JP2001268587A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 色ずれを十分に抑制でき、格段に高画質を実
現できる陰極線管を用いる表示装置を提供する。 【解決手段】 張力を付加した状態でフレーム21に固
着された色選別電極20と電子ビームを磁気遮蔽する内
部磁気シールド12とを有する陰極線管と、陰極線管の
ファンネル14に配設された消磁コイル16とを備えた
表示装置であって、第1及び第2消磁コイル16a、1
6bの鎖交面が、内部磁気シールドの面と交差する位置
の管軸方向における距離が、色選別電極から内部磁気シ
ールドの後端までの管軸方向における距離の1/2以下
である表示装置。
現できる陰極線管を用いる表示装置を提供する。 【解決手段】 張力を付加した状態でフレーム21に固
着された色選別電極20と電子ビームを磁気遮蔽する内
部磁気シールド12とを有する陰極線管と、陰極線管の
ファンネル14に配設された消磁コイル16とを備えた
表示装置であって、第1及び第2消磁コイル16a、1
6bの鎖交面が、内部磁気シールドの面と交差する位置
の管軸方向における距離が、色選別電極から内部磁気シ
ールドの後端までの管軸方向における距離の1/2以下
である表示装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陰極線管(以下、
CRTという。)を用いる表示装置、殊にテレビ等の表
示装置に関する。
CRTという。)を用いる表示装置、殊にテレビ等の表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にCRTでは、例えば電子銃等の電
子ビーム出射手段から発射された電子ビームは、色選別
電極の細孔を通過して、蛍光体にランディングして、
赤、緑、青の決められたいずれかの色を発光させる。
子ビーム出射手段から発射された電子ビームは、色選別
電極の細孔を通過して、蛍光体にランディングして、
赤、緑、青の決められたいずれかの色を発光させる。
【0003】以下、図8から図11を参照しながら、従
来のCRTを含む表示装置、例えばカラーテレビについ
て説明する。各図は、カラーテレビの外部磁界による電
子ビームの軌道変化に深く関連する構造物のみを示して
いる。図8において、従来のカラーテレビは、蛍光面を
有する表示パネル10と電子ビームを表示パネル10に
向けて出射する電子銃13との間に、色選別電極20と
フレーム21とからなる色選別電極構体がある。また、
カラーテレビは該色選別電極構体と内部磁気シールド1
2とからなる外部磁界シールド構体18を備えている。
さらに、カラーテレビは電子銃13と外部磁界シールド
構体18を覆うように表示パネル10に接合されるファ
ンネル14と、ネック19と、防爆バンド15と、ファ
ンネル14に配設される消磁コイル16とを備えてい
る。
来のCRTを含む表示装置、例えばカラーテレビについ
て説明する。各図は、カラーテレビの外部磁界による電
子ビームの軌道変化に深く関連する構造物のみを示して
いる。図8において、従来のカラーテレビは、蛍光面を
有する表示パネル10と電子ビームを表示パネル10に
向けて出射する電子銃13との間に、色選別電極20と
フレーム21とからなる色選別電極構体がある。また、
カラーテレビは該色選別電極構体と内部磁気シールド1
2とからなる外部磁界シールド構体18を備えている。
さらに、カラーテレビは電子銃13と外部磁界シールド
構体18を覆うように表示パネル10に接合されるファ
ンネル14と、ネック19と、防爆バンド15と、ファ
ンネル14に配設される消磁コイル16とを備えてい
る。
【0004】図9は、図8に示す従来の表示装置の側面
図において、そのCRT内部に納められていて通常は見
ることができない色選別電極20、アングル21a及び
上下の内部磁気シールド12の側面投影位置を表示装置
の側面図中に示して、消磁コイル16と外部磁界シール
ド構体18との位置関係を示している側面説明図であ
る。
図において、そのCRT内部に納められていて通常は見
ることができない色選別電極20、アングル21a及び
上下の内部磁気シールド12の側面投影位置を表示装置
の側面図中に示して、消磁コイル16と外部磁界シール
ド構体18との位置関係を示している側面説明図であ
る。
【0005】図10に示すように、色選別電極20とフ
レーム21とからなる色選別電極構体には、代表的なも
のとして、シャドウマスク構体11aがある。このシャ
ドウマスク構体11aは、多数の細孔が形成された色選
別電極20をプレス加工で所定の形状に曲面加工して溶
接によりフレーム21に固定したものである。CRTの
画面を平面にしようとするとき、このシャドウマスク
(色選別電極)を平坦に近づける必要があり、電子ビー
ムの衝突による温度上昇のために生じるシャドウマスク
の熱膨張による変形量は、シャドウマスクを平坦に近づ
けるほど増加し、蛍光体との位置関係がずれることでそ
の機能を損なう場合がある。
レーム21とからなる色選別電極構体には、代表的なも
のとして、シャドウマスク構体11aがある。このシャ
ドウマスク構体11aは、多数の細孔が形成された色選
別電極20をプレス加工で所定の形状に曲面加工して溶
接によりフレーム21に固定したものである。CRTの
画面を平面にしようとするとき、このシャドウマスク
(色選別電極)を平坦に近づける必要があり、電子ビー
ムの衝突による温度上昇のために生じるシャドウマスク
の熱膨張による変形量は、シャドウマスクを平坦に近づ
けるほど増加し、蛍光体との位置関係がずれることでそ
の機能を損なう場合がある。
【0006】この解決策として、図11に示すように、
色選別電極構体に、多数の細孔が形成された色選別電極
20に画面上下方向にのみ張力を付加した状態でフレー
ム21に固定する、いわゆるテンションマスク構体11
bを用いる方式が提案されている。この方式によれば、
張力が付加された状態のテンションマスク構体11b
が、電子ビームの衝突により生じる熱膨張の伸びを吸収
し変形を防止する。
色選別電極構体に、多数の細孔が形成された色選別電極
20に画面上下方向にのみ張力を付加した状態でフレー
ム21に固定する、いわゆるテンションマスク構体11
bを用いる方式が提案されている。この方式によれば、
張力が付加された状態のテンションマスク構体11b
が、電子ビームの衝突により生じる熱膨張の伸びを吸収
し変形を防止する。
【0007】ところが、電子ビームが電子銃13から表
示パネル10の蛍光面に至る間に、地磁気などの外部磁
界を受けると、電子ビームはローレンツ力を受けて、そ
の軌道が変化し、本来のランディング点からずれた点に
ランディングし、本来発光すべき蛍光体とは異なる蛍光
体にビームスポットの一部または全部があたり、いわゆ
る色ずれを起こす。
示パネル10の蛍光面に至る間に、地磁気などの外部磁
界を受けると、電子ビームはローレンツ力を受けて、そ
の軌道が変化し、本来のランディング点からずれた点に
ランディングし、本来発光すべき蛍光体とは異なる蛍光
体にビームスポットの一部または全部があたり、いわゆ
る色ずれを起こす。
【0008】この色ずれを抑制するために内部磁気シー
ルド12を設け、これと色選別電極構体により外部磁界
シールド構体18を構成し、磁気遮蔽し、外部磁界によ
る電子ビームの軌道の変化を抑え、色ずれを抑制してい
る。
ルド12を設け、これと色選別電極構体により外部磁界
シールド構体18を構成し、磁気遮蔽し、外部磁界によ
る電子ビームの軌道の変化を抑え、色ずれを抑制してい
る。
【0009】従来例の外部磁界シールド構体は、例えば
Fe材からなる第1フレームであるアングル21aと、
例えば角柱状のFe材からなる第2フレームであるアー
ム21bと、例えばFe材からなる色選別電極20とか
ら構成される色選別電極構体であるテンションマスク構
体11bと、例えばFe材からなる内部磁気シールド1
2とから構成される。
Fe材からなる第1フレームであるアングル21aと、
例えば角柱状のFe材からなる第2フレームであるアー
ム21bと、例えばFe材からなる色選別電極20とか
ら構成される色選別電極構体であるテンションマスク構
体11bと、例えばFe材からなる内部磁気シールド1
2とから構成される。
【0010】さらに、磁気遮蔽効果を向上させるため
に、デガウス操作を行っている。デガウス操作とは、テ
ンションマスク構体11b等の色選別電極構体を含む外
部磁界シールド構体18を磁気回路と考えた場合に、バ
イアス磁界である地磁気の存在下で外部磁界シールド構
体18に減衰交番磁界を加える操作であり、第1消磁コ
イル16aと第2消磁コイル16bに減衰交番電流を流
すことによって行なっている。
に、デガウス操作を行っている。デガウス操作とは、テ
ンションマスク構体11b等の色選別電極構体を含む外
