JP2001123371A - 生分解性スパンボンド不織布 - Google Patents
生分解性スパンボンド不織布Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 生分解性を有しながら、優れた耐熱性と寸法
安定性を有し、衛生・医療用品の基材、衣料、家庭用、
産業用品基材、農業用資材などとして幅広く使用できる
生分解性スパンボン不織布を提供する。 【解決手段】 生分解性を有する脂肪族ポリエステル樹
脂からなる連続長繊維を、規則的な間隔で長繊維同士の
自己融着区域を設けて熱接着させ、前記連続長繊維の繊
度が、1〜5デニールであり、かつ前記不織布を構成す
る長繊維の、130℃における乾熱収縮率が、10%以
下であることを特徴とするものである。また前記連続長
繊維の、JIS L 1013に準じて測定した130
℃における乾熱収縮率が20%以下であることが好まし
く、前記脂肪族ポリエステル樹脂が、L−乳酸単位また
はD−乳酸単位を80モル%以上含有するポリ乳酸重合
体からなることが好ましい。
安定性を有し、衛生・医療用品の基材、衣料、家庭用、
産業用品基材、農業用資材などとして幅広く使用できる
生分解性スパンボン不織布を提供する。 【解決手段】 生分解性を有する脂肪族ポリエステル樹
脂からなる連続長繊維を、規則的な間隔で長繊維同士の
自己融着区域を設けて熱接着させ、前記連続長繊維の繊
度が、1〜5デニールであり、かつ前記不織布を構成す
る長繊維の、130℃における乾熱収縮率が、10%以
下であることを特徴とするものである。また前記連続長
繊維の、JIS L 1013に準じて測定した130
℃における乾熱収縮率が20%以下であることが好まし
く、前記脂肪族ポリエステル樹脂が、L−乳酸単位また
はD−乳酸単位を80モル%以上含有するポリ乳酸重合
体からなることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、堆肥中、湿った
土中、活性汚泥を含む水中、あるいは海水中などで微生
物により完全に分解可能な、衛生・医療用品の基材、衣
料、家庭用基材、産業用品基材、農業用資材などとして
幅広く使用可能な生分解性スパンボンド不織布に関する
ものである。
土中、活性汚泥を含む水中、あるいは海水中などで微生
物により完全に分解可能な、衛生・医療用品の基材、衣
料、家庭用基材、産業用品基材、農業用資材などとして
幅広く使用可能な生分解性スパンボンド不織布に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】 長繊維を構成繊維とするスパンボンド
不織布は、短繊維を構成繊維とする短繊維不織布と比較
し、高強度でかつ比較的安価であるため、種々の用途に
使用されている。このスパンボンド不織布を構成する繊
維素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリアミドなどの重合体が一般的である。し
かし、これらの素材からなるスパンボンド不織布は、微
生物などによる生分解性がなく、普通の自然環境下では
化学的に非常に安定である。
不織布は、短繊維を構成繊維とする短繊維不織布と比較
し、高強度でかつ比較的安価であるため、種々の用途に
使用されている。このスパンボンド不織布を構成する繊
維素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エステル、ポリアミドなどの重合体が一般的である。し
かし、これらの素材からなるスパンボンド不織布は、微
生物などによる生分解性がなく、普通の自然環境下では
化学的に非常に安定である。
【0003】従って、使い捨て型の不織布は、使用後、
焼却あるいは埋め立てといった方法で処理されているの
が現状である。日本では焼却処理が広く行われている
が、多大の費用が必要とされるだけでなく、例えばポリ
アミドであるナイロン系の長繊維不織布の場合には、シ
アンガスのような有毒ガスを発生する恐れもあるため、
廃棄プラスチックスによる環境問題が懸念されており、
この廃棄プラスチックス処理の問題をどのように解決し
ていくかが自然環境保護や生活環境保護の点で大きな社
会問題となっている。
焼却あるいは埋め立てといった方法で処理されているの
が現状である。日本では焼却処理が広く行われている
が、多大の費用が必要とされるだけでなく、例えばポリ
アミドであるナイロン系の長繊維不織布の場合には、シ
アンガスのような有毒ガスを発生する恐れもあるため、
廃棄プラスチックスによる環境問題が懸念されており、
この廃棄プラスチックス処理の問題をどのように解決し
ていくかが自然環境保護や生活環境保護の点で大きな社
会問題となっている。
【0004】一方、埋め立てに関しては、素材が化学的
に安定であるため、土中で長期間にわたって元の状態の
まま残るという問題がある。このような問題を解決する
方法として、生分解性を有する素材を使用することで、
一定期間のうちに自然に分解される新しい生分解性スパ
ンボンド不織布が要望されている。
に安定であるため、土中で長期間にわたって元の状態の
まま残るという問題がある。このような問題を解決する
方法として、生分解性を有する素材を使用することで、
一定期間のうちに自然に分解される新しい生分解性スパ
ンボンド不織布が要望されている。
【0005】生分解性を有する重合体として、キチンな
どの多糖類、カット・グット(腸線)や再生コラーゲン
などのタンパク質やポリペプチド(ポリアミノ酸)、微
生物が自然界で作るポリ−3−ヒドロキシブチレートや
ポリ−3−ヒドロキシバリレートやポリ−3−ヒドロキ
シカプロレートのような微生物ポリエステル、ポリグリ
コリドやポリラクチドなどの合成脂肪族ポリエステルな
どが知られている。しかし、これらの重合体から繊維を
製造する場合は、スパンボンド不織布に不可欠な溶融紡
糸性が非常に乏しく、一般に使用されるスパンボンド不
織布製造装置では製造できないといった問題がある。
どの多糖類、カット・グット(腸線)や再生コラーゲン
などのタンパク質やポリペプチド(ポリアミノ酸)、微
生物が自然界で作るポリ−3−ヒドロキシブチレートや
ポリ−3−ヒドロキシバリレートやポリ−3−ヒドロキ
シカプロレートのような微生物ポリエステル、ポリグリ
コリドやポリラクチドなどの合成脂肪族ポリエステルな
どが知られている。しかし、これらの重合体から繊維を
製造する場合は、スパンボンド不織布に不可欠な溶融紡
糸性が非常に乏しく、一般に使用されるスパンボンド不
織布製造装置では製造できないといった問題がある。
【0006】また素材のコストが極めて高いため、使い
捨ておむつや生理用品のカバーストックなどの衛生材
料、拭取布、包装材料などの一般使い捨て生活資材とし
ては不向きである。
捨ておむつや生理用品のカバーストックなどの衛生材
