JP2001129640A - 薄肉偏平状の製品の鋳造方法およびその製品 - Google Patents
薄肉偏平状の製品の鋳造方法およびその製品Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】スタックモールドで、薄肉偏平状、特に円形状
リング状の製品を鋳造欠陥をなくし、初晶デンドライト
アームスペーシングを小さくした耐摩耗、耐熱性に優れ
た製品を提供すること。 【解決手段】鋳型に設けた薄肉偏平状の製品部分にあた
るキャビティの、少なくとも片側のほぼ全面に冷し金を
置き、鋳型をスタックした後鋳造する。冷し金の効果で
キャビテイ内の溶湯の冷却速度は早くなって、製品の結
晶粒径は微細になり、そのDASIIは3〜20μmとな
り、硬度、引張強度が向上する。
リング状の製品を鋳造欠陥をなくし、初晶デンドライト
アームスペーシングを小さくした耐摩耗、耐熱性に優れ
た製品を提供すること。 【解決手段】鋳型に設けた薄肉偏平状の製品部分にあた
るキャビティの、少なくとも片側のほぼ全面に冷し金を
置き、鋳型をスタックした後鋳造する。冷し金の効果で
キャビテイ内の溶湯の冷却速度は早くなって、製品の結
晶粒径は微細になり、そのDASIIは3〜20μmとな
り、硬度、引張強度が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特に比較的形状の単
純な薄肉偏平状で比較的耐摩耗性、引張強度を必要とす
る高クロム耐熱鋳鉄材などの製品の鋳造をするに最適な
スタックモールド法に係わる。
純な薄肉偏平状で比較的耐摩耗性、引張強度を必要とす
る高クロム耐熱鋳鉄材などの製品の鋳造をするに最適な
スタックモールド法に係わる。
【0002】
【従来の技術】円盤状やリング状等の薄肉偏平状製品
は、製品外形としては大きいが薄肉であるため、鋳型を
1個ずつ用いる方法では、鋳型中に占める製品の体積が
小さく、効率が悪いため、量産性を増すために1度に多
数の製品を鋳造することが可能なスタックモールド法な
どで鋳造されることはあった。例えば、特開昭62―2
40140号公報には、比較的偏平な円盤をスタックモ
ールド法で鋳造することが開示されている。通常、スタ
ックモールド法を用いて鋳造される製品は、薄肉品であ
るため厚肉品に比べ冷却速度が早くなり、比較的結晶粒
が小さくなり、引け等の鋳造欠陥も発生し難かった。
は、製品外形としては大きいが薄肉であるため、鋳型を
1個ずつ用いる方法では、鋳型中に占める製品の体積が
小さく、効率が悪いため、量産性を増すために1度に多
数の製品を鋳造することが可能なスタックモールド法な
どで鋳造されることはあった。例えば、特開昭62―2
40140号公報には、比較的偏平な円盤をスタックモ
ールド法で鋳造することが開示されている。通常、スタ
ックモールド法を用いて鋳造される製品は、薄肉品であ
るため厚肉品に比べ冷却速度が早くなり、比較的結晶粒
が小さくなり、引け等の鋳造欠陥も発生し難かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】工業製品は、技術の進
歩に伴い高性能化、高機能化していくのが常であり、そ
のため、それぞれの部品に求められる特性も高度化して
いく。部品の高度化が求められる場合に、製品の厚肉
化、リブ等による補強が考えられるが、製品の重量増等
の問題がある。そのため、簡単に製品を高強度化する方
法として、材料の高硬度化、高引張強度化がある。高硬
度化、高引張強度化が求められる場合、使用する材質自
体を変更することが考えられる。しかしながら材質自体
を変更することは、高合金化を招くことから、高価な合
金元素等を使用することもあり、材料のコストアップに
つながる。本発明は、形状の変更や材質の変更を伴うこ
となく、特性を向上させた製品を得ることを目的とす
る。
歩に伴い高性能化、高機能化していくのが常であり、そ
のため、それぞれの部品に求められる特性も高度化して
いく。部品の高度化が求められる場合に、製品の厚肉
