JP2001117138A - デジタルカメラ用シャッタ - Google Patents
デジタルカメラ用シャッタInfo
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- JP2001117138A JP2001117138A JP29570199A JP29570199A JP2001117138A JP 2001117138 A JP2001117138 A JP 2001117138A JP 29570199 A JP29570199 A JP 29570199A JP 29570199 A JP29570199 A JP 29570199A JP 2001117138 A JP2001117138 A JP 2001117138A
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/35—Optical coupling means having switching means
- G02B6/351—Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements
- G02B6/353—Optical coupling means having switching means involving stationary waveguides with moving interposed optical elements the optical element being a shutter, baffle, beam dump or opaque element
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】シャッタ羽根によって小口径の開口部を規制で
きるようにした低コスト化,小型化,省電力化に好適な
デジタルカメラ用シャッタを提供すること。 【解決手段】2極の永久磁石製回転子5は、固定子コイ
ル8への通電方向に対応して所定の角度だけ回転可能で
ある。シャッタ羽根17,18は、回転子5の駆動ピン
5bによって開閉作動させられ、全開状態と閉鎖状態
は、固定子コイル8に通電していなくても、回転子5の
磁力により鉄ピン10,11,12,13との間に作用
している吸引力によって、維持することが可能になって
いる。そして、シャッタ羽根17,18による口径規制
位置は、全開状態からの閉じ作動の中間位置を越えた位
置であって、その状態は、固定子コイル8に通電せず
に、シャッタ羽根17,18の閉じ作動方向へ働いてい
る上記吸引力と、ばね16の付勢力とによって、維持さ
れるようになっている。
きるようにした低コスト化,小型化,省電力化に好適な
デジタルカメラ用シャッタを提供すること。 【解決手段】2極の永久磁石製回転子5は、固定子コイ
ル8への通電方向に対応して所定の角度だけ回転可能で
ある。シャッタ羽根17,18は、回転子5の駆動ピン
5bによって開閉作動させられ、全開状態と閉鎖状態
は、固定子コイル8に通電していなくても、回転子5の
磁力により鉄ピン10,11,12,13との間に作用
している吸引力によって、維持することが可能になって
いる。そして、シャッタ羽根17,18による口径規制
位置は、全開状態からの閉じ作動の中間位置を越えた位
置であって、その状態は、固定子コイル8に通電せず
に、シャッタ羽根17,18の閉じ作動方向へ働いてい
る上記吸引力と、ばね16の付勢力とによって、維持さ
れるようになっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対的に作動する
2枚のシャッタ羽根によって、露光開口部よりも小口径
の開口部によって撮影を行なえるようにした電動式のデ
ジタルカメラ用シャッタに関する。
2枚のシャッタ羽根によって、露光開口部よりも小口径
の開口部によって撮影を行なえるようにした電動式のデ
ジタルカメラ用シャッタに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラ用のレンズシャッタに
は、一般に、ノーマルクローズ方式と称されているもの
と、ノーマルオープン方式と称されているものがある。
そのうち、ノーマルクローズ方式のシャッタは、カメラ
の不使用時には、シャッタ羽根が閉鎖しており、電源ス
イッチが閉じられると全開となって、CCDなどの撮像
素子に結像した被写体像をモニターを介して観察できる
ようにしている。従って、このタイプのものは、電源ス
イッチを閉じればシャッタ羽根も閉鎖する。他方、ノー
マルオープン方式のシャッタは、電源スイッチが開いて
いても、シャッタ羽根は全開状態となっていて、電源ス
イッチを閉じた段階では、そのまま被写体像を観察でき
るようにしている。
は、一般に、ノーマルクローズ方式と称されているもの
と、ノーマルオープン方式と称されているものがある。
そのうち、ノーマルクローズ方式のシャッタは、カメラ
の不使用時には、シャッタ羽根が閉鎖しており、電源ス
イッチが閉じられると全開となって、CCDなどの撮像
素子に結像した被写体像をモニターを介して観察できる
ようにしている。従って、このタイプのものは、電源ス
イッチを閉じればシャッタ羽根も閉鎖する。他方、ノー
マルオープン方式のシャッタは、電源スイッチが開いて
いても、シャッタ羽根は全開状態となっていて、電源ス
イッチを閉じた段階では、そのまま被写体像を観察でき
るようにしている。
【0003】そして、何れの方式のシャッタの場合に
も、カメラのレリーズボタンが押されると、シャッタ羽
根は開いたままの状態になっていて、撮像素子に対して
撮影開始信号が与えられることによって撮影が開始され
るようになっている。また、撮影の終了に際しては、最
近では、撮像素子に対して撮影終了信号を与えて撮影を
終了させるのではなく、撮影終了信号によってシャッタ
羽根に閉じ作動を行わせ、露光開口部を閉じた段階で撮
影を終了させるのが普通である。その後、シャッタ羽根
の閉鎖状態において記憶装置への記憶が完了すると、シ
ャッタ羽根は、再び全開状態にリセットされ、次の撮影
に備えることになる。そして、このようなシャッタ羽根
の一連の作動は、モータによって行なわれている。
も、カメラのレリーズボタンが押されると、シャッタ羽
根は開いたままの状態になっていて、撮像素子に対して
撮影開始信号が与えられることによって撮影が開始され
るようになっている。また、撮影の終了に際しては、最
近では、撮像素子に対して撮影終了信号を与えて撮影を
終了させるのではなく、撮影終了信号によってシャッタ
羽根に閉じ作動を行わせ、露光開口部を閉じた段階で撮
影を終了させるのが普通である。その後、シャッタ羽根
の閉鎖状態において記憶装置への記憶が完了すると、シ
ャッタ羽根は、再び全開状態にリセットされ、次の撮影
に備えることになる。そして、このようなシャッタ羽根
の一連の作動は、モータによって行なわれている。
【0004】他方、デジタルカメラの中には、絞り羽根
を備えているものが知られている。その場合、絞り機構
としては、複数の絞り羽根を有していて口径の大きさを
連続的に変え得るようにしたものと、予め用意された口
径の開口部を一つ又は複数個用意しておき、選択的に露
光開口部に臨ませるようにしたものとがあるが、何れの
ものにおいても、電源スイッチが閉じた段階で直ちに口
径制御を行なうものと、レリーズボタンが押された後、
撮影に先立って口径制御の行なわれるものとがある。し
かも、最近では、それらのような絞り機構の場合にも、
殆どがモータによって作動されるようになっている。
を備えているものが知られている。その場合、絞り機構
としては、複数の絞り羽根を有していて口径の大きさを
連続的に変え得るようにしたものと、予め用意された口
径の開口部を一つ又は複数個用意しておき、選択的に露
光開口部に臨ませるようにしたものとがあるが、何れの
ものにおいても、電源スイッチが閉じた段階で直ちに口
径制御を行なうものと、レリーズボタンが押された後、
撮影に先立って口径制御の行なわれるものとがある。し
かも、最近では、それらのような絞り機構の場合にも、
殆どがモータによって作動されるようになっている。
【0005】また、このようにシャッタ羽根や絞り羽根
を作動させるモータとして、古くはアイリスモータと称
されることもあったが、最近ではムービングマグネット
型モータと称されるようになってきたモータがある。こ
のモータは、永久磁石製(通常2極)回転子が、その径
方向位置において回転軸と平行に延伸した出力ピン(駆
動ピン)を有していて、その回転子が、固定子コイルに
対する通電方向に対応した方向へ所定の回転角度だけ回
転できるように構成されたモータである。そして、この
モータは、ステッピングモータに比較して、低コストで
小型化が可能であり、消費電力も少なくて済むという特
徴がある。
を作動させるモータとして、古くはアイリスモータと称
されることもあったが、最近ではムービングマグネット
型モータと称されるようになってきたモータがある。こ
