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JP2001105764A - 平版印刷用湿し水組成物 - Google Patents

平版印刷用湿し水組成物

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JP2001105764A
JP2001105764A JP28501599A JP28501599A JP2001105764A JP 2001105764 A JP2001105764 A JP 2001105764A JP 28501599 A JP28501599 A JP 28501599A JP 28501599 A JP28501599 A JP 28501599A JP 2001105764 A JP2001105764 A JP 2001105764A
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calcium
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ink
lithographic printing
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Tsutomu Ishikawa
努 石川
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Chugai Photo Chemical Co Ltd
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキや用紙からのカルシウムの溶出を促進
せずに、かつ良好なカルシウム隠蔽効果を示し、長期に
渡って印刷機ローラ上の析出を防止すると共に、浮き汚
れの発生をも防止し良好な印刷適性を示す平版印刷用湿
し水組成物を提供する。 【解決手段】 親水性皮膜形成剤とアセチレングリコー
ル類及びアセチレンアルコール類から選ばれる乳化抑制
剤の少なくとも1種と有機ホスホン酸を含有する湿し
水。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は平版印刷版のオフ
セット印刷に用いる湿し水に関する。
【0002】
【従来の技術】 平版印刷における印刷版はその版上に
油性インキとの親和性を持つ感脂性の樹脂で形成された
画像部と、油性のインキとは反撥するが水とは親和性を
持つ親水性の層で形成された非画像部を持っている。平
版印刷は画像部と非画像部のこのような特性の違いによ
り、インキ供給ローラーによって版面に与えられたイン
キは画像部へ、湿し水供給ローラーによって与えられた
湿し水は非画像部へ転移されるため、同一平面上での印
刷が可能となっている。
【0003】この親水性の非画像部は、印刷前に行われ
るガム引き等の作業によって吸着したアラビアガムなど
によって形成された親水性の層である。印刷時において
印刷版の版面は絶えずローラーやブランケットの摩擦を
受けることや、印刷紙の紙粉やコート剤の影響によりこ
の親水性の層は傷つきやすい状態におかれることとな
る。このためこの傷ついた親水性の層を修復しながら印
刷を行うために、湿し水の成分中にあらかじめ親水性皮
膜形成剤を添加しておくことが通常おこなわれている。
【0004】しかし、湿し水中の親水性皮膜形成剤はカ
ルシウムと反応して析出物を生成し易く、この析出物が
印刷機の水元ローラーに付着すると水上がりを悪くした
り水ムラを起こすなどして印刷トラブルを発生させる原
因となることが知られている。このため軟水化装置を用
いて、使用する水のカルシウム濃度を予め低減させる措
置をとったり、カルシウムの隠蔽剤としてEDTAなど
のキレート剤を湿し水に添加したりする軟水化処理がお
こなわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、軟水
化装置の使用はコストの面で不利なばかりでなく、イン
キや印刷用紙から湿し水中へ溶出するカルシウムには効
果がない。これに対してカルシウム隠蔽剤として湿し水
にキレート剤を添加する方法は特開平11−10544
9、特開平4−235096に示されており、インキや
用紙から溶出するカルシウムに対しても、その析出を防
止する効果を持つが、これまで使用されていたカルシウ
ム隠蔽剤はカルシウム塩を溶解する能力が高いためにカ
ルシウム塩の析出を抑える効果を示すものであった。こ
のためこれらのカルシウム隠蔽剤は用紙やインキからの
カルシウムの溶出を促進する傾向がある。このため湿し
水の使用開始直後は良好なカルシウム隠蔽効果を示す
が、使用するにつれて湿し水中のカルシウム濃度が増加
してしまい長期に渡って印刷機の水元ローラ上の析出を
防止することはできなかった。
【0006】また別の問題として、単に軟水化処理をお
こなったのみの湿し水はインキと乳化し易いことがあ
る。このような湿し水を使用して印刷をおこなうと、イ
ンキが湿し水中に溶出し易いために画像部と非画像部の
境界に滲みが発生する、いわゆる浮き汚れが起こりやす
いという問題がある。
【0007】本発明はこれらの問題を解決し、インキや
用紙からのカルシウムの溶出を促進せずに、かつ良好な
カルシウム隠蔽効果を示し、長期に渡って印刷機ローラ
上の析出を防止すると共に、浮き汚れの発生をも防止し
