JP2001249324A - 液晶表示装置 - Google Patents
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- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用
ネジがネジ止めされるネジ部材を簡単、かつ確実に取り
付けることができる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示素子と、液晶表示素子の表示面
側に配置され表示窓を有するフレーム（４）と、液晶表
示素子の表示面と反対側の面に配置され液晶表示素子に
照射光を照射する光源と、液晶表示装置を外部ケースに
固定する取付用ネジがネジ止めされるネジ孔を有するネ
ジ部材（１３）と、周囲に側壁を有し光源を収納する収
納部材（１４）とを少なくとも有し、ネジ部材は、収納
部材の側壁に設けられ、収納部材の側壁は、ネジ部材が
設けられる領域に液晶表示装置の厚み方向に突出する突
起部（１４ａ）を有し、フレームは、収納部材の突起部
が挿入される開口部（４ａ）を有する。
ネジがネジ止めされるネジ部材を簡単、かつ確実に取り
付けることができる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶表示素子と、液晶表示素子の表示面
側に配置され表示窓を有するフレーム（４）と、液晶表
示素子の表示面と反対側の面に配置され液晶表示素子に
照射光を照射する光源と、液晶表示装置を外部ケースに
固定する取付用ネジがネジ止めされるネジ孔を有するネ
ジ部材（１３）と、周囲に側壁を有し光源を収納する収
納部材（１４）とを少なくとも有し、ネジ部材は、収納
部材の側壁に設けられ、収納部材の側壁は、ネジ部材が
設けられる領域に液晶表示装置の厚み方向に突出する突
起部（１４ａ）を有し、フレームは、収納部材の突起部
が挿入される開口部（４ａ）を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ、ワークステーション等に用いられる液晶表示装
置に係わり、特に、液晶表示装置の狭額縁化、薄型化に
適用して有効な技術に関する。
ュータ、ワークステーション等に用いられる液晶表示装
置に係わり、特に、液晶表示装置の狭額縁化、薄型化に
適用して有効な技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＳＴＮ（Super Twisted Nematic）方
式、あるいはＴＦＴ（Thin Film Transister）の液晶表
示モジュールは、ノート型パーソナルコンピュータ等の
表示装置として広く使用されている。これらの液晶表示
モジュールは、周囲に駆動回路部が配置された液晶表示
パネルと、当該液晶表示パネルを照射するバックライト
ユニットとで構成される。このバックライトユニット
は、モールド内に、例えば、光源から照射される光を、
光源から離れた方へ導き、液晶表示パネル全体に光を均
一に照射するための導光体と、導光体の側面近傍に、導
光体の側面に沿って当該側面と平行に配置される線状光
源である冷陰極蛍光灯と、導光体上に配置される拡散シ
ートと、拡散シートの上に配置されるレンズシ−ト（プ
リズムシートとも称される）と、導光体の下側に延長配
置される反射シートとが収納されて構成される。なお、
このような技術は、例えば、特公昭６０−１９４７４号
公報、実開平４−２２７８０号公報に前記載されてい
る。
式、あるいはＴＦＴ（Thin Film Transister）の液晶表
示モジュールは、ノート型パーソナルコンピュータ等の
表示装置として広く使用されている。これらの液晶表示
モジュールは、周囲に駆動回路部が配置された液晶表示
パネルと、当該液晶表示パネルを照射するバックライト
ユニットとで構成される。このバックライトユニット
は、モールド内に、例えば、光源から照射される光を、
光源から離れた方へ導き、液晶表示パネル全体に光を均
一に照射するための導光体と、導光体の側面近傍に、導
光体の側面に沿って当該側面と平行に配置される線状光
源である冷陰極蛍光灯と、導光体上に配置される拡散シ
ートと、拡散シートの上に配置されるレンズシ−ト（プ
リズムシートとも称される）と、導光体の下側に延長配
置される反射シートとが収納されて構成される。なお、
このような技術は、例えば、特公昭６０−１９４７４号
公報、実開平４−２２７８０号公報に前記載されてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】図２２は、前記液晶表
示モジュールをノート型パーソナルコンピュータに取り
付ける取り付け方法の一例を説明するための模式図であ
る。同図において、１００はノート型パーソナルコンピ
ュータのディスプレイ部の外側ケース、１０１はノート
型パーソナルコンピュータのディスプレイ部の内側ケー
スであり、同図に示すように、液晶表示モジュール１０
２は、サイドビーム１１０を介して取り付けネジ１２０
により、ノート型パーソナルコンピュータのディスプレ
イ部の外側ケース１００に固定される。そのため、液晶
表示モジュール１０２のモールドには、取り付けネジ１
２０がネジ止めされるインサータが埋め込まれている。
なお、サイドビーム１１０および取り付けネジ１２０
は、液晶表示モジュール１０２の両側に設けられるが、
図２２では省略している。しかしながら、近年、液晶表
示モジュールの狭額縁化、薄型化により、モールド自体
の厚みが、例えば、５．０ｍｍ以下のようにさらに薄型
化されてきている。そのため、従来の液晶表示モジュー
ルでは、モールド内にインサータを確実に取り付けるこ
とが困難であるという問題点があった。
示モジュールをノート型パーソナルコンピュータに取り
付ける取り付け方法の一例を説明するための模式図であ
る。同図において、１００はノート型パーソナルコンピ
ュータのディスプレイ部の外側ケース、１０１はノート
型パーソナルコンピュータのディスプレイ部の内側ケー
スであり、同図に示すように、液晶表示モジュール１０
２は、サイドビーム１１０を介して取り付けネジ１２０
により、ノート型パーソナルコンピュータのディスプレ
イ部の外側ケース１００に固定される。そのため、液晶
表示モジュール１０２のモールドには、取り付けネジ１
２０がネジ止めされるインサータが埋め込まれている。
なお、サイドビーム１１０および取り付けネジ１２０
は、液晶表示モジュール１０２の両側に設けられるが、
図２２では省略している。しかしながら、近年、液晶表
示モジュールの狭額縁化、薄型化により、モールド自体
の厚みが、例えば、５．０ｍｍ以下のようにさらに薄型
化されてきている。そのため、従来の液晶表示モジュー
ルでは、モールド内にインサータを確実に取り付けるこ
とが困難であるという問題点があった。
【０００４】また、異形平板ナットを使用し、この異形
平板ナットに取り付けネジ１２０をネジ止めして、液晶
表示モジュールをノート型パーソナルコンピュータに取
り付ける方法も知られている。この場合には、異形平型
ナットを、液晶表示モジュールのモールド（内側ケー
ス）の切り欠きに挿入し、かつ、モールドの外周を覆う
ようにこれに嵌められるフレーム（外側ケース）の側面
で異形平板ナットを抑えつけることにより、取り付けネ
ジ１２０が抜け落ちるのを防止している。しかしなが
ら、異形平板ナットを４つ以上同時に、モールドの切り
欠きにはめ込み、フレームで覆うのは困難であるという
問題があった。本発明は、前記従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、本発明の目的は、液晶
表示装置において、液晶表示装置を外部ケースに固定す
る取付用ネジがネジ止めされるネジ部材を簡単、かつ確
実に取り付けることが可能となる技術を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、液晶表示装置におい
て、液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジの
ネジ止め機構を簡略化することが可能となる技術を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、液晶表示
装置の狭額縁化を図ることが可能となる技術を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、液晶表示装置
の薄型化を図ることが可能となる技術を提供することに
ある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴
は、本明細書の前記述及び添付図面によって明らかにす
る。
平板ナットに取り付けネジ１２０をネジ止めして、液晶
表示モジュールをノート型パーソナルコンピュータに取
り付ける方法も知られている。この場合には、異形平型
ナットを、液晶表示モジュールのモールド（内側ケー
ス）の切り欠きに挿入し、かつ、モールドの外周を覆う
ようにこれに嵌められるフレーム（外側ケース）の側面
で異形平板ナットを抑えつけることにより、取り付けネ
ジ１２０が抜け落ちるのを防止している。しかしなが
ら、異形平板ナットを４つ以上同時に、モールドの切り
欠きにはめ込み、フレームで覆うのは困難であるという
問題があった。本発明は、前記従来技術の問題点を解決
するためになされたものであり、本発明の目的は、液晶
表示装置において、液晶表示装置を外部ケースに固定す
る取付用ネジがネジ止めされるネジ部材を簡単、かつ確
実に取り付けることが可能となる技術を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、液晶表示装置におい
て、液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジの
ネジ止め機構を簡略化することが可能となる技術を提供
することにある。また、本発明の他の目的は、液晶表示
装置の狭額縁化を図ることが可能となる技術を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、液晶表示装置
の薄型化を図ることが可能となる技術を提供することに
ある。本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴
は、本明細書の前記述及び添付図面によって明らかにす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下前記の通りである。即ち、本発明は、液晶表示装置の
構成要素（液晶表示パネル、光源、光学シート等）を収
納する収納部材（モールドとして知られる部材に代表さ
れる）にフレーム部材（枠状部材）を嵌め合わせて所謂
液晶表示モジュールを構成し、この液晶表示モジュール
を外部ケースに固定してなる液晶表示装置に適用され
る。前記収納部材は、例えば、主面とその周辺に形成さ
れた側面とを有し、この側面に囲まれた主面上に前記液
晶表示装置の構成要素たる光学部品が収められる。サイ
ドライト型の液晶表示モジュールの場合、反射板、導光
板、光拡散シートおよびプリズムシート等の光学シー
ト、液晶表示パネルがこの順で前記主面上に積み上げら
れる。直下型バックライト型の液晶表示モジュールの場
合、反射板およびこれに固定される複数の蛍光灯からな
る光源ユニット、光拡散板、前記光学シート、液晶表示
パネルがこの順に前記主面上に積み上げられる。このよ
うな部品の積み上げ方向を、本明細書では液晶表示装置
または液晶表示モジュールの厚み方向と呼ぶ。このよう
な液晶表示装置に本発明を適用すると、前記収納部材の
側面（側壁）には前記液晶表示モジュールを前記外部ケ
ースに固定する取り付けネジがネジ止めされるネジ止め
部材が設けられ、当該収納部材のネジ止め部材が設けら
れる領域に前記液晶表示モジュールの厚み方向（換言す
れば、前記収納部材の側壁の高さ方向）に突出する突起
部設け、さらに、前記フレーム部材に前記収納部材の前
記突起部が挿入される開口部が設けられる。前述の手段
によれば、前記収納部材のネジ止め部材の周囲の厚み
（前記液晶表示モジュールの厚み方向に沿った）を、充
分厚くすることが可能となる。例えば、液晶表示装置の
薄型化により、収納部材自体の厚み（前記液晶表示モジ
ュールの厚み方向に沿った）が、５．０ｍｍ以下とされ
ても、ネジ止め部材の回転、あるいは、ネジ止め部材の
引き抜けを防止することが可能となる。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下前記の通りである。即ち、本発明は、液晶表示装置の
構成要素（液晶表示パネル、光源、光学シート等）を収
納する収納部材（モールドとして知られる部材に代表さ
れる）にフレーム部材（枠状部材）を嵌め合わせて所謂
液晶表示モジュールを構成し、この液晶表示モジュール
を外部ケースに固定してなる液晶表示装置に適用され
る。前記収納部材は、例えば、主面とその周辺に形成さ
れた側面とを有し、この側面に囲まれた主面上に前記液
晶表示装置の構成要素たる光学部品が収められる。サイ
ドライト型の液晶表示モジュールの場合、反射板、導光
板、光拡散シートおよびプリズムシート等の光学シー
ト、液晶表示パネルがこの順で前記主面上に積み上げら
れる。直下型バックライト型の液晶表示モジュールの場
合、反射板およびこれに固定される複数の蛍光灯からな
る光源ユニット、光拡散板、前記光学シート、液晶表示
パネルがこの順に前記主面上に積み上げられる。このよ
うな部品の積み上げ方向を、本明細書では液晶表示装置
または液晶表示モジュールの厚み方向と呼ぶ。このよう
な液晶表示装置に本発明を適用すると、前記収納部材の
側面（側壁）には前記液晶表示モジュールを前記外部ケ
ースに固定する取り付けネジがネジ止めされるネジ止め
部材が設けられ、当該収納部材のネジ止め部材が設けら
れる領域に前記液晶表示モジュールの厚み方向（換言す
れば、前記収納部材の側壁の高さ方向）に突出する突起
部設け、さらに、前記フレーム部材に前記収納部材の前
記突起部が挿入される開口部が設けられる。前述の手段
によれば、前記収納部材のネジ止め部材の周囲の厚み
（前記液晶表示モジュールの厚み方向に沿った）を、充
分厚くすることが可能となる。例えば、液晶表示装置の
薄型化により、収納部材自体の厚み（前記液晶表示モジ
ュールの厚み方向に沿った）が、５．０ｍｍ以下とされ
ても、ネジ止め部材の回転、あるいは、ネジ止め部材の
引き抜けを防止することが可能となる。
【０００６】また、本発明は、液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を収納部材の側壁に設け、か
つ、前記収納部材の側壁の前記ネジ部材が設けられる領
域に前記ネジ部材のネジ孔方向に突出する突起部を設
け、さらに、前記収納部材の前記突起部が挿入される開
口部をフレーム部材の側壁に設けたことを特徴とする。
