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JP2001163770A - 口腔内速崩壊型錠剤及びその製造方法 - Google Patents

口腔内速崩壊型錠剤及びその製造方法

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JP2001163770A
JP2001163770A JP34890399A JP34890399A JP2001163770A JP 2001163770 A JP2001163770 A JP 2001163770A JP 34890399 A JP34890399 A JP 34890399A JP 34890399 A JP34890399 A JP 34890399A JP 2001163770 A JP2001163770 A JP 2001163770A
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英志 鈴木
Nenryo Shu
年亮 朱
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賢二 弘中
Kunio Ito
邦雄 伊藤
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YANSEN KYOWA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度な硬度及び口腔内での速やかな崩壊性を
持つ口腔内速崩壊型錠剤及びその製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】 糖類と崩壊剤との混合物の共粉砕物と糖
類の未粉砕物に、好ましくは糖類及び崩壊剤の未粉砕物
との打錠用末を含んでなり、かつ直接打錠法により圧縮
成形(打錠工程)して得ることのできる口腔内速崩壊型
錠剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の物理的形態に
より特徴づけられた医薬製剤に関し、より具体的には基
体が粉砕物と未粉砕物から形成される口腔内速崩壊型錠
剤及びそれらの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化社会が急速に進む中、従来の医薬
品経口固形製剤、例えば錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散
剤などでは服用する際に困難をきたすことがある。高齢
者の場合、嚥下能力の低下から錠剤及びカプセル剤の服
用はそれらの大きさに左右され、顆粒剤及び散剤に関し
ては、それらが口腔内に残留すると不快感が残ることに
なる。また、上記経口固形製剤は服用時に水を必要とす
ることから、服用の困難性により多量の水を要するケー
スも多い。高齢者ほど慢性疾患の羅患率が高くなるた
め、近年、長期投与の服用に適した、飲み易くかつ取り
扱い易い実用的な製剤の開発が望まれている。例えば、
口腔内速崩壊型錠剤、ペースト状製剤、ゼリー状製剤が
挙げられており、特に、口腔内速崩壊型錠剤は服用後口
腔内で速やかに崩壊または溶解するため、水なしでも場
所や時間を問わず適宜容易に服用でき、高齢者のみなら
ず小児などにも適した製剤とされている。
【0003】一般に、錠剤の崩壊性と硬度は互いに相反
する関係にあり、崩壊性を高めるには硬度を低下しなけ
ればならない。しかしながら、錠剤硬度は、製造、包装
及び流通過程、更には服用時の包装からの取り出しなど
において重要な要素となる。硬度が不十分な錠剤は、上
記各過程においてその形状を保持できず、更に用量の正
確な投与にも困難をきたすことなる。そのため、適度な
硬度及び速やかな崩壊性を有する口腔内速崩壊型錠剤の
製造技術の開発が望まれており、以下のような種々の手
段が提案されている。
【0004】例えば、口腔内速崩壊型錠剤として、薬効
成分をキャリアーとなるマトリックス中に溶解後凍結乾
燥して製造する錠剤が知られている(マニュファクチュ
アリングケミスト、Manuf. Chemist. Feb. 36-37(199
0))。しかし、この製造方法では、凍結乾燥の製造設備
が必要であると共に製造に長時間を要するため製造コス
トが高くなる傾向がある。また、得られる錠剤は、汎用
包装材であるPTP(Press Through Package)包装か
ら押し出せない程硬度が低いため、容器裏面のシールを
剥がして錠剤を取り出す特殊な包装材が必要となる。製
