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JP2001179179A - 超音波振動子及び複合振動発生超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子及び複合振動発生超音波振動子

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JP2001179179A
JP2001179179A JP36942399A JP36942399A JP2001179179A JP 2001179179 A JP2001179179 A JP 2001179179A JP 36942399 A JP36942399 A JP 36942399A JP 36942399 A JP36942399 A JP 36942399A JP 2001179179 A JP2001179179 A JP 2001179179A
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piezoelectric element
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Seishi Hamada
晴司 浜田
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Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの振動体の中で異なる共振要素が複数存
在する場合でも、各々の共振周波数を継続的かつ安定し
て完全に一致させることが可能な超音波振動子を提供す
る。 【解決手段】 一対以上の主圧電素子1に駆動電圧を印
加して振動させる場合に、残りの少なくとも一対の副圧
電素子2に対して主圧電素子1に印加する電圧と同一周
波数で位相角をずらした電圧を印加して当該振動子6の
共振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段13を
備えることで、超音波振動子6の共振周波数を任意の周
波数に強制的にずらしかつ自動追尾による安定した振動
が可能となるようにした。この結果、例えば超音波パワ
ー合成器のように複数の振動子を同一の周波数で駆動す
る場合に適用すれば、容易に周波数を一致させて効率よ
く安定した動作が実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種加工を行うた
めに用いられる超音波振動子ないしは複合振動発生超音
波振動子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、比較的大きなパワーが必要とされ
ている超音波加工分野では、超音波振動子として容易に
高出カが得られるランジュバン型振動子が多く使用され
ている。このランジュバン型振動子の共振周波数はこれ
を構成する部品のヤング率や密度及び寸法などの物理的
特性で略決定されるが、かなり鋭い共振を示す。つま
り、電気的先鋭度いわゆるQ(Quality Factor)が非
常に大きいので共振周波数付近でインピーダンスが大き
く変化し、僅かに駆動周波数がずれただけで振動子のイ
ンピーダンスや振幅が大きく変わる。従って、効率の良
い超音波振動を実現させるには振動子の共振周波数を精
密に自動追尾しなければならない。
【0003】もし、僅かでも駆動周波数が共振周波数と
異なると希望の振動振幅が得られなかったり、異常電流
が流れて振動子や発振装置を破壊してしまう危険があ
る。そのために温度変化や負荷変動による共振周波数の
微変動が無視できず、振動子の共振周波数の変化を常に
検出して、その周波数に精密に自動追尾させて駆動する
技術が不可欠である。従って、発振器は振動子の振動状
況をフィードバックしてその振動状況の電気信号の位相
変化に応じて発振周波数を制御するPLL(Phase Lo
cked Loop)方式等が従来より広く使われている。
【0004】例えば、金属の塑性加工のような分野に超
音波振動を応用する場合、加工部分で数kW以上のパワ
ーを要求されることが多い。このような場合には多数の
振動子の出力パワーを合成して大パワーとして取り出し
て使用する方法がとられる。
【0005】一例として、図12に超音波パワー合成器
201を示す。十字型の縦横の長さが各々1/2波長
(λ/2)のパワー合成用振動体202の3面に励振用
振動子203を装着し、残りの1面に加工用ホーン20
4を装着した超音波パワー合成器201の場合、3体の
励振用振動子203の合成した超音波パワーが加工用ホ
ーン204から得られる。
【0006】しかし、この場合、各々の励振用振動子2
03の共振周波数などの電気的特性が一致しないと効率
よい出力が得られ難い。共振周波数などの電気的特性が
一致しない振動子を複数個結合させると、各々の共振周
波数が異なることによって幾つかのスプリアスレスポン
スが現れることになり、理想的な自動追尾ができなくな
る。このような状態で使用し続けると、必要とするだけ
の超音波パワーが得られなかったり、特定の振動子にの
み負担が加わり、その振動子を破損させてしまったり発
振装置を破壊してしまうなどの不具合が発生する。
【0007】このような現象を回避するためには、振動
子を製造する最終段階で、例えば、振動子の寸法を切り
詰めたりして互いの周波数が一致するよう調節する方法
がとられてきたが、非常に煩雑である上に、場合によっ
ては経時変化で各々の共振周波数が再びずれてしまうこ
ともあり、万全でなかった。
【0008】以前より、超音波振動の有効利用の目的で
様々な振動形態の振動子が提案され実用化が試みられて
きており、以前から存在する軸方向と一致した方向に振
動する軸振動モードはもちろん、軸心を中心にねじれる
方向に振動するねじれ振動モードや、軸と直角方向に曲
げモーメントが働くたわみ振動モード等を利用した振動
子が各種提案され使用されてきている。ここで言う“軸
振動モード”とは縦波(粗密波)であり、ねじり振動モ
ードは横波(せん断波)であり、その振動伝播メカニズ
ムは全く異なり、かつ、同一形状で同一素材でも各々の
モードの音速は異なる。また、たわみ振動モードは屈曲
波とも呼ばれ、振動体の形状次第で音速が大きく変化
し、ねじり振動の横波とはまた異質のものである。λ=
V/F(λ:波長、V:音速、F:共振周波数)の公式
で表される共振周波数における波長λも各振動モードで
全く異なる。従って、異なる振動モード間では負荷や温
度等の条件が変化すると各々の振動モードにおける共振
周波数の変化率も異なる。
【0009】昨今の工業技術の進歩に伴い、超音波の有
効利用の試みが盛んになるにつれ、従来にない振動形
態、特に複数の振動モードを1つの振動子で実現する複
合振動発生超音波振動子の実現の要求が高まりつつあ
り、振動子先端部を2次元或いは3次元的に複雑な振動
軌跡を描かせて、超音波による更なる性能の向上を得よ
うと試みられている。
【0010】例えば、ねじれ方向に振動するねじり振動
(Totional)と、軸方向に振動する軸振動(Longitud
inal)を1つの振動子で実現するT−L型複合振動子の
場合、通常は各々の振動モードの音速が異なるので軸振
動とねじれ振動では共振周波数は全く異なることにな
る。
【0011】しかし、形状を工夫することでねじり振動
の共振周波数と軸振動の共振周波数とを設計上一致させ
ることは可能である。一般に、軸振動の波長に対してね
じり振動の波長は短いが、形状を工夫し且つ互いの最小
公倍数の波長になるよう振動子を設計すれば共振周波数
を一致させられる。
【0012】この場合、振動子先端部の振動軌跡は、軸
振動とねじれ振動を駆動する電圧位相が同じであれば螺
旋振動を発生させることが可能となる。一例として、図
13にT−L型複合振動子211の構成とその振動分布
図を示す。前部ホーン212と後部ホーン213で軸振
動用圧電素子214とねじり振動用圧電素子215を挟
み込み、締着ボルト216で締着したランジュバン型の
T−L型複合振動子211において、設計の段階で互い
の共振周波数を一致させる形状とし、各々の圧電素子2
14,215に共振周波数に同期した高周波電圧を印加
すれば、軸振動とねじり振動を同時に発生させることが
可能になる。
【0013】このとき、振幅を縦軸に採った場合、図1
3中に示すように軸振動を軸振動分布217、ねじり振
動をねじり振動分布218として表される。
【0014】しかし、実用上安定して共振周波数が一致
し続けることは非常に困難である。即ち、振動子21
4,215に装着された工具の摩耗や再研削若しくは交
換等によっては勿論、温度変化や負荷の大きさによって
変化する共振周波数は、その振動モードによって変化率
が異なり、諸条件の変化によって各共振周波数の差は大
きく離れてしまう。
【0015】更に、このような複合振動子を用いて楕円
振動の発生についても数々の試みがなされてきている。
【0016】しかし、楕円振動もそもそも異なる振動モ
ードを同一の周波数で駆動してその位相を調整すること
で得られるもので、既に説明した通り、やはり安定して
長時間楕円振動を得るのは非常に困難である。
【0017】もっとも、短時間であれ自動追尾を用いて
安定した楕円振動を得ようとの試みもあり、その基本的
な構成の一例を図14に示す。前部ホーン212と後部
ホーン213で軸振動用圧電素子214とたわみ振動用
圧電素子219,220を挟み込み、締着ボルト216
で締着したランジュバン型のB−L(Bending−Longi
tudinal)型複合振動子221を形成する。ここで、た
わみ振動用圧電素子219,220は2枚の互いの圧電
方向が向き合うように合わせた円環状の圧電素子を2分
割して半円環状に形成している。
【0018】たわみ振動用圧電素子219は圧電方向が
プラス側の面を向き合わせて構成し(→←で表す)、たわ
み振動用圧電素子220は圧電方向がマイナス側の面を