部磁界シールド構体18を磁気回路と考えた場合に、バ
イアス磁界である地磁気の存在下で外部磁界シールド構
体18に減衰交番磁界を加える操作であり、第1消磁コ
イル16aと第2消磁コイル16bに減衰交番電流を流
すことによって行なっている。
【0011】消磁コイルのうち略四辺形の第1消磁コイ
ル16aは、色選別電極20の上方を通り、色選別電極
20の上方のコーナー部を通ってファンネルに至り、フ
ァンネル14に沿って電子銃13を包むネック近傍下側
を経由して、反対側の側面におけるファンネル14に沿
って、色選別電極20の上方のコーナー部を通り、色選
別電極20の上方へとつながっている。また、略四辺形
の第2消磁コイル16bは、色選別電極20の下方を通
り、色選別電極20の下方のコーナー部を通ってファン
ネルに至り、ファンネル14の稜線に沿って電子銃13
を包むネック19近傍下側を経由して、反対側の側面に
おけるファンネル14の稜線に沿って、色選別電極20
の下方のコーナー部を通り、色選別電極20の下方へと
つながっている。第1消磁コイル16aと第2消磁コイ
ル16bとは接続された1本のコイルより形成され、上
下非対称8の字型に配設されており、電源回路に接続さ
れ、その起磁力は、1000〜4000AT程度であ
る。
ル16aは、色選別電極20の上方を通り、色選別電極
20の上方のコーナー部を通ってファンネルに至り、フ
ァンネル14に沿って電子銃13を包むネック近傍下側
を経由して、反対側の側面におけるファンネル14に沿
って、色選別電極20の上方のコーナー部を通り、色選
別電極20の上方へとつながっている。また、略四辺形
の第2消磁コイル16bは、色選別電極20の下方を通
り、色選別電極20の下方のコーナー部を通ってファン
ネルに至り、ファンネル14の稜線に沿って電子銃13
を包むネック19近傍下側を経由して、反対側の側面に
おけるファンネル14の稜線に沿って、色選別電極20
の下方のコーナー部を通り、色選別電極20の下方へと
つながっている。第1消磁コイル16aと第2消磁コイ
ル16bとは接続された1本のコイルより形成され、上
下非対称8の字型に配設されており、電源回路に接続さ
れ、その起磁力は、1000〜4000AT程度であ
る。
【0012】ここでファンネル14の「稜線」とは、矩
形の表示パネルのコーナー部からファンネルのネックま
での稜線をいう。この場合に、ネック側に近づくにつれ
てファンネル断面は円形となるため稜線が明確でない場
合もあるが、矩形の表示パネルのコーナー部からの稜線
を延長して存在するものとする。
形の表示パネルのコーナー部からファンネルのネックま
での稜線をいう。この場合に、ネック側に近づくにつれ
てファンネル断面は円形となるため稜線が明確でない場
合もあるが、矩形の表示パネルのコーナー部からの稜線
を延長して存在するものとする。
【0013】このデガウス操作において、地磁気がバイ
アス磁界として印加されていることから、デガウス操作
後、テンションマスク構体11bを含む外部磁界シール
ド構体18にはバイアス磁界である地磁気の方向に地磁
気のみによる場合よりも大きな磁化が発生する。この地
磁気の方向に発生した磁化により、外部磁界シールド構
体18内部には地磁気をキャンセルする磁界が発生す
る。これによって、磁気遮蔽効果を発揮し、外部磁界に
よる電子ビームの軌道の変化を抑え、色ずれを抑制する
ことができる。従って、消磁コイル16により発生する
磁束のうち、テンションマスク構体11bを含む外部磁
界シールド構体18に流れる磁束を増すことによって、
デガウス操作後に地磁気をキャンセルするために十分な
磁化を発生させることが、電子ビームの地磁気から受け
る影響を小さくするために重要である。
アス磁界として印加されていることから、デガウス操作
後、テンションマスク構体11bを含む外部磁界シール
ド構体18にはバイアス磁界である地磁気の方向に地磁
気のみによる場合よりも大きな磁化が発生する。この地
磁気の方向に発生した磁化により、外部磁界シールド構
体18内部には地磁気をキャンセルする磁界が発生す
る。これによって、磁気遮蔽効果を発揮し、外部磁界に
よる電子ビームの軌道の変化を抑え、色ずれを抑制する
ことができる。従って、消磁コイル16により発生する
磁束のうち、テンションマスク構体11bを含む外部磁
界シールド構体18に流れる磁束を増すことによって、
デガウス操作後に地磁気をキャンセルするために十分な
磁化を発生させることが、電子ビームの地磁気から受け
る影響を小さくするために重要である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなテンションマスク構体11bでは、色選別電極2
0に張力を付加しているフレーム21は、色選別電極2
0を支持する第1フレームであるアングル21aと、ア
ングル21aを支持する第2フレームであるアーム21
bとから構成されるため、構造上、この側面方向に地磁
気シールドがない部分が存在する。そのため、アーム2
1bの側面方向及びCRTの管軸方向についての外部磁
界である地磁気の水平磁界成分が十分に遮蔽されない。
また、色選別電極20は張力が付加された状態で支持さ
れるため、磁歪によって透磁率が小さくなる。また、従
来の上下に離れて配設され、しかも、上下非対称8の字
型に配設された消磁コイルによって発生する磁束は、透
磁率が小さいテンションマスク構体11bに不均一に流
れ込み、消磁コイルから発生する磁束の一部が有効にテ
ンションマスク構体11bに流れないことがあった。
ようなテンションマスク構体11bでは、色選別電極2
0に張力を付加しているフレーム21は、色選別電極2
0を支持する第1フレームであるアングル21aと、ア
ングル21aを支持する第2フレームであるアーム21
bとから構成されるため、構造上、この側面方向に地磁
気シールドがない部分が存在する。そのため、アーム2
1bの側面方向及びCRTの管軸方向についての外部磁
界である地磁気の水平磁界成分が十分に遮蔽されない。
また、色選別電極20は張力が付加された状態で支持さ
れるため、磁歪によって透磁率が小さくなる。また、従
来の上下に離れて配設され、しかも、上下非対称8の字
型に配設された消磁コイルによって発生する磁束は、透
磁率が小さいテンションマスク構体11bに不均一に流
れ込み、消磁コイルから発生する磁束の一部が有効にテ
ンションマスク構体11bに流れないことがあった。
【0015】図8に示した従来例の消磁コイル16を2
5インチCRTにセットして、デガウス操作後の色選別
電極20における磁化の大きさについて、第1実施の形
態において詳述する数値解析を行なった結果として、従
来の消磁コイル16によるデガウス操作後に色選別電極
20に発生する磁化を図3(a)に示す。この図3
(a)に示されるように、色選別電極における磁化は十
分なものではないため、地磁気の水平磁界成分が十分に
遮蔽されない。従って、この水平磁界成分による電子ビ
ームの軌道の変化は十分に抑えられず、色ずれが発生す
るという問題がある。
5インチCRTにセットして、デガウス操作後の色選別
電極20における磁化の大きさについて、第1実施の形
態において詳述する数値解析を行なった結果として、従
来の消磁コイル16によるデガウス操作後に色選別電極
20に発生する磁化を図3(a)に示す。この図3
(a)に示されるように、色選別電極における磁化は十
分なものではないため、地磁気の水平磁界成分が十分に
遮蔽されない。従って、この水平磁界成分による電子ビ
ームの軌道の変化は十分に抑えられず、色ずれが発生す
るという問題がある。
【0016】そこで、本発明は前記課題に鑑み、デガウ
ス操作によって色選別電極を十分に磁化させることで磁
気遮蔽効果を高め、従来に比べて色ずれを十分に抑制で
き、格段に高画質を実現できるCRTを用いた表示装置
を提供することを目的とする。
ス操作によって色選別電極を十分に磁化させることで磁
気遮蔽効果を高め、従来に比べて色ずれを十分に抑制で
き、格段に高画質を実現できるCRTを用いた表示装置
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記課題は、以下の本発
明により解決することができる。
明により解決することができる。
【0018】即ち、本発明の表示装置は、張力を付加し
た状態でフレームに固着された色選別電極と、電子ビー
ムを磁気遮蔽する内部磁気シールドとを有する陰極線管
と、前記陰極線管のファンネルに配設している消磁コイ
ルとを備えた表示装置であって、前記消磁コイルは上下
一対の第1消磁コイルと第2消磁コイルからなり、前記
第1及び第2消磁コイルの鎖交面が、前記内部磁気シー
ルドの面と交差する位置の前記色選別電極面からの管軸
方向における距離が、前記色選別電極の面中心から前記
内部磁気シールドの後端までの管軸方向における距離の
1/2以下であることを特徴とする表示装置である。
