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JP2001291731A - 樹脂封止用金型、半導体製造装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

樹脂封止用金型、半導体製造装置及び半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2001291731A
JP2001291731A JP2000107860A JP2000107860A JP2001291731A JP 2001291731 A JP2001291731 A JP 2001291731A JP 2000107860 A JP2000107860 A JP 2000107860A JP 2000107860 A JP2000107860 A JP 2000107860A JP 2001291731 A JP2001291731 A JP 2001291731A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
resin
sealing
lead frame
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000107860A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Hirose
哲也 広瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000107860A priority Critical patent/JP2001291731A/ja
Publication of JP2001291731A publication Critical patent/JP2001291731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂封止装置において型締め力を低減し、キ
ャビティ間での成形ばらつきを抑制し、又、金型の小型
化及び低コスト化を図る。 【解決手段】 金型10は、リードフレーム1上の複数
の半導体素子の内の一部の半導体素子を収容可能なキャ
ビティを有し、リードフレーム1を挟んだ状態でリード
フレーム1の搬送経路上を搬送可能である。また、金型
10は、上金型10Uと下金型10Lとの間に金型10
を閉める方向に働く力を与える予圧機構を有する。封止
工程エリアは樹脂注入工程エリアとキュア工程エリアと
を含み、樹脂注入工程エリアに加圧装置151及びプラ
ンジャ押し上げ装置152が設置されている。加圧装置
151は、樹脂注入工程エリアに搬送された1つの金型
10に対してのみ型締めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のダイパッ
ドを有し各ダイパッド上に半導体素子が搭載された状態
のリードフレームに対して、各半導体素子を樹脂で封止
する際に用いられる樹脂封止用金型に関するものであ
り、更にその金型を備えた半導体製造装置及びその金型
を用いた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の樹脂封止装置100Pの構成及び
動作を図22〜図24を参照しつつ説明する。なお、図
22及び図23はそれぞれ従来の樹脂封止装置100P
を説明するための模式的な側面図及び縦断面図であり、
図24は従来の金型10Pの下金型10LPを説明する
ための模式的な上面図である。
【0003】従来の樹脂封止装置100Pは、複数の金
型10Pと、プレス部21Pと、プランジャ部14P
と、エジェクタ部15Pと、クリーナ部36Pとを備え
る。なお、図22等への図示化は省略するが、従来の樹
脂封止装置101Pは、金型10Pへリードフレーム1
を供給するローダ部と、樹脂封止された成形品を排出す
るアンローダ部とを備える。
【0004】各金型10Pは複数のキャビティ11UP
を有する上金型10UPと複数のキャビティ11LPを
有する下金型10LPとから成り、両キャビティ11U
P,11LPが金型10Pの(複数の)キャビティ11
Pを成す。それぞれ複数の上金型10UP及び下金型1
0LPがプレス部21Pに固定されており、プレス部2
1Pの開動作により全金型10Pが開かれ、閉動作によ
り全金型10Pが閉じられる。
【0005】リードフレーム1は複数のダイパッドを有
し各ダイパッド上に半導体素子(図示せず)が搭載され
ボンディングされている。かかるリードフレーム1は、
下金型10LPに載置され(図24参照;図24ではリ
ードフレーム1の外形のみを破線で示している)、プレ
ス部21Pによって上金型10UP及び下金型10LP
を介して型締めされる。このとき、リードフレーム1
は、当該リードフレーム1の全体が金型10P内に収め
られた状態で又各半導体素子が各キャビティ11P内に
収容された状態で型締めされる。
【0006】上記型締め動作の後、プランジャ部14P
は、下金型10LPのポットないしは又はチャンバ12
Pに予め供給されたタブレット状の樹脂(図示せず)
を、ランナ13Pを介してキャビティ11P内へ射出す
る。なお、樹脂タブレットはポット12P内で加熱さ
れ、プランジャ部14Pは溶融した樹脂を射出する。こ
れにより、半導体素子が樹脂で封止される。このとき、
樹脂漏れを防ぐために、上金型10UPと下金型10L
Pとはある一定以上のシール面圧ないしは型締め力で以
て型締めされる。
【0007】封止後、樹脂が硬化するまでの一定期間の
間、樹脂は保圧され、又、リードフレームは型締めされ
た状態で保持される。なお、保圧時間と樹脂硬化に要す
る時間とは必ずしも同じではない。樹脂の硬化がある一
定レベルにまで達した後、金型10Pは開かれ、樹脂封
止された成形品がエジェクタ部15Pによって金型10
Pから離型される。このように、従来の樹脂封止装置1
00Pでは樹脂注入とキュアとを同じ場所で行う。その
後、クリーナ部26が、成形品が取り出された後の金型
10Pを清掃する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
樹脂封止装置100Pでは、リードフレーム1の全体を
金型10P内に収容して型締めを行う。また、複数の金
型10Pに対して同時にプレス動作を行う。このとき、
リードフレーム1に搭載される半導体素子の個数、換言
すればキャビティ11Pの数の増加並びに同時にプレス
する金型10Pの個数の増加に伴って、プレス荷重を増
大させる必要がある。このため、従来の樹脂封止装置1
00Pは、設備が大型に又高価格になってしまうという
問題点を有している。
【0009】しかも、従来の樹脂封止装置100Pで
は、プレス部21及び金型10Pの累積公差に起因し
て、各キャビティ11Pに対する各シール面圧を均一に
保つことが難しい。このため、樹脂漏れが生じやすいと
いう問題点がある。
【0010】また、リードフレーム1上の複数の半導体
素子を同時に封止するので、個々のキャビティ11Pに
対して樹脂の流動をコントロールすることは困難であ
る。このため、従来の樹脂封止装置100Pでは、樹脂
の流動のばらつきにより惹起される成形品のばらつき等
が発生しやすいという問題点がある。
【0011】なお、金型の精度を向上することによって
上述の不具合を解決することもできるが、かかる場合に
は金型10Pの、従って樹脂封止装置100Pのコスト
アップを招いてしまう。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、樹脂封止用金型の小型化及び低コスト化を図る
ことを第1の目的とする。
【0013】更に、本発明は、成形不具合を従来よりも
低減可能な樹脂封止用金型を提供することを第2の目的
とする。
【0014】また、本発明は、生産性ないしは稼働率を
向上しうる樹脂封止用金型を提供することを第3の目的
とする。
【0015】更に、本発明は、上記第1乃至第3の目的
を実現しうる半導体製造装置(樹脂封止装置)及び半導
体装置の製造方法を提供することを第4の目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】(1)請求項1に記載の
発明に係る樹脂封止用金型は、複数のダイパッドを有し
各前記ダイパッド上に半導体素子が搭載された状態のリ
ードフレームに対して、各前記半導体素子を樹脂で封止
する際に用いられる樹脂封止用金型であって、前記複数
の半導体素子の内の一部の前記半導体素子を収容可能な
キャビティを有し、互いに開閉可能な第1部分及び第2
部分を備え、前記一部の半導体素子を前記キャビティ内
に収容し前記第1部分及び前記第2部分で以て前記リー
ドフレームを挟んだ状態で、前記リードフレームの搬送
経路上を搬送可能であることを特徴とする。
【0017】(2)請求項2に記載の発明に係る樹脂封
止用金型は、請求項1に記載の樹脂封止用金型であっ
て、前記樹脂封止用金型を閉じる力を前記第1部分と前
記第2部分との間に加える予圧機構を更に備えることを
特徴とする。
【0018】(3)請求項3に記載の発明に係る半導体
製造装置は、複数のダイパッドを有し各前記ダイパッド
上に半導体素子が搭載された状態のリードフレームに対
して、各前記半導体素子を樹脂で封止する半導体製造装
置であって、請求項1又は2に記載の前記樹脂封止用金
型と、前記樹脂封止用金型の開閉動作,前記搬送経路へ
前記樹脂封止用金型を投入する動作及び前記搬送経路か
ら前記樹脂封止用金型を脱出させる動作を行う金型制御
部と、前記搬送経路上の封止工程エリアに設けられて、
前記キャビティ内に収容された前記一部の半導体素子を
樹脂封止する封止動作を行う封止部と、前記リードフレ
ーム及び前記樹脂封止用金型で挟まれた状態の前記リー
ドフレームを前記搬送経路に沿って搬送する搬送部とを
備え、前記樹脂封止用金型を前記搬送経路上を搬送させ
ながら前記封止動作を行うことを特徴とする。
【0019】(4)請求項4に記載の発明に係る半導体
製造装置は、請求項3に記載の半導体製造装置であっ
て、前記金型制御部は、前記搬送経路から脱出した前記
樹脂封止用金型を再び前記搬送経路へ投入することを特
徴とする。
【0020】(5)請求項5に記載の発明に係る半導体
製造装置は、請求項3又は4に記載の半導体製造装置で
あって、前記樹脂封止用金型を複数備えることを特徴と
する。
【0021】(6)請求項6に記載の発明に係る半導体
製造装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の半導体
製造装置であって、前記封止工程エリアは、前記キャビ
ティ内へ前記樹脂を注入する工程を行う樹脂注入工程エ
リアと、前記樹脂注入工程エリアとは異なるエリアに設
けられた、樹脂注入工程後の前記樹脂を硬化させる工程
を行うキュア工程エリアとを含み、前記封止部は、前記
樹脂注入工程エリアに、前記樹脂封止用金型を型締めす
る加圧装置を備えることを特徴とする。
【0022】(7)請求項7に記載の発明に係る半導体
製造装置は、請求項3乃至6のいずれかに記載の半導体
製造装置であって、前記封止部は、樹脂封止された前記
半導体素子を前記キャビティから離型させるエジェクタ
装置を備えることを特徴とする。
【0023】(8)請求項8に記載の発明に係る半導体
装置の製造方法は、複数のダイパッドを有し各前記ダイ
パッド上に半導体素子が搭載された状態のリードフレー
ムに対して、各前記半導体素子を樹脂で封止する半導体
装置の製造方法であって、請求項1又は2に記載の前記
樹脂封止用金型を用い、(a)前記樹脂封止用金型を開
いて前記搬送経路へ投入し、前記一部の半導体素子を前
記キャビティ内に収容した状態で前記リードフレームを
前記樹脂封止用金型で挟むステップと、(b)前記搬送
経路上の封止工程エリアにおいて、前記キャビティ内に
収容された前記一部の半導体素子を樹脂封止する封止動
作を、前記樹脂封止用金型を前記搬送経路上を搬送しつ
つ行うステップと、(c)前記ステップ(b)の後に、
前記樹脂封止用金型を開いて、樹脂封止された前記半導
体素子を前記キャビティから離型し、前記樹脂封止用金
型を前記搬送経路から脱出させるステップとを備えるこ
とを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】<実施の形態1> A.樹脂封止装置100の全体構成 図1〜図10を参照しつつ、実施の形態1に係る樹脂封
止装置(半導体製造装置)100を説明する。なお、樹
脂封止装置100を説明するための模式的な側面図を、
図1に示す関係で配置される図2〜図5に分割して図示
している。同様に、樹脂封止装置100を説明するため
の模式的な上面図を、図6に示す関係で配置される図7
〜図10に分割して図示している。図1等中の記号BL
23等は各図面における図示化の範囲の境界を示す。ま
た、図2及び図7に樹脂封止装置100中の同じ範囲を
図示しており、同様に図3と図8とが,図4と図9とが
及び図5と図10とがそれぞれ対応するが、図面の煩雑
化を避けるために側面図又は上面図において構成要素の
図示化を一部省略している。また、以下の説明では、水
平面内において互いに直交する方向に第1方向D1及び
第2方向D2を取り、鉛直方向ないしは垂直方向を第3
方向D3とする。
【0025】まず、樹脂封止装置100における製造対
象のリードフレーム1を説明する。リードフレーム1は
複数のダイパッド(図示せず)を有しており、各ダイパ
ッド上に1個又は複数個の半導体チップないしは半導体
素子が搭載されてワイヤーボンディングが施されてい
る。なお、図7等ではこれらの詳細な図示化を省略し、
樹脂封止される領域(以下「封止領域」と呼ぶ)1Aを
破線で囲んで模式的に図示している。1つのダイパッド
上に複数の半導体素子が搭載される場合があるが、以下
の説明ではそのような場合には当該複数の半導体素子の
総称を「半導体素子」と呼ぶ。ここでは、リードフレー
ム1は、搬送経路上を載置された状態において第1方向
D1及び第2方向D2に沿ってそれぞれ8個及び2個
(計16個)の封止領域1Aを有する場合を一例に挙げ
て説明する。
【0026】図1〜図10に示すように、樹脂封止装置
100は、搬送部110(図示せず)と、リードフレー
ム供給部120(図2及び図7参照)と、樹脂タブレッ
ト供給部130(図7参照)と、樹脂成形部140(図
3及び図8参照)と、ゲートブレーク部160(図4及
び図9参照)と、成形品排出部170(図5及び図10
参照)とを備える。
【0027】搬送部110は、所定の搬送経路(ここで
は第1方向D1とする)に沿って敷設された搬送レール
111と、上記所定の搬送経路に沿ってリードフレーム
1を搬送する搬送機構(図示せず)とを備える。
【0028】以下の説明より明らかとなるが、搬送部1
10は、(i)収納マガジン121から搬送レール11
1へ移載されたリードフレーム1を樹脂成形部140へ
搬送し、(ii)樹脂成形部140において、金型10
に挟まれた状態のリードフレーム1を(換言すればリー
ドフレーム1を挟んだ状態の金型10を)搬送し、(i
ii)樹脂成形後に金型10から開放されたリードフレ
ーム1を、成形品排出部170の移載機171による移
載動作位置へ搬送する。このとき、上記(i)〜(ii
i)の各搬送動作をそれぞれに異なる搬送機構で行う場
合、それら複数の搬送機構の総称が「(搬送部110
の)搬送機構」にあたる。
【0029】リードフレーム供給部120は移載機(図
示せず)を備え、当該移載機によって収納マガジン12
1(図2及び図7参照)からリードフレーム1を抜き出
し、搬送レール111上へ移載する。
【0030】図7に示すように、樹脂タブレット供給部
130は移載機131を備え、当該移載機131によっ
て載置台132上の樹脂ないしは樹脂タブレット2を樹
脂封止用金型(以下単に「金型」とも呼ぶ)10のポッ
ト12(後述の図11参照)内のプランジャ(図示せ
ず)上へ移載する。
【0031】樹脂成形部140は、金型10を用いてリ
ードフレーム1上の半導体素子を樹脂封止する。樹脂成
形部140及び金型10については後に詳述する。
【0032】図4及び図9に示すように、ゲートブレー
ク部160はパンチ161A及びダイ161Bを有する
ゲートブレーク装置161を備え、当該ゲートブレーク
装置161によって、樹脂封止後に樹脂パッケージ2A
からはみ出したカルやゲート残り等の不要な樹脂2Bを
取り除く。
【0033】図5及び図10に示すように、成形品排出
部170は移載機171を備え、当該移載機171によ
って、半導体素子が樹脂封止された状態のリードフレー
ム1を搬送レール111から収納マガジン172へ移載
する。
【0034】上述のリードフレーム1の搬送機構や、リ
ードフレーム供給部120の移載機及び移載機131,
171等として、公知の種々の機構が適用可能である。
【0035】B.金型10の構造 樹脂成形部140を詳述する前に、樹脂封止装置100
で使用される金型10を説明する。図11及び図12に
それぞれ金型10を説明するための模式的な斜視図及び
側面図(背面図)を示す。なお、図11及び図12中の
第1方向D1〜第3方向D3は、樹脂封止装置100に
おける金型10の姿勢(図8等参照)に合わせている。
また、説明の便宜上の理由により、図11及び図12で
は金型10が開いた状態を図示している。
【0036】金型10は、樹脂封止装置100において
固定されてはおらず、リードフレーム1の搬送経路上を
搬送可能である。
【0037】詳細には、金型10は、互いに開閉可能な
上金型(第1部分)10U及び下金型(第2部分)10
Lを備えている。上金型10U及び下金型10Lの互い
に向き合う面にそれぞれキャビティ11U,11Lが対
面して形成されており、両キャビティ11U,11Lで
以て、半導体装置の樹脂パッケージ2A(図3参照)の
形状に対応したキャビティ11を成す。
【0038】金型10は第2方向D2に沿って並ぶ2つ
のキャビティ11(総称して「キャビティ11A」とも
呼ぶ)を有し、各キャビティ11はリードフレーム1の
第2方向D2に沿って並ぶ2つの封止領域1Aに対応し
て形成されている。即ち、金型10は、リードフレーム
1に搭載された8個の半導体素子の内の第2方向D2に
沿って並ぶ2個をキャビティ11A(2つのキャビティ
11)内に収容して、これらを同時に樹脂封止する。こ
のため、金型10の第1方向D1に沿った寸法は、リー
ドフレーム1の同寸法よりも短い。
【0039】下金型10Lは樹脂タブレット2を収容す
るポット12を有し、ポット12と2つのキャビティ1
1Lとの間に樹脂の注入経路であるランナ13が形成さ
れている。なお、ポット12内にプランジャ(図示せ
ず)が配置されている。
【0040】特に、下金型10Lは、上金型10Uに向
かって第3方向D3に伸びる2本の棒16Aを有してお
り、当該棒16Aは、上金型10Uを第3方向D3に貫
いて形成された貫通孔16Bに挿入されている。このと
き、上金型10Uが第3方向D3に沿って移動しうるよ
うに、棒16が貫通孔16Bに挿入されている。棒16
Aの、貫通孔16Bから突出した部分にバネ16Cが挿
入されており、貫通孔16Bから突出した側の、棒16
Aの端部16ATは庇形状に形成されている。
【0041】このとき、バネ16Cの復元力により上金
型10Uは下金型10Lの方へ押される。即ち、棒16
A及びバネ16Cを含む予圧機構は、上金型10Uと下
金型10Lとの間に金型10を閉じる力を加える。な
お、バネ16Cに変えて他の付勢手段等によって上述の
金型10を閉じる力を与えても構わない。
【0042】また、図12に示すように、上金型10U
及び下金型10Lの第2方向D2における一方の側面に
それぞれ穴17が形成されている。穴17の開口部の一
部は庇部17Hによって狭められている。
【0043】C.樹脂成形部140の構成 ここで、樹脂封止装置100を説明するための模式的な
上面図を図13に示す。図13は図8に対応し、特に樹
脂成形部140の各エリア(後述する)を中心に図示し
ている。図13,図3及び図8を参照しつつ、樹脂成形
部140を説明する。
【0044】図13に示すように、樹脂成形部140
は、搬送経路5中の金型投入エリアAR1,封止工程エ
リアAR2及び金型脱出エリアAR3と、搬送経路5に
対向して設けられた金型待機エリアAR0とに大別され
る。なお、金型待機エリアAR0は、搬送経路5上に載
置された金型10の穴17に対面する側に設けられる。
【0045】C−1.金型待機エリアAR0 金型待機エリアAR0は、(a)次に金型投入エリアA
R1へ投入される金型10を待機しておくための投入待
機エリアAR01と、(b)金型脱出エリアAR3から
脱出した金型10を回収・収容するための回収エリアA
R02とを含む。
【0046】そして、投入待機エリアAR01と金型投
入エリアAR1とを結んで、金型10を搬送するための
搬送レール141が敷設されている。ここでは、搬送レ
ール141が第2方向D2に沿って敷設されている場合
を図示している。
【0047】そして、搬送レール141の搬送経路5と
は反対側の終点に、金型開閉装置1431及び金型前後
動装置1432(総称して「金型投入装置143」とも
呼ぶ)が配置されている。
【0048】ここで、図14に、金型開閉装置1431
及び金型前後動装置1432の動作を説明するための模
式的な斜視図を示す。図14に示すように、金型開閉装
置1431は、下金型用の連結部1431Lと、当該連
結部に対して第3方向D3に沿った移動(上下動)が可
能な上金型用の連結部1431Uとを備え、搬送レール
141上を第2方向D2に沿って搬送可能に配置されて
いる。
【0049】連結部1431U,1431Lの各々は、
第2方向D2に沿って配置された連結棒1431Aと、
当該連結棒1431Aを第2方向D2に沿って移動(前
後動)させる機構及び軸回りに回転させる機構とを備え
る。図15の斜視図に示すように、連結棒1431Aの
端部1431ATは、金型10の穴17へ挿入可能な形
状であると共に当該穴17への挿入後に当該連結棒14
31Aを軸回りに所定量(例えば90゜)だけ回転させ
ると庇部17Hと係合可能な形状を有する。
【0050】かかる構成により、金型開閉装置1431
は予圧機構によって閉ざされた状態の金型10を以下の
ようにして開く。まず、上金型10U及び下金型10L
の各穴17に各連結部1431U,1431Lの各連結
棒1431Aが対向するように、連結部1431Uが上
下動する。その後、各連結部1431U,1431Lが
各連結棒1431Aを各穴17へ挿入して回転させるこ
とにより、各連結部1431U,1431Lと上金型1
0U及び下金型10Lとを係合させる。かかる係合状態
から、上金型用の連結部1431Uが下金型用の連結部
1431Lから離れる方向へ(上方へ)移動することに
より、金型10が開かれる。逆の動作によって金型10
を閉じることも可能である。
【0051】金型開閉装置1431に対して搬送経路5
から遠い側に金型前後動装置1432が配置されてい
る。金型前後動装置1432は、第2方向D2に沿って
配置された軸1432Aと、当該軸1432Aを第2方
向D2に沿って移動(前後動)させる機構とを備える。
軸1432Aの一端は金型開閉装置1431に結合して
いる。かかる構成により、金型前後動装置1432が軸
14を前後動させることによって、金型開閉装置143
1を前後動させることができ、又、金型開閉装置143
1が金型10と係合している場合には金型10を前後動
させることができる。
【0052】なお、金型開閉装置1431及び金型前後
動装置1432における上述の前後動及び上下動は、例
えばボールねじ機構やシリンダ機構等の種々の機構によ
り実施可能である。
【0053】同様に、回収エリアAR02と金型脱出エ
リアAR3とを結んで、金型10を搬送するための搬送
レール142が敷設されている。そして、搬送レール1
42の搬送経路5とは反対側の終点に、金型開閉装置1
441及び金型前後動装置1442(総称して「金型回
収装置144」とも呼ぶ)が配置されている。金型開閉
装置1441及び金型前後動装置1442はそれぞれ上
述の金型開閉装置1431及び金型前後動装置1432
と同様の構成を有して同様の動作が可能である。
【0054】更に、金型待機エリアAR0には、回収エ
リアAR02から投入待機エリアAR01へ(及びその
逆方向へ)金型10を移送する金型移送機145が設け
られている。
【0055】なお、以下の説明では、金型投入装置14
3,金型回収装置144及び金型移送機145を含む構
成を「金型制御部140A」とも呼ぶ。即ち、金型制御
部140Aは、(a)金型10の開閉動作,(b)金型
待機エリアAR0から金型投入エリアAR1へ金型10
を投入する動作,(c)金型脱出エリアAR03から金
型待機エリアAR0へ金型10を脱出・回収する動作及
び(d)金型待機エリアAR0内における金型の移動を
行う。
【0056】更に、金型待機エリアAR0には、回収エ
リアAR02に対向して金型クリーナ146が設けられ
ている。金型クリーナ146は、第1方向D1に沿って
移動可能であり、回収エリアAR02へ回収された金型
10の側へ移動する。また、金型クリーナ146は紫外
線照射装置,ブラシ等(図示せず)を有しており、金型
10に付着・残留している樹脂を紫外線照射によって分
解し、金型10をブラシによってブラシ洗浄する。かか
る洗浄により発生した樹脂残等のダストは吸引器146
Aによって吸引される。
【0057】C−2.封止工程エリアAR2 封止工程エリアAR2は、樹脂注入工程エリアAR21
と、当該エリアAR21よりも搬送経路5の下流に位置
したキュア工程エリアAR22とを含む。
【0058】樹脂注入工程エリアAR21には、加圧装
置151(図3参照),プランジャ押し上げ装置152
(図3参照)及び真空排気装置153(図8参照)が設
けられている。なお、上述の加圧装置151及びプラン
ジャ押し上げ装置152等を含む「封止部」が、封止工
程エリアAR2において、キャビティ11A内に収容さ
れた、2つの封止領域1Aの半導体素子を樹脂封止す
る。
【0059】加圧装置151は搬送レール111の上方
に配置されており、上金型10Uに荷重を加えることに
よって1つの金型10のみを型締めする。プランジャ押
し上げ装置152は搬送レール111の下方に配置され
ており、第3方向D3に沿って配置されたプランジャ押
し上げ棒152Aと、当該プランジャ押し上げ棒152
Aを第3方向D3に沿って移動(上下動)させる機構と
を備える。プランジャ押し上げ棒152Aは、樹脂注入
工程エリアAR21上の金型10のプランジャを下方か
ら突き上げ可能な位置に配置されている。
【0060】真空排気装置153は真空ポンプを備え、
当該真空ポンプは樹脂注入工程エリアAR21上の金型
10に配管を介して接続される。真空排気装置153
は、当該真空ポンプによって金型10内の空間を排気し
て上金型10U及び下金型10Lとリードフレーム1と
を密着させる。
【0061】C−3.金型脱出エリア 金型脱出エリアAR3には、搬送レール111の上方及
び下方にエジェクタ装置(ないしはノックアウト装置)
155が配置されている。エジェクタ装置155は、第
3方向D3に沿って配置されたエジェクタ棒155A
と、当該エジェクタ棒155Aを第3方向D3に沿って
移動(上下動)させる機構とを備える。エジェクタ装置
155は、成形品を金型10から取り出す際にエジェク
タ棒155Aをキャビティ11内へ突き出す。
【0062】D.樹脂封止装置100の動作 次に、上述の図1〜図15に加えて図16〜図20のフ
ローチャートを参照しつつ、樹脂封止装置100の動作
を説明する。ここでは、動作の理解を助けるために、1
つの金型10の動きないしは流れに注目して説明するも
のとし、図16〜図20には1つの金型10の流れを説
明するためのフローチャートを示す。なお、図17〜図
20は、図16中の各ステップST10,ST20,S
T30,ST40のより詳細なフローチャートである。
また、搬送レール111上にはリードフレーム1が載置
されていない状態からの動作を説明する。
【0063】D−1.金型投入ステップST10(図1
7参照) 移載機によって収納マガジン121からリードフレーム
1を取り出し、搬送レール111上へ移載する。搬送レ
ール111上に載置されたリードフレーム1を上述の搬
送機構によって樹脂成形部140まで搬送する(ステッ
プST11)。このとき、搬送機構は、搬送方向におけ
る最も下流側の、リードフレーム1の封止領域1A(第
2方向D2に並ぶ2つの封止領域1A)が金型投入エリ
アAR1の所定の位置に到達した時点で、リードフレー
ム1の搬送を停止する。
【0064】そして、予め投入待機エリアAR01に準
備された金型10を、金型開閉装置1431によって開
き、金型前後動装置1432によって当該開いた状態の
金型10を搬送経路5へ向けて前進させて金型投入エリ
アAR1へ投入する(ステップST12;図3中の最左
の金型を参照)。金型投入エリアAR1へ投入された金
型10のポット12へ、載置台132上の樹脂タブレッ
ト2を移載機131によって供給する(ステップST1
3)。
【0065】そして、金型開閉装置1431によって金
型10を閉じて(図21の最左の金型を参照)、上金型
10Uと下金型10Lとでリードフレーム1を挟む。こ
のとき、リードフレーム1に搭載された8個の半導体素
子内で金型投入エリアAR1にセッティングされた上述
の(2つの)封止領域1Aの半導体素子を、キャビティ
11A(2つのキャビティ11)内に収容する(ステッ
プST14)。その後、金型投入装置143を金型待機
エリアAR0へ後退させる(ステップST15)。具体
的には、金型開閉装置1431の連結棒1431Aと金
型10との係合を解除し、金型前後動装置1432によ
って金型開閉装置1431を金型待機エリアAR0へ後
退させる。
【0066】このとき、金型開閉装置1431が金型1
0から切り離された後であって、金型10の予圧機構の
作用によって具体的にはバネ16Cの復元力によって、
金型10はリードフレーム1を確実に挟持することがで
きる。
【0067】D−2.封止動作ステップST20(図1
8参照) 次に、搬送機構によってリードフレーム1を、換言すれ
ばリードフレーム1を挟んだ状態の金型10を搬送し、
上述の2つの封止領域1Aないしは金型10を樹脂注入
工程エリアAR21へ移送する(ステップST21)。
【0068】そして、図21に示すように、加圧装置1
51により1つの金型10を型締めする(ステップST
22)。このとき、樹脂の射出時に樹脂漏れが発生しな
い大きさのシール面圧を与える荷重で以て型締めを実施
する。その後、プランジャ押し上げ装置152がプラン
ジャ押し上げ棒152Aを上昇させて、ポット12(図
11参照)内のプランジャを突き上げる。これにより、
ポット12内の樹脂をキャビティ11(又は11A)内
に射出する(ステップST23)。
【0069】射出が完了して一定時間が経過した後、加
圧装置151による型締めを解除すると共に、プランジ
ャ押し上げ棒152Aを引き下げる(ステップST2
4)。この際、金型10の予圧機構によるリードフレー
ム1の挟持は保持されているので、成形不具合の発生を
抑制することができる。
【0070】そして、搬送機構によってリードフレーム
1の上述の2つの封止領域1Aを、換言すればリードフ
レーム1を挟んだ状態の金型10をキュア工程エリアA
R22へ搬送する(ステップST25)。キュア工程エ
リアAR22では、所定の時間(キュア時間)だけ金型
10を放置して、射出後の樹脂を十分に硬化させる(ス
テップST26)。なお、「封止動作」とは上述の樹脂
の射出及びキュアを含み、このとき、樹脂封止装置10
0によれば金型10を搬送経路5上を搬送させつつ封止
動作を行う。
【0071】なお、図3等ではキュア工程エリアAR2
2が1カ所だけの場合、換言すればリードフレーム1の
第1方向D1に沿った1ピッチ分だけの場合を図示して
いるが、キュア時間や、樹脂注入工程エリアAR21で
の所要時間等の樹脂封止装置100の動作速度に基づい
てキュア工程エリアAR22を複数ピッチ分設けても構
わない。このとき、複数ピッチ分での合計時間がキュア
時間を越えるように、キュア工程エリアAR22の設置
数を規定する。
【0072】D−3.金型脱出ステップST30(図1
9参照) キュア時間が経過した後、搬送機構によって、金型10
ないしは上述の2つの封止エリア1Aを金型脱出エリア
AR3へ搬送する(ステップST31)。
【0073】その後、金型回収装置144を、具体的に
は金型前後動装置1442によって金型開閉装置144
1を金型脱出エリアAR3へ向けて前進させる(ステッ
プST32)。そして、金型開閉装置1441の連結棒
1441Aを金型10に係合して、金型10を開く。こ
の際、少なくとも金型10の上方のエジェクタ装置15
5はエジェクタ棒155Aを突き出し、金型10の開動
作を確実化させる。金型10の開動作と同時に或いはそ
の後、エジェクタ装置155によりキャビティ11から
成形品を離型する(ステップST33)。
【0074】そして、金型前後動装置1442によって
金型開閉装置1441及び金型10を後退させ、金型1
0を回収エリアAR02へ移送する(ステップST3
4)。なお、樹脂封止装置100は、離型された成形品
に対して後述の成形後ステップST50を実施する。
【0075】D−4.金型再投入準備ステップST40
(図20参照) 回収エリアAR02へ回収された金型10は金型クリー
ナ146によってクリーニングされ(ステップST4
1)、その後、クリーニング後の金型10を移送機14
5によって投入待機エリアAR01へ移送する(ステッ
プST42)。
【0076】以上のステップST10〜ST40の一連
の動作ステップにより、1つの金型10の1サイクルの
動きないしは流れは完了する。なお、リードフレーム1
又は金型10に挟まれた状態のリードフレーム1が搬送
経路5上の各エリアAR1,AR21,AR22,AR
3間を移動する各ステップは、搬送部110の搬送機構
によって実施される。
【0077】特に、樹脂封止装置100は、このような
1サイクルを繰り返し実行すると共に、複数の金型10
を備えてこれらの金型10を動作ステップをずらして同
時に使用する。これにより、リードフレーム1上の半導
体素子を次々に樹脂封止していく。
【0078】D−5.成形後ステップST50 樹脂封止装置100は、離型後の成形品をゲートブレー
ク部160へ搬送し、ゲートブレーク装置161によっ
て樹脂パッケージ2Aからはみ出したカルやゲート残り
