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JP2001138218A - Cmp加工機 - Google Patents

Cmp加工機

Info

Publication number
JP2001138218A
JP2001138218A JP32188099A JP32188099A JP2001138218A JP 2001138218 A JP2001138218 A JP 2001138218A JP 32188099 A JP32188099 A JP 32188099A JP 32188099 A JP32188099 A JP 32188099A JP 2001138218 A JP2001138218 A JP 2001138218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
head
polishing head
reference data
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32188099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Naka
浩 中
Katsuhisa Okawa
勝久 大川
Shigeo Yoshida
成夫 吉田
Hajime Kaizu
一 海津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP32188099A priority Critical patent/JP2001138218A/ja
Publication of JP2001138218A publication Critical patent/JP2001138218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨ヘッドの動作異常やその発生の可能性を
オペレータによる確認作業を必要とすることなく早期に
検出する。 【解決手段】 研磨ヘッド6の位置と移動開始後の経過
時間との関係から特定され得る正常動作時の基準データ
21aを予め正常値記憶手段としての不揮発性メモリ2
1に記憶させておく。また、CMP加工機1に位置検出
手段14を配備し、研磨工程の加工動作時に位置検出手
段14を介して研磨ヘッド6の現在位置を検出して経過
時間とヘッド位置との関係を表すデータを一時的に保存
する。そして、このデータを用いて基準データ21aと
同じ次元の実測データ28aを求め、異常判定手段26
aにより実測データ28aと基準データ21aとを比較
することにより研磨ヘッド6の異常動作の有無を自動判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CMP加工機の改
良、特に、その研磨ヘッドの異常検出機能の付加に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年のLSI技術の進展によりLSIの
多層化・微細化が求められている。この多層化によって
ステッパーの焦点深度に余裕が無くなったことから、ウ
ェハ表面の平坦化が重要な課題となった。
【0003】この平坦化を行うものがCMP加工機(化
学的機械研磨装置)である。CMP加工機では、ウェハ
をロードまたはアンロードする位置で、研磨ヘッドの上
下左右の動作により研磨対象となるウェハを研磨ヘッド
に吸着し、この研磨ヘッドを研磨テーブル上に移動させ
て、研磨ヘッドおよび研磨テーブルを回転させながらウ
ェハを研磨テーブル上の研磨パッドに加圧することによ
って所定時間の研磨作業を行う。
【0004】また、1つの研磨テーブルで研磨が終了し
たウェハは、更に、必要に応じて他の研磨テーブルで研
磨される場合もあり、このような時には、ウェハを吸着
したまま研磨ヘッドを他の研磨テーブルに移動させて、
前記と同様にして研磨作業を繰り返すことになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、研磨作業を
繰り返すうちに、ヘッド送り機構に関連する構造上の問
題等で、研磨ヘッドの上下動作の駆動源となるシリンダ
動作や直動案内や回転案内の動作が鈍くなる場合があ
る。そうすると、ウェハを研磨テーブルに押しつける加
圧力が不足して研磨異常が発生し、製品ロットの処理が
中断されてしまう。
【0006】従来、このような場合には、ウェハにおけ
る研磨異常の発生を発見し研磨ヘッドの上下動作異常を
推定した場合、CMP加工機の障害復旧作業やシリンダ
の交換作業等を行っていたので、CMP加工機の稼動中
に運転が停止されることになり、生産性が落ちるといっ
た問題があった。
【0007】また、実際に研磨異常の発生を確認してか
らCMP加工機の障害復旧作業やシリンダの交換作業を
行っていたため、異常の発見が遅れたような場合、異常
発見の前の段階で研磨されたウェハに関しても異常が生
じている可能性があり、前ロットの製品確認作業等が必
要となる場合もあり、作業が煩雑になるといった欠点も
ある。また、駆動源となるシリンダ等に異常の発生する
頻度や時期等も想定しにくいので、交換部品の手配が難
しくなるといった問題がある。
【0008】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、前記従来技術
の欠点を解消し、研磨ヘッドの動作異常やその発生の可
能性を、オペレータによる確認作業を必要とすることな
く、早期に検出することのできるCMP加工機を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、研磨パッドを
装着した研磨テーブルと、ウェハを保持して回転駆動す
る研磨ヘッドと、研磨ヘッドの回転面を研磨テーブルの
法線方向に直交させた状態で研磨ヘッドをターンテーブ
ルに対し法線方向に接離移動させるヘッド送り機構とを
備えたCMP加工機であって、前記目的を達成するた
め、特に、研磨ヘッドの移動位置を検出する位置検出手
段と、研磨ヘッドの位置と移動開始後の経過時間との関
係から特定され得るヘッド送り機構の正常動作に対応す
る基準データを記憶した正常値記憶手段と、ヘッド送り
機構の動作時に前記位置検出手段により時系列で検出さ
れる位置データに基づいて前記基準データと同種の実測
データを求め、この実測データと前記正常値記憶手段に
記憶された基準データとを比較し、その相違が所定値を
越えた場合に異常検出信号を出力する異常判定手段とを
備えたことを特徴とする構成を有する。
【0010】このように、ヘッド送り機構の動作時に求
められる実測データと正常値記憶手段に記憶された基準
データ(ヘッド送り機構の正常動作に対応したデータ)
とをCMP加工機自体の異常判定手段により比較して動
作異常の有無を判定するようにしているため、オペレー
タによる異常確認の作業を実施しなくても研磨ヘッドの
動作異常の有無を定量的に判定することができる。ま
た、異常判定の基準となる所定値を調整することによ
り、実際の研磨作業に異常が生じない程度の僅かな動作
異常を検出することも可能であり、将来的な研磨異常の
発生の可能性を事前に予測することができるようにな
る。この場合、生産量が少ないとき、ロットの区切りや
定期メンテナンスのようにCMP加工機が休止状態にあ
るときに早期のメンテナンス作業を行うようにすれば、
定常運転時の異常発生を未然に防止することができ、生
産性の向上に繋がる。
【0011】正常値記憶手段に記憶される基準データ
は、CMP加工機が備える検出手段によって求めること
が可能なものであれば、どのようなものでもよい。
【0012】例えば、CMP加工機が、研磨ヘッドの移
動位置を検出する位置検出手段を備えている場合、前記
正常値記憶手段に記憶する基準データとしては、ヘッド
送り機構の正常動作に対応する研磨ヘッドの移動ストロ
