JP2001280375A - スプリングクローズ型電磁ブレーキ - Google Patents
スプリングクローズ型電磁ブレーキInfo
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- JP2001280375A JP2001280375A JP2000091869A JP2000091869A JP2001280375A JP 2001280375 A JP2001280375 A JP 2001280375A JP 2000091869 A JP2000091869 A JP 2000091869A JP 2000091869 A JP2000091869 A JP 2000091869A JP 2001280375 A JP2001280375 A JP 2001280375A
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- Japan
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- yoke
- spring
- armature
- disk
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 非制動時にディスクとアーマチュア、制動プ
レートとの接触による異音の発生や異常摩耗を防ぐこ
と。 【解決手段】 電磁ブレーキ1は、被制動回転軸5と一
体に回転する回転部10、回転しない固定部20を備え
る。回転部は、ハブ11、スラスト方向に移動可能なデ
ィスク12を有する。固定部は、ディスクを挟むヨーク
21及び制動プレート22と、ディスクとヨークとの間
に配置され、スラスト方向にスライド可能なアーマチュ
ア23とを有する。ヨークには、アーマチュアを制動プ
レート側に付勢するスプリング26と、通電時にスプリ
ングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸引す
る励磁コイル27とが設けられている。位置決め手段と
して、ハブにはディスクをアーマチュア側へ付勢するば
ね14が固定され、所定位置でディスクのアーマチュア
側への移動を規制する段差部11aが形成されている。
レートとの接触による異音の発生や異常摩耗を防ぐこ
と。 【解決手段】 電磁ブレーキ1は、被制動回転軸5と一
体に回転する回転部10、回転しない固定部20を備え
る。回転部は、ハブ11、スラスト方向に移動可能なデ
ィスク12を有する。固定部は、ディスクを挟むヨーク
21及び制動プレート22と、ディスクとヨークとの間
に配置され、スラスト方向にスライド可能なアーマチュ
ア23とを有する。ヨークには、アーマチュアを制動プ
レート側に付勢するスプリング26と、通電時にスプリ
ングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸引す
る励磁コイル27とが設けられている。位置決め手段と
して、ハブにはディスクをアーマチュア側へ付勢するば
ね14が固定され、所定位置でディスクのアーマチュア
側への移動を規制する段差部11aが形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、励磁コイルへの
非通電時にスプリングの付勢力により制動がかかり、通
電時に制動が解除されるスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキに関する。
非通電時にスプリングの付勢力により制動がかかり、通
電時に制動が解除されるスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキに関する。
【0002】
【従来の技術】スプリングクローズ型電磁ブレーキは、
被制動回転軸と一体に回転するスラスト方向にスライド
可能なディスク(摩擦板)と、このディスクを挟んで配置
された制動プレート及びアーマチュアとを備えている。
制動プレートは、固定部であるヨークに固定され、アー
マチュアは、ヨークに対してスラスト方向に移動可能に
取り付けられている。また、ヨークには、アーマチュア
を制動プレート側に付勢するスプリングと、通電時にス
プリングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸
引する励磁コイルとが備えられている。
被制動回転軸と一体に回転するスラスト方向にスライド
可能なディスク(摩擦板)と、このディスクを挟んで配置
された制動プレート及びアーマチュアとを備えている。
制動プレートは、固定部であるヨークに固定され、アー
マチュアは、ヨークに対してスラスト方向に移動可能に
取り付けられている。また、ヨークには、アーマチュア
を制動プレート側に付勢するスプリングと、通電時にス
プリングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸
引する励磁コイルとが備えられている。
【0003】上記のような構成によれば、励磁コイルへ
の非通電時にはスプリングの付勢力によりアーマチュア
がディスクを制動プレートに押し付け、ディスクはアー
マチュアと制動プレートとに挟まれた状態で制動がかけ
られる。励磁コイルに通電すると、アーマチュアがディ
スクから離れてヨーク側に吸引され、制動が解除され
る。
の非通電時にはスプリングの付勢力によりアーマチュア
がディスクを制動プレートに押し付け、ディスクはアー
マチュアと制動プレートとに挟まれた状態で制動がかけ
られる。励磁コイルに通電すると、アーマチュアがディ
スクから離れてヨーク側に吸引され、制動が解除され
る。
【0004】なお、制動プレートをヨークに対して固定
する方法はいくつかあるが、主に小型の製品では、ヨー
クに形成されたねじ孔に制動プレートを貫通して複数の
固定ボルトを螺合させ、固定ボルトのヘッドと固定ボル
トに螺合する複数の固定ナットとの間で固定する場合が
ある。
する方法はいくつかあるが、主に小型の製品では、ヨー
クに形成されたねじ孔に制動プレートを貫通して複数の
固定ボルトを螺合させ、固定ボルトのヘッドと固定ボル
トに螺合する複数の固定ナットとの間で固定する場合が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスプリングクローズ型電磁ブレーキにおいて