造工程や包装材からの取り出し時に錠剤の崩れや割れが
生じ易く、取り扱い性は高齢者用として満足できるもの
ではない。
【0005】一方、湿式造粒物を圧縮成形して製造する
口腔内速崩壊型錠剤として、例えば、特開平5−271
054号公報には、薬効成分、糖類及びその粒子表面が
湿る程度の水分を含む造粒物を打錠して製造された錠剤
が記載されている。また、国際公開WO95/2038
0号公報には、成形性の低い糖類及び成形性の高い糖類
を含有する造粒物を圧縮成形して製造された錠剤が記載
されている。これらの錠剤の製造方法には、生理学的に
許容される有機溶媒または水を噴霧し乾燥する湿式造粒
工程が採用されている。更に、特開平8−291051
号公報には、薬効成分、水溶性結合剤及び水溶性賦形剤
を含む造粒物を圧縮成形した後、追加の工程として、特
殊な装置による加湿及び乾燥工程を必要とする製造方法
が記載されている。また、国際公開WO97/4728
7号公報には、薬効成分、平均粒子径30μm以下の糖
類及び崩壊剤を含有する混合物を、造粒後圧縮成形する
口腔内速崩壊型錠剤の製造方法が記載されている。この
製造方法は、造粒工程前に糖類を粉砕処理し、配合され
る糖類の粒子径が前記のように30μm以下に調整され
ることに特徴がある。なお、このような湿式造粒工程は
打錠する際の各成分の圧縮性を改善し錠剤硬度を高める
のに必要であるが、加湿や乾燥を伴うため水や熱に対し
て不安定な薬効成分が適応できないなどの問題を残して
いる。
【0006】更に、上記刊行物に開示された口腔内速崩
壊型錠剤が難水溶性薬効成分を含有する場合には、その
薬効成分の生体内への吸収率の向上を図るために、薬効
成分の溶出性を改善する何等かの工程を製造過程に含め
る必要がある。このような工程として、例えば、薬効成
分と製剤添加物の複合体形成、固体分散体や混合粉砕手
法による薬効成分粒子の微細化などが挙げられる。しか
し、いずれの手法を用いるにせよ、新たな工程を追加す
るため製造工程がより煩雑になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、適度な硬度及び口腔内での速やかな崩壊性を持
ち、しかも煩雑な工程を経ることなく簡便に得ることが
できる口腔内速崩壊型錠剤及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべき鋭意検討した結果、錠剤の添加剤として常
用されている糖類及び崩壊剤を混合物とし、それらを共
粉砕して得られる微細化された粒子混合物(又は共粉砕
物)を未処理の糖類と組み合わせて使用すると、従来の
錠剤化に必須であった溶解、凍結、造粒、加湿、乾燥工
程を介することなく、直接打錠法により目的とする口腔
内速崩壊型錠剤が得られることを見出した。
【0009】こうして本発明によれば、糖類及び崩壊剤
を含有する混合物の共粉砕物、並びに糖類の未粉砕物を
含んでなる打錠用末の圧縮成形物であり、かつ、適度な
硬度と速やかな崩壊性を有する口腔内速崩壊型錠剤、が
提供される。
【0010】また、本発明によれば、前記口腔内速崩壊
型錠剤の効率のよい製造方法であって、(A)糖類及び
崩壊剤を含有する混合物を磨砕型粉砕機で共粉砕する工
程、(B)こうして得られた共粉砕物を糖類の未粉砕物
又は糖類及び崩壊剤の未粉砕物と物理混合して打錠用末
を形成する工程、(C)次いで該打錠用末を直接打錠法
にて圧縮成形する工程、を含んでなる製造方法が提供さ
れる。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
口腔内速崩壊型錠剤において、「適度な硬度」とは、具
体的に後述する通例の硬度試験で3kg以上、好ましく
は5kg以上となり、通常の製造工程及び流通過程で錠
剤の摩損による重量減少、欠け割れがほとんどない硬度
を意味する。更に、本発明の錠剤硬度が3kg以上であ
ることは、PTP包装のみならず、ガラス、プラスチッ
クなどの容器に錠剤を封入したボトル容器にも適用可
能、すなわち、流通過程で生じる錠剤間または錠剤−容
器壁間の接触に十分耐えうると考えられる。また、「速
やかに崩壊」とは、健康な成人に経口投与される際に水
を服用することなく、唾液により口腔内において1分3
0秒以内、好ましくは1分以内、更に好ましくは40秒
以内に錠剤全量が崩壊・分散する程度の崩壊性を意味す
る。なお、口腔内の乾いた或いは唾液の少ない人におい
ては、口腔内を濡らす程度の水を用いることにより本錠
剤を適用することができる。更に、本錠剤を通常の錠剤
と同様に水と共にそのまま服用しても何ら差し支えな
