[go: up one dir, main page]

JP2001270571A - 断熱性紙製容器及びその製造方法 - Google Patents

断熱性紙製容器及びその製造方法

Info

Publication number
JP2001270571A
JP2001270571A JP2000084656A JP2000084656A JP2001270571A JP 2001270571 A JP2001270571 A JP 2001270571A JP 2000084656 A JP2000084656 A JP 2000084656A JP 2000084656 A JP2000084656 A JP 2000084656A JP 2001270571 A JP2001270571 A JP 2001270571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
heat
insulating paper
synthetic resin
paper container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000084656A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Inaba
貢一 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Straw Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Pax Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Pax Co Ltd filed Critical Sanyo Pax Co Ltd
Priority to JP2000084656A priority Critical patent/JP2001270571A/ja
Publication of JP2001270571A publication Critical patent/JP2001270571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱性紙製容器において、凹凸感のない滑ら
かな印刷表面を確実に得ることと、容器全体の重量を低
く抑えて省資源化及び環境適正に優れた容器を得る。 【解決手段】 容器胴部材1の原紙11の外壁面に低融
点の熱可塑性合成樹脂フイルム12をラミネートしてお
り、この低融点の熱可塑性合成樹脂フイルム12の表面
に発泡と同調する同調インキ14を塗布しており、この
同調インキ14の成分配合を特定し、また、容器胴部材
1を構成する各部材の厚みを特定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器胴部材の外
壁面上に低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネー
トして発泡させる断熱性紙製容器及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】容器胴部材及び底板部材からなる断熱性
紙製容器であって、該容器胴部材及び底板部材の原紙の
内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネー
トしてあると共に、該容器胴部材の原紙の外壁面に低融
点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネートしており、
前記低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムの表面に発泡と
同調する同調インキを塗布してあり、前記低融点の熱可
塑性合成樹脂フイルムを発泡するように加熱処理されて
いる断熱性紙製容器は、特開平11−189279号公
報で公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、上記公知
の断熱性紙製容器において、低融点の熱可塑性合成樹脂
フイルムの表面に塗布する同調インキの成分配合を特定
することによって、凹凸感のない滑らかな印刷表面が確
実に得られることを課題とするものである。また、本発
明では、断熱性紙製容器を構成する内外の熱可塑性合成
樹脂フイルムの厚さ及び原紙の坪量を特定することによ
り、容器全体の重量を低く抑えて省資源化及び環境適正
に優れた容器を得ることを課題とするものである。さら
に、容器の加熱発泡時の温度条件及び経時条件を特定す
ることによっても凹凸感のない滑らかな印刷表面が確実