料、拭取布、包装材料などの一般使い捨て生活資材とし
ては不向きである。
【0007】以上の問題を解決するために、特開平4−
57953号公報においては微生物分解性重合物のポリ
カプロラクトンを3〜30%含むポリエチレンからなる
スパンボンド不織布が提案されている。しかし、ポリエ
チレンは半永久的に分解することがないので、本来の意
味での微生物分解性スパンボンド不織布とはいえない。
また特開平5−214648号公報には、ポリ−ε−カ
プロラクトンおよび/またはポリ−β−ポロピオラクト
ンからなるスパンボンド不織布が提案されている。この
場合、微生物分解性を完全に持たせることができるが、
ポリ−ε−カプロラクトンの融点が60℃前後で、ポリ
−β−ポロピオラクトンの融点が100℃前後であり、
熱安定性が不良であるため、実用上問題がある。
57953号公報においては微生物分解性重合物のポリ
カプロラクトンを3〜30%含むポリエチレンからなる
スパンボンド不織布が提案されている。しかし、ポリエ
チレンは半永久的に分解することがないので、本来の意
味での微生物分解性スパンボンド不織布とはいえない。
また特開平5−214648号公報には、ポリ−ε−カ
プロラクトンおよび/またはポリ−β−ポロピオラクト
ンからなるスパンボンド不織布が提案されている。この
場合、微生物分解性を完全に持たせることができるが、
ポリ−ε−カプロラクトンの融点が60℃前後で、ポリ
−β−ポロピオラクトンの融点が100℃前後であり、
熱安定性が不良であるため、実用上問題がある。
【0008】また、特開平7−48768号公報、特開
平7−34369号公報、さらに本発明者らが、特開平
8−60513号公報において、グリコールと脂肪族ジ
カルボン酸またはその誘導体成分を構成単位として含む
ことを特徴とする脂肪族ポリエステル樹脂による生分解
性スパンボンド不織布を提案した。この不織布は前記問
題点をほぼ解決したものの、実用上での紡糸性および生
分解性を満足するものは得られていないのが実状であ
る。
平7−34369号公報、さらに本発明者らが、特開平
8−60513号公報において、グリコールと脂肪族ジ
カルボン酸またはその誘導体成分を構成単位として含む
ことを特徴とする脂肪族ポリエステル樹脂による生分解
性スパンボンド不織布を提案した。この不織布は前記問
題点をほぼ解決したものの、実用上での紡糸性および生
分解性を満足するものは得られていないのが実状であ
る。
【0009】すなわち、溶融紡糸に適し、スパンボンド
不織布に使用することが可能な上記脂肪族ポリエステル
としては、例えば、1,4−ブタンジオールとコハク酸
から合成されるポリブチレンサクシネート重合体をウレ
タン結合により高分子量化したもの、あるいは、1,4
−ブタンジオールとコハク酸およびアジピン酸から合成
されるポリブチレンサクシネート・アジペート共重合体
は、溶融紡糸性は良好で、弾性率が小さく繊維の柔軟性
が十分であるため、風合いの優れる生分解性スパンボン
ド不織布が得られるが、繊維の引張強度が小さく不織布
の強度は弱いものとなってしまう。また、生分解性が速
すぎて、一定期間強度を必要とする用途には不適であ
る。
不織布に使用することが可能な上記脂肪族ポリエステル
としては、例えば、1,4−ブタンジオールとコハク酸
から合成されるポリブチレンサクシネート重合体をウレ
タン結合により高分子量化したもの、あるいは、1,4
−ブタンジオールとコハク酸およびアジピン酸から合成
されるポリブチレンサクシネート・アジペート共重合体
は、溶融紡糸性は良好で、弾性率が小さく繊維の柔軟性
が十分であるため、風合いの優れる生分解性スパンボン
ド不織布が得られるが、繊維の引張強度が小さく不織布
の強度は弱いものとなってしまう。また、生分解性が速
すぎて、一定期間強度を必要とする用途には不適であ
る。
【0010】さらに、特開平9−21018号公報に
は、ポリ乳酸重合体および/またはポリ乳酸を主体とす
る共重合物からなる熱可塑性樹脂を含み、低分子量化合
物の含量が1重量%以下である生分解性繊維が開示され
ている。この繊維、およびこの繊維を用いてなる不織布
は、繊維製造時の延伸が十分であると、繊維の引張強度
が高くなり、強度に優れる不織布が得られるが、延伸が
不十分であると、繊維の結晶化が不十分となり、不織布
加工時の熱接着工程で繊維が収縮し、風合いが硬くなる
ばかりでなく、場合によっては不織布加工が困難にな
る。
は、ポリ乳酸重合体および/またはポリ乳酸を主体とす
る共重合物からなる熱可塑性樹脂を含み、低分子量化合
物の含量が1重量%以下である生分解性繊維が開示され
ている。この繊維、およびこの繊維を用いてなる不織布
は、繊維製造時の延伸が十分であると、繊維の引張強度
が高くなり、強度に優れる不織布が得られるが、延伸が
不十分であると、繊維の結晶化が不十分となり、不織布
加工時の熱接着工程で繊維が収縮し、風合いが硬くなる
ばかりでなく、場合によっては不織布加工が困難にな
る。
【0011】また特開平8−246320号公報では、
乳酸由来の重合体、もしくは乳酸由来の重合体の混合物
により形成された不織布が開示されている。この不織布
は熱カレンダー加工により不織布を接着させて形成され
ているが、不織布の自己融着区域を外れる部分の繊維の
乾熱収縮率が大きいと、不織布の寸法安定性が悪化する
という欠点がある。また弾性率が大きく、さらに繊度を
大きくすると、その長繊維をウェブとして製造される生
分解性スパンボンド不織布は硬く、柔軟性や風合いに劣
った不織布になってしまい、使い捨ておむつや生理用品
のカバーストックなどの衛生材料、拭取布、包装材料な
ど柔軟性や風合いを要求される用途には不向きである。
乳酸由来の重合体、もしくは乳酸由来の重合体の混合物
により形成された不織布が開示されている。この不織布
は熱カレンダー加工により不織布を接着させて形成され
ているが、不織布の自己融着区域を外れる部分の繊維の
乾熱収縮率が大きいと、不織布の寸法安定性が悪化する
という欠点がある。また弾性率が大きく、さらに繊度を
大きくすると、その長繊維をウェブとして製造される生
分解性スパンボンド不織布は硬く、柔軟性や風合いに劣
った不織布になってしまい、使い捨ておむつや生理用品
のカバーストックなどの衛生材料、拭取布、包装材料な
ど柔軟性や風合いを要求される用途には不向きである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】 本発明者らは、かか
る現状に鑑み、鋭意研究した結果、L−乳酸単位または
D−乳酸単位を80モル%以上含有するポリ乳酸重合体
を特定の条件で溶融紡糸し、エジェクターの高速エアー
による引き取りにより延伸の程度を調整し、それによっ
て熱接着加工前後の長繊維の乾熱収縮率を特定の範囲内
に調整し、かつ長繊維の繊度を特定の範囲でバランスさ
