JP2001110602A - 薄膜抵抗体形成方法及びセンサ - Google Patents
薄膜抵抗体形成方法及びセンサInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エッチング性を損なうことなく、薄膜抵抗体
の薄膜温度係数(TCR)の値を略ゼロに近づける。 【解決手段】 スパッタリング法によって薄膜抵抗体を
形成するに際して、NiCrを主成分とする合金に、T
i、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを単独又
は2種以上の組み合わせで添加し、添加物の種類及び量
によって薄膜抵抗体のTCR値を制御するようにした。
の薄膜温度係数(TCR)の値を略ゼロに近づける。 【解決手段】 スパッタリング法によって薄膜抵抗体を
形成するに際して、NiCrを主成分とする合金に、T
i、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを単独又
は2種以上の組み合わせで添加し、添加物の種類及び量
によって薄膜抵抗体のTCR値を制御するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜抵抗体の形成
方法及びセンサに関する。
方法及びセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、微小回路の製造に薄膜技術が利用
されている。このような薄膜技術を用いて形成される薄
膜抵抗体として従来から良く知られているのは、Ta、
TaN、Ta−SiO2 、Cr−SiO2 、NiCr等
である。NiCr合金は、それらの中でも、比較的安定
性が高く製造が容易なことから、従来から広く用いられ
ている。
されている。このような薄膜技術を用いて形成される薄
膜抵抗体として従来から良く知られているのは、Ta、
TaN、Ta−SiO2 、Cr−SiO2 、NiCr等
である。NiCr合金は、それらの中でも、比較的安定
性が高く製造が容易なことから、従来から広く用いられ
ている。
【0003】通常、NiCr合金からなる薄膜抵抗体
は、Niリッチの組成で使われることが多い。これは、
Crが多くなると、経時変化が大きく安定性に欠けるよ
うになり、また、機械的にも脆くなるためである。そこ
で、NiCr合金としては、一般に、Ni:80wt
%、Cr:20wt%を基調にした合金が用いられる。
ところが、歪センサや計測用精密抵抗等にはその性質上
ゼロ付近の抵抗温度係数(以下、TCR:Thermal Coef
ficient of Resistance と略称する)の値が求められる
のに対して、そのような組成の合金をターゲットとして
スパッタリング法により得られる薄膜抵抗体は、TCR
値が約130ppm/℃と大きく、ゼロ付近のTCR値
が得られ難い。これに対して、従来から、NiCr薄膜
抵抗体を真空蒸着法によって形成し、薄膜形成時又は薄
膜形成後に空気又は酸素を成膜槽に導入することでNi
Cr成分中のCrの一部を酸化させてCrO又はCr2
O3を生成させ、TCR値をゼロ付近に近づける試みが
なされている。しかし、この方法は、再現性が乏しく実
用化されたものは希であった。
は、Niリッチの組成で使われることが多い。これは、
Crが多くなると、経時変化が大きく安定性に欠けるよ
うになり、また、機械的にも脆くなるためである。そこ
で、NiCr合金としては、一般に、Ni:80wt
%、Cr:20wt%を基調にした合金が用いられる。
ところが、歪センサや計測用精密抵抗等にはその性質上
ゼロ付近の抵抗温度係数(以下、TCR:Thermal Coef
ficient of Resistance と略称する)の値が求められる
のに対して、そのような組成の合金をターゲットとして
スパッタリング法により得られる薄膜抵抗体は、TCR
値が約130ppm/℃と大きく、ゼロ付近のTCR値
が得られ難い。これに対して、従来から、NiCr薄膜
抵抗体を真空蒸着法によって形成し、薄膜形成時又は薄
膜形成後に空気又は酸素を成膜槽に導入することでNi
Cr成分中のCrの一部を酸化させてCrO又はCr2
O3を生成させ、TCR値をゼロ付近に近づける試みが
なされている。しかし、この方法は、再現性が乏しく実
用化されたものは希であった。
【0004】このような問題を解決するために、特開昭
58−119601号公報、特開昭58−119603
号公報に開示されているように、NiCr合金に対して
Si、Geを添加したNiCrSi、NiCrGe 3
元系合金が提案されている。さらには、TCR値のバラ
ツキを低減し、安定性、特に、耐湿負荷寿命性を改善し
たNiCrTaSi 4元系合金が特開昭60−270
13号公報に開示されている。その他、特開昭57−1
73909号公報には、NiCrSiFe 4元系合金
も開示されている。
58−119601号公報、特開昭58−119603
号公報に開示されているように、NiCr合金に対して
Si、Geを添加したNiCrSi、NiCrGe 3
元系合金が提案されている。さらには、TCR値のバラ
ツキを低減し、安定性、特に、耐湿負荷寿命性を改善し
たNiCrTaSi 4元系合金が特開昭60−270
13号公報に開示されている。その他、特開昭57−1
73909号公報には、NiCrSiFe 4元系合金
も開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在に至るまで、Ni
Crを主成分とした薄膜抵抗体のTCR値を調整する手