た状態でフレームに固着された色選別電極と、電子ビー
ムを磁気遮蔽する内部磁気シールドとを有する陰極線管
と、前記陰極線管のファンネルに配設している消磁コイ
ルとを備えた表示装置であって、前記消磁コイルは上下
一対の第1消磁コイルと第2消磁コイルからなり、前記
第1及び第2消磁コイルの鎖交面が、前記内部磁気シー
ルドの面と交差する位置の前記色選別電極面からの管軸
方向における距離が、前記色選別電極の面中心から前記
内部磁気シールドの後端までの管軸方向における距離の
1/2以下であることを特徴とする表示装置である。
【0019】ここで、デガウス操作時において、消磁コ
イルを磁束の発生源とし、色選別電極とフレームと内部
磁気シールドとからなる外部磁界シールド構体を磁気回
路と考える。この場合に、上記のように、第1及び第2
消磁コイルの形成する鎖交面が、内部磁気シールドの面
と交差する位置の色選別電極面からの管軸方向における
距離(以下、「鎖交距離」という。)が、ファンネルの
表示パネル側を前側、ネック側を後側として、色選別電
極の面中心から内部磁気シールドの後端までの管軸方向
における距離(以下、「外部磁界シールド構体長さ」と
いう。)の1/2以下とすることによって、消磁コイル
とテンションマスクとの距離が近くなる。また、それに
よって消磁コイルの鎖交面と内部磁気シールドとの傾き
が大きくなり、消磁コイルの鎖交面の内部磁気シールド
に垂直の断面積が大きくなるため内部磁気シールドに沿
って平行に流れる磁束が増す。その結果、消磁コイルの
発生する磁束のうち上記磁気回路を流れる磁束が多くな
り、テンションマスク構体を流れる磁束が増加する。こ
のため、バイアス磁界である地磁気の存在下で行なわれ
るデガウス操作後において、テンションマスク構体を含
む外部磁界シールド構体にはバイアス磁界である地磁気
の方向に従来より大きな磁化が発生し、外部磁界シール
ド構体内部には地磁気をキャンセルする磁界が発生す
る。これにより、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向
の外部磁界による電子ビームの軌道の変化が十分に抑え
られ、色ずれを十分に抑制できる。
イルを磁束の発生源とし、色選別電極とフレームと内部
磁気シールドとからなる外部磁界シールド構体を磁気回
路と考える。この場合に、上記のように、第1及び第2
消磁コイルの形成する鎖交面が、内部磁気シールドの面
と交差する位置の色選別電極面からの管軸方向における
距離(以下、「鎖交距離」という。)が、ファンネルの
表示パネル側を前側、ネック側を後側として、色選別電
極の面中心から内部磁気シールドの後端までの管軸方向
における距離(以下、「外部磁界シールド構体長さ」と
いう。)の1/2以下とすることによって、消磁コイル
とテンションマスクとの距離が近くなる。また、それに
よって消磁コイルの鎖交面と内部磁気シールドとの傾き
が大きくなり、消磁コイルの鎖交面の内部磁気シールド
に垂直の断面積が大きくなるため内部磁気シールドに沿
って平行に流れる磁束が増す。その結果、消磁コイルの
発生する磁束のうち上記磁気回路を流れる磁束が多くな
り、テンションマスク構体を流れる磁束が増加する。こ
のため、バイアス磁界である地磁気の存在下で行なわれ
るデガウス操作後において、テンションマスク構体を含
む外部磁界シールド構体にはバイアス磁界である地磁気
の方向に従来より大きな磁化が発生し、外部磁界シール
ド構体内部には地磁気をキャンセルする磁界が発生す
る。これにより、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向
の外部磁界による電子ビームの軌道の変化が十分に抑え
られ、色ずれを十分に抑制できる。
【0020】ここで消磁コイルの「鎖交面」とは、消磁
コイルを外周とする曲面のうち、曲面を貫く磁束成分が
当該曲面についての垂直成分のみで構成される曲面をい
い、例えば図2(a)の側面説明図における消磁コイル
の側面形状は、鎖交面の外周が重なる側方から見た形状
に相当する。
コイルを外周とする曲面のうち、曲面を貫く磁束成分が
当該曲面についての垂直成分のみで構成される曲面をい
い、例えば図2(a)の側面説明図における消磁コイル
の側面形状は、鎖交面の外周が重なる側方から見た形状
に相当する。
【0021】また、ここで「管軸方向の距離」とは、あ
る距離についての管軸への投影距離、つまり、距離の管
軸方向成分を意味する。なお、鎖交面と内部磁気シール
ドの面との交差する部分は、点、線分又は曲線となっ
て、鎖交距離も一定の幅を持つ場合があるが、ここでは
そのうち最も色選別電極に近い距離を鎖交距離とする。
また、第1消磁コイルの鎖交面の鎖交距離と第2消磁コ
イルの鎖交面の鎖交距離とがいずれも外部磁界シールド
構体長さの1/2以下であることが望ましい。
る距離についての管軸への投影距離、つまり、距離の管
軸方向成分を意味する。なお、鎖交面と内部磁気シール
ドの面との交差する部分は、点、線分又は曲線となっ
て、鎖交距離も一定の幅を持つ場合があるが、ここでは
そのうち最も色選別電極に近い距離を鎖交距離とする。
また、第1消磁コイルの鎖交面の鎖交距離と第2消磁コ
イルの鎖交面の鎖交距離とがいずれも外部磁界シールド
構体長さの1/2以下であることが望ましい。
【0022】ここで、色選別電極の面中心の磁化が大き
いほど外部磁界シールド構体全体の磁化も大きくなり、
地磁気をキャンセルする磁界も大きくなる。また、鎖交
距離Aと外部磁界シールド構体長さBとの比A/Bと、
テンションマスク(色選別電極)の面中心における磁化
の大きさとの関係を示すグラフ(図4)において示され
るように、消磁コイルの鎖交距離Aと外部磁界シールド
構体長さBとの比A/Bが小さくなるほど消磁コイルが
テンションマスクに近くなり、テンションマスクに及ぼ
す磁界は強くなる。消磁コイルの形状が複雑な場合、そ
の方向によっても異なるが、磁界の強さは距離が近づく
につれて急激に強くなることが知られている。この場合
に、色ずれを抑制するために、本発明では外部磁界シー
ルド構体全体として地磁気をキャンセルする磁界を発生
するには色選別電極の面中心における磁化の大きさにし
て0.046T以上が必要と考えており、これを満たす
ために、グラフから比A/Bは1/2以下である範囲
(図4において斜線を施した部分)にあればよいことを
見出したものである。なお、第1及び第2消磁コイルの
鎖交面と内部磁気シールドの面と交差する位置が前記色
選別電極の面とほぼ重なる場合には、その鎖交距離Aは
0となるので比A/Bは0である。
いほど外部磁界シールド構体全体の磁化も大きくなり、
地磁気をキャンセルする磁界も大きくなる。また、鎖交
距離Aと外部磁界シールド構体長さBとの比A/Bと、
テンションマスク(色選別電極)の面中心における磁化
の大きさとの関係を示すグラフ(図4)において示され
るように、消磁コイルの鎖交距離Aと外部磁界シールド
構体長さBとの比A/Bが小さくなるほど消磁コイルが
テンションマスクに近くなり、テンションマスクに及ぼ
す磁界は強くなる。消磁コイルの形状が複雑な場合、そ
の方向によっても異なるが、磁界の強さは距離が近づく
につれて急激に強くなることが知られている。この場合
に、色ずれを抑制するために、本発明では外部磁界シー
ルド構体全体として地磁気をキャンセルする磁界を発生
するには色選別電極の面中心における磁化の大きさにし
て0.046T以上が必要と考えており、これを満たす
ために、グラフから比A/Bは1/2以下である範囲
(図4において斜線を施した部分)にあればよいことを
見出したものである。なお、第1及び第2消磁コイルの
鎖交面と内部磁気シールドの面と交差する位置が前記色
選別電極の面とほぼ重なる場合には、その鎖交距離Aは
0となるので比A/Bは0である。
【0023】なお、第1及び第2消磁コイルの鎖交面
が、内部磁気シールドの面と複数回交差する構成も採る
ことができ、この場合には、色選別電極から最も近い位
置の鎖交距離が外部磁界シールド構体長さの1/2以下
であればよい。
が、内部磁気シールドの面と複数回交差する構成も採る
ことができ、この場合には、色選別電極から最も近い位
置の鎖交距離が外部磁界シールド構体長さの1/2以下
であればよい。
【0024】また、本発明の表示装置は、前記内部磁気
シールドは、その一部にファンネル側に向って凸部を有
することを特徴とする前記表示装置である。
シールドは、その一部にファンネル側に向って凸部を有
することを特徴とする前記表示装置である。
【0025】また、本発明の表示装置は、前記内部磁気
シールドは、その一部にファンネル側に向って湾曲部を
有することを特徴とする前記表示装置である。
シールドは、その一部にファンネル側に向って湾曲部を
有することを特徴とする前記表示装置である。
【0026】このように、内部磁気シールドは、その一
