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JP2001180765A - 電子レンジ対応の食品包装用フィルムおよび食品用包装体 - Google Patents

電子レンジ対応の食品包装用フィルムおよび食品用包装体

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Publication number
JP2001180765A
JP2001180765A JP37220599A JP37220599A JP2001180765A JP 2001180765 A JP2001180765 A JP 2001180765A JP 37220599 A JP37220599 A JP 37220599A JP 37220599 A JP37220599 A JP 37220599A JP 2001180765 A JP2001180765 A JP 2001180765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
food
heterogeneous
base film
food packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37220599A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yanagi
秀夫 柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUDA SANGYO KK
Original Assignee
SUDA SANGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUDA SANGYO KK filed Critical SUDA SANGYO KK
Priority to JP37220599A priority Critical patent/JP2001180765A/ja
Publication of JP2001180765A publication Critical patent/JP2001180765A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成の複雑化等を招くことなく、適切な蒸気
抜きを保障可能とするとともに、そのリサイクルをも可
能とする。 【構成】 食品包装用フィルム10が単一樹脂系積層フィ
ルムとして形成されるとともに、この積層フィルムの樹
脂系統と異なる系統の合成樹脂材料をその一成分とする
異種系インキの塗布のもとで、ベースフィルム12内面
に、特定平面形状の異種系印刷部18が部分的に形成され
ている。そして、この食品包装用フィルムの異種系印刷
部18をいずれかの端辺部でその端縁に一端を掛けて配置
し、当該端辺部のヒートシール22を、端縁とそれに対峙
する位置とに所定の延出部18a,18bをそれぞれ残す幅内
に施すことにより、電子レンジ対応の食品用包装体20は
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子レンジ等に
より加熱調理される食品の密封包装に適した食品包装用
フィルム、およびこの食品包装用フィルムを用いて形成
された袋体、あるいは容器等の食品用包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、所定の加工の施された各種食
品を、食品包装用フィルムから形成された袋体、あるい
は容器等により包装、密封した冷凍食品、チルド食品、
および常温食品等(以下、冷凍食品等という)が、一般
家庭における電子レンジ等の普及に伴って、近年広く提
供されている。
【0003】ここで、食品を包装した包装体の密封度は
高く、冷凍食品等を電子レンジでそのまま加熱すると、
食品から発生する蒸気による内圧の上昇のもとで、包装
体が膨張し破裂する虞れがあるため、一般には、包装体
から出した後での食品の加熱、あるいは蒸気抜き用の開
口や孔等(蒸気抜き孔等)を包装体に形成した後での加
熱等が、消費者に要求されていた。
【0004】しかしながら、このような加熱時の諸作業
は比較的面倒であるため、加熱調理時における作業性の
低下は避けられない。そして、加熱時の諸作業に対する
指導、注意等が、たとえば注意事項として印刷等により
表示されているとはいえ、消費者がどのような条件下で
加熱調理するかは一義的でないため、たとえ蒸気抜き孔
