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JP2001151699A - 動物用ワクチンのオイルアジュバント - Google Patents

動物用ワクチンのオイルアジュバント

Info

Publication number
JP2001151699A
JP2001151699A JP33742199A JP33742199A JP2001151699A JP 2001151699 A JP2001151699 A JP 2001151699A JP 33742199 A JP33742199 A JP 33742199A JP 33742199 A JP33742199 A JP 33742199A JP 2001151699 A JP2001151699 A JP 2001151699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
adjuvant
fatty acid
animal
emulsifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33742199A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Hashimoto
悟 橋本
Toshiaki Ogiya
年昭 扇谷
Shigeji Katayama
茂二 片山
Kenji Oda
健司 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microbial Chemistry Research Foundation
Nikko Chemicals Co Ltd
Nippon Surfactant Industries Co Ltd
Original Assignee
Microbial Chemistry Research Foundation
Nikko Chemicals Co Ltd
Nippon Surfactant Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Microbial Chemistry Research Foundation, Nikko Chemicals Co Ltd, Nippon Surfactant Industries Co Ltd filed Critical Microbial Chemistry Research Foundation
Priority to JP33742199A priority Critical patent/JP2001151699A/ja
Publication of JP2001151699A publication Critical patent/JP2001151699A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 乳化安定性が良好で、注射された動物に対し
てショック、発熱、接種部位の壊死、硬結、疼痛等の接
種反応を生じない動物用ワクチンのオイルアジュバント
を提供する。 【解決手段】 油相成分が動物油及び/又は植物油で、
乳化剤として分子中にポリオキシアルキレン構造を持た
ない多価アルコール脂肪酸エステルを、免疫増強剤とし
て糖又は糖アルコールの脂肪酸エステルを含有し、分子
中にポリオキシアルキレン構造を持つ乳化剤を含有しな
水中油型エマルジョンをオイルアジュバントとして用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油中水型(以下O
/W型という)のオイルアジュバント及びそれらのアジ
ュバントを含む動物用のワクチンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
免疫を強化するためのオイルアジュバントとして、フロ
イントアジュバントに代表される水中油型(以下W/O
型という)アジュバントや、親水性界面活性剤を多く用
いたO/W型アジュバントが主として使用されてきた。
しかしこれらの内、W/O型オイルアジュバント製剤は
免疫効果が高い反面、ワクチン注射部位に硬結や腫脹、
疼痛、壊死などを引き起こす事例が少なからずあった。
一方、O/W型オイルアジュバント製剤では接種部位の
硬結、腫脹、壊死などを引き起こす例は少ないものの、
乳化剤として、可溶化力が強く細胞障害性が高いポリオ
キシエチレン系の親水性乳化剤含むことから、ワクチン
を接種された動物に強い発熱が認められることが問題と
なっていた。
【0003】具体的には、(1)特公平8−32639
号公報には、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロックポリマー及びソルビタンモノオレートを乳化
剤に使用してスクアレンを乳化した、O/W型ワクチン
アジュバントが開示されている。また、(2)特開平5
−255117号公報には、少なくとも1種以上の疎水
