータ31の出力電圧または電流の位相が跳躍す
る。インバータ31内部の上記制御回路6ではこの位相
の急変を監視し、アークによる異常放電と認識し、放電
出力を停止させるようになっている。
【0015】このような保護機能を有するインバータ3
1において、次に説明するような不具合が発生する。こ
れはすなわち、上記図6に示したような複数のコロナ放
電用電極33a,33bを有する構成において、複数の
電極33a,33bは互いに絶縁距離以上離れており、
ロール35との距離に比して十分離間しているため、通
常の状態では電極33a,33b間で大気を介して放電
する可能性はほとんどない。
【0016】しかしながら、ロール35の表面に汚れが
付着し、あるいは水分が結露している場合に、図7
(a)に示すようなロール35の端部でフィルム34が
電極33(33a,33b)とロール35とに介在して
いない部位では、例えば図7(b)に示す如く電極33
bからロール35を介して電極33a間で図中の<1>
〜<3>の経路を通ってアーク放電が発生し、結果とし
て大気を介して電極33b,33a間で直接アーク放電
が継続してしまう可能性がある。
【0017】このような電極間アークが発生した場合
に、別位相で動作している2台のインバータ31a,3
1bの双方が共に位相を急変することで対地アークと判
断して運転を停止するような可能性はほとんどないと考
えられる。
【0018】これはすなわち、2台のインバータ31
a,31bのうちの1台が電極間アークにエネルギを供
給することとなり、エネルギを供給されている側のイン
バータは位相が急変して停止するが、エネルギを供給し
ている側のインバータは他の条件、例えばアークの冷
却、ロール35表面の汚れや結露等がなくなる、などに
よってアークが消滅しない限り電極間アークは継続する
ため、このエネルギを供給している側のインバータは運
転を継続するような制御を行なうことになるためであ
る。
【0019】図8は上記保護機能が動作しないようにし
て電極間アークが発生したときの高電圧の電流波形を例
示するもので、図中のタイミングTAでアーク放電が発
生しており、それ以前では2台のインバータ31a,3
1bが別位相で運転しているものの、アーク発生直後か
ら2台のインバータ31a,31bがほぼ同位相となっ
て運転を継続していることがわかる。
【0020】このとき、上記保護機能を動作させれば、
位相が急変した、該アーク放電によりエネルギを供給さ
れる側のインバータは運転を停止することとなるが、位
相の変化が小さいかほとんど変化しない、エネルギを供
給する側のインバータでは、位相の急変を検出すること
ができないために、運転を停止することなく継続するこ
ととなる。
【0021】しかして、電極間でアーク放電が発生して
いる状態での運転を継続すると、次のような不具合が発
生する。
【0022】図9は電極33b,33aの間でアーク放
電している2台のインバータ31b,32aの回路構成
を示すものである。いま、電極33b,33a間にアー
クが発生し、これを検出したインバータ31aが保護機
能による動作で運転を停止しているものとする。インバ
ータ31aが運転を停止した状態でもインバータ31b
が運転を行なっている限りは電極33b,33a間のア
ーク放電は継続するもので、図中にエネルギの流れを矢
印ENで示す如く、アークのエネルギはインバータ31
bから電極33b,33aの間を介してインバータ31
aに供給されることとなる。
【0023】このエネルギは、インバータ31bの発生
する周波数の交流電流で供給されることとなるもので、
供給を受けるインバータ31aでは、供給された交流電
流がダイオード71で整流されるために、停止している
インバータ31の直流電圧が上昇する。
【0024】そして、このように運転を停止中のインバ
ータ31aで直流電圧の上昇があると、インバータの直
流回路に接続されているコンデンサやその他半導体素子
の両端に印加される電圧が増加し、その素子の耐電圧電
圧を超えた時点で素子が破壊されてしまうことになる。
【0025】このような事態を防止するためには、2台
のインバータ31a,31bのいずれか一方がアーク放
電の検出を行なった時点で、検出をしていない他方側も
連動して同時に運転を停止させることにより、電極間の
アーク放電を消滅させることができる。
【0026】ただし、このような連動制御を実現する際
には、電極と電極との間ではなく電極と大地との間にア
ークが飛んで、アークを発生したインバータを保護する
ために運転を停止させたい場合でも、アーク放電が発生