は、非制動時、すなわち、空転時にディスクがアーマチ
ュア、あるいは制動プレートに接触して異音を生じた
り、異常摩耗を起こすという問題がある。これは、非制
動時にディスクとアーマチュア、ディスクと制動プレー
トのそれぞれの間に確保されるべきギャップが不安定で
あることが原因である。
た従来のスプリングクローズ型電磁ブレーキにおいて
は、非制動時、すなわち、空転時にディスクがアーマチ
ュア、あるいは制動プレートに接触して異音を生じた
り、異常摩耗を起こすという問題がある。これは、非制
動時にディスクとアーマチュア、ディスクと制動プレー
トのそれぞれの間に確保されるべきギャップが不安定で
あることが原因である。
【0006】ギャップの不安定さの第1の要因は、非制
動時にディスクがスラスト方向にフリーとなることにあ
る。このため、非制動時にはディスクがスラスト方向に
移動し、アーマチュア又は制動プレートに接触する。
動時にディスクがスラスト方向にフリーとなることにあ
る。このため、非制動時にはディスクがスラスト方向に
移動し、アーマチュア又は制動プレートに接触する。
【0007】また、制動プレートを固定ボルトと固定ナ
ットによりヨークに固定する場合には、第2の要因とし
てねじ孔と固定ボルトとの間の遊びが加わる。この遊び
により、制動プレートはヨークに対して完全には固定さ
れずにがたつきを持つため、ディスクと制動プレートと
の間のギャップが不安定となる。ねじを螺合させるため
には遊びは必要であり、上記の固定方法を採用する場合
には、制動プレートには必ずがたつきが生じる。
ットによりヨークに固定する場合には、第2の要因とし
てねじ孔と固定ボルトとの間の遊びが加わる。この遊び
により、制動プレートはヨークに対して完全には固定さ
れずにがたつきを持つため、ディスクと制動プレートと
の間のギャップが不安定となる。ねじを螺合させるため
には遊びは必要であり、上記の固定方法を採用する場合
には、制動プレートには必ずがたつきが生じる。
【0008】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、非制動時にディスクとアーマ
チュア、ディスクと制動プレートのそれぞれの間に所定
のギャップを確保することができ、異音の発生や異常摩
耗を防ぐことができるスプリングクローズ型電磁ブレー
キを提供することを目的とする。
みてなされたものであり、非制動時にディスクとアーマ
チュア、ディスクと制動プレートのそれぞれの間に所定
のギャップを確保することができ、異音の発生や異常摩
耗を防ぐことができるスプリングクローズ型電磁ブレー
キを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様にか
かるスプリングクローズ型電磁ブレーキは、上記の目的
を達成させるため、励磁コイルへの通電時に、制動プレ
ート及びアーマチュアに対してギャップを有する所定位
置にディスクを弾性的に位置決めする位置決め手段を設
けたことを特徴とする。すなわち、第1の態様のスプリ
ングクローズ型電磁ブレーキは、被制動回転軸を保持し
て一体に回転するハブと、このハブと一体に回転し、か
つ、ハブに対してスラスト方向にスライド可能なディス
クと、ディスクの一方側で固定的に配置されたヨーク
と、ディスクを挟んでヨークと対向する位置でヨークに
固定された制動プレートと、ディスクとヨークとの間に
配置され、スラスト方向にスライド可能にヨークに取り
付けられたアーマチュアと、ヨークとアーマチュアとの
間に介装され、アーマチュアを制動プレート側に付勢す
るスプリングと、ヨーク内に設けられ、通電時にスプリ
ングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸引す
る励磁コイルと、上記の位置決め手段とを備えることを
特徴とする。
かるスプリングクローズ型電磁ブレーキは、上記の目的
を達成させるため、励磁コイルへの通電時に、制動プレ
ート及びアーマチュアに対してギャップを有する所定位
置にディスクを弾性的に位置決めする位置決め手段を設
けたことを特徴とする。すなわち、第1の態様のスプリ
ングクローズ型電磁ブレーキは、被制動回転軸を保持し
て一体に回転するハブと、このハブと一体に回転し、か
つ、ハブに対してスラスト方向にスライド可能なディス
クと、ディスクの一方側で固定的に配置されたヨーク
と、ディスクを挟んでヨークと対向する位置でヨークに
固定された制動プレートと、ディスクとヨークとの間に
配置され、スラスト方向にスライド可能にヨークに取り
付けられたアーマチュアと、ヨークとアーマチュアとの
間に介装され、アーマチュアを制動プレート側に付勢す
るスプリングと、ヨーク内に設けられ、通電時にスプリ
ングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸引す
る励磁コイルと、上記の位置決め手段とを備えることを
特徴とする。
【0010】上記第1の態様によれば、非制動時には、
ディスクは制動プレート及びアーマチュアに対してギャ
ップを有する所定位置に位置決めされるため、ディスク
がスラスト方向にフリーであったという前述の第1の要
因に起因するディスクと制動プレート又はアーマチュア
との接触を防ぐことができる。
ディスクは制動プレート及びアーマチュアに対してギャ
ップを有する所定位置に位置決めされるため、ディスク
がスラスト方向にフリーであったという前述の第1の要
因に起因するディスクと制動プレート又はアーマチュア
との接触を防ぐことができる。
【0011】位置決め手段としては、例えば以下の
(1)、(2)の構成が考えられる。 (1) ディスクをアーマチュア側へ付勢するばねをハブに
固定し、上記の所定位置でディスクのアーマチュア側へ
の移動を規制する段差部を回転軸に形成する。 (2)ディスクを所定位置で保持する板ばねをハブに固定
する。なお、(1)のコイルばね、(2)の板ばねは、アーマ
チュアを付勢するスプリングより小さな付勢力を有す
る。
(1)、(2)の構成が考えられる。 (1) ディスクをアーマチュア側へ付勢するばねをハブに
固定し、上記の所定位置でディスクのアーマチュア側へ
の移動を規制する段差部を回転軸に形成する。 (2)ディスクを所定位置で保持する板ばねをハブに固定
する。なお、(1)のコイルばね、(2)の板ばねは、アーマ
チュアを付勢するスプリングより小さな付勢力を有す
る。
