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JP2001162350A - 流体の加熱、冷却回路を内蔵した金型とその製造方法 - Google Patents

流体の加熱、冷却回路を内蔵した金型とその製造方法

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Publication number
JP2001162350A
JP2001162350A JP37634999A JP37634999A JP2001162350A JP 2001162350 A JP2001162350 A JP 2001162350A JP 37634999 A JP37634999 A JP 37634999A JP 37634999 A JP37634999 A JP 37634999A JP 2001162350 A JP2001162350 A JP 2001162350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molded product
fluid circuit
fluid
divided
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP37634999A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhisa Miyasaka
和久 宮坂
Yoshito Miyasaka
好人 宮坂
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Tadamasa Fuchita
忠正 渕田
Fumitake Nishiyama
文毅 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suwa Netsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Suwa Netsu Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suwa Netsu Kogyo Co Ltd filed Critical Suwa Netsu Kogyo Co Ltd
Priority to JP37634999A priority Critical patent/JP2001162350A/ja
Publication of JP2001162350A publication Critical patent/JP2001162350A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来,金型に成形製品の形状に添って加熱・冷
却用の流体回路を設けたものはなく、生産の迅速性,製
品の品質性に問題があった。 【解決手段】型合せしてキャビテイを形成すべき成形製
品型の加熱または冷却用の流体回路を、該成形製品型の
背面を成形製品形状に添って望ましい肉厚を維持して張
り巡らすため、その作業を容易にする範囲で分割した成
形製品型片に加工した後,それらを接合し、キャビテイ
内に注入される成形製品の溶融材料を該成形製品型の背
面から適正に冷却等を行えるよう配置構成した金型とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の加熱、冷却
回路を内蔵した金型とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図18,19に示すように、従来の金型
100の温度調整手段として、成形製品型101の両面
に流体回路102を設け、一定温度の流体を前記金型1
00に一次元的に流すことで、キャビテイ103に注入
される溶融材料を冷却等する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、成形製品の形
状が複雑になると前記金型100にその成形製品の形状
に添うように流体の適正な回路をうがつことは難し
い。、したがって、このような従来の温度調整手段の下
で、成形サイクル(一回の成形工程)を短縮して生産効
