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JP2001282020A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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Publication number
JP2001282020A
JP2001282020A JP2000098547A JP2000098547A JP2001282020A JP 2001282020 A JP2001282020 A JP 2001282020A JP 2000098547 A JP2000098547 A JP 2000098547A JP 2000098547 A JP2000098547 A JP 2000098547A JP 2001282020 A JP2001282020 A JP 2001282020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing device
heat source
radiant heat
heating member
filament
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000098547A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Yura
純 由良
Takashi Fujita
貴史 藤田
Hirokazu Ikegami
廣和 池上
Atsushi Nakato
淳 中藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000098547A priority Critical patent/JP2001282020A/ja
Priority to US09/698,035 priority patent/US6559421B1/en
Publication of JP2001282020A publication Critical patent/JP2001282020A/ja
Priority to US10/132,522 priority patent/US6646227B2/en
Priority to US10/452,289 priority patent/US6897409B2/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 輻射熱源を有する定着装置における立ち上が
り時の遅れを低減し、立ち上がり時間が10秒以下のレ
ベルにおいてさらに立ち上がり時間を短くする。 【解決手段】 加熱ローラ(定着ローラ)10の熱容量
を、立ち上がり時間が10秒以下となるレベルにし、ガ
ラス管28に封入される不活性ガスをクリプトン又はキ
セノンを主成分としたものとし、タングステンフィラメ
ント29を細線化してその色温度を2500K以上とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輻射熱源を有する
定着装置及びこの定着装置を備えた複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機では、像担持体としての
感光体に、原稿を読み取った画像情報に基づいて静電潜
像を形成し、この静電潜像を現像手段によりトナー像と
して可視像化し、トナー像を転写紙に転写した後、熱ロ
ーラ方式又はベルト定着方式の定着装置で定着するよう
になっている。定着装置の輻射熱源としては、一般にハ
ロゲンヒータが使用されている。ハロゲンヒータは、タ
ングステンフィラメントをガラス管で覆う構成を有し、
ガラス管内には窒素やアルゴンなどの不活性ガス、ヨウ
素、臭素、塩素などを含んだ微量のハロゲン物質が封入
されている。
【0003】通常、タングステンは融点以下で蒸発が始
まり、徐々に細くなって切れてしまうが、ハロゲンヒー
タの場合、ガラス管内にハロゲンガスが封入されている
ため、フィラメントから蒸発したタングステンがハロゲ
ンガスとの反応と分解を繰り返すハロゲンサイクルによ
り必要な耐久性能を得ている。近年においては、環境対
策から、ハロゲン物質を封入しないものや、遠赤外線の
輻射を得るためにフィラメントを炭素にしたものなども
開発されている。このような輻射熱源を用いた定着装置
は、低コストであること、安全性が高いことなどから、
複写機等の画像形成装置で広く使用されている。ガラス
管はハロゲンサイクルを維持するに必要な高温に耐える
ため、石英ガラスが使用されている。
【0004】ハロゲンヒータの熱放射と損失の割合は、
従来より、定常状態すなわち定着温度状態での実験値と
して常識的に把握されている。その割合を具体的に説明
すると、図10に示すように、加熱ローラ内面に輻射さ
れる赤外放射が約86%、可視放射が約7%、端子損失
が約2%、ガラス管での損失が約5%となっている。
【0005】熱ローラ方式の定着装置は、加熱ローラ
と、この加熱ローラとの間で定着ニップ部を形成する加
圧ローラを有しており、定着ニップ部でトナー像を担持
した転写紙を挟持・搬送して熱と圧力により定着を行う
