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JP2001181174A - 化粧料組成物 - Google Patents

化粧料組成物

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Publication number
JP2001181174A
JP2001181174A JP37693499A JP37693499A JP2001181174A JP 2001181174 A JP2001181174 A JP 2001181174A JP 37693499 A JP37693499 A JP 37693499A JP 37693499 A JP37693499 A JP 37693499A JP 2001181174 A JP2001181174 A JP 2001181174A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
derived
licorice
substance
moon peach
cosmetic composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37693499A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehisa Takahashi
秀久 高橋
Hiroshi Iwase
宏志 岩瀬
Hiroyuki Takai
浩之 高井
Mitsukazu Hayata
允和 早田
Mamoru Abe
守 阿部
Atsushi Morokida
篤 諸喜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EBA KESHOHIN KK
YUMEJIN KK
Koki Co Ltd
Original Assignee
EBA KESHOHIN KK
YUMEJIN KK
Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EBA KESHOHIN KK, YUMEJIN KK, Koki Co Ltd filed Critical EBA KESHOHIN KK
Priority to JP37693499A priority Critical patent/JP2001181174A/ja
Publication of JP2001181174A publication Critical patent/JP2001181174A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】月桃由来物質の消臭作用、防腐・殺菌作用、血
行促進作用等を損なうことなく皮膚刺激性が少ない化粧
料組成物を提供すること。 【解決手段】月桃由来物質と甘草由来物質を配合してな
る化粧料組成物であって、消臭作用、防腐・殺菌作用、
血行促進作用等を有し、かつ皮膚刺激性を与えず、皮膚
安全性に優れた化粧料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】月桃由来物質と甘草由来物質を配
合してなる化粧料組成物、すなわち「月桃抽出物及び月
桃精油の少なくとも一種」と「甘草抽出物、グリチルリ
チン酸及びその塩類並びにグリチルレチン酸誘導体の少
なくとも一種」とを配合してなる化粧料組成物が、消臭
作用、防腐・殺菌作用、血行促進作用等を有し、かつ皮
膚安全性に優れた化粧料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】月桃(ゲットウ:Alpinia sp
eciosa K.Schum又はタイリンゲットウ:
Alpinia uraiensis「ショウガ科」)
は主に九州南部以南の熱帯・亜熱帯地域に広く分布して
いる。月桃にはシネオール、D−カンファー、α−ピネ
ン、β−ピネン、ρ−シメン、テレピネン−4−オー
ル、リナロール、リモネン、サビネン、ミルセン、γ−
テルピネン、ピペリトール、酢酸ボルニル、カルバクロ
ール、β−キャリオフィレン、α−フムレン、ネロリド
ール等が含まれていることが明らかにされている(沖縄
工業試験所研究報告第20号1992年)。
【0003】月桃に関する公知技術として次のものがあ
げられる。月桃を香料として利用する方法(特開昭50
−6728号公報)、精油成分の調製法(特開平2−4
