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JP2001187568A - 気圧式倍力装置 - Google Patents

気圧式倍力装置

Info

Publication number
JP2001187568A
JP2001187568A JP37508499A JP37508499A JP2001187568A JP 2001187568 A JP2001187568 A JP 2001187568A JP 37508499 A JP37508499 A JP 37508499A JP 37508499 A JP37508499 A JP 37508499A JP 2001187568 A JP2001187568 A JP 2001187568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
sleeve
reaction
stem
pressure chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37508499A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuya Koshu
敦哉 甲州
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP37508499A priority Critical patent/JP2001187568A/ja
Publication of JP2001187568A publication Critical patent/JP2001187568A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーキペダルの解除時にブレーキ力の適度
の出力増加ヒステリシスを得ることができる気圧式倍力
装置を提供する。 【解決手段】 プランジャとリアクションディスクとの
間に反力調整機構を設け、反力調整機構を、一端部がプ
ランジャに結合され他端部がリアクションディスクに対
面する軸状のステムと、ステムに対して相対移動可能に
設け一端部がリアクションディスクに対面するスリーブ
と、スリーブとプランジャとの間に介装されたばねとか
ら構成した。第2倍力域21bの点Bでのブレーキ解除
時に、ジャンプインクリアランスが見かけ上、所定分大
きくなったものとみなせ、入出力特性が点Bから第2倍
力域21b′の点D1 に移行し、ヒステリシスを有する
ものになり、点Bから点線C2 をたどって戻し切り時に
点D2 (第1倍力域21a)に進む従来技術に比して大
きな倍力比の入出力特性が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のブレーキ
系統に用いられる気圧式倍力装置に関し、特にばねを用
いて2レシオの入出力特性を得る気圧式倍力装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の気圧式倍力装置の一例として図5
及び図6に示すものがある。図5及び図6において、気
圧式倍力装置100は、ハウジング2内をパワーピスト
ン3により定圧室4と変圧室5とに画成し、パワーピス
トン3に支持されたバルブボディ6内には、ブレーキペ
ダル(図示省略)に連動する入力ロッド7に連結された
プランジャ8の移動により変圧室5への作動流体の供給
を制御する大気弁9及び真空弁10(弁機構)を設け、
大気弁9及び真空弁10の作動に基づく変圧室5と定圧
室4との間に発生した差圧によってパワーピストン3に
生じた推力を出力ロッド11を介して伝達し、その反力
の一部をリアクションディスク12及びプランジャ8を
介して入力ロッド7に作用させるようにしている。
【0003】プランジャ8とリアクションディスク12
との間には反力調整機構13を設けている。反力調整機
構13は、リアクションディスク12に臨んで開口する
ようにバルブボディ6に形成した孔14に摺動可能に挿
入された反力受け部材15と、プランジャ8に設けられ
たハット状のばね受け(プランジャ側ばね受け)16
と、プランジャ側ばね受け16と反力受け部材15に設
けられたばね受け(反力受け部材側ばね受け)17との
間に予めセット荷重を有して介装保持されたばね18
と、一端側が反力受け部材15に固定され他端側がハッ