段としては、そのような薄膜抵抗体にSi、Geを添加
することが報告されているが、実用に供しているのはS
iを添加したNiCrSi合金をベースにした薄膜抵抗
体(NiCrSi、NiCrSiTa等)のみしか知ら
れていない。
Crを主成分とした薄膜抵抗体のTCR値を調整する手
段としては、そのような薄膜抵抗体にSi、Geを添加
することが報告されているが、実用に供しているのはS
iを添加したNiCrSi合金をベースにした薄膜抵抗
体(NiCrSi、NiCrSiTa等)のみしか知ら
れていない。
【0006】ところが、これらの薄膜抵抗体は、NiC
rSiをベースとしていることから、ウエットエッチン
グ法により所定の薄膜パターンを形成する場合におい
て、そのエッチング性に難点を有している。つまり、N
iCrSiベースの合金を用いて薄膜抵抗体をエッチン
グ形成しようとすると、通常のエッチング液ではエッチ
ングが不可能であり、良好にエッチングするには、50
℃以上に加熱したフッ酸系エッチング液を用いなければ
ならない。ところが、加熱したフッ酸系エッチング液は
非常に強力なエッチング能力を有していることから、こ
のようなエッチング液を用いた場合、薄膜抵抗体を形成
した基板(特に基板裏面などのNiCrSi膜が形成さ
れていない面)までもエッチングされてしまうという問
題を有している。特に、ガラス基板、アルミニウム合金
基板等は、非常にエッチングされ易く、これらの部材を
用いたディバイス形成等において、上記NiCrSi膜
の適用範囲が制約されるという問題点がある。
rSiをベースとしていることから、ウエットエッチン
グ法により所定の薄膜パターンを形成する場合におい
て、そのエッチング性に難点を有している。つまり、N
iCrSiベースの合金を用いて薄膜抵抗体をエッチン
グ形成しようとすると、通常のエッチング液ではエッチ
ングが不可能であり、良好にエッチングするには、50
℃以上に加熱したフッ酸系エッチング液を用いなければ
ならない。ところが、加熱したフッ酸系エッチング液は
非常に強力なエッチング能力を有していることから、こ
のようなエッチング液を用いた場合、薄膜抵抗体を形成
した基板(特に基板裏面などのNiCrSi膜が形成さ
れていない面)までもエッチングされてしまうという問
題を有している。特に、ガラス基板、アルミニウム合金
基板等は、非常にエッチングされ易く、これらの部材を
用いたディバイス形成等において、上記NiCrSi膜
の適用範囲が制約されるという問題点がある。
【0007】そこで、このような問題を解決するため
に、NiCrSiと同程度にNiCr合金のTCR値を
調整する機能を有する新たな元素の発見や、そのような
元素を添加し形成されてNiCr合金薄膜のエッチング
性能がNiCrSi合金より良好である新たなNiCr
系合金薄膜の実現が望まれている。
に、NiCrSiと同程度にNiCr合金のTCR値を
調整する機能を有する新たな元素の発見や、そのような
元素を添加し形成されてNiCr合金薄膜のエッチング
性能がNiCrSi合金より良好である新たなNiCr
系合金薄膜の実現が望まれている。
【0008】本発明の目的は、エッチング性を損なうこ
となく、薄膜抵抗体のTCR値を略ゼロに近づけること
である。
となく、薄膜抵抗体のTCR値を略ゼロに近づけること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
スパッタリング法によって薄膜抵抗体を形成する薄膜抵
抗体形成方法において、NiCrを主成分とする合金
に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを
単独又は2種以上の組み合わせで添加し、添加物の種類
及び量によって前記薄膜抵抗体の抵抗温度係数を制御す
るようにしたことを特徴とする。
スパッタリング法によって薄膜抵抗体を形成する薄膜抵
抗体形成方法において、NiCrを主成分とする合金
に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを
単独又は2種以上の組み合わせで添加し、添加物の種類
及び量によって前記薄膜抵抗体の抵抗温度係数を制御す
るようにしたことを特徴とする。
【0010】請求項2記載のセンサの発明は、基板と、
NiCrを主成分とする合金に、Ti、V、Zr、N
b、Mo、Hf、Ta又はWを単独又は2種以上の組み
合わせで添加して前記基板上に形成した薄膜抵抗体と、
を具備する。
NiCrを主成分とする合金に、Ti、V、Zr、N
b、Mo、Hf、Ta又はWを単独又は2種以上の組み
合わせで添加して前記基板上に形成した薄膜抵抗体と、
を具備する。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量23〜29wt/
%のHfを含む。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量23〜29wt/
%のHfを含む。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量9〜12wt/%
のTiを含む。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量9〜12wt/%
のTiを含む。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量18.5〜22.
5wt/%のZrを含む。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量18.5〜22.