【0012】一方、本発明の第2の態様にかかるスプリ
ングクローズ型電磁ブレーキは、ヨークに形成されるね
じ孔をスラスト方向に貫通させ、このねじ孔に、固定ボ
ルトとは反対側から固定ボルトのがたつきを防止する止
めねじを螺合させたことを特徴とする。すなわち、第2
の態様のスプリングクローズ型電磁ブレーキは、被制動
回転軸を保持して一体に回転するハブと、このハブと一
体に回転し、かつ、ハブに対してスラスト方向にスライ
ド可能なディスクと、ディスクの一方側で固定的に配置
され、スラスト方向に貫通する複数のねじ孔が形成され
たヨークと、ディスクを挟んでヨークと対向する位置に
配置された制動プレートと、制動プレートを貫通してね
じ孔に螺合する複数の固定ボルトと、固定ボルトに螺合
して固定ボルトのヘッドとの間で制動プレートを固定す
る複数の固定ナットと、ねじ孔に対して固定ボルトとは
反対側から螺合して固定ボルトのがたつきを防止する複
数の止めねじと、ディスクとヨークとの間に配置され、
スラスト方向にスライド可能にヨークに取り付けられた
アーマチュアと、ヨークとアーマチュアとの間に介装さ
れ、アーマチュアを制動プレート側に付勢するスプリン
グと、ヨーク内に設けられ、通電時にスプリングの付勢
力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸引する励磁コイ
ルとを備えることを特徴とする。
ングクローズ型電磁ブレーキは、ヨークに形成されるね
じ孔をスラスト方向に貫通させ、このねじ孔に、固定ボ
ルトとは反対側から固定ボルトのがたつきを防止する止
めねじを螺合させたことを特徴とする。すなわち、第2
の態様のスプリングクローズ型電磁ブレーキは、被制動
回転軸を保持して一体に回転するハブと、このハブと一
体に回転し、かつ、ハブに対してスラスト方向にスライ
ド可能なディスクと、ディスクの一方側で固定的に配置
され、スラスト方向に貫通する複数のねじ孔が形成され
たヨークと、ディスクを挟んでヨークと対向する位置に
配置された制動プレートと、制動プレートを貫通してね
じ孔に螺合する複数の固定ボルトと、固定ボルトに螺合
して固定ボルトのヘッドとの間で制動プレートを固定す
る複数の固定ナットと、ねじ孔に対して固定ボルトとは
反対側から螺合して固定ボルトのがたつきを防止する複
数の止めねじと、ディスクとヨークとの間に配置され、
スラスト方向にスライド可能にヨークに取り付けられた
アーマチュアと、ヨークとアーマチュアとの間に介装さ
れ、アーマチュアを制動プレート側に付勢するスプリン
グと、ヨーク内に設けられ、通電時にスプリングの付勢
力に抗してアーマチュアをヨーク側に吸引する励磁コイ
ルとを備えることを特徴とする。
【0013】上記第2の態様によれば、ねじ孔と固定ボ
ルトとの間の遊びという前述の第2の要因に起因する制
動プレートとディスクとの接触を避けることができる。
なお、第1、第2の要因に対する本発明の第1、第2の
態様は、同時に備えられてもよいし、それぞれ独立に備
えられてもよい。
ルトとの間の遊びという前述の第2の要因に起因する制
動プレートとディスクとの接触を避けることができる。
なお、第1、第2の要因に対する本発明の第1、第2の
態様は、同時に備えられてもよいし、それぞれ独立に備
えられてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるスプリング
クローズ型電磁ブレーキの実施の形態を3例説明する。
第1、第2の実施の形態は、上記の第1の態様に該当
し、それぞれコイルばね、又は皿ばね等のばね及び板ば
ねを用いてディスクの非制動時の位置決めをする技術を
含み、第3の実施の形態は、上記の第2の態様に該当
し、止めねじにより制動プレートを支持するボルトの遊
びをなくす技術を含む。なお、第1、第2の実施の形態
の電磁ブレーキは、例えば鉄道車両において保持、非常
制動に用いられるブレーキであり、第3の実施の形態の
電磁ブレーキは、例えばコピー機等のOA機器に利用さ
れるAC/DCサーボモータの保持に用いられるブレー
キである。
クローズ型電磁ブレーキの実施の形態を3例説明する。
第1、第2の実施の形態は、上記の第1の態様に該当
し、それぞれコイルばね、又は皿ばね等のばね及び板ば
ねを用いてディスクの非制動時の位置決めをする技術を
含み、第3の実施の形態は、上記の第2の態様に該当
し、止めねじにより制動プレートを支持するボルトの遊
びをなくす技術を含む。なお、第1、第2の実施の形態
の電磁ブレーキは、例えば鉄道車両において保持、非常
制動に用いられるブレーキであり、第3の実施の形態の
電磁ブレーキは、例えばコピー機等のOA機器に利用さ
れるAC/DCサーボモータの保持に用いられるブレー
キである。
【0015】
【第1の実施の形態】図1乃至図4(A)は、第1の実
施の形態にかかるスプリングクローズ型電磁ブレーキ1
を示し、図1が非制動時における全体の側面断面図(図
2のI-I線に沿う断面)、図2は図1を右側から見た全体
の正面図、図3は要部を拡大した側面断面図で非制動状
態を示し、図4(A)は要部を拡大した側面断面図で制
動状態を示す。
施の形態にかかるスプリングクローズ型電磁ブレーキ1
を示し、図1が非制動時における全体の側面断面図(図
2のI-I線に沿う断面)、図2は図1を右側から見た全体
の正面図、図3は要部を拡大した側面断面図で非制動状
態を示し、図4(A)は要部を拡大した側面断面図で制
動状態を示す。
【0016】スプリングクローズ型電磁ブレーキ1は、
図1に示されるように、被制動回転軸5と一体に回転す
る回転部10と、固定して配置された固定部20とを備
える。回転部10は、被制動回転軸5が嵌合する筒状の
ハブ11と、このハブ11と一体に回転するディスク1
2とを有する。被制動回転軸5は図示しないキー等の手
段でハブ11と固定される。なお、10aはキー溝であ
る。ディスク12は、ハブ11の外周を囲む円筒部12
aと、この円筒部12aの一端から外方に向けて形成さ
れたフランジ状に形成された円板部12bとから断面L
字形に形成され、スプライン結合によりハブ11に対し
てスラスト方向にスライド可能に取り付けられている。
ディスク12の円板部12bには、両面に摩擦板として
のライニング13がディスク12と一体的に移動可能に
取り付けられている。
図1に示されるように、被制動回転軸5と一体に回転す
る回転部10と、固定して配置された固定部20とを備
える。回転部10は、被制動回転軸5が嵌合する筒状の
ハブ11と、このハブ11と一体に回転するディスク1
2とを有する。被制動回転軸5は図示しないキー等の手
段でハブ11と固定される。なお、10aはキー溝であ
る。ディスク12は、ハブ11の外周を囲む円筒部12
aと、この円筒部12aの一端から外方に向けて形成さ
れたフランジ状に形成された円板部12bとから断面L
字形に形成され、スプライン結合によりハブ11に対し
てスラスト方向にスライド可能に取り付けられている。
ディスク12の円板部12bには、両面に摩擦板として
のライニング13がディスク12と一体的に移動可能に
取り付けられている。
【0017】固定部20は、ディスク12の一方側で固
定的に配置されたヨーク21と、ディスク12を挟んで
ヨーク21と対向する位置でヨーク21に固定された制
動プレート22と、ディスク12とヨーク21との間に
配置され、スラスト方向にスライド可能にヨーク21に
取り付けられたアーマチュア23とを有する。ヨーク2
1及びアーマチュア23には、共に中心部に被制動回転
軸5を通過させる軸孔が形成され、制動プレート22に
は、ディスク12の円筒部12aを貫通させる孔が形成
され、いずれもドーナツ状に形成されている。
定的に配置されたヨーク21と、ディスク12を挟んで
ヨーク21と対向する位置でヨーク21に固定された制
動プレート22と、ディスク12とヨーク21との間に
配置され、スラスト方向にスライド可能にヨーク21に
取り付けられたアーマチュア23とを有する。ヨーク2
1及びアーマチュア23には、共に中心部に被制動回転
軸5を通過させる軸孔が形成され、制動プレート22に
は、ディスク12の円筒部12aを貫通させる孔が形成
され、いずれもドーナツ状に形成されている。
【0018】制動プレート22は、ヨーク21のねじ孔
21aに螺合する固定ボルト24によりヨーク21に固
定されている。制動プレート22とヨーク21との間に
は、両者のギャップを正確に決めるため、カラー25が
介装されており、固定ボルト24の先端に形成されたね
じは、このカラー25を貫通してねじ孔21aに螺合し
ている。アーマチュア23には、カラー25が貫通する
孔が形成されており、カラー25をガイドにしてスラス
ト方向に摺動する。
21aに螺合する固定ボルト24によりヨーク21に固
定されている。制動プレート22とヨーク21との間に
は、両者のギャップを正確に決めるため、カラー25が
介装されており、固定ボルト24の先端に形成されたね
じは、このカラー25を貫通してねじ孔21aに螺合し
ている。アーマチュア23には、カラー25が貫通する
孔が形成されており、カラー25をガイドにしてスラス
ト方向に摺動する。
【0019】また、ヨーク21には、スプリング収納孔
21bが形成されており、このスプリング収納孔21b
にはアーマチュア23を制動プレート22側に付勢する
スプリング26が収納されている。さらに、ヨーク21
には、通電時にスプリングの付勢力に抗してアーマチュ
アをヨーク側に吸引する励磁コイル27が設けられてい
る。固定ボルト24は、図2に示されるように等角度間
隔で例えば6本設けられており、スプリング26は、各
固定ボルト24の間に、同様に等角度間隔で例えば6本
設けられている。なお、ヨーク21には、図2に示すよ
うに取付孔21cが例えば6箇所に形成されており、制
動プレート22及びアーマチュア23には、取付孔21
cに挿入されるボルトを貫通させる貫通孔22a、23
aがそれぞれ形成されている。
21bが形成されており、このスプリング収納孔21b
にはアーマチュア23を制動プレート22側に付勢する
スプリング26が収納されている。さらに、ヨーク21
には、通電時にスプリングの付勢力に抗してアーマチュ
アをヨーク側に吸引する励磁コイル27が設けられてい
る。固定ボルト24は、図2に示されるように等角度間
隔で例えば6本設けられており、スプリング26は、各
固定ボルト24の間に、同様に等角度間隔で例えば6本
設けられている。なお、ヨーク21には、図2に示すよ
うに取付孔21cが例えば6箇所に形成されており、制
動プレート22及びアーマチュア23には、取付孔21
cに挿入されるボルトを貫通させる貫通孔22a、23
aがそれぞれ形成されている。
【0020】第1の実施の形態のスプリングクローズ型
電磁ブレーキ1は、励磁コイル27への通電時に、制動
プレート22及びアーマチュア23に対してギャップを
有する所定位置にディスク12を弾性的に位置決めする
位置決め手段を備えている。この位置決め手段として、
ハブ11には、図1及び図3に示すように、ディスク1
2をアーマチュア23側へ付勢するコイルばね14が固
定され、上記の所定位置でディスク12のアーマチュア
23側への移動を規制する段差部11aが形成されてい
る。
電磁ブレーキ1は、励磁コイル27への通電時に、制動
プレート22及びアーマチュア23に対してギャップを
有する所定位置にディスク12を弾性的に位置決めする
位置決め手段を備えている。この位置決め手段として、
ハブ11には、図1及び図3に示すように、ディスク1
2をアーマチュア23側へ付勢するコイルばね14が固
定され、上記の所定位置でディスク12のアーマチュア
23側への移動を規制する段差部11aが形成されてい
る。
【0021】すなわち、ディスク12の円筒部12aに
は、図3、図4(A)の拡大図に示すようにアーマチュ
ア23とは反対側(図1中右側)に、スラスト方向の凹部
として収納部12cが形成され、ハブ11には、リング
状の固定板15がボルト16により固定されている。コ
イルばね14は、固定板15との間に圧縮されて収納部
12cに収納され、ディスク12にアーマチュア23側
への付勢力を与える。なお、コイルばね14は、アーマ
チュア23を付勢するスプリング26より小さな付勢力
を有する。
は、図3、図4(A)の拡大図に示すようにアーマチュ
ア23とは反対側(図1中右側)に、スラスト方向の凹部
として収納部12cが形成され、ハブ11には、リング
状の固定板15がボルト16により固定されている。コ
イルばね14は、固定板15との間に圧縮されて収納部
12cに収納され、ディスク12にアーマチュア23側
への付勢力を与える。なお、コイルばね14は、アーマ
チュア23を付勢するスプリング26より小さな付勢力
を有する。
【0022】次に、上記第1の実施の形態による作用を
図3、図4(A)に基づいて説明する。励磁コイル27
に電流が通電される非制動時には、図3に示すように、
アーマチュア23はヨーク21に吸着されてディスク1
2から離れ、ディスク12はコイルばね14に付勢され
て段差部11aに当接するまでアーマチュア23側に移
動する。これにより、ディスク12は、アーマチュア2
3に対してギャップG1を有すると共に、制動プレート2
2に対してギャップG2を有する位置に位置決めされる。
したがって、空転時にディスク12がスラスト方向に移
動するのを防ぐことができ、ディスク12とアーマチュ
ア23あるいは制動プレート22との接触を避けること
ができる。
図3、図4(A)に基づいて説明する。励磁コイル27
に電流が通電される非制動時には、図3に示すように、
アーマチュア23はヨーク21に吸着されてディスク1
2から離れ、ディスク12はコイルばね14に付勢され
て段差部11aに当接するまでアーマチュア23側に移
動する。これにより、ディスク12は、アーマチュア2
3に対してギャップG1を有すると共に、制動プレート2
2に対してギャップG2を有する位置に位置決めされる。
したがって、空転時にディスク12がスラスト方向に移
動するのを防ぐことができ、ディスク12とアーマチュ
ア23あるいは制動プレート22との接触を避けること
ができる。
【0023】励磁コイル27への通電が遮断される制動
時には、図4(A)に示すように、アーマチュア23が
スプリング26の付勢力により制動プレート22側に移
動し、ディスク12を右方のライニング13を介して制
動プレート22側に付勢する。ディスク12は、コイル
ばね14の付勢力に抗してハブ11に対してスラスト方
向に移動し、アーマチュア23と制動プレート22との
間に挟まれて左方のライニング13との間に摩擦力を生
じる。これによりディスク12の回転が制限され、これ
と一体に回転するハブ11、被制動回転軸5の回転に制
動をかけることができる。
時には、図4(A)に示すように、アーマチュア23が
スプリング26の付勢力により制動プレート22側に移
動し、ディスク12を右方のライニング13を介して制
動プレート22側に付勢する。ディスク12は、コイル
ばね14の付勢力に抗してハブ11に対してスラスト方
向に移動し、アーマチュア23と制動プレート22との
間に挟まれて左方のライニング13との間に摩擦力を生
じる。これによりディスク12の回転が制限され、これ
と一体に回転するハブ11、被制動回転軸5の回転に制
動をかけることができる。
【0024】
【第2の実施の形態】図5及び図6は、第2の実施の形
態にかかるスプリングクローズ型電磁ブレーキ2を示
し、図5は非制動状態における全体の側面断面図、図6
は要部を拡大した制動状態における側面断面図である。
位置決め手段を除く全体の構成は第1の実施の形態と同
一であるため、共通部分については同一の符号を付して
説明を省略する。
態にかかるスプリングクローズ型電磁ブレーキ2を示
し、図5は非制動状態における全体の側面断面図、図6
は要部を拡大した制動状態における側面断面図である。
位置決め手段を除く全体の構成は第1の実施の形態と同
一であるため、共通部分については同一の符号を付して
説明を省略する。
【0025】スプリングクローズ型電磁ブレーキ2の位
置決め手段は、ディスク12を所定位置で保持する板ば
ね17を備えている。すなわち、円板状の板ばね17
は、内周側がボルト16によりハブ11に固定され、外
周側がボルト18によりディスク12の円筒部12aに
固定され、これによりディスク12は、スプライン結合
によりハブ11と一体に回転し、かつ、ハブ11に対し
てスラスト方向に移動可能に支持されている。この板ば
ね17は、アーマチュア23を付勢する6本のスプリン
グ26を合成したよりも小さな付勢力を有する。
置決め手段は、ディスク12を所定位置で保持する板ば
ね17を備えている。すなわち、円板状の板ばね17
は、内周側がボルト16によりハブ11に固定され、外
周側がボルト18によりディスク12の円筒部12aに
固定され、これによりディスク12は、スプライン結合
によりハブ11と一体に回転し、かつ、ハブ11に対し
てスラスト方向に移動可能に支持されている。この板ば
ね17は、アーマチュア23を付勢する6本のスプリン
グ26を合成したよりも小さな付勢力を有する。
【0026】板ばね17は、外力が加えられない自然状
態では、平板状の状態、すなわち回転軸に対して垂直な
状態に復帰する。したがって、励磁コイル27に電流が
通電される非制動時には、図5に示すように、アーマチ
ュア23はヨーク21に吸着されてディスクから離れ、
板ばね17は平板状の状態となり、ディスク12は、ア
ーマチュア23及び制動プレート22の両者に対してギ
ャップを有する所定位置に位置決めされる。これによ
り、空転時にディスク12がスラスト方向に移動するの
を防ぐことができ、ディスク12とアーマチュア23あ
るいは制動プレート22との接触を避けることができ
る。
態では、平板状の状態、すなわち回転軸に対して垂直な
状態に復帰する。したがって、励磁コイル27に電流が
通電される非制動時には、図5に示すように、アーマチ
ュア23はヨーク21に吸着されてディスクから離れ、
板ばね17は平板状の状態となり、ディスク12は、ア
ーマチュア23及び制動プレート22の両者に対してギ
ャップを有する所定位置に位置決めされる。これによ
り、空転時にディスク12がスラスト方向に移動するの
を防ぐことができ、ディスク12とアーマチュア23あ
るいは制動プレート22との接触を避けることができ
る。
【0027】励磁コイル27への通電が遮断される制動
時には、図6に示すように、アーマチュア23がスプリ
ング26の付勢力により制動プレート22側に移動し、
ディスク12を右方のライニング13を介して制動プレ
ート22側に付勢する。ディスク12は、板ばね17を
変形させながらハブ11に対して制動プレート22側に
移動し、アーマチュア23と制動プレート22との間に
挟まれてアーマチュア23とは左方のライニング13と
の間に摩擦力を生じる。これによりディスク12の回転
が制限され、これと一体に回転するハブ11、被制動回
転軸5の回転に制動をかけることができる。
時には、図6に示すように、アーマチュア23がスプリ
ング26の付勢力により制動プレート22側に移動し、
ディスク12を右方のライニング13を介して制動プレ
ート22側に付勢する。ディスク12は、板ばね17を
変形させながらハブ11に対して制動プレート22側に
移動し、アーマチュア23と制動プレート22との間に
挟まれてアーマチュア23とは左方のライニング13と
の間に摩擦力を生じる。これによりディスク12の回転
が制限され、これと一体に回転するハブ11、被制動回
転軸5の回転に制動をかけることができる。
【0028】
【第3の実施の形態】図7及び図8は、第3の実施の形
態にかかるスプリングクローズ型電磁ブレーキ3を示す
全体の側面断面図であり、図7が非制動時、図8が制動
時をそれぞれ示している。なお、第1の実施の形態と同
一の機能を有する部材には、同一の符号を付している。
態にかかるスプリングクローズ型電磁ブレーキ3を示す
全体の側面断面図であり、図7が非制動時、図8が制動
時をそれぞれ示している。なお、第1の実施の形態と同
一の機能を有する部材には、同一の符号を付している。
【0029】スプリングクローズ型電磁ブレーキ3は、
被制動回転軸5と一体に回転する回転部10と、固定し
て配置された固定部20とを備える。回転部10は、被
制動回転軸5を保持するハブ11と、このハブ11と一
体に回転し、かつ、ハブ11に対してスラスト方向にス
ライド可能に取り付けられたディスク12とを有する。
また、固定部20は、ディスク12を挟んで対向するヨ
ーク21及び制動プレート22と、ディスク12とヨー
ク21との間に配置され、スラスト方向にスライド可能
にヨーク21に取り付けられたアーマチュア23とを有
する。
被制動回転軸5と一体に回転する回転部10と、固定し
て配置された固定部20とを備える。回転部10は、被
制動回転軸5を保持するハブ11と、このハブ11と一
体に回転し、かつ、ハブ11に対してスラスト方向にス
ライド可能に取り付けられたディスク12とを有する。
また、固定部20は、ディスク12を挟んで対向するヨ
ーク21及び制動プレート22と、ディスク12とヨー
ク21との間に配置され、スラスト方向にスライド可能
にヨーク21に取り付けられたアーマチュア23とを有
する。
【0030】ヨーク21には、スラスト方向に貫通する
複数のねじ孔21aが形成され、これらのねじ孔21a
には、制動プレート22を貫通して固定ボルト30が螺
合している。制動プレート22は、固定ボルト30の円
錐台状のヘッドと、固定ボルト30に螺合する固定ナッ
ト31との間で固定されている。さらに、ねじ孔21a
には、固定ボルト30とは反対側から止めねじ32が螺
合している。止めねじ32は、固定ボルト30の先端に
付当てられており、固定ボルト30のがたつきを防止す
る機能を有する。
複数のねじ孔21aが形成され、これらのねじ孔21a
には、制動プレート22を貫通して固定ボルト30が螺
合している。制動プレート22は、固定ボルト30の円
錐台状のヘッドと、固定ボルト30に螺合する固定ナッ
ト31との間で固定されている。さらに、ねじ孔21a
には、固定ボルト30とは反対側から止めねじ32が螺
合している。止めねじ32は、固定ボルト30の先端に
付当てられており、固定ボルト30のがたつきを防止す
る機能を有する。
【0031】また、ヨーク21には、スプリング収納孔
21bが形成されており、このスプリング収納孔21b
にはアーマチュア23を制動プレート22側に付勢する
スプリング26が収納されている。さらに、ヨーク21
には、通電時にスプリングの付勢力に抗してアーマチュ
アをヨーク側に吸引する励磁コイル27が設けられてい
る。
21bが形成されており、このスプリング収納孔21b
にはアーマチュア23を制動プレート22側に付勢する
スプリング26が収納されている。さらに、ヨーク21
には、通電時にスプリングの付勢力に抗してアーマチュ
アをヨーク側に吸引する励磁コイル27が設けられてい
る。
【0032】励磁コイル27に電流が通電される非制動
時には、図7に示すように、アーマチュア23はヨーク
21に吸着されてディスクから離れ、ディスク12は空
転する。励磁コイル27への通電が遮断される制動時に
は、図8に示すように、アーマチュア23がスプリング
26の付勢力により制動プレート22側に移動し、ディ
スク12は、アーマチュア23と制動プレート22との
間に挟まれて摩擦力を生じる。これによりディスク12
の回転が制限され、これと一体に回転するハブ11、被
制動回転軸5の回転に制動をかけることができる。
時には、図7に示すように、アーマチュア23はヨーク
21に吸着されてディスクから離れ、ディスク12は空
転する。励磁コイル27への通電が遮断される制動時に
は、図8に示すように、アーマチュア23がスプリング
26の付勢力により制動プレート22側に移動し、ディ
スク12は、アーマチュア23と制動プレート22との
間に挟まれて摩擦力を生じる。これによりディスク12
の回転が制限され、これと一体に回転するハブ11、被
制動回転軸5の回転に制動をかけることができる。
【0033】固定ボルト30は、周方向に等角度間隔で
複数、例えば3本設けられており、それぞれの固定ボル
ト30は全て止めねじ32によりがたつきが防止されて
いる。したがって、制動プレート22を固定ボルト30
と固定ナット31とによりヨーク21に固定する場合に
も、ねじ孔21aと固定ボルト30との間の遊びをなく
すことができ、制動プレート22をヨーク21に対して
完全に固定し、非制動時におけるディスク12と制動プ
レート22との間のギャップを安定させることができ
る。なお、ディスクの空転時のスラスト方向の移動を阻
止するため、第3の実施の形態においても、第1、第2
の実施の形態に示したようなディスクの位置決め手段を
併設することもできる。
複数、例えば3本設けられており、それぞれの固定ボル
ト30は全て止めねじ32によりがたつきが防止されて
いる。したがって、制動プレート22を固定ボルト30
と固定ナット31とによりヨーク21に固定する場合に
も、ねじ孔21aと固定ボルト30との間の遊びをなく
すことができ、制動プレート22をヨーク21に対して
完全に固定し、非制動時におけるディスク12と制動プ
レート22との間のギャップを安定させることができ
る。なお、ディスクの空転時のスラスト方向の移動を阻
止するため、第3の実施の形態においても、第1、第2
の実施の形態に示したようなディスクの位置決め手段を
併設することもできる。
【0034】本発明は上記の実施の形態に記載の技術思
想に基づき、各種の変形が可能である。例えば、図3に
示したコイルばね14は、皿ばねで代替してもよい。ま
た、図1、図3及び図4(A)に示した段差部11aは
ハブ11に形成される凸形スプライン部の円周方向に突
出するように形成した場合を例示したが、これに代え図
4(B)に示すようにハブ11の左方端部に前記スプラ
イン部を越えて円周方向に突出するように段差部11a
を設けるように形成してもよい。
想に基づき、各種の変形が可能である。例えば、図3に
示したコイルばね14は、皿ばねで代替してもよい。ま
た、図1、図3及び図4(A)に示した段差部11aは
ハブ11に形成される凸形スプライン部の円周方向に突
出するように形成した場合を例示したが、これに代え図
4(B)に示すようにハブ11の左方端部に前記スプラ
イン部を越えて円周方向に突出するように段差部11a
を設けるように形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるから、
次に示すような優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載のように、位置決め手段を設ける
ことにより、非制動時(空転時)にディスクを所定位置に
保持することにより、ディスクとアーマチュア、ディス
クと制動プレートのそれぞれの間に所定のギャップを確
保することができ、異音の発生や異常摩耗を防ぐことが
できる。 (2)請求項2に記載のように、位置決め手段をばねと
ハブの段差部とから構成することにより、非制動時のデ
ィスクの振動を防ぎ、確実に所定位置に保持することが
できる。 (3)請求項3に記載のように、位置決め手段を板ばね
により構成することにより、簡単な機構で位置決め手段
を構成することができる。 (4)請求項4又は5に記載のように、固定ボルトを止
めねじで固定する構成とすれば、制動プレートを固定ボ
ルトと固定ナットとによりヨークに固定する場合にも、
ねじ孔と固定ボルトとの間の遊びをなくすことができ、
非制動時におけるディスクと制動プレートとの間のギャ
ップを安定させることができる。
次に示すような優れた効果を有する。 (1)請求項1に記載のように、位置決め手段を設ける
ことにより、非制動時(空転時)にディスクを所定位置に
保持することにより、ディスクとアーマチュア、ディス
クと制動プレートのそれぞれの間に所定のギャップを確
保することができ、異音の発生や異常摩耗を防ぐことが
できる。 (2)請求項2に記載のように、位置決め手段をばねと
ハブの段差部とから構成することにより、非制動時のデ
ィスクの振動を防ぎ、確実に所定位置に保持することが
できる。 (3)請求項3に記載のように、位置決め手段を板ばね
により構成することにより、簡単な機構で位置決め手段
を構成することができる。 (4)請求項4又は5に記載のように、固定ボルトを止
めねじで固定する構成とすれば、制動プレートを固定ボ
ルトと固定ナットとによりヨークに固定する場合にも、
ねじ孔と固定ボルトとの間の遊びをなくすことができ、
非制動時におけるディスクと制動プレートとの間のギャ
ップを安定させることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるスプリング
クローズ型電磁ブレーキの非制動時における全体の側面
断面図である。
クローズ型電磁ブレーキの非制動時における全体の側面
断面図である。
【図2】図1のスプリングクローズ型電磁ブレーキの全
体の正面図である。
体の正面図である。
【図3】図1のスプリングクローズ型電磁ブレーキの非
制動時における要部を拡大した側面断面図である。
制動時における要部を拡大した側面断面図である。
【図4】同図(A)は図1のスプリングクローズ型電磁
ブレーキの制動時における要部を拡大した側面断面図、
また、同図(B)はハブに設けられる段差部の同図
(A)とは相違する実施の形態を示す要部拡大側面断面
図である。
ブレーキの制動時における要部を拡大した側面断面図、
また、同図(B)はハブに設けられる段差部の同図
(A)とは相違する実施の形態を示す要部拡大側面断面
図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態にかかるスプリング
クローズ型電磁ブレーキの非制動時における全体の側面
断面図である。
クローズ型電磁ブレーキの非制動時における全体の側面
断面図である。
【図6】図5のスプリングクローズ型電磁ブレーキの制
動時における要部を拡大した側面断面図である。
動時における要部を拡大した側面断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態にかかるスプリング
クローズ型電磁ブレーキの非制動時における全体の側面
断面図である。
クローズ型電磁ブレーキの非制動時における全体の側面
断面図である。
【図8】図7のスプリングクローズ型電磁ブレーキの制
動時における全体の側面断面図である。
動時における全体の側面断面図である。
1、2、3 スプリングクローズ型電磁ブレーキ 5 被制動回転軸 10 回転部 11 ハブ 11a 段差部 12 ディスク 14 コイルばね 20 固定部 21 ヨーク 22 制動プレート 23 アーマチュア 26 スプリング 27 励磁コイル
Claims (5)
- 【請求項1】 被制動回転軸を保持して一体に回転する
ハブと、 前記ハブと一体に回転し、かつ、前記ハブに対してスラ
スト方向にスライド可能に設けられたディスクと、 前記ディスクの一方側で固定的に配置されたヨークと、 前記ディスクを挟んで前記ヨークと対向する所定位置で
前記ヨークに固定された制動プレートと、 前記ディスクと前記ヨークとの間に配置され、スラスト
方向にスライド可能に前記ヨークに取り付けられたアー
マチュアと、 前記ヨークと前記アーマチュアとの間に介装され、前記
アーマチュアを前記ディスクを介して前記制動プレート
側に付勢するスプリングと、 前記ヨーク内に設けられ、通電時に前記スプリングの付
勢力に抗して前記アーマチュアを前記ヨーク側に吸引す
る励磁コイルと、 前記励磁コイルへの通電時に、前記制動プレート及び前
記アーマチュアに対してギャップを有する所定位置に前
記ディスクを弾性的に位置決めする位置決め手段と、を
備えることを特徴とするスプリングクローズ型電磁ブレ
ーキ。 - 【請求項2】 前記位置決め手段は、前記ハブに固定さ
れて前記ディスクを前記スプリングより小さな付勢力で
