JP2001198150A - 発熱袋及びその使用方法 - Google Patents
発熱袋及びその使用方法Info
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- JP2001198150A JP2001198150A JP2000010884A JP2000010884A JP2001198150A JP 2001198150 A JP2001198150 A JP 2001198150A JP 2000010884 A JP2000010884 A JP 2000010884A JP 2000010884 A JP2000010884 A JP 2000010884A JP 2001198150 A JP2001198150 A JP 2001198150A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚と下着のあいだに装着して使用する発熱
袋であって、発熱袋の熱を効率よく身体に伝達すること
ができ、安定した発熱特性を保持することができると共
に、発熱袋を貼り付けた直後の冷たさ、発熱袋を剥すと
きの痛み、及び貼り付けた部位にかゆみやかぶれを生じ
ることがなく、発汗した場合にも発熱袋が装着部から脱
落することがなく、発汗による不快感を生じることもな
い発熱袋を開発すること、及びその使用方法を提供する
ことである。 【解決手段】 発熱袋の片面は通気性を有するとともに
粘着部を有し、他の片面は粘着部を有しない構造とし、
該通気性を有するとともに粘着部を有する面を下着の内
側に貼りつけ、粘着部を有しない面を皮膚に接触させる
構成とした発熱袋とする。また、この構成の発熱袋を、
皮膚と下着の間で、通気性と粘着性を有する面を下着の
内側に貼りつけ、他の片面を皮膚に接触させて用いる。
袋であって、発熱袋の熱を効率よく身体に伝達すること
ができ、安定した発熱特性を保持することができると共
に、発熱袋を貼り付けた直後の冷たさ、発熱袋を剥すと
きの痛み、及び貼り付けた部位にかゆみやかぶれを生じ
ることがなく、発汗した場合にも発熱袋が装着部から脱
落することがなく、発汗による不快感を生じることもな
い発熱袋を開発すること、及びその使用方法を提供する
ことである。 【解決手段】 発熱袋の片面は通気性を有するとともに
粘着部を有し、他の片面は粘着部を有しない構造とし、
該通気性を有するとともに粘着部を有する面を下着の内
側に貼りつけ、粘着部を有しない面を皮膚に接触させる
構成とした発熱袋とする。また、この構成の発熱袋を、
皮膚と下着の間で、通気性と粘着性を有する面を下着の
内側に貼りつけ、他の片面を皮膚に接触させて用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱袋及びその使
用方法に関する。更に詳しくは、本発明は空気中の酸素
と接触して発熱する発熱組成物またはシート状発熱体が
通気性の袋に収納されてなり、皮膚に直接接触させて人
体を暖めるための発熱袋及びその使用方法に関する。
用方法に関する。更に詳しくは、本発明は空気中の酸素
と接触して発熱する発熱組成物またはシート状発熱体が
通気性の袋に収納されてなり、皮膚に直接接触させて人
体を暖めるための発熱袋及びその使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から鉄粉等の被酸化性金属粉、活性
炭、無機電解質、水を主成分とし、空気中の酸素と接触
して発熱する発熱組成物を通気性の袋に収納した発熱袋
がかいろ等として広く利用されている。これらの発熱袋
の一般的な構造としては、空気中の酸素と接触して発熱
する、被酸化性金属粉、活性炭、無機電解質、水等を混
合した湿った粉末状の発熱組成物が、通気性の偏平状袋
に収納されて発熱袋とされている。また、粉末状発熱組
成物に替えて多数の空隙を有する不織布などのシート状
物に前記発熱組成物を保持させたシート状発熱体を偏平
状袋に収納して発熱袋とされたものもある。これらの発
熱袋は、使用される迄の期間中、外部の空気と遮断し、
かつ水分が外部へ逸散することを防ぐために、さらに非
通気性の外袋に密封保存される。これらの発熱袋は、使
用の際、下着の間などに挟むか、あるいは袋を有する保
持具等に入れて装着されている。
炭、無機電解質、水を主成分とし、空気中の酸素と接触
して発熱する発熱組成物を通気性の袋に収納した発熱袋
がかいろ等として広く利用されている。これらの発熱袋
の一般的な構造としては、空気中の酸素と接触して発熱
する、被酸化性金属粉、活性炭、無機電解質、水等を混
合した湿った粉末状の発熱組成物が、通気性の偏平状袋
に収納されて発熱袋とされている。また、粉末状発熱組
成物に替えて多数の空隙を有する不織布などのシート状
物に前記発熱組成物を保持させたシート状発熱体を偏平
状袋に収納して発熱袋とされたものもある。これらの発
熱袋は、使用される迄の期間中、外部の空気と遮断し、
かつ水分が外部へ逸散することを防ぐために、さらに非
通気性の外袋に密封保存される。これらの発熱袋は、使
用の際、下着の間などに挟むか、あるいは袋を有する保
持具等に入れて装着されている。
【0003】一方、発熱袋の装着を容易にするために、
偏平状発熱袋の片面に通気性を持たせ、他の片面のほぼ
全面にわたってベタ若しくは適宜模様状に非転着性の粘
着剤層(粘着部と同じ意味)を設け、この粘着剤層を有
する面を下着の上から貼り付ける構成とした発熱袋が提
案されている(実公昭56−34735号公報)。ま
た、通気性包材の通気量を制限し発熱持続時間を長くす
る目的で通気性面に粘着剤層を部分的に設けた発熱袋も
提案されている(実開平3−96816号公報)。この
ほか、発熱袋の周辺部分に接着テープを帯状に貼着した
発熱袋(実開昭62−119914号公報)、あるいは
両面接着テープを貼り付けるようにした発熱袋(実用新
案登録第1686986号公報)なども提案されてい
る。
偏平状発熱袋の片面に通気性を持たせ、他の片面のほぼ
全面にわたってベタ若しくは適宜模様状に非転着性の粘
着剤層(粘着部と同じ意味)を設け、この粘着剤層を有
する面を下着の上から貼り付ける構成とした発熱袋が提
案されている(実公昭56−34735号公報)。ま
た、通気性包材の通気量を制限し発熱持続時間を長くす
る目的で通気性面に粘着剤層を部分的に設けた発熱袋も
提案されている(実開平3−96816号公報)。この
ほか、発熱袋の周辺部分に接着テープを帯状に貼着した
発熱袋(実開昭62−119914号公報)、あるいは
両面接着テープを貼り付けるようにした発熱袋(実用新
案登録第1686986号公報)なども提案されてい
る。
【0004】上記の提案されている発熱袋は、いずれも
下着の上(下着の外側)から貼り付けて使用する構成の
発熱袋である。これらの技術を適用した発熱袋が多数市
販されている。そして、それらの発熱袋の使用方法ある
いは使用上の注意書には、「下着の上から貼って・・・
・」「衣類の上から貼って・・・・」などの表示が記載
されており、いずれも発熱袋の粘着剤面を下着の上から
(下着の外側)から体の方に向けて貼る構成であること
が示唆されている。これらの発熱袋は、貼るタイプの発
熱袋(以下、貼るタイプと記す)と称されて広く使用さ
れている。
下着の上(下着の外側)から貼り付けて使用する構成の
発熱袋である。これらの技術を適用した発熱袋が多数市
販されている。そして、それらの発熱袋の使用方法ある
いは使用上の注意書には、「下着の上から貼って・・・
・」「衣類の上から貼って・・・・」などの表示が記載
されており、いずれも発熱袋の粘着剤面を下着の上から
(下着の外側)から体の方に向けて貼る構成であること
が示唆されている。これらの発熱袋は、貼るタイプの発
熱袋(以下、貼るタイプと記す)と称されて広く使用さ
れている。
【0005】さらに貼るタイプ発熱袋における発熱袋か
ら身体への熱伝達性を向上させ、発熱袋の軽量化、薄型
化をはかった発熱袋として、偏平状袋の片面に通気性を
持たせ、他の片面に粘着部を設け、粘着部の面を皮膚に
直接貼るようにした発熱袋も開発されている。また、皮
膚に直接貼りつけている時の皮膚のかゆみやかぶれ発生
の防止などの目的で粘着剤層の面積を30〜70%とす
ることも提案(特開平9−557号公報)されている。
このほか粘着部に替えて水分含有ゲル層を皮膚に貼る面
とした発熱袋も開発されている。これらの発熱袋はいず
れも皮膚に直接貼ることから直貼りタイプの発熱袋(以
下、直貼りタイプと記す)と称されている。
ら身体への熱伝達性を向上させ、発熱袋の軽量化、薄型
化をはかった発熱袋として、偏平状袋の片面に通気性を
持たせ、他の片面に粘着部を設け、粘着部の面を皮膚に
直接貼るようにした発熱袋も開発されている。また、皮
膚に直接貼りつけている時の皮膚のかゆみやかぶれ発生
の防止などの目的で粘着剤層の面積を30〜70%とす
ることも提案(特開平9−557号公報)されている。
このほか粘着部に替えて水分含有ゲル層を皮膚に貼る面
とした発熱袋も開発されている。これらの発熱袋はいず
れも皮膚に直接貼ることから直貼りタイプの発熱袋(以
下、直貼りタイプと記す)と称されている。
【0006】これらの貼るタイプの発熱袋、直貼りタイ
プの発熱袋は、寒冷等に対して暖を採る目的の発熱袋の
ほか、夏場の冷房による冷え過ぎの防止、生理痛、神経
痛、筋肉痛等の緩解、疲労回復などを目的とした医療用
具としても利用されている。
プの発熱袋は、寒冷等に対して暖を採る目的の発熱袋の
ほか、夏場の冷房による冷え過ぎの防止、生理痛、神経
痛、筋肉痛等の緩解、疲労回復などを目的とした医療用
具としても利用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
貼るタイプ及び直貼りタイプの発熱袋には次のような問
題点があった。すなわち、貼るタイプの発熱袋は下着の
上から装着することから身体へ効率よく熱伝達されない
という不都合があった。また、このことから所望の温か
さ、所望の持続時間を得るためには発熱組成物の量を多
く必要とする結果、発熱袋が重く、嵩高となるほか、着
衣が薄着の場合などでは発熱袋を装着している状態が外
部から見え易いという不都合もあった。
貼るタイプ及び直貼りタイプの発熱袋には次のような問
題点があった。すなわち、貼るタイプの発熱袋は下着の