5wt/%のZrを含む。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量14〜17wt/
%のNbを含む。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量14〜17wt/
%のNbを含む。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量20〜24wt/
%のTaを含む。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量20〜24wt/
%のTaを含む。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量24〜29wt/
%のWを含む。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量24〜29wt/
%のWを含む。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1及び
図2に基づいて説明する。
図2に基づいて説明する。
【0018】本実施の形態は、圧力センサへの適用例で
ある。まず、本実施の形態の圧力センサでは、金属弾性
体材料、例えばアルミニウム合金を用いて加工されたダ
イアフラム1の感圧部となる基板としての起歪部2の表
面部に4ケの歪みゲージR1,R2,R3,R4が用いら
れたブリッジ回路を構成するセンサパターン3が形成さ
れている。そのパターンの断面構造は、図2に示すよう
に、起歪部2の表面に絶縁樹脂層4を形成後、スパッタ
リング法により、NiCr合金を主成分とする薄膜抵抗
体としての薄膜抵抗層5を形成した構造となっている。
ある。まず、本実施の形態の圧力センサでは、金属弾性
体材料、例えばアルミニウム合金を用いて加工されたダ
イアフラム1の感圧部となる基板としての起歪部2の表
面部に4ケの歪みゲージR1,R2,R3,R4が用いら
れたブリッジ回路を構成するセンサパターン3が形成さ
れている。そのパターンの断面構造は、図2に示すよう
に、起歪部2の表面に絶縁樹脂層4を形成後、スパッタ
リング法により、NiCr合金を主成分とする薄膜抵抗
体としての薄膜抵抗層5を形成した構造となっている。
【0019】ここで、薄膜抵抗層5は、NiCrを主成
分とする合金に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、
Ta又はWを単独又は2種以上の組み合わせで添加し、
添加物の種類及び量によって薄膜抵抗体5の抵抗温度係
数(TCR:Thermal Coefficient of Resistance)が
略ゼロとなるように制御して形成されている。添加物の
種類及び量による薄膜抵抗体5のTCR値の制御につい
ては、「実施例」の項で詳述する。そして、このような
薄膜抵抗層5は、0.1μmの膜厚で形成され、連続し
て電極層となる0.2μm厚のTi層及び1.5μm厚
のCu層を形成する。その後、通常の薄膜パターン形成
技術を用いて、図1に示すようなセンサパターンを形成
することで、圧力センサが完成する。
分とする合金に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、
Ta又はWを単独又は2種以上の組み合わせで添加し、
添加物の種類及び量によって薄膜抵抗体5の抵抗温度係
数(TCR:Thermal Coefficient of Resistance)が
略ゼロとなるように制御して形成されている。添加物の
種類及び量による薄膜抵抗体5のTCR値の制御につい
ては、「実施例」の項で詳述する。そして、このような
薄膜抵抗層5は、0.1μmの膜厚で形成され、連続し
て電極層となる0.2μm厚のTi層及び1.5μm厚
のCu層を形成する。その後、通常の薄膜パターン形成
技術を用いて、図1に示すようなセンサパターンを形成
することで、圧力センサが完成する。
【0020】こうして完成した圧力センサでは、起歪部
2の引っ張り歪みが生ずる部位にR1及びR2の歪みゲ
ージを有し、起歪部2の圧縮歪みが生ずる部位に歪みゲ
ージR3及びR4を有する。これらの4個のゲージは、
所定のリード配線パターンLにより接続されてブリッジ
回路を形成する。ここで、図1中、Vo及びVeは、そ
れぞれブリッジ回路に入力される入力電圧端子および出
力電圧端子を示す。
2の引っ張り歪みが生ずる部位にR1及びR2の歪みゲ
ージを有し、起歪部2の圧縮歪みが生ずる部位に歪みゲ
ージR3及びR4を有する。これらの4個のゲージは、
所定のリード配線パターンLにより接続されてブリッジ
回路を形成する。ここで、図1中、Vo及びVeは、そ
れぞれブリッジ回路に入力される入力電圧端子および出
力電圧端子を示す。
【0021】このような構成において、4個の歪ゲージ
がR1,R2,R3,R4であり、ブリッジ回路の入力電
圧がVe、出力電圧がVoであることから、本実施の形
態の圧力センサに印加される計測すべき圧力がゼロの時
の出力電圧Voは、 Vo=Ve・{R1/(R1+R3)−R4/(R2+R4)} となる。そこで、この式を用い、圧力センサに印加され
た圧力を出力電圧Voから算出することが可能となる。
がR1,R2,R3,R4であり、ブリッジ回路の入力電
圧がVe、出力電圧がVoであることから、本実施の形
態の圧力センサに印加される計測すべき圧力がゼロの時
の出力電圧Voは、 Vo=Ve・{R1/(R1+R3)−R4/(R2+R4)} となる。そこで、この式を用い、圧力センサに印加され
た圧力を出力電圧Voから算出することが可能となる。
【0022】次いで、Ti、V、Zr、Nb、Mo、H
f、Ta又はWを単独又は2種以上の組み合わせで添加
したNiCr合金から構成される薄膜抵抗層5を用いた
本実施の形態の圧力センサは、十分にそのセンサとして
の機能を満たしており、特に、圧力センサで重要なゼロ
ドリフトについては、薄膜抵抗層5の材料としてNiC
rSiを用いたものと同程度である。しかも、その出来
上がり外観は、薄膜抵抗層5の材料としてNiCrSi
を用いたものに比べ、格段に奇麗に出来上がっていた。
これは、エッチング性が向上したため、圧力センサ周囲
(絶縁樹脂層4を形成するために絶縁樹脂を塗布したセ
ンサ面を除く)が過剰にエッチング除去されないためで
ある。本出願の発明者は、このようなゼロドリフトやエ
ッチング性を実験によって確かめた。
f、Ta又はWを単独又は2種以上の組み合わせで添加
したNiCr合金から構成される薄膜抵抗層5を用いた
本実施の形態の圧力センサは、十分にそのセンサとして
の機能を満たしており、特に、圧力センサで重要なゼロ
ドリフトについては、薄膜抵抗層5の材料としてNiC
rSiを用いたものと同程度である。しかも、その出来