部にファンネル側に向って凸部又は湾曲部を設けること
によって、鎖交距離を外部磁界シールド構体長さの1/
2以下とすることが容易となる。
部にファンネル側に向って凸部又は湾曲部を設けること
によって、鎖交距離を外部磁界シールド構体長さの1/
2以下とすることが容易となる。
【0027】ここで、「ファンネル側に向って」とは、
管軸中心からファンネル側に向ってという意味であり、
即ち、内側から外側に向って凸部や湾曲部を設けている
場合をいう。
管軸中心からファンネル側に向ってという意味であり、
即ち、内側から外側に向って凸部や湾曲部を設けている
場合をいう。
【0028】なお、内部磁気シールドは、色選別電極を
支持するフレームから電子ビーム出射手段の方向に延在
している平面又は曲面で構成されていることが望まし
い。また、上下の消磁コイルの鎖交面はファンネルの上
方と下方に存在するので、鎖交距離をより小さくするた
めには、凸部又は湾曲部は上下の内部磁気シールドの面
に設けることが望ましい。また、凸部又は湾曲部として
は、内部磁気シールドの面のうち、少なくとも一つの面
の一部に階段状、三角錐状、四角錐状、台形状、半球状
等の種々の形状を設ける場合、内部磁気シールドの面の
うち、少なくとも一つの面全体にわたってファンネル側
に一様に凸な曲面を設ける場合のいずれか一方、又は、
これらを組み合わせて用いることができる。
支持するフレームから電子ビーム出射手段の方向に延在
している平面又は曲面で構成されていることが望まし
い。また、上下の消磁コイルの鎖交面はファンネルの上
方と下方に存在するので、鎖交距離をより小さくするた
めには、凸部又は湾曲部は上下の内部磁気シールドの面
に設けることが望ましい。また、凸部又は湾曲部として
は、内部磁気シールドの面のうち、少なくとも一つの面
の一部に階段状、三角錐状、四角錐状、台形状、半球状
等の種々の形状を設ける場合、内部磁気シールドの面の
うち、少なくとも一つの面全体にわたってファンネル側
に一様に凸な曲面を設ける場合のいずれか一方、又は、
これらを組み合わせて用いることができる。
【0029】また、本発明の表示装置は、前記第1及び
第2消磁コイルは、それぞれ、前記色選別電極の上辺又
は下辺に沿って略平行に延在している平行部分と、該平
行部分の両端から前記ファンネルの稜線より内側の側面
に廻り込んだ廻り込み部分を有することを特徴とする前
記表示装置である。
第2消磁コイルは、それぞれ、前記色選別電極の上辺又
は下辺に沿って略平行に延在している平行部分と、該平
行部分の両端から前記ファンネルの稜線より内側の側面
に廻り込んだ廻り込み部分を有することを特徴とする前
記表示装置である。
【0030】第1及び第2消磁コイルは、それぞれ、色
選別電極の上辺又は下辺に沿って略平行に延在している
平行部分と、該平行部分の両端からファンネルの稜線よ
り内側の側面に廻り込んだ廻り込み部分を設けることに
よって、鎖交距離を外部磁界シールド構体長さの1/2
以下とすることが容易となる。
選別電極の上辺又は下辺に沿って略平行に延在している
平行部分と、該平行部分の両端からファンネルの稜線よ
り内側の側面に廻り込んだ廻り込み部分を設けることに
よって、鎖交距離を外部磁界シールド構体長さの1/2
以下とすることが容易となる。
【0031】また、本発明の表示装置は、前記第1及び
前記第2消磁コイルは、上下対称に配設されていること
を特徴とする前記表示装置である。
前記第2消磁コイルは、上下対称に配設されていること
を特徴とする前記表示装置である。
【0032】このように、第1及び第2消磁コイルを上
下対称に配設することで、消磁磁界は均一に無駄なくテ
ンションマスク構体を含む外部磁界シールド構体に印加
される。このため、デガウス操作後、外部磁界シールド
構体には地磁気をキャンセルする十分大きな磁化が発生
し、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向の外部磁界に
よる電子ビームの軌道の変化が十分に抑えられ、色ずれ
を十分に抑制できる。
下対称に配設することで、消磁磁界は均一に無駄なくテ
ンションマスク構体を含む外部磁界シールド構体に印加
される。このため、デガウス操作後、外部磁界シールド
構体には地磁気をキャンセルする十分大きな磁化が発生
し、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向の外部磁界に
よる電子ビームの軌道の変化が十分に抑えられ、色ずれ
を十分に抑制できる。
【0033】また、本発明の表示装置は、前記第1及び
第2消磁コイルの平行部分又は廻り込み部分に防爆バン
ド上に配設される部分を含むことを特徴とする前記表示
装置である。
第2消磁コイルの平行部分又は廻り込み部分に防爆バン
ド上に配設される部分を含むことを特徴とする前記表示
装置である。
【0034】このように、それぞれの消磁コイルの平行
部分又は廻り込み部分に防爆バンド上に配設された部分
を設けることで、消磁コイルのそれぞれの平行部分又は
廻り込み部分に防爆バンド上に配設されている部分を含
むこと、及び、消磁コイルの鎖交距離が外部磁界シール
ド構体長さの1/2以下であることによって、消磁コイ
ルの発生する磁束のうち、テンションマスク構体を含む
外部磁界シールド構体にさらに防爆バンドを含むものと
できるため、外部磁界シールド構体を流れる磁束が増大
して、消磁磁界は有効に外部磁界シールド構体に印加さ
れる。このため、デガウス操作後、外部磁界シールド構
体には地磁気をキャンセルする十分大きな磁化が発生
し、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向の外部磁界に
よる電子ビームの軌道の変化が十分に抑えられ、色ずれ
を十分に抑制できる。
部分又は廻り込み部分に防爆バンド上に配設された部分
を設けることで、消磁コイルのそれぞれの平行部分又は
廻り込み部分に防爆バンド上に配設されている部分を含
むこと、及び、消磁コイルの鎖交距離が外部磁界シール
ド構体長さの1/2以下であることによって、消磁コイ
ルの発生する磁束のうち、テンションマスク構体を含む
外部磁界シールド構体にさらに防爆バンドを含むものと
できるため、外部磁界シールド構体を流れる磁束が増大
して、消磁磁界は有効に外部磁界シールド構体に印加さ
れる。このため、デガウス操作後、外部磁界シールド構
体には地磁気をキャンセルする十分大きな磁化が発生
し、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向の外部磁界に
よる電子ビームの軌道の変化が十分に抑えられ、色ずれ
を十分に抑制できる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の理解を容易にするために
以下の実施の形態により本発明を説明する。なお、各図
は、実施の形態としてのカラーテレビの外部磁界による
電子ビームの軌道変化に深く関連する構造物のみを示し
ている。表示装置としては、CRTを有するカラーテレ
ビである。
以下の実施の形態により本発明を説明する。なお、各図
は、実施の形態としてのカラーテレビの外部磁界による
電子ビームの軌道変化に深く関連する構造物のみを示し
ている。表示装置としては、CRTを有するカラーテレ
ビである。
【0036】第1実施の形態(図1及び図2) 図1において、第1実施の形態のカラーテレビは、蛍光
面を有する表示パネル10と電子ビームを表示パネル1
0に向けて出射する電子銃13との間に、色選別電極構
体であるテンションマスク構体11bと内部磁気シール
ド12とからなる外部磁界シールド構体18を備え、電
子銃13と外部磁界シールド構体18を覆うように表示
パネル10に接合されるファンネル14と、ファンネル
14の上下に配設される第1消磁コイル16a及び第2
消磁コイル16bとを備えている。
面を有する表示パネル10と電子ビームを表示パネル1
0に向けて出射する電子銃13との間に、色選別電極構
体であるテンションマスク構体11bと内部磁気シール
ド12とからなる外部磁界シールド構体18を備え、電
子銃13と外部磁界シールド構体18を覆うように表示
パネル10に接合されるファンネル14と、ファンネル
14の上下に配設される第1消磁コイル16a及び第2
消磁コイル16bとを備えている。
【0037】内部磁気シールド12は、フレーム21か
ら電子銃13側に延在している平面から構成され、その
面の一部にファンネル側への凸部を有しており、さらに
該凸部の一部分が消磁コイルの鎖交面と交差する構造で
ある。テンションマスク構体11bは、色選別電極20
と、色選別電極20の端辺を張力が印加された状態で支
持するフレーム21とから構成され、フレーム21は、
色選別電極20を支持する第1フレーム21aと、第1
フレーム21aを支持する第2フレーム21bとから構
成される。