5597号公報)、月桃精油を分散剤により溶剤に分散
した後、被覆剤により持続放出可能被覆処理してなる防
虫抗菌性物質及びこれを含有する樹皮及び塗料(特開平
5−201821号公報、特開平5−202229号公
報)、ハイビスカス、アロエ及び月桃抽出液を配合して
なる組成物(特開平5−306210号公報)、シネオ
ール系ユーカリ油、月桃精油、ヒバ油、チョウジ油を含
有する農業用殺菌剤(特開平6−116111号公
報)、天然防虫繊維を含むポリオレフィン繊維シート
(特開平7−289412号公報)、月桃を用いた畳床
(特開平8−93192号公報)、月桃の粉末、搾汁液
又は溶媒抽出液を含む消臭剤及び抗酸化剤(特開平9−
615号公報)、月桃等のエキスをしみ込ませた蝋パッ
ク(特開平9−2962号公報)、ショウガ科又はミン
ト系ガムの液状体とヒノキチオール及びアルコールの混
合物で混練して形成されてなる月桃を用いた組成物(特
開平9−124677号公報)、月桃の抽出液をスプレ
ー容器から噴霧し、吸引して花粉症やアレルギーの症状
を緩和する方法(特開平10−330276号公報)、
月桃の根及び葉茎を乾燥し、細切して和紙か布で包装し
た防虫芳香剤(特開平10−338609号公報)、防
虫、防腐、抗菌、抗酸化、香料の作用を持ったペンダン
ト、ブローチ、イヤリング及び指輪(特開平11−15
8079号公報)、月桃の葉の香りのエキスを簡単に得
る方法(特開平11−199891号公報)等が開示さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】月桃から得られる成分
は虫の忌避剤、抗酸化剤、抗菌剤、消臭剤等に用いられ
るが、月桃成分が直接ヒトの皮膚に接触した場合、皮膚
の紅斑、浮腫を誘発することが知られており、特に化粧
料に配合する場合は配合量を限定せざるを得ない障害が
あった。月桃から抽出される成分は20種以上が知られ
ているが、構造や溶媒への溶解性等の性質が類似してい
ることから、混合物から問題となる化合物のみを除去す
ることは難しい。そこで月桃から得られる成分を化粧料
として用いた場合、皮膚への刺激を緩和する必要があっ
た。
【0005】一方、甘草から得られる成分には抗炎症作
用のあることが知られており、皮膚の炎症の鎮静化や予
防の目的で化粧料に幅広く使用されている。しかし、甘
草から得られる成分が、月桃成分により誘発される皮膚
の紅斑や浮腫を軽減又は抑制することは知られていな
い。
【0006】本発明者らは、上述の事情に鑑み鋭意研究
した結果、後述の月桃由来物質と甘草由来物質を配合し
てなる組成物が月桃由来物質の本来持っている消臭作
用、防腐・殺菌作用、血行促進作用等を損なうことな
く、月桃由来物質の皮膚への刺激を緩和し、よって皮膚
の紅斑、浮腫の発生を抑制する手段を提供することにあ
る。
【0007】
【発明が解決するための手段】すなわち、上記目的を達
成する、本発明の請求項1は月桃由来物質と甘草由来物
質を配合してなる化粧料組成物である。また、請求項2
は請求項1において月桃由来物質が月桃抽出物及び月桃
精油の少なくとも一種からなり、甘草由来物質が甘草抽
出物、グリチルリチン酸及びその塩類並びにグリチルレ
チン酸誘導体の少なくとも一種からなる化粧料組成物で
ある。更に、請求項3は請求項2においてグリチルレチ
ン酸誘導体がグリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステ
アリル、ステアリン酸グリチルレチニル、3−サクシニ
ルオキシグリチルレチン酸二ナトリウム又はグリチルレ
チン酸モノグルクロニドである化粧料組成物である。ま
た更に、請求項4は請求項1において月桃由来物質の配
合量が組成物の総量を基準として、純分換算で0.01
〜10重量%、甘草由来物質の配合量は、0.01〜
1.0重量%である化粧料組成物である。
【0008】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に用いる月桃由来物質は、原料として月桃の地上
部、根又は全草を溶剤で抽出した月桃抽出物及び前述の
原料を蒸留して得られる月桃精油が適用される。
【0009】月桃抽出物を得るための溶媒としては水、
メタノール、エタノール、アセトン、n−ブタノール、
ヘキサン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジメチルエ
ーテル、クロロホルム、アセトニトリルなどを単独又は
組み合わせて用いることができる。