い。
【0012】本発明において、主賦形剤として使用する
糖類とは、医薬製剤の技術分野で使用されうる単糖及び
二糖、並びにそれらの糖アルコールを意味する。これら
の具体的なものとしては、マンニトール、エリスリトー
ル、キシリトール、乳糖及びグルコース、更に、マルト
ース、ソルビトース、トレハロース、ショ糖及び果糖な
どを挙げることができる。これらは単独でも2種以上組
み合わせても用いることができる。前者のマンニトー
ル、エリスリトール、キシリトール、乳糖などが好まし
いが特に、マンニトールは、適度な甘味と冷涼感がある
こと、吸湿性が小さいこと、適度な硬度及び速やかな崩
壊性が得やすいことから、嗜好性、安定性及び製造性の
面で有利である。上記各公報に開示された口腔内速崩壊
型錠剤において、マンニトールのような成形性の低い糖
類を使用する場合、例えば、成形性の低い糖類に成形性
の高い糖類を添加して造粒(国際公開WO95/203
80号公報参照)、或いは錠剤中に含まれる成形性の低
い糖類の全量を粉砕した後に崩壊剤を添加して造粒(国
際公開WO97/47287号公報参照)することによ
り、打錠工程での圧縮成形性を高める手法が記載されて
いる。しかし、本発明においては、成形性の低い糖類で
も未粉砕の状態で錠剤中に80重量%程度含むことがで
きること、加湿や乾燥を伴う湿式造粒工程を必要としな
いことなどの特徴を有している。
【0013】一般に、錠剤硬度を高めるには、水溶性結
合剤として、例えば、ポリビニルピロリドン、ヒドロキ
シプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリ
ビニルアルコールなどが使用されているが、通常の圧縮
成形過程で得られる錠剤は速やかな崩壊性を示さない。
本発明では、このような水溶性結合剤を使用せずに、糖
類と崩壊剤の共粉砕物を適量添加するため、造粒工程を
必要としない簡便な直接打錠法により、適度な硬度を有
しかつ口腔内で速やかに崩壊する錠剤を成形することが
できる。理論により拘束されるものでないが、本発明の
錠剤にしたがえば、特定の粉砕方法により微粉細化され
た糖類及び崩壊剤の粒子又は粉末を、これらの粒子に比
しかなり大きな未粉砕糖類粒子等に添加して使用するこ
とで、各粒子間又は粉末間の接触面積が有意に増大し、
そのため、これらの粒子の混合物を圧縮成形するだけ
で、一定の硬度を有するが、他方、水溶性高分子等の結
合剤を実質的に利用しないので、速やかな崩壊性を示す
ものと考えられる。
【0014】このような作用を奏するために、前述の糖
類と組み合わせて使用できる崩壊剤としては、例えば、
クロスポビドン、クロスカルメロースナトリウム、低置
換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチル
澱粉ナトリウム、部分α化澱粉などが挙げられ、これら
は単独でも2種以上組み合わせても用いることができ
る。このような崩壊剤の中では、クロスポビドン及び低
置換度ヒドロキシプロピルセルロースが、所望の錠剤の
硬度及び崩壊性を達成する上で好ましい。
【0015】本発明の主たる特徴の一つは、糖類及び崩
壊剤を含有する混合物の共粉砕物を使用することにあ
る。共粉砕物とは、糖類と崩壊剤とが混合物として一緒
に粉砕にかけられたものであることを意味する。したが
って、詳細には後述するが、糖類と崩壊剤を個別に粉砕
して得た混合物より本発明にしたがう共粉砕物では、一
方が他方の粉砕助剤として作用することが予測されるた
め微細化が一層促進されるものと考えられる。
【0016】このような共粉砕物を提供するための糖類
と崩壊剤の使用割合は、本発明の目的に沿う限り如何な
る割合であってもよいが、一般的に、糖類対崩壊剤は、
重量比で、3:1〜19:1の範囲に設定するのが好ま
しい。
【0017】本発明にしたがう錠剤では、上記共粉砕物
以外の材料として、前記糖類の未粉砕物又は糖類の未粉
砕物及び崩壊剤の未粉砕物を含んでなり、これらの材料
が打錠用末を形成し圧縮成形されている。また、本発明
の錠剤は、上述の適度な硬度と速やかな崩壊性を有する
圧縮成形物であることも要件である。以上のような要件
を具備するには、共粉砕物は、錠剤総重量当たり20〜
50重量%を占めることが好ましい。20重量%未満で
は、適度な硬度を達成することが困難である場合が多
く、また50重量%を超えると速やかな崩壊性が損なわ
れる場合がある。
【0018】通常、上記打錠用末200mgを、直径
(φ)8mmの杵を用い、単発打錠機にて打錠圧100
0kgで打錠したとき、硬度3kg以上を有し、かつ口
