JP2001180305A - 燃料タンク - Google Patents
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- JP2001180305A JP2001180305A JP37122799A JP37122799A JP2001180305A JP 2001180305 A JP2001180305 A JP 2001180305A JP 37122799 A JP37122799 A JP 37122799A JP 37122799 A JP37122799 A JP 37122799A JP 2001180305 A JP2001180305 A JP 2001180305A
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- fuel tank
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- parts
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高い難燃性を有し、しかも加熱後の残渣が膨
張して耐火断熱層を形成することにより、火災時に防火
性能を発現しうる燃料タンクを提供する。 【解決手段】 合成樹脂で形成された燃料タンク本体
と、該燃料タンク本体の少なくとも下半分の外面に加熱
により膨張断熱する層を設ける。
張して耐火断熱層を形成することにより、火災時に防火
性能を発現しうる燃料タンクを提供する。 【解決手段】 合成樹脂で形成された燃料タンク本体
と、該燃料タンク本体の少なくとも下半分の外面に加熱
により膨張断熱する層を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等に用いられ
る合成樹脂製の燃料タンクに関する。
る合成樹脂製の燃料タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の燃料タンクは、一般に鋼板製
のものが用いられるが、自動車の軽量化を目的として合
成樹脂製の燃料タンクが提案されている。しかしなが
ら、合成樹脂製の燃料タンクには、火災時の防火効果が
殆どないため、実用上の問題点となっている。
のものが用いられるが、自動車の軽量化を目的として合
成樹脂製の燃料タンクが提案されている。しかしなが
ら、合成樹脂製の燃料タンクには、火災時の防火効果が
殆どないため、実用上の問題点となっている。
【0003】このような問題を解決するために、特開昭
59−48232号公報では、合成樹脂製の燃料タンク
外側に発泡性塗料を塗布したものが提案されている。こ
の発泡性塗料は、火災時に、リン化合物、多価アルコー
ル及び不燃性ガス発生剤の反応によって発泡する系から
なり、発泡して燃料タンク外面に断熱層を形成すること
により、燃料タンクの溶融を防止する。
59−48232号公報では、合成樹脂製の燃料タンク
外側に発泡性塗料を塗布したものが提案されている。こ
の発泡性塗料は、火災時に、リン化合物、多価アルコー
ル及び不燃性ガス発生剤の反応によって発泡する系から
なり、発泡して燃料タンク外面に断熱層を形成すること
により、燃料タンクの溶融を防止する。
【0004】自動車の燃料タンクは、一般に車体レイア
ウトの関係から後部の床下等に設けられることが多く、
この床下部分には燃料タンク以外に、排気管、排気浄化
装置等の熱発生源が配置される。ところが、この発泡性
塗料は、ある程度の高温に長時間曝されると反応率が低
下するため、火災時の発泡倍率が低くなり、所定の断熱
性能が得られないという問題点があった。
ウトの関係から後部の床下等に設けられることが多く、
この床下部分には燃料タンク以外に、排気管、排気浄化
装置等の熱発生源が配置される。ところが、この発泡性
塗料は、ある程度の高温に長時間曝されると反応率が低
下するため、火災時の発泡倍率が低くなり、所定の断熱
性能が得られないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
に鑑み、高い難燃性を有し、しかも加熱後の残渣が膨張
して耐火断熱層を形成することにより、火災時に防火性
能を発現しうる燃料タンクを提供することにある。
に鑑み、高い難燃性を有し、しかも加熱後の残渣が膨張
して耐火断熱層を形成することにより、火災時に防火性
能を発現しうる燃料タンクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料タンクは、
合成樹脂で形成された燃料タンク本体と、該燃料タンク
本体の少なくとも下半分の外面に加熱により膨張断熱す
る層を設けたことを特徴とする。
合成樹脂で形成された燃料タンク本体と、該燃料タンク
本体の少なくとも下半分の外面に加熱により膨張断熱す
る層を設けたことを特徴とする。
【0007】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おける燃料タンク本体は、合成樹脂から形成されたもの
であれば、特に制限はない。上記燃料タンク本体は単層
構造であってもよく、異種の合成樹脂からなる多層構造
であってもよい。燃料タンクの形状もメーカーによって
異なるが、特に制限はない。
おける燃料タンク本体は、合成樹脂から形成されたもの
であれば、特に制限はない。上記燃料タンク本体は単層
構造であってもよく、異種の合成樹脂からなる多層構造
であってもよい。燃料タンクの形状もメーカーによって
異なるが、特に制限はない。
【0008】上記燃料タンク本体の一般的な製造方法と
しては、例えば、まず押出機において溶融状態の合成樹
脂(ポリエチレン等)をアキュムレーターに一旦蓄積し
た後、パリソンと呼ばれるチューブ形状に射出する。次
いで、このパリソンを燃料タンクの形状を有する金型に
挟み込んで後空気を吹き込んで膨らませて、金型に押圧
するブロー成形法が挙げられる。
しては、例えば、まず押出機において溶融状態の合成樹
脂(ポリエチレン等)をアキュムレーターに一旦蓄積し
た後、パリソンと呼ばれるチューブ形状に射出する。次
いで、このパリソンを燃料タンクの形状を有する金型に
挟み込んで後空気を吹き込んで膨らませて、金型に押圧
するブロー成形法が挙げられる。
【0009】上記燃料タンク本体の厚みは、特に限定さ
れないが、3〜8mmが一般的である。
れないが、3〜8mmが一般的である。
【0010】上記加熱により膨張断熱する層はシート状
物が好ましく、このようなシート状物としては、例え
ば、3M社製「ファイアバリア」(クロロプレンゴムと
バーミキュライトを含有する樹脂組成物からなるシート
材料、体積膨張率:3倍、熱伝導率:0.20kcal