【0010】尚、溶媒による抽出条件は特に制限される
ものではないが、通常は常温及び加熱抽出が好ましい。
抽出後は濾過及び濃縮乾燥して、溶液状、ペースト状、
粉末状として用いても良い。更に多くの場合は、そのま
まの状態で利用できるが、必要ならば、所期の効果を損
なわない範囲で脱臭、脱色等の精製処理を加えても良
い。
【0011】月桃精油の製造法には3種が知られてい
る。すなわち、月桃の地上部、根又は全草を浸した水を
直火若しくは蒸気により加熱して精油を水蒸気と共に取
り出す水蒸留法、また、蒸留釜に仕込んだ原料に水蒸気
を吹き込んで水蒸気蒸留して、精油を水蒸気に随伴さ
せ、その後冷却分離して精油を採取する水蒸気蒸留法
(直接的水蒸気蒸留法)、更に、格子の上に原料を置
き、その下から水蒸気を通して原料と水蒸気とを接触さ
せて精油を水蒸気に随伴させて蒸留し、冷却分離して精
油を採取する水蒸気蒸留法(間接的水蒸気蒸留法)があ
るが、いずれの方法でも良い。尚、月桃由来物質は、抽
出物又は蒸留物から水分及び溶媒を除去した重量を純分
換算量とする。
【0012】本発明に用いる甘草由来物質はいずれも公
知の物質であって、甘草抽出物、グリチルリチン酸及び
その塩類並びにグリチルレチン酸誘導体の少なくとも一
種が適用される。
【0013】尚、甘草抽出物とは甘草根の水抽出物を濃
縮したものであり、また、グリチルリチン酸の塩類とし
ては、アンモニウム塩、カリウム塩、ナトリウム塩のい
ずれのものでも使用できる。更に、グリチルレチン酸誘
導体はグリチルレチン酸、グリチルレチン酸ステアリ
ル、ステアリン酸グリチルレチニル、3−サクシニルオ
キシグリチルレチン酸二ナトリウム又はグリチルレチン
酸モノグルクロニドのいずれでもよい。尚、甘草由来物
質は、グリチルリチン酸及びグリチルレチン酸を基準と
して純分換算量で用いる。
【0014】本発明に用いる月桃由来物質と甘草由来物
質の配合量は、組成物の総量を基準としたとき、月桃由
来物質の配合量が純分換算で0.01〜10重量%、甘
草由来物質の配合量は、0.01〜2.0重量%である
ことが好ましく、月桃由来物質と甘草由来物質の配合比
は月桃由来物質:甘草由来物質=1:0.1〜1である
ことが好ましい。
【0015】本発明の月桃由来物質と甘草由来物質を配
合する化粧料組成物の剤型については、任意であり、常
法により配合する。例えば、スキンローション、シェイ
ビングローション、ミルキーローション、スキンクリー
ム、パック、パウダー、石鹸、洗顔料、ハンドソープ、
ボディソープ、浴用剤、消臭剤、ヘアートニック、ヘア
ースプレー、シャンプー、マスカラ、アイシャドー、歯
磨き等の剤型とすることができる。
【0016】本発明の月桃由来物質と甘草由来物質を配
合する化粧料組成物の形態は任意であり、溶液状、クリ
ーム状、ペースト状、ゲル状、泡状、固形状又は粉末状
として用いることができる。
【0017】本発明の化粧料組成物の所期の効果を損な
わない範囲で、企画する化粧料組成物の性質に応じて、
保湿剤、紫外線防御剤、ビタミン類、動植物抽出成分、
消炎剤、美白剤、血管拡張剤、収斂剤、清涼剤、ホルモ
ン剤等、おおよそ化粧料組成物に配合され得る成分が配
合され得る。
【0018】本発明の化粧料組成物においては、上記の
所望する剤型及び形態に応じて通常公知の基剤成分を、
その配合により本発明の所期の効果が損なわれない範囲
で広く配合することができる。すなわち、液体油脂、固
体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコ
ール、合成エステル油、シリコーン類、各種の界面活性
剤、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子、増粘剤、各種の
粉末成分、色剤、香料、水等を必要に応じて本発明の化
粧料組成物に適宜配合することができる。
【0019】
【実施例】次に、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
【0020】[製造方法1:水抽出法による月桃水抽出
物の調製]沖縄産月桃全草をミルにより粉砕した。この
粉砕物1kgを容器に入れ、水10Lを加え、5時間煮
沸し、加圧ろ過して得たろ液を蒸発乾固したところ、淡
褐色で特異な臭いのする固形物約2gを得た。
【0021】[製造方法2:エタノール抽出法による月
桃エタノール抽出物の調製]沖縄産月桃全草をミルによ
り粉砕した。この粉砕物1kgを容器に入れ、エタノー