等を形成したとしても、蒸気抜きの過不足による食品へ
の悪影響等がないとは断言できない。
【0005】そこで、たとえば、電子レンジ等による加
熱調理の進行に追従して、包装体内部からの脱気を適宜
確保可能とする構成が、種々提供されている。そして、
このような構成としては、たとえば、ヒートシール部の
一部に弱シール部を設け、内圧の上昇に伴う弱シール部
の剥離のもとで蒸気をその外部に放出、つまり脱気可能
とした特開昭63−277750号公報、および特開平09−0400
30号公報等に開示の構成や、ヒートシール部の一部にマ
イクロ波を吸収して発熱する発熱体を設け、発熱に伴う
当該部分の破壊によって脱気路を形成可能とした実開平
01−116186号公報、および実開平01−168481号公報等に
開示の構成、あるいは、多層の食品包装用フィルムの層
の一部に脱気路を設け、この脱気路にマイクロ波を吸収
して発熱する発熱体を配置し、発熱に伴う当該部分の破
壊によって包装体の内部を脱気路に連通可能した特開平
09−255050号公報に開示の構成等が、一般的に提供され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒート
シール部の一部に弱シール部を設ける構成は、いいかえ
れば、剥離容易な部分をヒートシール部に設けていると
いえるため、搬送時等における圧迫、あるいは衝撃等に
対する抵抗力の低下を伴うことが否定できない。つま
り、加熱調理が容易、かつ適切に行える半面、食品の密
封機能、つまりは食品に対する衛生保護機能の低下を伴
う虞れがある。
【0007】これに対し、ヒートシール部の一部や脱気
路の一部に発熱体を設ける構成においては、ヒートシー
ル自体の接着強度が高く得られるため、密封機能の低下
は十分に防止できる。しかしながら、電子レンジのマイ
クロ波出力は一律でないため、加熱調理時の諸条件に対
する対応性に劣る可能性は否定できない。
【0008】ここで、食品包装用フィルムのシーラント
フィルムを異なる系統の樹脂材料の組み合わせとし、そ
の間を融点の異なる樹脂接着層によって熱接着した構成
が、特開平09−315465号公報に開示されている。この構
成によれば、ヒートシールの接着強度の低下を伴うこと
なく、また、マイクロ波出力に影響されることなく、内
圧の上昇に伴う脱気路の形成が確保できる。
【0009】しかしながら、異なる系統の樹脂材料の
層、つまり異種系の合成樹脂層を持つ多層の樹脂フィル
ムはリサイクル不能であり、産業廃棄物としてのみ廃棄
処分されるものであることを考えると、上記特開平09−
315465号公報に開示の構成は、近年のごみ処理問題、あ
るいは環境問題等の点から見て、好ましいものであると
はいい難い。
【0010】この発明は、構成の複雑化等を招くことな
く、適切な蒸気抜きを保障可能とするとともに、リサイ
クルをも可能とする電子レンジ対応の食品包装用フィル
ム、およびこの食品包装用フィルムを用いた食品用包装
体の提供を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、食品包装用フィルムが、印刷層
の設けられるベースフィルムの内面側に積層させた、ベ
ースフィルムと同一種系の合成樹脂材料からなるシーラ
ントフィルム層を、その溶融接着のもとでベースフィル
ムに相互に貼り合わせてなる単一樹脂系積層フィルムと
して形成されている。そして、この積層フィルムの樹脂
系統と異なる系統の合成樹脂材料をその一成分とする異
種系インキの塗布のもとで、ベースフィルム内面の印刷
層に特定平面形状の異種系印刷部を部分的に形成し、こ
の異種系印刷部を、剥離可能な弱接着域としてベースフ
ィルム内面とシーラントフィルム層との間に部分的に規
定することによって、この発明の電子レンジ対応の食品
包装用フィルムは形成されている。
【0012】また、この食品包装用フィルムの異種系印
刷部を、いずれか1つの端辺部でその端縁に一端を掛け
て配置し、当該端辺部のヒートシールを、端縁とそれに
対峙する位置とに所定の延出部をそれぞれ残す幅内に施
した形態として、この発明の電子レンジ対応の食品用包
装体は形成されている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1に示すように、この発明に係る電子レ
ンジ対応の食品包装用フィルム10は、ベースフィルム12
の内面にシーラントフィルム層14を積層し相互に貼り合
わせた積層フィルムとして形成されている。
【0015】ベースフィルム12の合成樹脂材料としては
ポリプロピレン、ポリアミド(ナイロン)、ポリエステ
