JP2001279415A - めっき付着量制御装置 - Google Patents
めっき付着量制御装置Info
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融めっき鋼帯のエッジオーバコートおよび
スプラッシュによる表面疵の発生を防止する。 【解決手段】 吹払用ガスを水平面に対して下向きに鋼
帯3の一方表面に向って噴射する第1噴射ノズル手段1
0を設け、吹払用ガスをほぼ水平に第1吹払ノズル手段
10の吹払用ガスよりも上方において鋼帯3の他方表面
に衝突するように噴射する第2吹払ノズル手段11を設
け、さらに第1および第2角度検出器13,14を第1
および第2吹払ノズル手段10,11にそれぞれ設けて
噴射ガス流と水平面との成す第1および第2噴射角度を
それぞれ検出し、各噴射角度の検出値が目標値になるよ
うに第1および第2駆動手段15,16をそれぞれ制御
する。第1および第2噴射角度の目標値は、溶融めっき
鋼帯のエッジオーバコートおよび浴面からのスプラッシ
ュが発生しないように設定される。
スプラッシュによる表面疵の発生を防止する。 【解決手段】 吹払用ガスを水平面に対して下向きに鋼
帯3の一方表面に向って噴射する第1噴射ノズル手段1
0を設け、吹払用ガスをほぼ水平に第1吹払ノズル手段
10の吹払用ガスよりも上方において鋼帯3の他方表面
に衝突するように噴射する第2吹払ノズル手段11を設
け、さらに第1および第2角度検出器13,14を第1
および第2吹払ノズル手段10,11にそれぞれ設けて
噴射ガス流と水平面との成す第1および第2噴射角度を
それぞれ検出し、各噴射角度の検出値が目標値になるよ
うに第1および第2駆動手段15,16をそれぞれ制御
する。第1および第2噴射角度の目標値は、溶融めっき
鋼帯のエッジオーバコートおよび浴面からのスプラッシ
ュが発生しないように設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき付着量制御
装置に関し、特に連続溶融めっき設備における幅方向の
めっき付着量制御を好適に行うことのできるめっき付着
量制御装置に関する。
装置に関し、特に連続溶融めっき設備における幅方向の
めっき付着量制御を好適に行うことのできるめっき付着
量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、溶融めっき金属帯のめっき付
着量は溶融めっき金属浴上に金属帯を挟んで対向して設
けられた一対の吹払ノズルから溶融めっき金属帯に吹払
用ガスを吹付け、過剰な溶融めっき金属を吹払すること
によって制御されている。このようなめっき付着量制御
においては、一対の吹払ノズルから噴射された吹払用ガ
スがめっき金属帯の両端部外方において衝突し、相互に
干渉を起こすので、めっき金属帯の両端部における吹払
用ガスの絞り力が低下し、めっき金属帯の幅方向両端部
のめっき付着量が幅方向中央部のめっき付着量よりも多
くなるという問題がある。このような現象はエッジオー
バコートと呼ばれている。エッジオーバコートの発生が
問題であるのは、エッジオーバコートが発生すると、溶
融めっきされた金属帯を巻取るとき、幅方向両端部に巻
太りが発生し、溶融めっきされた金属帯の巻取りが困難
になるからである。
着量は溶融めっき金属浴上に金属帯を挟んで対向して設
けられた一対の吹払ノズルから溶融めっき金属帯に吹払
用ガスを吹付け、過剰な溶融めっき金属を吹払すること
によって制御されている。このようなめっき付着量制御
においては、一対の吹払ノズルから噴射された吹払用ガ
スがめっき金属帯の両端部外方において衝突し、相互に
干渉を起こすので、めっき金属帯の両端部における吹払
用ガスの絞り力が低下し、めっき金属帯の幅方向両端部
のめっき付着量が幅方向中央部のめっき付着量よりも多
くなるという問題がある。このような現象はエッジオー
バコートと呼ばれている。エッジオーバコートの発生が
問題であるのは、エッジオーバコートが発生すると、溶
融めっきされた金属帯を巻取るとき、幅方向両端部に巻
太りが発生し、溶融めっきされた金属帯の巻取りが困難
になるからである。
【0003】特開昭63−153254号公報には、エ
ッジオーバコートの発生を防止するために、各吹払ノズ
ルの両端上面部に補助ノズルをそれぞれ設け、補助ノズ
ルのガス噴出流の吹付け位置を吹払ノズルのガス噴出流
のめっき鋼板表面に対する吹付け位置に一致させ、めっ
き鋼板両端部における吹払用ガスの絞り力を高めるエッ
ジオーバコートを防止するための構成が開示されてい
る。このような補助ノズルを用いる先行技術には、めっ
き鋼板両端部における吹払用ガスの絞り力が高まるの
で、めっき鋼板の両端部から発生するスプラッシュが増
加し、補助ノズルおよび吹払ノズルにスプラッシュが付
着してノズル詰まりが発生しやすくなるという問題があ
る。またスプラッシュがめっき鋼板に付着して表面品質
を低下させるという問題がある。
ッジオーバコートの発生を防止するために、各吹払ノズ
ルの両端上面部に補助ノズルをそれぞれ設け、補助ノズ
ルのガス噴出流の吹付け位置を吹払ノズルのガス噴出流
のめっき鋼板表面に対する吹付け位置に一致させ、めっ
き鋼板両端部における吹払用ガスの絞り力を高めるエッ
ジオーバコートを防止するための構成が開示されてい
る。このような補助ノズルを用いる先行技術には、めっ
き鋼板両端部における吹払用ガスの絞り力が高まるの
で、めっき鋼板の両端部から発生するスプラッシュが増
加し、補助ノズルおよび吹払ノズルにスプラッシュが付
着してノズル詰まりが発生しやすくなるという問題があ
る。またスプラッシュがめっき鋼板に付着して表面品質
を低下させるという問題がある。
【0004】さらに従来の幅方向のめっき付着量制御
は、エッジオーバコートの防止に主眼が置かれており、
幅方向のめっき付着量分布を所望のめっき付着量分布に
なるように制御する先行技術は開示されていない。
は、エッジオーバコートの防止に主眼が置かれており、
幅方向のめっき付着量分布を所望のめっき付着量分布に
なるように制御する先行技術は開示されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
問題を解決し、エッジオーバコートおよびスプラッシュ
の発生を防止することができるとともに、幅方向のめっ
き付着量分布を所望のめっき付着量分布になるように制
御することの可能なめっき付着量制御装置を提供するこ
とである。
問題を解決し、エッジオーバコートおよびスプラッシュ
の発生を防止することができるとともに、幅方向のめっ
き付着量分布を所望のめっき付着量分布になるように制
御することの可能なめっき付着量制御装置を提供するこ
とである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、溶融めっき金
属の浴面上方で、浴中を通過してほぼ鉛直上方に搬送さ
れる金属帯の一方表面から間隔をあけて設けられ、金属
帯の幅方向に延びる水平軸線まわりに角変位可能な第1
吹払ノズル手段であって、吹払用ガスを水平面に対して
下向きに金属帯の一方表面に向って噴射し、金属帯にめ
っきされた過剰なめっき金属を吹払する第1吹払ノズル
手段と、金属帯の他方表面から間隔をあけて第1吹払ノ
ズル手段と対向して設けられ、金属帯の幅方向に延びる
水平軸線まわりに角変位可能な第2吹払ノズル手段であ
って、吹払用ガスをほぼ水平に第1吹払ノズル手段の吹
払用ガスよりも上方において金属帯の他方表面に衝突す
るように噴射し、金属帯にめっきされた過剰なめっき金
属を吹払する第2吹払ノズル手段とを含むことを特徴と
するめっき付着量制御装置である。
属の浴面上方で、浴中を通過してほぼ鉛直上方に搬送さ
れる金属帯の一方表面から間隔をあけて設けられ、金属
帯の幅方向に延びる水平軸線まわりに角変位可能な第1
吹払ノズル手段であって、吹払用ガスを水平面に対して
下向きに金属帯の一方表面に向って噴射し、金属帯にめ
っきされた過剰なめっき金属を吹払する第1吹払ノズル
手段と、金属帯の他方表面から間隔をあけて第1吹払ノ
ズル手段と対向して設けられ、金属帯の幅方向に延びる
水平軸線まわりに角変位可能な第2吹払ノズル手段であ
って、吹払用ガスをほぼ水平に第1吹払ノズル手段の吹
払用ガスよりも上方において金属帯の他方表面に衝突す
るように噴射し、金属帯にめっきされた過剰なめっき金
属を吹払する第2吹払ノズル手段とを含むことを特徴と
するめっき付着量制御装置である。
【0007】本発明に従えば、第2吹払ノズル手段から
噴射される吹払用ガスが第1吹払ノズル手段から噴射さ
れる吹払用ガスよりも上方で金属帯に衝突するので、金
属帯の幅方向両端部外方における吹払用ガスの衝突を回
避することができ、吹払用ガスの干渉を防止することが
できる。これによって、金属帯の幅方向両端部における
吹払用ガスの絞り力の低下が防止されるので、エッジオ
ーバコートの発生を防止することができる。
噴射される吹払用ガスが第1吹払ノズル手段から噴射さ
れる吹払用ガスよりも上方で金属帯に衝突するので、金
属帯の幅方向両端部外方における吹払用ガスの衝突を回
避することができ、吹払用ガスの干渉を防止することが
できる。これによって、金属帯の幅方向両端部における
吹払用ガスの絞り力の低下が防止されるので、エッジオ
ーバコートの発生を防止することができる。
【0008】また本発明は、第1および第2吹払ノズル
手段から噴射されるガス流と水平面との成す第1および
第2噴射角度をそれぞれ検出する第1および第2角度検
出器と、めっきすべき金属帯の目標めっき付着量を指令
する指令手段と、第1および第2吹払ノズル手段を水平
軸線まわりに角変位駆動する第1および第2駆動手段
と、指令手段の出力に応答し、金属帯の幅方向中央部と
両端部とのめっき付着量の偏差を予め定める正の値にす
るための第1および第2噴射角度の目標値を、前記目標
めっき付着量に対応して求め、第1および第2角度検出
器の出力に応答し、第1および第2噴射角度の検出値が
前記求めた目標値になるように第1および第2駆動手段
をそれぞれ制御する制御手段とを含むことを特徴とす
る。
手段から噴射されるガス流と水平面との成す第1および
第2噴射角度をそれぞれ検出する第1および第2角度検
出器と、めっきすべき金属帯の目標めっき付着量を指令