上から装着することから身体へ効率よく熱伝達されない
という不都合があった。また、このことから所望の温か
さ、所望の持続時間を得るためには発熱組成物の量を多
く必要とする結果、発熱袋が重く、嵩高となるほか、着
衣が薄着の場合などでは発熱袋を装着している状態が外
部から見え易いという不都合もあった。
【0008】さらに貼るタイプ発熱袋のうち、通気性面
に粘着剤層を部分的に設けた発熱袋の場合には、装着中
の体位の変化などによる身体と発熱袋の密着度によって
通気性が変化するために、ぬるくなったり、あつすぎる
など一定した温かさが得られないという欠点があった。
また、接着テープを帯び状に貼った発熱袋、あるいは両
面粘着テープを貼りつけるようにした発熱袋は、製造工
程が複雑となるほか、使用する際に繁雑さがあること
や、粘着力不足となることから、市場から消え去ってい
る状況である。
に粘着剤層を部分的に設けた発熱袋の場合には、装着中
の体位の変化などによる身体と発熱袋の密着度によって
通気性が変化するために、ぬるくなったり、あつすぎる
など一定した温かさが得られないという欠点があった。
また、接着テープを帯び状に貼った発熱袋、あるいは両
面粘着テープを貼りつけるようにした発熱袋は、製造工
程が複雑となるほか、使用する際に繁雑さがあること
や、粘着力不足となることから、市場から消え去ってい
る状況である。
【0009】一方、直貼りタイプの発熱袋は、皮膚面に
直接貼り付けることから、発熱特性の変化が直ちに装着
部分の皮膚面に伝わり、やけどを生じさせ易くなる虞が
あり、やけどの虞を避けるために発熱特性を所望の発熱
特性よりも低めに設定せざるを得ないという不都合があ
った。
直接貼り付けることから、発熱特性の変化が直ちに装着
部分の皮膚面に伝わり、やけどを生じさせ易くなる虞が
あり、やけどの虞を避けるために発熱特性を所望の発熱
特性よりも低めに設定せざるを得ないという不都合があ
った。
【0010】さらに、発熱袋を貼る時に冷たさを感じる
こと、はがす時には痛みを感じること、貼りつけている
皮膚部分にかゆみ、あるいはかぶれを生じる場合がある
という不都合があった。さらに、使用中に発汗した場合
には、汗により粘着部が剥がれるために発熱体が脱落す
ること、及び汗により不快感を生じるという不都合もあ
った。
こと、はがす時には痛みを感じること、貼りつけている
皮膚部分にかゆみ、あるいはかぶれを生じる場合がある
という不都合があった。さらに、使用中に発汗した場合
には、汗により粘着部が剥がれるために発熱体が脱落す
ること、及び汗により不快感を生じるという不都合もあ
った。
【0011】また、皮膚に貼る面の粘着部の面積を少な
くした場合においても、貼りつけている皮膚部分のかゆ
みやかぶれの発生を防止することができなかった。一
方、粘着部に替えて、水−ゲル層を用いた場合において
は使用する際の冷たさを解消することができなかった。
このほか発熱袋が皮膚に直に貼り付けられているため
に、皮膚の伸縮が妨げられたことによる、引きつり感な
どの違和感を伴うという不都合もあった。
くした場合においても、貼りつけている皮膚部分のかゆ
みやかぶれの発生を防止することができなかった。一
方、粘着部に替えて、水−ゲル層を用いた場合において
は使用する際の冷たさを解消することができなかった。
このほか発熱袋が皮膚に直に貼り付けられているため
に、皮膚の伸縮が妨げられたことによる、引きつり感な
どの違和感を伴うという不都合もあった。
【0012】以上のことから、本発明の課題は、発熱袋
の装着が容易であるとともに、発熱袋の熱を効率よく身
体に伝えることができ、安定した発熱特性を保持するこ
とができ、発熱袋を貼り付けた直後の冷たさ、発熱袋を
剥すときの痛み、及び貼り付けた部位にかゆみやかぶれ
が生じることがなく、発汗した場合にも発熱袋が装着部
から脱落することがなく、発汗による不快感を生じるこ
とがなく、装着中に違和感の生じることのない発熱袋を
開発すること、及びその使用方法を提供することであ
る。
の装着が容易であるとともに、発熱袋の熱を効率よく身
体に伝えることができ、安定した発熱特性を保持するこ
とができ、発熱袋を貼り付けた直後の冷たさ、発熱袋を
剥すときの痛み、及び貼り付けた部位にかゆみやかぶれ
が生じることがなく、発汗した場合にも発熱袋が装着部
から脱落することがなく、発汗による不快感を生じるこ
とがなく、装着中に違和感の生じることのない発熱袋を
開発すること、及びその使用方法を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、粉体状の発熱
組成物又はシート状発熱体を収納した偏平状袋の片面を
通気性を有するとともに粘着部を有し、他の片面は粘着
部を有しない構造とし、該通気性を有するとともに粘着
部を有する面を下着の内側に貼りつけて装着し、粘着部
を有しない面を皮膚に接触させる構造とした発熱袋にす
ることにより、これらの問題点を解消し得ることを見出
した。また、この構造の発熱袋を、皮膚と下着の間で、
通気性と粘着性を有する面を下着の内側に貼りつけ、他
の片面を皮膚に接触させて用いることによりこれらの問
題点が解消し得ることを見出し本発明に到達した。
課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、粉体状の発熱
組成物又はシート状発熱体を収納した偏平状袋の片面を
通気性を有するとともに粘着部を有し、他の片面は粘着
部を有しない構造とし、該通気性を有するとともに粘着
部を有する面を下着の内側に貼りつけて装着し、粘着部
を有しない面を皮膚に接触させる構造とした発熱袋にす
ることにより、これらの問題点を解消し得ることを見出
した。また、この構造の発熱袋を、皮膚と下着の間で、
通気性と粘着性を有する面を下着の内側に貼りつけ、他
の片面を皮膚に接触させて用いることによりこれらの問
題点が解消し得ることを見出し本発明に到達した。
【0014】すなわち本発明は、空気中の酸素と接触し
て発熱する発熱組成物又はシート状発熱体が偏平状袋に
収納された、人体を暖めるための発熱袋であって、該発
熱袋の片面(通気性粘着面)は通気性を有するとともに
粘着部を有し、他の片面(非粘着面)は粘着部を有しな
い構造とし、下着と皮膚との間において、該発熱袋の通
気性粘着面を下着の内側に貼り付けて下着に固定するこ
とによって該通気性粘着面を人体の外側に向けることで
安定した通気性状態に保持し、非粘着面を皮膚に接触さ
せて人体を直接暖める機能を有することを特徴とする発
熱袋である。
て発熱する発熱組成物又はシート状発熱体が偏平状袋に
収納された、人体を暖めるための発熱袋であって、該発
熱袋の片面(通気性粘着面)は通気性を有するとともに
粘着部を有し、他の片面(非粘着面)は粘着部を有しな
い構造とし、下着と皮膚との間において、該発熱袋の通
気性粘着面を下着の内側に貼り付けて下着に固定するこ
とによって該通気性粘着面を人体の外側に向けることで
安定した通気性状態に保持し、非粘着面を皮膚に接触さ
せて人体を直接暖める機能を有することを特徴とする発
熱袋である。
【0015】また本発明は、空気中の酸素と接触して発
熱する発熱組成物又はシート状発熱体が偏平状袋に収納
された発熱袋を下着と皮膚の間に保持させて人体を暖め
る方法であって、該発熱袋の片面(通気性粘着面)は通
気性を有するとともに粘着部を有し、他の片面(非粘着
面)は粘着部を有しない構造であり、該発熱袋の通気性
粘着面を下着の内側に貼りつけ、非粘着面を皮膚に接触
させて用いることを特徴とする発熱袋の使用方法であ
る。
熱する発熱組成物又はシート状発熱体が偏平状袋に収納
された発熱袋を下着と皮膚の間に保持させて人体を暖め
る方法であって、該発熱袋の片面(通気性粘着面)は通
気性を有するとともに粘着部を有し、他の片面(非粘着
面)は粘着部を有しない構造であり、該発熱袋の通気性
粘着面を下着の内側に貼りつけ、非粘着面を皮膚に接触
させて用いることを特徴とする発熱袋の使用方法であ
る。
【0016】本発明において下着とは、人体に直に纏う
衣類を意味するものであり、通常下着と称される衣類の
ほか、ワイシャツ、ブラウス、ポロシャツなどを直に身
に纏っている場合には、それらも下着に含められる。
衣類を意味するものであり、通常下着と称される衣類の
ほか、ワイシャツ、ブラウス、ポロシャツなどを直に身
に纏っている場合には、それらも下着に含められる。
【0017】本発明の発熱袋は、発熱袋の片面(通気性
粘着面)には通気性を持たせると共に粘着部を設け、他
の片面(非粘着面)には粘着部を設けない構造にし、そ
してこの発熱袋を下着と皮膚の間で通気性粘着面を下着
の内側に貼り付けて装着する構成としたものである。こ
のことにより、発熱袋の粘着部が皮膚に接触することが
なくなり、装着時の冷たさや、剥がす際の痛みを感じる
こともなく、装着中の皮膚面にかゆみやかぶれを生じる
ことがなくなり、貼りつけに伴う違和感等も解消するこ
とができるようになった。
粘着面)には通気性を持たせると共に粘着部を設け、他
の片面(非粘着面)には粘着部を設けない構造にし、そ
してこの発熱袋を下着と皮膚の間で通気性粘着面を下着
の内側に貼り付けて装着する構成としたものである。こ
のことにより、発熱袋の粘着部が皮膚に接触することが
なくなり、装着時の冷たさや、剥がす際の痛みを感じる
こともなく、装着中の皮膚面にかゆみやかぶれを生じる
ことがなくなり、貼りつけに伴う違和感等も解消するこ
とができるようになった。
【0018】さらに本発明は、発熱袋の通気性面が下着
の内側に貼り付けられること、つまり通気性面が人体の
外側に向いており、皮膚面など密着した際に通気性を阻
害するような面に接触していないことから、装着中の姿
勢や動き等に影響されることなしに所望の発熱特性を保
持することができるようになったものである。このほか
皮膚に直接貼ることなしに身体に発熱袋の熱を効率良く
伝えることができることから、発熱袋の発熱組成物の量
を低減させることができ、軽量で、薄く、しかも所望の
持続時間を得ることができる。
の内側に貼り付けられること、つまり通気性面が人体の
外側に向いており、皮膚面など密着した際に通気性を阻
害するような面に接触していないことから、装着中の姿
勢や動き等に影響されることなしに所望の発熱特性を保
持することができるようになったものである。このほか