向き合わせて(←→で表す)構成している。これで共通の
電極に駆動電圧を印加すれば一方の圧電素子219又は
220が膨張するサイクルで他方の圧電素子220又は
219が収縮するため、簡単にたわみ振動を発生するこ
とが可能になり、軸振動用圧電素子214との組合せで
B−L型複合振動子221が構成される。この振動子は
設計の段階で形状を工夫して互いの共振周波数を一致さ
せる形状とし、各々の圧電素子219,220に共振周
波数に同期した高周波電圧を印加すれば、軸振動とたわ
み振動を同時に発生させることが可能になる。
【0019】いま、電圧制御発振器(VCO)222の
出力をたわみ振動用出力増幅回路223で増幅し、たわ
み振動速度検出器224を介してたわみ振動用圧電素子
219,220に印加する。
【0020】ここに、印加される電圧及び電流の位相差
をたわみ振動速度検出器224で検出して共振周波数と
のずれを周波数制御電圧V1として出力して電圧制御発
振器222にフィードバックし、駆動周波数と本来の共
振周波数が外れれば、その差分が周波数制御電圧V1に
表れ電圧制御発振器222の発振周波数を制御すること
で常に共振周波数で安定して発振するPLL型自動追尾
回路が構成され、たわみ振動は共振周波数にて安定した
振動を継続することが可能になる。
【0021】次に、電圧制御発振器222の出力を位相
制御器225を介して軸振動用出力増幅回路226にて
増幅して軸振動用圧電素子214に印加すれば、同時に
軸振動も発生することになる。ここで、位相制御器22
5で位相をずらせば、たわみ振動と軸振動の動作タイミ
ングも位相がずれることになり、リサージュ波形の振動
軌跡を発生させ、90度位相がずれていれば振動子先端
は図14中に示すように楕円振動の軌跡Sを描くことに
なる。
【0022】しかし、これはあくまで両振動モードの共
振周波数が完全に一致しているときに実現できること
で、何れか一方が僅かでも共振周波数からずれていれ
ば、共振周波数からずれたその振動モードの効率は極端
に悪化し、僅かな振幅しか得られず、ほぼ直線振動の振
動軌跡になってしまう。
【0023】一例として示した図14の回路の場合、た
わみ振動の共振周波数は常に自動追尾しているので安定
して共振周波数で振動することが可能であるが、軸振動
に関してはたわみ振動の共振周波数で駆動されているに
過ぎない。
【0024】従って、軸振動の共振周波数が何らかの要
因でずれてしまえば安定した楕円振動は得られなくな
る。ランジュバン型振動子はかなり鋭い共振、つまり、
Q(Quality Factor)が非常に大きいため、設計の段
階で軸振動とたわみ振動の各々の共振周波数を一致させ
たとしても、負荷や温度等の条件が変化すると互いの共
振周波数の変化率も違うことで全く異なる共振周波数に
なってしまい、その結果相対位相や相対振幅がずれて振
動形態を正しく制御することができなくなる。
【0025】従って、ランジュバン型複合振動子におけ
る超音波楕円振動は応用研究段階での一時的な実験的結
果しか得られていない現状にある。
【0026】この他に、軸と直角方向に振動するたわみ
振動(Bending)と、軸心に対してねじれる方向に振動
するねじり振動(Totional)を1つの振動子で実現す
るB−T型複合振動子や3つの振動モードを組合せたT
−B−L型複合振動子などもあるが、何れの場合も同様
の理由で各共振周波数を満足して一致し続けることは実
用上不可能である。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上、このような従来
技術では、複数の超音波振動子を合成して大出力を得る
装置において簡単に各々の振動子の共振周波数を一致さ
せ、それを継続して安定させることは困難である。ま
た、超音波振動子の固有の共振周波数の変動を検出して
その周波数に合った周波数で駆動を行うのが従来の一般
的な制御技術であるため、複合振動発生超音波振動子の
場合に各々のモードで勝手に変動する共振周波数に各々
発振器を接続して別駆動することはできても、リアルタ
イムで振動子の共振周波数をアクティブに制御する技術
は存在せず、各々の振動モードで同期の取れた振動制御
を安定して行うことは不可能である。
【0028】即ち、1つの振動体の中で異なる共振要素
が複数存在する場合、各々の共振周波数を設計段階で合
わせたとしても、それを継続的に安定し続けることは物
理的に不可能であり、その対処方法としてアクティブに
共振周波数を制御する方法が長年待ち望まれている。
【0029】そこで、本発明は、超音波振動子を構成す
る圧電素子の一部に、位相の異なった信号を印加した
り、インピーダンス素子を接続してその値を制御したり
することで振動子の共振周波数を強制的に制御でき、こ
れによって1つの振動体の中で異なる共振要素が複数存
在する場合でも、各々の共振周波数を継続的かつ安定し
て完全に一致させることが可能な超音波振動子及び複合
振動発生超音波振動子を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の超
音波振動子は、一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧
電素子とを組合せた超音波振動子において、一対以上の
前記主圧電素子に駆動電圧を印加して振動させる場合
に、残りの少なくとも一対の前記副圧電素子に対して前
記主圧電素子に印加する電圧と同一周波数で位相角をず
らした電圧を印加して当該振動子の共振周波数を強制的
に変化させる周波数可変手段を備える。
【0031】即ち、複数対の圧電素子のうち、主圧電素
子に対して位相角をずらした電圧を副圧電素子に印加す
ることで超音波振動子の共振周波数を強制的に制御でき
るようにしたものであり、主圧電素子に電圧を印加して
振動させ、副圧電素子に同一周波数で位相角をずらした
電圧を加えることで超音波振動子の共振周波数を任意の
周波数に強制的にずらしかつ自動追尾による安定した振
動が可能となる。この結果、超音波パワー合成器のよう
に複数の振動子を同一の周波数で駆動する場合も、本発
明を適用することで、容易に周波数を一致させ効率よく
安定した動作が実現でき、また経時変化の問題もなくな
る。
【0032】請求項2記載の発明の超音波振動子は、一
対以上の主圧電素子と一対以上の副圧電素子とを組合せ
た超音波振動子において、一対以上の前記主圧電素子に
駆動電圧を印加して振動させる場合に、残りの少なくと
も一対の前記副圧電素子の両端を前記主圧電素子に印加
する電圧と同一周波数で位相角をずらしたタイミングで
短絡させて当該振動子の共振周波数を強制的に変化させ
る周波数可変手段を備える。
【0033】即ち、複数対の圧電素子のうち、主圧電素
子に対して位相角をずらしたタイミングで副圧電素子両
端に発生する起電力を短絡することで超音波振動子の共
振周波数を強制的に制御できるようにしたものであり、
一対以上の主圧電素子に電圧を印加して振動させ、残り
の一対以上の副圧電素子は主圧電素子に印加する電圧と
同一周波数で位相角をずらしたタイミングでその副圧電
素子の両端を短絡させることで超音波振動子の共振周波
数を任意の周波数に強制的にずらしかつ自動追尾による
安定した振動が可能となる。この結果、超音波パワー合
成器のように複数の振動子を同一の周波数で駆動する場
合も、本発明を適用することで、容易に周波数を一致さ
せ効率よく安定した動作が実現でき、また経時変化の問
題もなくなる。
【0034】請求項3記載の発明の超音波振動子は、一
対以上の主圧電素子と一対以上の副圧電素子とを組合せ
た超音波振動子において、一対以上の前記主圧電素子に
駆動電圧を印加して振動させる場合に、残りの少なくと
も一対の前記副圧電素子の両端をコイルにより短絡さ
せ、前記コイルのインダクタンスを変化させて当該振動
子の共振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段を
備える。
【0035】即ち、複数対の圧電素子のうち、副圧電素
子の両端にコイルを接続しそのインダクタンスを変化さ
せることで超音波振動子の共振周波数を強制的に制御で
きるようにしたものであり、一対以上の主圧電素子に駆
動電圧を印加して振動させる場合、残りの一対以上の副
圧電素子にはコイルを接続してその副圧電素子の両端を
短絡し、そのコイルのインダクタンスを変化させること
で超音波振動子の共振周波数を強制的にずらしかつ自動
追尾による安定した振動が可能となる。この結果、超音
波パワー合成器のように複数の振動子を同一の周波数で
駆動する場合も、本発明を適用することで、容易に周波
数を一致させ効率よく安定した動作が実現でき、また経
時変化の問題もなくなる。
【0036】請求項4記載の発明の複合振動発生超音波
振動子は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せ
て、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モード
で同時に振動させることが可能で、前記副振動モードで
振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上
の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動
子において、前記主振動モードで振動している圧電素子
に印加する電圧と同一周波数で位相角をずらした電圧を
前記副振動モードで振動する前記副圧電素子に印加して
前記副振動モードで振動する前記副圧電素子の共振周波
数を強制的に変化させる周波数可変手段を備え、常に前
記主振動モードの共振周波数に前記副振動モードの共振
周波数を一致させるようにした。
【0037】請求項5記載の発明の複合振動発生超音波
振動子は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せ
て、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モード