腔内で1分30秒以内に崩壊する錠剤を得ることができ
る。上記のような共粉砕の使用に加え、上記崩壊剤は、
一般的に粒子間の結合を促進する効果をある程度有して
いるため、その配合量によって錠剤の速崩壊性を維持し
つつ錠剤硬度を高めることに寄与する場合もある。しか
し、マンニトールのような成形性の低い糖類の一部を共
粉砕物の形態で使用しない場合には、圧縮成形物に適度
な硬度を保持するために上記崩壊剤を多量に含める必要
がある。しかしこうして製造される錠剤は、服用時に口
腔内における崩壊剤の残留による不快感が残る可能性が
高く、水なしで服用容易な口腔内速崩壊型錠剤を提供す
ることができない。なお、マンニトールと崩壊剤の共粉
砕物を使用する代わりに、マンニトール及び崩壊剤の各
単味粉砕物を混合し、次いでマンニトールの未粉砕物或
いはマンニトール及び崩壊剤の未粉砕物に添加しても、
適度な硬度を有する圧縮成形物を得ることは極めて困難
であった。
【0019】本発明において用いられる薬効成分は、経
口で摂取できるいかなる医薬成分も含むことができ、水
溶性のみならず難水溶性薬効成分も使用することができ
る。更に、苦味のないか少ないものが好ましいが、苦味
を有するものでも使用できる。このような薬効成分とし
て、睡眠鎮静薬、例えば、エスタゾラム、ニトラゼパ
ム、フェノバルビタールナトリウムなど、抗不安薬、例
えば、ジアゼパム、クロルジアゼポキシドなど、向精神
病薬、例えば、リスペリドン、ピモジド、クロルプロマ
ジンなど、抗パーキンソン薬、例えば、レボドパ、塩酸
アマンタジンなど、解熱鎮痛消炎薬、例えば、アセトア
ミノフェン、イブプロフェン、インドメタシンなど、抗
ヒスタミン薬、例えば、塩酸ジフェンヒドラミン、マレ
イン酸クロルフェニラミン、塩酸ホモクロルシクリジン
など、血圧降下薬、例えば、ニフェジピン、ベシル酸ア
ムロジピン、塩酸デラプリルなど、高脂血症用薬、例え
ば、クリノフィブラート、ニコモールなど、糖尿病用
薬、例えば、トルブタミド、グリクロピラジドなど、気
管支拡張薬、例えば、テオフィリン、塩酸ピルブテロー
ルなど、骨格筋弛緩薬、例えば、メトカルバモール、ク
ロルゾキサゾンなど、抗真菌薬、例えば、イトラコナゾ
ール、フルコナゾールなど、抗生物質、例えば、セファ
レキシン、エリスロマイシンなど、消化性潰瘍用薬、例
えば、シメチジン、ファモチジンなど、消化管運動賦活
薬、例えば、シサプリド、塩酸イトプリドなど、ビタミ
ン、例えば、アスコルビン酸、塩酸ピリドキシンなどが
挙げられる。これらの薬効成分は、1種または2種以上
を組み合わせて含むことができる。
【0020】上記薬効成分は、糖類と崩壊剤の混合物の
共粉砕工程中、或いはその共粉砕物と糖類の未粉砕物な
どの打錠用末中に添加することができる。なお、薬効成
分が難水溶性の場合は、錠剤からの薬効成分の溶出性を
高めて投与後の生体内吸収率を改善するために、糖類と
崩壊剤の混合物中に薬効成分を含めた後、粉砕工程にか
けて薬効成分粒子を微細化することが好ましい。本発明
において、「難水溶性薬効成分」とは、水への溶解度が
約0.1mg/ml以下で、比較的安定な結晶性を有す
る薬効成分を意味する。なお、本発明の錠剤において、
最終製品である錠剤中の薬効成分の含有量は、薬効成分
の種類などによって異なるが、通常0.05〜60重量
%、好ましくは0.5〜30重量%程度である。ただ
し、薬効成分が水溶性かつその配合率が錠剤中の10重
量%以上となる場合は、共粉砕物と糖類の未粉砕物など
の物理混合物中に添加し、打錠用末とするのが好まし
い。
【0021】打錠用末は、本発明の効果に悪影響を及ぼ
さない限り、錠剤の製造に一般に用いられる種々の添加
剤を含むことができる。ただし、本発明では先に述べた
共粉砕物の使用により錠剤硬度を高めていると考えられ
ることから、一般に知られている結合剤は必ずしも使用
する必要はない。結合剤以外の添加剤としては、酸味
料、例えば、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸など、発泡
剤、例えば、重曹、炭酸ナトリウムなど、人工甘味料、
例えば、アスパルテーム、サッカリンナトリウム、ステ
ビアなど、香料、例えば、レモン、オレンジ、メントー
ルなど、滑沢剤、例えば、ステアリン酸マグネシウム、
ショ糖脂肪酸エステル、タルクなど、着色剤、例えば、
食用黄色5号、食用赤色2号及び食用青色2号などの食
用色素、食用レーキ色素、酸化鉄など、を挙げることが
できる。これらの添加剤は、1種または2種以上を組み
合わせて使用することができ、糖類と崩壊剤の混合の共