上がり外観は、薄膜抵抗層5の材料としてNiCrSi
を用いたものに比べ、格段に奇麗に出来上がっていた。
これは、エッチング性が向上したため、圧力センサ周囲
(絶縁樹脂層4を形成するために絶縁樹脂を塗布したセ
ンサ面を除く)が過剰にエッチング除去されないためで
ある。本出願の発明者は、このようなゼロドリフトやエ
ッチング性を実験によって確かめた。
【0023】このように、NiCrを主成分とする合金
に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを添
加することにより、得られたNiCr合金の薄膜抵抗層
5のTCR値を略ゼロにすることが可能であり、しか
も、エッチング性を改善することもできる。
に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを添
加することにより、得られたNiCr合金の薄膜抵抗層
5のTCR値を略ゼロにすることが可能であり、しか
も、エッチング性を改善することもできる。
【0024】なお、本実施の形態は、薄膜抵抗層の圧力
センサへの適用例を示したが、重量を計測するロードセ
ルやトルクを計測するトルクセンサにも適用可能であ
る。つまり、圧力センサ、ロードセル、トルクセンサ等
を総称する歪センサに対する幅広い適用が可能である。
その他、計測用に用いられる精密抵抗等にも、幅広く適
用可能である。
センサへの適用例を示したが、重量を計測するロードセ
ルやトルクを計測するトルクセンサにも適用可能であ
る。つまり、圧力センサ、ロードセル、トルクセンサ等
を総称する歪センサに対する幅広い適用が可能である。
その他、計測用に用いられる精密抵抗等にも、幅広く適
用可能である。
【0025】
【実施例】まず、本実施例に関するNiCrを主成分と
した薄膜抵抗体の形成について説明する。一般的な抵抗
体薄膜の形成に使われているスパッタリング法を用いて
基板上に薄膜抵抗体を形成する。スパッタリングに用い
るターゲットとしては、直径12.7cmのNi:80
wt%、Cr:20wt%からなるNiCr合金を用
い、このようなNiCr合金ターゲット面上に、各種添
加元素(Hf、Ti、Zr、Mo、Nb、Ta、W)の
金属チップ(10mm×10mm×1mm(縦×横×厚
さ))を所定枚数置いた複合ターゲットを用いた。この
ような複合ターゲットを用いて得られたNiCr系合金
薄膜中の各種添加元素の含有量(組成)は、エネルギー
分散型のX線マイクロアナライザーによってそれぞれ分
析した。
した薄膜抵抗体の形成について説明する。一般的な抵抗
体薄膜の形成に使われているスパッタリング法を用いて
基板上に薄膜抵抗体を形成する。スパッタリングに用い
るターゲットとしては、直径12.7cmのNi:80
wt%、Cr:20wt%からなるNiCr合金を用
い、このようなNiCr合金ターゲット面上に、各種添
加元素(Hf、Ti、Zr、Mo、Nb、Ta、W)の
金属チップ(10mm×10mm×1mm(縦×横×厚
さ))を所定枚数置いた複合ターゲットを用いた。この
ような複合ターゲットを用いて得られたNiCr系合金
薄膜中の各種添加元素の含有量(組成)は、エネルギー
分散型のX線マイクロアナライザーによってそれぞれ分
析した。
【0026】次いで、基板、例えばガラス基板をスパッ
タリング装置の所定の位置にセットして、 到達真空度 3×10-4Pa以下 放電圧力 0.9Pa(Arガスの圧力) 基板 無アルカリガラス 基板温度 120℃ 放電パワー RF1kW という条件で基板上にNiCr系合金薄膜を約0.1μ
m成膜し、連続してその上層に電極としてのTi、Cu
をそれぞれ0.2μm、1.5μm成膜した。
タリング装置の所定の位置にセットして、 到達真空度 3×10-4Pa以下 放電圧力 0.9Pa(Arガスの圧力) 基板 無アルカリガラス 基板温度 120℃ 放電パワー RF1kW という条件で基板上にNiCr系合金薄膜を約0.1μ
m成膜し、連続してその上層に電極としてのTi、Cu
をそれぞれ0.2μm、1.5μm成膜した。
【0027】そして、それぞれのスパッタリング条件で
成膜した試料について、所定のパターニングを行い、N
iCr系合金からなる薄膜抵抗体を作成した。その後、
この薄膜抵抗体の電極にリードを半田付けした後に所定
の特性評価を行った。つまり、温度試験槽に入れて、−
40度から120度までの抵抗値の変化を測定し、その
薄膜抵抗体のTCR値を求めたわけである。
成膜した試料について、所定のパターニングを行い、N
iCr系合金からなる薄膜抵抗体を作成した。その後、
この薄膜抵抗体の電極にリードを半田付けした後に所定
の特性評価を行った。つまり、温度試験槽に入れて、−
40度から120度までの抵抗値の変化を測定し、その
薄膜抵抗体のTCR値を求めたわけである。
【0028】図3は、Hf、Ti、Zrの金属チップを
用い、上記に示したような方法で試作したNiCrH
f,NiCrTi,NiCrZrの薄膜抵抗体につい
て、Hf、Ti、Zrの添加量と得られた薄膜抵抗体の
比抵抗との関係を示すグラフである。いずれの添加元素
においても、添加量の増加に伴い比抵抗が増加する結果
が得られた。
用い、上記に示したような方法で試作したNiCrH
f,NiCrTi,NiCrZrの薄膜抵抗体につい
て、Hf、Ti、Zrの添加量と得られた薄膜抵抗体の
比抵抗との関係を示すグラフである。いずれの添加元素
においても、添加量の増加に伴い比抵抗が増加する結果
が得られた。
【0029】図4は、NiCrHf、NiCrTi、N
iCrZrの薄膜抵抗体について、Hf、Ti、Zrの
添加量と薄膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフで
ある。いずれの添加元素においても、添加量の増加に伴
いTCR値が減少する結果が得られた。Hfは略26w
t%、Tiは略10wt%、Zrは略20wt%で略T
CR値がゼロとなっている。また、薄膜抵抗体では比抵
抗の高さが要求されることから、図3及び図4のグラフ
においてTCR値がゼロ付近の薄膜抵抗体の比抵抗を求
めると、NiCrHf:190μΩcm、NiCrZ
r:190μΩcm、NiCrTi:210μΩcmで
ある。これらの比抵抗の値は、NiCrSi合金薄膜の
TCR値が略ゼロ付近で得られる比抵抗150μΩcm
よりも高い薄膜抵抗体として好ましい値である。
iCrZrの薄膜抵抗体について、Hf、Ti、Zrの
添加量と薄膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフで
ある。いずれの添加元素においても、添加量の増加に伴
いTCR値が減少する結果が得られた。Hfは略26w
t%、Tiは略10wt%、Zrは略20wt%で略T