ようになっている。加熱ローラの内部に輻射熱源が設け
られており、輻射熱源の輻射熱により加熱ローラを加熱
するもので、いわゆる間接加熱方式と呼ばれている。こ
の方式は、加熱ローラの内面もしくは外面に発熱層を設
けて加熱ローラ表面を発熱させるいわゆる直接加熱方式
に比べ、加熱ローラが所定の定着温度(設定温度)に昇
温するまでの立ち上がり時間が遅い。
【0006】近年においては、加熱ローラが肉厚0.5
mm程度のアルミニウム製もしくは鉄製の薄肉パイプを
基体として構成された省エネタイプの定着装置も開発さ
れており、加熱ローラの立ち上がり時間(定着可能な設
定温度への立ち上がり時間)を10秒程度とする省エネ
タイプの定着装置も開発されている。立ち上がり時間が
短いので、待機時に通電して予熱する必要がなく、未使
用時には電源をオフする制御が行えるので、省エネルギ
ー化を図ることができる。
【0007】特開平11−174899号公報には、定
電圧回路を設けて電圧変動を抑え、色温度が2400K
以上の加熱手段を用いる定着装置が記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】輻射熱源を有する間接
加熱方式の定着装置は、上述のように低コストであり、
安全性が高いなどの利点を有するが、直接加熱方式に比
べて加熱ローラが所定の定着温度に昇温するまでの立ち
上がり時間が遅く、10秒よりもさらに短くすることが
要望されている。熱ローラ方式の定着装置の立ち上がり
時間は主に加熱部材である定着ローラの熱容量に依存し
ており、立ち上がり時間短縮のためには定着ローラの小
径化や薄肉化が一般的であるが、小径化及び薄肉化によ
り剛性が低下するため、最低強度を確保しつつ熱容量を
小さくするのには限界がある。輻射熱源を有する定着装
置の立ち上がり時間短縮について本発明者等が分析を行
った結果、以下のことが判明した。 輻射熱源自体の立ち上がり時間、すなわち、放射が安
定するフィラメント温度2400Kに達するまでの時間
を要すること。100V、1200W仕様のハロゲンヒ
ータでは、ヒータ自身の立ち上がり時間は2秒近くかか
る。 本来、輻射熱源に投入されたエネルギーのうち全てが
フィラメントから放射され、加熱部材(定着ローラ)の
内面で全て輻射されて熱となれば損失がないのである
が、実際はそうはならない。高温のフィラメントは周囲
のガスに対流の形で熱を奪われる。また、フィラメント
からの輻射のうち一部はガラス管を透過する際に吸収さ
れる。これらにより輻射熱源に投入されたエネルギーの
うちの何割かが封入ガス及びガラス管の温度上昇に費や
されている。本発明者等は、立ち上がり時のハロゲンヒ
ータのガラス管の温度上昇の測定により、投入電力のう
ちの約1/4が損失となっていることが判った。
【0009】立ち上がり時間が遅い理由についてのヒ
ータ自身の立ち上がり時間について具体的に説明する。
図11は、ハロゲンヒータの立ち上がり特性を示す図で
ある。図11から明らかなように、電源オンから出力の
90%に達するまで2秒近く(約1.7秒)かかってい
る。これはフィラメント自身が昇温するまでのフィラメ
ント自身の立ち上がり時間、すなわちフィラメントが安
定する色温度に達する時間であり、この分だけハロゲン
ヒータの立ち上がりは遅れる。これはフィラメントの熱
容量、すなわち体積に依存しており、フィラメントが細
いほど、また短いほど立ち上がり時間が短いことにな
る。
【0010】上記のような立ち上がり時間が10秒程度
の省エネタイプの定着装置が開発されるまでは、定着温
度への立ち上がり時間は数十秒であったので、これに対
するヒータ自体の立ち上がり時間である約1.7秒の占
める割合は小さい。しかしながら、立ち上がり時間が1
0秒程度の省エネタイプの定着装置においてはその占め
る割合は大きく、それ故に立ち上がり時間を10秒より
もさらに短くすることにおいて、改良の余地が存在する
ことを意味している。
【0011】立ち上がり時間が遅い理由について、さ
らに具体的に説明する。図12に、薄肉加熱ローラを用
いた省エネタイプの定着装置の加熱ローラ芯金とハロゲ
ンヒータのガラス管の温度上昇及びハロゲンヒータへの
入力電力量を示す。電源オンから約1secの間、温度
上昇の遅れが見られる。これはフィラメントのタングス
テンが定常状態に達するまでの時間であり、電力がその
間変化しているのは、タングステンの抵抗の温度依存
(PTC特性)によるものである。それ以降の電力の安
定した領域におけるフィラメントの色温度を定格の色温
度として設定している。また、加熱ローラ芯金が定着温
度の180℃に達するまでの約10secでガラス管壁
は約230℃にまで達している。この温度上昇速度とガ
ラスの熱容量から、ガラス管内で吸収されたエネルギー
量は、以下の式から約270Wであると推測される。 熱容量(J/K)×温度上昇速度(K/sec)=発熱
量(W) 電力は1200Wであるため、タングステンから放射さ
れるエネルギーのうちの約1/4がガラス管に吸収され
ることによるロスということになる。
【0012】図13は、ガラス管と加熱ローラ間の温度
差と輻射による熱伝達量の関係を示すグラフである。ガ
ラス管と加熱ローラの温度差が200℃を超えた辺りか
ら熱伝達量が急激に増すことが判る。ガラス管から加熱