ル等が、またシーラントフィルム層14の合成樹脂材料と
してはポリプロピレン、ポリエステル等が、それぞれ一
般的に例示でき、通常は、食品包装用フィルム10の用
途、つまりは包装の対象となる食品の種別等に応じて、
その合成樹脂材料は適宜選択される。
【0016】なお、シーラントフィルム層14は、ヒート
シールと称する熱接着による接合の可能な熱可塑性樹脂
層を外面側、つまりはベースフィルム12に対する反対面
側に有すれば足りるため、シーラントフィルム層自体は
単層、多層のいずれでもよい。
【0017】ここで、異種系の合成樹脂材料からなるベ
ースフィルムとシーラントフィルム層とを相互に貼り合
わせる場合においては、通常、接着剤やアンカーコート
剤が使用されるが、このような異種系の樹脂フィルムの
積層、貼り合わせによりなる積層フィルム、あるいは接
着剤やアンカーコート剤等による貼り合わせの施された
積層フィルムに対しては、リサイクルの不可能な産業廃
棄物としての廃棄処分が要求される。そこで、この発明
においては、ベースフィルム12の内面側に積層した、ベ
ースフィルムと同一種系の合成樹脂材料からなるシーラ
ントフィルム14層を、その溶融接着のもとでベースフィ
ルムに相互に貼り合わせた、いわゆる単一樹脂系積層フ
ィルムとして、食品包装用フィルム10を形成している。
【0018】つまり、たとえば、ポリプロピレン系樹脂
材料からなるベースフィルム12に対し、同じポリプロピ
レン系樹脂材料からなるシーラントフィルム層14を積層
し貼り合わせることで、この発明の食品包装用フィルム
10は形成される。
【0019】このような、異種系フィルムや接着剤等を
用いることなく、同一種系の合成樹脂材料のみの組み合
わせとして形成した単一樹脂系積層フィルムであれば、
そのリサイクルは容易に可能となり、使用毎での、産業
廃棄物としての廃棄処分は確実に省略可能となる。
【0020】なお、この発明の実施の形態においては、
食品包装用フィルム10を、たとえば、ベースフィルム12
に対する、溶融押出しによるシーラントフィルム層14の
積層、貼り合わせによって形成されたもの、および、図
2に示すように所定の芯体16により巻き取られた長尺の
略帯状体として、以下具体化する。
【0021】ところで、積層フィルムに印刷を施す場合
においては、通常、ベースフィルムの内面、つまりはシ
ーラントフィルム層の貼り合わせ面に、所定のインキの
塗布による印刷層が設けられる。そして、ベースフィル
ム内面の印刷層は、シーラントフィルム層をなす、ベー
スフィルムに対する溶融接着層の一部となることから、
この発明の食品包装用フィルム10となる単一樹脂系積層
フィルムにおいては、溶融接着層としての役割も、この
印刷層に課せられている。
【0022】ここで、ベースフィルム、シーラントフィ
ルム層間の貼り合わせに接着剤、あるいはアンカーコー
ト剤等を用いない単一樹脂系積層フィルムにおいては、
ベースフィルム、およびシーラントフィルム層と同一系
統の合成樹脂材料からなる溶融接着層を設けることが、
その接着強度を高く確保するための必要条件であること
から、一般には、この積層フィルムと同一系統の合成樹
脂材料をその一成分とする同一種系インキの使用が、単
一樹脂系積層フィルムにおける印刷の大前提となってい
る。つまり、積層フィルムと異なる系統の合成樹脂材料
をその一成分とする異種系インキは、その接着強度に劣
ることから、通常は、単一樹脂系積層フィルムでの印刷
には使用されていない。
【0023】しかしながら、この発明においては、異種
系インキの接着強度に劣る点に着目し、図1、図2に示
すように、ベースフィルム12内面への異種系インキの塗
布によりなる異種系印刷部18を印刷層の特定箇所に部分
的に設けることにより、この異種系印刷部を、剥離の可
能な弱接着域として、食品包装用フィルム10のベースフ
ィルム、シーラントフィルム層14間に規定、形成してい
る。
【0024】この異種系印刷部18は、特定平面形状に形
成され、この平面形状としては、たとえば、図2に示す
ような略台形が例示できる。そして、この異種系印刷部
18は、略帯状の食品包装用フィルム10に対し、たとえば
等間隔毎に配置される。
【0025】ここで、この異種系印刷部18における接着
強度は、他の溶融接着層や同種系インキによる印刷部よ
り劣るとはいえ、低い接着強度のもとでの接着は確保さ
れている。つまり、ベースフィルム12内面に対する接着
剤等の乗りを排除するために使用する剥離剤と異なり、
異種系インキによるこの異種系印刷部18によれば、当該
部分の接着は得られるため、ベースフィルム、シーラン