性合成リポ多糖、界面活性剤及び水性溶質よりなるO/
W型ワクチンアジュバントが開示されている。また、
(3)特開平6−172216号公報には、油相成分に
植物油を、界面活性剤としてソルビタン脂肪酸エステル
とポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルとを使
用したオイルアジュバントワクチンが開示されている。
更に、(4)特公平6−81731号公報には、無水マ
ンニトール・オレイン酸エステルと流動パラフィンとか
らなるW/O型ワクチンアジュバントが開示されてい
る。しかし、(1)〜(3)は何れもポリオキシアルキ
レン構造を有する界面活性剤による効果を示すものであ
り、また、(4)はW/O型であり、何れも接種した動
物に対して発熱、接種部位の壊死、硬結、疼痛等の接種
反応を生じさせる。
【0004】また、一般にO/W型乳化アジュバントを
調製する際には、乳化安定剤として、エタノール、イソ
プロパノール等の水溶性低級アルコール、セロソルブ
類、カービトール類等の水溶性グリコールエーテル(以
上、総称して、水溶性溶剤とする)、グリセリン、ジグ
リセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブタンジオール、低分子ポ
リエチレングリコール等の水溶性多価アルコールが使用
されるが、これらも、接種した動物に対して酩酊、発
熱、硬結、疼痛、等の接種反応を生じさせるので好まし
くないが、これらの水溶性多価アルコールを使用しない
でO/W乳化を行うと、生成した乳化粒子の径が小さく
ならず(1000nm以上)、経時的に乳化粒子の合一
を生じ、安定性が低下する。
【0005】このように、従来の動物ワクチン用オイル
アジュバント製剤は、安定性の良い乳化物を得るため
に、生体に対して刺激が強く、接種した動物に対して接
種反応を生じさせやすい成分を使用せざるを得なかっ
た。しかし、動物保護等の観点から、このような問題が
無く、且つ、経時的に安定で、免疫増強作用の良好な動
物用ワクチンのオイルアジュバンドが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、油相成分が動物油及び/又は植物油(以
下動・植物油という)であり、乳化剤として分子中にポ
リオキシアルキレン構造を持たない多価アルコール脂肪
酸エステルを、免疫増強剤として糖又は糖アルコールの
脂肪酸エステルを含有し、分子中にポリオキシアルキレ
ン構造を持つ乳化剤を含有しない油中水型エマルジョン
からなる動物用ワクチンのオイルアジュバントを提供す
るものである。更に本発明は、該オイルアジュバント
と、少なくとも一種の抗原とを含む、動物用ワクチンを
提供するものである。
【0007】本発明のオイルアジュバント及びワクチン
は、ヒトを除く動物に適用されるが、具体的な対象動物
としては、家畜、家禽、愛玩用動物、魚類が挙げられ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】(1)動・植物油 油相成分の動物油としては、スクアレン及びスクアラン
等の炭化水素油、牛脂、馬油、ミンク油及び卵黄脂肪油
等のエステル油等が挙げられる。これらの中で、特に、
スクワレン、スクワランが、好適である。スクワレン
は、深海サメの肝油中に存在する炭化水素油であり、ス
クワランとはスクアレンの水素添加物ある。これらは動
物由来であるので、生体適合性及び安全性の面で、特に
好ましい。又、スクアランは、不飽和油であるスクアレ
ンの水素添加物であるので、酸化安定性に優れる。
【0009】また油相成分の植物油としては、アボガド
油、オリーブ油、ゴマ油、コメヌカ油、トウモロコシ胚
芽油、小麦胚芽油、サフラワー油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、ナタネ油、パーム油、ククイナッツ油、マカデ
ミアナッツ油、月見草油等のトリグリセライド、ホホバ
油等のロウエステルが挙げられる。同様に、オリーブオ
イルの不ケン化物中に存在する炭化水素油である、植物
起源のオリーブスクワレン及びオリーブスクワランも、
好適に使用できる。
【0010】さらには、上記した動・植物油のうちエス
テル油を、低級アルコール又は高級アルコールとエステ
ル交換を行い、アルコール脂肪酸エステルとした油も好
適に使用できる。具体的には、オレイン酸エチル、オレ
イン酸オレイルなどのアルコール脂肪酸エステル等が挙
げられる。
【0011】これらの動・植物油のうち構造中に不飽和
結合を多く含むもの、具体的には、動物油では、スクワ
レン、卵黄脂肪油等、植物油では、オリーブスクワレ
ン、ククイナッツ油、マカデミアナッツ油、月見草油、
ローズヒップ油等は、酸化に対して不安定であるので、
抗酸化剤を添加することで、本発明に、好適に使用でき
る。好ましい抗酸化剤としては、ビタミンE類、ビタミ
ンA類、ブチルヒドロキシアニソール、p−ヒドロキシ
アニソール、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プ