ト状のプランジャ側ばね受け16の頂面部に形成された
挿通孔(符号省略)を通ってプランジャ側ばね受け16
内に延び反力受け部材15をプランジャ8に対して相対
移動可能に保持するガイドピン19と、から大略構成さ
れている。
【0004】この気圧式倍力装置100では、非作動状
態〔図6(a)〕で、ブレーキペダルが踏み込まれて入
力ロッド7が前進すると、大気弁9が開き大気が変圧室
5に流入して変圧室5と定圧室4との間に差圧が生じ、
この差圧力によってパワーピストン3ひいてはバルブボ
ディ6が前進し、図3にジャンプイン20として示すよ
うに出力ロッド11に推力が発生し制動作用が開始され
るこの推力に基づく出力ロッド11からの反力を受け
て、バルブボディ6と出力ロッド11との間に介在する
リアクションディスク12が反力受け部材15の方向に
膨出変形する〔図6(b)〕と、膨出変形したリアクシ
ョンディスク12を介して出力反力の一部が反力受け部
材15から予めセット荷重を有するばね18、ひいては
プランジャ8及び入力ロッド7に伝達され、この際には
ばね18は圧縮されることなく、入力大きさに応じて出
力が比例して増加し、この出力の増加に対応して入力ロ
ッド7を介してブレーキペダルに作用する反力も増加す
るようになる(図3で点Aが含まれる線分で示される第
1倍力域21a)。
【0005】入力としてのブレーキペダル踏力に対応し
て出力反力の一部の大きさが、ばね18のセット荷重に
達すると、ブレーキペダル踏力の大きさ、すなわち入力
の大きさに応じてばね18が縮み出すようになるため、
第1倍力域21aに比して、倍力比(すなわち、入力の
増加に対する出力の増加の割合)が大きくなる入出力特
性を示すようになる(図3中の第2倍力域21b)。さ
らに、ブレーキペダルが踏まれて入力が増加すると、ば
ね18は、プランジャ側ばね受け16が反力受け部材1
5に当接し、ばね18のばね力が入力ロッド7及び出力
ロッド11間の力伝達に作用しなくなるまで、縮み続
け、図3の場合では、反力受け部材15がプランジャ側
ばね受け16に当接する前に変圧室5が大気圧になって
しまうため、入出力特性を示す線分(符号省略)が点G
を境に屈曲して出力特性が図3の全負荷域21cを示す
ようになっている。
【0006】そして、例えば第2倍力域21bにおける
点Bでブレーキペダルの踏み込みを停止して、その後ブ
レーキペダルの踏み込みを解除する場合を想定すると、
そのときの入力が減少することになるので、戻しばね3
3のばね力によって入力ロッド7が後退し、入力ロッド
7に連結されているプランジャ8が後退して、真空弁1
0が開弁することになる。その際、ブレーキペダルの踏
み込みが停止されている点Bの状態は、前記点Bの均衡
状態に対応する入力によって上述したようにセット荷重
を越えている分だけ、ばね18が第1倍力域21aにお
ける状態に対して圧縮されている状態〔図6(d)〕に
あるため、このブレーキペダルの踏み込み解除による入
力減少によって、ばね18はこの圧縮されている状態
〔図6(d)〕から入力ロッド7すなわちプランジャ8
が後退した分だけ伸びることができるようになる〔図6
(a)〕。この結果、ブレーキペダルの踏み込みを解除
時の入出力特性は、図3に示すように、減少する入力に
対応して、点線の線分C2 をたどり、ばね18が伸び切
った状態(予め設定されている所定のセット荷重に対応
する長さ状態)に戻った接点部D2 からは、点線の線分
Hで示すような特性を示すことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、気圧倍力装
置においては、ブレーキ力保持時のブレーキペダル踏力
の低減、及び良好なブレーキ作動感が得られるように、
ブレーキペダルの踏み込みを解除する場合には、適度の
出力増加ヒステリシスが発生することが望まれる場合が
ある。しかしながら、上記従来技術では、第2倍力域2
1bにあるときブレーキペダルの踏み込みを解除する
と、第2倍力域21bにおける点B〔図6(d)〕でブ
レーキペダルの踏み込みを停止してからブレーキペダル
の踏み込みを解除する場合に示したように、真空弁10
が開弁する際には、プランジャ8の後退とともにばね1
8も伸びてしまい、このばね18の伸びによって、リア
クションディスク12と当接して反力の一部をプランジ
ャ8に伝達する反力受け部材15はプランジャ8と共に