粉砕工程中、或いはその共粉砕物と糖類の未粉砕物など
の物理混合工程中で、適宜適量添加することができる。
【0022】次に、本発明の製造方法について詳述す
る。本発明の製造方法においては、まず、上記主賦形剤
である糖類の一部に上記崩壊剤を添加した後、粉砕する
ことで糖類と崩壊剤の混合物の共粉砕物を調製する。そ
の際、必要に応じて薬効成分及びその他の添加剤を同時
に添加して共粉砕物を調製してもよい。特に、難水溶性
薬効成分の場合は、この混合物の共粉砕工程に添加する
ことにより薬効成分粒子の微細化が可能であり、製造工
程を変更または追加することなく難水溶性薬効成分の溶
出性を容易に改善することができる。このことは、例え
ば、難水溶性薬効成分を糖類などの低分子量水溶性賦形
剤と共粉砕すると、薬効成分の物理化学的特性、例え
ば、結晶形などを変えることなく、容易に1〜数μm、
場合によっては1μm以下まで微細化できることが公知
であることからも理解できるであろう(粉体と工業、2
4、53-59(1992)参照)。また、難水溶性薬効成分を上
記崩壊剤であるクロスポビドンと共粉砕すると、薬効成
分の溶出性が改善されることも公知である(コリド
R、KollidonR、第2版、BASF、pp.171-173(199
3))。これらの事実から、本発明の共粉砕物中に存在
しうる糖類、崩壊剤及び薬効成分が効率よく微細化され
ていることが理解できるであろう。
【0023】上記混合物の粉砕工程は、従来から慣用さ
れている水を使用しない乾式粉砕法であるが、好ましく
用いることができる粉砕機は磨砕型、例えば、乳鉢、ボ
ールミル、ロッドミル、振動ボールミル、振動ロッドミ
ルなどである。具体的には、例えば、共粉砕物中に糖類
と崩壊剤が重量比で3:1〜19:1になるように振動
ロッドミル内に仕込み、使用する機種及び仕込み量、量
比などによって異なるが、5分以上、好ましくは5〜2
0分間粉砕する。薬効成分及びその他の添加剤を必要量
添加して同時に粉砕する場合も同様である。ただし、難
水溶性薬効成分を添加する際には、錠剤からの薬効成分
の所期の溶出性が達成されるように、仕込量及び粉砕時
間を設定する必要がある。製造温度は、一般に室温(2
0〜30℃程度)でよく、特に調整する必要はないが、
湿度に関しては、粉砕過程での種類などの吸湿を考慮し
て、相対湿度を60%以下とすることが製造上好まし
い。また、衝突型の粉砕機、例えば、ハンマーミル、ジ
ェットミルなどでは、一般に十分に粉砕することができ
ず、適度な硬度に劣る錠剤しか得られない場合が多く、
難水溶性薬効成分の溶出性を改善する目的上、このよう
な粉砕機の使用は避ける方がよい。
【0024】次に、上記粉砕工程で得られた共粉砕物
を、糖類の未粉砕物又は糖類の未粉砕物及び崩壊剤の未
粉砕物と物理混合し、打錠用末とする。その際、必要に
応じて薬効成分及びその他の添加剤を同時に添加し、打
錠用末を調製することができる。この混合工程では、通
常の物理混合に用いられる、ビニール袋、V型混合機な
どが使用されるが、これらの手段に限定されない。ただ
し、混合回数または時間は、打錠用末における薬効成分
の均一性を保持し、圧縮成形時の打錠障害(例えば、ス
ティッキング)を防止するために必要に応じて配合され
た滑沢剤の効果などを勘定して設定する。なお、打錠用
末の流動性が低い場合には、打錠工程で得られる錠剤の
硬度及び崩壊性に対して悪影響を及ぼさない限り、この
混合工程に用いられる上記主賦形剤である糖類の一部を
予め適当な方法により造粒しておいてもよい。
【0025】打錠工程では、一般に粉末の圧縮成形に常
用されている打錠機、例えば、単発打錠機或いはロータ
リー式打錠機を使用することができる。打錠圧は、例え
ば、打錠用末200mgを、直径(φ)8mmの杵及び
単発打錠機を用いて打錠する場合、通常、200〜15
00kg、好ましくは500〜1000kg程度に設定
する。打錠時の温度は、通常室温(20〜30℃程度)
でよく、特に調整する必要はない。本発明の口腔内速崩
壊型錠剤は適度な硬度を有しているため、円形、楕円
形、カプセル形などの所望される形状に加工することが
できる。このような錠剤の直径或いは長径は、通常6〜
15mmであり、その重量は、通常、80mgから10
00mgとなるが、これに限定されるものではない。ま
た、錠剤に分割するための割線を刻んだ分割錠とするこ
とも可能であり、半錠投与が多く望まれる高齢者医療に
おいて特に有用である。更に、これらの錠剤は、その硬
度及び崩壊性に悪影響を及ぼさない程度に、一般に被覆
製剤の製造で用いられるコーティング方法にて被覆され
