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JP2001272448A - 構造物の震動変位計測装置 - Google Patents

構造物の震動変位計測装置

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Publication number
JP2001272448A
JP2001272448A JP2000085168A JP2000085168A JP2001272448A JP 2001272448 A JP2001272448 A JP 2001272448A JP 2000085168 A JP2000085168 A JP 2000085168A JP 2000085168 A JP2000085168 A JP 2000085168A JP 2001272448 A JP2001272448 A JP 2001272448A
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JP
Japan
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antennas
radio
radio wave
phase difference
transmitter
Prior art date
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Application number
JP2000085168A
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English (en)
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Inventor
Atsushi Okamura
敦 岡村
Takahiko Fujisaka
貴彦 藤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000085168A priority Critical patent/JP3602403B2/ja
Publication of JP2001272448A publication Critical patent/JP2001272448A/ja
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Publication of JP3602403B2 publication Critical patent/JP3602403B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構造物の震動変位計測装置は、多数の
光学式カメラを必要とするために、多大のコストを要す
るという課題があった。 【解決手段】 構造物の震動変位計測装置において、互
いに異なる周波数の電波を送信する複数の電波送信機2
と、複数のアンテナ3と、アンテナ3で受信された信号
を各電波送信機2から送信される電波毎の信号に弁別す
る帯域通過フィルタ7と、2つのアンテナ3間での受信
電波の位相差を検出する位相差検出手段8と、3つの等
位相差面の交点を求めて電波送信機2の位置を推定する
測位計算手段9とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電波を用いて被
測定対象の構造物の震動による歪みや基準位置からの変
位量を測定する構造物の震動変位計測装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】加震機上に載せられた建造物の応答や橋
梁等の構造物の震動による変位や歪みを計測すること
は、耐震性向上または疲労破壊防止等の研究に大変有用
である。震動による変位や歪みを測定するためには、構
造物全体に分布する複数の計測点の位置を精密に測定す
る必要がある。但し、例えばビルの壁面の揺れを解析す
る場合を想定すればわかるように、このような計測点は
一般に広範囲に分散して存在する。
【0003】図9は、従来の構造物の震動変位計測装置
の例を示す概略図である。図において、101は計測対
象である建造物の壁面、102は光学式のカメラ、10
3はカメラ102の画像を位置情報に変換する測位計算
手段である。複数のカメラ102が計測点を視野に入れ
て、ステレオ視することにより計測点の変位を計測す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造物の震動変
位計測装置は以上のように構成されているので、光学式
のカメラ102の視野は計測対象である構造物の壁面1
01に比べると狭く、壁面に広く分散した全ての計測点
の変位を同時に測定するためには、各計測点毎あるいは
隣接する計測点から構成される各グループ毎にそれぞれ
視野を向けた多数のカメラが必要となる。但し、カメラ
102の位置を計測対象である壁面101から十分に離
せば1つのカメラの視野に多数の計測点を捉えることが
できるが、カメラと計測点の距離が離れれば変位計測の
計測精度が劣化する。したがって、従来の構造物の震動
変位計測装置では、多数のカメラを要することが避けら
れず、そのため多大のコストを要するという課題があっ
た。
【0005】また、従来の構造物の震動変位計測装置で
は、光学画像により変位を計測するために、照明等の周
囲環境に計測精度が大きく影響されるという課題があっ
た。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、構造物の広い測定範囲における
各計測点の変位を同時かつ精密に低コストで測定するこ
とができる構造物の震動変位計測装置を得ることを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る構造物の
震動変位計測装置は、計測点毎に設けられて互いに異な
る周波数の電波を送信する複数の電波送信機と、互いに
異なる位置に配置された複数のアンテナと、それぞれの
アンテナ毎に設けられて、それぞれのアンテナで受信さ
れた信号を電波送信機毎の対応する周波数帯の信号に弁
別する複数の帯域通過フィルタと、複数のアンテナのな
かの2つのアンテナに係る少なくとも3つの異なる組み
合わせについて、電波送信機から送信される異なる周波
数の電波毎に、それぞれの組み合せに係る2つのアンテ
ナ間での受信電波の位相差を検出する位相差検出手段
と、電波送信機から送信される異なる周波数の電波毎
に、2つのアンテナに係る少なくとも3つの異なる組み
合せについての位相差からそれぞれ導かれる少なくとも
3つの等位相差面の交点を求めて、当該周波数の電波を
送信する電波送信機の位置を推定する測位計算手段とを
備えるようにしたものである。
【0008】この発明に係る構造物の震動変位計測装置
は、測位計算手段が受信機の経路に係る透過位相誤差に
起因する2つのアンテナの組み合せについての位相差誤
差を補正するための透過位相差補正量を記憶する位相差
補正量記憶部を備えるようにしたものである。
【0009】この発明に係る構造物の震動変位計測装置
は、既知の位置に配置される電波送信機を備えるように
したものである。
【0010】この発明に係る構造物の震動変位計測装置
は、計測点毎に設けられ、それぞれが割り当てられた個
別の周波数に対して2種類のキャリア周波数を作用させ
て、それぞれ2種類の周波数の電波を送信する複数の電
波送信機と、互いに異なる位置に配置された複数のアン
テナと、各キャリア周波数を単位として、それぞれのア
ンテナ毎に設けられて、それぞれのアンテナで受信され
た信号を電波送信機毎の個別の周波数帯の信号に弁別す