後退せず、プランジャ8だけが後退しようとするので、
ジャンプインクリアランスが変化せず、適度な出力増加
ヒステリシスを得られず、ブレーキ力保持時のブレーキ
ペダル踏力の低減、及び良好なブレーキ作動感が得られ
ないことになる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、ブレーキペダルの解除時にブレーキ力の適度の出力
増加ヒステリシスを得ることができる気圧式倍力装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ハウジング内をパワーピストンにより定圧室と変圧室と
に画成し、該パワーピストンに支持されたバルブボディ
内には、ブレーキペダルに連動する入力ロッドに連結さ
れたプランジャの移動により前記変圧室への作動流体の
供給を制御する弁機構を設け、該弁機構の作動に基づく
前記変圧室と前記定圧室との間に発生した差圧によって
前記パワーピストンに生じた推力を出力ロッドを介して
伝達し、その反力の一部をリアクションディスク及び前
記プランジャを介して前記入力ロッドに作用させる気圧
式倍力装置であって、前記プランジャと前記リアクショ
ンディスクとの間に反力調整機構を設け、該反力調整機
構は、プランジャに一端側が結合され他端側が前記リア
クションディスクに当接可能に延びる結合部材と、前記
リアクションディスクに当接可能に設けられ前記結合部
材に対して摺動可能な当接部材と、前記当接部材と前記
プランジャとの間に介装されたばねと、からなることを
特徴とする。請求項2記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記結合部材は軸状のステムであり、前記
当接部材は前記ステムを挿入するスリーブであることを
特徴とする。請求項3記載の発明は、請求項1記載の構
成において、前記結合部材は筒状のホルダであり、前記
当接部材は前記ホルダに挿入される円柱状部材であるこ
とを特徴とする。
【0010】
【実施の形態】以下、本発明の第1実施の形態の気圧式
倍力装置1を図1ないし図3に基づいて説明する。な
お、図5及び図6に示す部分と同一の部分は同一符号で
示し、その説明は適宜省略する。図1及び図3におい
て、2はフロントシェル22及びリアシェル23からな
るハウジングである。ハウジング2内は、センタシェル
24により、前・後室(符号省略)に画成されている。
前室は、ダイアフラム25aを備えたパワーピストン3
aによって、前側定圧室4a及び前側変圧室5aに画成
され、後室は、ダイアフラム25bを備えたパワーピス
トン3bによって、後側定圧室4b及び後側変圧室5b
に画成されている。以下、便宜上、前側定圧室4a及び
後側定圧室4bを適宜、定圧室4と総称し、前側変圧室
5a及び後側変圧室5bを適宜、変圧室5と総称する。
定圧室4は、図示しないエンジンの吸気装置等の負圧源
に接続されて常時負圧になっている。本実施の形態で
は、上述したハウジング2、大気弁9及び真空弁10
(弁機構)、リアクションディスク12、プランジャ8
等により気圧式倍力装置1が構成されている。
【0011】パワーピストン3a,3bには略筒状のバ
ルブボディ6が取り付けられている。バルブボディ6
は、カップ形状の有底の大径筒部26と、この大径筒部
26に連接された小径筒部27とからなっている。大径
筒部26はパワーピストン3a,3bに気密的に嵌合さ
れていると共に、センタシェル24に対し気密的かつ摺
動可能に挿通されている。小径筒部27はリアシェル2
3に気密的かつ摺動可能に挿通してリアシェル23の後
方に延ばされている。小径筒部27の開口側にはサイレ
ンサ機能及び空気浄化機能を有するフィルタ28が収納
されており、フィルタ28を介して大気がバルブボディ
6内部に導入されるようになっている。
【0012】小径筒部27の大径筒部26側部分は肉厚
に形成されており、当該肉厚部分29には、一端側が大
径筒部26の開口側に開口し、他端側が小径筒部27の
先端側に開口する軸方向に延びる通路T1及び一端側が
後側定圧室4bに開口し、他端側が通路T1に開口する
径方向に延びる通路T2が形成されている。小径筒部2
7には、後側変圧室5bと小径筒部27の内側とを連通
する通路T3が形成されており、大気弁9が開弁した
際、この通路T3を通して後側変圧室5bに大気を流入