ローラへの熱伝達については、輻射による熱伝達は温度
の4乗の差に比例するので、温度差が大きくなれば輻射
の影響が大きくなるが、ガラス管と加熱ローラとの温度
差が小さい立ち上がりの時間内においては、ガラス管か
ら加熱ローラへの輻射による熱伝達は無視してよく、ガ
ラス管自体を温めることは全くのロスと考えてよい。但
し、ガラス管の温度は、図14に示すように、そのまま
制御を行わなければ2分間で600℃前後まで上昇を続
けるため、このような温度になればガラス管から加熱ロ
ーラへの輻射も十分大きいものと思われる。
【0013】従って、ガラス管から加熱ローラへの輻射
がほとんど無い立ち上がり時間の短い定着装置において
は、ガラス管及びガラス管内のガスの影響が特に大きい
ということができる。従来は、ハロゲンヒータのガラス
管での損失は放射全体の5%程度と考えられてきてお
り、その割合の低さから技術的に避けられないものとし
て容認されてきた。しかしながら、それは上述のように
輻射ヒータの温度が安定する定常状態での損失であり、
高速で加熱ローラを立ち上げる省エネタイプの定着装置
における立ち上がり時のガラス管及び封入ガスへの損失
は、図15に示すように、25%程度であり、定常状態
の5倍程度であることが今回の実験で判った。この立ち
上がり時におけるガラス管での損失の割合は、輻射ヒー
タを用いた定着装置の立ち上がり時間を短くすることに
関し、技術的に十分に改良の余地が存在することを意味
するものである。
【0014】そこで、本発明は、立ち上がり時の輻射熱
源における熱損失を最小限にすることで、加熱部材が設
定温度へ到達する立ち上がり時間を一段と短くでき、あ
るいは同じ立ち上がり時間でも加熱部材の肉厚を厚く設
定して強度を向上でき、あるいは同じ立ち上がり時間で
も輻射熱源への投入熱量を低く設定できる、省エネタイ
プの定着装置及びその定着装置を備えた画像形成装置の
提供を、その目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、内部に輻射熱源を有する
円筒状加熱部材を備えた定着装置において、上記円筒状
加熱部材が設定温度に到達するまでの昇温時間が10秒
以内であり、上記輻射熱源の定常時における色温度が2
500K以上である、という構成を採っている。ここ
で、色温度2500K以上とは、輻射熱源の色温度の設
定の中心値が2500K以上であることを意味する。
【0016】請求項2記載の発明では、内部に輻射熱源
を有する加熱部材を備えた定着装置において、上記加熱
部材が設定温度に到達するまでの昇温時間が10秒以内
であり、上記輻射熱源への定格の印加電圧が120V以
下であり、該輻射熱源の定常時における色温度が250
0K以上である、という構成を採っている。
【0017】請求項3記載の発明では、内部に輻射熱源
を有する加熱部材を備えた定着装置において、上記加熱
部材の比熱C(J/kg/K)と、密度ρ(kg/m
3 )と、体積V(m3 )と、該加熱部材の設定温度まで
の温度上昇差ΔT(K)と、該輻射熱源へ投入する電力
P(W)とが以下の式を満たす関係にあり、 ρ×C×V×ΔT/P≦10 該輻射熱源の定常時における色温度が2500K以上で
ある、という構成を採っている。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項2又は3
記載の定着装置において、上記輻射熱源が、ガラス管内
にフィラメントと不活性ガスが封入された構成を有し、
上記不活性ガスはアルゴン(Ar)よりも熱伝導率の低
いものを主成分としている、という構成を採っている。
【0019】請求項5記載の発明では、請求項2又は3
記載の定着装置において、上記輻射熱源が、ガラス管内
にフィラメントと不活性ガスが封入された構成を有し、
上記不活性ガスはアルゴン(Ar)よりも分子量の大き
いものを主成分としている、という構成を採っている。
【0020】請求項6記載の発明では、請求項4又は5
記載の定着装置において、上記不活性ガスがクリプトン
(Kr)を主成分としている、という構成を採ってい
る。
【0021】請求項7記載の発明では、請求項4又は5
記載の定着装置において、上記不活性ガスがキセノン
(Xe)を主成分としている、という構成を採ってい
る。
【0022】請求項8記載の発明では、請求項1記載の
定着装置いおいて、上記輻射熱源が、ガラス管内にフィ
ラメントが封入された構成を有し、上記色温度が上記フ
ィラメントの細線化によって達成される、という構成を
採っている。
【0023】請求項9記載の発明では、請求項1乃至8
のうちの一つに記載の定着装置において、上記加熱部材
が薄肉の金属パイプである、という構成を採っている。
【0024】請求項10記載の発明では、請求項1乃至
8のうちの一つに記載の定着装置において、上記加熱部
材が円筒状のベルトである、という構成を採っている。
【0025】請求項11記載の発明では、内部に輻射熱
源を有する加熱部材を備えた定着装置を有する画像形成
装置において、上記定着装置が請求項1乃至10のうち
の一つに記載のものである、という構成を採っている。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。まず、図1に基づいて、画像形成装
置としての複写機の全体構成の概略を説明する。矢印方