る複数の帯域通過フィルタと、各キャリア周波数を単位
として、複数のアンテナのなかの2つのアンテナに係る
少なくとも3つの異なる組み合わせについて、電波送信
機から送信される異なる周波数の電波毎に、それぞれの
組み合せに係る2つのアンテナ間での受信電波の位相差
を検出する位相差検出手段と、電波送信機毎に、2つの
アンテナに係るそれぞれの組み合せに対してキャリア周
波数毎に求められた2つの位相差からそれぞれの組み合
せに係る等位相差面を確定して、確定された少なくとも
3つの位相差面の交点を求めて、当該電波発信機の位置
を推定する測位計算手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0011】この発明に係る構造物の震動変位計測装置
は、計測点毎に設けられて互いに直交する変調コードで
それぞれ変調された電波を送信する複数の電波送信機
と、互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、
それぞれのアンテナ毎に設けられて、それぞれのアンテ
ナで受信された信号を電波送信機から送信される信号毎
に弁別するように電波送信機毎の変調コードにそれぞれ
対応可能である複数のマッチトフィルタと、複数のアン
テナのなかの2つのアンテナに係る少なくとも3つの異
なる組み合せについて、電波送信機から送信される異な
る変調コードで変調された電波毎に、それぞれの組み合
せに係る2つのアンテナ間での受信電波の位相差を検出
する位相差検出手段と、電波送信機から送信される異な
る変調コードで変調された電波毎に、2つのアンテナに
係る少なくとも3つの異なる組み合せについての位相差
からそれぞれ導かれる少なくとも3つの等位相差面の交
点を求めて、当該変調コードで変調された電波を送信す
る電波送信機の位置を推定する測位計算手段とを備える
ようにしたものである。
【0012】この発明に係る構造物の震動変位計測装置
は、計測点毎に設けられて互いに異なる送信タイミング
を有する電波を送信する複数の電波送信機と、互いに異
なる位置に配置された複数のアンテナと、それぞれのア
ンテナ毎に設けられて、それぞれのアンテナで受信され
た信号を電波送信機から送信される信号毎に弁別するよ
うに電波送信機毎の送信タイミングにそれぞれ同期して
導通状態となる複数のスイッチと、複数のアンテナのな
かの2つのアンテナに係る少なくとも3つの異なる組み
合せについて、電波送信機から送信される異なる送信タ
イミングを有する電波毎に、それぞれの組み合せに係る
2つのアンテナ間での受信電波の位相差を検出する位相
差検出手段と、電波送信機から送信される異なる送信タ
イミングを有する電波毎に、2つのアンテナに係る少な
くとも3つの異なる組み合せについての位相差からそれ
ぞれ導かれる少なくとも3つの等位相差面の交点を求め
て、当該送信タイミングを有する電波を送信する電波送
信機の位置を推定する測位計算手段とを備えるようにし
たものである。
【0013】この発明に係る構造物の震動変位計測装置
は、計測点毎に設けられて互いに異なる周波数の電波を
送信する複数の電波送信機と、互いに異なる位置に配置
された複数のアンテナと、それぞれのアンテナ毎に設け
られて、それぞれのアンテナで受信された信号を電波送
信機毎の対応する周波数帯の信号に弁別する複数の帯域
通過フィルタと、複数のアンテナのなかの2つのアンテ
ナに係る少なくとも3つの異なる組み合わせについて、
電波送信機から送信される異なる周波数の電波毎に、そ
れぞれの組み合せに係る2つのアンテナ間での受信電波
の遅延時間差を検出する遅延時間差検出手段と、電波送
信機から送信される異なる周波数の電波毎に、2つのア
ンテナに係る少なくとも3つの異なる組み合せについて
の遅延時間差からそれぞれ導かれる少なくとも3つの等
遅延時間差面の交点を求めて、当該周波数の電波を送信
する電波送信機の位置を推定する測位計算手段とを備え
るようにしたものである。
【0014】この発明に係る震動変位計測装置は、計測
点毎に設けられて互いに直交する変調コードでそれぞれ
変調された電波を送信する複数の電波送信機と、互いに
異なる位置に配置された複数のアンテナと、それぞれの
アンテナ毎に設けられて、それぞれのアンテナで受信さ
れた信号を電波送信機から送信される信号毎に弁別する
ように電波送信機毎の変調コードにそれぞれ対応可能で
ある複数のマッチトフィルタと、複数のアンテナのなか
の2つのアンテナに係る少なくとも3つの異なる組み合
せについて、電波送信機から送信される異なる変調コー
ドで変調された電波毎に、それぞれの組み合せに係る2
つのアンテナ間での受信電波の遅延時間差を検出する遅
延時間差検出手段と、電波送信機から送信される異なる
変調コードで変調された電波毎に、2つのアンテナに係
る少なくとも3つの異なる組み合せについての遅延時間
差からそれぞれ導かれる少なくとも3つの等遅延時間差
面の交点を求めて、当該変調コードで変調された電波を
送信する電波送信機の位置を推定する測位計算手段とを
備えるようにしたものである。
【0015】この発明に係る震動変位計測装置は、計測
点毎に設けられて互いに異なる送信タイミングを有する
電波を送信する複数の電波送信機と、互いに異なる位置
に配置された複数のアンテナと、それぞれのアンテナ毎
に設けられて、それぞれのアンテナで受信された信号を
電波送信機から送信される信号毎に弁別するように電波
送信機毎の送信タイミングにそれぞれ同期して導通状態
となる複数のスイッチと、複数のアンテナのなかの2つ
のアンテナに係る少なくとも3つの異なる組み合せにつ
いて、電波送信機から送信される異なる送信タイミング
を有する電波毎に、それぞれの組み合せに係る2つのア
ンテナ間での受信電波の遅延時間差を検出する遅延時間
差検出手段と、電波送信機から送信される異なる送信タ
イミングを有する電波毎に、2つのアンテナに係る少な
くとも3つの異なる組み合せについての遅延時間差から
それぞれ導かれる少なくとも3つの等遅延時間差面の交
点を求めて、当該送信タイミングを有する電波を送信す
る電波送信機の位置を推定する測位計算手段とを備える
ようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
構造物の震動変位計測装置を示す構成図である。図1に
おいて、1は計測対象である構造物の壁面、2(j=
1〜n:jは送信機番号)はそれぞれ壁面1上の各計測
点に設置された電波送信機、3 (i=1〜4:iはア
ンテナ番号)はそれぞれ互いに異なる位置に配置された
アンテナ、4は局部発信機、5(iはアンテナ番号)
は対応するアンテナに接続されたダウンコンバータ、6
(iはアンテナ番号)はA/D変換器、7ij(iは
アンテナ番号、jは送信機番号)は各アンテナ毎に設置
されそれぞれ通過帯域の中心周波数がf〜fである
帯域通過フィルタ、8a,8b,8cはそれぞれアンテ
ナ3とアンテナ3、アンテナ3とアンテナ3
アンテナ3 とアンテナ3で測定された同一送信源か
らの電波の位相差を検出する位相差検出手段、9は測位
計算手段、10は表示手段である。なお、アンテナ3
〜3 は直線配列ではないように配列され、これらのア
ンテナに複数の送信機2〜2から正弦波が入射す
る。
【0017】次に動作について説明する。各計測点に設
置された電波送信機2〜2は、キャリア周波数f
を基準にして、それぞれ(f+f),…,(f
)の周波数の電波を送信する。ここで、f,…,
はfに比べ十分に小さな値とする。これらの電波
を、異なる位置に設置された少なくとも4個の受信アン
テナ3〜3で受信する。また、第i番の受信アンテ
ナ3の位置を =[X,Y,Z]と表すこと
にする。なお、qに付されたアンダーラインは、本願明
細書においてベクトルを表すものとし、以下の記載にお
いても同様の意義を有する。
【0018】それぞれの受信アンテナ3で受信された
信号は、ダウンコンバータ5で局部発信機4が出力す
る周波数fの局発信号と乗じられて、それぞれf
…,fの周波数を有する信号に変換される。これらの
受信信号はA/D変換器6でデジタル信号に変換され
た後、帯域通過フィルタ7ijを通過して、電波送信機
毎の信号に弁別される。すなわち、帯域通過フィル
タ7inから出力される信号は、第n計測点の電波送信
機2からの受信信号r’n,iのみとなる。
【0019】帯域通過フィルタ7ijの作用により、複
数の送信機2からの電波を独立して処理することがで
きるので、以降では、第n計測点の位置=[x,y,
z]を推定する測位処理を代表として動作について説明
する。第n計測点に設置された電波送信機2から放射
された電波s(t)=exp[j2π(f+f)t]は、各受信アンテ
ナ3〜3で受信される。
【0020】第1の受信アンテナ3および第2の受信
アンテナ3における受信信号はそれぞれ次式で与えら
れる。 rn,1(t)=s(t)exp[jφ] (1) rn,2(t)=s(t)exp[jφ] (2) ここで、φ,φはそれぞれ受信アンテナ3,3
における受信信号の位相であり、次式のように表すこと
ができる。
【数1】 ここでkは整数である。なお、‖ ‖は計測点
(送信機2)から受信アンテナ3までの距離、λ≡
c/(f+f)は電波の波長、cは電波の速度(光
速)を示すものである。帯域通過フィルタ71n,7
2nから出力される受信信号r’n,1,r’n,2
それぞれ次式のようになる。
【数2】 位相差検出手段8aは、受信信号r’n,1(t)とr’
n,2(t)との相関を次式のように求めることにより受
信信号の位相差Δφ12≡φ−φを測定する。
【数3】 ここで、<>は時間tに関する平均操作を与え、*は複
素共役を表すものである。位相差検出手段8b,8cも
同様に、それぞれ受信アンテナ3の受信信号r’
n,1(t)と受信アンテナ3の受信信号r’n,3(t)
との位相差Δφ13≡φ−φ、受信アンテナ3
受信信号r’n,1(t)と受信アンテナ3の受信信号
r’n,4(t)との位相差Δφ14≡φ−φを測定
する。
【0021】測位計算手段9は、上記位相差Δφ12
Δφ13,Δφ14を入力し、後述の測位計算を行うこ
とにより第n計測点の位置=[x,y,z]を算出
し、これを表示手段10に出力する。測位計算手段9
は、他の計測点についても異なる帯域通過フィルタの出
力信号の位相差を入力することで同様に位置を算出し、
表示手段10はすべての計測点の位置を合成することに
より、計測対象である壁面の震動変位の分布を表示す
る。
【0022】次に、測位計算手段9の測位計算について
説明する。位相差Δφ12≡φ−φの関係に、式
(3)および式(4)を代入すると、計測点の位置
[x,y,z]に関する方程式を次のように得ることが
できる。
【数4】 ここで、k12はk12≡k−kなる整数であり、
以降kを整数値バイアスと呼ぶこととする。同様に、位
相差Δφ13、位相差Δφ14について、次の関係式が
成立する。
【数5】
【0023】したがって、整数値バイアスk12,k
13,k14が計測点の初期位置などの情報により既知
であるとすると、位相差Δφ12,Δφ13,Δφ14
を測定すれば、式(8)、式(9)および式(10)を
解くことにより、第n計測点の位置=[x,y,z]
を決定することができる。他の計測点についても同様に
独立に位置を推定することができる。
【0024】図2は、2つのアンテナに受信される電波
に係る等位相差面を示す図である。図2に示されるよう
に、式(8)を満足する[x,y,z]は放物面として
与えられる位相差Δφ12に係る等位相差面上に存在す
る。図3は、2種類の等位相差面の交差状態を示す図で
ある。式(8)の場合と同様に、式(9)を満足する
[x,y,z]は位相差Δφ13に係る等位相差面上に
存在するから、[x,y,z]の存在範囲は位相差Δφ
12に係る等位相差面と位相差Δφ13に係る等位相差
面との交差曲線上に限定される。さらに、式(10)を
満足する[x,y,z]は位相差Δφ14に係る等位相
差面上に存在するから、上記の交差曲線と位相差Δφ
14に係る等位相差面との交点を求めることで、第n計
測点の位置=[x,y,z]を決定することができ
る。
【0025】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、計測点毎に設けられて互いに異なる周波数の電波を
送信する複数の電波送信機2と、互いに異なる位置に
配置された複数のアンテナ3と、各アンテナ3毎に
設けられて、それぞれのアンテナ3で受信された信号
を電波送信機2毎の対応する周波数帯の信号に弁別す
る帯域通過フィルタ7ijと、複数のアンテナ3のな
かの2つのアンテナ3に係る少なくとも3つの異なる
組み合せについて、電波送信機2から送信される異な
る周波数の電波毎に、それぞれの組み合せに係る2つの
アンテナ3間での受信電波の位相差を検出する位相差
検出手段(8a,8b,8c)と、電波送信機2から
送信される異なる周波数の電波毎に、2つのアンテナ3
に係る3つの異なる組み合せについての位相差からそ
れぞれ導かれる3つの等位相差面の交点を求めて、当該
周波数の電波を送信する電波送信機2の位置を推定す
る測位計算手段9とを備えるように構成したので、計測
点が広範囲に分布していてもすべての計測点に係る電波
送信機2から送信される電波をアンテナ3で受信し
て、各電波送信機2から送信される電波毎にそれぞれ
の組み合せに係るアンテナ3間での位相差を基にして
当該電波送信機2の位置を独立に演算することができ
るから、構造物についての広い測定範囲における各計測
点の位置を同時に独立して推定することができるという
効果を奏する。
【0026】また、計測点の位置を電波の位相差から求
めるよう構成したので、電波の波長の数分の1〜数10
分の1の精度で高精度に位置を推定することができると
いう効果を奏する。また、電波を用いて計測しているの
で、周囲の照明環境に影響を受けることがないから、暗
い室内の測定や屋外における夜間の測定でも十分な計測
精度を得ることができるという効果を奏する。
【0027】さらに、この発明の実施の形態では、広い
測定範囲を計測するには多数の電波発信機を要するが、
受信信号の位相差からその位置を算出するよう構成した
ので、発信電波の波形に係る制約が小さくなり、単純な
構造の電波発信機を用いることができるから、広範囲に
またがる壁面等の変位を低コストで高精度に観測するこ
とができるという効果を奏する。
【0028】なお、この実施の形態では、電波送信機2
から正弦波信号を放射するように構成しているが、帯
域通過フィルタ7ijの通過帯域幅以下の周波数帯域を
有する任意の波形形状の信号を用いても同様の効果を奏
する。
【0029】また、位相差検出手段(8a,8b,8
c)は、アンテナ3の受信信号とアンテナ3の受信
信号との位相差、アンテナ3の受信信号とアンテナ3
の受信信号との位相差、アンテナ3の受信信号とア
ンテナ3の受信信号との位相差を検出するように構成
されているが、アンテナ3の受信信号とアンテナ3
の受信信号との位相差のように他の受信信号の組合わせ
から得られる位相差を用いる構成としてもよく、この場
合にも同様の効果を奏することができる。
【0030】局部発信機4、ダウンコンバータ5によ
る受信信号の周波数変換は、さらに複数の段数に分けた
スーパーヘテロダイン等の受信機構成を用いることもで
きる。また、A/D変換器6は帯域通過フィルタ7
ijの後段に設置することもでき、A/D変換器6
省いて位相差検出手段8がアナログ信号を入力して位相
差を検出するように構成することもできる。さらに、図
1では受信信号のアンプが省略されているが、例えば受
信アンテナ3の直後等に挿入することもできる。
【0031】実施の形態2.実施の形態1では、アンテ
ナ3から位相差検出手段8に至る受信機の経路に係る
透過位相誤差を考慮してはいないが、実際の装置にはこ
の透過位相誤差が存在する。したがって、実施の形態1
による構造物の震動変位計測装置の構成では、測位計算
手段9が用いる位相差に誤差が生じて、その結果計測点
の測位精度が劣化する。この実施の形態2による構造物
の震動変位計測装置は、透過位相誤差を補償する点で実
施の形態1と相違する。また、この実施の形態2による
構造物の震動変位計測装置の構成は、図1に示される実
施の形態1による構造物の震動変位計測装置と基本的に
は同一であり、測位計算手段9が位相補正量記憶部を備
える点で相違する。
【0032】次に動作について説明する。図4は、この
発明の実施の形態2による構造物の震動変位計測装置を
用いての送信機位置の導出過程を示すフローチャートで
ある。第1に、測定前または測定後等の構造物が静止し
ている時点で、任意の電波送信機2が既知の位置にあ
る際あるいはレーザ等の他の測定手段でその位置を決定
できる位置にある際に、当該位置[x,y,z
を記録する(ステップST1)。そして、位相差検出手
段(8a,8b,8c)を用いて、既知の位置にある電
波送信機2から送信される電波について、アンテナ3
間の受信信号の位相差Δφ12,Δφ13,Δφ14
を測定する(ステップST2)。
【0033】次に、以下の式(11)〜式(13)を満
足する位相差Δφ 12,Δφ ,Δφ 14を求
める。なお、電波送信機2が既知の位置[x
,z ]にあるときには、幾何学的条件からそれぞ
れの2つのアンテナ3の組み合せに係る受信信号の位
相差Δφ 12,Δφ 13,Δφ 14は、式(1
1)〜式(13)により一意に決定される。
【数6】 位相差Δφ 12,Δφ 13,Δφ 14が求められ
れば、以下の式(14)〜式(16)を用いて、受信機
の経路に係る透過位相誤差に起因するそれぞれの2つの
アンテナの組み合せについての位相差誤差を補正するた
めの透過位相差補正量η12,η13,η14を算出し
て、これらの透過位相差補正量を測位計算手段9内に設
けられた位相差補正量記憶部に記憶する(ステップST
3)。 η12=Δφ12−Δ 12 (14) η13=Δφ13−Δ 13 (15) η14=Δφ14−Δ 14 (16)
【0034】次に、計測点の位置測定時には、位相差検
出手段8は、電波送信機2から送信される電波毎に、
受信信号の位相差Δφ12,Δφ13,Δφ14を測定
する(ステップST4)。位相差Δφ12,Δφ13
Δφ14が測定されれば、測位計算手段9は、位相差補
正量記憶部に記憶された透過位相差補正量η12,η
13,η14を用いて、以下の式(17)〜式(19)
に示されるように位相差を補正する(ステップST
5)。 Δφ12←Δφ12−η12 (17) Δφ13←Δφ13−η13 (18) Δφ14←Δφ14−η14 (19) 位相差が補正されれば、測位計算手段9は、補正後の位
相差Δφ12,Δφ ,Δφ14を用いて、実施の形
態1と同様に、式(8)〜式(10)から計測点の位置
=[x,y,z]を算出する。
【0035】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、測位計算手段9が受信機の経路に係る透過位相誤差
に起因する2つのアンテナの組み合せについての位相差
誤差を補正するための透過位相差補正量を記憶する位相
差補正量記憶部を備えるように構成したので、位相差検
出手段8から得られる位相差を補正して、正確な位相差
を基にして計測点の位置を算出するから、計測点位置に
係る測位精度の劣化を防止することができるという効果
を奏する。
【0036】この実施の形態2では、測定の前後に、任
意の電波送信機2が既知の位置[x,y,z
にあるときに透過位相差補正量η12,η13,η14
を求めている。これに代えて、既知の位置にある送信機
を別途設ける構成を採ることもできる。図5は、この発
明の実施の形態2の変形例による構造物の震動変位計測
装置を示す構成図である。図5において、図1と同一符
号は同一または相当部分を示すのでその説明を省略す
る。20は、既知の位置[x,y,z]にある別
途設けられた電波送信機である。また、7i0(iはア
ンテナ番号)はアンテナ毎に設けられて、(f
)の周波数の電波を送信する電波送信機20からの
受信信号を通過させる通過帯域の中心周波数がfの帯
域通過フィルタである。
【0037】上記のような構成を用いることで、既に述
べたように計測点位置に係る測位精度の劣化を防止する
ことができるという効果が得られ、さらに構造物の測定
範囲外の既知の位置[x,y,z]に配置される
電波送信機20を備えるように構成したので、レーザ等
の他の測定手段を用いて電波送信機の初期位置を測定す
る必要がなく、装置構成を簡略化することができるとい
う効果を奏する。また、通過帯域の中心周波数がf
ある帯域通過フィルタ7i0を付加することで、透過位
相補正処理を計測点測定時に同時に実施することができ
る。
【0038】実施の形態3.実施の形態1では、式
(8)〜式(10)の整数値バイアスk12,k13
14が既知であることを前提としている。ところが、
12,k13,k14を知ることが難しい場合には、
整数値バイアスによる推定位置の曖昧さが生じないよう
に長い波長の電波を用いることが強いられ、このために
十分な測位精度が得られないことがある。これは、測位
精度が一般に波長に反比例するからである。この実施の
形態3による構造物の震動変位計測装置は、整数値バイ
アスk12,k13,k14が未知の場合にも計測点の
位置を曖昧なく測定できるようにする点で実施の形態1
と相違する。
【0039】図6は、この発明の実施の形態3による構
造物の震動変位計測装置を示す構成図である。図6にお
いて、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので
その説明を省略する。31(j=1〜n:jは送信機
番号)は壁面1上の各計測点に設置されて周波数(f
+fc1)の電波と周波数(f+fc2)の電波との
2種類の電波を送信する電波送信機、32,32
分配器、33は周波数fc1の局発信号を発生する局
部発信機、33は周波数fc2の局発信号を発生する
局部発信機、34a,34b,34cはそれぞれアンテ
ナ3とアンテナ3、アンテナ3とアンテナ3
アンテナ3とアンテナ3で測定された同一送信源か
らの周波数(f+fc1)の電波の位相差を検出する
位相差検出手段、34a’,34b’,34c’はそれ
ぞれアンテナ3とアンテナ3、アンテナ3とアン
テナ3、アンテナ3とアンテナ3で測定された同
一送信源からの周波数(f+fc2)の電波の位相差
を検出する位相差検出手段、35は測位計算手段であ
る。ここで、fc1とfc2とは互いに異なるキャリア
周波数である。
【0040】次に動作について説明する。実施の形態1
と同様に、帯域通過フィルタ7ijの作用により、複数
の送信機31からの電波を独立して処理することがで
きるので、以降では、第n計測点の位置=[x,y,
z]を推定する測位処理を代表として動作について説明
する。第n計測点に設置された電波送信機31は周波
数(f+fc1)の電波と周波数(f+fc2)の
電波とを、すなわち波長λ≡c/(f+fc1)の
電波と波長λ≡c/(f+fc2)の電波との2種
類の電波を放射する。
【0041】これらの電波は、異なる位置に設置された
少なくとも4個の受信アンテナ3〜3で受信され、
これら受信信号は分配器32,32でそれぞれ分配
され、ダウンコンバータ5で局部発信機33が出力
する周波数fc1の局発信号、および局部発信機33
が出力する周波数fc2の局発信号と乗じられて、共に
の周波数の信号に変換される。これらの受信信号
は、それぞれA/D変換器6でデジタル信号に変換さ
れ、帯域通過フィルタ7ijで電波送信機31毎の信
号に弁別される。このようにして、位相差検出手段34
a〜34cはそれぞれ波長λの電波の受信信号の位相
差Δφ12,Δφ13,Δφ14を、位相差検出手段3
4a’〜34c’はそれぞれ波長λの電波の受信信号
の位相差Δψ12,Δψ13,Δψ14を測定する。
【0042】測位計算手段35は、以下の式(20)〜
式(22)を満足するように、整数値バイアスk12
13,k14およびl12,l13,l14を決定す
る。
【数7】 上記の式(20)〜式(22)は、計測点の位置
[x,y,z]と位相差Δφ12,Δφ13,Δ
φ14,Δψ12,Δψ13,Δψ14と整数値バイア
スk12,k13,k14,l12,l13,l14
の関係が以下の式(23)〜式(28)を満たすことに
基づいて得られたものである。例えば、式(20)は式
(23)と式(26)とから導出される。
【数8】 次に、測位計算手段35は、式(20)〜式(22)で
決定された整数値バイアスk12,k13,k14を用
いて、式(23)〜式(25)を満たす=[x,y,
z]を算出して、これを第n計測点位置の推定結果とし
て出力する。
【0043】この実施の形態3における式(20)〜式
(22)に基づいた整数値バイアスの決定は、図7を用
いて説明される。図7は、2種類の電波に係る等位相差
面を示す図である。図7において、太い点線は波長λ
の電波に係る位相差Δφ12の等位相差面であり、これ
は式(23)を満たす座標[x,y,z]の集合として
与えられるものである。位相差Δφ12に係る複数個の
等位相差面は、それぞれ対応する整数値バイアスk12
が互いに異なっている。一方、一点鎖線は波長λの電
波に係る位相差Δψ12の等位相差面であり、これは式
(26)を満たす座標[x,y,z]の集合として与え
られるものである。位相差Δψ12に係る複数個の等位
相差面は、それぞれ対応する整数値バイアスl12が互
いに異なっている。
【0044】電波送信機31とアンテナ3との間の
距離と、電波送信機31とアンテナ3との間の距離
との距離差は測定する電波の波長によらず一定である。
したがって、図7に示されるように、上記2種類の等位
相差面のなかで電波送信機31が真に存在する面は互
いに一致する。すなわち、整数値バイアスk12,l
12が一意に決定される。
【0045】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、2種類のキャリア周波数に基づいてそれぞれ2種類
の電波を送信する複数の電波送信機31と、各キャリ
ア周波数毎に2つのアンテナ3間での受信電波の位相
差を検出する位相差検出手段34a〜34c’と、キャ
リア周波数毎に求められた2つの位相差からそれぞれの
2つのアンテナ3の組み合せに係る等位相差面を確定
して、確定された3つの等位相差面の交点を求めて電波
発信機31の位置を推定する測位計算手段35とを備
えるように構成したので、2つのアンテナ3の組み合
せに係る等位相差面を正確に導けるから、計測点の位置
測定に係る測位精度の劣化を防止することができるとい
う効果を奏する。
【0046】また、計測点の位置測定に係る測位精度を
高いレベルに維持できるので、比較的短い波長の電波を
用いることができるから、計測点の位置をより高精度に
推定することができるという効果を奏する。
【0047】なお、この実施の形態3では、2種類の波
長の電波を用いたが、さらに別の波長の電波を用いるこ
ともできる。また、測位計算手段35は、式(20)〜
式(22)で決定された整数値バイアスk12
13,k14を用いて式(23)〜式(25)から第
n計測点位置を算出しているが、同時に決定できる整数
値バイアスl12,l13,l14を用いて式(26)
〜式(28)から第n計測点位置を算出しても同様な効
果を奏する。さらに、直接式(23)〜式(28)の最
小二乗解を求めても、同様な効果を奏する。
【0048】実施の形態4.実施の形態1では、複数の
計測点を同時かつ独立に測位するために、電波送信機2
の発信周波数の違いを利用して、各アンテナ3で受
信された受信信号を帯域通過フィルタ7ijで弁別して
位相差を求めた。これに対し、この実施の形態4では電
波送信機2の送信信号の変調コードの違いを利用して
各アンテナ3 で受信された受信信号を弁別することに
より、複数の計測点を同時かつ独立に測位する。
【0049】この実施の形態4による構造物の震動変位
計測装置の構成は、基本的には図1に示された実施の形
態1による構造物の震動変位計測装置と同様である。但
し、電波送信機2は、擬似ランダム系列等の互いに直
交する変調コードでそれぞれ変調された電波を送信す
る。また、各アンテナ3で受信された受信信号を弁別
するために、帯域通過フィルタ7ijに代えて各電波発
信機2毎の変調コードにそれぞれ対応する複数のマッ
チトフィルタ(復調器)を用いる。
【0050】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、計測点毎に設けられて互いに直交する変調コードで
それぞれ変調された電波を送信する複数の電波送信機
と、各アンテナで受信された受信信号を弁別するための
各電波発信機毎の変調コードにそれぞれ対応するように
設けられたマッチトフィルタとを備えるように構成した
ので、アンテナに受信された電波を各電波発信機毎の信
号に弁別して2つのアンテナ間の位相差を検出すること
ができるから、実施の形態1と同等の効果を得ることが
できる。また、互いに直交する変調コードでそれぞれ変
調された電波を送信する複数の電波送信機2を備える
ように構成したので、電波送信機が使用する周波数帯域
幅を小さくすることができるという効果を奏する。
【0051】実施の形態5.実施の形態1では、複数の
計測点を同時かつ独立に測位するために、電波送信機2
の発信周波数の違いを利用して、各アンテナ3で受
信された受信信号を帯域通過フィルタ7ijで弁別して
位相差を求めた。これに対し、この実施の形態5では電
波送信機2の送信信号の送信タイミングの違いを利用
して各アンテナ3で受信された受信信号を弁別するこ
とにより、複数の計測点を同時かつ独立に測位する。
【0052】この実施の形態5による構造物の震動変位
計測装置の構成は、基本的には図1に示された実施の形
態1による構造物の震動変位計測装置と同様である。但
し、電波送信機2は、互いに異なる送信タイミングを
有する電波を送信する。また、各アンテナ3で受信さ
れた受信信号を弁別するために、帯域通過フィルタ7
ijに代えて各電波送信機2毎の送信タイミングにそ
れぞれ同期して導通状態となる複数のスイッチを用い
る。
【0053】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、計測点毎に設けられて互いに異なる送信タイミング
を有する電波を送信する複数の電波送信機と、各アンテ
ナで受信された受信信号を弁別するために各電波発信機
毎の送信タイミングにそれぞれ同期して導通するように
設けられた複数のスイッチとを備えるように構成したの
で、アンテナに受信された電波を各電波発信機毎の信号
に弁別して2つのアンテナ間の位相差を検出することが
できるから、実施の形態1と同等の効果を得ることがで
きる。また、互いに異なる送信タイミングを有する電波
を送信する複数の電波送信機2を備えるように構成し
たので、電波送信機が使用する周波数帯域幅を小さくす
ることができるという効果を奏する。
【0054】実施の形態6.実施の形態1〜5では、受
信信号の位相差を用いて計測点の位置を求めている。こ
の実施の形態6は、受信信号の遅延時間差から計測点の
位置を求める点で実施の形態1〜5と相違する。図8
は、この発明の実施の形態6による構造物の震動変位計
測装置を示す構成図である。図8において、図1と同一
符号は同一または相当部分を示すのでその説明を省略す
る。41(j=1〜n:jは送信機番号)は壁面1上
の各計測点に設置されてそれぞれ異なる周波数の変調信
号の電波を送信する電波送信機、42a,42b,42
cはそれぞれアンテナ3とアンテナ3、アンテナ3
とアンテナ3、アンテナ3とアンテナ3で測定
された同一送信源からの電波の遅延時間差を検出する遅
延時間差検出手段、43は測位計算手段である。
【0055】次に動作について説明する。実施の形態1
と同様に、帯域通過フィルタ7ijの作用により、複数
の送信機41からの電波を独立して処理することがで
きるので、以降では、第n計測点の位置=[x,y,
z]を推定する測位処理を代表として動作を説明する。
第n計測点に設置された電波送信機41は、s(t)=ξ
(t)exp[j2π(f+f)t]なる電波を放射する。但し、
変調信号ξ(t)の帯域幅は帯域通過フィルタ7 ij
の通過帯域幅以下とする。帯域通過フィルタ71n,7
2nから出力される受信信号r’n,1および受信信号
r’n,2はそれぞれ次式のようになる。
【数9】 ここで、τ1,τ2は次式で表される遅延時間である。 τ=‖ ‖/c (31) τ=‖ ‖/c (32) 遅延時間差検出手段42aは、受信信号r’
n,1(t)とr’n,2(t)との相関関数を式(3
3)に示されるように求めて、相関関数のピーク位置を
求めることにより遅延時間差Δτ12≡τ−τを測
定する。
【数10】
【0056】測位計算手段43は、遅延時間差検出手段
42a,42b,42cにより求められた遅延時間差Δ
τ12,Δτ13,Δτ14を入力して、以下の式(3
4)〜式(36)を満たす=[x,y,z]を算出
し、これを第n計測点位置の推定結果として出力する。
【数11】 この場合も実施の形態1と同様に、式(34)〜式(3
6)によりそれぞれ放物面として与えられる3つの等遅
延時間差面の交点を求めることで、第n計測点の位置が
導かれる。
【0057】以上のように、この実施の形態6によれ
ば、壁面1上の各計測点に設置されてそれぞれ異なる周
波数の変調信号の電波を送信する複数の電波送信機41
と、それぞれの組み合せに係る2つのアンテナ3
受信された同一送信源からの電波の遅延時間差を検出す
る遅延時間差検出手段(42a,42b,42c)とを
備えるように構成したので、アンテナに受信された電波
を各電波発信機毎の信号に弁別して2つのアンテナ間の
遅延時間差を検出することができるから、実施の形態1
と同等の効果を得ることができる。
【0058】なお、この実施の形態6では、電波発信機
41毎の異なる送信周波数に基づいて、アンテナ3
に受信される受信信号を各計測点毎の信号に弁別して計
測している。しかし、この実施の形態はこのような態様
に限定されるものではなく、実施の形態4および実施の
形態5に示されるように、電波の変調コードまたは電波
の送信タイミングで受信信号を弁別して計測するように
構成しても、同様な効果を得ることができる。さらに、
実施の形態2と同様に、既知の位置に設置された電波送
信機からの受信信号を用いて、遅延時間差の較正を行う
こともできる。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、計測
点毎に設けられて互いに異なる周波数の電波を送信する
複数の電波送信機と、互いに異なる位置に配置された複
数のアンテナと、それぞれのアンテナ毎に設けられて、
それぞれのアンテナで受信された信号を電波送信機毎の
対応する周波数帯の信号に弁別する複数の帯域通過フィ
ルタと、複数のアンテナのなかの2つのアンテナに係る
少なくとも3つの異なる組み合わせについて、電波送信
機から送信される異なる周波数の電波毎に、それぞれの
組み合せに係る2つのアンテナ間での受信電波の位相差
を検出する位相差検出手段と、電波送信機から送信され
る異なる周波数の電波毎に、2つのアンテナに係る少な
くとも3つの異なる組み合せについての位相差からそれ
ぞれ導かれる少なくとも3つの等位相差面の交点を求め
て、当該周波数の電波を送信する電波送信機の位置を推
定する測位計算手段とを備えるように構成したので、計
測点が広範囲に分布していてもすべての計測点に係る電
波送信機から送信される電波をアンテナで受信して、各
電波送信機から送信される電波毎にアンテナ間での位相
差を基にして当該電波送信機の位置を独立に演算するこ
とができるから、構造物についての広い測定範囲におけ
る各計測点の位置を同時に独立して推定することができ
るという効果を奏する。また、計測点の位置を電波の位
相差から求めるように構成したので、電波の波長の数分
の1〜数10分の1の精度で高精度に位置を推定するこ
とができるという効果を奏する。また、電波を用いて計
測しているので、周囲の照明環境に影響を受けることが
ないから、暗い室内の測定や屋外における夜間の測定で
も十分な計測精度を得ることができるという効果を奏す
る。さらに、受信信号の位相差から計測点の位置を算出
するように構成したので、発信電波の波形に係る制約が
小さくなり、単純な構造の電波発信機を用いることがで
きるから、広範囲にまたがる壁面等の変位を低コストで
高精度に観測することができるという効果を奏する。
【0060】この発明によれば、測位計算手段が受信機
の経路に係る透過位相誤差に起因する2つのアンテナの
組み合せについての位相差誤差を補正するための透過位
相差補正量を記憶する位相差補正量記憶部を備えるよう
に構成したので、位相差検出手段から得られる位相差を
補正して、正確な位相差を基にして計測点の位置を算出
するから、計測点位置に係る測位精度の劣化を防止する
ことができるという効果を奏する。
【0061】この発明によれば、既知の位置に配置され
る電波送信機を備えるように構成したので、レーザ等の
他の測定手段を用いて電波送信機の位置を測定する必要
がなく、装置構成を簡略化することができるという効果
を奏する。
【0062】この発明によれば、計測点毎に設けられ、
それぞれが割り当てられた個別の周波数帯に対して2種
類のキャリア周波数を作用させて、それぞれ2種類の周
波数の電波を送信する複数の電波送信機と、各キャリア
周波数を単位として、複数のアンテナのなかの2つのア
ンテナに係る少なくとも3つの異なる組み合わせについ
て、電波送信機から送信される異なる周波数の電波毎
に、それぞれの組み合せに係る2つのアンテナ間での受
信電波の位相差を検出する位相差検出手段と、電波送信
機毎に、2つのアンテナに係るそれぞれの組み合せに対
してキャリア周波数毎に求められた2つの位相差からそ
れぞれの組み合せに係る等位相差面を確定して、確定さ
れた少なくとも3つの位相差面の交点を求めて、当該電
波発信機の位置を推定する測位計算手段とを備えるよう
に構成したので、2つのアンテナの組み合せに係る等位
相差面を正確に導けるから、計測点の位置測定に係る測
位精度の劣化を防止することができるという効果を奏す
る。また、計測点の位置測定に係る測位精度を高いレベ
ルに維持できるので、比較的短い波長の電波を用いるこ
とができ、計測点の位置をより高精度に推定することが
できるという効果を奏する。
【0063】この発明によれば、計測点毎に設けられて
互いに直交する変調コードでそれぞれ変調された電波を
送信する複数の電波送信機と、それぞれのアンテナ毎に
設けられて、それぞれのアンテナで受信された信号を電
波送信機から送信される信号毎に弁別するように電波送
信機毎の変調コードにそれぞれ対応可能である複数のマ
ッチトフィルタとを備えるように構成したので、アンテ
ナに受信された電波を各電波発信機毎の信号に弁別して
それぞれの組み合せに係る2つのアンテナ間の位相差を
検出することができるから、構造物についての広い測定
範囲における各計測点の位置を同時に独立して推定する
ことができる等の効果を奏する。また、互いに直交する
変調コードでそれぞれ変調された電波を送信する複数の
電波送信機を備えるように構成したので、電波送信機が
使用する周波数帯域幅を小さくすることができるという
効果を奏する。
【0064】この発明によれば、計測点毎に設けられて
互いに異なる送信タイミングを有する電波を送信する複
数の電波送信機と、それぞれのアンテナ毎に設けられ
て、それぞれのアンテナで受信された信号を電波送信機
から送信される信号毎に弁別するように電波送信機毎の
送信タイミングにそれぞれ同期して導通状態となる複数
のスイッチとを備えるように構成したので、アンテナに
受信された電波を各電波発信機毎の信号に弁別してそれ
ぞれの組み合せに係る2つのアンテナ間の位相差を検出
することができるから、構造物についての広い測定範囲
における各計測点の位置を同時に独立して推定すること
ができる等の効果を奏する。また、互いに異なる送信タ
イミングを有する電波を送信する複数の電波送信機を備
えるように構成したので、電波送信機が使用する周波数
帯域幅を小さくすることができるという効果を奏する。
【0065】この発明によれば、計測点毎に設けられて
互いに異なる周波数の電波を送信する複数の電波送信機
と、互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、
それぞれのアンテナ毎に設けられて、それぞれのアンテ
ナで受信された信号を電波送信機毎の対応する周波数帯
の信号に弁別する複数の帯域通過フィルタと、複数のア
ンテナのなかの2つのアンテナに係る少なくとも3つの
異なる組み合わせについて、電波送信機から送信される
異なる周波数の電波毎に、それぞれの組み合せに係る2
つのアンテナ間での受信電波の遅延時間差を検出する遅
延時間差検出手段と、電波送信機から送信される異なる
周波数の電波毎に、2つのアンテナに係る少なくとも3
つの異なる組み合せについての遅延時間差からそれぞれ
導かれる少なくとも3つの等遅延時間差面の交点を求め
て、当該周波数の電波を送信する電波送信機の位置を推
定する測位計算手段とを備えるように構成したので、計
測点が広範囲に分布していてもすべての計測点に係る電
波送信機から送信される電波をアンテナで受信して、各
電波送信機から送信される電波毎にアンテナ間での遅延
時間差を基にして当該電波送信機の位置を独立に演算す
ることができるから、構造物についての広い測定範囲に
おける各計測点の位置を同時に独立して推定することが
できる等の効果を奏する。
【0066】この発明によれば、計測点毎に設けられて
互いに直交する変調コードでそれぞれ変調された電波を
送信する複数の電波送信機と、それぞれのアンテナ毎に
設けられて、それぞれのアンテナで受信された信号を電
波送信機から送信される信号毎に弁別するように電波送
信機毎の変調コードにそれぞれ対応可能である複数のマ
ッチトフィルタとを備えるように構成したので、アンテ
ナに受信された電波を各電波発信機毎の信号に弁別して
それぞれの組み合せに係る2つのアンテナ間の遅延時間
差を検出することができるから、構造物についての広い
測定範囲における各計測点の位置を同時に独立して推定
することができる等の効果を奏する。
【0067】この発明によれば、計測点毎に設けられて
互いに異なる送信タイミングを有する電波を送信する複
数の電波送信機と、それぞれのアンテナ毎に設けられ
て、それぞれのアンテナで受信された信号を電波送信機
から送信される信号毎に弁別するように電波送信機毎の
送信タイミングにそれぞれ同期して導通状態となる複数
のスイッチとを備えるように構成したので、アンテナに
受信された電波を各電波発信機毎の信号に弁別してそれ
ぞれの組み合せに係る2つのアンテナ間の遅延時間差を
検出することができるから、構造物についての広い測定
範囲における各計測点の位置を同時に独立して推定する
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による構造物の震動
変位計測装置を示す構成図である。
【図2】 2つのアンテナに受信される電波に係る等位
相差面を示す図である。
【図3】 2種類の等位相差面の交差状態を示す図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態2による構造物の震動
変位計測装置を用いての送信機位置の導出過程を示すフ
ローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2の変形例による構造
物の震動変位計測装置を示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による構造物の震動
変位計測装置を示す構成図である。
【図7】 2種類の電波に係る等位相差面を示す図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態6による構造物の震動
変位計測装置を示す構成図である。
【図9】 従来の構造物の震動変位計測装置の例を示す
概略図である。
【符号の説明】 1 壁面、2(j=1〜n),20,31(j=1
〜n),41(j=1〜n) 電波送信機、3(i
=1〜4) アンテナ、4,33,33局部発信
機、5(i=1〜4) ダウンコンバータ、6(i
=1〜4) A/D変換器、7ij(i=1〜4,j=
1〜n) 帯域通過フィルタ、8a,8b,8c,34
a,34b,34c,34a’,34b’,34c’
位相差検出手段、9,35,43 測位計算手段、10
表示手段、32,32 分配器、42a,42
b,42c 遅延時間差検出手段。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測点毎に設けられて互いに異なる周波
    数の電波を送信する複数の電波送信機と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 それぞれの前記アンテナ毎に設けられて、それぞれの前
    記アンテナで受信された信号を前記電波送信機毎の対応
    する周波数帯の信号に弁別する複数の帯域通過フィルタ
    と、 複数の前記アンテナのなかの2つの前記アンテナに係る
    少なくとも3つの異なる組み合わせについて、前記電波
    送信機から送信される異なる周波数の電波毎に、それぞ
    れの組み合せに係る2つの前記アンテナ間での受信電波
    の位相差を検出する位相差検出手段と、 前記電波送信機から送信される異なる周波数の電波毎
    に、2つの前記アンテナに係る少なくとも3つの異なる
    組み合せについての位相差からそれぞれ導かれる少なく
    とも3つの等位相差面の交点を求めて、当該周波数の電
    波を送信する電波送信機の位置を推定する測位計算手段
    とを備えたことを特徴とする構造物の震動変位計測装
    置。
  2. 【請求項2】 測位計算手段が、受信機の経路に係る透
    過位相誤差に起因する2つのアンテナの組み合せについ
    ての位相差誤差を補正するための透過位相差補正量を記
    憶する位相差補正量記憶部を備えることを特徴とする請
    求項1記載の構造物の震動変位計測装置。
  3. 【請求項3】 既知の位置に配置される電波送信機を備
    えることを特徴とする請求項2記載の構造物の震動変位
    計測装置。
  4. 【請求項4】 計測点毎に設けられ、それぞれが割り当
    てられた個別の周波数に対して2種類のキャリア周波数
    を作用させて、それぞれ2種類の周波数の電波を送信す