に得られることを課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、容器胴
部材及び底板部材からなる断熱性紙製容器であって、該
容器胴部材及び底板部材の原紙の内壁面に高融点の熱可
塑性合成樹脂フイルムをラミネートしていると共に、該
容器胴部材の原紙の外壁面に低融点の熱可塑性合成樹脂
フイルムをラミネートしており、前記低融点の熱可塑性
合成樹脂フイルムの表面に発泡と同調する同調インキを
塗布してあり、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フイルム
を発泡するように加熱処理されている断熱性紙製容器で
あって、上記同調インキが白インキであり、その白イン
キの成分配合が、無機顔料30〜35%、ウレタン系樹
脂15〜25%、塩酢ビ系樹脂0〜5%、ケトン系溶剤
15〜20%、酢酸エステル系溶剤5〜10%、アルコ
ール系溶剤0〜10%、トルオール系溶剤0〜10%及
びポリエチレンワックスその他の助剤1〜5%であるこ
とを特徴とする。これによって低融点の合成樹脂フイル
ムの全体の均等な発泡が得られ、凹凸感のない滑らかな
印刷表面が確実に得られる。
【0005】また本発明は、容器胴部材及び底板部材か
らなる断熱性紙製容器であって、該容器胴部材及び底板
部材の原紙の内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂フイル
ムをラミネートしていると共に、該容器胴部材の原紙の
外壁面に低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネー
トしており、前記低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムの
表面に発泡と同調する同調インキを塗布してあり、前記
低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムを発泡するように加
熱処理されている断熱性紙製容器であって、上記同調イ
ンキが色インキであり、その色インキの成分配合が、有
機顔料5〜10%、ウレタン系樹脂5〜10%、塩酢ビ
系樹脂0〜5%、ケトン系溶剤40〜50%、酢酸エス
テル系溶剤15〜25%、アルコール系溶剤5〜10
%、トルオール系溶剤0〜10%及びポリエチレンワッ
クスその他の助剤1〜5%であることを特徴とする。こ
れによって種々の文字、図形、絵柄、写真等も凹凸感な
く滑らかな印刷表面が確実に得られ、特にPOSバーコ
ード等も鮮明に凹凸感なく印刷できる。
【0006】また本発明は、請求項1記載の白インキを
容器胴部材の表面全域に下地として塗布し、その上に請
求項2記載の色インキを塗布してある。この下地として
白色の同調インキを塗布することにより、発泡樹脂表面
があたかも白地の和紙の様相を呈することができ、和紙
表面に文字、図形等を印刷したかのような印刷効果が得
られる。
【0007】また本発明では、上記高融点の熱可塑性合
成樹脂フイルムが中又は高密度のポリエチレンフイルム
であり、低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムが低密度の
ポリエチレンフイルムであるから、これによって飲食品
用の断熱性紙製容器に適する利点がある。
【0008】また本発明は、請求項5に記載の断熱性紙
製容器であって、容器胴部材の外面の低密度ポリエチレ
ンフイルムの厚さが55〜65μmであり、原紙の坪量
が270〜310g/m2 であって、水分含量が7〜9
%であり、内面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜4
0μmであることを特徴とする。これによって容器全体
の重量を低く抑え、従前実用化されている内カップの表
面に二重のカバーを被せた断熱性紙製容器に比し、70
〜75%の重量にすることができ、省資源化及び環境適
正に優れた容器を提供できる。
【0009】また本発明は、請求項6に記載の断熱性紙
製容器であって、容器の満杯容量が概略380mlであ
り、容器の口径が90〜93mm、底径が67〜70m
m、高さが90〜93mmであって、容器胴部材の外面
の低密度ポリエチレンフイルムの厚さが55〜65μm
であり、原紙の坪量が270〜290g/m2 であり、
内面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜40μmであ
ることを特徴とする。これによって満杯容量が概略38
0ml程度の小型の例えば即席味噌汁用の容器に適する
断熱性紙製容器を提供できる。
【0010】また本発明は、請求項7に記載の断熱性紙
製容器であって、容器の満杯容量が概略470mlであ
り、容器の口径が95〜97mm、底径が66〜68m