率を向上しようとすると、急冷された成形製品の表層と
内部層・裏層で質の変化が大きくなり、経時変化や質の
劣化が発生する。
【0004】そこで、本発明者等は、このような問題に
鑑みて、鋭意、調査・研究・討論・実験を重ねたとこ
ろ、従来の金型のキャビテイを形成する成形製品型は一
体に製造されており、該成形製品型に形成される加熱、
冷却用の流体回路は、トンネル式に穿たれるから、作業
が能率的でないばかりでなく、成形製品の形状に添った
掘削が困難なのであるから、このような成形製品型の一
体的製造方法をまず分割的製造方法に改めることがテー
マとなった。この場合、成形製品型の分割型片の形状は
自由に選定でき、成形製品の形状の如何にかかわらず、
各分割型片にはトンネル式でない流体回路の部分溝が容
易に形成でき、これら各分割型片を正確かつ強固に接合
できる手段さえあれば、熱交換効率の良好な金型が提供
できる筈だと言う新知見を得た。本発明はこのような新
知見に基づいて完成されたもので、成形製品の種類、形
状の如何にかかわらず、熱交換効率の良好な金型及びそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明は、型合せしてキャビテイを形成す
べき成形製品型の加熱または冷却用の流体回路を、該成
形製品型の背面を成形製品形状に添って任意の均等また
は不均等な肉厚を維持して機械加工もしくは鋳出製造
し、キャビテイ内に注入される成形製品の溶融材料を該
成形製品型の背面から均等または不均等な加熱または冷
却を行えるよう配置構成した金型を特徴とし、 請求項
2の発明は、型合せしてキャビテイを形成すべき成形製
品型の両面もしくは何れか一方の成形製品型を、1乃至
数分割型片として製造し、当該各分割型片の所定位置に
は組み立て接合時に連続するようになる流体回路の部分
溝を形成し、これら各分割型片を放電プラズマ燒結方法
または、銀・銅・真鍮・その他異質材を媒体とした真空
ロウ付けによる接合方法を用い両面または何れか一方に
流体回路を有する成形製品型を完成せしめる金型の製造
方法を特徴とし、請求項3の発明は、型合せしてキャビ
テイを形成すべき成形製品型の両面もしくは何れか一方
に流体回路を設ける該成形製品型を、放電プラズマ燒結
方法または銀・銅・真鍮・その他異質材を媒体とした真
空ロウ付けによる接合方法を用い1乃至数分割面を有す
る分割型片を合体せしめるとともに、成形製品の形状に
応じて熱交換効率を良好にするように前記各分割型片に
形成された流体回路の部分溝を接続せしめて一体的に構
成した金型を特徴とし、請求項4の発明は、型合せして
キャビテイを形成すべき成形製品型の両面もしくは何れ
かの一方に流体回路を設ける該成形製品型を、ボルト締
結方法を用い1乃至数分割面を有する分割型片をパッキ
ンを介装して合体せしめるとともに、成形製品の形状に
応じて熱交換効率を良好にするように前記各分割型片に
形成された流体回路の部分溝を接続せしめて一体的に構
成した金型を特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】型合せしてキャビテイを形成すべ
き成形製品型を分割型片で構成する場合、各分割型片は
すべて機械加工としても良いし、一部は機械加工、他の
一部は鋳出製造としても良い。鋳出製造する分割型片
は、図2,3,6,7に示すような分割型片に適用すれ
ば接合合体面のみを切削加工し他の部分は鋳放すること
ができるから、コスト安となる。各分割型片には流体回
路の部分溝が形成されるが、その部分溝の大部分は開口
溝とすることができるから、製造が容易でかつ成形製品
の形状にも添わせやすい。したがって、各分割型片をそ
れぞれの接合合体面を突き合わせて放電プラズマ燒結方
法または、銀・銅・真鍮・その他異質材を媒体とした真
空ロウ付けによる接合方法を用いて接合すれば成形製品
の形状に応じた流体回路を有する金型が提供でき、これ
に成形製品の溶融材料を注入しかつ加熱、冷却の流体を
供給すれば熱交換が効率よく行われ高品質の成形製品が
容易かつ迅速に得られる。
【0007】また、型合せしてキャビテイを形成すべき
成形製品型の加熱または冷却用の流体回路を、該成形製
品型の背面を成形製品形状に添って任意の均等な肉厚を