化、リブ等による補強が考えられるが、製品の重量増等
の問題がある。そのため、簡単に製品を高強度化する方
法として、材料の高硬度化、高引張強度化がある。高硬
度化、高引張強度化が求められる場合、使用する材質自
体を変更することが考えられる。しかしながら材質自体
を変更することは、高合金化を招くことから、高価な合
金元素等を使用することもあり、材料のコストアップに
つながる。本発明は、形状の変更や材質の変更を伴うこ
となく、特性を向上させた製品を得ることを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】薄肉偏平状の製品を量産
性を失わず、鋳造欠陥を無くし、結晶粒も微細化し、硬
度や引張強度を上げることが課題である。本発明者ら
は、鋭意検討の結果、材質を変えずに特性を向上させる
には、結晶粒径が小さいほど、また初晶デンドライトア
ームスペーシング(以下DASIIと記述)が小さいほ
ど、硬度、引張強度が向上することから、上記課題を達
成するためには、キャビティ内の溶湯の冷却速度を早く
し、DASIIおよび結晶粒径を微細にする必要があるこ
とに想到した。
性を失わず、鋳造欠陥を無くし、結晶粒も微細化し、硬
度や引張強度を上げることが課題である。本発明者ら
は、鋭意検討の結果、材質を変えずに特性を向上させる
には、結晶粒径が小さいほど、また初晶デンドライトア
ームスペーシング(以下DASIIと記述)が小さいほ
ど、硬度、引張強度が向上することから、上記課題を達
成するためには、キャビティ内の溶湯の冷却速度を早く
し、DASIIおよび結晶粒径を微細にする必要があるこ
とに想到した。
【0005】具体的に第1の発明は、スタックモールド
法で薄肉偏平状の製品を鋳造するにあたり、製品キャビ
ティの少なくとも一部の鋳型面に冷し金を置いて鋳造す
ることを特徴とする薄肉偏平状の製品の鋳造方法であ
る。
法で薄肉偏平状の製品を鋳造するにあたり、製品キャビ
ティの少なくとも一部の鋳型面に冷し金を置いて鋳造す
ることを特徴とする薄肉偏平状の製品の鋳造方法であ
る。
【0006】スタックモールド法に用いられる鋳型は、
生型、シェル鋳型、自硬性鋳型(フェノールウレタン鋳
型、フランノーベーク鋳型など)、ガス硬化鋳型(CO
2鋳型、コールドボックス鋳型など)等適用可能であ
る。
生型、シェル鋳型、自硬性鋳型(フェノールウレタン鋳
型、フランノーベーク鋳型など)、ガス硬化鋳型(CO
2鋳型、コールドボックス鋳型など)等適用可能であ
る。
【0007】ここで、冷し金は熱伝導の良い銅合金等が
良いが、同材質の合金で作ると、リターンスクラップの
溶解時に冷し金が混入したときに選別しなくてよい。
良いが、同材質の合金で作ると、リターンスクラップの
溶解時に冷し金が混入したときに選別しなくてよい。
【0008】第2の発明は、前記冷し金の大きさは製品
面積とほぼ同じか、それ以上の面積の冷し金で、前記冷
し金の厚みは、製品厚みの1/2以上である冷し金を用
いて鋳造することを特徴とする薄肉偏平状の製品の鋳造
方法である。冷し金の厚みを製品厚みの1/2以上とす
るのは、それより薄くなると製品の熱容量が、冷し金の
熱容量より大きくなり、冷し金の役割が果たせなくな
り、結晶粒の微細化が図れなくなるからである。
面積とほぼ同じか、それ以上の面積の冷し金で、前記冷
し金の厚みは、製品厚みの1/2以上である冷し金を用
いて鋳造することを特徴とする薄肉偏平状の製品の鋳造
方法である。冷し金の厚みを製品厚みの1/2以上とす
るのは、それより薄くなると製品の熱容量が、冷し金の
熱容量より大きくなり、冷し金の役割が果たせなくな
り、結晶粒の微細化が図れなくなるからである。
【0009】第3の発明は、鋳造される薄肉偏平状の製
品が、DASIIが製品内平均で3μm〜20μmであるこ
とを特徴とする薄肉偏平状の製品である。
品が、DASIIが製品内平均で3μm〜20μmであるこ
とを特徴とする薄肉偏平状の製品である。
【0010】第4の発明は、前記薄肉偏平状の製品は、