m、高さが106〜108mmであって、容器胴部材の
外面の低密度ポリエチレンフイルムの厚さが55〜65
μmであり、原紙の坪量が290〜310g/m2 であ
り、内面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜40μm
であることを特徴とする。これによって満杯容量が概略
470ml程度の通常の即席麺用の容器に適する断熱性
紙製容器を提供できる。
【0011】また本発明は、請求項8に記載の断熱性紙
製容器であって、容器の満杯容量が概略1010mlで
あり、容器の口径が138〜141mm、底径が101
〜105mm、高さが104〜106mmであって、容
器胴部材の外面の低密度ポリエチレンフイルムの厚さが
55〜65μmであり、原紙の坪量が290〜310g
/m2 であり、内面ポリエチレンフイルムの厚さが30
〜40μmであることを特徴とする。これによって満杯
容量が1010ml程度の大型の即席麺用の容器に適す
る断熱性紙製容器を提供できる。
【0012】さらに本発明は、請求項1〜8の何れかの
断熱性紙製容器を製造する方法であって、紙製容器をそ
の上部フランジ部を下にして走行ベルト上に載せて移送
し、走行ベルトの入口付近を波長4μm〜1mmの遠赤
外線ヒーターを使って、入口付近の温度を120〜13
0℃とし、中間付近を波長0.7〜4μmの近赤外線ヒ
ーターを使って、中間付近の温度を105〜115℃と
し、出口付近を波長4μm〜1mmの遠赤外線ヒーター
を使って、出口付近の温度を105〜115℃とし、入
口付近、中間付近及び出口付近のそれぞれの移送時間を
0.75〜1.5分としてあることを特徴とする。これ
によって低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムの全体の均
等な発泡が得られ、凹凸感のない滑らかな印刷表面が確
実に得られる。
【0013】また本発明は、紙製容器を走行ベルト上で
回転させながら移送するから、これによって容器全体を
均等に加熱でき仕上がりをより良好にすることができ
る。
【0014】
【発明の実施の態様】以下図示した実施例により本発明
を説明する。図1は本発明に係る断熱性紙製容器の一実
施例を示した模式的断面図であり、図2は図1の実施例
の印刷部分周辺の模式的拡大断面図である。本発明に係
る断熱性紙製容器は、容器胴部材1と底板部材2とから
構成されている。断熱性紙製容器を製造する工程は、先
ず、容器胴部材1について説明すると、その原材料の製
造から始まる。図2に示すように、容器胴部材原料は、
原紙11の外壁面に、加熱処理により発泡する低融点の
熱可塑性合成樹脂フイルム12をラミネートすると共
に、低融点の熱可塑性合成樹脂フイルム12の表面に、
発泡と同調する同調インキ14を塗布した構成からな
る。実施例の場合、原紙11として坪量が270〜31
0g/m2 、水分含量が7〜9%である種々の紙材を用
いることができる。紙材としては長網一層抄又は丸網多
層抄きがよい。
【0015】加熱処理により発泡する低融点の熱可塑性
合成樹脂フイルム12としては、密度0.91〜0.9
2g/cm3 、融点105〜110℃、MRF(メルト
・フロー・レート)8〜15g/10分、厚み55〜6
5μmの低密度ポリエチレンフイルムからなることが好
ましい。
【0016】同調インキ14は、有機又は無機の顔料を
含む樹脂組成として、ウレタン系樹脂と塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体樹脂(塩酢ビ樹脂)、ケトン系、酢酸
エチル系、アルコール系、トルオール系の溶剤及びポリ
エチレンワックスを助剤として適宜に粘度調整した残留
溶剤の少ないインキを使用しており、発泡すべき熱可塑
性合成樹脂フイルム12としてのポリエチレンの発泡を
妨げないと共に、発泡後の熱可塑性合成樹脂の表面に凹
凸感を与えない滑らかな印刷面が得られることになる。
【0017】図において符号15が白インキで、その成
分配合が、無機顔料30〜35%、ウレタン系樹脂15
〜25%、塩酢ビ系樹脂0〜5%、ケトン系溶剤15〜
20%、酢酸エステル系溶剤5〜10%、アルコール系
溶剤0〜10%、トルオール系溶剤0〜10%及びポリ
エチレンワックスその他の助剤1〜5%であることを特
徴とする。この白インキは発泡すべき熱可塑性合成樹脂
の表面全体に下地として塗布することにより、発泡樹脂
表面があたかも紙の生地の様相を呈するように印刷する
等のいわゆる疑似印刷をすることができることになる。
【0018】また、図において符号16が色インキでそ
の成分配合が、有機顔料5〜10%、ウレタン系樹脂5
〜10%、塩酢ビ系樹脂0〜5%、ケトン系溶剤40〜
50%、酢酸エステル系溶剤15〜25%、アルコール