維持して機械加工もしくは鋳出製造するのは、成形製品
の種類によっては各部位の肉厚が均等なことがあり、そ
の流体回路に冷却用の流体を導入し、その成形の冷却工
程で、製品に凝固熱による残留応力が生じないようにし
て、成形製品の高品質化を図るためである。他方、各部
位の肉厚が不均等な種類の成形製品に対しては、その形
状に応じてその成形製品型に形成すべき流体回路を不均
等な肉厚を維持して加工等し、同様の目的で、そこに冷
却用流体を導入して凝固熱による残留応力を排除する。
なお、流体回路に加熱用流体を導入するのは、成形製品
の溶融材料をキャビテイに円滑に注入するためである。
【0008】さらに、型合せしてキャビテイを形成すべ
き成形製品型の加熱または冷却用の流体回路を、各成形
製品型の両面に加工等するのは、成形製品の肉厚全体の
分子を均一に緻密化するためであり、他方、前記流体回
路を、各成形製品型の何れか一方に加工等するのは、成
形製品の分子の緻密化を不均一に行って使用目的に適応
させるためである。本発明の金型は、プラスチック・金
属等材質の如何をとわず,いかなる種類の成形製品の製
造にも使用することができる。以下、本発明の諸効果を
確認するために下記の実験を行った。
【0009】
【実験例1】本発明の熱交換効率を確認するために、先
ず、金型冷却性能を測定した。供試金型として、図21
乃至23に示すように、肉厚10ミリの分割型片30
A,肉厚20ミリの分割型片30Bの接合すべき各水平
分割面に夫々幅7mmのアール溝31A、31Bが形成
されて該分割面を銀を媒体とした真空ロウ付けによる接
合のアール状流体回路31を内蔵した直径50mmの金
型30を用い、該金型30を100℃に温度設定し、当
該流体回路31に時間(分)当たりの流量を変えて水道
水を流したところ図表に示す結果を得た(図20)。な
お、冷却性能の測定は薄手の分割型片30Aとした。図
表の縦軸は金型温度、横軸は経過時間を示す。この図表
によれば、毎分100乃至4000ミリリットル(m
l)範囲の水道水を流すと初めの10秒間に金型30の
温度は急激に減少しその後漸減し60秒後には40乃至
20℃となることが解かる。
【0010】鋳造製品の成形工程における冷却のメカニ
ズムは、初めの溶融材料注入から次の溶融材料注入まで
を1サイクルとして連続運転される中で、溶融材料注入
終了後、圧力をかけて製品を金型内に保持する間に行わ
れ、金型を予め指定の温度に設定し、成形開始後、注入
された溶融材料の持つ凝固熱を取り除き、金型温度は指
定の温度に復帰させるというものである。従って、熱交
換効率を良好にして成形製品を容易かつ迅速に得るに
は、毎分1200乃至4000ミリリットル(ml)範
囲で流体回路に冷却流体を流すことが適当であるという
新知見を得た。
【0011】
【実験例2】本発明の成形製品の高品質性を確認するた
め、単純な形状のみならず複雑な形状の成形製品でも凝
固熱による残留応力を排除できる流体回路を形成するに
あたっての前提となる分割型片の接合強度を測定した。
供試金型として、図21乃至23に示すように、実験例
1で使用したと同様の分割型片30A、30Bのアール
溝31A、31Bが形成されている各水平分割面を切削
加工のみ施して放電プラズマ燒結方法により接合してア
ール状流体回路31を内蔵した金型30を用い、該流体
回路31の放出側を閉塞し流入側から水を導入し圧力を
上げたところ15kg/・に達しても該金型30の接合
部から水の漏洩はなかった。
【0012】この実験結果から、接合部の強度は母材強
度と等しくなっていることが推定され、そして、あらゆ
る形状の成形製品に対して製品残留応力が排除できるに
適した流体回路を2次元または3次元に連通するよう分
割型片を接続接合して形成でき金型全体の温度分布の均
一性を図ることができ、しかも、その操作が5乃至7k
g/・水圧の通常の水道を使用して行えることが解かっ
た。次に、本発明を具体的な実施例により図面に従って
説明する。
【0013】
【実施例1】図1は、鋳造製品の成形工程における冷却
処理中にある鋳型の縦断面図であって、Aは上鋳型、B
は下鋳型、Cは鋳型製品である。上鋳型Aは、図2、3
に示すように、金型を上下に分割する上分割型片1と下
分割型片2とを切削加工して放電プラズマ燒結方法で接