ークの値を利用することができる。
【0013】更に、CMP加工機が、研磨ヘッドの移動
位置を時系列で検出する位置検出手段を備えている場合
であれば、前記正常値記憶手段に記憶する基準データと
して、ヘッド送り機構の正常動作に対応する研磨ヘッド
の移動所要時間,研磨ヘッドの位置変化パターン,研磨
ヘッドの平均移動速度,研磨ヘッドの速度変化パター
ン,研磨ヘッドの移動速度,研磨ヘッドの移動開始所要
時間,研磨ヘッドの移動開始後の経過時間と移動位置と
の関係等を利用することができる。
【0014】また、前述した移動ストローク,移動所要
時間,位置変化パターン,研磨ヘッドの平均移動速度,
研磨ヘッドの速度変化パターン,研磨ヘッドの移動速
度,研磨ヘッドの移動開始所要時間,研磨ヘッドの移動
開始後の経過時間と移動位置に関する異常判定手段の各
構成を全て兼備すると共に、更に、前記各異常判定手段
からの異常検出信号の出力数が設定値を越える場合に最
終的な異常検出信号を出力する動作異常総合判定手段を
設け、研磨ヘッドの異常動作の有無を総合的に判定する
ように構成することも可能である。
【0015】この構成によれば、研磨ヘッドの異常動作
の有無が様々な条件によって総合的に判定されることに
なるので、異常発生の判定結果の信頼性が一層高くな
る。
【0016】更に、研磨対象となるウェハを載置するた
めのロードカップを備えて水平送り機構とヘッド送り機
構との協調動作によりロードカップと研磨テーブルとの
間で研磨ヘッドを往復移動させる構造を有するCMP加
工機の場合においては、研磨ヘッドがロードカップ上に
位置するときに使用すべきロードカップ位置用の基準デ
ータと研磨ヘッドが研磨テーブル上に位置するときに使
用すべき研磨テーブル位置用の基準データとを記憶した
正常値記憶手段を設けると共に、前記異常判定手段に
は、ヘッド位置判定手段の判定結果に対応して前記正常
値記憶手段からロードカップ位置用の基準データまたは
研磨テーブル位置用の基準データの何れか一方を選択す
る基準データ選択機能を配備するようにする。
【0017】この構成によれば、研磨量に影響を与える
研磨ヘッド加圧機構の動作異常に加え、研磨ヘッドが研
磨対象となるウェハを所定位置に搭載するときの動作異
常をも検出できるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、本発明を適用した一
実施形態のCMP加工機1の要部を示すブロック図であ
る。
【0019】CMP加工機1の実作業部を構成する加工
機本体2は、ベース部3と、該ベース部3上に設けられ
た研磨テーブル4、および、研磨テーブル4に取り付け
られた研磨パッド5と、ベース部3に一体的に設けられ
た図示しないコラムに装着されたガイド10を介して研
磨テーブル4上に配備された研磨ヘッド6、並びに、研
磨対象となるウェハ9を載置するためのロードカップ7
等によって構成される。
【0020】研磨テーブル4は図示しない駆動機構によ
り図1の矢印α方向に回転駆動され、また、研磨テーブ
ル4上に取り付けられた研磨パッド5も、研磨テーブル
4と一体的に回転するようになっている。そして、研磨
パッド5上には図示しないノズル等を介して供給される
研磨液8が満たされ、研磨ヘッド6で回転駆動されるウ
ェハ9に対する化学的機械研磨が施される。
【0021】研磨ヘッド6は、ヘッド本体6aとチャッ
ク部6bとによって構成され、ヘッド本体6a内に設け
られた図示しない回転駆動機構によってチャック部6b
を図1の矢印β方向に回転駆動する。また、チャック部
6bは、真空引き等を利用した吸着機能を備え、研磨対
象となるウェハ9を安定的に保持する。
【0022】また、研磨ヘッド6は、シリンダによって
構成されるヘッド送り機構11によりガイド10に沿っ
て図1におけるZ軸の方向に送り動作を掛けられるよう
になっており、更に、前述したコラムとガイド10との
間に設けられた図示しない水平送り機構により、ガイド
10,ヘッド送り機構11,研磨ヘッド6が一体となっ
て図1におけるX軸の方向、つまり、研磨ヘッド6とロ
ードカップ7との間を往復する方向に移動されるように
なっている。
【0023】制御装置12は、研磨テーブル4や研磨ヘ
ッド6の回転、および、前述した水平送り機構による研
磨ヘッド6の水平移動動作やヘッド送り機構11による
研磨ヘッド6の上下動作を全体的に制御するためのもの
で、このうち、研磨ヘッド6の上下動作に関しては、圧
力制御ユニット13を介してヘッド送り機構11を構成
するシリンダのON/OFFを制御することによって行
う。
【0024】つまり、制御装置12から圧力制御ユニッ
ト13にON指令を出力することによりヘッド送り機構
11を構成するシリンダにエアが供給されて研磨ヘッド
6が下降し、また、制御装置12から圧力制御ユニット
13への指令をOFFにすると、前述したシリンダに対
するエアの供給が停止され、自動復帰バネの力またはポ
ートの切り替え等により、ヘッド送り機構11を構成す
るシリンダが逆方向に作動して研磨ヘッド6が上昇す
る。
【0025】以上の構成に関しては、従来のCMP加工
機と同様であり、基本的な1サイクルの作業は、研磨ヘ
ッド6をガイド10の上端の待機位置に保持した状態で
研磨ヘッド6をロードカップ7上に位置決めする工程
と、研磨ヘッド6を下降させてチャック部6bによりロ
ードカップ7上の未加工ウェハ9を吸着する工程、およ
び、研磨ヘッド6を上端の待機位置に戻して研磨ヘッド
6を研磨テーブル4上に位置決めする工程と、チャック
部6bの回転を開始して研磨ヘッド6を下降させ未加工
ウェハ9を所定時間に亘り研磨パッド5に押圧して実際
の研磨作業を実施する図1の工程、並びに、研磨ヘッド
6を上端の待機位置に戻してチャック部6bの回転を停
止する工程とによって構成され、その後、必要に応じ
て、研磨ヘッド6を別の研磨テーブル上に位置決めして
前記と同様の研磨作業を行うか、または、ロードカップ
7上に戻してチャック部6bの吸着を解除して加工済ウ
ェハ9を回収する等の作業が行われる。また、図1に示
した研磨作業の工程では、チャック部6bの回転および
研磨テーブル4の回転に加え、前述した水平送り機構に
よる研磨ヘッド6の水平方向の揺動動作が行われ、ウェ
ハ9の研磨効率の向上と研磨面の平坦化の向上が図られ
ている。
【0026】本実施形態においては、前述した従来技術
の構成に加えて、更に、研磨ヘッド6の上下方向の移動
位置を検出する位置検出手段14と研磨ヘッド6がロー
ドカップ7側に位置するのか研磨テーブル4側に位置す
るのかを判定するためのヘッド位置判定手段15とが加
工機本体2上に実装され、また、圧力制御ユニット13
には、CMP制御装置12からの指令のON/OFF状
態を検出するための制御信号検出センサ16が取り付け
られている。
【0027】そして、位置検出手段14,ヘッド位置判
定手段15,制御信号検出センサ16からの信号はAD
・IOボード17を介してディジタル変換され、正常値
記憶手段と異常判定手段とを備えた異常判定ユニット1
8に入力される。
【0028】異常判定ユニット18は、図2に示される
ように、演算手段としてのCPU19、その動作プログ
ラム等を記憶したROM20、演算データの一時記憶等
に利用されるRAM22、AD・IOボード17との間
のインターフェイスを構成する入出力回路23、AD・
IOボード17を介して入力されたデータを一時記憶す
るためのバッファ24、および、正常値記憶手段として
機能する不揮発性メモリ21等により構成される。
【0029】また、警報ニット25は、パトライト等の
警告灯やブザー等の警告音発生装置によって構成される
もので、AD・IOボード17を介して異常判定ユニッ
ト18によってON/OFF制御されるようになってい
る。
【0030】図3は正常値記憶手段としての不揮発性メ
モリ21における基準データの記憶状態の一例を示す概