材質が高クロム耐熱鋳鉄材で、リング状のターボチヤー
ジャ用ノズルリングであることを特徴とする薄肉偏平状
の製品である。ここで、材質を高クロム耐熱鋳鉄とした
のは、耐摩耗性、耐熱性にすぐれた特性を持ち、鋳造も
比較的容易なためである。
材質が高クロム耐熱鋳鉄材で、リング状のターボチヤー
ジャ用ノズルリングであることを特徴とする薄肉偏平状
の製品である。ここで、材質を高クロム耐熱鋳鉄とした
のは、耐摩耗性、耐熱性にすぐれた特性を持ち、鋳造も
比較的容易なためである。
【0011】ここで、DASIIを3μm〜20μmと限定
した理由は、硬度、引張強度が向上するためにはDAS
IIが20μm以下である必要がある。しかし、DASII
が小さすぎると高硬度となり脆くなるため3μm以上必
要である。従って、DASIIを3μm〜20μmとした。
した理由は、硬度、引張強度が向上するためにはDAS
IIが20μm以下である必要がある。しかし、DASII
が小さすぎると高硬度となり脆くなるため3μm以上必
要である。従って、DASIIを3μm〜20μmとした。
【0012】
【発明の実施の形態】図1、2は本発明を実施するスタ
ックモールド法の一例を示したものであり、図3に示す
薄肉偏平の製品17を鋳造した。製品17の寸法は外径
116mm、内径66mm、厚み14mmである。
ックモールド法の一例を示したものであり、図3に示す
薄肉偏平の製品17を鋳造した。製品17の寸法は外径
116mm、内径66mm、厚み14mmである。
【0013】鋳型2をフェノールウレタン鋳型を用いて
スタックモールド機で、湯道5、6、キャビティ3およ
び冷し金収納部4を設けた各1枚の鋳型を造型した。キ
ャビティ3は、各段に夫々6個配置した。本発明では1
枚の鋳型2の上面に冷し金収納部4、下面にキャビティ
3を構成した。しかし、場合によっては上面に冷し金収
納部4と、キャビティ3を同じ場所に設けてもよいし、
上面にキャビティ3、下面に冷し金収納部4を設けるこ
とも出来る。また鋳型の大きさと製品の寸法により、込
め数は自由に変えることが出来る。
スタックモールド機で、湯道5、6、キャビティ3およ
び冷し金収納部4を設けた各1枚の鋳型を造型した。キ
ャビティ3は、各段に夫々6個配置した。本発明では1
枚の鋳型2の上面に冷し金収納部4、下面にキャビティ
3を構成した。しかし、場合によっては上面に冷し金収
納部4と、キャビティ3を同じ場所に設けてもよいし、
上面にキャビティ3、下面に冷し金収納部4を設けるこ
とも出来る。また鋳型の大きさと製品の寸法により、込
め数は自由に変えることが出来る。
【0014】次に、1枚の鋳型の冷し金収納部4の全部
に冷し金17’を装着する。今回用いた冷し金17’は
製品17と同形状で、同材質の高クロム耐熱鋳鉄(質量
%で、C:1.23%、Si:1.77%、Mn:0.
54%、Ni:0.76%、Cr:33.0%、Mo:
2.3%含有し、残部不可避成分を含むFe)を用い
た。冷し金17’を装着し終えた鋳型20〜25を順次
積み重ね、6段積み重ねた。鋳枠がないのでスタック鋳
型締め付け枠10を最下端の鋳型25の下と最上段の鋳
型20の上に置き、締め付けボルト11およびナット1
2でスタックモールド1の合わせ面から溶湯がもれない
程度に締め付けた。本実施例では鋳型に鋳枠が無い場合
を示したが、鋳型に鋳枠がある場合には、そのまま積み
重ね、スタックモールドを作ってもよい。鋳型2を積み
重ねる時に各段のずれが出ないように鋳型2には上面に
凸のダボ9、下面に凹のダボ受け9’ を設け上下の合
わせを行った。最上段の鋳型20には別に作成した注湯
口8を持つ湯口部7を湯道5に合わせ載置した。最下端
部の鋳型25の湯道5、6およびキャビティ3は、鋳型
2と同材質の材料で埋めて(埋め戻した湯道13)溶湯
が外に漏れないようにした。
に冷し金17’を装着する。今回用いた冷し金17’は
製品17と同形状で、同材質の高クロム耐熱鋳鉄(質量
%で、C:1.23%、Si:1.77%、Mn:0.