皮膚に直接貼ることなしに身体に発熱袋の熱を効率良く
伝えることができることから、発熱袋の発熱組成物の量
を低減させることができ、軽量で、薄く、しかも所望の
持続時間を得ることができる。
【0019】さらに、本発明の発熱袋において、発熱袋
の皮膚に接触する面の包装材は、粘着部を有しないこと
から比較的任意に設定することができ、例えば肌触りな
どの感触、熱伝達性、吸水性などを考慮して任意の素
材、任意の形態にすることが可能になり、使用中の違和
感を解消することができる。
の皮膚に接触する面の包装材は、粘着部を有しないこと
から比較的任意に設定することができ、例えば肌触りな
どの感触、熱伝達性、吸水性などを考慮して任意の素
材、任意の形態にすることが可能になり、使用中の違和
感を解消することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明は、下着と皮膚の間に装着
して人体を暖める発熱袋及びその発熱袋の使用方法に適
用される。本発明の発熱袋は、粉体状発熱組成物又はシ
ート状発熱体が偏平状袋に収納されており、発熱袋の片
面(通気性粘着面)が通気性を有すると共に粘着部を有
し、他の片面(非粘着面)が粘着部を有せず、この通気
性粘着面を下着の内側に貼り付け、非粘着面を皮膚に接
触させて用いるように構成した発熱袋である。
して人体を暖める発熱袋及びその発熱袋の使用方法に適
用される。本発明の発熱袋は、粉体状発熱組成物又はシ
ート状発熱体が偏平状袋に収納されており、発熱袋の片
面(通気性粘着面)が通気性を有すると共に粘着部を有
し、他の片面(非粘着面)が粘着部を有せず、この通気
性粘着面を下着の内側に貼り付け、非粘着面を皮膚に接
触させて用いるように構成した発熱袋である。
【0021】本発明の発熱袋において、偏平状袋の通気
性粘着面には、通気性を有すると共に粘着部を有する包
装材が用いられる。通常は通気性包装材の外表面に部分
的に粘着剤を塗布若しくは印刷することなどによって粘
着部を設け、通気性と粘着性を一つの面に保持させるこ
とが行われる。
性粘着面には、通気性を有すると共に粘着部を有する包
装材が用いられる。通常は通気性包装材の外表面に部分
的に粘着剤を塗布若しくは印刷することなどによって粘
着部を設け、通気性と粘着性を一つの面に保持させるこ
とが行われる。
【0022】通気性の包装材として通常は、不織布、織
布、紙等の単独包装材のほか、微細な貫通孔を有する多
孔質フィルムの単独包装材、不織布または織布にポリエ
チレンフィルム等がラミネートされた非通気性の包装材
に微細な孔を開けて通気性を持たせた包装材、不織布と
多孔質フィルムを貼り合せた包装材、あるいは繊維が積
層され熱圧着されて通気性を制御された不織布より成る
包装材等を例示することができる。
布、紙等の単独包装材のほか、微細な貫通孔を有する多
孔質フィルムの単独包装材、不織布または織布にポリエ
チレンフィルム等がラミネートされた非通気性の包装材
に微細な孔を開けて通気性を持たせた包装材、不織布と
多孔質フィルムを貼り合せた包装材、あるいは繊維が積
層され熱圧着されて通気性を制御された不織布より成る
包装材等を例示することができる。
【0023】ここで、多孔質フィルムとは、メタノール
バブリング法による最大孔径が0.001〜20μm程
度の微細な貫通孔を有するフィルムであり、例えば合成
樹脂フィルムを二軸延伸することによって貫通孔を設け
たもの、あるいは溶融したポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどに炭酸カルシウムなどの無機系微細粉末を分散さ
せた後、フィルム状に押出し、得られたフィルムをさら
に延伸させて、貫通孔を設けたもの等である。これら多
孔質フィルムの市販品としては、例えば(株)トクヤマ
製のポーラム及びNFシート、積水化学工業(株)製の
セルポア、日東電工(株)製のブレスロン等がある。ま
た、繊維が積層され熱圧着されて通気性を制御された不
織布よりなる包装材には、デュポン(株)製のタイベッ
ク等がある。
バブリング法による最大孔径が0.001〜20μm程
度の微細な貫通孔を有するフィルムであり、例えば合成
樹脂フィルムを二軸延伸することによって貫通孔を設け
たもの、あるいは溶融したポリエチレン、ポリプロピレ
ンなどに炭酸カルシウムなどの無機系微細粉末を分散さ
せた後、フィルム状に押出し、得られたフィルムをさら
に延伸させて、貫通孔を設けたもの等である。これら多
孔質フィルムの市販品としては、例えば(株)トクヤマ
製のポーラム及びNFシート、積水化学工業(株)製の
セルポア、日東電工(株)製のブレスロン等がある。ま
た、繊維が積層され熱圧着されて通気性を制御された不
織布よりなる包装材には、デュポン(株)製のタイベッ
ク等がある。
【0024】本発明の発熱袋において、上記のように通
気性粘着面には通気性を有すると共に粘着部が設けられ
る。粘着部に用いられる粘着剤は、所望の粘着力を有
し、下着へ転着を生じることがなく、人体や環境に悪影
響を及ぼすことがなく、かつ発熱袋として使用されるま
での長期保存中に変質することがないものであればいか
なるものでも用いることができる。例えばその構成成分
としてアクリル酸系ポリマー、ゴム系ポリマー、酢酸ビ
ニル系ポリマーなどが用いられる。また、粘着部の表面
は、通常は使用されるまでの期間、他の物に粘着しない
ように、剥離紙などにより被覆される。
気性粘着面には通気性を有すると共に粘着部が設けられ
る。粘着部に用いられる粘着剤は、所望の粘着力を有
し、下着へ転着を生じることがなく、人体や環境に悪影
響を及ぼすことがなく、かつ発熱袋として使用されるま
での長期保存中に変質することがないものであればいか
なるものでも用いることができる。例えばその構成成分
としてアクリル酸系ポリマー、ゴム系ポリマー、酢酸ビ
ニル系ポリマーなどが用いられる。また、粘着部の表面
は、通常は使用されるまでの期間、他の物に粘着しない
ように、剥離紙などにより被覆される。
【0025】粘着部が設けられる位置に特に制限はない
が、少ない面積で効率よく下着に貼り付けるために、通
気性粘着面に均一に分散して設けることが好ましい。通
気性粘着面は、例えば、通気性の包装材に予め粘着剤を
部分的に印刷したり、非通気性包装材のほぼ全面に粘着
剤を塗布した後針孔を開けて通気性にする等の方法によ
り得ることもできる。
が、少ない面積で効率よく下着に貼り付けるために、通
気性粘着面に均一に分散して設けることが好ましい。通
気性粘着面は、例えば、通気性の包装材に予め粘着剤を
部分的に印刷したり、非通気性包装材のほぼ全面に粘着
剤を塗布した後針孔を開けて通気性にする等の方法によ
り得ることもできる。
【0026】粘着部の面積割合は、通常は通気性粘着面
の面積全体の5〜95%であり、好ましくは20〜70
%である。粘着部の面積割合が5%以下の場合は、発熱
袋が下着から剥がれやすくなり、一方95%以上の場合
は粘着部の占有面積が多くなるために、通気孔の設定が
難しくなる不都合がある。
の面積全体の5〜95%であり、好ましくは20〜70
%である。粘着部の面積割合が5%以下の場合は、発熱
袋が下着から剥がれやすくなり、一方95%以上の場合
は粘着部の占有面積が多くなるために、通気孔の設定が
難しくなる不都合がある。
【0027】本発明の発熱袋において、通気性粘着面に
粘着部を設ける際の、粘着部の形状に関しては、粘着部
を水玉模様状、斑点状、亀甲状、ストライプ状、あるい
は格子状に設けることもでき、その形状に特に制限され
るものではない。さらに、単位面積当たり塗布される粘
着剤の量についても特に限定されるものではない。粘着
剤の塗布分布に関しても特に制限されるものではない
が、発熱特性の均一化をはかるために、袋全体にほぼ均
一な通気性状態に設定することが好ましく、その点か
ら、粘着剤の塗布分布もほぼ均一な分布を有するものが
好都合である。しかし、通気性包装材の通気孔の分布と
粘着剤塗布パターンを適宜調整することによって、比較
的任意な分布で本発明の目的を達成することもできる。
粘着部を設ける際の、粘着部の形状に関しては、粘着部
を水玉模様状、斑点状、亀甲状、ストライプ状、あるい
は格子状に設けることもでき、その形状に特に制限され
るものではない。さらに、単位面積当たり塗布される粘
着剤の量についても特に限定されるものではない。粘着
剤の塗布分布に関しても特に制限されるものではない
が、発熱特性の均一化をはかるために、袋全体にほぼ均
一な通気性状態に設定することが好ましく、その点か
ら、粘着剤の塗布分布もほぼ均一な分布を有するものが
好都合である。しかし、通気性包装材の通気孔の分布と
粘着剤塗布パターンを適宜調整することによって、比較
的任意な分布で本発明の目的を達成することもできる。
【0028】本発明の発熱袋において、通気性粘着面の
通気性とは、粘着剤が塗布された状態での通気性を意味
するものである。その通気性をJIS P8117に規
定する気体透過度、JIS L1018に規定する通気
性、あるいはJIS Z0208で規定する透湿度で表
すこともできる。しかし、それらの試験方法は通気孔の
孔径、測定時の包装材表裏面の圧力差、包装材の吸湿性
などによって、測定値と発熱特性との相関性が変動する
不都合がある。このため、本発明においては、先に本出
願人らが提案した酸素拡散量(特開平11−30579
号公報)で通気性を規定することとする。酸素拡散量の
概念を以下に説明する。
通気性とは、粘着剤が塗布された状態での通気性を意味
するものである。その通気性をJIS P8117に規
定する気体透過度、JIS L1018に規定する通気
性、あるいはJIS Z0208で規定する透湿度で表
すこともできる。しかし、それらの試験方法は通気孔の
孔径、測定時の包装材表裏面の圧力差、包装材の吸湿性
などによって、測定値と発熱特性との相関性が変動する
不都合がある。このため、本発明においては、先に本出
願人らが提案した酸素拡散量(特開平11−30579
号公報)で通気性を規定することとする。酸素拡散量の
概念を以下に説明する。
【0029】ここで言う酸素拡散量とは、20℃、相対
湿度65%、大気圧の条件下において、通気性包装材の
片面を大気に曝し、一方、反対側の面には酸素を含まな
いキャリヤーガス(窒素)を包装材単位面積当たり0.