する指令手段と、第1および第2吹払ノズル手段を水平
軸線まわりに角変位駆動する第1および第2駆動手段
と、指令手段の出力に応答し、金属帯の幅方向中央部と
両端部とのめっき付着量の偏差を予め定める正の値にす
るための第1および第2噴射角度の目標値を、前記目標
めっき付着量に対応して求め、第1および第2角度検出
器の出力に応答し、第1および第2噴射角度の検出値が
前記求めた目標値になるように第1および第2駆動手段
をそれぞれ制御する制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0009】本発明に従えば、金属帯の幅方向中央部と
両端部とのめっき付着量の付着量偏差を予め定める正の
値にするための第1および第2噴射角度の目標値が目標
めっき付着量に応じて求められ、第1および第2噴射角
度の検出値が前記求めた目標値になるように制御される
ので、エッジオーバコートの発生を防止することができ
るばかりでなく、金属帯の幅方向のめっき付着量分布を
希望するめっき付着量分布に一致させることができる。
両端部とのめっき付着量の付着量偏差を予め定める正の
値にするための第1および第2噴射角度の目標値が目標
めっき付着量に応じて求められ、第1および第2噴射角
度の検出値が前記求めた目標値になるように制御される
ので、エッジオーバコートの発生を防止することができ
るばかりでなく、金属帯の幅方向のめっき付着量分布を
希望するめっき付着量分布に一致させることができる。
【0010】また本発明は、第1噴射角度θ1の目標値
が水平面より下向きに−8°≦θ1<0°に選ばれ、か
つ第2噴射角度θ2の目標値が水平面に対して−2°≦
θ2≦2°に選ばれることを特徴とする。
が水平面より下向きに−8°≦θ1<0°に選ばれ、か
つ第2噴射角度θ2の目標値が水平面に対して−2°≦
θ2≦2°に選ばれることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、水平面よりも下向きの角
度である第1噴射角度θ1の目標値の上限値が充分に小
さい値に設定されるので、金属帯に沿って下降する吹払
用ガスの流量を抑制することができ、吹払用ガスの下降
流によるめっき浴の浴面からのスプラッシュの発生を防
止することができる。
度である第1噴射角度θ1の目標値の上限値が充分に小
さい値に設定されるので、金属帯に沿って下降する吹払
用ガスの流量を抑制することができ、吹払用ガスの下降
流によるめっき浴の浴面からのスプラッシュの発生を防
止することができる。
【0012】また本発明は、第1および第2吹払ノズル
手段よりも金属帯の走行方向下流側に設けられ、金属帯
に付着しためっき金属の付着量を金属帯の幅方向一端
部、中央部、他端部においてそれぞれ検出する付着量検
出器を含み、制御手段は、付着量検出器の出力に応答
し、金属帯の幅方向中央部の付着量と金属帯の幅方向一
端部および他端部の平均付着量との付着量偏差を求め、
前記求めた付着量偏差が予め定める正の値になるように
第1および第2駆動手段を制御して第1および第2噴射
角度を調整することを特徴とする。
手段よりも金属帯の走行方向下流側に設けられ、金属帯
に付着しためっき金属の付着量を金属帯の幅方向一端
部、中央部、他端部においてそれぞれ検出する付着量検
出器を含み、制御手段は、付着量検出器の出力に応答
し、金属帯の幅方向中央部の付着量と金属帯の幅方向一
端部および他端部の平均付着量との付着量偏差を求め、
前記求めた付着量偏差が予め定める正の値になるように
第1および第2駆動手段を制御して第1および第2噴射
角度を調整することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、金属帯の幅方向中央部の
付着量と、幅方向一端部および他端部の平均付着量との
付着量偏差が予め定める正の値になるように第1および
第2噴射角度が調整されるので、前記第1および第2噴
射角度の目標値の設定精度が不充分であっても、幅方向
の付着量分布を希望する付着量分布になるように精度よ
く制御することができる。
付着量と、幅方向一端部および他端部の平均付着量との
付着量偏差が予め定める正の値になるように第1および
第2噴射角度が調整されるので、前記第1および第2噴
射角度の目標値の設定精度が不充分であっても、幅方向
の付着量分布を希望する付着量分布になるように精度よ
く制御することができる。
【0014】また本発明は、溶融めっき金属浴から上方
に引上げられた金属帯は、幅方向にわずかに湾曲してお
り、第2吹払ノズル手段は金属帯の湾曲内面側に設けら
れることを特徴とする。
に引上げられた金属帯は、幅方向にわずかに湾曲してお
り、第2吹払ノズル手段は金属帯の湾曲内面側に設けら
れることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、第2吹払ノズル手段が湾
曲した金属帯の内面側に設けられるので、第2吹払ノズ
ル手段と金属帯の湾曲内面側の両端部との間隔を短くす
ることができる。これによって、第2吹払ノズル手段の
絞り力を高めることができるので、第1吹払ノズル手段
によって金属帯の湾曲外面側の両端部から吹払されため
っき金属が金属帯の湾曲内面側の両端部に回り込んで付
着しても、第2吹払ノズル手段によって回り込んで付着
しためっき金属を過剰にめっきされためっき金属ととも
に充分に吹払することができる。これに対して、第2吹
払ノズル手段を金属帯の湾曲外面側に設けると、第2吹
払ノズル手段と金属帯の湾曲内面側の両端部との間隔が
長くなるので、前記回り込んで付着しためっき金属を充
分に吹払することができない。したがって、第2吹払ノ
ズル手段を湾曲した金属帯の内面側に設ける方が第2吹
払ノズル手段を湾曲した金属帯の外面側に設けるよりも
第1および第2ノズル手段の総合的な絞り力を高くする
ことができる。
曲した金属帯の内面側に設けられるので、第2吹払ノズ
ル手段と金属帯の湾曲内面側の両端部との間隔を短くす
ることができる。これによって、第2吹払ノズル手段の
絞り力を高めることができるので、第1吹払ノズル手段
によって金属帯の湾曲外面側の両端部から吹払されため
っき金属が金属帯の湾曲内面側の両端部に回り込んで付
着しても、第2吹払ノズル手段によって回り込んで付着
しためっき金属を過剰にめっきされためっき金属ととも
に充分に吹払することができる。これに対して、第2吹
払ノズル手段を金属帯の湾曲外面側に設けると、第2吹
払ノズル手段と金属帯の湾曲内面側の両端部との間隔が
長くなるので、前記回り込んで付着しためっき金属を充
分に吹払することができない。したがって、第2吹払ノ
ズル手段を湾曲した金属帯の内面側に設ける方が第2吹
払ノズル手段を湾曲した金属帯の外面側に設けるよりも
第1および第2ノズル手段の総合的な絞り力を高くする
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るめっき付着量制御装置1の構成を簡略化して示す系統
図であり、図2は図1の切断面線II−IIから見た平
面断面図であり、図3は図1に示す第1吹払ノズル手段
10の構成を簡略化して示す斜視図である。図1には、
めっき付着量制御装置1を備える連続溶融Alめっき設
備の主要部の概略構成が合わせて示されている。連続的
に走行する金属帯、たとえば鋼帯3はめっきポット4に
貯留されている溶融めっき金属である溶融Al−Si合
金(以後、めっき浴と呼ぶ)中に導入される。めっき浴
中に導入された鋼帯3は、浸漬ロール5およびサポート
ロール6をこの順序で経由して浴面から上方に引上げら
れる。浴面から引上げられた鋼帯3はほぼ鉛直上方に導
かれ、トップロール7およびデフレクタロール8を経て
下流側に搬送される。
るめっき付着量制御装置1の構成を簡略化して示す系統
図であり、図2は図1の切断面線II−IIから見た平
面断面図であり、図3は図1に示す第1吹払ノズル手段
10の構成を簡略化して示す斜視図である。図1には、
めっき付着量制御装置1を備える連続溶融Alめっき設
備の主要部の概略構成が合わせて示されている。連続的
に走行する金属帯、たとえば鋼帯3はめっきポット4に
貯留されている溶融めっき金属である溶融Al−Si合
金(以後、めっき浴と呼ぶ)中に導入される。めっき浴
中に導入された鋼帯3は、浸漬ロール5およびサポート
ロール6をこの順序で経由して浴面から上方に引上げら
れる。浴面から引上げられた鋼帯3はほぼ鉛直上方に導
かれ、トップロール7およびデフレクタロール8を経て
下流側に搬送される。
【0017】めっき付着量制御装置1は、第1および第
2吹払ノズル手段10,11と、第1および第2角度検
出器13,14と、第1および第2駆動手段15,16
と、付着量検出器17と、後述の図13に示す指令手段
19と、制御手段20とを含んで構成される。
2吹払ノズル手段10,11と、第1および第2角度検
出器13,14と、第1および第2駆動手段15,16
と、付着量検出器17と、後述の図13に示す指令手段
19と、制御手段20とを含んで構成される。
【0018】第1吹払ノズル手段10は、浴面上方の所
定位置に鋼帯3の一方表面から間隔をあけて設けられ、
吹払用ガスを鋼帯3の一方表面に向って噴射して鋼帯3
に付着した過剰なめっき層を吹払する。第1吹払ノズル
手段10は、鋼帯3の幅方向に延びる水平軸線10aま
わりに角変位可能である。
定位置に鋼帯3の一方表面から間隔をあけて設けられ、
吹払用ガスを鋼帯3の一方表面に向って噴射して鋼帯3
に付着した過剰なめっき層を吹払する。第1吹払ノズル
手段10は、鋼帯3の幅方向に延びる水平軸線10aま
わりに角変位可能である。
【0019】第2吹払ノズル手段11は、鋼帯3の他方
表面から間隔をあけて第1吹払ノズル手段10と対向し
て設けられ、第1吹払ノズル手段10と同様に吹払用ガ
スを鋼帯3の他方表面に向って噴射してめっき層の厚み
を調整する。第1および第2吹払ノズル手段10,11
は、鋼帯3を挟んで浴面上の同一位置に設けられ、同一
の構成を有している。噴射される吹払用ガスは、空気、
窒素および燃焼排ガスなどであり、本実施の形態では空
気が用いられる。浴面から引上げられた鋼帯3は、張力
およびロール巻付け力等の残留応力によって図2に示す
ように幅方向にわずかに湾曲している。前記第2吹払ノ
