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JP2001288180A - 精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物及びその製造方法、並びに、精製2−p−ジオキサノン及びその製造方法 - Google Patents

精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物及びその製造方法、並びに、精製2−p−ジオキサノン及びその製造方法

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Publication number
JP2001288180A
JP2001288180A JP2000098225A JP2000098225A JP2001288180A JP 2001288180 A JP2001288180 A JP 2001288180A JP 2000098225 A JP2000098225 A JP 2000098225A JP 2000098225 A JP2000098225 A JP 2000098225A JP 2001288180 A JP2001288180 A JP 2001288180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
purified
dioxanone
producing
hydroxyethoxy
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000098225A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Nakatani
悟 中谷
Takuji Matsumoto
拓治 松本
Yoshinori Nakahara
良典 中原
Hideyuki Akieda
秀幸 秋枝
Takeshi Ishitoku
石徳  武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Daiwa Kasei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc, Daiwa Kasei Industry Co Ltd filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2000098225A priority Critical patent/JP2001288180A/ja
Priority to TW90107688A priority patent/TW574203B/zh
Priority to EP01303038A priority patent/EP1138664A3/en
Priority to US09/820,674 priority patent/US6384241B2/en
Priority to KR10-2001-0017216A priority patent/KR100432445B1/ko
Priority to CNB011178876A priority patent/CN1198782C/zh
Publication of JP2001288180A publication Critical patent/JP2001288180A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D319/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having two oxygen atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D319/101,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes
    • C07D319/121,4-Dioxanes; Hydrogenated 1,4-dioxanes not condensed with other rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/43Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of the physical state, e.g. crystallisation
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C51/47Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by solid-liquid treatment; by chemisorption

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  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 示唆走査熱量測定(DSC)により
融解ピークトップ温度206.5℃が検出されることを
特徴とする、化学式(1)で示される精製β−ヒドロキ
シエトキシ酢酸塩類化合物(化学式(1)中、n=1〜
2であり、Mは、n=1の場合には、Na及び/又はK
であり、n=2の場合には、Ca及び/又はMgであ
る。)。 化学式(1)で示される精製β−ヒドロ
キシエトキシ酢酸塩類化合物から誘導される化学式
(2)で示される精製2−p−ジオキサノン。 【効果】 精製2−p−ジオキサノンの前駆体であ
る精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物は、再精
製する必要のない精製2−p−ジオキサノンへ容易に誘
導することができる。 の精製2−p−ジオキサ
ノンは、重合反応することにより、分子末端にカルボキ
シル基を有せず、高分子量で分子量分布が狭いポリパラ
ジオキサンを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精製2−p−ジオ
キサノンの前駆体である精製β−ヒドロキシエトキシ酢
酸塩類化合物に関する。
【0002】本発明は、精製2−p−ジオキサノンの前
駆体である精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物
の製造方法に関する。
【0003】本発明は、精製β−ヒドロキシエトキシ酢
酸塩類化合物から得られる精製2−p−ジオキサノンの
製造方法に関する。本発明は、精製2−p−ジオキサノ
ンを工業的に有利に生産する製造方法に関する。
【0004】本発明は、重合反応した後に、分子末端に
カルボキシル基を有しないことを特徴とする高分子量で
分子量分布が狭いポリパラジオキサンを生成する機能を
有する、精製2−p−ジオキサノンに関する。
【0005】本発明は、重合反応した後に、カルボキシ
ル基のプロトンに帰属される核磁気共鳴測定(NMR、
測定温度25℃)の8.1ppmにおけるピークが検出
されないことを特徴とする高分子量で分子量分布が狭い
ポリパラジオキサンを生成する機能を有する精製2−p
−ジオキサノンに関する。
【0006】
【従来の技術】[β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合
物の技術的背景]従来、いわゆる当業者により、β−ヒ
ドロキシエトキシ酢酸塩類化合物は、結晶状態ではな
く、オイル状であり、示差走査熱量測定(DSC)によ
り融解ピークトップ温度が検出されないことが常識とさ
れてきた。文献にも、β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類
化合物の融点の記載はなかった。
【0007】[β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物
についての本発明者らの検討]しかるに、本発明者ら
は、鋭意検討を進めた結果、β−ヒドロキシエトキシ酢
酸塩類化合物を、精製していくと、オイル状から結晶状
に変化していき、次第に示差走査熱量測定(DSC)に
よる融解ピークトップ温度が検出されてくるという新規
な知見を見い出した。本発明者らによるこの新規な知見
によれば、この融解ピークトップ温度は、好ましくは2
05〜208℃であり、より好ましくは206〜207