前述の手段によれば、フレーム部材の厚み分、液晶表示
モジュールの額縁を狭くすることが可能となる。
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を収納部材の側壁に設け、か
つ、前記収納部材の側壁の前記ネジ部材が設けられる領
域に前記ネジ部材のネジ孔方向に突出する突起部を設
け、さらに、前記収納部材の前記突起部が挿入される開
口部をフレーム部材の側壁に設けたことを特徴とする。
前述の手段によれば、フレーム部材の厚み分、液晶表示
モジュールの額縁を狭くすることが可能となる。
【０００７】また、本発明は、液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を収納部材の側壁に設け、か
つ、前記ネジ部材の断面形状を、前記液晶表示装置の厚
み方向と直交する方向の長さが、前記液晶表示装置の厚
み方向の長さよりも長くしたことを特徴とする。前述の
手段によれば、ネジ止め部材の断面形状を、例えば、楕
円形あるいは長方形形状としたので、ネジ止め部材の回
転、あるいは、ネジ止め部材の引き抜けを防止すること
が可能となる。
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を収納部材の側壁に設け、か
つ、前記ネジ部材の断面形状を、前記液晶表示装置の厚
み方向と直交する方向の長さが、前記液晶表示装置の厚
み方向の長さよりも長くしたことを特徴とする。前述の
手段によれば、ネジ止め部材の断面形状を、例えば、楕
円形あるいは長方形形状としたので、ネジ止め部材の回
転、あるいは、ネジ止め部材の引き抜けを防止すること
が可能となる。
【０００８】また、本発明は、液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を、接着あるいは機械的手段に
より、収納部材の側壁に固定したことを特徴とする。前
述の手段によれば、予め、ネジ部材を収納部材の側壁に
固定するようにしたので、ネジ部材の収納部材への取り
付けが容易となるばかりでなく、液晶表示装置の組み立
て工程中に、ネジ部材が脱落するのを防止することが可
能となる。
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を、接着あるいは機械的手段に
より、収納部材の側壁に固定したことを特徴とする。前
述の手段によれば、予め、ネジ部材を収納部材の側壁に
固定するようにしたので、ネジ部材の収納部材への取り
付けが容易となるばかりでなく、液晶表示装置の組み立
て工程中に、ネジ部材が脱落するのを防止することが可
能となる。
【０００９】また、本発明は、液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を、収納部材の側壁に設けられ
た溝に挿入するとともに、当該溝の開口部をフレーム部
材で覆ったことを特徴とする。前述の手段によれば、ネ
ジ部材を収納部材に設けられた溝により保持するように
したので、ネジ部材の収納部材への取り付けが容易とな
るばかりでなく、液晶表示装置の組み立て工程中に、ネ
ジ部材が脱落するのを防止することが可能となる。
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を、収納部材の側壁に設けられ
た溝に挿入するとともに、当該溝の開口部をフレーム部
材で覆ったことを特徴とする。前述の手段によれば、ネ
ジ部材を収納部材に設けられた溝により保持するように
したので、ネジ部材の収納部材への取り付けが容易とな
るばかりでなく、液晶表示装置の組み立て工程中に、ネ
ジ部材が脱落するのを防止することが可能となる。
【００１０】また、本発明は、液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を、収納部材の側壁に設けられ
た凹部に設け、かつ、フレーム部材の側壁、およびフレ
ーム部材の側壁に設けられる爪で保持したことを特徴と
する。前述の手段によれば、ネジ部材を、収納部材に設
けられた凹部と、フレーム部材の側壁およびフレーム部
材の側壁に設けられる爪とで保持するようにしたので、
ネジ部材の収納部材への取り付けが容易となるばかりで
なく、液晶表示装置の組み立て工程中に、ネジ部材が脱
落するのを防止することが可能となる。
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ部材を、収納部材の側壁に設けられ
た凹部に設け、かつ、フレーム部材の側壁、およびフレ
ーム部材の側壁に設けられる爪で保持したことを特徴と
する。前述の手段によれば、ネジ部材を、収納部材に設
けられた凹部と、フレーム部材の側壁およびフレーム部
材の側壁に設けられる爪とで保持するようにしたので、
ネジ部材の収納部材への取り付けが容易となるばかりで
なく、液晶表示装置の組み立て工程中に、ネジ部材が脱
落するのを防止することが可能となる。
【００１１】また、本発明は、液晶表示装置において、
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジ
を、フレーム部材の側壁に設けたネジ孔でネジ止めする
ことを特徴とする。前述の手段によれば、取り付けネジ
のネジ止め機構を簡略化することが可能となる。また、
本発明は、液晶表示装置において、前記液晶表示装置を
外部ケースに固定する取付用ネジを、フレーム部材に設
けられたバネ付きネジ部材でネジ止めすることを特徴と
する。前述の手段によれば、ネジ部材のフレーム部材へ
の取り付けが容易となるばかりでなく、液晶表示装置の
組み立て工程中に、ネジ部材が脱落するのを防止するこ
とが可能となる。
前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジ
を、フレーム部材の側壁に設けたネジ孔でネジ止めする
ことを特徴とする。前述の手段によれば、取り付けネジ
のネジ止め機構を簡略化することが可能となる。また、
本発明は、液晶表示装置において、前記液晶表示装置を
外部ケースに固定する取付用ネジを、フレーム部材に設
けられたバネ付きネジ部材でネジ止めすることを特徴と
する。前述の手段によれば、ネジ部材のフレーム部材へ
の取り付けが容易となるばかりでなく、液晶表示装置の
組み立て工程中に、ネジ部材が脱落するのを防止するこ
とが可能となる。
【００１２】また、本発明は、液晶表示素子と収納部材
の側壁との間に、駆動回路基板を配置した液晶表示装置
において、前記駆動回路基板の、前記液晶表示装置を外
部ケースに固定する取付用ネジが設けられる領域に凹部
を設けたことを特徴とする。また、本発明は、液晶表示
素子と収納部材の側壁との間に、駆動回路基板を配置し
た液晶表示装置において、前記駆動回路基板の、前記液
晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが設けら
れる領域をフレキシブル配線基板で構成したことを特徴
とする。前述の手段によれば、液晶表示素子と収納部材
の側壁との間に駆動回路基板を配置し、液晶表示モジュ
ールの薄型化を図る場合に、取り付けネジと駆動回路基
板とが干渉するのを防止することが可能となる。
の側壁との間に、駆動回路基板を配置した液晶表示装置
において、前記駆動回路基板の、前記液晶表示装置を外
部ケースに固定する取付用ネジが設けられる領域に凹部
を設けたことを特徴とする。また、本発明は、液晶表示
素子と収納部材の側壁との間に、駆動回路基板を配置し
た液晶表示装置において、前記駆動回路基板の、前記液
晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが設けら
れる領域をフレキシブル配線基板で構成したことを特徴
とする。前述の手段によれば、液晶表示素子と収納部材
の側壁との間に駆動回路基板を配置し、液晶表示モジュ
ールの薄型化を図る場合に、取り付けネジと駆動回路基
板とが干渉するのを防止することが可能となる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。 ［実施の形態１］ 〈本発明が適用されるＴＦＴ方式の液晶表示モジュール
の基本構成〉図１は、本発明が適用されるＴＦＴ方式の
液晶表示モジュール（ＬＣＭ）の概略構成を示す分解斜
視図である。図１に示す液晶表示モジュール（ＬＣＭ）
は、金属板から成る枠状のフレーム４、液晶表示パネル
（ＬＣＤ；本発明の液晶表示素子）５、バックライトユ
ニットとから構成される。液晶表示パネル５は、画素電
極、薄膜トランジスタ等が形成されるＴＦＴ基板と、対
向電極、カラーフィルタ等が形成されるフィルタ基板と
を、所定の間隙を隔てて重ね合わせ、該両基板間の周縁
部近傍に枠状に設けたシール材により、両基板を貼り合
わせると共に、シール材の一部に設けた液晶封入口から
両基板間のシール材の内側に液晶を封入、封止し、さら
に、両基板の外側に偏光板を貼り付けて構成される。
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。 ［実施の形態１］ 〈本発明が適用されるＴＦＴ方式の液晶表示モジュール
の基本構成〉図１は、本発明が適用されるＴＦＴ方式の
液晶表示モジュール（ＬＣＭ）の概略構成を示す分解斜
視図である。図１に示す液晶表示モジュール（ＬＣＭ）
は、金属板から成る枠状のフレーム４、液晶表示パネル
（ＬＣＤ；本発明の液晶表示素子）５、バックライトユ
ニットとから構成される。液晶表示パネル５は、画素電
極、薄膜トランジスタ等が形成されるＴＦＴ基板と、対
向電極、カラーフィルタ等が形成されるフィルタ基板と
を、所定の間隙を隔てて重ね合わせ、該両基板間の周縁
部近傍に枠状に設けたシール材により、両基板を貼り合
わせると共に、シール材の一部に設けた液晶封入口から
両基板間のシール材の内側に液晶を封入、封止し、さら
に、両基板の外側に偏光板を貼り付けて構成される。
【００１４】ここで、ＴＦＴ基板のガラス基板上には、
半導体集積回路装置（ＩＣ）で構成される複数のドレイ
ンドライバおよびゲートドライバが搭載されている。こ
のドレインドライバには、フレキシブルプリント配線基
板１を介して、駆動電源、表示データおよび制御信号が
供給され、ゲートドライバには、フレキシブルプリント
配線基板２を介して、駆動電源および制御信号が供給さ
れる。これらフレキシブルプリント配線基板（１，２）
は、バックライトユニットの後ろ側に設けられる駆動回
路基板３に接続される。本実施の形態の液晶表示モジュ
ールのバックライトユニットは、冷陰極蛍光灯１６、楔
形（側面形状が台形）の導光体９、拡散シート（６，
８）、レンズシート７、反射シート１０とが、図１に示
す順序で、側壁を有し、枠状に形成されたモールド１４
に嵌め込まれて構成される。なお、図１において、１１
はゴムブッシュ、１２はコネクタ、１８，１９はケーブ
ルである。
半導体集積回路装置（ＩＣ）で構成される複数のドレイ
ンドライバおよびゲートドライバが搭載されている。こ
のドレインドライバには、フレキシブルプリント配線基
板１を介して、駆動電源、表示データおよび制御信号が
供給され、ゲートドライバには、フレキシブルプリント
配線基板２を介して、駆動電源および制御信号が供給さ
れる。これらフレキシブルプリント配線基板（１，２）
は、バックライトユニットの後ろ側に設けられる駆動回
路基板３に接続される。本実施の形態の液晶表示モジュ
ールのバックライトユニットは、冷陰極蛍光灯１６、楔
形（側面形状が台形）の導光体９、拡散シート（６，
８）、レンズシート７、反射シート１０とが、図１に示
す順序で、側壁を有し、枠状に形成されたモールド１４
に嵌め込まれて構成される。なお、図１において、１１
はゴムブッシュ、１２はコネクタ、１８，１９はケーブ
ルである。
【００１５】〈図１に示す液晶表示モジュールのバック
ライトユニットの構成〉図２は、図１に示す液晶表示モ
ジュールのバックライトユニットの要部断面構造を示す
断面図である。なお、この図２は、冷陰極蛍光灯１６と
直交する面で切断した時の断面構造を示している。図２
に示すように、冷陰極蛍光灯１６は、導光体９の側面近
傍で、かつ導光体９の側面に沿って当該導光体９の側面
と平行に配置される。導光体９は、冷陰極蛍光灯１６か
ら照射される光を、冷陰極蛍光灯１６から離れた方へ導
き、液晶表示パネル全体に光を均一に照射する。ここ
で、導光体９は、冷陰極蛍光灯１６と対向する面が幅広
に形成され、冷陰極蛍光灯１６から遠ざかる程断面が小
さくなる楔形の形状に形成される。導光体上には、拡散
シート（６，８）と、２枚のレンズシート７が配置され
る。冷陰極蛍光灯部分の断面形状がほぼコ字状で、その
内面が白色または銀色の反射シート１０は、冷陰極蛍光
灯１６をほぼ全長にわたって覆うとともに、導光体９の
下側まで延長して配置される。これにより、導光体９と
異なる方向に放射された光を無駄なく導光体９に集光さ
せることができる。
ライトユニットの構成〉図２は、図１に示す液晶表示モ
ジュールのバックライトユニットの要部断面構造を示す
断面図である。なお、この図２は、冷陰極蛍光灯１６と
直交する面で切断した時の断面構造を示している。図２
に示すように、冷陰極蛍光灯１６は、導光体９の側面近
傍で、かつ導光体９の側面に沿って当該導光体９の側面
と平行に配置される。導光体９は、冷陰極蛍光灯１６か
ら照射される光を、冷陰極蛍光灯１６から離れた方へ導
き、液晶表示パネル全体に光を均一に照射する。ここ
で、導光体９は、冷陰極蛍光灯１６と対向する面が幅広
に形成され、冷陰極蛍光灯１６から遠ざかる程断面が小
さくなる楔形の形状に形成される。導光体上には、拡散
シート（６，８）と、２枚のレンズシート７が配置され
る。冷陰極蛍光灯部分の断面形状がほぼコ字状で、その
内面が白色または銀色の反射シート１０は、冷陰極蛍光
灯１６をほぼ全長にわたって覆うとともに、導光体９の
下側まで延長して配置される。これにより、導光体９と
異なる方向に放射された光を無駄なく導光体９に集光さ
せることができる。
【００１６】〈図１に示す液晶表示モジュールのノート
型パーソナルコンピュータへの取り付け方法１〉図３
は、図１に示す液晶表示モジュールを、従来の取り付け
方法１により、ノート型パーソナルコンピュータへの取
り付けた状態を示す要部断面図である。なお、この図３
は、冷陰極蛍光灯１６の延長方向と同一方向で切断した
断面構造を示す。図３に示すように、図１に示す液晶表
示モジュールは、モールド１４内の、側面の４カ所（図
３では２カ所のみ図示している）にインサータ１３を有
する。そして、ノート型パーソナルコンピュータのディ
スプレイ部の外側ケース（例えば、プラスチックケー
ス）１００と、金属のサイドビーム１１０と、フレーム
４に形成された穴を通して、取り付けネジ１２０をイン
サータ１３にねじ込み、液晶表示モジュールをノート型
パーソナルコンピュータに取り付ける。また、図１に示
す液晶表示モジュールは、図３に示すように、複数のド