系溶剤5〜10%、トルオール系溶剤0〜10%及びポ
リエチレンワックスその他の助剤1〜5%であることを
特徴とし、白インキ15の表面に塗布されており、種々
の文字、図形、絵柄、写真等が印刷され、熱可塑性合成
樹脂フイルム12の発泡を妨げないと共に、印刷表面に
凹凸感を与えない滑らかな印刷面が得られる。図示した
実施例では白インキ15の表面に色インキを塗布してあ
るが、熱可塑性合成樹脂フイルム12の表面に直接色イ
ンキを塗布してもよいことは勿論である。
【0019】原紙11の内壁面には、前記低融点の熱可
塑性合成樹脂フイルム12を発泡させるための熱処理中
に発泡することなく原紙11内の水蒸気の放出を阻止す
る中、高融点の熱可塑性合成樹脂フイルム13をラミネ
ートする。高融点の熱可塑性合成樹脂フイルム13とし
て、密度0.93〜0.95g/cm3 、融点130〜
135℃、MFR((メルト・フロー・レート)4〜8
g/10分、厚み30〜40μmの中密度ポリエチレン
フイルムを使用する。
【0020】また図1において、容器底板部材を符号2
で示してあり、この容器底板部材2を容器胴部材1が外
側から中に向かって巻き込む構造で組まれており、この
巻き込み部17にまで発泡部を設けることによって断熱
性を容器底部にまで及ぼすことができる。この図に示し
た実施例では、底板部材2の原紙21の内壁面に容器胴
部材の内壁面の高融点の熱可塑性合成樹脂フイルム13
と同様の高融点の熱可塑性合成樹脂フイルム22がラミ
ネートされている。この底板部材2にあっても容器胴部
材1の低融点の熱可塑性合成樹脂フイルム12と同様の
低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムを原紙21の表面に
ラミネートして加熱発泡することも可能である。
【0021】上記の構成において、本発明の断熱性紙製
容器は、容器胴部材の外面の低密度ポリエチレンフイル
ムの厚さが55〜65μmであり、原紙の坪量が270
〜310g/m2 であって、水分含量が7〜9%であ
り、内面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜40μm
であることが特定され、これによって容器全体の重量を
低く抑え、省資源化及び環境適正に優れた容器となっ
た。そして、この断熱性紙製容器をさらに特定すると以
下のようになる。
【0022】断熱性紙製容器の満杯容量が概略380m
lの場合には、容器の口径が90〜93mm、底径が6
7〜70mm、高さが90〜93mmであって、容器胴
部材の外面の低密度ポリエチレンフイルムの厚さが55
〜65μmであり、原紙の坪量が270〜290g/m
2 であり、内面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜4
0μmである。そしてこれによって下記実施例に示す通
り、従前実用化されている内カップの表面に2層の断熱
カバーを被せた断熱性紙製容器に比し、略75%の重量
になし得た。
【0023】断熱性紙製容器の満杯容量が概略470m
l程度の最も普及されている容器の場合には、容器の口
径が95〜97mm、底径が66〜68mm、高さが1
06〜108mmであって、容器胴部材の外面の低密度
ポリエチレンフイルムの厚さが55〜65μmであり、
原紙の坪量が290〜310g/m2 であり、内面ポリ
エチレンフイルムの厚さが30〜40μmである。この
容器では下記実施例に示す通り、従前実用化されている
内カップの表面に2層の断熱カバーを被せた断熱性紙製
容器に比し、略70%の重量になし得た。
【0024】断熱性紙製容器の満杯容量が概略1010
ml程度の容器の場合には、容器の口径が138〜14
1mm、底径が101〜105mm、高さが104〜1
06mmであって、容器胴部材の外面の低密度ポリエチ
レンフイルムの厚さが55〜65μmであり、原紙の坪
量が290〜310g/m2 であり、内面ポリエチレン
フイルムの厚さが30〜40μmである。この容器では
下記実施例に示す通り、従前実用化されている断熱性紙
製容器に比し、略76%の重量になし得た。
【0025】
【実施例1】坪量280g/m2 の原紙11を用い、そ
の内面に厚さ40μmの中密度ポリエチレンフイルム1
3をラミネートし、外面に厚さ60μmの低密度ポリエ
チレンフイルム12をラミネートした容器胴部材1に、
坪量250g/m2 の原紙21に厚さ40μmの中密度
ポリエチレンフイルム22をラミネートした底板部材を
組み込んで、口径92mm、底径68mm、全高91m
mであって、満杯容量380mlの小型容器を作成し
た。この場合容器胴部材と底板部材を合わせた原紙の重
量が9.3g、内面ポリエチレンフイルムの重量が1.