トフィルム層14間の不要な剥離、および外観品質の低下
等が、この発明によれば確実に防止できる。
【0026】なお、この異種系印刷部18に着色を施すと
よい。そして、着色に加えて蒸気の噴出し口である旨を
表示すれば、加熱調理をする消費者に、その注意を促す
ことが容易となる。
【0027】このような食品包装用フィルム10を用いて
形成する食品用包装体20として、たとえば、図3に示す
ような、いわゆる合掌シールによりなる袋体が例示でき
る。このような合掌シール形態の袋体(食品用包装体)
20は、たとえば、適当大に裁断した1枚の食品包装用フ
ィルム10を、シーラントフィルム層14の内面配置のもと
で折り重ね、その各側端10a間をヒートシールにより合
掌シールするとともに、開口する端辺部20a,20bのいず
れか一方、たとえば端辺部20aをヒートシール22のもと
で接合することによって、食品を収容、つまりは包装可
能な袋体に製袋されている(図4(A)参照)。
【0028】なお、この合掌シール形態の袋体自体は公
知であり、この袋体の形態自体はこの発明の趣旨でない
ため、ここでの詳細な説明は省略する。
【0029】ここで、図3、および図4(A)に示すよう
に、この発明の食品用包装体20においては、異種系印刷
部18が、たとえば端辺部20aでその端縁に一端を掛けて
配置されている。そして、この発明においては、この端
辺部20aのヒートシール22が、端縁とそれに対峙する位
置とに所定の延出部18a,18bをそれぞれ残す幅内に施さ
れている。
【0030】このような袋形態の食品用包装体20におい
ては、開口した端辺部20bを、食品の収容、包装後にヒ
ートシールすることによって、食品は密封される。そし
て、食品を密封した食品用包装体20を電子レンジ等によ
り加熱調理すると、加熱に伴う蒸気が食品から発生する
ため、この蒸気圧による内圧の上昇によって、食品用包
装体は図4(B)に示すように膨張し、その力は、ヒート
シール22による接合部に集中して作用する。
【0031】ところで、上述したように、異種系印刷部
18においては、ベースフィルム12とシーラントフィルム
層14との接着強度が他の部分より劣ることから、その部
分におけるシーラントフィルム層の剛性が、それ以外の
部分における剛性に比較して低くなることは明らかであ
る。つまり、食品用包装体20の膨張のもとで、その内圧
がヒートシール22による接合部に向かって集中すると、
シーラントフィルム層14は、図5(A)に示すように、異
種系印刷部18の、食品用包装体内に位置する延出部18a
において破裂する。
【0032】このように、シーラントフィルム層14が異
種系印刷部の延出部18aで破裂すると、この破裂により
なる破裂孔24から、袋体10の内部の蒸気が外部に逃げよ
うとするため、この逃げようとする蒸気力のもとで、異
種系印刷部18のベースフィルム12、シーラントフィルム
層間は剥離される。そして、異種系印刷部18は、ヒート
シール22の各側、つまりヒートシールを挟んだ食品用包
装体20の内部、外部に、延出部18a,18bをそれぞれ延出
させているため、異種系印刷部においてベースフィルム
12、シーラントフィルム層14間が剥離されると、ヒート
シールを挟んだ食品用包装体の内外間が、この剥離によ
り形成された中空の脱気路26を介して連通され、これに
より、食品用包装体内の蒸気はその外部に放出される。
【0033】つまり、この食品用包装体20によれば、過
熱経過に対応して自然的に開口、形成される脱気路26を
介した蒸気の放出のもとで、食品用包装体の内圧を所定
圧に抑えて維持できるため、食品用包装体の破裂を伴わ
ない食品の加熱調理が、事前の諸作業を伴うことなく適
切に遂行可能となる。
【0034】上記のように、この発明の電子レンジ対応
の食品用包装体20によれば、加熱調理の際における事前
の諸作業が不要であるため、加熱調理時の作業の煩雑化
が確実に防止できる。そして、ヒートシール22による接
合強度自体を低下させることがなく、また、電子レンジ
のマイクロ波出力に影響を受けることもないため、食品
の密封機能、つまりは食品に対する衛生保護機能の低下
が確実に防止できるとともに、加熱調理時の諸条件に対
する対応性能が確実に向上される。
【0035】更に、この食品用包装体20をなす、この発
明に係る電子レンジ対応の食品包装用フィルム10が、単
一樹脂系積層フィルムとして形成されているため、使用
後、つまり食品の消費後における食品用包装体のリサイ
クルが可能となる。つまり、ごみの削減等を基軸とする