等の不要な樹脂2Bが取り除く(ステップST51)。
そして、1つのリードフレーム1上の全ての樹脂パッケ
ージ2Aに対して上記ステップST51が終了した後、
リードフレーム1は成形品排出部170に搬送され、移
載機171によって収納マガジン172へ移載される
(ステップST52)。
【0079】樹脂封止装置100によれば、以下の効果
を得ることができる。まず、金型10は、リードフレー
ム1に搭載された複数の(8個の)半導体素子の内の一
部(2個)の半導体素子をキャビティ11A内に収容し
上金型10U及び下金型10Lで以てリードフレーム1
を挟む。このため、複数の半導体素子の全部を同時にキ
ャビティ11P内に収容する従来の金型10Pと比較し
て、金型10は小型で又安価である。
【0080】また、上述のように金型10は複数の半導
体素子の全部を一度に収容しないので、従来の金型10
Pと比較して、キャビティの個数が少ない。このため、
各キャビティ11間での樹脂の流動のばらつきを抑制す
ることができる。また、キャビティ数の低減に起因して
従来の金型10Pよりも型締め時の加圧面積が小さくて
すむので、上金型10Uと下金型10Lとの互いに対面
する表面全体の平滑性を確保しやすい。また、加圧面積
が小さいことに起因して、加圧面全体における型締め力
のばらつきを抑制することができる(均一に型締めする
ことができる)。従って、金型10及び樹脂封止装置1
00によれば、樹脂注入時の樹脂漏れ等の成形不具合を
低減することができる。
【0081】また、上述のように加圧面積が小さいの
で、型締め力が小さくてすむ。このため、加圧装置15
1として小型の又安価なものを用いることができる。ま
た、従来の金型10Pよりもキャビティ数が少ないの
で、エジェクタ装置155として小型の又安価なものを
用いることができる。従って、樹脂封止装置100の小
型化・低コスト化を図ることができる。
【0082】更に、金型10は予圧機構を有するので、
リードフレームを確実に挟持することができる。このた
め、上述のように、加圧装置151による型締め力を解
除した後においても金型10はリードフレームを挟持し
続けることできるので、成形不具合を抑制することがで
きる。また、金型10はリードフレーム1を確実に挟ん
だ状態で搬送経路上を移動することができる。
【0083】しかも、樹脂封止装置100は1つの金型
10を繰り返し用いると共に、複数の金型10を備えて
これらを動作ステップをずらして同時に使用するので、
効率良く又高い稼動率で、樹脂封止を実施することがで
きる。
【0084】ところで、従来の樹脂封止装置100Pの
ように両工程を同じエリアで行う場合にはキュア工程が
終了するまで他の半導体素子を樹脂封止することができ
ない。これに対して、樹脂封止装置100では、樹脂注
入工程とキュア工程とを別々のエリアで行い、しかも金
型10を搬送経路上を搬送させながら換言すればリード
フレーム1を搬送経路上に滞留させることなく、封止領
域1Aに対して順次に封止動作(樹脂の射出及びキュア
を含む)を行う。従って、かかる点においても生産性良
く樹脂封止を行うことができる。
【0085】更に、金型10は樹脂封止装置100に固
定されておらず、リードフレーム1の搬送経路上を搬送
可能であるので、従来の金型10Pと比較して金型のメ
ンテナンスや交換が容易である。しかも、全ての金型1
0の全部が樹脂封止装置100に固定されていないの
で、例えば1つの金型10に不具合が生じた場合であっ
てもその金型10だけを簡単に交換することができる。
このとき、金型10が金型待機エリアAR0にあるとき
に交換を行えば、樹脂封止装置100の稼働率を低下さ
せることがない。
【0086】なお、搬送経路5上の金型投入エリアAR
1と樹脂注入工程エリアAR21とを同じエリアとして
設定しても構わないし、又、キュア工程エリアAR22
と金型脱出エリアAR3とを同じエリアとして設定して
も構わない。かかるエリア設定によれば、樹脂封止装置
100の大きさないしは設置スペースを小さくすること
ができる。また、リードフレーム1の各エリア間の移動
に要する時間を削減することができるので、樹脂封止装
置100の稼働率ないしは生産性を向上することができ
る。
【0087】ところで、リードフレーム上の一部の半導
体素子を型締めする金型が例えば特開昭59−1595
35号公報や特開昭63−184344号公報に開示さ
れている。しかしながら、これらの金型はリードフレー
ムを挟んだ状態でリードフレームの搬送経路上を搬送す
るものではなく、かかる点において金型10とは異な
る。
【0088】また、リードフレームの搬送経路上を搬送
可能な金型が例えば特開平9−45714号公報に開示
されているが、当該金型はリードフレームの全体を挟む
構造である点において、金型10との大きな相違が認め
られる。しかも、当該公報に開示される樹脂封止装置で
は、次の金型を型締めするために、樹脂注入後の金型を
(従ってリードフレーム全体を)加圧装置から搬出し、
キュア時間に達するまで所定のエリアで待機させる。こ
れに対して、樹脂封止装置100ではリードフレーム1
を搬送経路上を搬送させつつ封止領域1Aに対して順次
に樹脂の注入及びキュア(即ち封止動作)を行う。かか
る点において、樹脂封止装置100と上記公報に開示さ
れる同装置とは異なると言える。
【0089】
【発明の効果】(1)請求項1に係る発明によれば、樹
脂封止用金型は、リードフレームに搭載された複数の半
導体素子の内の一部の半導体素子をキャビティ内に収容
し第1部分及び第2部分で以てリードフレームを挟む。
このため、上記複数の半導体素子の全部を同時にキャビ
ティ内に収容する従来の樹脂封止用金型と比較して、小
型で又安価な樹脂封止用金型を提供することができる。
【0090】更に、本樹脂封止用金型は上記複数の半導
体素子の全部を一度に収容しないので、上述の従来の樹
脂封止用金型と比較して、キャビティの個数が少ない。
このため、各キャビティ間での樹脂の流動のばらつきを
抑制することができる。また、キャビティ数の低減に起
因して、従来の樹脂封止用金型よりも型締め時の加圧面
積が小さいので、樹脂封止用金型の第1部分及び第2部
分のリードフレームを挟む表面全体の平滑性を確保しや
すい。また、上述のように加圧面積が小さいので、加圧
面全体における型締め力のばらつきを抑制することがで
きる(均一に型締めすることができる)。従って、本樹
脂封止用金型を樹脂封止装置(半導体製造装置)に用い
ることによって、又、本樹脂封止用金型を用いた樹脂封
止方法(半導体装置の製造方法)によれば、樹脂注入時
の樹脂漏れ等の成形不具合を低減することができる。
【0091】また、上述のように加圧面積が小さいの
で、換言すれば型締め力が小さくてすむので、樹脂封止
用金型を型締めする加圧装置として小型の又安価なもの
を用いることができ、これにより樹脂封止装置の小型化
・低コスト化を図ることができる。
【0092】また、本樹脂封止用金型はリードフレーム
