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JP2001295629A - プラズマでパティキュレート物質を反応消滅させるdpf装置 - Google Patents

プラズマでパティキュレート物質を反応消滅させるdpf装置

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Publication number
JP2001295629A
JP2001295629A JP2000114070A JP2000114070A JP2001295629A JP 2001295629 A JP2001295629 A JP 2001295629A JP 2000114070 A JP2000114070 A JP 2000114070A JP 2000114070 A JP2000114070 A JP 2000114070A JP 2001295629 A JP2001295629 A JP 2001295629A
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JP
Japan
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filter
plasma
electrode
dpf device
exhaust gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000114070A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
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Original Assignee
Individual
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Publication date
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Priority to JP2000114070A priority Critical patent/JP2001295629A/ja
Publication of JP2001295629A publication Critical patent/JP2001295629A/ja
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  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 このDPF装置は,フィルタで捕集されたパ
ティキュレート物質をプラズマエネルギを利用して反応
消滅させ,フィルタを再生する。 【解決手段】 このDPF装置は,フィルタ3を構成す
るフィルタ本体5に対して上流側に接した上流側金網4
と下流側に接した下流側金網6とを電気絶縁する。フィ
ルタ3に捕集されたパティキュレート物質をプラズマエ
ネルギで反応消滅させてフィルタ3を再生する。プラズ
マ発生装置1は,発電機からの電力をトランス23で高
電圧にして整流コイル22で整流し,高周波発振器20
からの発信信号を断続器21のパワートランジスタを通
じてオン・オフ作動し,交番電力を発生させ,両金網
4,6に高周波の直流電流を高電圧で断続的に印加して
プラズマを発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,ディーゼルエン
ジンから排出される排気ガス中のパティキュレートを捕
集してプラズマを利用してパティキュレート物質を反応
消滅させるディーゼルパティキュレートフィルタ装置即
ちDPF装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,エンジンの排気ガスを処理する排
気ガス処理装置は,排気管に配設したフィルタの面積を
大きく形成すると共にフィルタに対して加熱コイルを取
り付け,排気ガスに含まれるカーボン等のパティキュレ
ート物質をフィルタの前面部に堆積させて捕集し,次い
でフィルタに堆積したカーボンを加熱コイルを通電して