ロピル、パルミチン酸アスコルビル、ステアリン酸アス
コルビル等の油溶性抗酸化剤、アスコルビン酸、カテキ
ン類、エリソルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム等の
水溶性抗酸化剤が挙げられる。これらの抗酸化剤は、オ
イルアジュバント調製において、油相成分と混合して、
あるいは、使用する水に予め溶解しておいて、使用する
ことができる。
【0012】本発明のO/W型オイルアジュバント中の
好ましい動・植物油の配合量は、アジュバント製剤全体
に対して重量比で、好ましくは10〜80%、より好ま
しくは20〜80%、特に好ましくは20〜50%であ
る。この範囲において、アジュバント効果の持続性やエ
マルジョンの安定性が良好となる。
【0013】(2)乳化剤 本発明のオイルアジュバントでは、乳化剤として分子中
に、ポリオキシエチレン(以下POEという)構造、ポ
リオキシプロピレン(以下POPという)構造等のポリ
オキシアルキレン構造を持たない多価アルコール脂肪酸
エステルが使用される。かかる多価アルコール脂肪酸エ
ステルは、多価アルコールと脂肪酸を、カセイソーダ等
のアルカリ触媒下、又は、パラトルエンスルホン酸等の
酸性触媒下、200〜250℃で、公知の方法で脱水縮
合して製造されたエステルである。エステル反応後、ろ
過等の精製工程を経て触媒等を除去し、本発明に供せら
れる。好ましい多価アルコールとしては、ソルビタン、
ソルビトール、イソソルバイト等のソルビトール類及び
分子内脱水物、グリセリン、ジグリセリン、テトラグリ
セリン、ヘキサグリセリン、ペンタグリセリン、デカグ
リセリン等のグリセリン及びポリグリセリン類、ペンタ
エリスリトール、ショ糖、アルキルグルコシド及びポリ
アルキルグルコシド類等が挙げられる。好ましい脂肪酸
類としては、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリ
ン酸等の飽和脂肪酸、パルミトレイン酸、オレイン酸、
リノール酸、リノレン酸等の不飽和脂肪酸、12−ヒド
ロキシステアリン酸、リシノレイン酸等の水酸基を含む
脂肪酸及びそれらの脱水縮合物等が挙げられる。
【0014】乳化剤としての多価アルコール脂肪酸エス
テルの好ましい極性は、HLBで9.0〜18.0、好
ましくは、9.0〜16.0、より好ましくは、10.
0〜16.0の範囲である。HLBが9.0未満である
と、乳化剤の親水性が小さすぎて、O/W型の乳化製剤
を調製できない。HLBが18.0を超えると、乳化剤
の親水性が高すぎ、油/水の界面に乳化剤が集合するこ
となく、単独で水に分散してしまい、好ましい乳化性能
を発揮せず、結果的に、O/W型の乳化製剤を調製でき
ない。
【0015】乳化剤として特に好ましい多価アルコール
脂肪酸エステルとしては、ジグリセリン、テトラグリセ
リン、ヘキサグリセリン、ペンタグリセリン、デカグリ
セリン等のポリグリセリン類と上記の飽和脂肪酸、不飽
和脂肪酸、水酸基を含む脂肪酸及びそれらの脱水縮合物
とのエステル(以下、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル)、及び、ショ糖と上記脂肪酸とのエステル(以下、
ショ糖脂肪酸エステル)である。これらは、上記の好ま
しいHLBの範囲に調整され、本発明に供せられる。ま
た、これらポリグリセリン脂肪酸エステルとショ糖脂肪
酸エステルは、それぞれ単独で又は混合して使用され
る。両者の混合比は、特に制限がない。
【0016】本発明の乳化剤の添加量は、動・植物油に
対して重量比で、好ましくは1.0〜50.0%、より
好ましくは1.0〜30.0%、特に好ましくは5.0
〜30.0%である。この範囲内において、良好な乳化
安定性が得られる。
【0017】(3)免疫増強剤 本発明では、免疫増強剤として糖又は糖アルコールの脂
肪酸エステルが用いられる。糖及び糖アルコールの脂肪
酸エステルとしては、グルコース、マンノース、ラクト
ース、フルクトース等の単糖類及びマンニトール、ソル
ビトール、キシリトール等の糖アルコール類(それらの
分子内脱水物を含む)と、脂肪酸とのエステルが挙げら
れる。好ましい脂肪酸としては、オクタン酸、デカン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステア
リン酸、イソステアリン酸等の飽和脂肪酸、パルミトレ
イン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の不飽
和脂肪酸、12−ヒドロキシステアリン酸、リシノレイ
ン酸等の水酸基を含む脂肪酸及びそれらの脱水縮合物等
が挙げられる。
【0018】免疫増強剤として用いられる糖及び糖アル
コールの脂肪酸エステルは、HLBが9以下、特に8〜
1のものが好ましい。
【0019】これら免疫増強剤の配合量は、動・植物油
に対して重量比で、好ましくは0.5〜20%、より好
ましくは、1.0〜20.0%、特に好ましくは、1.