している部位を区別して認識する手段がないために、同
一のロール35に放電している他のインバータの運転を
停止せざるを得ないこととなる。
【0027】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、大地電位にある同
一の誘電体ロールに対して配設された複数の電極に、高
周波電圧を印加してコロナ放電を発生させ、上記ロール
の回転により配送されるフィルムの表面処理を行なわせ
る、複数のそれぞれ独立したインバータを保護する保護
装置であって、上記電極で発生するアーク放電の状態に
対応し、保護する必要のあるインバータのみを確実に認
識してその運転を停止させることが可能なインバータの
保護装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
大地電位にある同一の誘電体ロールに対して配設された
複数の電極に、高周波電圧を印加してコロナ放電を発生
させ、上記ロールの回転により配送されるフィルムの表
面処理を行なわせる、複数のそれぞれ独立したインバー
タを保護する保護装置であって、上記電極での異常状態
を検出して対応するインバータの運転を停止させる第1
の制御手段と、この第1の制御手段で運転を停止させた
インバータへの電極側からの電圧の印加状態または電流
の流入状態に応じて他のインバータの運転を制御する第
2の制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0029】請求項2記載の発明は、大地電位にある同
一の誘電体ロールに対して配設された複数の電極に、高
周波電圧を印加してコロナ放電を発生させ、上記ロール
の回転により配送されるフィルムの表面処理を行なわせ
る、複数のそれぞれ独立したインバータを保護する保護
装置であって、上記電極での異常状態を検出して対応す
るインバータの運転を停止させる第1の制御手段と、こ
の第1の制御手段で運転を停止させたインバータの直流
回路部での電圧値に応じて他のインバータの運転を制御
する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0030】請求項3記載の発明は、大地電位にある同
一の誘電体ロールに対して配設された複数の電極に、高
周波電圧を印加してコロナ放電を発生させ、上記ロール
の回転により配送されるフィルムの表面処理を行なわせ
る、複数のそれぞれ独立したインバータを保護する保護
装置であって、上記複数のインバータ毎に設けられ、上
記電極での異常状態を検出して対応するインバータの運
転を停止させる第1の制御手段と、上記複数のインバー
タ毎に設けられ、上記第1の制御手段で運転を停止させ
たインバータの直流回路部での電圧値を検出する第2の
制御手段と、上記第2の制御手段の検出内容に応じて他
のインバータの運転を統括制御する第3の制御手段とを
具備したことを特徴とする。
【0031】上記請求項1乃至3いずれに記載の発明に
おいても、上記電極で発生するアーク放電の状態に対応
し、保護する必要のあるインバータのみを確実に認識し
てその運転を停止させることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下図面を
参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0033】図1はその回路構成を示すもので、インバ
ータ31a,31b、高圧トランス25a,25b、コ
ロナ放電用電極33a,33b、ロール35、及びアー
スブラシ37等に関しては基本的に上記図6、図9等で
説明したものと同様であるので、同一部分には同一符号
を付してその説明は省略する。
【0034】しかして、インバータ31aと高圧トラン
ス25a間における電圧を検出する電圧検出器12aを
設け、同様にインバータ31bと高圧トランス25b間
における電圧を検出する電圧検出器12bを設けて、こ
れらの検出内容を制御装置11に送出させる。
【0035】この制御装置11は、インバータ31a,
31bを保護するための制御動作を実行するもので、イ
ンバータ31a,インバータ31bはそれぞれ、自機が
運転中であることを示す信号13a,13bを制御装置
11へ送出し、また制御装置11から運転の停止を指示
する信号14a,14bを受ける。
【0036】このような構成にあって、例えば電極33
a,33b間でアーク放電が発生し、インバータ31a
がこれを検出して運転を停止し、一方インバータ31b
は運転を継続している場合の動作について考える。