前記アーマチュア側へ付勢するばねと、前記ハブに形成
されて前記所定位置で前記ディスクの前記アーマチュア
側への移動を規制する段差部とを含むことを特徴とする
請求項1に記載のスプリングクローズ型電磁ブレーキ。 - 【請求項3】 前記位置決め手段は、前記ハブに固定さ
れて前記ディスクを前記所定位置で保持する板ばねを含
み、該板ばねは、前記スプリングより小さな付勢力を有
することを特徴とする請求項1に記載のスプリングクロ
ーズ型電磁ブレーキ。 - 【請求項4】 前記ヨークには、スラスト方向に貫通す
る複数のねじ孔が形成され、該ねじ孔には、前記制動プ
レートを貫通して複数の固定ボルトが螺合し、前記制動
プレートは、前記固定ボルトのヘッドと該固定ボルトに
螺合する複数の固定ナットとの間で固定され、前記ねじ
孔には、前記固定ボルトとは反対側から前記固定ボルト
のがたつきを防止する複数の止めねじが螺合しているこ
とを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスプ
リングクローズ型電磁ブレーキ。 - 【請求項5】 被制動回転軸を保持して一体に回転する
ハブと、 前記ハブと一体に回転し、かつ、前記ハブに対してスラ
スト方向にスライド可能なディスクと、 前記ディスクの一方側で固定的に配置され、スラスト方
向に貫通する複数のねじ孔が形成されたヨークと、 前記ディスクを挟んで前記ヨークと対向する位置に配置
された制動プレートと、 前記制動プレートを貫通して前記ねじ孔に螺合する複数
の固定ボルトと、 前記固定ボルトに螺合して前記固定ボルトのヘッドとの
間で前記制動プレートを固定する複数の固定ナットと、 前記ねじ孔に対して前記固定ボルトとは反対側から螺合
して前記固定ボルトのがたつきを防止する複数の止めね
じと、 前記ディスクと前記ヨークとの間に配置され、スラスト
方向にスライド可能に前記ヨークに取り付けられたアー
マチュアと、 前記ヨークと前記アーマチュアとの間に介装され、前記
アーマチュアを前記制動プレート側に付勢するスプリン
グと、 前記ヨーク内に設けられ、通電時に前記スプリングの付
勢力に抗して前記アーマチュアを前記ヨーク側に吸引す
る励磁コイルと、を備えることを特徴とするスプリング
クローズ型電磁ブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000091869A JP2001280375A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | スプリングクローズ型電磁ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000091869A JP2001280375A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | スプリングクローズ型電磁ブレーキ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001280375A true JP2001280375A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18607284
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000091869A Pending JP2001280375A (ja) | 2000-03-29 | 2000-03-29 | スプリングクローズ型電磁ブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001280375A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010112442A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Sanden Corp | 圧縮機用電磁クラッチ |
| JP2019152317A (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | 株式会社アイエイアイ | ブレーキ装置 |
| CN115507140A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-12-23 | 南通源初新材料有限公司 | 组装便捷式电磁制动器 |
| JP2023154438A (ja) * | 2022-04-07 | 2023-10-20 | 株式会社豊田自動織機 | 電磁ブレーキ装置 |
| JP2023157757A (ja) * | 2022-04-15 | 2023-10-26 | 株式会社日立製作所 | 巻上機の電磁ディスクブレーキ装置及びその組み立て方法 |
-
2000
- 2000-03-29 JP JP2000091869A patent/JP2001280375A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010112442A (ja) * | 2008-11-05 | 2010-05-20 | Sanden Corp | 圧縮機用電磁クラッチ |
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| JP2023154438A (ja) * | 2022-04-07 | 2023-10-20 | 株式会社豊田自動織機 | 電磁ブレーキ装置 |
| JP7694441B2 (ja) | 2022-04-07 | 2025-06-18 | 株式会社豊田自動織機 | 電磁ブレーキ装置 |
| JP2023157757A (ja) * | 2022-04-15 | 2023-10-26 | 株式会社日立製作所 | 巻上機の電磁ディスクブレーキ装置及びその組み立て方法 |
| JP7712243B2 (ja) | 2022-04-15 | 2025-07-23 | 株式会社日立製作所 | 巻上機の電磁ディスクブレーキ装置及びその組み立て方法 |
| CN115507140A (zh) * | 2022-08-08 | 2022-12-23 | 南通源初新材料有限公司 | 组装便捷式电磁制动器 |
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