3g、外面ポリエチレンフイルムの重量が印刷面を含め
て1.6gであり、総合計は12.2gであった。この
本発明容器に対応する従前実用化されている断熱性紙製
容器であって、ポリエチレンフイルムをラミネートした
原紙により内カップを構成し、その外面に2層の断熱カ
バーを被せた概略380mlの満杯容量の公知の断熱性
紙製容器では、内カップの重量が7.4g、2層の断熱
カバーの重量が9.0gであり、総重量が16.4gで
あった。
【0026】
【実施例2】坪量300g/m2 の原紙11を用い、そ
の内面に厚さ40μmの中密度ポリエチレンフイルム1
3をラミネートし、外面に厚さ60μmの低密度ポリエ
チレンフイルム12をラミネートした容器胴部材1に、
坪量250g/m2 の原紙21に厚さ40μmの中密度
ポリエチレンフイルム22をラミネートした底板部材を
組み込んで、口径96mm、底径67mm、全高107
mmであって、満杯容量470mlの通常の容器を作成
した。この場合容器胴部材と底板部材を合わせた原紙の
重量が11.2g、内面ポリエチレンフイルムの重量が
1.4g、外面ポリエチレンフイルムの重量が印刷面を
含めて1.9gであり、総合計は14.5gであった。
この本発明容器に対応する従前実用化されている断熱性
紙製容器であって、ポリエチレンフイルムをラミネート
した原紙により内カップを構成し、その外面に2層の断
熱カバーを被せた概略470mlの満杯容量の公知の断
熱性紙製容器では、内カップの重量が11.1g、2層
の断熱カバーの重量が9.4gであり、総重量が20.
5gであった。即ち、本発明の断熱性紙製容器は、従前
公知の断熱性紙製容器に比し、重量が概略71%程にな
った。
【0027】
【実施例3】坪量300g/m2 の原紙11を用い、そ
の内面に厚さ40μmの中密度ポリエチレンフイルム1
3をラミネートし、外面に厚さ60μmの低密度ポリエ
チレンフイルム12をラミネートした容器胴部材1に、
坪量250g/m2 の原紙21に厚さ40μmの中密度
ポリエチレンフイルム22をラミネートした底板部材を
組み込んで、口径140mm、底径103mm、全高1
05mmであって、満杯容量1010mlの大型の容器
を作成した。この場合容器胴部材と底板部材を合わせた
原紙の重量が17.5g、内面ポリエチレンフイルムの
重量が2.2g、外面ポリエチレンフイルムの重量が印
刷面を含めて2.6gであり、総合計は22.3gであ
った。この本発明容器に対応する従前実用化されている
断熱性紙製容器であって、ポリエチレンフイルムをラミ
ネートした原紙により内カップを構成し、その外面に2
層の断熱カバーを被せた概略1010mlの満杯容量の
公知の断熱性紙製容器では、内カップの重量が17.3
g、2層の断熱カバーの重量が12.7gであり、総重
量が30gであった。即ち、本発明の断熱性紙製容器
は、従前公知の断熱性紙製容器に比し、重量が概略75
%程になった。
【0028】次に本発明の断熱性紙製容器を製造する方
法について、図3及び図4を参照して説明する。即ち、
容器胴部材1の外面の低密度ポリエチレンフイルム12
を加熱して発泡させる方法である。本発明では、紙製容
器をその上部フランジ18を下にして走行ベルト3上に
載せて移送し、赤外線ヒーターを使って加熱する。走行
ベルトを入口付近と中間付近と出口付近の3つとし、入
口付近を波長4μm〜1mmの遠赤外線ヒーターを使っ
て温度120〜130℃に加熱し、この入口付近の移送
時間を、0.75〜1.5分とする。同じく中間付近
は、波長0.7〜4μmの近赤外線ヒーターを使って温
度105〜115℃に加熱し、この中間付近の移送時間
を、0.75〜1.5分とする。さらに出口付近を波長
4μm〜1mmの遠赤外線ヒーターを使って温度105
〜115℃に加熱し、出口付近の移送時間を、0.75
〜1.5分とする。この方法によって外面の低密度ポリ
エチレンフイルムの全体を均等に発泡でき凹凸感のない
滑らかな印刷表面が得られた。
【0029】さらに図3及び図4に示した実施例では、
走行ベルト3の両側にベルト案内部材4及び5を平行に
設け、一方のベルト案内部材4に段部6を設け、容器の
上部フランジ18の一部をこの段部6に載せ、反対側の
上部フランジ18を走行ベルト上に載置して移送するよ
うにして、紙製容器を走行ベルト上で回転させながら移
送させている。これによって容器全体を均等に加熱で
き、仕上がりをより良好にすることができた。
【0030】
【発明の効果】叙上の如く本発明断熱性紙製容器は、請
求項1及び2に示すインキの成分配合によって、低融点
の熱可塑性合成樹脂フイルムの全体の均等な発泡が得ら
れ、凹凸感のない滑らかな印刷表面が確実に得られる利
点がある。また、請求項3に示すように下地として白色
の同調インキを塗布することにより、発泡樹脂表面があ
たかも白地の和紙の様相を呈することができ、和紙表面