    る複数の電波送信機と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 各キャリア周波数を単位として、それぞれの前記アンテ
    ナ毎に設けられて、それぞれの前記アンテナで受信され
    た信号を前記電波送信機毎の個別の周波数帯の信号に弁
    別する複数の帯域通過フィルタと、 各キャリア周波数を単位として、複数の前記アンテナの
    なかの2つの前記アンテナに係る少なくとも3つの異な
    る組み合わせについて、前記電波送信機から送信される
    異なる周波数の電波毎に、それぞれの組み合せに係る2
    つの前記アンテナ間での受信電波の位相差を検出する位
    相差検出手段と、 前記電波送信機毎に、2つの前記アンテナに係るそれぞ
    れの組み合せに対してキャリア周波数毎に求められた2
    つの位相差からそれぞれの組み合せに係る等位相差面を
    確定して、確定された少なくとも3つの位相差面の交点
    を求めて、当該電波発信機の位置を推定する測位計算手
    段とを備えたことを特徴とする構造物の震動変位計測装
    置。
  5. 【請求項5】 計測点毎に設けられて互いに直交する変
    調コードでそれぞれ変調された電波を送信する複数の電
    波送信機と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 それぞれの前記アンテナ毎に設けられて、それぞれの前
    記アンテナで受信された信号を前記電波送信機から送信
    される信号毎に弁別するように前記電波送信機毎の変調
    コードにそれぞれ対応可能である複数のマッチトフィル
    タと、 複数の前記アンテナのなかの2つの前記アンテナに係る
    少なくとも3つの異なる組み合せについて、前記電波送
    信機から送信される異なる変調コードで変調された電波
    毎に、それぞれの組み合せに係る2つの前記アンテナ間
    での受信電波の位相差を検出する位相差検出手段と、 前記電波送信機から送信される異なる変調コードで変調
    された電波毎に、2つの前記アンテナに係る少なくとも
    3つの異なる組み合せについての位相差からそれぞれ導
    かれる少なくとも3つの等位相差面の交点を求めて、当
    該変調コードで変調された電波を送信する電波送信機の
    位置を推定する測位計算手段とを備えたことを特徴とす
    る構造物の震動変位計測装置。
  6. 【請求項6】 計測点毎に設けられて互いに異なる送信
    タイミングを有する電波を送信する複数の電波送信機
    と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 それぞれの前記アンテナ毎に設けられて、それぞれの前
    記アンテナで受信された信号を前記電波送信機から送信
    される信号毎に弁別するように前記電波送信機毎の送信
    タイミングにそれぞれ同期して導通状態となる複数のス
    イッチと、 複数の前記アンテナのなかの2つの前記アンテナに係る
    少なくとも3つの異なる組み合せについて、前記電波送
    信機から送信される異なる送信タイミングを有する電波
    毎に、それぞれの組み合せに係る2つの前記アンテナ間
    での受信電波の位相差を検出する位相差検出手段と、 前記電波送信機から送信される異なる送信タイミングを
    有する電波毎に、2つの前記アンテナに係る少なくとも
    3つの異なる組み合せについての位相差からそれぞれ導
    かれる少なくとも3つの等位相差面の交点を求めて、当
    該送信タイミングを有する電波を送信する電波送信機の
    位置を推定する測位計算手段とを備えたことを特徴とす
    る構造物の震動変位計測装置。
  7. 【請求項7】 計測点毎に設けられて互いに異なる周波
    数の電波を送信する複数の電波送信機と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 それぞれの前記アンテナ毎に設けられて、それぞれの前
    記アンテナで受信された信号を前記電波送信機毎の対応
    する周波数帯の信号に弁別する複数の帯域通過フィルタ
    と、 複数の前記アンテナのなかの2つの前記アンテナに係る
    少なくとも3つの異なる組み合わせについて、前記電波
    送信機から送信される異なる周波数の電波毎に、それぞ
    れの組み合せに係る2つの前記アンテナ間での受信電波
    の遅延時間差を検出する遅延時間差検出手段と、 前記電波送信機から送信される異なる周波数の電波毎
    に、2つの前記アンテナに係る少なくとも3つの異なる
    組み合せについての遅延時間差からそれぞれ導かれる少
    なくとも3つの等遅延時間差面の交点を求めて、当該周
    波数の電波を送信する電波送信機の位置を推定する測位
    計算手段とを備えたことを特徴とする構造物の震動変位
    計測装置。
  8. 【請求項8】 計測点毎に設けられて互いに直交する変
    調コードでそれぞれ変調された電波を送信する複数の電
    波送信機と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 それぞれの前記アンテナ毎に設けられて、それぞれの前
    記アンテナで受信された信号を前記電波送信機から送信
    される信号毎に弁別するように前記電波送信機毎の変調
    コードにそれぞれ対応可能である複数のマッチトフィル
    タと、 複数の前記アンテナのなかの2つの前記アンテナに係る
    少なくとも3つの異なる組み合せについて、前記電波送
    信機から送信される異なる変調コードで変調された電波
    毎に、それぞれの組み合せに係る2つの前記アンテナ間
    での受信電波の遅延時間差を検出する遅延時間差検出手
    段と、 前記電波送信機から送信される異なる変調コードで変調
    された電波毎に、2つの前記アンテナに係る少なくとも
    3つの異なる組み合せについての遅延時間差からそれぞ
    れ導かれる少なくとも3つの等遅延時間差面の交点を求
    めて、当該変調コードで変調された電波を送信する電波
    送信機の位置を推定する測位計算手段とを備えたことを
    特徴とする構造物の震動変位計測装置。
  9. 【請求項9】 計測点毎に設けられて互いに異なる送信
    タイミングを有する電波を送信する複数の電波送信機
    と、 互いに異なる位置に配置された複数のアンテナと、 それぞれの前記アンテナ毎に設けられて、それぞれの前
    記アンテナで受信された信号を前記電波送信機から送信
    される信号毎に弁別するように前記電波送信機毎の送信
    タイミングにそれぞれ同期して導通状態となる複数のス
    イッチと、 複数の前記アンテナのなかの2つの前記アンテナに係る
    少なくとも3つの異なる組み合せについて、前記電波送
    信機から送信される異なる送信タイミングを有する電波
    毎に、それぞれの組み合せに係る2つの前記アンテナ間
    での受信電波の遅延時間差を検出する遅延時間差検出手
    段と、 前記電波送信機から送信される異なる送信タイミングを
    有する電波毎に、2つの前記アンテナに係る少なくとも
    3つの異なる組み合せについての遅延時間差からそれぞ
    れ導かれる少なくとも3つの等遅延時間差面の交点を求
    めて、当該送信タイミングを有する電波を送信する電波
    送信機の位置を推定する測位計算手段とを備えたことを
    特徴とする構造物の震動変位計測装置。
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