0〜10.0%である。この範囲において良好な免疫賦
活性能が得られ、また乳化状態も良好となる。また、免
疫増強剤はこの範囲内で、全O/W型オイルアジュバン
ト中に1〜5w/v%となるように配合するのが好まし
い。
【0020】(4)乳化安定剤 本発明のO/W型オイルアジュバントには、その乳化安
定性を向上させる目的で、更に単糖類、2糖類及び糖ア
ルコールから選ばれる1種以上を、乳化安定剤として配
合できる。
【0021】これらは、O/W型オイルアジュバントを
調製する際に、乳化安定剤として一般的に使用される水
溶性多価アルコールに替えて配合されるものであり、こ
れら単糖類、2糖類、糖アルコール類は、接種した動物
に対して酩酊、発熱、接種部位の壊死、硬結、疼痛等の
接種反応を生じさせることがなく、O/W型オイルアジ
ュバントの乳化粒子径を好ましい範囲(後に記述)に調
整することで、安定なO/W型オイルアジュバントが調
製できる。
【0022】好ましい単糖類としては、トリオース、テ
トロース、ペントース、ヘキソース、ヘプトース、オク
トース、ノノース、デコースのうち、いずれも好適に使
用できる。具体的には、D−キシロース、D−グルコー
ス、D−マンノース、D−ガラクトース、D−フルクト
ース等が挙げられる。好ましい2糖類としては、ショ
糖、ラクトース、マルトース、トレハロース等が挙げら
れる。好ましい糖アルコールとしては、アルドース又は
ケトースのカルボニル基を還元して得られる鎖状の多価
アルコールと、環状アルコールであるイノシトールが挙
げられる。具体的には、ソルビトール、ソルビタン、イ
ソソルバイト、マンニトール、キシリトール、イノシト
ール等が挙げられる。
【0023】これらの乳化安定剤の配合量は、本発明の
O/W型オイルアジュバント中に、少なくとも5.0
%、更に5.0〜50%、特に10.0〜50.0%
(重量基準)であるのが好ましい。この範囲であると、
好ましい安定化効果を発揮でき、オイルアジュバントの
粘度も適正となり、注射等の際に、作業性も良好とな
る。
【0024】本発明のO/W型オイルアジュバントは、
公知の乳化方法、乳化機械で調製できる。好ましい方法
は、動・植物油、免疫増強剤及び乳化剤の3成分、ある
いはこれらと更に必要に応じて配合される乳化安定剤の
4成分を、予め、室温で混合しておき、この混合物を、
水相へ、ホモミキサー又はパドルミキサー等で撹拌しな
がら、徐々に添加することで調製できる。又、上記混合
物と水を同時に仕込み、撹拌・混合しても調製できる。
乳化安定剤は、予め、水相へ溶解しておいても良い。そ
の際の温度は、室温〜80℃、好ましくは、室温〜50
℃である。又、動・植物油、免疫増強剤、乳化剤を同時
に水相へ添加し、超音波乳化機等の大きい機械力を利用
して調製してもよい。調製した乳化物の安定性を更に向
上させる目的で、乳化後、高圧ホモジナイザーで処理す
ることもできる。
【0025】本発明のO/W型オイルアジュバントは、
乳化粒子径が、1000nm以下、好ましくは、700
nm以下、より好ましくは、500nm以下である。こ
の範囲において乳化状態の経時安定性が良好で、特に、
抗原(ワクチン原体)と混合した際、乳化破壊の抑制に
優れる。
【0026】本発明のO/W型オイルアジュバントに抗
原(ワクチン原体)を配合する場合、好ましい配合量は
50〜80v/v%である。好ましい抗原(ワクチン原
体)は、ウイルス粒子、細菌可溶化抗原、可溶性蛋白
質、蛋白質可溶化抗原などの粒子径の小さい、好ましく
は平均粒子径200nm以下の抗原である。
【0027】本発明のO/W型オイルアジュバントと抗
原(ワクチン原体)は、次の方法で混合され、ワクチン
製剤を得ることができる。例えば、油相成分50v/v
%を含むアジュバント乳剤を使用する場合は、無菌的に
調製された本アジュバント乳剤とワクチン原液を等量混
合することにより、25%の油相成分を含有するO/W
型アジュバントワクチンを簡単に製造できる。
【0028】本発明により得られたワクチン製剤は、2
7ゲージの注射針でも注射可能であり、皮下、皮内、筋
肉内はもとより、アジュバントの安全性が高いため、使
用する油相成分、抗原の組み合わせを選ぶことで静脈内