CR値がゼロとなっている。また、薄膜抵抗体では比抵
抗の高さが要求されることから、図3及び図4のグラフ
においてTCR値がゼロ付近の薄膜抵抗体の比抵抗を求
めると、NiCrHf:190μΩcm、NiCrZ
r:190μΩcm、NiCrTi:210μΩcmで
ある。これらの比抵抗の値は、NiCrSi合金薄膜の
TCR値が略ゼロ付近で得られる比抵抗150μΩcm
よりも高い薄膜抵抗体として好ましい値である。
【0030】また、図5は、Mo、Nb、Ta、Wの金
属チップを用い、前述した方法で試作したNiCrM
o、NiCrNb、NiCrTa、NiCrWの薄膜抵
抗体について、Mo、Nb、Ta、Wの添加量と得られ
た薄膜抵抗体の比抵抗との関係を示すグラフである。い
ずれの添加元素においても、添加量の増加に伴い比抵抗
が増加するという結果が得られた。
属チップを用い、前述した方法で試作したNiCrM
o、NiCrNb、NiCrTa、NiCrWの薄膜抵
抗体について、Mo、Nb、Ta、Wの添加量と得られ
た薄膜抵抗体の比抵抗との関係を示すグラフである。い
ずれの添加元素においても、添加量の増加に伴い比抵抗
が増加するという結果が得られた。
【0031】図6は、NiCrNb、NiCrTa、N
iCrWの薄膜抵抗体について、Nb、Ta、Wの添加
量と薄膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフであ
る。図6のグラフからも明らかなように、いずれの添加
元素においても、添加量の増加に伴いTCR値が減少す
るという結果が得られた。Nbは15wt%、Taは2
2wt%、Wは26wt%でTCR値が略ゼロとなる。
また、薄膜抵抗体では比抵抗の高さが要求されることか
ら、図5及び図6のグラフにおいてTCR値がゼロ付近
の薄膜抵抗体の比抵抗を求めると、NiCrNb:15
0μΩcm、NiCrTa:150μΩcm、NiCr
W:140μΩcmとなる。これらの比抵抗の値は、N
iCrSi合金の薄膜抵抗体のTCR値が略ゼロ付近で
得られる比抵抗150μΩcmと略同じ値である。
iCrWの薄膜抵抗体について、Nb、Ta、Wの添加
量と薄膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフであ
る。図6のグラフからも明らかなように、いずれの添加
元素においても、添加量の増加に伴いTCR値が減少す
るという結果が得られた。Nbは15wt%、Taは2
2wt%、Wは26wt%でTCR値が略ゼロとなる。
また、薄膜抵抗体では比抵抗の高さが要求されることか
ら、図5及び図6のグラフにおいてTCR値がゼロ付近
の薄膜抵抗体の比抵抗を求めると、NiCrNb:15
0μΩcm、NiCrTa:150μΩcm、NiCr
W:140μΩcmとなる。これらの比抵抗の値は、N
iCrSi合金の薄膜抵抗体のTCR値が略ゼロ付近で
得られる比抵抗150μΩcmと略同じ値である。
【0032】ここで、一般的な薄膜抵抗体として要求さ
れるTCR値は、±50ppm以下、望ましくは±30
ppm以下、更に望ましくは±10ppm以下である。
前述した実験結果から、Ni(80wt%)Cr(20
wt%)にHf、Ti、Zr、Nb、Ta、Wを添加し
た場合、得られる合金薄膜抵抗体のTCR値が±10p
pm以下となる添加量をまとめてみると、図7に模式図
として示す表の通りとなる。
れるTCR値は、±50ppm以下、望ましくは±30
ppm以下、更に望ましくは±10ppm以下である。
前述した実験結果から、Ni(80wt%)Cr(20
wt%)にHf、Ti、Zr、Nb、Ta、Wを添加し
た場合、得られる合金薄膜抵抗体のTCR値が±10p
pm以下となる添加量をまとめてみると、図7に模式図
として示す表の通りとなる。
【0033】また、前述した実施例に示した金属元素T
i、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを周期律表に示
すと、図8に示すようになることから、Vについても他
の元素と同様に、NiCrを主成分とする薄膜抵抗体の
TCR値を調整する機能を有していると判断される。
i、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを周期律表に示
すと、図8に示すようになることから、Vについても他
の元素と同様に、NiCrを主成分とする薄膜抵抗体の
TCR値を調整する機能を有していると判断される。
【0034】前述した結果は、NiCr合金にTi、Z
r、Nb、Mo、Hf、Ta、Wの元素を単独で添加し
た場合であるが、本出願の発明者は、TiとTa、Nb
とTa、TiとNbといった2元素の添加についても実
験を行った。実験では、2種類の元素のチップの数は互
いに等しい数として実験を行った。詳細は示さないが、
NiCrターゲット上に置かれた2種類の金属チップの
数と共に、得られた合金薄膜の比抵抗は増加し、TCR
値は減少する結果を得た。この事は、Ti、V、Zr、
Nb、Mo、Hf、Ta、Wを単独でも、あるいは、2
種以上添加しても同様の現象を引き起こすことが可能で
あることを示している。
r、Nb、Mo、Hf、Ta、Wの元素を単独で添加し
た場合であるが、本出願の発明者は、TiとTa、Nb
とTa、TiとNbといった2元素の添加についても実
験を行った。実験では、2種類の元素のチップの数は互
いに等しい数として実験を行った。詳細は示さないが、
NiCrターゲット上に置かれた2種類の金属チップの
数と共に、得られた合金薄膜の比抵抗は増加し、TCR
値は減少する結果を得た。この事は、Ti、V、Zr、
Nb、Mo、Hf、Ta、Wを単独でも、あるいは、2
種以上添加しても同様の現象を引き起こすことが可能で
あることを示している。
【0035】次に、本出願の発明者は、前述した各種の
元素を添加したNiCr合金薄膜のエッチング性につい
て検討を行った。ここでいうエッチング性とは、薄膜を
所望のパターンにエッチング加工した場合、どの程度ま
での微細パターンが形成できるか、あるいは、パターン
輪郭が滑らかであるか等を顕微鏡で観察した主観的な評
価である。本実験では、NiCrSi合金薄膜との違い
を単純に比較するため、エッチング液としては、加熱無
し(常温:24℃)のフッ酸系エッチング液を用いた。
エッチング試料としては、(100mm×100mm×
1mm(縦×横×厚さ))のガラス基板上に形成したT
CR値が略ゼロの組成であるTi、Zr、Nb、Mo、
Hf、Ta、Wが添加された厚さ0.1μmのNiCr
合金薄膜を用いた。
元素を添加したNiCr合金薄膜のエッチング性につい
て検討を行った。ここでいうエッチング性とは、薄膜を
所望のパターンにエッチング加工した場合、どの程度ま
での微細パターンが形成できるか、あるいは、パターン