193Nl/cm2/h(ノルマルリットル/平方セン
チメートル/時間)の流量で包装材の面を掃気するよう
に流して測定した時の、大気側からキャリヤーガス側に
拡散する酸素の量で通気性を表現する方法である。この
測定方法は、大気側と、キャリヤーガス側との圧力差を
ほぼ零に保った状態で測定することから、通気孔の大小
による測定値変動の影響を受けにくいこと、片面が大気
に曝されており、他の片面がキャリヤーガス側の酸素濃
度が大気中に比べて著しく低い状態、すなわち発熱袋の
使用中における発熱袋内の酸素濃度に近い状態に保たれ
た条件下で測定されることから、通気性の測定値と発熱
特性との間に高い相関性を有する優れた特徴がある。
湿度65%、大気圧の条件下において、通気性包装材の
片面を大気に曝し、一方、反対側の面には酸素を含まな
いキャリヤーガス(窒素)を包装材単位面積当たり0.
193Nl/cm2/h(ノルマルリットル/平方セン
チメートル/時間)の流量で包装材の面を掃気するよう
に流して測定した時の、大気側からキャリヤーガス側に
拡散する酸素の量で通気性を表現する方法である。この
測定方法は、大気側と、キャリヤーガス側との圧力差を
ほぼ零に保った状態で測定することから、通気孔の大小
による測定値変動の影響を受けにくいこと、片面が大気
に曝されており、他の片面がキャリヤーガス側の酸素濃
度が大気中に比べて著しく低い状態、すなわち発熱袋の
使用中における発熱袋内の酸素濃度に近い状態に保たれ
た条件下で測定されることから、通気性の測定値と発熱
特性との間に高い相関性を有する優れた特徴がある。
【0030】本発明の発熱袋の通気性は、通常は酸素拡
散量で450〜1500Nl/m2/24h(ノルマル
リットル/平方メートル/24時間)、好ましくは60
0〜1200Nl/m2/24hである。酸素拡散量が
450Nl/m2/24h以下では発熱温度が低すぎ、
1500Nl/m2/24h以上ではあつくなりすぎる
不都合がある。このほか、本発明の発熱袋は、皮膚と下
着の間に装着するものであり、発熱袋が皮膚に接触した
状態で熱が皮膚に伝わるものであることから発熱袋全体
がほぼ均一な発熱特性を有するように設計することが好
ましい。
散量で450〜1500Nl/m2/24h(ノルマル
リットル/平方メートル/24時間)、好ましくは60
0〜1200Nl/m2/24hである。酸素拡散量が
450Nl/m2/24h以下では発熱温度が低すぎ、
1500Nl/m2/24h以上ではあつくなりすぎる
不都合がある。このほか、本発明の発熱袋は、皮膚と下
着の間に装着するものであり、発熱袋が皮膚に接触した
状態で熱が皮膚に伝わるものであることから発熱袋全体
がほぼ均一な発熱特性を有するように設計することが好
ましい。
【0031】本発明の発熱袋において、皮膚と接触する
非粘着面は粘着部を設けない構成とされる。従ってその
素材は、肌触り、熱伝導性、汗などに対する吸水性な
ど、所望する特性に応じて適宜設定することができる。
例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
等の非通気性フィルムの単独包装材、あるいは不織布ま
たは織布にポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム等を貼り合せた包装材、更にこれらの表面に起毛処
理した包装材等を挙げることができる。
非粘着面は粘着部を設けない構成とされる。従ってその
素材は、肌触り、熱伝導性、汗などに対する吸水性な
ど、所望する特性に応じて適宜設定することができる。
例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム
等の非通気性フィルムの単独包装材、あるいは不織布ま
たは織布にポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィ
ルム等を貼り合せた包装材、更にこれらの表面に起毛処
理した包装材等を挙げることができる。
【0032】また、本発明の発熱袋において、発汗した
場合には汗が吸収されるように、非粘着面の包装材を、
公定水分率が2.0以上の吸水性の繊維を主成分とする
不織布または織布を用いた包装材で構成されることが好
ましい。公定水分率が2.0以上の吸水性の繊維として
は、綿、絹、麻、ウール、ポリアクリロニトリル系合成
繊維、ポリアミド系合成繊維、ポリビニルアルコール系
合成繊維、アセテート繊維、トリアセテート繊維、再生
繊維等を例示することができる。さらに、吸水性が優れ
た不織布として、高吸水性ポリマーを不織布に保持させ
た不織布等を用いることもできる。なお、これらの繊維
を主成分とする不織布または織布は、皮膚に対して感触
が比較的良好なものでもある。
場合には汗が吸収されるように、非粘着面の包装材を、
公定水分率が2.0以上の吸水性の繊維を主成分とする
不織布または織布を用いた包装材で構成されることが好
ましい。公定水分率が2.0以上の吸水性の繊維として
は、綿、絹、麻、ウール、ポリアクリロニトリル系合成
繊維、ポリアミド系合成繊維、ポリビニルアルコール系
合成繊維、アセテート繊維、トリアセテート繊維、再生
繊維等を例示することができる。さらに、吸水性が優れ
た不織布として、高吸水性ポリマーを不織布に保持させ
た不織布等を用いることもできる。なお、これらの繊維
を主成分とする不織布または織布は、皮膚に対して感触
が比較的良好なものでもある。
【0033】さらに、非粘着面の包装材に、汗の吸収性
の高い高吸水性の包装材を用いることもできる。例え
ば、表面が高吸水性樹脂で被覆された繊維を含む不織
布、中空状で表面に多数の微細孔を有する繊維を含む不
織布、断面形状が多数の襞もしくは複層状等を形成する
ことによって毛細管作用を持たせた繊維を含む不織布な
どが用いられる。
の高い高吸水性の包装材を用いることもできる。例え
ば、表面が高吸水性樹脂で被覆された繊維を含む不織
布、中空状で表面に多数の微細孔を有する繊維を含む不
織布、断面形状が多数の襞もしくは複層状等を形成する
ことによって毛細管作用を持たせた繊維を含む不織布な
どが用いられる。
【0034】このほか、非粘着面の包装材に、吸水性無
機化合物を保持させた不織布、あるいはフイルムを用い
ることもできる。例えば、不織布に珪藻土、ゼオライ
ト、シリカゲルなどの粉末を保持させた不織布、シリ
カ、アルミナ等の粉末をポリエチレンなどの合成樹脂に
比較的多量に保持させたフイルム等も用いることができ
る。
機化合物を保持させた不織布、あるいはフイルムを用い
ることもできる。例えば、不織布に珪藻土、ゼオライ
ト、シリカゲルなどの粉末を保持させた不織布、シリ
カ、アルミナ等の粉末をポリエチレンなどの合成樹脂に
比較的多量に保持させたフイルム等も用いることができ
る。
【0035】さらに、非粘着面の包装材に、所望により
抗菌性を付与することもできる。本発明に用いることが
できる抗菌剤としては、人体の生理機能に影響を及ぼさ
ず安全性が高いこと、および廃棄された場合においても
有害物質を生じないものである。このような抗菌剤の種
類としては、無機系、第四アンモニウム系、グアニジン
系、フェノール系、脂肪酸エステル系、および天然物系
など各種のものがある。抗菌剤を包装材に含有させる方
法に特に制限はないが、例えば、抗菌剤を、不織布、織
布、フィルム、紙、その他の包装材にグラビヤロール方
式、ディップロール方式等により塗布、含浸したり、散
布、あるいは印刷等の方法によって付着させることもで
きる。
抗菌性を付与することもできる。本発明に用いることが
できる抗菌剤としては、人体の生理機能に影響を及ぼさ
ず安全性が高いこと、および廃棄された場合においても
有害物質を生じないものである。このような抗菌剤の種
類としては、無機系、第四アンモニウム系、グアニジン
系、フェノール系、脂肪酸エステル系、および天然物系
など各種のものがある。抗菌剤を包装材に含有させる方
法に特に制限はないが、例えば、抗菌剤を、不織布、織
布、フィルム、紙、その他の包装材にグラビヤロール方
式、ディップロール方式等により塗布、含浸したり、散
布、あるいは印刷等の方法によって付着させることもで
きる。
【0036】本発明の発熱袋において、非粘着面にも通
気性を持たせた場合には、その面が皮膚に密着したとき
に通気性が阻害されるために、体位の変化などの使用状
態によって発熱特性に変動を生じることから、発熱袋の
通気性を通常は通気性粘着面のみとされる。
気性を持たせた場合には、その面が皮膚に密着したとき
に通気性が阻害されるために、体位の変化などの使用状
態によって発熱特性に変動を生じることから、発熱袋の
通気性を通常は通気性粘着面のみとされる。
【0037】しかしながら本発明の発熱袋は、発熱袋の
非粘着面の包装材に通気性を持たせることを排除するも
のではない。すなわち、非粘着面の包装材を皮膚に密着
した場合においても通気性が確保し得るような包装材が
選択された場合、あるいは下着の通気性が特異な性質を
持つような場合を考慮して、非粘着面に通気性を持たせ
ることもできる。さらに発熱特性に若干の変動を許容す
るような場合には非粘着面に通気性を持たせることがで
きる。
非粘着面の包装材に通気性を持たせることを排除するも
のではない。すなわち、非粘着面の包装材を皮膚に密着
した場合においても通気性が確保し得るような包装材が
選択された場合、あるいは下着の通気性が特異な性質を
持つような場合を考慮して、非粘着面に通気性を持たせ
ることもできる。さらに発熱特性に若干の変動を許容す
るような場合には非粘着面に通気性を持たせることがで
きる。
【0038】しかし、それらの場合においても発熱袋の