合するとともに上下の分割型片1,2の間に流体回路3
を形成して構成されている。
【0014】再び、図1において、前記流体回路3は前
記鋳型製品Cの背面から略等間隔にある位置に張り巡ら
され、下分割型片2全体の温度分布の均一性が図られる
ように設定されている。前記製品Cの残留応力を排除す
るためである。前記鋳型製品Cは浅底の鍋の形状をな
し、その背面から略等間隔の肉厚にある位置に張り巡ら
される流体回路3は、その鍋の形状に添って形成される
が、この様な高次元の流体回路の製造方法が本発明の重
要なポイントの一つである。すなわち、縦面、横面、平
面、曲面のある鋳型製品Cの形状に添って金型内に流体
回路3を設けることは極めて困難であるので、回路を設
ける面に添って上鋳型Aを上下に分割したのである。
【0015】ところで、上分割型片1、下分割型片2
は、機械加工または鋳出しにより製造することができる
が、各分割型片1,2の対向面の大部分は流体回路3と
なる非接合面で接続接合面となる部分は少ないので、鋳
出製造が望ましい。図2,4に示すように、上分割型片
1の中心部には溶湯注入口4、下面外周には環状接合面
5、および流体入口6、出口7、前記接合面5の内側に
は環状段部1A、その内側中央には嵌合凹部1Bが夫々
設けられている。
【0016】他方、下分割型片2には、図3、5、9に
示すように、つば部上面外周に接合面8、その内側に嵌
合突出部2Aが設けられ,該突出部2Aの中心部に溶湯
注入口9,該注入口9の上面外周に接合面10、突出部
2Aの側周部の90度位相を異にする4箇所に突出する
外周接合面11、突出部2Aの上面の90度位相を異に
する4箇所に上面接合面12が夫々設けられている。
【0017】前記外周接合面11は前記上分割型片1の
嵌合凹部1Bの内周面に接合して上鋳型を組み付ける
が,その組み付け接合状態を強固に保持するための補強
の機能も兼ねるので、その数は2箇所に設けるだけでは
足りず,少なくとも3箇所以上,好ましくは4箇所が望
ましい。2Bは該接合面11の下方で前記嵌合突出部2
Aの外周面に添って切りかかれた溝,2Cは該突出部2
Aの上面外周に段差をもって環状に切りかかれた環状段
部である。
【0018】従って,上下の各分割型片1,2を夫々鋳
出し,各接合面のみを切削し,他の個所は鋳放しのま
ま,対向する接合面を放電プラズマ燒結により接合すれ
ば、鋳放した個所に目的とする流体回路3を内蔵する上
鋳型Aが製造される。なお、接合方法として銀・銅・真
鍮・その他異質材を媒体とした真空ロウ付けによる接合
方法を用いることもある。
【0019】下鋳型Bは、図1,6,7に示すように、
金型を上下に分割する上分割型片13と下分割型片14
とを放電プラズマ燒結方法で接合するとともに上下の分
割型片13,14の間に流体回路15を形成して構成さ
れている。前記流体回路15は前記鋳型製品Cの背面か
ら略等間隔にある位置に張り巡らされ、上分割型片13
全体の温度分布の均一性が図られるように設定されてい
る。前記製品Cの残留応力を排除するためである。
【0020】前記鋳型製品Cは浅底の鍋の形状をなし、
その腹面から略等間隔にある位置に張り巡らされる流体
回路15は、その鍋の形状に添って形成されるが、この
様な高次元の流体回路の製造方法が本発明の重要なポイ
ントの一つであることは前述した上鋳型Aと同様であ
る。すなわち、縦面、横面、平面、曲面のある鋳型製品
Cの形状に添って金型内に流体回路15を設けることは
極めて困難であるので、回路を設ける面に添って金型を
上下に分割したのである。
【0021】ところで、上分割型片13、下分割型片1
4は、機械加工または鋳出しにより製造することができ
るが、各分割型片13,14の対向面の大部分は流体回
路となる非接合面で接合面となる部分は少ないので、鋳
出製造が望ましい。上分割型片13の中央部背面はキャ
ビテイの形成面、その中央部腹面は流体回路15の形成
面であり、外周部下面には接合面16、その内側中央に
は嵌合凹部13Aが夫々設けられている(図6)。
【0022】他方、下分割型片14には、図7,8,1
0に示すように、つば部上面外周に接合面17、その内
側に環状溝14A、嵌合突出部14Bが設けられ、該突
出部14Bの側周部の90度位相を異にする4箇所に突