/m・h・℃)、三井金属塗料社製「メジヒカット」
(ポリウレタン樹脂と熱膨張性黒鉛を含有する樹脂組成
物からなるシート材料、体積膨張率:4倍、熱伝導率:
0.21kcal/m・h・℃)等の市販品が使用可能
である。
物が好ましく、このようなシート状物としては、例え
ば、3M社製「ファイアバリア」(クロロプレンゴムと
バーミキュライトを含有する樹脂組成物からなるシート
材料、体積膨張率:3倍、熱伝導率:0.20kcal
/m・h・℃)、三井金属塗料社製「メジヒカット」
(ポリウレタン樹脂と熱膨張性黒鉛を含有する樹脂組成
物からなるシート材料、体積膨張率:4倍、熱伝導率:
0.21kcal/m・h・℃)等の市販品が使用可能
である。
【0011】さらに、上記加熱により膨張断熱する層と
しては、下記樹脂組成物(I)又は(II)より形成され
るものが好ましい。上記樹脂組成物(I)としては、ゴ
ム成分又はエポキシ樹脂からなる樹脂成分、中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛並びに無機充填剤を含有するものが用
いられ、上記樹脂組成物(II)としては、ゴム成分又は
エポキシ樹脂からなる樹脂成分、リン化合物、中和処理
された熱膨張性黒鉛並びに無機充填剤を含有するものが
用いられる。
しては、下記樹脂組成物(I)又は(II)より形成され
るものが好ましい。上記樹脂組成物(I)としては、ゴ
ム成分又はエポキシ樹脂からなる樹脂成分、中和処理さ
れた熱膨張性黒鉛並びに無機充填剤を含有するものが用
いられ、上記樹脂組成物(II)としては、ゴム成分又は
エポキシ樹脂からなる樹脂成分、リン化合物、中和処理
された熱膨張性黒鉛並びに無機充填剤を含有するものが
用いられる。
【0012】上記ゴム成分としては、例えば、天然ゴム
(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム
(BR)、1,2−ポリブタジエンゴム(1,2−B
R)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプ
レンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴ
ム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM、E
PDM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、
アクリルゴム(ACM、ANM)、エピクロルヒドリン
ゴム(CO、ECO)、多加硫ゴム(T)、シリコーン
ゴム(Q)、フッ素ゴム(FKM、FZ)、ウレタンゴ
ム(U)等が挙げられる。これらのゴム成分は単独で用
いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム
(BR)、1,2−ポリブタジエンゴム(1,2−B
R)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、クロロプ
レンゴム(CR)、ニトリルゴム(NBR)、ブチルゴ
ム(IIR)、エチレン−プロピレンゴム(EPM、E
PDM)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、
アクリルゴム(ACM、ANM)、エピクロルヒドリン
ゴム(CO、ECO)、多加硫ゴム(T)、シリコーン
ゴム(Q)、フッ素ゴム(FKM、FZ)、ウレタンゴ
ム(U)等が挙げられる。これらのゴム成分は単独で用
いられてもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0013】上記ゴム成分には、樹脂組成物の耐火性能
を妨げない範囲で、変性、架橋等が施されてもよい。変
性、架橋の方法は、特に限定されず、公知の方法により
行われる。
を妨げない範囲で、変性、架橋等が施されてもよい。変
性、架橋の方法は、特に限定されず、公知の方法により
行われる。
【0014】上記ゴム成分を用いる場合は、燃料タンク
との積層を容易にするために粘着性を付与することが好
ましい。粘着性を付与する方法としては、特に制限はな
いが、例えば、ブチルゴムのゴム成分にポリブテン等の
液状樹脂や石油樹脂等の粘着付与剤を配合する方法が挙
げられる。
との積層を容易にするために粘着性を付与することが好
ましい。粘着性を付与する方法としては、特に制限はな
いが、例えば、ブチルゴムのゴム成分にポリブテン等の
液状樹脂や石油樹脂等の粘着付与剤を配合する方法が挙
げられる。
【0015】上記エポキシ樹脂は、特に限定されない
が、基本的にはエポキシ基をもつモノマーと硬化剤とを
反応させることにより得られる。上記エポキシ基をもつ
モノマーとしては、例えば、2官能のグリシジルエーテ
ル型、グリシジルエステル型、多官能のグリシジルエー
テル型等のモノマーが例示される。
が、基本的にはエポキシ基をもつモノマーと硬化剤とを
反応させることにより得られる。上記エポキシ基をもつ
モノマーとしては、例えば、2官能のグリシジルエーテ
ル型、グリシジルエステル型、多官能のグリシジルエー
テル型等のモノマーが例示される。
【0016】上記2官能のグリシジルエーテル型のモノ
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポ
リプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール
型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロ
パン型、プロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、
水添ビスフェノールA型等のモノマーが例示される。
マーとしては、例えば、ポリエチレングリコール型、ポ
リプロピレングリコール型、ネオペンチルグリコール
型、1、6−ヘキサンジオール型、トリメチロールプロ
パン型、プロピレンオキサイド−ビスフェノールA型、
水添ビスフェノールA型等のモノマーが例示される。
【0017】上記グリシジルエステル型のモノマーとし
ては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒ
ドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香
酸型等のモノマーが例示される。
ては、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸型、テトラヒ
ドロ無水フタル酸型、ダイマー酸型、p−オキシ安息香