に文字、図形等を印刷したかのような印刷効果が得られ
る。さらに、請求項4に示すように低融点の熱可塑性合
成樹脂フイルムを低密度のポリエチレンフイルムにした
から、飲食品用の断熱性紙製容器に適するものとなし得
た。
【0031】本発明断熱性紙製容器は、請求項5に示す
ように各素材の厚さを特定することにより、従前公知の
断熱性紙製容器に比し、重量を低く抑え省資源化及び環
境適正に優れた容器を提供できる。さらに、請求項6、
7及び8に示すように満杯容量及び各部の寸法を特定し
たことによって、相当する公知の断熱性紙製容器に比
し、各満杯容器のそれぞれにおいて、省資源化に優れ、
環境適正にも優れ、特に容器リサイクル法に適合させて
経済性にも優れた容器を提供できる。
【0032】また、請求項9及び10に示す方法によっ
ても、低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムの全体の均等
な発泡が得られ、凹凸感のない滑らかな印刷表面が得ら
れる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る断熱性紙製容器の一つの実施例を
示す模式的断面図である。
【図2】図1図示実施例の同調インキ印刷部分周辺の模
式的拡大断面図である。
【図3】本発明方法を示す容器の走行方法の平面図であ
る。
【図4】図3に示す方法を側方から示した一部断面図で
ある。
【符号の説明】
1 容器胴部材 11 原紙 12 低融点の熱可塑性合成樹脂フイルム 13 高融点の熱可塑性合成樹脂フイルム 14 同調インキ 15 白インキ 16 色インキ 17 底部巻き込み部 18 上部フランジ 2 底板部材 21 原紙 22 高融点の熱可塑性合成樹脂フイルム

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器胴部材及び底板部材からなる断熱性
    紙製容器であって、該容器胴部材及び底板部材の原紙の
    内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネー
    トしていると共に、該容器胴部材の原紙の外壁面に低融
    点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネートしており、
    前記低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムの表面に発泡と
    同調する同調インキを塗布してあり、前記低融点の熱可
    塑性合成樹脂フイルムを発泡するように加熱処理されて
    いる断熱性紙製容器であって、上記同調インキが白イン
    キであり、その白インキの成分配合が、無機顔料30〜
    35%、ウレタン系樹脂15〜25%、塩酢ビ系樹脂0
    〜5%、ケトン系溶剤15〜20%、酢酸エステル系溶
    剤5〜10%、アルコール系溶剤0〜10%、トルオー
    ル系溶剤0〜10%及びポリエチレンワックスその他の
    助剤1〜5%であることを特徴とする断熱性紙製容器。
  2. 【請求項2】 容器胴部材及び底板部材からなる断熱性
    紙製容器であって、該容器胴部材及び底板部材の原紙の
    内壁面に高融点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネー
    トしていると共に、該容器胴部材の原紙の外壁面に低融
    点の熱可塑性合成樹脂フイルムをラミネートしており、
    前記低融点の熱可塑性合成樹脂フイルムの表面に発泡と
    同調する同調インキを塗布してあり、前記低融点の熱可
    塑性合成樹脂フイルムを発泡するように加熱処理されて
    いる断熱性紙製容器であって、上記同調インキが色イン
    キであり、その色インキの成分配合が、有機顔料5〜1
    0%、ウレタン系樹脂5〜10%、塩酢ビ系樹脂0〜5
    %、ケトン系溶剤40〜50%、酢酸エステル系溶剤1
    5〜25%、アルコール系溶剤5〜10%、トルオール
    系溶剤0〜10%及びポリエチレンワックスその他の助
    剤1〜5%であることを特徴とする断熱性紙製容器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の白インキを容器胴部材の
    表面全域に下地として塗布し、その上に請求項2記載の
    色インキを塗布してある請求項1又は2に記載の断熱性
    紙製容器。
  4. 【請求項4】 上記高融点の熱可塑性合成樹脂が中又は
    高密度のポリエチレンフイルムであり、低融点の熱可塑
    性合成樹脂フイルムが低密度のポリエチレンフイルムで
    ある上記請求項1乃至3の何れかに記載の断熱性紙製容
    器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の断熱性紙製容器であっ