レインドライバおよびゲートドライバが搭載されている
液晶表示パネル５が、表示窓を有するフレーム４とバッ
クライトユニットとの間に収納されて構成される。そし
て、フレーム４の表示窓の領域が、液晶表示モジュール
（ＬＣＭ）の表示領域を構成し、この表示領域以外の領
域、即ち、フレーム４の表示窓の周囲の領域を、通常額
縁と称する。なお、図１において、ＳＵＢ１はＴＦＴ基
板、ＳＵＢ２はカラーフィルタ基板，ＩＣ２はゲートド
ライバ、ＰＯＬ１，ＰＯＬ２は偏光板である。
型パーソナルコンピュータへの取り付け方法１〉図３
は、図１に示す液晶表示モジュールを、従来の取り付け
方法１により、ノート型パーソナルコンピュータへの取
り付けた状態を示す要部断面図である。なお、この図３
は、冷陰極蛍光灯１６の延長方向と同一方向で切断した
断面構造を示す。図３に示すように、図１に示す液晶表
示モジュールは、モールド１４内の、側面の４カ所（図
３では２カ所のみ図示している）にインサータ１３を有
する。そして、ノート型パーソナルコンピュータのディ
スプレイ部の外側ケース（例えば、プラスチックケー
ス）１００と、金属のサイドビーム１１０と、フレーム
４に形成された穴を通して、取り付けネジ１２０をイン
サータ１３にねじ込み、液晶表示モジュールをノート型
パーソナルコンピュータに取り付ける。また、図１に示
す液晶表示モジュールは、図３に示すように、複数のド
レインドライバおよびゲートドライバが搭載されている
液晶表示パネル５が、表示窓を有するフレーム４とバッ
クライトユニットとの間に収納されて構成される。そし
て、フレーム４の表示窓の領域が、液晶表示モジュール
（ＬＣＭ）の表示領域を構成し、この表示領域以外の領
域、即ち、フレーム４の表示窓の周囲の領域を、通常額
縁と称する。なお、図１において、ＳＵＢ１はＴＦＴ基
板、ＳＵＢ２はカラーフィルタ基板，ＩＣ２はゲートド
ライバ、ＰＯＬ１，ＰＯＬ２は偏光板である。
【００１７】図３に示すように、液晶表示モジュールを
インサータ１３を使用し、ノート型パーソナルコンピュ
ータに取り付ける場合には、インサータ１３には回転方
向の力が掛かり、さらに、ノート型パーソナルコンピュ
ータに横方向の力が掛かるとインサータ１３を引き抜く
方向の力が掛かる。これらを防止するためには、インサ
ータ１３の外周にローレツト加工を施すなどしてモール
ド１４を構成する樹脂との密着性を向上させ、摩擦力を
大きくさせる必要があり、そのため、インサータ１３の
周囲には、ある程度モールド１４の厚みが必要となる。
しかしながら、液晶表示モジュールの薄型化により、モ
ールド自体の厚み（図３におけるモールド１４の側壁の
高さに相当）が、例えば、５．０ｍｍ以下のようにさら
に薄くなると、インサータ１３の周囲に、充分なモール
ド１４の厚みを確保できなくなってきている。特に、例
えば、インサータ１３の取り付け穴の位置を、モールド
１４の厚み方向の中央とした場合、フレーム４があるた
め、モールド１４のインサータ１３の上側の厚みが十分
に取れない可能性がある。
インサータ１３を使用し、ノート型パーソナルコンピュ
ータに取り付ける場合には、インサータ１３には回転方
向の力が掛かり、さらに、ノート型パーソナルコンピュ
ータに横方向の力が掛かるとインサータ１３を引き抜く
方向の力が掛かる。これらを防止するためには、インサ
ータ１３の外周にローレツト加工を施すなどしてモール
ド１４を構成する樹脂との密着性を向上させ、摩擦力を
大きくさせる必要があり、そのため、インサータ１３の
周囲には、ある程度モールド１４の厚みが必要となる。
しかしながら、液晶表示モジュールの薄型化により、モ
ールド自体の厚み（図３におけるモールド１４の側壁の
高さに相当）が、例えば、５．０ｍｍ以下のようにさら
に薄くなると、インサータ１３の周囲に、充分なモール
ド１４の厚みを確保できなくなってきている。特に、例
えば、インサータ１３の取り付け穴の位置を、モールド
１４の厚み方向の中央とした場合、フレーム４があるた
め、モールド１４のインサータ１３の上側の厚みが十分
に取れない可能性がある。
【００１８】〈本発明の実施の形態１のＴＦＴ方式の液
晶表示モジュールの特徴〉図４は、本実施の形態の液晶
表示モジュールのインサータ１３の取り付け部を説明す
るための図である。なお、本実施の形態は、図１乃至図
３を参照して前述した液晶表示モジュールに基づき説明
される。図４は、図３に示すような液晶表示モジュール
を取り付けネジ１２０で外側ケースに取り付ける実装構
造に係わるフレーム４およびモールド１４のそれぞれの
部分をモールド１４に嵌められるインサータ１３を含め
てクローズアップで描いた斜視図で、これ以外の部分お
よび部材（外側ケース１００や取り付けネジ１２０等）
の図示は省略している。図４に示すように、本実施の形
態では、フレーム４の、インサータ１３の取り付け穴が
設けられる領域の上部に開口部（スロット）４ａを設
け、かつ、モールド１４に、当該フレーム４の開口部４
ａに突出する突起部１４ａを設けたことを特徴とする。
このため、本実施の形態では、液晶表示モジュールの薄
型化により、モールド自体の厚みが、例えば、５．０ｍ
ｍ以下とされても、モールド１４の、インサータ１３の
周囲の厚みを、充分厚くすることができ、インサータ１
３の回転、あるいは、インサータ１３の引き抜けを防止
することが可能となる。なお、本実施の形態において、
フレーム４の開口部４ａは、モールド１４の突起部１４
ａが入る大きさが必要である。また、突起部１４ａの高
さは、フレーム４の厚さとほぼ同じで、突起部１４ａの
幅は、最低インサータ１３の外径＋１ｍｍ程度の幅が望
ましい。さらに、突起部１４ａは、位置決め用の突起に
用いてもよい。
晶表示モジュールの特徴〉図４は、本実施の形態の液晶
表示モジュールのインサータ１３の取り付け部を説明す
るための図である。なお、本実施の形態は、図１乃至図
３を参照して前述した液晶表示モジュールに基づき説明
される。図４は、図３に示すような液晶表示モジュール
を取り付けネジ１２０で外側ケースに取り付ける実装構
造に係わるフレーム４およびモールド１４のそれぞれの
部分をモールド１４に嵌められるインサータ１３を含め
てクローズアップで描いた斜視図で、これ以外の部分お
よび部材（外側ケース１００や取り付けネジ１２０等）
の図示は省略している。図４に示すように、本実施の形
態では、フレーム４の、インサータ１３の取り付け穴が
設けられる領域の上部に開口部（スロット）４ａを設
け、かつ、モールド１４に、当該フレーム４の開口部４
ａに突出する突起部１４ａを設けたことを特徴とする。
このため、本実施の形態では、液晶表示モジュールの薄
型化により、モールド自体の厚みが、例えば、５．０ｍ
ｍ以下とされても、モールド１４の、インサータ１３の
周囲の厚みを、充分厚くすることができ、インサータ１
３の回転、あるいは、インサータ１３の引き抜けを防止
することが可能となる。なお、本実施の形態において、
フレーム４の開口部４ａは、モールド１４の突起部１４
ａが入る大きさが必要である。また、突起部１４ａの高
さは、フレーム４の厚さとほぼ同じで、突起部１４ａの
幅は、最低インサータ１３の外径＋１ｍｍ程度の幅が望
ましい。さらに、突起部１４ａは、位置決め用の突起に
用いてもよい。
【００１９】［実施の形態２］ 〈本発明の実施の形態２のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図５は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ルのインサータ１３の取り付け部を説明するための図で
あり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同図（ａ）に
示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造を示す要部断面図、同
図（ｃ）はモールド１４の形状を示す上平面図である。
なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成も、図
１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、図５で
は、図４と同様に取り付けネジ１２０と関係ある部分の
みを図示し、その他の構成の図示は省略している。図５
に示すように、本実施の形態では、インサータ１３が設
けられるモールド１４の側壁に対向させられるフレーム
４の側壁に開口部４ｂを設ける。本実施の形態では、薄
型の液晶表示モジュールに対応させて、開口部４ｂを切
り欠き（下辺のない逆Ｕ字形）として形成しているが、
液晶表示モジュールの形状に応じて矩形又は丸形の孔に
代えてもよい。インサータ１３が設けられるモールド１
４の側壁には突起部１４ｂが設けられ、この突起部１４
ｂは前記フレーム４の開口部４ｂに嵌められる。そし
て、本実施の形態では、ノート型パーソナルコンピュー
タのディスプレイ部の外側ケース１００と、金属のサイ
ドビーム１１０とに形成された穴を通して、取り付けネ
ジ１２０をインサータ１３にねじ込み、液晶表示モジュ
ールをノート型パーソナルコンピュータに取り付ける。
したがって、本実施の形態では、フレーム４の厚み分、
液晶表示モジュールの額縁を狭くすることが可能とな
る。
ールの特徴〉図５は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ルのインサータ１３の取り付け部を説明するための図で
あり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同図（ａ）に
示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造を示す要部断面図、同
図（ｃ）はモールド１４の形状を示す上平面図である。
なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成も、図
１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、図５で
は、図４と同様に取り付けネジ１２０と関係ある部分の
みを図示し、その他の構成の図示は省略している。図５
に示すように、本実施の形態では、インサータ１３が設
けられるモールド１４の側壁に対向させられるフレーム
４の側壁に開口部４ｂを設ける。本実施の形態では、薄
型の液晶表示モジュールに対応させて、開口部４ｂを切
り欠き（下辺のない逆Ｕ字形）として形成しているが、
液晶表示モジュールの形状に応じて矩形又は丸形の孔に
代えてもよい。インサータ１３が設けられるモールド１
４の側壁には突起部１４ｂが設けられ、この突起部１４
ｂは前記フレーム４の開口部４ｂに嵌められる。そし
て、本実施の形態では、ノート型パーソナルコンピュー
タのディスプレイ部の外側ケース１００と、金属のサイ
ドビーム１１０とに形成された穴を通して、取り付けネ
ジ１２０をインサータ１３にねじ込み、液晶表示モジュ
ールをノート型パーソナルコンピュータに取り付ける。
したがって、本実施の形態では、フレーム４の厚み分、
液晶表示モジュールの額縁を狭くすることが可能とな
る。
【００２０】［実施の形態３］ 〈本発明の実施の形態３のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図６は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ルのインサータ１３の取り付け部を説明するための図で
あり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同図（ａ）に
示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造を示す要部断面図であ
る。なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成
も、図１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、
図６では、図４と同様に取り付けネジ１２０と関係ある
部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略してい
る。図６に示すように、本実施の形態は、インサータ１
３の断面形状を楕円形形状としたことを特徴とする。こ
のため、本実施の形態では、液晶表示モジュールの薄型
化により、モールド自体の厚みが、例えば、５．０ｍｍ
以下とされても、インサータ１３の回転、あるいは、イ
ンサータ１３の引き抜けを防止することが可能となる。
なお、本実施の形態において、インサータ１３の断面形
状を楕円形形状とする代わりに、インサータ１３の断面
形状を長方形形状としても同様な効果を得ることが可能
である。
ールの特徴〉図６は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ルのインサータ１３の取り付け部を説明するための図で
あり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同図（ａ）に
示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造を示す要部断面図であ
る。なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成
も、図１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、
図６では、図４と同様に取り付けネジ１２０と関係ある
部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略してい
る。図６に示すように、本実施の形態は、インサータ１
３の断面形状を楕円形形状としたことを特徴とする。こ
のため、本実施の形態では、液晶表示モジュールの薄型
化により、モールド自体の厚みが、例えば、５．０ｍｍ
以下とされても、インサータ１３の回転、あるいは、イ
ンサータ１３の引き抜けを防止することが可能となる。
なお、本実施の形態において、インサータ１３の断面形
状を楕円形形状とする代わりに、インサータ１３の断面
形状を長方形形状としても同様な効果を得ることが可能
である。
【００２１】［実施の形態４］ 〈図１に示す液晶表示モジュールのノート型パーソナル
コンピュータへの取り付け方法２〉図７は、従来の取り
付け方法２により、図１に示す液晶表示モジュールをノ
ート型パーソナルコンピュータへ取り付ける方法を説明
するための図である。なお、本実施の形態の液晶表示モ
ジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同
じであるので、図７では、図４と同様に取り付けネジ１
２０と関係ある部分のみを図示し、その他の構成の図示
は省略している。図７に示す本実施の形態は、モールド