通気性粘着面に通気性の主体を持たせることが好まし
く、非粘着面の通気性は、通気性粘着面の通気性の通常
は1/2以下、好ましくは1/3以下とされる。このよ
うに、非粘着面の包装材にも通気性を持たせた場合に
は、通常はその通気量の大きさに対応して通気性粘着面
の通気性が適宜調製される。
通気性粘着面に通気性の主体を持たせることが好まし
く、非粘着面の通気性は、通気性粘着面の通気性の通常
は1/2以下、好ましくは1/3以下とされる。このよ
うに、非粘着面の包装材にも通気性を持たせた場合に
は、通常はその通気量の大きさに対応して通気性粘着面
の通気性が適宜調製される。
【0039】本発明の発熱袋において、空気中の酸素と
接触して発熱する発熱組成物とは、被酸化性金属粉、活
性炭、無機電解質、及び水を含む混合物であり、このほ
か保水剤等が加えられる場合もあり、湿った粉体状物で
ある。これらは、従来から公知のものが使用される。被
酸化性金属粉としては鉄粉、アルミニウム粉などである
が、通常は鉄粉が用いられ、還元鉄粉、アトマイズド鉄
粉、電解鉄粉等が利用される。活性炭は反応助剤の他、
保水剤としても使用され、通常は椰子殻炭、木粉炭、ピ
ート炭等が用いられる。
接触して発熱する発熱組成物とは、被酸化性金属粉、活
性炭、無機電解質、及び水を含む混合物であり、このほ
か保水剤等が加えられる場合もあり、湿った粉体状物で
ある。これらは、従来から公知のものが使用される。被
酸化性金属粉としては鉄粉、アルミニウム粉などである
が、通常は鉄粉が用いられ、還元鉄粉、アトマイズド鉄
粉、電解鉄粉等が利用される。活性炭は反応助剤の他、
保水剤としても使用され、通常は椰子殻炭、木粉炭、ピ
ート炭等が用いられる。
【0040】無機電解質としては、アルカリ金属、アル
カリ土類金属、重金属の塩化物、及び硫酸塩等が好まし
く、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カル
シウム、塩化マグネシウム、塩化第二鉄、硫酸ナトリウ
ム等が用いられる。
カリ土類金属、重金属の塩化物、及び硫酸塩等が好まし
く、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カル
シウム、塩化マグネシウム、塩化第二鉄、硫酸ナトリウ
ム等が用いられる。
【0041】保水剤としては、保水性の高いものである
とともに、発熱袋の長期保存中に変質を生じないもので
あれば特に限定されず、例えば真珠岩粉末、バーミキュ
ライト、木粉、高分子吸水剤等が用いられる。
とともに、発熱袋の長期保存中に変質を生じないもので
あれば特に限定されず、例えば真珠岩粉末、バーミキュ
ライト、木粉、高分子吸水剤等が用いられる。
【0042】発熱組成物の組成割合は、目的とする発熱
性能などによって異なり、一概には特定できないが、例
えば被酸化性金属粉100重量部に対し、活性炭2.0
〜35重量部、無機電解質0.5〜8.5重量部、水2
0〜50重量部、保水剤0.1〜20重量部である。そ
の他、所望により、固結防止剤等を加えることもでき
る。
性能などによって異なり、一概には特定できないが、例
えば被酸化性金属粉100重量部に対し、活性炭2.0
〜35重量部、無機電解質0.5〜8.5重量部、水2
0〜50重量部、保水剤0.1〜20重量部である。そ
の他、所望により、固結防止剤等を加えることもでき
る。
【0043】また、本発明の発熱袋において、前記の粉
体状の発熱組成物に替えて、不織布などの多数の空隙を
有するシート状物に、被酸化性金属粉、活性炭、無機電
解質、及び水を保持させたシート状発熱体を偏平状の通
気性袋に収納した構成とすることもできる。このシート
状発熱体の構造及び製造方法については特に制限される
ことがなく公知のものを用いることができる。
体状の発熱組成物に替えて、不織布などの多数の空隙を
有するシート状物に、被酸化性金属粉、活性炭、無機電
解質、及び水を保持させたシート状発熱体を偏平状の通
気性袋に収納した構成とすることもできる。このシート
状発熱体の構造及び製造方法については特に制限される
ことがなく公知のものを用いることができる。
【0044】例えば、繊維が不規則に積層され、内部
に多数の空隙を有するシート状の支持体に被酸化性金属
粉を分散、保持させた後、これに活性炭を懸濁した無機
電解質水溶液を含浸させたシート状発熱体(特開平3−
152894号公報)、あるいは多数の空隙を有する
不織布aの下面に不織布bを接着剤を用いて重ね合わ
せ、この不織布aの上面に発熱組成物粉体を散布して空
隙に保持させ、次いで該不織布aの上面に不織布cを重
ね合わせ、型圧縮機で加熱圧縮したのち、水または無機
電解質水溶液を含浸させたシート状発熱体(特開平8−
112303号公報)などを挙げることができる。この
ほか、抄紙により調製されたシート状物に発熱組成物を
保持させたシート状発熱体、あるいは抄紙の際に発熱組
成物を抄き混んでシート状とした発熱体を用いることも
できる。
に多数の空隙を有するシート状の支持体に被酸化性金属
粉を分散、保持させた後、これに活性炭を懸濁した無機
電解質水溶液を含浸させたシート状発熱体(特開平3−
152894号公報)、あるいは多数の空隙を有する
不織布aの下面に不織布bを接着剤を用いて重ね合わ
せ、この不織布aの上面に発熱組成物粉体を散布して空
隙に保持させ、次いで該不織布aの上面に不織布cを重
ね合わせ、型圧縮機で加熱圧縮したのち、水または無機
電解質水溶液を含浸させたシート状発熱体(特開平8−
112303号公報)などを挙げることができる。この
ほか、抄紙により調製されたシート状物に発熱組成物を
保持させたシート状発熱体、あるいは抄紙の際に発熱組
成物を抄き混んでシート状とした発熱体を用いることも
できる。
【0045】本発明の発熱袋は、使用される迄の期間
中、非通気性の外袋に密封保存される。発熱袋の大きさ
は、発熱袋の装着部位によっても異なり、一概には特定
できないが、通常は発熱袋の片面の面積として10〜7
00cm2、好ましくは20〜400cm2程度であ
る。また発熱袋の形状としては、矩形状に限らず、円形
状、楕円形状、動物あるいは植物をかたどった形状のも
のとすることもできる。
中、非通気性の外袋に密封保存される。発熱袋の大きさ
は、発熱袋の装着部位によっても異なり、一概には特定
できないが、通常は発熱袋の片面の面積として10〜7
00cm2、好ましくは20〜400cm2程度であ
る。また発熱袋の形状としては、矩形状に限らず、円形
状、楕円形状、動物あるいは植物をかたどった形状のも
のとすることもできる。
【0046】本発明の発熱袋の使用方法は、通気性の偏
平状袋に発熱組成物が収納されて発熱袋とされており、
該発熱袋の通気性粘着面は通気性を有するとともに粘着
部を有し、非粘着面が粘着部を有せず、該通気性粘着面
を下着の内側に貼り付け、該非粘着面を皮膚に直接接触
させて用いる発熱袋の使用方法である。すなわち、本発
明の発熱袋の使用方法は、以上に述べてきた本発明の発
熱袋を、通気性粘着面を下着の内側に貼り付け、非粘着
面を皮膚に直接接触させる使用方法である。
平状袋に発熱組成物が収納されて発熱袋とされており、
該発熱袋の通気性粘着面は通気性を有するとともに粘着
部を有し、非粘着面が粘着部を有せず、該通気性粘着面
を下着の内側に貼り付け、該非粘着面を皮膚に直接接触
させて用いる発熱袋の使用方法である。すなわち、本発
明の発熱袋の使用方法は、以上に述べてきた本発明の発
熱袋を、通気性粘着面を下着の内側に貼り付け、非粘着
面を皮膚に直接接触させる使用方法である。
【0047】以下、本発明を、図1及び図2に基づいて
詳細に説明するが、本発明がこれらにより限定されるも
のではない。図1は本発明の発熱袋の一例を示す断面図
であり、粉体状の発熱組成物が偏平状の袋に収納されて
いる。図2はシート状発熱体が偏平状の袋に収納された
発熱袋の一例を示す断面図である。図1及び図2におい
て、通気性粘着面2が下着の内側に貼りつけられる面で
ある。また、非粘着面の包装材1は皮膚に接触する面で
ある。なお、通気性粘着面2は、通常は使用されるまで
のあいだ剥離紙などにより被覆されている。さらに、本
発明の発熱袋は、使用される迄の期間中、非通気性の外
袋に密封保存される。
詳細に説明するが、本発明がこれらにより限定されるも
のではない。図1は本発明の発熱袋の一例を示す断面図
であり、粉体状の発熱組成物が偏平状の袋に収納されて
いる。図2はシート状発熱体が偏平状の袋に収納された
発熱袋の一例を示す断面図である。図1及び図2におい
て、通気性粘着面2が下着の内側に貼りつけられる面で
ある。また、非粘着面の包装材1は皮膚に接触する面で
ある。なお、通気性粘着面2は、通常は使用されるまで
のあいだ剥離紙などにより被覆されている。さらに、本
発明の発熱袋は、使用される迄の期間中、非通気性の外
袋に密封保存される。
【0048】本発明の発熱袋を用いる際には、通気性粘
着面2が下着の内側に貼り付けられ、非粘着面1が皮膚
に直接接触するように装着される。このような方法で発
熱袋を下着と皮膚の間に装着することによって、安定し
た発熱特性が得られると共に、その熱を効率よく身体に
伝えることができる。本発明において、発熱袋の非粘着
面1は、粘着部を有せず、吸水性のある包装材或いは皮
膚に対して感触の良好な包装材とすることができるの
で、従来の直貼タイプ発熱袋のような貼り付けた直後の
冷たさ、発熱袋を剥すときの痛み、及び貼り付けた部位
のかゆみ、かぶれ等を生じることがなく、また発汗に伴
う不快感、発汗により発熱袋の脱落することもなく極め
て良好な使用感が得られる。このほか、皮膚に直接貼ら