せると、良好な紡糸性および加工適性を維持しながら得
られる生分解性スパンボンド不織布は極めて優れた寸法
安定性および柔軟性を有することを見出し、本発明を完
成させるに至った。すなわち、本発明の目的は、生分解
性を有しながら、優れた耐熱性と寸法安定性を有し、衛
生・医療用品の基材、衣料、家庭用基材、産業用基材、
農業用資材などとして幅広く使用できる生分解性スパン
ボンド不織布を提供することにある。
る現状に鑑み、鋭意研究した結果、L−乳酸単位または
D−乳酸単位を80モル%以上含有するポリ乳酸重合体
を特定の条件で溶融紡糸し、エジェクターの高速エアー
による引き取りにより延伸の程度を調整し、それによっ
て熱接着加工前後の長繊維の乾熱収縮率を特定の範囲内
に調整し、かつ長繊維の繊度を特定の範囲でバランスさ
せると、良好な紡糸性および加工適性を維持しながら得
られる生分解性スパンボンド不織布は極めて優れた寸法
安定性および柔軟性を有することを見出し、本発明を完
成させるに至った。すなわち、本発明の目的は、生分解
性を有しながら、優れた耐熱性と寸法安定性を有し、衛
生・医療用品の基材、衣料、家庭用基材、産業用基材、
農業用資材などとして幅広く使用できる生分解性スパン
ボンド不織布を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 本発明に係る生分解性
スパンボンド不織布は、生分解性を有する脂肪族ポリエ
ステル樹脂からなる連続長繊維を、規則的な間隔で長繊
維同士の自己融着区域を設けて熱接着させ、前記連続長
繊維の繊度が、1〜5デニールであり、かつ前記不織布
を構成する長繊維の、130℃における乾熱収縮率が、
10%以下であることを特徴とするものである。
スパンボンド不織布は、生分解性を有する脂肪族ポリエ
ステル樹脂からなる連続長繊維を、規則的な間隔で長繊
維同士の自己融着区域を設けて熱接着させ、前記連続長
繊維の繊度が、1〜5デニールであり、かつ前記不織布
を構成する長繊維の、130℃における乾熱収縮率が、
10%以下であることを特徴とするものである。
【0014】また前記連続長繊維の、JIS L 10
13に準じて測定した130℃における乾熱収縮率が2
0%以下であることが好ましく、前記脂肪族ポリエステ
ル樹脂が、L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル
%以上含有するポリ乳酸重合体からなることが好まし
い。
13に準じて測定した130℃における乾熱収縮率が2
0%以下であることが好ましく、前記脂肪族ポリエステ
ル樹脂が、L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル
%以上含有するポリ乳酸重合体からなることが好まし
い。
【0015】
【発明の実施の形態】 本発明の生分解性スパンボンド
不織布に使用される熱可塑性の生分解性脂肪族ポリエス
テル樹脂としては、ポリ乳酸重合体、さらに好ましくは
L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以上含有
するポリ乳酸重合体である。乳酸モノマーは光学活性の
炭素を有しており、そのためポリ乳酸重合体には光学異
性体であるD体とL体とがあることが知られているが、
両者を共重合すると、融点は低下し、L体またはD体の
比率である光学純度があまり低くなると、融点が低すぎ
て、本発明の目的の1つである良好な紡糸性が得られな
くなる。使用されるポリ乳酸重合体における乳酸単位の
光学純度は、好ましくは80モル%以上、より好ましく
は95モル%以上、さらに好ましくは98モル%以上で
ある。
不織布に使用される熱可塑性の生分解性脂肪族ポリエス
テル樹脂としては、ポリ乳酸重合体、さらに好ましくは
L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以上含有
するポリ乳酸重合体である。乳酸モノマーは光学活性の
炭素を有しており、そのためポリ乳酸重合体には光学異
性体であるD体とL体とがあることが知られているが、
両者を共重合すると、融点は低下し、L体またはD体の
比率である光学純度があまり低くなると、融点が低すぎ
て、本発明の目的の1つである良好な紡糸性が得られな
くなる。使用されるポリ乳酸重合体における乳酸単位の
光学純度は、好ましくは80モル%以上、より好ましく
は95モル%以上、さらに好ましくは98モル%以上で
ある。
【0016】一般には乳酸を発酵法で生産すると、L体
が生産されるので、工業的にはL−乳酸の方が大量かつ
安価に入手しやすく、本発明によるポリ乳酸重合体は通
常L−乳酸を主体とするものである。しかしながら、D
−乳酸を主体とする重合体であってもL−乳酸の場合と
同様の物性のものを得ることができる。
が生産されるので、工業的にはL−乳酸の方が大量かつ
安価に入手しやすく、本発明によるポリ乳酸重合体は通
常L−乳酸を主体とするものである。しかしながら、D
−乳酸を主体とする重合体であってもL−乳酸の場合と
同様の物性のものを得ることができる。
【0017】本発明に使用するポリ乳酸重合体のJIS
K 7210に記載された方法(190℃、2.16
kg荷重)で測定したメルトフローレートが5〜50g
/10分の範囲のものが適している。メルトフローレー
トが5g/10分未満のポリ乳酸重合体は、本発明の溶
融紡糸温度を樹脂の融点より30〜70℃だけ高くする
製造方法では、溶融粘度が高すぎて、高速度での溶融紡
糸が容易ではなくなることがあり、操業上適さない。逆
にメルトフローレートが50g/10分を超えると、溶
融粘度が低すぎて、紡糸工程において糸切れが多発し、
得られる不織布の地合が悪化するばかりでなく、強度も
低下することがあり、操業上適さない。
K 7210に記載された方法(190℃、2.16
kg荷重)で測定したメルトフローレートが5〜50g
/10分の範囲のものが適している。メルトフローレー
トが5g/10分未満のポリ乳酸重合体は、本発明の溶
融紡糸温度を樹脂の融点より30〜70℃だけ高くする
製造方法では、溶融粘度が高すぎて、高速度での溶融紡
糸が容易ではなくなることがあり、操業上適さない。逆
にメルトフローレートが50g/10分を超えると、溶
融粘度が低すぎて、紡糸工程において糸切れが多発し、
得られる不織布の地合が悪化するばかりでなく、強度も
低下することがあり、操業上適さない。
【0018】またポリ乳酸重合体は、必要に応じて、例
えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤などの他、滑
剤、ワックス剤、着色剤、結晶化促進剤などの各種添加
剤を本発明の効果を損なわない範囲内で添加することが
できる。
えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤などの他、滑
剤、ワックス剤、着色剤、結晶化促進剤などの各種添加
剤を本発明の効果を損なわない範囲内で添加することが
できる。
【0019】L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モ
ル%以上含有するポリ乳酸重合体は親水性であり、重合
体中には水分を含有しているが、水分を含有した状態で
紡糸を行うと、重合体の分解を生じるので、紡糸に先立
って乾燥処理を行う必要がある。重合体の水分含有量と
しては0.2重量%以下、好ましくは0.05重量%以下
である。
ル%以上含有するポリ乳酸重合体は親水性であり、重合
体中には水分を含有しているが、水分を含有した状態で
紡糸を行うと、重合体の分解を生じるので、紡糸に先立
って乾燥処理を行う必要がある。重合体の水分含有量と
しては0.2重量%以下、好ましくは0.05重量%以下
である。
【0020】不織布を製造する際に押し出し紡糸機にお
いて、L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以
上含有するポリ乳酸重合体を加熱溶融し、紡糸する場合
の溶融温度は、樹脂の融点より30〜70℃だけ高くす
る。溶融温度が重合体の融点より30℃未満で高い場
合、溶融した樹脂の粘度が高く、溶融温度を高くしなけ
れば、高速度での溶融紡糸が容易ではなくなり、高い温
度での紡糸は口金面の汚れが発生し易くなり、操業上適
さない。反対に溶融温度が樹脂の融点より70℃を超え
て高くなると、樹脂の融点からの温度の隔たりが大きす
ぎるため、押出し紡糸機の多数の口金から樹脂を紡糸す
る場合に冷却が難しくなり、繊維同士の融着や糸切れを
生じ易くなるばかりでなく、樹脂の安定性が低下し、分
解が発生することがある。
いて、L−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以
上含有するポリ乳酸重合体を加熱溶融し、紡糸する場合
の溶融温度は、樹脂の融点より30〜70℃だけ高くす
る。溶融温度が重合体の融点より30℃未満で高い場
合、溶融した樹脂の粘度が高く、溶融温度を高くしなけ
れば、高速度での溶融紡糸が容易ではなくなり、高い温
度での紡糸は口金面の汚れが発生し易くなり、操業上適
さない。反対に溶融温度が樹脂の融点より70℃を超え
て高くなると、樹脂の融点からの温度の隔たりが大きす
ぎるため、押出し紡糸機の多数の口金から樹脂を紡糸す
る場合に冷却が難しくなり、繊維同士の融着や糸切れを
生じ易くなるばかりでなく、樹脂の安定性が低下し、分
解が発生することがある。
【0021】本発明の連続長繊維は従来公知のスパンボ
ンド不織布用の溶融紡糸装置を用いて得ることができ
る。この時、溶融押出し紡糸機の口金孔から1ホール当
たり1分間に吐出される樹脂の量を0.2〜1.2g/
min/holeの範囲とすることが好ましい。吐出さ
れる樹脂量が0.2g/min/hole未満である
と、特定の範囲内の繊度では、エジェクターによる延伸
がほとんど未延伸に近い状態にする必要があり、耐熱性
を得ることが困難になることがあるため適さない。逆に
樹脂の吐出量が1.2g/min/holeを超えて大
きくなると、エジェクターによる高速エアーで延伸して
も得られる繊維の繊度が大きくなり、ひいては得られる
不織布の良好な風合い付与することができないことがあ
るため、適さない。
ンド不織布用の溶融紡糸装置を用いて得ることができ
る。この時、溶融押出し紡糸機の口金孔から1ホール当
たり1分間に吐出される樹脂の量を0.2〜1.2g/
min/holeの範囲とすることが好ましい。吐出さ
れる樹脂量が0.2g/min/hole未満である
と、特定の範囲内の繊度では、エジェクターによる延伸
がほとんど未延伸に近い状態にする必要があり、耐熱性
を得ることが困難になることがあるため適さない。逆に
樹脂の吐出量が1.2g/min/holeを超えて大
きくなると、エジェクターによる高速エアーで延伸して
も得られる繊維の繊度が大きくなり、ひいては得られる
不織布の良好な風合い付与することができないことがあ
るため、適さない。
【0022】溶融押出し紡糸機の口金から押し出されて
紡糸された後は、エジェクターにより高速エアーで引き
取って、延伸され、次いで形成された多数の長繊維フィ
ラメントを衝突板に当てて摩擦帯電させ、電荷による反
発力で開繊させる。この場合、帯電方法として、溶融紡
糸装置の種々の位置でコロナ放電処理を行うことも可能
である。均一に開繊された多数の長繊維は、次いで支持
体上に堆積される。
紡糸された後は、エジェクターにより高速エアーで引き
取って、延伸され、次いで形成された多数の長繊維フィ
ラメントを衝突板に当てて摩擦帯電させ、電荷による反
発力で開繊させる。この場合、帯電方法として、溶融紡
糸装置の種々の位置でコロナ放電処理を行うことも可能
である。均一に開繊された多数の長繊維は、次いで支持
体上に堆積される。
【0023】本発明の長繊維の130℃における乾熱収
縮率は20%以下である。130℃における乾熱収縮率
が20%を超えて大きくなると、不織布加工時の熱接着
工程で繊維が収縮し、風合いが悪化するばかりでなく、
場合によっては不織布を加工することが困難になること
がある。
縮率は20%以下である。130℃における乾熱収縮率
が20%を超えて大きくなると、不織布加工時の熱接着
工程で繊維が収縮し、風合いが悪化するばかりでなく、
場合によっては不織布を加工することが困難になること
がある。
【0024】また熱接着して得られた不織布の自己融着
区域を外れる部分の繊維の130℃における乾熱収縮率
は10%以下である。不織布の自己融着区域を外れる部
分の繊維の130℃における乾熱収縮率が10%を超え
て大きくなると、不織布の寸法安定性が悪化することが
あるため、適さない。
区域を外れる部分の繊維の130℃における乾熱収縮率
は10%以下である。不織布の自己融着区域を外れる部
分の繊維の130℃における乾熱収縮率が10%を超え
て大きくなると、不織布の寸法安定性が悪化することが
あるため、適さない。
【0025】本発明の長繊維の平均繊度は、1〜5デニ
ールの範囲である。長繊維の平均繊度が5デニールを超
えて大きくなると、繊維径が太くなりすぎて、得られた
生分解性スパンボンド不織布の柔らかさが損なわれるこ
とがあるため、適さない。逆に長繊維の平均繊度が1デ
ニール未満のものは、紡糸時に糸切れが多発し、生分解
性スパンボンド不織布の生産性が著しく低下する。
ールの範囲である。長繊維の平均繊度が5デニールを超
えて大きくなると、繊維径が太くなりすぎて、得られた
生分解性スパンボンド不織布の柔らかさが損なわれるこ
とがあるため、適さない。逆に長繊維の平均繊度が1デ
ニール未満のものは、紡糸時に糸切れが多発し、生分解