54%、Ni:0.76%、Cr:33.0%、Mo:
2.3%含有し、残部不可避成分を含むFe)を用い
た。冷し金17’を装着し終えた鋳型20〜25を順次
積み重ね、6段積み重ねた。鋳枠がないのでスタック鋳
型締め付け枠10を最下端の鋳型25の下と最上段の鋳
型20の上に置き、締め付けボルト11およびナット1
2でスタックモールド1の合わせ面から溶湯がもれない
程度に締め付けた。本実施例では鋳型に鋳枠が無い場合
を示したが、鋳型に鋳枠がある場合には、そのまま積み
重ね、スタックモールドを作ってもよい。鋳型2を積み
重ねる時に各段のずれが出ないように鋳型2には上面に
凸のダボ9、下面に凹のダボ受け9’ を設け上下の合
わせを行った。最上段の鋳型20には別に作成した注湯
口8を持つ湯口部7を湯道5に合わせ載置した。最下端
部の鋳型25の湯道5、6およびキャビティ3は、鋳型
2と同材質の材料で埋めて(埋め戻した湯道13)溶湯
が外に漏れないようにした。
【0015】出来上がったスタックモールド1の注湯口
8より高クロム耐熱鋳鉄の溶湯を注湯する。注湯温度は
1540℃で注入した。溶湯は湯道5、6を経由し各段
のキャビティ3に到達する。到達した溶湯は、キャビテ
ィ3を充満した後、冷し金17’の効果でほぼ均一に冷
され、凝固し製品17が形成される。
8より高クロム耐熱鋳鉄の溶湯を注湯する。注湯温度は
1540℃で注入した。溶湯は湯道5、6を経由し各段
のキャビティ3に到達する。到達した溶湯は、キャビテ
ィ3を充満した後、冷し金17’の効果でほぼ均一に冷
され、凝固し製品17が形成される。
【0016】凝固が完了すると、スタックモールド1を
壊して、湯道5、6のついた製品30が取り出される。
冷し金30’は、鋳型材と共に回収できる。湯道5、6
を切り離し、製品17が出来上がる。
壊して、湯道5、6のついた製品30が取り出される。
冷し金30’は、鋳型材と共に回収できる。湯道5、6
を切り離し、製品17が出来上がる。
【0017】比較のための冷し金を使用しない場合は、
製品は上記とまったく同じ方法で鋳型2を作り、冷し金
収納部4を鋳型と同じ材質で埋め、スタックモールドを
作成し、同じ注湯温度で鋳造し製品を作った。
製品は上記とまったく同じ方法で鋳型2を作り、冷し金
収納部4を鋳型と同じ材質で埋め、スタックモールドを
作成し、同じ注湯温度で鋳造し製品を作った。
【0018】スタックモールドの上から1、3、5段に
あたる段からそれぞれ製品1個を任意に選び、その製品
ついて、断面を鏡面研磨しミクロ組織からDASIIを2
0視野測定しその平均を算出した。また、冷し金面の硬
度を測定し、引張試験片を作成後引張強さを測定した。
それらの結果と鋳造欠陥発生の有無を表1に示す。DA
SIIに関しては、冷し金有の場合は8〜15μmで、冷
し金無の場合と比べて微細であることがわかる。硬度
は、冷し金有の場合はHB341〜352と、冷し金無
の場合HB302に比べ向上しており、引張強さでも、
冷し金有の場合は739〜773MPaと、冷し金無の
場合599〜702に比べ向上していることがわかる。
さらに、鋳造欠陥についても、冷し金有の場合は鋳造欠
陥がほとんど無く、冷し金無の場合は鋳造欠陥が発生し
ている。
あたる段からそれぞれ製品1個を任意に選び、その製品
ついて、断面を鏡面研磨しミクロ組織からDASIIを2
0視野測定しその平均を算出した。また、冷し金面の硬
度を測定し、引張試験片を作成後引張強さを測定した。
それらの結果と鋳造欠陥発生の有無を表1に示す。DA
SIIに関しては、冷し金有の場合は8〜15μmで、冷
し金無の場合と比べて微細であることがわかる。硬度
は、冷し金有の場合はHB341〜352と、冷し金無
の場合HB302に比べ向上しており、引張強さでも、
冷し金有の場合は739〜773MPaと、冷し金無の
場合599〜702に比べ向上していることがわかる。
さらに、鋳造欠陥についても、冷し金有の場合は鋳造欠
陥がほとんど無く、冷し金無の場合は鋳造欠陥が発生し
ている。
【0019】