ずに下着の内側に貼って使用することから、常時完全な
密着状態に保持されてはいないこと、及び使用中その装
着部位を比較的容易にずらすことが可能なことから、や
けどの虞を解消することができるとともに、比較的広範
囲な部分を暖めることができる。
着面2が下着の内側に貼り付けられ、非粘着面1が皮膚
に直接接触するように装着される。このような方法で発
熱袋を下着と皮膚の間に装着することによって、安定し
た発熱特性が得られると共に、その熱を効率よく身体に
伝えることができる。本発明において、発熱袋の非粘着
面1は、粘着部を有せず、吸水性のある包装材或いは皮
膚に対して感触の良好な包装材とすることができるの
で、従来の直貼タイプ発熱袋のような貼り付けた直後の
冷たさ、発熱袋を剥すときの痛み、及び貼り付けた部位
のかゆみ、かぶれ等を生じることがなく、また発汗に伴
う不快感、発汗により発熱袋の脱落することもなく極め
て良好な使用感が得られる。このほか、皮膚に直接貼ら
ずに下着の内側に貼って使用することから、常時完全な
密着状態に保持されてはいないこと、及び使用中その装
着部位を比較的容易にずらすことが可能なことから、や
けどの虞を解消することができるとともに、比較的広範
囲な部分を暖めることができる。
【0049】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明がこれらにより限定されるものではない。
るが、本発明がこれらにより限定されるものではない。
【0050】(実施例1)ナイロン不織布と多孔質ポリ
エチレンフィルムを貼り合せた通気性包装材(日東電工
(株)社製、ブレスロン)のナイロン不織布表面に、縦
方向及び横方向に10mmの間隔となるように径が6m
mの円形の粘着部を設け、偏平状袋の下着の内側に貼り
付ける通気性粘着面の包装材とした(粘着部の面積:2
8%)。なお、この粘着部を設けた後の包装材の通気性
を、20℃、相対湿度65%の下で、包装材の片面を大
気に曝し、片面に窒素を0.193Nl/cm2/hで
掃気するようにして流して測定した時の酸素拡散量が8
10Nl/m2/24hであった。この粘着性面に離型
紙を重ね合わせ下着に貼りつける面の包装材とした。一
方、坪量45g/m2ナイロン不織布と厚さ30μのポ
リエチレンフィルムを重ね合せた包装材を偏平状袋の非
粘着面の包装材とした。
エチレンフィルムを貼り合せた通気性包装材(日東電工
(株)社製、ブレスロン)のナイロン不織布表面に、縦
方向及び横方向に10mmの間隔となるように径が6m
mの円形の粘着部を設け、偏平状袋の下着の内側に貼り
付ける通気性粘着面の包装材とした(粘着部の面積:2
8%)。なお、この粘着部を設けた後の包装材の通気性
を、20℃、相対湿度65%の下で、包装材の片面を大
気に曝し、片面に窒素を0.193Nl/cm2/hで
掃気するようにして流して測定した時の酸素拡散量が8
10Nl/m2/24hであった。この粘着性面に離型
紙を重ね合わせ下着に貼りつける面の包装材とした。一
方、坪量45g/m2ナイロン不織布と厚さ30μのポ
リエチレンフィルムを重ね合せた包装材を偏平状袋の非
粘着面の包装材とした。
【0051】これらの包装材を長さ130mm、幅10
0mmに切断し、ポリエチレンフィルム面が互いに内側
となるようにして重ね合せ、3方の周辺部を加熱融着す
ることにより貼り合せて袋状に成形し偏平状袋を作成し
た。なお、貼り合せ部の幅は5mmとした。次に、鉄粉
10g、活性炭2g、木粉1g、バーミキュライト0.
5g、高分子吸水剤0.5g、塩化ナトリウム0.8
g、水6gを窒素雰囲気下で混合し発熱組成物を調製し
た。この発熱組成物を前記の偏平状袋に収納した後、残
る1辺を加熱融着することにより貼り合せて発熱袋とし
た。さらに、この発熱袋を非通気性の外袋に密封した。
なお、発熱袋は5袋製作した。この発熱袋を温度20
℃、相対湿度65%の試験室に約1週間放置した。
0mmに切断し、ポリエチレンフィルム面が互いに内側
となるようにして重ね合せ、3方の周辺部を加熱融着す
ることにより貼り合せて袋状に成形し偏平状袋を作成し
た。なお、貼り合せ部の幅は5mmとした。次に、鉄粉
10g、活性炭2g、木粉1g、バーミキュライト0.
5g、高分子吸水剤0.5g、塩化ナトリウム0.8
g、水6gを窒素雰囲気下で混合し発熱組成物を調製し
た。この発熱組成物を前記の偏平状袋に収納した後、残
る1辺を加熱融着することにより貼り合せて発熱袋とし
た。さらに、この発熱袋を非通気性の外袋に密封した。
なお、発熱袋は5袋製作した。この発熱袋を温度20
℃、相対湿度65%の試験室に約1週間放置した。
【0052】以上のように製作した発熱袋5袋につい
て、外袋から発熱袋を取り出し、温度10℃、相対湿度
50%の試験室で成人男性5人が通常の被服状態で腰部
に相当する下着の内側に、発熱袋の通気性粘着面を貼り
付けて、5時間にわたり使用感覚を調べた。また、この
間発熱袋に接触する皮膚表面の中心部と、皮膚に接触す
る発熱袋の中心部に温度センサーを取り付けて温度の変
化を測定した。さらに、発熱袋を取り外した直後にサー
モグラフ(日本アビオニクス(株)製、TVS200
0)によって発熱袋を装着していた部分の皮膚表面温度
を測定した。
て、外袋から発熱袋を取り出し、温度10℃、相対湿度
50%の試験室で成人男性5人が通常の被服状態で腰部
に相当する下着の内側に、発熱袋の通気性粘着面を貼り
付けて、5時間にわたり使用感覚を調べた。また、この
間発熱袋に接触する皮膚表面の中心部と、皮膚に接触す
る発熱袋の中心部に温度センサーを取り付けて温度の変
化を測定した。さらに、発熱袋を取り外した直後にサー
モグラフ(日本アビオニクス(株)製、TVS200
0)によって発熱袋を装着していた部分の皮膚表面温度
を測定した。
【0053】その結果、使用中、体位の変化などに係わ
りなく快適な温度感覚が得られた。また、図3に示すよ
うに発熱袋を装着しているときの皮膚表面温度は、発熱
袋の温度に接近しており、身体に対して効率よく熱が伝
えられていることが認められた。さらに、発熱袋を取り
外した直後のサーモグラフによる装着周辺部の温度測定
から、広い範囲にわたり温度が上昇していることが認め
られた。このほか発熱袋を取り外した後も暖かさが持続
した。なお、図3の温度は5人中の平均的な値の例を示
した。
りなく快適な温度感覚が得られた。また、図3に示すよ
うに発熱袋を装着しているときの皮膚表面温度は、発熱
袋の温度に接近しており、身体に対して効率よく熱が伝
えられていることが認められた。さらに、発熱袋を取り
外した直後のサーモグラフによる装着周辺部の温度測定
から、広い範囲にわたり温度が上昇していることが認め
られた。このほか発熱袋を取り外した後も暖かさが持続
した。なお、図3の温度は5人中の平均的な値の例を示
した。
【0054】(実施例2)木材パルプ製坪量40g/m
2、長さ120mm、幅90mmの不織布の上に、同じ
形状の木材パルプ製坪量60g/m2の下面を水で湿ら
せた不織布を重ね合わせ、この上に鉄粉12g、活性炭
2g、高分子吸水剤0.5g、エチレン・酢酸ビニル共
重合体樹脂粉末0.2gの混合物を散布しバイブレータ
ーで振動を与えて不織布の空隙に保持させた。さらにこ
の上に同じ形状の木材パルプ製坪量40g/m2の不織
布を重ね合わせた。次に、これを200℃に加熱された
エンボスロールに通すことによりシート状に成形した。
このシート状物に塩化ナトリウム10%を含む水溶液7
gを散布し、シート状発熱体を得た。
2、長さ120mm、幅90mmの不織布の上に、同じ
形状の木材パルプ製坪量60g/m2の下面を水で湿ら
せた不織布を重ね合わせ、この上に鉄粉12g、活性炭
2g、高分子吸水剤0.5g、エチレン・酢酸ビニル共
重合体樹脂粉末0.2gの混合物を散布しバイブレータ
ーで振動を与えて不織布の空隙に保持させた。さらにこ
の上に同じ形状の木材パルプ製坪量40g/m2の不織
布を重ね合わせた。次に、これを200℃に加熱された
エンボスロールに通すことによりシート状に成形した。
このシート状物に塩化ナトリウム10%を含む水溶液7
gを散布し、シート状発熱体を得た。
【0055】次に、前記のシート状発熱体を、実施例1
と同様にして製作した偏平状袋に収納し、発熱袋を得
た。さらにこの発熱袋を非通気性の外袋に密封して、温
度20℃、相対湿度65%の試験室に約1週間放置し
た。このように製作した発熱袋5袋について、実施例1
と同様に、成人男性5名による体感試験を行なった。
と同様にして製作した偏平状袋に収納し、発熱袋を得
た。さらにこの発熱袋を非通気性の外袋に密封して、温
度20℃、相対湿度65%の試験室に約1週間放置し
た。このように製作した発熱袋5袋について、実施例1
と同様に、成人男性5名による体感試験を行なった。
【0056】その結果、使用中、体位の変化などに係わ
りなく快適な温度が持続した。また、図4に示すように
発熱袋を装着しているときの皮膚表面温度は、発熱袋の
温度に接近しており、身体に対して効率よく熱が伝えら
れていることが認められた。さらに、発熱袋を取り外し
た直後のサーモグラフによる装着周辺部の温度測定か
ら、広い範囲にわたり温度が上昇していることが認めら
れた。このほか発熱袋を取り外した後も暖かさが持続し
た。なお、図4の温度は5人中の平均的な値の例を示
す。
りなく快適な温度が持続した。また、図4に示すように
発熱袋を装着しているときの皮膚表面温度は、発熱袋の
温度に接近しており、身体に対して効率よく熱が伝えら
れていることが認められた。さらに、発熱袋を取り外し
た直後のサーモグラフによる装着周辺部の温度測定か