【0037】インバータ31aからの信号13aの内容
によりインバータ31aが運転を停止したことを認識し
た制御装置11は、電圧検出器12aからの信号により
インバータ31aと高圧トランス25a間で電圧が発生
しているか否かを判断する。
【0038】この場合、インバータ31aは運転を停止
しているため、電極33a,33b間にアーク放電が発
生していなければ、インバータ31bからの電流がイン
バータ31a側に供給されることはなく、電圧検出器1
2aで電圧の発生を検出することはない。
【0039】その反面、電極33a,33b間にアーク
放電が発生していれば、インバータ31bからの電流が
該アーク放電によりインバータ31a側に供給されるこ
ととなり、電圧検出器12aで電圧の発生を検出するこ
とができる。
【0040】したがって、制御装置11は運転を停止し
た側のインバータ31aに対応する電圧検出器12aか
らの信号により、電圧を発生している場合には、電極3
3a,33b間でアーク放電を発生しているものと判断
して、信号14bにより運転を継続しているインバータ
31bの運転も停止させる。
【0041】このように、大地電位の誘電体ロール35
に対して配設された電極33a,33b間でアーク放電
が発生したとしても、そのアーク放電に電流を供給し続
ける側のインバータ31bの運転を停止させるため、該
アーク放電を強制的に消滅させることができる。
【0042】また、電極33a,33b間ではなく、電
極33a,33bのいずれか一方と大地との間でアーク
放電が発生した場合には、アーク放電を発生させた側の
電極に接続されたインバータ31aまたは31bのみが
停止するので、他のインバータを停止させることなく、
運転を継続させることができる。
【0043】なお、上記実施の形態では、インバータ3
1aと高圧トランス25a間での電圧を検出する電圧検
出器12aと、インバータ31bと高圧トランス25b
間での電圧を検出する電圧検出器12bとを設けるもの
としたが、これらに代えて、同位置に電極33a,33
b側からインバータ31a,31bへの電流の流入を検
出するための電流検出器を設けることとしても良い。
【0044】(第2の実施の形態)以下図面を参照して
本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0045】図2はその回路構成を示すもので、インバ
ータ31a,31b、高圧トランス25a,25b、コ
ロナ放電用電極33a,33b、ロール35、及びアー
スブラシ37等に関しては基本的に上記図6、図9等で
説明したものと同様であるので、同一部分には同一符号
を付してその説明は省略する。
【0046】しかして、インバータ31a中のインバー
タブリッジ4前段の平滑化された直流電圧を検出するも
のとして直流電圧検出器82aを設け、同様にインバー
タ31bにも直流電圧検出器82bを設けて、これらの
検出内容を制御装置81に送出させる。
【0047】この制御装置81は、インバータ31a,
31bを保護するための制御動作を実行するもので、特
にインバータ31a,インバータ31bに対して運転の
停止を指示する信号83a,83bを送信する。
【0048】インバータ31a,31bはそれぞれ、運
転中、停止中のいずれであろうと、通常の3相交流電源
21が接続されている状態であれば、直流電圧検出器8
2a,82bの検出する直流電圧はある一定の幅内の値
となる。
【0049】このような構成にあって、例えば電極33
a,33b間でアーク放電が発生し、インバータ31a
がこれを検出して運転を停止し、一方インバータ31b
は運転を継続している場合の動作について考える。
【0050】このとき、インバータ31aは停止してい
るために直流電圧検出器82aの検出する直流電圧は、
本来であれば一定の幅内の値となるはずであるが、電極
33a,33bのアーク放電のためにインバータ31b
からの電流が供給されることで結果として検出される直
流電圧の値が上昇する。
【0051】制御装置81では、この直流電圧検出器8
2aからの検出信号により、停止中のインバータ31a
の直流電圧が上昇しており、電極33a,33b間にア
ーク放電が発生しているものと判断して、運転を継続し
ているインバータ31bに対しても信号83bにより運
転を停止させる。
【0052】このように、大地電位の誘電体ロール35
に対して配設された電極33a,33b間でアーク放電
が発生したとしても、そのアーク放電に電流を供給し続
ける側のインバータ31bの運転を停止させるため、該