加熱してカーボンを加熱燃焼させて焼却し,フィルタを
再生している。
【0003】例えば,実開平1−144427号公報に
開示されたディーゼルパティキュレートフィルタ装置
は,排気ガスをフィルタ本体に通し,該フィルタ本体で
排気ガス中のカーボン,スモーク等のパティキュレート
を捕集し,フィルタ本体にパティキュレートが堆積して
目詰まりした場合に,フィルタ本体に排気ガスを流すの
を遮断し,別のフィルタ本体に排気ガスを流すように切
り換え,目詰まりしたフィルタ本体の下流側から空気を
送り込み,フィルタ本体を加熱して目詰まりしているパ
ティキュレートを焼却するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ディーゼルエンジンか
ら排出される排気ガス中には,カーボン,スモーク,H
C,SOX 等のパティキュレート物質即ちSPMが含ま
れているが,SPMは,カーボンと炭化水素の合成物で
あり,その大きさは,極めて大きい粒子から小さいも
の,具体的には,40μm〜0.1μmの粒径の範囲で
あり,20μm程度のものが多く,これらのサイズのも
のが排気ガス中に分散している。特に,SPMのサイズ
中で,2.5μm以下の小さい粒径のものが,環境上,
喘息等人体に悪影響を与えるということで問題とされて
いる。
【0005】しかしながら,ディーゼルパティキュレー
トフィルタ装置即ちDPF装置で微粒子のSPMを捕集
する場合に,微粒子が繊維フィルタの繊維間の交差空間
を通り抜けて排出される恐れがあり,これらのフィルタ
によって微粒子を捕集することが極めて困難である。そ
こで,これらの粒子径の小さなSPMを捕集すること
が,大気汚染を防止する上からも大きな課題になってい
る。
【0006】また,DPF装置で捕集されたSPMは,
酸素が存在して約600℃以上に加熱されると,酸素と
反応して容易に燃焼して焼却させることができる。そこ
で,DPF装置には,フィルタ本体で捕集されたSPM
を加熱焼却してフィルタ本体を再生できる機能を有する
必要がある。そこで,フィルタ本体を再生するため,フ
ィルタ本体に排気ガスを流しながら金網に通電し,SP
Mの燃焼状態に温度を昇温することが考えられる。ま
た,フィルタをセラミックス繊維で作製した場合には,
SPMが繊維間に堆積される。セラミック繊維がランダ
ムに積層されたフィルタ用繊維間に堆積したSPMは三
次元的に堆積しているので,SPM間に隙間が形成され
易く,SPM間をぬって排気ガスが通過し易く,排気ガ
スに含まれている空気によってSPMが着火燃焼するこ
とになる。
【0007】ところで,プラズマは,放電電流であり,
気体間を自由に運動する正,負の荷電粒子群によってで
きる現象である。そこで,DPF装置を,通電性のない
セラミックス繊維を積層したフィルタ本体とその両側に
金網製の保持材とで構成し,全体として襞状に折り曲げ
た筒体構造に形成し,更に,フィルタ本体の両側の金網
を電極に構成し,金網に高周波で高電圧を負荷すると,
両電極間にプラズマを発生させることができることにな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,上記
の問題を解決することであり,フィルタを構成するセラ
ミック繊維等の材料から構成したフィルタ本体をその両
側から金網,多孔金属板等からなる金属部材で挟持し,
フィルタ本体の両側の金属部材を電極に構成し,電極間
に高周波,高電圧を負荷させてプラズマを発生させ,プ
ラズマエネルギを利用してフィルタに捕集されている微
粒子等のパティキュレート物質即ちSPMを反応消滅さ
せるディーゼルパティキュレートフィルタ装置即ちDP
F装置を提供することである。
【0009】この発明は,エンジンからの排気ガスが排
出される排気管に組み込まれたケーシング,前記ケーシ
ング内に配置された前記排気ガスに含まれるパティキュ
レート物質を捕集するセラミックス製フィルタ,前記フ
ィルタの両面にそれぞれ配置された電気的に互いに絶縁
された上流側電極と下流側電極,及び前記上流側電極と
前記下流側電極との間に高周波の断続電流を高電圧で断
続的に印加して前記上流側電極と前記下流側電極との間
にプラズマを発生させるプラズマ発生装置を具備し,前
記プラズマによって前記フィルタに捕集された前記パテ