良好な印刷適性を示す平版印刷用湿し水組成物を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成する
ため、従来使用されているカルシウム隠蔽剤では用紙や
インキからのカルシウムの溶出を促進してしまい、湿し
水中のカルシウム濃度が増加し、長期間析出を防止する
ことが出来ないので、従来使用されていないカルシウム
隠蔽剤を使用すると共に、単に軟水処理をおこなったの
みの湿し水の使用ではインキと乳化し易いため、所謂浮
き汚れが発生するので、乳化抑制剤を併用使用すること
によって解決するもので、本発明は、親水性皮膜形成剤
とアセチレングリコール類及びアセチレンアルコール類
から選ばれる乳化抑制剤の少なくとも1種と有機ホスホ
ン酸を含有することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】 以下、本発明を詳細に説明す
る。本発明の湿し水組成物にはカルシウム隠蔽剤として
有機ホスホン酸が添加される。特に1−ヒドロキシエタ
ン−1,1−ジホスホン酸および下記一般式(I)で表
される化合物を用いることは好ましい。 一般式(I)
【化2】
【0010】以下に本発明の湿し水組成物に用いられる
有機ホスホン酸の具体例を示すが、本発明はこれらの化
合物に限定されるものではない。
【0011】
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】
【0012】これらの化合物の内、化3、化5、化6お
よび化11の1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホ
ン酸が、用紙やインキからのカルシウム溶出を促進せず
にカルシウムを隠蔽する能力に特に優れており、本発明
の湿し水組成物に特に好ましく用いられる。
【0013】本発明の湿し水はこれらの化合物の少なく
とも1種を含有させ、その総量が使用液1リットル当た
り0.01g〜1.0gとなるように含有させることが
好ましい。特に1リットル当たり0.025g〜0.5
gの範囲で含有させることによって必要以上にカルシウ
ムを溶かし出すことなく、溶出した分のカルシウムイオ
ンを充分に隠蔽することが可能であり、通し枚数が多く
なっても給水ローラーに汚れが付着して水上がりに悪影
響を与えることがない。1リットル当たり1.0gより
多い量を添加した場合は、インキ中のカルシウムイオン
にまでこれらの化合物の影響が及んでしまい、インキの
流動性の悪化や色調の変動を招ねき易くなり安定的に印
刷することが困難となってしまう。
【0014】本発明の湿し水組成物は乳化抑制剤として
アセチレングリコール類及びアセチレンアルコール類か
ら選ばれる少なくとも1種の化合物を含有する。具体的
な化合物としては3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3
−オール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン
−4,7−ジオール、プロパルギルアルコール(2−プ
ロピン−1−オール)、3−ブチン−1−オール、1−
ブチン−3−オール、2−ブチン−1,4−ジオール、
3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、
が挙げられる。特に3,5−ジメチル−1−ヘキシン−
3−オール、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシ
ン−4,7−ジオールはインキの乳化抑制効果が高く、
好ましく用いることが出来る。これらの乳化抑制剤の総
量を使用液1リットル当たり0.01g〜1.0g含有
させることで前記の有機ホスホン酸を添加した湿し水で
もインキが湿し水に溶出するのを抑えることができ、浮
き汚れの発生を防止することが出来る。
【0015】本発明の湿し水の親水性皮膜形成剤として
は親水性高分子化合物が好ましく用いられる。具体的な
化合物としてはカルボキシメチルセルロース(CM
C)、アラビアガム、澱粉誘導体(デキストリン、酵素
変性デキストリン、アルファー化澱粉、リン酸澱粉、カ
ルボキシメチル澱粉、ヒドロキシアルキル澱粉など)、
繊維誘導体(カルボキシエチルセルロース、メチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルメチルセルロースなど)、アルギン酸ナトリ
ウム、アルギン酸プロピレングリコールなどが挙げられ
る。これらの化合物を少なくとも一種類以上組み合わせ
て、粘度1.05cSt〜3.00cStの範囲で使用
することで特に好ましい印刷適性が得られる。
【0016】更に、これらの親水性高分子の内、最も好
ましいのはアラビアガム、CMC、ヒドロキシプロピル
メチルセルロースであり、これらの化合物の総量を本発
明の湿し水に使用液状態で0.005〜0.05重量%
含有させることで粘度1.05cSt〜3cStの範囲
に調整することができ、良好な印刷適性を示す。親水性
皮膜形成剤の含有率が0.005重量%以下では湿し水
の粘度が低く、印刷時の水上がりが悪いために版面に十
分な湿し水を供給することができない。一方、0.05
重量%以上含有させた場合は印刷時においてインキの乳
化が進んでしまいインキの滲みなどが発生し、印刷品質
に悪影響を及ぼしてしまう。
【0017】本発明の湿し水には、粘度を上げて給水口
一ラーの水上がりを良くしたり、表面張力を低下させて