ていてもよい。
【0026】本発明の口腔内速崩壊型錠剤は、適度な硬
度及び口腔内での速やかな崩壊性を有しているため、飲
み易くかつ取り扱いが容易である。したがって、含有す
る薬効成分に応じて適用される患者、特に高齢者の長期
投与の服用に適しており、また、小児患者の予防や治療
にも用いることができる。
【0027】本発明の製造方法によれば、汎用の粉砕
機、混合機、打錠機を使用できるため従来の製造装置が
そのまま利用できる。更に、薬効成分の溶解特性により
製造工程を変更または追加する必要もない。したがっ
て、本発明の製造方法は、煩雑な工程を経ることなく製
造工程が極めて簡便であり、製造コスト、製造時間など
の面から、従来の口腔内速崩壊型錠剤の製造方法に比較
して有利である。
【0028】
【実施例】以下、実施例、比較例及び評価試験を挙げて
本発明を詳述するが、これらは本発明を限定することを
意図するものではない。
【0029】評価試験は以下の方法で行った。 (1)硬度測定 錠剤の直径方向の破壊強度を錠剤硬度計(TBH28、
エルウェカ社製)にて測定した。測定は3回行われ、結
果は3回の平均値を表す。 (2)厚み測定 錠剤の厚みをマイクロメーター(SM−528、テック
ロック社製)にて測定した。測定は3回行われ、結果は
3回の平均値を表す。 (3)口腔内崩壊試験 健康な成人男子の口腔内に水なしで本発明の口腔内速崩
壊型錠剤を含ませ、錠剤が口腔内の唾液のみで完全に崩
壊・分散するまでの時間を測定した。試験は3人で行わ
れ、結果は3人の平均値を表す。 (4)溶出試験 溶出試験器(NTR−VS3、富山産業社製)にて、薬
効成分5mg或いはそれを含む錠剤を37℃の水900
mlに投入し、パドルを50rpmで回転させながら、
経時的に溶出液を採取した。採取した溶出液を細孔径
0.2μmのフィルターで濾過し、その濾液を適宜希釈
した後、分光光度計(UV−2200A、島津製作所社
製)を用い、236nmにて吸光度を測定法することに
より薬効成分の溶出率を求めた。試験は3回行われ、結
果は3回の平均値を表す。
【0030】以下、錠剤の例及び比較試験結果を示す。
【0031】実施例1〜3 マンニトール3.6g(東和化成社製)及びクロスポビ
ドン0.4g(ISPテクノロジー社製)を含む2成分
粉末を、振動ロッドミル(TI−100、CMT社製)
を用いて20分間粉砕して共粉砕物とした。この共粉砕
物3gに未粉砕物のマンニトール6.95g及びステア
リン酸マグネシウム0.05g(堺化学工業社製)を添
加し、ビニール袋内で100回よく混合して打錠用末を
調製した。その後、単発打錠機(J4、井内盛栄堂)に
て、直径(φ)8mmの隅角平型の打錠用杵を用い、錠
剤重量200mg、打錠圧1000kgで打錠して実施
例1の錠剤を得た。また、共粉砕物3gに未粉砕物のマ
ンニトール6.75g、クロスポビドン0.2g及びス
テアリン酸マグネシウム0.05gを添加した後、同様
に打錠して実施例2の錠剤を得た。更に、共粉砕物3g
に未粉砕物のマンニトール6.55g、クロスポビドン
0.4g及びステアリン酸マグネシウム0.05gを添
加した後、同様に打錠して実施例3の錠剤を得た。
【0032】実施例1〜3の成分組成及び錠剤の評価試
験結果を表1に示す。
【0033】
【表1】 表1より、圧縮成形性の低い未粉砕のマンニトールを約
70重量%含む錠剤でも、マンニトール及びクロスポビ
ドンを含有する混合物の共粉砕物を30重量%含有する
と、硬度5kg以上で口腔内崩壊時間1分以内の錠剤が
直接打錠法にて容易に製造できることがわかる。更に、
未粉砕のクロスポビドンを添加すると、その添加量に応
じて錠剤硬度は低下したが、4重量%添加した実施例3
によると、約5kgの硬度を維持しつつ口腔内崩壊時間
が約30秒となり、口腔内速崩壊型錠剤として優れた特
性を有していることがわかる。
【0034】比較例1〜3 未粉砕物のマンニトール9.65g、クロスポビドン
0.3g及びステアリン酸マグネシウム0.05gを、
実施例1と同様の方法で混合・打錠を行い、比較例1の
錠剤を得た。また、マンニトール4g及びクロスポビド
ン4gを、それぞれ振動ロッドミルで20分間粉砕して
単味粉砕物とした。この単味粉砕物のマンニトール2.
7g及びクロスポビドン0.3gに、未粉砕物のマンニ
トール6.95g及びステアリン酸マグネシウム0.0
5gを添加した後、実施例1と同様の方法で混合・打錠
を行い、比較例2の錠剤を得た。更に、単味粉砕物のマ
ンニトール2.7g及びクロスポビドン0.3gに、未
粉砕物のマンニトール6.55g、クロスポビドン0.