向に回転する感光体1の周りには、帯電手段2、クリー
ニング手段3、レーザ光学系によるレーザビームL、ト
ナーを供給して感光体1上の潜像を顕像化する現像スリ
ーブ5を含む現像部7、及び転写手段6が配置されてい
る。装置下部には矢印a方向に着脱可能な給紙カセット
10が設けられている。給紙カセット10内に収容され
た用紙Pは、中板11で支えられ、図示しないスプリン
グの力によってアーム12を介して給紙ローラ13に押
し付けられている。後述する制御手段37から指令が発
せられて給紙ローラ13が回転することによって給紙カ
セット10内の最上紙は、分離パッド14で重送を防止
されながら下流側のレジストローラ対15まで搬送され
る。
【0027】用紙Pはレジストローラ対15により感光
体1上の画像と同期するようにタイミングをとられて転
写手段6に向けて送り出される。転写手段6によって感
光体1から画像を転写された用紙Pは、さらに定着装置
16に搬送され、加熱部材としての加熱ローラ(定着ロ
ーラという場合がある)18とこれに圧接対向する加圧
ローラ19とで形成されたニップ部を通され、熱と圧力
により画像を定着される。定着済みの用紙Pは、排紙ロ
ーラ対20によって画像面を下にして排紙口21より排
紙トレイ22上に排出されてスタックされる。排出され
る用紙のサイズに対応するため、排紙ストッパ25は矢
印b方向にスライド可能となっている。
【0028】装置右側に操作面が配置されており、操作
パネル30が外装部31の上部前面(図1の装置上右
側)で突き出ている。また、給紙トレイ32がピン33
により回動可能に取り付けられている。図中左側に配置
されたケース34内には、電源35やプリント板36
(エンジンドライバーボード)等の電送、制御部が収納
される。また、制御手段37(コントローラボード)も
収納されている。排紙トレイ22を構成しているカバー
38は、回動支点39を中心に開放可能となっている。
【0029】定着装置16は、図2に示すように、立ち
上がり時間が10秒以内の熱容量を有する加熱ローラ1
8と、これに図示しないスプリングの付勢力で押し当て
られた加圧ローラ19を有している。加熱ローラ18
は、断熱ブッシュ51,51、軸受52,52を介して
定着側板50,50に取り付けられており、図示しない
駆動源に係合した歯車53により回転駆動される。加熱
ローラ18の内部には輻射熱源としてのハロゲンヒータ
23が設けられており、ハロゲンヒータ23の端部はヒ
ータ保持部材24により保持されている。加熱ローラ1
8の表面には温度センサ60が当接され、温度センサ6
0により検出された信号は入力回路61を経てCPU6
3に取り込まれ、CPU63は検出した加熱ローラ18
の温度を基にドライバ62を介してハロゲンヒータ23
への通電を制御するように構成されている。通常は画像
形成装置の電源が投入されると、ドライバ62を介して
ハロゲンヒータ23へ電流が流れ、加熱ローラ18の温
度は180℃前後の設定温度まで急激に上昇する。
【0030】図3に示すように、加熱ローラ18は、ア
ルミニウム製の薄肉パイプ27を基体としており、その
外径は30mm、厚みは0.4mmである。加熱ローラ
18の外面には、定着後の用紙Pの分離性を向上させる
ためにフッ素系の表面離型層26が形成されている。加
圧ローラ19は、芯金40と、弾性材料としての発泡シ
リコンゴム層42を有している。ハロゲンヒータ23
は、タングステンフィラメント29をガラス管28で覆
う構成を有し、ガラス管28内には不活性ガスと、ヨウ
素、臭素、塩素などの微量のハロゲン物質が封入されて
いる。本実施形態では不活性ガスとして、クリプトン
(Kr)を主成分としたものを使用している。
【0031】また、タングステンフィラメント29の定
着時における色温度を2500K以上としている。色温
度は、フィラメントの線径、長さ、封入ガスの種類、入
力電力によって決まる。色温度とは、ある放射体の光色
に等しい光色を持つ完全放射体の温度であり、色温度計
により測定される。ハロゲンヒータ23の定格(電圧、
電力)が決まれば抵抗が決まるため、タングステンフィ
ラメント29の線径と長さを調整することになる。抵抗
は長さに比例し、断面積に反比例するので、例えば線径
が80%のフィラメントを使用すれば同じ抵抗のヒータ
を作製するのに長さは64%(=0.8^2)となり、
熱容量(=体積)は51.2%(=0.8^3)とな
る。線径を80%にすれば、同じ発熱量でフィラメント
を同等の温度とするのに要する時間が約半分となるので
ある。色温度は、発熱長さと発熱及び冷却量に依存し、
入力電圧電力、フィラメントの線径、長さ、封入ガスの
種類によって決まる。同じヒータでも電圧を上げれば発
熱量が上がって色温度は高くなるし、同じフィラメント
でも巻き密度によって色温度は異なる。但し、本実施形
態で用いる輻射熱源の場合は、定格電圧電力と全体の長
さが決定されており、巻き密度もある範囲内に限定され
るため、使用するフィラメントの線径によって色温度が
定まるといってもよい。フィラメントの線径を細くする
ことが輻射熱源の色温度を上げることと同じことを指し
ている。本実施形態では従来の2400K用のフィラメ
ントの線径を15%程度小さくし、色温度を2550K