酸型等のモノマーが例示される。
【0018】上記多官能のグリシジルエーテル型のモノ
マーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オル
ソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジシ
クロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示さ
れる。
マーとしては、例えば、フェノールノボラック型、オル
ソクレゾールノボラック型、DPPノボラック型、ジシ
クロペンタジエン・フェノール型等のモノマーが例示さ
れる。
【0019】これらのエポキシ基をもつモノマーは、単
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0020】上記硬化剤としては、重付加型又は触媒型
のものが用いられる。重付加型の硬化剤としては、例え
ば、ポリアミン、酸無水物、ポリフェノール、ポリメル
カプタン等が例示され、上記触媒型の硬化剤としては、
例えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス酸錯体等
が例示される。
のものが用いられる。重付加型の硬化剤としては、例え
ば、ポリアミン、酸無水物、ポリフェノール、ポリメル
カプタン等が例示され、上記触媒型の硬化剤としては、
例えば、3級アミン、イミダゾール類、ルイス酸錯体等
が例示される。
【0021】上記エポキシ樹脂の硬化方法は、特に限定
されず、公知の方法によって行うことができる。
されず、公知の方法によって行うことができる。
【0022】上記中和処理された熱膨張性黒鉛とは、従
来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理したもので
ある。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱
分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、
濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と濃硝酸、過塩素
酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸
化水素等の強酸化剤とで処理することにより生成するグ
ラファイト層間化合物であり、炭素の層状構造を維持し
たままの結晶化合物である。
来公知の物質である熱膨張性黒鉛を中和処理したもので
ある。上記熱膨張性黒鉛は、天然鱗状グラファイト、熱
分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、
濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と濃硝酸、過塩素
酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、過酸
化水素等の強酸化剤とで処理することにより生成するグ
ラファイト層間化合物であり、炭素の層状構造を維持し
たままの結晶化合物である。
【0023】上述のように酸処理して得られた熱膨張性
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、中和処理された熱膨張性黒鉛とする。
黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ
金属化合物、アルカリ土類金属化合物等で中和すること
により、中和処理された熱膨張性黒鉛とする。
【0024】上記脂肪族低級アミンとしては、特に限定
されず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミン等が挙げられる。上記アルカリ金属化合物及
びアルカリ土類金属化合物としては、特に限定されず、
例えば、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウ
ム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸
塩、有機酸塩等が挙げられる。
されず、例えば、モノメチルアミン、ジメチルアミン、
トリメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブ
チルアミン等が挙げられる。上記アルカリ金属化合物及
びアルカリ土類金属化合物としては、特に限定されず、
例えば、カリウム、ナトリウム、カルシウム、バリウ
ム、マグネシウム等の水酸化物、酸化物、炭酸塩、硫酸
塩、有機酸塩等が挙げられる。
【0025】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の粒度
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が200メ
ッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所定
の耐火断熱層が得られず、粒度が20メッシュより大き
くなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はあるが、
樹脂バインダーと混練する際に分散性が悪くなり、物性
の低下が避けられない。
は、20〜200メッシュが好ましい。粒度が200メ
ッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、所定
の耐火断熱層が得られず、粒度が20メッシュより大き
くなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はあるが、
樹脂バインダーと混練する際に分散性が悪くなり、物性
の低下が避けられない。
【0026】上記中和処理された熱膨張性黒鉛の市販品
としては、例えば、東ソー社製「GREP−EG」、U
CAR CARBON社製「GRAFGUARD」等が
挙げられる。
としては、例えば、東ソー社製「GREP−EG」、U
CAR CARBON社製「GRAFGUARD」等が
挙げられる。
【0027】上記無機充填剤としては、例えば、シリ
カ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化ア
ンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、
炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシ
ウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベ
ントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、
セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バル
ン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カー
ボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、
木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネ
シウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレー
ト、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホ
ウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ等
が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種
以上が併用されてもよい。
カ、珪藻土、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化ア
ンチモン、フェライト類、水酸化カルシウム、水酸化マ
グネシウム、水酸化アルミニウム、塩基性炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、
炭酸バリウム、ドーソナイト、ハイドロタルサイト、硫
酸カルシウム、硫酸バリウム、石膏繊維、ケイ酸カルシ
ウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベ
ントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、
セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バル
ン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カー
ボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、
木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネ
シウム、チタン酸ジルコン酸鉛、アルミニウムボレー
ト、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホ
ウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ等
が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種
以上が併用されてもよい。
【0028】上記無機充填剤の中でも、特に骨材的役割
を果たす炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭酸塩;骨
材的役割の他に加熱時に吸熱効果を付与する水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム等の含水無機物が好まし
い。上記含水無機物及び金属炭酸塩を併用は、燃焼残渣
の強度向上や熱容量増大に大きく寄与すると考えられ
る。
を果たす炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭酸塩;骨
材的役割の他に加熱時に吸熱効果を付与する水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム等の含水無機物が好まし
い。上記含水無機物及び金属炭酸塩を併用は、燃焼残渣
の強度向上や熱容量増大に大きく寄与すると考えられ
る。
【0029】さらに、上記含水無機物は、加熱時の脱水
反応によって生成した水のために吸熱が起こり、温度上
昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、加熱残
渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働くこと
で残渣強度が向上する点で特に好ましい。中でも、水酸
化マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発
揮する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発
揮する温度領域が広くなり、より効果的な温度上昇抑制
効果が得られることから、併用することが好ましい。
反応によって生成した水のために吸熱が起こり、温度上
昇が低減されて高い耐熱性が得られる点、及び、加熱残
渣として酸化物が残存し、これが骨材となって働くこと
で残渣強度が向上する点で特に好ましい。中でも、水酸
化マグネシウムと水酸化アルミニウムは、脱水効果を発
揮する温度領域が異なるため、併用すると脱水効果を発
揮する温度領域が広くなり、より効果的な温度上昇抑制
効果が得られることから、併用することが好ましい。
【0030】上記無機充填剤の粒径としては、0.5〜
100μmが好ましく、より好ましくは、約1〜50μ
mである。また、粒径の大きい無機充填剤と粒径の小さ
いものを組み合わせて使用することがより好ましく、組
み合わせて用いることによって、加熱により膨張断熱す
る層の力学的性能を維持したまま、高充填化することが
可能となる。
100μmが好ましく、より好ましくは、約1〜50μ
mである。また、粒径の大きい無機充填剤と粒径の小さ
いものを組み合わせて使用することがより好ましく、組
み合わせて用いることによって、加熱により膨張断熱す
る層の力学的性能を維持したまま、高充填化することが
可能となる。
【0031】上記含水無機物の市販品としては、例え
ば、水酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「ハイジ
ライトH−42M」(昭和電工社製)、粒径18μmの
「ハイジライトH−31」(昭和電工社製)等が挙げら
れる。
ば、水酸化アルミニウムとして、粒径1μmの「ハイジ
ライトH−42M」(昭和電工社製)、粒径18μmの
「ハイジライトH−31」(昭和電工社製)等が挙げら
れる。
【0032】上記炭酸カルシウムの市販品としては、例