ら電子銃13側に延在している平面から構成され、その
面の一部にファンネル側への凸部を有しており、さらに
該凸部の一部分が消磁コイルの鎖交面と交差する構造で
ある。テンションマスク構体11bは、色選別電極20
と、色選別電極20の端辺を張力が印加された状態で支
持するフレーム21とから構成され、フレーム21は、
色選別電極20を支持する第1フレーム21aと、第1
フレーム21aを支持する第2フレーム21bとから構
成される。
【0038】図2(a)は、図1に示す第1実施の形態
による表示装置において、そのCRT内部に納められて
いて通常は見ることができない色選別電極20とアング
ル21aと上下の内部磁気シールド12の側面投影位置
を表示装置の側面図中に表わして、消磁コイル16と外
部磁界シールド構体18との位置関係を示す側面説明図
である。図2(b)は、消磁コイルの配設状態を示す背
面図である。
による表示装置において、そのCRT内部に納められて
いて通常は見ることができない色選別電極20とアング
ル21aと上下の内部磁気シールド12の側面投影位置
を表示装置の側面図中に表わして、消磁コイル16と外
部磁界シールド構体18との位置関係を示す側面説明図
である。図2(b)は、消磁コイルの配設状態を示す背
面図である。
【0039】CRTの画面を平面にするために色選別電
極20を平坦に近づけるように、色選別電極20の端辺
はおよそ80から160kgの張力で支持されており、
これによって、増加する熱膨張の伸びが吸収され、色選
別電極20の変形が防止できる。しかし、張力が加えら
れる前におよそ500あった比透磁率は、張力が加えら
れることでおよそ200まで低下しており、張力を加え
ない状態で支持した場合より磁束は流れにくく、地磁気
をキャンセルするのに十分に磁化しにくい状態となって
いる。
極20を平坦に近づけるように、色選別電極20の端辺
はおよそ80から160kgの張力で支持されており、
これによって、増加する熱膨張の伸びが吸収され、色選
別電極20の変形が防止できる。しかし、張力が加えら
れる前におよそ500あった比透磁率は、張力が加えら
れることでおよそ200まで低下しており、張力を加え
ない状態で支持した場合より磁束は流れにくく、地磁気
をキャンセルするのに十分に磁化しにくい状態となって
いる。
【0040】外部磁界シールド構体は、例えば厚さ4.
5mmのFe材からなる第1フレームであるアングル2
1aと、例えば1辺が15.5mmの角柱状のFe材か
らなる第2フレームであるアーム21bと、例えば厚さ
0.1mmのFe材からなる色選別電極20とから構成
される色選別電極構体であるテンションマスク構体11
bと、例えば厚さ0.15mmのFe材からなる内部磁
気シールド12とから構成される。
5mmのFe材からなる第1フレームであるアングル2
1aと、例えば1辺が15.5mmの角柱状のFe材か
らなる第2フレームであるアーム21bと、例えば厚さ
0.1mmのFe材からなる色選別電極20とから構成
される色選別電極構体であるテンションマスク構体11
bと、例えば厚さ0.15mmのFe材からなる内部磁
気シールド12とから構成される。
【0041】防爆バンドは、高透磁率であり、幅が表示
パネルの対角寸法の5%から20%であって、色選別電
極を囲んで配設される。25インチCRTでは対角寸法
が635mmであり、防爆バンドは、例えば幅55m
m、厚さ1.0mm、比透磁率約3000のFe材から
なり、パネル側端が色選別電極20より30mm、ネッ
ク側端が色選別電極20より25mmに配設されてい
る。
パネルの対角寸法の5%から20%であって、色選別電
極を囲んで配設される。25インチCRTでは対角寸法
が635mmであり、防爆バンドは、例えば幅55m
m、厚さ1.0mm、比透磁率約3000のFe材から
なり、パネル側端が色選別電極20より30mm、ネッ
ク側端が色選別電極20より25mmに配設されてい
る。
【0042】消磁コイルのうち鞍状に形成された第1消
磁コイル16aは、色選別電極20の上辺に沿って略平
行に延在している平行部分16a−1から、色選別電極
20の上辺のコーナー部を通って、第2フレーム21b
の側面方向に回り込んだ廻り込み部分16a−2、電子
銃13を包むネック19近傍を経由して、反対側の側面
における第2フレーム21bの側面方向に回り込んだ廻
り込み部分16a−3から、色選別電極20の上辺のコ
ーナー部を通り、色選別電極20の上辺に沿って平行に
延在する平行部分16a−1へとつながる。第1消磁コ
イル16aと第2消磁コイル16bは、上下対称に、色
選別電極20の上方部あるいは下方部で、色選別電極2
0より3mmネック側に配設されており、それぞれ電源
回路に接続され、その起磁力は2300ATである。
磁コイル16aは、色選別電極20の上辺に沿って略平
行に延在している平行部分16a−1から、色選別電極
20の上辺のコーナー部を通って、第2フレーム21b
の側面方向に回り込んだ廻り込み部分16a−2、電子
銃13を包むネック19近傍を経由して、反対側の側面
における第2フレーム21bの側面方向に回り込んだ廻
り込み部分16a−3から、色選別電極20の上辺のコ
ーナー部を通り、色選別電極20の上辺に沿って平行に
延在する平行部分16a−1へとつながる。第1消磁コ
イル16aと第2消磁コイル16bは、上下対称に、色
選別電極20の上方部あるいは下方部で、色選別電極2
0より3mmネック側に配設されており、それぞれ電源
回路に接続され、その起磁力は2300ATである。
【0043】色選別電極20の近傍において、第1及び
第2消磁コイルの鎖交面が内部磁気シールドの面と交差
する位置の前記色選別電極面からの管軸方向における距
離(鎖交距離)Aは、例えば45mmであり、色選別電
極20から外部磁界シールド構体18の後端までの距離
(外部磁界シールド構体長さ)Bは、例えば170mm
であり、その比A/Bは1/2以下である。
第2消磁コイルの鎖交面が内部磁気シールドの面と交差
する位置の前記色選別電極面からの管軸方向における距
離(鎖交距離)Aは、例えば45mmであり、色選別電
極20から外部磁界シールド構体18の後端までの距離
(外部磁界シールド構体長さ)Bは、例えば170mm
であり、その比A/Bは1/2以下である。
【0044】ここで、色選別電極20の「近傍」とは、
消磁コイルから発生する磁束が色選別電極に多量に流れ
るように、色選別電極とフレーム端辺との管軸方向の距
離の範囲に入る部分を意味する。
消磁コイルから発生する磁束が色選別電極に多量に流れ
るように、色選別電極とフレーム端辺との管軸方向の距
離の範囲に入る部分を意味する。
【0045】電子銃13から発射された電子ビームは、
色選別電極20の細孔を通過して、表示パネル10の蛍
光体にランディングして、赤、緑、青の決められたいず
れかの色を発光させる。
色選別電極20の細孔を通過して、表示パネル10の蛍
光体にランディングして、赤、緑、青の決められたいず
れかの色を発光させる。
【0046】図7に示した従来例の消磁コイルと図1に
示した本実施の形態による消磁コイル(実施例1)を2
5インチCRTにセットし、デガウス操作後における色
選別電極20の磁化の大きさについて数値解析を行なっ
た結果を図3に示す。数値解析は、磁性材料のヒステリ
シス磁気特性をカーリングモデル理論により考慮して、
3次元有限要素法により非線形磁界解析を行い、解析領
域を約70000の有限要素で分割している。
示した本実施の形態による消磁コイル(実施例1)を2
5インチCRTにセットし、デガウス操作後における色
選別電極20の磁化の大きさについて数値解析を行なっ
た結果を図3に示す。数値解析は、磁性材料のヒステリ
シス磁気特性をカーリングモデル理論により考慮して、
3次元有限要素法により非線形磁界解析を行い、解析領
域を約70000の有限要素で分割している。
【0047】バイアス磁界である地磁気の存在下におい
てデガウス操作を行うことで、デガウス操作後、色選別
電極20を含む外部磁界シールド構体には、バイアス磁
界である地磁気の方向に従来より大きな磁化が発生し、
外部磁界シールド構体内部に地磁気をキャンセルする磁
界が発生する。従って、デガウス後における色選別電極
20の磁化が大きいほど、また均一であるほど地磁気を
有効にキャンセル出来ると言える。
てデガウス操作を行うことで、デガウス操作後、色選別
電極20を含む外部磁界シールド構体には、バイアス磁
界である地磁気の方向に従来より大きな磁化が発生し、
外部磁界シールド構体内部に地磁気をキャンセルする磁
界が発生する。従って、デガウス後における色選別電極
20の磁化が大きいほど、また均一であるほど地磁気を
有効にキャンセル出来ると言える。
【0048】また、図4は、鎖交距離Aと外部磁界シー
ルド構体長さBとの比A/Bと、テンションマスク(色
選別電極)の面中心における磁化の大きさとの関係を示