アーク放電を強制的に消滅させることができる。
【0053】また、電極33a,33b間ではなく、電
極33a,33bのいずれか一方と大地との間でアーク
放電が発生した場合には、アーク放電を発生させた側の
電極に接続されたインバータ31aまたは31bのみが
停止し、且つその直流電圧が一定の幅の値を超えること
はないので、他方のインバータを停止させることなく、
運転を継続させることができる。
【0054】なお、この第2の実施の形態による直流電
圧値の上昇から電極間のアーク放電の発生を検出する方
法を、上記第1の実施の形態による方法と併せて実施
し、いずれか一方の方法で電極間でのアーク放電の発生
を検出した場合には運転を継続している側のインバータ
の運転を停止させるようなものとしても良い。
【0055】(第3の実施の形態)以下図面を参照して
本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0056】図3はその回路構成を示すもので、31a
〜31cは上記図2で説明したインバータ31と基本的
には同様の構成のインバータであり、同一部分には同一
符号を付してその説明は省略する。
【0057】しかして、各インバータ31a〜31c内
の制御回路6′は、インバータが運転を停止している状
態でも直流回路部での電圧値を監視する機能を有してい
るものとする。
【0058】さらに、上記各インバータ31a〜31c
内の制御回路6′と通信ライン92を介して統括制御回
路91が接続される。この統括制御回路91は、例えば
シーケンサやパーソナルコンピュータで構成され、コロ
ナ放電用電極33a〜33c(図示せず)間で発生する
アーク放電によるインバータ31a〜31cの破損を防
止するべく各インバータ31a〜31cの運転/停止を
制御する。
【0059】このような構成にあって、例えば電極33
a,33b間でアーク放電が発生し、インバータ31a
がこれを検出して運転を停止し、一方インバータ31
b,31cは運転を継続している場合の動作について考
える。
【0060】このとき、インバータ31aは停止してい
るためにその直流回路部での電圧値は本来であれば一定
の幅内の値となるはずであるが、電極33a,33bの
アーク放電のためにインバータ31bからの電流が供給
されることで結果として直流電圧の値が上昇する。
【0061】インバータ31aの制御回路6′では、運
転を停止しているにも拘らず直流電圧の値が上昇してい
ることを通信ライン92を介して統括制御回路91に送
信し、これを受けた統括制御回路91は電極33a,3
3b間か、または電極33a,33c間にアーク放電が
発生しているものと判断して、運転を継続しているイン
バータ31b,31cに対しても通信ライン92により
運転を停止させる。
【0062】このように、大地電位の誘電体ロール35
に対して配設された電極33a〜33cのいずれかの間
でアーク放電が発生したとしても、そのアーク放電に電
流を供給し続ける側のインバータの運転を停止させるた
め、該アーク放電を強制的に消滅させることができる。
【0063】また、電極間ではなく、電極のいずれか1
つと大地との間でアーク放電が発生した場合には、アー
ク放電を発生させた側の電極に接続されたインバータの
みが停止し、且つその直流電圧が一定の幅の値を超える
ことはないので、その他のインバータを停止させること
なく、運転を継続させることができる。
【0064】なお、本発明は上記第1乃至第3の実施の
形態に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々変形して実施することが可能であるものとす
る。
【0065】
【発明の効果】上記請求項1乃至3いずれに記載の発明
によっても、大地電位にある同一の誘電体ロールに対し
て配設された複数の電極に、高周波電圧を印加してコロ
ナ放電を発生させ、上記ロールの回転により配送される
フィルムの表面処理を行なわせる、複数のそれぞれ独立
したインバータを保護する保護装置において、上記電極
で発生するアーク放電の状態に対応し、保護する必要の
あるインバータのみを確実に認識してその運転を停止さ
せることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る回路構成を示
すブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る回路構成を示
すブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る回路構成を示
すブロック図。
【図4】一般的なコロナ表面処理ようインバータの回路
構成を例示する図。
【図5】コロナ放電を用いた表面処理方法の概要を示す
図。
【図6】2系統のインバータ及び電極を用いた表面処理
装置の構成を示す図。
【図7】電極間アーク放電の発生原理を示す図。
【図8】電極間アーク放電が発生した場合の高電圧の電
流波形を例示する図。
【図9】図9は電極間でアーク放電している2台のイン
バータの回路構成とエネルギの流れとを示す図。
【符号の説明】
2…整流ブリッジ 3…直流平滑コンデンサ 4…インバータブリッジ 6,6′…制御回路 7…接続線 8…リアクトル 11…制御装置 12a,12b…電圧検出器 13a,13b…運転中信号 14a,14b…運転停止信号 21…3相交流電源 25,25a,25b…高圧トランス 31,31a,31b…インバータ 33,33a,33b…コロナ放電用電極 34…フィルム 35…ロール 36…コロナ放電 37…アースブラシ 71…ダイオード 81…制御装置 82a,82b…直流電圧検出器 83a,83b…運転停止信号 91…統括制御回路 92…通信ライン
フロントページの続き (72)発明者 坂上 真二 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 Fターム(参考) 4F073 AA06 BB01 CA21 HA12 5H007 AA17 CC05 CC32 DA06 DB01 DC02 DC05 GA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大地電位にある同一の誘電体ロールに対し
    て配設された複数の電極に、高周波電圧を印加してコロ
    ナ放電を発生させ、上記ロールの回転により配送される
    フィルムの表面処理を行なわせる、複数のそれぞれ独立
    したインバータを保護する保護装置であって、 上記電極での異常状態を検出して対応するインバータの
    運転を停止させる第1の制御手段と、 この第1の制御手段で運転を停止させたインバータへの
    電極側からの電圧の印加状態または電流の流入状態に応
    じて他のインバータの運転を制御する第2の制御手段と
    を具備したことを特徴とするインバータの保護装置。
  2. 【請求項2】大地電位にある同一の誘電体ロールに対し
    て配設された複数の電極に、高周波電圧を印加してコロ
    ナ放電を発生させ、上記ロールの回転により配送される
    フィルムの表面処理を行なわせる、複数のそれぞれ独立
    したインバータを保護する保護装置であって、 上記電極での異常状態を検出して対応するインバータの
    運転を停止させる第1の制御手段と、 この第1の制御手段で運転を停止させたインバータの直
    流回路部での電圧値に応じて他のインバータの運転を制
    御する第2の制御手段とを具備したことを特徴とするイ
    ンバータの保護装置。
  3. 【請求項3】大地電位にある同一の誘電体ロールに対し
    て配設された複数の電極に、高周波電圧を印加してコロ
    ナ放電を発生させ、上記ロールの回転により配送される
    フィルムの表面処理を行なわせる、複数のそれぞれ独立
    したインバータを保護する保護装置であって、 上記複数のインバータ毎に設けられ、上記電極での異常
    状態を検出して対応するインバータの運転を停止させる
    第1の制御手段と、 上記複数のインバータ毎に設けられ、上記第1の制御手
    段で運転を停止させたインバータの直流回路部での電圧
    値を検出する第2の制御手段と、 上記第2の制御手段の検出内容に応じて他のインバータ
    の運転を統括制御する第3の制御手段とを具備したこと
    を特徴とするインバータの保護装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011036063A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Japan Steel Works Ltd:The コロナ放電処理装置用の共振型pamインバータ電力供給装置
JP2014517676A (ja) * 2011-06-17 2014-07-17 エスエムエー ソーラー テクノロジー アーゲー 湿気状態の監視付きのインバータ、およびインバータを動作させるための方法

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