ごみ処理問題の対策への貢献が、このリサイクル化によ
って多いに期待できる。
【0036】そして、この食品包装用フィルム10は、異
種系インキによる異種系印刷部18をベースフィルム12の
内面の印刷層に部分的に設ければ足りるため、その製造
工程の煩雑化、および構成自体の複雑化が確実に防止さ
れる。更に、異種系インキによる異種系印刷部18によれ
ば、剥離剤の塗布によりなる剥離剤層と異なり、当該部
分の接着は確実に得られるため、不要な剥離に起因する
外観品質の低下等が確実に防止できる。
【0037】ここで、この発明の実施の形態において
は、異種系印刷部18の平面形状として、略台形を例示し
ているが、剥離した際に脱気路として機能可能な平面形
状であれば足りるため、これに限定されず、たとえば、
四角形や略円形、あるいは略半円形等に、異種系印刷部
を形成してもよい。
【0038】また、この発明の実施の形態においては、
食品用包装体20となる袋体の形態として、合掌シールに
より製袋した合掌シール形態のものを具体化している
が、これに限定されず、たとえば、2枚の積層フィルム
の三方をヒートシールしてなる、図6に示すような、い
わゆる三方シール形態の袋体にも、この発明が応用でき
ることはいうまでもない。
【0039】この三方シール形態の袋体としてなる食品
用包装体120においては、異種系印刷部18を有するこの
発明の食品包装用フィルム10が、たとえば表部材120-1
として、また異種系印刷部を有しない積層フィルム、た
とえば食品包装用フィルムと同一種の合成樹脂材料から
なる単一樹脂積層フィルムが裏部材120-2として、シー
ラントフィルム層14の内面配置のもとで相互に重ね合わ
される。そして、そのいずれか三方をヒートシール22に
よって接合することにより、一端辺部、たとえば端辺部
120bの開口した袋形態に、この食品用包装体120は形
成、つまりは製袋される。
【0040】この三方シール形態の袋体としてなる食品
用包装体120においても、異種系印刷部18が、たとえば
端辺部120aでその端縁に一端を掛けて配置され、この端
辺部のヒートシール22が、端縁とそれに対峙する位置と
に所定の延出部18a,18bをそれぞれ残す幅内に施されて
いる(図4(A)参照)。
【0041】このような構成においても、食品用包装体
120が膨張すれば、その力がヒートシール22による接合
部に集中して作用するため、異種系印刷部の延出部18a
における破裂が得られる。そして、この破裂孔24からの
蒸気の逃げによる、異種系印刷部のベースフィルム12、
シーラントフィルム層14間の剥離のもとで、中空の脱気
路26は適宜形成できるため、この三方シール形態の袋体
としてなる食品用包装体120においても、上記の袋形態
と同様の効果は得られる(図5(A),(B)参照)。
【0042】また、袋体に限定されず、たとえば容器形
態に、食品用包装体を形成してもよい。図7に示すよう
に、容器形態の食品用包装体220においては、容器本体2
20-1の開口端を閉鎖する蓋体220-2が、異種系印刷部18
を有するこの発明の食品包装用フィルム10から形成さ
れ、そのいずれか1つの端辺部、たとえば端辺部220a
に、異種系印刷部18が、その端縁に一端を掛けて配置さ
れるとともに、この端辺部のヒートシール22が、端縁と
それに対峙する位置とに所定の延出部18a,18bをそれぞ
れ残す幅内に施されている(図4(A)参照)。
【0043】この容器形態の食品用包装体220において
も、袋形態の食品用包装体と同様に、その内部の膨張に
より、異種系印刷部の延出部18aにおける破裂が得られ
る。そして、この破裂孔24からの蒸気の逃げによる、異
種系印刷部のベースフィルム12、シーラントフィルム層
14間の剥離のもとで、中空の脱気路26は適宜形成できる
ため、この容器形態の食品用包装体220においても、上
記の袋形態と同様の効果は十分に確保可能となる(図5
(A),(B)参照)。
【0044】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
【0045】
【発明の効果】上記のように、この発明に係る電子レン
ジ対応の食品用包装体によれば、加熱調理の際における
事前の諸作業が不要であるため、加熱調理時の作業の煩
雑化が確実に防止できる。そして、ヒートシールによる
接合強度自体を低下させることがなく、また、電子レン
ジのマイクロ波出力に影響を受けることもないため、食
品の密封機能、つまりは食品に対する衛生保護機能の低
下が確実に防止できるとともに、加熱調理時の諸条件に
対する対応性能が確実に向上される。