性スパンボンド不織布の生産性が著しく低下する。
【0026】前記支持体上に捕集・堆積して形成される
ウェブの目付は、10〜120g/m2の範囲である。
目付が、10g/m2未満では、不織布に十分な強度を
付与することができなくなるため適さない。逆に目付が
120g/m2を超えて大きくなると、得られる不織布
の風合いが硬くなることがあるため、適さない。
ウェブの目付は、10〜120g/m2の範囲である。
目付が、10g/m2未満では、不織布に十分な強度を
付与することができなくなるため適さない。逆に目付が
120g/m2を超えて大きくなると、得られる不織布
の風合いが硬くなることがあるため、適さない。
【0027】本発明においては、支持体上に集積された
多数の長繊維は、シート状の形態保持と強度を付与する
目的で、規則的な間隔で繊維同士の自己融着区域を設け
る。この自己融着区域は、ウェブを加熱した凸凹ロール
と平滑ロールの間に導入し、加熱と加圧処理を施すこと
により、凸凹ロールの凸部に対応した部分が融着するこ
とによって形成される。この場合、ロールの温度は、使
用するL−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以
上含有するポリ乳酸重合体の融点より5〜50℃低い温
度である。ロール温度と樹脂の融点の差が5℃未満で
は、ロールによる熱圧着処理時に繊維がロールに付着
し、製造トラブルの原因となる。逆に、ロール温度と樹
脂の融点の差が50℃を超えて大きくなると、自己融着
部分の形成が不十分となり、不織布の強度が著しく低下
することがある。
多数の長繊維は、シート状の形態保持と強度を付与する
目的で、規則的な間隔で繊維同士の自己融着区域を設け
る。この自己融着区域は、ウェブを加熱した凸凹ロール
と平滑ロールの間に導入し、加熱と加圧処理を施すこと
により、凸凹ロールの凸部に対応した部分が融着するこ
とによって形成される。この場合、ロールの温度は、使
用するL−乳酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以
上含有するポリ乳酸重合体の融点より5〜50℃低い温
度である。ロール温度と樹脂の融点の差が5℃未満で
は、ロールによる熱圧着処理時に繊維がロールに付着
し、製造トラブルの原因となる。逆に、ロール温度と樹
脂の融点の差が50℃を超えて大きくなると、自己融着
部分の形成が不十分となり、不織布の強度が著しく低下
することがある。
【0028】凸凹ロールと平滑ロールで熱圧着処理を施
す場合の線圧は、10〜80kg/cmの範囲である。
線圧が10kg/cm未満では、熱圧着処理による自己
融着区域も形成が不十分となることがあり、一方、80
kg/cmを超えて大きくなると、熱圧着処理時に凸凹
ロールの凸部による長繊維の切断が生じることがあり、
いずれも不織布の強度が低下するので、適さない。
す場合の線圧は、10〜80kg/cmの範囲である。
線圧が10kg/cm未満では、熱圧着処理による自己
融着区域も形成が不十分となることがあり、一方、80
kg/cmを超えて大きくなると、熱圧着処理時に凸凹
ロールの凸部による長繊維の切断が生じることがあり、
いずれも不織布の強度が低下するので、適さない。
【0029】本発明においては、個々の自己融着区域の
面積は、0.03〜4mm2の範囲である。自己融着区
域の面積が0.03mm2未満では、得られる不織布の
強度が不足することがある。逆に自己融着区域の面積が
4mm2を超えると、得られる不織布が硬くなりすぎ
て、柔軟性が低下することがある。
面積は、0.03〜4mm2の範囲である。自己融着区
域の面積が0.03mm2未満では、得られる不織布の
強度が不足することがある。逆に自己融着区域の面積が
4mm2を超えると、得られる不織布が硬くなりすぎ
て、柔軟性が低下することがある。
【0030】自己融着区域の面積の総和は、生分解性ス
パンボンド不織布全表面積の2〜30%の範囲である。
自己融着区域の面積の総和が2%未満では、得られる不
織布の強度が不足することがある。逆に自己融着面積が
30%を超えると、得られる不織布が硬くなりすぎて、
柔軟性が低下することがある。
パンボンド不織布全表面積の2〜30%の範囲である。
自己融着区域の面積の総和が2%未満では、得られる不
織布の強度が不足することがある。逆に自己融着面積が
30%を超えると、得られる不織布が硬くなりすぎて、
柔軟性が低下することがある。
【0031】一般に、自己融着処理後の不織布から切り
出した繊維の乾熱収縮率は処理前の長繊維の乾熱収縮率
よりも小さい。これは自己融着処理により、自己融着区
域以外の部分も加熱され、若干の収縮が生じているため
と考えられる。
出した繊維の乾熱収縮率は処理前の長繊維の乾熱収縮率
よりも小さい。これは自己融着処理により、自己融着区
域以外の部分も加熱され、若干の収縮が生じているため
と考えられる。
【0032】以上説明したように、L−乳酸単位または
D−乳酸単位を80モル%以上含有するポリ乳酸重合体
からなる連続長繊維を規則的な間隔で長繊維同士の自己
融着区域を設けて熱接着させた生分解性スパンボンド不
織布において、前記連続長繊維の熱接着以前の繊度が1
〜5デニールであり、前記不織布の自己融着区域を外れ
る部分の繊維を切り出し、その繊維の130℃における
乾熱収縮率が10%以下である生分解性スパンボンド不
織布は、製造に際し、紡糸性と熱接着時の加工適性に優
れ、かつ優れた寸法安定性と柔軟性および風合いを有す
るので、衛生材料、医療用基材、衣料用基材、家庭用基
材、産業用基材などとして好適に使用することが可能で
ある。
D−乳酸単位を80モル%以上含有するポリ乳酸重合体
からなる連続長繊維を規則的な間隔で長繊維同士の自己
融着区域を設けて熱接着させた生分解性スパンボンド不
織布において、前記連続長繊維の熱接着以前の繊度が1
〜5デニールであり、前記不織布の自己融着区域を外れ
る部分の繊維を切り出し、その繊維の130℃における
乾熱収縮率が10%以下である生分解性スパンボンド不
織布は、製造に際し、紡糸性と熱接着時の加工適性に優
れ、かつ優れた寸法安定性と柔軟性および風合いを有す
るので、衛生材料、医療用基材、衣料用基材、家庭用基
材、産業用基材などとして好適に使用することが可能で
ある。
【0033】
【実施例】 以下に実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、本発明はもちろんこれらに限定されるも
のではない。なお実施例および比較例において、%は特
に断りのない限り重量%である。
に説明するが、本発明はもちろんこれらに限定されるも
のではない。なお実施例および比較例において、%は特
に断りのない限り重量%である。
【0034】実施例1 メルトフローレートが10g/10分、融点が163℃