１４にインサータ１３を設ける代わりに、異形平板ナッ
ト４０をフレーム４とモールド１４とで挟持し、この異
形平板ナット４０に取り付けネジ（図３の１２０）をネ
ジ止めして液晶表示モジュールを外側ケース（図３の１
００）に実装する構造に特徴を有する。この構造的な特
徴を有することで、本実施の形態は図４乃至図６にそれ
ぞれ示されるそれらと相違する。図７に示す方法では、
同図に示す異形平板ナット４０を、モールド１４の切り
欠き１４１にはめ込み、この異形平板ナット４０をフレ
ーム４で覆い、抜け落ちないようにする。上記切り欠き
１４１は、モールド１４の外側の側壁に凹部又は溝を形
成することにより設けられることもある。これにより、
異形平板ナット４０の上下・左右の回転はモールド１４
の切り欠き１４１との噛み合わせで、その液晶表示モジ
ュール内部への押し込み方向の動きはモールド１４の壁
でそれぞれ拘束される。フレーム４は、その内側の側壁
をモールド１４の外側の側壁に向き合わせ、その開口部
４ｂと上記切り欠き１４１との位置を合わせてモールド
１４の外周に嵌め合わされた後、２本のネジ１２１をフ
レーム４の開口４ｄを通してモールド１４のネジ穴１４
ｄにねじ込むことによりモールド１４に固定される。こ
れにより、異形平板ナット４０の切り欠き１４１から抜
ける動きはフレーム４で抑えられる。ノート型パーソナ
ルコンピュータのディスプレイ部の外側ケース（図３の
１００）と、金属のサイドビーム（図３の１１０）と、
フレーム４に形成された穴（開口部）４ｂを通して、取
り付けネジ（図３の１２０）を異形平板ナット４０のネ
ジ穴１２０ａにねじ込み、液晶表示モジュールをノート
型パーソナルコンピュータに取り付ける。なお、取り付
けネジ（図３の１２０）をネジ穴１２０ａにねじ込んだ
際、そのネジ穴１２０ａから突き出た部分は、モールド
１４の切り欠き１４１に設けられた開口１４ｃ内に収め
られる。
コンピュータへの取り付け方法２〉図７は、従来の取り
付け方法２により、図１に示す液晶表示モジュールをノ
ート型パーソナルコンピュータへ取り付ける方法を説明
するための図である。なお、本実施の形態の液晶表示モ
ジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同
じであるので、図７では、図４と同様に取り付けネジ１
２０と関係ある部分のみを図示し、その他の構成の図示
は省略している。図７に示す本実施の形態は、モールド
１４にインサータ１３を設ける代わりに、異形平板ナッ
ト４０をフレーム４とモールド１４とで挟持し、この異
形平板ナット４０に取り付けネジ（図３の１２０）をネ
ジ止めして液晶表示モジュールを外側ケース（図３の１
００）に実装する構造に特徴を有する。この構造的な特
徴を有することで、本実施の形態は図４乃至図６にそれ
ぞれ示されるそれらと相違する。図７に示す方法では、
同図に示す異形平板ナット４０を、モールド１４の切り
欠き１４１にはめ込み、この異形平板ナット４０をフレ
ーム４で覆い、抜け落ちないようにする。上記切り欠き
１４１は、モールド１４の外側の側壁に凹部又は溝を形
成することにより設けられることもある。これにより、
異形平板ナット４０の上下・左右の回転はモールド１４
の切り欠き１４１との噛み合わせで、その液晶表示モジ
ュール内部への押し込み方向の動きはモールド１４の壁
でそれぞれ拘束される。フレーム４は、その内側の側壁
をモールド１４の外側の側壁に向き合わせ、その開口部
４ｂと上記切り欠き１４１との位置を合わせてモールド
１４の外周に嵌め合わされた後、２本のネジ１２１をフ
レーム４の開口４ｄを通してモールド１４のネジ穴１４
ｄにねじ込むことによりモールド１４に固定される。こ
れにより、異形平板ナット４０の切り欠き１４１から抜
ける動きはフレーム４で抑えられる。ノート型パーソナ
ルコンピュータのディスプレイ部の外側ケース（図３の
１００）と、金属のサイドビーム（図３の１１０）と、
フレーム４に形成された穴（開口部）４ｂを通して、取
り付けネジ（図３の１２０）を異形平板ナット４０のネ
ジ穴１２０ａにねじ込み、液晶表示モジュールをノート
型パーソナルコンピュータに取り付ける。なお、取り付
けネジ（図３の１２０）をネジ穴１２０ａにねじ込んだ
際、そのネジ穴１２０ａから突き出た部分は、モールド
１４の切り欠き１４１に設けられた開口１４ｃ内に収め
られる。
【００２２】前記したように、液晶表示モジュールをノ
ート型パーソナルコンピュータのディスプレイ部の外側
ケース（図３の１００）に固定するには、通常４ケ所以
上をネジ止めして行う。そして、異形平板ナット４０
は、フレーム４がないとモールド１４から抜け落ち易い
ので、この異形平板ナット４０を４つ以上同時に、モー
ルド１４の切り欠き１４１にはめ込み、フレーム４で覆
うのは困難が伴う。そのため、従来は、フレーム４でモ
ールド１４を覆った後に、異形平板ナット４０をモジュ
ールの背面から挿入している。しかしながら、従来の液
晶表示モジュールでは、フレーム４でモールド１４を覆
った後に、異形平板ナット４０をモジュールの背面から
挿入する際に、モールド１４とフレーム１との隙間に異
形平板ナット４０が入り易くなるように、モールド１４
に傾斜を付けたり、モールド１４に設けた切り欠き１４
１の高さを低くしたりする必要があった。このように、
従来の取り付け方法２により、図１に示す液晶表示モジ
ュールをノート型パーソナルコンピュータへの取り付け
る場合には、異形平板ナット４０の挿入性と脱落の兼ね
合いをとるのが困難であるという問題点があった。
ート型パーソナルコンピュータのディスプレイ部の外側
ケース（図３の１００）に固定するには、通常４ケ所以
上をネジ止めして行う。そして、異形平板ナット４０
は、フレーム４がないとモールド１４から抜け落ち易い
ので、この異形平板ナット４０を４つ以上同時に、モー
ルド１４の切り欠き１４１にはめ込み、フレーム４で覆
うのは困難が伴う。そのため、従来は、フレーム４でモ
ールド１４を覆った後に、異形平板ナット４０をモジュ
ールの背面から挿入している。しかしながら、従来の液
晶表示モジュールでは、フレーム４でモールド１４を覆
った後に、異形平板ナット４０をモジュールの背面から
挿入する際に、モールド１４とフレーム１との隙間に異
形平板ナット４０が入り易くなるように、モールド１４
に傾斜を付けたり、モールド１４に設けた切り欠き１４
１の高さを低くしたりする必要があった。このように、
従来の取り付け方法２により、図１に示す液晶表示モジ
ュールをノート型パーソナルコンピュータへの取り付け
る場合には、異形平板ナット４０の挿入性と脱落の兼ね
合いをとるのが困難であるという問題点があった。
【００２３】〈本発明の実施の形態４のＴＦＴ方式の液
晶表示モジュールの特徴〉図８は、本実施の形態の液晶
表示モジュールの平板ナットの取り付け方法を説明する
ための図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じで
あるので、図８では、図７と同様に取り付けネジ１２０
による液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側
ケースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
では、モールド１４をフレーム４で覆う前に、モールド
１４の所定位置に平板ナット３０を接着剤４１で固定す
るようにしたものである。図８の例では、モールド１４
の側壁を部分的に薄くして凹部（前述の切り欠きに相
当）１４１を形成する。接着剤４１は、この凹部１４１
の底面に塗布されている。平板ナット３０は、前述の異
形平板ナット４０同様、取り付けネジ（図３の１２０）
がねじ込まれるネジ穴１２０ａを有する。なお、本実施
の形態において、平板ナット３０は、図７に示す異形平
板ナット４０であってもよく、あるいは、一般の長方形
の平板ナットであってもよい。さらに、平板ナット３０
とモールド１４とには、位置決め用の凹凸を付けてもよ
く、接着剤４１に代えて両面粘着テーフを使用するよう
にしてもよい。このように、本実施の形態によれば、予
め、平板ナット３０をモールド１４に接着剤４１（また
は、両面粘着テーフ）で固定するようにしたので、平板
ナット３０のモールド１４への取り付けが容易となるば
かりでなく、液晶表示モジュールの組み立て工程中に、
平板ナット３０が脱落するのを防止することができ、作
業性を向上させることが可能となる。
晶表示モジュールの特徴〉図８は、本実施の形態の液晶
表示モジュールの平板ナットの取り付け方法を説明する
ための図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じで
あるので、図８では、図７と同様に取り付けネジ１２０
による液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側
ケースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
では、モールド１４をフレーム４で覆う前に、モールド
１４の所定位置に平板ナット３０を接着剤４１で固定す
るようにしたものである。図８の例では、モールド１４
の側壁を部分的に薄くして凹部（前述の切り欠きに相
当）１４１を形成する。接着剤４１は、この凹部１４１
の底面に塗布されている。平板ナット３０は、前述の異
形平板ナット４０同様、取り付けネジ（図３の１２０）
がねじ込まれるネジ穴１２０ａを有する。なお、本実施
の形態において、平板ナット３０は、図７に示す異形平
板ナット４０であってもよく、あるいは、一般の長方形
の平板ナットであってもよい。さらに、平板ナット３０
とモールド１４とには、位置決め用の凹凸を付けてもよ
く、接着剤４１に代えて両面粘着テーフを使用するよう
にしてもよい。このように、本実施の形態によれば、予
め、平板ナット３０をモールド１４に接着剤４１（また
は、両面粘着テーフ）で固定するようにしたので、平板
ナット３０のモールド１４への取り付けが容易となるば
かりでなく、液晶表示モジュールの組み立て工程中に、
平板ナット３０が脱落するのを防止することができ、作
業性を向上させることが可能となる。
【００２４】［実施の形態５］ 〈本発明の実施の形態５のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図９は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ルの平板ナットの取り付け方法を説明するための図であ
る。なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成
も、図１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、
図９では、図７と同様に取り付けネジ１２０による液晶
表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケースとの
固定（図３参照）に関与する部分のみを図示し、その他
の構成の図示は省略している。本実施の形態では、モー
ルド１４をフレーム４で覆う前に、モールド１４の所定
位置に異形平板ナット３１をネジ１２２により固定する
ようにしたものである。なお、本実施の形態において、
異形平板ナット３１とモールド１４とには、位置決め用
の凹凸を付けてもよい。また、異形平板ナット３１に設
けるモールド１４との固定用の切り穴３１ａには、ネジ
１２２の頭部が、異形平板ナット３１から突出しないよ
うに、ネジ孔のフレーム側の周囲に、ネジ１２２の頭部
が入る凹部を設けた方が望ましい。また、ネジ１２２
は、皿ネジとすることが可能であり、この場合にも、ネ
ジ１２２が異形平板ナット３１から突出しないようにす
ることができる。また、フレーム４と、モールド１４
と、異形平板ナット３１とを、ネジ１２２で共締めする
ことも可能であり、その場合には、フレーム４には、ネ
ジ止め部において、ネジ１２２の頭部が入る凹部を設け
る必要がある。さらに、異形平板ナット３１も、フレー
ム４の凹部に合わせて板厚を削っておく方が望ましい。
このように、本実施の形態によれば、予め、異形平板ナ
ット３１をモールド１４にネジ１２２により固定するよ
うにしたので、異形平板ナット３１のモールド１４への
取り付けが容易となるばかりでなく、液晶表示モジュー
ルの組み立て工程中に、異形平板ナット３１が脱落する
のを防止することができ、作業性を向上させることが可
能となる。
ールの特徴〉図９は、本実施の形態の液晶表示モジュー
ルの平板ナットの取り付け方法を説明するための図であ
る。なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成
も、図１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、
図９では、図７と同様に取り付けネジ１２０による液晶
表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケースとの
固定（図３参照）に関与する部分のみを図示し、その他
の構成の図示は省略している。本実施の形態では、モー
ルド１４をフレーム４で覆う前に、モールド１４の所定
位置に異形平板ナット３１をネジ１２２により固定する
ようにしたものである。なお、本実施の形態において、
異形平板ナット３１とモールド１４とには、位置決め用
の凹凸を付けてもよい。また、異形平板ナット３１に設
けるモールド１４との固定用の切り穴３１ａには、ネジ
１２２の頭部が、異形平板ナット３１から突出しないよ
うに、ネジ孔のフレーム側の周囲に、ネジ１２２の頭部
が入る凹部を設けた方が望ましい。また、ネジ１２２
は、皿ネジとすることが可能であり、この場合にも、ネ
ジ１２２が異形平板ナット３１から突出しないようにす
ることができる。また、フレーム４と、モールド１４
と、異形平板ナット３１とを、ネジ１２２で共締めする
ことも可能であり、その場合には、フレーム４には、ネ
ジ止め部において、ネジ１２２の頭部が入る凹部を設け
る必要がある。さらに、異形平板ナット３１も、フレー
ム４の凹部に合わせて板厚を削っておく方が望ましい。
このように、本実施の形態によれば、予め、異形平板ナ
ット３１をモールド１４にネジ１２２により固定するよ
うにしたので、異形平板ナット３１のモールド１４への
取り付けが容易となるばかりでなく、液晶表示モジュー
ルの組み立て工程中に、異形平板ナット３１が脱落する
のを防止することができ、作業性を向上させることが可
能となる。
【００２５】［実施の形態６］ 〈本発明の実施の形態６のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図１０は、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの異形段付きナットの取り付け方法を説明するため