【表1】 スタックの段 DASII 硬度 引張強さ 鋳造欠陥 備 考 (μm) (HB) (Mpa) 実施例 1 15 341 773 微少 冷し金有 3 10 352 755 なし 冷し金有 5 8 341 739 なし 冷し金有 比較例 1 28 302 702 有 冷し金無 3 26 302 671 有 冷し金無 5 24 302 599 有 冷し金無
【0020】
【発明の効果】スタックモールドにおいて、冷し金を製
品部の少なくとも片面のほぼ全面に当てたので、引け巣
などがほとんど無く、冷却が迅速に行われるので、DA
SIIも微細化され、硬度、引張強度のある製品が得られ
た。
品部の少なくとも片面のほぼ全面に当てたので、引け巣
などがほとんど無く、冷却が迅速に行われるので、DA
SIIも微細化され、硬度、引張強度のある製品が得られ
た。
【0021】
【図1】 鋳型を重ねあわせたスタックモールドの断面
図。
図。
【図2】(a) 1枚の鋳型の上面を示す平面図。 (b) A―A断面を示す図。 (c) 1枚の鋳型の下面を示す平面図。
【図3】(a) 製品および冷し金の平面図 (b) 製品および冷し金の立面図
1 スタックモールド 2 鋳型 3 キャビティ 4 冷し金収納部 5、6 湯道 7 湯口部 8 注湯口 9 ダボ 9’ ダボ受け 10スタック鋳型締め
付け枠 11 ボルト 12 ナット 13 埋め戻した湯道 17 製品 17’ 冷し金 20〜25 冷し金を装
着したスタック鋳型
付け枠 11 ボルト 12 ナット 13 埋め戻した湯道 17 製品 17’ 冷し金 20〜25 冷し金を装
着したスタック鋳型
Claims (4)
- 【請求項1】 スタックモールド法で薄肉偏平状の製品
を鋳造するにあたり、製品キャビティの少なくとも一部
の鋳型面に冷し金を置いて鋳造することを特徴とする薄
肉偏平状の製品の鋳造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記冷し金の大きさ
は製品面積とほぼ同じか、それ以上の面積の冷し金で、
前記冷し金の厚みは、製品厚みの1/2以上である冷し
金を用いて鋳造することを特徴とする薄肉偏平状の製品
の鋳造方法。 - 【請求項3】 請求項1または2で鋳造される薄肉偏平
状の製品が、初晶デンドライトアームスペーシングが製
品内平均で3μm〜20μmであることを特徴とする薄肉
偏平状の製品。 - 【請求項4】 請求項3の薄肉偏平状の製品は、材質が
高クロム耐熱鋳鉄材で、リング状のターボチャージャ用
ノズルリングであることを特徴とする薄肉偏平状の製
品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31378299A JP2001129640A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 薄肉偏平状の製品の鋳造方法およびその製品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31378299A JP2001129640A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 薄肉偏平状の製品の鋳造方法およびその製品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001129640A true JP2001129640A (ja) | 2001-05-15 |
Family
ID=18045471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31378299A Pending JP2001129640A (ja) | 1999-11-04 | 1999-11-04 | 薄肉偏平状の製品の鋳造方法およびその製品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001129640A (ja) |
Cited By (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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