濡れを良くしたり、乳化速度を速くして印刷濃度を安定
させる目的でIPAを添加することもできる。IPAを
添加することで給水ローラーに多少の汚れが付着して
も、水上がりが良くなることで補われ印刷トラブルが軽
減される傾向がある。しかしながらIPAは作業環境上
その使用は好ましくなく、最近は種々のIPA代替物質
が提案されている。これらのIPA代替物質を使用した
場合は給水ローラーが汚れるとすぐに水上がりの不良を
起こす傾向がある。本発明の湿し水はローラーの汚れ付
着防止に優れた効果を示すので、これらのIPA代替物
質を使用した場合でも印刷トラブルを起こしにくい。
【0018】IPA代替物質としてはグリコール類など
の溶剤を用いることができ、好ましく用いられる具体例
としては、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、トリプロビレングリコール、
エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコー
ルエチルエーテル、エチレングリコールプロピルエーテ
ル、エチレングリコールブチルエーテル、ジエチレング
リコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチル
エーテル、ジエチレングリコールプロピルエーテル、ジ
エチレングリコールブチルエーテル、プロピレングリコ
ールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエー
テル、プロピレングリコールプロピルエーテル、プロピ
レングリコールブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエー
テル、ジプロピレングリコールプロピルエーテル、ジプ
ロピレングリコールブチルエーテルなどが挙げられる。
【0019】本発明の湿し水には有機酸、無機酸及びそ
れらの塩が使用できる。これらは湿し水のpH緩衝剤と
して作用すると共にインキ中から溶け出してくる脂肪酸
などが非画像部に付着して感脂性となるのを防ぎ版面を
適度にエッチングする効果が見られる。具体的な有機酸
としてはクエン酸、アスコルビン酸、リンゴ酸、酒石
酸、ぎ酸、プロピオン酸、コハク酸、グルタル酸、マレ
イン酸、フマル酸、マロン酸、乳酸、酢酸、グルコン
酸、蓚酸、有機ホスホン酸等が挙げられる。無機酸とし
てはリン酸、硝酸、硫酸、ポリリン酸等が挙げられ、こ
れらはアルカリ金属塩、アンモニウム塩などとして良好
に用いられる。更にこれらの効果を高める為に有機アミ
ン類を加えることも望ましい。
【0020】本発明の湿し水には乳化安定性、濡れ性の
向上と、親水性皮膜形成剤の添加による画像部の感脂性
の低下を抑える為に界面活性剤などを加えることも望ま
しい。これにより、汚れの発生が少なく良好な感脂性が
保たれ、安定した印刷濃度が維持される。界面活性剤と
してはポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロッ
クポリマーやポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
アルキルエーテルなどが好適に用いられ、具体的には旭
電化製のアデカプルロニックL−31、L−44、L−
62、P−84などのアデカプルロニック類(「アデ
カ」は登録商標)、第一工業製のエパン410、42
0、485、785などのエパン類(「エパン」は登録
商標)、日光ケミカル製のニッコールPBC−31、P
BC−34、PBC−41、PBC−44などのニッコ
ールPBC類(「ニッコール」は登録商標)等が挙げら
れる。
【0021】また、本発明の湿し水には防腐剤を加える
ことも望ましい。湿し水中の親水性高分子は徹生物の影
響で徐々に分解され粘性が次第に低下してしまう為、防
腐剤や防黴剤の添加が望ましく具体的にはサリチル酸、
フェノール、フェノールパラ安息香酸ブチル、デヒドロ
酢酸ナトリウム、4−イソチアゾロン3オン、1,2−
ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
【0022】また、本発明の湿し水には防錆剤を加える
ことも望ましい。印刷機のローラー等は常に湿し水によ
つて影響を受ける。長期の使用によっても印刷機を傷め
ない為には防錆剤の使用が望ましく具体的には硝酸塩、
アミン類の塩、1H−ベンゾトリアゾールなどが挙げら
れる。
【0023】本発明の湿し水は運搬や管理の点で、20
〜1000倍の濃縮液として供給することが望ましい。
【0024】
【実施例】次に本発明を実施例により具体的に説明す
る。次に示す2種の湿し水組成(A)、(B)を基本組
成として、これに表1に示す化合物をそれぞれ添加して
実施例1〜3、7〜9および比較例4〜6、10〜11
の湿し水を調整した。
【0025】 <湿し水組成(A)> 水 700ml カルボキシメチルセルロース 0.4g 界面活性剤(エパン785:第一工業製) 0.4g 乳化抑制剤(表1参照) 0.05g クエン酸 0.85g KOH 0.25g 硝酸マグネシウム 0.04g Ca隠蔽剤(表1参照) 0.1g 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン 0.1g 水を加えて 1000ml KOHでpH=4.0に調整。