ズル手段11は、湾曲内面側、すなわち浸漬ロール5側
に設けられることが好ましい。
表面から間隔をあけて第1吹払ノズル手段10と対向し
て設けられ、第1吹払ノズル手段10と同様に吹払用ガ
スを鋼帯3の他方表面に向って噴射してめっき層の厚み
を調整する。第1および第2吹払ノズル手段10,11
は、鋼帯3を挟んで浴面上の同一位置に設けられ、同一
の構成を有している。噴射される吹払用ガスは、空気、
窒素および燃焼排ガスなどであり、本実施の形態では空
気が用いられる。浴面から引上げられた鋼帯3は、張力
およびロール巻付け力等の残留応力によって図2に示す
ように幅方向にわずかに湾曲している。前記第2吹払ノ
ズル手段11は、湾曲内面側、すなわち浸漬ロール5側
に設けられることが好ましい。
【0020】第1吹払ノズル手段10は、ノズル部材2
3と、ノズルヘッダ24とを含む。ノズル部材23は、
鋼帯3の幅方向に平行に延びる部材であり、その軸直角
断面形状は大略的に嘴状である。ノズル部材23は、連
結部材25を介してノズルヘッダ24に取付けられる。
ノズルヘッダ24は、鋼帯3の幅方向に平行に延びる略
円筒状部材であり、その内部空間には吹払用ガスが一端
部側から供給される。ノズルヘッダ24の他端部側に
は、架台26が取付けられており、架台26には第1角
度検出器13が乗載されている。架台26は、水平軸線
10aに対して垂直に取付けられる。第2吹払ノズル手
段11にも同様に第2角度検出器14が取付けられてい
る。第1および第2角度検出器13,14の構成は同一
である。図1および図3では、図解の便宜のためにノズ
ルヘッダ24に取付けられるノズル部材23および架台
26を一部省略して示している。
3と、ノズルヘッダ24とを含む。ノズル部材23は、
鋼帯3の幅方向に平行に延びる部材であり、その軸直角
断面形状は大略的に嘴状である。ノズル部材23は、連
結部材25を介してノズルヘッダ24に取付けられる。
ノズルヘッダ24は、鋼帯3の幅方向に平行に延びる略
円筒状部材であり、その内部空間には吹払用ガスが一端
部側から供給される。ノズルヘッダ24の他端部側に
は、架台26が取付けられており、架台26には第1角
度検出器13が乗載されている。架台26は、水平軸線
10aに対して垂直に取付けられる。第2吹払ノズル手
段11にも同様に第2角度検出器14が取付けられてい
る。第1および第2角度検出器13,14の構成は同一
である。図1および図3では、図解の便宜のためにノズ
ルヘッダ24に取付けられるノズル部材23および架台
26を一部省略して示している。
【0021】第1および第2角度検出器13,14は、
器体の姿勢にかかわらずその傾斜角をデジタル表示する
角度計であり、水平姿勢で0°を表示するように調整さ
れている。第1および第2角度検出器13,14の感知
機構は特殊液の電気特性を応用している。第1および第
2駆動手段15,16は、第1および第2吹払ノズル手
段10,11を水平軸線10aまわりに角変位駆動す
る。付着量検出器17は、第1および第2吹払ノズル手
段10,11よりも鋼帯3の走行方向下流側に設けら
れ、鋼帯3に付着しためっき層の表裏両面の合計付着量
を鋼帯3の幅方向一端部、中央部、他端部においてそれ
ぞれ検出する。
器体の姿勢にかかわらずその傾斜角をデジタル表示する
角度計であり、水平姿勢で0°を表示するように調整さ
れている。第1および第2角度検出器13,14の感知
機構は特殊液の電気特性を応用している。第1および第
2駆動手段15,16は、第1および第2吹払ノズル手
段10,11を水平軸線10aまわりに角変位駆動す
る。付着量検出器17は、第1および第2吹払ノズル手
段10,11よりも鋼帯3の走行方向下流側に設けら
れ、鋼帯3に付着しためっき層の表裏両面の合計付着量
を鋼帯3の幅方向一端部、中央部、他端部においてそれ
ぞれ検出する。
【0022】図4は図1に示す第1および第2吹払ノズ
ル手段10,11の周辺の構成を簡略化して示す正面図
であり、図5は図4の右側面図である。第1吹払ノズル
手段10はノズルヘッダ24を備えており、ノズルヘッ
ダ24にはノズル部材23と切替用ノズル部材23aと
が連結部材25を介して取付けられている。ノズル部材
23と切替用ノズル部材23aとは、後記ノズル噴射口
67の形状寸法が異なる以外は同一の構成を有する。第
1吹払ノズル手段10の構成と第2吹払ノズル手段11
の構成とは同一である。
ル手段10,11の周辺の構成を簡略化して示す正面図
であり、図5は図4の右側面図である。第1吹払ノズル
手段10はノズルヘッダ24を備えており、ノズルヘッ
ダ24にはノズル部材23と切替用ノズル部材23aと
が連結部材25を介して取付けられている。ノズル部材
23と切替用ノズル部材23aとは、後記ノズル噴射口
67の形状寸法が異なる以外は同一の構成を有する。第
1吹払ノズル手段10の構成と第2吹払ノズル手段11
の構成とは同一である。
【0023】第1および第2吹払ノズル手段10,11
は、第1および第2駆動手段15,16によって角変位
駆動される。また第1および第2吹払ノズル手段10,
11は、第1および第2ノズル間隔調整手段28,29
によって各ノズル部材23と鋼帯3の一方および他表面
との間隔を調整され、ノズル高さ調整手段30によって
浴面からの高さを調整される。ノズル高さはめっき付着
量に応じて調整され、めっき層の厚みが厚くなるほど高
くなるように調整される。ノズル部材23と鋼帯3の表
面との間隔は、たとえば10mmであり、ノズル高さ
は、たとえば150mmである。めっき浴中には浸漬ロ
ール5と一対のサポートロール6とが設けられている。
浸漬ロール5および一対のサポートロール6はめっき浴
中に浸漬された支持部材31によって回転自在に軸支さ
れる。
は、第1および第2駆動手段15,16によって角変位
駆動される。また第1および第2吹払ノズル手段10,
11は、第1および第2ノズル間隔調整手段28,29
によって各ノズル部材23と鋼帯3の一方および他表面
との間隔を調整され、ノズル高さ調整手段30によって
浴面からの高さを調整される。ノズル高さはめっき付着
量に応じて調整され、めっき層の厚みが厚くなるほど高
くなるように調整される。ノズル部材23と鋼帯3の表
面との間隔は、たとえば10mmであり、ノズル高さ
は、たとえば150mmである。めっき浴中には浸漬ロ
ール5と一対のサポートロール6とが設けられている。
浸漬ロール5および一対のサポートロール6はめっき浴
中に浸漬された支持部材31によって回転自在に軸支さ
れる。
【0024】図6は図1に示す第2駆動手段16の構成
を簡略化して示す正面図であり、図7は図6の右側面図
であり、図8は図6の平面図である。第2駆動手段16
は、ノズル回転用モータ33を備える。ノズル回転用モ
ータ33のモータ軸33aには、第1スプロケット34
が設けられている。モータ軸33aの近傍には、モータ
軸33aと平行に間隔をあけて中間駆動軸35が設けら
れており、中間駆動軸35には第2スプロケット37が
設けられている。第1および第2スプロケット34,3
7の間には、ローラチェーン36が架け渡されている。
中間駆動軸35には、さらに第1平歯車38が設けられ
ている。第1平歯車38は、第1吹払ノズル手段10の
ノズルヘッダ24に設けられている第2平歯車39と噛
み合っている。
を簡略化して示す正面図であり、図7は図6の右側面図
であり、図8は図6の平面図である。第2駆動手段16
は、ノズル回転用モータ33を備える。ノズル回転用モ
ータ33のモータ軸33aには、第1スプロケット34
が設けられている。モータ軸33aの近傍には、モータ
軸33aと平行に間隔をあけて中間駆動軸35が設けら
れており、中間駆動軸35には第2スプロケット37が
設けられている。第1および第2スプロケット34,3
7の間には、ローラチェーン36が架け渡されている。
中間駆動軸35には、さらに第1平歯車38が設けられ
ている。第1平歯車38は、第1吹払ノズル手段10の
ノズルヘッダ24に設けられている第2平歯車39と噛
み合っている。
【0025】ノズル回転用モータ33の回転運動は、ロ
ーラチェーン36を介して中間駆動軸35に伝動され、
さらに第1および第2平歯車38,39を介してノズル
ヘッダ24に伝えられる。これによって、第1吹払ノズ
ル手段10のノズルヘッダ24およびノズル部材23は
水平軸線10aまわりに角変位駆動される。第1駆動手
段15はこのようにノズル部材23を角変位させるばか
りでなく、板幅変更時などに切替用ノズル部材23aを
用いるときには、ノズルヘッダ24を回転させて切替用
ノズル部材23aを所定位置まで移動させる。さらに図
6〜8には、架台26の構成が示されている。架台26
は、ノズルヘッダ24の外周面に一対対向して設けられ
ている。各架台26は、ノズルヘッダ24の一直径線上
に存在する。一対の架台26には、第2角度検出器14
がそれぞれ取付けられる。各第2角度検出器14は、ノ
ズル部材23および切替用ノズル部材23aの角度を検
出するために用いられる。第1駆動手段15の構成は、
第2駆動手段16の構成と同一である。
ーラチェーン36を介して中間駆動軸35に伝動され、
さらに第1および第2平歯車38,39を介してノズル
ヘッダ24に伝えられる。これによって、第1吹払ノズ
ル手段10のノズルヘッダ24およびノズル部材23は
水平軸線10aまわりに角変位駆動される。第1駆動手
段15はこのようにノズル部材23を角変位させるばか
りでなく、板幅変更時などに切替用ノズル部材23aを
用いるときには、ノズルヘッダ24を回転させて切替用
ノズル部材23aを所定位置まで移動させる。さらに図
6〜8には、架台26の構成が示されている。架台26
は、ノズルヘッダ24の外周面に一対対向して設けられ
ている。各架台26は、ノズルヘッダ24の一直径線上
に存在する。一対の架台26には、第2角度検出器14
がそれぞれ取付けられる。各第2角度検出器14は、ノ
ズル部材23および切替用ノズル部材23aの角度を検
出するために用いられる。第1駆動手段15の構成は、
第2駆動手段16の構成と同一である。
【0026】図9は図3に示すノズル部材23の構成を
簡略化して示す平面図であり、図10は図9の切断面線
X−Xから見た断面図である。ノズル部材23は、上下
に分割されており、上ノズル部材43と、下ノズル部材