えば、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(白石カ
ルシウム社製)、粒径8μmの「ホワイトンBF30
0」(備北粉化社製)等が挙げられる。
えば、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(白石カ
ルシウム社製)、粒径8μmの「ホワイトンBF30
0」(備北粉化社製)等が挙げられる。
【0033】上記リン化合物としては、例えば、赤リ
ン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニ
ルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート等
の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリ
ウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金属塩;ポリリン
酸アンモニウム類;下記一般式(1)で表される化合物
等が挙げられる。これらのうち、耐火性の観点から、赤
リン、ポリリン酸アンモニウム類、及び、下記一般式
(1)で表される化合物が好ましく、性能、安全性、費
用等の点においてポリリン酸アンモニウム類がより好ま
しい。
ン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェ
ート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニ
ルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート等
の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリ
ウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金属塩;ポリリン
酸アンモニウム類;下記一般式(1)で表される化合物
等が挙げられる。これらのうち、耐火性の観点から、赤
リン、ポリリン酸アンモニウム類、及び、下記一般式
(1)で表される化合物が好ましく、性能、安全性、費
用等の点においてポリリン酸アンモニウム類がより好ま
しい。
【0034】
【化1】
【0035】式中、R1 及びR3 は、水素、炭素数1〜
16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素
数6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、
炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16の
アリールオキシ基を表す。
16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、又は、炭素
数6〜16のアリール基を表す。R2 は、水酸基、炭素
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルキル基、炭素
数1〜16の直鎖状若しくは分岐状のアルコキシル基、
炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16の
アリールオキシ基を表す。
【0036】上記赤リンは、少量の添加で難燃効果が向
上する。上記赤リンとしては、市販の赤リンを用いるこ
とができるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安
全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティング
したもの等が好適に用いられる。
上する。上記赤リンとしては、市販の赤リンを用いるこ
とができるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安
全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティング
したもの等が好適に用いられる。
【0037】上記一般式(1)で表される化合物として
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。なかでも、t−ブチルホスホン酸
は、高価ではあるが、難燃性が優れる点において好まし
い。上記リン化合物は、単独で用いても、2種以上を併
用してもよい。
は特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチル
ホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチ
ルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン
酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホ
ン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチル
ホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニル
ホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホ
スフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホ
スフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフ
ィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホ
スフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン
酸等が挙げられる。なかでも、t−ブチルホスホン酸
は、高価ではあるが、難燃性が優れる点において好まし
い。上記リン化合物は、単独で用いても、2種以上を併
用してもよい。
【0038】上記ポリリン酸アンモニウム類としては、
例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリ
ン酸アンモニウム等が挙げられるが、取扱い性等の点か
らポリリン酸アンモニウムが好適に用いられる。市販品
としては、例えば、クラリアント社製「エキソリットA
P422」、「エキソリットAP462」、住友化学工
業社製「スミセーフP」、チッソ社製「テラージュC6
0」、「テラージュC70」、「テラージュC80」等
が挙げられる。
