JP2001274641A - 差動増幅器及びこれを用いたフィルタ回路 - Google Patents
差動増幅器及びこれを用いたフィルタ回路Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】広い線形範囲と高い同相除去比を有しながら、
直線性が良く、高周波特性に優れ、回路規模が小さく、
消費電流が少ない差動増幅器を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】同じ導電型の第1のMOSトランジスタM
41のソースと第2のMOSトランジスタM42のソースと
第3のMOSトランジスタM43のドレインを互いに接続
し、一端が電源またはグランドに接続された電流源Ib
の他端を第1のMOSトランジスタのドレインと第3の
MOSトランジスタのゲートに接続し、第3のMOSト
ランジスタのソースは電源またはグランドに接続し、第
1のMOSトランジスタのゲートと第2のMOSトラン
ジスタのゲートに差動入力信号Vin1、Vin2を供給し、
第2のMOSトランジスタのドレインより出力を得るこ
とを特徴としている。
直線性が良く、高周波特性に優れ、回路規模が小さく、
消費電流が少ない差動増幅器を提供することを目的とし
ている。 【解決手段】同じ導電型の第1のMOSトランジスタM
41のソースと第2のMOSトランジスタM42のソースと
第3のMOSトランジスタM43のドレインを互いに接続
し、一端が電源またはグランドに接続された電流源Ib
の他端を第1のMOSトランジスタのドレインと第3の
MOSトランジスタのゲートに接続し、第3のMOSト
ランジスタのソースは電源またはグランドに接続し、第
1のMOSトランジスタのゲートと第2のMOSトラン
ジスタのゲートに差動入力信号Vin1、Vin2を供給し、
第2のMOSトランジスタのドレインより出力を得るこ
とを特徴としている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MOS型半導体集
積回路においてアナログ信号処理を行う場合の基本とな
る差動増幅器、及びこの差動増幅器をトランスコンダク
タンス回路として用いたフィルタ回路に関するものであ
る。
積回路においてアナログ信号処理を行う場合の基本とな
る差動増幅器、及びこの差動増幅器をトランスコンダク
タンス回路として用いたフィルタ回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アナログ信号を高品位に処理するのに
は、回路を線形動作させることが必須である。ところ
が、一般的にCMOS回路は線形性の良いアナログ回路
の実現が難しい。これは、MOSトランジスタがバイポ
ーラトランジスタと比べてgm(トランスコンダクタン
ス)が低いために、抵抗を用いて線形範囲を拡大させる
手法が有効でないこと、またMOSトランジスタ自身が
通常の動作領域で2乗特性を有することに起因する。そ
こでMOSトランジスタ自身の持つ2乗特性を逆に利用
して線形動作範囲の広い増幅回路を実現するような手法
が提案されている。
は、回路を線形動作させることが必須である。ところ
が、一般的にCMOS回路は線形性の良いアナログ回路
の実現が難しい。これは、MOSトランジスタがバイポ
ーラトランジスタと比べてgm(トランスコンダクタン
ス)が低いために、抵抗を用いて線形範囲を拡大させる
手法が有効でないこと、またMOSトランジスタ自身が
通常の動作領域で2乗特性を有することに起因する。そ
こでMOSトランジスタ自身の持つ2乗特性を逆に利用
して線形動作範囲の広い増幅回路を実現するような手法
が提案されている。
【0003】この手法の基本的なものが、例えば特開平
10−65461号に提案されている。この原理図を図
21に示す。この回路はソースを接地したペアMOSト
ランジスタM1、M2から成る。この回路に完全差動信号
を入力した場合を考える。両トランジスタM1、M2はい
ずれも飽和領域(ピンチオフ領域)で動作しているもの
とし、説明を簡単化するために短チャネル効果は考慮し
ない。この時、各MOSトランジスタM1、M2の特性は
主要なパラメータであるkとVthの値を用いて、 I=(k/2)(VGS−Vth)2 …(1) と表わすことができる。ここでIはドレイン電流、VGS
はゲート・ソース間電圧、Vthはトランジスタ固有の閾
値電圧、kはゲート幅をW、ゲート長をL、ゲート容量
をCox、チャネルのキャリア移動度をμとして「μCox
W/L」で表わされる定数である。これを用いて、トラ
ンジスタM1とM2の動作の記述式は次のように表わせ
る。
10−65461号に提案されている。この原理図を図
21に示す。この回路はソースを接地したペアMOSト
ランジスタM1、M2から成る。この回路に完全差動信号
を入力した場合を考える。両トランジスタM1、M2はい
ずれも飽和領域(ピンチオフ領域)で動作しているもの
とし、説明を簡単化するために短チャネル効果は考慮し
ない。この時、各MOSトランジスタM1、M2の特性は
主要なパラメータであるkとVthの値を用いて、 I=(k/2)(VGS−Vth)2 …(1) と表わすことができる。ここでIはドレイン電流、VGS
はゲート・ソース間電圧、Vthはトランジスタ固有の閾
値電圧、kはゲート幅をW、ゲート長をL、ゲート容量
をCox、チャネルのキャリア移動度をμとして「μCox
W/L」で表わされる定数である。これを用いて、トラ
ンジスタM1とM2の動作の記述式は次のように表わせ
る。
【0004】 M1:Iout+=(k/2)(VGS1−Vth)2 …(2) M2:Iout-=(k/2)(VGS2−Vth)2 …(3) ここで、(2)式−(3)式を計算すると Iout+−Iout-=(k/2)(VGS1+VGS2−2Vth)(VGS1−VGS2) =k(VB−Vth)Vin …(4) となる。ただし、VGS1、VGS2はそれぞれMOSトラン
ジスタM1、M2のゲート・ソース間電圧、Vinは入力信
号(差動入力電圧)、VBは入力信号の中点電圧であ
る。また、入力信号は完全差動信号と仮定しているの
で、「VGS1+VGS2=2VB=一定」という関係を用い
た。
ジスタM1、M2のゲート・ソース間電圧、Vinは入力信
号(差動入力電圧)、VBは入力信号の中点電圧であ
る。また、入力信号は完全差動信号と仮定しているの
で、「VGS1+VGS2=2VB=一定」という関係を用い
た。
【0005】(4)式において「k(VB−Vth)」は
定数なので、出力の差電流は入力電圧に完全に比例す
る、ということがわかる。つまり出力を差電流で取り出
せば、入出力特性としては完全な線形特性が実現できそ
の範囲も広い。実際にもトランジスタM1とM2が飽和領
域を維持できるような、入力条件いっぱいまで線形範囲
を広げることができる。
定数なので、出力の差電流は入力電圧に完全に比例す
る、ということがわかる。つまり出力を差電流で取り出
せば、入出力特性としては完全な線形特性が実現できそ
の範囲も広い。実際にもトランジスタM1とM2が飽和領
域を維持できるような、入力条件いっぱいまで線形範囲
を広げることができる。
【0006】アナログ信号を高精度で処理するためのも
う一つの必要条件として、差動回路は同相除去能力が高
くなければならない。図21に示した回路は差動動作を
するが、同相ゲインは明らかに単独のソース接地MOS
トランジスタの電圧利得に等しく非常に高い。言い換え
れば、同相除去能力は低い。よって、入力信号が同相分
を全く含まないような場合なら問題ないが、入力信号に
同相分を含んでいる場合はそれがそのまま増幅されて出
力に現れる。従って、図21に示したような回路のまま
では、同相除去能力が低いために用途が限られてしま
う。
う一つの必要条件として、差動回路は同相除去能力が高
くなければならない。図21に示した回路は差動動作を
するが、同相ゲインは明らかに単独のソース接地MOS
トランジスタの電圧利得に等しく非常に高い。言い換え
れば、同相除去能力は低い。よって、入力信号が同相分
を全く含まないような場合なら問題ないが、入力信号に
同相分を含んでいる場合はそれがそのまま増幅されて出
力に現れる。従って、図21に示したような回路のまま
では、同相除去能力が低いために用途が限られてしま
う。
【0007】そこで、線形範囲を広くとれるという特徴
を維持しつつ、高い同相除去能力を持つ回路方式が特開
平8−32372号(第2638492号)に提案され
ている。この公報に記載されている回路を図22に示
す。回路に高い同相除去能力を持たせるには、入力部を
差動回路で構成するのが一般的な手法である。図22に
示す従来回路では、入力部をMOSトランジスタM11と
M12、MOSトランジスタM13とM14の2組の差動回路
で構成し、それぞれのソース結合端を電流源10、11でバ
イアスすることによってこれを実現している。
を維持しつつ、高い同相除去能力を持つ回路方式が特開
平8−32372号(第2638492号)に提案され
ている。この公報に記載されている回路を図22に示
す。回路に高い同相除去能力を持たせるには、入力部を
差動回路で構成するのが一般的な手法である。図22に
示す従来回路では、入力部をMOSトランジスタM11と
M12、MOSトランジスタM13とM14の2組の差動回路
で構成し、それぞれのソース結合端を電流源10、11でバ
イアスすることによってこれを実現している。
【0008】ところが、通常このように構成すると、入
力信号電圧V1はMOSトランジスタM11とM12、MO
SトランジスタM13とM14にそれぞれゲート・ソース間
電圧の変化分として分配されるが、その分配の比率が入
力信号電圧V1によってダイナミックに変化するため、
それぞれのドレイン電流からは入力に対する線形出力が
取り出せない。このため、図21に示した回路のような
線形化の手法が適用できない。
力信号電圧V1はMOSトランジスタM11とM12、MO
SトランジスタM13とM14にそれぞれゲート・ソース間
電圧の変化分として分配されるが、その分配の比率が入
力信号電圧V1によってダイナミックに変化するため、
それぞれのドレイン電流からは入力に対する線形出力が
取り出せない。このため、図21に示した回路のような
線形化の手法が適用できない。
【0009】そこで、この解決法として、図22の例で
は、MOSトランジスタM12のドレイン電流をMOSト
ランジスタM15とM16で構成されるカレントミラー回
路、およびMOSトランジスタM18とM17で構成される
カレントミラー回路の2つのカレントミラー回路で折り
返して電流源10に加算している。また、MOSトランジ
スタM13のドレイン電流もMOSトランジスタM20とM
21で構成されるカレントミラー回路、およびMOSトラ
ンジスタM23とM22で構成されるカレントミラー回路で
折り返して電流源11に加算している。
は、MOSトランジスタM12のドレイン電流をMOSト
ランジスタM15とM16で構成されるカレントミラー回
路、およびMOSトランジスタM18とM17で構成される
カレントミラー回路の2つのカレントミラー回路で折り
返して電流源10に加算している。また、MOSトランジ
スタM13のドレイン電流もMOSトランジスタM20とM
21で構成されるカレントミラー回路、およびMOSトラ
ンジスタM23とM22で構成されるカレントミラー回路で
折り返して電流源11に加算している。
【0010】このように構成すると、MOSトランジス
タM12のドレイン電流は、信号変動分も含めて全てMO
SトランジスタM17から供給を受けることになるため、
MOSトランジスタM11を流れる電流は定電流I0とな
る。同様にMOSトランジスタM13のドレイン電流は、
信号変動分も含めて全てMOSトランジスタM22から供
給を受けることになるため、MOSトランジスタM14を
流れる電流は定電流I0となる。この結果、MOSトラ
ンジスタM11のゲート・ソース間電圧は、定電流I0だ
けに依存し、入力信号電圧V1には無関係な定電圧とな
り、MOSトランジスタM14のゲート・ソース間電圧は
定電流I0だけに依存し、入力信号電圧V1には無関係
な定電圧となる。
タM12のドレイン電流は、信号変動分も含めて全てMO
SトランジスタM17から供給を受けることになるため、
MOSトランジスタM11を流れる電流は定電流I0とな
る。同様にMOSトランジスタM13のドレイン電流は、
信号変動分も含めて全てMOSトランジスタM22から供
給を受けることになるため、MOSトランジスタM14を
流れる電流は定電流I0となる。この結果、MOSトラ
ンジスタM11のゲート・ソース間電圧は、定電流I0だ
けに依存し、入力信号電圧V1には無関係な定電圧とな
り、MOSトランジスタM14のゲート・ソース間電圧は
定電流I0だけに依存し、入力信号電圧V1には無関係
な定電圧となる。
【0011】したがって、入力信号電圧V1は、全てM
OSトランジスタM12のゲート・ソース間、およびMO
SトランジスタM13のゲート・ソース間に加わる。MO
SトランジスタM11からM14までの各トランジスタのゲ
ート・ソース間にかかる電圧を式で表わすと、 M11:I0=(k/2)(VGS11−Vth)2 …(5) M12:Id12=(k/2)(VGS11−V1−Vth)2 …(6) M13:Id13=(k/2)(VGS14+V1−Vth)2 …(7) M14:I0=(k/2)(VGS14−Vth)2 …(8) となる。ここで、Id12、Id13はそれぞれMOSトラン
ジスタM12、M13のドレイン電流である。
OSトランジスタM12のゲート・ソース間、およびMO
SトランジスタM13のゲート・ソース間に加わる。MO
SトランジスタM11からM14までの各トランジスタのゲ
ート・ソース間にかかる電圧を式で表わすと、 M11:I0=(k/2)(VGS11−Vth)2 …(5) M12:Id12=(k/2)(VGS11−V1−Vth)2 …(6) M13:Id13=(k/2)(VGS14+V1−Vth)2 …(7) M14:I0=(k/2)(VGS14−Vth)2 …(8) となる。ここで、Id12、Id13はそれぞれMOSトラン
ジスタM12、M13のドレイン電流である。
【0012】(5)式と(8)式よりVGS14=VGS11で
あるので、これを考慮して(7)式−(6)式を計算す
ると Id13−Id12=2k(VGS11−Vth)V1 …(9) ということになり、VGS11=一定なので(9)式は
(4)式と同様に、「出力の差電流は入力電圧に完全に
比例する」ということを意味する。つまり、出力を差電
流で取り出せば、入出力特性としては完全な線形特性が
実現できその範囲も広い。
あるので、これを考慮して(7)式−(6)式を計算す
ると Id13−Id12=2k(VGS11−Vth)V1 …(9) ということになり、VGS11=一定なので(9)式は
(4)式と同様に、「出力の差電流は入力電圧に完全に
比例する」ということを意味する。つまり、出力を差電
流で取り出せば、入出力特性としては完全な線形特性が
実現できその範囲も広い。
【0013】なお、トランジスタM19、M24は出力用で
あり、これらのトランジスタM19、M24のドレインを共
通接続し、トランジスタM11、M12、M15、M16、M1
7、M18及び電流源10からなる差動回路と、トランジス
タM13、M14、M20、M21、M22、M23及び電流源11か
らなる差動回路に入力信号電圧V1を逆相で印加し、こ
れらの差動回路の出力電流(MOSトランジスタM12、
M13のドレイン電流Id12、Id13)の和をとって出力電
流Isqを得るようにしている。
あり、これらのトランジスタM19、M24のドレインを共
通接続し、トランジスタM11、M12、M15、M16、M1
7、M18及び電流源10からなる差動回路と、トランジス
タM13、M14、M20、M21、M22、M23及び電流源11か
らなる差動回路に入力信号電圧V1を逆相で印加し、こ
れらの差動回路の出力電流(MOSトランジスタM12、
M13のドレイン電流Id12、Id13)の和をとって出力電
流Isqを得るようにしている。
【0014】このように、図22に示した回路は、入力
部を差動回路で構成しているため同相除去比が高いとい
う特徴を備えながら、広い入力電圧範囲に亘って良好な
直線性を有するという、CMOS回路では難しいとされ
ていた2つの課題を同時に解決している。
部を差動回路で構成しているため同相除去比が高いとい
う特徴を備えながら、広い入力電圧範囲に亘って良好な
直線性を有するという、CMOS回路では難しいとされ
ていた2つの課題を同時に解決している。
【0015】しかしながら、この回路は片側に2つのカ
レントミラー回路、両側では4つのカレントミラー回路
を必要とし、これらのカレントミラー回路の精度が悪い
と直線性が悪化するという欠点がある。また、カレント
ミラー回路によって周波数特性が劣化し易いため、高周
波領域では直線性補正の効果が低下してひずみを発生し
易くなるという問題を抱えている。さらにはカレントミ
ラーによる折り返し回路によって、回路規模の増大、消
費電流の増大という問題もある。
レントミラー回路、両側では4つのカレントミラー回路
を必要とし、これらのカレントミラー回路の精度が悪い
と直線性が悪化するという欠点がある。また、カレント
ミラー回路によって周波数特性が劣化し易いため、高周
波領域では直線性補正の効果が低下してひずみを発生し
易くなるという問題を抱えている。さらにはカレントミ
ラーによる折り返し回路によって、回路規模の増大、消
費電流の増大という問題もある。
【0016】このように、図22に示した回路は、原理
的には従来のCMOS型差動増幅回路が持っていた問題
を解決できるものの、現実の回路としては上に述べたよ
うな実用上の多くの問題点があった。
的には従来のCMOS型差動増幅回路が持っていた問題
を解決できるものの、現実の回路としては上に述べたよ
うな実用上の多くの問題点があった。
【0017】ところで、半導体集積回路において、アナ
ログ信号をフィルタ処理するにはトランスコンダクタン
ス回路(以下gm回路と称する)とキャパシタ(コンデ
ンサ)とから成る積分回路をいくつか組み合わせて構成
する「フィルタ回路」を用いるのが一般的である。アナ
ログ信号を低ノイズ且つ低ひずみでフィルタ処理するに
は、各gm回路が広い入力ダイナミックレンジを持ち、
線形性が良いことが必要である。ところが、上述したよ
うに、一般的にCMOS型の回路構成では線形性の良い
アナログ回路の実現が難しい。
ログ信号をフィルタ処理するにはトランスコンダクタン
ス回路(以下gm回路と称する)とキャパシタ(コンデ
ンサ)とから成る積分回路をいくつか組み合わせて構成
する「フィルタ回路」を用いるのが一般的である。アナ
ログ信号を低ノイズ且つ低ひずみでフィルタ処理するに
は、各gm回路が広い入力ダイナミックレンジを持ち、
線形性が良いことが必要である。ところが、上述したよ
うに、一般的にCMOS型の回路構成では線形性の良い
アナログ回路の実現が難しい。
【0018】たとえば、図23に示すような一般的な差
動回路を、フィルタ回路を構成するgm回路として用い
た場合を考える。この回路は、ソースを結合したペアM
OSトランジスタM31、M32と、これらのMOSトラン
ジスタM31、M32をバイアスするMOSトランジスタM
33(電流源2Ib)から成る。MOSトランジスタM31
のドレイン電流Id31をカレントミラー回路12で折り返
して、MOSトランジスタM32のドレインに与えること
で、MOSトランジスタM32のドレイン電流Id32との
差をとり、これを出力電流Ioutとしている。この出力
電流IoutでコンデンサCAを充放電して積分動作させ
る。
動回路を、フィルタ回路を構成するgm回路として用い
た場合を考える。この回路は、ソースを結合したペアM
OSトランジスタM31、M32と、これらのMOSトラン
ジスタM31、M32をバイアスするMOSトランジスタM
33(電流源2Ib)から成る。MOSトランジスタM31
のドレイン電流Id31をカレントミラー回路12で折り返
して、MOSトランジスタM32のドレインに与えること
で、MOSトランジスタM32のドレイン電流Id32との
差をとり、これを出力電流Ioutとしている。この出力
電流IoutでコンデンサCAを充放電して積分動作させ
る。
【0019】この回路に差動信号を入力した場合を考
え、両トランジスタは同じサイズ、同じ形状でいずれも