念図であり、本実施形態においては、研磨ヘッド6の上
下動作の異常判定に用いるための基準データとして、次
の8種のものが予め準備されている。
【0031】まず、移動ストローク21aは、ガイド1
0に沿って上下動する研磨ヘッド6が実際に上端位置か
ら下降を開始してウェハ9の押圧が開始される位置まで
下降するときの研磨ヘッド6の移動量である。前述した
通り、研磨ヘッド6は、研磨テーブル4上でウェハ9を
研磨する場合、および、ロードカップ7上で未加工ウェ
ハ9を吸着する場合の2つの態様で上下動作を行うの
で、移動ストローク21aの基準データも、各々の動作
態様に合わせて予め研磨テーブル位置用のものとロード
カップ位置用のものとの2種が準備されている。基準デ
ータとなる移動ストロークの値は、設計上のデータに従
って設定してもよいし、また、実際にCMP加工機を作
動させ、正常動作の時の移動ストロークを測定して設定
してもよい。
【0032】そして、移動所要時間21bは、前述した
移動ストロークが達成されるときに必要とされる研磨ヘ
ッド6の移動時間である。前記と同様、予め研磨テーブ
ル位置用のものとロードカップ位置用のものとの2種が
準備されており、その値は、設計上のデータに従っても
よいし、また、実際にCMP加工機が正常に作動したと
きの移動所要時間を採用してもよい。
【0033】また、位置変化パターン21cは、研磨ヘ
ッド6の下降開始後の経過時間とその時点における研磨
ヘッド6の現在位置との関係で示される一連のデータの
繋がりである。前記と同様、予め研磨テーブル位置用の
ものとロードカップ位置用のものとの2種が準備されて
いる。その値は、設計上のデータに従ってもよいし、ま
た、実際にCMP加工機が正常に作動したときの位置デ
ータをサンプリングして使用してもよい。
【0034】平均移動速度21dは、ガイド10に沿っ
て上下動する研磨ヘッド6が実際に上端位置からの下降
を開始してからウェハ9の押圧が開始される位置まで下
降する間の平均的な移動速度である。前記と同様、予め
研磨テーブル位置用のものとロードカップ位置用のもの
との2種が準備されており、その値は、設計上のデータ
に従ってもよいし、また、実際にCMP加工機が正常に
作動したときの移動ストロークと移動所要時間との関係
から求めてもよい。
【0035】また、速度変化パターン21eは、研磨ヘ
ッド6の下降開始後の経過時間とその時点における研磨
ヘッド6の移動速度との関係で示される一連のデータの
繋がりである。前記と同様、予め研磨テーブル位置用の
ものとロードカップ位置用のものとの2種が準備されて
おり、その値は、設計上のデータに従ってもよいし、ま
た、実際にCMP加工機が正常に作動したときの位置デ
ータをサンプリングし、サンプリング周期と位置データ
との関係から1周期間の移動速度を求め、各サンプリン
グ時の経過時間と対応させて速度変化パターンを設定す
るようにしてもよい。
【0036】移動速度21fは、研磨ヘッド6の下降速
度が正常であると見なせる範囲の中間的な移動速度の値
である。前記と同様、予め研磨テーブル位置用のものと
ロードカップ位置用のものとの2種が準備されている。
【0037】また、移動開始所要時間21gは、ヘッド
送り機構11を構成するシリンダに空気圧の印加が開始
されてから実際に研磨ヘッド6が下降を開始するまでに
必要とされるタイムラグの値である。この基準データ
は、前述した各規準データとは相違し、研磨ヘッド6の
下降開始時点でのみ意味を成す値であり、研磨ヘッド6
がウェハ9を研磨作業のために押圧するのか(この場合
は下降の最終段階で大きな反力を受ける)、新たなウェ
ハ9を装着するためにウェハ9に接近するのか(この場
合は下降の最終段階で格別の反力を受けない)といった
動作種別の違いによる影響は受けないので、研磨テーブ
ル位置用のものとロードカップ位置用のものとを共通化
して使用しても問題はない。
【0038】移動開始後の経過時間と移動位置との関係
21hは、基本的には、前述した位置変化パターン21
cと同様であり、研磨ヘッド6の下降開始後の経過時間
とその時点における研磨ヘッド6の現在位置との関係で
示される一連のデータである。但し、前述した位置変化
パターン21cの場合では移動開始後の経過時間と移動
位置との関係を連続した一連の関数として捉え、実測デ
ータ全体の傾向がそのパターンと近似しているか否かに
よって異常の有無を判定するのに対し、ここで言う移動
開始後の経過時間と移動位置との関係21hにおいて
は、各経過時間における移動位置の各々を個別に比較し
て異常の有無を判定するようにしており、データの取り
扱い方に違いがある。前記と同様、予め研磨テーブル位
置用のものとロードカップ位置用のものとの2種が準備
されている。その値は、設計上のデータに従ってもよい
し、また、実際にCMP加工機が正常に作動したときの
位置データをサンプリングして使用してもよい。
【0039】図4は、異常判定ユニット18のCPU1
9とROM20とによって構成される異常判定手段26
の処理の一例を概略で示す機能ブロック図である。ここ
では、一例として、研磨ヘッド6の移動ストローク21
aを基準データとして使用する異常判定手段26aの場
合を例にとって説明するが、他の基準データ21b〜2
1hを使用する場合においても、全体的な処理の流れに
関しては概ねこれと同様である。
【0040】まず、異常判定手段26a内の基準データ
選択部30aは、ヘッド位置検出手段15からの信号に
基づいて、研磨ヘッド6が研磨テーブル4上に位置する
のかロードカップ7上に位置するのかを判別する。そし
て、研磨ヘッド6が研磨テーブル4上に位置する場合に
は、正常値記憶手段としての不揮発性メモリ21に記憶
された移動ストローク21aの基準データのうち、研磨
テーブル位置用の基準データを読み込んで異常判定手段
26a内の比較部29aに設定する。また、研磨ヘッド
6がロードカップ7上に位置する場合には、不揮発性メ
モリ21に記憶された移動ストローク21aの基準デー
タのうちロードカップ位置用の基準データを読み込ん
で、比較部29aに設定することになる。
【0041】一方、異常判定手段26a内の実測データ
生成部27aは、制御信号検出センサ16のOFFから
ONへの立ち上がり、つまり、研磨ヘッド6の下降動作
の開始を検出して処理を開始し、CPU19が備えるタ
イマをスタートさせて移動開始後の経過時間の計測を開
始し、同時に、位置検出手段14による研磨ヘッド6の
現在位置の検出を開始して、所定周期毎のサンプリング
処理を開始する。
【0042】移動ストローク21aを基準データとして
使用する異常判定手段26aに必要とされる実測データ
28aは研磨ヘッド6の移動ストロークである。
【0043】従って、実測データ生成部27aは、研磨
ヘッド6の下降動作の終了を検出した時点で、研磨ヘッ
ド6の移動終了位置の値から移動開始位置の値を減算
し、このサイクルにおける研磨ヘッド6の移動ストロー
クの実測データ28aを求め、この値を比較部29aに
出力する。
【0044】そして、比較部29aは、研磨ヘッド6の
移動ストロークの実測データ28aと基準データである
移動ストローク21aとを比較し、両者間の大小差が所
定範囲内にあるか否かを判定し、その差が所定範囲内に
あれば異常なしと判定する。また、その差が所定範囲を
越えていた場合には、異常ありと判定して異常検出信号
を出力する。
【0045】この異常検出信号は、異常判定ユニット1
8の入出力回路23およびAD・IOボード17を介し
て警報ユニット25に入力され、警報ユニット25によ
るパトライトの点滅、または、警報ブザーの作動といっ
た処理が行われる。
【0046】図5および図6は異常判定手段26aの機
能を達成するためにCPU19によってサンプリング周
期毎に繰り返し実行される処理の一例を具体的に示すフ
ローチャートである。
【0047】なお、図5および図6で示されるフラグF