としている。線径が85%とすることでフィラメントの
熱容量は約60%にまで低減した計算となる。色温度の
変化量としては数%だが、フィラメントの熱容量を約4
0%低減し、フィラメントの立ち上がり時間を約40%
短縮できることになる。
【0032】従来の定着装置において、2400Kを中
心値としたハロゲンヒータを使用していたのは、従来の
加熱ローラは熱容量が大きく、立ち上がり時間に数十秒
を要していたので、ハロゲンヒータのフィラメントの2
秒近い立ち上がり時間は考察の対象とならなかった。同
じ定格であれば、色温度が低いほど寿命は長くなるた
め、従来はハロゲンヒータの色温度を2400K程度ま
でとしていた。このような定着装置を備えた従来の複写
機は立ち上がり時間が遅く、複写機を使用しないときも
常にハロゲンヒータを点灯し、加熱ローラを一定温度以
上に維持してコピー時の待ち時間をなくすようにしてお
く必要があった。また、待機時には加熱ローラを一定温
度以上に維持しているため、フィラメントの温度もある
程度以上は高く、それ故にフィラメントの立ち上がりも
気にならなかった。
【0033】立ち上がり時間が10秒程度の立ち上がり
の速い省エネタイプの定着装置では、待機時にヒータを
オフする制御によって省エネルギー化に応えている。立
ち上がり時間が短いので待機時に加熱ローラを加熱して
おく必要がなく、不使用時にはハロゲンヒータをオフす
ることができる。これにより、装置寿命までのハロゲン
ヒータの点灯時間は大幅に短くなり、ハロゲンヒータの
色温度を高くしてもヒータの寿命を従来と同等又はそれ
以上とすることがとができる。
【0034】図4は、本実施形態におけるハロゲンヒー
タ23と従来のハロゲンヒータの発光の立ち上がり特性
を示す実験グラフである。従来のハロゲンヒータが出力
の90%まで立ち上がるのに約1.7秒かかっているの
に対し、本実施形態(本発明)のハロゲンヒータ23は
約1秒しかかかっていない。フィラメントを細くして熱
容量を小さくしたことにより、フィラメントの立ち上が
り特性が明らかに向上しているのが判る。同じ電圧、電
力条件では、フィラメントを細くすることは、輻射熱源
の色温度を上げることと同じである。
【0035】図5は、本実施形態のハロゲンヒータ23
を用いた場合の加熱ローラ18の立ち上がりと、従来の
ハロゲンヒータを用いた場合の加熱ローラの立ち上がり
の比較を示す実験グラフである。図5から、本実施形態
のハロゲンヒータ23の方が初期の立ち上がりが速いの
が判る。図6は、初期の立ち上がりの違いを明確にする
ために、図5における本実施形態の加熱ローラ18と従
来の加熱ローラの昇温カーブの傾きを縦軸にとって表し
たグラフである。図6から、立ち上がり直後における本
実施形態のハロゲンヒータ23の温度上昇率が高いこ
と、約10秒以降の両者の差が無くなっていることが判
る。これは、フィラメントを細くして色温度を高くした
本実施形態のハロゲンヒータ23は、立ち上がり時間が
約10秒以内の定着装置においてその立ち上がり特性の
効果を発揮できるできることを意味している。換言すれ
ば、立ち上がり時間が約10秒以上の定着装置において
はその立ち上がり特性の効果を十分に発揮できないとい
うことである。
【0036】上述のように、本実施形態では従来の24
00K用のフィラメントの線径を15%程度小さくし、
色温度を2500K以上としているが、このフィラメン
トの線径の細線化率は、ハロゲンヒータ23のガラス管
28内に封入されている不活性ガスとも関係している。
タングステンフィラメント29の発光におけるガラス管
28での熱ロスは、ガラス管28自体の昇温に消費され
るロスと、封入ガスの対流熱損失からなる。従来では封
入ガスとして一般にアルゴンが使用されているが、本実
施形態では封入ガスの対流熱損失を抑制する観点から、
不活性ガスにクリプトンを主成分としたものを使用して
いる。
【0037】図7は、封入ガスの熱伝導率の比較グラフ
である。クリプトンはアルゴンに比べて熱伝導率が低い
ので、ガラス管28内でのガスによるタングステンフィ
ラメント29の発光の冷却が抑制され、その分色温度が
高まる。不活性ガスをクリプトンを主成分としたものと
することにより、ガラス管及びガスへの熱損失を抑え、
加熱部材への輻射の割合を高めて立ち上がり特性を向上
させることができる。不活性ガスをクリプトンより熱伝
導率の低いキセノンを主成分としたものにすれば、より
一層立ち上がり特性を向上させることができる。ガラス
管28内の不活性ガスによる対流熱損失を抑制する場
合、分子量の観点から不活性ガスの種類を選定してもよ
い。分子量が大きければ大きいほど対流熱損失を抑制で
き、タングステンフィラメント29の発光効率を高め、
加熱部材の立ち上がりを早めることができる。分子量の
大きいガスは対流が抑制できることに加えて、タングス
テンフィラメント29の蒸発を抑制する効果(「照明ハ
ンドブック」社団法人照明学会編 株式会社オーム社
p.157あるいは特開平7−65798号公報)もあ
り、高寿命化を達成できる大きな利点がある。封入ガ
ス、フィラメントの色温度を変えた実験結果を表1に示
す。
【0038】
【表1】
【0039】表1から、フィラメントを細くして色温度
を上げた輻射熱源は寿命が従来より短くなる傾向にある
が、分子量の大きなガスと組み合わせることで、従来と