【0026】 <湿し水組成(B)> 水 700ml エチレングリコールモノブチルエーテル 5.0g ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.1g 界面活性剤(アデカプルロニックL−31:旭電化製) 0.3g 乳化抑制剤(表1参照) 0.2g クエン酸 0.1g KOH 0.03g 硝酸アンモニウム 0.4g Ca隠蔽剤(表1参照) 0.1g 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン 0.1g 水を加えて 1000ml KOHでpH=4.0に調整。
【0027】このようにして調整した実施例および比較
例の湿し水を使用し、三菱印刷機ダイヤ給水装置を用い
て50,000枚の印刷実験をおこない、給水ローラー
の汚れと印用物の浮き汚れの発生を観察して評価をおこ
なった。
【0028】給水ローラの汚れ: ○:50,000枚の印刷をおこなっても全く析出物の
発生がない。 △:50,000枚の印刷をおこなった時点で少量の析
出物の発生が認められた。 ×:5,000枚程度の印刷をおこなった時点から汚れ
が認められた。
【0029】浮き汚れ: ○:5,000枚の印刷をおこなっても全く滲みがな
い。 ×:1,000枚程度の印刷をおこなった時点から滲み
が認められた。
【0030】
【表1】 乳化抑制剤(a):2,4,7,9−テトラメチル−5
−デシン−4,7−ジオール 乳化抑制剤(b):3,5−ジメチル−1−ヘキシン−
3−オール
【0031】表1に示したように、本発明の湿し水を用
いて印刷をおこなった場合は、50,000枚の印刷を
おこなっても給水ローラーに汚れが付着するようなこと
がなく、しかも浮き汚れも発生せずに全て良好な印刷適
性で印刷をおこなうことが出来た。それに対して比較例
4、6、12の湿し水を用いたときは5,000枚程度
の印刷をおこなった時点から給水ローラーに汚れが認め
られると共に水上がりが不均一となり印刷物上にも汚れ
が出るものが見られ、それ以上の印刷には適さない状態
となった。比較例5、11の湿し水を用いた場合は、給
水ローラに汚れは見られなかったものの、画像部と非画
像部の境界が滲み高品質な印刷物を作り続けることが出
来なかった。
【0032】
【発明の効果】 以上示したように請求項1に記載の発
明によれば親水性皮膜形成剤とアセチレングリコール類
及びアセチレンアルコール類から選ばれる乳化抑制剤の
少なくとも1種と有機ホスホン酸を含有するので、キレ
ート剤と乳化抑制剤の併用作用により、インキや用紙か
らのカルシウムの溶出を促進せずに、かつ良好なカルシ
ウム隠蔽効果を有するので、インキや印刷物から溶出す
るカルシウムに起因する給水ローラー上の析出による汚
れを長期に渡って防止すると共に、インキの乳化抑制効
果により印刷物の浮き汚れの発生を防止し、長期に渡っ
て適切な印刷適正を保った印刷をおこなうことができ
る。
【0033】また、請求項2に記載の発明によれば乳化
抑制剤を3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール
および/または2,4,7,9−テトラメチル−5−デ
シン−4,7−ジオールとしたので、よりインキの乳化
抑制効果が高く、浮き汚れの発生をさらに効果的に防止
することが出来る。
【0034】また、請求項3に記載の発明によれば有機
ホスホン酸が下記一般式(I)で表される化合物である
ので、用紙やインキからのカルシウム溶出を促進するこ
とがなく、更に、カルシウム隠蔽効果がより優れている
ので、析出物がより生成し難いという効果を有するの
で、より長期に渡って適切な印刷適正を保った印刷をお
こなうことができる。 (一般式I)
【化14】
【0035】また、請求項4に記載の発明によれば有機
ホスホン酸が1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホ
ン酸であるので、用紙やインキからのカルシウム溶出を
促進することがなく、更に、カルシウム隠蔽効果がより
優れているので、析出物がより生成し難いという効果を
有するので、より長期に渡って適切な印刷適正を保った
印刷をおこなうことができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性皮膜形成剤とアセチレングリコー
    ル類及びアセチレンアルコール類から選ばれる乳化抑制
    剤の少なくとも1種と有機ホスホン酸を含有することを
    特徴とする平版印刷用湿し水組成物。
  2. 【請求項2】 乳化抑制剤が3,5−ジメチル−1−ヘ
    キシン−3−オールおよび/または2,4,7,9−テ
    トラメチル−5−デシン−4,7−ジオールであること
    を特徴とする請求項1に記載の平版印刷用湿し水組成
    物。
  3. 【請求項3】 有機ホスホン酸が下記一般式(I)で表
    される化合物であることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の平版印刷用湿し水組成物。 (一般式I) 【化1】
  4. 【請求項4】 有機ホスホン酸が1−ヒドロキシエタン
    −1,1−ジホスホン酸であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の平版印刷用湿し水組成物。
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