44とを含む。上ノズル部材43は、鋼帯3の幅方向に
延びる部材であり、その先端部45は鋼帯3を臨んで設
けられている。先端部45の下部には、第1下面46が
形成されており、先端部45の上部には第1外面47が
形成されている。第1外面47は、上方に向うにつれて
鋼帯3から遠ざかるように傾斜している。上ノズル部材
43の下部には、鋼帯3の幅方向に延び、第1下面46
に連なる溝48と、溝48に連なる第2下面49とが形
成されている。溝48は、第1下面46に連なる第1傾
斜面50と、第1傾斜面50に連なる第2傾斜面51
と、第2傾斜面51に連なる第3傾斜面53とから成
る。第1傾斜面50は第3傾斜面53と平行であり、第
2傾斜面51は第1傾斜面50に対してほぼ垂直であ
る。第2下面49は、第3傾斜面53に連なる。第1下
面46と第2下面49とは同一平面内に存在する。上ノ
ズル部材43の後端面54には、鋼帯3の幅方向に延び
る切欠溝55が形成されている。上ノズル部材43の下
部には、複数のガス供給路56が形成されている。ガス
供給路56は溝48と切欠溝55とを連通する連通孔で
あり、鋼帯3の幅方向に間隔をあけて相互に平行に形成
されている。
簡略化して示す平面図であり、図10は図9の切断面線
X−Xから見た断面図である。ノズル部材23は、上下
に分割されており、上ノズル部材43と、下ノズル部材
44とを含む。上ノズル部材43は、鋼帯3の幅方向に
延びる部材であり、その先端部45は鋼帯3を臨んで設
けられている。先端部45の下部には、第1下面46が
形成されており、先端部45の上部には第1外面47が
形成されている。第1外面47は、上方に向うにつれて
鋼帯3から遠ざかるように傾斜している。上ノズル部材
43の下部には、鋼帯3の幅方向に延び、第1下面46
に連なる溝48と、溝48に連なる第2下面49とが形
成されている。溝48は、第1下面46に連なる第1傾
斜面50と、第1傾斜面50に連なる第2傾斜面51
と、第2傾斜面51に連なる第3傾斜面53とから成
る。第1傾斜面50は第3傾斜面53と平行であり、第
2傾斜面51は第1傾斜面50に対してほぼ垂直であ
る。第2下面49は、第3傾斜面53に連なる。第1下
面46と第2下面49とは同一平面内に存在する。上ノ
ズル部材43の後端面54には、鋼帯3の幅方向に延び
る切欠溝55が形成されている。上ノズル部材43の下
部には、複数のガス供給路56が形成されている。ガス
供給路56は溝48と切欠溝55とを連通する連通孔で
あり、鋼帯3の幅方向に間隔をあけて相互に平行に形成
されている。
【0027】下ノズル部材44は、鋼帯3の幅方向に延
びる部材であり、その先端部58は鋼帯3を臨んで設け
られている。先端部58の上部には第1上面59が形成
されており、先端部58の下部には第2外面60が形成
されている。第2外面60は下方に向うにつれて鋼帯3
から遠ざかるように傾斜している。下ノズル部材44の
上部には、第1上面59に連なる第4傾斜面61と第4
傾斜面61に連なる第2上面63と、第2上面63に連
なる第3上面64とが形成されている。第1上面59と
第3上面64とは同一平面内に存在する。第2下面49
と第3上面64との間にはシム65が介在されている。
したがって、第1下面46と第1上面59との間にはシ
ム65と同一厚みのスリット状の隙間67(以後、ノズ
ル噴射口と呼ぶ)が形成される。ノズル噴射口67は、
鋼帯3に向って延びる平行部を有する。上ノズル部材4
3および下ノズル部材44の両端面には、端面板68が
設けられている。
びる部材であり、その先端部58は鋼帯3を臨んで設け
られている。先端部58の上部には第1上面59が形成
されており、先端部58の下部には第2外面60が形成
されている。第2外面60は下方に向うにつれて鋼帯3
から遠ざかるように傾斜している。下ノズル部材44の
上部には、第1上面59に連なる第4傾斜面61と第4
傾斜面61に連なる第2上面63と、第2上面63に連
なる第3上面64とが形成されている。第1上面59と
第3上面64とは同一平面内に存在する。第2下面49
と第3上面64との間にはシム65が介在されている。
したがって、第1下面46と第1上面59との間にはシ
ム65と同一厚みのスリット状の隙間67(以後、ノズ
ル噴射口と呼ぶ)が形成される。ノズル噴射口67は、
鋼帯3に向って延びる平行部を有する。上ノズル部材4
3および下ノズル部材44の両端面には、端面板68が
設けられている。
【0028】前記溝48、第4傾斜面61および第2上
面63によって囲まれる空間69には、整流棒70が挿
通されている。整流棒70は、鋼帯3の幅方向に延びる
細長い丸棒であり、その両端部は、端面板68に挿通さ
れるピン71によってピン止めされている。さらに整流
棒70の長手方向複数箇所(本実施の形態では4箇所)
には、固定部材73の一端部が固定されている。固定部
材73の他端部は位置決めのために第2および第3傾斜
面51,53に当接しており、固定部材73はこの状態
で固定ボルト74によってねじ止めされている。
面63によって囲まれる空間69には、整流棒70が挿
通されている。整流棒70は、鋼帯3の幅方向に延びる
細長い丸棒であり、その両端部は、端面板68に挿通さ
れるピン71によってピン止めされている。さらに整流
棒70の長手方向複数箇所(本実施の形態では4箇所)
には、固定部材73の一端部が固定されている。固定部
材73の他端部は位置決めのために第2および第3傾斜
面51,53に当接しており、固定部材73はこの状態
で固定ボルト74によってねじ止めされている。
【0029】これによって、整流棒70は前記空間69
内の所定位置に正確に位置決めされた状態で固定され
る。したがって、第1傾斜面50および第2上面63と
整流棒70の外周面との間の間隔を所定の間隔h1,h
2に形成することができる。間隔h1と間隔h2とは、
同一に設定される。以後、所定の間隔h1,h2を有す
るガス流路を絞り流路と呼び、前記空間69の整流棒7
0よりも後端部側(図10の右側)の空間を第1空間6
9aと呼び、整流棒70よりも先端部45側の空間を第
2空間69bと呼ぶ。
内の所定位置に正確に位置決めされた状態で固定され
る。したがって、第1傾斜面50および第2上面63と
整流棒70の外周面との間の間隔を所定の間隔h1,h
2に形成することができる。間隔h1と間隔h2とは、
同一に設定される。以後、所定の間隔h1,h2を有す
るガス流路を絞り流路と呼び、前記空間69の整流棒7
0よりも後端部側(図10の右側)の空間を第1空間6
9aと呼び、整流棒70よりも先端部45側の空間を第
2空間69bと呼ぶ。
【0030】ノズルヘッダ24に供給された吹払用ガス
は、連結部材25およびノズル部材23のガス供給路5
6を介して第1空間69aに流入する。第1空間69a
は、ガス供給路56よりも広い空間に形成されているの
で、吹払用ガスの流速は減速される。第1空間69aに
流入した吹払用ガスは絞り流路を介して第2空間69b
に流入する。この間、第1空間69aで一旦減速した吹
払用ガスは狭い絞り流路で加速され、絞り流路よりも広
い空間に形成されている第2空間69bで再度減速され
る。このように吹払用ガスは加速減速を繰返しながら供
給されるので、その過程で整流化され、幅方向の圧力分
布が均一化される。整流化された吹払用ガスは、ノズル
噴射口67から鋼帯3に向って均一の圧力分布で噴射さ
れる。
は、連結部材25およびノズル部材23のガス供給路5
6を介して第1空間69aに流入する。第1空間69a
は、ガス供給路56よりも広い空間に形成されているの
で、吹払用ガスの流速は減速される。第1空間69aに
流入した吹払用ガスは絞り流路を介して第2空間69b
に流入する。この間、第1空間69aで一旦減速した吹
払用ガスは狭い絞り流路で加速され、絞り流路よりも広
い空間に形成されている第2空間69bで再度減速され
る。このように吹払用ガスは加速減速を繰返しながら供
給されるので、その過程で整流化され、幅方向の圧力分
布が均一化される。整流化された吹払用ガスは、ノズル
噴射口67から鋼帯3に向って均一の圧力分布で噴射さ
れる。
【0031】図11は、鋼帯3側から見たノズル噴射口
67の形状を示す正面図である。ノズル噴射口67は、
鋼帯3の幅方向に細長く延びるガス噴射空隙である。上
ノズル部材43の第1下面46の形状は逆台形状に形成
されており、下ノズル部材44の第1上面59の形状は
平坦状に形成されている。これによって、鋼帯3の幅方
向両端部付近の領域E1およびE5では、最も広く、か
つ平行な間隔G1の空隙が形成され、鋼帯3の幅方向中
央部の領域E3では最も狭く、かつ平行な間隔G2の空
隙が形成されている。これに対して、鋼帯3の幅方向中
間領域E2およびE4では幅方向中央に向うにつれて間
隙が狭くなる傾斜した空隙が形成されている。
67の形状を示す正面図である。ノズル噴射口67は、
鋼帯3の幅方向に細長く延びるガス噴射空隙である。上
ノズル部材43の第1下面46の形状は逆台形状に形成
されており、下ノズル部材44の第1上面59の形状は
平坦状に形成されている。これによって、鋼帯3の幅方
向両端部付近の領域E1およびE5では、最も広く、か
つ平行な間隔G1の空隙が形成され、鋼帯3の幅方向中
央部の領域E3では最も狭く、かつ平行な間隔G2の空
隙が形成されている。これに対して、鋼帯3の幅方向中
間領域E2およびE4では幅方向中央に向うにつれて間
隙が狭くなる傾斜した空隙が形成されている。
【0032】前述のように、ノズル噴射口67からは均
一な圧力分布の整流化された吹払用ガスが噴射されるの
で、このような空隙分布の形成によって鋼帯3の幅方向
両端部に向うにつれて吹払用ガスの流量が多くなる。し
たがって、鋼帯3の両端部における吹払用ガスの絞り力
を増大させることができ、吹払用ガスの干渉による絞り
力の低下を補うことができる。前記領域E1〜E5の形
成範囲は、鋼帯3の板幅に応じて設定される。したがっ
て、鋼帯3の板幅が変更されるときには適性な空隙分布
を有するノズル部材23に取替える必要がある。前記切
替用ノズル部材23aには、今後めっきされる鋼帯3の
板幅に応じた空隙分布が形成されている。
一な圧力分布の整流化された吹払用ガスが噴射されるの
で、このような空隙分布の形成によって鋼帯3の幅方向