は異常判定手段26aによる処理の進行過程を表すフラ
グであり、その初期値は0である。
【0048】サンプリング周期毎の処理を開始したCP
U19は、まず、フラグFの値を判定する(ステップa
1)。この段階ではフラグFの値は0であるから、CP
U19は、次いで、制御信号検出センサ16によって制
御信号のON状態が検出されているか否か、つまり、ヘ
ッド送り機構11のシリンダにエアの供給が開始されて
いるか否かを判別し(ステップa2)、制御信号がOF
Fであれば、この周期の処理をそのまま終了する。
【0049】このような処理が繰り返し実行される間
に、ステップa2の判別結果が真となって制御信号がO
Nとなり、ヘッド送り機構11のシリンダにエアの供給
が開始されたことが確認されると、CPU19は、ヘッ
ド位置判定手段15からの信号を読み込み(ステップa
3)、研磨ヘッド6が研磨テーブル4上に位置するの
か、それとも、ロードカップ7上に位置するのかを判別
する(ステップa4)。
【0050】そして、研磨ヘッド6が研磨テーブル4
上、つまり、図1における右側の位置にある場合には、
CPU19は、不揮発性メモリ21に記憶された移動ス
トローク21aの基準データのうち、研磨テーブル位置
用の基準データを読み込んで、その値を基準値記憶レジ
スタに設定する(ステップa5)。また、研磨ヘッド6
がロードカップ7上、つまり、図1における左側の位置
にある場合には、不揮発性メモリ21に記憶された移動
ストローク21aの基準データのうち、ロードカップ位
置用の基準データを読み込んで、その値を基準値記憶レ
ジスタに設定することになる(ステップa6)。
【0051】次いで、CPU19は、フラグFに1をセ
ットし、ヘッド送り機構11のシリンダに対するエアの
供給が開始されたことを記憶し(ステップa7)、位置
検出手段14を介して研磨ヘッド6の現在位置Vを読
み込んで(ステップa8)、その位置を制御開始位置S
として記憶すると共に、タイマTをリセットして再ス
タートさせる(ステップa9)。
【0052】そして、CPU19は、研磨ヘッド6の現
在位置Vから制御開始位置Sの値を減じて差の絶対
値|V−S|を求め、この差が設定値αを越えてい
るか否かを判定する(ステップa10)。設定値αは、
ヘッド送り機構11に対するエアの供給によって実際に
研磨ヘッド6の下降動作が開始されているか否かを判定
するための設定値である。
【0053】ステップa10の判別結果が偽となった場
合には、この段階では未だ研磨ヘッド6の下降動作が開
始されていないことを意味するので、CPU19は、こ
のまま当該周期の処理を終了する。
【0054】次周期以降の処理では、エアの供給は既に
開始されており、フラグFにも既に1がセットされてい
るので、ステップa1の判別結果は偽となる。
【0055】従って、CPU19はステップa14の判
別処理に移行し、フラグFの現在値が1であるか否かを
判別する。
【0056】この場合、フラグFの現在値は1であり、
ステップa14の判別結果は真となるので、CPU19
は、再び位置検出手段14を介して研磨ヘッド6の現在
位置Vを読み込み(ステップa15)、前記と同様に
してステップa10の判別処理を繰り返す。
【0057】ステップa10の判別結果が偽となった場
合には、研磨ヘッド6の下降動作が未だ開始されていな
いことを意味するので、CPU19は、このまま当該周
期の処理を終了し、次周期以降の処理において、前記と
同様にしてステップa1,ステップa14,ステップa
15,ステップa10の処理を繰り返し実行することに
なる。
【0058】このような処理が繰り返し実行される間に
実際に研磨ヘッド6の下降動作が開始され、|V−S
|の値が設定値αに達したことがステップa10の判
別処理で検出されると、CPU19は、タイマTの現在
値を移動開始所要時間記憶レジスタTに記憶し、再び
タイマTをリセットして再スタートさせ(ステップa1
1)、フラグFに2をセットして研磨ヘッド6の実際の
下降動作が開始されたことを記憶し(ステップa1
2)、この周期で読み込んだ研磨ヘッド6の現在位置V
の値を周期遅れ現在位置記憶レジスタVn−1に記憶
して(ステップa13)、この周期の処理を終了する。
【0059】次周期以降の処理では、研磨ヘッド6の下
降動作は既に開始されており、フラグFにも既に2がセ
ットされているので、ステップa1,ステップa14の
判別結果は偽、また、ステップa16の判別結果は真と
なる。
【0060】従って、CPU19は、改めて研磨ヘッド
6の現在位置Vの値を読み込み(ステップa17)、
この現在位置Vから周期遅れ現在位置記憶レジスタV
n− の値を減じて差の絶対値|V−Vn−1|を求
め、この差が設定値βを下回っているか否かを判定する
(ステップa18)。
【0061】設定値βは、研磨ヘッド6が下降限度に達
してウェハ9の押圧を開始したか否かを判定するための
設定値である。サンプリング周期τは一定であるから、
|V −Vn−1|は単位時間τ当たりの研磨ヘッド6
の移動量、つまり、下降開始後の経過時間と研磨ヘッド
6の位置との対応関係を示す図8の関係において、位置
変化曲線の傾き、即ち、下降速度(V−Vn−1)/
τに比例した値となる。
【0062】従って、|V−Vn−1|の値が適当な
設定値βを下回っているか否か、つまり、研磨ヘッド6
がウェハ9からの力の反作用を受けてその下降速度を鈍
らせているか否かを判別することにより、研磨ヘッド6
が下降限度に達しているか否かを判定することができる
のである。
【0063】ステップa18の判別結果が偽となった場
合には、研磨ヘッド6が下降限度に到達していないこと
を意味するので、CPU19は、この周期で読み込んだ
研磨ヘッド6の現在位置Vの値を周期遅れ現在位置記
憶レジスタVn−1に記憶し(ステップa19)、この
周期の処理を終了する。
【0064】次周期以降の処理では、前記と同様にして
ステップa1,ステップa14,ステップa16〜ステ
ップa19の処理が繰り返し実行されることになる。
【0065】そして、このような処理が繰り返し実行さ
れる間にステップa18の判別結果が真となって研磨ヘ
ッド6が下降限度に達したことが確認されると、CPU
19は、タイマTの現在値を移動所要時間記憶レジスタ
に記憶すると共に移動終了位置記憶レジスタS
研磨ヘッド6の現在位置Vの値を記憶し(ステップa
20)、移動終了位置記憶レジスタSの値から制御開
始位置Sの値を減じて実測データ28aとなる移動ス
トロークXの値を求める(ステップa21)。
【0066】次いで、CPU19は、実測データとして
の移動ストロークXの値から基準データである移動スト
ローク21aの値を減じ、その差が予め決められた所定
値γの範囲を越えているか否かを判定する(ステップa
22)。
【0067】前述した通り、研磨ヘッド6は、研磨テー
ブル4上に位置する場合とロードカップ7上に位置する
場合とがあり、これらの状況によって研磨ヘッド6の移
動ストロークには相違が生じるが、ステップa3〜ステ
ップa6の処理により、研磨ヘッド6の所在位置に応じ
た適正な基準データが基準値記憶レジスタに格納される
ようになっているので、実測データと基準データとの対
応関係の整合性は確実に保証される。
【0068】そして、ステップa22の判別結果が真と
なった場合、つまり、実測データと基準データとの間に
著しい相違があると判定された場合には、CPU19
は、研磨ヘッド6の下降動作に異常があるものと判定
し、異常判定ユニット18の入出力回路23およびAD
・IOボード17を介して警報ユニット25にアラーム
信号を出力し(ステップ23)、警報ユニット25によ
るパトライトの点滅、または、警報ブザーの作動といっ
た処理を実行させる。
【0069】また、ステップa22の判別結果が偽とな
った場合には、研磨ヘッド6の下降動作に異常がないこ
とを意味するので、ステップa23の処理は非実行とな