すグラフである。グラフ中には従来例と第1実施の形態
と第2実施の形態の数値解析結果をプロットしている。
色選別電極の面中心の磁化が大きいほど外部磁界シール
ド構体全体として地磁気をキャンセルする磁界も大きく
なる。一方、消磁コイルの鎖交距離Aと外部磁界シール
ド構体長さBとの比A/Bが小さくなるほど消磁コイル
がテンションマスクに近くなり、テンションマスクに及
ぼす磁界は急激に強くなる。この場合に色ずれを抑制す
るために、本発明では、外部磁界シールド構体全体とし
て地磁気をキャンセルする磁界を発生するために色選別
電極の面中心における磁化の大きさとして0.046T
以上が必要と考えており、これを満たすために必要な要
件として比A/Bが1/2以下という要件を見出したも
のであり、第1実施の形態においては、この要件を満た
している。
ルド構体長さBとの比A/Bと、テンションマスク(色
選別電極)の面中心における磁化の大きさとの関係を示
すグラフである。グラフ中には従来例と第1実施の形態
と第2実施の形態の数値解析結果をプロットしている。
色選別電極の面中心の磁化が大きいほど外部磁界シール
ド構体全体として地磁気をキャンセルする磁界も大きく
なる。一方、消磁コイルの鎖交距離Aと外部磁界シール
ド構体長さBとの比A/Bが小さくなるほど消磁コイル
がテンションマスクに近くなり、テンションマスクに及
ぼす磁界は急激に強くなる。この場合に色ずれを抑制す
るために、本発明では、外部磁界シールド構体全体とし
て地磁気をキャンセルする磁界を発生するために色選別
電極の面中心における磁化の大きさとして0.046T
以上が必要と考えており、これを満たすために必要な要
件として比A/Bが1/2以下という要件を見出したも
のであり、第1実施の形態においては、この要件を満た
している。
【0049】即ち、内部磁気シールド12がその一部に
ファンネル側に向って凸部を有し、該凸部によって消磁
コイルの鎖交面が交差する位置が色選別電極20に近く
なり、鎖交距離が外部磁界シールド構体長さの1/2以
下となるため、デガウス操作における消磁コイル16
a、16bから発生する磁束は内部磁気シールド12に
沿って平行に流れる磁束30が増え、テンションマスク
構体に流れ込む磁束が増える。さらに、ファンネルの左
右側面において、第1及び第2消磁コイル16a、16
bにファンネル14の稜線より内側の側面に廻り込んだ
廻り込み部分16a−2、3、16b−2、3を設ける
ことによって、消磁コイルの鎖交面と内部磁気シールド
12との傾きが大きくなり、消磁コイルの鎖交面の内部
磁気シールド12に垂直の断面積が大きくなるため内部
磁気シールド12に沿って平行に流れる磁束30が増
す。その結果、デガウス操作において各消磁コイル16
a、16bから発生する磁束が、テンションマスク構体
11bと内部磁気シールド12によって構成された外部
磁界シールド構体18に効率的に流れる。このため、図
3に示すように、デガウス操作後、色選別電極の磁化は
大きくなり、即ち、テンションマスク構体11bを含む
外部磁界シールド構体18には地磁気をキャンセルする
十分大きな磁化が発生し、磁気遮蔽効果が改善され、外
部磁界による電子ビームの軌道変化は抑えられ、色ずれ
が抑制される。
ファンネル側に向って凸部を有し、該凸部によって消磁
コイルの鎖交面が交差する位置が色選別電極20に近く
なり、鎖交距離が外部磁界シールド構体長さの1/2以
下となるため、デガウス操作における消磁コイル16
a、16bから発生する磁束は内部磁気シールド12に
沿って平行に流れる磁束30が増え、テンションマスク
構体に流れ込む磁束が増える。さらに、ファンネルの左
右側面において、第1及び第2消磁コイル16a、16
bにファンネル14の稜線より内側の側面に廻り込んだ
廻り込み部分16a−2、3、16b−2、3を設ける
ことによって、消磁コイルの鎖交面と内部磁気シールド
12との傾きが大きくなり、消磁コイルの鎖交面の内部
磁気シールド12に垂直の断面積が大きくなるため内部
磁気シールド12に沿って平行に流れる磁束30が増
す。その結果、デガウス操作において各消磁コイル16
a、16bから発生する磁束が、テンションマスク構体
11bと内部磁気シールド12によって構成された外部
磁界シールド構体18に効率的に流れる。このため、図
3に示すように、デガウス操作後、色選別電極の磁化は
大きくなり、即ち、テンションマスク構体11bを含む
外部磁界シールド構体18には地磁気をキャンセルする
十分大きな磁化が発生し、磁気遮蔽効果が改善され、外
部磁界による電子ビームの軌道変化は抑えられ、色ずれ
が抑制される。
【0050】第2実施の形態 図5は、本発明の第2実施の形態における内部磁気シー
ルドの形状と消磁コイルの設置位置を示す側面説明図で
ある。第2実施の形態の表示装置は、第1及び第2消磁
コイルの廻り込み部分に、テンションマスク構体近傍の
ファンネルの左右側面において表示パネルの縦方向の辺
に略平行に延在する部分、及び、ファンネルの左右側面
において互いのコイルが平行な部分を設けたことが、第
1実施の形態と異なる。
ルドの形状と消磁コイルの設置位置を示す側面説明図で
ある。第2実施の形態の表示装置は、第1及び第2消磁
コイルの廻り込み部分に、テンションマスク構体近傍の
ファンネルの左右側面において表示パネルの縦方向の辺
に略平行に延在する部分、及び、ファンネルの左右側面
において互いのコイルが平行な部分を設けたことが、第
1実施の形態と異なる。
【0051】外部磁界シールド構体18において、消磁
コイルの鎖交面が内部磁気シールド12の面と色選別電
極側で交差する位置の管軸方向における距離(鎖交距
離)Aは、例えば3mmであり、色選別電極20から内
部磁気シールド12の後端までの距離(外部磁界シール
ド構体長さ)Bは、例えば170mmであるので、比A
/Bは1/2より小さい。
コイルの鎖交面が内部磁気シールド12の面と色選別電
極側で交差する位置の管軸方向における距離(鎖交距
離)Aは、例えば3mmであり、色選別電極20から内
部磁気シールド12の後端までの距離(外部磁界シール
ド構体長さ)Bは、例えば170mmであるので、比A
/Bは1/2より小さい。
【0052】図5に示した第2実施の形態による消磁コ
イル(実施例2)を25インチCRTにセットし、デガ
ウス操作後の色選別電極20の数値解析による磁化の大
きさを図6に示す。数値解析は、磁性材料のヒステリシ
ス磁気特性をカーリングモデル理論により考慮して、3
次元有限要素法により非線形磁界解析を行い、解析領域
を約70000の有限要素で分割している。
イル(実施例2)を25インチCRTにセットし、デガ
ウス操作後の色選別電極20の数値解析による磁化の大
きさを図6に示す。数値解析は、磁性材料のヒステリシ
ス磁気特性をカーリングモデル理論により考慮して、3
次元有限要素法により非線形磁界解析を行い、解析領域
を約70000の有限要素で分割している。
【0053】第1及び第2消磁コイル16a、16b
に、テンションマスク構体11b近傍のファンネルの左
右側面において色選別電極20の側辺に沿って略平行に
延在している平行部分と、該平行部分の端部からファン
ネル側面に廻り込んだ廻り込み部分とを設け、該廻り込
み部分において第1消磁コイル16aと第2消磁コイル
16bとが互いに平行な部分を設けることによって、C
RT側面における上下の消磁コイル間での磁束の漏れは
小さくなるとともに、消磁コイルの鎖交面と内部磁気シ
ールド12との傾きが大きくなり、消磁コイルの鎖交面
の内部磁気シールド12に垂直の断面積が大きくなるた
め内部磁気シールド12に沿って平行に流れる磁束30
が増す。その結果、消磁コイルの発生する磁束のうちテ
ンションマスク構体11bを含む外部磁界シールド構体
18に流れる磁束は増加するため、消磁磁界は有効に外
部磁界シールド構体18に印加される。このため、図6
に示すように、デガウス操作後、色選別電極には十分大
きな磁化が発生し、即ち、色選別電極を含む外部磁界シ
ールド構体には地磁気をキャンセルする十分大きな磁化
が発生し、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向の外部
磁界による電子ビームの軌道変化が十分に抑えられ、色
ずれを十分に抑制でき、高画質を実現できる。
に、テンションマスク構体11b近傍のファンネルの左
右側面において色選別電極20の側辺に沿って略平行に
延在している平行部分と、該平行部分の端部からファン
ネル側面に廻り込んだ廻り込み部分とを設け、該廻り込
み部分において第1消磁コイル16aと第2消磁コイル
16bとが互いに平行な部分を設けることによって、C
RT側面における上下の消磁コイル間での磁束の漏れは
小さくなるとともに、消磁コイルの鎖交面と内部磁気シ
ールド12との傾きが大きくなり、消磁コイルの鎖交面
の内部磁気シールド12に垂直の断面積が大きくなるた