例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリ
ン酸アンモニウム等が挙げられるが、取扱い性等の点か
らポリリン酸アンモニウムが好適に用いられる。市販品
としては、例えば、クラリアント社製「エキソリットA
P422」、「エキソリットAP462」、住友化学工
業社製「スミセーフP」、チッソ社製「テラージュC6
0」、「テラージュC70」、「テラージュC80」等
が挙げられる。
【0039】上記無機充填剤にリン化合物を併用するこ
とにより、加熱により膨張する層の難燃性を向上させる
ことができる。炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭酸
塩は、リン化合物との反応で膨張を促すと考えられ、特
に、リン化合物として、ポリリン酸アンモニウムを使用
した場合に、高い膨張効果が得られる。また、有効な骨
材として働き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成す
る。
とにより、加熱により膨張する層の難燃性を向上させる
ことができる。炭酸カルシウム、炭酸亜鉛等の金属炭酸
塩は、リン化合物との反応で膨張を促すと考えられ、特
に、リン化合物として、ポリリン酸アンモニウムを使用
した場合に、高い膨張効果が得られる。また、有効な骨
材として働き、燃焼後に形状保持性の高い残渣を形成す
る。
【0040】上記樹脂組成物(I)において、中和処理
された熱膨張性黒鉛の配合量は、樹脂成分100重量部
に対して15〜300重量部が好ましい。熱膨張性黒鉛
の配合量が、15重量部未満になると十分な膨張性能が
得られず、300重量部を超えると加熱により膨張断熱
する層の機械的物性低下が大きくなり、使用に耐えられ
なくなる。
された熱膨張性黒鉛の配合量は、樹脂成分100重量部
に対して15〜300重量部が好ましい。熱膨張性黒鉛
の配合量が、15重量部未満になると十分な膨張性能が
得られず、300重量部を超えると加熱により膨張断熱
する層の機械的物性低下が大きくなり、使用に耐えられ
なくなる。
【0041】上記樹脂組成物(I)において、無機充填
剤の配合量は、樹脂成分100重量部に対して30〜5
00重量部が好ましい。配合量が、30重量部未満にな
ると十分な膨張性能が得られず、500重量部を超える
と、加熱により膨張断熱する層の機械的物性低下が大き
くなり、使用に耐えられなくなる。
剤の配合量は、樹脂成分100重量部に対して30〜5
00重量部が好ましい。配合量が、30重量部未満にな
ると十分な膨張性能が得られず、500重量部を超える
と、加熱により膨張断熱する層の機械的物性低下が大き
くなり、使用に耐えられなくなる。
【0042】また、上記樹脂組成物(I)において、中
和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の合計量は、
樹脂成分100重量部に対して200〜600重量部が
好ましい。合計量が、200重量部未満になると十分な
耐火性能が得られず、600重量部を超えると、加熱に
より膨張断熱する層の機械的物性低下が大きくなり、使
用に耐えられなくなる。
和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤の合計量は、
樹脂成分100重量部に対して200〜600重量部が
好ましい。合計量が、200重量部未満になると十分な
耐火性能が得られず、600重量部を超えると、加熱に
より膨張断熱する層の機械的物性低下が大きくなり、使
用に耐えられなくなる。
【0043】上記樹脂組成物(II)において、中和処理
された熱膨張性黒鉛の配合量は、樹脂組成物(I)と同
様の理由により、樹脂成分100重量部に対して15〜
300重量部が好ましく、無機充填剤の配合量は、樹脂
組成物(I)と同様の理由により、樹脂成分100重量
部に対して30〜500重量部が好ましい。
された熱膨張性黒鉛の配合量は、樹脂組成物(I)と同
様の理由により、樹脂成分100重量部に対して15〜
300重量部が好ましく、無機充填剤の配合量は、樹脂
組成物(I)と同様の理由により、樹脂成分100重量
部に対して30〜500重量部が好ましい。
【0044】上記樹脂組成物(II)において、リン化合
物の配合量は、樹脂成分100重量部に対して50〜1
50重量部が好ましい。配合量が、50重量部未満にな
ると十分な形状保持性が得られず、150重量部を超え
ると、加熱により膨張断熱する層の機械的物性低下が大
きくなる。
物の配合量は、樹脂成分100重量部に対して50〜1
50重量部が好ましい。配合量が、50重量部未満にな
ると十分な形状保持性が得られず、150重量部を超え
ると、加熱により膨張断熱する層の機械的物性低下が大
きくなる。
【0045】また、上記樹脂組成物(II)において、リ
ン化合物、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤
の合計量は、樹脂成分100重量部に対して200〜6
00重量部が好ましい。合計量が、200重量部未満に
なると十分な耐火性能が得られず、600重量部を超え
ると、加熱により膨張断熱する層の機械的物性低下が大
きくなる。
ン化合物、中和処理された熱膨張性黒鉛及び無機充填剤
の合計量は、樹脂成分100重量部に対して200〜6
00重量部が好ましい。合計量が、200重量部未満に
なると十分な耐火性能が得られず、600重量部を超え
ると、加熱により膨張断熱する層の機械的物性低下が大
きくなる。
【0046】特に、上記加熱により膨張断熱する層に、
樹脂成分としてエポキシ樹脂を使用すると、熱硬化性樹
脂であるため耐熱性に優れると共に、架橋構造をとるた
め膨張後の残渣の形状保持性にも優れる。
樹脂成分としてエポキシ樹脂を使用すると、熱硬化性樹
脂であるため耐熱性に優れると共に、架橋構造をとるた
め膨張後の残渣の形状保持性にも優れる。
【0047】上記樹脂組成物(I)及び(II)には、必
要に応じて物性を損なわない範囲で、フェノール系、ア
ミン系、イオウ系の酸化防止剤、金属害防止剤、帯電防
止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料等が添加さ
れてもよい。
要に応じて物性を損なわない範囲で、フェノール系、ア
ミン系、イオウ系の酸化防止剤、金属害防止剤、帯電防
止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料等が添加さ
れてもよい。
【0048】上記樹脂組成物(I)又は(II)は、各成
分を押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、