る。従って、この場合、警報ユニット25は作動しな
い。
【0070】なお、警報の解除は警報ユニット25のリ
セットスイッチの操作によって可能である。
【0071】また、ホストコンピュータやセル・コント
ローラ等で多数のCMP加工機の動作スケジュールを管
理しているような場合には、これらのホストコンピュー
タやセル・コントローラ等にCMP加工機の装置番号と
共にアラーム信号を出力し、ホストコンピュータやセル
・コントローラ等のモニタに異常の発生を表示するよう
にしてもよい。無論、異常発生の履歴をデータとして保
存することも可能である。
【0072】そして、ステップa22の判定処理または
ステップa23のアラーム出力処理を終えたCPU19
は、フラグF3に3をセットして1サイクルの機械動作
に対応した判定処理を終えたことを記憶し(ステップa
24)、この周期の処理を終了する。
【0073】次周期以降の処理では既にフラグFに3が
セットされているので、ステップa1,ステップa1
4,ステップa16の判別結果は偽となり、CPU19
は、制御信号検出センサ16によって制御信号のON状
態が検出されているか否かを判別することになる(ステ
ップa25)。
【0074】前述した通り、この段階で既に研磨ヘッド
6は下降限度に達し、また、異常の有無の判定も終えて
いるが、実際には、ウェハ9の研磨作業や吸着作業を実
施する必要上、ヘッド送り機構11のシリンダに対する
エアの供給は暫くの間は継続して行われ、この間、制御
信号検出センサ16によって検出される制御信号の状態
はONに保持される。
【0075】この間、ステップa25の判別結果は偽と
なり、CPU19は、単に、ステップa1,ステップa
14,ステップa16,ステップa25の判別処理のみ
を繰り返し実行して待機することになり、実質的な処理
は行われない。
【0076】そして、このような判別処理が繰り返し実
行される間に、1サイクル内の研磨作業や吸着作業が終
了し、ヘッド送り機構11のシリンダに対するエアの供
給が停止される。すると、制御信号検出センサ16によ
って検出される制御信号の状態がOFFとなり、CPU
19はステップa19の判別処理でこれを検出し、フラ
グFに改めて初期値0を再設定する(ステップa2
6)。
【0077】この結果、CPU19の処理は完全に初期
状態に復帰し、制御信号検出センサ16により再び制御
信号のON状態が検出されるのを待つ待機状態に入る。
【0078】従って、前述した全ての処理は、ヘッド送
り機構11のシリンダに対するエアの供給が開始される
度、繰り返し実行されることになる。
【0079】以上の処理により、研磨ヘッド6の移動ス
トロークXに異常が検出された場合には、その原因とし
て、研磨ヘッド6が完全に最下点まで下がっていない
か、または、研磨ヘッド6が十分上に戻っていない状態
から下降を開始した可能性が考えられる。
【0080】なお、移動終了位置記憶レジスタSの値
に基づいて異常の有無を判定することも可能であり、移
動終了位置記憶レジスタSの値に変動が生じた場合に
は、研磨ヘッド6が通常下がる位置まで下がっていない
ことが異常の原因と考えられる。
【0081】以上、一例として、研磨ヘッド6の移動ス
トロークを基準データとして使用する異常判定手段26
aの場合を例にとってCPU19の実際的な処理動作に
ついて説明したが、他の基準データ21b〜21hを使
用する場合においても、全体的な処理の流れに関しては
概ねこれと同様である。
【0082】以下、他の基準データ21b〜21hを使
用する場合の処理について簡単に説明する。
【0083】まず、移動所要時間21bを基準データと
して使用し、移動所要時間の実測データを生成して両者
を比較する場合には、図5のフローチャートにおけるス
テップa5,ステップa6の処理で基準データとしての
移動ストローク21aに代え、研磨ヘッド6の所在位置
に応じた移動所要時間21bを基準データとして基準値
記憶レジスタに設定するようにする。
【0084】移動所要時間の実測データは図5における
ステップa11およびステップa20の処理によって移
動所要時間記憶レジスタTに自動的に設定されるの
で、ステップa22の処理でTの値と移動所要時間2
1bの値とを比較し、その差が予め設定された所定値の
範囲を越えているか否かにより異常の有無を判定するよ
うにすればよい。
【0085】移動所要時間Tに異常があると判断され
た場合は、研磨ヘッド6の上下動作がスムーズでないこ
とが原因であると考えられる。
【0086】また、位置変化パターン21cを基準デー
タとして使用し、位置変化パターンの実測データを生成
して両者を比較する場合には、図5のフローチャートに
おけるステップa5,ステップa6の処理で基準データ
としての移動ストローク21aに代え、研磨ヘッド6の
所在位置に応じた位置変化パターン21cを基準データ
として選択するようにする。
【0087】位置変化パターンの実測データは、図6に
おけるステップa17の処理で研磨ヘッド6の現在位置
の値を読み込んだ段階で、現在位置VとタイマT
の計測時間との対応関係、つまり、移動開始後の経過時
間と移動位置との対応関係である(T,V)の二次元
配列データを次々と記憶させることにより求めることが
できる。従って、この実測データと前述した基準データ
との相違の大小をステップa21の処理で求めるように
する。
【0088】相違の大小は、例えば、移動開始後の経過
時間を基準として同一の経過時間に対応する実測データ
の位置データの値から同一の経過時間に対応する基準デ
ータの位置データの値を減じて各々2乗し、それらの値
を全てのデータの組み合わせに亘って加算することによ
って求めることができる。
【0089】最終的に、ステップa22の判別処理で、
この加算値が予め設定された所定値の範囲を越えている
か否かにより異常の有無を判定するようにすればよい。
【0090】位置変化パターンに異常があると判断され
た場合は、研磨ヘッド6の上下動作がスムーズではなく
引っ掛かりが発生する等の理由で研磨ヘッド6の移動速
度が変動していると考えられる。
【0091】また、平均移動速度21dを基準データと
して使用し、平均移動速度の実測データを生成して両者
を比較する場合には、図5のフローチャートにおけるス
テップa5,ステップa6の処理で基準データとしての
移動ストローク21aに代え、研磨ヘッド6の所在位置
に応じた平均移動速度21dを基準データとして基準値
記憶レジスタに設定するようにする。
【0092】平均移動速度の実測データは、移動ストロ
ーク21aの実測値Xと移動所要時間記憶レジスタの実
測値Tが既に求められているので、ステップa21の
処理でX/Tの演算式を実行することにより求めるこ
とができる。従って、ステップa22の処理でX/T
の値と平均移動速度21dの値とを比較し、その差が予
め設定された所定値の範囲を越えているか否かにより異
常の有無を判定するようにすればよい。
【0093】平均移動速度に異常があると判断された場
合は、研磨ヘッド6の動作途中で引っ掛かりが発生し、
研磨ヘッド6が連続的に滑らかに移動していないことが
原因であると考えられる。
【0094】また、速度変化パターン21eを基準デー
タとして使用し、速度変化パターンの実測データを生成
して両者を比較する場合には、図5のフローチャートに
おけるステップa5,ステップa6の処理で基準データ
としての移動ストローク21aに代え、研磨ヘッド6の
所在位置に応じた速度変化パターン21eを基準データ
として選択するようにする。
【0095】速度変化パターンの実測データは、図6に
おけるステップa17の処理で研磨ヘッド6の現在位置
の値を読み込んだ時にV−Vn−1の演算式を実
行して直前の1サンプリング周期間における研磨ヘッド
6の移動距離を求め、更に、この移動距離をサンプリン
グ周期τで除して直前の1サンプリング周期間における
研磨ヘッド6の移動速度ΔVを算出し、この移動速度Δ