両端部に向うにつれて吹払用ガスの流量が多くなる。し
たがって、鋼帯3の両端部における吹払用ガスの絞り力
を増大させることができ、吹払用ガスの干渉による絞り
力の低下を補うことができる。前記領域E1〜E5の形
成範囲は、鋼帯3の板幅に応じて設定される。したがっ
て、鋼帯3の板幅が変更されるときには適性な空隙分布
を有するノズル部材23に取替える必要がある。前記切
替用ノズル部材23aには、今後めっきされる鋼帯3の
板幅に応じた空隙分布が形成されている。
【0033】再び図10を参照して、上ノズル部材43
には、第2下面49に対して垂直に延びる第1挿通孔7
5と、第2下面49に対して平行に延びる第2挿通孔7
6とが鋼帯3の幅方向に間隔をあけて形成されている。
下ノズル部材44には、第3上面64に対して垂直に延
びる第3挿通孔77と、第3上面64に対して平行に延
びる第4挿通孔78とが鋼帯3の幅方向に間隔をあけて
形成されている。第1および第3挿通孔75,77は、
上ノズル部材43と下ノズル部材44とを組合わせた状
態で一直線上に存在する。
には、第2下面49に対して垂直に延びる第1挿通孔7
5と、第2下面49に対して平行に延びる第2挿通孔7
6とが鋼帯3の幅方向に間隔をあけて形成されている。
下ノズル部材44には、第3上面64に対して垂直に延
びる第3挿通孔77と、第3上面64に対して平行に延
びる第4挿通孔78とが鋼帯3の幅方向に間隔をあけて
形成されている。第1および第3挿通孔75,77は、
上ノズル部材43と下ノズル部材44とを組合わせた状
態で一直線上に存在する。
【0034】各第1および第3挿通孔75,77には、
固定ボルト79が挿通され、固定ナット80によって締
付けられる。これによって、上および下ノズル部材4
3,44は一体的に固定され、ノズル部材23が形成さ
れる。各第2および第4挿通孔76,78には、固定ボ
ルト81が挿通され、前記連結部材25にねじ止めされ
る。これによって、ノズル部材23は、連結部材25を
介してノズルヘッダ24に固定される。ノズル部材23
および連結部材25のノズルヘッダ24に対する取付け
位置は、前記ノズル噴射口67の平行部と、前記架台2
6の乗載面とが平行になるように設定される。
固定ボルト79が挿通され、固定ナット80によって締
付けられる。これによって、上および下ノズル部材4
3,44は一体的に固定され、ノズル部材23が形成さ
れる。各第2および第4挿通孔76,78には、固定ボ
ルト81が挿通され、前記連結部材25にねじ止めされ
る。これによって、ノズル部材23は、連結部材25を
介してノズルヘッダ24に固定される。ノズル部材23
および連結部材25のノズルヘッダ24に対する取付け
位置は、前記ノズル噴射口67の平行部と、前記架台2
6の乗載面とが平行になるように設定される。
【0035】本実施の形態では、第1吹払ノズル手段1
0は吹払用ガスを水平面に対して下向きに噴射し、第2
吹払ノズル手段11は吹払用ガスをほぼ水平に第1吹払
ノズル手段10の吹払用ガスよりも上方において鋼帯3
と衝突するように噴射する。このように吹払用ガスと鋼
帯3との衝突位置が第1吹払ノズル手段10と第2吹払
ノズル手段11とで異なるように構成されるのは次の理
由による。
0は吹払用ガスを水平面に対して下向きに噴射し、第2
吹払ノズル手段11は吹払用ガスをほぼ水平に第1吹払
ノズル手段10の吹払用ガスよりも上方において鋼帯3
と衝突するように噴射する。このように吹払用ガスと鋼
帯3との衝突位置が第1吹払ノズル手段10と第2吹払
ノズル手段11とで異なるように構成されるのは次の理
由による。
【0036】図12は、第1および第2吹払ノズル手段
10,11からの吹払用ガスの噴射状況を模式的に示す
図である。第1吹払ノズル手段10から噴射される吹払
用ガスは、水平面に対して下向きに噴射されるので、鋼
帯3の一方表面とP1点において衝突する。これに対し
て、第2吹払ノズル手段11から噴射される吹払用ガス
は、ほぼ水平に噴射されるので、P1点よりも上方のP
2点において鋼帯3の他方表面と衝突する。以後、第1
吹払ノズル手段10から噴射される吹払ガスの水平面に
対する噴射角度を第1噴射角度θ1と呼び、第2吹払ノ
ズル手段11から噴射される吹払用ガスの水平面に対す
る噴射角度を第2噴射角度θ2と呼ぶ。
10,11からの吹払用ガスの噴射状況を模式的に示す
図である。第1吹払ノズル手段10から噴射される吹払
用ガスは、水平面に対して下向きに噴射されるので、鋼
帯3の一方表面とP1点において衝突する。これに対し
て、第2吹払ノズル手段11から噴射される吹払用ガス
は、ほぼ水平に噴射されるので、P1点よりも上方のP
2点において鋼帯3の他方表面と衝突する。以後、第1
吹払ノズル手段10から噴射される吹払ガスの水平面に
対する噴射角度を第1噴射角度θ1と呼び、第2吹払ノ
ズル手段11から噴射される吹払用ガスの水平面に対す
る噴射角度を第2噴射角度θ2と呼ぶ。
【0037】このように第1および第2吹払ノズル手段
10,11から噴射される吹払用ガスは鋼帯3に対して
上下に段差をつけて噴射されるので、前述のように均一
な圧力分布を有する整流化された吹払用ガスが噴射され
ることと相俟って、鋼帯3の幅方向両端部よりも外方の
領域における吹払ガスの衝突が回避され、吹払用ガスの
干渉を防止することができる。これによって、鋼帯3の
両端部における吹払用ガスの絞り力の低下が防止され
る。したがって、前述のようにノズル噴射口67の間隙
分布が鋼帯3の幅方向両端部に向うほど大きくなり、ガ
ス流量が増大することと相俟ってエッジオーバコートの
発生を防止することができる。また、吹払用ガスの干渉
防止によって鋼帯3の両端部からのスプラッシュの発生
および巻上げが抑制されるので、スプラッシュによる鋼
帯3の表面品質の低下が防止され、表面が美麗な溶融A
lめっき鋼帯を製造することができる。
10,11から噴射される吹払用ガスは鋼帯3に対して
上下に段差をつけて噴射されるので、前述のように均一
な圧力分布を有する整流化された吹払用ガスが噴射され
ることと相俟って、鋼帯3の幅方向両端部よりも外方の
領域における吹払ガスの衝突が回避され、吹払用ガスの
干渉を防止することができる。これによって、鋼帯3の
両端部における吹払用ガスの絞り力の低下が防止され
る。したがって、前述のようにノズル噴射口67の間隙
分布が鋼帯3の幅方向両端部に向うほど大きくなり、ガ
ス流量が増大することと相俟ってエッジオーバコートの
発生を防止することができる。また、吹払用ガスの干渉
防止によって鋼帯3の両端部からのスプラッシュの発生
および巻上げが抑制されるので、スプラッシュによる鋼
帯3の表面品質の低下が防止され、表面が美麗な溶融A
lめっき鋼帯を製造することができる。
【0038】本実施の形態では、第2吹払ノズル手段1
1は鋼帯3の湾曲内面側に設けられることが好ましい。
これは次の理由による。前述のように第1吹払ノズル手
段10は水平面に対して下向きに吹払用ガスを噴射する
ので、図12に示すように鋼帯3に沿って下方に向う吹
払用ガスの下降流83の流量が第2吹払ノズル手段11
の吹払用ガスの下降流の流量よりも大きくなる。また第
1吹払ノズル手段10の吹払用ガスは、第2吹払ノズル
手段11の吹払用ガスよりも下方において鋼帯3と衝突
する。鋼帯3に付着しためっき層の温度はめっき浴に近
接するほど高くなるので、めっき浴側に向う下降流の流
量が大きいほど、かつ吹払用ガスと鋼帯3との衝突位置
が下方になるほどめっき層の吹払量は多くなる。したが
って、第1吹払ノズル手段10の絞り力の方が第2吹払
ノズル手段11の絞り力よりも大きくなる。
1は鋼帯3の湾曲内面側に設けられることが好ましい。
これは次の理由による。前述のように第1吹払ノズル手
段10は水平面に対して下向きに吹払用ガスを噴射する
ので、図12に示すように鋼帯3に沿って下方に向う吹
払用ガスの下降流83の流量が第2吹払ノズル手段11
の吹払用ガスの下降流の流量よりも大きくなる。また第
1吹払ノズル手段10の吹払用ガスは、第2吹払ノズル
手段11の吹払用ガスよりも下方において鋼帯3と衝突
する。鋼帯3に付着しためっき層の温度はめっき浴に近
接するほど高くなるので、めっき浴側に向う下降流の流
量が大きいほど、かつ吹払用ガスと鋼帯3との衝突位置
が下方になるほどめっき層の吹払量は多くなる。したが
って、第1吹払ノズル手段10の絞り力の方が第2吹払
ノズル手段11の絞り力よりも大きくなる。
【0039】第2吹払ノズル手段11を湾曲した鋼帯3
の内面側に設けると、第2吹払ノズル手段11と鋼帯3
の湾曲内面側の両端部との間隔が短くなる。これによっ
て、第2吹払ノズル手段11の湾曲内面側の両端部に対
する絞り力を高めることができるので、絞り力の大きい
第1吹払ノズル手段10によって下方で鋼帯3の湾曲外
面側の両端部からめっき層が吹払され、鋼帯3の湾曲内
面側の両端部に回り込んで付着しても、第2吹払ノズル
手段11によって上方で回り込んで付着したAl−Si
合金から成るスプラッシュを過剰なめっき層とともに充
分に吹払することができる。これに対して、第2吹払ノ
ズル手段11を湾曲した鋼帯3の湾曲外面側に設ける
と、第2吹払ノズル手段11と鋼帯3の湾曲外面側の両
端部との間隔が長くなるので、第2吹払ノズル手段11
の湾曲外面側の両端部に対する絞り力が低下し、前記回
り込んで付着したスプラッシュを過剰なめっき層ととも
に充分に吹払することができない。したがって、第2吹
払ノズル手段11を湾曲した鋼帯3の内面側に設ける方
が第2吹払ノズル手段11を湾曲した鋼帯3の外面側に
設けるよりも第1および第2吹払ノズル手段10,11
の総合的な絞り力を高くすることができる。
の内面側に設けると、第2吹払ノズル手段11と鋼帯3
の湾曲内面側の両端部との間隔が短くなる。これによっ
て、第2吹払ノズル手段11の湾曲内面側の両端部に対
する絞り力を高めることができるので、絞り力の大きい
第1吹払ノズル手段10によって下方で鋼帯3の湾曲外
面側の両端部からめっき層が吹払され、鋼帯3の湾曲内
面側の両端部に回り込んで付着しても、第2吹払ノズル
手段11によって上方で回り込んで付着したAl−Si
合金から成るスプラッシュを過剰なめっき層とともに充
分に吹払することができる。これに対して、第2吹払ノ
ズル手段11を湾曲した鋼帯3の湾曲外面側に設ける