同等の寿命で立ち上がり特性を向上させることができる
ことが判る。封入ガスと色温度を変えた場合の昇温時間
(定着装置の立ち上がり時間)の違いを調べた実験結果
を表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】表2から、フィラメントの線径を細くし熱
容量を小さくした、色温度の高い輻射熱源を使用するこ
とにより、昇温時間を短くすることができ、さらに不活
性ガスをクリプトン又はキセノンとすることにより、昇
温時間を10秒以下のレベルにおいてより一層短くする
ことができることが判る。
【0042】ハロゲンヒータ23のタングステンフィラ
メント29は、抵抗が小さいほど線径は大きくなる。こ
のため、同じ定格電力でも100V系と200V系で
は、100V系の方がヒータ抵抗は小さくなり、線径が
大きくなる傾向にある。すなわち、フィラメントの熱容
量が大きく、フィラメント自身の立ち上がり時間が長く
なる傾向にある。従って、フィラメントの線径を小さく
し、色温度を高くした場合の上記効果は、100V系で
ある120V以下の定格のハロゲンヒータにおいて、さ
らにその効果が大きくなる。これにより、本実施形態で
は、ハロゲンヒータ23への印加電圧を120V以下と
している。
【0043】加熱部材の昇温時間はその熱容量(比熱・
密度・体積)と、設定温度と、輻射熱源への投入電力に
よって推測される。図8に示すように、加熱部材(=定
着ローラ、=加熱ローラ18)の設定温度までの昇温時
間10secを達成するための構成は計算による推測さ
れるが、その組み合わせはいろいろと考えられる。本実
施形態におけるタングステンフィラメント29を細くし
て色温度を高くした場合の効果は、立ち上がり時間が約
10秒までの定着装置において発揮されるため、加熱部
材の比熱C(J/kg/K)と、密度ρ(kg/m3
と、体積V(m3 )と、加熱部材の設定温度までの温度
上昇差ΔT(K)と、輻射熱源へ投入する電力P(W)
とが以下の式を満たす関係になるようにしている。 ρ×C×V×ΔT/P≦10
【0044】特開平11−174899号公報に記載さ
れた技術では、色温度が2400K以上であることによ
って漠然と発光効率(Lm/W)が高くなるとしか記載
されておらず、本実施形態のようにタングステンフィラ
メント29の線径を細くして熱容量を低減したことによ
る立ち上がり特性、なかでも10秒以内の立ち上がりに
おける効果についての技術ではない。また、定電圧回路
の設置が前提となる。本実施形態のものは、フィラメン
トの色温度を2500K以上とすることで従来に比べて
点灯寿命は短縮されるものの、待機時に電源をオフする
省エネタイプの定着装置であれば、点灯時間は大幅に短
くなるため、定電圧回路がなくても2500K以上の色
温度で輻射熱源及び定着装置として十分な寿命を得るこ
とができる。その上で、フィラメント線径が細く立ち上
がり特性に優れた輻射熱源を、その効果が最大限活かせ
る10秒以内の立ち上がり定着ローラと組み合わせるこ
とで、省エネルギー型の定着装置とすることができる。
また、封入ガスとして分子量の大きな不活性ガスと組み
合わせることで、線径を細くして色温度を高めた複写熱
源であっても、従来と同等の寿命を満足する定着装置と
することができる。
【0045】上記各実施形態では熱ローラ方式の定着装
置を示したが、図9に示すようなベルト定着方式の定着
装置においても同様に実施することができる。図9にお
いて、上記実施形態と同一部分は同一符号で示してい
る。弾性層70aを有する定着ローラ70と熱ローラ1
8との間に加熱部材としての定着ベルト72が掛け回さ
れ、定着ローラ70に定着ベルト72を介して加圧ロー
ラ19が圧接されている。定着ベルト72が加熱ローラ
18により加熱され、トナー像を担持した用紙Pが定着
ニップ部に進入することにより定着がなされる。加熱ロ
ーラ18の立ち上がり特性による定着装置の立ち上がり
時間の速さは上記各実施形態と同様である。図9では、
輻射熱源から熱ローラ18を介して定着ベルト72を加
熱しているが、輻射熱源からの輻射により定着ベルト7
2を直接加熱してもよい。
【0046】上記各実施形態では輻射熱源としてハロゲ
ンヒータ23を用いたが、輻射熱源としては必ずしもハ
ロゲン物質が封入されたものである必要はなく、輻射に
よって加熱ローラを昇温させ得るものであればよい。ハ
ロゲン物質が封入されたものでない場合にも、クリプト
ン又はキセノンを主成分とする不活性ガスを用いること
により、対流熱損失の抑制機能を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1,9,10又は11記載の発明
によれば、加熱部材が設定温度に到達するまでの昇温時
間(立ち上がり時間)を10秒以内とし、輻射熱源の色
温度を2500K以上としたので、輻射熱源の立ち上が
り時間の速さを得ることができ、その結果、設定温度に
到達するまでの昇温時間をさらに短くすることができ
る。これにより、より一層使用性の向上を図れるととも
に省エネルギー化を図ることができる。例えば、従来の
輻射熱源を使った場合に比べて10%昇温が速い場合
は、同じ立ち上がり時間を達成するための加熱部材(定
着ローラ)の肉厚を10%厚く設計することができる。