VとタイマTの計測時間との対応関係、つまり、移動開
始後の経過時間と移動速度との関係である(T,ΔV)
の二次元配列データを次々と記憶させることで求めるこ
とができる。従って、この実測データと前述した基準デ
ータとの相違の大小をステップa21の処理で求めるよ
うにする。
【0096】相違の大小を求めるための処理は、例え
ば、移動開始後の経過時間を基準として同一の経過時間
に対応する実測データの速度データの値から同一の経過
時間に対応する基準データの速度データの値を減じて各
々2乗し、それらの値を全てのデータの組み合わせに亘
って加算することによって求めることができる。
【0097】最終的に、ステップa22の処理で、この
加算値が予め設定された所定値の範囲を越えているか否
かにより異常の有無を判定するようにすればよい。な
お、サンプリングの周期τは一定であるから、必ずし
も、1サンプリング周期間の移動距離をサンプリング周
期τで除して1サンプリング周期間の移動速度を求める
といった必要はなく、演算処理上は、1サンプリング周
期間の移動距離それ自体を1サンプリング周期間の移動
速度に代わる値として利用しても構わない。但し、速度
変化パターン21eの側も実質的な速度に代えて1サン
プリング周期相当の移動量を記憶させることが前提であ
る。
【0098】速度変化パターンに異常があると判断され
た場合は、研磨ヘッド6の上下動作がスムーズでなく引
っ掛かりが発生していることが原因であると考えられ
る。
【0099】また、移動速度21fを基準データとして
使用し、移動速度の実測データを生成して両者を比較す
る場合には、図5のフローチャートにおけるステップa
5,ステップa6の処理で基準データとしての移動スト
ローク21aに代え、研磨ヘッド6の所在位置に応じた
移動速度21fを基準データとして選択するようにす
る。
【0100】移動速度の実測データは、図6におけるス
テップa17の処理で、研磨ヘッド6の現在位置V
値を読み込んだ時にV−Vn−1の演算式を実行して
直前の1サンプリング周期間の研磨ヘッド6の移動距離
を求め、更に、この移動距離をサンプリング周期τで除
して直前の1サンプリング周期間の研磨ヘッド6の移動
速度ΔVを算出し、この移動速度ΔVとタイマTの計測
時間との対応関係、つまり、移動開始後の経過時間と移
動速度との関係である(T,ΔV)の二次元配列データ
を次々と記憶させることにより求めることができる。
【0101】相違の大小を求めるための処理は、例え
ば、実測データの速度データの各々の値から基準データ
である移動速度21fを減じて各時点の速度データ毎の
偏差の絶対値を求め、その中で最も大きな値、つまり、
基準的な移動速度から最も外れた移動速度データの偏差
の値を最終的な相違量として決定することにより実施す
る。
【0102】最終的に、ステップa22の処理で、この
相違量が予め設定された所定値の範囲を越えているか否
かにより異常の有無を判定するようにすればよい。
【0103】研磨ヘッド6の移動速度に瞬間的であれ異
常があると判断された場合には、研磨ヘッド6の連続的
な移動が何らかの形で阻害されていることを示唆してい
る。
【0104】また、移動開始所要時間21gを基準デー
タとして使用し、移動開始所要時間の実測データを生成
して両者を比較する場合には、図5のフローチャートに
おけるステップa5,ステップa6の処理で基準データ
としての移動ストローク21aに代え、移動開始所要時
間21gを基準データとして基準値記憶レジスタに設定
するようにする。
【0105】移動開始所要時間の実測データは図5にお
けるステップa9およびステップa11の処理によって
移動開始所要時間記憶レジスタTに自動的に設定され
るので、ステップa22の処理で移動開始所要時間の実
測データTの値と基準データである移動開始所要時間
21gの値とを比較し、その差が予め設定された所定値
の範囲を越えているか否かにより異常の有無を判定する
ようにすればよい。
【0106】移動開始所要時間に異常があると判定され
た場合は、研磨ヘッド6の動作開始位置で引っ掛かりが
発生しており、下降動作の開始が遅れているものと考え
られる。
【0107】また、移動開始後の経過時間と移動位置と
の関係21hを基準データとして使用し、移動開始後の
経過時間と移動位置との関係の実測データを生成して両
者を比較する場合には、図5のフローチャートにおける
ステップa5,ステップa6の処理で基準データとして
の移動ストローク21aに代え、移動開始後の経過時間
と移動位置との関係21hを基準データとして選択する
ようにする。
【0108】移動開始後の経過時間と移動位置との関係
の実測データ、つまり、各経過時間における(T,
)は、前述した位置変化パターンの実測データの場
合と同様にして求めることができる。
【0109】そして、移動開始後の経過時間を基準とし
て同一の経過時間に対応する実測データの位置データの
値から同一の経過時間に対応する基準データの位置デー
タの値を減じて差を求める処理を経過時間を同じくする
全てのデータの組み合わせに対して実施する。最終的
に、その差が予め設定された所定値の範囲を越えている
基準データと実測データの組み合わせが1つでもあれ
ば、異常ありとして判定するようにする。
【0110】前述した位置変化パターンを基準データと
して異常を判定する場合の処理との相違は、位置変化パ
ターン全体の総合的なずれを評価する代わりに、各経過
時間における移動位置の各々を個別に比較して異常の有
無を判定する点にある。
【0111】移動開始後の経過時間と移動位置との関係
に異常があると判定された場合は、研磨ヘッド6が規定
時間内に通常の動作許容範囲を超えて動作していること
を意味し、研磨ヘッド6の上下動作機構に何らかの異常
が発生している可能性があると考えられる。
【0112】以上の実施形態では、研磨ヘッド6の移動
ストロークの異常,移動所要時間の異常,位置変化パタ
ーンの異常,平均移動速度の異常,速度変化パターンの
異常,移動速度の異常,移動開始所要時間の異常,移動
開始後の経過時間と移動位置との関係の異常の何れか1
つを選択的に判定基準として利用することによって研磨
ヘッド6の下降動作の異常の有無を判定する場合につい
て説明したが、これらの判定基準を複合的に組み合わせ
て下降動作の異常を判定するように構成することも可能
である。その一例を図7に示す。
【0113】図7において、符号26a〜26hの各々
は前述した各項目毎の異常判定手段であり、その各々は
異常判定ユニット18のCPU19およびROM20に
よって実行されるソフトウェア上の処理により構成され
ている。但し、図7の実施形態においては、異常判定手
段26a〜26hからの異常検出信号が出力された場合
であっても直ちに警報ユニット25が作動されることは
なく、警報ユニット25を作動させるか否かは、最終的
に、動作異常総合判定判定手段31によって決定される
ようになっている。
【0114】前記と同様、符号14は研磨ヘッド6の上
下の移動位置を検出する位置検出手段、また、符号15
は研磨ヘッド6が研磨テーブル4上に位置するのかロー
ドカップ7上に位置するのかを判定するためのヘッド位
置判定手段であり、これらの要素は異常判定手段26a
〜26hに共通して利用することができる。
【0115】また、タイマTは前述した異常判定手段2
6aの処理で利用されたタイマと同様のものであり、移
動所要時間Tおよび移動開始所要時間Tを求めるた
めに利用される。
【0116】符号26aは、図5および図6のフローチ
ャートを参照して既に説明した通り、研磨ヘッド6の移
動ストロークの異常を検出するための異常判定手段であ
る。
【0117】また、符号26b〜26hの各々は、夫
々、移動所要時間の異常を検出するための異常判定手
段,位置変化パターンの異常を検出するための異常判定
手段,平均移動速度の異常を検出するための異常判定手
段,速度変化パターンの異常を検出するための異常判定
手段,移動速度の異常を検出するための異常判定手段,
移動開始所要時間の異常を検出するための異常判定手
段,移動開始後の経過時間と移動位置との関係の異常を
検出するための異常判定手段であり、これらの異常判定
手段に関しても、その作用原理については既に実施可能
な程度に説明した。
【0118】動作異常総合判定判定手段31は、異常判
定手段26a〜26hによる判定結果のうち異常ありの
判定結果の個数を数えるためのものであり、実質的に
は、異常判定ユニット18のCPU19と所定のレジス
タ(カウンタ)によって構成されている。
【0119】そして、動作異常総合判定判定手段31と
してのCPU19は、異常判定手段26a〜26hの判
定結果のうち異常ありの判定結果の個数を数え、異常あ
りの判定結果の個数の総和が所定値Nを越えた場合に限
り、最終的な異常検出信号を出力して警報ユニット25
を作動させ、オペレータや管理者に研磨ヘッド6の下降
異常の発生、または、発生の可能性を警告する。
【0120】つまり、異常判定手段26a〜26hにお
いて判定基準として使用される所定値の値、例えば、図
5および図6のフローチャートに示される所定値γ等の
値は任意に設定が可能であり、異常の有無の判定基準を
厳格に設定すれば、実際の研磨加工に支障が出ない程度
の僅かな異常を検出することも可能であり、このような
設定によれば、下降異常の発生の可能性を警報によって
オペレータや管理者に示唆することが可能である。
【0121】また、動作異常総合判定判定手段31が最
終的な判定に利用する所定値Nの値も任意に設定するこ
とが可能であり、このNの値の大小によって、最終的な
異常判定の厳格度を調整することができる。当然、異常
判定手段26a〜26hの判定結果が異常ありの場合の
出力を1、また、異常なしの場合の出力を0として、そ
の論理積や論理和を求めて最終的な異常判定を行うよう
にすることも可能である。
【0122】更に、異常判定手段26a〜26hを構成
する処理を選択的に実行させるためのソフトウェアスイ
ッチ等を設け、実際の判定に用いる異常判定手段の種類
や個数を任意に組み合わせられるように構成することも
可能である。
【0123】また、ホストコンピュータやセル・コント
ローラ等で多数のCMP加工機の動作スケジュールを管
理しているような場合、または、異常判定ユニット18
自体にモニタ等が実装されている場合には、各異常判定
手段26a〜26hによる判定結果に応じて異常の原因
を示唆するステートメントを表示するように構成するこ
とも可能である。例えば、異常判定手段26aで異常が
検出された場合には「ストロークエンドの異常」、ま
た、異常判定手段26gで異常が検出された場合には
「動作開始点位置に引っ掛かり有り」、その他の異常判
定手段26b,26c,26d,26e,26f,26
hで異常が検出された場合には「ストロークの途中に障
害あり」等のステートメントが適当であろう。
【0124】以上の実施形態では、研磨ヘッド6の下降
動作が実施されるときに送り動作の異常の有無を判定す
るようにしたが、制御信号検出センサ16のONからO
FFへの変化を検出して前記と略同等の処理を実施する
ように構成すれば、下降動作時の異常検出に加え、更
に、研磨ヘッド6の上昇動作の際の異常を検出すること
もできる。
【0125】また、複数の研磨テーブルを備え、水平送
り機構とヘッド送り機構11との協調動作によって研磨
ヘッド6を複数の研磨テーブル間で移動させて研磨加工
を実施するCMP加工機の場合においては、ロードカッ
プ7および各々の研磨テーブル毎の基準データを記憶し
た正常値記憶手段を設け、研磨ヘッド6が所在する研磨
テーブルに対応して基準データを選択するように構成す
ることにより、最初に述べた実施形態における研磨テー
ブル4とロードカップ7の場合と同様、研磨ヘッド6が
どの研磨テーブル上に位置するかに関わり無く、常に最
適の基準データに基づいて研磨ヘッド6の上下動作の異
常を判定することができるようになる。
【0126】なお、ヘッド送り機構11としてはシリン
ダの他にも、ボールスクリュー&ソケットおよびサーボ
モータ等で構成される直線送り機構を採用することが可
能である。
【0127】サーボモータ等を使用する場合において
は、その駆動電流を検出することによってヘッド送り機
構11に作用する駆動トルク、即ち、研磨ヘッド6に作
用する抵抗の反力を求めることができるので、前述した
時間と位置および速度に基づく基準データや実測データ
に加え、研磨ヘッド6とガイド10との間に生じる引っ
掛かりや摩擦抵抗の変動等を異常の判定に利用すること
も可能である。
【0128】
【発明の効果】本発明のCMP加工機は、CMP加工機
の研磨ヘッドの上下動作を位置検出手段によって常に監
視しているので、位置と時間との関係から特定すること
のできる様々な実測データ、例えば、研磨ヘッドの移動
ストローク,移動所要時間,位置変化パターン,平均移
動速度,速度変化パターン,移動速度,移動開始所要時
間,移動開始後の経過時間と移動位置との関係等の様々
なデータに基づいて、研磨ヘッドの上下動作の異常の発
生やその前兆を、オペレータによる直接の確認作業を必
要とすることなく、確実に検出することができる。この
ため、異常発生からの対応が早くなり、装置の停止時間
を短くすることができる。
【0129】また、異常が少し出始めた状態を検出でき
るため、不良品を連続生産するといった問題が解消さ
れ、製品の選別等の無駄な作業をなくすことができる。
【0130】更に、装置の故障を予知することが可能と
なるため、予め必要な資材を購入しておく等の措置を心
がければ、装置の修理交換に要する時間を短縮すること
ができる。
【0131】また、計画的に装置を停止させて部品交換
や修理作業を実施したり、装置の使用されない時期を見
計らって部品交換や修理作業を実施したりすることが可
能となるので、研磨作業を途中で停止しての部品交換や
修理作業を減らすことができ、装置のランニングコスト
が向上される。
【0132】更に、予め故障が予知できるため、製品ウ
ェハを処理中に装置を停止することもなくなり、処理中
に製品の再度の膜厚測定や再度の研磨を行う工程を減ら
すことができ、工程の効率を向上させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施形態のCMP加工機の
要部を示すブロック図である。
【図2】同実施形態のCMP加工機に設けられた異常判
定ユニットの要部を示す機能ブロック図である。
【図3】不揮発性メモリにおける基準データの記憶状態
の一例を示す概念図である。
【図4】異常判定ユニットの異常判定手段によって実施
される処理の一例を概略で示す機能ブロック図である。
【図5】異常判定手段として機能するCPUの処理の一
例をより具体的に示すフローチャートである。
【図6】異常判定手段として機能するCPUの処理の一
例をより具体的に示すフローチャートの続きである。
【図7】複数の判定基準を利用して異常判定を行う場合
の処理の概略を示す機能ブロック図である。
【図8】研磨ヘッドの下降開始後の経過時間と研磨ヘッ
ドの下降位置との関係の一例を示す動作原理図である。
【符号の説明】
1 CMP加工機 2 加工機本体 3 ベース部 4 研磨テーブル 5 研磨パッド 6 研磨ヘッド 6a ヘッド本体 6b チャック部 7 ロードカップ 8 研磨液 9 ウェハ 10 ガイド 11 ヘッド送り機構 12 CMP制御装置 13 圧力制御ユニット 14 位置検出手段 15 ヘッド位置判定手段 16 制御信号検出センサ 17 AD・IOボード 18 異常判定ユニット 19 CPU 20 ROM 21 不揮発性メモリ 21a〜21h 基準データ 22 RAM 23 入出力回路 24 バッファ 25 警報ユニット 26 異常判定手段 26a〜26h 各項目毎の異常判定手段 27a 実測データ生成部 28a 実測データ 29a 比較部 30a 基準データ選択部 31 動作異常総合判定判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 成夫 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 海津 一 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 3C034 AA13 AA17 CA11 CA15 CA27 CB13 DD18 3C058 AA07 BA04 BA07 BA09 BB02 BB08 BC03 CB03 DA12 DA17

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨パッドを装着した研磨テーブルと、
    ウェハを保持して回転駆動する研磨ヘッドと、前記研磨
    ヘッドの回転面を前記研磨テーブルの法線方向に直交さ
    せた状態で該研磨ヘッドを前記研磨テーブルに対し法線
    方向に接離移動させるヘッド送り機構とを備えたCMP
    加工機であって、 前記研磨ヘッドの移動位置を検出する位置検出手段と、
    前記研磨ヘッドの位置と移動開始後の経過時間との関係
    から特定され得る前記ヘッド送り機構の正常動作に対応
    する基準データを記憶した正常値記憶手段と、前記ヘッ
    ド送り機構の動作時に前記位置検出手段により時系列で
    検出される位置データに基づいて前記基準データと同種
    の実測データを求め,この実測データと前記正常値記憶
    手段に記憶された基準データとを比較し,その相違が所
    定値を越えた場合に異常検出信号を出力する異常判定手
    段とを備えたことを特徴とするCMP加工機。
  2. 【請求項2】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの移動ストロ
    ークが基準データとして記憶され、前記異常判定手段
    は、前記研磨ヘッドの移動ストロークを実測データとし
    て求めるものである請求項1記載のCMP加工機。
  3. 【請求項3】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの移動所要時
    間が基準データとして記憶され、前記異常判定手段は、
    前記研磨ヘッドの移動所要時間を実測データとして求め
    るものである請求項1記載のCMP加工機。
  4. 【請求項4】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの位置変化パ
    ターンが基準データとして記憶され、前記異常判定手段
    は、前記研磨ヘッドの位置変化パターンを実測データと
    して求めるものである請求項1記載のCMP加工機。
  5. 【請求項5】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの平均移動速
    度が基準データとして記憶され、前記異常判定手段は、
    前記研磨ヘッドの平均移動速度を実測データとして求め
    るものである請求項1記載のCMP加工機。
  6. 【請求項6】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの速度変化パ
    ターンが基準データとして記憶され、前記異常判定手段
    は、前記研磨ヘッドの速度変化パターンを実測データと
    して求めるものである請求項1記載のCMP加工機。
  7. 【請求項7】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの移動速度が
    基準データとして記憶され、前記異常判定手段は、前記
    研磨ヘッドの各位置における移動速度を実測データとし
    て求めるものである請求項1記載のCMP加工機。
  8. 【請求項8】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの移動開始所
    要時間が基準データとして記憶され、前記異常判定手段
    は、前記研磨ヘッドの移動開始所要時間を実測データと
    して求めるものである請求項1記載のCMP加工機。
  9. 【請求項9】 前記正常値記憶手段には前記ヘッド送り
    機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッドの移動開始後
    の経過時間と移動位置との関係が基準データとして記憶
    され、前記異常判定手段は、前記研磨ヘッドの移動開始
    後の経過時間と移動位置との関係を実測データとして求
    めるものである請求項1記載のCMP加工機。
  10. 【請求項10】 研磨パッドを装着した研磨テーブル
    と、ウェハを保持して回転駆動する研磨ヘッドと、前記
    研磨ヘッドの回転面を前記研磨テーブルの法線方向に直
    交させた状態で該研磨ヘッドを前記研磨テーブルに対し
    法線方向に接離移動させるヘッド送り機構とを備えたC
    MP加工機であって、 前記研磨ヘッドの移動位置を検出する位置検出手段と、
    前記ヘッド送り機構の正常動作に対応する前記研磨ヘッ
    ドの移動ストローク,移動所要時間,位置変化パター
    ン,平均移動速度,速度変化パターン,移動速度,移動
    開始所要時間、および、移動開始後の経過時間と移動位
    置との関係の基準データを記憶した正常値記憶手段と、
    前記ヘッド送り機構の動作時に前記位置検出手段により
    時系列で検出される位置データに基づいて前記研磨ヘッ
    ドの移動ストローク,移動所要時間,位置変化パター
    ン,平均移動速度,速度変化パターン,移動速度,移動
    開始所要時間、および、移動開始後の経過時間と移動位
    置との関係の実測データを求め、前記各項目の実測デー
    タと前記正常値記憶手段に記憶された対応する基準デー
    タとを比較し、その相違が所定値を越えた場合に異常検
    出信号を出力する各項目毎の異常判定手段と、前記各異
    常判定手段からの異常検出信号の出力数が設定値を越え
    る場合に最終的な異常検出信号を出力する動作異常総合
    判定手段とを備えたことを特徴とするCMP加工機。
  11. 【請求項11】 研磨対象となるウェハを載置するため
    のロードカップを前記研磨テーブルに並列して配備する
    と共に、前記ロードカップと前記研磨テーブルとの間で
    前記研磨ヘッドを往復移動させるための水平送り機構
    と、前記研磨ヘッドが前記ロードカップ側に位置するの
    か前記研磨テーブル側に位置するのかを判定するための
    ヘッド位置判定手段とを設け、前記正常値記憶手段に
    は、前記研磨ヘッドが前記ロードカップ上に位置すると
    きに使用すべきロードカップ位置用の基準データと前記
    研磨ヘッドが前記研磨テーブル上に位置するときに使用
    すべき研磨テーブル位置用の基準データとが記憶され、
    前記異常判定手段は、前記ヘッド位置判定手段の判定結
    果に対応して前記正常値記憶手段から前記ロードカップ
    位置用の基準データまたは研磨テーブル位置用の基準デ
    ータの何れか一方を選択する基準データ選択機能を有す
    ることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項3,請
    求項4,請求項5,請求項6,請求項7,請求項8,請
    求項9または請求項10のうち何れか一項に記載のCM
    P加工機。
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