させるようにしている。さらに、バルブボディ6には、
前側変圧室5aと後側変圧室5bとを連通する通路T4
が形成されている。
【0013】小径筒部27内の前記通路T1の開口部分
の近傍には、弾性変形可能な弁体30の基端部が押え部
材31により固定されている。弁体30の先端部と入力
ロッド7との間には弁ばね32が介装されており、弁体
30を通路T1の開口側(弁座)に付勢して通路T1を
閉じるようにしている。この弁体30及び通路T1の開
口部分(弁座)により真空弁10が構成されている。押
え部材31と入力ロッド7との間には戻しばね33が介
装されていて入力ロッド7を後方に付勢するようにして
いる。
【0014】小径筒部27には、ブレーキペダル(図示
省略)に連動した入力ロッド7が挿入されている。入力
ロッド7の先端部には、該入力ロッド7に連動するプラ
ンジャ8が連結して設けられている。前記バルブボディ
6の大径筒部26の底部にはハット状のばね受け34が
保持されており、このばね受け34と前記フロントシェ
ル22との間には戻しばね35が介装されており、バル
ブボディ6を後方(図1右方向)に付勢している。
【0015】本実施の形態では、図2(a)に詳細に示
すように、前記図5及び図6の反力受け部材15に代え
て筒状のスリーブ36(当接部材)と後述するステム
(結合部材)とを設けている。バルブボディ6における
前記スリーブ36が摺動する孔を形成した部分(スリー
ブ挿入端部という。)37は、大径筒部26の底部から
突出し前記ハット状のばね受け34の内側に向けて延設
されている。スリーブ挿入端部37に臨んでばね受け3
4内部にゴム等の弾性体からなるリアクションディスク
12が配置されている。リアクションディスク12及び
スリーブ挿入端部37を覆うように出力ロッド11に、
有底筒状の基端部11aがスリーブ挿入端部37の外周
をリアクションディスク12の径方向変形を規制しなが
ら摺動可能に設けられている。出力ロッド11は、基端
部11aに連接された軸状の出力ロッド本体11bとを
備えており、出力ロッド本体11bは、ばね受け34の
頂面部に形成した孔(符号省略)を通して図示しないマ
スタシリンダ側に延びている。
【0016】バルブボディ6には、スリーブ挿入端部3
7の孔(符号省略)に連通してこの孔に比して内径が大
きいばね収納孔と、前記プランジャ8が軸方向に摺動す
るプランジャ挿通孔とが軸方向(図1左右方向)に連接
して挿通孔38として形成されている。スリーブ36
は、前記スリーブ挿入端部37の孔に挿入され一端側
(図1左側、符号省略)がリアクションディスク12に
当接可能な筒状のスリーブ本体36aと、スリーブ本体
36aに連接されこのスリーブ本体36aに比して小径
の筒状のスリーブ副体36bと、スリーブ本体36a及
びスリーブ副体36bの連接部分の外周部に形成され、
前記挿通孔38に配置される環状のフランジ36cと、
を備えている。スリーブ本体36aの孔36dに比して
スリーブ副体36bの孔36eの内径寸法は小さくて、
両者間に段差部36fが形成されている。スリーブ本体
36aとリアクションディスク12との間には、非作動
状態〔図1、図2(a)で示す変圧室4定圧室5とが負
圧に保たれている状態〕で隙間39が軸方向に形成され
ている。
【0017】前記プランジャ8にはねじ部(符号省略)
を備えた軸状のステム(結合部材)40の一端部が螺合
されている。ステム40は前記ねじ部と、この連接した
ステム中間部40aと、ステム中間部40aに連接しか
つこのステム中間部40aに比して大径のステム大径部
40bとから、大略構成されている。ステム中間部40
aは、スリーブ副体36bの孔に摺動可能に収納され、
ステム大径部40bは、スリーブ本体36aの孔36d
に摺動可能に収納されており、プランジャ8とスリーブ
副体36bとの間にクリアランスがあり、スリーブ36
とステム40ひいてはプランジャ8とが軸方向(図1左
右方向)に相対移動可能になっている。ステム大径部4
0bの高さ寸法(軸方向長さ)と、スリーブ本体36a
の孔の深さ寸法は略同等に設定されており、初期状態
〔図1、図2(a)〕で、スリーブ本体36aの端部と
ステム大径部40bの端面部とは面一状態になってお
り、相互の段差部36fが当接した状態でステム大径部
40bの端面部とリアクションディスク12との間に
は、上述したスリーブ本体36aとリアクションディス