ロール等の混練装置又は撹拌装置を用いて、混合するこ
とにより得ることができる。この樹脂組成物を、カレン
ダー成形、押出成形、プレス成形等、従来公知の方法で
シート状に成形することにより、上記加熱により膨張断
熱する層を得ることができる。
分を押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、
ロール等の混練装置又は撹拌装置を用いて、混合するこ
とにより得ることができる。この樹脂組成物を、カレン
ダー成形、押出成形、プレス成形等、従来公知の方法で
シート状に成形することにより、上記加熱により膨張断
熱する層を得ることができる。
【0049】上記加熱により膨張断熱する層は、燃料タ
ンクの外面に被覆されるが、自動車用燃料タンクは、一
般に自動車の底面に接触して取付けられていることが多
いため、上記加熱により膨張断熱する層は、燃料タンク
の少なくとも下半分外面を被覆できればよく、必ずしも
燃料タンクの外面全体を被覆する必要はない。
ンクの外面に被覆されるが、自動車用燃料タンクは、一
般に自動車の底面に接触して取付けられていることが多
いため、上記加熱により膨張断熱する層は、燃料タンク
の少なくとも下半分外面を被覆できればよく、必ずしも
燃料タンクの外面全体を被覆する必要はない。
【0050】また、上記加熱により膨張断熱する層とし
てシート状物の代わりに、予め射出成形等により燃料タ
ンクの外面に対応する形状に成形した成形体を使用する
と、簡単に装着することができるので生産性が向上す
る。この場合、成形性を考慮して樹脂成分としてエポキ
シ樹脂を使用することが好ましい。
てシート状物の代わりに、予め射出成形等により燃料タ
ンクの外面に対応する形状に成形した成形体を使用する
と、簡単に装着することができるので生産性が向上す
る。この場合、成形性を考慮して樹脂成分としてエポキ
シ樹脂を使用することが好ましい。
【0051】(作用)本発明の燃料タンクで用いられる
膨張断熱する層は、樹脂成分、中和処理された熱膨張性
黒鉛及び無機充填剤を含有する樹脂組成物から形成され
ることにより、火災時の加熱によって、樹脂成分は炭化
して断熱層の役割を果たし、熱膨張性黒鉛は膨張断熱層
を形成して燃料タンクへ熱が伝達するのを阻止する。ま
た、無機充填剤は熱容量の増大に寄与する。さらに、上
記樹脂組成物にリン化合物が添加されることにより、膨
張断熱層及び充填剤の形状保持力が向上する。
膨張断熱する層は、樹脂成分、中和処理された熱膨張性
黒鉛及び無機充填剤を含有する樹脂組成物から形成され
ることにより、火災時の加熱によって、樹脂成分は炭化
して断熱層の役割を果たし、熱膨張性黒鉛は膨張断熱層
を形成して燃料タンクへ熱が伝達するのを阻止する。ま
た、無機充填剤は熱容量の増大に寄与する。さらに、上
記樹脂組成物にリン化合物が添加されることにより、膨
張断熱層及び充填剤の形状保持力が向上する。
【0052】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0053】(実施例1〜3、比較例1〜3)表1に示
した配合量の樹脂成分、中和処理された熱膨張性黒鉛、
無機充填剤及びリン化合物をロールにて混練して樹脂組
成物を得た。次いで、上記樹脂組成物の樹脂成分がゴム
成分の場合は、樹脂組成物を100℃で3分間プレス成
形して、耐火性評価に用いる試験片Aを作製した。ま
た、上記樹脂組成物の樹脂成分がエポキシ樹脂の場合
は、樹脂組成物を150℃で15分間プレス成形して硬
化させ、耐火性評価に用いる試験片Aを作製した。
した配合量の樹脂成分、中和処理された熱膨張性黒鉛、
無機充填剤及びリン化合物をロールにて混練して樹脂組
成物を得た。次いで、上記樹脂組成物の樹脂成分がゴム
成分の場合は、樹脂組成物を100℃で3分間プレス成
形して、耐火性評価に用いる試験片Aを作製した。ま
た、上記樹脂組成物の樹脂成分がエポキシ樹脂の場合
は、樹脂組成物を150℃で15分間プレス成形して硬
化させ、耐火性評価に用いる試験片Aを作製した。
【0054】別途、高密度ポリエチレン(昭和電工社製
「ショーレックス4551H」)から、長さ100mm
×幅100mm×厚さ3mmの試験片Bを作製した後、
この試験片Bに上記試験片Aを積層して、燃料タンクの
耐火性評価用試験体を得た。上記試験体の試験片A側が
下側となるように固定した後、試験体の下方にブンゼン
バーナーを置き、ブンゼンバーナーの炎の先端が試験片
Aに接するように加熱した。表中、60秒間の加熱で試
験片Bに孔か開かなかったものを○、60秒未満の加熱
で試験片Bに孔か開いたものを×で示した。尚、ブンゼ
ンバーナーの炎は、炎の高さが3cm、炎先端の温度が
800℃となるように調節した。
「ショーレックス4551H」)から、長さ100mm
×幅100mm×厚さ3mmの試験片Bを作製した後、
この試験片Bに上記試験片Aを積層して、燃料タンクの
耐火性評価用試験体を得た。上記試験体の試験片A側が
下側となるように固定した後、試験体の下方にブンゼン
バーナーを置き、ブンゼンバーナーの炎の先端が試験片
Aに接するように加熱した。表中、60秒間の加熱で試
験片Bに孔か開かなかったものを○、60秒未満の加熱
で試験片Bに孔か開いたものを×で示した。尚、ブンゼ
ンバーナーの炎は、炎の高さが3cm、炎先端の温度が
800℃となるように調節した。
【0055】
【表1】
【0056】尚、表中で使用した各成分は下記の通りで
ある。 ・ブチルゴム:エクソン化学社製「エクソンブチル06
5」 ・ポリブテン:出光石油化学社製「出光ポリブテン10
0R」 ・石油樹脂:トーネックス社製「エスコレッツ532
0」
ある。 ・ブチルゴム:エクソン化学社製「エクソンブチル06
5」 ・ポリブテン:出光石油化学社製「出光ポリブテン10
0R」 ・石油樹脂:トーネックス社製「エスコレッツ532
0」
【0057】・エポキシ基をもつモノマー(表中、エポ
キシモノマーで示す): 油化シェルエポキシ社製「エピコートE807」 (ビスフェノールF型エポキシモノマー) 油化シェルエポキシ社製「エピコートYL6795」 (ビスフェノールF型エポキシモノマー) ・硬化剤:油化シェルエポキシ社製「エピキュアーF
L052」 (ジアミン系硬化剤) 油化シェルエポキシ社製「エピキュアーYLH85
4」 (ジアミン系硬化剤)
キシモノマーで示す): 油化シェルエポキシ社製「エピコートE807」 (ビスフェノールF型エポキシモノマー) 油化シェルエポキシ社製「エピコートYL6795」 (ビスフェノールF型エポキシモノマー) ・硬化剤:油化シェルエポキシ社製「エピキュアーF