のモータは、永久磁石製(通常2極)回転子が、その径
方向位置において回転軸と平行に延伸した出力ピン(駆
動ピン)を有していて、その回転子が、固定子コイルに
対する通電方向に対応した方向へ所定の回転角度だけ回
転できるように構成されたモータである。そして、この
モータは、ステッピングモータに比較して、低コストで
小型化が可能であり、消費電力も少なくて済むという特
徴がある。
【0006】しかし、ムービングマグネット型モータ
が、このように、低コスト化,小型化,省電力化に有利
であるとはいっても、シャッタ羽根を作動させるモータ
と、絞り羽根を作動させるモータとを別々に設けたので
は、カメラの低コスト化と小型化を強く要求されている
現状においては問題である。そのため、ムービングマグ
ネット型モータは一つで済むようにしたい。また、上記
のようなシャッタ羽根と絞り羽根は、別々に設けるので
はなく、シャッタ羽根によって絞り羽根を兼用させるよ
うにしたい。このようなことから、一つのムービングマ
グネット型モータによって相対的に作動される2枚のシ
ャッタ羽根が、絞り羽根を兼用していて、少なくとも撮
影開始の直前から撮影が行なわれている間は、露光開口
部よりも小口径の口径規制位置で停止状態を維持され、
撮影終了時には、その口径規制位置から閉鎖されるよう
にした好適な構成のシャッタの出現が期待されている。
本発明は、そのような構成のデジタルカメラ用シャッタ
に関するものである。
が、このように、低コスト化,小型化,省電力化に有利
であるとはいっても、シャッタ羽根を作動させるモータ
と、絞り羽根を作動させるモータとを別々に設けたので
は、カメラの低コスト化と小型化を強く要求されている
現状においては問題である。そのため、ムービングマグ
ネット型モータは一つで済むようにしたい。また、上記
のようなシャッタ羽根と絞り羽根は、別々に設けるので
はなく、シャッタ羽根によって絞り羽根を兼用させるよ
うにしたい。このようなことから、一つのムービングマ
グネット型モータによって相対的に作動される2枚のシ
ャッタ羽根が、絞り羽根を兼用していて、少なくとも撮
影開始の直前から撮影が行なわれている間は、露光開口
部よりも小口径の口径規制位置で停止状態を維持され、
撮影終了時には、その口径規制位置から閉鎖されるよう
にした好適な構成のシャッタの出現が期待されている。
本発明は、そのような構成のデジタルカメラ用シャッタ
に関するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、絞り羽根兼
用のシャッタ羽根を、一つのムービングマグネット型モ
ータで作動させるようにするためには、シャッタ羽根
を、全開位置と、口径規制位置と、閉鎖位置との少なく
とも3箇所で、確実に停止させておけるようにしなけれ
ばならない。そのうち、全開位置においては、固定子コ
イルに対し、シャッタ羽根を開き方向へ作動させるよう
に通電しておき、また、閉鎖位置においては、シャッタ
羽根を閉じ方向へ作動させるように通電しておき、夫々
の位置で、回転子又はシャッタ羽根をストッパに当接さ
せるようにしておけば、夫々の停止位置を確実に保持さ
せておくことが可能になる。
用のシャッタ羽根を、一つのムービングマグネット型モ
ータで作動させるようにするためには、シャッタ羽根
を、全開位置と、口径規制位置と、閉鎖位置との少なく
とも3箇所で、確実に停止させておけるようにしなけれ
ばならない。そのうち、全開位置においては、固定子コ
イルに対し、シャッタ羽根を開き方向へ作動させるよう
に通電しておき、また、閉鎖位置においては、シャッタ
羽根を閉じ方向へ作動させるように通電しておき、夫々
の位置で、回転子又はシャッタ羽根をストッパに当接さ
せるようにしておけば、夫々の停止位置を確実に保持さ
せておくことが可能になる。
【0008】しかし、一旦、通電を断ってしまうと、回
転子は自由に回転できるようになってしまい、その位置
が定まらなくなってしまうという問題点がある。そのた
め、固定子コイルに対して通電を断っても、回転子が全
開位置と閉鎖位置を確実に維持できるようにするために
は、複数の磁性体部材を、回転子の各磁極の周面に対向
するようにして配置させ、回転子の磁力によってそれら
の磁性体部材との間に作用する吸引力が、回転子に対し
て回転力を付与するようにし、その回転をストッパで阻
止するようにしておけばよい。そして、そのように構成
した場合には、シャッタ羽根を作動させるときだけ通電
すればよいようにできるので、消費電力を節減できると
いうメリットがある。
転子は自由に回転できるようになってしまい、その位置
が定まらなくなってしまうという問題点がある。そのた
め、固定子コイルに対して通電を断っても、回転子が全
開位置と閉鎖位置を確実に維持できるようにするために
は、複数の磁性体部材を、回転子の各磁極の周面に対向
するようにして配置させ、回転子の磁力によってそれら
の磁性体部材との間に作用する吸引力が、回転子に対し
て回転力を付与するようにし、その回転をストッパで阻
止するようにしておけばよい。そして、そのように構成
した場合には、シャッタ羽根を作動させるときだけ通電
すればよいようにできるので、消費電力を節減できると
いうメリットがある。
【0009】また、シャッタ羽根の全開位置と閉鎖位置
においては、そのように構成して、停止状態を維持でき
るようにしたとしても、シャッタ羽根を口径規制位置で
確実に停止させておくようにするのは非常に難しい。即
ち、上記したように、この種のモータの場合には、固定
子コイルへの通電を断ってしまうと、そのままでは、回
転子は停止位置が定まらなくなってしまう。そのため、
口径規制位置においては、固定子コイルに通電をしてお
いて回転子には回転力を付与しておき、例えば、ばね部
材によってその回転を抑止し、停止状態を維持させてお
くようにすることが考えられる。しかしながら、そのよ
うにした場合には、口径規制位置を維持するために固定
子コイルに通電を続けていなければならず、また、その
口径規制位置からシャッタ羽根を閉じさせるときには、
全開位置から口径規制位置まで回転させたときよりも、
大きな電力を必要とするため、消費電力が大きくなると
いう問題点がある。
においては、そのように構成して、停止状態を維持でき
るようにしたとしても、シャッタ羽根を口径規制位置で
確実に停止させておくようにするのは非常に難しい。即
ち、上記したように、この種のモータの場合には、固定
子コイルへの通電を断ってしまうと、そのままでは、回
転子は停止位置が定まらなくなってしまう。そのため、
口径規制位置においては、固定子コイルに通電をしてお
いて回転子には回転力を付与しておき、例えば、ばね部
材によってその回転を抑止し、停止状態を維持させてお
くようにすることが考えられる。しかしながら、そのよ
うにした場合には、口径規制位置を維持するために固定
子コイルに通電を続けていなければならず、また、その
口径規制位置からシャッタ羽根を閉じさせるときには、
全開位置から口径規制位置まで回転させたときよりも、
大きな電力を必要とするため、消費電力が大きくなると
いう問題点がある。
【0010】そこで、他の方法としては、固定子コイル
に通電しなくても、口径規制位置において、互いに異な
る方向へ付勢力を有する二つのばね部材によって、又は
一つのねじりコイルばねの両端部によって、回転子と一
体の駆動ピンを挟み込むようにして、回転子の位置規制
をすることが考えられる。しかし、そのようにした場合
には、シャッタ羽根に開き作動を行わせる場合にも、閉
じ作動を行わせる場合にも、ばねの付勢力に抗して作動
させなければならないので、全体としての消費電力の節
減には、いま一つ物足りない。また、そのようにしたと
しても、回転子を必ず所定の位置で静止させておけるよ
うに製作するのが難しく、仮に所定の位置で静止させて
おけるように製作したとしても、回転子の駆動ピンとシ
ャッタ羽根との連結部には嵌合公差があるために、シャ
ッタ羽根を、所定の位置で、確実に保持しておけるよう
にしたくても出来ない。
に通電しなくても、口径規制位置において、互いに異な
る方向へ付勢力を有する二つのばね部材によって、又は
一つのねじりコイルばねの両端部によって、回転子と一
体の駆動ピンを挟み込むようにして、回転子の位置規制
をすることが考えられる。しかし、そのようにした場合
には、シャッタ羽根に開き作動を行わせる場合にも、閉
じ作動を行わせる場合にも、ばねの付勢力に抗して作動
させなければならないので、全体としての消費電力の節
減には、いま一つ物足りない。また、そのようにしたと
しても、回転子を必ず所定の位置で静止させておけるよ
うに製作するのが難しく、仮に所定の位置で静止させて
おけるように製作したとしても、回転子の駆動ピンとシ
ャッタ羽根との連結部には嵌合公差があるために、シャ
ッタ羽根を、所定の位置で、確実に保持しておけるよう
にしたくても出来ない。
【0011】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、固