ル10Lを加え、1時間煮沸し、ろ過して得たろ液を蒸
発乾固たところ、淡黄褐色で特異な臭いのするの固形物
約3gを得た。
【0022】[製造方法3:水蒸気蒸留法による月桃精
油の調製]沖縄産月桃全草をミルにより粉砕した。この
粉砕物5kgに常圧下で水蒸気を1時間吹き込み、水蒸
気を4℃に冷却して蒸留液を得た。更に2時間4℃に保
持し、精油層と水層に分離し、上澄みとなる精油層約5
gを得た。
【0023】 実施例1:スキンローション 重量% グリセリン 10.0 キサンタンガム 0.02 クエン酸 0.01 クエン酸ナトリウム 0.1 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.01 月桃精油 0.01 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O) 0.3 精製水にて全量を100とする。
【0024】製造方法:成分に成分〜を加え混合
し、70℃に保ち水相とする。成分、を加熱溶解し
て混合し、70℃に保ち油相とする。油相に水相を加え
て混合し、冷却して製品とする。
【0025】 実施例2:消臭クリーム 重量% 月桃精油 3.0 ベヘニルアルコール 1.5 スクワラン 10.0 オリーブ油 3.0 ステアリン酸 2.0 ミツロウ 2.0 ミスチリン酸オクチルドデシル 3.5 ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O)3.0 モノステアリン酸グリセリン 2.5 ▲10▼グリチルリチン酸ジカリウム 0.5 ▲11▼1,3−ブチレングリコール 8.5 ▲12▼精製水にて全量を100とする。
【0026】製造方法:成分〜を加熱して混合し、
70℃に保ち油相とする。成分▲10▼〜▲12▼を加
熱溶解して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水
相を加えて乳化しかき混ぜながら冷却して製品とする。
【0027】 実施例3:ニキビ用クリーム 重量% ステアリン酸 15.0 セタノール 3.0 グリチルレチン酸 0.5 月桃精油 5.0 モノステアリン酸グリセリン 2.0 グリセリン 5.0 プロピレングリコール 3.0 水酸化カリウム 1.5 精製水にて全量を100とする。
【0028】製造方法:成分〜の油相及び成分〜
の水相をそれぞれ75℃に混合加熱溶解して混合した
後、油相に水相を加えた後混合して製品とする。
【0029】 実施例4:ミルキーローション 重量% 月桃エタノール抽出物 1.0 セタノール 2.0 スクワラン 5.0 オリーブ油 5.0 ホホバ油 5.0 モノステアリン酸グリセリン 2.5 ポリオキシエチレンセチルエーテル(20E.O)3.0 ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(20E.O) 2.0 ジプロピレングリコール 1.0 ▲10▼グリセリン 2.0 ▲11▼甘草エキス(局方甘草エキス) 0.1 ▲12▼精製水にて全量を100とする。
【0030】製造方法:成分〜を加熱して混合し、
70℃に保ち油相とする。成分〜▲12▼を加熱溶解
して混合し、75℃に保ち水相とする。油相に水相を加
えて乳化しかき混ぜながら冷却して製品とする。
【0031】 実施例5:ヘアリンス 重量% セタノール 3.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 月桃精油 2.0 グリチルリチン酸 0.5 グリセリン 3.0 精製水にて全量を100とする。
【0032】製造方法:成分に成分を加え、70
℃に加熱する。一方、成分〜を混合、溶解する。こ
の油相を攪拌しながら先に調製した水相を徐々に加えて
予備乳化し、ホモミキサーを加えて均一とした後冷却し
て製品とする。
【0033】 実施例6:ハンドソープ 重量% ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 50.0 クエン酸 適量 ポリオキシエチレンラノリンアルコール(100E.O) 1.0 ラウリン酸 3.0 苛性カリウム 0.5 プロピレングリコール 5.0 月桃水抽出物 5.0 グリチルレチン酸ステアリル 0.5 精製水にて全量を100とする。
【0034】製造方法:成分〜を50〜70℃に加
熱混合、冷却して製品とする。