ら、広い範囲にわたり温度が上昇していることが認めら
れた。このほか発熱袋を取り外した後も暖かさが持続し
た。なお、図4の温度は5人中の平均的な値の例を示
す。
【0057】(比較例1)ナイロン不織布と多孔質ポリ
エチレンフィルムを貼り合せた通気性包装材(日東電工
(株)社製、ブレスロン)のナイロン不織布表面に、縦
方向及び横方向に10mmの間隔となるように径が6m
mの円形にホットメルト樹脂を塗布し非通気性部を設け
た。この状態での包装材の通気性を実施例1と同様にし
て測定したところ、酸素拡散量で825Nl/m2/2
4hであった。これを通気性面の包装材とした。一方、
ナイロン不織布とポリエチレンフィルムを重ね合せた包
装材のナイロン不織布表面に縦方向及び横方向に10m
mの間隔となるように径が6mmの円形に粘着部を設
け、さらに離型紙を重ねあわせ偏平状袋の粘着剤側の包
装材とした。
エチレンフィルムを貼り合せた通気性包装材(日東電工
(株)社製、ブレスロン)のナイロン不織布表面に、縦
方向及び横方向に10mmの間隔となるように径が6m
mの円形にホットメルト樹脂を塗布し非通気性部を設け
た。この状態での包装材の通気性を実施例1と同様にし
て測定したところ、酸素拡散量で825Nl/m2/2
4hであった。これを通気性面の包装材とした。一方、
ナイロン不織布とポリエチレンフィルムを重ね合せた包
装材のナイロン不織布表面に縦方向及び横方向に10m
mの間隔となるように径が6mmの円形に粘着部を設
け、さらに離型紙を重ねあわせ偏平状袋の粘着剤側の包
装材とした。
【0058】これらの包装材を130×100mmの大
きさに切断し、ポリエチレン面が互いに接するようにし
て重ね合わせ、周辺部の三方を溶着して袋状物を製作し
た。次に、実施例1で用いた発熱組成物と同様の組成か
らなる発熱組成物を窒素雰囲気下で調製し、実施例1と
同様にして前記の偏平状袋に収納し発熱袋とした。さら
にこの発熱袋を非通気性の外袋に密封して、温度20
℃、相対湿度65%の試験室に約1週間放置した。
きさに切断し、ポリエチレン面が互いに接するようにし
て重ね合わせ、周辺部の三方を溶着して袋状物を製作し
た。次に、実施例1で用いた発熱組成物と同様の組成か
らなる発熱組成物を窒素雰囲気下で調製し、実施例1と
同様にして前記の偏平状袋に収納し発熱袋とした。さら
にこの発熱袋を非通気性の外袋に密封して、温度20
℃、相対湿度65%の試験室に約1週間放置した。
【0059】この発熱袋5袋について、外袋から発熱袋
を取り出し、温度10℃、相対湿度50%の試験室で成
人男性5人が通常の被服状態で腰部に相当する下着の内
側に、発熱袋の粘着部を有する面を貼り付け、通気性を
有する面が皮膚に接触するようにして装着し、5時間に
わたり使用感覚を調べた。また、この間発熱袋の接触す
る皮膚表面の中心部と、皮膚に接触する面の発熱袋の中
心部に温度センサーを取り付けて温度変化を測定した。
さらに、発熱袋を取り外した直後にサーモグラフ(日本
アビオニクス(株)製、TVS2000)によって発熱
袋を装着していた部分の皮膚表面温度を測定した。
を取り出し、温度10℃、相対湿度50%の試験室で成
人男性5人が通常の被服状態で腰部に相当する下着の内
側に、発熱袋の粘着部を有する面を貼り付け、通気性を
有する面が皮膚に接触するようにして装着し、5時間に
わたり使用感覚を調べた。また、この間発熱袋の接触す
る皮膚表面の中心部と、皮膚に接触する面の発熱袋の中
心部に温度センサーを取り付けて温度変化を測定した。
さらに、発熱袋を取り外した直後にサーモグラフ(日本
アビオニクス(株)製、TVS2000)によって発熱
袋を装着していた部分の皮膚表面温度を測定した。
【0060】その結果、使用中、ぬるく感じられたほ
か、椅子(布張り製)にもたれかかったような時には、
あたかみが感じられなくなるなど、体位の状態によって
温かさが著しく変化し、快適な温度感覚は得られなかっ
た。また、図5に示すように発熱袋を装着しているとき
の皮膚表面温度は、発熱袋の温度に接近しており、身体
に対して効率よく熱が伝えられていることが認められた
ものの、発熱量の著しく少ない時のあることが認められ
た。さらに、発熱袋を取り外した直後に、サーモグラフ
による装着周辺部の温度測定から、ほとんど暖まってい
ないことが認められた。図5の温度は5人中の平均的な
値の1例を示すものである。このことは、このような構
成の発熱袋(従来の直貼りタイプと同様の構成)を下着
の内側に貼り付けて使用した場合には、通気性面が皮膚
に密着することによって通気性が阻害されることから、
発熱不良を生じたものと考えられる。
か、椅子(布張り製)にもたれかかったような時には、
あたかみが感じられなくなるなど、体位の状態によって
温かさが著しく変化し、快適な温度感覚は得られなかっ
た。また、図5に示すように発熱袋を装着しているとき
の皮膚表面温度は、発熱袋の温度に接近しており、身体
に対して効率よく熱が伝えられていることが認められた
ものの、発熱量の著しく少ない時のあることが認められ
た。さらに、発熱袋を取り外した直後に、サーモグラフ
による装着周辺部の温度測定から、ほとんど暖まってい
ないことが認められた。図5の温度は5人中の平均的な
値の1例を示すものである。このことは、このような構
成の発熱袋(従来の直貼りタイプと同様の構成)を下着
の内側に貼り付けて使用した場合には、通気性面が皮膚
に密着することによって通気性が阻害されることから、
発熱不良を生じたものと考えられる。
【0061】(比較例2)市販品で大きさ130×95
mmの直貼りタイプ発熱袋を、実施例1と同様に、温度
10℃、相対湿度50%の試験室で成人男性5人が通常
の被服状態で腰部の皮膚面に直接貼って、5時間にわた
り使用感覚を調べた。また、この間実施例1と同様に発
熱袋及び皮膚面の温度を測定した。
mmの直貼りタイプ発熱袋を、実施例1と同様に、温度
10℃、相対湿度50%の試験室で成人男性5人が通常
の被服状態で腰部の皮膚面に直接貼って、5時間にわた
り使用感覚を調べた。また、この間実施例1と同様に発
熱袋及び皮膚面の温度を測定した。
【0062】その結果、貼り付ける際に、5人全員が冷
たさを感じた。また使用中、全員が貼り付けた皮膚面に
引きつるような違和感を感じていた。このほか5人中3
人が貼っている皮膚面に次第にかゆみを感じるようにな
った。さらに、貼りつけている部分での発汗により1名
が3時間後に発熱袋が脱落し、他の1名は4時間後に発
熱袋が発汗により臀部にずれてしまった。
たさを感じた。また使用中、全員が貼り付けた皮膚面に
引きつるような違和感を感じていた。このほか5人中3
人が貼っている皮膚面に次第にかゆみを感じるようにな
った。さらに、貼りつけている部分での発汗により1名
が3時間後に発熱袋が脱落し、他の1名は4時間後に発
熱袋が発汗により臀部にずれてしまった。
【0063】また、図6に発熱袋と皮膚温度について、
5人中の平均的な値の1例を示した。図6から、発熱袋
から身体に対して効率よく熱が伝えられていることは認
められたが、発熱体が脱落したため、実験を中断した。
5人中の平均的な値の1例を示した。図6から、発熱袋
から身体に対して効率よく熱が伝えられていることは認
められたが、発熱体が脱落したため、実験を中断した。
【0064】(比較例3)ナイロン不織布と多孔質ポリ
エチレンフィルムを貼り合せた通気性包装材(日東電工
(株)社製、ブレスロン)を20℃、相対湿度65%の
下で、包装材の片面を大気に曝し、片面に窒素を0.1
93Nl/cm2/hで掃気するようにして流して測定
した時の酸素拡散量が1010Nl/m2/24hであ
った。この包装材を通気性の包装材とした。一方、坪量
45g/m2ナイロン不織布と厚さ30μのポリエチレ
ンフィルムを重ね合せた包装材のナイロン不織布表面に
縦方向及び横方向に10mmの間隔となるように径が6
mmの円形に粘着部を設け、さらに離型紙を重ねあわせ
偏平状袋の粘着剤側の包装材とした。
エチレンフィルムを貼り合せた通気性包装材(日東電工
(株)社製、ブレスロン)を20℃、相対湿度65%の
下で、包装材の片面を大気に曝し、片面に窒素を0.1
93Nl/cm2/hで掃気するようにして流して測定
した時の酸素拡散量が1010Nl/m2/24hであ
った。この包装材を通気性の包装材とした。一方、坪量
45g/m2ナイロン不織布と厚さ30μのポリエチレ
ンフィルムを重ね合せた包装材のナイロン不織布表面に
縦方向及び横方向に10mmの間隔となるように径が6
mmの円形に粘着部を設け、さらに離型紙を重ねあわせ
偏平状袋の粘着剤側の包装材とした。
【0065】これらの包装材を長さ130mm、幅10
0mmに切断し、ポリエチレンフィルム面が互いに内側
となるようにして重ね合せ、3方の周辺部を加熱融着す
ることにより貼り合せて袋状に成形し偏平状袋を作成し
た。なお、貼り合せ部の幅は5mmとした。次に、鉄粉
16g、活性炭3.2g、木粉1.6g、バーミキュラ
イト0.85g、高分子吸水剤0.8g、塩化ナトリウ
ム1.3g、水9.6gを窒素雰囲気下で混合し発熱組
成物を調製した。この発熱組成物を前記の偏平状袋に収
納した後、残る1辺を加熱融着することにより貼り合せ
て発熱袋とした。この発熱袋は通常「貼るタイプの発熱
袋」と称されている構造のものである。さらに、この発
熱袋を非通気性の外袋に密封した。なお、発熱袋は5袋
製作した。この発熱袋を温度20℃、相対湿度65%の
試験室に約1週間放置した。
0mmに切断し、ポリエチレンフィルム面が互いに内側
となるようにして重ね合せ、3方の周辺部を加熱融着す
ることにより貼り合せて袋状に成形し偏平状袋を作成し