ク12との間の隙間39と同様に隙間41が形成されて
いる。
【0018】スリーブ36のフランジ36cとプランジ
ャ8との間には、所定のセット荷重に設定されたばね1
8が介装されている。本実施の形態では、前記ステム4
0、前記スリーブ36及びばね18により反力調整機構
13が構成されている。
【0019】上述したように構成した気圧式倍力装置1
の作用を、以下に説明する。この気圧式倍力装置1は、
図1及び図2(a)に示す非作動状態で、定圧室4、変
圧室5はいずれも負圧となっており、変圧室5は定圧室
4と同圧となっていて、かつ本実施の形態の気圧倍力装
置1においては、大気弁9及び真空弁10は閉じられて
いる。この状態でブレーキペダルが踏み込まれ、入力ロ
ッド7が押されると、入力ロッド7及びプランジャ8が
まず前進し、プランジャ8が弁体30から離間し大気弁
9が開弁しすることによって、大気が通路T3、T4を
通って後側変圧室5b及び前側変圧室5aに流入して後
側定圧室5bと後側変圧室5bとの間及び前側定圧室4
bと前側変圧室4aとの間に差圧が生じる。これにより
パワーピストン3a,3bひいてはバルブボディ6が前
進して出力ロッド11に推力が発生し、制動作用が開始
されることになる。
【0020】この制動作用の開始時に大気弁9が開弁す
る際には、上記プランジャ8の前進に伴い、プランジャ
8に連結された反力調整機構13のステム40も前進す
るとともに、非作動状態で所定のセット荷重が設定され
ているばね18のばね力によって、スリーブ36もステ
ム40と一体となって前進する。この際、ステム40及
びスリーブ36は、リアクションディスク12とステム
40及びスリーブ36との間の隙間39,41を移動す
ることにより、リアクションディスク12からの反力を
受けることなく大気弁9が開弁されるので、わずかなブ
レーキペダル踏力で十分な初期制動力〔図3の出力領域
20(ジャンプイン)に示すジャンプイン量〕を得るこ
とができる。
【0021】また、このときのパワーピストン3a,3
bひいてはバルブボディ6の前進により、バルブボディ
6と出力ロッドとの間に介在するリアクションディスク
12には出力ロッド11からの反力が伝達され、リアク
ションディスク12はステム40及びスリーブ36側に
膨出変形し、リアクションディスク12がステム40及
びスリーブ36のリアクションディスク12側の端面と
当接するようになる。
【0022】この結果、膨出変形したリアクションディ
スク12を介して、ステム40及びスリーブ36には出
力ロッド11からの反力の一部が伝達されるようになる
が、ブレーキペダル踏力に対応した出力ロッド11から
の反力の一部が、ばね18のセット荷重を越えない場合
は、入力としてのブレーキペダル踏力と出力ロッド11
との関係は、ばね18は圧縮されないので、第1倍力域
21aにより、入力と出力との関係は、図2(b)に示
すように、入力の大きさに応じて出力が比例して増加す
るようになる(図3の第1倍力域21a)。
【0023】入力としてのブレーキペダル踏力が大きく
なり、ステム40及びスリーブ36に伝達される出力ロ
ッド11からの出力反力の一部が、反力調整機構13の
ばね18のセット荷重に達すると、セット荷重と出力反
力の一部との大きさの差力に応じてばね18が縮み出す
ようになるため、入力としてのブレーキペダル踏力と出
力としての出力ロッド11に発生する推力との関係が、
出力反力の一部がばね18セット荷重に達する以前の関
係を示した第1倍力域21aに比して、倍力比が大きく
なる入出力特性を示すようになる〔図3の第2倍力域2
1b〕。
【0024】すなわち、ブレーキペダル踏力が大きくな
り、出力ロッド11からステム40及びスリーブ36に
伝達される出力ロッド11からの反力の一部がばね18
のセット荷重を越えると、入出力特性を示す線分(符号
省略)における点D2 を境に、出力ロッド11からの出
力反力の一部とばね18のセット荷重との差力によって
ばね18が縮み出すことになる。
【0025】これにより、この差力に応じてスリーブ3
6のみがプランジャ8側に後退して、図2(a)におけ
る初期状態でスリーブ本体36aとリアクションディス
ク12との間に形成されていた隙間39がこの後退分だ
け軸方向に大きくなることにより、気圧式倍力装置のい
わゆるジャンプインクリアランスが増大することにな
り、入力(ブレーキペダル踏力)に対応する出力が、第