【0046】更に、この食品用包装体をなす、この発明
に係る電子レンジ対応の食品包装用フィルムが、単一樹
脂系積層フィルムとして形成されているため、食品消費
後における食品用包装体のリサイクルが可能となる。つ
まり、ごみの削減等を基軸とするごみ処理問題の対策へ
の貢献が、このリサイクル化によって多いに期待でき
る。
【0047】そして、この食品包装用フィルムは、異種
系インキによる異種系印刷部をベースフィルムの内面の
印刷層に部分的に設ければ足りるため、その製造工程の
煩雑化、および構成の複雑化が確実に防止される。更
に、異種系インキによる異種系印刷部によれば、剥離剤
と異なり、当該部分の接着は確実に得られるため、不要
な剥離に起因する外観品質の低下等が確実に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る電子レンジ対応の食品包装用フ
ィルムを示す、図2の線A−Aに沿った断面図である。
【図2】食品包装用フィルムの概略斜視図である。
【図3】電子レンジ対応の食品用包装体の一例を示す、
合掌シール形態の袋体の概略斜視図である。
【図4】食品用包装体の膨張前、およびその膨張後を示
す、図3の線B−Bに沿った各断面図である。
【図5】シーラントフィルム層の破裂後を示す、図3の
線B−B、および図3の線C−Cに沿った各断面図である。
【図6】電子レンジ対応の食品用包装体の変形例を示
す、三方シール形態の袋体の概略斜視図である。
【図7】容器形態での一例を示す、電子レンジ対応の食
品用包装体の概略斜視図である。
【符号の説明】
10 電子レンジ対応の食品包装用フィルム 12 ベースフィルム 14 シーラントフィルム層 18 異種系印刷部 20,120,220 電子レンジ対応の食品用包装体 22 ヒートシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AB01 BA12A BB14A BB25A CA17 CA24 EA06 EE02 FA01 FB13 FC01 GB07 GD07 4F100 AK01B AK01C AK07 AK41 AK48 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA32 EC03 EC032 GB17 HB31A HB31D JL11C JL14D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷層の設けられるベースフィルムの内
    面側に積層させた、ベースフィルムと同一種系の合成樹
    脂材料からなるシーラントフィルム層を、その溶融接着
    のもとでベースフィルムに相互に貼り合わせてなる単一
    樹脂系積層フィルムであり、 この積層フィルムの樹脂系統と異なる系統の合成樹脂材
    料をその一成分とする異種系インキの塗布のもとで、ベ
    ースフィルム内面の印刷層に特定平面形状の異種系印刷
    部を部分的に形成し、この異種系印刷部を、剥離可能な
    弱接着域としてベースフィルム内面とシーラントフィル
    ム層との間に部分的に規定した電子レンジ対応の食品包
    装用フィルム。
  2. 【請求項2】 印刷層の設けられるベースフィルムの内
    面側に積層させた、ベースフィルムと同一種系の合成樹
    脂材料からなるシーラントフィルム層を、その溶融接着
    のもとでベースフィルムに相互に貼り合わせた単一樹脂
    系積層フィルムとしてなる食品包装用フィルムを用い、
    シーラントフィルム層を内面側に配置して重ね合わせた
    対応端辺部でのヒートシールにより、食品を密封可能に
    形成された対応形態の食品用包装体であり、 上記食品包装用フィルムが、積層フィルムの樹脂系統と
    異なる系統の合成樹脂材料をその一成分とする異種系イ
    ンキの塗布によりなる特定平面形状の異種系印刷部をベ
    ースフィルム内面の印刷層に部分的に有して形成され、
    この異種系印刷部が、剥離可能な弱接着域として食品包
    装用フィルムのベースフィルム内面とシーラントフィル
    ム層との間に部分的に規定されるとともに、 前記異種系印刷部を、いずれか1つの端辺部でその端縁
    に一端を掛けて配置し、当該端辺部のヒートシールを、
    端縁とそれに対峙する位置とに所定の延出部をそれぞれ
    残す幅内に施してなる電子レンジ対応の食品用包装体。
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