出する外周接合面20、該突出部14Bの上面の90度
位相を異にする4箇所に上面接合面21が夫々設けられ
ている。前記接合面17の180度位相を異にする部位
には流体回路15の入り口18と出口19とが設けられ
ている。
【0023】前記外周接合面20は前記上分割型片13
の嵌合凹部13Aの内周面に接合して下鋳型を組み付け
るが、その組み付け接合状態を強固に保持するための補
強の機能も兼ねるので、その数は2箇所に設けるだけで
は足りず、少なくとも3箇所以上、好ましくは4箇所が
望ましい。14Cは該接合面20の下方で前記嵌合突出
部14Bの外周面に添って切りかかれた溝、14Dは該
突出部14Bの上面外周に段差をもって環状に切りかか
れた環状段部である。
【0024】従って、上下の各分割型片13,14を夫
々鋳出し,各接合面のみを切削し、他の個所は鋳放しの
まま、対向する接合面を放電プラズマ燒結により接合す
れば、鋳放した個所に目的とする流体回路15を内蔵す
る下鋳型Bが製造される。なお、接合方法として銀・銅
・真鍮・その他異質材を媒体とした真空ロウ付けによる
接合方法を用いることもある。この実施例によれば、鋳
型製品Cに対接するようになる分割型片2・13を該鋳
型製品Cの形状に添って熱交換効率上望ましい肉厚を維
持することで上下の各鋳型ABに流体回路3・15が容
易に設定できるから、製造される鋳型製品Cの品質の向
上を図ることができる。
【0025】
【実施例2】図11は、カーテンウオールの上下の鋳型
を重ね合わせキャビテイを形成した状態の縦断面図であ
り、下鋳型22にキャビテイ23に添った流体回路24
が形成されている。該流体回路24は、図12に示すよ
うに、格子状に形成されているが、その製造方法は、カ
ーボンファイバーの束を引き抜き可能に消失部材を介し
て格子状に配置して下鋳型22に鋳ぐるみ、後でそのカ
ーボンファイバーを引き抜いて流体回路24とするもの
である。この実施例では、カーテンウオールの内側には
カーボンファイバー製ボード25が抱持されていてその
内側の分子には比較的に緻密性を要しない。従って、下
鋳型22にのみ流体回路24を設けて該カーテンウオー
ルの外面の分子を緻密にすれば足りる。26は上鋳型で
あり、Hは流体の送給口又は排出口である。この実施例
では、格子升が細かくなるようカーボンファイバー束の
配置を調整すれば流体回路24の面積が拡大し、また、
その配置をキャビテイ23に対し遠近調整して熱交換効
率上望ましい肉厚を維持することでカーテンウオールの
品質を向上できる。
【0026】
【実施例3】図13は、前記流体回路24の変形実施例
であり、格子枠部分を間歇的に回路壁27に設定し、格
子升部分に消失部材28を鋳ぐるむことにより流体回路
29とするものである。消失部材28としては、カーボ
ンファイバーを縦横に編み布状としたものの表裏面にカ
ーボン粉末を捏ねて一定の厚みを有するシートとし、そ
れを乾燥して使用した。この実施例では、シート状消失
部材28の配置をキャビテイ23に対し遠近調整して熱
交換効率上望ましい肉厚を維持することでカーテンウオ
ールの品質を向上できる。
【0027】
【実施例4】図14は、前記流体回路29の設けられる
下鋳型の製造に関する変形実施例であり、別々に鋳造成
形した左右の分割型片22A,22Bの各端面イ−ロを
切削して放電プラズマ燒結方法により接合した。この実
施例では、シート状消失部材28の配置をキャビテイ2
3に対し遠近調整して熱交換効率上望ましい肉厚を維持
する準備作業が容易になり、適正な流体回路29を円滑
かつ迅速に設定できる。
【0028】
【実施例5】図15乃至17は、前記流体回路3の設け
られる上鋳型の製造に関する変形実施例であり、別々に
鋳造成形した上下の分割型片1,2をボルト締結方法に
より接合するもので,接合部分5、8にパッキン32を
介装して密封した。33はパッキン嵌合溝、34はボル
ト、35はナットである。この実施例では、サイズの大
きい鋳型に流体回路3を内蔵させる製造方法にも適す
る。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明では、型合せしてキャビ
テイを形成すべき成形製品型の加熱または冷却用の流体