4g及びステアリン酸マグネシウム0.05gを添加し
た後、実施例1と同様の方法で混合・打錠を行い、比較
例3の錠剤を得た。
【0035】比較例1〜3の成分組成及び錠剤の評価試
験結果を表2に示す。
【0036】
【表2】 表2より、未粉砕のマンニトールに未粉砕のクロスポビ
ドンを添加しても錠剤硬度は1kg以下であることがわ
かる。更に、マンニトール及びクロスポビドンの単味粉
砕物を、実施例1及び実施例3と同様の成分組成となる
ように添加した比較例2及び比較例3の錠剤の硬度は、
3kg未満となり、製造工程及び流通過程で崩れない適
度な硬度を有する錠剤が得られないことを示す。
【0037】実施例4〜6 実施例3の成分組成及び製造方法で錠剤を得た。ただ
し、マンニトール3.6g及びクロスポビドン0.4g
を含む2成分粉末の共粉砕時間を、5、10、30分と
変化させて、それぞれを実施例4、実施例5及び実施例
6とした。
【0038】実施例4〜6の錠剤の評価試験結果を表3
に示す。
【0039】
【表3】 表3より、マンニトール及びクロスポビドンの共粉砕物
を調製する粉砕工程において、粉砕時間を長くすると、
錠剤硬度が上昇して口腔内崩壊時間が増加することがわ
かる。しかし、実施例3の成分組成においては、共粉砕
時間が5〜30分であれば、錠剤硬度3kg以上で口腔
内崩壊時間1分以内の錠剤が得られることが示されてい
る。実施例4では口腔内崩壊時間が約20秒と短く、口
腔内速崩壊型錠剤として特に優れた特性を有していた。
【0040】実施例7〜10 実施例3と同様の製造方法であるが、その成分組成中の
マンニトールを、エリスリトール(日研化学社製)、キ
シリトール(東和化成社製)、乳糖(DMV社製)及び
グルコース(松谷化学工業社製)に変えて、それぞれ実
施例7、実施例8、実施例9及び実施例10の錠剤を得
た。ただし、エリスルトールを配合した実施例7のみ、
共粉砕時間を60分、打錠圧を1400kgとした。
【0041】実施例7〜10の錠剤の評価試験結果を表
4に示す。
【0042】
【表4】 表4より、主賦形剤としてマンニトール以外の糖類を配
合した場合でも、錠剤硬度3kg以上かつ口腔内崩壊時
間1分30秒以内の錠剤が得ることがわかる。
【0043】実施例11〜14 実施例3と同様の製造方法であるが、その成分組成中の
クロスポビドンを、クロスカルメロースナトリウム(旭
化成工業社製)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロー
ス(信越化学工業社製)、カルボキシメチル澱粉ナトリ
ウム(松谷化学工業社製)及び部分α化澱粉(旭化成工
業社製)に変えて、それぞれ実施例11、実施例12、
実施例13及び実施例14の錠剤を得た。
【0044】実施例11〜14の錠剤の評価試験結果を
表5に示す。
【0045】
【表5】 表5より、クロスポビドン以外の崩壊剤を配合した実施
例11〜14の錠剤でも、実施例3と同様に錠剤硬度が
3kg以上で口腔内崩壊時間が1分以内となり、口腔内
速崩壊型錠剤として優れた特性を有していた。
【0046】次に、本発明において薬効成分を含有した
実施例及び比較例を示す。
【0047】実施例15〜16 実施例3の共粉砕物3gに未粉砕物のマンニトール3.
55g、クロスポビドン0.4g、水溶性薬効成分であ
るアスコルビン酸3.0g(和光純薬工業社製)及びス
テアリン酸マグネシウム0.05gを添加した後、実施
例3と同様に混合・打錠して実施例15の錠剤を得た。
また、上記共粉砕物3gに未粉砕物のマンニトール0.
55g、クロスポビドン0.4g、アスコルビン酸6.