1倍力域21aにおける入力に対応する出力に比して、
増大することになる。
【0026】したがって、ブレーキペダルから、入出力
特性を示す線分において点Gに達する前の第2倍力域2
1bに対応する大きさの入力が加えられている場合は、
その際の出力反力の一部がセット荷重を越えている分だ
け、ばね18は第1倍力域21aにおける状態〔図2
(b)〕に対して圧縮された状態となっており、気圧式
倍力装置1は、このばね18の状態で、大気弁9及び真
空弁10が閉弁している均衡状態〔図2(c)〕になっ
ている。そして、この第2倍力域21bでは、スリーブ
36とステム40との位置関係は、図2(c)に示すよ
うになり、スリーブ36の段差部36fとステム大径部
40bとの間には、スリーブ36がプランジャ8側に後
退した分に相当する隙間(符号省略)が形成されてい
る。
【0027】そして、例えば第2倍力域21bにおける
点Bでブレーキペダルの踏み込みを停止して、その後ブ
レーキペダルの踏み込みを解除する場合を想定すると、
そのときの入力が減少することになるので、戻しばね3
3のばね力によって入力ロッド7が後退し、入力ロッド
7に連結されているプランジャ8が後退して、真空弁1
0が開弁することになる。
【0028】その際、ブレーキペダルの踏み込みが停止
されている点Bの状態は、前記点Bの均衡状態に対応す
る入力によって上述したようにセット荷重を越えている
分だけ、スリーブ36のみがプランジャ8側に後退して
いる状態〔図2(d)〕にあり、スリーブ36の段差部
36fとステム大径部40bとの間には、スリーブ36
がプランジャ8側に後退した分に相当する隙間(符号省
略)が形成されている状態にあるため、このブレーキペ
ダルの踏み込み解除による入力減少によって、ステム4
0はこの隙間分だけプランジャ8側に後退することにな
る。
【0029】このステム40の後退に伴い、スリーブ本
体36aの端部とステム大径部40bの端面部とは面一
状態になり、図2(e)に示すような、真空弁10が開
弁すると共にバルブボディ6に対するプランジャ8の後
退が規制された戻し切り状態では、所定量δ分だけバル
ブボディ6とリアクションディスク12との当接面から
離間したものになる。これにより、図2(a)における
初期状態でステム大径部40bの端面部とリアクション
ディスク12との間に形成されている隙間41が、この
δ分だけ軸方向に大きくなることにより、気圧式倍力装
置のいわゆるジャンプインクリアランスが増大すること
になり、入力(ブレーキペダル踏力)に対応する出力
が、第2倍力域21bにおける入力に対応する出力に比
して、増大することになる。
【0030】したがって、この段階では、入出力特性
は、図3に示すように、ジャンプインクリアランスがδ
分だけ大きくなった倍の特性における第2倍力域21
b′の点D1 に移行し、ヒステリシスを有するような入
出力特性が得られることになる。ブレーキペダルから、
入出力特性を示す線分において点Gに達する前の第2倍
力域21bに対応する大きさの入力が加えられている場
合は、その際の出力反力の一部がセット荷重を越えてい
る分だけ、ばね18は第1倍力域21aにおける状態
〔図2(b)〕に対して圧縮された状態となっており、
気圧式倍力装置1は、そのばね18の状態で、大気弁9
及び真空弁10が閉弁している均衡状態〔図2(c)〕
になっている。
【0031】そして、この第2倍力域21bでは、スリ
ーブ36とステム40の位置関係は、図2(c)に示す
ようになり、スリーブ36の段差部36fとステム大径
部40bとの間には、スリーブ36がプランジャ8側に
後退した分に相当する隙間(符号省略)が形成されてい
る。
【0032】すなわち、上述した従来技術では、ブレー
キ解除により第2倍力域21bにおける点Bから点線C
2 をたどって戻し切り時に図3の点D2 に進み(すなわ
ち第1倍力域21aに入り)、倍力比が小さくなってし
まい、出力低減が大きくなる。これに対し、本実施の形
態では、ヒステリシス発生に伴う新たな第2倍力域21
b′に移行することにより、従来技術と比較すると、同
等の入力(例えば点D 2 における入力)に対してより大
きな出力を得られる(すなわち、出力低減が小さく抑え
られる)ようになる。
【0033】第1実施の形態では、結合部材が軸状のス
テム40であり、当接部材がステム40を挿入する筒状