【0035】 実施例7:浴用剤 重量% 炭酸水素ナトリウム 50.0 アロエ粉末 3.0 月桃水抽出物 10.0 3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二ナトリウム 1.0 硫酸ナトリウムにて全量を100とする。
【0036】製造方法:成分〜を均一に混合し、製
品とする。
【0037】 実施例8:シャンプー 重量% アルキルエーテル硫酸ナトリウム 18.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 2.0 月桃精油 2.0 ステアリン酸グリチルレチニル 0.5 精製水にて全量を100とする。
【0038】製造方法:成分〜を成分に添加し、
均一に混合し、製品とする。
【0039】試験例1:皮膚一次刺激試験:実施例1,
2,3,4、実施例1,2,3,4から甘草由来物質を
除いた比較例1,2,3,4、更に実施例1,2,3,
4から月桃由来物質と甘草由来物質を除いた比較例5,
6,7,8を試料とし、背部を除毛したウサギ(1群3
羽)の皮膚に貼付した。判定は24、48、72時間後
に表1に示す判定基準により評価し、紅斑及び浮腫の発
生に関する皮膚刺激指数の平均値を求めた。評価結果を
表2に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】表2に示した皮膚一次刺激性試験結果のと
おり、比較例1,2,3,4では明らかな紅斑及び浮腫
が観察された。しかし、実施例1,2,3,4では紅斑
及び浮腫を認めなかった。このことより、本発明の月桃
由来物質と甘草由来物質からなる化粧料組成物は皮膚一
次刺激性を有さないことが示された。
【0043】試験例2:皮膚累積刺激性試験:側腹部を
除毛したハートレー系モルモット(雄性、一群5匹)の
皮膚に1日1回、週5回、実施例1,2,3,4、実施
例1,2,3,4から甘草由来物質を除いた比較例1,
2,3,4、更に実施例1,2,3,4から月桃由来物
質と甘草由来物質を除いた比較例5,6,7,8を0.
5mL/8cm塗布した。塗布は4週間にわたって、
また除毛は各週の最終塗布日に行った。判定は各週の最
終日の翌日に表1に示す判定基準にて評価し、紅斑及び
浮腫の発生に関する皮膚刺激指数の平均値を求めた。評
価結果を表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】表3に示した皮膚累積刺激性試験の結果の
通り、比較例1,2,3,4では明らかな紅斑及び浮腫
が観察された。しかし、実施例1,2,3,4及び比較
例5,6,7,8では紅斑及び浮腫を認めなかった。こ
のことより、本発明の月桃由来物質と甘草由来物質から
なる化粧料組成物は皮膚累積刺激性を有さないことが示
された。
【0046】実用試験例1:消臭作用:20〜55才の
健常人(男性8人、女性2人)において、実施例2のボ
ディーロション,実施例2のボディーロションから甘草
由来物質を除いた比較例2、実施例2のボディーロショ
ンから月桃由来物質と甘草由来物質を除いた比較例6を
試料とし、各人の脇の下に1日2回、約1gのボディー
ロションを擦り込み、各試料を時期を変えて1週間連続
して使用したときのわきがの消臭効果を試験した。消臭
効果は下記の基準で自己申告により評価した。評価結果
を表4に示す。
【0047】 ○:消臭効果が認められる。 △:わずかに消臭効果が認められる。 ×:全く消臭効果が認められない。
【0048】実用試験例2:殺菌作用:15〜20才の
ニキビ症のパネラー(男性6人、女性4人)として、実
施例3のニキビ用クリーム,実施例3のニキビ用クリー
ムから甘草由来物質を除いた比較例3、実施例3のニキ
ビ用クリームから月桃由来物質と甘草由来物質を除いた
比較例7を試料とし、各人のにきび部位に1日2回、約
0.5gのニキビ用クリームを擦り込み、各試料を期間
を変えて4週間連続して使用したとき、殺菌作用による
ニキビ面ぽうの消失・改善効果を試験した。効果は下記
の基準で自己申告により評価した。評価結果を表4に示
す。
【0049】 ○:ニキビ面ぽうの改善が認められる。 △:わずかにニキビ面ぽうの改善が認められる。 ×:全くニキビ面ぽうの改善が認められない。
【0050】実用試験例3:血行促進作用:20〜35
才の健常人(男性8人、女性2人)について、実施例
4,実施例4から甘草由来物質を除いた比較例4、更に
実施例4から月桃由来物質と甘草由来物質を除いた比較
例8を試料とし、頬部に約1g塗布し、被験者自身が5
分間マッサージを行った後、30分間安静後の皮膚表面
の温度変化をサーモグラフィー(Nippon Avi
onics社製)によって測定した。評価結果を表4に
示す。
【0051】 ○:皮膚表面温度が上昇し、血行促進効果が認められ
る。 △:わずかに血行促進効果が認められる。 ×:全く血行促進効果が認められない。
【0052】実用試験例4:皮膚刺激試験:20〜35
才の健常人(男性5人、女性5人)において、実施例
2,3,4、実施例2,3,4から甘草由来物質比較例
2,3,4、更に実施例2,3,4から月桃由来物質と
甘草由来物質を除いた比較例6,7,8を試料とし、1
ヶ月間左手下腕部に1日1回1gを塗布したときの紅斑
・浮腫の発生人数をカウントした。このとき、1度紅斑
・浮腫が発生した場合はそれ以後の塗布を中止した。結
果を表4に示す。
【0053】 ○:紅斑・浮腫が認められる。 △:わずかに紅斑・浮腫が認められる。 ×:全く紅斑・浮腫が認められない。
【0054】
【表4】
【0055】表4に示したように、消臭試験の結果、比
較例6に比べ、実施例2には良好な消臭作用が認められ
た。また、殺菌試験の結果、比較例7に比べ、実施例3
には良好な殺菌作用が認められた。更に、血行促進試験
の結果、比較例8に比べ、実施例4には良好な血行促進
作用が認められた。一方、実施例2,3,4は比較例
2,3,4に比べ著しい紅斑・浮腫の発生の抑制が認め
られた。
【0056】このことより、本発明の月桃由来物質と甘
草由来物質を配合してなる組成物は消臭作用、防腐・殺
菌作用、血行促進作用等を損なうことなく、月桃由来物
質のみを配合したときに比べ、極めて皮膚刺激性が少な
く、安全な組成物であることが確認された。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係る月桃
由来物質と甘草由来物質を配合してなる化粧料組成物は
月桃由来物質が本来持っている消臭作用、防腐・殺菌作
用、血行促進作用等を損なうことなく、月桃由来物質の
みを配合した化粧料等に比べ、月桃由来物質の皮膚への
刺激を緩和し、よって皮膚の紅斑、浮腫の発生を抑制す
る組成物であり、皮膚安全性が優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩瀬 宏志 三重県津市上浜町五丁目141番地 宏輝株 式会社内 (72)発明者 高井 浩之 東京都千代田区内神田三丁目9番3号 宏 輝株式会社内 (72)発明者 早田 允和 東京都千代田区内神田三丁目9番3号 宏 輝株式会社内 (72)発明者 阿部 守 東京都世田谷区若林二丁目17番9号 株式 会社エバ化粧品内 (72)発明者 諸喜田 篤 沖縄県今帰仁村字兼次18番地2 ゆめじん 有限会社内 Fターム(参考) 4C083 AA082 AA111 AA121 AA122 AB032 AB312 AC022 AC072 AC102 AC122 AC172 AC182 AC242 AC302 AC352 AC422 AC432 AC692 AC712 AC782 AD042 AD352 AD512 AD531 AD532 CC01 CC04 CC05 CC23 CC25 CC38 CC39 DD23 DD31 EE10 EE12 EE14 EE18 4C088 AB60 AB81 AC02 AC11 BA09 BA10 CA03 MA08 MA63 ZA89

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】月桃由来物質と甘草由来物質を配合してな
    る化粧料組成物。
  2. 【請求項2】月桃由来物質が月桃抽出物及び月桃精油の
    少なくとも一種からなり、甘草由来物質が甘草抽出物、
    グリチルリチン酸及びその塩類並びにグリチルレチン酸
    誘導体の少なくとも一種からなる請求項1記載の化粧料
    組成物。
  3. 【請求項3】グリチルレチン酸誘導体がグリチルレチン
    酸、グリチルレチン酸ステアリル、ステアリン酸グリチ
    ルレチニル、3−サクシニルオキシグリチルレチン酸二
    ナトリウム又はグリチルレチン酸モノグルクロニドであ
    る請求項2記載の化粧料組成物。
  4. 【請求項4】月桃由来物質の配合量が組成物の総量を基
    準として、純分換算で0.01〜10重量%、甘草由来
    物質の配合量は、0.01〜1.0重量%である請求項
    1記載の化粧料組成物。
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