め内部磁気シールド12に沿って平行に流れる磁束30
が増す。その結果、消磁コイルの発生する磁束のうちテ
ンションマスク構体11bを含む外部磁界シールド構体
18に流れる磁束は増加するため、消磁磁界は有効に外
部磁界シールド構体18に印加される。このため、図6
に示すように、デガウス操作後、色選別電極には十分大
きな磁化が発生し、即ち、色選別電極を含む外部磁界シ
ールド構体には地磁気をキャンセルする十分大きな磁化
が発生し、磁気遮蔽効果が大きくなり、水平方向の外部
磁界による電子ビームの軌道変化が十分に抑えられ、色
ずれを十分に抑制でき、高画質を実現できる。
【0054】なお、上記の実施例では、外部磁界シール
ド構体において、消磁コイルの鎖交面が内部磁気シール
ドの面と交差する位置の管軸方向の距離を、色選別電極
の面中心から内部磁気シールドの後端までの管軸方向に
おける距離の1/2以下とする手段として、内部磁気シ
ールドに管軸から半径方向外側に凸部を設ける場合を例
として述べたが、図7に示すように内部磁気シールドの
一部に湾曲部を設ける場合も、上記の実施例と同様に、
デガウス後の色選別電極の磁化の大きさは大きくなり、
磁気遮蔽効果が改善され、外部磁界による電子ビームの
軌道変化は抑えられ、色ずれが抑制される。図7の内部
磁気シールド12の一部に湾曲部を設けた場合では、湾
曲部の曲率半径は110mmであり、色選別電極20の
近傍において、消磁コイルの鎖交面が内部磁気シールド
12の面と交差する位置の管軸方向における距離Aは、
例えば75mmであり、色選別電極20の面中心から内
部磁気シールド12の後端までの管軸方向における距離
Bは、例えば170mmであり、その比A/Bは1/2
より小さい。
ド構体において、消磁コイルの鎖交面が内部磁気シール
ドの面と交差する位置の管軸方向の距離を、色選別電極
の面中心から内部磁気シールドの後端までの管軸方向に
おける距離の1/2以下とする手段として、内部磁気シ
ールドに管軸から半径方向外側に凸部を設ける場合を例
として述べたが、図7に示すように内部磁気シールドの
一部に湾曲部を設ける場合も、上記の実施例と同様に、
デガウス後の色選別電極の磁化の大きさは大きくなり、
磁気遮蔽効果が改善され、外部磁界による電子ビームの
軌道変化は抑えられ、色ずれが抑制される。図7の内部
磁気シールド12の一部に湾曲部を設けた場合では、湾
曲部の曲率半径は110mmであり、色選別電極20の
近傍において、消磁コイルの鎖交面が内部磁気シールド
12の面と交差する位置の管軸方向における距離Aは、
例えば75mmであり、色選別電極20の面中心から内
部磁気シールド12の後端までの管軸方向における距離
Bは、例えば170mmであり、その比A/Bは1/2
より小さい。
【0055】以上、本発明の説明において、多数の細孔
が形成された色選別電極に画面の上下方向にのみ張力を
付加した状態でフレームに固定するテンションマスク形
式について適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限られるものではなく、多数の細孔が形成された色
選別電極に画面の上下方向および左右方向の双方に張力
を付加した状態で固定する方式や、アパーチャグリルと
呼ばれる多数の細条を画面上下方向に張力を付加した状
態でフレームに固定する方式等の色選別電極に張力を付
加した状態でフレームに固定する全ての方式に適用で
き、同様の効果を奏するものである。
が形成された色選別電極に画面の上下方向にのみ張力を
付加した状態でフレームに固定するテンションマスク形
式について適用する場合について述べたが、本発明はこ
れに限られるものではなく、多数の細孔が形成された色
選別電極に画面の上下方向および左右方向の双方に張力
を付加した状態で固定する方式や、アパーチャグリルと
呼ばれる多数の細条を画面上下方向に張力を付加した状
態でフレームに固定する方式等の色選別電極に張力を付
加した状態でフレームに固定する全ての方式に適用で
き、同様の効果を奏するものである。
【0056】また、消磁コイルの形状は、所望により、
第1及び第2消磁コイルに色選別電極の上辺又は下辺に
沿って略平行に延在している平行部分と、該平行部分の
両端からファンネルの稜線より内側の側面に廻り込んだ
廻り込み部分とを設けるものであれば、鞍状、舟形、そ
の他の形状を採用してもよい。この場合には、上記平行
部分には、直線部分を含むことが望ましい。
第1及び第2消磁コイルに色選別電極の上辺又は下辺に
沿って略平行に延在している平行部分と、該平行部分の
両端からファンネルの稜線より内側の側面に廻り込んだ
廻り込み部分とを設けるものであれば、鞍状、舟形、そ
の他の形状を採用してもよい。この場合には、上記平行
部分には、直線部分を含むことが望ましい。
【0057】なお、色選別電極の画面の左右方向に張力
を付加した状態でフレームに固定する場合には、消磁コ
イルの配置として、上記の消磁コイルの配置から管軸を
中心にして左右いずれかに90°回転して得られる配置
を採用することができ、この場合にも本発明と同様の効
果が得られる。
を付加した状態でフレームに固定する場合には、消磁コ
イルの配置として、上記の消磁コイルの配置から管軸を
中心にして左右いずれかに90°回転して得られる配置
を採用することができ、この場合にも本発明と同様の効
果が得られる。
【0058】また、上記の実施例では、Fe材からなる
テンションマスク(色選別電極)の場合を例として述べ
たが、Ni−Fe材などの他の磁性体材料からなるテン
ションマスクを用いる表示装置にも適用できる。
テンションマスク(色選別電極)の場合を例として述べ
たが、Ni−Fe材などの他の磁性体材料からなるテン
ションマスクを用いる表示装置にも適用できる。
【0059】また、上記の実施例では、Fe材からなる
防爆バンドの場合を例として述べたが、Ni−Fe材な
どの他の磁性体材料からなる防爆バンドを用いる表示装
置にも適用できる。
防爆バンドの場合を例として述べたが、Ni−Fe材な
どの他の磁性体材料からなる防爆バンドを用いる表示装
置にも適用できる。
【0060】また、上記の実施例では、Fe材からなる
内部磁気シールドの場合を例として述べたが、パーマロ
イ材などの他の磁性体材料からなる内部磁気シールドを
用いる表示装置にも適用できる。
内部磁気シールドの場合を例として述べたが、パーマロ
イ材などの他の磁性体材料からなる内部磁気シールドを
用いる表示装置にも適用できる。
【0061】また、上記の実施例では、25インチのカ
ラーテレビを例として述べたが、その他のインチサイズ
の陰極線管を用いる表示装置にも適用できる。
ラーテレビを例として述べたが、その他のインチサイズ
の陰極線管を用いる表示装置にも適用できる。
【0062】また、上記の実施例では、カラーテレビを
例として述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCR
Tディスプレイモニター等、その他の陰極線管を用いる
表示装置にも適用できる。
例として述べたが、本発明はこれに限らず、例えばCR
Tディスプレイモニター等、その他の陰極線管を用いる
表示装置にも適用できる。
【0063】
【発明の効果】本発明の陰極線管を用いる表示装置にお
いて、第1及び第2消磁コイルの鎖交面が、前記内部磁
気シールドの面と交差する位置の前記色選別電極面から
の管軸方向における距離が、前記色選別電極の面中心か
ら前記内部磁気シールドの後端までの管軸方向における
距離の1/2以下とすることで、内部磁気シールドと消
磁コイルとの距離が短くなるとともに、消磁コイルの鎖
交面と内部磁気シールドとの傾きが大きくなり、消磁コ
イルの鎖交面の内部磁気シールドに垂直の断面積が大き
くなるため内部磁気シールドに沿って平行に流れる磁束
が増す。その結果、消磁コイルの発生する磁束のうち外
部磁界シールド構体に流れる磁束は増加するため、消磁
磁界は有効に外部磁界シールド構体に印加される。
いて、第1及び第2消磁コイルの鎖交面が、前記内部磁
気シールドの面と交差する位置の前記色選別電極面から
の管軸方向における距離が、前記色選別電極の面中心か
ら前記内部磁気シールドの後端までの管軸方向における
距離の1/2以下とすることで、内部磁気シールドと消
磁コイルとの距離が短くなるとともに、消磁コイルの鎖
交面と内部磁気シールドとの傾きが大きくなり、消磁コ
イルの鎖交面の内部磁気シールドに垂直の断面積が大き
くなるため内部磁気シールドに沿って平行に流れる磁束
が増す。その結果、消磁コイルの発生する磁束のうち外
部磁界シールド構体に流れる磁束は増加するため、消磁
磁界は有効に外部磁界シールド構体に印加される。
【0064】このため、バイアス磁界である地磁気の存
在下においてデガウス操作を行うことで、デガウス操作
後、色選別電極を含む外部磁界シールド構体にバイアス