注射によっても動物に接種することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、免疫強化力に優れ、乳
化安定性が良好でかつ動物に注射するのに十分低粘度で
あり、しかも、接種した動物に対して接種時のショック
症状、発熱、接種部位の壊死、硬結、疼痛等の接種反応
が生じない動物用ワクチンのオイルアジュバント及び動
物用ワクチンが得られる。
【0030】
【実施例】実施例1 O/W型オイルアジュバントの
調製 容量2リッターのガラス製真空乳化機(ホモミキサー及
びパドル式攪拌装置、温度計、温度調節器、真空ポン
プ、滴下装置が付属した)に、表1、2の処方に示す組
成比で、全量が1kgになるように原料を仕込み、50
ミリHgの減圧下、50℃、8000回転/分で30分
間攪拌を行い、それぞれの乳化物(O/W型オイルアジ
ュバント)を得た。
【0031】得られたO/W型オイルアジュバントの安
定性は、50℃±0.2℃の恒温槽中に、1ヶ月間保管
して、外観を観察し、下記の基準で評価した。 〇:水相の分離が確認されず、均一 △:水相の分離容積が、全体の10%未満 ×:水相の分離容積が、全体の10%以上
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】実施例2(猫免疫試験) 実施例1で調製されたO/W型オイルアジュバントの効
果と安全性を確認する目的で、アジュバントなしでは通
常殆ど抗体価が上昇しない猫ヘルペスウイルスを抗原と
して、猫を免疫し、中和抗体の測定を行うとともに、注
射後の発熱と注射部位の剖検を行った。
【0035】ウイルス原液(108.2PFU/mL)を
実施例1記載の各処方で調製したアジュバントと等量混
合して試作ワクチンを調製した。3ヶ月齢の猫の頸部皮
下にこれらの試作ワクチンを3週間間隔で2回1mL宛
注射し、ウイルスに対する中和抗体の推移を測定すると
ともに、継時的に剖検してワクチン注射部位の組織反応
を確認した。
【0036】(1)中和抗体価の推移 表3に中和抗体価の推移を示すが、中和抗体価は処方1
で最も高く、処方2、3、4でもほぼ同様な価が得られ
た。一方比較例では処方8で良好な抗体上昇が確認され
たが、処方5〜7では乳剤の安定性が悪く、且つ抗体上
昇も不良であった。
【0037】
【表3】
【0038】(2)発熱性に関する試験 図1は各種アジュバントで調製した試作ワクチンを注射
した猫の発熱の状況を示したものである。ポリオキシエ
チレン系の親水性界面活性剤を全く使用していない処方
1〜4では発熱は軽微あるいは全く認められない〔図1
(A)〕のに対して、ポリオキシエチレン系界面活性剤
を含む処方5〜8では注射後数時間から、3、4日にか
けて強い発熱が連続し、臨床的にも重篤な症状を示す例
がみられた〔図1(B)〕。
【0039】(3)ワクチン注射時の猫の反応 ポリオキシエチレン系界面活性剤を含まない処方1〜4
ではワクチン注射時に疼痛を訴える個体はなかった。一
方ポリオキシエチレン系界面活性剤を含有する処方5か
ら8では全ての猫が、注射時に跳ねる、噛みつく、引っ
掻くなどの疼痛を訴える行動を示した。また、処方8で
はワクチン注射直後に猫が酩酊状態を示す場合がみら
れ、後に、処方8に乳化安定剤として含有されるグリセ
リンの影響によるものであることが確認された。しかし
糖類を安定剤とした場合にはこのような酩酊反応は全く
みられず、安全性が高いことが確認された。
【0040】(4)注射部位の接種局所反応に関する試
験 表4はワクチン注射部位の剖検所見を比較した結果であ
る。処方1から4では注射後短時間での膠様浸潤が認め
られるがその程度は軽く、7日後の剖検では処方1,2
でわずかにみられるのみで、一ヶ月後においては注射部
位には殆ど痕跡を認めず、接種反応は極めて軽いことが
確認された。これに対して、処方5〜8では全般に接種
反応が強く、特にポリオキシエチレン系界面活性剤を含
む処方5〜7で強度の膠様浸潤と出血が認められた。ま
た7日後においてもこの傾向は続き、膠様浸潤、出血は
やや収まる方向にあるが接種部位の筋肉を中心として細
胞浸潤による白色化がみられ、接種反応の強いことが確
認された。
