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JP2001260640A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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Publication number
JP2001260640A
JP2001260640A JP2000077444A JP2000077444A JP2001260640A JP 2001260640 A JP2001260640 A JP 2001260640A JP 2000077444 A JP2000077444 A JP 2000077444A JP 2000077444 A JP2000077444 A JP 2000077444A JP 2001260640 A JP2001260640 A JP 2001260640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling water
cooling
storage tank
heater core
heat storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000077444A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ogasawara
武 小笠原
Toshio Ohashi
利男 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2000077444A priority Critical patent/JP2001260640A/ja
Publication of JP2001260640A publication Critical patent/JP2001260640A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃熱量が少ないエンジンが搭載された車両であ
っても充分な暖房性能及び冷房性能の両方を得ることが
でき、蓄熱タンクも小型化される「車両用暖房装置」を
提供する。 【解決手段】内燃機関11の冷却系統10の冷却媒体の
一部をヒータコア331に循環させる車両用暖房装置1
であり、内燃機関とヒータコアとで構成される冷却水回
路に並列に設けられた副冷却水回路24と、副冷却水回
路に設けられた蓄熱タンクと21、副冷却水回路に設け
られたポンプ23と、蓄熱タンクに設けられ当該蓄熱タ
ンク内の冷却水を加熱する加熱手段22と、内燃機関か
らヒータコアに向かう冷却水を止水する開閉弁26と、
冷却水回路と副冷却水回路とを切り替える流路方向切替
弁25とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン冷却水を
ヒータコアに導いて暖房源とする車両用暖房装置に関
し、特にアイドルストップ車などの高効率エンジン又は
ディーゼルエンジンを搭載した車両であっても充分な暖
房性能を得ることができ、さらに冷房性能をも得ること
ができる車両用暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載暖房装置では、水冷式エンジンの冷
却水をヒータコアに導いて暖房の熱源とすることが行わ
れているが、走行中などに生じるエンジンの廃熱を蓄熱
タンクに蓄えておき、冷却水が充分な温度まで上昇しな
い始動時などにおいては、この蓄熱タンクの熱を利用し
て室内暖房とエンジンからのエミッション低減を行うこ
とも提案されている(たとえば、特開平9−26762
4号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、こうした従
来の車両用暖房装置では、蓄熱タンク系の冷却水に蓄熱
された熱をエンジン停止時に放熱して暖房を行う構成で
あることから、たとえば1,2分程度の短時間の暖房は
可能であるが、それ以上の長時間の暖房を行う場合には
大容量の蓄熱タンクが必要となり、車両用としては不適
であった。
【0004】また、エンジンからの廃熱が少ないアイド
ルストップ車やディーゼルエンジン車などにおいては、
外気温度が−10℃〜−20℃程度の極低温であると高
温の冷却水が得られないので、こうした車両用としては
採用することができなかった。
【0005】さらに、上記公報に開示された暖房装置
は、暖房を行う場合のみエンジンの停止が考慮されたも
のであり、冷房は一般的な冷房サイクルにより実施され
る。このため、エンジンが停止すると冷房サイクルも停
止してしまい、連続的に室内冷房を行うことができず、
上述したアイドルストップ車などには不適であった。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、廃熱量が少ないエンジンが
搭載された車両であっても充分な暖房性能及び冷房性能
の両方を得ることができ、蓄熱タンクも小型化される車
両用暖房装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明によれば、内燃機関の冷却系統の冷却
媒体の一部をヒータコアに循環させる車両用暖房装置に
おいて、前記内燃機関と前記ヒータコアとで構成される
冷却水回路に並列に設けられた副冷却水回路と、前記副
冷却水回路に設けられた蓄熱タンクと、前記副冷却水回
路に設けられたポンプと、前記蓄熱タンクに設けられ当
該蓄熱タンク内の冷却水を加熱する加熱手段と、前記内
燃機関から前記ヒータコアに向かう冷却水を止水する開
閉弁と、前記冷却水回路と前記副冷却水回路とを切り替
える流路方向切替弁と、を有することを特徴とする車両
用暖房装置が提供される。
【0008】このとき、前記内燃機関が停止しかつ暖房
モードであるときは、前記蓄熱タンク内の冷却媒体を前
記加熱手段で加熱し、前記ヒータコアへ循環させること
が好ましい。
【0009】本発明では、加熱手段を有する蓄熱タンク
が設けられているので、内燃機関が停止しかつ暖房モー
ドであるときは、蓄熱タンク内の冷却媒体を加熱した上
でヒータコアに循環させることができるので、小容量の
蓄熱タンクであっても長時間の暖房を継続して行うこと
ができる。また、高効率エンジンやディーゼルエンジン
のように低発熱エンジンの搭載車であって、かつ外気温
が低温であっても、冷却水に充分な熱量を供給すること
ができ、暖房性能を確保することができる。
【0010】(2)また、本発明によれば、冷房サイク
ルを含むクーラユニットをさらに備え、前記内燃機関が
作動中であって冷房モードのときは、前記蓄熱タンク内
の冷却水を前記冷却水回路内において前記ヒータコアへ
循環させるとともに、前記冷房サイクルのエバポレータ
にて冷却された空気の一部を前記ヒータコアへ導く車両
用暖房装置が提供される。
【0011】このとき、前記内燃機関が停止しかつ冷房
モードのときは、前記蓄熱タンクの冷却水を前記ヒータ
コアへ循環させ、取入空気を当該ヒータコアで冷却する
ことが好ましい。
【0012】本発明では、内燃機関が作動中に冷却水回
路の冷却水をヒータコアに循環させてクーラユニットで
冷却された冷風により冷却しておく。そして、内燃機関
が停止しかつ冷房モードのときは冷却された蓄熱タンク
内の冷却水を利用してこれをヒータコアに循環させ、当
該ヒータコアにて取入空気を冷却するので、内燃機関が
停止して冷房サイクルも停止しても、連続して冷房を行
うことができる。
【0013】(3)さらに、本発明によれば、冷房サイ
クルを含むクーラユニットをさらに備え、前記冷房サイ
クルの冷媒の一部が、前記蓄熱タンク内に設けられて当
該蓄熱タンク内の冷却水との間で熱交換を行う熱交換器
に循環される車両用暖房装置が提供される。
【0014】このとき、前記冷房サイクルが作動中に冷
媒の一部を前記熱交換器に循環させて前記蓄熱タンク内
の冷却水を冷却し、前記内燃機関が停止しかつ冷房モー
ドのときは、前記蓄熱タンクの冷却水を前記ヒータコア
へ循環させ、取入空気を当該ヒータコアで冷却すること
が好ましい。
【0015】本発明では、内燃機関の作動中に蓄熱タン
ク内の冷却水を冷却するにあたり、冷房サイクルの冷媒
を利用して熱交換器により直接的に冷却するので、冷風
にて冷却する場合に比較して、内燃機関の作動中に室内
の冷房能力がより向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。第1実施形態 図1は本発明の車両用暖房装置の実施形態を示すブロッ
ク図、図2は図1の実施形態に係るラヂエータを示す断
面図である。
【0017】本実施形態の車両用暖房装置1は、エンジ
ンの冷却系統10と空調装置30とを備えている。
【0018】エンジンの冷却系統10は、ウォータジャ
ケットが形成されたエンジン11と、車両のフロントグ
リル近傍に設けられたラヂエータ12と、冷却水(本発
明の冷却媒体)の水温により流路を切り替えるサーモス
タット弁13と、冷却水を循環させるウォータポンプ1
4とを有し、これらが配管15,16,17及び18に
て接続されている。なお、サーモスタット弁13は、エ
ンジン11から流下した冷却水の温度が所定値以下の低
温である場合には、ラヂエータ12へ冷却水を流さずに
配管18へバイパスさせ、暖機時間を短縮する機能を司
る。
【0019】空調装置30は、インテークユニット3
1、クーラユニット32及びヒータユニット33が接続
された状態で車両の室内に搭載される。インテークユニ
ット31には外気取入口311と内気取入口312とが
形成され、インテークドア313の開度によって外気と
内気との流量が選択され、これが送風ファン314によ
りクーラユニット32へ送風される。
【0020】クーラユニット32には、冷房サイクル3
22に接続されて冷房用冷媒が循環するエバポレータ3
21が設けられており、インテークユニット31から流
下した取入空気がこのエバポレータ321を通過すると
熱交換により冷却されてヒータユニット33へ送られ
る。
【0021】この冷房サイクル322は、冷媒を圧縮し
て高温高圧のガス状冷媒とするコンプレッサ323と、
このコンプレッサ323から送られてきた高温高圧のガ
ス状冷媒をクーリングファンによる車室外の空気の取り
入れによって冷却し、凝縮の潜熱を奪って高温高圧の液
状冷媒とするコンデンサ324と、冷媒を気液分離する
リキッドタンク325と、コンデンサ324を通過した
高圧液状冷媒を急激に膨張させることで低温低圧の霧状
冷媒とする膨張弁326と、クーラーユニット32に内
蔵されたエバポレータ321とがこの順序で冷媒配管3
27によって接続されて閉回路を構成している。
【0022】ヒータユニット33には上述したエンジン
の冷却水が循環するヒータコア331が設けられてお
り、エンジン11のウォータジャケットとの間が配管1
9にて接続されるとともに、ウォータポンプ14の上流
側との間が配管20にて接続されている。ヒータユニッ
ト33のヒータコア331の側部には当該ヒータコア3
31を迂回するバイパス路332が形成され、またヒー
タコア331の前面にはミックスドア333が設けられ
ており、このミックスドア333の開度を調節すること
によりヒータコア331を流れる空気の量とバイパス路
332を流れる空気の量との比率が調節される。ヒータ
コア331の背面には混合室334が形成され、この混
合室334には室内のデフロストグリル、ベントグリル
及びフットグリルへそれぞれ連通する吹出口335が形
成されている。
【0023】特に本実施形態の車両用暖房装置1では、
図1に示すように、エンジン11のウォータジャケット
→ヒータコア331→ウォータポンプ14という冷却水
回路に対して並列に配管24が接続され、この配管24
に蓄熱タンク21及びポンプ23が設けられている。ま
た、この配管24と冷却水の戻り配管20との接続部に
三方弁25が設けられている。この三方弁25の構造は
特に限定されるものではないが、本例では図5に示す構
造の三方弁が用いられている。すなわち、この三方弁2
5は、分岐された2つのバルブボディ253a,253
bのそれぞれに2つのボール弁251a,251bが内
装され、ポンプ23又はウォータポンプ14の作動によ
る吸引力によって自動的にそれぞれの弁口252a,2
52bを閉塞するものである。たとえば、同図(A)に
示すようにポンプ23が作動し、ウォータポンプ14が
停止した状態では、ヒータコア321からの冷却水はポ
ンプ23の吸引力によってバルブボディ253a側に流
れ、ボール弁251aが弁口252aを開くとともに、
この吸引力によりバルブボディ253b側のボール弁2
51bは弁口252b側へ引っ張られ、当該弁口252
bを閉じることになる。これにより、ヒータコア321
からの冷却水は、バルブボディ253a→ポンプ23→
蓄熱タンク21→ヒータコア321の回路を流れること
になる。これに対して、同図(B)に示すようにポンプ
23が停止し、ウォータポンプ14が作動した状態で
は、ヒータコア321からの冷却水はウォータポンプ1
4の吸引力によってバルブボディ253b側に流れ、ボ
ール弁251bが弁口252bを開くとともに、この吸
引力によりバルブボディ253a側のボール弁251a
は弁口252a側へ引っ張られ、当該弁口252aを閉
じることになる。これにより、ヒータコア321からの
冷却水は、バルブボディ253b→ウォータポンプ14
→ウォータバルブ26→ヒータコア321の回路を流れ
ることになる。
【0024】さらに本例では、配管19にはウォータバ
ルブ26が設けられ、蓄熱タンク21には貯留された冷
却水の温度を検出してコントローラ28へ送出する温度
センサ27が設けられている。
【0025】なお、空調装置30の送風ファン314の
モータ、ミックスドアのアクチュエータ、エンジンの冷
却系統10のポンプ23及びウォータバルブ26のアク
チュエータはコントローラ28により制御される。
【0026】次に作用を説明する。まず、エバポレータ
321で冷却した空気をヒータコア331で再加熱した
空気と混合して温調するモードの運転状態を図1に示
す。この温調モードでは、ウォータバルブ26を開き、
ポンプ23を停止するとともにヒータ22も停止する。
また、冷房サイクル322が動作して、コンプレッサ3
23→コンデンサ324→リキッドタンク325→膨張
弁→エバポレータ321→コンプレッサ323の回路で
冷媒が流れる。
【0027】エンジン11が作動すると、ウォータポン
プ14によりエンジン11→サーモスタット弁13→ラ
ヂエータ12→ウォータポンプ14の回路で冷却水が流
れるとともに、これと併行してエンジン11→ヒータコ
ア331→三方弁25→ウォータポンプ14の回路で冷
却水が流れる。ミックスドア333は設定された温度に
応じた開度となり、これによりインテークユニット31
から取り入れた取入空気はエバポレータ321で冷却さ
れたのち、ミックスドア333の開度に応じた比率でヒ
ータコア331とバイパス路332とに分岐し、ヒータ
コア331を通過した空気は再加熱される一方で、バイ
パス路332を通過した空気は冷風のままでそれぞれ混
合室334に至り、ここで両者が混合されることにより
温調空気が吹出口335から室内へ供給される。
【0028】次に、エンジン11が停止したときであっ
て、暖房が必要な場合の運転状態を図2に示す。このモ
ードでは、ウォータバルブ26を閉じ、ポンプ23を作
動させるとともにヒータ22も作動させる。また、エン
ジン11が停止しているので冷房サイクル322も停止
する。
【0029】ポンプ23の作動により三方弁25の流路
が切り替わり、蓄熱タンク21内に貯められた冷却水
は、ヒータコア331→三方弁25→ポンプ23→蓄熱
タンク21の回路で流れる。また、ヒータ22によって
蓄熱タンク21内の冷却水は加熱されるので、エンジン
11が停止しても暖房に必要な熱量を含む温水をヒータ
コア331へ循環させることができる。なお、ミックス
ドア333はバイパス路332を全閉する位置に回動す
るので、インテークユニット31から取り入れた取入空
気は、エバポレータ321をそのまま通過して、ヒータ
コア331を通過する際に加熱され、これにより吹出口
335を介して温風が室内へ供給されることになる。
【0030】図3にエンジン11が作動しているときの
冷房運転状態を示す。この状態では、ウォータバルブ2
6を閉じ、ポンプ23を作動させるとともにヒータ22
は停止する。また、冷房サイクル322が動作して、コ
ンプレッサ323→コンデンサ324→リキッドタンク
325→膨張弁→エバポレータ321→コンプレッサ3
23の回路で冷媒が流れる。
【0031】エンジン11が作動すると、ウォータポン
プ14によりエンジン11→サーモスタット弁13→ラ
ヂエータ12→ウォータポンプ14の回路で冷却水が流
れるが、ウォータバルブ26が閉じているので、この循
環系の冷却水はヒータコア331には流れない。その代
わりに、ポンプ23を作動させるので、蓄熱タンク21
内に貯められた冷却水は、ヒータコア331→三方弁2
5→ポンプ23→蓄熱タンク21の回路で流れる。
【0032】ここで、ミックスドア333を僅かに開
く。これにより、インテークユニット31から取り入れ
た取入空気はエバポレータ321で冷却され、この冷風
のうちミックスドア333の小開度に応じた少量の冷風
がヒータコア331を通過する。このとき、先程の回路
にて冷却水がヒータコア331を流れているので、冷風
との間で熱交換が行われ、これにより冷却水が冷却され
ることになる。すなわち、蓄熱タンク21には冷水が貯
められることになる。このとき、蓄熱タンク21に設け
られた温度センサ27にて蓄熱タンク21内の冷却水の
温度を監視し、冷房に必要な温度まで降下したら、ミッ
クスドア33を全閉状態に戻す。なお、ヒータコア33
1を通過した少量の空気は再加熱され、バイパス路33
2を通過した空気と混合されたのち、この冷風は吹出口
335から室内へ供給される。
【0033】図3に示す状態からエンジンが停止し、か
つ冷房が必要な場合の運転状態を図4に示す。この状態
では、ウォータバルブ26を閉じ、ポンプ23を作動さ
せるとともにヒータ22は停止する。また、エンジン1
1が停止しているので冷房サイクル322もウォータポ
ンプ14も停止する。
【0034】ポンプ23の作動により三方弁25の流路
が同図に示すようになり、蓄熱タンク21内に貯められ
た低温となった冷却水は、ヒータコア331→三方弁2
5→ポンプ23→蓄熱タンク21の回路で流れる。ここ
で、ミックスドア333を全開して、インテークユニッ
ト31から取り入れた取入空気を全てヒータコア331
へ流すと、ヒータコア331には低温の冷却水が循環す
るので、当該ヒータコア331が冷却器として機能する
こととなり、エンジン11が停止しても連続して冷風を
室内へ供給することができる。
【0035】このように、本実施形態の車両用暖房装置
1では、エンジン11が停止して暖房が必要なときに
は、蓄熱タンク21内の冷却水をヒータ22で加熱して
ヒータコア331へ導くので、ヒータコア331には充
分な熱量を有する冷却水が供給され、これにより、エン
ジン11の暖機時や廃熱量の少ないエンジンなどのよう
に冷却水の温度が低温(熱量不足)となりがちなもので
あっても、充分な暖房性能を得ることができる。しか
も、冷房中に蓄熱タンク内の冷却水を冷却し、これをエ
ンジン停止時にヒータコア331へ循環させて冷却に使
用するので、エンジンの停止頻度が高い車両であっても
連続して冷房を行うことができる。
【0036】第2実施形態 図6は本発明の車両用暖房装置の他の実施形態を示すブ
ロック図、図7は同実施形態の制御手順を示すフローチ
ャート、図8は熱交換器328の他の実施形態を示す図
である。
【0037】本例では、冷房サイクル322の膨張弁3
26とエバポレータ321との間の冷媒配管327を分
岐し、電磁弁329及び熱交換器328を設けて、この
冷媒をコンプレッサ323の上流側に戻す構成としてい
る。そして、温度センサ27により蓄熱タンク21内の
冷却水の温度を監視し、所定の温度以上に上昇したとき
は電磁弁329を開く。これにより、冷房サイクル32
2の作動中において、膨張弁326にて低温低圧とされ
た霧状冷媒の一部が電磁弁329を介して熱交換器32
8に流れ、蓄熱タンク21に貯められた冷却水を冷却す
ることになる。なお、温度センサ27により蓄熱タンク
21内の冷却水の温度が所定の温度以下に降下すると電
磁弁329を閉じる。
【0038】図7はこの制御手順を示すフローチャート
であり、空調装置30の環境条件を読み込んで通常の空
調制御を開始し(ステップ1)、室内への吹出空気の温
度が所定温度になると(ステップ2)、それ以上の冷媒
はエバポレータ321に必要ないので、電磁弁329を
開いて(ステップ3)、冷媒の一部を熱交換器328へ
流し続ける。これは蓄熱タンク21に設けられた温度セ
ンサ27により蓄熱タンク21内の冷却水が所定の温度
まで冷却されるまで続ける(ステップ4)。蓄熱タンク
21内の冷却水の温度が所定の温度まで降下したら電磁
弁329を閉じ、容量可変式コンプレッサを用いている
場合には斜板の角度を変更して冷媒の吐出量を少量にす
る(ステップ6)。
【0039】このように本実施形態の暖房装置1では、
上述した第1実施形態のものに比べ、蓄熱タンク21内
の冷却水を冷房サイクル322の冷媒を用いて直接的に
冷却するので、ミックスドア333を開くことによる温
度上昇がなくなり、室内の冷房がより適切に行われる。
また、制御的にもミックスドア333の一般的制御と同
調させる必要もないのでコントローラ28における制御
が簡素化される。
【0040】ちなみに、冷房サイクル322の熱交換器
328を用いて蓄熱タンク21内の冷却水を冷却する場
合、以下のように制御することもできる。
【0041】すなわち、本例の冷房サイクル322で
は、エバポレータ321の熱負荷が小さいまま冷媒を循
環させ続けるとエバポレータ321が凍結するので、こ
のような条件ではコンプレッサ323のクラッチをOF
Fして冷媒の循環を停止するか、あるいは容量可変式コ
ンプレッサを用いた場合には斜板の角度を変えて冷媒の
吐出量を少量にする。本例では、このような条件の時に
クラッチをOFFしたり、あるいは斜板の角度を変える
前に電磁弁329を開き、余剰となった冷媒の一部を熱
交換器328へ流して蓄熱タンク21内の冷却水を冷却
する。このように、エバポレータ331の凍結防止用信
号を共用することで専用で必要とされるセンサ類や複雑
な制御が回避される。
【0042】なお、以上説明した実施形態は、本発明の
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
【0043】たとえば、図6に示す第2実施形態におい
て、冷房サイクル322の膨張弁326はエバポレータ
321の直近に設けることが望ましいが、熱交換器32
8への分岐が当該膨張弁326の上流側にせざるを得な
い場合には、図8に示すように管状の熱交換器とキャピ
ラリーチューブなどの膨張手段とを一体化した熱交換器
328を採用することが好ましい。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、小容
量の蓄熱タンクであっても長時間の暖房を継続して行う
ことができる。また、高効率エンジンやディーゼルエン
ジンのように低発熱エンジンの搭載車であって、かつ外
気温が低温であっても、冷却水に充分な熱量を供給する
ことができ、暖房性能を確保することができる。
【0045】また、内燃機関が停止しかつ冷房モードの
ときは冷却された蓄熱タンク内の冷却水を利用してこれ
をヒータコアに循環させ、当該ヒータコアにて取入空気
を冷却するので、内燃機関が停止して冷房サイクルも停
止しても、連続して冷房を行うことができ、アイドルス
トップ車などにも搭載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用暖房装置の実施形態を示すブロ
ック図(温調時)である。
【図2】本発明の車両用暖房装置の実施形態を示すブロ
ック図(エンジン停止&暖房時)である。
【図3】本発明の車両用暖房装置の実施形態を示すブロ
ック図(冷房運転中)である。
【図4】本発明の車両用暖房装置の実施形態を示すブロ
ック図(エンジン停止&冷房時)である。
【図5】本発明の車両用暖房装置の三方弁の実施形態を
示す概念図である。
【図6】本発明の車両用暖房装置の他の実施形態を示す
ブロック図である。
【図7】図6に示す実施形態の制御手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】図6に示す車両用暖房装置に係る熱交換器の他
の実施形態を示す概念図である。
【符号の説明】
1…車両用暖房装置 10…エンジンの冷却系統 11…エンジン 12…ラヂエータ 13…サーモスタット弁 14…ウォータポンプ 15〜19…配管 21…蓄熱タンク 22…ヒータ(加熱手段) 23…ポンプ 24…配管 25…三方弁 26…ウォータバルブ 30…空調装置 322…冷房サイクル 328…熱交換器 331…ヒータコア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01P 3/20 F01P 3/20 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内燃機関の冷却系統の冷却媒体の一部をヒ
    ータコアに循環させる車両用暖房装置において、 前記内燃機関と前記ヒータコアとで構成される冷却水回
    路に並列に設けられた副冷却水回路と、 前記副冷却水回路に設けられた蓄熱タンクと、 前記副冷却水回路に設けられたポンプと、 前記蓄熱タンクに設けられ当該蓄熱タンク内の冷却水を
    加熱する加熱手段と、 前記内燃機関から前記ヒータコアに向かう冷却水を止水
    する開閉弁と、 前記冷却水回路と前記副冷却水回路とを切り替える流路
    方向切替弁と、を有することを特徴とする車両用暖房装
    置。
  2. 【請求項2】前記内燃機関が停止しかつ暖房モードであ
    るときは、前記蓄熱タンク内の冷却媒体を前記加熱手段
    で加熱し、前記ヒータコアへ循環させる請求項1記載の
    車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】冷房サイクルを含むクーラユニットをさら
    に備え、前記内燃機関が作動中であって冷房モードのと
    きは、前記蓄熱タンク内の冷却水を前記冷却水回路内に
    おいて前記ヒータコアへ循環させるとともに、前記冷房
    サイクルのエバポレータにて冷却された空気の一部を前
    記ヒータコアへ導く請求項1又は2記載の車両用暖房装
    置。
  4. 【請求項4】前記内燃機関が停止しかつ冷房モードのと
    きは、前記蓄熱タンクの冷却水を前記ヒータコアへ循環
    させ、取入空気を当該ヒータコアで冷却する請求項3記
    載の車両用暖房装置。
  5. 【請求項5】冷房サイクルを含むクーラユニットをさら
    に備え、前記冷房サイクルの冷媒の一部が、前記蓄熱タ
    ンク内に設けられて当該蓄熱タンク内の冷却水との間で
    熱交換を行う熱交換器に循環される請求項1記載の車両
    用暖房装置。
  6. 【請求項6】前記冷房サイクルが作動中に冷媒の一部を
    前記熱交換器に循環させて前記蓄熱タンク内の冷却水を
    冷却し、前記内燃機関が停止しかつ冷房モードのとき
    は、前記蓄熱タンクの冷却水を前記ヒータコアへ循環さ
    せ、取入空気を当該ヒータコアで冷却する請求項5記載
    の車両用暖房装置。
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