輪郭が滑らかであるか等を顕微鏡で観察した主観的な評
価である。本実験では、NiCrSi合金薄膜との違い
を単純に比較するため、エッチング液としては、加熱無
し(常温:24℃)のフッ酸系エッチング液を用いた。
エッチング試料としては、(100mm×100mm×
1mm(縦×横×厚さ))のガラス基板上に形成したT
CR値が略ゼロの組成であるTi、Zr、Nb、Mo、
Hf、Ta、Wが添加された厚さ0.1μmのNiCr
合金薄膜を用いた。
【0036】図9は、前述した各種の元素、つまり、T
i、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを添加したNi
Cr合金薄膜のエッチング性に関する評価の表を示す模
式図である。図9の表に示される評価結果は、全ての元
素添加NiCr合金薄膜が、NiCrSi合金薄膜のエ
ッチング性よりも良好であることを示している。Vにつ
いては実際のエッチング性を確認する実験を行っていな
いが、周期律表を用いて前述したように、NiCrSi
合金薄膜よりは、NiCrV合金薄膜の方がエッチング
性に優れていると推察される。
i、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを添加したNi
Cr合金薄膜のエッチング性に関する評価の表を示す模
式図である。図9の表に示される評価結果は、全ての元
素添加NiCr合金薄膜が、NiCrSi合金薄膜のエ
ッチング性よりも良好であることを示している。Vにつ
いては実際のエッチング性を確認する実験を行っていな
いが、周期律表を用いて前述したように、NiCrSi
合金薄膜よりは、NiCrV合金薄膜の方がエッチング
性に優れていると推察される。
【0037】NiCr合金については、Crの量が多く
なるに従い、その正のTCR値が徐々に減少していき、
略60wt%で略ゼロとなり、更なる添加により負の方
向に増加していくことが既に知られている。本発明で示
した元素は、Ni:80wt%、Cr:20wt%のN
iCr合金に添加すると、TCR値が元素添加量と共に
減少したことから、ベースとなるNiCr合金として
は、TCR値が正の方向にある場合に有効であることが
明白である。よって、ベースとなるNiCrを主成分と
する薄膜抵抗体のCr含有量は60wt%以下であるこ
とが望ましい。
なるに従い、その正のTCR値が徐々に減少していき、
略60wt%で略ゼロとなり、更なる添加により負の方
向に増加していくことが既に知られている。本発明で示
した元素は、Ni:80wt%、Cr:20wt%のN
iCr合金に添加すると、TCR値が元素添加量と共に
減少したことから、ベースとなるNiCr合金として
は、TCR値が正の方向にある場合に有効であることが
明白である。よって、ベースとなるNiCrを主成分と
する薄膜抵抗体のCr含有量は60wt%以下であるこ
とが望ましい。
【0038】また、NiCr系の薄膜抵抗体としては、
一般的にはCrの含有量が多くなると経時変化が大きく
なり、脆くなることが既に知られている。NiCrSi
合金薄膜においても、Ni:80wt%、Cr:20w
t%をベースにしていることから、本発明においても、
この程度の組成をベースにすることが望ましい。
一般的にはCrの含有量が多くなると経時変化が大きく
なり、脆くなることが既に知られている。NiCrSi
合金薄膜においても、Ni:80wt%、Cr:20w
t%をベースにしていることから、本発明においても、
この程度の組成をベースにすることが望ましい。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、スパッタリング
法によって薄膜抵抗体を形成する薄膜抵抗体形成方法に
おいて、NiCrを主成分とする合金に、Ti、V、Z
r、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを単独又は2種以上
の組み合わせで添加し、添加物の種類及び量によって前
記薄膜抵抗体の薄膜温度係数を制御するようにしたの
で、エッチング性を良好に維持しながら、薄膜抵抗体の
TCR値を略ゼロに近づけることができる。
法によって薄膜抵抗体を形成する薄膜抵抗体形成方法に
おいて、NiCrを主成分とする合金に、Ti、V、Z
r、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを単独又は2種以上
の組み合わせで添加し、添加物の種類及び量によって前
記薄膜抵抗体の薄膜温度係数を制御するようにしたの
で、エッチング性を良好に維持しながら、薄膜抵抗体の
TCR値を略ゼロに近づけることができる。
【0040】請求項2記載のセンサの発明は、基板と、
NiCrを主成分とする合金に、Ti、V、Zr、N
b、Mo、Hf、Ta又はWを単独又は2種以上の組み
合わせで添加して前記基板上に形成した薄膜抵抗体と、
を具備するので、エッチング性を良好に維持しながら、
薄膜抵抗体のTCR値を略ゼロに近づけることができ
る。
NiCrを主成分とする合金に、Ti、V、Zr、N
b、Mo、Hf、Ta又はWを単独又は2種以上の組み
合わせで添加して前記基板上に形成した薄膜抵抗体と、
を具備するので、エッチング性を良好に維持しながら、
薄膜抵抗体のTCR値を略ゼロに近づけることができ
る。
【0041】請求項3記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量23〜29wt/
%のHfを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容
易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることがで
きる。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量23〜29wt/
%のHfを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容
易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることがで
きる。
【0042】請求項4記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量9〜12wt/%
のTiを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容易
であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることができ
る。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量9〜12wt/%