回路を、該成形製品型の背面を成形製品形状に添って任
意の均等または不均等な肉厚を維持して機械加工もしく
は鋳出製造し、キャビテイ内に注入される成形製品の溶
融材料を該成形製品型の背面から均等または不均等な加
熱または冷却を行えるよう配置して流体の加熱、冷却回
路を内蔵した金型を構成したので、溶湯材料のキャビテ
イへの注入を円滑に行えるとともに、成形製品の種類・
形状の如何を問わずそれの各部位に凝固熱の残留応力を
残すことなく冷却して、迅速に製造を完了することがで
きる。
【0030】請求項2の発明では、型合せしてキャビテ
イを形成すべき成形製品型の両面もしくは何れか一方の
成形製品型を、1乃至数分割型片として製造し、当該各
分割型片の所定位置には組み立て接合時に連続するよう
になる流体回路の部分溝を形成し、これら各分割型片を
放電プラズマ燒結方法または、銀・銅・真鍮・その他異
質材を媒体とした真空ロウ付けによる接合方法を用い両
面または何れかの一方に流体回路を有する成形製品型を
完成せしめる流体の加熱、冷却回路を内蔵した金型の製
造方法を特徴とするので、複雑な外部形状や不均一な肉
厚を有する成形製品を高品質に製造できる成形製品型を
容易かつ迅速に提供できる。
【0031】請求項3の発明では、型合せしてキャビテ
イを形成すべき成形製品型の両面もしくは何れかの一方
に流体回路を設ける該成形製品型を、放電プラズマ燒結
方法または、銀・銅・真鍮・その他異質材を媒体とした
真空ロウ付けによる接合方法を用い1乃至数分割面を有
する分割型片を合体せしめるとともに、成形製品の形状
に応じて熱交換効率を良好にするように前記各分割型片
に形成された流体回路の部分溝を接続せしめて一体的に
構成した流体の加熱、冷却回路を内蔵した金型とするの
で、種類・形状の如何を問わず、質の良い成形製品を容
易かつ迅速に製造できる。
【0032】請求項4の発明では、型合せしてキャビテ
イを形成すべき成形製品型の両面もしくは何れかの一方
に流体回路を設ける該成形製品型を、ボルト締結方法を
用い1乃至数分割面を有する分割型片をパッキンを介装
して合体せしめるとともに、成形製品の形状に応じて熱
交換効率を良好にするように前記各分割型片に形成され
た流体回路の部分溝を接続せしめて一体的に構成した金
型を特徴とするので、形状の大きい成形製品の鋳造にお
いて、凝固熱による残留応力を排除してそれの分子の緻
密化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鋳造製品の成形工程における冷却
処理中にある鋳型の縦断面図
【図2】前記鋳型のうち上鋳型を分割した上分割型片の
縦断面図
【図3】前記鋳型のうち上鋳型を分割した下分割型片の
縦断面図
【図4】前記上鋳型を分割した上分割型片の底面図
【図5】前記上鋳型を分割した下分割型片の上面図
【図6】前記鋳型のうち下鋳型を分割した上分割型片の
縦断面図
【図7】前記鋳型のうち下鋳型を分割した下分割型片の
縦断面図
【図8】前記下鋳型を分割した下分割型片の上面図
【図9】前記上鋳型を分割した下分割型片の斜視図
【図10】前記下鋳型を分割した下分割型片の斜視図
【図11】本発明を適用したカーテンウオールの上下の
鋳型を重ね合わせキャビテイを形成した状態の縦断面図
【図12】前記カーテンウオールの下鋳型の平面図
【図13】前記カーテンウオールの下鋳型の一の変形実
施例の平面図
【図14】前記カーテンウオールの下鋳型の他の変形実
施例の平面図
【図15】図1に示した鋳型の変形実施例における上鋳
型を分割した上分割型片の縦断面図
【図16】前記上鋳型を分割した下分割型片の縦断面図
【図17】前記上鋳型を分割した下分割型片の上面図
【図18】従来の鋳造製品の成形工程における冷却処理
中にある鋳型の縦断面図
【図19】図18のXIX−XIX線断面図
【図20】金型冷却性能を測定した図表
【図21】前記金型冷却性能の測定に使用したテストピ
ースの下分割型片の上面図
【図22】前記金型冷却性能の測定に使用したテストピ
ースの上分割型片の下面図
【図23】前記上下の分割型片を放電プラズマ燒結方法
で接合して得たテストピースの斜視図
【符号の説明】