    て、容器胴部材の外面の低密度ポリエチレンフイルムの
    厚さが55〜65μmであり、原紙の坪量が270〜3
    10g/m2 であって、水分含量が7〜9%であり、内
    面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜40μmである
    ことを特徴とする断熱性紙製容器。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の断熱性紙製容器であっ
    て、容器の満杯容量が概略380mlであり、容器の口
    径が90〜93mm、底径が67〜70mm、高さが9
    0〜93mmであって、容器胴部材の外面の低密度ポリ
    エチレンフイルムの厚さが55〜65μmであり、原紙
    の坪量が270〜290g/m2 であり、内面ポリエチ
    レンフイルムの厚さが30〜40μmであることを特徴
    とする断熱性紙製容器。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の断熱性紙製容器であっ
    て、容器の満杯容量が概略470mlであり、容器の口
    径が95〜97mm、底径が66〜68mm、高さが1
    06〜108mmであって、容器胴部材の外面の低密度
    ポリエチレンフイルムの厚さが55〜65μmであり、
    原紙の坪量が290〜310g/m2であり、内面ポリ
    エチレンフイルムの厚さが30〜40μmであることを
    特徴とする断熱性紙製容器。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の断熱性紙製容器であっ
    て、容器の満杯容量が概略1010mlであり、容器の
    口径が138〜141mm、底径が101〜105m
    m、高さが104〜106mmであって、容器胴部材の
    外面の低密度ポリエチレンフイルムの厚さが55〜65
    μmであり、原紙の坪量が290〜310g/m2 であ
    り、内面ポリエチレンフイルムの厚さが30〜40μm
    であることを特徴とする断熱性紙製容器。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかの断熱性紙製容器
    を製造する方法であって、紙製容器をその上部フランジ
    部を下にして走行ベルト上に載せて移送し、走行ベルト
    の入口付近を波長4μm〜1mmの遠赤外線ヒーターを
    使って、入口付近の温度を120〜130℃とし、中間
    付近を波長0.7〜4μmの近赤外線ヒーターを使って
    中間付近の温度を105〜115℃とし、出口付近を波
    長4μm〜1mmの遠赤外線ヒーターを使って出口付近
    の温度を105〜115℃とし、入口付近、中間付近及
    び出口付近のそれぞれの移送時間を0.75〜1.5分
    としてあることを特徴とする断熱性紙製容器の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 紙製容器を走行ベルト上で回転させな
    がら移送する上記請求項9に記載の製造方法。
JP2000084656A 2000-03-24 2000-03-24 断熱性紙製容器及びその製造方法 Pending JP2001270571A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084656A JP2001270571A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 断熱性紙製容器及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000084656A JP2001270571A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 断熱性紙製容器及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001270571A true JP2001270571A (ja) 2001-10-02

Family

ID=18601107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000084656A Pending JP2001270571A (ja) 2000-03-24 2000-03-24 断熱性紙製容器及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001270571A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217024A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Solo Cup Japan:Kk 断熱性紙製容器及びその製造方法