のTiを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容易
であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることができ
る。
【0043】請求項5記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量18.5〜22.
5wt/%のZrを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の
制御が容易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づける
ことができる。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量18.5〜22.
5wt/%のZrを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の
制御が容易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づける
ことができる。
【0044】請求項6記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量14〜17wt/
%のNbを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容
易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることがで
きる。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量14〜17wt/
%のNbを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容
易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることがで
きる。
【0045】請求項7記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量20〜24wt/
%のTaを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容
易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることがで
きる。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量20〜24wt/
%のTaを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容
易であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることがで
きる。
【0046】請求項8記載の発明は、請求項2記載のセ
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量24〜29wt/
%のWを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容易
であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることができ
る。
ンサにおいて、薄膜抵抗体は、添加量24〜29wt/
%のWを含むので、薄膜抵抗体のTCR値の制御が容易
であり、TCR値を容易に略ゼロに近づけることができ
る。
【図1】本発明の実施の一形態として、圧力センサのブ
リッジ回路パターンを示す平面図である。
リッジ回路パターンを示す平面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】NiCrに対するHf、Ti、Zrの添加量と
得られた薄膜抵抗体の比抵抗との関係を示すグラフであ
る。
得られた薄膜抵抗体の比抵抗との関係を示すグラフであ
る。
【図4】NiCrに対するHf、Ti、Zrの添加量と
薄膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフである。
薄膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフである。
【図5】NiCrに対するMo、Nb、Ta、Wの添加
量と得られた薄膜抵抗体の比抵抗との関係を示すグラフ
である。
量と得られた薄膜抵抗体の比抵抗との関係を示すグラフ
である。
【図6】NiCrに対するNb、Ta、Wの添加量と薄
膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフである。
膜抵抗体のTCR値との関係を示すグラフである。
【図7】得られる合金薄膜抵抗体のTCR値が±10p
pm以下となるNiCrに対するHf、Ti、Zr、N
b、Ta、Wの添加量をまとめて示す模式図である。
pm以下となるNiCrに対するHf、Ti、Zr、N
b、Ta、Wの添加量をまとめて示す模式図である。
【図8】元素の周期律表における金属元素Ti、Zr、
Nb、Mo、Hf、Ta、Wの配置を示す模式図であ
る。
Nb、Mo、Hf、Ta、Wの配置を示す模式図であ
る。
【図9】Ti、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wを添
加したNiCr合金薄膜のエッチング性に関する評価を
示す模式図である。
加したNiCr合金薄膜のエッチング性に関する評価を
示す模式図である。
2 基板(起歪部) 5 薄膜抵抗体(薄膜抵抗層)
Claims (8)
- 【請求項1】 スパッタリング法によって薄膜抵抗体を
形成する薄膜抵抗体形成方法において、NiCrを主成
分とする合金に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、
Ta又はWを単独又は2種以上の組み合わせで添加し、
添加物の種類及び量によって前記薄膜抵抗体の抵抗温度
係数を制御するようにしたことを特徴とする薄膜抵抗体
形成方法。 - 【請求項2】 基板と、NiCrを主成分とする合金
に、Ti、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta又はWを
単独又は2種以上の組み合わせで添加して前記基板上に
形成した薄膜抵抗体と、を具備するセンサ。 - 【請求項3】 薄膜抵抗体は、添加量23〜29wt/
%のHfを含む請求項2記載のセンサ。 - 【請求項4】 薄膜抵抗体は、添加量9〜12wt/%
のTiを含む請求項2記載のセンサ。 - 【請求項5】 薄膜抵抗体は、添加量18.5〜22.