た。なお、貼り合せ部の幅は5mmとした。次に、鉄粉
16g、活性炭3.2g、木粉1.6g、バーミキュラ
イト0.85g、高分子吸水剤0.8g、塩化ナトリウ
ム1.3g、水9.6gを窒素雰囲気下で混合し発熱組
成物を調製した。この発熱組成物を前記の偏平状袋に収
納した後、残る1辺を加熱融着することにより貼り合せ
て発熱袋とした。この発熱袋は通常「貼るタイプの発熱
袋」と称されている構造のものである。さらに、この発
熱袋を非通気性の外袋に密封した。なお、発熱袋は5袋
製作した。この発熱袋を温度20℃、相対湿度65%の
試験室に約1週間放置した。
【0066】以上のように製作した発熱袋5袋につい
て、外袋から発熱袋を取り出し、温度10℃、相対湿度
50%の試験室で成人男性5人が通常の被服状態で腰部
に相当する下着の外側に、発熱袋の粘着面を貼り付け
て、5時間にわたり使用感覚を調べた。また、この間発
熱袋に接触する皮膚表面の中心部と、皮膚に接触する発
熱袋の中心部に温度センサーを取り付けて温度の変化を
測定した。さらに、発熱袋を取り外した直後にサーモグ
ラフ(日本アビオニクス(株)製、TVS2000)に
よって発熱袋を装着していた部分の皮膚表面温度を測定
した。
て、外袋から発熱袋を取り出し、温度10℃、相対湿度
50%の試験室で成人男性5人が通常の被服状態で腰部
に相当する下着の外側に、発熱袋の粘着面を貼り付け
て、5時間にわたり使用感覚を調べた。また、この間発
熱袋に接触する皮膚表面の中心部と、皮膚に接触する発
熱袋の中心部に温度センサーを取り付けて温度の変化を
測定した。さらに、発熱袋を取り外した直後にサーモグ
ラフ(日本アビオニクス(株)製、TVS2000)に
よって発熱袋を装着していた部分の皮膚表面温度を測定
した。
【0067】その結果、使用中、体位の変化などに係わ
りなくほぼ一定の温度感覚が得られたが、若干温度的に
低く感じられた。また、図7に示すように、発熱袋を装
着しているときの発熱袋の温度と皮膚表面温度に大きな
温度差があり、身体に対して熱の伝わりの悪いことが認
められた。なお、図3の温度は5人中の平均的な値の例
を示した。
りなくほぼ一定の温度感覚が得られたが、若干温度的に
低く感じられた。また、図7に示すように、発熱袋を装
着しているときの発熱袋の温度と皮膚表面温度に大きな
温度差があり、身体に対して熱の伝わりの悪いことが認
められた。なお、図3の温度は5人中の平均的な値の例
を示した。
【0068】
【発明の効果】本発明の発熱袋及びその使用方法によ
り、発熱袋を皮膚に貼ることなしに皮膚に直接接触させ
て人体を暖めることができるようになったことから、従
来の直貼り発熱袋の不具合点であった、発熱袋を貼り付
けた直後の冷たさ、貼り付けた部位のかゆみやかぶれの
発生、発熱袋を剥すときの痛み、及び発汗した場合に発
熱袋が脱落したり汗が吸収されず不快感を生じるなどの
問題点が全て解消された。また、使用中の体位の変化な
どに係わりなく安定した発熱特性を保持することができ
るようになった。さらに、発熱袋の熱を効率よく皮膚に
伝達できることから、発熱袋を軽量で、薄い物とするこ
とができ、装着時の違和感なしに、所望の持続時間を得
ることができるようになった。このため、寒さをしのぐ
ための暖を採る発熱袋のほか、夏の冷房による体調不良
の防止、生理痛、神経痛、筋肉痛等の緩解、疲労回復等
を目的とした医療用具としても優れた効果を得ることが
できるようになった。
り、発熱袋を皮膚に貼ることなしに皮膚に直接接触させ
て人体を暖めることができるようになったことから、従
来の直貼り発熱袋の不具合点であった、発熱袋を貼り付
けた直後の冷たさ、貼り付けた部位のかゆみやかぶれの
発生、発熱袋を剥すときの痛み、及び発汗した場合に発
熱袋が脱落したり汗が吸収されず不快感を生じるなどの
問題点が全て解消された。また、使用中の体位の変化な
どに係わりなく安定した発熱特性を保持することができ
るようになった。さらに、発熱袋の熱を効率よく皮膚に
伝達できることから、発熱袋を軽量で、薄い物とするこ
とができ、装着時の違和感なしに、所望の持続時間を得
ることができるようになった。このため、寒さをしのぐ
ための暖を採る発熱袋のほか、夏の冷房による体調不良
の防止、生理痛、神経痛、筋肉痛等の緩解、疲労回復等
を目的とした医療用具としても優れた効果を得ることが
できるようになった。
【図1】本発明の発熱袋(粉体状発熱組成物)の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】本発明の発熱袋(シート状発熱体)の一例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】実施例1の温度測定結果である。
【図4】実施例2の温度測定結果である。
【図5】比較例1の温度測定結果である。
【図6】比較例2の温度測定結果である。
【図7】比較例3の温度測定結果である。
1 発熱袋の非粘着面 2 発熱袋の通気性粘着面 3 粘着部 4 通気性部 5 発熱組成物 6 ヒートシール部 7 シート状発熱体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越智 幸史 神奈川県平塚市田村5181番地 日本パイオ ニクス株式会社平塚研究所内 Fターム(参考) 4C099 AA01 CA19 EA08 GA03 JA04 LA01 LA08 LA14 NA05
Claims (15)
- 【請求項1】 空気中の酸素と接触して発熱する発熱組
成物又はシート状発熱体が偏平状袋に収納された、人体
を暖めるための発熱袋であって、該発熱袋の片面(通気
性粘着面)は通気性を有するとともに粘着部を有し、他
の片面(非粘着面)は粘着部を有しない構造とし、下着
と皮膚との間において、該発熱袋の通気性粘着面を下着
の内側に貼り付けて下着に固定することによって該通気
性粘着面を人体の外側に向けることで安定した通気性状
態に保持し、非粘着面を皮膚に接触させて人体を直接暖
める機能を有することを特徴とする発熱袋。 - 【請求項2】 発熱組成物が、少なくとも被酸化性金属
粉、活性炭、無機電解質及び水を含む混合物である請求
項1に記載の発熱袋。 - 【請求項3】 シート状発熱体が、多数の空隙を有する
不織布または抄紙により成形されたシート状物に少なく
とも被酸化性金属粉、活性炭、無機電解質及び水を保持
させたものである請求項1に記載の発熱袋。 - 【請求項4】 粘着部が、通気性粘着面の表面に均一に
分散して設けられている請求項1に記載の発熱袋。 - 【請求項5】 粘着部の面積割合が、通気性粘着面の面
積全体の5〜95%である請求項1に記載の発熱袋。 - 【請求項6】 粘着部の面積割合が、通気性粘着面の面
積全体の20〜70%である請求項1に記載の発熱袋。 - 【請求項7】 通気性粘着面の通気性が、20℃、相対
湿度65%、大気圧の条件下において、該包装材の片面
を大気に曝し、該包装材の反対側の面に酸素を含まない
キャリヤーガス(窒素)を該包装材の単位面積当たり
0.193Nl/cm2/hの流量で該包装材の表面を
掃気するようにして流して測定した時の酸素拡散量で4
50〜1500Nl/m2/24hである請求項1に記
載の発熱袋。 - 【請求項8】 非粘着面が非通気性である請求項1に記
載の発熱袋。 - 【請求項9】 非粘着面の包装材が、公定水分率2.0
以上の吸水性の繊維を主成分とする不織布または織布を
用いた包装材である請求項1に記載の発熱袋。 - 【請求項10】 公定水分率2.0以上の吸水性の繊維
が、綿、絹、麻、ウール、ポリアクリロニトリル系合成
繊維、ポリアミド系合成繊維、ポリビニルアルコール系
合成繊維、アセテート繊維、トリアセテート繊維、及び
再生繊維から選ばれる一種以上である請求項9に記載の
発熱袋。 - 【請求項11】 非粘着面が高吸水性の包装材である請
求項1に記載の発熱袋。 - 【請求項12】 高吸水性の包装材が、高吸水性樹脂粉
末、ゼオライト、シリカゲル、または珪藻土を保持させ
た不織布を用いた包装材である請求項11に記載の発熱
袋。 - 【請求項13】 高吸水性の包装材が、高吸水性樹脂で
被覆された繊維を含む不織布、中空状で表面に多数の微
細孔を有する繊維を含む不織布、又は断面形状が多数の
襞若しくは復層状である繊維を含む不織布を用いた包装
材である請求項11に記載の発熱袋。 - 【請求項14】 発熱袋の大きさが、該発熱袋の片面の
面積で10〜70cm2である請求項1に記載の発熱
袋。 - 【請求項15】 空気中の酸素と接触して発熱する発熱
組成物又はシート状発熱体が偏平状袋に収納された発熱
袋を下着と皮膚の間に保持させて人体を暖める方法であ
って、該発熱袋の片面(通気性粘着面)は通気性を有す
るとともに粘着部を有し、他の片面(非粘着面)は粘着
部を有しない構造であり、該発熱袋の通気性粘着面を下
着の内側に貼りつけ、非粘着面を皮膚に接触させて用い
ることを特徴とする発熱袋の使用方法。
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|---|---|---|---|
| JP2000010884A JP2001198150A (ja) | 2000-01-19 | 2000-01-19 | 発熱袋及びその使用方法 |
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|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|
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