JP2001279564A - ポリアミド系編地およびインナーウェア - Google Patents
ポリアミド系編地およびインナーウェアInfo
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ドライでさらさらとした風合いと優れたソフト
性を有し、かつ染料の選択によりプレーン調のものから
ナチュラルな杢感を有するものまで自由に外観を制御し
うるポリアミド系編地およびインナーウェアを提供す
る。 【解決手段】 繊維軸方向に太細を有し、かつ横断面方
向において単繊維間で断面積が異なるポリアミド系マル
チフィラメント糸を少なくとも一部に用いた編地であっ
て、該ポリアミド系マルチフィラメント糸の繊維軸方向
のウスター斑平均値がノーマルテストで5〜20%であ
り、かつ太細周期長が20cm以下であることを特徴と
するポリアミド系編地。インナーウェア。
性を有し、かつ染料の選択によりプレーン調のものから
ナチュラルな杢感を有するものまで自由に外観を制御し
うるポリアミド系編地およびインナーウェアを提供す
る。 【解決手段】 繊維軸方向に太細を有し、かつ横断面方
向において単繊維間で断面積が異なるポリアミド系マル
チフィラメント糸を少なくとも一部に用いた編地であっ
て、該ポリアミド系マルチフィラメント糸の繊維軸方向
のウスター斑平均値がノーマルテストで5〜20%であ
り、かつ太細周期長が20cm以下であることを特徴と
するポリアミド系編地。インナーウェア。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリアミド系編地
およびインナーウェアに関するものである。さらに詳細
には、ドライでさらさらとした風合いと優れたソフト性
を有し、かつ染料の選択によりプレーン調のものからナ
チュラルな杢感を有するものまで自由に外観を制御しう
るポリアミド系編地およびインナーウェアに関するもの
である。
およびインナーウェアに関するものである。さらに詳細
には、ドライでさらさらとした風合いと優れたソフト性
を有し、かつ染料の選択によりプレーン調のものからナ
チュラルな杢感を有するものまで自由に外観を制御しう
るポリアミド系編地およびインナーウェアに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ポリアミド系繊維はその優れた特性によ
り衣料用に限らず産業用、インテリア用などさまざまな
分野に用いられてきた。とりわけ、パンティストッキン
グ、タイツ等のレッグウェア、ランジェリー、ファンデ
ーション等のインナーウェアの分野においては、ポリア
ミド系繊維の特徴である強さ、しなやかさが生かされる
ため広く用いられてきた。しかしながら、これらポリア
ミド系繊維には独特のぬめり感があり、絹や麻等の天然
繊維と比較してドライ感、さらさら感に乏しいため、直
接肌に触れる場合にムレ感、べとつき感を生じ、着用時
における快適性という点では不充分であった。また、外
観においては、合繊独特の均質なプレーン調のものばか
りであり、例えばスパン調などのナチュラル感に欠ける
ものであった。
り衣料用に限らず産業用、インテリア用などさまざまな
分野に用いられてきた。とりわけ、パンティストッキン
グ、タイツ等のレッグウェア、ランジェリー、ファンデ
ーション等のインナーウェアの分野においては、ポリア
ミド系繊維の特徴である強さ、しなやかさが生かされる
ため広く用いられてきた。しかしながら、これらポリア
ミド系繊維には独特のぬめり感があり、絹や麻等の天然
繊維と比較してドライ感、さらさら感に乏しいため、直
接肌に触れる場合にムレ感、べとつき感を生じ、着用時
における快適性という点では不充分であった。また、外
観においては、合繊独特の均質なプレーン調のものばか
りであり、例えばスパン調などのナチュラル感に欠ける
ものであった。