の図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュール
の構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じである
ので、図１０では、図７と同様に取り付けネジ１２０に
よる液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケ
ースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
は、モールド１４へ固定するためのネジ１２２が挿入さ
れる切り穴３２ａと、ノート型パーソナルコンピュータ
へ取り付けるための取り付けネジ１２０が挿入されるネ
ジ孔１２０ａとの間に、段差を設けた異形段付きナット
３２をモールド１４にネジ１２２で固定するようにした
ものである。この図１０から明らかなように、本実施の
形態では、ノート型パーソナルコンピュータへ取り付け
るための取り付けネジ１２０が挿入されるネジ孔１２０
ａは、フレーム４で覆われない。図８および図９の例と
同様に、本実施の形態においても、モールド１４の側壁
にはその厚み方向に凹部１４１が形成されているが、本
実施の形態では、さらにフレーム４の側壁を前記凹部１
４１に対応させてモールド側壁側に窪ませている。フレ
ームの側壁の窪んだ部分には、ネジ１２２による異形段
付きナット３２のモールド１４への取り付けに用いられ
る開口４ｄが形成され、このフレーム４の側壁の窪んだ
部分は、開口４ｄの周囲においてネジ１２２の頭と異形
段付きナット３２との間で座金（ワッシャ）の役目を果
たす。フレーム４の側壁の窪んだ部分には、異形段付き
ナット３２の段差の対応した開口部４ｂも形成される。
本実施の形態にて図示される開口部４ｂは、図５や図６
を参照して説明したそれと同様に開口部４ｂを取り囲む
フレーム４側壁の一部が削除された所謂切り欠きとして
形成される。この開口部４ｂは、その左右の端部におい
て異形段付きナット３２のモールド１４とは反対側に突
き出た部分の動きを抑える。このため、異形段付きナッ
ト３２の長さとこれが挿入されるモールド１４の凹部１
４１の長さとの誤差が開いても、これに伴う異形段付き
ナット３２の長さ方向（液晶表示モジュールから見て横
方向）のずれを上記開口部４ｂにて抑えることができ
る。したがって、本実施の形態において、液晶表示モジ
ュールをノート型パーソナルコンピュータへ取り付ける
場合には、ノート型パーソナルコンピュータのディスプ
レイ部の外側ケース（図３の１００）と、金属のサイド
ビーム（図３の１１０）とに形成された穴を通して、取
り付けネジ１２０を異形段付きナット３２にねじ込み、
液晶表示モジュールをノート型パーソナルコンピュータ
に取り付ける。なお、本実施の形態において、異形段付
きナット３２とモールド１４とには、位置決め用の凹凸
を付けてもよい。また、異形段付きナット３２に設ける
モールド１４との固定用の切り穴３２ａには、ネジ１２
２の頭部が、異形段付きナット３２から突出しないよう
に、ネジ孔のフレーム側の周囲に、ネジ１２２の頭部が
入る凹部を設けた方が望ましい。また、ネジ１２２は、
皿ネジとすることが可能であり、この場合にも、ネジ１
２２が異形段付きナット３２から突出しないようにする
ことができる。このように、本実施の形態によれば、異
形段付きナット３２をモールド１４にネジ１２２により
固定するようにしたので、異形段付きナット３２のモー
ルド１４への取り付けが容易となるばかりでなく、液晶
表示モジュールの組み立て工程中に、異形段付きナット
３２が脱落するのを防止することができ、作業性を向上
させることが可能となる。
ールの特徴〉図１０は、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの異形段付きナットの取り付け方法を説明するため
の図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュール
の構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じである
ので、図１０では、図７と同様に取り付けネジ１２０に
よる液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケ
ースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
は、モールド１４へ固定するためのネジ１２２が挿入さ
れる切り穴３２ａと、ノート型パーソナルコンピュータ
へ取り付けるための取り付けネジ１２０が挿入されるネ
ジ孔１２０ａとの間に、段差を設けた異形段付きナット
３２をモールド１４にネジ１２２で固定するようにした
ものである。この図１０から明らかなように、本実施の
形態では、ノート型パーソナルコンピュータへ取り付け
るための取り付けネジ１２０が挿入されるネジ孔１２０
ａは、フレーム４で覆われない。図８および図９の例と
同様に、本実施の形態においても、モールド１４の側壁
にはその厚み方向に凹部１４１が形成されているが、本
実施の形態では、さらにフレーム４の側壁を前記凹部１
４１に対応させてモールド側壁側に窪ませている。フレ
ームの側壁の窪んだ部分には、ネジ１２２による異形段
付きナット３２のモールド１４への取り付けに用いられ
る開口４ｄが形成され、このフレーム４の側壁の窪んだ
部分は、開口４ｄの周囲においてネジ１２２の頭と異形
段付きナット３２との間で座金（ワッシャ）の役目を果
たす。フレーム４の側壁の窪んだ部分には、異形段付き
ナット３２の段差の対応した開口部４ｂも形成される。
本実施の形態にて図示される開口部４ｂは、図５や図６
を参照して説明したそれと同様に開口部４ｂを取り囲む
フレーム４側壁の一部が削除された所謂切り欠きとして
形成される。この開口部４ｂは、その左右の端部におい
て異形段付きナット３２のモールド１４とは反対側に突
き出た部分の動きを抑える。このため、異形段付きナッ
ト３２の長さとこれが挿入されるモールド１４の凹部１
４１の長さとの誤差が開いても、これに伴う異形段付き
ナット３２の長さ方向（液晶表示モジュールから見て横
方向）のずれを上記開口部４ｂにて抑えることができ
る。したがって、本実施の形態において、液晶表示モジ
ュールをノート型パーソナルコンピュータへ取り付ける
場合には、ノート型パーソナルコンピュータのディスプ
レイ部の外側ケース（図３の１００）と、金属のサイド
ビーム（図３の１１０）とに形成された穴を通して、取
り付けネジ１２０を異形段付きナット３２にねじ込み、
液晶表示モジュールをノート型パーソナルコンピュータ
に取り付ける。なお、本実施の形態において、異形段付
きナット３２とモールド１４とには、位置決め用の凹凸
を付けてもよい。また、異形段付きナット３２に設ける
モールド１４との固定用の切り穴３２ａには、ネジ１２
２の頭部が、異形段付きナット３２から突出しないよう
に、ネジ孔のフレーム側の周囲に、ネジ１２２の頭部が
入る凹部を設けた方が望ましい。また、ネジ１２２は、
皿ネジとすることが可能であり、この場合にも、ネジ１
２２が異形段付きナット３２から突出しないようにする
ことができる。このように、本実施の形態によれば、異
形段付きナット３２をモールド１４にネジ１２２により
固定するようにしたので、異形段付きナット３２のモー
ルド１４への取り付けが容易となるばかりでなく、液晶
表示モジュールの組み立て工程中に、異形段付きナット
３２が脱落するのを防止することができ、作業性を向上
させることが可能となる。
【００２６】［実施の形態７］ 〈本発明の実施の形態７のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図１１は、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの異形段付きナットの取り付け方法を説明するため
の図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュール
の構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じである
ので、図１１では、図７と同様に取り付けネジ１２０に
よる液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケ
ースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
は、Ｔ字形の突出部３３ａが設けられた異形段付きナッ
ト３３を使用し、かつ、モールド１４に、異形段付きナ
ット３３のＴ字型の突出３３ａが挿入されるスリット
（溝）１４２を設け、そして、モールド１４に形成され
たスリット１４２に、異形段付きナット３３を上から挿
入するようにしたものである。本実施の形態によれば、
モールド１４に形成されたスリット１４２により、異形
段付きナット３３の前後方向（モールド側壁の厚み方
向）および左右（上記スリット１４２の延伸方向）の動
き、並びに回転が拘束される。また、モールド１４の上
面に設けられたスリット１４２の開口をフレーム４で覆
うことにより、異形段付きナット３２の上下方向（液晶
表示モジュールの厚み方向）の動きが拘束される。な
お、スリット１４２の中央部には、ネジ穴１２０ａから
モールド側に突き抜ける取り付けネジ（図３の１２０）
の端部を受ける空間を提供するための窪み１４２ａが形
成されている。この図１１から明らかなように、本実施
の形態では、ノート型パーソナルコンピュータへ取り付
けるための取り付けネジ１２０がネジ止めされるネジ孔
１２０ａは、フレーム４で覆われない。したがって、本
実施の形態において、液晶表示モジュールをノート型パ
ーソナルコンピュータへ取り付ける場合には、ノート型
パーソナルコンピュータのディスプレイ部の外側ケース
（図３の１００）と、金属のサイドビーム（図３の１１
０）とに形成された穴を通して、取り付けネジ１２０を
異形段付きナット３３にねじ込み、液晶表示モジュール
をノート型パーソナルコンピュータに取り付ける。な
お、本実施の形態において、Ｔ字型の突出部３３ａが挿
入されるスリット１４２の壁部の外側は、フレーム４で
覆つてもよく、覆わなくてもよい。図１２に示すよう
に、フレーム４で覆わない方が、フレーム４の厚み分、
液晶表示モジュールの額縁を狭くすることが可能となる
が、逆に、フレーム４の縦壁のない部分が大きくなるた
め強度が弱くなる。このように、本実施の形態によれ
ば、異形段付きナット３３をモールド１４に設けられた
スリット１４２により保持するようにしたので、異形段
付きナット３３のモールド１４への取り付けが容易とな
るばかりでなく、液晶表示モジュールの組み立て工程中
に、異形段付きナット３３が脱落するのを防止すること
ができ、作業性を向上させることが可能となる。
ールの特徴〉図１１は、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの異形段付きナットの取り付け方法を説明するため
の図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュール
の構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じである
ので、図１１では、図７と同様に取り付けネジ１２０に
よる液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケ
ースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
は、Ｔ字形の突出部３３ａが設けられた異形段付きナッ
ト３３を使用し、かつ、モールド１４に、異形段付きナ
ット３３のＴ字型の突出３３ａが挿入されるスリット
（溝）１４２を設け、そして、モールド１４に形成され
たスリット１４２に、異形段付きナット３３を上から挿
入するようにしたものである。本実施の形態によれば、
モールド１４に形成されたスリット１４２により、異形
段付きナット３３の前後方向（モールド側壁の厚み方
向）および左右（上記スリット１４２の延伸方向）の動
き、並びに回転が拘束される。また、モールド１４の上
面に設けられたスリット１４２の開口をフレーム４で覆
うことにより、異形段付きナット３２の上下方向（液晶
表示モジュールの厚み方向）の動きが拘束される。な
お、スリット１４２の中央部には、ネジ穴１２０ａから
モールド側に突き抜ける取り付けネジ（図３の１２０）
の端部を受ける空間を提供するための窪み１４２ａが形
成されている。この図１１から明らかなように、本実施
の形態では、ノート型パーソナルコンピュータへ取り付
けるための取り付けネジ１２０がネジ止めされるネジ孔
１２０ａは、フレーム４で覆われない。したがって、本
実施の形態において、液晶表示モジュールをノート型パ
ーソナルコンピュータへ取り付ける場合には、ノート型
パーソナルコンピュータのディスプレイ部の外側ケース
（図３の１００）と、金属のサイドビーム（図３の１１
０）とに形成された穴を通して、取り付けネジ１２０を
異形段付きナット３３にねじ込み、液晶表示モジュール
をノート型パーソナルコンピュータに取り付ける。な
お、本実施の形態において、Ｔ字型の突出部３３ａが挿
入されるスリット１４２の壁部の外側は、フレーム４で
覆つてもよく、覆わなくてもよい。図１２に示すよう
に、フレーム４で覆わない方が、フレーム４の厚み分、
液晶表示モジュールの額縁を狭くすることが可能となる
が、逆に、フレーム４の縦壁のない部分が大きくなるた
め強度が弱くなる。このように、本実施の形態によれ
ば、異形段付きナット３３をモールド１４に設けられた
スリット１４２により保持するようにしたので、異形段
付きナット３３のモールド１４への取り付けが容易とな
るばかりでなく、液晶表示モジュールの組み立て工程中
に、異形段付きナット３３が脱落するのを防止すること
ができ、作業性を向上させることが可能となる。
【００２７】［実施の形態８］ 〈本発明の実施の形態８のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図１３は、本発明の実施の形態８の液晶表
示モジュールの異形段付きナットの取り付け方法を説明
するための図である。なお、本実施の形態の液晶表示モ
ジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同
じであるので、図１３では、図７と同様に取り付けネジ
１２０による液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等
の外側ケースとの固定（図３参照）に関与する部分のみ
を図示し、その他の構成の図示は省略している。本実施
の形態も、Ｔ字形の突出部３４ａが設けられた異形段付
きナット３４を使用し、かつ、モールド１４に、異形段
付きナット３４のＴ字型の突出３４ａが挿入されるスリ
ット（溝）１４３を設け、そして、モールド１４に形成
されたスリット１４３に、異形段付きナット３４を上か
ら挿入するようにしたものである。しかしながら、本実
施の形態では、異形段付きナット３４の突出部３４ａの
下面に面取りを施し、かつ、モールド１４に設けられる
スリット１４３に、異形段付きナット３４が上に抜ける
のを防止する庇１４３ａを設けた点で、前記実施の形態
７の液晶表示モジュールと相違する。なお、庇１４３ａ
の側面は面取りが施され、異形段付きナット３４が入り
易くなっている。本実施の形態でも、異形段付きナット
３４のモールド１４への取り付けが容易となるばかりで
なく、液晶表示モジュールの組み立て工程中に、異形段
付きナット３４が脱落するのを防止することができ、作
業性を向上させることが可能となる。
ールの特徴〉図１３は、本発明の実施の形態８の液晶表
示モジュールの異形段付きナットの取り付け方法を説明
するための図である。なお、本実施の形態の液晶表示モ
ジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同
じであるので、図１３では、図７と同様に取り付けネジ
１２０による液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等
の外側ケースとの固定（図３参照）に関与する部分のみ
を図示し、その他の構成の図示は省略している。本実施
の形態も、Ｔ字形の突出部３４ａが設けられた異形段付
きナット３４を使用し、かつ、モールド１４に、異形段
付きナット３４のＴ字型の突出３４ａが挿入されるスリ
ット（溝）１４３を設け、そして、モールド１４に形成
されたスリット１４３に、異形段付きナット３４を上か
ら挿入するようにしたものである。しかしながら、本実
施の形態では、異形段付きナット３４の突出部３４ａの
下面に面取りを施し、かつ、モールド１４に設けられる
スリット１４３に、異形段付きナット３４が上に抜ける
のを防止する庇１４３ａを設けた点で、前記実施の形態
７の液晶表示モジュールと相違する。なお、庇１４３ａ
の側面は面取りが施され、異形段付きナット３４が入り
易くなっている。本実施の形態でも、異形段付きナット
３４のモールド１４への取り付けが容易となるばかりで
なく、液晶表示モジュールの組み立て工程中に、異形段
付きナット３４が脱落するのを防止することができ、作
業性を向上させることが可能となる。
【００２８】［実施の形態９］ 〈本発明の実施の形態９のＴＦＴ方式の液晶表示モジュ
ールの特徴〉図１４は、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの異形段付きナットの取り付け方法を説明するため
の図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュール
の構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じである
ので、図１４では、図７と同様に取り付けネジ１２０に
よる液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケ
ースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
は、異形段付きナット３５を回転させてモールド１４に
形成されたスリット（溝）１４４に挿入するようにした
点で、前記実施の形態８の液晶表示モジュールと相違す
る。本実施の形態では、異形段付きナット３５の突出部
３５ａの面取りは、液晶表示モジュールをノート型パー
ソナルコンピュータへ取り付ける取り付けネジ１２０の
回転進行方向の面に取り付ける。本実施の形態でも、異
形段付きナット３５のモールド１４への取り付けが容易
となるばかりでなく、液晶表示モジュールの組み立て工
程中に、異形段付きナット３５が脱落するのを防止する
ことができ、作業性を向上させることが可能となる。
ールの特徴〉図１４は、本実施の形態の液晶表示モジュ
ールの異形段付きナットの取り付け方法を説明するため
の図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジュール
の構成も、図１に示す液晶表示モジュールと同じである
ので、図１４では、図７と同様に取り付けネジ１２０に
よる液晶表示装置とパーソナルコンピュータ等の外側ケ
ースとの固定（図３参照）に関与する部分のみを図示
し、その他の構成の図示は省略している。本実施の形態
は、異形段付きナット３５を回転させてモールド１４に
形成されたスリット（溝）１４４に挿入するようにした
点で、前記実施の形態８の液晶表示モジュールと相違す
る。本実施の形態では、異形段付きナット３５の突出部
３５ａの面取りは、液晶表示モジュールをノート型パー
ソナルコンピュータへ取り付ける取り付けネジ１２０の
回転進行方向の面に取り付ける。本実施の形態でも、異
形段付きナット３５のモールド１４への取り付けが容易
となるばかりでなく、液晶表示モジュールの組み立て工
程中に、異形段付きナット３５が脱落するのを防止する
ことができ、作業性を向上させることが可能となる。
【００２９】［実施の形態１０］ 〈本発明の実施の形態１０のＴＦＴ方式の液晶表示モジ
ュールの特徴〉図１５は、本発明の実施の形態１０の液
晶表示モジュールの異形段付きナットの取り付け方法を
説明するための図である。なお、本実施の形態の液晶表
示モジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュール
と同じであるので、図１５では、図７と同様に取り付け
ネジ１２０による液晶表示装置とパーソナルコンピュー
タ等の外側ケースとの固定（図３参照）に関与する部分
のみを図示し、その他の構成の図示は省略している。本
実施の形態では、Ｔ字形の突出部３６ａが設けられた異
形段付きナット３６を使用し、かつ、当該異形段付きナ
ット３６を、フレーム４でモールド１４を覆った後に、
液晶表示モジュールの背面から、モールド１４に形成さ
れた凹部１４５に差し込み、フレーム４の爪２５を折り
曲げて固定するようにしたものである。本実施の形態で
も、液晶表示モジュールの組み立て工程中に、異形段付
きナット３６が脱落するのを防止することができ、作業
性を向上させることが可能となる。しかも、本実施の形
態では、前記各実施の形態のように、異形段付きナット
３６を、ネジ１２２でモールド１４に固定、あるいはモ
ールド１４のスリット（１４２，１４３，１４４）に挿
入する必要がないので、モールド１４への異形段付きナ
ット３６への取り付けが前記各実施の形態に比して容易
となり、作業性を向上させることが可能となる。
ュールの特徴〉図１５は、本発明の実施の形態１０の液
晶表示モジュールの異形段付きナットの取り付け方法を
説明するための図である。なお、本実施の形態の液晶表
示モジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュール
と同じであるので、図１５では、図７と同様に取り付け
ネジ１２０による液晶表示装置とパーソナルコンピュー
タ等の外側ケースとの固定（図３参照）に関与する部分
のみを図示し、その他の構成の図示は省略している。本
実施の形態では、Ｔ字形の突出部３６ａが設けられた異
形段付きナット３６を使用し、かつ、当該異形段付きナ
ット３６を、フレーム４でモールド１４を覆った後に、
液晶表示モジュールの背面から、モールド１４に形成さ
れた凹部１４５に差し込み、フレーム４の爪２５を折り
曲げて固定するようにしたものである。本実施の形態で
も、液晶表示モジュールの組み立て工程中に、異形段付
きナット３６が脱落するのを防止することができ、作業
性を向上させることが可能となる。しかも、本実施の形
態では、前記各実施の形態のように、異形段付きナット
３６を、ネジ１２２でモールド１４に固定、あるいはモ
ールド１４のスリット（１４２，１４３，１４４）に挿
入する必要がないので、モールド１４への異形段付きナ
ット３６への取り付けが前記各実施の形態に比して容易
となり、作業性を向上させることが可能となる。
【００３０】［実施の形態１１］ 〈本発明の実施の形態１１のＴＦＴ方式の液晶表示モジ
ュールの特徴〉図１６は、本実施の形態の液晶表示モジ
ュールのコの字状ナット４０の取り付け方法を説明する
ための図であり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同
図（ａ）に示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造を示す要部
断面図、同図（ｃ）は金属板４０の形状を示す斜視図で
ある。なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成
も、図１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、
図１６では、図４と同様に取り付けネジ１２０と関係あ
る部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略してい
る。本実施の形態では、コの字状（チャネル型）ナット
４０を使用し、コの字状ナット４０のネジ孔１２０ａが
設けられた方の側壁４０ａを、モールド１４の側壁の、
取り付けネジ１２０が挿入される穴１４６が形成された
部分に配置し、かつ、他方の側壁４０ｂを、モールド１
４に形成されたスリット（溝）１４７に挿入し、かつ、
コの字状ナット自体の弾性により、コの字状ナット４０
を固定するようにしたものである。本実施の形態でも、
液晶表示モジュールの組み立て工程中に、コの字状ナッ
ト４０が脱落するのを防止することができ、作業性を向
上させることが可能となる。
ュールの特徴〉図１６は、本実施の形態の液晶表示モジ
ュールのコの字状ナット４０の取り付け方法を説明する
ための図であり、同図（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同
図（ａ）に示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造を示す要部
断面図、同図（ｃ）は金属板４０の形状を示す斜視図で
ある。なお、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成
も、図１に示す液晶表示モジュールと同じであるので、
図１６では、図４と同様に取り付けネジ１２０と関係あ
る部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略してい
る。本実施の形態では、コの字状（チャネル型）ナット
４０を使用し、コの字状ナット４０のネジ孔１２０ａが
設けられた方の側壁４０ａを、モールド１４の側壁の、
取り付けネジ１２０が挿入される穴１４６が形成された
部分に配置し、かつ、他方の側壁４０ｂを、モールド１
４に形成されたスリット（溝）１４７に挿入し、かつ、
コの字状ナット自体の弾性により、コの字状ナット４０
を固定するようにしたものである。本実施の形態でも、
液晶表示モジュールの組み立て工程中に、コの字状ナッ
ト４０が脱落するのを防止することができ、作業性を向
上させることが可能となる。
【００３１】［実施の形態１２］ 〈本発明の実施の形態１２のＴＦＴ方式の液晶表示モジ
ュールの特徴〉図１７は、本実施の形態の液晶表示モジ
ュールのフレーム４を説明するための図であり、同図
（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同図（ａ）に示すＡ−
Ａ’線に沿った断面構造を示す要部断面図である。な
お、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成も、図１
に示す液晶表示モジュールと同じであるので、図１７で
は、取り付けネジ１２０と関係ある部分のみを図示し、
その他の構成の図示は省略している。本実施の形態で
は、フレーム自体に、ネジ孔１２０ａを設け、かつ、モ
ールド１４の側壁の、取り付けネジ１２０が挿入される
穴１４６を形成することにより、取り付けネジ１２０を
このネジ孔１２０ａにネジ止めするようにしたものであ
る。したがって、本実施の形態では、前記各実施の形態
のように、平板ナットあるい異形段付きナットが必要な
いので、部品点数を少なくすることができ、しかも、取
り付けネジ１２０のネジ止め機構を簡略化することが可
能となる。
ュールの特徴〉図１７は、本実施の形態の液晶表示モジ
ュールのフレーム４を説明するための図であり、同図
（ａ）は正面図、同図（ｂ）は同図（ａ）に示すＡ−
Ａ’線に沿った断面構造を示す要部断面図である。な
お、本実施の形態の液晶表示モジュールの構成も、図１
に示す液晶表示モジュールと同じであるので、図１７で
は、取り付けネジ１２０と関係ある部分のみを図示し、
その他の構成の図示は省略している。本実施の形態で
は、フレーム自体に、ネジ孔１２０ａを設け、かつ、モ
ールド１４の側壁の、取り付けネジ１２０が挿入される
穴１４６を形成することにより、取り付けネジ１２０を
このネジ孔１２０ａにネジ止めするようにしたものであ
る。したがって、本実施の形態では、前記各実施の形態
のように、平板ナットあるい異形段付きナットが必要な
いので、部品点数を少なくすることができ、しかも、取
り付けネジ１２０のネジ止め機構を簡略化することが可
能となる。
【００３２】［実施の形態１３］ 〈本発明の実施の形態１３のＴＦＴ方式の液晶表示モジ
ュールの特徴〉図１８は、本発明の実施の形態１３の液
晶表示モジュールのバネ板ナット５０の取り付け方法を
説明するための図であり、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は同図（ａ）に示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造
を示す要部断面図である。なお、本実施の形態の液晶表
示モジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュール
と同じであるので、図１８では、取り付けネジ１２０と
関係ある部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略
している。本実施の形態では、フレーム４に取り付けネ
ジ１２０が貫通される孔４ｃを設け、この孔４ｃの後ろ
（モールド１４の側壁）側に、バネ板ナット５０をフレ
ーム４に溶接などにより取り付け、取り付けネジ１２０
をこのバネ板ナット５０でネジ止めするようにしたもの
である。本実施の形態では、バネ板ナット５０がフレー
ム４の孔４ｃの上下に設けられているが、これを孔４ｃ
の左右に設けても、または孔４ｃを囲むように設けても
よい。本実施の形態では、バネ板ナット５０のフレーム
４への取り付けが容易となるばかりでなく、液晶表示モ
ジュールの組み立て工程中に、バネ板ナット５０が脱落
するのを防止することができ、作業性を向上させること
が可能となる。
ュールの特徴〉図１８は、本発明の実施の形態１３の液
晶表示モジュールのバネ板ナット５０の取り付け方法を
説明するための図であり、同図（ａ）は正面図、同図
（ｂ）は同図（ａ）に示すＡ−Ａ’線に沿った断面構造
を示す要部断面図である。なお、本実施の形態の液晶表
示モジュールの構成も、図１に示す液晶表示モジュール
と同じであるので、図１８では、取り付けネジ１２０と
関係ある部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略
している。本実施の形態では、フレーム４に取り付けネ
ジ１２０が貫通される孔４ｃを設け、この孔４ｃの後ろ
（モールド１４の側壁）側に、バネ板ナット５０をフレ
ーム４に溶接などにより取り付け、取り付けネジ１２０
をこのバネ板ナット５０でネジ止めするようにしたもの
である。本実施の形態では、バネ板ナット５０がフレー
ム４の孔４ｃの上下に設けられているが、これを孔４ｃ
の左右に設けても、または孔４ｃを囲むように設けても
よい。本実施の形態では、バネ板ナット５０のフレーム
４への取り付けが容易となるばかりでなく、液晶表示モ
ジュールの組み立て工程中に、バネ板ナット５０が脱落
するのを防止することができ、作業性を向上させること
が可能となる。
【００３３】［実施の形態１４］図１に示す液晶表示モ
ジュールでは、駆動回路基板３はバックライトユニット
の裏側（モールド１４の裏側）に配置されているが、液
晶表示モジュールのより一層の薄型化を図るためには、
図１９に示すように、駆動回路基板３を液晶表示パネル
５とモールド１４の側壁との間に配置するのが効果的で
ある。なお、図１９は、薄型化を図った液晶表示モジュ
ールの断面構造を簡略化して示す断面図であり、この図
１９は、冷陰極蛍光灯１６の延長方向と同一方向で切断
した断面構造を示す。さらに、図１９では、拡散シート
（６，８）と、２枚のレンズシート７は、まとめて光学
素子１５として図示している。しかしながら、この図１
９に示す液晶表示モジュールでは、駆動回路基板３がモ
ールド１４の側壁上に配置される関係で、例えば、前記
実施の形態１２のように、取り付けネジ１２０が、フレ
ーム４に設けられたネジ孔１２０ａにネジ止めされる場
合等に、この取り付けネジ１２０のネジ孔１２０ａから
モールド側に突出する部分と駆動回路基板３とが干渉す
るという問題がある。この問題を解決するためには、取
り付けネジ１２０と駆動回路基板３とが干渉しないよう
に、液晶表示モジュールの額縁領域を広くする方法があ
るが、この場合には、狭額縁化と薄型化とが両立しなく
なる。
ジュールでは、駆動回路基板３はバックライトユニット
の裏側（モールド１４の裏側）に配置されているが、液
晶表示モジュールのより一層の薄型化を図るためには、
図１９に示すように、駆動回路基板３を液晶表示パネル
５とモールド１４の側壁との間に配置するのが効果的で
ある。なお、図１９は、薄型化を図った液晶表示モジュ
ールの断面構造を簡略化して示す断面図であり、この図
１９は、冷陰極蛍光灯１６の延長方向と同一方向で切断
した断面構造を示す。さらに、図１９では、拡散シート
（６，８）と、２枚のレンズシート７は、まとめて光学
素子１５として図示している。しかしながら、この図１
９に示す液晶表示モジュールでは、駆動回路基板３がモ
ールド１４の側壁上に配置される関係で、例えば、前記
実施の形態１２のように、取り付けネジ１２０が、フレ
ーム４に設けられたネジ孔１２０ａにネジ止めされる場
合等に、この取り付けネジ１２０のネジ孔１２０ａから
モールド側に突出する部分と駆動回路基板３とが干渉す
るという問題がある。この問題を解決するためには、取
り付けネジ１２０と駆動回路基板３とが干渉しないよう
に、液晶表示モジュールの額縁領域を広くする方法があ
るが、この場合には、狭額縁化と薄型化とが両立しなく
なる。
【００３４】〈本発明の実施の形態１４のＴＦＴ方式の
液晶表示モジュールの特徴〉図２０は、本発明の実施の
形態１４の液晶表示モジュールの駆動回路基板の平面形
状を当該液晶表示モジュールの厚み方向から概念的に描
いた平面図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジ
ュールの構成は、図１９に示す液晶表示モジュールと同
じであるので、図２０では、取り付けネジ１２０と関係
ある部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略して
いる。図２０から明らかなように、本実施の形態では、
駆動回路基板３にそのフレーム４に対向する端部から切
り欠き（凹部）３ａを形成して、ネジ孔１２０ａから突
き出た取り付けネジ１２０の先端と駆動回路基板３との
干渉を防止する。これにより、本実施の形態では、液晶
表示モジュールのより一層の薄型化を図ることが可能と
なる。なお、図２０では、取り付けネジ１２０が、フレ
ーム４に設けられたネジ孔４ｂにネジ止めされる場合に
ついて説明したが、取り付けネジ１２０が、モールド１
４に埋め込まれたインサータ１３、あるいはモールド１
４に固定される平板ナット、段付きナットなどのナット
にネジ止めされる場合にも、本発明は適用可能である。
取り付けネジ１２０と駆動回路基板３とが液晶表示モジ
ュールの厚み方向に沿って異なる位置（高さ）に配置さ
れ、この厚み方向に沿って取り付けネジ１２０が図２０
の如く駆動回路基板３の凹部３ａに投影される例を想定
すると、実施の形態１のようにモールド１４のインサー
タ１３が設けられる部分の上面突起（図４の１４ａ）と
駆動回路基板３との干渉が凹部３ａの形成により回避で
きる。このような例を想定したとき、平板ナットなどを
用いてその上面をフレーム４で抑える実施の形態４乃至
１０でも、この平板ナットの上面と駆動回路基板３との
干渉も凹部３ａの形成により回避できる。
液晶表示モジュールの特徴〉図２０は、本発明の実施の
形態１４の液晶表示モジュールの駆動回路基板の平面形
状を当該液晶表示モジュールの厚み方向から概念的に描
いた平面図である。なお、本実施の形態の液晶表示モジ
ュールの構成は、図１９に示す液晶表示モジュールと同
じであるので、図２０では、取り付けネジ１２０と関係
ある部分のみを図示し、その他の構成の図示は省略して
いる。図２０から明らかなように、本実施の形態では、
駆動回路基板３にそのフレーム４に対向する端部から切
り欠き（凹部）３ａを形成して、ネジ孔１２０ａから突
き出た取り付けネジ１２０の先端と駆動回路基板３との
干渉を防止する。これにより、本実施の形態では、液晶
表示モジュールのより一層の薄型化を図ることが可能と
なる。なお、図２０では、取り付けネジ１２０が、フレ
ーム４に設けられたネジ孔４ｂにネジ止めされる場合に
ついて説明したが、取り付けネジ１２０が、モールド１
４に埋め込まれたインサータ１３、あるいはモールド１
４に固定される平板ナット、段付きナットなどのナット
にネジ止めされる場合にも、本発明は適用可能である。
取り付けネジ１２０と駆動回路基板３とが液晶表示モジ
ュールの厚み方向に沿って異なる位置（高さ）に配置さ
れ、この厚み方向に沿って取り付けネジ１２０が図２０
の如く駆動回路基板３の凹部３ａに投影される例を想定
すると、実施の形態１のようにモールド１４のインサー
タ１３が設けられる部分の上面突起（図４の１４ａ）と
駆動回路基板３との干渉が凹部３ａの形成により回避で
きる。このような例を想定したとき、平板ナットなどを
用いてその上面をフレーム４で抑える実施の形態４乃至
１０でも、この平板ナットの上面と駆動回路基板３との
干渉も凹部３ａの形成により回避できる。
【００３５】［実施の形態１５］ 〈本発明の実施の形態１５のＴＦＴ方式の液晶表示モジ
ュールの特徴〉図２１は、本発明の実施の形態１５の液
晶表示モジュールの駆動回路基板の形状を説明するため
の図であり、同図（ａ）は、取り付けネジ１２０、フレ
ーム４および駆動回路基板３の関係を示す平面図、同図
（ｂ）は、取り付けネジ１２０、フレーム４および駆動
回路基板３の関係を示す要部断面図である。なお、本実
施の形態の液晶表示モジュールの構成は、図１９に示す
液晶表示モジュールと同じであるので、図２１では、取
り付けネジ１２０と関係ある部分のみを図示し、その他
の構成の図示は省略している。図２１から明らかなよう
に、本実施の形態では、駆動回路基板３を２つに分割
し、その分割部分に取り付けネジ１２０が入るように
し、かつ、２つの分割された駆動回路基板をフレキシブ
ル配線基板３ｂで接続し、これにより、取り付けネジ１
２０と駆動回路基板３とが干渉するのを防止するように
したものである。したがって、本実施の形態でも、液晶
表示モジュールのより一層の薄型化を図ることが可能と
なる。なお、図２１では、取り付けネジ１２０が、フレ
ーム４に設けられたネジ孔４ｂにネジ止めされる場合に
ついて説明したが、取り付けネジ１２０が、モールド１
４に埋め込まれたインサータ１３、あるいはモールド１
４に固定される平板ナット、段付きナットなどのナット
にネジ止めされる場合にも、本発明は適用可能である。
ュールの特徴〉図２１は、本発明の実施の形態１５の液
晶表示モジュールの駆動回路基板の形状を説明するため
の図であり、同図（ａ）は、取り付けネジ１２０、フレ
ーム４および駆動回路基板３の関係を示す平面図、同図
（ｂ）は、取り付けネジ１２０、フレーム４および駆動
回路基板３の関係を示す要部断面図である。なお、本実
施の形態の液晶表示モジュールの構成は、図１９に示す
液晶表示モジュールと同じであるので、図２１では、取
り付けネジ１２０と関係ある部分のみを図示し、その他
の構成の図示は省略している。図２１から明らかなよう
に、本実施の形態では、駆動回路基板３を２つに分割
し、その分割部分に取り付けネジ１２０が入るように
し、かつ、２つの分割された駆動回路基板をフレキシブ
ル配線基板３ｂで接続し、これにより、取り付けネジ１
２０と駆動回路基板３とが干渉するのを防止するように
したものである。したがって、本実施の形態でも、液晶
表示モジュールのより一層の薄型化を図ることが可能と
なる。なお、図２１では、取り付けネジ１２０が、フレ
ーム４に設けられたネジ孔４ｂにネジ止めされる場合に
ついて説明したが、取り付けネジ１２０が、モールド１
４に埋め込まれたインサータ１３、あるいはモールド１
４に固定される平板ナット、段付きナットなどのナット
にネジ止めされる場合にも、本発明は適用可能である。
【００３６】なお、前記各実施の形態では、本発明をＴ
ＦＴ方式の液晶表示モジュールに適用した実施の形態に
ついて主に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、本発明は、ＳＴＮ方式の液晶表示モジュール
にも適用可能であることはいうまでもない。以上、本発
明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは勿論である。
ＦＴ方式の液晶表示モジュールに適用した実施の形態に
ついて主に説明したが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、本発明は、ＳＴＮ方式の液晶表示モジュール
にも適用可能であることはいうまでもない。以上、本発
明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき
具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲におい
て種々変更可能であることは勿論である。
【００３７】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
前記の通りである。 （１）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置を
外部ケースに固定する取付用ネジがネジ止めされるネジ
部材を簡単、かつ確実に取り付けることが可能となる。 （２）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置を
外部ケースに固定する取付用ネジのネジ止め機構を簡略
化することが可能となる。 （３）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置の
薄型化を図ることが可能となる。 （４）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置の
狭額縁化を図ることが可能となる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
前記の通りである。 （１）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置を
外部ケースに固定する取付用ネジがネジ止めされるネジ
部材を簡単、かつ確実に取り付けることが可能となる。 （２）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置を
外部ケースに固定する取付用ネジのネジ止め機構を簡略
化することが可能となる。 （３）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置の
薄型化を図ることが可能となる。 （４）本発明の液晶表示装置によれば、液晶表示装置の
狭額縁化を図ることが可能となる。
【図１】本発明が適用されるＴＦＴ方式の液晶表示モジ
ュール（ＬＣＭ）の概略構成を示す分解斜視図である。
ュール（ＬＣＭ）の概略構成を示す分解斜視図である。
【図２】図１に示す液晶表示モジュールのバックライト
ユニットの要部断面構造を示す断面図である。
ユニットの要部断面構造を示す断面図である。
【図３】図１に示す液晶表示モジュールを、従来の取り
付け方法１により、ノート型パーソナルコンピュータへ
の取り付けた状態を示す要部断面図である。
付け方法１により、ノート型パーソナルコンピュータへ
の取り付けた状態を示す要部断面図である。
【図４】本発明の実施の形態１の液晶表示モジュールの
インサータの取り付け部を説明するための図である。
インサータの取り付け部を説明するための図である。
【図５】本発明の実施の形態２の液晶表示モジュールの
インサータの取り付け部を説明するための図である。
インサータの取り付け部を説明するための図である。
【図６】本発明の実施の形態３の液晶表示モジュールの
インサータの取り付け部を説明するための図である。
インサータの取り付け部を説明するための図である。
【図７】従来の取り付け方法２により、図１に示す液晶
表示モジュールをノート型パーソナルコンピュータへ取
り付ける方法を説明するための図である。
表示モジュールをノート型パーソナルコンピュータへ取
り付ける方法を説明するための図である。
【図８】本発明の実施の形態４の液晶表示モジュールの
平板ナットの取り付け方法を説明するための図である。
平板ナットの取り付け方法を説明するための図である。
【図９】本発明の実施の形態５の液晶表示モジュールの
平板ナットの取り付け方法を説明するための図である。
平板ナットの取り付け方法を説明するための図である。
【図１０】本発明の実施の形態６の液晶表示モジュール
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
【図１１】本発明の実施の形態７の液晶表示モジュール
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
【図１２】本発明の実施の形態７の液晶表示モジュール
の異形段付きナットの他の取り付け方法を説明するため
の図である。
の異形段付きナットの他の取り付け方法を説明するため
の図である。
【図１３】本発明の実施の形態８の液晶表示モジュール
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
【図１４】本発明の実施の形態９の液晶表示モジュール
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
の異形段付きナットの取り付け方法を説明するための図
である。
【図１５】本発明の実施の形態１０の液晶表示モジュー
ルの異形段付きナットの取り付け方法を説明するための
図である。
ルの異形段付きナットの取り付け方法を説明するための
図である。
【図１６】本発明の実施の形態１１の液晶表示モジュー
ルのコの字状ナットの取り付け方法を説明するための図
である。
ルのコの字状ナットの取り付け方法を説明するための図
である。
【図１７】本発明の実施の形態１２の液晶表示モジュー
ルのフレームを説明するための図である。
ルのフレームを説明するための図である。
【図１８】本発明の実施の形態１３の液晶表示モジュー
ルのバネ板ナットの取り付け方法を説明するための図で
あ
ルのバネ板ナットの取り付け方法を説明するための図で
あ
【図１９】薄型化を図った液晶表示モジュールの要部断
面構造を示す断面図である。
面構造を示す断面図である。
【図２０】本発明の実施の形態１４の液晶表示モジュー
ルの駆動回路基板の平面形状を当該液晶表示モジュール
の厚み方向から概念的に描いた平面図である。
ルの駆動回路基板の平面形状を当該液晶表示モジュール
の厚み方向から概念的に描いた平面図である。
【図２１】本発明の実施の形態１５の液晶表示モジュー
ルの駆動回路基板の形状を説明するための図である。
ルの駆動回路基板の形状を説明するための図である。
【図２２】液晶表示モジュールをノート型パーソナルコ
ンピュータに取り付ける取り付け方法の一例を説明する
ための模式図である。
ンピュータに取り付ける取り付け方法の一例を説明する
ための模式図である。
１，２…フレキシブルプリント配線基板、３…駆動回路
基板、３ａ，１４５…凹部、３ｂ…フレキシブル配線基
板、４…フレーム、４ａ，４ｂ…開口部（スロット）、
４ｃ…孔、４ｄ，１４ｃ…開口、５…液晶表示パネル、
６，８…拡散シート、７…レンズシート、９…導光体、
１０…反射シート、１１…ゴムブッシュ、１２…コネク
タ、１３…インサータ、１４…モールド、１４ａ，１４
ｂ…突起部、１４ｄ…ネジ穴、１５…光学シート、１６
…冷陰極蛍光灯、１８，１９…ケーブル、２５…フレー
ムに設けられた爪、３０…平板ナット、３１，４０…異
形平板ナット、３１ａ，３２ａ…切り穴、３２，３３，
３４，３５，３６…異形段付きナット、３３ａ，３４
ａ，３５ａ，３６ａ…Ｔ字形の突出部、４０…コの字状
ナット、４０ａ，４０ｂ…側壁、４１…接着剤、５０…
バネ板ナット、１００…外側ケース、１０１…内側ケー
ス、１０２…液晶表示モジュール、１１０…サイドビー
ム、１２０…取り付けネジ、１２０ａ…ネジ孔、１２１
…ネジ、１４１…切り欠き、１４２，１４３，１４４，
１４７…スリット（溝）、１４２ａ…窪み、１４３ａ…
庇、１４６…穴、ＳＵＢ１…ＴＦＴ基板、ＳＵＢ２…カ
ラーフィルタ基板、ＰＰＬ１，ＰＯＬ２…偏光板、ＩＣ
２…ゲートドライバ。
基板、３ａ，１４５…凹部、３ｂ…フレキシブル配線基
板、４…フレーム、４ａ，４ｂ…開口部（スロット）、
４ｃ…孔、４ｄ，１４ｃ…開口、５…液晶表示パネル、
６，８…拡散シート、７…レンズシート、９…導光体、
１０…反射シート、１１…ゴムブッシュ、１２…コネク
タ、１３…インサータ、１４…モールド、１４ａ，１４
ｂ…突起部、１４ｄ…ネジ穴、１５…光学シート、１６
…冷陰極蛍光灯、１８，１９…ケーブル、２５…フレー
ムに設けられた爪、３０…平板ナット、３１，４０…異
形平板ナット、３１ａ，３２ａ…切り穴、３２，３３，
３４，３５，３６…異形段付きナット、３３ａ，３４
ａ，３５ａ，３６ａ…Ｔ字形の突出部、４０…コの字状
ナット、４０ａ，４０ｂ…側壁、４１…接着剤、５０…
バネ板ナット、１００…外側ケース、１０１…内側ケー
ス、１０２…液晶表示モジュール、１１０…サイドビー
ム、１２０…取り付けネジ、１２０ａ…ネジ孔、１２１
…ネジ、１４１…切り欠き、１４２，１４３，１４４，
１４７…スリット（溝）、１４２ａ…窪み、１４３ａ…
庇、１４６…穴、ＳＵＢ１…ＴＦＴ基板、ＳＵＢ２…カ
ラーフィルタ基板、ＰＰＬ１，ＰＯＬ２…偏光板、ＩＣ
２…ゲートドライバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 直人 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松田 章稔 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイス エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 今城 由博 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 大田 陽子 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 Ｆターム(参考） 2H089 HA40 JA10 QA02 QA12 QA13 TA09 TA18 5G435 AA17 AA18 BB12 EE02 EE08 EE27 GG43 KK02 LL07 LL08
Claims (15)
- 【請求項１】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置され、表示窓を有す
るフレーム部材と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記ネジ部材は、前記収納部材の前記側壁に設けられ、 前記収納部材の前記側壁は、前記ネジ部材が設けられる
領域に前記液晶表示装置の厚み方向に突出する突起部を
有し、 前記フレーム部材は、前記収納部材の前記突起部が挿入
される開口部を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項２】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置されるとともに、表
示窓を有し、かつ、周囲に側壁を有するフレーム部材
と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記ネジ部材は、前記収納部材の前記側壁に設けられ、 前記収納部材の前記側壁は、前記ネジ部材が設けられる
領域に前記ネジ部材のネジ孔方向に突出する突起部を有
し、 前記フレーム部材の前記側壁は、前記収納部材の前記突
起部が挿入される開口部を有することを特徴とする液晶
表示装置。 - 【請求項３】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置され、表示窓を有す
るフレーム部材と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記ネジ部材は、前記収納部材の前記側壁に設けられる
とともに、前記液晶表示装置の厚み方向の断面におい
て、前記液晶表示装置の厚み方向と直交する方向の長さ
が、前記液晶表示装置の厚み方向の長さよりも長いこと
を特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項４】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置され、表示窓を有す
るフレーム部材と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記ネジ部材は、接着あるいは機械的手段により、前記
収納部材の前記側壁に固定されていることを特徴とする
液晶表示装置。 - 【請求項５】 前記ネジ部材は、ネジ孔が設けられる中
央部と、前記中央部の両側に、前記中央部と段差を付け
て一体的に形成される周辺部とから構成され、 前記ネジ部材の周辺部は、接着あるいは機械的手段によ
り、前記収納部材の前記側壁に固定されることを特徴と
する請求項４に記載の液晶表示装置。 - 【請求項６】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置され、表示窓を有す
るフレーム部材と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記収納部材の前記側壁は、前記液晶表示装置の厚み方
向に設けられ、開口部が前記フレーム部材で覆われる溝
を有し、 前記ネジ部材は、前記収納部材の前記側壁に設けられた
前記溝に挿入されていることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項７】 前記ネジ部材は、ネジ孔が設けられる中
央部と、前記中央部の両側に、前記中央部と段差を付け
て一体的に形成される突出部とから構成され、 前記収納部材の前記溝は、前記ネジ部材の前記中央部が
挿入される開口部を有し、 前記フレーム部材の前記側壁は、前記ネジ部材の前記中
央部が挿入される開口部を有することを特徴とする請求
項６に記載の液晶表示装置。 - 【請求項８】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置され、表示窓を有す
るフレーム部材と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記ネジ部材は、ネジ孔が設けられる中央部と、前記中
央部の両側に一体的に形成される突出部とから構成さ
れ、 前記収納部材の前記側壁は、前記ネジ部材の前記中央部
が挿入される開口部と、前記液晶表示装置の厚み方向に
互いに逆向きに設けられ、前記ネジ部材のそれぞれの前
記突出部が挿入される溝とを有することを特徴とする液
晶表示装置。 - 【請求項９】 前記ネジ部材は、ネジ孔が設けられる中
央部と、前記中央部の両側に、前記中央部と段差を付け
て一体的に形成される突出部とから構成され、 前記フレーム部材の前記側壁は、前記ネジ部材の前記中
央部が挿入される開口部を有することを特徴とする請求
項８に記載の液晶表示装置。 - 【請求項１０】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置されるとともに、表
示窓を有し、かつ、周囲に側壁を有するフレーム部材
と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 前記液晶表示装置を外部ケースに固定する取付用ネジが
ネジ止めされるネジ孔を有するネジ部材と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記収納部材の前記側壁は、前記フレーム部材の前記側
壁と対向する面に設けられ、開口部が前記フレーム部材
の前記側壁で覆われる凹部を有し、 前記ネジ部材は、前記収納部材の前記側壁に設けられた
前記凹部に設けられるとともに、前記フレーム部材の前
記側壁、および前記フレーム部材の前記側壁に設けられ
る爪により保持されていることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項１１】 前記ネジ部材は、ネジ孔が設けられる
中央部と、前記中央部の両側に、前記中央部と段差を付
けて一体的に形成される突出部とから構成され、 前記フレーム部材の前記側壁は、前記ネジ部材の前記中
央部が挿入される開口部を有することを特徴とする請求
項１０に記載の液晶表示装置。 - 【請求項１２】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置されるとともに、表
示窓を有し、かつ、周囲に側壁を有するフレーム部材
と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記フレーム部材の前記側壁は、前記液晶表示装置を外
部ケースに固定する取付用ネジがネジ止めされるネジ孔
を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項１３】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面側に配置されるとともに、表
示窓を有し、かつ、周囲に側壁を有するフレーム部材
と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材とを少
なくとも有する液晶表示装置であって、 前記フレーム部材は、前記液晶表示装置を外部ケースに
固定する取付用ネジがネジ止めされるバネ付きネジ部材
を有することを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項１４】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材と、 前記液晶表示素子と前記収納部材の前記側壁との間に配
置される駆動回路基板とを少なくとも有する液晶表示装
置であって、 前記駆動回路基板は、前記液晶表示装置を外部ケースに
固定する取付用ネジが設けられる領域に凹部を有するこ
とを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項１５】 液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の表示面と反対側の面に配置され、前
記液晶表示素子に照射光を照射する光源と、 周囲に側壁を有し、前記光源を収納する収納部材と、 前記液晶表示素子と前記収納部材の前記側壁との間に配
置される駆動回路基板とを少なくとも有する液晶表示装
置であって、 前記駆動回路基板は、前記液晶表示装置を外部ケースに
固定する取付用ネジが設けられる領域がフレキシブル配
線基板で構成されることを特徴とする液晶表示装置。
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