で同時に振動させることが可能で、前記副振動モードで
振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上
の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動
子において、前記副振動モードで振動する前記副圧電素
子の両端を前記主振動モードで振動する圧電素子に印加
する電圧と同一周波数で位相角をずらしたタイミングで
短絡させて前記副振動モードで振動する前記副圧電素子
の共振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段を備
え、常に前記主振動モードの共振周波数に前記副振動モ
ードの共振周波数を一致させるようにした。
【0038】請求項6記載の発明の複合振動発生超音波
振動子は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せ
て、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モード
で同時に振動させることが可能で、前記副振動モードで
振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上
の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動
子において、前記副振動モードで振動する前記副圧電素
子の両端をコイルにより短絡させ、前記コイルのインダ
クタンスを変化させて前記副振動モードで振動する前記
圧電素子の共振周波数を強制的に変化させる周波数可変
手段を備え、常に前記主振動モードの共振周波数に前記
副振動モードの共振周波数を一致させるようにした。
【0039】即ち、これらの請求項4ないし6記載の発
明は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せて、
主振動モードと副振動モードとの異なる振動モードで同
時に振動させることが可能で、前記副振動モードで振動
する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上の副
圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動子
で、主振動モードで振動している共振周波数に対して、
別モードで振動している副振動モードの副圧電素子を前
述した請求項1〜3記載の発明における周波数可変手段
の何れかを用いて強制的に共振周波数を変化させて常に
主振動モードの共振周波数に副振動モードの共振周波数
を一致させるようにしたものであり、主振動モードで振
動している共振周波数と、副振動モードの共振周波数と
を強制的に一致させ、継続して安定した複合振動が得ら
れることで、超音波を利用した切削や研削等の加工分野
での応用範囲が広がり高品位な加工が期待できる。
【0040】請求項7記載の発明の複合振動発生超音波
振動子は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せ
て、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モード
で同時に振動させることが可能で、前記副振動モードで
振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上
の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動
子において、前記主振動モードで振動している圧電素子
に印加する電圧と同一周波数で位相角をずらした電圧を
前記副振動モードで振動する前記副圧電素子に印加して
前記副振動モードで振動する前記副圧電素子の共振周波
数を強制的に変化させる周波数可変手段を備え、常に前
記主振動モードの整数倍の共振周波数に前記副振動モー
ドの共振周波数を一致させるようにした。
【0041】請求項8記載の発明の複合振動発生超音波
振動子は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せ
て、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モード
で同時に振動させることが可能で、前記副振動モードで
振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上
の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動
子において、前記副振動モードで振動する前記副圧電素
子の両端を前記主振動モードで振動する圧電素子に印加
する電圧と同一周波数で位相角をずらしたタイミングで
短絡させて前記副振動モードで振動する前記副圧電素子
の共振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段を備
え、常に前記主振動モードの整数倍の共振周波数に前記
副振動モードの共振周波数を一致させるようにした。
【0042】請求項9記載の発明の複合振動発生超音波
振動子は、振動モードの異なる圧電素子を複数対組合せ
て、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モード
で同時に振動させることが可能で、前記副振動モードで
振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上
の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波振動
子において、前記副振動モードで振動する前記副圧電素
子の両端をコイルにより短絡させ、前記コイルのインダ
クタンスを変化させて前記副振動モードで振動する前記
圧電素子の共振周波数を強制的に変化させる周波数可変
手段を備え、常に前記主振動モードの整数倍の共振周波
数に前記副振動モードの共振周波数を一致させるように
した。
【0043】即ち、請求項7ないし9記載の発明は、振
動モードの異なる圧電素子を複数対組合せて、主振動モ
ードと副振動モードとの異なる振動モードで同時に振動
させることが可能で、前記副振動モードで振動する振動
子部分が一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧電素子
とを組合せてなる複合振動発生超音波振動子で、主振動
モードで振動している共振周波数に対して、別モードで
振動している副振動モードの副圧電素子を請求項1〜3
記載の発明における周波数可変手段の何れかを用いて強
制的に共振周波数を変化させて常に主振動モードの整数
倍の共振周波数に副振動モードの共振周波数を一致させ
られるようにしたものであり、副振動モードの共振周波
数を強制的に共振周波数を変化させて常に主振動モード
の整数倍の共振周波数に副振動モードの共振周波数を一
致させることで、従来では不可能であった継続して安定
した複合振動を発生させることができ、超音波を利用し
た切削や研削等の加工分野での応用範囲が広がり高品位
な加工が期待できる。
【0044】請求項10記載の発明は、請求項4ないし
9の何れか一に記載の複合振動発生超音波振動子におい
て、前記主振動モードで振動する圧電素子に印加する電
圧を可変させる可変手段を有してその主振動モードの振
幅の変化可能な構造と、前記副振動モードで振動する圧
電素子に印加する電圧を可変させる可変手段を有してそ
の副振動モードの振幅を変化可能な構造とを備え、前記
副振動モードで振動する前記圧電素子の位相角を前記主
振動モードで振動する圧電素子に印加する電圧の位相に
対して変化させ、各々に印加する電圧と位相とを制御す
る制御手段を備える。
【0045】即ち、請求項4ないし9の何れか一に記載
の複合振動発生超音波振動子に関して、各々の複数対の
圧電素子の端子に印加する電圧を変えて振幅を変化可能
な構造にし、同時に各々の振動モードに印加する電圧の
位相角を制御することで、振動子先端にリサージュ波形
の振動軌跡を発生させ、その振動軌跡を安定して任意に
制御できるようにしたものであり、例えば、刃先に切削
バイトを装着することで、切削抵抗が少ない振動切削が
実現でき、特にセラミックスやガラスなどの高脆性材を
従来にない低切削抵抗で超精密切削が実現できる。その
他、研削やミーリング加工などの分野でも低切削抵抗で
の超精密加工が実現できる。
【0046】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
に基づいて説明する。本実施の形態は、請求項1記載の
発明に相当する。
【0047】まず、軸振動用の一対の主圧電素子1と軸
振動用の一対の副圧電素子2を前部ホーン3と後部ホー
ン4とで挟み込み締着ボルト5で強力に締め込んで構成
してなるランジュバン型軸振動子6において、電圧制御
発振器7の出力信号を軸振動用の主出力増幅回路8で増
幅し、振動速度検出器9を介して主圧電素子1に入力さ
せるように接続する。ここに、印加される電圧及び電流
の位相差を振動速度検出器9で検出して共振周波数との
ずれを周波数制御電圧V1として出力して電圧制御発振
器7にフィードバックさせることによりPLL自動追尾
回路10が構成され、軸振動は共振周波数にて安定した
振動を継続することが可能になる。
【0048】一方、電圧制御発振器7の出力を位相制御
器11及び軸振動用の副出力増幅回路12を経て副圧電
素子2に入力させるように接続する。ここで、位相調整
用の可変抵抗器14により位相調整することで位相制御
器11は電圧制御発振器7の信号の位相角を自在に変化
させることが可能である。この状態で可変抵抗器14に
より位相を変化させると、その位相角のずれ具合に応じ
て電圧制御発振器7の発振周波数は自在に変化する。つ
まり、ランジュバン型軸振動子6の共振周波数が自在に
変化することになる。これは、強制的に駆動電圧の位相
を変えられて駆動される副圧電素子2が主圧電素子1に
より機械的に駆動される振動位相との合成ベクトルで振
動するため、見掛け上、副圧電素子2自身の音速が変化
したためと推測される。これらの可変抵抗器14を有す
る位相制御器11及び軸振動用の副出力増幅回路12が
周波数可変手段13を構成している。
【0049】このように、本実施の形態によれば、副圧
電素子2に対して主圧電素子1に印加する電圧と同一周
波数で位相角をずらした電圧を印加してランジュバン型
軸振動子6の共振周波数を強制的に変化させる周波数可
変手段13を備えるので、可変抵抗器14により位相を
変化させるだけでランジュバン型軸振動子6の共振周波
数を任意に決定することが可能になる。
【0050】本発明の第二の実施の形態を図2に基づい
て説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一又は
相当する部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する
(以降の各実施の形態でも順次同様とする)。本実施の
形態も、請求項1記載の発明に相当する。
【0051】本実施の形態のランジュバン型軸振動子2
0では、周波数調整用の可変抵抗器21によって任意の
発振周波数に調整可能な発振器22の信号は軸振動用の
主出力増幅回路8で増幅し、振動速度検出器9を介して
軸振動用の主圧電素子1に入力される。同じく、発振器
22から電圧制御型位相制御器23を介して軸振動用の
副出力増幅回路12で増幅した信号は軸振動用の副圧電
素子2に入力される。振動速度検出器9で検出したラン
ジュバン型軸振動子20の共振周波数に対する検出信号
は、位相制御電圧V2として電圧制御型位相制御器23
に与えられその位相角を制御する。これらの振動速度検
出器9、電圧制御型位相制御器23及び軸振動用の副出
力増幅回路12が周波数可変手段24を構成している。
【0052】このような構成において、発振器22で任
意の周波数の信号が軸振動用の主出力増幅回路8及び振
動速度検出器9を経て軸振動用の主圧電素子1を駆動す
ると、本来のランジュバン型軸振動子20の共振周波数
と駆動した周波数との差分の信号が振動速度検出器9か
ら位相制御電圧V2として電圧制御型位相制御器23に
出力され、それをフィードバック信号の電圧として電圧
制御型位相制御器23の位相角を変える。
【0053】軸振動用の主圧電素子1に加わる信号に対
して軸振動用の副圧電素子2の信号の位相が大きくずれ
れば、見掛け上軸振動用の副圧電素子2自身の音速が変
化したためと推測される現象でランジュバン型軸振動子
20そのものの共振周波数が変化することになる。そし
て、発振器22の周波数とランジュバン型軸振動子20
の変化させられた共振周波数が一致したところで安定し
た共振振動を継続することになる。
【0054】ここで、温度変化や負荷変動などでランジ
ュバン型軸振動子20の共振周波数が変わったとして
も、その差分が位相制御電圧V2として電圧制御型位相
制御器23を制御し位相を更に変化させることで、強制
的にランジュバン型軸振動子20の共振周波数を発振器
22の発振周波数に自動追尾的に合わせることが可能に
なる。
【0055】即ち、従来の超音波振動の自動追尾は、振
動子の共振周波数の変化に合わせて発振周波数を変化さ
せていたが、本実施の形態によれば、発振器22の発振
周波数に強制的にランジュバン型軸振動子20の共振周
波数を合わせるという新しい方法を提供するものであ
る。また、次の図3に示す方式と同様に複数の振動子を
同一の周波数で安定して駆動させることも可能である。
【0056】本発明の第三の実施の形態を図3に基づい
て説明する。本実施の形態も、請求項1記載の発明に相
当する。
【0057】本実施の形態は、図1に示した第一の実施
の形態の制御方法を発展的に改良することで、図12に
示した超音波パワー合成器201の問題点を解決するよ
うにしたものである。十字型の縦横の長さが各々1/2
波長(λ/2)のパワー合成用振動体31の3面に励振
用振動子32a,32b,32cを装着し、残りの1面
に加工用ホーン33を装着した超音波パワー合成器34
において、3体の励振用振動子32a,32b,32c
は各々軸振動用の主圧電素子1と軸振動用の副圧電素子
2が含まれた構成となっている。そして、その合成した
超音波パワーが加工用ホーン33から得られるが、従来
の手段では、各々の振動子の共振周波数などの電気的特
性が一致しないと効率よい出力が得られ難かったもので
ある。
【0058】この点、本実施の形態では、電圧制御発振
器7の出力信号を軸振動用の主出力増幅回路8で増幅
し、振動速度検出器9aを介して1本目の励振用振動子
32aの軸振動用の主圧電素子1に付与する。ここに、
印加される電圧及び電流の位相差を振動速度検出器9a
で検出して共振周波数とのずれを周波数制御電圧V1と
して出力して電圧制御発振器7にフィードバックさせる
ことによりPLL自動追尾回路10が構成され、軸振動
は共振周波数にて安定した振動を継続することが可能に
なる。
【0059】一方、電圧制御発振器7の出力を位相制御
器11aを介して軸振動用の副出力増幅回路12aを経
て軸振動用の副圧電素子2に付与する。ここで、位相調
整用の可変抵抗器14を調整することで位相制御器11
aは電圧制御発振器7の信号の位相角を自在に変化させ
ることが可能である。この状態で位相調整用の可変抵抗
器14を変化させると、その位相のずれ具合に応じて電
圧制御発振器7の発振周波数は自在に変化し、励振用振
動子32aの共振周波数が自在に変化することになる。
【0060】次に、軸振動用の主出力増幅回路8の出力
を2個目の振動速度検出器9bを介して2本目の励振用
振動子32bの軸振動用の主圧電素子1に付与する。そ
して、電圧制御発振器7の出力を電圧制御型位相制御器
11bを介して2個目の軸振動用の副出力増幅回路12
bで増幅して、同じく2本目の励振用振動子32bの軸
振動用の副圧電素子2に付与する。3本目の励振用振動
子32cも2本目の励振用振動子32bと同一の回路構
成とする(添え字“c”を付して示す)。ここで、1本
目の励振用振動子32aの動作は図1に基づいて説明し
たので省略する。
【0061】2本目の励振用振動子32bの場合、軸振
動用の主圧電素子1に加えられる電圧は、1本目の励振
用振動子32aの軸振動用の主圧電素子1に加えられる
電圧と同一である。従って、本来の共振周波数とずれた
信号が加わった場合、振動速度検出器9bからその偏差
に応じた位相制御電圧V2bが出力され、その信号で電
圧制御型位相制御器11bは周波数の偏差分だけ電圧制
御発振器7の位相角を変え、2個目の軸振動用の副出力
増幅回路12bで増幅して2本目の励振用振動子32b
の軸振動用の副圧電素子2を駆動して共振周波数を強制
的に変化させ、1本目の振動周波数と一致した周波数で
安定する。
【0062】3本目の励振用振動子32cも同じ原理で
動作し、従って、3本の励振用振動子32a,32b,
32cが同一の周波数で振動する。ここに、共振周波数
などの電気的特性が一致しない振動子を複数個結合させ
ると、各々の共振周波数が異なることによって、幾つか
のスプリアスレスポンスが現れることになり、理想的な
自動追尾ができなくなり、このような状態で使用し続け
ると、必要とするだけの超音波パワーが得られなかった
り、特定の振動子にのみ負担が加わりその振動子を破損
させてしまったり発振装置を破壊してしまうなどの不具
合が発生する。
【0063】このような現象を回避するためには、振動
子を製作する最終段階で、例えば、振動子の寸法を切り
詰めたりして互いの周波数が一致するよう調節する方法
がとられてきたが、本実施の形態の対応策を用いること
で、特別に振動子の形状などを調節することもなく、容
易に周波数を一致させて効率よく安定した動作が実現で
き、また、経時変化の問題もなくなる。
【0064】本発明の第四の実施の形態を図4に基づい
て説明する。本実施の形態は、請求項2記載の発明に相
当する。
【0065】本実施の形態のランジュバン型軸振動子4
0では、周波数調整用の可変抵抗器21によって任意の
発振周波数に調整可能な発振器22の信号が軸振動用の
主出力増幅回路8で増幅し、振動速度検出器9を介して
軸振動用の主圧電素子1に付与されるように接続されて
いる。同じく、発振器22からの信号が電圧制御型位相
制御器23を介して短絡回路41及び共役整合用コイル
42を経て軸振動用の副圧電素子2に付与されるように
接続されている。共役整合用コイル42は軸振動用の副
圧電素子2の制動容量と共役が取れる値にインダクタン
スが設定されている。短絡回路41は、結合トランス4
3、コンデンサ44、2個のフライホイルダイオード4
5a,45b、2個のFET46a,46b、2個の反
転増幅器47a,47bにより構成されている。この短
絡回路41は2個の反転増幅器47a,47bにより2
個のFET46a,46bを交互にオンさせており、結
合トランス43の2次側のコイル中性点0に直流電圧を
加えれば、プッシュプル回路として従来より広く知られ
ている増幅回路になるが、本実施の形態では、電圧を加
えない構成とされている。振動速度検出器9により検出
された振動子の共振周波数に対する検出信号は、位相制
御電圧V2として電圧制御型位相制御器23の位相角を
制御する。これらの振動速度検出器9、位相制御器2
3、短絡回路41及び共役整合用コイル42により周波
数可変手段48が構成されている。
【0066】このような回路構成において、発振器22
で任意の周波数の信号が軸振動用の主出力増幅回路8及
び振動速度検出器9を経て軸振動用の主圧電素子1を駆
動すると、本来の振動子の共振周波数と駆動した周波数
との差分の信号が振動速度検出器9から位相制御電圧V
2として出力され、その電圧V2に応じて電圧制御型位
相制御器23の位相角を変える。ここでは、電圧制御型
位相制御器23で変えられた位相角で2個の反転増幅器
47a,47bを介して2個のFET46a,46bを
交互にオンさせる。軸振動用の主圧電素子1に加えられ
た信号で振動子は振動する。同時に軸振動用の副圧電素
子2には振動によるピエゾ効果で振動周波数と同期した
電圧が発生する。圧電素子は、その変形と電圧との間に
は可逆的な関係があり、電圧を加えれば変形し、変形さ
せられれば電圧を発生する圧電効果を有する。
【0067】請求項2記載の発明に相当する本実施の形
態では、発生した電圧を利用する。軸振動用の副圧電素
子2に発生した電圧は共役整合用コイル42を介して短
絡回路41に加えられることにより、結合トランス43
の2次側に電圧が誘起される。一方、2個のFET46
a,46bはオン・オフを繰返しており、電圧制御型位
相制御器23で位相をずらしたタイミングで軸振動用の
副圧電素子2で発生した電圧を短絡することになり、そ
の位相ずれのレベル、つまり、位相角を変えることで振
動子の共振周波数を強制的に変化させる。ここに、本発
明者は、以前、軸振動用の副圧電素子2を何も接続しな
い開放状態とアースへ短絡した状態とでは振動子の共振
周波数が大きく異なることを発見した。これは、圧電素
子のインピーダンスが異なるとその音速が変わるためと
推測される。そして、この現象を利用し、かつ、連続的
に共振周波数を可変させる手段として、位相角を連続可
変して短絡することで振動子の共振周波数を連続可変さ
せる周波数可変手段48を具現化したものである。
【0068】このような構成において、発振器22で任
意の周波数の信号が軸振動用の主出力増幅回路8及び振
動速度検出器9を経て軸振動用の主圧電素子1を駆動す
ると、本来の振動子の共振周波数と駆動した周波数との
差に比例した信号が振動速度検出器9から位相制御電圧
V2として出力し、それをフィードバック信号の電圧と
して電圧制御型位相制御器23の位相角(位相差)を変
える。軸振動用の主圧電素子1に加わる信号に対して軸
振動用の副圧電素子2の短絡の位相角が大きくずれれ
ば、強制的に軸振動用の主圧電素子1自身の音速が変化
したためと推測される現象で振動子そのものの共振周波
数が変化することになる。そして、発振器22の駆動周
波数と振動子の変化させられた共振周波数が一致したと
ころで安定した共振振動を継続することになる。ここ
で、温度変化や負荷変動などで振動子の共振周波数が変
わったとしても、その差分が位相制御電圧V2として電
圧制御型位相制御器23を制御し、位相を更に変化させ
ることで強制的に振動子の共振周波数を発振器22の発
振周波数に自動追尾的に合わせることが可能になる。
【0069】即ち、従来の超音波振動の自動追尾は、振
動子の共振周波数の変化に合わせて発振周波数を変化さ
せていたが、本実施の形態では、前述した実施の形態の
場合と同様に、周波数可変手段48を備えることによ
り、発振器22の発振周波数に強制的に振動子の共振周
波数を合わせることが可能となる。
【0070】本発明の第五の実施の形態を図5及び図6
に基づいて説明する。本実施の形態は、請求項3記載の
発明に相当する。
【0071】本実施の形態のランジュバン型軸振動子5
0では、周波数調整用の可変抵抗器21によって任意の
発振周波数に調整可能な発振器22の信号を軸振動用出
力増幅回路51で増幅し、振動速度検出器9を介して軸
振動用の主圧電素子1に付与するように接続されてい
る。振動速度検出器9は振動子の共振周波数と駆動され
る周波数の偏差に対応した信号であるインダクタンス制
御電圧V3を発生する。軸振動用の副圧電素子2にはイ
ンダクタンス制御電圧V3に応じてインダクタンスが可
変可能なインダクタンス可変回路52を介して接地され
ている。このインダクタンス可変回路52により周波数
可変手段53が構成されている。振動速度検出器9によ
り検出された振動子本来の共振周波数と駆動される周波
数の偏差に対応した検出信号は、インダクタンス制御電
圧V3としてインダクタンス可変回路52に与えられそ
のインダクタンスを制御する。
【0072】図6にインダクタンス可変回路52の詳細
な回路例を示す。可変コイル54は可変コイル1次側5
4aと可変コイル2次側54bとにより構成され、イン
ダクタンス可変回路52の端子A及びBは可変コイル1
次側54aの端子A及びBと一致する。可変コイル2次
側54bの片端子は直流電源55を介して接地されてい
る。他端子はチョークコイル56とコンデンサ57とに
より形成されるローパスフィルタ58を介して定電流回
路59に接続されている。定電流回路59はトランジス
タ60と検出抵抗61とオペアンプ62とにより構成さ
れており、オペアンプ62の+入力にはインダクタンス
制御電圧V3が印加され、その電圧に対応した直流安定
化電流が可変コイル2次側54bを流れるように構成さ
れている。
【0073】なお、チョークコイル56及びコンデンサ
57により構成されたローパスフィルタ58によって可
変コイル2次側54bに誘起する超音波周波数の高周波
電圧は定電流回路59には流れ込まない。これにより、
可変コイル54のコアには直流磁界が重畳されることに
なり、直流磁界の強さによって可変コイル1次側54b
のインダクタンスがインダクタンス制御電圧V3の電圧
レベルに応じて連続して変化させられることになる。
【0074】このような回路構成において、発振器22
による任意の周波数の信号が軸振動用出力増幅回路51
及び振動速度検出器9を経て軸振動用の主圧電素子1を
駆動すると、発振器22の信号に対応した周波数で振動
子は振動する。同時に軸振動用の副圧電素子2には振動
による圧電効果で振動周波数に同期した高周波電圧が発
生しインダクタンス可変回路52を経てアースに流れ
る。ここでインダクタンス可変回路52のインダクタン
スが変化すると振動子の共振周波数も変化する。これ
は、軸振動用の主圧電素子1から見て軸振動用の副圧電
素子2のインピーダンスが変化し、それによって軸振動
用の副圧電素子2の音速が変わり、その結果振動子の共
振周波数が変化させられたためと推測される。
【0075】ここで、本来の振動子の共振周波数と駆動
した周波数との偏差に比例した信号が振動速度検出器9
からインダクタンス制御電圧V3として出力されるが、
これをフィードバック信号の電圧としてインダクタンス
可変回路52のインダクタンスを変えるようにすれば、
発振器22の周波数と振動子の変化させられた共振周波
数が一致したところで安定した共振振動を継続すること
になる。この際、温度変化や負荷変動などで振動子の共
振周波数が変わったとしても、その差分がインダクタン
ス制御電圧V3としてインダクタンス可変回路52を制
御しインダクタンスを更に変化させることで強制的に振
動子の共振周波数を発振器の発振周波数に自動追尾的に
合わせることが可能になる。
【0076】即ち、従来の超音波振動の自動追尾は、振
動子の共振周波数の変化に合わせて発振周波数を変化さ
せるようにしていたが、本実施の形態では、周波数可変
手段53を備えることにより、前述した各実施の形態の
場合と同様に、発振器22の発振周波数に強制的に振動
子の共振周波数を合わせることができる。
【0077】本発明の第六の実施の形態を図7に基づい
て説明する。本実施の形態は、請求項4記載の発明に相
当する。
【0078】本実施の形態は、複合振動発生超音波振動
子なるB−L型複合振動子70に適用されている。即
ち、軸振動用の主圧電素子1、軸振動用の副圧電素子2
に加えて、振動モードの異なるたわみ振動用圧電素子7
1A,71Bを備えている。即ち、たわみ振動用圧電素
子71A,71B、軸振動用の主圧電素子1及び軸振動
用の副圧電素子2を前部ホーン3と後部ホーン4で挟み
込み、締着ボルト5で強力に締め付けたB−L型複合振
動子70において、電圧制御発振器7の信号を出力増幅
回路72により増幅し、たわみ振動速度検出器73を介
してたわみ振動用圧電素子71A,71Bに印加する構
成とされ、主振動モードなるたわみ振動を発生させる。
ここで、たわみ振動速度検出器73では、本来のたわみ
振動子の共振周波数と圧電素子71A,71Bに印加さ
れる周波数との偏差に比例した電圧を周波数制御電圧V
4として出力し、この周波数制御電圧V4をフィードバ
ック信号として電圧制御発振器7を制御すれば、たわみ
振動はPLL型自動追尾となり共振周波数で安定して振
動を続けることができる。
【0079】一方、出力増幅回路72の出力は軸振動速
度検出器74を介して軸振動用の主圧電素子1にも印加
され、たわみ振動の共振周波数と同じ信号が印加され
る。また、電圧制御発振器7からの信号は電圧制御型位
相制御器23を介して軸振動用の副出力増幅回路12で
増幅された後、軸振動用の副圧電素子2に印加される。
ここに、軸振動速度検出器74、電圧制御型位相制御器
23及び副出力増幅回路12により周波数可変手段75
(周波数可変手段24に対応する)が構成されている。
電圧制御型位相制御器23は軸振動速度検出器74によ
り検出された位相制御電圧V2により位相角が制御され
る。この複合振動子70の場合、常にたわみ振動の共振
周波数で軸振動用の主圧電素子1も駆動されるわけであ
るが、本来の軸の共振周波数とたわみ振動の共振周波数
との偏差に比例した信号がフィードバック信号となり位
相制御電圧V2として軸振動用の副圧電素子2に加わる
信号の位相角を制御することで軸振動の共振周波数が強
制的にたわみ振動の共振周波数に合わせられることにな
る。つまり、軸振動(副振動モード)の共振周波数がた
わみ振動(主振動モード)の共振周波数に自動追尾する
ことになり、同一の周波数で安定した複合振動が実現で
きることになる。
【0080】なお、本実施の形態では、周波数可変手段
24対応の周波数可変手段75を用いたが、周波数可変
手段13,48又は53対応の周波数可変手段を用いる
ようにしてもよい(請求項5,6記載の発明に相当す
る)。
【0081】本発明の第七の実施の形態を図8に基づい
て説明する。本実施の形態は、請求項10記載の発明に
相当する。
【0082】本実施の形態も、複合振動発生超音波振動
子なるB−L型複合振動子80に適用されている。
【0083】本実施の形態は、第六の実施の形態を発展
的に改良したものである。たわみ振動用圧電素子71
A,71B、軸振動用の主圧電素子1、軸振動用の副圧
電素子2を前部ホーン3と後部ホーン4とで挟み込み、
締着ボルト5で強力に締め付けたB−L型複合振動子8
0において、電圧制御発振器7の信号をたわみ振動振幅
制御用の可変抵抗器81で振幅の制御が可能なたわみ振
動用出力増幅回路82で増幅し、たわみ振動速度検出器
73を介してたわみ振動用圧電素子71A,72Bに印
加する構成とし、たわみ振動を発生させる。ここで、た
わみ振動速度検出器73では、本来のたわみ振動子の共
振周波数と圧電素子に印加される周波数との偏差に比例
した電圧を周波数制御電圧V1として出力し、この周波
数制御電圧V1をフィードバック信号として電圧制御発
振器7を制御すれば、たわみ振動はPLL型自動追尾と
なり共振周波数で安定して振動を続けることができる。
【0084】一方、電圧制御発振器7の信号は位相調整
用の可変抵抗器83で任意に位相角が可変できる振動軌
跡制御用位相制御器84を経て軸振動振幅制御用の可変
抵抗器85で振幅の制御が可能な軸振動用出力増幅回路
86で増幅され、軸振動速度検出器74を介して軸振動
用の主圧電素子1に印加され、たわみ振動の共振周波数
と同一の周波数で位相角が変えられた信号が印加され
る。また、電圧制御発振器7からの信号を電圧制御型位
相制御器23を介して軸振動用の副出力増幅回路12で
増幅して軸振動用の副圧電素子2に印加する。電圧制御
型位相制御器23は軸振動速度検出器74で検出された
位相制御電圧V2に応じて位相角が制御される。即ち、
第六の実施の形態との対比では、振動軌跡制御用位相制
御器84と軸振動用出力増幅回路86とによる制御手段
87が付加されている。つまり、本実施の形態では、た
わみ振動振幅制御用の可変抵抗器81によりたわみ振動
(主振動)モードに印加する電圧を変えることでそのた
わみ振動の振幅の変化可能な構造を有し、かつ、軸振動
振幅制御用の可変抵抗器85により軸振動(副振動)モ
ードに印加する電圧も変えることでその軸振動モードの
振幅を変化可能な構造を有して、制御手段87は、同時
に位相角をたわみ振動モードの電圧の位相に対して変化
させ、各々に印加する電圧と位相を制御することでリサ
ージュ波形の振動軌跡を発生させ、その振動軌跡を任意
に制御するものである。
【0085】このような構成の複合振動子80の場合、
常にたわみ振動の共振周波数で軸振動用の主圧電素子1
も駆動されるわけであるが、第六の実施の形態で説明し
た原理と同じく軸振動の共振周波数とたわみ振動の周波
数との偏差に比例した信号がフィードバック信号となり
位相制御電圧V2として軸振動用の副圧電素子2に加わ
る信号の位相を制御することで軸振動の共振周波数が強
制的にたわみ振動の共振周波数に合わせられることにな
り、同一の周波数で安定した複合振動が実現できること
になる。ここで、位相調整用の可変抵抗器83で位相角
を調整すれば任意のリサージュ波形の軌跡を描かせるこ
とが可能になる。
【0086】例えば、互いの位相角を90度に設定すれ
ば振動子先端部は楕円振動S1に示す軌跡を描くことに
なり、たわみ振動と軸振動の振動振幅が等しければ真円
の軌跡を描くことが可能である。ここで、たわみ振動振
幅制御用の可変抵抗器81と軸振動振幅制御用の可変抵
抗器85を調整すれば様々な楕円率のリサージュ波形の
軌跡を描かせることが可能になる。更に位相調整用の可
変抵抗器83を調整することで楕円の傾斜も調整でき、
例えば傾斜した楕円振動S2のような振動軌跡も自由に
実現できる。
【0087】本発明の第八の実施の形態を図9に基づい
て説明する。本実施の形態も、請求項10記載の発明に
相当する。
【0088】本実施の形態では、同一特性のたわみ振動
用圧電素子71C,71C′と、軸振動用の副圧電素子
2とを前部ホーン3と後部ホーン4とで挟み込み、締着
ボルト5で強力に締め付けたB−L型複合振動子90が
用いられる。
【0089】ここで、一対のたわみ振動用圧電素子71
C,71C′は互いの圧電方向が向き合うように合わせ
た円環状の圧電素子を2分割して半円環状に形成し、か
つ、2組とも圧電方向がプラス側の面を向き合わせて
(→←で表す)構成されている。もっとも、2組とも圧電
方向がマイナス面を向き合わせて(←→で表す)構成して
も効果は等しい。この場合、電極を共通化せずに各々の
駆動電圧を逆相で印加すれば片方の圧電素子が膨張する
サイクルでもう一方の圧電素子が収縮するため、簡単に
たわみ振動を発生させることが可能になる。また、各々
の電極に同相の駆動電圧を印加すれば各々のたわみ振動
用圧電素子71C,71c′は同一周期で伸び縮みを繰
返すので軸振動を発生することができる。従って、同一
のたわみ振動用圧電素子71C,71c′を組合せて、
各々に加える駆動電圧の位相を変えることで軸振動でも
たわみ振動でも発生できることになる。
【0090】ここで、振動合成用トランス91の2次側
の一方の端子Aを一方のたわみ振動用圧電素子71Cの
端子Aに接続し、振動合成用トランス91の2次側の他
方の端子Bを他方のたわみ振動用圧電素子71C′の端
子Bに接続し、振動合成用トランス91の2次側の中性
点0に駆動電圧を加えれば、たわみ振動用圧電素子71
C,71C′には同相の駆動電圧が印加されるので軸振
動を発生する。同時に振動合成用トランス91の1次側
に別に駆動電圧を加えれば、振動合成用トランス91の
2次側には逆位相の電圧が端子A,Bに現れるので、た
わみ振動用圧電素子71C,71C′でたわみ振動を発
生することが可能になる。
【0091】従って、振動合成用トランス91を使用す
れば、振動子構造が簡略化されたB−L型複合振動子9
0が実現できる。
【0092】ここで、電圧制御発振器7の信号をたわみ
振動振幅制御用の可変抵抗器81で振幅の制御が可能な
たわみ振動用出力増幅回路82で増幅した後、たわみ振
動速度検出器73を介して振動合成用トランス91に付
与するように接続する。たわみ振動速度検出器73で
は、本来のたわみ振動子の共振周波数と圧電素子に印加
される周波数との偏差に比例した電圧を周波数制御電圧
V1として出力し、この周波数制御電圧V1をフィード
バック信号として電圧制御発振器7を制御すれば、たわ
み振動はPLL型自動追尾となり共振周波数で安定して
振動を続けることができる。
【0093】一方、電圧制御発振器7の信号は位相調整
用の可変抵抗器83で任意に位相角が可変できる振動軌
跡制御用位相制御器84を経て軸振動振幅制御用の可変
抵抗器85で振幅の制御が可能な軸振動用出力増幅回路
86で増幅し、軸振動速度検出器74を介して振動合成
用トランス91の2次側の中性点に入力されるように接
続され、たわみ振動の共振周波数と同一で位相角が変え
られた信号が印加される。また、電圧制御発振器7から
の信号を電圧制御型位相制御器23を介して軸振動用の
副出力増幅回路12で増幅して軸振動用の副圧電素子2
に印加する。電圧制御型位相制御器23は軸振動速度検
出器74で検出された位相制御電圧V2で位相角が制御
される。
【0094】本実施の形態のB−L複合振動子90の場
合、図8に示した第七の実施の形態の場合と同じ原理で
安定した複合振動が実現できるわけであるが、たわみ振
動用圧電素子71C,71C′が前述の第七の実施の形
態におけるたわみ振動用圧電素子71A,71Bと軸振
動用の主圧電素子1との動作を同時に実行していること
になる。従って、位相調整用の可変抵抗器83で位相角
を調整すれば振動子先端に任意のリサージュ波形の軌跡
を描かせることが可能になる。
【0095】例えば、互いの位相角を90度に設定すれ
ば振動子先端部は楕円振動S1に示す軌跡を描くことに
なり、たわみ振動と軸振動の振動振幅が等しければ真円
の軌跡を描くことが可能である。ここで、たわみ振動振
幅制御用の可変抵抗器81と軸振動振幅制御用の可変抵
抗器85とを調整すれば様々な楕円率のリサージュ波形
の軌跡を描かせることが可能になる。更に位相調整用の
可変抵抗器83を調整することで楕円の傾斜も調整で
き、例えば傾斜した楕円振動S2のような振動軌跡も自
由に実現できる。
【0096】本発明の第九の実施の形態を図10に基づ
いて説明する。本実施の形態は、請求項7記載の発明に
相当する。
【0097】本実施の形態は、複合振動発生超音波振動
子なるB−L型複合振動子100に適用されている。た
わみ振動用圧電素子71A,71B、軸振動用の主圧電
素子1及び軸振動用の副圧電素子2を前部ホーン3と後
部ホーン4とで挟み込み、締着ボルト5で強力に締め付
けたB−L型複合振動子100において、電圧制御発振
器7の信号を分周回路101で整数分の1に分周後、そ
の信号をたわみ振動振幅制御用の可変抵抗器81で振幅
制御が可能なたわみ振動用出力増幅回路82で増幅し、
たわみ振動速度検出器73を介してたわみ振動用圧電素
子71A,71Bに印加する樽成とし、たわみ振動を発
生させる。
【0098】ここで、たわみ振動速度検出器73では、
本来のたわみ振動子の共振周波数と圧電素子に印加され
る周波数との偏差に比例した電圧を周波数制御電圧V1
として出力し、この周波数制御電圧V1をフィードバッ
ク信号として電圧制御発振器7を制御すれば、たわみ振
動はPLL型自動追尾となり共振周波数で安定して振動
を続けることができる。
【0099】一方、軸振動振幅制御用の可変抵抗器85
で振幅制御が可能な軸振動用出力増幅回路86で電圧制
御発振器7の信号を増幅し、軸振動速度検出器74を介
して軸振動用の主圧電素子1に入力させることで、たわ
み振動の共振周波数の整数倍の周波数の信号が印加され
る。また、電圧制御発振器7からの信号を電圧制御型位
相制御器23を介して軸振動用の副出力増幅回路12で
増幅して軸振動用の副圧電素子2に印加する。電圧制御
型位相制御器23は軸振動速度検出器74で検出した位
相制御電圧V2で位相角が制御される。
【0100】このような構成のB−L型複合振動子10
0の場合、常にたわみ振動の共振周波数の整数倍の周波
数で軸振動用の主圧電素子1も駆動されるわけである
が、本来の軸の共振周波数とたわみ振動の整数倍の周波
数との偏差に比例した信号がフィードバック信号とな
り、位相制御電圧V2として軸振動用の副圧電素子2に
加わる信号の位相を制御することで軸振動の共振周波数
が強制的にたわみ振動の共振周波数の整数倍の周波数に
合わせられることになり、安定した複合振動が実現でき
ることになる。
【0101】例えば、分周回路101の分周比を1/2
にした場合、振動子の先端部分に8の字振動S3のよう
なリサージュ波形の軌跡を描かせることが可能になる。
そして、たわみ振動振幅制御用の可変抵抗器81及び軸
振動振幅制御用の可変抵抗器85を調整することで、8
の字振動S3の振幅としては自由に縦/横比が異なる軌
跡を描かせられる。
【0102】なお、本実施の形態では、周波数可変手段
24対応の周波数可変手段75を用いたが、周波数可変
手段13,48又は53対応の周波数可変手段を用いる
ようにしてもよい(請求項8,9記載の発明に相当す
る)。
【0103】本発明の第十の実施の形態を図11に基づ
いて説明する。本実施の形態は、請求項10記載の発明
に相当する。
【0104】本実施の形態は、第九の実施の形態を発展
的に改良したものである。たわみ振動用圧電素子71
A,71B、軸振動用の主圧電素子1及び軸振動用の副
圧電素子2を前部ホーン3と後部ホーン4とで挟み込
み、締着ボルト5で強力に締め付けたB−L型複合振動
子110において、電圧制御発振器7の信号を分周回路
101で整数分の1に分周し、たわみ振動振幅制御用の
可変抵抗器81で振幅の制御が可能なたわみ振動用出力
増幅回路82で増幅し、たわみ振動速度検出器73を介
してたわみ振動用圧電素子71A,71Bに印加する構
成とし、たわみ振動を発生させる。
【0105】ここで、たわみ振動速度検出器73では、
本来のたわみ振動子の共振周波数と圧電素子に印加され
る周波数との偏差に比例した電圧を周波数制御電圧V1
として出力し、この周波数制御電圧V1をフィードバッ
ク信号として電圧制御発振器7を制御すれば、たわみ振
動はPLL型自動追尾となり共振周波数で安定して振動
を続けることができる。
【0106】一方、電圧制御発振器7の信号は位相調整
用の可変抵抗器83で任意に位相角が可変できる振動軌
跡制御用位相制御器84を経て軸振動振幅制御用の可変
抵抗器85で振幅の制御が可能な軸振動用出力増幅回路
86で増幅し軸振動速度検出器74を介して軸振動用の
主圧電素子1に印加され、たわみ振動の共振周波数の整
数倍の周波数で位相角が変えられた信号が印加される。
また、電圧制御発振器7からの信号を電圧制御型位相制
御器23を介して軸振動用の副出力増幅回路12で増幅
して軸振動用の副圧電素子2に印加する。電圧制御型位
相制御器23は軸振動速度検出器74で検出された位相
制御電圧V2で位相角が制御される。
【0107】即ち、第九の実施の形態との対比では、振
動軌跡制御用位相制御器84と軸振動用出力増幅回路8
6とによる制御手段87が付加されている。つまり、本
実施の形態では、たわみ振動振幅制御用の可変抵抗器8
1によりたわみ振動(主振動)モードに印加する電圧を
変えることでそのたわみ振動の振幅の変化可能な構造を
有し、かつ、軸振動振幅制御用の可変抵抗器85により
軸振動(副振動)モードに印加する電圧も変えることで
その軸振動モードの振幅を変化可能な構造を有して、制
御手段87は、同時に位相角をたわみ振動モードの電圧
の位相に対して変化させ、各々に印加する電圧と位相を
制御することでリサージュ波形の振動軌跡を発生させ、
その振動軌跡を任意に制御するものである。
【0108】このような構成の複合振動子110の場
合、常にたわみ振動の共振周波数の整数倍の周波数で軸
振動用の主圧電素子1も駆動されるわけであるが、本来
の軸の共振周波数とたわみ振動の整数倍の周波数との偏
差に比例した信号がフィードバック信号となり位相制御
電圧V2として軸振動用の副圧電素子2に加わる信号の
位相を制御することで軸振動の共振周波数が強制的にた
わみ振動の共振周波数の整数倍の周波数に合わせられる
ことになり、安定した複合振動が実現できることにな
る。
【0109】ここで、分周回路101の分周比を1/2
に設定し、位相調整用の可変抵抗器83で位相角を調整
すれば任意のリサージュ波形の軌跡を描かせることが可
能になる。例えば、互いの位相角を45度に設定すれば
振動子先端部は位相をずらしたリサージュ波形S4に示
す形状の軌跡を描くことになり、互いの位相角を90度
に設定すれば振動子先端部は位相をずらしたリサージュ
波形S5に示すように正弦波のような軌跡を描くことが
可能である。さらに、ここで、たわみ振動振幅制御用の
可変抵抗器81と軸振動振幅制御用の可変抵抗器85と
を調整すれば様々な縦/横比のリサージュ波形の軌跡を
描かせることが可能になる。更に分周回路101の分周
比を1/3に設定すると位相をずらしたリサージュ波形
S6のような振動軌跡が実現できる。以上、分周比と位
相角および振幅の設定を変えることで様々な振動軌跡を
得ることができる。
【0110】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、主圧電素
子に電圧を印加して振動させ、副圧電素子に同一周波数
で位相角をずらした電圧を加えるようにしたので、超音
波振動子の共振周波数を任意の周波数に強制的にずらし
かつ自動追尾による安定した振動が可能になり、例えば
超音波パワー合成器のように複数の振動子を同一の周波
数で駆動する場合でも、容易に周波数を一致させて効率
よく安定した動作が実現でき、また経時変化の問題もな
くすことができる。
【0111】請求項2記載の発明によれば、一対以上の
主圧電素子に電圧を印加して振動させ、残りの一対以上
の副圧電素子は主圧電素子に印加する電圧と同一周波数
で位相角をずらしたタイミングでその副圧電素子の両端
を短絡させるようにしたので、超音波振動子の共振周波
数を任意の周波数に強制的にずらしかつ自動追尾による
安定した振動が可能になり、例えば超音波パワー合成器
のように複数の振動子を同一の周波数で駆動する場合で
も、容易に周波数を一致させて効率よく安定した動作が
実現でき、また経時変化の問題もなくすことができる。
【0112】請求項3記載の発明によれば、一対以上の
主圧電素子に電圧を印加して振動させる場合、残りの一
対以上の副圧電素子にはコイルを接続してその副圧電素
子の両端を短絡し、そのコイルのインダクタンスを変化
させるようにしたので、超音波振動子の共振周波数を強
制的にずらしかつ自動追尾による安定した振動が可能に
なり、例えば超音波パワー合成器のように複数の振動子
を同一の周波数で駆動する場合でも、容易に周波数を一
致させて効率よく安定した動作が実現でき、また経時変
化の問題もなくすことができる。
【0113】請求項4ないし6記載の発明によれば、振
動モードの異なる圧電素子を複数対組合せて、主振動モ
ードと副振動モードとの異なる振動モードで同時に振動
させることが可能で、副振動モードで振動する振動子部
分が一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧電素子とを
組合せてなる複合振動発生超音波振動子で、主振動モー
ドで振動している共振周波数に対して、別モードで振動
している副振動モードの副圧電素子を前述した請求項1
〜3記載の発明における周波数可変手段の何れかを用い
て強制的に一致させるようにしたので、継続して安定し
た複合振動を得ることができ、超音波を利用した切削や
研削等の加工分野での応用範囲が広がり高品位な加工が
期待できる。
【0114】請求項7ないし9記載の発明によれば、振
動モードの異なる圧電素子を複数対組合せて、主振動モ
ードと副振動モードとの異なる振動モードで同時に振動
させることが可能で、副振動モードで振動する振動子部
分が一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧電素子とを
組合せてなる複合振動発生超音波振動子で、主振動モー
ドで振動している共振周波数に対して、別モードで振動
している副振動モードの副圧電素子を前述した請求項1
〜3記載の発明における周波数可変手段の何れかを用い
て強制的に共振周波数を変化させて常に主振動モードの
整数倍の共振周波数に副振動モードの共振周波数を一致
させるようにしたので、従来では不可能であった継続し
て安定した複合振動を発生させることができ、超音波を
利用した切削や研削等の加工分野での応用範囲が広がり
高品位な加工が期待できる。
【0115】請求項10記載の発明によれば、請求項4
ないし9の何れか一に記載の複合振動発生超音波振動子
に関して、各々の複数対の圧電素子の端子に印加する電
圧を変えて振幅を変化可能な構造にし、同時に各々の振
動モードに印加する電圧の位相角を制御することで、振
動子先端にリサージュ波形の振動軌跡を発生させ、その
振動軌跡を安定して任意に制御できるようにしたので、
例えば、刃先に切削バイトを装着することで、切削抵抗
が少ない振動切削が実現でき、特にセラミックスやガラ
スなどの高脆性材を従来にない低切削抵抗で超精密切削
が実現できる他、研削やミーリング加工などの分野でも
低切削抵抗での超精密加工が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す超音波振動子
の構成図である。
【図2】本発明の第二の実施の形態を示す超音波振動子
の構成図である。
【図3】本発明の第三の実施の形態を示す超音波振動子
の構成図である。
【図4】本発明の第四の実施の形態を示す超音波振動子
の構成図である。
【図5】本発明の第五の実施の形態を示す超音波振動子
の構成図である。
【図6】そのインダクタンス可変回路の構成例を示す回
路図である。
【図7】本発明の第六の実施の形態を示す複合振動子の
構成図である。
【図8】本発明の第七の実施の形態を示す複合振動子の
構成図である。
【図9】本発明の第八の実施の形態を示す複合振動子の
構成図である。
【図10】本発明の第九の実施の形態を示す複合振動子
の構成図である。
【図11】本発明の第十の実施の形態を示す複合振動子
の構成図である。
【図12】一般的な超音波パワー合成器を示す構成図で
ある。
【図13】従来のT−L型複合振動子を示す構成図であ
る。
【図14】従来のランジュバン型B−L型複合振動子を
示す構成図である。
【符号の説明】
1 主圧電素子 2 副圧電素子 13 周波数可変手段 24 周波数可変手段 48 周波数可変手段 53 周波数可変手段 81 可変手段 85 可変手段 87 制御手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5D107 AA03 AA07 AA09 AA14 BB01 CC04 CC06 CC12 CD02 CD04 CD06 FF03 5H680 AA00 AA06 AA12 BB04 BB13 BB20 BC09 CC02 CC10 DD01 DD14 DD23 DD37 DD53 DD83 DD89 DD92 DD95 DD97 EE23 EE24 FF04 FF08 FF25 FF26 FF27 FF30 FF33 FF40

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧
    電素子とを組合せた超音波振動子において、 一対以上の前記主圧電素子に駆動電圧を印加して振動さ
    せる場合に、残りの少なくとも一対の前記副圧電素子に
    対して前記主圧電素子に印加する電圧と同一周波数で位
    相角をずらした電圧を印加して当該振動子の共振周波数
    を強制的に変化させる周波数可変手段を備えることを特
    徴とする超音波振動子。
  2. 【請求項2】 一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧
    電素子とを組合せた超音波振動子において、 一対以上の前記主圧電素子に駆動電圧を印加して振動さ
    せる場合に、残りの少なくとも一対の前記副圧電素子の
    両端を前記主圧電素子に印加する電圧と同一周波数で位
    相角をずらしたタイミングで短絡させて当該振動子の共
    振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段を備える
    ことを特徴とする超音波振動子。
  3. 【請求項3】 一対以上の主圧電素子と一対以上の副圧
    電素子とを組合せた超音波振動子において、 一対以上の前記主圧電素子に駆動電圧を印加して振動さ
    せる場合に、残りの少なくとも一対の前記副圧電素子の
    両端をコイルにより短絡させ、前記コイルのインダクタ
    ンスを変化させて当該振動子の共振周波数を強制的に変
    化させる周波数可変手段を備えることを特徴とする超音
    波振動子。
  4. 【請求項4】 振動モードの異なる圧電素子を複数対組
    合せて、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モ
    ードで同時に振動させることが可能で、前記副振動モー
    ドで振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対
    以上の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波
    振動子において、 前記主振動モードで振動している圧電素子に印加する電
    圧と同一周波数で位相角をずらした電圧を前記副振動モ
    ードで振動する前記副圧電素子に印加して前記副振動モ
    ードで振動する前記副圧電素子の共振周波数を強制的に
    変化させる周波数可変手段を備え、常に前記主振動モー
    ドの共振周波数に前記副振動モードの共振周波数を一致
    させるようにしたことを特徴とする複合振動発生超音波
    振動子。
  5. 【請求項5】 振動モードの異なる圧電素子を複数対組
    合せて、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モ
    ードで同時に振動させることが可能で、前記副振動モー
    ドで振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対
    以上の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波
    振動子において、 前記副振動モードで振動する前記副圧電素子の両端を前
    記主振動モードで振動する圧電素子に印加する電圧と同
    一周波数で位相角をずらしたタイミングで短絡させて前
    記副振動モードで振動する前記副圧電素子の共振周波数
    を強制的に変化させる周波数可変手段を備え、常に前記
    主振動モードの共振周波数に前記副振動モードの共振周
    波数を一致させるようにしたことを特徴とする複合振動
    発生超音波振動子。
  6. 【請求項6】 振動モードの異なる圧電素子を複数対組
    合せて、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モ
    ードで同時に振動させることが可能で、前記副振動モー
    ドで振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対
    以上の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波
    振動子において、 前記副振動モードで振動する前記副圧電素子の両端をコ
    イルにより短絡させ、前記コイルのインダクタンスを変
    化させて前記副振動モードで振動する前記圧電素子の共
    振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段を備え、
    常に前記主振動モードの共振周波数に前記副振動モード
    の共振周波数を一致させるようにしたことを特徴とする
    複合振動発生超音波振動子。
  7. 【請求項7】 振動モードの異なる圧電素子を複数対組
    合せて、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モ
    ードで同時に振動させることが可能で、前記副振動モー
    ドで振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対
    以上の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波
    振動子において、 前記主振動モードで振動している圧電素子に印加する電
    圧と同一周波数で位相角をずらした電圧を前記副振動モ
    ードで振動する前記副圧電素子に印加して前記副振動モ
    ードで振動する前記副圧電素子の共振周波数を強制的に
    変化させる周波数可変手段を備え、常に前記主振動モー
    ドの整数倍の共振周波数に前記副振動モードの共振周波
    数を一致させるようにしたことを特徴とする複合振動発
    生超音波振動子。
  8. 【請求項8】 振動モードの異なる圧電素子を複数対組
    合せて、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モ
    ードで同時に振動させることが可能で、前記副振動モー
    ドで振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対
    以上の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波
    振動子において、 前記副振動モードで振動する前記副圧電素子の両端を前
    記主振動モードで振動する圧電素子に印加する電圧と同
    一周波数で位相角をずらしたタイミングで短絡させて前
    記副振動モードで振動する前記副圧電素子の共振周波数
    を強制的に変化させる周波数可変手段を備え、常に前記
    主振動モードの整数倍の共振周波数に前記副振動モード
    の共振周波数を一致させるようにしたことを特徴とする
    複合振動発生超音波振動子。
  9. 【請求項9】 振動モードの異なる圧電素子を複数対組
    合せて、主振動モードと副振動モードとの異なる振動モ
    ードで同時に振動させることが可能で、前記副振動モー
    ドで振動する振動子部分が一対以上の主圧電素子と一対
    以上の副圧電素子とを組合せてなる複合振動発生超音波
    振動子において、 前記副振動モードで振動する前記副圧電素子の両端をコ
    イルにより短絡させ、前記コイルのインダクタンスを変
    化させて前記副振動モードで振動する前記圧電素子の共
    振周波数を強制的に変化させる周波数可変手段を備え、
    常に前記主振動モードの整数倍の共振周波数に前記副振
    動モードの共振周波数を一致させるようにしたことを特
    徴とする複合振動発生超音波振動子。
  10. 【請求項10】 前記主振動モードで振動する振動子に
    印加する電圧を可変させる可変手段を有してその主振動
    モードの振幅の変化可能な構造と、前記副振動モードで
    振動する振動子に印加する電圧を可変させる可変手段を
    有してその副振動モードの振幅を変化可能な構造とを備
    え、 前記副振動モードで振動する前記圧電素子の位相角を前
    記主振動モードで振動する圧電素子に印加する電圧の位
    相に対して変化させ、各々に印加する電圧と位相とを制
    御する制御手段を備えることを特徴とする請求項4ない
    し9の何れか一に記載の複合振動発生超音波振動子。
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