定子コイルに対する通電方向に応じて回転子の回転方向
が決められるタイプの一つのモータが、その回転子と一
体の駆動ピンによって、相対的に作動する2枚のシャッ
タ羽根の開閉作動を行わせ、固定子コイルに通電されて
いなくても、極めて簡単な構成によって、シャッタ羽根
が、全開位置と、口径規制位置と、閉鎖位置との3箇所
で、好適に停止状態を維持され得るようにした、低コス
ト化,小型化,省電力化に適したデジタルカメラ用シャ
ッタを提供することである。
めになされたものであり、その目的とするところは、固
定子コイルに対する通電方向に応じて回転子の回転方向
が決められるタイプの一つのモータが、その回転子と一
体の駆動ピンによって、相対的に作動する2枚のシャッ
タ羽根の開閉作動を行わせ、固定子コイルに通電されて
いなくても、極めて簡単な構成によって、シャッタ羽根
が、全開位置と、口径規制位置と、閉鎖位置との3箇所
で、好適に停止状態を維持され得るようにした、低コス
ト化,小型化,省電力化に適したデジタルカメラ用シャ
ッタを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のデジタルカメラ用シャッタは、2極に着
磁された永久磁石製回転子がその径方向位置に回転軸と
平行に延伸した駆動ピンを一体的に設けており該回転子
は固定子コイルに対する通電方向に対応して所定の回転
角度だけ往復作動するモータと、前記駆動ピンに連動し
て相対的に作動し露光開口部の開閉作動を行なう2枚の
シャッタ羽根と、前記回転子の各磁極周面に対向して別
々に配置されており前記回転子の磁力によって前記回転
子との間に作用する吸引力が前記回転子を前記回転角度
の中間位置を境にして何れかの回転方向へ働くようにし
た複数の磁気保持手段と、前記回転子が前記中間位置を
越えて所定の角度だけ回転した口径規制位置において前
記コイルへの通電を断っているとき前記回転子の回転を
直接又は間接に阻止し前記吸引力と共同して前記2枚の
シャッタ羽根による小口径の開口部規制状態を維持する
付勢手段とを備えているようにする。また、本発明のデ
ジタルカメラ用シャッタにおいては、前記回転子が前記
口径規制位置を越えて前記中間位置とは反対方向へ回転
し停止した位置においては、前記回転子及び前記2枚の
シャッタ羽根を前記中間位置方向へ作動させるように作
用する前記付勢手段の付勢力が、全く作用しないか殆ど
作用しないようにすると、露光開口部の閉鎖状態におけ
る回転子の停止位置を、一層確実に保持することができ
るようになる。また、本発明のデジタルカメラ用シャッ
タにおいては、前記付勢手段が、一つ又は二つのねじり
コイルばねであって、前記口径規制位置においては、前
記2枚のシャッタ羽根に直接接触しているいるようにす
ると、回転子の駆動ピンとシャッタ羽根との嵌合公差に
よるガタツキがなくなり、シャッタ羽根によって形成さ
れる小口径の開口部の形状が安定して得られるようにな
る。更に、本発明のデジタルカメラ用シャッタにおいて
は、前記付勢手段が、羽根室の外において軸に巻回され
ている一つのねじりコイルばねであり、その両端部が、
羽根室内で前記2枚のシャッタ羽根の作動軌跡に臨んで
いて、羽根室を構成している二つの地板の少なくとも一
方に掛けられ状態で、前記2枚のシャッタ羽根による小
口径の開口部規制状態を維持するようにすると、構成が
簡単となって、低コストなシャッタが得られる。
めに、本発明のデジタルカメラ用シャッタは、2極に着
磁された永久磁石製回転子がその径方向位置に回転軸と
平行に延伸した駆動ピンを一体的に設けており該回転子
は固定子コイルに対する通電方向に対応して所定の回転
角度だけ往復作動するモータと、前記駆動ピンに連動し
て相対的に作動し露光開口部の開閉作動を行なう2枚の
シャッタ羽根と、前記回転子の各磁極周面に対向して別
々に配置されており前記回転子の磁力によって前記回転
子との間に作用する吸引力が前記回転子を前記回転角度
の中間位置を境にして何れかの回転方向へ働くようにし
た複数の磁気保持手段と、前記回転子が前記中間位置を
越えて所定の角度だけ回転した口径規制位置において前
記コイルへの通電を断っているとき前記回転子の回転を
直接又は間接に阻止し前記吸引力と共同して前記2枚の
シャッタ羽根による小口径の開口部規制状態を維持する
付勢手段とを備えているようにする。また、本発明のデ
ジタルカメラ用シャッタにおいては、前記回転子が前記
口径規制位置を越えて前記中間位置とは反対方向へ回転
し停止した位置においては、前記回転子及び前記2枚の
シャッタ羽根を前記中間位置方向へ作動させるように作
用する前記付勢手段の付勢力が、全く作用しないか殆ど
作用しないようにすると、露光開口部の閉鎖状態におけ
る回転子の停止位置を、一層確実に保持することができ
るようになる。また、本発明のデジタルカメラ用シャッ
タにおいては、前記付勢手段が、一つ又は二つのねじり
コイルばねであって、前記口径規制位置においては、前
記2枚のシャッタ羽根に直接接触しているいるようにす
ると、回転子の駆動ピンとシャッタ羽根との嵌合公差に
よるガタツキがなくなり、シャッタ羽根によって形成さ
れる小口径の開口部の形状が安定して得られるようにな
る。更に、本発明のデジタルカメラ用シャッタにおいて
は、前記付勢手段が、羽根室の外において軸に巻回され
ている一つのねじりコイルばねであり、その両端部が、
羽根室内で前記2枚のシャッタ羽根の作動軌跡に臨んで
いて、羽根室を構成している二つの地板の少なくとも一
方に掛けられ状態で、前記2枚のシャッタ羽根による小
口径の開口部規制状態を維持するようにすると、構成が
簡単となって、低コストなシャッタが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図1〜図
5に示した実施例によって説明する。本実施例は、本発
明を、上記したノーマルオープン方式のシャッタに適用
したものであって、図1はカメラに組み込まれたとき撮
像素子側から視てシャッタの初期状態を示した平面図で
あり、図2は図1の背面図であり、図3は各部材の重な
り関係を一つの図面で理解できるようにするために光軸
を中心にした略円周上で断面し展開状態にして示した断
面図である。また、図4は小口径の開口部で撮影する場
合を示した平面図であり、図5はシャッタ羽根が閉じた
状態を示した平面図である。
5に示した実施例によって説明する。本実施例は、本発
明を、上記したノーマルオープン方式のシャッタに適用
したものであって、図1はカメラに組み込まれたとき撮
像素子側から視てシャッタの初期状態を示した平面図で
あり、図2は図1の背面図であり、図3は各部材の重な
り関係を一つの図面で理解できるようにするために光軸
を中心にした略円周上で断面し展開状態にして示した断
面図である。また、図4は小口径の開口部で撮影する場
合を示した平面図であり、図5はシャッタ羽根が閉じた
状態を示した平面図である。
【0014】先ず、図1〜図3を用いて本実施例の構成
を説明する。シャッタ地板1は合成樹脂製であり、補助
地板2との間に羽根室を形成し、両者はビス3,4によ
って取り付けられている。また、シャッタ地板1と補助
地板2の中央部には円形をした開口部1a,2aが形成
されており、それらの開口部1a,2aを同心上に配置
することにより露光開口部が形成されている。更に、シ
ャッタ地板1と補助地板2には、同心上に配置されるよ
うにして形成された二組の円形の孔1b,2b、1c,
2cが形成されている。
を説明する。シャッタ地板1は合成樹脂製であり、補助
地板2との間に羽根室を形成し、両者はビス3,4によ
って取り付けられている。また、シャッタ地板1と補助
地板2の中央部には円形をした開口部1a,2aが形成
されており、それらの開口部1a,2aを同心上に配置
することにより露光開口部が形成されている。更に、シ
ャッタ地板1と補助地板2には、同心上に配置されるよ
うにして形成された二組の円形の孔1b,2b、1c,
2cが形成されている。
【0015】シャッタ地板1の表面側、即ち撮像素子側
にはムービングマグネット型モータが取り付けられてい
る。回転子5は、径方向に着磁された2極の永久磁石製
であるが、本実施例の場合には、回転軸5aと、その回
転軸5aの径方向位置において回転軸5aと平行に延伸
するように形成された駆動ピン5bとが,合成樹脂製と
なっていて、アウトサート加工によって一体成形されて
いる。そして、上記の2極は、その回転軸5aと駆動ピ
ン5bとを通る直線によって分けられている。固定子枠
は、合成樹脂製の上枠6と下枠7とで構成されており、
それらによって回転軸5aを軸受けし、上枠6の複数の
フック部6a(図3に一つだけ図示)によって相互に取
り付けられている。また、下枠7には長孔7aが形成さ
れていて、そこに上記の駆動ピン5bが貫通されてお
り、更に、その駆動ピン5bは、シャッタ地板1の長孔
1dと補助地板2の長孔2dを貫通している。そして、
上枠6と下枠7の軸受け部を覆うようにしてコイル8が