これにより、定着ローラの耐久性向上やコストダウンを
図ることができる。また、同じ立ち上がり時間を達成す
るための投入電力を10%低減することもできる。これ
により、装置の消費電力を低減し、省エネルギー化を図
ることができる。また、本発明に係る輻射熱源は、熱源
自体の立ち上がりが速いため、従来のハロゲンヒータよ
りも定常時のオン・オフにおける応答性に優れており、
通紙時の加熱部材(定着ローラ)の温度リップルを改善
することができる。さらに、輻射熱源では電源オン時の
突入電流が大きいことも問題の一つとなっているが、本
発明の輻射熱源は立ち上がりが速いため、突入電流の持
続時間も短くなっており、電気的ノイズなどの影響が小
さい。
【0048】請求項2,9,10又は11記載の発明に
よれば、加熱部材が設定温度に到達するまでの昇温時間
(立ち上がり時間)が10秒以内の定着装置において、
輻射熱源の色温度を2500K以上とし、輻射熱源への
定格の印加電圧を120V以下としたので、輻射熱源の
立ち上がり特性を有効に得ることができる。これによ
り、設定温度に到達するまでの昇温時間をさらに短くす
ることができ、より一層使用性の向上を図れるとともに
省エネルギー化を図ることができる。例えば、従来の輻
射熱源を使った場合に比べて10%昇温が速い場合は、
同じ立ち上がり時間を達成するための加熱部材(定着ロ
ーラ)の肉厚を10%厚く設計することができる。これ
により、定着ローラの耐久性向上やコストダウンを図る
ことができる。また、同じ立ち上がり時間を達成するた
めの投入電力を10%低減することもできる。これによ
り、装置の消費電力を低減し、省エネルギー化を図るこ
とができる。また、本発明に係る輻射熱源は、熱源自体
の立ち上がりが速いため、従来のハロゲンヒータよりも
定常時のオン・オフにおける応答性に優れており、通紙
時の加熱部材(定着ローラ)の温度リップルを改善する
ことができる。さらに、輻射熱源では電源オン時の突入
電流が大きいことも問題の一つとなっているが、本発明
の輻射熱源は立ち上がりが速いため、突入電流の持続時
間も短くなっており、電気的ノイズなどの影響が小さ
い。
【0049】請求項3,9,10又は11記載の発明に
よれば、加熱部材の比熱C(J/kg/K)と、密度ρ
(kg/m3 )と、体積V(m3 )と、該加熱部材の設
定温度までの温度上昇差ΔT(K)と、該輻射熱源へ投
入する電力P(W)とが以下の式を満たす関係にあり、 ρ×C×V×ΔT/P≦10 輻射熱源の定常時における色温度が2500K以上であ
る構成としたので、輻射熱源の立ち上がり特性を有効に
得ることができる。これにより、設定温度に到達するま
での昇温時間をさらに短くすることができ、より一層使
用性の向上を図れるとともに省エネルギー化を図ること
ができる。例えば、従来の輻射熱源を使った場合に比べ
て10%昇温が速い場合は、同じ立ち上がり時間を達成
するための加熱部材(定着ローラ)の肉厚を10%厚く
設計することができる。これにより、定着ローラの耐久
性向上やコストダウンを図ることができる。また、同じ
立ち上がり時間を達成するための投入電力を10%低減
することもできる。これにより、装置の消費電力を低減
し、省エネルギー化を図ることができる。また、本発明
に係る輻射熱源は、熱源自体の立ち上がりが速いため、
従来のハロゲンヒータよりも定常時のオン・オフにおけ
る応答性に優れており、通紙時の加熱部材(定着ロー
ラ)の温度リップルを改善することができる。さらに、
輻射熱源では電源オン時の突入電流が大きいことも問題
の一つとなっているが、本発明の輻射熱源は立ち上がり
が速いため、突入電流の持続時間も短くなっており、電
気的ノイズなどの影響が小さい。
【0050】請求項4,5,6,7,8,9,10又は
11記載の発明によれば、輻射熱源における封入ガスに
よる熱損失を抑制できるので、輻射熱源の発光効率を高
めることができる。また、分子量の大きなガスと組み合
わせることで、従来と同等の寿命でありながら立ち上が
り特性を向上でき、タングステンフィラメントの蒸発を
抑えて耐久性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置として
の複写機の全体概要正面図である。
【図2】定着装置の概要側面図である。
【図3】定着装置の概要正面図である。
【図4】ハロゲンヒータの立ち上がり特性における従来
との比較グラフである。
【図5】加熱ローラの立ち上がり特性における従来との
比較グラフである。
【図6】立ち上がり初期における従来との比較グラフで
ある。
【図7】不活性ガスの熱伝導率を示すグラフである。
【図8】加熱部材の熱容量と立ち上がり時間の関係を示
すグラフである。
【図9】他の実施形態における定着装置の概要正面図で
ある。
【図10】定常状態におけるハロゲンヒータの熱放射と
損失の割合を示すグラフである。
【図11】ハロゲンヒータの立ち上がり特性を示すグラ
フである。
【図12】従来における薄肉加熱ローラを用いた省エネ
タイプの定着装置の加熱ローラとガラス管の温度上昇の
関係及びハロゲンヒータへの入力電力量を示すグラフで
ある。
【図13】ガラス管と加熱ローラ間の温度差と輻射によ
る熱伝達量の関係を示すグラフである。
【図14】ガラス管の温度上昇を示すグラフである。