磁界である地磁気の方向に従来より大きな磁化が発生
し、外部磁界シールド構体内部には地磁気をキャンセル
する磁界が発生する。これにより、磁気遮蔽効果が大き
くなり、水平方向の外部磁界による電子ビームの軌道の
変化が十分に抑えられ、色ずれを十分に抑制でき、高画
質を実現できる。
在下においてデガウス操作を行うことで、デガウス操作
後、色選別電極を含む外部磁界シールド構体にバイアス
磁界である地磁気の方向に従来より大きな磁化が発生
し、外部磁界シールド構体内部には地磁気をキャンセル
する磁界が発生する。これにより、磁気遮蔽効果が大き
くなり、水平方向の外部磁界による電子ビームの軌道の
変化が十分に抑えられ、色ずれを十分に抑制でき、高画
質を実現できる。
【図1】 第1実施の形態による表示装置の構成を説明
する斜視図。
する斜視図。
【図2】 第1実施の形態による内部磁気シールドの形
状と、消磁コイルと外部磁界シールド構体との位置関係
とを示す側面説明図(a)と、消磁コイルの配設状態を
示す背面図(b)。
状と、消磁コイルと外部磁界シールド構体との位置関係
とを示す側面説明図(a)と、消磁コイルの配設状態を
示す背面図(b)。
【図3】 従来例の内部磁気シールド及び消磁コイル
(a)と第1実施の形態の内部磁気シールド及び消磁コ
イル(b)によるデガウス操作後の数値解析による色選
別電極の磁化分布図。
(a)と第1実施の形態の内部磁気シールド及び消磁コ
イル(b)によるデガウス操作後の数値解析による色選
別電極の磁化分布図。
【図4】 鎖交距離Aと外部磁界シールド構体長さBと
の比A/Bと、色選別電極の面中心における磁化の大き
さとの関係を示すグラフ。
の比A/Bと、色選別電極の面中心における磁化の大き
さとの関係を示すグラフ。
【図5】 第2実施の形態による内部磁気シールドの形
状と、消磁コイルと外部磁界シールド構体との位置関係
とを示す側面説明図。
状と、消磁コイルと外部磁界シールド構体との位置関係
とを示す側面説明図。
【図6】 第2実施の形態の内部磁気シールド及び消磁
コイルによるデガウス操作後の数値解析による色選別電
極の磁化分布図。
コイルによるデガウス操作後の数値解析による色選別電
極の磁化分布図。
【図7】 第3実施の形態による内部磁気シールドの形
状と、消磁コイルと外部磁界シールド構体との位置関係
とを示す側面説明図。
状と、消磁コイルと外部磁界シールド構体との位置関係
とを示す側面説明図。
【図8】 従来の表示装置の構成を説明する斜視図。
【図9】 従来のCRTにおける内部磁気シールドの形
状と消磁コイルの位置関係を示す側面説明図。
状と消磁コイルの位置関係を示す側面説明図。
【図10】 従来のCRTの外部磁界シールド構体にお
けるシャドウマスク構体を示す斜視図。
けるシャドウマスク構体を示す斜視図。
【図11】 従来のCRTの外部磁界シールド構体にお
けるテンションマスク構体を示す斜視図。
けるテンションマスク構体を示す斜視図。
Hver 垂直磁界 Hew 東西磁界 Htube 管軸磁界 10 表示パネル 11a シャドウマスク構体 11b テンショ
ンマスク構体 12 内部磁気シールド 13 電子銃 14 ファンネル 15 防爆バンド 16a 第1消磁コイル 16a−1 第1
平行部分 16a−2 第2平行部分 16a−3 廻り
込み部分 16a−4 廻り込み部分 16a−5 第2
平行部分 16b 第2消磁コイル 16b−1 第1
平行部分 16b−2 第2平行部分 16b−3 廻り
込み部分 16b−4 廻り込み部分 16b−5 第2
平行部分 17 電子ビーム軌道 18 外部磁界シ
ールド構体 19 ネック 20 色選別電極 21 フレーム 21a アングル 21b アーム 30 磁束
ンマスク構体 12 内部磁気シールド 13 電子銃 14 ファンネル 15 防爆バンド 16a 第1消磁コイル 16a−1 第1
平行部分 16a−2 第2平行部分 16a−3 廻り
込み部分 16a−4 廻り込み部分 16a−5 第2
平行部分 16b 第2消磁コイル 16b−1 第1
平行部分 16b−2 第2平行部分 16b−3 廻り
込み部分 16b−4 廻り込み部分 16b−5 第2
平行部分 17 電子ビーム軌道 18 外部磁界シ
ールド構体 19 ネック 20 色選別電極 21 フレーム 21a アングル 21b アーム 30 磁束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥谷 美代子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長瀬 久典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 高浦 兼好 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 内田 賀久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C031 AA06 CC01 5C060 CM04 CM10
Claims (6)
- 【請求項1】 張力を付加した状態でフレームに固着さ
れた色選別電極と、電子ビームを磁気遮蔽する内部磁気
シールドとを有する陰極線管と、 前記陰極線管のファンネルに配設している消磁コイルと
を備えた表示装置であって、 前記消磁コイルは上下一対の第1消磁コイルと第2消磁
コイルからなり、前記第1及び第2消磁コイルの鎖交面
が、前記内部磁気シールドの面と交差する位置の前記色
選別電極の面からの管軸方向における距離が、前記色選
別電極の面中心から前記内部磁気シールドの後端までの
管軸方向における距離の1/2以下であることを特徴と
する表示装置。 - 【請求項2】 前記内部磁気シールドは、その一部にフ
ァンネル側に向って凸部を設けたことを特徴とする請求
項1記載の表示装置。 - 【請求項3】 前記内部磁気シールドは、その一部にフ
ァンネル側に向って湾曲部を設けたことを特徴とする請
求項1又は2に記載の表示装置。 - 【請求項4】 前記第1及び第2消磁コイルは、それぞ
れ、前記色選別電極の上辺又は下辺に沿って略平行に延
在している平行部分と、該平行部分の両端から前記ファ
ンネルの稜線より内側の側面に廻り込んだ廻り込み部分
を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに
記載の表示装置。 - 【請求項5】 前記第1及び第2消磁コイルは、上下対
称に配設されることを特徴とする請求項1から4のいず
れかに記載の表示装置。 - 【請求項6】 前記第1及び第2消磁コイルの前記平行
部分又は前記廻り込み部分に防爆バンド上に配設される
部分を有することを特徴とする請求項1から5のいずれ
かに記載の表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074126A JP2001268587A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074126A JP2001268587A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001268587A true JP2001268587A (ja) | 2001-09-28 |
Family
ID=18592228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000074126A Pending JP2001268587A (ja) | 2000-03-16 | 2000-03-16 | 表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001268587A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100766919B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2007-10-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극선관 |
-
2000
- 2000-03-16 JP JP2000074126A patent/JP2001268587A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100766919B1 (ko) * | 2001-10-16 | 2007-10-16 | 삼성에스디아이 주식회사 | 음극선관 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040615 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |