JP2001250760A - 収差計測方法、該方法を使用するマーク検出方法、及び露光方法 - Google Patents
収差計測方法、該方法を使用するマーク検出方法、及び露光方法Info
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- JP2001250760A JP2001250760A JP2000060673A JP2000060673A JP2001250760A JP 2001250760 A JP2001250760 A JP 2001250760A JP 2000060673 A JP2000060673 A JP 2000060673A JP 2000060673 A JP2000060673 A JP 2000060673A JP 2001250760 A JP2001250760 A JP 2001250760A
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- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70483—Information management; Active and passive control; Testing; Wafer monitoring, e.g. pattern monitoring
- G03F7/70591—Testing optical components
- G03F7/706—Aberration measurement
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マークの線幅やフォーカス位置の変化による
位置検出値の誤差の原因となる検出用の光学系のコマ収
差を高精度に求める。 【解決手段】 検出用の光学系としての結像光学系を介
して、同一線幅d1の2本の凹パターンM1Xa,M1
Xbからなる第1マークM1Xをフォーカス位置を変化
させながら撮像し、両凹パターンM1Xa,M1Xbの
相対位置MD1を計測する。次に、線幅d2の凹パター
ンM2Xaと線幅d1の凹パターンM2Xbとからなる
第2マークM2Xをフォーカス位置を変化させながら撮
像し、両凹パターンM2Xa,M2Xbの相対位置MD
2を計測する。相対位置MD1と相対位置MD2との差
からコマ収差による相対位置の検出値の変化量ΔMDを
求め、シミュレーションにより予め求めておいた相対位
置の変化量ΔMDと結像光学系のコマ収差量との関係か
ら、その結像光学系のコマ収差を求める。
位置検出値の誤差の原因となる検出用の光学系のコマ収
差を高精度に求める。 【解決手段】 検出用の光学系としての結像光学系を介
して、同一線幅d1の2本の凹パターンM1Xa,M1
Xbからなる第1マークM1Xをフォーカス位置を変化
させながら撮像し、両凹パターンM1Xa,M1Xbの
相対位置MD1を計測する。次に、線幅d2の凹パター
ンM2Xaと線幅d1の凹パターンM2Xbとからなる
第2マークM2Xをフォーカス位置を変化させながら撮
像し、両凹パターンM2Xa,M2Xbの相対位置MD
2を計測する。相対位置MD1と相対位置MD2との差
からコマ収差による相対位置の検出値の変化量ΔMDを
求め、シミュレーションにより予め求めておいた相対位
置の変化量ΔMDと結像光学系のコマ収差量との関係か
ら、その結像光学系のコマ収差を求める。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検マークからの
光束を集光する検出用の光学系の収差計測方法に関し、
例えば半導体集積回路、撮像素子(CCD等)、液晶デ
ィスプレイ、若しくは薄膜磁気ヘッド等の微細パターン
を形成するためのリソグラフィ工程で用いられる露光装
置に備えられたアライメントセンサに使用して好適なも
のである。
光束を集光する検出用の光学系の収差計測方法に関し、
例えば半導体集積回路、撮像素子(CCD等)、液晶デ
ィスプレイ、若しくは薄膜磁気ヘッド等の微細パターン
を形成するためのリソグラフィ工程で用いられる露光装
置に備えられたアライメントセンサに使用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路等を製造する際に、マス
クとしてのレチクルのパターンの像を投影光学系を介し
て、フォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプ
レート等)上の各ショット領域に転写する投影露光装置
(ステッパー等)が使用されている。例えば半導体集積
回路は、ウエハ上に数十層に亘る回路パターンを所定の
位置関係で積み重ねて形成されるため、例えば2層目以
降の回路パターンをウエハ上に投影露光する際には、ウ
エハ上の各ショット領域内にそれまでのプロセスで形成
されている回路パターンと、これから露光するレチクル
のパターンの像との位置合わせ(アライメント)を高精
度に行う必要がある。
クとしてのレチクルのパターンの像を投影光学系を介し
て、フォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプ
レート等)上の各ショット領域に転写する投影露光装置
(ステッパー等)が使用されている。例えば半導体集積
回路は、ウエハ上に数十層に亘る回路パターンを所定の
位置関係で積み重ねて形成されるため、例えば2層目以
降の回路パターンをウエハ上に投影露光する際には、ウ
エハ上の各ショット領域内にそれまでのプロセスで形成
されている回路パターンと、これから露光するレチクル
のパターンの像との位置合わせ(アライメント)を高精
度に行う必要がある。
【0003】このため、投影露光装置には、レチクルや
ウエハ上に設けられたアライメントマーク(レチクルマ
ーク又はウエハマーク)の位置を検出するアライメント
センサが備えられている。このアライメントセンサには
種々の方式があるが、レチクルマークを検出するアライ
メントセンサには、露光用の照明光(露光光)でレチク
ルマークを照明してCCDカメラ等で撮像し、得られた
画像データを画像処理してレチクルマークの位置を計測
するVRA(Visual Reticle Alignment)方式等の露光
光を用いる方式が用いられる。
ウエハ上に設けられたアライメントマーク(レチクルマ
ーク又はウエハマーク)の位置を検出するアライメント
センサが備えられている。このアライメントセンサには
種々の方式があるが、レチクルマークを検出するアライ
メントセンサには、露光用の照明光(露光光)でレチク
ルマークを照明してCCDカメラ等で撮像し、得られた
画像データを画像処理してレチクルマークの位置を計測
するVRA(Visual Reticle Alignment)方式等の露光
光を用いる方式が用いられる。
【0004】また、ウエハマークを検出するアライメン
トセンサには、例えばハロゲンランプ等を光源とする波
長帯域幅の広い光でウエハマークを照明してCCDカメ
ラ等で撮像し、得られたウエハマークの画像データを画
像処理してウエハマークの位置を計測するFIA(Fiel
d Image Alignment)方式等が用いられる。
トセンサには、例えばハロゲンランプ等を光源とする波
長帯域幅の広い光でウエハマークを照明してCCDカメ
ラ等で撮像し、得られたウエハマークの画像データを画
像処理してウエハマークの位置を計測するFIA(Fiel
d Image Alignment)方式等が用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く従来の結像
方式のアライメントセンサでは、VRA方式やFIA方
式等の方式が用いられていた。しかしながら、このよう
な結像方式のアライメントセンサを使用する場合、アラ
イメントセンサの結像系等の検出用の光学系に収差(コ
マ収差等)が残存していると、これに起因して位置検出
値に誤差が生じ、レチクルとウエハとの正確な位置合わ
せができなくなってしまうため、検出用の光学系の残存
収差を計測し、検出用の光学系の調整を行う必要があ
る。
方式のアライメントセンサでは、VRA方式やFIA方
式等の方式が用いられていた。しかしながら、このよう
な結像方式のアライメントセンサを使用する場合、アラ
イメントセンサの結像系等の検出用の光学系に収差(コ
マ収差等)が残存していると、これに起因して位置検出
値に誤差が生じ、レチクルとウエハとの正確な位置合わ
せができなくなってしまうため、検出用の光学系の残存
収差を計測し、検出用の光学系の調整を行う必要があ
る。
【0006】これまでは、検出用の光学系の残存収差を
計測する方法として、所定のマークのエッジに対応する
像の非対称性の指標のフォーカス依存性を用いて収差を
求める方法や、所定の線幅の調整用マークを検出し、そ
の位置検出値のフォーカス依存性を用いて収差を求める
方法が用いられていた。ところが、検出用の光学系の残
存収差による位置検出値の誤差は、主にコマ収差による
ものであり、コマ収差による位置検出値の誤差量は、ア
ライメントマークの線幅やフォーカス位置により変動す
る。このため、上述のような方法を用いて検出用の光学
系の収差を計測し、その検出用の光学系の調整を行って
も、検出するアライメントマークの線幅がコマ収差を計
測した際に使用したマークの線幅と異なっていると、ア
ライメントマークの位置検出値に誤差が生じてしまうと
いう不都合があった。
計測する方法として、所定のマークのエッジに対応する
像の非対称性の指標のフォーカス依存性を用いて収差を
求める方法や、所定の線幅の調整用マークを検出し、そ
の位置検出値のフォーカス依存性を用いて収差を求める
方法が用いられていた。ところが、検出用の光学系の残
存収差による位置検出値の誤差は、主にコマ収差による
ものであり、コマ収差による位置検出値の誤差量は、ア
ライメントマークの線幅やフォーカス位置により変動す
る。このため、上述のような方法を用いて検出用の光学
系の収差を計測し、その検出用の光学系の調整を行って
も、検出するアライメントマークの線幅がコマ収差を計
測した際に使用したマークの線幅と異なっていると、ア
ライメントマークの位置検出値に誤差が生じてしまうと
いう不都合があった。
【0007】また、上述の所定のマークのエッジに対応
する像の非対称性の指標のフォーカス依存性を用いて収
差を求める方法は、その非対称性の指標がマークの位置
検出値そのものではなく直接的ではなかった。本発明は
斯かる点に鑑み、マークの線幅やフォーカス位置の変化
による位置検出値の誤差の原因となる検出用の光学系の
収差を高精度に計測することができる収差計測方法を提
供することを目的とする。また本発明は、そのような収
差計測方法を用いたマーク検出方法及び露光方法を提供
することをも目的とする。
する像の非対称性の指標のフォーカス依存性を用いて収
差を求める方法は、その非対称性の指標がマークの位置
検出値そのものではなく直接的ではなかった。本発明は
斯かる点に鑑み、マークの線幅やフォーカス位置の変化
による位置検出値の誤差の原因となる検出用の光学系の
収差を高精度に計測することができる収差計測方法を提
供することを目的とする。また本発明は、そのような収
差計測方法を用いたマーク検出方法及び露光方法を提供
することをも目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の収差
計測方法は、被検マークからの光束を集光する検出用の
光学系(10,9,12,15,16,21)の所定の
収差情報を計測する収差計測方法であって、その検出用
の光学系を介して、互いに異なる複数のフォーカス位置
で、互いに線幅の異なる第1及び第2のマーク(M2X
a,M2Xb)の相対位置に関する相対位置情報を検出
し、その複数のフォーカス位置でそれぞれ検出されたそ
の相対位置情報に関するその複数のフォーカス位置間で
の変化情報に基づいて、その所定の収差情報を求めるも
のである。
計測方法は、被検マークからの光束を集光する検出用の
光学系(10,9,12,15,16,21)の所定の
収差情報を計測する収差計測方法であって、その検出用
の光学系を介して、互いに異なる複数のフォーカス位置
で、互いに線幅の異なる第1及び第2のマーク(M2X
a,M2Xb)の相対位置に関する相対位置情報を検出
し、その複数のフォーカス位置でそれぞれ検出されたそ
の相対位置情報に関するその複数のフォーカス位置間で
の変化情報に基づいて、その所定の収差情報を求めるも
のである。
【0009】斯かる本発明によれば、その検出用の光学
系にコマ収差が残存していると、その被検マークの像の
位置は、その被検マークの線幅やフォーカス位置に応じ
てシフトし、その互いに線幅の異なる第1及び第2のマ
ークの相対位置情報としての相対位置検出値は、その検
出用の光学系のコマ収差に応じて変化する。本発明で
は、異なる複数のフォーカス位置で、その第1及び第2
のマークの相対位置情報を検出し、例えば予めシミュレ
ーションにより求められるその第1及び第2のマークの
相対位置とその検出用の光学系のコマ収差との関係か
ら、その検出用の光学系の所定の収差情報としてのコマ
収差を求める。これによって、被検マークの線幅やフォ
ーカス位置の変化による位置検出誤差の原因となるその
検出用の光学系の収差を高精度に求めることができる。
系にコマ収差が残存していると、その被検マークの像の
位置は、その被検マークの線幅やフォーカス位置に応じ
てシフトし、その互いに線幅の異なる第1及び第2のマ
ークの相対位置情報としての相対位置検出値は、その検
出用の光学系のコマ収差に応じて変化する。本発明で
は、異なる複数のフォーカス位置で、その第1及び第2
のマークの相対位置情報を検出し、例えば予めシミュレ
ーションにより求められるその第1及び第2のマークの
相対位置とその検出用の光学系のコマ収差との関係か
ら、その検出用の光学系の所定の収差情報としてのコマ
収差を求める。これによって、被検マークの線幅やフォ
ーカス位置の変化による位置検出誤差の原因となるその
検出用の光学系の収差を高精度に求めることができる。
【0010】次に、本発明による第1のマーク検出方法
は、本発明の収差計測方法で求められたその所定の収差
情報に基づいて、その光学系(10,9,12,15,
16,21)を構成する光学部材の少なくとも一部を調
整し、その調整された光学系を介して、基板(W)上に
形成されたマークの位置情報の検出を行うものである。
は、本発明の収差計測方法で求められたその所定の収差
情報に基づいて、その光学系(10,9,12,15,
16,21)を構成する光学部材の少なくとも一部を調
整し、その調整された光学系を介して、基板(W)上に
形成されたマークの位置情報の検出を行うものである。
【0011】斯かる本発明によれば、本発明の第1の収
差計測方法で求められたその所定の収差情報に基づいて
その光学系を調整するため、その基板上のマークの線幅
やフォーカス位置が変化した場合であっても、基板上に
形成されたマークの位置を高精度に検出することができ
る。また、本発明の第1の露光方法は、本発明のマーク
検出方法により検出されたそのマークの位置情報に基づ
いて、その基板(W)を位置決めし、この位置決めされ
た基板上に所定パターンを転写するものである。斯かる
本発明によれば、本発明のマーク検出方法により検出さ
れたそのマークの位置情報を使用するため、その基板を
高精度に位置決めして露光を行うことができる。
差計測方法で求められたその所定の収差情報に基づいて
その光学系を調整するため、その基板上のマークの線幅
やフォーカス位置が変化した場合であっても、基板上に
形成されたマークの位置を高精度に検出することができ
る。また、本発明の第1の露光方法は、本発明のマーク
検出方法により検出されたそのマークの位置情報に基づ
いて、その基板(W)を位置決めし、この位置決めされ
た基板上に所定パターンを転写するものである。斯かる
本発明によれば、本発明のマーク検出方法により検出さ
れたそのマークの位置情報を使用するため、その基板を
高精度に位置決めして露光を行うことができる。
【0012】次に、本発明による第2の収差計測方法
は、被検マークからの光束を集光する検出用の光学系
(10,9,12,15,16,21)の収差情報を計
測する収差計測方法であって、その光学系を介して、互
いに異なる複数のフォーカス位置で、所定マーク(M2
Xa)の像を検出し、この検出されたその所定マークの
像の位置情報の、そのフォーカス位置に応じた変化情報
に基づいて、その光学系の第1収差情報を求め、その検
出されたその所定マークの像の非対称性の、そのフォー
カス位置に応じた変化情報に基づいて、その光学系の第
2収差情報を求め、その第1及び第2収差情報に基づ
き、所定の収差情報を求めるものである。
は、被検マークからの光束を集光する検出用の光学系
(10,9,12,15,16,21)の収差情報を計
測する収差計測方法であって、その光学系を介して、互
いに異なる複数のフォーカス位置で、所定マーク(M2
Xa)の像を検出し、この検出されたその所定マークの
像の位置情報の、そのフォーカス位置に応じた変化情報
に基づいて、その光学系の第1収差情報を求め、その検
出されたその所定マークの像の非対称性の、そのフォー
カス位置に応じた変化情報に基づいて、その光学系の第
2収差情報を求め、その第1及び第2収差情報に基づ
き、所定の収差情報を求めるものである。
【0013】斯かる本発明によれば、光学系のコマ収差
は、波面の歪み成分として所定次数(例えば3次)以下
の次数の歪み成分を相対的に多く含み、その光学系の調
整により補正できる成分(以下、「低次コマ収差」とい
う。)と、波面の歪み成分としてその所定次数より大き
い次数の歪み成分を相対的に多く含み、その光学系に調
整による補正が困難な成分(以下、「高次コマ収差」と
いう。)とに分けられる。そして、その所定マークの像
の非対称性のフォーカス位置の変化による変動量は、そ
の光学系の低次コマ収差と高次コマ収差とを含む収差に
応じて変化し、その所定マークの像の位置のフォーカス
位置の変化による変動量は、その検出用の光学系の低次
コマ収差に応じて変化する。
は、波面の歪み成分として所定次数(例えば3次)以下
の次数の歪み成分を相対的に多く含み、その光学系の調
整により補正できる成分(以下、「低次コマ収差」とい
う。)と、波面の歪み成分としてその所定次数より大き
い次数の歪み成分を相対的に多く含み、その光学系に調
整による補正が困難な成分(以下、「高次コマ収差」と
いう。)とに分けられる。そして、その所定マークの像
の非対称性のフォーカス位置の変化による変動量は、そ
の光学系の低次コマ収差と高次コマ収差とを含む収差に
応じて変化し、その所定マークの像の位置のフォーカス
位置の変化による変動量は、その検出用の光学系の低次
コマ収差に応じて変化する。
【0014】本発明では、一例として、その所定マーク
の像の位置情報のそのフォーカス位置に応じた変化情報
に基づいて、その光学系の第1収差情報としての低次コ
マ収差を求め、その検出されたその所定マークの像の非
対称性のそのフォーカス位置に応じた変化情報に基づい
て、その光学系の第2収差情報としての低次コマ収差と
高次コマ収差とを含む収差を求める。そして、この第2
収差情報からその第1収差情報を差し引いて所定の収差
情報としての高次コマ収差量を求める。これによって、
被検マークの線幅やフォーカス位置の変化による位置検
出値誤差の原因となるその検出用の光学系の収差を高精
度に求めることができる。
の像の位置情報のそのフォーカス位置に応じた変化情報
に基づいて、その光学系の第1収差情報としての低次コ
マ収差を求め、その検出されたその所定マークの像の非
対称性のそのフォーカス位置に応じた変化情報に基づい
て、その光学系の第2収差情報としての低次コマ収差と
高次コマ収差とを含む収差を求める。そして、この第2
収差情報からその第1収差情報を差し引いて所定の収差
情報としての高次コマ収差量を求める。これによって、
被検マークの線幅やフォーカス位置の変化による位置検
出値誤差の原因となるその検出用の光学系の収差を高精
度に求めることができる。
【0015】次に、本発明による第2のマーク検出方法
は、本発明の収差計測方法で求められたその第1収差情
報に基づいて、その光学系を構成する光学部材の少なく
とも一部を調整し、その調整された光学系を介して、基
板(W)上に形成されたマークの位置情報の検出を行
い、その所定の収差情報に基づいて、その検出されたマ
ークの位置情報を補正するものである。
は、本発明の収差計測方法で求められたその第1収差情
報に基づいて、その光学系を構成する光学部材の少なく
とも一部を調整し、その調整された光学系を介して、基
板(W)上に形成されたマークの位置情報の検出を行
い、その所定の収差情報に基づいて、その検出されたマ
ークの位置情報を補正するものである。
【0016】斯かる本発明によれば、本発明の収差計測
方法で求められたその第1収差情報に基づいてその光学
系を調整し、その所定の収差情報に基づいて、その検出
されたマークの位置情報を補正するため、その基板上の
マークの線幅やフォーカス位置が変化した場合であって
も、その基板上に形成されたマークの位置を高精度に検
出することができる。
方法で求められたその第1収差情報に基づいてその光学
系を調整し、その所定の収差情報に基づいて、その検出
されたマークの位置情報を補正するため、その基板上の
マークの線幅やフォーカス位置が変化した場合であって
も、その基板上に形成されたマークの位置を高精度に検
出することができる。
【0017】また、本発明の第2の露光方法は、本発明
のマーク検出方法で得られたそのマークの位置情報に基
づいて、その基板(W)を位置決めし、この位置決めさ
れた基板上に所定パターンを転写するものである。斯か
る本発明によれば、本発明のマーク検出方法で得られた
そのマークの位置情報を使用するため、その基板を高精
度に位置決めして露光を行うことができる。
のマーク検出方法で得られたそのマークの位置情報に基
づいて、その基板(W)を位置決めし、この位置決めさ
れた基板上に所定パターンを転写するものである。斯か
る本発明によれば、本発明のマーク検出方法で得られた
そのマークの位置情報を使用するため、その基板を高精
度に位置決めして露光を行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
につき図面を参照して説明する。図1は、本例の位置検
出装置を示し、この図1において、本例の位置検出装置
による被検面上に調整用のウエハ11の表面が配置され
ている。ウエハ11の表面には、後述のように複数対の
凹凸の格子状マーク(段差マーク)が形成されている。
につき図面を参照して説明する。図1は、本例の位置検
出装置を示し、この図1において、本例の位置検出装置
による被検面上に調整用のウエハ11の表面が配置され
ている。ウエハ11の表面には、後述のように複数対の
凹凸の格子状マーク(段差マーク)が形成されている。
【0019】図1において、ハロゲンランプ等の光源1
を発した広帯域の照明光AL1は、照明系の光軸AX1
に沿って、コンデンサレンズ2、照明系の開口絞り(以
下、「σ絞り」と呼ぶ)3、第1リレーレンズ6、視野
絞り7及び第2リレーレンズ8を経て、ハーフプリズム
9に入射する。ハーフプリズム9で下方に反射された照
明光AL1は、対物レンズ群10を介して調整用のウエ
ハ11を落射照明する。σ絞り3によって、照明系のコ
ヒーレンスファクタであるσ値が設定される。
を発した広帯域の照明光AL1は、照明系の光軸AX1
に沿って、コンデンサレンズ2、照明系の開口絞り(以
下、「σ絞り」と呼ぶ)3、第1リレーレンズ6、視野
絞り7及び第2リレーレンズ8を経て、ハーフプリズム
9に入射する。ハーフプリズム9で下方に反射された照
明光AL1は、対物レンズ群10を介して調整用のウエ
ハ11を落射照明する。σ絞り3によって、照明系のコ
ヒーレンスファクタであるσ値が設定される。
【0020】ウエハ11で反射された光束AL2は、対
物レンズ群10を通ってハーフプリズム9に入射する。
そして、ハーフプリズム9を透過した光束AL2は、第
3リレーレンズ12を介して、指標板13のパターン面
にウエハ11上の格子状マークの像を形成する。即ち、
指標板13のパターン面は、ウエハ11の表面と共役で
あり、そのパターン面には投影露光装置においてアライ
メントを行う際の検出位置の基準となる指標マーク14
a,14bが形成されている。
物レンズ群10を通ってハーフプリズム9に入射する。
そして、ハーフプリズム9を透過した光束AL2は、第
3リレーレンズ12を介して、指標板13のパターン面
にウエハ11上の格子状マークの像を形成する。即ち、
指標板13のパターン面は、ウエハ11の表面と共役で
あり、そのパターン面には投影露光装置においてアライ
メントを行う際の検出位置の基準となる指標マーク14
a,14bが形成されている。
【0021】指標板13を透過した光束AL2は、第4
リレーレンズ15、コマ収差補正用の光学系(以下、
「コマ補正光学系」と呼ぶ)16、開口絞り18、フィ
ールドレンズ21を経て、CCD型等の2次元の撮像素
子22の撮像面上に、ウエハ11上の格子状マーク及び
指標マーク14a,14bの像を形成する。撮像素子2
2から読み出された画像信号Sは、制御演算系23に供
給されている。本例では、対物レンズ群10、ハーフプ
リズム9、第3リレーレンズ12、第4リレーレンズ1
5、コマ補正光学系16、及びフィールドレンズ21よ
り、検出用の光学系としての結像光学系が構成されてい
る。以下、この結像光学系の光軸AX2に平行にZ軸を
取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行にX軸
を、図1の紙面に垂直にY軸を取って説明する。
リレーレンズ15、コマ収差補正用の光学系(以下、
「コマ補正光学系」と呼ぶ)16、開口絞り18、フィ
ールドレンズ21を経て、CCD型等の2次元の撮像素
子22の撮像面上に、ウエハ11上の格子状マーク及び
指標マーク14a,14bの像を形成する。撮像素子2
2から読み出された画像信号Sは、制御演算系23に供
給されている。本例では、対物レンズ群10、ハーフプ
リズム9、第3リレーレンズ12、第4リレーレンズ1
5、コマ補正光学系16、及びフィールドレンズ21よ
り、検出用の光学系としての結像光学系が構成されてい
る。以下、この結像光学系の光軸AX2に平行にZ軸を
取り、Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に平行にX軸
を、図1の紙面に垂直にY軸を取って説明する。
【0022】この場合、結像光学系中の開口絞り18
は、その開口径によってこの結像光学系の開口数(N
A)を決定すると共に、その位置によって、この結像光
学系のベストフォーカス位置に対するウエハ11の表面
の光軸AX2方向への位置ずれ量(デフォーカス量)に
伴う、マーク位置の検出結果のずれ(以下、「テレセン
ずれ」と呼ぶ)に影響を与える。そこで、開口絞り18
を、保持部材19a,19bによって保持すると共に、
制御演算系23の制御のもとで送りねじ方式、ピエゾ素
子のような伸縮自在の駆動素子方式、ボイスコイルモー
タ(VCM)方式、又はリニアモータ方式等の開口絞り
位置調整機構20a,20bにより保持部材19a,1
9bをシフトさせることで、開口絞り18の中心をX方
向及びY方向に任意の量だけシフトできるように構成さ
れている。そして、計測を開始する前に予めそのテレセ
ンずれが生じないように、開口絞り18の位置は調整さ
れている。
は、その開口径によってこの結像光学系の開口数(N
A)を決定すると共に、その位置によって、この結像光
学系のベストフォーカス位置に対するウエハ11の表面
の光軸AX2方向への位置ずれ量(デフォーカス量)に
伴う、マーク位置の検出結果のずれ(以下、「テレセン
ずれ」と呼ぶ)に影響を与える。そこで、開口絞り18
を、保持部材19a,19bによって保持すると共に、
制御演算系23の制御のもとで送りねじ方式、ピエゾ素
子のような伸縮自在の駆動素子方式、ボイスコイルモー
タ(VCM)方式、又はリニアモータ方式等の開口絞り
位置調整機構20a,20bにより保持部材19a,1
9bをシフトさせることで、開口絞り18の中心をX方
向及びY方向に任意の量だけシフトできるように構成さ
れている。そして、計測を開始する前に予めそのテレセ
ンずれが生じないように、開口絞り18の位置は調整さ
れている。
【0023】また、ウエハ11は不図示のウエハホルダ
を介してウエハ11のX方向、Y方向、及び回転方向の
位置制御するウエハステージ(不図示)上に載置されて
おり、このウエハステージの位置がレーザ干渉計(不図
示)によって計測されている。また、ウエハステージに
よって、ウエハ11のZ方向の位置(フォーカス位置)
及び傾斜角も制御されている。
を介してウエハ11のX方向、Y方向、及び回転方向の
位置制御するウエハステージ(不図示)上に載置されて
おり、このウエハステージの位置がレーザ干渉計(不図
示)によって計測されている。また、ウエハステージに
よって、ウエハ11のZ方向の位置(フォーカス位置)
及び傾斜角も制御されている。
【0024】本例の位置検出装置において、対物レンズ
群10及びその他の光学系は、全て極めて高い精度で製
造及び組み立てが行われるが、それでもなお、製造誤差
に伴う各種収差が残存してしまう。このような残存収差
が所定の許容範囲を超えると、それが位置検出精度を必
要な精度よりも悪化させることになる。位置検出精度を
悪化させる収差は主にコマ収差であり、各光学部材の偏
芯や、研磨面の精度不足のために発生する。従って、被
検マークがその結像光学系の光軸AX2上にある場合で
も、このようなコマ収差の悪影響を受けてしまうことに
なる。
群10及びその他の光学系は、全て極めて高い精度で製
造及び組み立てが行われるが、それでもなお、製造誤差
に伴う各種収差が残存してしまう。このような残存収差
が所定の許容範囲を超えると、それが位置検出精度を必
要な精度よりも悪化させることになる。位置検出精度を
悪化させる収差は主にコマ収差であり、各光学部材の偏
芯や、研磨面の精度不足のために発生する。従って、被
検マークがその結像光学系の光軸AX2上にある場合で
も、このようなコマ収差の悪影響を受けてしまうことに
なる。
【0025】コマ補正光学系16は、このような残存コ
マ収差を補正するための光学系であり、その位置の変化
によって、その結像光学系のコマ収差の状態を変化させ
ることができる。このため、保持部材16a,16bに
よってコマ補正光学系16を保持すると共に、制御演算
系23の制御のもとでコマ補正光学系位置調整機構17
a,17bにより保持部材16a,16bをシフトさせ
ることで、コマ補正光学系16の中心をX方向及びY方
向に任意の量だけシフトできるように構成されている。
なお、コマ補正光学系16以外の少なくとも一つの光学
素子を移動して、結像光学系の光学特性、即ちコマ収差
以外の収差、テレセントリシティ、及び焦点位置などを
調整可能に構成し、コマ補正光学系16の移動によって
生じ得るその光学特性の変動をほぼ相殺するようにその
少なくとも一つの光学素子を移動させるようにしてもよ
い。
マ収差を補正するための光学系であり、その位置の変化
によって、その結像光学系のコマ収差の状態を変化させ
ることができる。このため、保持部材16a,16bに
よってコマ補正光学系16を保持すると共に、制御演算
系23の制御のもとでコマ補正光学系位置調整機構17
a,17bにより保持部材16a,16bをシフトさせ
ることで、コマ補正光学系16の中心をX方向及びY方
向に任意の量だけシフトできるように構成されている。
なお、コマ補正光学系16以外の少なくとも一つの光学
素子を移動して、結像光学系の光学特性、即ちコマ収差
以外の収差、テレセントリシティ、及び焦点位置などを
調整可能に構成し、コマ補正光学系16の移動によって
生じ得るその光学特性の変動をほぼ相殺するようにその
少なくとも一つの光学素子を移動させるようにしてもよ
い。
【0026】ところで、光学系に残存するコマ収差が非
常に多い場合、このコマ補正光学系16の位置調整量が
多くなり、結像光束の主光線の位置を、光軸AX2か
ら、大きくずらしてしまう場合がある。そして、前述の
開口絞り18の位置と、主光線との位置関係が大きく変
化し、最悪の場合、コマ補正光学系16の位置調整を行
う度に、開口絞り18の位置も再調整する必要が生じる
恐れがある。そこで、開口絞り18とコマ補正光学系1
6との位置関係を、図1とは逆にし、開口絞り18を、
コマ補正光学系16より、ウエハに近い側に配置するこ
とで、このような再調整の懸念を全くなくすこともでき
る。
常に多い場合、このコマ補正光学系16の位置調整量が
多くなり、結像光束の主光線の位置を、光軸AX2か
ら、大きくずらしてしまう場合がある。そして、前述の
開口絞り18の位置と、主光線との位置関係が大きく変
化し、最悪の場合、コマ補正光学系16の位置調整を行
う度に、開口絞り18の位置も再調整する必要が生じる
恐れがある。そこで、開口絞り18とコマ補正光学系1
6との位置関係を、図1とは逆にし、開口絞り18を、
コマ補正光学系16より、ウエハに近い側に配置するこ
とで、このような再調整の懸念を全くなくすこともでき
る。
【0027】コマ補正光学系16は、結像光学系中の、
瞳面(開口絞り18)の近傍に配置されることが望まし
いが、もちろんリレー系を介してその共役面に配置して
もよい。リレー光学系を介して共役面に配置すること
で、配置する空間に対する自由度が増すという利点があ
る。一方、光源1から第2リレーレンズ8までの照明系
中のσ絞り3も、その位置と上記の結像光学系中の開口
絞り18の位置との関係が変化すると、被検マークの検
出位置に悪影響が及ぶ。但し、前述の如く、開口絞り1
8の位置を調整する(動かす)と、テレセンずれが生じ
てしまうので、両者の位置関係は、σ絞り3の位置の調
整により整合させるものとする。そのために、σ絞り3
を、保持部材4a,4bによって保持すると共に、制御
演算系23の制御のもとでσ絞り位置調整機構5a,5
bにより保持部材4a,4bをシフトさせることで、σ
絞り3の中心をウエハ11上でのX方向及びY方向に対
応する方向に任意の量だけシフトできるように構成され
ている。
瞳面(開口絞り18)の近傍に配置されることが望まし
いが、もちろんリレー系を介してその共役面に配置して
もよい。リレー光学系を介して共役面に配置すること
で、配置する空間に対する自由度が増すという利点があ
る。一方、光源1から第2リレーレンズ8までの照明系
中のσ絞り3も、その位置と上記の結像光学系中の開口
絞り18の位置との関係が変化すると、被検マークの検
出位置に悪影響が及ぶ。但し、前述の如く、開口絞り1
8の位置を調整する(動かす)と、テレセンずれが生じ
てしまうので、両者の位置関係は、σ絞り3の位置の調
整により整合させるものとする。そのために、σ絞り3
を、保持部材4a,4bによって保持すると共に、制御
演算系23の制御のもとでσ絞り位置調整機構5a,5
bにより保持部材4a,4bをシフトさせることで、σ
絞り3の中心をウエハ11上でのX方向及びY方向に対
応する方向に任意の量だけシフトできるように構成され
ている。
【0028】次に、図1の位置検出装置の結像光学系の
コマ収差の計測及び調整の一例につき説明する。図2
は、図1中の調整用のウエハ11を示す平面図であり、
この図2において、調整用のウエハ11としては一例と
してシリコンウエハが使用される。ウエハ11の表面に
は、同一線幅の2本の凹凸パターンがX方向に配列され
たX軸の第1マークM1X、互いに線幅が異なる2本の
凹凸パターンがX方向に配列されたX軸の第2マークM
2X、及びX方向に周期的な凹凸のパターンからなる第
3マークM3Xが形成されている。また、これらの各マ
ークM1Y〜M3Yをそれぞれ90°回転した形状のY
軸の第1マークM1Y、第2マークM2Y、及び第3マ
ークM3Yが形成されている。結像光学系のコマ収差
は、波面の歪み成分が所定の次数(例えば3次)以下の
成分(以下、「低次コマ収差」という。)と波面の歪み
成分がその所定の次数以上の成分(以下、「高次コマ収
差」という。)とに分けられ、本例では、第1及び第2
マークM1X,M1Y,M2X,M2Yを使用して低次
コマ収差を計測し、さらに第3マークM3X,M3Yを
使用して高次コマ収差を計測する。
コマ収差の計測及び調整の一例につき説明する。図2
は、図1中の調整用のウエハ11を示す平面図であり、
この図2において、調整用のウエハ11としては一例と
してシリコンウエハが使用される。ウエハ11の表面に
は、同一線幅の2本の凹凸パターンがX方向に配列され
たX軸の第1マークM1X、互いに線幅が異なる2本の
凹凸パターンがX方向に配列されたX軸の第2マークM
2X、及びX方向に周期的な凹凸のパターンからなる第
3マークM3Xが形成されている。また、これらの各マ
ークM1Y〜M3Yをそれぞれ90°回転した形状のY
軸の第1マークM1Y、第2マークM2Y、及び第3マ
ークM3Yが形成されている。結像光学系のコマ収差
は、波面の歪み成分が所定の次数(例えば3次)以下の
成分(以下、「低次コマ収差」という。)と波面の歪み
成分がその所定の次数以上の成分(以下、「高次コマ収
差」という。)とに分けられ、本例では、第1及び第2
マークM1X,M1Y,M2X,M2Yを使用して低次
コマ収差を計測し、さらに第3マークM3X,M3Yを
使用して高次コマ収差を計測する。
【0029】また、これらの凹凸の格子状マークは、ウ
エハ11として例えばシリコンウエハを使用した場合に
は、この表面へのフォトレジストの塗布、対応するレチ
クルパターンの投影像の露光、フォトレジストの現像、
エッチング、及びレジスト剥離等の工程によって、極め
て高精度に形成することができる。図3(a)は、図2
のX軸の第1マークM1Xを示す拡大平面図であり、第
1マークM1Xは、ウエハ11の表面に、線幅d1の2
本の凹パターンM1Xa,M1Xbを、X方向にピッチ
Pで形成したパターンである。そして、計測方向である
X方向において、凹パターンM1Xaの中心と凹パター
ンM1Xbの中心との間隔は、設計値でDに設定されて
いる。
エハ11として例えばシリコンウエハを使用した場合に
は、この表面へのフォトレジストの塗布、対応するレチ
クルパターンの投影像の露光、フォトレジストの現像、
エッチング、及びレジスト剥離等の工程によって、極め
て高精度に形成することができる。図3(a)は、図2
のX軸の第1マークM1Xを示す拡大平面図であり、第
1マークM1Xは、ウエハ11の表面に、線幅d1の2
本の凹パターンM1Xa,M1Xbを、X方向にピッチ
Pで形成したパターンである。そして、計測方向である
X方向において、凹パターンM1Xaの中心と凹パター
ンM1Xbの中心との間隔は、設計値でDに設定されて
いる。
【0030】また、図3(c)は、図2のX軸の第2マ
ークM2Xを示す拡大平面図であり、マークM2Xは、
ウエハ11の表面に、線幅d2の細い凹パターンM2X
a、及び第1マークM1Xの凹パターンM1Xa,M1
Xbと同一の線幅d1の太い凹パターンM2Xbを形成
したパターンである。そして、計測方向であるX方向に
おいて、凹パターンM2Xaの中心と凹パターンM2X
bの中心との間隔は、第1マークM1Xの間隔と同一の
設計値でDに設定されている。
ークM2Xを示す拡大平面図であり、マークM2Xは、
ウエハ11の表面に、線幅d2の細い凹パターンM2X
a、及び第1マークM1Xの凹パターンM1Xa,M1
Xbと同一の線幅d1の太い凹パターンM2Xbを形成
したパターンである。そして、計測方向であるX方向に
おいて、凹パターンM2Xaの中心と凹パターンM2X
bの中心との間隔は、第1マークM1Xの間隔と同一の
設計値でDに設定されている。
【0031】そして、図1の結像光学系の低次コマ収差
を計測する際には、まず第1マークM1Xを図1の位置
検出装置の撮像素子22でフォーカス位置を変化させな
がら撮像し、次に撮像素子22の撮像面内において第1
マークM1Xを撮像した位置に第2マークM2Xを移動
し、第2マークM2Xを図1の位置検出装置での撮像素
子22でフォーカス位置を変化させながら撮像する。
を計測する際には、まず第1マークM1Xを図1の位置
検出装置の撮像素子22でフォーカス位置を変化させな
がら撮像し、次に撮像素子22の撮像面内において第1
マークM1Xを撮像した位置に第2マークM2Xを移動
し、第2マークM2Xを図1の位置検出装置での撮像素
子22でフォーカス位置を変化させながら撮像する。
【0032】図3(b)及び図3(d)は、各マークM
1X,M2Xを、図1の位置検出装置で観察した場合に
各マークM1X,M2Xの像を撮像素子22でX方向に
読み出して得られる画像信号SDをそれぞれ示し、この
図3(b)及び図3(d)において、横軸は計測方向の
位置Xを表しており、位置Xは実際には、図1のウエハ
11の表面から撮像素子22の撮像面への倍率Bを用い
て、撮像素子22の撮像面での所定の基準点からの位置
に1/Bを乗じて得られる位置を表している。また、画
像信号SDにおいて、凹パターンM1Xaの像に対応す
る部分ID1では、エッジ部分が暗部となり、他の凹パ
ターンM1Xb,M2Xa,M2Xbの像に対応する部
分ID2,ID3,ID4でも、同様にエッジ部分が暗
部となっている。なお、図3(b)及び図3(d)にお
いて、画像信号SDは、第1マークM1X又は第2マー
クM2Xの像をX方向に走査して得られる画像信号を非
計測方向(Y方向)に平均化したものでもよい。
1X,M2Xを、図1の位置検出装置で観察した場合に
各マークM1X,M2Xの像を撮像素子22でX方向に
読み出して得られる画像信号SDをそれぞれ示し、この
図3(b)及び図3(d)において、横軸は計測方向の
位置Xを表しており、位置Xは実際には、図1のウエハ
11の表面から撮像素子22の撮像面への倍率Bを用い
て、撮像素子22の撮像面での所定の基準点からの位置
に1/Bを乗じて得られる位置を表している。また、画
像信号SDにおいて、凹パターンM1Xaの像に対応す
る部分ID1では、エッジ部分が暗部となり、他の凹パ
ターンM1Xb,M2Xa,M2Xbの像に対応する部
分ID2,ID3,ID4でも、同様にエッジ部分が暗
部となっている。なお、図3(b)及び図3(d)にお
いて、画像信号SDは、第1マークM1X又は第2マー
クM2Xの像をX方向に走査して得られる画像信号を非
計測方向(Y方向)に平均化したものでもよい。
【0033】図1の制御演算系23は、第1マークM1
Xの画像信号SDより、部分ID1の中心位置X1と部
分ID2の中心位置X2との間隔MD1を求め、第2マ
ークM2Xの画像信号SDより、部分ID3の中心位置
X3と部分ID4の中心位置X4との間隔MD2を求め
る。この間隔MD2は、結像光学系に収差の無い状態で
は、第1マークM1Xの間隔MD1と等しくなり、設計
上の間隔Dとなるはずであるが、結像光学系に低次コマ
収差が残存していると、両凹パターンM2Xa,M2X
bの線幅の違いにより、両凹パターンM2Xa,M2X
bの低次コマ収差による像位置の変化量が互いに異なる
ため、間隔MD2は設計上の間隔Dとは一致しない。
Xの画像信号SDより、部分ID1の中心位置X1と部
分ID2の中心位置X2との間隔MD1を求め、第2マ
ークM2Xの画像信号SDより、部分ID3の中心位置
X3と部分ID4の中心位置X4との間隔MD2を求め
る。この間隔MD2は、結像光学系に収差の無い状態で
は、第1マークM1Xの間隔MD1と等しくなり、設計
上の間隔Dとなるはずであるが、結像光学系に低次コマ
収差が残存していると、両凹パターンM2Xa,M2X
bの線幅の違いにより、両凹パターンM2Xa,M2X
bの低次コマ収差による像位置の変化量が互いに異なる
ため、間隔MD2は設計上の間隔Dとは一致しない。
【0034】図4は、フォーカス位置とコマ収差による
像位置の変化量との関係の一例を示し、この図4におい
て、横軸はベストフォーカス位置に対してのデフォーカ
ス量ΔFを表し、縦軸はコマ収差による像位置の変化量
ΔX及び相対位置の変化量ΔMDを表す。図4におい
て、線幅dが6μmのマークを観察した際のコマ収差に
よる像位置の変化量ΔXは、デフォーカス量ΔFの変化
に対して殆ど変動せず安定であるが、線幅dが0.5μ
mのマークを観察した際の像位置の変化量ΔXは、デフ
ォーカス量ΔFの変化により大きく変動し、線幅0.5
μmのマークと線幅6μmのマークとの相対位置の変化
量ΔMDもデフォーカス量ΔFの変化により大きく変動
している。
像位置の変化量との関係の一例を示し、この図4におい
て、横軸はベストフォーカス位置に対してのデフォーカ
ス量ΔFを表し、縦軸はコマ収差による像位置の変化量
ΔX及び相対位置の変化量ΔMDを表す。図4におい
て、線幅dが6μmのマークを観察した際のコマ収差に
よる像位置の変化量ΔXは、デフォーカス量ΔFの変化
に対して殆ど変動せず安定であるが、線幅dが0.5μ
mのマークを観察した際の像位置の変化量ΔXは、デフ
ォーカス量ΔFの変化により大きく変動し、線幅0.5
μmのマークと線幅6μmのマークとの相対位置の変化
量ΔMDもデフォーカス量ΔFの変化により大きく変動
している。
【0035】このような像位置の変化は、上述のように
低次コマ収差によるものであり、図1の制御演算系23
は、間隔MD1と間隔MD2との差を求めることによっ
て、凹パターンM2Xaと凹パターンM2Xbとの相対
位置検出値の低次コマ収差による変化量ΔMD(=MD
1−MD2)を求め、予めシミュレーションにより求め
ておいた結像光学系の低次コマ収差と相対位置の変化量
ΔMDとの関係から、その結像光学系の低次コマ収差を
求める。
低次コマ収差によるものであり、図1の制御演算系23
は、間隔MD1と間隔MD2との差を求めることによっ
て、凹パターンM2Xaと凹パターンM2Xbとの相対
位置検出値の低次コマ収差による変化量ΔMD(=MD
1−MD2)を求め、予めシミュレーションにより求め
ておいた結像光学系の低次コマ収差と相対位置の変化量
ΔMDとの関係から、その結像光学系の低次コマ収差を
求める。
【0036】また、図4に示したようなΔMDのフォー
カス依存性を、例えば2次関数でフィッティングして、
そのフィッティングした2次関数の2次の係数を求め、
この係数とコマ収差との関係(この関係は、予めシミュ
レーションで求めておく)に基づいてコマ収差を求める
ようにしても良い。即ち、ΔMDのフォーカスに対する
変化の仕方(図4のグラフの曲がり方)を求めて、それ
に基づきコマ収差を求めるようにしても良い。
カス依存性を、例えば2次関数でフィッティングして、
そのフィッティングした2次関数の2次の係数を求め、
この係数とコマ収差との関係(この関係は、予めシミュ
レーションで求めておく)に基づいてコマ収差を求める
ようにしても良い。即ち、ΔMDのフォーカスに対する
変化の仕方(図4のグラフの曲がり方)を求めて、それ
に基づきコマ収差を求めるようにしても良い。
【0037】また、計測された相対位置の変化量ΔMD
の大きさから、低次コマ収差の大きさのみでなく、符号
の判定も可能であるため、その相対位置の変化量ΔMD
の符号及び大きさに基づいて、図1の制御演算系23
は、その相対位置の変化量ΔMDが各フォーカス位置に
おいて最小となるように、コマ補正光学系位置調整機構
17a,17b介してコマ補正光学系16の位置を調整
する。
の大きさから、低次コマ収差の大きさのみでなく、符号
の判定も可能であるため、その相対位置の変化量ΔMD
の符号及び大きさに基づいて、図1の制御演算系23
は、その相対位置の変化量ΔMDが各フォーカス位置に
おいて最小となるように、コマ補正光学系位置調整機構
17a,17b介してコマ補正光学系16の位置を調整
する。
【0038】上記のコマ補正光学系16の位置の調整後
に、再度、第1及び第2マークM1X,M2Xのパター
ン間の間隔をそれぞれ計測し、相対位置の変化量ΔMD
が許容範囲から外れていれば、再度上記の調整を行う。
以上の工程をその相対位置の変化量ΔMDが許容範囲内
に収まるまで繰り返すことで、結像光学系の低次コマ収
差を高精度に補正することができる。
に、再度、第1及び第2マークM1X,M2Xのパター
ン間の間隔をそれぞれ計測し、相対位置の変化量ΔMD
が許容範囲から外れていれば、再度上記の調整を行う。
以上の工程をその相対位置の変化量ΔMDが許容範囲内
に収まるまで繰り返すことで、結像光学系の低次コマ収
差を高精度に補正することができる。
【0039】次に、結像光学系の高次コマ収差の計測に
ついて説明する。結像光学系のコマ収差のうち、低次コ
マ収差については上述のようにして計測し、コマ補正光
学系16により調整することができるが、高次コマ収差
について調整することは現時点では困難である。このた
め本例の位置検出装置では、図2の第3マークM3Xを
使用して結像光学系の高次コマ収差を計測しておき、重
ね合わせ露光時等の被検マーク(アライメントマーク)
の位置検出を行う際に、その計測された高次コマ収差に
基づいてその被検マークの位置検出値を補正する。
ついて説明する。結像光学系のコマ収差のうち、低次コ
マ収差については上述のようにして計測し、コマ補正光
学系16により調整することができるが、高次コマ収差
について調整することは現時点では困難である。このた
め本例の位置検出装置では、図2の第3マークM3Xを
使用して結像光学系の高次コマ収差を計測しておき、重
ね合わせ露光時等の被検マーク(アライメントマーク)
の位置検出を行う際に、その計測された高次コマ収差に
基づいてその被検マークの位置検出値を補正する。
【0040】図5(a)は、図2の第3マークM3Xの
断面を示し、第3マークM3Xは、ウエハ11の表面
に、所定の線幅のパターンをX方向にピッチPで形成し
たものである。図5(b)は、第3マークM3Xを図1
の位置検出装置で観察した場合に第3マークM3Xの像
を撮像素子22でX方向に読み出して得られる画像信号
SDを示し、この図5(b)において、横軸は計測方向
の位置Xを表しており、位置Xは実際には、図1のウエ
ハ11の表面から撮像素子22の撮像面への倍率Bを用
いて、撮像素子22の撮像面での所定の基準点からの位
置に1/Bを乗じて得られる位置を表している。また、
画像信号SDは、第3マークM3Xの像の光強度に応じ
た信号Vを非計測方向に積分した積分信号ΣVである。
断面を示し、第3マークM3Xは、ウエハ11の表面
に、所定の線幅のパターンをX方向にピッチPで形成し
たものである。図5(b)は、第3マークM3Xを図1
の位置検出装置で観察した場合に第3マークM3Xの像
を撮像素子22でX方向に読み出して得られる画像信号
SDを示し、この図5(b)において、横軸は計測方向
の位置Xを表しており、位置Xは実際には、図1のウエ
ハ11の表面から撮像素子22の撮像面への倍率Bを用
いて、撮像素子22の撮像面での所定の基準点からの位
置に1/Bを乗じて得られる位置を表している。また、
画像信号SDは、第3マークM3Xの像の光強度に応じ
た信号Vを非計測方向に積分した積分信号ΣVである。
【0041】図5(b)に示すように、撮像信号SD
(積分信号ΣV)は、X方向に沿って周期B・P(Bは
結像光学系の倍率)毎に変化する。本例では、第3マー
クM3Xの像の非対称性を定量化するために、積分信号
ΣVの分布においてi番目(図5(b)では2番目)の
周期における図中左右の信号極小値(落ち込みエッジ部
の信号値)をそれぞれViL及びViR(i=1,2,
3・・・)とする。また、積分信号ΣVの両端部分を除
き各周期に亘る全体領域において、信号の最大値及び最
小値をそれぞれVmax及びVminとする。そして、
位相パターン像の非対称性の指標βを、次式に基づいて
求める。
(積分信号ΣV)は、X方向に沿って周期B・P(Bは
結像光学系の倍率)毎に変化する。本例では、第3マー
クM3Xの像の非対称性を定量化するために、積分信号
ΣVの分布においてi番目(図5(b)では2番目)の
周期における図中左右の信号極小値(落ち込みエッジ部
の信号値)をそれぞれViL及びViR(i=1,2,
3・・・)とする。また、積分信号ΣVの両端部分を除
き各周期に亘る全体領域において、信号の最大値及び最
小値をそれぞれVmax及びVminとする。そして、
位相パターン像の非対称性の指標βを、次式に基づいて
求める。
【0042】 β=Σ{ViL−ViR/(Vmax−Vmin)}/n …(1) ここで、nは周期数であり、Σはi=1〜nまでの総和
記号である。図6は、フォーカス位置と第3マークM3
Xの非対称性の指標βとの関係を示し、この図6におい
て、結像光学系にコマ収差が存在する場合、図6におい
て傾きCの直線Lで示すように、指標βはデフォーカス
量ΔFに依存してほぼ線形的な変化を示し、次式のよう
に表される。
記号である。図6は、フォーカス位置と第3マークM3
Xの非対称性の指標βとの関係を示し、この図6におい
て、結像光学系にコマ収差が存在する場合、図6におい
て傾きCの直線Lで示すように、指標βはデフォーカス
量ΔFに依存してほぼ線形的な変化を示し、次式のよう
に表される。
【0043】 β=C・ΔF …(2) そして、この直線Lの傾きCは、低次コマ収差による成
分と、高次コマ収差による成分との和であり、低次コマ
収差量をClとすると、高次コマ収差量Chは、次式の
ように表される。 C=al・Cl+ah・Ch Ch=(C−al・Cl)/ah …(3) ここで、al及びahは、それぞれ低次コマ収差及び高
次コマ収差に関する比例係数であり、シミュレーション
により予め求めておくことができる。従って、第1及び
第2マークM1X,M2Xを使用して低次コマ収差量C
lを求めておき、第3マークM3Xを使用して計測した
指標βとデフォーカス量との関係から、例えば線形近似
等により傾きCの値を求めることによって、(3)式よ
り結像光学系の高次コマ収差量Chを求めることができ
る。
分と、高次コマ収差による成分との和であり、低次コマ
収差量をClとすると、高次コマ収差量Chは、次式の
ように表される。 C=al・Cl+ah・Ch Ch=(C−al・Cl)/ah …(3) ここで、al及びahは、それぞれ低次コマ収差及び高
次コマ収差に関する比例係数であり、シミュレーション
により予め求めておくことができる。従って、第1及び
第2マークM1X,M2Xを使用して低次コマ収差量C
lを求めておき、第3マークM3Xを使用して計測した
指標βとデフォーカス量との関係から、例えば線形近似
等により傾きCの値を求めることによって、(3)式よ
り結像光学系の高次コマ収差量Chを求めることができ
る。
【0044】そして、重ね合わせ露光時等の被検マーク
の位置検出を行う際に、高次コマ収差量Chに基づいて
被検マークの位置検出値を補正することにより、高次コ
マ収差による位置検出誤差を低減することができ、高精
度に被検マークの位置を検出することができる。なお、
第3マークM3Xの像を検出する領域は所望の範囲に限
定してもよい。すなわち、(1)式において、i=1〜
nの範囲を限定してもよい。このように限定することに
より、物体面上の任意の位置におけるコマ収差を検査す
ることができる。
の位置検出を行う際に、高次コマ収差量Chに基づいて
被検マークの位置検出値を補正することにより、高次コ
マ収差による位置検出誤差を低減することができ、高精
度に被検マークの位置を検出することができる。なお、
第3マークM3Xの像を検出する領域は所望の範囲に限
定してもよい。すなわち、(1)式において、i=1〜
nの範囲を限定してもよい。このように限定することに
より、物体面上の任意の位置におけるコマ収差を検査す
ることができる。
【0045】以上のように本例の位置検出装置によれ
ば、結像光学系の低次及び高次のコマ収差をそれぞれ計
測し、低次コマ収差に基づいて結像光学系の調整を行
い、高次コマ収差に基づいて位置検出値の補正を行うた
め、被検マークの線幅やフォーカス位置が変動しても、
高精度に被検マークの位置を検出することができる。な
お、上記の位置検出過程における各マーク像の位置検出
アルゴリズムにはスライス法、及び相関法等の各種の方
法があるが、本例においては、それらの何れを使用して
もよい。例えばスライス法では、所定のスライスレベル
における、画像信号SDのスライス位置に基づいて位置
検出が行われ、相関法では、画像信号SDを所定の基準
波形と比較し、その基準波形との相関度の最も高い位置
がマーク像の位置とされる。なお、図3(b)及び図3
(d)では指標マーク14a,14bの像に対応する信
号波形は図示省略しているが、例えば指標マーク14
a,14bに対するマークM1X,M2Xの位置ずれ量
をそれぞれ検出してから上記間隔ΔMDを求めるように
してもよい。
ば、結像光学系の低次及び高次のコマ収差をそれぞれ計
測し、低次コマ収差に基づいて結像光学系の調整を行
い、高次コマ収差に基づいて位置検出値の補正を行うた
め、被検マークの線幅やフォーカス位置が変動しても、
高精度に被検マークの位置を検出することができる。な
お、上記の位置検出過程における各マーク像の位置検出
アルゴリズムにはスライス法、及び相関法等の各種の方
法があるが、本例においては、それらの何れを使用して
もよい。例えばスライス法では、所定のスライスレベル
における、画像信号SDのスライス位置に基づいて位置
検出が行われ、相関法では、画像信号SDを所定の基準
波形と比較し、その基準波形との相関度の最も高い位置
がマーク像の位置とされる。なお、図3(b)及び図3
(d)では指標マーク14a,14bの像に対応する信
号波形は図示省略しているが、例えば指標マーク14
a,14bに対するマークM1X,M2Xの位置ずれ量
をそれぞれ検出してから上記間隔ΔMDを求めるように
してもよい。
【0046】また、各マークM1X,M2X,M3Xの
段差(深さ)は、40〜100nm程度とすることが望
ましい。この段差があまりに小さいとそれらのマーク像
のコントラストが低下し(マーク部が十分に暗くならな
い)、位置検出精度が低下する。逆に、段差が100n
m程度よりも高段差になると、段差部による幾何光学的
なケラレ等の悪影響が生じて、高精度な計測が難しくな
る。更に、各マークについて良好なコントラストの像を
得るためには、段差は、40〜60nmであることが望
ましい。
段差(深さ)は、40〜100nm程度とすることが望
ましい。この段差があまりに小さいとそれらのマーク像
のコントラストが低下し(マーク部が十分に暗くならな
い)、位置検出精度が低下する。逆に、段差が100n
m程度よりも高段差になると、段差部による幾何光学的
なケラレ等の悪影響が生じて、高精度な計測が難しくな
る。更に、各マークについて良好なコントラストの像を
得るためには、段差は、40〜60nmであることが望
ましい。
【0047】また、マークM3Xの凹パターンの非対称
性の指標βは、それらの凹パターンを転写する際に使用
されたレチクルのパターンの製造誤差や、ウエハ11上
に段差を形成する際のエッチング誤差等の製造誤差が混
入している。そこで、上記の調整前に、指標βの中に含
まれるウエハに起因するだまされ量(誤差分)を計測す
ることが望ましい。このためには、図5のパターンM3
Xの像を計測した後、ウエハ11を180°回転して同
じパターンM3Xの像を計測し、2つの計測値の差分か
ら結像光学系の収差よりもウエハの特性(形成プロセス
や形成されたマークの非対称性など)への依存の方が大
きい誤差を求めることができる。そして、この求めた誤
差分を用いて(2)式の傾きCを補正すれば、ウエハに
起因する指標βのだまされ量(光学系の収差とは無関係
な量)を除去することができ光学系のコマ収差を高精度
に求めることができる。
性の指標βは、それらの凹パターンを転写する際に使用
されたレチクルのパターンの製造誤差や、ウエハ11上
に段差を形成する際のエッチング誤差等の製造誤差が混
入している。そこで、上記の調整前に、指標βの中に含
まれるウエハに起因するだまされ量(誤差分)を計測す
ることが望ましい。このためには、図5のパターンM3
Xの像を計測した後、ウエハ11を180°回転して同
じパターンM3Xの像を計測し、2つの計測値の差分か
ら結像光学系の収差よりもウエハの特性(形成プロセス
や形成されたマークの非対称性など)への依存の方が大
きい誤差を求めることができる。そして、この求めた誤
差分を用いて(2)式の傾きCを補正すれば、ウエハに
起因する指標βのだまされ量(光学系の収差とは無関係
な量)を除去することができ光学系のコマ収差を高精度
に求めることができる。
【0048】ところで、一般に位置検出装置は、2次元
方向(X方向、Y方向)のマーク位置、あるいは相対位
置関係の計測を行う必要がある。そこで、上記のX方向
に関する調整と同様に、図2のウエハ11上のY軸のマ
ーク(M1Y,M2Y,M3Y)の像の間隔を計測する
ことで、Y方向に関するコマ収差の計測及び調整も行う
ことができる。
方向(X方向、Y方向)のマーク位置、あるいは相対位
置関係の計測を行う必要がある。そこで、上記のX方向
に関する調整と同様に、図2のウエハ11上のY軸のマ
ーク(M1Y,M2Y,M3Y)の像の間隔を計測する
ことで、Y方向に関するコマ収差の計測及び調整も行う
ことができる。
【0049】また、本例では、図1中のコマ補正光学系
16を調整して、残存コマ収差を調整除去するものとし
たが、これに限らず、対物レンズ群10やハーフプリズ
ム9等の他の光学部材の位置又は回転角を調整して、残
存コマ収差を調整除去してもよい。また、照明状態の調
整に際しても、σ絞り3の位置を調整するだけでなく、
光源1の位置、又は第1リレーレンズ6若しくは第2リ
レーレンズ8の位置若しくは回転角を調整するようにし
てもよい。
16を調整して、残存コマ収差を調整除去するものとし
たが、これに限らず、対物レンズ群10やハーフプリズ
ム9等の他の光学部材の位置又は回転角を調整して、残
存コマ収差を調整除去してもよい。また、照明状態の調
整に際しても、σ絞り3の位置を調整するだけでなく、
光源1の位置、又は第1リレーレンズ6若しくは第2リ
レーレンズ8の位置若しくは回転角を調整するようにし
てもよい。
【0050】また、本例では、低次コマ収差の計測に2
つの凹パターンからなる第2マークM2Xを使用した
が、低次のコマ収差の計測に使用するマークはこれに限
られるものではなく、例えば図7に示すようなマークを
使用するようにしてもよい。図7(a)に示す第4マー
クM4Xは、線幅の太い5本(2本以上であれば良い)
の線状の凹パターンを、X方向に所定のピッチで格子状
に形成したパターンであり、第5マークM5Xは、線幅
の細い5本の線状の凹パターンM5Xn(n=1〜5)
を、X方向に所定のピッチで格子状に形成したパターン
である。これらのマークM4X,M5Xを計測に用いる
場合には、第4マークM4Xの中心と第5マークM5X
の中心との間隔を計測し、フォーカスを振って相対位置
関係の変化を求めることによって、結像光学系の低次コ
マ収差を求める。
つの凹パターンからなる第2マークM2Xを使用した
が、低次のコマ収差の計測に使用するマークはこれに限
られるものではなく、例えば図7に示すようなマークを
使用するようにしてもよい。図7(a)に示す第4マー
クM4Xは、線幅の太い5本(2本以上であれば良い)
の線状の凹パターンを、X方向に所定のピッチで格子状
に形成したパターンであり、第5マークM5Xは、線幅
の細い5本の線状の凹パターンM5Xn(n=1〜5)
を、X方向に所定のピッチで格子状に形成したパターン
である。これらのマークM4X,M5Xを計測に用いる
場合には、第4マークM4Xの中心と第5マークM5X
の中心との間隔を計測し、フォーカスを振って相対位置
関係の変化を求めることによって、結像光学系の低次コ
マ収差を求める。
【0051】なお、例えばマークM4Xの中心と凹パタ
ーンM5Xn(本例ではn=1〜5)との間隔をそれぞ
れ計測し、相対位置関係の変化をフォーカスを振って求
めて、観察範囲内の任意の位置でのコマ収差をそれぞれ
求めることもできる。また、図7(b)に示す第7マー
クM7Xは、線幅の細い3本の線状の凹パターンをX方
向に所定のピッチで格子状に形成したパターンであり、
第7マークM7Xを挟むように第6マークM6Xと第8
マークM8Xとを形成している。第6マークM6Xは、
線幅の太い3本(2本以上であれば良い)の線状の凹パ
ターンをX方向に所定のピッチで格子状に形成したパタ
ーンであり、第8マークM8Xの形状は第6マークM6
Xと同一である。これらのマークM6X〜M8Xを計測
に用いる場合には、各マークM6X〜M8Xの中心位置
を各マークM6X〜M8Xの位置として求めた後、両端
のマークM6X,M8Xの平均位置を算出し、中央の第
7マークM7Xの位置に対する、両端のマークM6X,
M8Xの平均位置の偏差を相対位置関係として求めるこ
とによって、結像光学系の低次コマ収差を求める。
ーンM5Xn(本例ではn=1〜5)との間隔をそれぞ
れ計測し、相対位置関係の変化をフォーカスを振って求
めて、観察範囲内の任意の位置でのコマ収差をそれぞれ
求めることもできる。また、図7(b)に示す第7マー
クM7Xは、線幅の細い3本の線状の凹パターンをX方
向に所定のピッチで格子状に形成したパターンであり、
第7マークM7Xを挟むように第6マークM6Xと第8
マークM8Xとを形成している。第6マークM6Xは、
線幅の太い3本(2本以上であれば良い)の線状の凹パ
ターンをX方向に所定のピッチで格子状に形成したパタ
ーンであり、第8マークM8Xの形状は第6マークM6
Xと同一である。これらのマークM6X〜M8Xを計測
に用いる場合には、各マークM6X〜M8Xの中心位置
を各マークM6X〜M8Xの位置として求めた後、両端
のマークM6X,M8Xの平均位置を算出し、中央の第
7マークM7Xの位置に対する、両端のマークM6X,
M8Xの平均位置の偏差を相対位置関係として求めるこ
とによって、結像光学系の低次コマ収差を求める。
【0052】また、本例では、両凹パターンM2Xa,
M2Xbを同時に撮像して両凹パターンM2Xa,M2
Xbの相対位置を検出したが、例えば凹パターンM2X
aのみを撮像した後、レーザ干渉計によって計測される
ウエハステージの位置に基づいて設計上の間隔Dだけウ
エハ11を移動して凹パターンM2Xaを撮像した位置
に凹パターンM2Xbを位置決めし、その後凹パターン
M2Xbのみを撮像して、線幅の違いによる像位置の変
化量の違いを求めるようにしてもよい。
M2Xbを同時に撮像して両凹パターンM2Xa,M2
Xbの相対位置を検出したが、例えば凹パターンM2X
aのみを撮像した後、レーザ干渉計によって計測される
ウエハステージの位置に基づいて設計上の間隔Dだけウ
エハ11を移動して凹パターンM2Xaを撮像した位置
に凹パターンM2Xbを位置決めし、その後凹パターン
M2Xbのみを撮像して、線幅の違いによる像位置の変
化量の違いを求めるようにしてもよい。
【0053】また、計測に使用するマークの線幅につい
ては、結像光学系の特性等にあわせて適宜選択すること
が望ましい。一般にコマ収差による像位置の変化量は、
線幅の細いパターンほどフォーカス位置を変化させるこ
とにより大きく変動するため、例えば一方のパターンの
線幅を、コマ収差による像位置の変化量がフォーカス位
置の変化に対して安定になるように太く設定し、もう一
方のパターンの線幅を、コマ収差による像位置の変化量
がフォーカス位置の変化に敏感に反応して変動するよう
に細く設定することが望ましい。また、例えば図3のよ
うに、一方のパターンを、撮像した際に得られる信号が
シングルエッジの信号となるような線幅とし、もう一方
のパターンを、撮像した際に得られる信号がダブルエッ
ジの信号となるような線幅とするようにしてもよい。
ては、結像光学系の特性等にあわせて適宜選択すること
が望ましい。一般にコマ収差による像位置の変化量は、
線幅の細いパターンほどフォーカス位置を変化させるこ
とにより大きく変動するため、例えば一方のパターンの
線幅を、コマ収差による像位置の変化量がフォーカス位
置の変化に対して安定になるように太く設定し、もう一
方のパターンの線幅を、コマ収差による像位置の変化量
がフォーカス位置の変化に敏感に反応して変動するよう
に細く設定することが望ましい。また、例えば図3のよ
うに、一方のパターンを、撮像した際に得られる信号が
シングルエッジの信号となるような線幅とし、もう一方
のパターンを、撮像した際に得られる信号がダブルエッ
ジの信号となるような線幅とするようにしてもよい。
【0054】また、本例では、計測に使用するマークの
線幅を2種類としたが、計測に使用するマークの線幅の
種類をより多くすることで、より高精度に結像光学系の
コマ収差を計測することができる。次に、図1の位置検
出装置を投影露光装置のアライメントセンサに適用した
場合につき図8を参照して説明する。
線幅を2種類としたが、計測に使用するマークの線幅の
種類をより多くすることで、より高精度に結像光学系の
コマ収差を計測することができる。次に、図1の位置検
出装置を投影露光装置のアライメントセンサに適用した
場合につき図8を参照して説明する。
【0055】図8は本例で使用される投影露光装置を示
し、この図8において露光時には、水銀ランプ、又はエ
キシマレーザ光源等の露光光源、オプティカル・インテ
グレータ、可変視野絞り、及びコンデンサレンズ系等か
らなる照明光学系51より、レチクルRに対して露光光
ILが照射される。そして、レチクルRに形成されてい
るパターンの像が、投影光学系PLを介して投影倍率α
(αは1/5,1/4等)でフォトレジストが塗布され
たウエハW上の1つのショット領域に投影される。この
際に、主制御系53の制御情報に基づいて露光量制御系
52が露光量を適正化する。
し、この図8において露光時には、水銀ランプ、又はエ
キシマレーザ光源等の露光光源、オプティカル・インテ
グレータ、可変視野絞り、及びコンデンサレンズ系等か
らなる照明光学系51より、レチクルRに対して露光光
ILが照射される。そして、レチクルRに形成されてい
るパターンの像が、投影光学系PLを介して投影倍率α
(αは1/5,1/4等)でフォトレジストが塗布され
たウエハW上の1つのショット領域に投影される。この
際に、主制御系53の制御情報に基づいて露光量制御系
52が露光量を適正化する。
【0056】以下、投影光学系PLの光軸AXに平行に
Z軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図8の紙面に平行に
X軸を取り、図8の紙面に垂直にY軸を取って説明す
る。このとき、レチクルRはレチクルステージ54上に
吸着保持され、レーザ干渉計56によるレチクルステー
ジ54の座標の計測値に基づいた駆動系57の制御情報
に基づいて、レチクルステージ54は、レチクルベース
55上でX方向、Y方向、回転方向にレチクルRを位置
決めする。
Z軸を取り、Z軸に垂直な平面内で図8の紙面に平行に
X軸を取り、図8の紙面に垂直にY軸を取って説明す
る。このとき、レチクルRはレチクルステージ54上に
吸着保持され、レーザ干渉計56によるレチクルステー
ジ54の座標の計測値に基づいた駆動系57の制御情報
に基づいて、レチクルステージ54は、レチクルベース
55上でX方向、Y方向、回転方向にレチクルRを位置
決めする。
【0057】一方、ウエハWは不図示のウエハホルダ上
に真空吸着によって保持され、このウエハホルダが試料
台58上に固定され、試料台58は、定盤60上にエア
ーベアリングを介して浮上するように支持されているX
Yステージ59上に固定されている。試料台58は、ウ
エハWのZ方向の位置(フォーカス位置)及び傾斜角を
制御してオートフォーカス方式でウエハWの表面を投影
光学系PLの像面に合わせ込み、XYステージ59は、
レーザ干渉計61によって計測される試料台58の位置
に基づく駆動系62の制御情報に基づいて、試料台58
をX方向、Y方向にステップ移動する。XYステージ5
9によるステップ移動と、レチクルRのパターン像の露
光とをステップ・アンド・リピート方式で繰り返すこと
によって、ウエハW上の各ショット領域への露光が行わ
れる。
に真空吸着によって保持され、このウエハホルダが試料
台58上に固定され、試料台58は、定盤60上にエア
ーベアリングを介して浮上するように支持されているX
Yステージ59上に固定されている。試料台58は、ウ
エハWのZ方向の位置(フォーカス位置)及び傾斜角を
制御してオートフォーカス方式でウエハWの表面を投影
光学系PLの像面に合わせ込み、XYステージ59は、
レーザ干渉計61によって計測される試料台58の位置
に基づく駆動系62の制御情報に基づいて、試料台58
をX方向、Y方向にステップ移動する。XYステージ5
9によるステップ移動と、レチクルRのパターン像の露
光とをステップ・アンド・リピート方式で繰り返すこと
によって、ウエハW上の各ショット領域への露光が行わ
れる。
【0058】重ね合わせ露光を行う場合には、その露光
前に予めレチクルRとウエハWとのアライメントを行っ
ておく必要がある。そのため、試料台58上に種々の基
準マークが形成された基準マーク部材65が固定されて
おり、レチクルR上のレチクルアライメント顕微鏡(不
図示)の計測結果に基づいて、レチクルRが基準マーク
部材65に対してアライメントされる。また、投影光学
系PLの側面に図1の位置検出装置の光学系と同じ構成
のオフ・アクシス方式で、画像処理方式のアライメント
センサ63が配置されており、アライメントセンサ63
内の撮像素子22(図1参照)からの画像信号がアライ
メント信号処理系64に供給されている。アライメント
信号処理系64は、図1の制御演算系23の機能に加え
て、検出対象のウエハW上のアライメントマーク(ウエ
ハマーク)の像の図1の指標マーク14a,14bに対
する位置ずれ量を求める機能を備えている。
前に予めレチクルRとウエハWとのアライメントを行っ
ておく必要がある。そのため、試料台58上に種々の基
準マークが形成された基準マーク部材65が固定されて
おり、レチクルR上のレチクルアライメント顕微鏡(不
図示)の計測結果に基づいて、レチクルRが基準マーク
部材65に対してアライメントされる。また、投影光学
系PLの側面に図1の位置検出装置の光学系と同じ構成
のオフ・アクシス方式で、画像処理方式のアライメント
センサ63が配置されており、アライメントセンサ63
内の撮像素子22(図1参照)からの画像信号がアライ
メント信号処理系64に供給されている。アライメント
信号処理系64は、図1の制御演算系23の機能に加え
て、検出対象のウエハW上のアライメントマーク(ウエ
ハマーク)の像の図1の指標マーク14a,14bに対
する位置ずれ量を求める機能を備えている。
【0059】アライメントセンサ63を使用する場合に
は、まず試料台58上に不図示のウエハローダ系を介し
て図2の調整用のウエハ11を載置する。そして、アラ
イメントセンサ63を介して結像光学系の低次及び高次
のコマ収差を計測し、図1のコマ補正光学系16の位置
を調整する。その後、図8において、レチクルRのアラ
イメント時に並行して、基準マーク部材65上の所定の
基準マークの位置をアライメントセンサ63を介して検
出することによって、レチクルRのパターン像の中心位
置(露光中心)とアライメントセンサ63の検出中心と
の間隔(ベースライン量BL)が求められる。この後
は、アライメントセンサ63を介して検出されるウエハ
マークの位置をそのベースライン量BLで補正した座標
に基づいてXYステージ59を駆動することで、高い重
ね合わせ精度が得られる。
は、まず試料台58上に不図示のウエハローダ系を介し
て図2の調整用のウエハ11を載置する。そして、アラ
イメントセンサ63を介して結像光学系の低次及び高次
のコマ収差を計測し、図1のコマ補正光学系16の位置
を調整する。その後、図8において、レチクルRのアラ
イメント時に並行して、基準マーク部材65上の所定の
基準マークの位置をアライメントセンサ63を介して検
出することによって、レチクルRのパターン像の中心位
置(露光中心)とアライメントセンサ63の検出中心と
の間隔(ベースライン量BL)が求められる。この後
は、アライメントセンサ63を介して検出されるウエハ
マークの位置をそのベースライン量BLで補正した座標
に基づいてXYステージ59を駆動することで、高い重
ね合わせ精度が得られる。
【0060】なお、アライメントセンサ63では、ウエ
ハ11に形成される特性調整用のマーク、又はウエハW
上のアライメントマークに広帯域の照明光を照射すると
共に、そのウエハで反射される光で指標マーク14a,
14bを照明するものとしたが、ウエハ上のマークを照
明する照明系とは別に、指標マーク用の照明系を設ける
ようにしてもよい。
ハ11に形成される特性調整用のマーク、又はウエハW
上のアライメントマークに広帯域の照明光を照射すると
共に、そのウエハで反射される光で指標マーク14a,
14bを照明するものとしたが、ウエハ上のマークを照
明する照明系とは別に、指標マーク用の照明系を設ける
ようにしてもよい。
【0061】また、本例では特性調整用のマークを計測
専用のウエハ11に形成したため、特性調整用のマーク
の製造に用いられる露光装置では搬送機構やウエハホル
ダ等の改良を行う必要がなく、図8の投影露光装置では
特別な搬送機構を設けることなく、ウエハローダによっ
て計測用ウエハをXYステージ上に載置することが可能
となっている。しかしながら、特性調整用のマークは、
プロセスウエハやウエハ以外のプレートに形成してもよ
く、更にはオペレータ等によってそのプレートをXYス
テージ上の試料台59,71に対して着脱するようにし
てもよい。なお、特性調整用のマークが形成されるプレ
ートがウエハでなくとも、その形状や大きさが図8の投
影露光装置に搬入される基板(ウエハ等)と同一であれ
ば、ウエハローダによってそのプレートをXYステージ
上に載置することができる。
専用のウエハ11に形成したため、特性調整用のマーク
の製造に用いられる露光装置では搬送機構やウエハホル
ダ等の改良を行う必要がなく、図8の投影露光装置では
特別な搬送機構を設けることなく、ウエハローダによっ
て計測用ウエハをXYステージ上に載置することが可能
となっている。しかしながら、特性調整用のマークは、
プロセスウエハやウエハ以外のプレートに形成してもよ
く、更にはオペレータ等によってそのプレートをXYス
テージ上の試料台59,71に対して着脱するようにし
てもよい。なお、特性調整用のマークが形成されるプレ
ートがウエハでなくとも、その形状や大きさが図8の投
影露光装置に搬入される基板(ウエハ等)と同一であれ
ば、ウエハローダによってそのプレートをXYステージ
上に載置することができる。
【0062】また、液晶ディスプレイ等の製造に用いら
れる露光装置では角形基板を用いるため、特性調整用の
マークが形成されるプレートは円形でなく角形となる。
更に、特性調整用マークが形成された基準プレートをX
Yステージの一部に固定しておき、定期的、又は位置検
出装置内での絞りの交換等に応じてその調整を行うよう
にしてもよい。この場合、計測専用のウエハを使用する
のに比べてその計測に要する時間を短縮することができ
る。
れる露光装置では角形基板を用いるため、特性調整用の
マークが形成されるプレートは円形でなく角形となる。
更に、特性調整用マークが形成された基準プレートをX
Yステージの一部に固定しておき、定期的、又は位置検
出装置内での絞りの交換等に応じてその調整を行うよう
にしてもよい。この場合、計測専用のウエハを使用する
のに比べてその計測に要する時間を短縮することができ
る。
【0063】また、図8の投影露光装置では、図1の位
置検出装置をオフ・アクシス方式のアライメントセンサ
として用いたが、この投影露光装置で使用するアライメ
ントセンサは、投影光学系PLを介してウエハ上のマー
クを検出するTTL(スルー・ザ・レンズ)方式、ある
いはレチクル上のマークとウエハ上のマークとを検出す
るTTR(スルー・ザ・レチクル)方式であってもよ
い。なお、図8には図示していないが、オフ・アクシス
方式のアライメントセンサ63を構成する多数の光学素
子は複数の鏡筒にそれぞれ分けて保持され、投影光学系
PLが載置される架台と一体に設けられた金物に各鏡筒
は固定されている。
置検出装置をオフ・アクシス方式のアライメントセンサ
として用いたが、この投影露光装置で使用するアライメ
ントセンサは、投影光学系PLを介してウエハ上のマー
クを検出するTTL(スルー・ザ・レンズ)方式、ある
いはレチクル上のマークとウエハ上のマークとを検出す
るTTR(スルー・ザ・レチクル)方式であってもよ
い。なお、図8には図示していないが、オフ・アクシス
方式のアライメントセンサ63を構成する多数の光学素
子は複数の鏡筒にそれぞれ分けて保持され、投影光学系
PLが載置される架台と一体に設けられた金物に各鏡筒
は固定されている。
【0064】更に、図8の投影露光装置には、ウエハW
のフォーカス位置(アライメントセンサ63の光軸方向
の位置)を検出して、ウエハWの表面をアライメントセ
ンサ63のベストフォーカス位置に合焦させるオートフ
ォーカス機構が設けられているのが一般的である。この
場合、ウエハW上のウエハマークの位置、又は一対のウ
エハマークの間隔を検出する際には、このオートフォー
カス機構を動作させて被検マークに焦点を合わせつつ計
測を行えばよい。なお、オートフォーカス機構は対物レ
ンズ群10を通して検出用ビームをウエハ上に照射する
TTL方式、あるいは対物レンズ群10を介することな
くその光軸及びウエハ表面に対して傾斜させて検出用ビ
ームをウエハ上に照射する斜入射光方式の何れであって
もよい。
のフォーカス位置(アライメントセンサ63の光軸方向
の位置)を検出して、ウエハWの表面をアライメントセ
ンサ63のベストフォーカス位置に合焦させるオートフ
ォーカス機構が設けられているのが一般的である。この
場合、ウエハW上のウエハマークの位置、又は一対のウ
エハマークの間隔を検出する際には、このオートフォー
カス機構を動作させて被検マークに焦点を合わせつつ計
測を行えばよい。なお、オートフォーカス機構は対物レ
ンズ群10を通して検出用ビームをウエハ上に照射する
TTL方式、あるいは対物レンズ群10を介することな
くその光軸及びウエハ表面に対して傾斜させて検出用ビ
ームをウエハ上に照射する斜入射光方式の何れであって
もよい。
【0065】更に、図8の投影露光装置はステップ・ア
ンド・リピート方式に限られるものではなく、図8の投
影露光装置をステップ・アンド・スキャン方式若しくは
ミラープロジェクション方式等の走査露光方式、又は感
光基板上で複数のパターンを部分的に重ねて転写するス
テップ・アンド・スティッチ方式として構成してもよ
い。その他に、露光用照明光としてレーザプラズマ光
源、又はSOR(Synchrotron Orbital Radiation)リン
グから発生する軟X線領域(波長5〜50nm程度)、
例えば波長13.4nm又は11.5nmのEUV(Ex
treme UltraViolet)光を用いる縮小投影型露光装置(E
UV露光装置)、硬X線を用いるプロキシミティ方式の
X線露光装置、又は電子線若しくはイオンビームなどの
荷電粒子線を用いる露光装置として構成してもよい。な
お、EUV露光装置では、縮小投影光学系が複数枚(3
〜6枚程度)の反射光学素子のみからなる反射系であ
り、かつレチクルとして反射型レチクルが用いられる。
ンド・リピート方式に限られるものではなく、図8の投
影露光装置をステップ・アンド・スキャン方式若しくは
ミラープロジェクション方式等の走査露光方式、又は感
光基板上で複数のパターンを部分的に重ねて転写するス
テップ・アンド・スティッチ方式として構成してもよ
い。その他に、露光用照明光としてレーザプラズマ光
源、又はSOR(Synchrotron Orbital Radiation)リン
グから発生する軟X線領域(波長5〜50nm程度)、
例えば波長13.4nm又は11.5nmのEUV(Ex
treme UltraViolet)光を用いる縮小投影型露光装置(E
UV露光装置)、硬X線を用いるプロキシミティ方式の
X線露光装置、又は電子線若しくはイオンビームなどの
荷電粒子線を用いる露光装置として構成してもよい。な
お、EUV露光装置では、縮小投影光学系が複数枚(3
〜6枚程度)の反射光学素子のみからなる反射系であ
り、かつレチクルとして反射型レチクルが用いられる。
【0066】また、半導体素子などを製造するデバイス
製造用の露光装置で使用するレチクル又はマスクを、例
えば遠紫外光又は真空紫外光を用いる露光装置で製造す
ることがあり、本発明はレチクル又はマスクを製造する
ためのリソグラフィ工程で使用される露光装置に対して
も適用することができる。更に、露光光として、水銀ラ
ンプのg線やi線、KrFエキシマレーザ光、ArFエ
キシマレーザ光若しくはF2 レーザ光のようなレーザ
光、又はYAGレーザの高調波などを用いてもよい。あ
るいは、露光光として、DFB(Distributed feedbac
k)半導体レーザを、例えばエルビウム(Er)(又は
エルビウムとイッテルビウム(Yb)との両方)がドー
プされたファイバアンプで増幅し、且つ非線形光学結晶
を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いてもよい。
製造用の露光装置で使用するレチクル又はマスクを、例
えば遠紫外光又は真空紫外光を用いる露光装置で製造す
ることがあり、本発明はレチクル又はマスクを製造する
ためのリソグラフィ工程で使用される露光装置に対して
も適用することができる。更に、露光光として、水銀ラ
ンプのg線やi線、KrFエキシマレーザ光、ArFエ
キシマレーザ光若しくはF2 レーザ光のようなレーザ
光、又はYAGレーザの高調波などを用いてもよい。あ
るいは、露光光として、DFB(Distributed feedbac
k)半導体レーザを、例えばエルビウム(Er)(又は
エルビウムとイッテルビウム(Yb)との両方)がドー
プされたファイバアンプで増幅し、且つ非線形光学結晶
を用いて紫外光に波長変換した高調波を用いてもよい。
【0067】また、上記の実施の形態の露光装置(投影
露光装置)は、複数のレンズから構成される照明光学
系、投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整をし
て、投影光学系を保持する架台に一体に設けられる金物
に図1に示した位置検出装置を組み込んで配線等の接続
を行うと共に、前述の各実施の形態で説明したようにそ
の光学調整を行い、多数の機械部品からなるレチクルス
テージやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配
線や配管を接続し、更に総合調整(電気調整、動作確認
等)をすることにより製造することができる。なお、そ
の露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理された
クリーンルームで行うことが望ましい。
露光装置)は、複数のレンズから構成される照明光学
系、投影光学系を露光装置本体に組み込み光学調整をし
て、投影光学系を保持する架台に一体に設けられる金物
に図1に示した位置検出装置を組み込んで配線等の接続
を行うと共に、前述の各実施の形態で説明したようにそ
の光学調整を行い、多数の機械部品からなるレチクルス
テージやウエハステージを露光装置本体に取り付けて配
線や配管を接続し、更に総合調整(電気調整、動作確認
等)をすることにより製造することができる。なお、そ
の露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理された
クリーンルームで行うことが望ましい。