【0003】従来より、ポリアミド系繊維に対してさら
さら感、ドライ感を付与する手段としては、繊維横断面
の異形化、ポリマ改質、ポリマへの粒子添加など種々の
試みがなされており、近年では繊維軸方向に太細を付与
することでドライ感、杢感のある布帛とする手法が検討
されている。
さら感、ドライ感を付与する手段としては、繊維横断面
の異形化、ポリマ改質、ポリマへの粒子添加など種々の
試みがなされており、近年では繊維軸方向に太細を付与
することでドライ感、杢感のある布帛とする手法が検討
されている。
【0004】ポリアミド系繊維で太細を付与する方法と
しては、特公昭42−22576号公報、特公昭44−
7744号公報のように紡糸口金部での異常流動を利用
してメルトフラクチャを発生させる方法、特公昭44−
15573号公報、特開昭55−122017号公報、
特開昭58−362107号公報には異種ポリマを混合
紡糸する方法が開示されているが、いずれの方法も糸切
れが発生しやすく製糸が不安定であり、生産性が悪いも
のであった。
しては、特公昭42−22576号公報、特公昭44−
7744号公報のように紡糸口金部での異常流動を利用
してメルトフラクチャを発生させる方法、特公昭44−
15573号公報、特開昭55−122017号公報、
特開昭58−362107号公報には異種ポリマを混合
紡糸する方法が開示されているが、いずれの方法も糸切
れが発生しやすく製糸が不安定であり、生産性が悪いも
のであった。
【0005】また、特開昭62−191510号公報、
特開昭63−211335号公報には繊維軸方向に断面
積が変動したポリアミド系太細糸が開示されているが、
これら太細糸は糸長手方向の太細周期長が数十cmに及
ぶ長いものしか得られず、編地にした際にドライ感に欠
けるものであった。
特開昭63−211335号公報には繊維軸方向に断面
積が変動したポリアミド系太細糸が開示されているが、
これら太細糸は糸長手方向の太細周期長が数十cmに及
ぶ長いものしか得られず、編地にした際にドライ感に欠
けるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の技術の問題点を解決し、ドライでさらさらとした風
合いと優れたソフト性を有し、かつ染料の選択によりプ
レーン調のものからナチュラルな杢感を有するものまで
自由に外観を制御しうるポリアミド系編地およびインナ
ーウェアを提供するものである。
来の技術の問題点を解決し、ドライでさらさらとした風
合いと優れたソフト性を有し、かつ染料の選択によりプ
レーン調のものからナチュラルな杢感を有するものまで
自由に外観を制御しうるポリアミド系編地およびインナ
ーウェアを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のポリアミド系編地は主として次の構成を有
する。すなわち、繊維軸方向に太細を有し、かつ横断面
方向において単繊維間で断面積が異なるポリアミド系マ
ルチフィラメント糸を少なくとも一部に用いたポリアミ
ド系編地であって、該ポリアミド系マルチフィラメント
糸の繊維軸方向のウスター斑平均値がノーマルテストで
5〜20%であり、かつ太細周期長が20cm以下であ
ることを特徴とするポリアミド系編地、である。
め、本発明のポリアミド系編地は主として次の構成を有
する。すなわち、繊維軸方向に太細を有し、かつ横断面
方向において単繊維間で断面積が異なるポリアミド系マ
ルチフィラメント糸を少なくとも一部に用いたポリアミ
ド系編地であって、該ポリアミド系マルチフィラメント
糸の繊維軸方向のウスター斑平均値がノーマルテストで
5〜20%であり、かつ太細周期長が20cm以下であ
ることを特徴とするポリアミド系編地、である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のポリアミド系編地を構成
するマルチフィラメント糸の繊維軸方向のウスター斑平
均値をノーマルテストで5〜20%とするものである。
かかるウスター斑平均値が5%未満の場合には、繊維軸
方向の太細形成が充分でなく、本発明の目的とするドラ
イ感、さらさら感のある風合いが発現しない。一方、か
かるウスター斑平均値が20%を越える場合には、繊維
構造の不安定な未延伸部分が残留し過ぎてしまい、洗濯
堅牢性、耐久性が低く、実用に適さない。
するマルチフィラメント糸の繊維軸方向のウスター斑平
均値をノーマルテストで5〜20%とするものである。
かかるウスター斑平均値が5%未満の場合には、繊維軸
方向の太細形成が充分でなく、本発明の目的とするドラ
イ感、さらさら感のある風合いが発現しない。一方、か
かるウスター斑平均値が20%を越える場合には、繊維
構造の不安定な未延伸部分が残留し過ぎてしまい、洗濯
堅牢性、耐久性が低く、実用に適さない。
【0009】なお、ウスター斑(ノーマルテスト)の測定
条件については後述する。また、本発明のポリアミド系
編地を構成するマルチフィラメント糸の太細周期長は2
0cm以下でなければならない。太細周期長が20cm
を超えると、編地の微小な凹凸がなくなるために目的と
するドライ感、さらさら感が得られない。なお、本発明
において、太細周期長とは、ウスター斑のチャートより
算出した太細周期の平均的長さのことであり、測定条件
については後述する。本発明のポリアミド系編地を構成
するマルチフィラメント糸のヤング率は7〜18cN/
dtexであることが編地のソフト性をより優れたもの
とできる点で好ましい。
条件については後述する。また、本発明のポリアミド系
編地を構成するマルチフィラメント糸の太細周期長は2
0cm以下でなければならない。太細周期長が20cm
を超えると、編地の微小な凹凸がなくなるために目的と
するドライ感、さらさら感が得られない。なお、本発明
において、太細周期長とは、ウスター斑のチャートより
算出した太細周期の平均的長さのことであり、測定条件
については後述する。本発明のポリアミド系編地を構成
するマルチフィラメント糸のヤング率は7〜18cN/
dtexであることが編地のソフト性をより優れたもの
とできる点で好ましい。
【0010】本発明のポリアミド系編地を構成するマル
チフィラメント糸の主成分は、ポリアミドであればとく
に限定されないが、繊維形成能および力学的特性の点で
ナイロン6、ナイロン66が好ましい。また、本発明の
ポリアミド系編地を構成するマルチフィラメント糸に
は、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸およびその共重合体、ポリメタアクリル酸
およびその共重合体、ポリビニルアルコールおよびその
共重合体、架橋ポリエチレンオキサイド系ポリマなどの
吸湿・吸水物質やポリアミド、ポリエステル、ポリオレ
フィン等の汎用熱可塑性樹脂が本発明の目的を阻害しな
い範囲で含有されていてもよい。また、酸化チタン、カ
ーボンブラック等の顔料のほか従来公知の抗酸化剤、着
色防止剤、耐光剤、帯電防止剤等が本発明の目的を阻害
しない範囲で含有されていてもよい。
チフィラメント糸の主成分は、ポリアミドであればとく
に限定されないが、繊維形成能および力学的特性の点で
ナイロン6、ナイロン66が好ましい。また、本発明の
ポリアミド系編地を構成するマルチフィラメント糸に
は、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸およびその共重合体、ポリメタアクリル酸
およびその共重合体、ポリビニルアルコールおよびその
共重合体、架橋ポリエチレンオキサイド系ポリマなどの
吸湿・吸水物質やポリアミド、ポリエステル、ポリオレ
フィン等の汎用熱可塑性樹脂が本発明の目的を阻害しな
い範囲で含有されていてもよい。また、酸化チタン、カ
ーボンブラック等の顔料のほか従来公知の抗酸化剤、着
色防止剤、耐光剤、帯電防止剤等が本発明の目的を阻害
しない範囲で含有されていてもよい。
【0011】また、本発明のポリアミド系編地を構成す
るマルチフィラメント糸の断面形状は、丸断面、凸型断
面、三角断面、マルチローバル断面、偏平断面、H型断
面、π型断面、C型断面その他公知の異形断面でもよ
い。その中でもドライ感、さらさら感により優れ、光
沢、吸水性が高い等の点で凸型断面もしくは3〜8個の
凹部と同数の凸部とを有する異形度1.3以上のマルチ
ローバル断面が好ましく、異形度1.6以上がさらに好
ましい。ここで、異形度とは異形断面の外接円の半径R
1と、内接円の半径R2の半径比R1/R2を言う。さらに
繊維内部に中空部分を設けても良い。また、2種類以上
の異形断面を混繊した断面ミックスマルチフィラメント
であってもよい。
るマルチフィラメント糸の断面形状は、丸断面、凸型断
面、三角断面、マルチローバル断面、偏平断面、H型断
面、π型断面、C型断面その他公知の異形断面でもよ
い。その中でもドライ感、さらさら感により優れ、光
沢、吸水性が高い等の点で凸型断面もしくは3〜8個の
凹部と同数の凸部とを有する異形度1.3以上のマルチ
ローバル断面が好ましく、異形度1.6以上がさらに好
ましい。ここで、異形度とは異形断面の外接円の半径R
1と、内接円の半径R2の半径比R1/R2を言う。さらに
繊維内部に中空部分を設けても良い。また、2種類以上
の異形断面を混繊した断面ミックスマルチフィラメント
であってもよい。
【0012】次に、本発明のポリアミド系編地を構成す
るマルチフィラメント糸の製造方法について説明する。
まず、常法によりポリアミドを溶融紡糸して未延伸糸を
得、一旦パッケージ1に巻き取る。この未延伸糸を供給
ローラー2と延伸ローラー4との間で1.5〜2.5倍
に延伸する。このときスリットヒーター3の温度を50
〜180℃に加熱しておく。
るマルチフィラメント糸の製造方法について説明する。
まず、常法によりポリアミドを溶融紡糸して未延伸糸を
得、一旦パッケージ1に巻き取る。この未延伸糸を供給
ローラー2と延伸ローラー4との間で1.5〜2.5倍
に延伸する。このときスリットヒーター3の温度を50
〜180℃に加熱しておく。
【0013】続いて本発明のポリアミド系編地の製造方
法であるが、ポリアミド系マルチフィラメント糸単体で
編成してもよいし、他の綿、絹、羊毛などの天然繊維、
ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリルなどの合成
繊維、あるいはポリウレタンなどの弾性繊維と交編して
編地としてもよい。編成方法は経編みでも緯編みでもよ
く、例えばトリコット、ラッセル、丸編み等が挙げられ
る。また、編組織はハーフ編み、逆ハーフ編み、ダブル
編み等いずれでもよく、ポリウレタン弾性繊維を用いた
ときにはワンウェイストレッチ、ツーウェイストレッチ
のいずれでもよい。ポリウレタン弾性糸と交編すること
により、編地にストレッチ性が発現するため、インナー
ウェアにした際のフィット性、伸縮性が高まりより好ま
しい。
法であるが、ポリアミド系マルチフィラメント糸単体で
編成してもよいし、他の綿、絹、羊毛などの天然繊維、
ポリエチレンテレフタレート、ポリアクリルなどの合成
繊維、あるいはポリウレタンなどの弾性繊維と交編して
編地としてもよい。編成方法は経編みでも緯編みでもよ
く、例えばトリコット、ラッセル、丸編み等が挙げられ
る。また、編組織はハーフ編み、逆ハーフ編み、ダブル
編み等いずれでもよく、ポリウレタン弾性繊維を用いた
ときにはワンウェイストレッチ、ツーウェイストレッチ
のいずれでもよい。ポリウレタン弾性糸と交編すること
により、編地にストレッチ性が発現するため、インナー
ウェアにした際のフィット性、伸縮性が高まりより好ま
しい。
【0014】編地の精錬、熱セット、染色等の後加工は
常法によっておこなうことができる。ここで染色の際、
分子量の小さい均染性のよい染料を選択すると、プレー
ンな外観を呈する。また、分子量の大きい染料を選択す
ると、マルチフィラメント糸の太部が濃染、細部が淡染
に染まるため、ナチュラルな杢感を呈することが可能と
なる。
常法によっておこなうことができる。ここで染色の際、
分子量の小さい均染性のよい染料を選択すると、プレー
ンな外観を呈する。また、分子量の大きい染料を選択す
ると、マルチフィラメント糸の太部が濃染、細部が淡染
に染まるため、ナチュラルな杢感を呈することが可能と
なる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、本発明における各種物性値の測定方法
は次の通りである。 A.ウスター斑(ノーマルテスト) マルチフィラメント糸の糸長手方向の太さムラは、ツェ
ルベガーウスター(株)社製USTER TESTER
3で測定した。測定条件は、糸速度25m/分、ツイ
スト:Z0.5bar、測定時間:1.0分、測定モー
ドはノーマルで平均偏差率(U%)を測定する。 B.太細周期長 上記条件で測定したウスター斑チャートより、糸長5m
あたりの太部ピーク数をカウントし、次式によって太細
周期長を求めた。 太細周期長[cm]=(500[cm])/(カウントした
ピーク数) なお、ピークは太さ変動幅が5%以上のものをピークと
してカウントする。 C.ヤング率 オリエンテック(株)社製TENSILON RTC−
1210で測定した。測定条件は、試料長:5cm、引
張速度:10cm/分、チャート速度:50cm/分で
S−S曲線(応力−歪み曲線)を得て、初期引張抵抗度
および別に測定した繊度から算出した。 D.編地のドライ感、さらさら感、ソフト性、外観 各項目とも5人の被験者による官能試験を実施し、4段
階評価した。ドライ感、さらさら感、ソフト性について
は「極めて優れている」を「◎」、「優れている」を
「○」、「やや優れている」を△、「従来品並」を
「×」、で表わした。また、外観については、プレーン
調または、ナチュラルな杢感を有しているものを
「○」、ナチュラルな外観が損なわれているものを
「×」で表した。
説明する。なお、本発明における各種物性値の測定方法
は次の通りである。 A.ウスター斑(ノーマルテスト) マルチフィラメント糸の糸長手方向の太さムラは、ツェ
ルベガーウスター(株)社製USTER TESTER
3で測定した。測定条件は、糸速度25m/分、ツイ
スト:Z0.5bar、測定時間:1.0分、測定モー
ドはノーマルで平均偏差率(U%)を測定する。 B.太細周期長 上記条件で測定したウスター斑チャートより、糸長5m
あたりの太部ピーク数をカウントし、次式によって太細
周期長を求めた。 太細周期長[cm]=(500[cm])/(カウントした
ピーク数) なお、ピークは太さ変動幅が5%以上のものをピークと
してカウントする。 C.ヤング率 オリエンテック(株)社製TENSILON RTC−
1210で測定した。測定条件は、試料長:5cm、引
張速度:10cm/分、チャート速度:50cm/分で
S−S曲線(応力−歪み曲線)を得て、初期引張抵抗度
および別に測定した繊度から算出した。 D.編地のドライ感、さらさら感、ソフト性、外観 各項目とも5人の被験者による官能試験を実施し、4段
階評価した。ドライ感、さらさら感、ソフト性について
は「極めて優れている」を「◎」、「優れている」を
「○」、「やや優れている」を△、「従来品並」を
「×」、で表わした。また、外観については、プレーン
調または、ナチュラルな杢感を有しているものを
「○」、ナチュラルな外観が損なわれているものを
「×」で表した。
【0016】(実施例1)硫酸中の相対粘度ηrが2.
65のナイロン6ポリマを、紡糸温度265℃、紡糸速
度800m/分で溶融紡糸して89dtex、13フィ
ラメントの断面形状が三葉断面型であるマルチフィラメ
ント未延伸糸を得た。未延伸糸を図1の延伸装置を用い
て供給ローラー速度300m/分、スリットヒーター温
度100℃、延伸ローラー速度600m/分(延伸倍率
2倍)で延伸し、44dtex、13フィラメントのポ
リアミド系マルチフィラメント糸を得た。得られたマル
チフィラメント糸のウスター斑は平均値は8.15%、
太細周期長は7.6cm、ヤング率は9.9cN/dt
ex、異形度は2.1であった。次に、該ポリアミド系
マルチフィラメント糸をフロント、44dtex、5フ
ィラメントのポリウレタン弾性糸をバックに配して32
ゲージのハーフトリコットを編成した。得られたハーフ
トリコットを常法により精錬、リラックス、乾燥、ヒー
トセットして染色をおこない、縫製をおこなうことによ
り、スリップを得た。得られた編地、スリップはナチュ
ラルな杢感を有し、ドライ感、さらさら感、ソフト性に
優れ、快適な着心地の製品であった。結果を表1に示
す。
65のナイロン6ポリマを、紡糸温度265℃、紡糸速
度800m/分で溶融紡糸して89dtex、13フィ
ラメントの断面形状が三葉断面型であるマルチフィラメ
ント未延伸糸を得た。未延伸糸を図1の延伸装置を用い
て供給ローラー速度300m/分、スリットヒーター温
度100℃、延伸ローラー速度600m/分(延伸倍率
2倍)で延伸し、44dtex、13フィラメントのポ
リアミド系マルチフィラメント糸を得た。得られたマル
チフィラメント糸のウスター斑は平均値は8.15%、
太細周期長は7.6cm、ヤング率は9.9cN/dt
ex、異形度は2.1であった。次に、該ポリアミド系
マルチフィラメント糸をフロント、44dtex、5フ
ィラメントのポリウレタン弾性糸をバックに配して32
ゲージのハーフトリコットを編成した。得られたハーフ
トリコットを常法により精錬、リラックス、乾燥、ヒー
トセットして染色をおこない、縫製をおこなうことによ
り、スリップを得た。得られた編地、スリップはナチュ
ラルな杢感を有し、ドライ感、さらさら感、ソフト性に
優れ、快適な着心地の製品であった。結果を表1に示
す。
【0017】
【表1】 1
【0018】(実施例2、3、比較例1、2)未延伸糸
の延伸において、供給ローラー速度を変えて延伸倍率を
変更した以外は実施例1と同じ方法で編地としたもので
ある。 実施例2は、実施例1と比較して、杢感が強いものであ
ったが、ドライ感、さらさら感ソフト性に優れていた。
実施例3はプレーン調に近いものであり、実施例1に劣
るもののドライ感、さらさら感、ソフト性に優れてい
た。比較例1はドライ感、さらさら感、ソフト性は優れ
ていたものの、杢感が強すぎてナチュラルな外観が損な
われていた。比較例2は外観がプレーン調であり、ドラ
イ感、さらさら感に欠けていた。結果を表1に併せて示
す。
の延伸において、供給ローラー速度を変えて延伸倍率を
変更した以外は実施例1と同じ方法で編地としたもので
ある。 実施例2は、実施例1と比較して、杢感が強いものであ
ったが、ドライ感、さらさら感ソフト性に優れていた。
実施例3はプレーン調に近いものであり、実施例1に劣
るもののドライ感、さらさら感、ソフト性に優れてい
た。比較例1はドライ感、さらさら感、ソフト性は優れ
ていたものの、杢感が強すぎてナチュラルな外観が損な
われていた。比較例2は外観がプレーン調であり、ドラ
イ感、さらさら感に欠けていた。結果を表1に併せて示
す。
【0019】(実施例4、比較例3)延伸時の延伸速度
以外は、実施例1と同じ方法で編地としたものである。 延伸速度 実施例4: 供給ローラー速度 200m/分 延伸ローラー速度 400m/分 比較例3: 供給ローラー速度 150m/分 延伸ローラー速度 300m/分 実施例4は実施例1と比較してドライ感、さらさら感に
やや劣るものの優れた編地が得られた。比較例3はドラ
イ感、さらさら感に欠けている上に、太部が編地上でス
ジ状に現れており外観が損なわれていた。結果を表1に
併せて示す。
以外は、実施例1と同じ方法で編地としたものである。 延伸速度 実施例4: 供給ローラー速度 200m/分 延伸ローラー速度 400m/分 比較例3: 供給ローラー速度 150m/分 延伸ローラー速度 300m/分 実施例4は実施例1と比較してドライ感、さらさら感に
やや劣るものの優れた編地が得られた。比較例3はドラ
イ感、さらさら感に欠けている上に、太部が編地上でス
ジ状に現れており外観が損なわれていた。結果を表1に
併せて示す。
【0020】(実施例5)硫酸中の相対粘度ηrが3.
20のナイロン6ポリマを、紡糸温度280℃で溶融紡
糸し未延伸糸を得て、延伸倍率2.43倍で延伸し、ポ
リアミド系マルチフィラメントを得た。その他の条件に
ついては実施例1と同じ方法を用いた。実施例1と比較
してソフト性が落ちるもののドライ感、さらさら感に優
れた編地を得ることができた。結果を表1に併せて示
す。
20のナイロン6ポリマを、紡糸温度280℃で溶融紡
糸し未延伸糸を得て、延伸倍率2.43倍で延伸し、ポ
リアミド系マルチフィラメントを得た。その他の条件に
ついては実施例1と同じ方法を用いた。実施例1と比較
してソフト性が落ちるもののドライ感、さらさら感に優
れた編地を得ることができた。結果を表1に併せて示
す。
【0021】(実施例6)ポリアミド系マルチフィラメ
ント糸の断面形状を丸型にした以外は実施例1と同じ方
法で編地を得た。ドライ感、さらさら感がやや劣る以外
実施例1と同様、優れた製品を得ることができた。結果
を表1に併せて示す。
ント糸の断面形状を丸型にした以外は実施例1と同じ方
法で編地を得た。ドライ感、さらさら感がやや劣る以外
実施例1と同様、優れた製品を得ることができた。結果
を表1に併せて示す。
【0022】
【発明の効果】本発明により、ドライでさらさらとした
風合いと優れたソフト性を有し、かつ染料の選択により
プレーン調のものからナチュラルな杢感を有するものま
で自由に外観を制御しうるポリアミド系編地およびイン
ナーウェアを提供できる。
風合いと優れたソフト性を有し、かつ染料の選択により
プレーン調のものからナチュラルな杢感を有するものま
で自由に外観を制御しうるポリアミド系編地およびイン
ナーウェアを提供できる。
【図1】本発明のポリアミド系編地を構成するマルチフ
ィラメント糸を製造するための延伸装置の一例の概略
図。
ィラメント糸を製造するための延伸装置の一例の概略
図。
1:未延伸糸パッケージ 2:供給ローラー 3:スリットヒーター 4:延伸ローラー
Claims (5)
- 【請求項1】繊維軸方向に太細を有し、かつ横断面方向
において単繊維間で断面積が異なるポリアミド系マルチ
フィラメント糸を少なくとも一部に用いたポリアミド系
編地であって、該ポリアミド系マルチフィラメント糸の
繊維軸方向のウスター斑平均値がノーマルテストで5〜
20%であり、かつ太細周期長が20cm以下であるこ
とを特徴とするポリアミド系編地。 - 【請求項2】ポリアミド系マルチフィラメント糸のヤン
グ率が7〜18cN/dtexであることを特徴とする
請求項1記載のポリアミド系編地。 - 【請求項3】ポリアミド系マルチフィラメント糸の断面
形状が、3〜8個の凹部と同数の凸部を有する異形度
1.3以上のマルチローバル断面であることを特徴とす
る請求項1又は2記載のポリアミド系編地。 - 【請求項4】ポリアミド系マルチフィラメント糸とポリ
ウレタン弾性糸とが交編されてなることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載のポリアミド系編地。 - 【請求項5】請求項1〜4いずれかに記載のポリアミド
系編地を用いたインナーウェア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000086444A JP2001279564A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | ポリアミド系編地およびインナーウェア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000086444A JP2001279564A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | ポリアミド系編地およびインナーウェア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001279564A true JP2001279564A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18602610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000086444A Pending JP2001279564A (ja) | 2000-03-27 | 2000-03-27 | ポリアミド系編地およびインナーウェア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001279564A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009197341A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Toyobo Co Ltd | 弾性編地 |
| JP2022177069A (ja) * | 2019-07-31 | 2022-11-30 | 倉敷紡績株式会社 | 吸湿発熱性生地及びこれを用いた吸湿発熱性衣料 |
-
2000
- 2000-03-27 JP JP2000086444A patent/JP2001279564A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009197341A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Toyobo Co Ltd | 弾性編地 |
| JP2022177069A (ja) * | 2019-07-31 | 2022-11-30 | 倉敷紡績株式会社 | 吸湿発熱性生地及びこれを用いた吸湿発熱性衣料 |
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