JP2009190286A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Dainippon Printing Co Ltd 積層体及びそれを用いた断熱性容器
US8431195B2 (en) 2008-03-28 2013-04-30 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. Ink composition for printing, paper container material using the ink composition, and heat insulating foamed paper container

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217024A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Solo Cup Japan:Kk 断熱性紙製容器及びその製造方法
JP2009190286A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Dainippon Printing Co Ltd 積層体及びそれを用いた断熱性容器
US8431195B2 (en) 2008-03-28 2013-04-30 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. Ink composition for printing, paper container material using the ink composition, and heat insulating foamed paper container

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3408156B2 (ja) 断熱性紙製容器の胴部材原材料及び断熱性紙製容器とその製造方法
KR101196666B1 (ko) 발포 종이용기 및 그 발포 종이용기의 제조방법
JP5076948B2 (ja) 断熱性容器及び断熱性容器の製造方法
CA2431542A1 (en) Insulated beverage or food container
US11685185B2 (en) Three-dimensionally shaped object forming sheet, three-dimensionally shaped object and production method for same, and production method for decorated three-dimensional object
JP2001270571A (ja) 断熱性紙製容器及びその製造方法
JP2009132400A (ja) 断熱発泡紙カップ
JP4090563B2 (ja) 断熱性紙カップ
JP5256708B2 (ja) 断熱発泡紙カップ
JPH09142435A (ja) 発泡紙カップ
JPH1059437A (ja) 断熱性紙カップ
CN101875280A (zh) 容器的制造方法及利用该方法所制造的容器
US20110215103A1 (en) Thermal insulation container having a foam layer
JP4528431B2 (ja) 断熱性紙製容器及びその製造方法
KR20110093439A (ko) 종이용기 및 그 제조방법
KR100565700B1 (ko) 단열성지제용기의몸통부재원재료및단열성지제용기와그제조방법
JPH11124122A (ja) 発泡加工紙
JP2001163322A (ja) 発泡樹脂層を有する容器
JP3923585B2 (ja) 識別表示付き紙容器およびその製造方法
JP3802182B2 (ja) 発泡加工紙およびその製造方法
JP2005119732A (ja) 断熱性紙カップ
JP2567944Y2 (ja) 断熱性カップ
AU2015100880A4 (en) Method for fabricating bubbler
JP6916001B2 (ja) 断熱性紙製容器及び断熱性紙製容器の製造方法
JP5266779B2 (ja) 積層体及びそれを用いた断熱性容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070118

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006