【図15】立ち上がり時における輻射ヒータの熱放射と
損失の割合を示すグラフである。
【符号の説明】
18 加熱部材としての加熱ローラ 23 輻射熱源としてのハロゲンヒータ 28 ガラス管 29 タングステンフィラメント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池上 廣和 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 中藤 淳 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H033 AA30 BA11 BA12 BA25 BB18 3K058 AA02 AA42 AA72 AA73 AA81 BA18 CA12 CA23 CA46 CA61 CE17 DA02 DA13 DA22 3K092 PP18 QA01 QB24 QC22 RA03 RB14 RC02 RD10 SS32 UA04 VV16 VV22

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に輻射熱源を有する円筒状加熱部材を
    備えた定着装置において、 上記円筒状加熱部材が設定温度に到達するまでの昇温時
    間が10秒以内であり、上記輻射熱源の定常時における
    色温度が2500K以上であることを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】内部に輻射熱源を有する加熱部材を備えた
    定着装置において、 上記加熱部材が設定温度に到達するまでの昇温時間が1
    0秒以内であり、上記輻射熱源への定格の印加電圧が1
    20V以下であり、該輻射熱源の定常時における色温度
    が2500K以上であることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】内部に輻射熱源を有する加熱部材を備えた
    定着装置において、 上記加熱部材の比熱C(J/kg/K)と、密度ρ(k
    g/m3 )と、体積V(m3 )と、該加熱部材の設定温
    度までの温度上昇差ΔT(K)と、該輻射熱源へ投入す
    る電力P(W)とが以下の式を満たす関係にあり、 ρ×C×V×ΔT/P≦10 該輻射熱源の定常時における色温度が2500K以上で
    あることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】請求項2又は3記載の定着装置において、 上記輻射熱源が、ガラス管内にフィラメントと不活性ガ
    スが封入された構成を有し、上記不活性ガスはアルゴン
    (Ar)よりも熱伝導率の低いものを主成分としている
    ことを特徴としている定着装置。
  5. 【請求項5】請求項2又は3記載の定着装置において、 上記輻射熱源が、ガラス管内にフィラメントと不活性ガ
    スが封入された構成を有し、上記不活性ガスはアルゴン
    (Ar)よりも分子量の大きいものを主成分としている
    ことを特徴とする定着装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は5記載の定着装置において、 上記不活性ガスがクリプトン(Kr)を主成分としてい
    ることを特徴とする定着装置。
  7. 【請求項7】請求項4又は5記載の定着装置において、 上記不活性ガスがキセノン(Xe)を主成分としている
    ことを特徴とする定着装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の定着装置いおいて、 上記輻射熱源が、ガラス管内にフィラメントが封入され
    た構成を有し、上記色温度が上記フィラメントの細線化
    によって達成されることを特徴とする定着装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8のうちの一つに記載の定着
    装置において、 上記加熱部材が薄肉の金属パイプであることを特徴とす
    る定着装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8のうちの一つに記載の定
    着装置において、 上記加熱部材が円筒状のベルトであることを特徴とする
    定着装置。
  11. 【請求項11】内部に輻射熱源を有する加熱部材を備え
    た定着装置を有する画像形成装置において、 上記定着装置が請求項1乃至10のうちの一つに記載の
    ものであることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015079045A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 シャープ株式会社 定着装置及びそれを備える画像形成装置
JP2017083632A (ja) * 2015-10-28 2017-05-18 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

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