【0068】更に、上記の実施の形態の露光装置を用い
てウエハ上に半導体デバイスを製造する場合、この半導
体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うステッ
プ、このステップに基づいたレチクルを製造するステッ
プ、シリコン材料からウエハを制作するステップ、前述
した実施の形態の露光装置によりアライメントを行って
レチクルのパターンをウエハに露光するステップ、デバ
イス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング
工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て
製造される。
てウエハ上に半導体デバイスを製造する場合、この半導
体デバイスは、デバイスの機能・性能設計を行うステッ
プ、このステップに基づいたレチクルを製造するステッ
プ、シリコン材料からウエハを制作するステップ、前述
した実施の形態の露光装置によりアライメントを行って
レチクルのパターンをウエハに露光するステップ、デバ
イス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング
工程、パッケージ工程を含む)、検査ステップ等を経て
製造される。
【0069】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得ることは勿論である。
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取
り得ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】本発明の第1又は第2の収差計測方法に
よれば、マークの線幅やフォーカス位置の変化による位
置検出値誤差の原因となるその検出用の光学系の収差を
高精度に求めることができる。また、本発明の第1又は
第2のマーク検出装置によれば、それぞれ本発明の第1
又は第2の収差計測方法を実施することができ、被検マ
ークの線幅やフォーカス位置が変化した場合であって
も、高精度に被検マークの位置を検出することができ
る。また、本発明の第1又は第2の露光方法によれば、
その基板を高精度に位置決めして露光を行うことができ
る。
よれば、マークの線幅やフォーカス位置の変化による位
置検出値誤差の原因となるその検出用の光学系の収差を
高精度に求めることができる。また、本発明の第1又は
第2のマーク検出装置によれば、それぞれ本発明の第1
又は第2の収差計測方法を実施することができ、被検マ
ークの線幅やフォーカス位置が変化した場合であって
も、高精度に被検マークの位置を検出することができ
る。また、本発明の第1又は第2の露光方法によれば、
その基板を高精度に位置決めして露光を行うことができ
る。
【図1】 本発明の実施の形態において使用されるの位
置検出装置を示す一部を断面図とした構成図である。
置検出装置を示す一部を断面図とした構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態において調整用に使用さ
れるウエハ上の複数の格子状マークを示す平面図であ
る。
れるウエハ上の複数の格子状マークを示す平面図であ
る。
【図3】 図2の第1及び第2マークM1X,M2X、
及びこれらのマークの像より得られる画像信号を示す図
である。
及びこれらのマークの像より得られる画像信号を示す図
である。
【図4】 フォーカス位置とコマ収差による像位置の変
化量との関係の一例を示す図である。
化量との関係の一例を示す図である。
【図5】 (a)は、図2の第3マークM3Xを示す断
面図、(b)は、第3マークM3Xの像より得られる画
像信号を示す図である。
面図、(b)は、第3マークM3Xの像より得られる画
像信号を示す図である。
【図6】 フォーカス位置とマークの像の非対称性の指
標βとの関係を示す図である。
標βとの関係を示す図である。
【図7】 結像光学系の特性調整用のマークの他の例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図8】 図1の位置検出装置をアライメントセンサと
して備えた投影露光装置を示す構成図である。
して備えた投影露光装置を示す構成図である。
M1X〜M3X,M1Y〜M3Y…結像光学系の特性調
整用のマーク、PL…投影光学系、R…レチクル、W…
ウエハ、1…光源、2…コンデンサレンズ、3…σ絞
り、4a,4b…保持部材、5a,5b…σ絞り位置調
整機構、6…第1リレーレンズ、7…視野絞り、8…第
2リレーレンズ、9…ハーフプリズム、10…対物レン
ズ群、11…結像光学系の特性調整用のウエハ、12…
第3リレーレンズ、15…第4リレーレンズ、16…コ
マ補正光学系、16a,16b…保持部材、17a,1
7b…コマ補正光学系位置調整機構、21…フィールド
レンズ、22…撮像素子、23…制御演算系、53…主
制御系、58…試料台、59…XYステージ、63…ア
ライメントセンサ、64…アライメント信号処理系
整用のマーク、PL…投影光学系、R…レチクル、W…
ウエハ、1…光源、2…コンデンサレンズ、3…σ絞
り、4a,4b…保持部材、5a,5b…σ絞り位置調
整機構、6…第1リレーレンズ、7…視野絞り、8…第
2リレーレンズ、9…ハーフプリズム、10…対物レン
ズ群、11…結像光学系の特性調整用のウエハ、12…
第3リレーレンズ、15…第4リレーレンズ、16…コ
マ補正光学系、16a,16b…保持部材、17a,1
7b…コマ補正光学系位置調整機構、21…フィールド
レンズ、22…撮像素子、23…制御演算系、53…主
制御系、58…試料台、59…XYステージ、63…ア
ライメントセンサ、64…アライメント信号処理系
フロントページの続き (72)発明者 千葉 洋 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内 Fターム(参考) 2F065 AA03 AA20 BB27 CC19 EE08 FF01 FF04 FF51 GG02 JJ03 JJ26 LL30 LL50 MM22 PP12 QQ14 QQ29 TT02 5F046 BA04 DA13 EA03 EA12 EB01 EC05 FA10 FA16 FB04 FB09 FB12 FC04
Claims (11)
- 【請求項1】 被検マークからの光束を集光する検出用
の光学系の所定の収差情報を計測する収差計測方法であ
って、 前記検出用の光学系を介して、互いに異なる複数のフォ
ーカス位置で、互いに線幅の異なる第1及び第2のマー
クの相対位置に関する相対位置情報を検出し、 前記複数のフォーカス位置でそれぞれ検出された前記相
対位置情報に関する、前記複数のフォーカス位置間での
変化情報に基づいて、前記所定の収差情報を求めること
を特徴とする収差計測方法。 - 【請求項2】 前記所定の収差情報は、波面の歪み成分
として所定次数以下の次数の歪み成分を相対的に多く含
む低次コマ収差であることを特徴とする請求項1記載の
収差計測方法。 - 【請求項3】 前記相対位置情報は、前記第1及び前記
第2のマークの第1相対間隔を含み、 前記検出用の光学系を介して、前記複数のフォーカス位
置で、ほぼ同一の線幅を持つ第3及び第4のマークの第
2相対間隔を検出し、 前記変化情報は、前記第1相対間隔と前記第2相対間隔
との差分の、前記複数のフォーカス位置間での変化量を
含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の収差計測
方法。 - 【請求項4】 前記光学系を介して互いに異なる複数の
フォーカス位置で、前記被検マークの像を検出し、該検
出されたマークの像の非対称性の、前記フォーカス位置
に応じた変化情報に基づいて、前記低次コマ収差を含ん
だ前記光学系の特定の収差情報を求め、 前記特定の収差情報から前記低次コマ収差を差し引くこ
とにより、前記波面の歪み成分として前記所定次数より
大きい次数の歪み成分を相対的に多く含む高次コマ収差
を求めることを特徴とする請求項3記載の収差計測方
法。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一項記載の収差計
測方法で求められた前記所定の収差情報に基づいて、前
記光学系を構成する光学部材の少なくとも一部を調整
し、前記調整された光学系を介して、基板上に形成され
たマークの位置情報の検出を行うことを特徴とするマー
ク検出方法。 - 【請求項6】 請求項5記載のマーク検出方法により検
出された前記マークの位置情報に基づいて、前記基板を
位置決めし、 該位置決めされた基板上に所定パターンを転写すること
を特徴とする露光方法。 - 【請求項7】 被検マークからの光束を集光する検出用
の光学系の収差情報を計測する収差計測方法であって、 前記光学系を介して、互いに異なる複数のフォーカス位
置で、所定マークの像を検出し、 該検出された前記所定マークの像の位置情報の、前記フ
ォーカス位置に応じた変化情報に基づいて、前記光学系
の第1収差情報を求め、 前記検出された前記所定マークの像の非対称性の、前記
フォーカス位置に応じた変化情報に基づいて、前記光学
系の第2収差情報を求め、 前記第1及び第2収差情報に基づき、所定の収差情報を
求めることを特徴とする収差計測方法。 - 【請求項8】 前記第1収差情報は、波面の歪み成分と
して所定次数以下の次数の歪み成分を相対的に多く含む
低次コマ収差であり、 第2収差情報は、前記第1収差情報を含んだ収差情報で
あり、 前記所定の収差情報は、前記第2収差情報から前記第1
収差情報を差し引くことにより得られる、前記波面の歪
み成分として前記所定次数より大きい次数の歪み成分を
相対的に多く含む高次コマ収差であることを特徴とする
請求項7記載の収差計測方法。 - 【請求項9】 前記所定マークは、互いに線幅の異なる
複数のライン形状マークを含むことを特徴とする請求項
7又は8記載の収差計測方法。 - 【請求項10】 請求項7〜9の何れか一項記載の収差
計測方法で求められた前記第1収差情報に基づいて、前
記光学系を構成する光学部材の少なくとも一部を調整
し、 前記調整された光学系を介して、基板上に形成されたマ
ークの位置情報の検出を行い、前記所定の収差情報に基
づいて、前記検出されたマークの位置情報を補正するこ
とを特徴とするマーク検出方法。 - 【請求項11】 請求項10記載のマーク検出方法で得
られた前記マークの位置情報に基づいて、前記基板を位
置決めし、 該位置決めされた基板上に所定パターンを転写すること
を特徴とする露光方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000060673A JP2001250760A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 収差計測方法、該方法を使用するマーク検出方法、及び露光方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000060673A JP2001250760A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 収差計測方法、該方法を使用するマーク検出方法、及び露光方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001250760A true JP2001250760A (ja) | 2001-09-14 |
Family
ID=18580940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000060673A Withdrawn JP2001250760A (ja) | 2000-03-06 | 2000-03-06 | 収差計測方法、該方法を使用するマーク検出方法、及び露光方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001250760A (ja) |
Cited By (11)
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-
2000
- 2000-03-06 JP JP2000060673A patent/JP2001250760A/ja not_active Withdrawn
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