ィキュレート物質を反応消滅させることから成る排気ガ
ス浄化装置に関する。
【0010】前記フィルタ本体は,非導電性のセラミッ
クス繊維材をランダムに積層した積層構造に形成されて
いる。
【0011】前記電極を構成する金属部材は,セラミッ
クスコーティングやホウロウ処理によって絶縁的に被覆
され,前記フィルタに捕集された前記パティキュレート
物質で通電状態になるのを防止している。
【0012】前記電極を構成する金属部材は,金網又は
金属多孔板から形成されている。前記電極を金網で構成
した場合には,前記金網は,縦線と横線とが交差して積
層され,前記縦線と前記横線との間で電圧差が発生しな
いように,前記縦線と前記横線との交差部の一部で交互
に接続されている。
【0013】前記フィルタ本体は,積層された繊維フィ
ルタを襞状に折り曲げて全体として環状フィルタに形成
され,前記排気ガスが前記環状フィルタの外周側から内
周側へ送り込まれる。
【0014】前記プラズマ発生装置によって前記上流側
電極と前記下流側電極とに印加する高周波で高電圧を発
生させる電源は,前記エンジンに設けられた発電機で発
電された電力が使用される。
【0015】前記プラズマ発生装置は,交流発電機から
の電圧をトランスで昇圧し,昇圧された高電圧を整流コ
イルで整流し,整流された高電圧を高周波発振器からの
高周波信号により断続器をオン・オフ制御して交番状の
高周波高電圧を発生させ,前記高周波高電圧を前記上流
側電極と前記下流側電極との間に印加してプラズマを発
生させる。
【0016】このDPF装置を組み込んだエンジンは,
燃料噴射タイミングを遅らせてNO X の発生を抑制させ
ると共に,HCの発生を増加させる制御をするものであ
り,このDPF装置は,前記電極間で発生する前記プラ
ズマ中でNOX とHCとを反応させ,NOX の発生を削
減するものである。
【0017】前記プラズマ発生装置は,エンジン負荷が
部分負荷時及び始動直後の冷却水温度が低い時に,前記
電極に印加してプラズマを発生させ,プラズマエネルギ
によってパティキュレート物質の反応消滅を促進し,N
X とHCとの反応を促進させ,NOX の発生を削減す
るものである。
【0018】このDPF装置は,上記のように構成した
ので,フィルタ本体の両側の金属部材の電極間に高周波
の断続高電圧を負荷させ,電極間にプラズマ状態が連続
して発生させるので,フィルタに捕集された電極間に存
在する微粒子のパティキュレート物質(SPM)は,プ
ラズマエネルギによってラジカル(フリーラジカル,遊
離基)状態になり,パティキュレート物質が電子e-
+ を放出し,HCはH2 OとCO2 に変化し,CはC
2 に変化すると共に,パティキュレート物質の一部は
着火し燃焼して焼却される。
【0019】例えば,金網をヒータに構成した場合に
は,金網での熱が伝播し,SPM,ブラックカーボンに
着火し,パティキュレート物質が燃焼するが,本発明の
ように,金網を電極に構成してプラズマを発生させる場
合には,正負イオンの混在による振動がSPMにエネル
ギを与えて反応するので,パティキュレート物質の反応
開始が確実に発生する。パティキュレート物質が一旦ラ
ジカル状態になると,排気ガス中のO2 と反応するの
で,Cは酸化し,HCも酸化する。この状態で,C,H
C,NOX が共存すると,次の反応が発生する。 2NO+CH→N2 +H2 O+CO 2CO+O2 →2CO2 上記のように,言い換えれば,NOが還元されることに
なる。上記のプラズマ状態は,金網間で発生するので,
金属板より電力密度が集中し,プラズマエネルギが増加
する。また,一旦着火したSPM層は隣接するSPM層
に燃え移り,全てのパティキュレート物質が焼却される
ことになる。
【0020】プラズマ電力を高電圧化させるため,AC
発電機の電圧を大きくするように,直列連続巻きしたス
テータコイルからの電流を巻線比を75〜150程度に
設定すると,5〜30KVAの電圧が両金網間に負荷で
きる。高電圧化した電力は,そのまま負荷しても良い。
交流電流を一旦整流し,水晶発振子により発振されたオ
ン・オフ信号によってパワートランジスタをオン・オフ
させ,高電圧の断続した電流を作ることができる。ここ
で,周波数は,1MHZ 程度である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
によるDPF装置の実施例を説明する。図1はこの発明
によるDPF装置の一実施例を示す概略説明図,図2は
図1のDPF装置に設けたプラズマ発生装置を示す概略
回路図,図3はDPF装置のフィルタとプラズマ発生装
置との関係を示す概略説明図,図4は図3のフィルタの
符号Iの領域の拡大説明図,図5は図2のプラズマ発生
装置における高周波発振器を示す回路図,及び図6は図
2のプラズマ発生装置における断続器を示す回路図であ
る。
【0022】このディーゼルパティキュレートフィルタ
装置(以下,DPF装置という)は,エンジンを構成す
る燃焼室からの排気ガスを排出する排気管51に組み込
まれ,排気ガス中に含まれるパティキュレート物質(以
下,SPMという)をフィルタ3で捕集し,フィルタ3
に捕集されたSPMを,プラズマ発生装置1によって発
生したプラズマによって排気ガス中のO2 と反応させて
消滅させると共に,SPMの一部は着火燃焼して焼却
し,排気ガスを浄化する。フィルタ3は,ケーシング2
の入口12側が支持バー52によって支持され,出口1
3側がフィルタ端部を閉鎖する中央部に通口53を備え
た遮蔽プレート17で支持されている。
【0023】フィルタ3は,排気管51に組み込まれた
ケーシング2内に上流側排気ガス通路14と下流側排気
ガス通路15を形成するように配置されている。フィル
タ3は,図3に示すように,襞状に折り曲げられた積層
された繊維フィルタを全体として環状フィルタに形成さ
れ,上流側がフィルタ上流端面が遮蔽プレート16で閉
鎖され,下流側が中央部に形成された下流側排気ガス通
路15に通口53が整合した状態でフィルタ下流端面を
遮蔽プレート17で閉鎖されている。従って,排気管5
1を流れる排気ガスは,入口12から支持バー52間の
通口とフィルタ3の外周側の上流側排気ガス通路14を
通ってフィルタ3を通過して内周側の下流側排気ガス通
路15へ排出され,次いで,出口13から排気管51へ
排出される。エンジンから排出される排気ガスは,フィ
ルタ3を通過する際にフィルタ3において排気ガス中に
含まれるカーボン,スモーク,HC,SOX 等のSPM
が捕集される。
【0024】コントローラ10は,フィルタ3に排気ガ
スを流す際に,フィルタ3の上流側に設けられた圧力セ
ンサ9と下流側に設けられた圧力センサ11からのSP
Mの捕集状態,及び回転センサ18と負荷センサ19か
らのエンジンの運転状態に応答して,プラズマ発生装置
1によるプラズマの発生状態を調整し,SPMの反応消
滅及び着火燃焼させて焼却する制御をする。
【0025】フィルタ3は,例えば,特に図4に示すよ
うに,耐熱性,耐腐食性に優れた非導電性のセラミック
ス繊維をランダムに積層したフェルト材に成形したフィ
ルタ本体5と,フィルタ本体5の両側を挟み込んで固定
した耐熱性で耐腐食性を有するNi,Cr等を含む金網
4,6とから構成されている。フィルタ3は,図3に示
すように,全体として襞付き筒形状の所定の形状に成形
し,表面積が大きくなる形状に形成されている。この
時,金網6と隣接する金網6とが短絡しないように,図
4に示すように,金網6と隣接する金網6との間に絶縁
材66が介在されている。フィルタ3は,上記の襞付き
筒形状の他に,円筒形等の筒状,平板状,波状等の形状
に構成することもできる。フィルタ3を構成する材料
は,例えば,SiCで被覆されたSi3 4 ,及び/又
はSiC(Si−C−O,Si−Ti−C−O,Si−
C)のセラミックス繊維,及び/又はカーボンやアルミ
ナをSiCで被覆した繊維をランダムに積層した不織布
で形成され,セラミック繊維の繊維径は,例えば,5〜
15μm程度であり,長さは30〜150mm程度であ
る。また,フェルト状に積層したセラミックス繊維材
は,例えば,その厚さが3〜5mm程度に形成されてい
る。
【0026】このDPF装置では,電極を構成する金属
部材は,金網4,6又は金属多孔板(図示せず)から形
成されている。このDPF装置は,排気ガス流れのフィ
ルタ本体5の上流側面に接して電極を構成する上流側金
網4,下流側面に接して電極を構成する下流側金網6を
配置し,上流側金網4と下流側金網6とを電気的に絶縁
すると共に高周波の電流を高電圧で断続的に印加して上
流側の電極と下流側の電極との間にプラズマを発生さ
せ,プラズマによってフィルタ3に捕集されたSPMを
反応させると共に着火燃焼させて消滅させるものであ
る。
【0027】また,電極を構成する金網4,6は,セラ
ミックスコーティングやホウロウ処理によって絶縁的に
被覆され,フィルタ3に捕集されたパティキュレート物
質で通電状態になるのを防止している。また,金網4,
6は,縦線と横線とが交差して積層され,縦線と横線と
の間で電圧差が発生しないように,縦線と横線との交差
部の一部で交互に接続されている。電極を金網4,6に
構成することによって,プラズマ発生領域を増大させ,
プラズマ発生を促進できる。プラズマの発生により,パ
ティキュレート物質が電子e- ,e+ を放出し,排気ガ
ス中のハイドロカーボンHCはH2 OとCO2 に変化
し,排気ガス中のカーボンCはCO2 に変化すると共
に,パティキュレート物質の一部は着火し燃焼して焼却
される。
【0028】プラズマ発生装置1は,例えば,図2に示
すプラズマ発生回路によってプラズマを発生させるもの
であり,上流側金網4が電源即ちバッテリ28を備えた
高周波発振器20と断続器21によって交流発電機24
から発電された高電圧が制御されるように,交流発電機
24にライン7を通じて接続され,また,下流側金網6
がライン8を通じてアース25に接続されている。交流
発電機24で発電された電圧は,トランス23で所定の
高電圧に昇圧され,整流コイル22によって整流され,
次いで,高周波発振器20の出力で断続器21が制御さ
れ,断続器21によって制御された高周波で高電圧の電
圧が上流側金網4と下流側金網6との間に印加され,上
流側金網4と下流側金網6との間のフィルタ本体5の領
域にプラズマを発生させる。交流発電機24としては,
例えば,ステータコアに巻き上げられた巻線の巻き数を
大小に変更した二種類の低電力側発電機と高電力側発電
機から構成され,プラズマ発生装置1には高電力側発電
機が用いられる(例えば,本出願人に係る出願である特
願2000−113915号参照)。
【0029】高周波発振器20は,例えば,図5に示す
高周波発振回路によって高周波が発振されるものであ
り,バッテリ28からの電圧が可変抵抗器35で調整さ
れ,該電圧がR−C回路29を通じて水晶発振子27を
通じてベース電圧がトランジスタ26のベースに入力さ
れる。トランジスタ26のベースにベース電圧が入力さ
れると,バッテリ28からの電流はトランジスタ26を
通ってコンデンサ33から高周波が端子から出力34と
して信号が発信される。図5に示す高周波発振回路にお
いて,符号30,31,32はコンデンサであり,符号
37はダイオード付きコンデンサであり,符号38,3
9,40は抵抗である。
【0030】高周波発振器20で発生した高周波を断続
制御する断続器21は,例えば,図6に示す高周波断続
回路に形成されている。高周波断続回路は,電源即ちバ
ッテリ36からの電流はトランジスタ41を通って端子
から出力44が出される。高周波発振器20の高周波発
振回路から発信された出力34の信号は,高周波断続回
路の入力50に印加され,トランジスタ42のベース電
圧として入力される。バッテリ36は,交流発電機2
4,トランス23及び整流コイル22から構成されてい
る。トランジスタ42にベース電圧が入力されると,ト
ランジスタ41にベース電圧が入力され,バッテリ36
からの高電圧がトランジスタ41を通って高周波で高電
圧の断続電流が端子から出力44が出される。出力44
を出す端子は,上流側金網4と下流側金網6とである。
図6の高周波断続回路において,符号43はトランジス
タを示し,符号45,46,47,49は抵抗である。
即ち,交流発電機24から出力された交流の電圧はトラ
ンス23と整流コイル22で直流の高電圧に調整され,
次いで高電圧は断続器21で制御された高周波の出力信
号によって制御され,上流側金網4と下流側金網6との
間に印加され,プラズマを発生させる。
【0031】プラズマ発生装置1によって上流側電極4
と下流側電極6とに印加する高周波で高電圧を発生させ
る電源即ちバッテリは,エンジンに設けられた発電機で
発電された電力が使用される。発電機の電力は,プラズ
マ発生装置1におけるトランス33で高電圧にし,該高
電圧を整流コイル22で整流し,そこで,高周発振器2
0により発信された信号によってオン・オフ作動するパ
ワートランジスタ41,42,43を有する断続器21
の出力により交番電力にされ,高周波で高電圧が上流側
電極4と下流側電極6に印加され,プラズマが発生す
る。
【0032】また,このDPF装置を組み込んだエンジ
ンは,その燃料噴射タイミングを遅らせてNOX の発生
を抑制させると共に,HCの発生を増加させる特性を有
している。このDPF装置は,電極即ち金網4と金網6
と間で発生するプラズマ中でNOX とHCとを反応さ
せ,NOX の発生を削減するものである。
【0033】コントローラ10は,フィルタ3に予め決
められた所定量以上のパティキュレートが捕集されたこ
とに応答して上流側金網4と下流側金網6と間でプラズ
マを発生させ,上流側金網4と下流側金網6との間のフ
ィルタ本体5に捕集されたパティキュレート物質を反応
消滅させて,フィルタ本体5を再生するように制御す
る。フィルタ3へのパティキュレートの捕集量は,コン
トローラ10によって排気ガス圧を検出する圧力センサ
9,11で検出された圧力の圧力比を演算するか,又
は,フィルタ流動抵抗を検出するセンサ等で検出するこ
とができる。フィルタ本体5を再生する時には,図示し
ていないが,フィルタ3の下流側から浄化され且つ大気
開放された圧力一定の排気ガスを上流側へポンプによっ
て再循環させ,再生用の酸素を供給すると共に上流側金
網4,6で発生したプラズマによってフィルタ3に捕集
されているパティキュレート物質を加熱焼却することが
できる。更に,図示していないが,このDPF装置を並
置して一対配設し,パティキュレート物質を捕集するD
PF装置と再生を行うDPF装置とに切り換え作動する
ように構成することもできる。
【0034】また,コントローラ10は,回転センサ1
8で検出されたエンジン回転数,及び負荷センサ19で
検出されたエンジン負荷の運転状態に応じてエンジンで
発生する排気ガス中のパティキュレート物質の発生量が
変化するが,発生したパティキュレート物質の量や,フ
ィルタ3の捕集されたパティキュレート物質の量に応じ
てプラズマ発生装置1を制御し,プラズマの発生状態を
制御し,排気ガス中のパティキュレート物質を常に良好
に消滅させ,フィルタ3を再生する。例えば,プラズマ
発生装置1は,エンジン負荷が部分負荷時及び始動直後
の冷却水温度が低い時に,電極の金網4,6に印加して
プラズマを発生させ,パティキュレート物質の消滅を促
進し,HCの酸化を促進させる。
【0035】
【発明の効果】この発明によるDPF装置は,上記のよ
うに構成されているので,ディーゼルエンジンから排出
される排気ガスに含まれたSPMがフィルタによって捕
集され,捕集されたSPMはプラズマエネルギを利用し
て反応し酸化して消滅させると共に,着火燃焼して焼却
され,フィルタが再生される。プラズマ発生装置は,フ
ィルタ本体を挟み込んだ上流側金網と下流側金網と間に
高周波で高電圧を印加し,フィルタ本体の領域にプラズ
マを発生させる。従って,上流側金網と下流側金網と間
のフィルタ本体の領域に存在するSPM,特に,問題と
なる0.25μm以下の小さい粒径のSPMをプラズマ
エネルギによって反応消滅や着火燃焼させ,クリーンな
排気ガスに浄化でき,健康を害するような環境汚染等を
引き起こすことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるDPF装置の一実施例を示す概
略説明図である。
【図2】図1のDPF装置に設けたプラズマ発生装置を
示す概略回路図である。
【図3】DPF装置のフィルタとプラズマ発生装置との
関係を示す概略説明図である。
【図4】図3のフィルタの符号Iの領域の拡大説明図で
ある。
【図5】図2のプラズマ発生装置における高周波発振器
を示す回路図である。
【図6】図2のプラズマ発生装置における断続器を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 プラズマ発生装置 2 ケーシング 3 フィルタ 4 上流側金網 5 フィルタ本体 6 下流側金網 9,11 圧力センサ 10 コントローラ 14 上流側排気ガス通路 15 下流側排気ガス通路 18 回転センサ 19 負荷センサ 20 高周波発振器 21 断続器 22 整流コイル 23 高電圧発生トランス 24 交流発電機 26,41,42,43 トランジスタ 27 水晶発振器 28 電源 34,44 出力 36 電源 51 排気管

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンからの排気ガスが排出される排
    気管に組み込まれたケーシング,前記ケーシング内に配
    置された前記排気ガスに含まれるパティキュレート物質
    を捕集するセラミックス製フィルタ,前記フィルタの両
    面にそれぞれ配置された電気的に互いに絶縁された上流
    側電極と下流側電極,及び前記上流側電極と前記下流側
    電極との間に高周波の断続電流を高電圧で断続的に印加
    して前記上流側電極と前記下流側電極との間にプラズマ
    を発生させるプラズマ発生装置を具備し,前記プラズマ
    によって前記フィルタに捕集された前記パティキュレー
    ト物質を反応消滅させることから成る排気ガス浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ本体は,非導電性のセラミ
    ックス繊維材をランダムに積層した積層構造に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のDPF装置。
  3. 【請求項3】 前記電極を構成する金属部材は,セラミ
    ックスコーティングやホウロウ処理によって絶縁的に被
    覆され,前記フィルタに捕集された前記パティキュレー
    ト物質で通電状態になるのを防止していることを特徴と
    する請求項1に記載のDPF装置。
  4. 【請求項4】 前記電極を構成する金属部材は,金網又
    は金属多孔板から形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載のDPF装置。
  5. 【請求項5】 前記金網は,縦線と横線とが交差して積
    層され,前記縦線と前記横線との間で電圧差が発生しな
    いように,前記縦線と前記横線との交差部の一部で交互
    に接続されていることを特徴とする請求項4に記載のD
    PF装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ本体は,積層された繊維フ
    ィルタを襞状に折り曲げて全体として環状フィルタに形
    成され,前記排気ガスが前記環状フィルタの外周側から
    内周側へ送り込まれることを特徴とする請求項1に記載
    のDPF装置。
  7. 【請求項7】 前記プラズマ発生装置によって前記上流
    側電極と前記下流側電極とに印加する高周波で高電圧を
    発生させる電源は,前記エンジンに設けられた発電機で
    発電された電力が使用されることを特徴とする請求項1
    に記載のDPF装置。
  8. 【請求項8】 前記プラズマ発生装置は,交流発電機か
    らの電圧をトランスで昇圧し,昇圧された高電圧を整流
    コイルで整流し,整流された高電圧を高周波発振器から
    の高周波信号により断続器をオン・オフ制御して交番状
    の高周波高電圧を発生させ,前記高周波高電圧を前記上
    流側電極と前記下流側電極との間に印加してプラズマを
    発生させることを特徴とする請求項1に記載のDPF装
    置。
  9. 【請求項9】 前記エンジンの燃料噴射タイミングを遅
    らせてNOX の発生を抑制させると共に,HCの発生を
    増加させ,前記電極間で発生する前記プラズマ中でNO
    X とHCとを反応させ,NOX の発生を削減することを
    特徴とする請求項1に記載のDPF装置。
  10. 【請求項10】 前記プラズマ発生装置は,エンジン負
    荷が部分負荷時及び始動直後の冷却水温度が低い時に,
    前記電極に印加してプラズマを発生させ,プラズマエネ
    ルギによってパティキュレート物質の反応消滅を促進
    し,NOX とHCとの反応を促進させることを特徴とす
    る請求項1に記載のDPF装置。
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