5wt/%のZrを含む請求項2記載のセンサ。 - 【請求項6】 薄膜抵抗体は、添加量14〜17wt/
%のNbを含む請求項2記載のセンサ。 - 【請求項7】 薄膜抵抗体は、添加量20〜24wt/
%のTaを含む請求項2記載のセンサ。 - 【請求項8】 薄膜抵抗体は、添加量24〜29wt/
%のWを含む請求項2記載のセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29030899A JP2001110602A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 薄膜抵抗体形成方法及びセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29030899A JP2001110602A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 薄膜抵抗体形成方法及びセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001110602A true JP2001110602A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17754436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29030899A Pending JP2001110602A (ja) | 1999-10-12 | 1999-10-12 | 薄膜抵抗体形成方法及びセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001110602A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006190871A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 金属抵抗体材料、抵抗薄膜、スパッタリングターゲット、薄膜抵抗器およびその製造方法 |
| JP2008010604A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 抵抗薄膜材料、抵抗薄膜形成用スパッタリングターゲット、抵抗薄膜、薄膜抵抗器およびその製造方法。 |
| WO2009051180A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Alps Electric Co., Ltd. | ブリッジ回路出力電圧のオフセット調整回路 |
| JP2011119234A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-06-16 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 抵抗体材料、抵抗薄膜形成用スパッタリングターゲット、抵抗薄膜、薄膜抵抗器、およびこれらの製造方法。 |
| JP2019158807A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 三菱重工業株式会社 | 薄膜圧力センサ |
| CN113884718A (zh) * | 2020-07-03 | 2022-01-04 | Koa株式会社 | 电流检测用电阻器以及电路基板 |
| CN115371540A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-11-22 | 宁波柯力传感科技股份有限公司 | 一种耐高温、低功耗的柔性薄膜电阻应变计的制备方法 |
-
1999
- 1999-10-12 JP JP29030899A patent/JP2001110602A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006190871A (ja) * | 2005-01-07 | 2006-07-20 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 金属抵抗体材料、抵抗薄膜、スパッタリングターゲット、薄膜抵抗器およびその製造方法 |
| JP2008010604A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 抵抗薄膜材料、抵抗薄膜形成用スパッタリングターゲット、抵抗薄膜、薄膜抵抗器およびその製造方法。 |
| WO2009051180A1 (ja) * | 2007-10-18 | 2009-04-23 | Alps Electric Co., Ltd. | ブリッジ回路出力電圧のオフセット調整回路 |
| JP2011119234A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-06-16 | Sumitomo Metal Mining Co Ltd | 抵抗体材料、抵抗薄膜形成用スパッタリングターゲット、抵抗薄膜、薄膜抵抗器、およびこれらの製造方法。 |
| JP2019158807A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 三菱重工業株式会社 | 薄膜圧力センサ |
| KR20220004568A (ko) * | 2020-07-03 | 2022-01-11 | 코아가부시끼가이샤 | 전류 검출용 저항기 및 회로 기판 |
| CN113884718A (zh) * | 2020-07-03 | 2022-01-04 | Koa株式会社 | 电流检测用电阻器以及电路基板 |
| JP2022022737A (ja) * | 2020-07-03 | 2022-02-07 | 大同特殊鋼株式会社 | 電流検出用抵抗器及び回路基板 |
| JP2022078352A (ja) * | 2020-07-03 | 2022-05-24 | 大同特殊鋼株式会社 | 電流検出用抵抗器及び電流検出用抵抗器の製造方法 |
| JP7089555B2 (ja) | 2020-07-03 | 2022-06-22 | 大同特殊鋼株式会社 | 電流検出用抵抗器、回路基板及び電流検出用抵抗器の製造方法 |
| KR102441314B1 (ko) * | 2020-07-03 | 2022-09-08 | 코아가부시끼가이샤 | 전류 검출용 저항기 및 회로 기판 |
| JP7404426B2 (ja) | 2020-07-03 | 2023-12-25 | 大同特殊鋼株式会社 | 電流検出用抵抗器及び電流検出用抵抗器の製造方法 |
| CN115371540A (zh) * | 2022-07-15 | 2022-11-22 | 宁波柯力传感科技股份有限公司 | 一种耐高温、低功耗的柔性薄膜电阻应变计的制备方法 |
| CN115371540B (zh) * | 2022-07-15 | 2025-08-26 | 宁波柯力传感科技股份有限公司 | 一种耐高温、低功耗的柔性薄膜电阻应变计的制备方法 |
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