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.8g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の繊度は2.1デニール、乾熱収縮
率は5.2%であった。また堆積させたウェブの目付は
40g/m2であった。
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.8g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の繊度は2.1デニール、乾熱収縮
率は5.2%であった。また堆積させたウェブの目付は
40g/m2であった。
【0035】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。
【0036】得られた生分解性スパンボンド不織布およ
び長繊維は下記の試験方法で試験した。また、試料作製
時の紡糸性も下記の方法で評価した。 試験方法 (1)スパンボンド不織布を構成する長繊維の繊度(表
1で繊度という。)不織布を構成する長繊維の繊維径を
50本分、電子顕微鏡にて測定し、密度補正して求めた
繊度の平均値を、繊度(デニール)とした。 (2)スパンボンド不織布を構成する長繊維の乾熱収縮
率(表1で長繊維熱収縮率という。) JIS L 1013に準じて測定した。 (3)スパンボンド不織布の自己融着区域を外れる部分
の繊維の乾熱収縮率(表1で切り出し繊維熱収縮率とい
う。) 試料から自己融着区域を外れる部分の繊維を切り出し、
その単繊維をスライドガラスに載せ、光学顕微鏡で加熱
前の繊維長を測定してから、130℃、30分の加熱処
理を行い、加熱後の繊維長を光学顕微鏡で測定し、熱処
理前後の繊維長から収縮率を計算する。 (4)紡糸性 溶融紡糸時の糸切れ数の多少で評価した。評価は以下の
5段階で評価した。 5点・・・糸切れはなく、紡糸性は極めて良好である。 4点・・・糸切れがほとんどなく、紡糸性は良好である。 3点・・・糸切れがあるが問題はなく、紡糸性は普通である。 2点・・・糸切れがかなり多く、紡糸性は悪い。 1点・・・糸切れが極めて多く、紡糸性は極めて悪い。 (5)スパンボンド不織布の柔軟性(表1で不織布柔軟
性という。) スパンボンド不織布の柔軟性を手触りによる官能で評価
した。官能評価は、次の5段階で行った。 5…極めて柔軟であった。 4…柔軟であった。 3…柔軟性は普通であった。 2…柔軟性に少し劣っていた。 1…柔軟性は劣っていた。
び長繊維は下記の試験方法で試験した。また、試料作製
時の紡糸性も下記の方法で評価した。 試験方法 (1)スパンボンド不織布を構成する長繊維の繊度(表
1で繊度という。)不織布を構成する長繊維の繊維径を
50本分、電子顕微鏡にて測定し、密度補正して求めた
繊度の平均値を、繊度(デニール)とした。 (2)スパンボンド不織布を構成する長繊維の乾熱収縮
率(表1で長繊維熱収縮率という。) JIS L 1013に準じて測定した。 (3)スパンボンド不織布の自己融着区域を外れる部分
の繊維の乾熱収縮率(表1で切り出し繊維熱収縮率とい
う。) 試料から自己融着区域を外れる部分の繊維を切り出し、
その単繊維をスライドガラスに載せ、光学顕微鏡で加熱
前の繊維長を測定してから、130℃、30分の加熱処
理を行い、加熱後の繊維長を光学顕微鏡で測定し、熱処
理前後の繊維長から収縮率を計算する。 (4)紡糸性 溶融紡糸時の糸切れ数の多少で評価した。評価は以下の
5段階で評価した。 5点・・・糸切れはなく、紡糸性は極めて良好である。 4点・・・糸切れがほとんどなく、紡糸性は良好である。 3点・・・糸切れがあるが問題はなく、紡糸性は普通である。 2点・・・糸切れがかなり多く、紡糸性は悪い。 1点・・・糸切れが極めて多く、紡糸性は極めて悪い。 (5)スパンボンド不織布の柔軟性(表1で不織布柔軟
性という。) スパンボンド不織布の柔軟性を手触りによる官能で評価
した。官能評価は、次の5段階で行った。 5…極めて柔軟であった。 4…柔軟であった。 3…柔軟性は普通であった。 2…柔軟性に少し劣っていた。 1…柔軟性は劣っていた。
【0037】実施例2 メルトフローレートが16g/10分のL−乳酸単位を
98モル%含有するポリ乳酸重合体を準備し、溶融押出
機において200℃に加熱溶融し、1分間当たりの樹脂
吐出量を1.1g/min/holeになるように多数
の微細孔から押出し、紡糸した後、紡出されたフィラメ
ント群をエジェクターにより高速エアーで引き取りなが
ら延伸して開繊し、移動するワイヤー製捕集用支持体上
に捕集・堆積させウェブを形成させた。得られた長繊維
の繊度は2.4デニール、乾熱収縮率は13.1%であ
った。また堆積させたウェブの目付は30g/m2であ
った。
98モル%含有するポリ乳酸重合体を準備し、溶融押出
機において200℃に加熱溶融し、1分間当たりの樹脂
吐出量を1.1g/min/holeになるように多数
の微細孔から押出し、紡糸した後、紡出されたフィラメ
ント群をエジェクターにより高速エアーで引き取りなが
ら延伸して開繊し、移動するワイヤー製捕集用支持体上
に捕集・堆積させウェブを形成させた。得られた長繊維
の繊度は2.4デニール、乾熱収縮率は13.1%であ
った。また堆積させたウェブの目付は30g/m2であ
った。
【0038】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0039】実施例3 メルトフローレートが11g/10分、融点が163℃
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.5g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は11.7%、繊度は
1.2デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.5g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は11.7%、繊度は
1.2デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
【0040】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0041】実施例4 メルトフローレートが11g/10分、融点が163℃
のL−乳酸単位を98モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を1.1g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は15.5%、繊度は