の搬送経路上を搬送可能であるので、リードフレームを
搬送しつつ、換言すればリードフレームを搬送経路上に
滞留させることなく、封止動作(樹脂を射出するステッ
プ及びキュアするステップを含む)を行うことができ
る。従って、生産性良く半導体装置を製造することがで
きる。更に、本樹脂封止用金型はリードフレームの搬送
経路上を搬送可能であるので、換言すれば樹脂封止装置
に固定されていないので、樹脂封止用金型のメンテナン
スや交換が容易である。
【0093】(2)請求項2に係る発明によれば、第1
部分及び第2部分で以てリードフレームを確実に挟持す
ることができる。このため、樹脂注入時の型締め力を解
除した後においても樹脂封止用金型はリードフレームを
挟持し続けることできるので、成形不具合を抑制するこ
とができる。また、樹脂封止用金型はリードフレームを
確実に挟んだ状態でリードフレームの搬送経路上を移動
することができる。
【0094】(3)請求項3に係る発明によれば、請求
項1又は2に記載の樹脂封止用金型を用いるので、樹脂
封止用金型の第1部分及び第2部分のリードフレームを
挟む表面全体の平滑性が確保されて、又、加圧面全体に
おける型締め力のばらつきが抑制されて(均一に型締め
されて)、樹脂漏れ等の成形不具合を低減することがで
きる。
【0095】更に、樹脂封止用金型を搬送経路上を搬送
させながら封止動作(樹脂を射出するステップ及びキュ
アするステップを含む)を行うので、リードフレームを
搬送経路上に滞留させることがない。従って、生産性良
く半導体装置を製造することができる。
【0096】(4)請求項4に係る発明によれば、リー
ドフレームの搬送経路上を搬送可能な樹脂封止用金型を
繰り返し用いて、効率良く半導体装置を製造することが
できる。
【0097】(5)請求項5に係る発明によれば、樹脂
封止用金型を複数備える。しかも、本半導体製造装置で
は、樹脂封止用金型を搬送経路上を搬送させながら封止
動作を行うので、上記複数の樹脂封止用金型を順次に投
入することによって、半導体製造装置の稼動率を、従っ
て生産性を向上することができる。
【0098】また、複数の樹脂封止用金型はそれぞれリ
ードフレームの搬送経路上を搬送可能であるので、換言
すれば半導体製造装置に固定されていないので、例えば
1つの樹脂封止用金型に不具合が生じた場合であっても
その樹脂封止用金型だけを簡単に交換することができ
る。しかも、樹脂封止用金型が上記搬送経路へ投入され
る前に交換を行えば、半導体製造装置の稼働率を低下さ
せることがない。
【0099】(6)請求項6に係る発明によれば、上記
樹脂封止用金型を用いるので、小型の加圧装置を用いる
ことができ、半導体製造装置の小型化・低コスト化を図
ることができる。
【0100】また、樹脂注入工程とキュア工程とを別々
のエリアで行う。このため、両工程を同じエリアで行う
場合にはキュア工程が終了するまで他の半導体素子を樹
脂封止する(従って樹脂封止用金型を型締めする)こと
ができないのに対して、本半導体製造装置によれば生産
性良く半導体装置を製造することができる。
【0101】(7)請求項7に係る発明によれば、樹脂
封止用金型が有するキャビティの個数は従来よりも少な
いので、従来の半導体装置よりも小型の又安価なエジェ
クタ装置を用いることができる。その分、半導体製造装
置の小型化・低コスト化を図ることができる。
【0102】(8)請求項8に係る発明によれば、請求
項1又は2に記載の樹脂封止用金型を用いるので、樹脂
封止用金型の第1部分及び第2部分のリードフレームを
挟む表面全体の平滑性が確保されて、又、加圧面全体に
おける型締め力のばらつきが抑制されて(均一に型締め
されて)、樹脂漏れ等の成形不具合を低減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な側面図である。
【図2】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な側面図である。
【図3】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な側面図である。
【図4】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な側面図である。
【図5】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な側面図である。
【図6】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な上面図である。
【図7】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な上面図である。
【図8】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な上面図である。
【図9】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明する
ための模式的な上面図である。
【図10】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明す
るための模式的な上面図である。
【図11】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の金型を
説明するための模式的な斜視図である。
【図12】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の金型を
説明するための模式的な側面図である。
【図13】 実施の形態1に係る樹脂封止装置を説明す
るための模式的な上面図である。
【図14】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するための模式的な斜視図である。
【図15】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の金型開
閉装置の連結棒を説明するための模式的な斜視図であ
る。
【図16】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図17】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図18】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図19】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図20】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するためのフローチャートである。
【図21】 実施の形態1に係る樹脂封止装置の動作を
説明するための模式的な側面図である。
【図22】 従来の樹脂封止装置を説明するための模式
的な側面図である。
【図23】 従来の樹脂封止装置を説明するための模式
的な縦断面図である。
【図24】 従来の樹脂封止装置の下金型を説明するた
めの模式的な上面図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム、1A 封止領域、2 樹脂タブレ
ット、2A 樹脂パッケージ、5 搬送経路、10 金
型(樹脂封止用金型)、10U 上金型(第1部分)、
10L 下金型(第2部分)、11,11A,11U,
11L キャビティ、100 樹脂封止装置(半導体製
造装置)、110 搬送部、140 樹脂成形部、14
0A 金型制御部、151 加圧装置、152 プラン
ジャ押し上げ装置、155 エジェクタ装置、AR0
金型待機エリア、AR1 金型投入エリア、AR2 封
止工程エリア、AR21 樹脂注入エリア、AR22
キュア工程エリア、AR3 金型脱出エリア、ST10
金型投入ステップ、ST20 封止動作ステップ、S
T30 金型脱出ステップ、ST40 金型再投入準備
ステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AD03 AH33 AH37 CA12 CB01 CB12 CB17 CC03 CC10 CK42 CK90 4F206 AD03 AH33 AH37 JA02 JB12 JB17 JC01 JF05 JF35 JF36 JN32 JN41 JQ81 JQ83 JT04 5F061 AA01 BA01 CA21 DA01 DA15 DB02 DD01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のダイパッドを有し各前記ダイパッ
    ド上に半導体素子が搭載された状態のリードフレームに
    対して、各前記半導体素子を樹脂で封止する際に用いら
    れる樹脂封止用金型であって、 前記複数の半導体素子の内の一部の前記半導体素子を収
    容可能なキャビティを有し、互いに開閉可能な第1部分
    及び第2部分を備え、 前記一部の半導体素子を前記キャビティ内に収容し前記
    第1部分及び前記第2部分で以て前記リードフレームを
    挟んだ状態で、前記リードフレームの搬送経路上を搬送
    可能であることを特徴とする、樹脂封止用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の樹脂封止用金型であっ
    て、 前記樹脂封止用金型を閉じる力を前記第1部分と前記第
    2部分との間に加える予圧機構を更に備えることを特徴
    とする、樹脂封止用金型。
  3. 【請求項3】 複数のダイパッドを有し各前記ダイパッ
    ド上に半導体素子が搭載された状態のリードフレームに
    対して、各前記半導体素子を樹脂で封止する半導体製造
    装置であって、 請求項1又は2に記載の前記樹脂封止用金型と、 前記樹脂封止用金型の開閉動作,前記搬送経路へ前記樹
    脂封止用金型を投入する動作及び前記搬送経路から前記
    樹脂封止用金型を脱出させる動作を行う金型制御部と、 前記搬送経路上の封止工程エリアに設けられて、前記キ
    ャビティ内に収容された前記一部の半導体素子を樹脂封
    止する封止動作を行う封止部と、 前記リードフレーム及び前記樹脂封止用金型で挟まれた
    状態の前記リードフレームを前記搬送経路に沿って搬送
    する搬送部とを備え、 前記樹脂封止用金型を前記搬送経路上を搬送させながら
    前記封止動作を行うことを特徴とする、半導体製造装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体製造装置であっ
    て、 前記金型制御部は、前記搬送経路から脱出した前記樹脂
    封止用金型を再び前記搬送経路へ投入することを特徴と
    する、半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4に記載の半導体製造装置
    であって、 前記樹脂封止用金型を複数備えることを特徴とする、半
    導体製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれかに記載の半導
    体製造装置であって、 前記封止工程エリアは、前記キャビティ内へ前記樹脂を
    注入する工程を行う樹脂注入工程エリアと、前記樹脂注
    入工程エリアとは異なるエリアに設けられた、樹脂注入
    工程後の前記樹脂を硬化させる工程を行うキュア工程エ
    リアとを含み、 前記封止部は、前記樹脂注入工程エリアに、前記樹脂封
    止用金型を型締めする加圧装置を備えることを特徴とす
    る、半導体製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至6のいずれかに記載の半導
    体製造装置であって、 前記封止部は、樹脂封止された前記半導体素子を前記キ
    ャビティから離型させるエジェクタ装置を備えることを
    特徴とする、半導体製造装置。
  8. 【請求項8】 複数のダイパッドを有し各前記ダイパッ
    ド上に半導体素子が搭載された状態のリードフレームに
    対して、各前記半導体素子を樹脂で封止する半導体装置
    の製造方法であって、 請求項1又は2に記載の前記樹脂封止用金型を用い、 (a)前記樹脂封止用金型を開いて前記搬送経路へ投入
    し、前記一部の半導体素子を前記キャビティ内に収容し
    た状態で前記リードフレームを前記樹脂封止用金型で挟
    むステップと、 (b)前記搬送経路上の封止工程エリアにおいて、前記
    キャビティ内に収容された前記一部の半導体素子を樹脂
    封止する封止動作を、前記樹脂封止用金型を前記搬送経
    路上を搬送しつつ行うステップと、 (c)前記ステップ(b)の後に、前記樹脂封止用金型
    を開いて、樹脂封止された前記半導体素子を前記キャビ
    ティから離型し、前記樹脂封止用金型を前記搬送経路か
    ら脱出させるステップとを備えることを特徴とする、半
    導体装置の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011018745A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Daiichi Seiko Kk 樹脂封止装置および樹脂封止方法
JP2011016276A (ja) * 2009-07-08 2011-01-27 Daiichi Seiko Kk 樹脂封止装置および樹脂封止方法
CN103035537A (zh) * 2011-10-07 2013-04-10 第一精工株式会社 树脂密封装置

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