0g及びステアリン酸マグネシウム0.05gを添加し
た後、同様に混合・打錠して実施例16の錠剤を得た。
【0048】実施例15〜16の成分組成及び錠剤の評
価試験結果を表6に示す。
【0049】
【表6】 表6より、本発明の錠剤は、アスコルビン酸を約60重
量%含有する場合でも口腔内速崩壊型錠剤として優れた
特性を有していることがわかる。本発明の製造方法にお
いては、未粉砕物のマンニトールと同様に圧縮成形性の
低い水溶性薬効成分を多量に含めうることも理解できる 実施例17〜18 マンニトール3.6g、クロスポビドン0.4g及び難
水溶性薬効成分であるニフェジピン0.34g(和光純
薬工業社製)を含む3成分粉末を、振動ロッドミルを用
いて20分間共粉砕した。この共粉砕物3.25gに未
粉砕物のマンニトール6.3g、クロスポビドン0.4
g及びステアリン酸マグネシウム0.05gを添加した
後、実施例3と同様に混合・打錠して実施例17の錠剤
を得た。一方、実施例3の共粉砕物3gに未粉砕物のマ
ンニトール6.3g、クロスポビドン0.4g、ニフェ
ジピン0.25g及びステアリン酸マグネシウム0.0
5gを添加した後、同様に混合・打錠して実施例18の
錠剤を得た。ただし、実施例17〜18の打錠圧は共に
800kgとした。
【0050】実施例17〜18の成分組成及び錠剤の評
価試験結果を表7に示す。
【0051】
【表7】 表7より、ニフェジピンをマンニトールと崩壊剤の共粉
砕工程中に添加した実施例17、及び共粉砕物とマンニ
トール未粉砕物の物理混合工程中に添加した実施例18
の両錠剤は、口腔内速崩壊型錠剤として優れた特性を有
していることがわかる。
【0052】なお、上記実施例17〜18により製造さ
れた錠剤の溶出試験の結果を図1に示す。
【0053】図1より、ニフェジピンは難水溶性薬効成
分であるため、物理混合工程に添加した実施例18で
は、錠剤からの薬効成分の溶出性が遅かった。一方、ニ
フェジピンを共粉砕工程中に添加して微細化した実施例
17では、薬効成分の溶出性を著しく改善できることが
示されている。本発明の製造方法においては、難水溶性
薬効成分を混合粉砕工程中に添加することにより、製造
工程の追加または変更することなく、速やかな薬効成分
の溶出性を有する口腔内速崩壊型錠剤を得ることが可能
であることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例17〜18に従って製造された錠剤、並
びに薬効成分のみ(対照)からの薬効成分の経時的溶出
挙動を示すグラフである。黒丸は薬効成分のみを、黒三
角は実施例17の、そして黒四角は実施例18の錠剤か
らの薬効成分の溶出を示す。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 邦雄 静岡県駿東郡長泉町納米里174番地13号 Fターム(参考) 4C076 AA37 BB01 CC01 CC04 CC11 CC15 CC16 CC22 CC32 DD25 DD38 DD41C DD67 EE16B EE32B EE38B FF06 FF70 GG03 GG14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糖類及び崩壊剤を含有する混合物の共粉
    砕物、並びに糖類の未粉砕物を含んでなる打錠用末の圧
    縮成形物であり、かつ、適度な硬度と速やかな崩壊性を
    有する口腔内速崩壊型錠剤。
  2. 【請求項2】 打錠用末が崩壊剤の未粉砕物を更に含む
    請求項1記載の錠剤。
  3. 【請求項3】 打錠用末が薬効成分を更に含む請求項1
    又は2記載の錠剤。
  4. 【請求項4】 難水溶性薬効成分が糖類及び崩壊剤を含
    有する混合物中に含められた請求項3記載の錠剤。
  5. 【請求項5】 糖類が単糖及び二糖並びにそれらの糖ア
    ルコールからなる群より選ばれる少なくとも1種である
    請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤。
  6. 【請求項6】 崩壊剤として、クロスポビドン、クロス
    カルメロースナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピル
    セルロース、カルボキシメチル澱粉ナトリウム及び部分
    α化澱粉からなる群より選ばれる少なくとも1種である
    請求項1〜5記載の錠剤。
  7. 【請求項7】 薬効成分が、睡眠鎮静薬、抗不安薬、向
    精神病薬、抗パーキンソン薬、解熱鎮痛消炎薬、抗ヒス
    タミン薬、血圧降下薬、高脂血症用薬、糖尿病用薬、気
    管支拡張薬、骨格筋弛緩薬、抗真菌薬、抗生物質、消化
    性潰瘍用薬、消化管運動賦活薬及びビタミンからなる群
    より選ばれる請求項3〜6のいずれかに記載の錠剤。
  8. 【請求項8】 糖類及び崩壊剤を、それぞれ、重量比
    3:1〜19:1で含有する混合物の共粉砕物を、錠剤
    の総重量当たり20〜50重量%で含む請求項1〜7の
    いずれかに記載の錠剤。
  9. 【請求項9】 酸味料、発泡剤、人工甘味料、香料、滑
    沢剤及び着色剤からなる群より選ばれる少なくとも1種
    を更に含有する請求項1〜8のいずれかに記載の錠剤。
  10. 【請求項10】 糖類及び崩壊剤を含有する混合物を磨
    砕型粉砕機で共粉砕し、こうして得られた共粉砕物を糖
    類の未粉砕物又は糖類及び崩壊剤の未粉砕物と物理混合
    して打錠用末を形成し、次いで該打錠用末を直接打錠法
    にて圧縮成形する工程を含んでなる請求項1又は2記載
    の錠剤の製造方法。
  11. 【請求項11】 薬効成分を共粉砕工程又は打錠用末を
    形成する工程で含まれる請求項10記載の製造方法。
  12. 【請求項12】 難水溶性薬効成分を共粉砕工程で含ま
    せる請求項11記載の製造方法。
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