【0041】
【表4】
【0042】上記の事例より、一般にO/W型乳剤を調
製する際に最も良く用いられているポリオキシエチレン
系界面活性剤は、アジュバント製剤に用いた場合、その
組織障害性により強い発熱と接種部位の障害をもたらす
ことから、O/W型オイルアジュバントを調製する際に
は、ポリオキシエチレン系界面活性剤を使用せずに安定
な乳剤を得ることが重要であることが確認された。ま
た、O/W乳剤の乳化安定剤として知られているプロピ
レングリコール、グリセリンは猫などに一時的な酩酊状
態を誘発する事から、動物用オイルアジュバント製剤の
乳化安定剤としてはグルコースなどの糖類が適用できる
ことが確認された。このことから、本発明は安全な動物
用オイルアジュバントを作成する上で欠くべからざる技
術を提供するものである。
【0043】実施例3(豚免疫試験) 上記実施例で得られた知見を元に、豚用ワクチンに適合
するオイルアジュバント処方を確立すべく、下記表5の
処方にて調製されたO/W型オイルアジュバントの効果
と安全性を確認する目的で、豚丹毒及びアクチノバシラ
ス・プルロニューモニエ1型、2型、及び5型を抗原と
した混合ワクチンをマウス、モルモット、及び豚に接種
して、各抗原に対する抗体価の測定を行うと共に、注射
後の発熱と注射部位の剖検観察を行った。
【0044】
【表5】
【0045】使用抗原:豚丹毒菌抽出抗原、アクチノバ
シラス・プルロニューモニエ1型、2型、及び5型培養
上清由来抗原液。
【0046】(1)マウス毒性限度確認試験 マウス腹腔内0.3mL注射後、3日目の体重を有意差
検定(1%t検定)した。なお1週間を通して、一般臨床
観察を行った。
【0047】その結果を表6に示すが、豚用処方1及び
3の2群では、境界値以下のt値を示した。また臨床症
状においても終始異常を認めず、良好な経過であった。
一方、豚用処方2注射群においては、t値は境界値を越
した。また注射後1日目及び2日目に全個体で目やにを
認め、一部の個体ではふるえ、うずくまりが観察され
た。
【0048】
【表6】
【0049】(2)モルモット力価試験 体重約350gのモルモット10頭(免疫群8頭、対照
群2頭)を用い、筋肉内に0.2mL、3週間隔2回注
射後、2週目に採血した。得られた血清のアクチノバシ
ラス・プルロニューモニエ1型、2型、及び5型に対す
るCF抗体価を測定した。
【0050】その結果を表7に示すが、豚用処方1及び
3の2群では、1型、2型、及び5型のいずれに対する
CF抗体価も上昇していた。一方、豚用処方2注射群に
おいては、2型のCF抗体価の上昇が不十分であった。
【0051】
【表7】
【0052】(3)豚の安全試験 約30日齢の豚を用い、筋肉内に1.0mL、1か月間
隔で2回注射し、体温測定と臨床観察を行った。2回目
注射後2か月目に剖検して、注射後60日目と90日目
としての注射部位の注射痕の有無を肉眼的に観察した。
【0053】注射後の体温の変化 注射後の体温の変化を表8(第1回目注射)、9(第2
回目注射)に示すが、1回目注射時において豚用処方1
及び2では発熱は殆ど認められず、臨床的な異常も何ら
認められなかったが、乳化剤にポリオキシエチレン系界
面活性剤を含む豚用処方2では個体によって42度に近
い発熱が観察された。
【0054】
【表8】
【0055】
【表9】
【0056】一般臨床症状 豚用処方1及び2では注射後6時間でやや食欲、元気が
減退する傾向を認めたが注射翌日では、全頭が元気と食
欲を回復した。一方豚用処方2では注射後6時間後に於
いて犬座姿勢をとり、食欲不振体のふるえ等の好ましく
ない症状が観察され、これらの症状は前後2回の注射に
おいて同様な傾向をみせた。
【0057】注射痕の消長 豚用処方2の注射後90日目の部位で、筋間脂肪層にお
よそ3cm×3cmの範囲において、淡黄褐色の大豆大
硬結病変を認めた。表10に結果をまとめた。
【0058】
【表10】
【0059】(4)まとめ 以上の結果より、スクワランをベースオイルとし、親水
性乳化剤としてポリオキシエチレン系を含まず、さらに
乳化安定剤としてグルコースを含有するO/W型オイル
アジュバントである豚用処方1が高い力価を試験動物に