℃であり、さらに好ましくは、206.5±0.2℃で
ある。
【0008】[2−p−ジオキサノンの技術的背景]2
−p−ジオキサノンは、医薬等に使用される生分解性吸
収ポリマーの原料として、有用な化合物である。
【0009】[2−p−ジオキサノンについての本発明
者らの検討]本発明者らは、分子量の狭いポリジオキサ
ンを製造する技術につき鋭意検討を進める過程におい
て、2−p−ジオキサノン中に存在する不純物のうち、
塩酸と酸クロライドが、分子量の狭いポリジオキサンの
製造を阻害するという知見を見い出した。すなわち、本
発明者らは、塩酸及び酸クロライドが、2−p−ジオキ
サノン中に存在すると、両者は反応性が高いため、好ま
しくない不純物を生じてしまい、この好ましくない不純
物は、たとえ痕跡量の残存量であっても、2−p−ジオ
キサノンの、開環、開裂、分解を促進してしまうという
重大な問題点を内在しているという知見を見い出した。
【0010】本発明者らは、このような開環、開裂、分
解が生じると、末端にカルボキシル基を有する好ましく
ない不純物を生じてしまい、このような好ましくない不
純物は、開環重合反応を阻害し、分子量の上昇を抑制
し、望ましくないオリゴマーの生成を招来するのみなら
ず、分子量分布を広くしてしまうという問題があること
を見い出した。このように、本発明者らの知見によれ
ば、ポリマーの分子量末端にカルボキシル基が多く存在
すれば、分子量分布が広く、ポリマーの分子量末端にカ
ルボキシル基が存在しなければ、高分子量で分子量分布
が狭いという経験則が導かれている。すなわち、ポリマ
ーの分子末端におけるカルボキシル基の量が、分子量分
布の一つの指標となるのである。
【0011】このような本発明者らの知見から演繹され
ることは、2−p−ジオキサノンから、塩酸及び酸クロ
ライドを除去すれば、従来の技術の問題点が解決される
ということである。しかるに、本発明者らは、2−p−
ジオキサノンから、蒸留等の精製手段により、効率よく
塩酸及び酸クロライドを除去することは極めて困難であ
ることを見い出した。。
【0012】そこで、本発明者らは、2−p−ジオキサ
ノンの前駆体であるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化
合物を精製することは、極めて容易であることを見い出
し、精製前駆体から、容易に予め精製され、再度精製す
る必要のないた2−p−ジオキサノンを製造することが
可能ではないかと想到し鋭意検討を進めるに至った。
【0013】[2−p−ジオキサノンの製造方法につい
ての従来の技術]2−p−ジオキサノンの製造方法につ
いての従来の技術として、以下のようなものが挙げられ
る。
【0014】 2,3−ジクロロ−p−ジオキサンか
らの合成法 J.Am.Chem.Soc.,80巻、604〜60
6頁(1958年)には、trans−2,3−ジクロ
ロ−p−ジオキサンと、化学式(3)(化学式(3)及
び化学式(4)において、Rは、P−C64Cl、CH
3、Hを表す。)で示される酸クロライドとを反応さ
せ、もって化学式(4)で示される2−カルボキシ−3
−クロロ−p−ジオキサン(4)を得て、これを加熱処
理することにより2−p−ジオキサノンを生成する、2
−p−ジオキサノンの製造方法が開示されている。な
お、化学式(3)及び化学式(4)において、Rは、P
−C64Cl、CH3、Hを表す。
【0015】
【化6】
【0016】しかしながら、この製造方法では、塩酸及
び酸クロライドが副生成物として生じてしまうという問
題点があった。この副生成物である塩酸及び酸クロライ
ドは、目的物である2−p−ジオキサノンとの反応性が
高く、好ましくない不純物を生じてしまう。この好まし
くない不純物は、たとえ痕跡量の残存量であっても、2
−p−ジオキサノンの、開環、開裂、分解を促進してし
まうという重大な問題点を内在していた。
【0017】このような開環、開裂、分解が生じると、
末端がカルボキシル基の好ましくない不純物を生じてし
まう。このような好ましくない不純物は、開環反応を阻
害し、分子量の上昇を抑制し、望ましくないオリゴマー
の生成を招来するのみならず、分子量分布を広くしてし
まうという問題があった。このように、ポリマーの分子
量末端にカルボキシル基が多く存在すれば、分子量分布
が広く、ポリマーの分子量末端にカルボキシル基が存在
しなければ、高分子量で分子量分布が狭いという経験則
が導かれている。すなわち、ポリマーの分子末端におけ
るカルボキシル基の量が、分子量分布の一つの指標とな
るのである。
【0018】また、原料である2,3−ジクロロ−p−
ジオキサンに関しても、その製造方法において、塩酸及
び酸クロライドが副生成物として生じてしまい、上記と
同様の問題点があった。さらに、この合成ルートの原料
である2,3−ジクロロ−p−ジオキサンは、一般的に
ジオキサンと塩化スルフリルとの反応から合成される
が、反応中に、HClとSO2ガスが2当量ずつ発生
し、このガスの処理が工業的に問題であった。
【0019】 ジオールから触媒を使用する合成法 ジエチレングリコールを、相当量の触媒を使用して高温
加熱により脱水素反応を行い、2−p−ジオキサノンを
得る方法が、これまで数多く報告されている。例えば、
特開平4−505321号には、200〜400℃の温
度範囲で、ジアルキレングリコールを、触媒として有効
な量の銅化合物、亜鉛化合物、及び助触媒化合物を含有
する有効量の脱水素触媒と接触させることからなる、ジ
アルキレングリコールの接触脱水素反応により2−p−
ジオキサノンを生成する2−p−ジオキサノンの製造方
法が開示されている。実施例における選択率は、73.
7〜99%である。
【0020】また、特開平10−120675号には、
200〜400℃の温度範囲で、ジエチレングリコール
類と、酸強度(Ho)が1.5より強い、酸点の総量が
0〜2×10-7当量毎平方メートル以下の担体に銅を担
持させた触媒とを、水素の存在下に接触させて、2−p
−ジオキサノンを生成する2−p−ジオキサノンの製造
方法が示されている。実施例における選択率は、95〜
98%である。
【0021】他にも、Bull.Chem.Soc.J
pn.,35巻,986〜頁(1962年)、特開昭5
8−99476号、米国特許第2,807,629号、
同第2,900,395号、同第5,391,707号
等においても、ジエチレングリコールを、相当量の触媒
を使用して高温加熱により脱水素反応を行い、2−p−
ジオキサノンを得る方法が開示されている。
【0022】しかしながら、これらの製造方法は、触媒
の検討により、選択率は向上されてはきたが、高温下で
の反応であることには変わりないため、熱に対して不安
定な2−p−ジオキサノンを取り扱うために、反応中
は、水素、又は、酸素等の雰囲気下で行なう必要があ
り、特殊な高圧ガス設備により製造しなければならなか
った。それゆえ、特殊な高圧ガス設備は、安全保守の側
面や設備の制御等考慮すると、大掛かりな設備とならざ
るをえず、工業上や経済上問題であった。
【0023】 ジオールと有機酸との反応による合成 特開平1−299279号には、ラクトン化合物の製造
方法として、分子内に少なくとも2個の1級水酸基を含
む有機化合物をハロゲン化合物の存在下、有機過酸を使
用して、2個の1級水酸基を酸化的分子内2量化してラ
クトン化合物を生成する方法が示されている。なお、本
発明の目的とする2−p−ジオキサノンは、環状ラクト
ンの範疇に含まれる。この製造方法の反応式を、化学式
(5)に示す。
【0024】
【化7】
【0025】しかしながら、この製造方法は、ラクトン
を得るには有効な手段ではあるが、副生成物として2当
量生成されるカルボン酸は、2−p−ジオキサノンと高
い反応性があり、例えば、工業的には生成物の取出し等
考慮すると問題であった。
【0026】 β−ヒドロキシエトキシ酢酸ナトリウ
ム塩からの合成法 特開昭60−36785号には、合成の可吸収性縫合糸
の原料として、2−p−ジオキサノンの製造方法が開示
されている。ここで、原料としては、安価なエチレング
リコール及びクロル酢酸を使用しているので、その点で
は、工業的な製造方法であるとはいえる。この製造方法
の実施態様は、以下のとおりである。
【0027】金属ナトリウムを大過剰のエチレングリコ
ール中に溶解させてグリコレートを得、これをさらにナ
トリウム1モル当たり約0.5モルのクロル酢酸と反応
させてヒドロキシ酸のナトリウム塩を得る。反応後、過
剰のエチレングリコール及び反応副生成物を蒸留及びア