A…上鋳型 1…上分割型片 2…下分割型片 3…流体回路 4…溶湯注入口 5…環状接合面 6…流体入口 7…流体出口 1A…環状段部 1B…嵌合凹部 8…接合面 9…溶湯注入口 10…接合面 11…外周接合面 12…上面接合面 2A…嵌合突出部 2B…2Aの外周面に添って切りかかれた溝 2C…環状段部 B…下鋳型 13…上分割型片 13A…嵌合凹部 14…下分割型片 14A…環状溝 14B…嵌合突出部 14C…14Bの外周面に添って切りかかれた溝, 14D…環状段部 15…流体回路 16…接合面 17…環状接合面 18…回路の入口 19…回路の出口 20…外周接合面 21…上面接合面 C… 鋳型製品 22…下鋳型 22A…分割型片 22B…分割型片 23…キャビテイ 24…流体回路 25…カーボンファイバー製ボード 26…下鋳型 27…回路壁 28…消失部材 29…流体回路 H…流体の送給口または排出口 30…金型 30A…分割型片 30B…分割型片 31…アール状流体回路 31A…アール溝 31B…アール溝 32…パッキン 33…パッキン嵌合溝 34…ボルト 35…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渕田 忠正 長野県諏訪市中洲4750番地11 諏訪熱工業 株式会社内 (72)発明者 西山 文毅 長野県諏訪市中洲4750番地11 諏訪熱工業 株式会社内 Fターム(参考) 4E093 NA04 NB01 NB05 NB08 4F202 CD02 CD18 CD27 CN01 CN05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型合せしてキャビテイを形成すべき成形
    製品型の加熱または冷却用の流体回路を、該成形製品型
    の背面を成形製品形状に添って任意の均等または不均等
    な肉厚を維持して機械加工もしくは鋳出製造し、キャビ
    テイ内に注入される成形製品の溶融材料を該成形製品型
    の背面から均等または不均等な加熱または冷却を行える
    よう配置構成したことを特徴とする流体の加熱、冷却回
    路を内蔵した金型
  2. 【請求項2】 型合せしてキャビテイを形成すべき成形
    製品型の両面もしくは何れか一方の成形製品型を、1乃
    至数分割型片として製造し、当該各分割型片の所定位置
    には組み立て接合時に連続するようになる流体回路の部
    分溝を形成し、これら各分割型片を放電プラズマ燒結方
    法または、銀・銅・真鍮・その他異質材を媒体とした真
    空ロウ付けによる接合方法を用い両面または何れかの一
    方に流体回路を有する成形製品型を完成せしめることを
    特徴とする流体の加熱、冷却回路を内蔵した金型の製造
    方法
  3. 【請求項3】 型合せしてキャビテイを形成すべき成形
    製品型の両面もしくは何れかの一方に流体回路を設ける
    該成形製品型を、放電プラズマ燒結方法または、銀・銅
    ・真鍮・その他異質材を媒体とした真空ロウ付けによる
    接合方法を用い1乃至数分割面を有する分割型片を合体
    せしめるとともに、成形製品の形状に応じて熱交換効率
    を良好にするように前記各分割型片に形成された流体回
    路の部分溝を接続せしめて一体的に構成したことを特徴
    とする流体の加熱、冷却回路を内蔵した金型
  4. 【請求項4】 型合せしてキャビテイを形成すべき成形
    製品型の両面もしくは何れかの一方に流体回路を設ける
    該成形製品型を、ボルト締結方法を用い1乃至数分割面
    を有する分割型片をパッキンを介装して合体せしめると
    ともに、成形製品の形状に応じて熱交換効率を良好にす
    るように前記各分割型片に形成された流体回路の部分溝
    を接続せしめて一体的に構成したことを特徴とする流体
    の加熱、冷却回路を内蔵した金型
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JP2003039437A (ja) * 2001-07-31 2003-02-13 Suwa Netsukogyo Kk 温度調節用流体通路付き成形型及びその製造方法
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