巻回されている。
にはムービングマグネット型モータが取り付けられてい
る。回転子5は、径方向に着磁された2極の永久磁石製
であるが、本実施例の場合には、回転軸5aと、その回
転軸5aの径方向位置において回転軸5aと平行に延伸
するように形成された駆動ピン5bとが,合成樹脂製と
なっていて、アウトサート加工によって一体成形されて
いる。そして、上記の2極は、その回転軸5aと駆動ピ
ン5bとを通る直線によって分けられている。固定子枠
は、合成樹脂製の上枠6と下枠7とで構成されており、
それらによって回転軸5aを軸受けし、上枠6の複数の
フック部6a(図3に一つだけ図示)によって相互に取
り付けられている。また、下枠7には長孔7aが形成さ
れていて、そこに上記の駆動ピン5bが貫通されてお
り、更に、その駆動ピン5bは、シャッタ地板1の長孔
1dと補助地板2の長孔2dを貫通している。そして、
上枠6と下枠7の軸受け部を覆うようにしてコイル8が
巻回されている。
【0016】また、上枠6は筒状に形成されていて、そ
の外周面に円筒形をしたヨーク9が嵌合されている。更
に、図1に示されているように、4本の鉄ピン10,1
1,12,13(以下、総称して保持手段という場合が
ある)が、上枠6に形成された溝孔6b,6c,6d,
6eに圧入されている。そして、鉄ピン10,11と鉄
ピン12,13とは、図1において回転軸5aを通る水
平な線に対し線対称となる位置に配置されている。そし
て、このように構成されたモータは、二つのビス14,
15によってシャッタ地板1に取り付けられている。
の外周面に円筒形をしたヨーク9が嵌合されている。更
に、図1に示されているように、4本の鉄ピン10,1
1,12,13(以下、総称して保持手段という場合が
ある)が、上枠6に形成された溝孔6b,6c,6d,
6eに圧入されている。そして、鉄ピン10,11と鉄
ピン12,13とは、図1において回転軸5aを通る水
平な線に対し線対称となる位置に配置されている。そし
て、このように構成されたモータは、二つのビス14,
15によってシャッタ地板1に取り付けられている。
【0017】次に、シャッタ地板1の背面側の構成を説
明する。シャッタ地板1には、三つの軸1e,1f,1
gと二つのストッパ1h,1iとが、一体成形によって
形成されている。そのうち、軸1e,1fとストッパ1
hは、その先端を、補助地板2に形成された夫々の孔に
嵌合させている。また、軸1gは、補助地板2に形成さ
れた孔を貫通して背面側に大きく突き出ており、そこに
ばね16を巻回させている。このばね16は、両端に折
曲部16a,16bを形成しており、図1及び図2にお
いては、折曲部16aを孔1c,2cに掛け、折曲部1
6bを孔1b,2bに掛けているが、後述の説明からも
分かるように、これらの折曲部16a,16bはシャッ
タ羽根の作動軌跡内に臨んでいて、シャッタ羽根の作動
によって、各孔の中を移動させられるようになってい
る。
明する。シャッタ地板1には、三つの軸1e,1f,1
gと二つのストッパ1h,1iとが、一体成形によって
形成されている。そのうち、軸1e,1fとストッパ1
hは、その先端を、補助地板2に形成された夫々の孔に
嵌合させている。また、軸1gは、補助地板2に形成さ
れた孔を貫通して背面側に大きく突き出ており、そこに
ばね16を巻回させている。このばね16は、両端に折
曲部16a,16bを形成しており、図1及び図2にお
いては、折曲部16aを孔1c,2cに掛け、折曲部1
6bを孔1b,2bに掛けているが、後述の説明からも
分かるように、これらの折曲部16a,16bはシャッ
タ羽根の作動軌跡内に臨んでいて、シャッタ羽根の作動
によって、各孔の中を移動させられるようになってい
る。
【0018】上記の軸1e,1fには、一対のシャッタ
羽根17,18が回転可能に取り付けられている。ま
た、シャッタ羽根17,18の長孔17a,18aに
は、周知のようにして、上記の駆動ピン5bが嵌合して
いる。従って、シャッタ羽根17,18は、図1におい
て、回転子5が反時計方向へ回転すると、開口部1aの
閉じ作動を行い、その後、回転子5が時計方向へ回転す
ると、開き作動を行うようになっている。また、これら
のシャッタ羽根17,18は、同一形状をしていて、小
口径の開口部を規制するための口径規制部17b,18
bと、ばね16を緊張させるための押動部17c,18
cと、ばね16の緊張状態を保つための係合部17d,
18dとを有している。
羽根17,18が回転可能に取り付けられている。ま
た、シャッタ羽根17,18の長孔17a,18aに
は、周知のようにして、上記の駆動ピン5bが嵌合して
いる。従って、シャッタ羽根17,18は、図1におい
て、回転子5が反時計方向へ回転すると、開口部1aの
閉じ作動を行い、その後、回転子5が時計方向へ回転す
ると、開き作動を行うようになっている。また、これら
のシャッタ羽根17,18は、同一形状をしていて、小
口径の開口部を規制するための口径規制部17b,18
bと、ばね16を緊張させるための押動部17c,18
cと、ばね16の緊張状態を保つための係合部17d,
18dとを有している。
【0019】次に、本実施例の作動を説明する。本実施
例は、上記したノーマルオープン方式と称されているタ
イプのシャッタであるため、シャッタ羽根は、撮影終了
直後の状態以外には、撮像素子の全面を覆ってしまうこ
とがない。そして、図1及び図2は、カメラが使用され
ていない場合の状態、即ち電源スイッチが閉じていない
ときの状態を示している。そのため、この状態において
は、当然のことながら、コイル8には通電されていない
が、本実施例の場合には、このような状態においても、
回転子5の回転位置は、回転子5の磁力の作用によって
確実に維持されるようになっている。
例は、上記したノーマルオープン方式と称されているタ
イプのシャッタであるため、シャッタ羽根は、撮影終了
直後の状態以外には、撮像素子の全面を覆ってしまうこ
とがない。そして、図1及び図2は、カメラが使用され
ていない場合の状態、即ち電源スイッチが閉じていない
ときの状態を示している。そのため、この状態において
は、当然のことながら、コイル8には通電されていない
が、本実施例の場合には、このような状態においても、
回転子5の回転位置は、回転子5の磁力の作用によって
確実に維持されるようになっている。
【0020】即ち、この状態においては、回転子5のN
極と鉄ピン11との間に作用する吸引力が、N極と鉄ピ
ン10との間に作用する吸引力より大きく、また、S極
と鉄ピン12との間に作用する吸引力が、S極と鉄ピン
13との間に作用する吸引力より大きいため、回転子5
には時計方向へ回転する力が付与されている。そして、
駆動ピン5bが、シャッタ羽根17,18を開き作動方
向へ押しているが、シャッタ羽根18の作動をストッパ
1hが阻止することによって、この状態が維持されてい
る。尚、このような状態は、条件次第によっては、鉄ピ
ン10,12又は鉄ピン11,13が無くても維持でき
る場合があるが、本実施例の場合には、確実性を考え
て、それらの全てを備えるようにしている。
極と鉄ピン11との間に作用する吸引力が、N極と鉄ピ
ン10との間に作用する吸引力より大きく、また、S極
と鉄ピン12との間に作用する吸引力が、S極と鉄ピン
13との間に作用する吸引力より大きいため、回転子5
には時計方向へ回転する力が付与されている。そして、
駆動ピン5bが、シャッタ羽根17,18を開き作動方
向へ押しているが、シャッタ羽根18の作動をストッパ
1hが阻止することによって、この状態が維持されてい
る。尚、このような状態は、条件次第によっては、鉄ピ
ン10,12又は鉄ピン11,13が無くても維持でき
る場合があるが、本実施例の場合には、確実性を考え
て、それらの全てを備えるようにしている。
【0021】このような図1及び図2の状態において、
先ず、電源スイッチが閉じられる。周知のように、モニ
ター装置を備えたカメラの中には、電源スイッチが閉じ
られると、レリーズボタンを押さなくても、測光装置や
測距装置が働いて、被写界条件に対応した口径を自動的
に設定してしまうものがある。本発明は、そのような仕
様のカメラにも適用することが可能であるが、本実施例
の場合には、電源スイッチを閉じただけでは、口径を自
動的に設定しないカメラに用いられた場合で説明する。
そのため、上記のように電源スイッチが閉じられても、
コイル8には通電されず、図1及び図2に示された状態
がそのまま維持されている。
先ず、電源スイッチが閉じられる。周知のように、モニ
ター装置を備えたカメラの中には、電源スイッチが閉じ
られると、レリーズボタンを押さなくても、測光装置や
測距装置が働いて、被写界条件に対応した口径を自動的
に設定してしまうものがある。本発明は、そのような仕
様のカメラにも適用することが可能であるが、本実施例
の場合には、電源スイッチを閉じただけでは、口径を自
動的に設定しないカメラに用いられた場合で説明する。
そのため、上記のように電源スイッチが閉じられても、
コイル8には通電されず、図1及び図2に示された状態
がそのまま維持されている。
【0022】そこで、先ず、撮影に際して小口径の開口
部が選択された場合について説明する。撮影に際してレ
リーズボタンが押されると、コイル8に対して順方向に
通電が開始され、回転子5は上記の保持手段(鉄ピン)
との間に作用する保持力に抗して、反時計方向へ回転さ
せられる。また、言うまでもないことであるが、その保
持力は回転子5が回転していくにしたがって弱くなって
いく。そして、回転子5は、その回転に伴い、駆動ピン
5bによってシャッタ羽根17,18を相対的に作動さ
せ、開口部1aを閉じていく。
部が選択された場合について説明する。撮影に際してレ
リーズボタンが押されると、コイル8に対して順方向に
通電が開始され、回転子5は上記の保持手段(鉄ピン)
との間に作用する保持力に抗して、反時計方向へ回転さ
せられる。また、言うまでもないことであるが、その保
持力は回転子5が回転していくにしたがって弱くなって
いく。そして、回転子5は、その回転に伴い、駆動ピン
5bによってシャッタ羽根17,18を相対的に作動さ
せ、開口部1aを閉じていく。
【0023】やがて、回転子5は、その回転可能な角度
の中間位置、即ち図4に示した直前の位置に達する。そ
して、その中間位置においては、N極とS極の境界線
が、図4において水平状態となり、鉄ピン10,11と
鉄ピン12,13とは、その境界線に対して線対称の位
置関係となる。そのため、回転子5がその中間位置とな
ったときに、コイル8に対する順方向の通電を断つと、
回転子5やシャッタ羽根17,18の慣性力などを考慮
しなければ、回転子5は、理論的にはその中間位置で停
止し、その停止状態が維持される筈である。
の中間位置、即ち図4に示した直前の位置に達する。そ
して、その中間位置においては、N極とS極の境界線
が、図4において水平状態となり、鉄ピン10,11と
鉄ピン12,13とは、その境界線に対して線対称の位
置関係となる。そのため、回転子5がその中間位置とな
ったときに、コイル8に対する順方向の通電を断つと、
回転子5やシャッタ羽根17,18の慣性力などを考慮
しなければ、回転子5は、理論的にはその中間位置で停
止し、その停止状態が維持される筈である。
【0024】しかしながら、そのようにして、中間位置
で停止状態を得るようにするのは極めて困難である。も
し、回転子5が、中間位置で停止せず、若干でもずれた
場合には、保持手段との間に作用する保持力のバランス
が崩れてしまい、回転子5は、何れかの方向へ回転して
いってしまう。従って、保持力のバランスが崩れても、
中間位置で停止させておくようにするためには、何れの
方向へも回転しないように、二つの位置規制部材によっ
て回転を規制するようにしなければならない。ところ
が、仮に、そのようにしたとしても、シャッタ羽根1
7,18の長孔17a,18aと駆動ピン5bとの間に
は嵌合公差があるため、シャッタ羽根17,18による
小口径の口径規制状態が極めて不安定であるという問題
点が残ってしまう。
で停止状態を得るようにするのは極めて困難である。も
し、回転子5が、中間位置で停止せず、若干でもずれた
場合には、保持手段との間に作用する保持力のバランス
が崩れてしまい、回転子5は、何れかの方向へ回転して
いってしまう。従って、保持力のバランスが崩れても、
中間位置で停止させておくようにするためには、何れの
方向へも回転しないように、二つの位置規制部材によっ
て回転を規制するようにしなければならない。ところ
が、仮に、そのようにしたとしても、シャッタ羽根1
7,18の長孔17a,18aと駆動ピン5bとの間に
は嵌合公差があるため、シャッタ羽根17,18による
小口径の口径規制状態が極めて不安定であるという問題
点が残ってしまう。
【0025】そこで、本実施例においては、回転子5
を、その中間位置で停止させず、図4に示すように、中
間位置よりも僅かに反時計方向へ回転させた位置で確実
に停止させ、しかも、安定した小口径の開口部が得られ
るようにしている。即ち、図4の状態においては、回転
子5は、そのN極と鉄ピン10との間に作用する吸引力
が、N極と鉄ピン11との間に作用する吸引力より若干
大きく、また、S極と鉄ピン13との間に作用する吸引
力が、S極と鉄ピン12との間に作用する吸引力より若
干大きいため、反時計方向へ回転する力が付与されてい
る。そのため、駆動ピン5bによって、シャッタ羽根1
7,18は閉じ作動方向へ押されている。
を、その中間位置で停止させず、図4に示すように、中
間位置よりも僅かに反時計方向へ回転させた位置で確実
に停止させ、しかも、安定した小口径の開口部が得られ
るようにしている。即ち、図4の状態においては、回転
子5は、そのN極と鉄ピン10との間に作用する吸引力
が、N極と鉄ピン11との間に作用する吸引力より若干
大きく、また、S極と鉄ピン13との間に作用する吸引
力が、S極と鉄ピン12との間に作用する吸引力より若
干大きいため、反時計方向へ回転する力が付与されてい
る。そのため、駆動ピン5bによって、シャッタ羽根1
7,18は閉じ作動方向へ押されている。
【0026】そして、シャッタ羽根17,18の押動部
17c,18cが、ばね16の折曲部16a,16bに
接触しているが、シャッタ羽根17,18を閉じさせる
ように働いている力よりも、ばね16の付勢力の方が大
きいため、無通電状態でこの図4の状態が維持されてい
る。また、シャッタ羽根17,18は、駆動ピン5bと
ばね16によって相反する方向へ押されているため、長
孔17a,18aと駆動ピン5bとの嵌合公差による問
題は生じず、口径規制部17b,18bによって小口径
の開口部を適正に維持している。
17c,18cが、ばね16の折曲部16a,16bに
接触しているが、シャッタ羽根17,18を閉じさせる
ように働いている力よりも、ばね16の付勢力の方が大
きいため、無通電状態でこの図4の状態が維持されてい
る。また、シャッタ羽根17,18は、駆動ピン5bと
ばね16によって相反する方向へ押されているため、長
孔17a,18aと駆動ピン5bとの嵌合公差による問
題は生じず、口径規制部17b,18bによって小口径
の開口部を適正に維持している。
【0027】このようにして、小口径の開口部が形成さ
れると、次に、撮像素子に撮影開始の信号が与えられ
る。そして、所定の撮影時間が経過すると、制御回路か
らシャッタ羽根17,18の閉じ信号が発せられ、コイ
ル8に対して再度順方向への通電が開始される。そのた
め、回転子5は、図4に示された状態から更に反時計方
向へ回転され、図5に示されているように、シャッタ羽
根17,18によって開口部1aを閉じ、撮影を終了す
る。そして、その回転子5の回転は、シャッタ羽根17
の先端がストッパ1iに当接することによって停止させ
られる。尚、図4の状態からシャッタ羽根17,18を
閉じさせるときには、ばね16の付勢力に抗して行なわ
せることになるため、コイル8に対するこのときの供給
電流の電流値(又は電圧値)を、口径規制位置まで閉じ
作動を行なったときよりも大きくしてやると、好適な閉
じ作動を行わせることが可能になる。
れると、次に、撮像素子に撮影開始の信号が与えられ
る。そして、所定の撮影時間が経過すると、制御回路か
らシャッタ羽根17,18の閉じ信号が発せられ、コイ
ル8に対して再度順方向への通電が開始される。そのた
め、回転子5は、図4に示された状態から更に反時計方
向へ回転され、図5に示されているように、シャッタ羽
根17,18によって開口部1aを閉じ、撮影を終了す
る。そして、その回転子5の回転は、シャッタ羽根17
の先端がストッパ1iに当接することによって停止させ
られる。尚、図4の状態からシャッタ羽根17,18を
閉じさせるときには、ばね16の付勢力に抗して行なわ
せることになるため、コイル8に対するこのときの供給
電流の電流値(又は電圧値)を、口径規制位置まで閉じ
作動を行なったときよりも大きくしてやると、好適な閉
じ作動を行わせることが可能になる。
【0028】本発明は、この図5の状態において、コイ
ル8に対して順方向へ通電し続けることを妨げるもので
はないが、本実施例の場合には、消費電力を節約するた
めに、その順方向への通電を断ち、無通電状態にしてい
る。そして、そのようにしても、図5の状態は確実に維
持される。即ち、この状態においては、回転子5のN極
と鉄ピン10との間に作用する吸引力が、N極と鉄ピン
11との間に作用する吸引力より大きくなっており、ま
た、S極と鉄ピン13との間に作用する吸引力が、S極
と鉄ピン12との間に作用する吸引力より大きくなって
いる。そのため、回転子5には反時計方向へ回転する力
が付与されているからである。他方、ばね16の折曲部
16a,16bは、軸1e,1fを中心として円弧状に
形成されているシャッタ羽根17,18の係合部17
d,18dに接触しているので、シャッタ羽根17,1
8を開き作動方向へ付勢する力が全く作用しておらず、
また、若干そのような力が作用してしまうようになって
いたとしても、上記の保持手段による力よりも遥かに小
さいからである。
ル8に対して順方向へ通電し続けることを妨げるもので
はないが、本実施例の場合には、消費電力を節約するた
めに、その順方向への通電を断ち、無通電状態にしてい
る。そして、そのようにしても、図5の状態は確実に維
持される。即ち、この状態においては、回転子5のN極
と鉄ピン10との間に作用する吸引力が、N極と鉄ピン
11との間に作用する吸引力より大きくなっており、ま
た、S極と鉄ピン13との間に作用する吸引力が、S極
と鉄ピン12との間に作用する吸引力より大きくなって
いる。そのため、回転子5には反時計方向へ回転する力
が付与されているからである。他方、ばね16の折曲部
16a,16bは、軸1e,1fを中心として円弧状に
形成されているシャッタ羽根17,18の係合部17
d,18dに接触しているので、シャッタ羽根17,1
8を開き作動方向へ付勢する力が全く作用しておらず、
また、若干そのような力が作用してしまうようになって
いたとしても、上記の保持手段による力よりも遥かに小
さいからである。
【0029】尚、このことからも分かるように、本実施
例の場合には、コイル8に対する通電を断つタイミング
を、シャッタ羽根17,18が開口部1aを閉じて停止
する前にすることができる。即ち、上記の保持手段の存
在によって回転子5を反時計方向へ回転させるように働
く力と、シャッタ羽根17,18の慣性力とが、ばね1
6によって時計方向へ回転させるように働く力よりも小
さくなりさえしなければ、シャッタ羽根17,18は、
図5に示され状態まで閉じ作動を続けるからである。し
かしながら、シャッタ羽根17,18の閉じ作動は、出
来るだけ速い方がよいから、余り前に通電を断つのは好
ましいことではない。
例の場合には、コイル8に対する通電を断つタイミング
を、シャッタ羽根17,18が開口部1aを閉じて停止
する前にすることができる。即ち、上記の保持手段の存
在によって回転子5を反時計方向へ回転させるように働
く力と、シャッタ羽根17,18の慣性力とが、ばね1
6によって時計方向へ回転させるように働く力よりも小
さくなりさえしなければ、シャッタ羽根17,18は、
図5に示され状態まで閉じ作動を続けるからである。し
かしながら、シャッタ羽根17,18の閉じ作動は、出
来るだけ速い方がよいから、余り前に通電を断つのは好
ましいことではない。
【0030】このようにして、開口部1aを閉じた後、
撮影結果が記憶装置に記憶されると、シャッタ羽根1
7,18が開き作動を行わされるが、その場合には、上
記の場合とは反対に、コイル8に対して逆方向への通電
が行なわれる。そのため、回転子5には時計方向へ回転
する力が付与され、回転子5は、上記した保持手段によ
る閉じ位置への保持力に抗して時計方向へ回転させら
れ、図4の状態を経た後、シャッタ羽根18がストッパ
1hに当接することによって停止される。また、このと
きのシャッタ羽根17,18の開き作動は、コイル8に
対する供給電流の電流値(又は電圧値)を大きくすれば
するほど、速く行なわれる。そして、その後、コイル8
に対する通電が断たれて、図1及び図2に示された状態
にリセットされ、上記したようにして、次の撮影が行な
われるまで、この状態が維持される。
撮影結果が記憶装置に記憶されると、シャッタ羽根1
7,18が開き作動を行わされるが、その場合には、上
記の場合とは反対に、コイル8に対して逆方向への通電
が行なわれる。そのため、回転子5には時計方向へ回転
する力が付与され、回転子5は、上記した保持手段によ
る閉じ位置への保持力に抗して時計方向へ回転させら
れ、図4の状態を経た後、シャッタ羽根18がストッパ
1hに当接することによって停止される。また、このと
きのシャッタ羽根17,18の開き作動は、コイル8に
対する供給電流の電流値(又は電圧値)を大きくすれば
するほど、速く行なわれる。そして、その後、コイル8
に対する通電が断たれて、図1及び図2に示された状態
にリセットされ、上記したようにして、次の撮影が行な
われるまで、この状態が維持される。
【0031】尚、上記の開き作動の途中において、回転
子5が中間位置を越えた後であれば、その段階でコイル
8に対する通電を断っても、保持手段との間に作用する
吸引力によって、回転子5が図1に示した状態に復帰す
ることは言うまでもない。また、本実施例において、予
め連続撮影を行なうようにセットされている場合や、本
実施例の場合とは異なるが、電源スイッチが閉じた状態
で小口径の開口部が自動的に設定されてしまうようにし
た場合は、上記のリセット作動の過程において、回転子
5が図4に示された位置の近傍になったとき、コイル8
に対する通電を断つと、図4に示した状態で停止させ、
その位置から次の撮影を行なわせることが可能になる。
子5が中間位置を越えた後であれば、その段階でコイル
8に対する通電を断っても、保持手段との間に作用する
吸引力によって、回転子5が図1に示した状態に復帰す
ることは言うまでもない。また、本実施例において、予
め連続撮影を行なうようにセットされている場合や、本
実施例の場合とは異なるが、電源スイッチが閉じた状態
で小口径の開口部が自動的に設定されてしまうようにし
た場合は、上記のリセット作動の過程において、回転子
5が図4に示された位置の近傍になったとき、コイル8
に対する通電を断つと、図4に示した状態で停止させ、
その位置から次の撮影を行なわせることが可能になる。
【0032】次に、上記のように小口径の開口部を選択
せず、大口径の開口部1a、即ち露光開口部のままで撮
影する場合を説明するが、上記した小口径の開口部を選
択した場合と重複する点が多いので、それらの点につい
ては、省略するか簡略化して説明することにする。先
ず、撮影に際してレリーズボタンが押されると、この場
合には直ちに、CCDなどの撮像素子に撮影開始の信号
が与えられる。そして、所定の撮影時間が経過すると、
制御回路からシャッタ羽根17,18の閉じ信号が発せ
られ、コイル8に対して順方向への通電が開始されるた
め、回転子5は図1の状態から反時計方向へ回転させら
れる。
せず、大口径の開口部1a、即ち露光開口部のままで撮
影する場合を説明するが、上記した小口径の開口部を選
択した場合と重複する点が多いので、それらの点につい
ては、省略するか簡略化して説明することにする。先
ず、撮影に際してレリーズボタンが押されると、この場
合には直ちに、CCDなどの撮像素子に撮影開始の信号
が与えられる。そして、所定の撮影時間が経過すると、
制御回路からシャッタ羽根17,18の閉じ信号が発せ
られ、コイル8に対して順方向への通電が開始されるた
め、回転子5は図1の状態から反時計方向へ回転させら
れる。
【0033】そのため、シャッタ羽根17,18は、駆
動ピン5bによって相対的に作動され、開口部1aを閉
じてゆくが、図4の状態になっても停止せず、押動部1
7c,18cが、ばね16の折曲部16a,16bを押
し、閉じ作動を続けて行く。そして、図5に示された状
態になったとき、コイル8に対する通電を断ったとして
も、回転子5は、ばね16の付勢力によって時計方向へ
回転されることなく、この状態が維持されるようになっ
ている。また、その通電を断つタイミングは、シャッタ
羽根17がストッパ1iに当接していなくても、その直
前であれば良いことは、既に説明した通りである。そし
て、シャッタ羽根17,18が開口部1aを閉じた後、
撮影結果が記憶装置に記憶されてからシャッタがリセッ
トされることになるが、その場合の作動は、上記した小
口径の開口部を選択した場合と、実質的に同じである。
動ピン5bによって相対的に作動され、開口部1aを閉
じてゆくが、図4の状態になっても停止せず、押動部1
7c,18cが、ばね16の折曲部16a,16bを押
し、閉じ作動を続けて行く。そして、図5に示された状
態になったとき、コイル8に対する通電を断ったとして
も、回転子5は、ばね16の付勢力によって時計方向へ
回転されることなく、この状態が維持されるようになっ
ている。また、その通電を断つタイミングは、シャッタ
羽根17がストッパ1iに当接していなくても、その直
前であれば良いことは、既に説明した通りである。そし
て、シャッタ羽根17,18が開口部1aを閉じた後、
撮影結果が記憶装置に記憶されてからシャッタがリセッ
トされることになるが、その場合の作動は、上記した小
口径の開口部を選択した場合と、実質的に同じである。
【0034】ところで、本実施例のように沢山の保持手
段を設け、確実に開口部1aの全開状態や閉じ状態が維
持されるようにしたとしても、その状態はあくまでも回
転子5の磁力のみを利用しているものであるため、非通
電状態からコイル8に対して通電を開始した瞬間におい
ては、シャッタ羽根17,18の位置、即ち回転子5の
回転位置が、必ずしも図1や図5に示す正規の位置にあ
るという保証がない。そのうち、図5の状態になってい
る時間は比較的短いため、正規の位置からずれてしまう
可能性は殆どなく、また、ずれたとしても、その後は図
1の状態にリセットされるだけであるから特に問題とな
ることはない。しかしながら、図1の状態において、そ
のようなことが生じた場合には、極めて問題となる場合
がある。
段を設け、確実に開口部1aの全開状態や閉じ状態が維
持されるようにしたとしても、その状態はあくまでも回
転子5の磁力のみを利用しているものであるため、非通
電状態からコイル8に対して通電を開始した瞬間におい
ては、シャッタ羽根17,18の位置、即ち回転子5の
回転位置が、必ずしも図1や図5に示す正規の位置にあ
るという保証がない。そのうち、図5の状態になってい
る時間は比較的短いため、正規の位置からずれてしまう
可能性は殆どなく、また、ずれたとしても、その後は図
1の状態にリセットされるだけであるから特に問題とな
ることはない。しかしながら、図1の状態において、そ
のようなことが生じた場合には、極めて問題となる場合
がある。
【0035】そこで、そのようなことが、上記した小口
径の開口部を選択したときに発生した場合を考えてみ
る。回転子5を図1の状態から回転させ、図4の状態で
停止させるためには、コイル8に対して順方向の電流を
どのくらいの時間通電させたらよいかは、予め設計仕様
によって決められている。そのため、もし、コイル8に
対して順方向への通電を開始したとき、回転子5が図1
に示された状態よりも反時計方向へ回転していたとする
と、コイル8への通電が断たれた時には、回転子5は図
4に示された位置よりも、可成り反時計方向へ回転した
状態となっていて、ばね16の折曲部16a,16b
が、シャッタ羽根17,18の係合部17d,18dに
接触した状態となっていることが考えられる。そして、
その通電を断った時に、もしも、ばね16の付勢力より
も、上記した保持手段との間において閉鎖位置へ吸引す
るように働く力の方が大きくなっていると、回転子5は
図4の状態には戻らず、図5の状態に回転していってし
まうことになる。即ち、撮影終了状態になってしまうこ
とになる。
径の開口部を選択したときに発生した場合を考えてみ
る。回転子5を図1の状態から回転させ、図4の状態で
停止させるためには、コイル8に対して順方向の電流を
どのくらいの時間通電させたらよいかは、予め設計仕様
によって決められている。そのため、もし、コイル8に
対して順方向への通電を開始したとき、回転子5が図1
に示された状態よりも反時計方向へ回転していたとする
と、コイル8への通電が断たれた時には、回転子5は図
4に示された位置よりも、可成り反時計方向へ回転した
状態となっていて、ばね16の折曲部16a,16b
が、シャッタ羽根17,18の係合部17d,18dに
接触した状態となっていることが考えられる。そして、
その通電を断った時に、もしも、ばね16の付勢力より
も、上記した保持手段との間において閉鎖位置へ吸引す
るように働く力の方が大きくなっていると、回転子5は
図4の状態には戻らず、図5の状態に回転していってし
まうことになる。即ち、撮影終了状態になってしまうこ
とになる。
【0036】そこで、このような現象を防止するために
は、若干設定時間が長くなってしまうが、図1の状態に
おいてコイル8に対して順方向への通電を行なう前に、
一旦、所定の時間だけ逆方向への通電を行ない、回転子
5を時計方向へ回転させるように付勢しておいてから順
方向への通電を行なうようにすればよいことになる。ま
た、同様の現象は、開口部1aによって規制される大口
径での撮影の場合にも問題となるから、その場合には、
撮像素子に撮影開始の信号が与えられる前に、一旦、コ
イル8に対して逆方向への通電を行なうようにしておけ
ばよいことになる。
は、若干設定時間が長くなってしまうが、図1の状態に
おいてコイル8に対して順方向への通電を行なう前に、
一旦、所定の時間だけ逆方向への通電を行ない、回転子
5を時計方向へ回転させるように付勢しておいてから順
方向への通電を行なうようにすればよいことになる。ま
た、同様の現象は、開口部1aによって規制される大口
径での撮影の場合にも問題となるから、その場合には、
撮像素子に撮影開始の信号が与えられる前に、一旦、コ
イル8に対して逆方向への通電を行なうようにしておけ
ばよいことになる。
【0037】尚、上記の実施例においては、シャッタ羽
根17,18が閉じた状態で、コイル8に対する順方向
の通電を断つようにしているが、本発明は、逆方向への
通電が行なわれるまで、順方向への通電を続ける場合を
含むものである。また、上記の実施例においては、一つ
のばね16が、シャッタ羽根17,18を付勢し得るよ
うになっているが、このばね16を別々の二つのばねに
置き換えても構わないし、羽根室内において、軸1gに
巻回されているようにしても差支えない。更に、ばね1
6はシャッタ羽根17,18を直接付勢し得るようにし
ているが、他の部材を介して付勢するようにしても差支
えない。また、本発明は、ばね16が回転子5を直接付
勢し得るようにすることを妨げるものではない。しかし
ながら、実施例のように構成すると、全体の構成が簡単
になって組立作業も容易となり、且つ所定の機能が確実
に得られるようになる。
根17,18が閉じた状態で、コイル8に対する順方向
の通電を断つようにしているが、本発明は、逆方向への
通電が行なわれるまで、順方向への通電を続ける場合を
含むものである。また、上記の実施例においては、一つ
のばね16が、シャッタ羽根17,18を付勢し得るよ
うになっているが、このばね16を別々の二つのばねに
置き換えても構わないし、羽根室内において、軸1gに
巻回されているようにしても差支えない。更に、ばね1
6はシャッタ羽根17,18を直接付勢し得るようにし
ているが、他の部材を介して付勢するようにしても差支
えない。また、本発明は、ばね16が回転子5を直接付
勢し得るようにすることを妨げるものではない。しかし
ながら、実施例のように構成すると、全体の構成が簡単
になって組立作業も容易となり、且つ所定の機能が確実
に得られるようになる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明は、永久磁石回転
子が固定子コイルの通電方向に対応して所定の回転角度
範囲内で往復回転するムービングマグネット型モータ
が、その回転子と一体の駆動ピンによって、相対的に作
動する2枚のシャッタ羽根の開閉作動を行わせるほか、
そのシャッタ羽根を、簡単な構成によって、全開位置
と、口径規制位置と、閉鎖位置との3箇所で、的確に停
止させ、その停止状態を好適に維持させることができる
ようにしたから、デジタルカメラ用シャッタの低コスト
化,小型化に極めて有利である。また、特に、固定子コ
イルに通電せずに、上記の3箇所の全てにおいて、回転
子の停止状態を確実に維持させるようにすることもでき
るので、省電力化にとって極めて有利である。
子が固定子コイルの通電方向に対応して所定の回転角度
範囲内で往復回転するムービングマグネット型モータ
が、その回転子と一体の駆動ピンによって、相対的に作
動する2枚のシャッタ羽根の開閉作動を行わせるほか、
そのシャッタ羽根を、簡単な構成によって、全開位置
と、口径規制位置と、閉鎖位置との3箇所で、的確に停
止させ、その停止状態を好適に維持させることができる
ようにしたから、デジタルカメラ用シャッタの低コスト
化,小型化に極めて有利である。また、特に、固定子コ
イルに通電せずに、上記の3箇所の全てにおいて、回転
子の停止状態を確実に維持させるようにすることもでき
るので、省電力化にとって極めて有利である。
【図1】実施例の初期状態を、カメラに組み込まれたと
き撮像素子側から視た平面図である。
き撮像素子側から視た平面図である。
【図2】図1の背面図である。
【図3】光軸を中心にして略円周上で断面し、展開状態
にして示した実施例の断面図である。
にして示した実施例の断面図である。
【図4】実施例において、小口径の開口部で撮影する場
合を示した平面図である。
合を示した平面図である。
【図5】実施例におけるシャッタ羽根の閉じ状態を示し
た平面図である。
た平面図である。
1 シャッタ地板 1a,2a 開口部 1b,1c,2b,2c 孔 1d,2d,7a,17a,18a 長孔 1e,1f,1g 軸 1h,1i ストッパ 2 補助地板 3,4,14,15 ビス 5 回転子 5a 回転軸 5b 駆動ピン 6 上枠 6a フック部 6b,6c,6d,6e 溝孔 7 下枠 8 コイル 9 ヨーク 10,11,12,13 鉄ピン 16 ばね 16a,16b 折曲部 17,18 シャッタ羽根 17b,18b 口径規制部 17c,18c 押動部 17d,18d 係合部
Claims (4)
- 【請求項1】 2極に着磁された永久磁石製回転子がそ
の径方向位置に回転軸と平行に延伸した駆動ピンを一体
的に設けており該回転子は固定子コイルに対する通電方
向に対応して所定の回転角度だけ往復作動するモータ
と、前記駆動ピンに連動して相対的に作動し露光開口部
の開閉作動を行なう2枚のシャッタ羽根と、前記回転子
の各磁極周面に対向して別々に配置されており前記回転
子の磁力によって前記回転子との間に作用する吸引力が
前記回転子を前記回転角度の中間位置を境にして何れか
の回転方向へ働くようにした複数の磁気保持手段と、前
記回転子が前記中間位置を越えて所定の角度だけ回転し
た口径規制位置において前記コイルへの通電を断ってい
るとき前記回転子の回転を直接又は間接に阻止し前記吸
引力と共同して前記2枚のシャッタ羽根による小口径の
開口部規制状態を維持する付勢手段とを備えていること
を特徴とするデジタルカメラ用シャッタ。 - 【請求項2】 前記回転子が前記口径規制位置を越えて
前記中間位置とは反対方向へ回転し停止した位置におい
ては、前記回転子及び前記2枚のシャッタ羽根を前記中
間位置方向へ作動させるように作用する前記付勢手段の
付勢力が、全く作用しないか殆ど作用しないようにした
ことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ用シ
ャッタ。 - 【請求項3】 前記付勢手段が、一つ又は二つのねじり
コイルばねであって、前記口径規制位置においては、前
記2枚のシャッタ羽根に直接接触しているようにしたこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルカメラ
用シャッタ。 - 【請求項4】 前記付勢手段が、羽根室の外において軸
に巻回されている一つのねじりコイルばねであり、その
両端部が、羽根室内で前記2枚のシャッタ羽根の作動軌
跡に臨んでいて、羽根室を構成している二つの地板の少
なくとも一方に掛けられ状態で、前記2枚のシャッタ羽
根による小口径の開口部規制状態を維持するようにした
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデジタルカメ
ラ用シャッタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29570199A JP2001117138A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | デジタルカメラ用シャッタ |
| US09/688,695 US6933980B1 (en) | 1999-10-18 | 2000-10-17 | Shutter for digital still camera |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29570199A JP2001117138A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | デジタルカメラ用シャッタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001117138A true JP2001117138A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17824055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29570199A Pending JP2001117138A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | デジタルカメラ用シャッタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6933980B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001117138A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6667678B2 (en) | 2001-04-11 | 2003-12-23 | Nidec Copal Corporation | Actuator |
| KR100468868B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-01-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 디지털 스틸 카메라의 셔터 장치 |
| KR101080409B1 (ko) | 2005-01-15 | 2011-11-04 | 삼성전자주식회사 | 디지털 카메라 셔터장치 |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004138779A (ja) * | 2002-10-17 | 2004-05-13 | Canon Electronics Inc | シャッター装置 |
| JP4549115B2 (ja) * | 2004-06-29 | 2010-09-22 | 日本電産コパル株式会社 | カメラ用羽根駆動装置 |
| JP4897475B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2012-03-14 | セイコープレシジョン株式会社 | アクチュエータ及びそれを備えたカメラ用羽根駆動装置 |
| US8411345B2 (en) * | 2009-05-01 | 2013-04-02 | Asia Optical International Ltd. | Shutter device with multi-stage diaphragm |
| JP5760188B2 (ja) * | 2009-11-30 | 2015-08-05 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 撮像装置及びカメラ本体 |
| WO2022141089A1 (zh) * | 2020-12-29 | 2022-07-07 | 深圳市大疆创新科技有限公司 | 快门装置及其同步方法、控制方法以及拍摄设备 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02123336A (ja) | 1988-11-01 | 1990-05-10 | Canon Inc | 電磁駆動半開式シャッター |
| JPH0389223A (ja) | 1989-08-31 | 1991-04-15 | Canon Inc | 半開式シャッター装置 |
| US5446514A (en) * | 1993-01-11 | 1995-08-29 | Copal Company Limited | Shutter blades drive mechanism for photographic cameras |
| US5432576A (en) * | 1994-01-05 | 1995-07-11 | Eastman Kodak Company | Aperture mechanism having a blade positionable in an open position by a hard stop |
| JPH10161179A (ja) | 1996-11-26 | 1998-06-19 | Copal Co Ltd | セクタ開閉装置 |
| JP3205714B2 (ja) * | 1997-02-03 | 2001-09-04 | 日本電産コパル株式会社 | 撮像装置 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29570199A patent/JP2001117138A/ja active Pending
-
2000
- 2000-10-17 US US09/688,695 patent/US6933980B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6667678B2 (en) | 2001-04-11 | 2003-12-23 | Nidec Copal Corporation | Actuator |
| US6880988B2 (en) | 2001-04-11 | 2005-04-19 | Nidec Copal Corporation | Actuator |
| KR100468868B1 (ko) * | 2002-05-31 | 2005-01-29 | 삼성테크윈 주식회사 | 디지털 스틸 카메라의 셔터 장치 |
| KR101080409B1 (ko) | 2005-01-15 | 2011-11-04 | 삼성전자주식회사 | 디지털 카메라 셔터장치 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6933980B1 (en) | 2005-08-23 |
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