セトンでの洗浄によって除去し、塩酸の添加によってナ
トリウム塩を遊離ヒドロキシ酸に変え、そして、生じた
塩化ナトリウムをエタノールでの沈殿及び次いで濾過に
よって除去している。その後、ヒドロキシ酸濾液を約2
00℃まで、好ましくはMgCO3の存在下でゆっくり
加熱し、蒸留によってアルコールと水を除去し、大気圧
下でさらに加熱すると、p−ジオキサノンが生成し、塔
頂温度約200〜220℃で留出する。粗製ジオキサノ
ン生成物の純度は、ガスクロマトグラフィーで測定し
て、一般に約60〜70%であり、そして収率は50〜
70%程度であると開示されている。この粗製p−ジオ
キサノンを、再蒸留によって、約98%純度までさらに
精製し、そして、多段結晶化及び/又は蒸留によって最
終的に99%以上に精製した。
【0028】 の合成法の問題点 の合成法は、従前の技術の問題点を解決するために
は、確かに、有効な合成手段ではあった。しかしなが
ら、の合成法においては、最初に得られた2−p−ジ
オキサノンは、純度が低く、そのために数回にわたり精
製を行う必要がある点で問題があった。すなわち、工業
生産を考慮すると、このような煩雑な操作は、いかにも
生産性の側面で問題があった。本発明者らは、の合成
法につき、追試験を実施した。その結果、環化反応は、
残存するエチレングリコール、そして残存するグリコレ
ートまたはクロロ酢酸が影響して2−p−ジオキサノン
の収率を低下させていることが判明した。エチレングリ
コールが残存している場合には、2−p−ジオキサノン
と沸点が近く、蒸留での分離が難しく、高純度の2−p
−ジオキサノンを得ることが困難となる。また、その不
純物との反応により2−p−ジオキサノンが開裂しオリ
ゴマーへと変化する傾向を有している。グリコレートが
残存している場合には、塩酸添加の際に、ナトリウム塩
がはずれてエチレングリコールが生成し、上記と同じ作
用が生じる。また、クロロ酢酸が残存している場合に
は、ヒドロキシ酸のナトリウム塩および2−p−ジオキ
サノンとの反応性を有している。その結果、塩酸添加後
の中和・環化反応時で副生成物あるいは2−p−ジオキ
サノンの開裂が生じるので、高純度で安定な2−p−ジ
オキサノンを得るために精製が必要となり、何度も精製
を行なわなければならず実質の収率としては、たかだか
20〜30%程度となり、必ずしも優れた製造方法とは
いい難かった。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】 本発明が解決しよ
うとする課題の一つは、重合反応した後に、分子末端に
カルボキシル基を有しないことを特徴とする高分子量で
分子量分布が狭いポリパラジオキサンを生成する機能を
有する、精製2−p−ジオキサノンを提供することであ
る。
【0030】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、重合反応した後に、カルボキシル基のプロトンに帰
属される核磁気共鳴測定(NMR、測定温度25℃)の
8.1ppmにおけるピークが検出されないことを特徴
とする高分子量で分子量分布が狭いポリパラジオキサン
を生成する機能を有する精製2−p−ジオキサノンを提
供することである。
【0031】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、〜の精製2−p−ジオキサノンへ容易に誘導す
ることができる、精製2−p−ジオキサノンの前駆体で
ある精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物を提供
することである。
【0032】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、〜の精製2−p−ジオキサノンへ容易に誘導す
ることができる、精製2−p−ジオキサノンの前駆体で
ある精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造
方法を提供することである。
【0033】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、精製2−p−ジオキサノンへ容易に誘導することが
できる、精製2−p−ジオキサノンの前駆体である精製
β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物を提供すること
である。
【0034】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、精製2−p−ジオキサノンへ容易に誘導することが
できる、精製2−p−ジオキサノンの前駆体である精製
β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方法を提
供することである。
【0035】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物から精
製2−p−ジオキサノンを製造する方法を提供すること
である。
【0036】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、精製2−p−ジオキサノンを工業的に有利に生産す
る製造方法を提供することである。
【0037】 本発明が解決しようとする課題の一つ
は、従来の技術の問題点に鑑み、高分子量で狭い分子量
分布を有するポリマーの原料として好適な、不純物の少
ない高純度2−p−ジオキサノンを高い収率で製造する
技術を提供することである。
【0038】(10) 本発明が解決しようとする課題の一
つは、医薬等に使用される生分解性吸収ポリマーや、外
科手術用縫合糸等に極めて好適に使用することができる
高分子量で分子量分布が狭いポリマーを生成し得る、精
製2−p−ジオキサノンを提供することである。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
従来の技術の『 β−ヒドロキシエトキシ酢酸ナトリ
ウム塩からの合成』における問題点に鑑み、鋭意検討を
進めた。その結果、2−p−ジオキサノンは、有機酸、
特にカルボン酸や酸ハロゲン化物、あるいは水酸基をも
つ物質、特にエチレングリコールやジエチレングリコー
ル等のジオール類、との反応性が高く、したがって、こ
のものの残存が、2−p−ジオキサノンの安定性に寄与
しており、さらにこれらの不純物を除去することが、反
応収率の顕著な改善に大きく寄与しているという新規な
知見を見い出した。本発明に係る2−p−ジオキサノン
の製造方法は、まず、精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸
ナトリウムを単離し、不純物の少ない前駆体(中間体)
とした後、その後、環化反応を実施して、蒸留1回の操
作にて重合品として使用可能な純度まで精製2−p−ジ
オキサノンを得ることができる。本発明に係る製造方法
により得られる2−p−ジオキサノンは、生体吸収材料
の原料として要求される高分子量で高分子量で分子量分
布が狭いポリマーに好適な単量体である。本発明は、以
下の[1]〜[16]に記載した事項により特定され
る。
【0040】[1] 示差走査熱量測定(DSC)によ
り融解ピークトップ温度が検出されることを特徴とす
る、化学式(1)で示される精製β−ヒドロキシエトキ
シ酢酸塩類化合物(化学式(1)中、n=1〜2であ
り、Mは、n=1の場合には、Na及び/又はKであ
り、n=2の場合には、Ca及び/又はMgであ
る。)。
【0041】
【化8】
【0042】[2] 融解ピークトップ温度が、205
〜208℃であることを特徴とする、[1]に記載した
精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物。
【0043】[3] 融解ピークトップ温度が、206
〜207℃であることを特徴とする、[1]に記載した
精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物。
【0044】[4] 融解ピークトップ温度が、20
6.5℃であることを特徴とする、[1]に記載した精
製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物。
【0045】[5] 示差走査熱量測定(DSC)によ
り融解ピークトップ温度が検出されることを特徴とす
る、化学式(1)で示される精製β−ヒドロキシエトキ
シ酢酸塩類化合物の製造方法であって、示差走査熱量測
定(DSC)により融解ピークトップ温度が検出されな
い化学式(1)で示されるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸
塩類化合物を、貧溶媒により沈殿せしめた後、沈殿した
β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物を貧溶媒により
洗浄することを特徴とする、前記精製β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類化合物の製造方法(化学式(1)中、n
=1〜2であり、Mは、n=1の場合には、Na及び/
又はKであり、n=2の場合には、Ca及び/又はMg
である。)。
【0046】
【化9】
【0047】[6] 得られる精製β−ヒドロキシエト
キシ酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、205
〜208℃であることを特徴とする、[5]に記載した
精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方
法。
【0048】[7] 得られる精製β−ヒドロキシエト
キシ酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、206
〜207℃であることを特徴とする、[5]に記載した
精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方
法。
【0049】[8] 得られる精製β−ヒドロキシエト
キシ酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、20
6.5℃であることを特徴とする、[5]に記載した精
製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方法。
【0050】[9] [5]乃至[8]の何れかに記載
した製造方法により得られる化学式(1)で示される精
製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物(化学式
(1)中、n=1〜2であり、Mは、n=1の場合に
は、Na及び/又はKであり、n=2の場合には、Ca
及び/又はMgである。)。
【0051】
【化10】
【0052】[10] 示差走査熱量測定(DSC)に
より融解ピークトップ温度が検出されるものである化学
式(1)で示される精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩
類化合物を、無機酸類と反応させることにより、中和反
応と環化反応を同一系内で行なうことを特徴とする、化
学式(2)で示される精製2−p−ジオキサノンの製造
方法(化学式(1)中、n=1〜2であり、Mは、n=
1の場合には、Na及び/又はKであり、n=2の場合
には、Ca及び/又はMgである。)。
【0053】
【化11】
【0054】
【化12】
【0055】[11] 使用する精製β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、20
5〜208℃であることを特徴とする、[10]に記載
した精製2−p−ジオキサノンの製造方法。
【0056】[12] 使用する精製β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、20
6〜207℃であることを特徴とする、[10]に記載
した精製2−p−ジオキサノンの製造方法。
【0057】[13] 使用する精製β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、20
6.5℃であることを特徴とする、[10]に記載した
精製2−p−ジオキサノンの製造方法。
【0058】[14] [10]乃至[13]の何れか
に記載した製造方法により得られる精製2−p−ジオキ
サノン。
【0059】[15] [14]に記載した精製2−p
−ジオキサノンであって、重合反応した後に、分子末端
にカルボキシル基を有しないポリパラジオキサンを生成
する機能を有するものであることを特徴とする、前記精
製2−p−ジオキサノン。
【0060】[16] [14]に記載した精製2−p
−ジオキサノンであって、重合反応した後に、カルボキ
シル基のプロトンに帰属される核磁気共鳴測定(NM
R、測定温度25℃)の8.1ppmにおけるピークが
検出されないポリパラジオキサンを生成する機能を有す
るものであることを特徴とする、前記精製2−p−ジオ
キサノン。
【0061】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につき
詳細に説明する。
【0062】[2−p−ジオキサノンについての本発明
者らの検討]本発明者らは、分子量の狭いポリジオキサ
ンを製造する技術につき鋭意検討を進める過程におい
て、2−p−ジオキサノン中に存在する不純物のうち、
塩酸と酸クロライドが、分子量の狭いポリジオキサンの
製造を阻害するという知見を見い出した。すなわち、本
発明者らは、塩酸及び酸クロライドが、2−p−ジオキ
サノン中に存在すると、両者は反応性が高いため、好ま
しくない不純物を生じてしまい、この好ましくない不純
物は、たとえ痕跡量の残存量であっても、2−p−ジオ
キサノンの、開環、開裂、分解を促進してしまうという
重大な問題点を内在しているという知見を見い出した。
【0063】本発明者らは、このような開環、開裂、分
解が生じると、末端にカルボキシル基を有する好ましく
ない不純物を生じてしまい、このような好ましくない不
純物は、開環重合反応を阻害し、分子量の上昇を抑制
し、望ましくないオリゴマーの生成を招来するのみなら
ず、分子量分布を広くしてしまうという問題があること
を見い出した。このように、本発明者らの知見によれ
ば、ポリマーの分子量末端にカルボキシル基が多く存在
すれば、分子量分布が広く、ポリマーの分子量末端にカ
ルボキシル基が存在しなければ、高分子量で分子量分布
が狭いという経験則が導かれている。すなわち、ポリマ
ーの分子末端におけるカルボキシル基の量が、分子量分
布の一つの指標となるのである。
【0064】このような本発明者らの知見から演繹され
ることは、2−p−ジオキサノンから、塩酸及び酸クロ
ライドを除去すれば、従来の技術の問題点が解決される
ということである。しかるに、本発明者らは、2−p−
ジオキサノンから、蒸留等の精製手段により、効率よく
塩酸及び酸クロライドを除去することは極めて困難であ
ることを見い出した。。
【0065】そこで、本発明者らは、2−p−ジオキサ
ノンの前駆体であるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化
合物を精製することは、極めて容易であることを見い出
し、精製前駆体から、容易に予め精製され、再度精製す
る必要のないた2−p−ジオキサノンを製造することが
可能ではないかと想到し鋭意検討を進めるに至った。
【0066】[化学式(1)で示される化合物]本発明
においては、化学式(1)で示されるβ−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類を出発原料として使用することができ
る。化学式(1)中、n=1〜2、Mはn=1の場合に
は、Na及び/又はKであり、n=2の場合には、Ca
及び/又はMgである。塩類としては、Na、K、C
a、Mg塩等を挙げることができるが、これらの中で
は、Na塩が工業的に有用である。
【0067】[化学式(1)で示される化合物の単離]
化学式(1)で示されるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩
類は、一般的には、エチレングリコールのモノ塩と、モ
ノクロロ酢酸あるいはモノクロロ酢酸塩とをエチレング
リコール溶媒中での反応により合成される。エチレング
リコールのモノ塩は、大過剰のエチレングリコールとア
ルカリ金属、アルカリ土類金属の酸化物或いは水酸化物
とを混合し、キシレン等などの脱水促進溶剤を加えて塩
を形成させる公知の方法を実施することにより容易に得
る事ができる。本発明において、上記合成反応は、使用
するモノクロロ酢酸あるいはその塩を、理論当量あるい
はそれ以下とすることが有用である。モノクロロ酢酸を
用いる場合は、モル比として、好ましくは0.4〜0.
5、より好ましくは0.47〜0.49であることが有
用である。モノクロロ酢酸塩を用いる場合は、モル比と
して、好ましくは0.8〜1.0、より好ましくは0.
95〜0.98であることが有用である。本発明におい
て、この反応溶液中に貧溶媒を投入することによりβ−
ヒドロキシエトキシ酢酸塩類をスラリー状の結晶とし、
濾過により単離するものである。用いる貧溶媒が反応溶
媒より高沸点の場合には、反応溶媒をまず蒸留により留
去しても良く、更にスラリー状の結晶とし、濾過により
単離することもできる。この操作を実施することにより
粗β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類を結晶で得ることが
できる。用いる貧溶媒としては、例えば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、ヘプタ
ン等の炭化水素;アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン;メタノール、エタノール等の
アルコール;ジオキサン、スルホランなどの複素環を、
単独あるいは混合して用いられる。
【0068】[化学式(1)で示される化合物の精製]
本発明においては、上記で得られた粗β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類を、再沈殿もしくは熱懸濁により、不純
物、特にエチレングリコールのモノ塩とエチレングリコ
ールを除去する。再沈殿で溶解させるために用いる良溶
媒としては、例えば、水単独で用いるか、あるいは水
と、メタノール、エタノール等のアルコール;アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン
とを混合して用いられる。望ましくは、水単独での使用
が工業的に有用である。溶解させるための温度は、好ま
しくは0〜150℃、より好ましくは50〜100℃で
ある。再沈殿させる貧溶媒としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、ヘキサン、
ヘプタン等の炭化水素;アセトン、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン;メタノール、エタノ
ール等のアルコール;ジオキサン、スルホラン等の複素
環を、単独あるいは混合して用いられる。熱懸濁に用い
る溶媒としては、例えば、水単独で用いるか、あるいは
水と、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素;アセトン、メチ
ルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン;メタノ
ール、エタノール等のアルコール;ジオキサン、スルホ
ラン等の複素環とを混合して用いられる。再沈殿或いは
熱懸濁させることにより純度の高い精製β−ヒドロキシ
エトキシ酢酸塩類を得る事ができる。熱懸濁後、一部溶
解しているβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類を結晶化さ
せるために、ろ過母液を上記の再沈殿で用いた溶剤を使
用することで結晶を取出し、更に全体の収率を上げるこ
とも可能である。
【0069】[化学式(2)で示される化合物の合成]
上記のようにして得られた化学式(1)で示される精製
β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類と、無機酸類とを反応
させることにより、中和反応と環化反応をワンポットで
行い、もって化学式(2)で示される2−p−ジオキサ
ノンを得ることができる。無機酸類としては、例えば、
ハロゲン化水素、硫酸、リン酸等が用いられる。使用す
る量は、理論当量もしくは、それ以下であることが有用
であり、好ましくは、0.9〜1.0当量用いるのが有
用である。この反応は、無溶媒でも可能であるが、適量
の溶媒を使用して行うのが得策である。用いる溶媒とし
ては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロ
ヘキサン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素;アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケト
ン;メタノール、エタノール等のアルコール;ジオキサ
ン、スルホラン等の複素環及び水が挙げられ、単独ある
いは混合して用いられる。
【0070】本発明では、上記方法にて得られた化学式
(1)で示されるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類と無
機酸類との中和反応とほぼ同時に環化反応が生じる。こ
の時の反応温度は、好ましくは−20〜150℃である
が、より好ましくは−20〜40℃である。反応後は、
反応溶媒及び生成水を減圧または常圧下の蒸留により除
去し、生成した塩(例えば塩化ナトリウムや硫酸ナトリ
ウム)を減圧濾過などの方法により除去する。その後、
目的とする2−p−ジオキサノンをN2ガス気流下で減圧
または常圧下の蒸留により取り出す。
【0071】本発明では、上記方法により得られた化学
式(1)で示されるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類と
無機酸類とを、比較的穏和な温度条件下で反応させるこ
とにより、中和反応と環化反応をワンポットで行い、も
って化学式(2)で示される2−p−ジオキサノンを得
ることができる。得られた2−p−ジオキサノンは、高
純度であり、精製を必要としない。
【0072】
【実施例】以下に実施例を挙げ、本発明の実施に形態に
つきより詳細に説明する。
【0073】[実施例1(β−ヒドロキシエトキシ酢酸
ナトリウムの単離・精製)] エチレングリコールモノナトリウム塩の合成 キシレン 1200g、エチレングリコール409.7
g(6.60モル)、水酸化ナトリウム 240.0g
(6.00モル)を混合し、130〜140℃にて攪拌
しながら21時間共沸脱水反応を行った。25℃まで冷
却した後、減圧濾過により、エチレングリコールモノナ
トリウム塩を得た。収量494.2g、水酸化ナトリウ
ム基準の収率は、98.5%であった。
【0074】 β−ヒドロキシエトキシ酢酸ナトリウ
ムの合成 エチレングリコール650gに、上記の操作により得
られたエチレングリコールモノナトリウム塩 210.
2g(2.50モル)を攪拌しながら加え、70〜80
℃にて溶解させた。次に、モノクロロ酢酸ナトリウム
285.5g(2.45モル)を、同温度にて1時間か
けて投入し、投入後、同温度にて2時間攪拌し、β−ヒ
ドロキシエトキシ酢酸ナトリウムのエチレングリコール
溶液 1145.0gを得た。
【0075】 β−ヒドロキシエトキシ酢酸ナトリウ
ムの単離・精製 上記の操作により得られたβ−ヒドロキシエトキシ酢
酸ナトリウムのエチレングリコール溶液 1000.0
gに、スルホラン920gを加えて、減圧下110℃に
てエチレングリコールを留去した。25℃まで冷却した
後、減圧濾過、スルホラン 100g洗浄、アセトン
100g洗浄を行い、65℃にて温風乾燥後、β−ヒド
ロキシエトキシ酢酸ナトリウム441.5gを得た。β
−ヒドロキシエトキシ酢酸ナトリウムの含有量は、6
9.7%、その他の含有量として塩化ナトリウムは、2
9.5%、エチレングリコールモノナトリウム塩は、
0.5%、エチレングリコールは、0.3%であった。
モノクロロ酢酸ナトリウム基準の収率は、96.9%で
あった。次に、イオン交換水300mlとメタノール1
000mlを加えて、70℃にて20分間攪拌懸濁し
た。50℃まで冷却後、アセトン1800mlを加えて
一部溶解している結晶を析出させた。濾過、乾燥後、3
91.8gの結晶を得た。β−ヒドロキシエトキシ酢酸
ナトリウムの含有量は、70.7%、その他の含有量と
して塩化ナトリウムは、29.2%、エチレングリコー
ルモノナトリウム塩及びエチレングリコールは0%であ
った。モノクロロ酢酸ナトリウム基準の収率は、82.
0%であった。
【0076】これを、核磁気共鳴スペクトルにより測定
した結果、1H−NMR(400MHz,D2O,δpp
m),3.944(s,2H), 3.719(m,2
H),3.623(m,2H),13C−NMR(100
MHz,D2O,δppm),61.060,70.3
97,72.342であった。この精製β−ヒドロキシ
エトキシ酢酸ナトリウムの融点は、206.5℃であっ
た。
【0077】[実施例2(2−p−ジオキサノンの合
成)]実施例1の方法で得られたβ−ヒドロキシエトキ
シ酢酸ナトリウム301.5g(1.50モル)とメタ
ノール500mlを混合し、攪拌しながら35%−塩酸
151.0g(1.45モル)を、30〜35℃にて1
0分かけて滴下した。その後、20℃にて20分間攪拌
を続けた後、50℃にて減圧下、生成水とメタノールを
留去させた。塩化ナトリウムを濾過により取り除いた
後、6torrの減圧下、78〜79℃の留出物12
5.7gを得た。
【0078】これを、核磁気共鳴スペクトルにて測定し
た結果、1H−NMR(400MHz,d6−DMSO,
δppm),4.425(t,2H,J=4.8H
z),4.329(S,2H),3.832(t,2
H,J=4.8Hz),13C−NMR(100MHz,
6−DMSO,δppm),62.715,66.4
30,69.430,167.782であり、2−p−
ジオキサノンであることが確認できた。融点は、24.
2℃、ガスクロマトグラフィーによる純度は、99.1
%であり、モノクロロ酢酸ナトリウム基準の収率は、6
6.7%であった。
【0079】[実施例3(2−p−ジオキサノンの合
成)]実施例1の方法で得られたβ−ヒドロキシエトキ
シ酢酸ナトリウム301.5g(1.50モル)とジオ
キサン500mlを混合し、攪拌しながら98%−硫酸
72.6g(0.73モル)を、25〜30℃にて20
分かけて滴下した。その後、20℃にて20分間攪拌を
続けた後、塩化ナトリウムと硫酸ナトリウム水和物を濾
過により取り除いた後、6torrの減圧下、78〜7
9℃で留出する2−p−ジオキサノン106.7gを得
た。融点は、26.1℃、ガスクロマトグラフィーによ
る純度は、99.4%であり、モノクロロ酢酸ナトリウ
ム基準の収率は、56.8%であった。
【0080】[実施例4及び5(2−p−ジオキサノン
の重合)]実施例2及び3にて得られたモノマーの水分
を測定したところ、それぞれ34.4及び25.7pp
mであった。重合するに値する品質であった。窒素ボッ
クス内にて、十分に乾燥させたアンプル管にモノマーを
それぞれ約10g(0.098モル)、ラウリルアルコ
ール0.022g(1.18×10-4モル)及びオクタ
ン酸スズ(3.92×10-6モル)のトルエン溶液を秤
量し、装入した。室温下に減圧した後、溶封して95℃
のオイルバスに、12時間加熱した。さらに80℃のオ
イルバスにて7日間重合反応を行ない取出した。得られ
たポリマーの溶液粘度(η)は、25℃の0.1g/d
lのヘキサフルオロイソプロパノールにて測定した。そ
れぞれ、2.20及び2.43であった。
【0081】[比較例1]特開昭60−36785号に
記載されている公知の製造方法により、2−p−ジオキ
サノンを製造してみた。得られたモノマーは、ガスクロ
マトグラフィーによる純度は75.81%で、一回目の
蒸留ではエチレングリコールを含んでおり、実施例4と
同様の操作を実施して重合反応を行なったが、ポリマー
の溶液粘度(η)は、0.12であった。
【0082】
【発明の効果】 本発明の効果の一つは、重合反応し
た後に、分子末端にカルボキシル基を有しないことを特
徴とする高分子量で分子量分布が狭いポリパラジオキサ
ンを生成する機能を有する、精製2−p−ジオキサノン
を提供することができることである。
【0083】 本発明の効果の一つは、重合反応した
後に、カルボキシル基のプロトンに帰属される核磁気共
鳴測定(NMR、測定温度25℃)の8.1ppmにお
けるピークが検出されないことを特徴とする高分子量で
分子量分布が狭いポリパラジオキサンを生成する機能を
有する精製2−p−ジオキサノンを提供することができ
ることである。
【0084】 本発明の効果の一つは、〜の精製
2−p−ジオキサノンへ容易に誘導することができる、
精製2−p−ジオキサノンの前駆体である精製β−ヒド
ロキシエトキシ酢酸塩類化合物を提供することができる
ことである。
【0085】 本発明の効果の一つは、〜の精製
2−p−ジオキサノンへ容易に誘導することができる、
精製2−p−ジオキサノンの前駆体である精製β−ヒド
ロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方法を提供するこ
とができることである。
【0086】 本発明の効果の一つは、精製2−p−
ジオキサノンへ容易に誘導することができる、精製2−
p−ジオキサノンの前駆体である精製β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類化合物を提供することができることであ
る。
【0087】 本発明の効果の一つは、精製2−p−
ジオキサノンへ容易に誘導することができる、精製2−
p−ジオキサノンの前駆体である精製β−ヒドロキシエ
トキシ酢酸塩類化合物の製造方法を提供することができ
ることである。
【0088】 本発明の効果の一つは、精製β−ヒド
ロキシエトキシ酢酸塩類化合物から精製2−p−ジオキ
サノンを製造する方法を提供することができることであ
る。
【0089】 本発明の効果の一つは、精製2−p−
ジオキサノンを工業的に有利に生産する製造方法を提供
することができることである。
【0090】 本発明の効果の一つは、従来の技術の
問題点に鑑み、高分子量で狭い分子量分布を有するポリ
マーの原料として好適な、不純物の少ない高純度2−p
−ジオキサノンを高い収率で製造する技術を提供するこ
とができることである。
【0091】(10) 本発明が解決しようとする課題の一
つは、医薬等に使用される生分解性吸収ポリマーや、外
科手術用縫合糸等に極めて好適に使用することができる
高分子量で分子量分布が狭いポリマーを生成し得る、精
製2−p−ジオキサノンを提供することである。
【0092】なお、化学式(6)に、核磁気共鳴(NM
R、測定温度25℃)測定に供したポリパラジオキサン
の繰り返し単位を示す。化学式(6)中、Rは、アルキ
ル基を示し、a、b、cは、繰り返し単位中のプロトン
の位置を示し、nは、重合度を示す。
【化13】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例3で得られた本発明に係る精製2−p
−ジオキサノンの示差走査熱量測定(DSC)の結果を
示す。この示差走査熱量測定(DSC)チャートにより
206.5℃の融解ピークトップが検出されることがわ
かる。公知公用の2−p−ジオキサノンは、オイル状で
あり、このような融解ピークトップを検出することはで
きない。示差走査熱量測定(DSC)の測定条件は、サ
ンプルを約6.8〜7.0mgアルミパンに秤量し、最
初の温度を−67℃に設定して昇温速度5℃/min
で、−40℃から260℃までのDSC測定を行なっ
た。使用した測定装置は、RIGAKU DSC82
30であり、標準物質は、酸化アルミであった。
【符号の説明】
横軸は温度の走査範囲を示し、縦軸は吸熱/発熱の熱量
を示す。
【図2】 実施例3で得られた本発明に係る精製2−p
−ジオキサノンを重合反応して得られた高分子量で分子
量分布の狭いポリパラジオキサンの核磁気共鳴(NM
R、測定温度25℃)スペクトルを示す。比較例1で得
られた2−p−ジオキサノンを重合反応して得られたポ
リパラジオキサンの核磁気共鳴(NMR、測定温度25
℃)スペクトルにおいては、8.1ppmにポリマー分
子末端のカルボキシル基のプロトンに帰属されるピーク
が検出されるが、図1から明らかなように、実施例3で
得られた本発明に係る精製2−p−ジオキサノンを重合
反応して得られたポリパラジオキサンの核磁気共鳴(N
MR、測定温度25℃)スペクトルにおいては、8.1
ppmにポリマー分子末端のカルボキシル基のプロトン
に帰属されるピークが検出されないことがわかる。従っ
て、比較例1で得られた2−p−ジオキサノンを重合反
応して得られたポリパラジオキサンは、低分子量で分子
量分布が広いのに対し、実施例3で得られた本発明に係
る精製2−p−ジオキサノンを重合反応して得られたポ
リパラジオキサンは、高分子量で分子量分布が狭いこと
が考察される。このように、高分子量で分子量分布が狭
いポリマーは、医薬等に使用される生分解性吸収ポリマ
ーや、外科手術用縫合糸等に極めて好適に使用される。
【符号の説明】
横軸はppmを示し、縦軸は強度を示す。図1におい
て、a、b、cは、それぞれ、上記した化学式(6)に
おいて、矢印と共に示すa、b、cの位置のプロトンを
意味する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月11日(2000.4.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1で得られた本発明に係る精製β−ヒ
ドロキシエトキシ酢酸塩類化合物(精製β−ヒドロキシ
エトキシ酢酸ナトリウム)の示差走査熱量測定(DS
C)の結果を示す。この示差走査熱量測定(DSC)チ
ャートにより206.5℃の融解ピークトップが検出さ
れることがわかる。公知公用のβ−ヒドロキシエトキシ
酢酸塩類化合物(β−ヒドロキシエトキシ酢酸ナトリウ
ム)は、オイル状であり、このような融解ピークトップ
を検出することはできない。示差走査熱量測定(DS
C)の測定条件は、サンプルを約6.8〜7.0mgア
ルミパンに秤量し、最初の温度を−67℃に設定して昇
温速度5℃/minで、−40℃から260℃までのD
SC測定を行なった。使用した測定装置は、RIGAK
U DSC8230であり、標準物質は、酸化アルミ
であった。
【符号の説明】 横軸は温度の走査範囲を示し、縦軸は吸熱/発熱の熱量
を示す。
【図2】 実施例3で得られた本発明に係る精製2−p
−ジオキサノンを重合反応して得られた高分子量で分子
量分布の狭いポリパラジオキサンの核磁気共鳴(NM
R、測定温度25℃)スペクトルを示す。比較例1で得
られた2−p−ジオキサノンを重合反応して得られたポ
リパラジオキサンの核磁気共鳴(NMR、測定温度25
℃)スペクトルにおいては、8.1ppmにポリマー分
子末端のカルボキシル基のプロトンに帰属されるピーク
が検出されるが、図1から明らかなように、実施例3で
得られた本発明に係る精製2−p−ジオキサノンを重合
反応して得られたポリパラジオキサンの核磁気共鳴(N
MR、測定温度25℃)スペクトルにおいては、8.1
ppmにポリマー分子末端のカルボキシル基のプロトン
に帰属されるピークが検出されないことがわかる。従っ
て、比較例1で得られた2−p−ジオキサノンを重合反
応して得られたポリパラジオキサンは、低分子量で分子
量分布が広いのに対し、実施例3で得られた本発明に係
る精製2−p−ジオキサノンを重合反応して得られたポ
リパラジオキサンは、高分子量で分子量分布が狭いこと
が考察される。このように、高分子量で分子量分布が狭
いポリマーは、医薬等に使用される生分解性吸収ポリマ
ーや、外科手術用縫合糸等に極めて好適に使用される。
【符号の説明】 横軸は化学シフト(ppm)を示し、縦軸は強度を示
す。図1において、a、b、cは、それぞれ、上記した
化学式(6)において、矢印と共に示すa、b、cの位
置のプロトンを意味する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月11日(2000.4.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】[比較例1]特公昭60−36785号に
記載されている公知の製造方法により、2−p−ジオキ
サノンを製造してみた。得られたモノマーは、ガスクロ
マトグラフィーによる純度は75.81%で、一回目の
蒸留ではエチレングリコールを含んでおり、実施例4と
同様の操作を実施して重合反応を行なったが、ポリマー
の溶液粘度(η)は、0.12であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中原 良典 和歌山県和歌山市和歌浦南3丁目2−21 (72)発明者 秋枝 秀幸 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番地32 三井化学株式会社 (72)発明者 石徳 武 千葉県袖ヶ浦市長浦字拓二号580番地32 三井化学株式会社 Fターム(参考) 4C022 JA04 4H006 AA01 AA02 AB84 AD15 BP10 BS10

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 示差走査熱量測定(DSC)により融解
    ピークトップ温度が検出されることを特徴とする、化学
    式(1)で示される精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩
    類化合物(化学式(1)中、n=1〜2であり、Mは、
    n=1の場合には、Na及び/又はKであり、n=2の
    場合には、Ca及び/又はMgである。)。 【化1】
  2. 【請求項2】 融解ピークトップ温度が、205〜20
    8℃であることを特徴とする、請求項1に記載した精製
    β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物。
  3. 【請求項3】 融解ピークトップ温度が、206〜20
    7℃であることを特徴とする、請求項1に記載した精製
    β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物。
  4. 【請求項4】 融解ピークトップ温度が、206.5℃
    であることを特徴とする、請求項1に記載した精製β−
    ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物。
  5. 【請求項5】 示差走査熱量測定(DSC)により融解
    ピークトップ温度が検出されることを特徴とする、化学
    式(1)で示される精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩
    類化合物の製造方法であって、示差走査熱量測定(DS
    C)により融解ピークトップ温度が検出されない化学式
    (1)で示されるβ−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合
    物を、貧溶媒により沈殿せしめた後、沈殿したβ−ヒド
    ロキシエトキシ酢酸塩類化合物を貧溶媒により洗浄する
    ことを特徴とする、前記精製β−ヒドロキシエトキシ酢
    酸塩類化合物の製造方法(化学式(1)中、n=1〜2
    であり、Mは、n=1の場合には、Na及び/又はKで
    あり、n=2の場合には、Ca及び/又はMgであ
    る。)。 【化2】
  6. 【請求項6】 得られる精製β−ヒドロキシエトキシ酢
    酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、205〜20
    8℃であることを特徴とする、請求項5に記載した精製
    β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 得られる精製β−ヒドロキシエトキシ酢
    酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、206〜20
    7℃であることを特徴とする、請求項5に記載した精製
    β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 得られる精製β−ヒドロキシエトキシ酢
    酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、206.5℃
    であることを特徴とする、請求項5に記載した精製β−
    ヒドロキシエトキシ酢酸塩類化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8の何れかに記載した製造
    方法により得られる化学式(1)で示される精製β−ヒ
    ドロキシエトキシ酢酸塩類化合物(化学式(1)中、n
    =1〜2であり、Mは、n=1の場合には、Na及び/
    又はKであり、n=2の場合には、Ca及び/又はMg
    である。)。 【化3】
  10. 【請求項10】 示差走査熱量測定(DSC)により融
    解ピークトップ温度が検出されるものである化学式
    (1)で示される精製β−ヒドロキシエトキシ酢酸塩類
    化合物を、無機酸類と反応させることにより、中和反応
    と環化反応を同一系内で行なうことを特徴とする、化学
    式(2)で示される精製2−p−ジオキサノンの製造方
    法(化学式(1)中、n=1〜2であり、Mは、n=1
    の場合には、Na及び/又はKであり、n=2の場合に
    は、Ca及び/又はMgである。)。 【化4】 【化5】
  11. 【請求項11】 使用する精製β−ヒドロキシエトキシ
    酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、205〜2
    08℃であることを特徴とする、請求項10に記載した
    精製2−p−ジオキサノンの製造方法。
  12. 【請求項12】 使用する精製β−ヒドロキシエトキシ
    酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、206〜2
    07℃であることを特徴とする、請求項10に記載した
    精製2−p−ジオキサノンの製造方法。
  13. 【請求項13】 使用する精製β−ヒドロキシエトキシ
    酢酸塩類化合物の融解ピークトップ温度が、206.5
    ℃であることを特徴とする、請求項10に記載した精製
    2−p−ジオキサノンの製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至13の何れかに記載し
    た製造方法により得られる精製2−p−ジオキサノン。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載した精製2−p−ジ
    オキサノンであって、重合反応した後に、分子末端にカ
    ルボキシル基を有しないポリパラジオキサンを生成する
    機能を有するものであることを特徴とする、前記精製2
    −p−ジオキサノン。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載した精製2−p−ジ
    オキサノンであって、重合反応した後に、カルボキシル
    基のプロトンに帰属される核磁気共鳴測定(NMR、測
    定温度25℃)の8.1ppmにおけるピークが検出さ
    れないポリパラジオキサンを生成する機能を有するもの
    であることを特徴とする、前記精製2−p−ジオキサノ
    ン。
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