のスリーブ36である場合を例にしたが、これに代え
て、図4に示すように、一端側がプランジャ8に結合さ
れ、他端側がリアクションディスク12に当接可能の筒
状のホルダ50を結合部材として構成し、リアクション
ディスク12に一端側が当接し前記ホルダ50に対して
摺動可能な円柱状部材51を当接部材として構成しても
よい(第2実施の形態)。
【0034】この第2実施の形態でも、円柱状部材51
とプランジャ8との間に介装されるばね18、ホルダ5
0及び円柱状部材51が第1実施の形態のばね18、ス
テム40及びスリーブ36と同様に機能し、ばね18を
用いた2レシオ特性を得られると共に、第2倍力域21
bからのブレーキ解除時に、出力低減を最小限に抑えら
れて大きな入出力特性を確保することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、2レシオ特性の第2倍
力域からのブレーキ解除時に、入力ロッドが後退すると
共に、プランジャ及び結合部材が後退し、この結合部材
の後退に伴い、結合部材は、ブレーキ解除直前における
リアクションディスクの結合部材との当接部から所定
量、移動し、見かけ上、ジャンプインクリアランスがそ
の分、大きくなったものとみなせ、従来技術に比して大
きな出力特性が得られる、すなわち、ブレーキ解除時に
おいて出力低減を小さく抑えられることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の気圧式倍力装置を示
す断面図である。
【図2】図1の気圧式倍力装置の作用を説明するために
模式的に示した図である。
【図3】図1の気圧式倍力装置の入力−出力特性を従来
技術(図5)のものと対比して示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施の形態の気圧式倍力装置を示
す断面図である。
【図5】従来の気圧式倍力装置の一例を示す断面図であ
る。
【図6】図5の気圧式倍力装置の作用を説明するために
模式的に示した図である。
【符号の説明】
1 気圧式倍力装置 8 プランジャ 12 リアクションディスク 13 反力調整機構 18 ばね 36 スリーブ(当接部材) 40 ステム(結合部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内をパワーピストンにより定
    圧室と変圧室とに画成し、該パワーピストンに支持され
    たバルブボディ内には、ブレーキペダルに連動する入力
    ロッドに連結されたプランジャの移動により前記変圧室
    への作動流体の供給を制御する弁機構を設け、該弁機構
    の作動に基づく前記変圧室と前記定圧室との間に発生し
    た差圧によって前記パワーピストンに生じた推力を出力
    ロッドを介して伝達し、その反力の一部をリアクション
    ディスク及び前記プランジャを介して前記入力ロッドに
    作用させる気圧式倍力装置であって、前記プランジャと
    前記リアクションディスクとの間に反力調整機構を設
    け、該反力調整機構は、プランジャに一端側が結合され
    他端側が前記リアクションディスクに当接可能に延びる
    結合部材と、前記リアクションディスクに当接可能に設
    けられ前記結合部材に対して摺動可能な当接部材と、前
    記当接部材と前記プランジャとの間に介装されたばね
    と、からなることを特徴とする気圧式倍力装置。
  2. 【請求項2】 前記結合部材は軸状のステムであり、前
    記当接部材は前記ステムを挿入するスリーブであること
    を特徴とする請求項1記載の気圧式倍力装置。
  3. 【請求項3】 前記結合部材は筒状のホルダであり、前
    記当接部材は前記ホルダに挿入される円柱状部材である
    ことを特徴とする請求項1記載の気圧式倍力装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992242A (ja) * 1982-11-16 1984-05-28 Nissan Motor Co Ltd 負圧式倍力装置
JPS61205858U (ja) * 1985-06-14 1986-12-25

Patent Citations (2)

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