3.6デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は25g/m2であった。
のL−乳酸単位を98モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を1.1g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は15.5%、繊度は
3.6デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は25g/m2であった。
【0042】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0043】比較例1 メルトフローレートが11g/10分、融点が163℃
のL−乳酸単位を98モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を1.0g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は24.3%、繊度は
4.7デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
のL−乳酸単位を98モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を1.0g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は24.3%、繊度は
4.7デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
【0044】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0045】比較例2 メルトフローレートが11g/10分、融点が163℃
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.5g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は27.1%、繊度は
2.6デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.5g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は27.1%、繊度は
2.6デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
【0046】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0047】比較例3 メルトフローレートが25g/10分、融点が163℃
のL−乳酸単位を98モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.5g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は4.8%、繊度は
0.8デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
のL−乳酸単位を98モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において220℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を0.5g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は4.8%、繊度は
0.8デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
【0048】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0049】比較例4 メルトフローレートが10g/10分、融点が162℃
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において200℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を1.3g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は19.5%、繊度は
5.2デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
のL−乳酸単位を99モル%含有するポリ乳酸重合体を
準備し、溶融押出機において200℃に加熱溶融し、1
分間当たりの樹脂吐出量を1.3g/min/hole
になるように多数の微細孔から押出し、紡糸した後、紡
出されたフィラメント群をエジェクターにより高速エア
ーで引き取りながら延伸して開繊し、移動するワイヤー
製捕集用支持体上に捕集・堆積させウェブを形成させ
た。得られた長繊維の乾熱収縮率は19.5%、繊度は
5.2デニールであった。また堆積させたウェブの目付
は40g/m2であった。
【0050】次に、この積層ウェブを135℃に加熱し
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
た凸凹ロールと平滑ロールの間に導入し、線圧30kg
/cmで凸凹ロールの凸部に対応する部分を融着するこ
とにより、生分解性スパンボンド不織布を得た。個々の
自己融着区域の面積は、0.12mm2であり、自己融
着区域の面積の総和は4面積%であった。得られた不織
布を実施例1と同様に評価した。
【0051】
【表1】
【0052】表1から明らかなように、本発明の条件に
合致する場合には、溶融押出機によって樹脂を溶融紡糸
する際に糸切れがなく、得られる生分解性スパンボンド
不織布は、優れた柔軟性と耐熱性を有している(実施例
1〜4)。
合致する場合には、溶融押出機によって樹脂を溶融紡糸
する際に糸切れがなく、得られる生分解性スパンボンド
不織布は、優れた柔軟性と耐熱性を有している(実施例
1〜4)。
【0053】これに対して、生分解性スパンボンド不織
布から切り出した繊維の乾熱収縮率が規定の範囲を超え
て大きくなると(比較例1、2)、耐熱性が悪くなり、
熱収縮により柔軟性が損なわれる。また生分解性スパン
ボンド不織布を構成する繊維が規定の範囲を超えて小さ
くなると(比較例3)、紡糸時の糸切れが多発し、生産
性が著しく悪化する。また生分解性スパンボンド不織布
を構成する長繊維の繊度が規定の範囲を超えて大きくな
ると(比較例4)、十分な柔軟性を付与することができ
なくなる。
布から切り出した繊維の乾熱収縮率が規定の範囲を超え
て大きくなると(比較例1、2)、耐熱性が悪くなり、
熱収縮により柔軟性が損なわれる。また生分解性スパン