飽和領域(ピンチオフ領域)で動作しているものとし、
簡単化のため短チャネル効果は考慮しない。飽和領域で
はMOSトランジスタの特性は主要なパラメータである
kとVthの値を用いて、上記(1)式のように表せる。
また、MOSトランジスタM31とM32の記述式は、次式
(10)、(11)のように表せる。
え、両トランジスタは同じサイズ、同じ形状でいずれも
飽和領域(ピンチオフ領域)で動作しているものとし、
簡単化のため短チャネル効果は考慮しない。飽和領域で
はMOSトランジスタの特性は主要なパラメータである
kとVthの値を用いて、上記(1)式のように表せる。
また、MOSトランジスタM31とM32の記述式は、次式
(10)、(11)のように表せる。
【0020】 M31:Id31=(k/2)(VGS31−Vth)2 …(10) M32:Id32=(k/2)(VGS32−Vth)2 …(11) ここで、 VGS31−VGS32=Vin …(12) Id31−Id32=Iout …(13) である。ただし、VGS31、VGS32はそれぞれMOSトラ
ンジスタM31、M32のゲート・ソース間電圧、Vinは差
動入力電圧である。これを解くと Iout=kVin(VGS31−Vth−Vin/2) …(14) 2Ib=k{(VGS31−Vth)2−Vin(VGS31−Vth)+Vin2/2} … (15) となる。(15)式を解いて得られるVGS31を(14)
式に代入することにより入力電圧Vinに対する出力電流
Ioutが求まるが、非常に複雑な式になる。これはVin
の値に応じてVGS31とVGS32が変化することに起因して
いる。出力電流Ioutがこのような複雑な式になるとい
うことは、出力が複雑なひずみ成分を持つことを意味す
る。
ンジスタM31、M32のゲート・ソース間電圧、Vinは差
動入力電圧である。これを解くと Iout=kVin(VGS31−Vth−Vin/2) …(14) 2Ib=k{(VGS31−Vth)2−Vin(VGS31−Vth)+Vin2/2} … (15) となる。(15)式を解いて得られるVGS31を(14)
式に代入することにより入力電圧Vinに対する出力電流
Ioutが求まるが、非常に複雑な式になる。これはVin
の値に応じてVGS31とVGS32が変化することに起因して
いる。出力電流Ioutがこのような複雑な式になるとい
うことは、出力が複雑なひずみ成分を持つことを意味す
る。
【0021】したがって、図23に示したような差動回
路をgm回路として用いてフィルタ回路を構成したとし
ても、ひずみを発生し易く高品位の信号性能を維持しな
がらフィルタ処理を行うことはできない。
路をgm回路として用いてフィルタ回路を構成したとし
ても、ひずみを発生し易く高品位の信号性能を維持しな
がらフィルタ処理を行うことはできない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の差動増幅回路(トランスコンダクタンス回路)は、広
い線形範囲と高い同相除去比を両立できる回路は存在し
ていたものの、製造ばらつきにより直線性が劣化しやす
い、高周波領域で直線性が悪い、回路規模が大きい、消
費電流が多い、などの欠点があり、改善が望まれてい
た。
の差動増幅回路(トランスコンダクタンス回路)は、広
い線形範囲と高い同相除去比を両立できる回路は存在し
ていたものの、製造ばらつきにより直線性が劣化しやす
い、高周波領域で直線性が悪い、回路規模が大きい、消
費電流が多い、などの欠点があり、改善が望まれてい
た。
【0023】また、CMOS素子で構成する連続時間の
フィルタ回路の構成要素として、従来型の差動回路をg
m回路として用いるのは、ひずみを発生しやすく、信号
性能を維持しながらフィルタ処理ができないという問題
があった。
フィルタ回路の構成要素として、従来型の差動回路をg
m回路として用いるのは、ひずみを発生しやすく、信号
性能を維持しながらフィルタ処理ができないという問題
があった。
【0024】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たもので、第1の目的は、広い線形範囲と高い同相除去
比を有しながら、直線性が良く、高周波特性に優れ、回
路規模が小さく、消費電流が少ない多目的に利用できる
差動増幅器を提供することにある。
たもので、第1の目的は、広い線形範囲と高い同相除去
比を有しながら、直線性が良く、高周波特性に優れ、回
路規模が小さく、消費電流が少ない多目的に利用できる
差動増幅器を提供することにある。
【0025】また、本発明の第2の目的は、広い線形範
囲を持ち、直線性が良く、高周波特性に優れたフィルタ
回路を提供することにある。
囲を持ち、直線性が良く、高周波特性に優れたフィルタ
回路を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明の第1の差動増幅器は、一端が電源また
はグランドに接続される電流源と、ドレインが前記電流
源の他端に接続され、ゲートに第1の信号が入力される
第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトラン
ジスタと同じ導電型で、ソースが前記第1のMOSトラ
ンジスタのソースに接続され、ゲートに第2の信号が入
力される第2のMOSトランジスタと、前記第1及び第
2のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前
記第1及び第2のMOSトランジスタのソースに接続さ
れ、ソースがグランドまたは電源に接続され、ゲートが
前記電流源の他端に接続される第3のMOSトランジス
タとを具備し、前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ンから出力を得ることを特徴としている。
るため、本発明の第1の差動増幅器は、一端が電源また
はグランドに接続される電流源と、ドレインが前記電流
源の他端に接続され、ゲートに第1の信号が入力される
第1のMOSトランジスタと、前記第1のMOSトラン
ジスタと同じ導電型で、ソースが前記第1のMOSトラ
ンジスタのソースに接続され、ゲートに第2の信号が入
力される第2のMOSトランジスタと、前記第1及び第
2のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前
記第1及び第2のMOSトランジスタのソースに接続さ
れ、ソースがグランドまたは電源に接続され、ゲートが
前記電流源の他端に接続される第3のMOSトランジス
タとを具備し、前記第2のMOSトランジスタのドレイ
ンから出力を得ることを特徴としている。
【0027】また、上記第1の目的を達成するため、本
発明の第2の差動増幅器は、一端が電源またはグランド
に接続される電流源と、ドレインが前記電流源の他端に
接続され、ゲートに第1の信号が入力される第1のMO
Sトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタと同
じ導電型で、ソースが前記第1のMOSトランジスタの
ソースに接続され、ゲートに第2の信号が入力される第
2のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のMOS
トランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第1及び
第2のMOSトランジスタのソースに接続され、ソース
がグランドまたは電源に接続される第3のMOSトラン
ジスタと、前記電流源の他端と前記第3のMOSトラン
ジスタのゲート間に設けられるレベルシフト手段とを具
備し、前記第2のMOSトランジスタのドレインから出
力を得ることを特徴としている。
発明の第2の差動増幅器は、一端が電源またはグランド
に接続される電流源と、ドレインが前記電流源の他端に
接続され、ゲートに第1の信号が入力される第1のMO
Sトランジスタと、前記第1のMOSトランジスタと同
じ導電型で、ソースが前記第1のMOSトランジスタの
ソースに接続され、ゲートに第2の信号が入力される第
2のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のMOS
トランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第1及び
第2のMOSトランジスタのソースに接続され、ソース
がグランドまたは電源に接続される第3のMOSトラン
ジスタと、前記電流源の他端と前記第3のMOSトラン
ジスタのゲート間に設けられるレベルシフト手段とを具
備し、前記第2のMOSトランジスタのドレインから出
力を得ることを特徴としている。
【0028】上記第1、第2の差動増幅器において、下
記(a)〜(c)のような特徴を備えている。
記(a)〜(c)のような特徴を備えている。
【0029】(a)前記第1の信号と前記第2の信号は
差動信号である。
差動信号である。
【0030】(b)前記第1の信号と第2の信号の一方
は、時間的に変化する入力信号であり、他方は前記入力
信号の直流電圧分と実質的に等しい電圧の直流信号であ
る。
は、時間的に変化する入力信号であり、他方は前記入力
信号の直流電圧分と実質的に等しい電圧の直流信号であ
る。
【0031】(c)前記電流源の電流値を変化させるこ
とにより利得を制御できる。
とにより利得を制御できる。
【0032】さらに、上記第1の目的を達成するため、
本発明の第3の差動増幅器は、一端が電源またはグラン
ドに接続される第1の電流源と、ドレインが前記第1の
電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が接
続される第1導電型の第1のMOSトランジスタと、ソ
ースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続さ
れ、ゲートに第2の入力端子が接続される第1導電型の
第2のMOSトランジスタと、ドレインが前記第1及び
第2のMOSトランジスタのソースに接続され、ソース
がグランドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の
電流源の他端に接続される第1導電型の第3のMOSト
ランジスタと、一端が電源またはグランドに接続される
第2の電流源と、ドレインが前記第2の電流源の他端に
接続され、ゲートに前記第2の入力端子が接続される第
1導電型の第4のMOSトランジスタと、ソースが前記
第4のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲート
に前記第1の入力端子が接続される第1導電型の第5の
MOSトランジスタと、ドレインが前記第4及び第5の
MOSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラ
ンドまたは電源に接続され、ゲートが前記第2の電流源
の他端に接続される第1導電型の第6のMOSトランジ
スタとを具備し、前記第1及び前記第2の入力端子に差
動信号を入力し、前記第2及び第5のMOSトランジス
タのドレインから差動出力を得ることを特徴としてい
る。
本発明の第3の差動増幅器は、一端が電源またはグラン
ドに接続される第1の電流源と、ドレインが前記第1の
電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が接
続される第1導電型の第1のMOSトランジスタと、ソ
ースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続さ
れ、ゲートに第2の入力端子が接続される第1導電型の
第2のMOSトランジスタと、ドレインが前記第1及び
第2のMOSトランジスタのソースに接続され、ソース
がグランドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の
電流源の他端に接続される第1導電型の第3のMOSト
ランジスタと、一端が電源またはグランドに接続される
第2の電流源と、ドレインが前記第2の電流源の他端に
接続され、ゲートに前記第2の入力端子が接続される第
1導電型の第4のMOSトランジスタと、ソースが前記
第4のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲート
に前記第1の入力端子が接続される第1導電型の第5の
MOSトランジスタと、ドレインが前記第4及び第5の
MOSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラ
ンドまたは電源に接続され、ゲートが前記第2の電流源
の他端に接続される第1導電型の第6のMOSトランジ
スタとを具備し、前記第1及び前記第2の入力端子に差
動信号を入力し、前記第2及び第5のMOSトランジス
タのドレインから差動出力を得ることを特徴としてい
る。
【0033】上記第1の目的を達成するため、本発明の
第4の差動増幅器は、一端が電源またはグランドに接続
される第1の電流源と、ドレインが前記第1の電流源の
他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が接続される
第1導電型の第1のMOSトランジスタと、ソースが前
記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲー
トに第2の入力端子が接続される第1導電型の第2のM
OSトランジスタと、ドレインが前記第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラン
ドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の
他端に接続される第1導電型の第3のMOSトランジス
タと、一端が電源またはグランドに接続される第2の電
流源と、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続さ
れ、ゲートに前記第1の入力端子が接続される第1導電
型の第4のMOSトランジスタと、ソースが前記第4の
MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに第3
の入力端子が接続される第1導電型の第5のMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第4及び第5のMOSトラ
ンジスタのソースに接続され、ソースがグランドまたは
電源に接続され、ゲートが前記第2の電流源の他端に接
続される第1導電型の第6のMOSトランジスタとを具
備し、前記第2及び前記第3の入力端子に差動信号を入
力し、前記第1の入力端子に前記差動信号の直流電圧分
に実質的に等しい電圧を入力し、前記第2及び第5のM
OSトランジスタのドレインから差動出力を得ることを
特徴としている。
第4の差動増幅器は、一端が電源またはグランドに接続
される第1の電流源と、ドレインが前記第1の電流源の
他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が接続される
第1導電型の第1のMOSトランジスタと、ソースが前
記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲー
トに第2の入力端子が接続される第1導電型の第2のM
OSトランジスタと、ドレインが前記第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラン
ドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の
他端に接続される第1導電型の第3のMOSトランジス
タと、一端が電源またはグランドに接続される第2の電
流源と、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続さ
れ、ゲートに前記第1の入力端子が接続される第1導電
型の第4のMOSトランジスタと、ソースが前記第4の
MOSトランジスタのソースに接続され、ゲートに第3
の入力端子が接続される第1導電型の第5のMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第4及び第5のMOSトラ
ンジスタのソースに接続され、ソースがグランドまたは
電源に接続され、ゲートが前記第2の電流源の他端に接
続される第1導電型の第6のMOSトランジスタとを具
備し、前記第2及び前記第3の入力端子に差動信号を入
力し、前記第1の入力端子に前記差動信号の直流電圧分
に実質的に等しい電圧を入力し、前記第2及び第5のM
OSトランジスタのドレインから差動出力を得ることを
特徴としている。
【0034】上記第1の目的を達成するため、本発明の
第5の差動増幅器は、一端が電源またはグランドに接続
される第1の電流源と、ドレインが前記第1の電流源の
他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が接続される
第1導電型の第1のMOSトランジスタと、ソースが前
記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲー
トに第2の入力端子が接続される第1導電型の第2のM
OSトランジスタと、ドレインが前記第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラン
ドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の
他端に接続される第1導電型の第3のMOSトランジス
タと、一端が電源またはグランドに接続される第2の電
流源と、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続さ
れ、ゲートに第3の入力端子が接続される第1導電型の
第4のMOSトランジスタと、ソースが前記第4のMO
Sトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第2
の入力端子が接続される第1導電型の第5のMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第4及び第5のMOSトラ
ンジスタのソースに接続され、ソースがグランドまたは
電源に接続され、ゲートが前記第2の電流源の他端に接
続される第1導電型の第6のMOSトランジスタとを具
備し、前記第1及び前記第3の入力端子に差動信号を入
力し、前記第2の入力端子に前記差動信号の直流電圧分
に実質的に等しい電圧を入力し、前記第2及び第5のM
OSトランジスタのドレインから差動出力を得ることを
特徴としている。
第5の差動増幅器は、一端が電源またはグランドに接続
される第1の電流源と、ドレインが前記第1の電流源の
他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が接続される
第1導電型の第1のMOSトランジスタと、ソースが前
記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲー
トに第2の入力端子が接続される第1導電型の第2のM
OSトランジスタと、ドレインが前記第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラン
ドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の
他端に接続される第1導電型の第3のMOSトランジス
タと、一端が電源またはグランドに接続される第2の電
流源と、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続さ
れ、ゲートに第3の入力端子が接続される第1導電型の
第4のMOSトランジスタと、ソースが前記第4のMO
Sトランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第2
の入力端子が接続される第1導電型の第5のMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第4及び第5のMOSトラ
ンジスタのソースに接続され、ソースがグランドまたは
電源に接続され、ゲートが前記第2の電流源の他端に接
続される第1導電型の第6のMOSトランジスタとを具
備し、前記第1及び前記第3の入力端子に差動信号を入
力し、前記第2の入力端子に前記差動信号の直流電圧分
に実質的に等しい電圧を入力し、前記第2及び第5のM
OSトランジスタのドレインから差動出力を得ることを
特徴としている。
【0035】また、上記第3乃至第5の差動増幅器にお
いて、下記(d)〜(h)のような特徴を備えいてる。
いて、下記(d)〜(h)のような特徴を備えいてる。
【0036】(d)前記第1の電流源の他端と前記第3
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1
のレベルシフト手段と、前記第2の電流源の他端と前記
第6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる
第2のレベルシフト手段とを更に具備する。
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1
のレベルシフト手段と、前記第2の電流源の他端と前記
第6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる
第2のレベルシフト手段とを更に具備する。
【0037】(e)一端が電源またはグランドに接続さ
れ、他端が前記第2のMOSトランジスタのドレイン及
び第1の出力端子に接続された第1の抵抗と、一端が電
源またはグランドに接続され、他端が前記第5のMOS
トランジスタのドレイン及び第2の出力端子に接続され
た第2の抵抗とを更に具備し、前記第1及び第2の出力
端子から差動出力を得る。
れ、他端が前記第2のMOSトランジスタのドレイン及
び第1の出力端子に接続された第1の抵抗と、一端が電
源またはグランドに接続され、他端が前記第5のMOS
トランジスタのドレイン及び第2の出力端子に接続され
た第2の抵抗とを更に具備し、前記第1及び第2の出力
端子から差動出力を得る。
【0038】(f)ソースが前記電源またはグランドに
接続され、ドレインが前記第2のMOSトランジスタの
ドレイン及び第1の出力端子に接続される第2導電型の
第7のMOSトランジスタと、ソースが前記電源または
グランドに接続され、ドレインが前記第5のMOSトラ
ンジスタのドレイン及び第2の出力端子に接続され、ゲ
ートが前記第7のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れた第2導電型の第8のMOSトランジスタと、一端が
前記第7及び第8のMOSトランジスタのゲートに接続
され、他端が前記第2及び第7のMOSトランジスタの
ドレインに接続された第1の抵抗と、一端が前記第7及
び第8のMOSトランジスタのゲートに接続され、他端
が前記第5及び第8のMOSトランジスタのドレインに
接続された第2の抵抗とを更に具備する。
接続され、ドレインが前記第2のMOSトランジスタの
ドレイン及び第1の出力端子に接続される第2導電型の
第7のMOSトランジスタと、ソースが前記電源または
グランドに接続され、ドレインが前記第5のMOSトラ
ンジスタのドレイン及び第2の出力端子に接続され、ゲ
ートが前記第7のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れた第2導電型の第8のMOSトランジスタと、一端が
前記第7及び第8のMOSトランジスタのゲートに接続
され、他端が前記第2及び第7のMOSトランジスタの
ドレインに接続された第1の抵抗と、一端が前記第7及
び第8のMOSトランジスタのゲートに接続され、他端
が前記第5及び第8のMOSトランジスタのドレインに
接続された第2の抵抗とを更に具備する。
【0039】(g)前記第2及び第5のMOSトランジ
スタのドレインの一方が入力端、他方が出力端となるカ
レントミラー回路を更に具備し、前記カレントミラー回
路の出力端から出力を得る。
スタのドレインの一方が入力端、他方が出力端となるカ
レントミラー回路を更に具備し、前記カレントミラー回
路の出力端から出力を得る。
【0040】(h)前記第1の電流源と第2の電流源の
電流値を略同じ比率で変化させることにより利得を制御
できる。
電流値を略同じ比率で変化させることにより利得を制御
できる。
【0041】このような回路構成にすることにより、入
力信号は差動ペアである一対のMOSトランジスタのゲ
ート間電圧として入力されることになる。差動ペアの一
方のMOSトランジスタは定電流でバイアスされるた
め、そのゲート・ソース間電圧は一定である。したがっ
て入力信号はもう一方のMOSトランジスタにのみかか
る。このように後者のMOSトランジスタはソース接地
トランジスタと同じ動作をする。ただし、その動作点は
入力信号電圧には依存せず電流源だけで決まる。
力信号は差動ペアである一対のMOSトランジスタのゲ
ート間電圧として入力されることになる。差動ペアの一
方のMOSトランジスタは定電流でバイアスされるた
め、そのゲート・ソース間電圧は一定である。したがっ
て入力信号はもう一方のMOSトランジスタにのみかか
る。このように後者のMOSトランジスタはソース接地
トランジスタと同じ動作をする。ただし、その動作点は
入力信号電圧には依存せず電流源だけで決まる。
【0042】したがって、上記第1、第2の差動増幅器
においては、入力信号の直流電圧に依存しない増幅動作
が得られる。このような増幅回路を2組組み合わせて差
動動作をさせる第3乃至第5の差動増幅器は、従来ソー
ス接地トランジスタ対で構成した差動増幅回路と同じ効
果を持つことになり、広い入力範囲に亘って直線性の良
い特性を持つ回路が実現できる。しかも、2組の差動ペ
アの各MOSトランジスタの動作点は、入力信号電圧に
は依存せず電流源だけで決まるという特徴は維持される
ため、高い同相電圧除去比が得られる。
においては、入力信号の直流電圧に依存しない増幅動作
が得られる。このような増幅回路を2組組み合わせて差
動動作をさせる第3乃至第5の差動増幅器は、従来ソー
ス接地トランジスタ対で構成した差動増幅回路と同じ効
果を持つことになり、広い入力範囲に亘って直線性の良
い特性を持つ回路が実現できる。しかも、2組の差動ペ
アの各MOSトランジスタの動作点は、入力信号電圧に
は依存せず電流源だけで決まるという特徴は維持される
ため、高い同相電圧除去比が得られる。
【0043】実際には、上記第1乃至第5のいずれの差
動増幅器においても、電圧出力を得るには、出力端子に
負荷として抵抗を接続して用いる。そして、上記第1乃
至第5の差動増幅器における電流源または第1の電流源
と第2の電流源の電流値を変化させることにより、入力
振幅に対する出力振幅の比を制御することも可能であ
る。
動増幅器においても、電圧出力を得るには、出力端子に
負荷として抵抗を接続して用いる。そして、上記第1乃
至第5の差動増幅器における電流源または第1の電流源
と第2の電流源の電流値を変化させることにより、入力
振幅に対する出力振幅の比を制御することも可能であ
る。
【0044】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第1のフィルタ回路は、一端が電源またはグラン
ドに接続される第1及び第2の電流源と、ドレインが前
記第1の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力
端子が接続される第1のMOSトランジスタと、前記第
1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前
記第2の電流源の他端及び出力端子に接続され、ソース
が前記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、
ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMOSトラ
ンジスタと、前記第1及び第2のMOSトランジスタと
同じ導電型で、ドレインが前記第1及び第2のMOSト
ランジスタのソースに接続され、ソースがグランドまた
は電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に
接続される第3のMOSトランジスタと、一方の電極が
前記出力端子に接続されたキャパシタとを具備する単位
積分回路を備えることを特徴としている。
発明の第1のフィルタ回路は、一端が電源またはグラン
ドに接続される第1及び第2の電流源と、ドレインが前
記第1の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力
端子が接続される第1のMOSトランジスタと、前記第
1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前
記第2の電流源の他端及び出力端子に接続され、ソース
が前記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、
ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMOSトラ
ンジスタと、前記第1及び第2のMOSトランジスタと
同じ導電型で、ドレインが前記第1及び第2のMOSト
ランジスタのソースに接続され、ソースがグランドまた
は電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に
接続される第3のMOSトランジスタと、一方の電極が
前記出力端子に接続されたキャパシタとを具備する単位
積分回路を備えることを特徴としている。
【0045】上記第2の目的を達成するため、本発明の
第2のフィルタ回路は、一端が電源またはグランドに接
続される第1及び第2の電流源と、ドレインが前記第1
の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が
接続される第1のMOSトランジスタと、前記第1のM
OSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第2
の電流源の他端及び出力端子に接続され、ソースが前記
第1のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲート
に第2の入力端子が接続される第2のMOSトランジス
タと、前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導
電型で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジ
スタのソースに接続され、ソースがグランドまたは電源
に接続される第3のMOSトランジスタと、前記第1の
電流源の他端と前記第3のMOSトランジスタのゲート
との間に設けられるレベルシフト手段と、一方の電極が
前記出力端子に接続されたキャパシタとを具備する単位
積分回路を備えることを特徴としている。
第2のフィルタ回路は、一端が電源またはグランドに接
続される第1及び第2の電流源と、ドレインが前記第1
の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が
接続される第1のMOSトランジスタと、前記第1のM
OSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第2
の電流源の他端及び出力端子に接続され、ソースが前記
第1のMOSトランジスタのソースに接続され、ゲート
に第2の入力端子が接続される第2のMOSトランジス
タと、前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導
電型で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジ
スタのソースに接続され、ソースがグランドまたは電源
に接続される第3のMOSトランジスタと、前記第1の
電流源の他端と前記第3のMOSトランジスタのゲート
との間に設けられるレベルシフト手段と、一方の電極が
前記出力端子に接続されたキャパシタとを具備する単位
積分回路を備えることを特徴としている。
【0046】そして、上記第1、第2のフィルタ回路に
おいて、下記(i)のような特徴を備えている。
おいて、下記(i)のような特徴を備えている。
【0047】(i)前記第1の電流源と前記第2の電流
源の電流値の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化
させることにより、前記単位積分回路の積分定数を調整
できる。
源の電流値の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化
させることにより、前記単位積分回路の積分定数を調整
できる。
【0048】また、上記第2の目的を達成するため、本
発明の第3のフィルタ回路は、一端が電源またはグラン
ドに接続される第1乃至第4の電流源と、ドレインが前
記第1の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力
端子が接続される第1のMOSトランジスタと、前記第
1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前
記第2の電流源の他端及び第1の出力端子に接続され、
ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMO
Sトランジスタと、前記第1及び第2のMOSトランジ
スタと同じ導電型で、ドレインが前記第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラン
ドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の
他端に接続される第3のMOSトランジスタと、前記第
1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレ
インが前記第3の電流源の他端に接続され、ゲートに前
記第2の入力端子が接続される第4のMOSトランジス
タと、前記第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導
電型で、ドレインが前記第4の電流源の他端及び第2の
出力端子に接続され、ソースが前記第4のMOSトラン
ジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1の入力端
子が接続される第5のMOSトランジスタと、前記第1
乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソースに
接続され、ソースがグランドまたは電源に接続され、ゲ
ートが前記第3の電流源の他端に接続される第6のMO
Sトランジスタと、前記第1及び第2の出力端子に接続
されたキャパシタとを具備する単位積分回路を備えるこ
とを特徴としている。
発明の第3のフィルタ回路は、一端が電源またはグラン
ドに接続される第1乃至第4の電流源と、ドレインが前
記第1の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力
端子が接続される第1のMOSトランジスタと、前記第
1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前
記第2の電流源の他端及び第1の出力端子に接続され、
ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMO
Sトランジスタと、前記第1及び第2のMOSトランジ
スタと同じ導電型で、ドレインが前記第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、ソースがグラン
ドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の
他端に接続される第3のMOSトランジスタと、前記第
1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレ
インが前記第3の電流源の他端に接続され、ゲートに前
記第2の入力端子が接続される第4のMOSトランジス
タと、前記第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導
電型で、ドレインが前記第4の電流源の他端及び第2の
出力端子に接続され、ソースが前記第4のMOSトラン
ジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1の入力端
子が接続される第5のMOSトランジスタと、前記第1
乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソースに
接続され、ソースがグランドまたは電源に接続され、ゲ
ートが前記第3の電流源の他端に接続される第6のMO
Sトランジスタと、前記第1及び第2の出力端子に接続
されたキャパシタとを具備する単位積分回路を備えるこ
とを特徴としている。
【0049】上記第2の目的を達成するため、本発明の
第4のフィルタ回路は、一端が電源またはグランドに接
続される第1乃至第4の電流源と、ドレインが前記第1
の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が
接続される第1のMOSトランジスタと、前記第1のM
OSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第2
の電流源の他端及び第1の出力端子に接続され、ソース
が前記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、
ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMOSトラ
ンジスタと、前記第1及び第2のMOSトランジスタと
同じ導電型で、ドレインが前記第1及び第2のMOSト
ランジスタのソースに接続され、ソースがグランドまた
は電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に
接続される第3のMOSトランジスタと、前記第1乃至
第3のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが
前記第3の電流源の他端に接続され、ゲートに第3の入
力端子が接続される第4のMOSトランジスタと、前記
第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導電型で、ド
レインが前記第4の電流源の他端及び第2の出力端子に
接続され、ソースが前記第4のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ゲートに第4の入力端子が接続される
第5のMOSトランジスタと、前記第1乃至第5のMO
Sトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第4及
び第5のMOSトランジスタのソースに接続され、ソー
スがグランドまたは電源に接続され、ゲートが前記第3
の電流源の他端に接続される第6のMOSトランジスタ
と、前記第1及び第2の出力端子に接続されたキャパシ
タとを具備する単位積分回路を備え、前記第2及び第4
の入力端子の組並びに前記第1及び第3の入力端子の組
のうちの一方の組に第1の差動信号を入力し、他方の組
には第2の差動信号を入力するか、もしくは入力端子同
士を接続して直流入力端子として用いることを特徴とし
ている。
第4のフィルタ回路は、一端が電源またはグランドに接
続される第1乃至第4の電流源と、ドレインが前記第1
の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入力端子が
接続される第1のMOSトランジスタと、前記第1のM
OSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第2
の電流源の他端及び第1の出力端子に接続され、ソース
が前記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、
ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMOSトラ
ンジスタと、前記第1及び第2のMOSトランジスタと
同じ導電型で、ドレインが前記第1及び第2のMOSト
ランジスタのソースに接続され、ソースがグランドまた
は電源に接続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に
接続される第3のMOSトランジスタと、前記第1乃至
第3のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレインが
前記第3の電流源の他端に接続され、ゲートに第3の入
力端子が接続される第4のMOSトランジスタと、前記
第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導電型で、ド
レインが前記第4の電流源の他端及び第2の出力端子に
接続され、ソースが前記第4のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ゲートに第4の入力端子が接続される
第5のMOSトランジスタと、前記第1乃至第5のMO
Sトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第4及
び第5のMOSトランジスタのソースに接続され、ソー
スがグランドまたは電源に接続され、ゲートが前記第3
の電流源の他端に接続される第6のMOSトランジスタ
と、前記第1及び第2の出力端子に接続されたキャパシ
タとを具備する単位積分回路を備え、前記第2及び第4
の入力端子の組並びに前記第1及び第3の入力端子の組
のうちの一方の組に第1の差動信号を入力し、他方の組
には第2の差動信号を入力するか、もしくは入力端子同
士を接続して直流入力端子として用いることを特徴とし
ている。
【0050】さらに、上記第2の目的を達成するため、
本発明の第5のフィルタ回路は、一端が電源またはグラ
ンドに接続される第1及び第2の電流源と、ドレインが
前記第1の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入
力端子が接続される第1のMOSトランジスタと、電源
またはグランドに接続されたカレントミラー回路と、前
記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイン
が出力端子及び前記カレントミラー回路の出力ノードに
接続され、ソースが前記第1のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ゲートに第2の入力端子が接続される
第2のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のMO
Sトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第1及
び第2のMOSトランジスタのソースに接続され、ソー
スがグランドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1
の電流源の他端に接続される第3のMOSトランジスタ
と、前記第1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電
型で、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続され、
ゲートに前記第2の入力端子が接続される第4のMOS
トランジスタと、前記第1乃至第4のMOSトランジス
タと同じ導電型で、ドレインが前記カレントミラー回路
の入力ノードに接続され、ソースが前記第4のMOSト
ランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1の入
力端子が接続される第5のMOSトランジスタと、前記
第1乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型で、ド
レインが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソー
スに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第2の電流源の他端に接続される第6
のMOSトランジスタと、一方の電極が前記出力端子に
接続されたキャパシタとを具備する単位積分回路を備え
ることを特徴としている。
本発明の第5のフィルタ回路は、一端が電源またはグラ
ンドに接続される第1及び第2の電流源と、ドレインが
前記第1の電流源の他端に接続され、ゲートに第1の入
力端子が接続される第1のMOSトランジスタと、電源
またはグランドに接続されたカレントミラー回路と、前
記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイン
が出力端子及び前記カレントミラー回路の出力ノードに
接続され、ソースが前記第1のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ゲートに第2の入力端子が接続される
第2のMOSトランジスタと、前記第1及び第2のMO
Sトランジスタと同じ導電型で、ドレインが前記第1及
び第2のMOSトランジスタのソースに接続され、ソー
スがグランドまたは電源に接続され、ゲートが前記第1
の電流源の他端に接続される第3のMOSトランジスタ
と、前記第1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電
型で、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続され、
ゲートに前記第2の入力端子が接続される第4のMOS
トランジスタと、前記第1乃至第4のMOSトランジス
タと同じ導電型で、ドレインが前記カレントミラー回路
の入力ノードに接続され、ソースが前記第4のMOSト
ランジスタのソースに接続され、ゲートに前記第1の入
力端子が接続される第5のMOSトランジスタと、前記
第1乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型で、ド
レインが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソー
スに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第2の電流源の他端に接続される第6
のMOSトランジスタと、一方の電極が前記出力端子に
接続されたキャパシタとを具備する単位積分回路を備え
ることを特徴としている。
【0051】そして、上記第3または第4のフィルタ回
路において下記(j),(k)、上記第5のフィルタ回
路において下記(l),(m)のような特徴を備えてい
る。
路において下記(j),(k)、上記第5のフィルタ回
路において下記(l),(m)のような特徴を備えてい
る。
【0052】(j)前記第1の電流源の他端と前記第3
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1
のレベルシフト手段と、前記第3の電流源の他端と前記
第6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる
第2のレベルシフト手段とを更に具備する。
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1
のレベルシフト手段と、前記第3の電流源の他端と前記
第6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる
第2のレベルシフト手段とを更に具備する。
【0053】(k)前記第1乃至第4の電流源の電流値
の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化させること
により、前記単位積分回路の積分定数を調整できる。
の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化させること
により、前記単位積分回路の積分定数を調整できる。
【0054】(l)前記第1の電流源の他端と前記第3
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1
のレベルシフト手段と、前記第2の電流源の他端と前記
第6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる
第2のレベルシフト手段とを更に具備する。
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1
のレベルシフト手段と、前記第2の電流源の他端と前記
第6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる
第2のレベルシフト手段とを更に具備する。
【0055】(m)前記第1及び第2の電流源の電流
値、及び前記カレントミラー回路を流れる電流の電流値
の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化させること
により、前記単位積分回路の積分定数を調整できる。
値、及び前記カレントミラー回路を流れる電流の電流値
の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化させること
により、前記単位積分回路の積分定数を調整できる。
【0056】このような回路構成は、差動回路の形式を
取りつつも、第1のMOSトランジスタと第4のMOS
トランジスタに流れる電流は、定電流源から供給される
電流だけであり、入力信号に関わらず常に一定のため、
そのゲート・ソース間電圧は常に一定である。したがっ
て、入力電圧は第2のMOSトランジスタと第5のMO
Sトランジスタにだけ掛かることになる。つまり差動の
構成ではあるが、第1のMOSトランジスタと第4のM
OSトランジスタはそれぞれ、第2のMOSトランジス
タと第5のMOSトランジスタにバイアス電圧を与える
だけの役割であり、実際の信号の電圧電流変換に関わっ
ているのは片側の第2のMOSトランジスタと第5のM
OSトランジスタだけである。したがって、上記第1お
よび第2のフィルタ回路における入力信号の電圧電流変
換は、実質的には単独のトランジスタだけで実行される
ことになり、その変換式は非常に単純な形になる。また
これを2組組み合わせた第3乃至第5のフィルタ回路で
は、後述するような原理でひずみ成分を取り除くことが
でき、広い入力範囲に亘って直線性の良い特性を持つ回
路が実現できる。しかも、この場合のgm値は第1乃至
第4の電流源の電流値の平方根に比例するために、この
電流値を変えることによってフィルタの特性を調整する
ことも可能となる。
取りつつも、第1のMOSトランジスタと第4のMOS
トランジスタに流れる電流は、定電流源から供給される
電流だけであり、入力信号に関わらず常に一定のため、
そのゲート・ソース間電圧は常に一定である。したがっ
て、入力電圧は第2のMOSトランジスタと第5のMO
Sトランジスタにだけ掛かることになる。つまり差動の
構成ではあるが、第1のMOSトランジスタと第4のM
OSトランジスタはそれぞれ、第2のMOSトランジス
タと第5のMOSトランジスタにバイアス電圧を与える
だけの役割であり、実際の信号の電圧電流変換に関わっ
ているのは片側の第2のMOSトランジスタと第5のM
OSトランジスタだけである。したがって、上記第1お
よび第2のフィルタ回路における入力信号の電圧電流変
換は、実質的には単独のトランジスタだけで実行される
ことになり、その変換式は非常に単純な形になる。また
これを2組組み合わせた第3乃至第5のフィルタ回路で
は、後述するような原理でひずみ成分を取り除くことが
でき、広い入力範囲に亘って直線性の良い特性を持つ回
路が実現できる。しかも、この場合のgm値は第1乃至
第4の電流源の電流値の平方根に比例するために、この
電流値を変えることによってフィルタの特性を調整する
ことも可能となる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]本発明の第1の実施形態に係る差動
増幅器を図1に示す。この回路は、NMOS(Nチャネ
ル型MOS)トランジスタM41〜M43および電流源15で
構成する最も基本的な差動増幅回路である。この回路
は、差動トランジスタM41のゲートに接続された入力端
子13と差動トランジスタM42のゲートに接続された入力
端子14間に差動入力信号Vin1、Vin2を与え、トランジ
スタM42のドレインより出力電流Ioutを得るものであ
る。この回路のバイアス電流Ibは、電流源15からトラ
ンジスタM41のドレインに供給する。これによって、ト
ランジスタM41を流れる電流は常に一定値Ibとなる。
て図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]本発明の第1の実施形態に係る差動
増幅器を図1に示す。この回路は、NMOS(Nチャネ
ル型MOS)トランジスタM41〜M43および電流源15で
構成する最も基本的な差動増幅回路である。この回路
は、差動トランジスタM41のゲートに接続された入力端
子13と差動トランジスタM42のゲートに接続された入力
端子14間に差動入力信号Vin1、Vin2を与え、トランジ
スタM42のドレインより出力電流Ioutを得るものであ
る。この回路のバイアス電流Ibは、電流源15からトラ
ンジスタM41のドレインに供給する。これによって、ト
ランジスタM41を流れる電流は常に一定値Ibとなる。
【0058】上記差動トランジスタ対M41とM42のドレ
イン電流の比は、差動入力信号Vin1とVin2の差電圧に
よってほぼ決まる。一方、トランジスタM41のドレイン
が、トランジスタ対M41とM42のソース共通接続点にド
レインが接続されたソース接地のトランジスタM43のゲ
ートに接続されている。したがって、Vin1とVin2のあ
る差動電圧に対して、その条件下でトランジスタM41の
ドレイン電流がIbとなるようにトランジスタM43のゲ
ートに帰還がかかる。
イン電流の比は、差動入力信号Vin1とVin2の差電圧に
よってほぼ決まる。一方、トランジスタM41のドレイン
が、トランジスタ対M41とM42のソース共通接続点にド
レインが接続されたソース接地のトランジスタM43のゲ
ートに接続されている。したがって、Vin1とVin2のあ
る差動電圧に対して、その条件下でトランジスタM41の
ドレイン電流がIbとなるようにトランジスタM43のゲ
ートに帰還がかかる。
【0059】トランジスタM41に流れる電流はIbで一
定であるので、このトランジスタM41のゲート・ソース
間電圧VGS41は一定であり、トランジスタM41とM42の
ソース結合端電圧は、常にVin1から一定電圧だけ下が
った電圧で固定される。したがって、電圧Vin1とVin2
の差電圧の平均が0であれば、トランジスタM42はこの
降下電圧分でバイアスされ、トランジスタM41とM42の
チャネル長/チャネル幅比や特性が実質的に等しければ
トランジスタM42の直流電流はIbと等しくなる。ま
た、トランジスタM41のゲート・ソース間電圧は一定な
ので電圧Vin1とVin2の差電圧は全てトランジスタM42
に加わることになる。
定であるので、このトランジスタM41のゲート・ソース
間電圧VGS41は一定であり、トランジスタM41とM42の
ソース結合端電圧は、常にVin1から一定電圧だけ下が
った電圧で固定される。したがって、電圧Vin1とVin2
の差電圧の平均が0であれば、トランジスタM42はこの
降下電圧分でバイアスされ、トランジスタM41とM42の
チャネル長/チャネル幅比や特性が実質的に等しければ
トランジスタM42の直流電流はIbと等しくなる。ま
た、トランジスタM41のゲート・ソース間電圧は一定な
ので電圧Vin1とVin2の差電圧は全てトランジスタM42
に加わることになる。
【0060】したがって、交流的には「Vin2−Vin1」
を入力電圧とするソース接地トランジスタの動作と等価
になる。単なるソース接地トランジスタの動作と異なる
のは、トランジスタM42を入力に依存しない任意の電流
Ibでバイアスできるという点であり、これによって入
力の同相電圧除去を実現できる。
を入力電圧とするソース接地トランジスタの動作と等価
になる。単なるソース接地トランジスタの動作と異なる
のは、トランジスタM42を入力に依存しない任意の電流
Ibでバイアスできるという点であり、これによって入
力の同相電圧除去を実現できる。
【0061】いま、トランジスタM41とM42は同一サイ
ズおよび同一形状のトランジスタであり、両トランジス
タはいずれも飽和領域(ピンチオフ領域)で動作してい
るものとし、簡単化のため短チャネル効果は考慮しない
とすると、電圧Vin1、Vin2と電流Ioutとの関係は次
式で表わすことができる。
ズおよび同一形状のトランジスタであり、両トランジス
タはいずれも飽和領域(ピンチオフ領域)で動作してい
るものとし、簡単化のため短チャネル効果は考慮しない
とすると、電圧Vin1、Vin2と電流Ioutとの関係は次
式で表わすことができる。
【0062】 M41:Ib=(k/2)(VGS41−Vth)2 …(16)
【0063】
【数1】
【0064】ただしVin=Vin2−Vin1 なお、図1に示した回路では、基本となる差動トランジ
スタM41、M42並びにトランジスタM43をそれぞれNM
OSで構成した例を示したが、電源VccをグランドGN
Dに、グランドGNDを電源Vccに、NMOSトランジ
スタをPMOS(Pチャネル型MOS)トランジスタに
それぞれ置き換えても全く同じ動作をさせることができ
る。また、入力端子13、14に差動入力信号Vin1、Vin2
を入力することを前提に説明したが、入力端子13、14の
どちらか一方にだけ時間的に変化する入力信号を与え、
他方の入力端子には、例えばこの入力信号の直流電圧分
と実質的に等しい電圧のバイアスを供給しておく、とい
う使い方も可能である。
スタM41、M42並びにトランジスタM43をそれぞれNM
OSで構成した例を示したが、電源VccをグランドGN
Dに、グランドGNDを電源Vccに、NMOSトランジ
スタをPMOS(Pチャネル型MOS)トランジスタに
それぞれ置き換えても全く同じ動作をさせることができ
る。また、入力端子13、14に差動入力信号Vin1、Vin2
を入力することを前提に説明したが、入力端子13、14の
どちらか一方にだけ時間的に変化する入力信号を与え、
他方の入力端子には、例えばこの入力信号の直流電圧分
と実質的に等しい電圧のバイアスを供給しておく、とい
う使い方も可能である。
【0065】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態に係る差動増幅器を図2に示す。この回路は、図1に
示した第1の実施形態におけるトランジスタM41のドレ
インとトランジスタM43のゲート間にレベルシフト回路
LSを挿入したものである。図1の回路では、トランジ
スタM41とM42とが飽和領域で動作するというのが前提
条件になっている。トランジスタM43に必要とされる電
流によって、このトランジスタM43のゲート・ソース間
電圧が決まり、この電圧によってトランジスタM41のド
レイン電圧が決まる。入力信号Vin1のレベルが高い場
合、トランジスタM41のソース結合端電圧が上昇して、
トランジスタM41において十分なドレイン・ソース間電
圧が確保できない、という問題が起こる。これは入力の
ダイナミックレンジを挟め、線形範囲を減少させる。
態に係る差動増幅器を図2に示す。この回路は、図1に
示した第1の実施形態におけるトランジスタM41のドレ
インとトランジスタM43のゲート間にレベルシフト回路
LSを挿入したものである。図1の回路では、トランジ
スタM41とM42とが飽和領域で動作するというのが前提
条件になっている。トランジスタM43に必要とされる電
流によって、このトランジスタM43のゲート・ソース間
電圧が決まり、この電圧によってトランジスタM41のド
レイン電圧が決まる。入力信号Vin1のレベルが高い場
合、トランジスタM41のソース結合端電圧が上昇して、
トランジスタM41において十分なドレイン・ソース間電
圧が確保できない、という問題が起こる。これは入力の
ダイナミックレンジを挟め、線形範囲を減少させる。
【0066】そこで、この問題を回避するために、上記
レベルシフト回路LSを設けている。レベルシフト回路
LSを設けることにより、トランジスタM41のドレイン
電圧は、このレベルシフト回路LSによるレベルシフト
電圧分だけ上昇し、その分だけドレイン・ソース間電圧
に余裕が生まれ、線形範囲の減少を抑えることができ
る。
レベルシフト回路LSを設けている。レベルシフト回路
LSを設けることにより、トランジスタM41のドレイン
電圧は、このレベルシフト回路LSによるレベルシフト
電圧分だけ上昇し、その分だけドレイン・ソース間電圧
に余裕が生まれ、線形範囲の減少を抑えることができ
る。
【0067】[第3の実施形態]本発明の第3の実施形
態に係る差動増幅器を図3に示す。この回路は、MOS
トランジスタM41〜M43と電流源15とで構成した図1の
回路を2組並列に接続し、入力端子同士を交差させて接
続することにより完全差動型の回路を構成したものであ
る。つまりトランジスタM41〜M43と電流源15とから成
る第1の差動回路17と、トランジスタM44〜M46と電流
源16とから成る第2の差動回路18とで構成し、トランジ
スタM41、M45のゲートを入力端子19に接続してこれに
差動入力信号の正極信号Vin+を入力し、トランジスタ
M42、M44のゲートを入力端子20に接続してこれに差動
入力信号の負極信号Vin-を入力している。そして、上
記第1の差動回路17のトランジスタM42のドレインに出
力端子21を接続し、上記第2の差動回路18のトランジス
タM45のドレインに出力端子22を接続し、出力端子21か
ら負極信号の出力電流Iout-、出力端子22から正極信号
の出力電流Iout+をそれぞれ得るようにしたものであ
る。
態に係る差動増幅器を図3に示す。この回路は、MOS
トランジスタM41〜M43と電流源15とで構成した図1の
回路を2組並列に接続し、入力端子同士を交差させて接
続することにより完全差動型の回路を構成したものであ
る。つまりトランジスタM41〜M43と電流源15とから成
る第1の差動回路17と、トランジスタM44〜M46と電流
源16とから成る第2の差動回路18とで構成し、トランジ
スタM41、M45のゲートを入力端子19に接続してこれに
差動入力信号の正極信号Vin+を入力し、トランジスタ
M42、M44のゲートを入力端子20に接続してこれに差動
入力信号の負極信号Vin-を入力している。そして、上
記第1の差動回路17のトランジスタM42のドレインに出
力端子21を接続し、上記第2の差動回路18のトランジス
タM45のドレインに出力端子22を接続し、出力端子21か
ら負極信号の出力電流Iout-、出力端子22から正極信号
の出力電流Iout+をそれぞれ得るようにしたものであ
る。
【0068】このように構成すれば、出力電流Iout+と
Iout-は、上記(17)式を用いて次式のように表わす
ことができる。
Iout-は、上記(17)式を用いて次式のように表わす
ことができる。
【0069】
【数2】
【0070】
【数3】
【0071】ここで、Ib1=Ib2=Ibとおいて、出力
の差電流「Iout+−Iout-」を計算すると、
の差電流「Iout+−Iout-」を計算すると、
【0072】
【数4】
【0073】ということになる。この式は出力の差電流
が入力電圧Vinに完全に比例することを表わしている。
しかも各トランジスタが飽和領域で動作するという条件
下であれば、(20)式が常に成り立つので、広い線形
動作範囲を持つ。入力電圧に対する出力電流への変換係
数(トランスコンダクタンス)gmはkとIbで決ま
り、
が入力電圧Vinに完全に比例することを表わしている。
しかも各トランジスタが飽和領域で動作するという条件
下であれば、(20)式が常に成り立つので、広い線形
動作範囲を持つ。入力電圧に対する出力電流への変換係
数(トランスコンダクタンス)gmはkとIbで決ま
り、
【0074】
【数5】
【0075】となる。この式からも明らかなように、g
mはバイアス電流Ibの平方根に比例する。
mはバイアス電流Ibの平方根に比例する。
【0076】したがって、バイアス電流を変化させるこ
とにより、gmを制御することができ、可変利得アンプ
などにも応用することができる。また、この回路は図1
の差動回路を2組用いて構成したものなので、差動回路
の特徴である入力信号の同相分を除去する能力に優れて
いるという利点はそのまま有している。さらに、この回
路は、図22に示した従来技術の回路の利点は全て備え
ている。しかも、図22に示したようなカレントミラー
回路を多用するものではないので、素子の製造ばらつき
で直線性が悪化するようなこともなく、高周波領域で特
性が劣化するようなこともない。さらに図22に示した
回路と比べて、素子数が約半分と少なく、回路規模が小
さく消費電流も少ないという利点がある。
とにより、gmを制御することができ、可変利得アンプ
などにも応用することができる。また、この回路は図1
の差動回路を2組用いて構成したものなので、差動回路
の特徴である入力信号の同相分を除去する能力に優れて
いるという利点はそのまま有している。さらに、この回
路は、図22に示した従来技術の回路の利点は全て備え
ている。しかも、図22に示したようなカレントミラー
回路を多用するものではないので、素子の製造ばらつき
で直線性が悪化するようなこともなく、高周波領域で特
性が劣化するようなこともない。さらに図22に示した
回路と比べて、素子数が約半分と少なく、回路規模が小
さく消費電流も少ないという利点がある。
【0077】図4は、上記図3に示した回路の変形例で
ある。この回路は、2組の差動回路17、18を並列に接続
して完全差動型の回路を構成した点は同じであるが、ト
ランジスタM41、M42、M44およびM45のゲートに差動
入力信号の正極信号、負極信号およびこれらの差動信号
の直流電圧分に実質的に等しい電圧を与えるようにして
いる。すなわち、トランジスタM41のゲートとトランジ
スタM44のゲートを入力端子23に接続し、この入力端子
23に直流電源24から基準電圧Vindcを印加する。また、
トランジスタM42のゲートを入力端子19に接続して正極
信号Vin+を与えるとともに、この入力端子19と上記入
力端子23間に抵抗Rin+を接続する。さらに、トランジ
スタM45のゲートを入力端子20に接続して負極信号Vin
-を与えるとともに、この入力端子20と上記入力端子23
間に抵抗Rin-を接続している。
ある。この回路は、2組の差動回路17、18を並列に接続
して完全差動型の回路を構成した点は同じであるが、ト
ランジスタM41、M42、M44およびM45のゲートに差動
入力信号の正極信号、負極信号およびこれらの差動信号
の直流電圧分に実質的に等しい電圧を与えるようにして
いる。すなわち、トランジスタM41のゲートとトランジ
スタM44のゲートを入力端子23に接続し、この入力端子
23に直流電源24から基準電圧Vindcを印加する。また、
トランジスタM42のゲートを入力端子19に接続して正極
信号Vin+を与えるとともに、この入力端子19と上記入
力端子23間に抵抗Rin+を接続する。さらに、トランジ
スタM45のゲートを入力端子20に接続して負極信号Vin
-を与えるとともに、この入力端子20と上記入力端子23
間に抵抗Rin-を接続している。
【0078】このように構成しても基本的な動作は同じ
であるが、gmは(21)式の半分となる。
であるが、gmは(21)式の半分となる。
【0079】また、図5に示すように構成しても、図3
および図4に示した回路と同じ動作が可能である。図5
に示す回路では、トランジスタM42のゲートとトランジ
スタM45のゲートを入力端子23に接続し、この入力端子
23に直流電源24から基準電圧Vindcを印加する。また、
トランジスタM41のゲートを入力端子19に接続して正極
信号Vin+を与えるとともに、この入力端子19と上記入
力端子23間に抵抗Rin+を接続する。さらに、トランジ
スタM44のゲートを入力端子20に接続して負極信号Vin
-を与えるとともに、この入力端子20と上記入力端子23
間に抵抗Rin-を接続する。
および図4に示した回路と同じ動作が可能である。図5
に示す回路では、トランジスタM42のゲートとトランジ
スタM45のゲートを入力端子23に接続し、この入力端子
23に直流電源24から基準電圧Vindcを印加する。また、
トランジスタM41のゲートを入力端子19に接続して正極
信号Vin+を与えるとともに、この入力端子19と上記入
力端子23間に抵抗Rin+を接続する。さらに、トランジ
スタM44のゲートを入力端子20に接続して負極信号Vin
-を与えるとともに、この入力端子20と上記入力端子23
間に抵抗Rin-を接続する。
【0080】図6は上記図3に示した回路の他の変形例
について示すもので、図3の回路の電流出力端子21、22
に負荷として抵抗Ro1とRo2をそれぞれ接続し、電圧出
力としたものである。この回路の入力から出力までのゲ
インは(21)式のgmに負荷の抵抗値を掛けた値とな
り、Ro1=Ro2=Roとすると、
について示すもので、図3の回路の電流出力端子21、22
に負荷として抵抗Ro1とRo2をそれぞれ接続し、電圧出
力としたものである。この回路の入力から出力までのゲ
インは(21)式のgmに負荷の抵抗値を掛けた値とな
り、Ro1=Ro2=Roとすると、
【0081】
【数6】
【0082】となる。
【0083】図7は、上記図6に示した差動増幅器の変
形例である。変形点の1つは、入力部の2組の差動回路
17、18には図2のタイプの回路を用いていることであ
る。すなわち、差動回路17、18に電流を供給するトラン
ジスタM43とM46のゲートに、トランジスタM41とM44
のドレイン電圧をそれぞれレベルシフト回路LS1、L
S2を介して一定の電圧だけレベルシフトして与えてい
る。これにより入力部の2組の差動回路17、18の線形動
作範囲をさらに広げている。
形例である。変形点の1つは、入力部の2組の差動回路
17、18には図2のタイプの回路を用いていることであ
る。すなわち、差動回路17、18に電流を供給するトラン
ジスタM43とM46のゲートに、トランジスタM41とM44
のドレイン電圧をそれぞれレベルシフト回路LS1、L
S2を介して一定の電圧だけレベルシフトして与えてい
る。これにより入力部の2組の差動回路17、18の線形動
作範囲をさらに広げている。
【0084】上記レベルシフト回路LS1、LS2は、ド
レイン・ゲートをショートしたトランジスタM49、M50
と電流源25、26を用いて構成している。上記各トランジ
スタM49、M50に、電流源25、26による電流I0を流す
ことによって発生するゲート・ソース電圧を用いて、こ
の電圧分だけレベルシフトさせている。この際には、差
動回路17、18に電源Vcc側から電流を供給する電流源1
5、16はそれぞれ、電流Ibにレベルシフト用の電流Io
を加えた電流値Ia(Ia=Ib+Io)としている。
レイン・ゲートをショートしたトランジスタM49、M50
と電流源25、26を用いて構成している。上記各トランジ
スタM49、M50に、電流源25、26による電流I0を流す
ことによって発生するゲート・ソース電圧を用いて、こ
の電圧分だけレベルシフトさせている。この際には、差
動回路17、18に電源Vcc側から電流を供給する電流源1
5、16はそれぞれ、電流Ibにレベルシフト用の電流Io
を加えた電流値Ia(Ia=Ib+Io)としている。
【0085】なお、この例ではレベルシフトにトランジ
スタを用いたが、トランジスタM49とM50の代わりに抵
抗を用いてレベルシフトする方法もあり、同様の効果を
得ることができる。
スタを用いたが、トランジスタM49とM50の代わりに抵
抗を用いてレベルシフトする方法もあり、同様の効果を
得ることができる。
【0086】変形点のもうひとつは、電流出力端子21、
22に、負荷として抵抗R1とR2に加えてPMOSトラン
ジスタM47とM48を接続したことである。すなわち、ト
ランジスタM47、M48のソースを電源Vccに接続し、ド
レインをトランジスタM42、M45のドレインおよび出力
端子21、22にそれぞれ接続し、ゲートを共通接続してい
る。また、抵抗R1の一端はMOSトランジスタM47、
M48のゲート共通点に接続し、他端をMOSトランジス
タM42、M47のドレインに接続している。上記抵抗R2
の一端はMOSトランジスタM47、M48のゲート共通点
に接続し、他端をMOSトランジスタM45、M48のドレ
インに接続している。
22に、負荷として抵抗R1とR2に加えてPMOSトラン
ジスタM47とM48を接続したことである。すなわち、ト
ランジスタM47、M48のソースを電源Vccに接続し、ド
レインをトランジスタM42、M45のドレインおよび出力
端子21、22にそれぞれ接続し、ゲートを共通接続してい
る。また、抵抗R1の一端はMOSトランジスタM47、
M48のゲート共通点に接続し、他端をMOSトランジス
タM42、M47のドレインに接続している。上記抵抗R2
の一端はMOSトランジスタM47、M48のゲート共通点
に接続し、他端をMOSトランジスタM45、M48のドレ
インに接続している。
【0087】出力の直流電圧は、トランジスタM47とM
48のゲート・ソース間電圧によって決まるので、電流源
15、16の出力電流Iaを変えてゲインを変化させたとし
てもその直流電圧の変動は少ない。一方、ゲインを決め
る負荷抵抗は、ほとんど抵抗R1とR2の抵抗値だけで決
まるので高いゲインが実現できることになる。
48のゲート・ソース間電圧によって決まるので、電流源
15、16の出力電流Iaを変えてゲインを変化させたとし
てもその直流電圧の変動は少ない。一方、ゲインを決め
る負荷抵抗は、ほとんど抵抗R1とR2の抵抗値だけで決
まるので高いゲインが実現できることになる。
【0088】図8は、上記図7に示した回路の入出力特
性を示したものである。横軸は入力電圧Vin(=Vin+
−Vin-)であり、縦軸は出力電圧−Vout(=Vout-−
Vout+)であり、電源電圧Vccは5Vである。電流源1
5、16の電流値としてはIb=20μA、Ib=50μ
A、Ib=100μAの3通りを示した。
性を示したものである。横軸は入力電圧Vin(=Vin+
−Vin-)であり、縦軸は出力電圧−Vout(=Vout-−
Vout+)であり、電源電圧Vccは5Vである。電流源1
5、16の電流値としてはIb=20μA、Ib=50μ
A、Ib=100μAの3通りを示した。
【0089】この図8から分かるように、入力電圧に対
して直線的に変化する出力電圧の範囲は「±3V」程度
であり、非常に広い。しかも、この直線の傾きは電流源
15、16の電流値Ibによって変化し、その傾斜は電流値
Ibの平方根にほぼ比例する。これを利用して本発明に
よる各回路を可変利得増幅回路として利用することもで
きる。
して直線的に変化する出力電圧の範囲は「±3V」程度
であり、非常に広い。しかも、この直線の傾きは電流源
15、16の電流値Ibによって変化し、その傾斜は電流値
Ibの平方根にほぼ比例する。これを利用して本発明に
よる各回路を可変利得増幅回路として利用することもで
きる。
【0090】図9は、上記図7に示した回路の入力電圧
依存性を示したものであり、入力電圧Vin(Vin+−Vi
n-)を一定値「−0.3V」とする条件下で、入力電圧
の直流値(Vin++Vin-)/2を変えていった時の出力
電圧−Vout(=Vout-−Vout+)の変化を表してい
る。この場合も電流源15、16の電流値としてはIb=2
0μA、Ib=50μA、Ib=100μAの3通りを示
した。
依存性を示したものであり、入力電圧Vin(Vin+−Vi
n-)を一定値「−0.3V」とする条件下で、入力電圧
の直流値(Vin++Vin-)/2を変えていった時の出力
電圧−Vout(=Vout-−Vout+)の変化を表してい
る。この場合も電流源15、16の電流値としてはIb=2
0μA、Ib=50μA、Ib=100μAの3通りを示
した。
【0091】この図8からも明らかなように、入力電圧
の直流値が低いところを除けば、出力電圧の入力電圧依
存性はほとんどない。入力電圧の直流値が低いところで
はトランジスタM43とM46のドレイン電圧が下がり、飽
和領域動作をしなくなるからである。その他の領域では
出力電圧はほぼフラットである。これは実際の回路動作
においては同相電圧の除去比が大きいことを意味する。
このように、本発明に係る回路では、図21の回路が持
っていた同相除去比が小さいという欠点は完全に解消さ
れる。
の直流値が低いところを除けば、出力電圧の入力電圧依
存性はほとんどない。入力電圧の直流値が低いところで
はトランジスタM43とM46のドレイン電圧が下がり、飽
和領域動作をしなくなるからである。その他の領域では
出力電圧はほぼフラットである。これは実際の回路動作
においては同相電圧の除去比が大きいことを意味する。
このように、本発明に係る回路では、図21の回路が持
っていた同相除去比が小さいという欠点は完全に解消さ
れる。
【0092】なお、上述した図3乃至図7に示した2組
の差動回路17、18を用いた回路構成では全て差動で入力
し、差動で出力するような全差動構成としたが、必ずし
も全差動である必要はない。例えば、図10に示すよう
に、図3に示した回路における差動出力端子21、22に、
トランジスタM57とM58とで構成したカレントミラー回
路27を接続してシングル出力に変換し、出力端子28から
電流Iout+として出力するように構成しても良い。この
シングル出力構成は、同様にして他の回路にも適用でき
るのは勿論である。
の差動回路17、18を用いた回路構成では全て差動で入力
し、差動で出力するような全差動構成としたが、必ずし
も全差動である必要はない。例えば、図10に示すよう
に、図3に示した回路における差動出力端子21、22に、
トランジスタM57とM58とで構成したカレントミラー回
路27を接続してシングル出力に変換し、出力端子28から
電流Iout+として出力するように構成しても良い。この
シングル出力構成は、同様にして他の回路にも適用でき
るのは勿論である。
【0093】[第4の実施形態]次に、上述した第1乃
至第3の実施形態に係る差動増幅器をトランスコンダク
タンス回路としてフィルタ回路に適用する場合について
説明する。
至第3の実施形態に係る差動増幅器をトランスコンダク
タンス回路としてフィルタ回路に適用する場合について
説明する。
【0094】本発明に係るフィルタ回路に用いるgm回
路の第4の実施形態を図11に示す。この回路は、NM
OSトランジスタM61〜M63、コンデンサC1および電
流源31、32で構成した本発明の最も基本的なgm回路で
ある。この回路は、差動トランジスタM61のゲートに接
続した入力端子33と、差動トランジスタM62のゲートに
接続した入力端子34間に差動入力信号Vin1、Vin2を与
え、トランジスタM62のドレインより出力電流を得るも
のである。上記各トランジスタM61、M62のドレインに
は、電流源31、32から電流Ib1、Ib2がそれぞれ供給さ
れる。これらトランジスタM61、M62のソースは共通接
続され、ソース共通接続点にトランジスタM63のドレイ
ンが接続される。このトランジスタM63のゲートはトラ
ンジスタM61のドレインに接続され、ソースはグランド
GNDに接続されている。そして、上記トランジスタM
62のドレインにはコンデンサCの一方の電極が接続さ
れ、出力電流をこのコンデンサCで積分して得た電圧V
outを出力する。
路の第4の実施形態を図11に示す。この回路は、NM
OSトランジスタM61〜M63、コンデンサC1および電
流源31、32で構成した本発明の最も基本的なgm回路で
ある。この回路は、差動トランジスタM61のゲートに接
続した入力端子33と、差動トランジスタM62のゲートに
接続した入力端子34間に差動入力信号Vin1、Vin2を与
え、トランジスタM62のドレインより出力電流を得るも
のである。上記各トランジスタM61、M62のドレインに
は、電流源31、32から電流Ib1、Ib2がそれぞれ供給さ
れる。これらトランジスタM61、M62のソースは共通接
続され、ソース共通接続点にトランジスタM63のドレイ
ンが接続される。このトランジスタM63のゲートはトラ
ンジスタM61のドレインに接続され、ソースはグランド
GNDに接続されている。そして、上記トランジスタM
62のドレインにはコンデンサCの一方の電極が接続さ
れ、出力電流をこのコンデンサCで積分して得た電圧V
outを出力する。
【0095】この出力電圧Voutが他のgm回路の入力
になり、このような積分回路をいくつか組み合わせるこ
とでフィルタ回路を構成する。
になり、このような積分回路をいくつか組み合わせるこ
とでフィルタ回路を構成する。
【0096】上記トランジスタM61とM62はそれぞれ、
電源Vccに接続された電流源31、32から定電流Ib1とI
b2の供給を受けてバイアスされている。これによって、
トランジスタM61を流れる電流は常に一定値Ib1とな
る。差動トランジスタ対M61とM62のドレイン電流の比
は、差動入力信号Vin1とVin2の差電圧によってほぼ決
まる。したがって、電圧Vin1とVin2のある差電圧に対
して、その条件下でトランジスタM61のドレイン電流が
Ib1となるようにトランジスタM63のゲートに帰還がか
かる。トランジスタM61に流れる電流は一定なので、こ
のトランジスタM61のゲート・ソース間電圧VGS1は入
力に関わらず常に一定であり、トランジスタM61とM62
のソース結合端電圧は常にVin1から一定電圧だけ下が
った電圧で固定される。これはトランジスタM62がM61
でバイアスされることを意味し、トランジスタM61とM
62が同一サイズ、同一形状であればトランジスタM62の
直流電流はIb1と等しくなる。
電源Vccに接続された電流源31、32から定電流Ib1とI
b2の供給を受けてバイアスされている。これによって、
トランジスタM61を流れる電流は常に一定値Ib1とな
る。差動トランジスタ対M61とM62のドレイン電流の比
は、差動入力信号Vin1とVin2の差電圧によってほぼ決
まる。したがって、電圧Vin1とVin2のある差電圧に対
して、その条件下でトランジスタM61のドレイン電流が
Ib1となるようにトランジスタM63のゲートに帰還がか
かる。トランジスタM61に流れる電流は一定なので、こ
のトランジスタM61のゲート・ソース間電圧VGS1は入
力に関わらず常に一定であり、トランジスタM61とM62
のソース結合端電圧は常にVin1から一定電圧だけ下が
った電圧で固定される。これはトランジスタM62がM61
でバイアスされることを意味し、トランジスタM61とM
62が同一サイズ、同一形状であればトランジスタM62の
直流電流はIb1と等しくなる。
【0097】また、電圧Vin1とVin2の差電圧はすべて
トランジスタM62に加わることになり、このgm回路は
交流的にはトランジスタM62だけで電圧電流変換を実行
していることになる。上記トランジスタM61の役割は、
トランジスタM62との差動回路構成によって差動入力の
同相電圧を除去すること、並びにトランジスタM62をバ
イアスすることである。上記トランジスタM62を流れる
電流はIb1なので、トランジスタM62のドレインに供給
する定電流Ib2をIb1と同じ電流値にすれば、トランジ
スタM62のドレインからは入力電圧の「信号分」だけに
依存した電流を出力させることができる。この電流を出
力端子に接続したコンデンサCで積分することによって
積分電圧Voutを出力する。
トランジスタM62に加わることになり、このgm回路は
交流的にはトランジスタM62だけで電圧電流変換を実行
していることになる。上記トランジスタM61の役割は、
トランジスタM62との差動回路構成によって差動入力の
同相電圧を除去すること、並びにトランジスタM62をバ
イアスすることである。上記トランジスタM62を流れる
電流はIb1なので、トランジスタM62のドレインに供給
する定電流Ib2をIb1と同じ電流値にすれば、トランジ
スタM62のドレインからは入力電圧の「信号分」だけに
依存した電流を出力させることができる。この電流を出
力端子に接続したコンデンサCで積分することによって
積分電圧Voutを出力する。
【0098】いま、トランジスタM61とM62は同一サイ
ズ、同一形状のトランジスタであり、両トランジスタは
いずれも飽和領域(ピンチオフ領域)で動作しているも
のとし、簡単化のため短チャネル効果は考慮しないとす
ると、差動入力信号Vin1、Vin2と出力電流Ioutとの
関係は次式で表わすことができる。
ズ、同一形状のトランジスタであり、両トランジスタは
いずれも飽和領域(ピンチオフ領域)で動作しているも
のとし、簡単化のため短チャネル効果は考慮しないとす
ると、差動入力信号Vin1、Vin2と出力電流Ioutとの
関係は次式で表わすことができる。
【0099】 M61:Id61=(k/2)(VGS1−Vth)2 …(23)
【0100】
【数7】
【0101】ただし、Vin=Vin1−Vin2、Ib1=Ib2
=Ibとした。
=Ibとした。
【0102】したがって
【0103】
【数8】
【0104】となる。このように図11のgm回路の入
力電圧Vinと出力電流Ioutとの関係は(25)式のよ
うな簡単な式で表わすことができる。この式には第2項
にVinの2乗項が残るため無ひずみではないが、
力電圧Vinと出力電流Ioutとの関係は(25)式のよ
うな簡単な式で表わすことができる。この式には第2項
にVinの2乗項が残るため無ひずみではないが、
【0105】
【数9】
【0106】という条件下では第1項に比べ第2項は十
分小さいとして、第2項を除いて
分小さいとして、第2項を除いて
【0107】
【数10】
【0108】と近似することができる。つまり微小振幅
の領域では出力電流Ioutは入力電圧Vinに比例し、こ
の時のgmは、
の領域では出力電流Ioutは入力電圧Vinに比例し、こ
の時のgmは、
【0109】
【数11】
【0110】ということになる。
【0111】このgm回路は、カレントミラー回路等の
折り返し回路を用いないため周波数特性が良く、高周波
用のフィルタ回路としても適している。またトランジス
タM63のドレイン電圧もグランドGND近くまで下げて
使用しても問題ないため、低電圧ICのフィルタにも適
している。しかも、トランジスタM61のドレイン電圧は
ほぼ一定なので、電源VccとトランジスタM61のドレイ
ンとの間に、電流源31の代わりに抵抗を挿入し、これを
定電流源とすることも可能である。
折り返し回路を用いないため周波数特性が良く、高周波
用のフィルタ回路としても適している。またトランジス
タM63のドレイン電圧もグランドGND近くまで下げて
使用しても問題ないため、低電圧ICのフィルタにも適
している。しかも、トランジスタM61のドレイン電圧は
ほぼ一定なので、電源VccとトランジスタM61のドレイ
ンとの間に、電流源31の代わりに抵抗を挿入し、これを
定電流源とすることも可能である。
【0112】なお、図11の例では、基本となる差動ト
ランジスタをNMOSで構成した例を示すが、電源Vcc
をグランドGNDに、グランドGNDを電源Vccに、N
MOSトランジスタをPMOSトランジスタに置き換え
ても全く同じ動作をさせることができる。また、この回
路は入力端子33、34に差動入力信号Vin1とVin2を入力
することを前提に説明したが、入力端子33、34のどちら
か一方にだけ時間的に変化する入力信号を与え、他方の
入力端子には、例えばこの入力信号の直流電圧分と実質
的に等しい電圧のバイアスを供給しておくという使い方
も可能である。
ランジスタをNMOSで構成した例を示すが、電源Vcc
をグランドGNDに、グランドGNDを電源Vccに、N
MOSトランジスタをPMOSトランジスタに置き換え
ても全く同じ動作をさせることができる。また、この回
路は入力端子33、34に差動入力信号Vin1とVin2を入力
することを前提に説明したが、入力端子33、34のどちら
か一方にだけ時間的に変化する入力信号を与え、他方の
入力端子には、例えばこの入力信号の直流電圧分と実質
的に等しい電圧のバイアスを供給しておくという使い方
も可能である。
【0113】[第5の実施形態]本発明に係るフィルタ
回路に用いるgm回路の第5の実施形態を図12に示
す。これは図11に示した第4の実施形態におけるトラ
ンジスタM61のドレインとトランジスタM63のゲート間
にレベルシフト回路LSを挿入したものである。この図
11の回路では、トランジスタM61とM62とが飽和領域
で動作するというのが前提条件になっている。トランジ
スタM63に必要とされる電流によって、トランジスタM
63のゲート・ソース間電圧が決まり、この電圧によって
トランジスタM61のドレイン電圧が決まる。入力信号V
in1のレベルが高い場合、トランジスタM61のソース結
合端電圧が上昇してトランジスタM61において十分なド
レイン・ソース間電圧が確保できない、という問題が起
こる。これは入力のダイナミックレンジを狭め、線形範
囲を減少させる。
回路に用いるgm回路の第5の実施形態を図12に示
す。これは図11に示した第4の実施形態におけるトラ
ンジスタM61のドレインとトランジスタM63のゲート間
にレベルシフト回路LSを挿入したものである。この図
11の回路では、トランジスタM61とM62とが飽和領域
で動作するというのが前提条件になっている。トランジ
スタM63に必要とされる電流によって、トランジスタM
63のゲート・ソース間電圧が決まり、この電圧によって
トランジスタM61のドレイン電圧が決まる。入力信号V
in1のレベルが高い場合、トランジスタM61のソース結
合端電圧が上昇してトランジスタM61において十分なド
レイン・ソース間電圧が確保できない、という問題が起
こる。これは入力のダイナミックレンジを狭め、線形範
囲を減少させる。
【0114】この問題を回避するために、上記レベルシ
フト回路LSを設けている。このレベルシフト回路LS
を設けることにより、トランジスタM61のドレイン電圧
はレベルシフト電圧分だけ上昇し、その分だけトランジ
スタM61のドレイン・ソース間電圧に余裕が生まれ、線
形範囲の減少を抑えることができる。
フト回路LSを設けている。このレベルシフト回路LS
を設けることにより、トランジスタM61のドレイン電圧
はレベルシフト電圧分だけ上昇し、その分だけトランジ
スタM61のドレイン・ソース間電圧に余裕が生まれ、線
形範囲の減少を抑えることができる。
【0115】[第6の実施形態]本発明に係るフィルタ
回路に用いるgm回路の第6の実施形態を図13に示
す。この回路は、図11の回路を2組並列に接続し、入
力端子同士を交差させて接続することにより、完全差動
型のgm回路を構成したものである。つまりトランジス
タM61〜M63、電流源31、32で構成した第1の差動回路
37とトランジスタM64〜M66、電流源35、36で構成した
第2の差動回路38とで構成している。上記トランジスタ
M61、M65のゲートを入力端子33に接続して差動入力信
号の正極信号Vin1を入力し、上記トランジスタM62、
M64のゲートを入力端子34に接続して差動入力信号の負
極信号Vin2を入力している。また、第1の差動回路37
の出力端子39と第2の差動回路38の出力端子40との間に
コンデンサCを接続し、トランジスタM62、M65のドレ
イン電流Iout+、Iout-を積分して、出力端子39、40か
ら出力電圧Vout1、Vout2を取り出す。
回路に用いるgm回路の第6の実施形態を図13に示
す。この回路は、図11の回路を2組並列に接続し、入
力端子同士を交差させて接続することにより、完全差動
型のgm回路を構成したものである。つまりトランジス
タM61〜M63、電流源31、32で構成した第1の差動回路
37とトランジスタM64〜M66、電流源35、36で構成した
第2の差動回路38とで構成している。上記トランジスタ
M61、M65のゲートを入力端子33に接続して差動入力信
号の正極信号Vin1を入力し、上記トランジスタM62、
M64のゲートを入力端子34に接続して差動入力信号の負
極信号Vin2を入力している。また、第1の差動回路37
の出力端子39と第2の差動回路38の出力端子40との間に
コンデンサCを接続し、トランジスタM62、M65のドレ
イン電流Iout+、Iout-を積分して、出力端子39、40か
ら出力電圧Vout1、Vout2を取り出す。
【0116】上記のような構成において、トランジスタ
M62、M65のドレイン電流Iout+、Iout-はそれぞれ、
前記(24)式を用いて次式のように表わすことができ
る。
M62、M65のドレイン電流Iout+、Iout-はそれぞれ、
前記(24)式を用いて次式のように表わすことができ
る。
【0117】
【数12】
【0118】
【数13】
【0119】ただしIb1=Ib2=Ib3=Ib4=Ibとし
た。出力の差電流Iout+−Iout-を計算すると、
た。出力の差電流Iout+−Iout-を計算すると、
【0120】
【数14】
【0121】ということになり、この電流はコンデンサ
Cに流れる。この式は出力の差電流が入力電圧Vinに完
全に比例することを表わしている。したがって、入力信
号が無ひずみであればコンデンサCには入力電圧に比例
したひずみ成分を全く持たない電流が流れることにな
る。しかも、各トランジスタが飽和領域で動作するとい
う条件下であれば(29)式が常に成り立つので、この
gm回路は入力電圧に対して広い線形動作範囲を持つ。
入力電圧に対する出力電流への変換係数(トランスコン
ダクタンス)gmはkとIbで決まり、
Cに流れる。この式は出力の差電流が入力電圧Vinに完
全に比例することを表わしている。したがって、入力信
号が無ひずみであればコンデンサCには入力電圧に比例
したひずみ成分を全く持たない電流が流れることにな
る。しかも、各トランジスタが飽和領域で動作するとい
う条件下であれば(29)式が常に成り立つので、この
gm回路は入力電圧に対して広い線形動作範囲を持つ。
入力電圧に対する出力電流への変換係数(トランスコン
ダクタンス)gmはkとIbで決まり、
【0122】
【数15】
【0123】ということになる。
【0124】この式からも明らかなように、gmはバイ
アス電流Ibの平方根に比例する。したがって、バイア
ス電流を変化させることにより、gmを制御することが
できフィルタの周波数特性の調整が可能である。この回
路はトランジスタM61とM62、M64とM65のそれぞれの
差動回路に差動入力信号を供給しているため、入力信号
の同相分はそれぞれの差動回路で除去され、全体として
も高い同相除去能力は維持される。しかも、図11の第
4の実施形態で述べたような、高周波特性にすぐれてい
る点、低電圧に向いている点、などの特長はすべて備え
ている。
アス電流Ibの平方根に比例する。したがって、バイア
ス電流を変化させることにより、gmを制御することが
できフィルタの周波数特性の調整が可能である。この回
路はトランジスタM61とM62、M64とM65のそれぞれの
差動回路に差動入力信号を供給しているため、入力信号
の同相分はそれぞれの差動回路で除去され、全体として
も高い同相除去能力は維持される。しかも、図11の第
4の実施形態で述べたような、高周波特性にすぐれてい
る点、低電圧に向いている点、などの特長はすべて備え
ている。
【0125】図14は、上記図13に示した回路の変形
例である。変形点として入力部の2組の差動回路37、38
には図12のタイプの回路を用いている。すなわち、各
差動回路37、38に電流を供給するトランジスタM63とM
66のゲート電圧はトランジスタM61とM64のドレイン電
圧をそれぞれレベルシフト回路41、42を介して一定の電
圧だけレベルシフトして与えている。これにより入力部
の2組の差動回路37、38の線形動作範囲をさらに広げて
いる。
例である。変形点として入力部の2組の差動回路37、38
には図12のタイプの回路を用いている。すなわち、各
差動回路37、38に電流を供給するトランジスタM63とM
66のゲート電圧はトランジスタM61とM64のドレイン電
圧をそれぞれレベルシフト回路41、42を介して一定の電
圧だけレベルシフトして与えている。これにより入力部
の2組の差動回路37、38の線形動作範囲をさらに広げて
いる。
【0126】上記レベルシフト回路41、42はそれぞれ、
ドレイン・ゲートをショートしたトランジスタM69、M
70と電流源43、44を用いて構成している。これらのトラ
ンジスタM69、M70に電流源43、44による電流Ioを流
すことによって発生するゲート・ソース電圧を用いて、
この電圧分だけレベルシフトさせている。そして、差動
回路37、38に電源Vcc側から電流を供給する電流源31、
35は、電流源32、36の電流Ibにレベルシフト用の電流
Ioを加えた電流値Ia(Ia=Ib+Io)としている。
ドレイン・ゲートをショートしたトランジスタM69、M
70と電流源43、44を用いて構成している。これらのトラ
ンジスタM69、M70に電流源43、44による電流Ioを流
すことによって発生するゲート・ソース電圧を用いて、
この電圧分だけレベルシフトさせている。そして、差動
回路37、38に電源Vcc側から電流を供給する電流源31、
35は、電流源32、36の電流Ibにレベルシフト用の電流
Ioを加えた電流値Ia(Ia=Ib+Io)としている。
【0127】この例ではレベルシフトにトランジスタを
用いたが、トランジスタM69とM70の代わりに抵抗を用
いてレベルシフトする方法もあり、同様の効果を得るこ
とができる。
用いたが、トランジスタM69とM70の代わりに抵抗を用
いてレベルシフトする方法もあり、同様の効果を得るこ
とができる。
【0128】[第7の実施形態]本発明に係るフィルタ
回路に用いるgm回路の第7の実施形態を図15に示
す。この回路は、2組の差動回路37、38を並列に接続し
て完全差動型の回路を構成した点は先の第6の実施形態
と同じであるが、2組の差動入力信号を入力し、1組の
差動出力信号を得るようにしている。すなわち、第1の
差動回路37におけるトランジスタM62のゲートを入力端
子45に接続し、第2の差動回路38におけるトランジスタ
M65のゲートを入力端子46に接続し、これら入力端子4
5、46に第1の差動入力信号Vin1、Vin2を入力してい
る。また、第1の差動回路37におけるトランジスタM61
のゲートを入力端子47に接続し、第2の差動回路38にお
けるトランジスタM64のゲートを入力端子48に接続し、
これら入力端子47、48に第2の差動入力信号Vin3、Vi
n4を入力している。そして、出力端子39、40にそれぞれ
キャパシタC1、C2の一方の電極を接続し、これら出力
端子39、40から差動出力信号Vout1、Vout2を出力す
る。
回路に用いるgm回路の第7の実施形態を図15に示
す。この回路は、2組の差動回路37、38を並列に接続し
て完全差動型の回路を構成した点は先の第6の実施形態
と同じであるが、2組の差動入力信号を入力し、1組の
差動出力信号を得るようにしている。すなわち、第1の
差動回路37におけるトランジスタM62のゲートを入力端
子45に接続し、第2の差動回路38におけるトランジスタ
M65のゲートを入力端子46に接続し、これら入力端子4
5、46に第1の差動入力信号Vin1、Vin2を入力してい
る。また、第1の差動回路37におけるトランジスタM61
のゲートを入力端子47に接続し、第2の差動回路38にお
けるトランジスタM64のゲートを入力端子48に接続し、
これら入力端子47、48に第2の差動入力信号Vin3、Vi
n4を入力している。そして、出力端子39、40にそれぞれ
キャパシタC1、C2の一方の電極を接続し、これら出力
端子39、40から差動出力信号Vout1、Vout2を出力す
る。
【0129】図13と図14の実施形態が1組の差動入
力と1組の差動出力を備えたgm回路であったのに対
し、この変形例は2組の差動入力と1組の差動出力を備
えたgm回路である。この回路の場合の各差動入力に対
するgm値は(30)式の半分となる。これ以外に、こ
の図15に示す回路が図13や図14の実施形態と異な
るのは、図13や図14のgm回路が同相除去能力を持
っていたのと異なり、差動出力が第1の差動入力信号V
in1、Vin2に対し高い負の同相利得を持ち、第2の差動
入力信号Vin3、Vin4に対し高い正の同相利得を持つこ
とである。この同相利得が高いという点を逆に利用し
て、フィルタ回路を構成することで自己バイアスをか
け、全差動型のフィルタ回路にバイアス回路として必要
な「コモンモードフィードバック回路(同相帰還回
路)」を不要にすることができる。コモンモードフィー
ドバック回路は、フィルタの次数分だけ必要でありフィ
ルタ回路全体のかなりの割合を占めるため、これを不要
にできるという効果は大きい。
力と1組の差動出力を備えたgm回路であったのに対
し、この変形例は2組の差動入力と1組の差動出力を備
えたgm回路である。この回路の場合の各差動入力に対
するgm値は(30)式の半分となる。これ以外に、こ
の図15に示す回路が図13や図14の実施形態と異な
るのは、図13や図14のgm回路が同相除去能力を持
っていたのと異なり、差動出力が第1の差動入力信号V
in1、Vin2に対し高い負の同相利得を持ち、第2の差動
入力信号Vin3、Vin4に対し高い正の同相利得を持つこ
とである。この同相利得が高いという点を逆に利用し
て、フィルタ回路を構成することで自己バイアスをか
け、全差動型のフィルタ回路にバイアス回路として必要
な「コモンモードフィードバック回路(同相帰還回
路)」を不要にすることができる。コモンモードフィー
ドバック回路は、フィルタの次数分だけ必要でありフィ
ルタ回路全体のかなりの割合を占めるため、これを不要
にできるという効果は大きい。
【0130】図15のgm回路を利用して、2次のBP
F(バンドパスフィルタ)を構成したものを図16に示
す。この回路は、第1の単位積分回路50と第2の単位積
分回路51とから成る。第1の単位積分回路50は、トラン
ジスタM61〜M66、定電流源31、32、35、36、直流電源
49およびキャパシタC1、C2等で構成される。また、第
2の単位積分回路51は、トランジスタM71〜M76、定電
流源54〜57およびキャパシタC3等で構成される。
F(バンドパスフィルタ)を構成したものを図16に示
す。この回路は、第1の単位積分回路50と第2の単位積
分回路51とから成る。第1の単位積分回路50は、トラン
ジスタM61〜M66、定電流源31、32、35、36、直流電源
49およびキャパシタC1、C2等で構成される。また、第
2の単位積分回路51は、トランジスタM71〜M76、定電
流源54〜57およびキャパシタC3等で構成される。
【0131】第1の単位積分回路50におけるトランジス
タM65、M62のゲートには、出力端子52、53から差動出
力信号Vout1、Vout2を帰還し、トランジスタM61、M
64のゲートには、直流電源49から基準電圧Vbを与え
る。第2の単位積分回路51におけるトランジスタM72、
M75のゲートには、上記出力端子52、53から差動出力信
号Vout1、Vout2を帰還し、トランジスタM74、M71の
ゲートには、第1の単位積分回路50のトランジスタM6
2、M65のドレインから差動出力信号を与える。そし
て、上記第1の単位積分回路50におけるトランジスタM
62、M65のドレインにはそれぞれ、入力端子50、51から
コンデンサC1、C2を介して差動入力信号Vin1、Vin2
を与えるようにしている。
タM65、M62のゲートには、出力端子52、53から差動出
力信号Vout1、Vout2を帰還し、トランジスタM61、M
64のゲートには、直流電源49から基準電圧Vbを与え
る。第2の単位積分回路51におけるトランジスタM72、
M75のゲートには、上記出力端子52、53から差動出力信
号Vout1、Vout2を帰還し、トランジスタM74、M71の
ゲートには、第1の単位積分回路50のトランジスタM6
2、M65のドレインから差動出力信号を与える。そし
て、上記第1の単位積分回路50におけるトランジスタM
62、M65のドレインにはそれぞれ、入力端子50、51から
コンデンサC1、C2を介して差動入力信号Vin1、Vin2
を与えるようにしている。
【0132】このように構成すると、第1の単位積分回
路50の差動出力の同相分は第2の単位積分回路51で非反
転増幅され、これが第1の単位積分回路50の入力に戻り
反転増幅されて第1の単位積分回路50の出力に帰還され
る。このようにして、この一巡ループでは同相利得が全
体で負帰還となるため、結局、第2の単位積分回路51の
トランジスタM72、M75のドレインから出力される差動
出力信号Vout1、Vout2の直流値は第1の単位積分回路
50の第2の差動入力である基準電圧Vbと等しくなるよ
うに制御される。このようにして、特別なバイアス回路
なしでgm回路の帰還動作だけで出力電圧の安定化を図
ることができる。しかも、各動作点電圧は差動入力信号
の電圧とは独立した基準電圧Vbで設定することができ
る。
路50の差動出力の同相分は第2の単位積分回路51で非反
転増幅され、これが第1の単位積分回路50の入力に戻り
反転増幅されて第1の単位積分回路50の出力に帰還され
る。このようにして、この一巡ループでは同相利得が全
体で負帰還となるため、結局、第2の単位積分回路51の
トランジスタM72、M75のドレインから出力される差動
出力信号Vout1、Vout2の直流値は第1の単位積分回路
50の第2の差動入力である基準電圧Vbと等しくなるよ
うに制御される。このようにして、特別なバイアス回路
なしでgm回路の帰還動作だけで出力電圧の安定化を図
ることができる。しかも、各動作点電圧は差動入力信号
の電圧とは独立した基準電圧Vbで設定することができ
る。
【0133】なお、この同相帰還ループは、高い利得を
持つ第1の単位積分回路50の出力端に接続されているコ
ンデンサC1とC2とがループの位相補償を兼ねるため、
高周波領域まで安定に動作させることができる。このよ
うに構成することにより、差動入力信号に対してBPF
特性でフィルタ処理した差動出力信号Vout1、Vout2を
出力端子52、53から取り出すことができる。
持つ第1の単位積分回路50の出力端に接続されているコ
ンデンサC1とC2とがループの位相補償を兼ねるため、
高周波領域まで安定に動作させることができる。このよ
うに構成することにより、差動入力信号に対してBPF
特性でフィルタ処理した差動出力信号Vout1、Vout2を
出力端子52、53から取り出すことができる。
【0134】このようなフィルタ回路は、各コンデンサ
C1、C2、C3の容量と各gm回路のgmを選ぶことで
フィルタ特性を任意に設定することができる。各差動入
力に対するgmは(30)式で表わされるgmの半分と
なるので
C1、C2、C3の容量と各gm回路のgmを選ぶことで
フィルタ特性を任意に設定することができる。各差動入
力に対するgmは(30)式で表わされるgmの半分と
なるので
【0135】
【数16】
【0136】ということになる。したがって、gm回路
を構成するトランジスタの形状やサイズ(W/L)によ
りkの値を選び、電流Ibを選んで各gm値を設定す
る。このようにして決めたフィルタ特性は、各電流源3
1、32、35、36、54〜57の電流Ibを連動させて、これら
の電流値の比が一定に保たれるよう制御することにより
調整することができる。この場合、周波数特性は電流I
bの値の平方根に比例して周波数軸方向に移動する。周
波数特性を簡単に調整することができるのもこのフィル
タ回路の利点である。
を構成するトランジスタの形状やサイズ(W/L)によ
りkの値を選び、電流Ibを選んで各gm値を設定す
る。このようにして決めたフィルタ特性は、各電流源3
1、32、35、36、54〜57の電流Ibを連動させて、これら
の電流値の比が一定に保たれるよう制御することにより
調整することができる。この場合、周波数特性は電流I
bの値の平方根に比例して周波数軸方向に移動する。周
波数特性を簡単に調整することができるのもこのフィル
タ回路の利点である。
【0137】図17は、図16に示したフィルタ回路に
おいて電流Ibを10μAから100μAまで変えたと
きのBPFの周波数特性の変化を表わしたものである。
おいて電流Ibを10μAから100μAまで変えたと
きのBPFの周波数特性の変化を表わしたものである。
【0138】[第8の実施形態]本発明に係るフィルタ
回路に用いるgm回路の第8の実施形態を図18に示
す。この実施形態は、図11の回路を2組並列に接続
し、入力端子同士を交差させて接続することによりgm
回路を構成したもので、この点は図13に示した第6の
実施形態と同じである。つまり、トランジスタM61〜M
63および電流源31で構成する第1の差動回路37とトラン
ジスタM64〜M66および電流源35で構成する第2の差動
回路38とで構成し、トランジスタM61とM65のゲートを
入力端子33に接続して差動入力信号の正極信号Vin1を
入力し、トランジスタM62とM64のゲートを入力端子34
に接続して差動入力信号の負極信号Vin2を入力する。
回路に用いるgm回路の第8の実施形態を図18に示
す。この実施形態は、図11の回路を2組並列に接続
し、入力端子同士を交差させて接続することによりgm
回路を構成したもので、この点は図13に示した第6の
実施形態と同じである。つまり、トランジスタM61〜M
63および電流源31で構成する第1の差動回路37とトラン
ジスタM64〜M66および電流源35で構成する第2の差動
回路38とで構成し、トランジスタM61とM65のゲートを
入力端子33に接続して差動入力信号の正極信号Vin1を
入力し、トランジスタM62とM64のゲートを入力端子34
に接続して差動入力信号の負極信号Vin2を入力する。
【0139】この図18のgm回路が図13に示したg
m回路と異なるのは、カレントミラー回路60を設け、ト
ランジスタM65から出力される第2の差動回路38の出力
電流Ioutをカレントミラーで折り返してトランジスタ
M62のドレインに流すことにより、第2の差動回路38の
出力電流Ioutと第1の差動回路37の出力電流Ioutを減
算して出力している点である。そして、この差信号を積
分用のコンデンサCに入力して、出力端子61から積分電
圧Voutを得ている。よって、この回路は、1組の差動
入力と1つのシングル出力を備えたgm回路ということ
になる。
m回路と異なるのは、カレントミラー回路60を設け、ト
ランジスタM65から出力される第2の差動回路38の出力
電流Ioutをカレントミラーで折り返してトランジスタ
M62のドレインに流すことにより、第2の差動回路38の
出力電流Ioutと第1の差動回路37の出力電流Ioutを減
算して出力している点である。そして、この差信号を積
分用のコンデンサCに入力して、出力端子61から積分電
圧Voutを得ている。よって、この回路は、1組の差動
入力と1つのシングル出力を備えたgm回路ということ
になる。
【0140】上述した図18のgm回路を利用して2次
のBPF(バンドパスフィルタ)を構成したものを図1
9に示す。この回路は、第1の単位積分回路62と第2の
単位積分回路63とから成る。第1の単位積分回路62は、
トランジスタM61〜M66、定電流源31、35、直流電源4
9、キャパシタC1およびカレントミラー回路60等で構成
される。また、第2の単位積分回路63は、トランジスタ
M71〜M76、定電流源54、57、キャパシタC2およびカ
レントミラー回路64等で構成される。
のBPF(バンドパスフィルタ)を構成したものを図1
9に示す。この回路は、第1の単位積分回路62と第2の
単位積分回路63とから成る。第1の単位積分回路62は、
トランジスタM61〜M66、定電流源31、35、直流電源4
9、キャパシタC1およびカレントミラー回路60等で構成
される。また、第2の単位積分回路63は、トランジスタ
M71〜M76、定電流源54、57、キャパシタC2およびカ
レントミラー回路64等で構成される。
【0141】第1の単位積分回路62におけるトランジス
タM61、M65のゲートには、直流電源49から基準電圧V
bを与え、トランジスタM62、M64のゲートには、出力
端子65から出力電圧Voutを帰還する。また、第2の単
位積分回路63におけるトランジスタM71,M75のゲート
には、第1の単位積分回路62のトランジスタM62のドレ
インから出力を与え、第2の単位積分回路63のトランジ
スタM72、74のゲートには、出力端子65から出力電圧V
outを帰還する。そして、第1の単位積分回路62の出力
端(トランジスタM62のドレイン)には、コンデンサC
1を介して入力信号Vinを与える。
タM61、M65のゲートには、直流電源49から基準電圧V
bを与え、トランジスタM62、M64のゲートには、出力
端子65から出力電圧Voutを帰還する。また、第2の単
位積分回路63におけるトランジスタM71,M75のゲート
には、第1の単位積分回路62のトランジスタM62のドレ
インから出力を与え、第2の単位積分回路63のトランジ
スタM72、74のゲートには、出力端子65から出力電圧V
outを帰還する。そして、第1の単位積分回路62の出力
端(トランジスタM62のドレイン)には、コンデンサC
1を介して入力信号Vinを与える。
【0142】このようなシングル構成のフィルタ回路で
は、図16に示したような全差動構成の場合と異なり、
同相電圧を考慮する必要はない。このように構成するこ
とにより、入力信号Vinに対してBPF特性でフィルタ
処理した出力信号Voutを出力端子65(トランジスタM7
2のドレイン)から取り出すことができる。
は、図16に示したような全差動構成の場合と異なり、
同相電圧を考慮する必要はない。このように構成するこ
とにより、入力信号Vinに対してBPF特性でフィルタ
処理した出力信号Voutを出力端子65(トランジスタM7
2のドレイン)から取り出すことができる。
【0143】このようにして決めたフィルタ特性は、図
16に示した第7の実施形態のフィルタ回路と同様に、
各電流Ibを連動させて制御することにより、フィルタ
特性を制御することができ、電流Ibの値の平方根に比
例して周波数特性を簡単に調整することができる。
16に示した第7の実施形態のフィルタ回路と同様に、
各電流Ibを連動させて制御することにより、フィルタ
特性を制御することができ、電流Ibの値の平方根に比
例して周波数特性を簡単に調整することができる。
【0144】図20は、上記図19のフィルタ回路にお
いて、電流Ibを10μAから100μAまで変えたと
きのBPFの周波数特性の変化を表わしたものである。
いて、電流Ibを10μAから100μAまで変えたと
きのBPFの周波数特性の変化を表わしたものである。
【0145】なお、以上の実施形態並びにその変形例
は、基本構成部を全てNMOSトランジスタで構成した
回路で説明したが、NMOSトランジスタをPMOSト
ランジスタに変え、電源VccをグランドGNDに、グラ
ンドGNDを電源Vccに置き換えることにより、全く同
様にしてPMOS型のトランスコンダクタンス回路(差
動増幅回路)やフィルタ回路が構成できる。このような
PMOSトランジスタで構成した回路も機能的にはNM
OSトランジスタで構成した回路と全く同じ動作とな
り、全く同じ効果を得ることができることは言うまでも
ない。
は、基本構成部を全てNMOSトランジスタで構成した
回路で説明したが、NMOSトランジスタをPMOSト
ランジスタに変え、電源VccをグランドGNDに、グラ
ンドGNDを電源Vccに置き換えることにより、全く同
様にしてPMOS型のトランスコンダクタンス回路(差
動増幅回路)やフィルタ回路が構成できる。このような
PMOSトランジスタで構成した回路も機能的にはNM
OSトランジスタで構成した回路と全く同じ動作とな
り、全く同じ効果を得ることができることは言うまでも
ない。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広い線形範囲と高い同相除去比を両立できるという特徴
を持ちながら、素子の製造ばらつきによる直線性劣化が
少なく、高周波領域でもすぐれた直線性を有しており、
さらに回路規模が小さく、消費電流が少ないという長所
を併せ持つ差動増幅器が得られる。これによって、多目
的な差動増幅器として極めて利用価値が高い。
広い線形範囲と高い同相除去比を両立できるという特徴
を持ちながら、素子の製造ばらつきによる直線性劣化が
少なく、高周波領域でもすぐれた直線性を有しており、
さらに回路規模が小さく、消費電流が少ないという長所
を併せ持つ差動増幅器が得られる。これによって、多目
的な差動増幅器として極めて利用価値が高い。
【0147】また、上記差動増幅器をトランスコンダク
タンス回路として用いたフィルタ回路では、低ひずみで
広い線形範囲を持つ新しいタイプのgm回路を用いるこ
とにより、低周波領域、高周波領域にかかわらず優れた
直線性を有し、低電圧での動作にも適しているという長
所を持つ。このフィルタ回路は、半導体集積回路に内蔵
するフィルタ回路として万能性があり利用価値が高い。
タンス回路として用いたフィルタ回路では、低ひずみで
広い線形範囲を持つ新しいタイプのgm回路を用いるこ
とにより、低周波領域、高周波領域にかかわらず優れた
直線性を有し、低電圧での動作にも適しているという長
所を持つ。このフィルタ回路は、半導体集積回路に内蔵
するフィルタ回路として万能性があり利用価値が高い。
【図1】本発明の第1の実施形態に係る差動増幅器を示
す回路図。
す回路図。
【図2】本発明の第2の実施形態に係る差動増幅器を示
す回路図。
す回路図。
【図3】本発明の第3の実施形態に係る差動増幅器を示
す回路図。
す回路図。
【図4】図3に示した差動増幅器の変形例を示す回路
図。
図。
【図5】図3に示した差動増幅器の別の変形例を示す回
路図。
路図。
【図6】図3に示した差動増幅器の他の変形例を示す回
路図。
路図。
【図7】図6に示した差動増幅器の変形例を示す回路
図。
図。
【図8】図7に示した差動増幅器の入出力特性を示す特
性図。
性図。
【図9】図7に示した差動増幅器の入力電圧依存性を示
すもので、同相入力に対する特性図。
すもので、同相入力に対する特性図。
【図10】本発明の他の差動増幅器について説明するた
めの回路図。
めの回路図。
【図11】本発明の第4の実施形態について説明するた
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
【図12】本発明の第5の実施形態について説明するた
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
【図13】本発明の第6の実施形態について説明するた
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
【図14】図13に示した回路の変形例を示す回路図。
【図15】本発明の第7の実施形態について説明するた
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
【図16】図15の差動増幅器を利用して、2次のBP
F(バンドパスフィルタ)を構成した具体例を示す回路
図。
F(バンドパスフィルタ)を構成した具体例を示す回路
図。
【図17】図16に示したフィルタ回路の周波数特性を
示す特性図。
示す特性図。
【図18】本発明の第8の実施形態について説明するた
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
めのもので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回
路として用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
【図19】図18の差動増幅器を利用して、2次のBP
F(バンドパスフィルタ)を構成した具体例を示す回路
図。
F(バンドパスフィルタ)を構成した具体例を示す回路
図。
【図20】図19に示したフィルタ回路の周波数特性を
示す特性図。
示す特性図。
【図21】従来の差動増幅器について説明するための回
路図。
路図。
【図22】改良された従来の差動増幅器について説明す
るための回路図。
るための回路図。
【図23】従来のフィルタ回路について説明するための
もので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回路と
して用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
もので、フィルタ回路にトランスコンダクタンス回路と
して用いる差動増幅器の構成例を示す回路図。
M41〜M50,M57,M58,M61〜M66,M69〜M76…M
OSトランジスタ 15,16,25,26,31,32,35,36,43,44,54〜57…電
流源 13,14,19,20,23,33,34,45〜47,50,51…入力端
子 21,22,28,39,40,52,53,61,65…出力端子 LS,LS1,LS2…レベルシフト回路 Rin+,Rin-,Ro1,Ro2,R1,R2…抵抗 17,18,37,38…差動回路 24,49…直流電源 27,60,64…カレントミラー回路 50,62…第1の単位積分回路 51,63…第2の単位積分回路 C,C1,C2,C3…コンデンサ Vin,Vin1,Vin2,Vin+,Vin-…入力電圧 Iout,Iout+,Iout-…出力電流 Vcc…電源 GND…グランド
OSトランジスタ 15,16,25,26,31,32,35,36,43,44,54〜57…電
流源 13,14,19,20,23,33,34,45〜47,50,51…入力端
子 21,22,28,39,40,52,53,61,65…出力端子 LS,LS1,LS2…レベルシフト回路 Rin+,Rin-,Ro1,Ro2,R1,R2…抵抗 17,18,37,38…差動回路 24,49…直流電源 27,60,64…カレントミラー回路 50,62…第1の単位積分回路 51,63…第2の単位積分回路 C,C1,C2,C3…コンデンサ Vin,Vin1,Vin2,Vin+,Vin-…入力電圧 Iout,Iout+,Iout-…出力電流 Vcc…電源 GND…グランド
フロントページの続き Fターム(参考) 5J066 AA01 AA12 CA15 CA21 CA36 CA53 CA61 CA92 FA10 FA17 HA10 HA17 HA25 HA29 KA05 KA06 KA09 KA12 KA17 KA18 KA31 MA00 MA11 MA21 MD04 ND01 ND12 ND22 ND23 PD01 TA02 TA03 5J090 AA01 AA12 CA15 CA21 CA36 CA53 CA61 CA92 FA10 FA17 GN01 HA10 HA17 HA25 HA29 KA05 KA06 KA09 KA12 KA17 KA18 KA31 MA00 MA11 MA21 TA02 TA03 5J098 AA03 AA14 AB03 AB13 AD02 AD05 CA05 CB06
Claims (23)
- 【請求項1】 一端が電源またはグランドに接続される
電流源と、 ドレインが前記電流源の他端に接続され、ゲートに第1
の信号が入力される第1のMOSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ソース
が前記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、
ゲートに第2の信号が入力される第2のMOSトランジ
スタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記電流源の他端に接続される第3の
MOSトランジスタとを具備し、 前記第2のMOSトランジスタのドレインから出力を得
ることを特徴とする差動増幅器。 - 【請求項2】 一端が電源またはグランドに接続される
電流源と、 ドレインが前記電流源の他端に接続され、ゲートに第1
の信号が入力される第1のMOSトランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ソース
が前記第1のMOSトランジスタのソースに接続され、
ゲートに第2の信号が入力される第2のMOSトランジ
スタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続される第3のMOSトランジスタと、 前記電流源の他端と前記第3のMOSトランジスタのゲ
ート間に設けられるレベルシフト手段とを具備し、 前記第2のMOSトランジスタのドレインから出力を得
ることを特徴とする差動増幅器。 - 【請求項3】 前記第1の信号と前記第2の信号は差動
信号であることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載の差動増幅器。 - 【請求項4】 前記第1の信号と第2の信号の一方は、
時間的に変化する入力信号であり、他方は前記入力信号
の直流電圧分と実質的に等しい電圧の直流信号であるこ
とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の差動増
幅器。 - 【請求項5】 一端が電源またはグランドに接続される
第1の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1導電型の第1のMO
Sトランジスタと、 ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第1導電型
の第2のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される第1
導電型の第3のMOSトランジスタと、 一端が電源またはグランドに接続される第2の電流源
と、 ドレインが前記第2の電流源の他端に接続され、ゲート
に前記第2の入力端子が接続される第1導電型の第4の
MOSトランジスタと、 ソースが前記第4のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに前記第1の入力端子が接続される第1導
電型の第5のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第2の電流源の他端に接続される第1
導電型の第6のMOSトランジスタとを具備し、 前記第1及び前記第2の入力端子に差動信号を入力し、
前記第2及び第5のMOSトランジスタのドレインから
差動出力を得ることを特徴とする差動増幅器。 - 【請求項6】 一端が電源またはグランドに接続される
第1の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1導電型の第1のMO
Sトランジスタと、 ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第1導電型
の第2のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される第1
導電型の第3のMOSトランジスタと、 一端が電源またはグランドに接続される第2の電流源
と、 ドレインが前記第2の電流源の他端に接続され、ゲート
に前記第1の入力端子が接続される第1導電型の第4の
MOSトランジスタと、 ソースが前記第4のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第3の入力端子が接続される第1導電型
の第5のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第2の電流源の他端に接続される第1
導電型の第6のMOSトランジスタとを具備し、 前記第2及び前記第3の入力端子に差動信号を入力し、
前記第1の入力端子に前記差動信号の直流電圧分に実質
的に等しい電圧を入力し、前記第2及び第5のMOSト
ランジスタのドレインから差動出力を得ることを特徴と
する差動増幅器。 - 【請求項7】 一端が電源またはグランドに接続される
第1の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1導電型の第1のMO
Sトランジスタと、 ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第1導電型
の第2のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される第1
導電型の第3のMOSトランジスタと、 一端が電源またはグランドに接続される第2の電流源
と、 ドレインが前記第2の電流源の他端に接続され、ゲート
に第3の入力端子が接続される第1導電型の第4のMO
Sトランジスタと、 ソースが前記第4のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに前記第2の入力端子が接続される第1導
電型の第5のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第4及び第5のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接続さ
れ、ゲートが前記第2の電流源の他端に接続される第1
導電型の第6のMOSトランジスタとを具備し、 前記第1及び前記第3の入力端子に差動信号を入力し、
前記第2の入力端子に前記差動信号の直流電圧分に実質
的に等しい電圧を入力し、前記第2及び第5のMOSト
ランジスタのドレインから差動出力を得ることを特徴と
する差動増幅器。 - 【請求項8】 前記第1の電流源の他端と前記第3のM
OSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1のレ
ベルシフト手段と、前記第2の電流源の他端と前記第6
のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第2
のレベルシフト手段とを更に具備することを特徴とする
請求項5乃至7いずれか1つの項に記載の差動増幅器。 - 【請求項9】 一端が電源またはグランドに接続され、
他端が前記第2のMOSトランジスタのドレイン及び第
1の出力端子に接続された第1の抵抗と、一端が電源ま
たはグランドに接続され、他端が前記第5のMOSトラ
ンジスタのドレイン及び第2の出力端子に接続された第
2の抵抗とを更に具備し、前記第1及び第2の出力端子
から差動出力を得ることを特徴とする請求項5乃至8い
ずれか1つの項に記載の差動増幅器。 - 【請求項10】 ソースが前記電源またはグランドに接
続され、ドレインが前記第2のMOSトランジスタのド
レイン及び第1の出力端子に接続される第2導電型の第
7のMOSトランジスタと、ソースが前記電源またはグ
ランドに接続され、ドレインが前記第5のMOSトラン
ジスタのドレイン及び第2の出力端子に接続され、ゲー
トが前記第7のMOSトランジスタのゲートに接続され
た第2導電型の第8のMOSトランジスタと、一端が前
記第7及び第8のMOSトランジスタのゲートに接続さ
れ、他端が前記第2及び第7のMOSトランジスタのド
レインに接続された第1の抵抗と、一端が前記第7及び
第8のMOSトランジスタのゲートに接続され、他端が
前記第5及び第8のMOSトランジスタのドレインに接
続された第2の抵抗とを更に具備することを特徴とする
請求項5乃至8いずれか1つの項に記載の差動増幅器。 - 【請求項11】 前記第2及び第5のMOSトランジス
タのドレインの一方が入力端、他方が出力端となるカレ
ントミラー回路を更に具備し、前記カレントミラー回路
の出力端から出力を得ることを特徴とする請求項5乃至
8いずれか1つの項に記載の差動増幅器。 - 【請求項12】 前記電流源の電流値を変化させること
により利得が制御されることを特徴とする請求項1乃至
4いずれか1つの項に記載の差動増幅器。 - 【請求項13】 前記第1の電流源と第2の電流源の電
流値を略同じ比率で変化させることにより利得が制御さ
れることを特徴とする請求項5乃至11いずれか1つの
項に記載の差動増幅器。 - 【請求項14】 一端が電源またはグランドに接続され
る第1及び第2の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1のMOSトランジス
タと、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが前記第2の電流源の他端及び出力端子に接続され、
ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMO
Sトランジスタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される
第3のMOSトランジスタと、 一方の電極が前記出力端子に接続されたキャパシタと を具備する単位積分回路を備えることを特徴とするフィ
ルタ回路。 - 【請求項15】 一端が電源またはグランドに接続され
る第1及び第2の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1のMOSトランジス
タと、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが前記第2の電流源の他端及び出力端子に接続され、
ソースが前記第1のMOSトランジスタのソースに接続
され、ゲートに第2の入力端子が接続される第2のMO
Sトランジスタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続される第3のMOSトランジスタと、 前記第1の電流源の他端と前記第3のMOSトランジス
タのゲートとの間に設けられるレベルシフト手段と、 一方の電極が前記出力端子に接続されたキャパシタと を具備する単位積分回路を備えることを特徴とするフィ
ルタ回路。 - 【請求項16】 前記第1の電流源と前記第2の電流源
の電流値の比を実質的に一定に保ちつつその値を変化さ
せることにより、前記単位積分回路の積分定数が調整さ
れることを特徴とする請求項14または15に記載のフ
ィルタ回路。 - 【請求項17】 一端が電源またはグランドに接続され
る第1乃至第4の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1のMOSトランジス
タと、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが前記第2の電流源の他端及び第1の出力端子に接続
され、ソースが前記第1のMOSトランジスタのソース
に接続され、ゲートに第2の入力端子が接続される第2
のMOSトランジスタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される
第3のMOSトランジスタと、 前記第1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第3の電流源の他端に接続され、ゲ
ートに前記第2の入力端子が接続される第4のMOSト
ランジスタと、 前記第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第4の電流源の他端及び第2の出力
端子に接続され、ソースが前記第4のMOSトランジス
タのソースに接続され、ゲートに前記第1の入力端子が
接続される第5のMOSトランジスタと、 前記第1乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第4及び第5のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第3の電流源の他端に接続される
第6のMOSトランジスタと、 前記第1及び第2の出力端子に接続されたキャパシタと
を具備する単位積分回路を備えることを特徴とするフィ
ルタ回路。 - 【請求項18】 一端が電源またはグランドに接続され
る第1乃至第4の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1のMOSトランジス
タと、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが前記第2の電流源の他端及び第1の出力端子に接続
され、ソースが前記第1のMOSトランジスタのソース
に接続され、ゲートに第2の入力端子が接続される第2
のMOSトランジスタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される
第3のMOSトランジスタと、 前記第1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第3の電流源の他端に接続され、ゲ
ートに第3の入力端子が接続される第4のMOSトラン
ジスタと、 前記第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第4の電流源の他端及び第2の出力
端子に接続され、ソースが前記第4のMOSトランジス
タのソースに接続され、ゲートに第4の入力端子が接続
される第5のMOSトランジスタと、 前記第1乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第4及び第5のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第3の電流源の他端に接続される
第6のMOSトランジスタと、 前記第1及び第2の出力端子に接続されたキャパシタと
を具備する単位積分回路を備え、 前記第2及び第4の入力端子の組並びに前記第1及び第
3の入力端子の組のうちの一方の組に第1の差動信号を
入力し、他方の組には第2の差動信号を入力するか、も
しくは入力端子同士を接続して直流入力端子として用い
ることを特徴とするフィルタ回路。 - 【請求項19】 一端が電源またはグランドに接続され
る第1及び第2の電流源と、 ドレインが前記第1の電流源の他端に接続され、ゲート
に第1の入力端子が接続される第1のMOSトランジス
タと、 電源またはグランドに接続されたカレントミラー回路
と、 前記第1のMOSトランジスタと同じ導電型で、ドレイ
ンが出力端子及び前記カレントミラー回路の出力ノード
に接続され、ソースが前記第1のMOSトランジスタの
ソースに接続され、ゲートに第2の入力端子が接続され
る第2のMOSトランジスタと、 前記第1及び第2のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第1及び第2のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第1の電流源の他端に接続される
第3のMOSトランジスタと、 前記第1乃至第3のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第2の電流源の他端に接続され、ゲ
ートに前記第2の入力端子が接続される第4のMOSト
ランジスタと、 前記第1乃至第4のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記カレントミラー回路の入力ノードに
接続され、ソースが前記第4のMOSトランジスタのソ
ースに接続され、ゲートに前記第1の入力端子が接続さ
れる第5のMOSトランジスタと、 前記第1乃至第5のMOSトランジスタと同じ導電型
で、ドレインが前記第4及び第5のMOSトランジスタ
のソースに接続され、ソースがグランドまたは電源に接
続され、ゲートが前記第2の電流源の他端に接続される
第6のMOSトランジスタと、 一方の電極が前記出力端子に接続されたキャパシタとを
具備する単位積分回路を備えることを特徴とするフィル
タ回路。 - 【請求項20】 前記第1の電流源の他端と前記第3の
MOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1の
レベルシフト手段と、前記第3の電流源の他端と前記第
6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第
2のレベルシフト手段とを更に具備することを特徴とす
る請求項17または18に記載のフィルタ回路。 - 【請求項21】 前記第1の電流源の他端と前記第3の
MOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第1の
レベルシフト手段と、前記第2の電流源の他端と前記第
6のMOSトランジスタのゲートとの間に設けられる第
2のレベルシフト手段とを更に具備することを特徴とす
る請求項19に記載のフィルタ回路。 - 【請求項22】 前記第1乃至第4の電流源の電流値の
比を実質的に一定に保ちつつその値を変化させることに
より、前記単位積分回路の積分定数が調整されることを
特徴とする請求項17または18に記載のフィルタ回
路。 - 【請求項23】 前記第1及び第2の電流源の電流値、
及び前記カレントミラー回路を流れる電流の電流値の比
を実質的に一定に保ちつつその値を変化させることによ
り、前記単位積分回路の積分定数が調整されることを特
徴とする請求項19に記載のフィルタ回路。
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