と、第2吹払ノズル手段11と鋼帯3の湾曲外面側の両
端部との間隔が長くなるので、第2吹払ノズル手段11
の湾曲外面側の両端部に対する絞り力が低下し、前記回
り込んで付着したスプラッシュを過剰なめっき層ととも
に充分に吹払することができない。したがって、第2吹
払ノズル手段11を湾曲した鋼帯3の内面側に設ける方
が第2吹払ノズル手段11を湾曲した鋼帯3の外面側に
設けるよりも第1および第2吹払ノズル手段10,11
の総合的な絞り力を高くすることができる。
【0040】本実施の形態では、第1噴射角度θ1の目
標値が水平面より下向きに−8°≦θ1<0°に選ば
れ、第2噴射角度θ2の目標値が水平面に対して−2°
≦θ2≦2°に選ばれることが好ましい。第1噴射角度
θ1の目標値の上限値がこのように限定されるのは、こ
の上限値を超えると絞り力が低下してエッジオーバコー
トが発生しやすくなるからである。第1噴射角度θ1の
目標値の下限値が−8°に限定されるのは、水平面に対
して下向きの第1噴射角度θ1が下限値未満になると図
12に示すように吹払用ガスの下降流83による浴面か
らのスプラッシュ84の発生が激しくなり、スプラッシ
ュ84がノズル部材23および鋼帯3に付着しやすくな
るからである。ノズル部材23に付着した浴面からのス
プラッシュ84は、ノズル詰まりを発生させ、鋼帯3に
付着した浴面からのスプラッシュ84は鋼帯3の表面品
質を低下させる。
標値が水平面より下向きに−8°≦θ1<0°に選ば
れ、第2噴射角度θ2の目標値が水平面に対して−2°
≦θ2≦2°に選ばれることが好ましい。第1噴射角度
θ1の目標値の上限値がこのように限定されるのは、こ
の上限値を超えると絞り力が低下してエッジオーバコー
トが発生しやすくなるからである。第1噴射角度θ1の
目標値の下限値が−8°に限定されるのは、水平面に対
して下向きの第1噴射角度θ1が下限値未満になると図
12に示すように吹払用ガスの下降流83による浴面か
らのスプラッシュ84の発生が激しくなり、スプラッシ
ュ84がノズル部材23および鋼帯3に付着しやすくな
るからである。ノズル部材23に付着した浴面からのス
プラッシュ84は、ノズル詰まりを発生させ、鋼帯3に
付着した浴面からのスプラッシュ84は鋼帯3の表面品
質を低下させる。
【0041】第2噴射角度θ2の目標値の上限値が2°
に限定されるのは、第2噴射角度θ2が上限値を超える
と、エッジオーバコートが発生しやすくなるとともに、
吹払用ガスの上昇流85による鋼帯3の両端部からのス
プラッシュの巻上げが激しくなり、スプラッシュが鋼帯
3に付着しやすくなるからである。第2噴射角度θ2の
目標値の下限値が−2°に限定されるのは、下限値未満
では吹払用ガスの干渉が生じやすくなるからである。
に限定されるのは、第2噴射角度θ2が上限値を超える
と、エッジオーバコートが発生しやすくなるとともに、
吹払用ガスの上昇流85による鋼帯3の両端部からのス
プラッシュの巻上げが激しくなり、スプラッシュが鋼帯
3に付着しやすくなるからである。第2噴射角度θ2の
目標値の下限値が−2°に限定されるのは、下限値未満
では吹払用ガスの干渉が生じやすくなるからである。
【0042】図13は、図1に示すめっき付着量制御装
置1の電気的構成を示すブロック図である。前述のよう
に、めっき付着量制御装置1には指令手段19と制御手
段である処理回路20とが含まれる。指令手段19は、
溶融Alめっき設備の投入スケジュールに基づいてめっ
きすべき鋼帯3の目標めっき付着量を表す出力を導出す
る。処理回路20は、たとえばプロセスコンピュータで
あり、メモリ21を有する。メモリ21には、目標めっ
き付着量と第1および第2噴射角度の目標値との対応関
係が予め求められ、表として格納されている。第1およ
び第2噴射角度の目標値は、後述のようにして設定され
る。第1および第2角度検出器13,14は、第1およ
び第2噴射角度を検出してそれを表す出力を導出する。
付着量検出器17は、鋼帯3の幅方向中央部、一端部お
よび他端部における表裏合計のめっき付着量を検出して
それを表す出力を導出する。
置1の電気的構成を示すブロック図である。前述のよう
に、めっき付着量制御装置1には指令手段19と制御手
段である処理回路20とが含まれる。指令手段19は、
溶融Alめっき設備の投入スケジュールに基づいてめっ
きすべき鋼帯3の目標めっき付着量を表す出力を導出す
る。処理回路20は、たとえばプロセスコンピュータで
あり、メモリ21を有する。メモリ21には、目標めっ
き付着量と第1および第2噴射角度の目標値との対応関
係が予め求められ、表として格納されている。第1およ
び第2噴射角度の目標値は、後述のようにして設定され
る。第1および第2角度検出器13,14は、第1およ
び第2噴射角度を検出してそれを表す出力を導出する。
付着量検出器17は、鋼帯3の幅方向中央部、一端部お
よび他端部における表裏合計のめっき付着量を検出して
それを表す出力を導出する。
【0043】処理回路20は、指令手段19の出力に応
答し、指令された目標めっき付着量に対応する第1およ
び第2噴射角度の目標値を前記対応関係から求め、第1
および第2角度検出器13,14の出力に応答し、第1
および第2噴射角度の検出値が前記求めた目標値になる
ように第1および第2駆動手段15,16をそれぞれ制
御し、さらに付着量検出器17の出力に応答し、後述の
ように鋼帯3の幅方向の付着量分布を求め、前記求めた
付着量分布が予め定める目標付着量分布になるように第
1および第2駆動手段15,16を制御する。
答し、指令された目標めっき付着量に対応する第1およ
び第2噴射角度の目標値を前記対応関係から求め、第1
および第2角度検出器13,14の出力に応答し、第1
および第2噴射角度の検出値が前記求めた目標値になる
ように第1および第2駆動手段15,16をそれぞれ制
御し、さらに付着量検出器17の出力に応答し、後述の
ように鋼帯3の幅方向の付着量分布を求め、前記求めた
付着量分布が予め定める目標付着量分布になるように第
1および第2駆動手段15,16を制御する。
【0044】次に前記第1および第2噴射角度の目標値
の設定方法を説明する。連続溶融Alめっき設備におい
て、両面付着量を40〜300g/m2の範囲に変化さ
せるとともに、各両面付着量毎に、第1および第2噴射
角度を変化させて溶融Alめっきの試験製造を行い、実
績めっき付着量を鋼帯3の幅方向中央部、一端部および
他端部においてそれぞれ検出して幅方向のめっき付着量
分布を求め、前記求めた付着量分布を予め定める目標付
着量分布と比較し、目標付着量分布を実現することので
きる第1および第2噴射角度をその目標値として設定し
た。前記付着量分布は、付着量偏差δによって表され
る。付着量偏差δは幅方向中央部、一端部および他端部
の付着量をそれぞれC,W,Dとすると1式によって表
される。したがって、エッジオーバコートの発生しない
目標付着量分布を設定するには、目標付着量偏差δを正
の値に設定すればよい。
の設定方法を説明する。連続溶融Alめっき設備におい
て、両面付着量を40〜300g/m2の範囲に変化さ
せるとともに、各両面付着量毎に、第1および第2噴射
角度を変化させて溶融Alめっきの試験製造を行い、実
績めっき付着量を鋼帯3の幅方向中央部、一端部および
他端部においてそれぞれ検出して幅方向のめっき付着量
分布を求め、前記求めた付着量分布を予め定める目標付
着量分布と比較し、目標付着量分布を実現することので
きる第1および第2噴射角度をその目標値として設定し
た。前記付着量分布は、付着量偏差δによって表され
る。付着量偏差δは幅方向中央部、一端部および他端部
の付着量をそれぞれC,W,Dとすると1式によって表
される。したがって、エッジオーバコートの発生しない
目標付着量分布を設定するには、目標付着量偏差δを正
の値に設定すればよい。
【0045】 δ=C−(W+D)/2 …(1) 第1および第2噴射角度の目標値の設定方法をさらに具
体的な数値に基づいて説明する。たとえば、目標付着量
120g/m2および目標付着量偏差30g/m2の溶融
Alめっき鋼帯を表1に示すような第1および第2噴射
角度の組合わせで試験製造し、表1に示すような付着量
分布および付着量偏差が得られたときには、目標付着量
偏差30g/m2を満たす試験番号2の第1および第2
噴射角度3°,0°が第1および第2噴射角度の目標値
としてそれぞれ設定される。
体的な数値に基づいて説明する。たとえば、目標付着量
120g/m2および目標付着量偏差30g/m2の溶融
Alめっき鋼帯を表1に示すような第1および第2噴射
角度の組合わせで試験製造し、表1に示すような付着量
分布および付着量偏差が得られたときには、目標付着量
偏差30g/m2を満たす試験番号2の第1および第2
噴射角度3°,0°が第1および第2噴射角度の目標値
としてそれぞれ設定される。
【0046】
【表1】
【0047】このように目標付着量偏差を予め定める正
の値に設定することによってエッジオーバコートを防止
できるばかりでなく、希望する付着量分布になるように
第1および第2噴射角度の目標値を設定することができ
る。設定された第1および第2噴射角度の目標値は対応
する目標付着量とともにメモリ21に格納される。また
付着量偏差の目標値も目標付着量に対応してメモリ21
に格納される。
の値に設定することによってエッジオーバコートを防止
できるばかりでなく、希望する付着量分布になるように
第1および第2噴射角度の目標値を設定することができ
る。設定された第1および第2噴射角度の目標値は対応
する目標付着量とともにメモリ21に格納される。また
付着量偏差の目標値も目標付着量に対応してメモリ21
に格納される。
【0048】図14は、図13に示す処理回路20の動
作を説明するためのフローチャートである。図14を参
照して本発明に係るめっき付着量の制御方法を説明す
る。処理回路20は、鋼帯3の付着量変更点がめっき浴
に到達した時点から制御を開始する。ステップa1で
は、目標付着量および目標付着量偏差の設定が行われ
る。目標付着量は、指令手段19の出力に基づいて設定
され、目標付着量偏差は目標付着量に対応してメモリ2
1から取込まれる。目標付着量偏差は前述のように正の
値に設定される。ステップa2では、第1および第2噴
射角度θ1,θ2の目標値の設定が行われる。これは、