ボンド不織布を構成する繊維が規定の範囲を超えて小さ
くなると(比較例3)、紡糸時の糸切れが多発し、生産
性が著しく悪化する。また生分解性スパンボンド不織布
を構成する長繊維の繊度が規定の範囲を超えて大きくな
ると(比較例4)、十分な柔軟性を付与することができ
なくなる。
【0054】
【発明の効果】 本発明により生分解性を有しながら、
優れた耐熱性と寸法安定性を有し、衛生・医療用品の基
材、衣料、家庭用基材、産業用基材、農業用資材などと
して幅広く使用できる生分解性スパンボンド不織布が得
られ、その産業界に寄与するところ大である。
優れた耐熱性と寸法安定性を有し、衛生・医療用品の基
材、衣料、家庭用基材、産業用基材、農業用資材などと
して幅広く使用できる生分解性スパンボンド不織布が得
られ、その産業界に寄与するところ大である。
Claims (3)
- 【請求項1】 生分解性を有する脂肪族ポリエステル樹
脂からなる連続長繊維を、規則的な間隔で長繊維同士の
自己融着区域を設けて熱接着させた生分解性スパンボン
ド不織布において、前記連続長繊維の繊度が、1〜5デ
ニールであり、かつ前記不織布を構成する長繊維の、1
30℃における乾熱収縮率が、10%以下であることを
特徴とする生分解性スパンボンド不織布。 - 【請求項2】 前記連続長繊維の、JIS L 101
3に準じて測定した130℃における乾熱収縮率が、2
0%以下である請求項1記載の生分解性スパンボンド不
織布。 - 【請求項3】 前記脂肪族ポリエステル樹脂が、L−乳
酸単位またはD−乳酸単位を80モル%以上含有するポ
リ乳酸重合体からなる請求項1または請求項2記載の生
分解性スパンボンド不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29377499A JP2001123371A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 生分解性スパンボンド不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29377499A JP2001123371A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 生分解性スパンボンド不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001123371A true JP2001123371A (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17799028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29377499A Pending JP2001123371A (ja) | 1999-10-15 | 1999-10-15 | 生分解性スパンボンド不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001123371A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004232119A (ja) * | 2003-01-29 | 2004-08-19 | Asahi Kasei Fibers Corp | 透明性に優れた長繊維不織布 |
| JP2008095237A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Unitika Ltd | 生分解性衛生材 |
| CN101824708A (zh) * | 2010-05-10 | 2010-09-08 | 豆丁乐园(南京)婴儿用品有限公司 | 全降解聚乳酸纤维熔喷非织造布及其制备方法 |
| US7994078B2 (en) | 2002-12-23 | 2011-08-09 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | High strength nonwoven web from a biodegradable aliphatic polyester |
| US8178021B2 (en) | 2004-02-26 | 2012-05-15 | University Of Yamanashi | Method of manufacturing a drawn biodegradable micro-filament |
| CN105239274A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-01-13 | 浙江金三发非织造布有限公司 | 一种双面亲水打孔的卫材专用非织造布及其生产方法 |
| JP2023059731A (ja) * | 2021-10-15 | 2023-04-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 不織布製造方法 |
-
1999
- 1999-10-15 JP JP29377499A patent/JP2001123371A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7994078B2 (en) | 2002-12-23 | 2011-08-09 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | High strength nonwoven web from a biodegradable aliphatic polyester |
| JP2004232119A (ja) * | 2003-01-29 | 2004-08-19 | Asahi Kasei Fibers Corp | 透明性に優れた長繊維不織布 |
| US8178021B2 (en) | 2004-02-26 | 2012-05-15 | University Of Yamanashi | Method of manufacturing a drawn biodegradable micro-filament |
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| CN105239274A (zh) * | 2015-11-12 | 2016-01-13 | 浙江金三发非织造布有限公司 | 一种双面亲水打孔的卫材专用非织造布及其生产方法 |
| JP2023059731A (ja) * | 2021-10-15 | 2023-04-27 | 王子ホールディングス株式会社 | 不織布製造方法 |
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