保有させる一方、安全性をも有するO/W型オイルアジ
ュバントであることが明らかとなった。この豚用処方1
は、請求項1を満たすO/W型オイルアジュバントであ
る。猫や鶏での場合と同様に、豚においても十分なワク
チン効果と安全性を付加することが証明された。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例2における猫の発熱状況を示すグラフ。
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月13日(2000.7.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中油型(以下O
/W型という)のオイルアジュバント及びそれらのアジ
ュバントを含む動物用のワクチンに関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
免疫を強化するためのオイルアジュバントとして、フロ
イントアジュバントに代表される油中水型(以下W/O
型という)アジュバントや、親水性界面活性剤を多く用
いたO/W型アジュバントが主として使用されてきた。
しかしこれらの内、W/O型オイルアジュバント製剤は
免疫効果が高い反面、ワクチン注射部位に硬結や腫脹、
疼痛、壊死などを引き起こす事例が少なからずあった。
一方、O/W型オイルアジュバント製剤では接種部位の
硬結、腫脹、壊死などを引き起こす例は少ないものの、
乳化剤として、可溶化力が強く細胞障害性が高いポリオ
キシエチレン系の親水性乳化剤含むことから、ワクチン
を接種された動物に強い発熱が認められることが問題と
なっていた。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、油相成分が動物油及び/又は植物油(以
下動・植物油という)であり、乳化剤として分子中にポ
リオキシアルキレン構造を持たない多価アルコール脂肪
酸エステルを、免疫増強剤として糖又は糖アルコールの
脂肪酸エステルを含有し、分子中にポリオキシアルキレ
ン構造を持つ乳化剤を含有しない水中油型エマルジョン
からなる動物用ワクチンのオイルアジュバントを提供す
るものである。更に本発明は、該オイルアジュバント
と、少なくとも一種の抗原とを含む、動物用ワクチンを
提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 悟 東京都板橋区蓮根3−24−3 日本サーフ ァクタント工業株式会社内 (72)発明者 扇谷 年昭 京都府京都市伏見区桃山町大島38−251 (72)発明者 片山 茂二 京都府宇治市池森44−11 (72)発明者 小田 健司 京都府城陽市寺田市の久保2−7 Fターム(参考) 4C085 AA03 AA38 FF11 FF14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相成分が動物油及び/又は植物油であ
    り、乳化剤として分子中にポリオキシアルキレン構造を
    持たない多価アルコール脂肪酸エステルを、免疫増強剤
    として糖又は糖アルコールの脂肪酸エステルを含有し、
    分子中にポリオキシアルキレン構造を持つ乳化剤を含有
    しない油中水型エマルジョンからなる動物用ワクチンの
    オイルアジュバント。
  2. 【請求項2】 多価アルコール脂肪酸エステルが、ポリ
    グリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸エステルか
    ら選ばれた1種以上である請求項1記載のオイルアジュ
    バント。
  3. 【請求項3】 乳化安定剤として、単糖類、2糖類及び
    糖アルコールから選ばれた1種以上を含有する請求項1
    又は2記載のオイルアジュバント。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか1項記載のオイル
    アジュバントと、少なくとも一種の抗原とを含む、動物
    用ワクチン。
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