メモリ21に格納されている前記対応関係に基づいて前
記設定した目標付着量に対応する第1および第2噴射角
度θ1,θ2の目標値を求めることによって行われる。
作を説明するためのフローチャートである。図14を参
照して本発明に係るめっき付着量の制御方法を説明す
る。処理回路20は、鋼帯3の付着量変更点がめっき浴
に到達した時点から制御を開始する。ステップa1で
は、目標付着量および目標付着量偏差の設定が行われ
る。目標付着量は、指令手段19の出力に基づいて設定
され、目標付着量偏差は目標付着量に対応してメモリ2
1から取込まれる。目標付着量偏差は前述のように正の
値に設定される。ステップa2では、第1および第2噴
射角度θ1,θ2の目標値の設定が行われる。これは、
メモリ21に格納されている前記対応関係に基づいて前
記設定した目標付着量に対応する第1および第2噴射角
度θ1,θ2の目標値を求めることによって行われる。
【0049】ステップa3では、第1および第2噴射角
度θ1,θ2の測定が第1および第2角度検出器13,
14によって行われる。ステップa4では、第1および
第2噴射角度の検出値が前記設定した目標値と一致して
いるか否かが判断される。この判断が否定であれば、ス
テップa5に進む。ステップa5では、角度変更が行わ
れる。この処理は、第1および第2噴射角度の検出値と
目標値との差を零とするように第1および第2駆動手段
15,16を駆動することによって行われる。ステップ
a5の処理後、再びステップa3に戻る。このステップ
a3からステップa4,a5を経て再びステップa3に
戻る処理は、ステップa4の判断が肯定になるまで繰返
して行われる。ステップa4の判断が肯定であればステ
ップa6に進む。
度θ1,θ2の測定が第1および第2角度検出器13,
14によって行われる。ステップa4では、第1および
第2噴射角度の検出値が前記設定した目標値と一致して
いるか否かが判断される。この判断が否定であれば、ス
テップa5に進む。ステップa5では、角度変更が行わ
れる。この処理は、第1および第2噴射角度の検出値と
目標値との差を零とするように第1および第2駆動手段
15,16を駆動することによって行われる。ステップ
a5の処理後、再びステップa3に戻る。このステップ
a3からステップa4,a5を経て再びステップa3に
戻る処理は、ステップa4の判断が肯定になるまで繰返
して行われる。ステップa4の判断が肯定であればステ
ップa6に進む。
【0050】ステップa6では、付着量の測定が行われ
る。付着量の測定は、鋼帯3の幅方向中央部、一端部お
よび他端部においてそれぞれ行われ、各位置における表
裏合計付着量が測定される。ステップa7では、付着量
偏差δの算出が行われる。この演算は、前記1式に基づ
いて行われる。
る。付着量の測定は、鋼帯3の幅方向中央部、一端部お
よび他端部においてそれぞれ行われ、各位置における表
裏合計付着量が測定される。ステップa7では、付着量
偏差δの算出が行われる。この演算は、前記1式に基づ
いて行われる。
【0051】ステップa8では、前記求めた付着量偏差
δが目標付着量偏差と一致しているか否かが判断され
る。この判断が肯定であれば、再びステップa6に戻
り、ステップa6〜a8の処理が行われる。ステップa
8における判断が否定であれば、ステップa9に進む。
ステップa9では、角度変更が行われる。この処理は、
前記求めた付着量偏差δが目標付着量偏差よりも大きい
ときには、第1噴射角度θ1を小さくすることによって
行われ、前記求めた付着量偏差δが目標付着量偏差より
も小さいときには、第1噴射角度θ1を大きくすること
によって行われる。ステップa9の角度変更が終了する
と、再度ステップa6に戻り、ステップa6〜a8の処
理が行われる。このステップa6〜a8を経て再びステ
ップa6に戻る処理、あるいはステップa6〜a9を経
て再びステップa6に戻る処理は、鋼帯3の新たな付着
量変更点がめっき浴に到達するまで繰返される。
δが目標付着量偏差と一致しているか否かが判断され
る。この判断が肯定であれば、再びステップa6に戻
り、ステップa6〜a8の処理が行われる。ステップa
8における判断が否定であれば、ステップa9に進む。
ステップa9では、角度変更が行われる。この処理は、
前記求めた付着量偏差δが目標付着量偏差よりも大きい
ときには、第1噴射角度θ1を小さくすることによって
行われ、前記求めた付着量偏差δが目標付着量偏差より
も小さいときには、第1噴射角度θ1を大きくすること
によって行われる。ステップa9の角度変更が終了する
と、再度ステップa6に戻り、ステップa6〜a8の処
理が行われる。このステップa6〜a8を経て再びステ
ップa6に戻る処理、あるいはステップa6〜a9を経
て再びステップa6に戻る処理は、鋼帯3の新たな付着
量変更点がめっき浴に到達するまで繰返される。
【0052】このように、めっき付着量制御が試験製造
によって予め設定された第1および第2噴射角度の目標
値と、第1および第2噴射角度の実績値とを対比するこ
とによって行われ、さらに予め設定された鋼帯3の幅方
向の付着量分布の目標値と幅方向の付着量分布の実績値
とを対比することによって行われるので、エッジオーバ
コートを防止できるばかりでなく、鋼帯3の幅方向の付
着量分布を希望する付着量分布になるように精度よく制
御することができる。また、第1および第2噴射角度の
目標値がエッジオーバコートの防止とともにスプラッシ
ュの発生防止を考慮して設定されているので、表面品質
の優れた溶融Alめっき鋼帯を製造することができる。
によって予め設定された第1および第2噴射角度の目標
値と、第1および第2噴射角度の実績値とを対比するこ
とによって行われ、さらに予め設定された鋼帯3の幅方
向の付着量分布の目標値と幅方向の付着量分布の実績値
とを対比することによって行われるので、エッジオーバ
コートを防止できるばかりでなく、鋼帯3の幅方向の付
着量分布を希望する付着量分布になるように精度よく制
御することができる。また、第1および第2噴射角度の
目標値がエッジオーバコートの防止とともにスプラッシ
ュの発生防止を考慮して設定されているので、表面品質
の優れた溶融Alめっき鋼帯を製造することができる。
【0053】以上述べたように、本実施の形態では、エ
ッジオーバコートが防止できるとともに、鋼帯3の幅方
向の付着量分布を希望する付着量分布に制御することが
できるように構成されているけれども、付着量分布を制
御する必要のないときには、めっき付着量検出器17の
出力を用いないでエッジオーバコートの防止を行うよう
にしてもよい。また第1および第2噴射角度の実績値に
基づいて付着量制御が行われているけれども、噴射角度
の測定を行わないで制御を行うように構成してもよい。
ッジオーバコートが防止できるとともに、鋼帯3の幅方
向の付着量分布を希望する付着量分布に制御することが
できるように構成されているけれども、付着量分布を制
御する必要のないときには、めっき付着量検出器17の
出力を用いないでエッジオーバコートの防止を行うよう
にしてもよい。また第1および第2噴射角度の実績値に
基づいて付着量制御が行われているけれども、噴射角度
の測定を行わないで制御を行うように構成してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の本発明によ
れば、第1および第2吹払ノズル手段から噴射される吹
払用ガスが第1吹払ノズル手段から噴射される吹払用ガ
スよりも上方で金属帯に衝突するので、金属帯の幅方向
両端部外方における噴射ガスの衝突を回避することがで
き、噴射ガスの干渉を防止することができる。これによ
って金属帯の幅方向両端部における吹払用ガスの絞り力
の低下が防止されるので、エッジオーバコートの発生を
防止することができる。
れば、第1および第2吹払ノズル手段から噴射される吹
払用ガスが第1吹払ノズル手段から噴射される吹払用ガ
スよりも上方で金属帯に衝突するので、金属帯の幅方向
両端部外方における噴射ガスの衝突を回避することがで
き、噴射ガスの干渉を防止することができる。これによ
って金属帯の幅方向両端部における吹払用ガスの絞り力
の低下が防止されるので、エッジオーバコートの発生を
防止することができる。
【0055】また請求項2記載の本発明によれば、金属
帯の幅方向中央部と両端部とのめっき付着量の付着量偏
差を予め定める正の値にするための第1および第2噴射
角度の目標値が目標めっき付着量に応じて求められ、第
1および第2噴射角度の検出値が前記求めた目標値にな
るように制御されるので、エッジオーバコートの発生を
防止することができるばかりでなく、金属帯の幅方向の
めっき付着量分布を希望するめっき付着量分布に一致さ
せることができる。
帯の幅方向中央部と両端部とのめっき付着量の付着量偏
差を予め定める正の値にするための第1および第2噴射
角度の目標値が目標めっき付着量に応じて求められ、第
1および第2噴射角度の検出値が前記求めた目標値にな
るように制御されるので、エッジオーバコートの発生を
防止することができるばかりでなく、金属帯の幅方向の
めっき付着量分布を希望するめっき付着量分布に一致さ
せることができる。
【0056】また請求項3記載の本発明によれば、水平
面よりも下向きの角度である第1噴射角度θ1の目標値
の下限値が充分に大きい値に設定されるので、めっき浴
の浴面からのスプラッシュの発生を防止することができ
る。これによってスプラッシュに起因する表面欠陥の発
生を防止することができるとともにノズル詰まりの発生
を防止することができる。
面よりも下向きの角度である第1噴射角度θ1の目標値
の下限値が充分に大きい値に設定されるので、めっき浴
の浴面からのスプラッシュの発生を防止することができ
る。これによってスプラッシュに起因する表面欠陥の発
生を防止することができるとともにノズル詰まりの発生
を防止することができる。
【0057】また請求項4記載の本発明によれば、金属
帯の幅方向中央部の付着量と、幅方向一端部および他端
部の平均付着量との付着量偏差が予め定める正の値にな
るように第1および第2噴射角度が調整されるので、第
1および第2噴射角度の目標値の設定精度が不充分であ
っても幅方向の付着量分布を希望する付着量分布になる
ように精度よく制御することができる。