L052」 (ジアミン系硬化剤) 油化シェルエポキシ社製「エピキュアーYLH85
4」 (ジアミン系硬化剤)
【0058】・中和処理された熱膨張性黒鉛:東ソー社
製「フレームカットGREP−EG」 ・水酸アルミニウム:昭和電工社製「ハイジライトH−
31」 ・炭酸カルシウム:備北粉化社製「ホワイトンBF−3
00」 ・ポリリン酸アンモニウム:クラリアント社製「エキソ
リットAP422」
製「フレームカットGREP−EG」 ・水酸アルミニウム:昭和電工社製「ハイジライトH−
31」 ・炭酸カルシウム:備北粉化社製「ホワイトンBF−3
00」 ・ポリリン酸アンモニウム:クラリアント社製「エキソ
リットAP422」
【0059】
【発明の効果】本発明の燃料タンクは、上述の構成であ
り、高い難燃性を有し、しかも加熱後の残渣が膨張して
耐火断熱層を形成することにより、火災時に優れた防火
性能を発現して燃料タンクの燃焼を阻止する。また、燃
料タンクの近傍に、排気管、排気浄化装置等の熱発生源
が配置されても、防火性能は低下することがない。
り、高い難燃性を有し、しかも加熱後の残渣が膨張して
耐火断熱層を形成することにより、火災時に優れた防火
性能を発現して燃料タンクの燃焼を阻止する。また、燃
料タンクの近傍に、排気管、排気浄化装置等の熱発生源
が配置されても、防火性能は低下することがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 21/00 C08L 63/00 C 63/00 F02M 37/00 301J F02M 37/00 301 B60K 15/02 A Fターム(参考) 3D038 CA08 CA11 CB01 CC20 4J002 AC011 AC031 AC061 AC071 AC081 AC091 BB151 BB181 BB271 BD121 BG041 CD011 CD031 CD051 CD061 CD091 CD101 CH041 CK021 CP031 DA017 DA026 DA058 DA067 DC007 DE047 DE187 DE237 DE247 DE267 DE287 DF017 DG027 DG047 DH048 DH058 DJ007 DK007 DL007 EW048 EW128 EW138 FA047 FA087 FA107 FB076 FB086 FB268 FD017 FD136 FD137 FD138 FD140 GH00 GN00
Claims (5)
- 【請求項1】 合成樹脂で形成された燃料タンク本体
と、該燃料タンク本体の少なくとも下半分の外面に加熱
により膨張断熱する層を設けたことを特徴とする燃料タ
ンク。 - 【請求項2】 加熱により膨張断熱する層が、ゴム成分
又はエポキシ樹脂からなる樹脂成分100重量部、中和
処理された熱膨張性黒鉛15〜300重量部、並びに、
無機充填剤30〜500重量部を含有する樹脂組成物
(I)より形成され、かつ中和処理された熱膨張性黒鉛
及び無機充填剤の合計量が200〜600重量部である
ことを特徴とする請求項1記載の燃料タンク。 - 【請求項3】 加熱により膨張断熱する層が、ゴム成分
又はエポキシ樹脂からなる樹脂成分100重量部、リン
化合物50〜150重量部、中和処理された熱膨張性黒
鉛15〜300重量部、並びに、無機充填剤30〜50
0重量部を含有する樹脂組成物(II)より形成され、か
つ中和処理された熱膨張性黒鉛、無機充填剤及びリン化
合物の合計量が200〜600重量部であることを特徴
とする請求項1記載の燃料タンク。 - 【請求項4】 無機充填剤が、含水無機物及び/又は無
機炭酸塩であることを特徴とする請求項2又は3記載の
燃料タンク。 - 【請求項5】 加熱により膨張断熱する層が成形体から
なることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
載の燃料タンク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37122799A JP2001180305A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 燃料タンク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37122799A JP2001180305A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 燃料タンク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001180305A true JP2001180305A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18498358
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37122799A Pending JP2001180305A (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 燃料タンク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001180305A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008506803A (ja) * | 2004-07-13 | 2008-03-06 | ハンツマン・アドヴァンスト・マテリアルズ・(スイッツランド)・ゲーエムベーハー | 難燃性組成物 |
| JP2018053253A (ja) * | 2015-05-14 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | 耐火樹脂組成物 |
-
1999
- 1999-12-27 JP JP37122799A patent/JP2001180305A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008506803A (ja) * | 2004-07-13 | 2008-03-06 | ハンツマン・アドヴァンスト・マテリアルズ・(スイッツランド)・ゲーエムベーハー | 難燃性組成物 |
| JP2018053253A (ja) * | 2015-05-14 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | 耐火樹脂組成物 |
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