帯の幅方向中央部の付着量と、幅方向一端部および他端
部の平均付着量との付着量偏差が予め定める正の値にな
るように第1および第2噴射角度が調整されるので、第
1および第2噴射角度の目標値の設定精度が不充分であ
っても幅方向の付着量分布を希望する付着量分布になる
ように精度よく制御することができる。
【0058】また請求項5記載の本発明によれば、第2
吹払ノズル手段は湾曲した金属帯の内面側に設けられる
ので、第2吹払ノズル手段と金属帯の湾曲内面側の両端
部との間隔を短くすることができる。これによって第2
吹払ノズル手段の絞り力を高めることができるので、第
1吹払ノズル手段によって吹払されためっき金属が金属
帯の湾曲内面側の両端部に回り込んで付着しても、第2
吹払ノズル手段によって充分に吹払することができる。
したがって、第2吹払ノズル手段を湾曲した金属帯の外
面側に設けるよりも第1および第2吹払ノズル手段の総
合的な絞り力を高くすることができる。
吹払ノズル手段は湾曲した金属帯の内面側に設けられる
ので、第2吹払ノズル手段と金属帯の湾曲内面側の両端
部との間隔を短くすることができる。これによって第2
吹払ノズル手段の絞り力を高めることができるので、第
1吹払ノズル手段によって吹払されためっき金属が金属
帯の湾曲内面側の両端部に回り込んで付着しても、第2
吹払ノズル手段によって充分に吹払することができる。
したがって、第2吹払ノズル手段を湾曲した金属帯の外
面側に設けるよりも第1および第2吹払ノズル手段の総
合的な絞り力を高くすることができる。
【図1】本発明の実施の一形態であるめっき付着量制御
装置1の構成を簡略化して示す系統図である。
装置1の構成を簡略化して示す系統図である。
【図2】図1の切断面線II−IIから見た平面断面図
である。
である。
【図3】図1に示す第1吹払ノズル手段10の構成を簡
略化して示す斜視図である。
略化して示す斜視図である。
【図4】図1に示す第1および第2吹払ノズル手段1
0,11の周辺の構成を簡略化して示す正面図である。
0,11の周辺の構成を簡略化して示す正面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】図1に示す第2駆動手段16の構成を簡略化し
て示す正面図である。
て示す正面図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】図3に示すノズル部材23の構成を簡略化して
示す平面図である。
示す平面図である。
【図10】図9の切断面線X−Xから見た断面図であ
る。
る。
【図11】鋼帯3側から見たノズル噴射口67の形状を
示す正面図である。
示す正面図である。
【図12】第1および第2吹払ノズル手段10,11か
らの吹払用ガスの噴射状況を模式的に示す図である。
らの吹払用ガスの噴射状況を模式的に示す図である。
【図13】図1に示すめっき付着量制御装置1の電気的
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示す処理回路20の動作を説明する
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
1 めっき付着量制御装置 10 第1吹払ノズル手段 11 第2吹払ノズル手段 13 第1角度検出器 14 第2角度検出器 15 第1駆動手段 16 第2駆動手段 17 付着量検出器 23 ノズル部材 24 ノズルヘッダ 25 連結部材 26 架台 67 ノズル噴射口 70 整流棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中溝 浩行 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株式 会社堺製造所内 Fターム(参考) 4K027 AA02 AA05 AA22 AB14 AB15 AB48 AC32 AC52 AD22 AE24
Claims (5)
- 【請求項1】 溶融めっき金属の浴面上方で、浴中を通
過してほぼ鉛直上方に搬送される金属帯の一方表面から
間隔をあけて設けられ、金属帯の幅方向に延びる水平軸
線まわりに角変位可能な第1吹払ノズル手段であって、
吹払用ガスを水平面に対して下向きに金属帯の一方表面
に向って噴射し、金属帯にめっきされた過剰なめっき金
属を吹払する第1吹払ノズル手段と、 金属帯の他方表面から間隔をあけて第1吹払ノズル手段
と対向して設けられ、金属帯の幅方向に延びる水平軸線
まわりに角変位可能な第2吹払ノズル手段であって、吹
払用ガスをほぼ水平に第1吹払ノズル手段の吹払用ガス
よりも上方において金属帯の他方表面に衝突するように
噴射し、金属帯にめっきされた過剰なめっき金属を吹払
する第2吹払ノズル手段とを含むことを特徴とするめっ
き付着量制御装置。 - 【請求項2】 第1および第2吹払ノズル手段から噴射
されるガス流と水平面との成す第1および第2噴射角度
をそれぞれ検出する第1および第2角度検出器と、 めっきすべき金属帯の目標めっき付着量を指令する指令
手段と、 第1および第2吹払ノズル手段を水平軸線まわりに角変
位駆動する第1および第2駆動手段と、 指令手段の出力に応答し、金属帯の幅方向中央部と両端
部とのめっき付着量の偏差を予め定める正の値にするた
めの第1および第2噴射角度の目標値を、前記目標めっ
き付着量に対応して求め、第1および第2角度検出器の
出力に応答し、第1および第2噴射角度の検出値が前記
求めた目標値になるように第1および第2駆動手段をそ
れぞれ制御する制御手段とを含むことを特徴とする請求
項1記載のめっき付着量制御装置。 - 【請求項3】 第1噴射角度θ1の目標値が水平面より
下向きに−8°≦θ1<0°に選ばれ、かつ第2噴射角
度θ2の目標値が水平面に対して−2°≦θ2≦2°に
選ばれることを特徴とする請求項2記載のめっき付着量
制御装置。 - 【請求項4】 第1および第2吹払ノズル手段よりも金
属帯の走行方向下流側に設けられ、金属帯に付着しため
っき金属の付着量を金属帯の幅方向一端部、中央部、他
端部においてそれぞれ検出する付着量検出器を含み、 制御手段は、付着量検出器の出力に応答し、金属帯の幅
方向中央部の付着量と金属帯の幅方向一端部および他端
部の平均付着量との付着量偏差を求め、前記求めた付着
量偏差が予め定める正の値になるように第1および第2
駆動手段を制御して第1および第2噴射角度を調整する
ことを特徴とする請求項2または3に記載のめっき付着
量制御装置。 - 【請求項5】 溶融めっき金属浴から上方に引上げられ
た金属帯は、幅方向にわずかに湾曲しており、第2吹払
ノズル手段は金属帯の湾曲内面側に設けられることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のめっき付着量
制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000096323A JP2001279415A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | めっき付着量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000096323A JP2001279415A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | めっき付着量制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001279415A true JP2001279415A (ja) | 2001-10-10 |
Family
ID=18611107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000096323A Withdrawn JP2001279415A (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | めっき付着量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001279415A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018012132A1 (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法及び連続溶融金属めっき設備 |
| JP2018145527A (ja) * | 2018-05-25 | 2018-09-20 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000096323A patent/JP2001279415A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018012132A1 (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法及び連続溶融金属めっき設備 |
| JP2018009220A (ja) * | 2016-07-13 | 2018-01-18 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法及び連続溶融金属めっき設備 |
| CN109477198A (zh) * | 2016-07-13 | 2019-03-15 | 杰富意钢铁株式会社 | 熔融金属镀覆钢带的制造方法以及连续熔融金属镀覆设备 |
| US11104983B2 (en) | 2016-07-13 | 2021-08-31 | Jfe Steel Corporation | Method of producing hot-dip metal coated steel strip and continuous hot-dip metal coating apparatus |
| JP2018145527A (ja) * | 2018-05-25 | 2018-09-20 | Jfeスチール株式会社 | 溶融金属めっき鋼帯の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |