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JP2001149030A - 乾燥パスタ類の品質改良方法 - Google Patents

乾燥パスタ類の品質改良方法

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Publication number
JP2001149030A
JP2001149030A JP33372499A JP33372499A JP2001149030A JP 2001149030 A JP2001149030 A JP 2001149030A JP 33372499 A JP33372499 A JP 33372499A JP 33372499 A JP33372499 A JP 33372499A JP 2001149030 A JP2001149030 A JP 2001149030A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pasta
dried
quality
dried pasta
hours
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33372499A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Koyajima
聡 小矢島
Hiromi Hamazaki
浩美 濱▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAMAA MAKARONI KK
Original Assignee
MAMAA MAKARONI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAMAA MAKARONI KK filed Critical MAMAA MAKARONI KK
Priority to JP33372499A priority Critical patent/JP2001149030A/ja
Publication of JP2001149030A publication Critical patent/JP2001149030A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 べたつきや溶け出しがなく、食感や加工耐性
に優れた乾燥パスタ類を得ることができる方法の提供。 【解決手段】 乾燥パスタ類を、50〜95℃の雰囲気
中に保持することを特徴とする乾燥パスタ類の品質改良
方法。特に、該保持を、図1に示す図形の内側(各線分
及び各曲線を含む)にある条件で行うと、品質改良効果
が顕著である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパゲティ等の乾
燥パスタ類の品質改良方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マカロニ、スパゲティ等のパスタ類を乾
燥した乾燥パスタ類は、保存中にヒビ割れや変形が生じ
ると商品価値が著しく損なわれる。ヒビ割れ等の主原因
は、乾燥工程における乾燥ムラである。このため、乾燥
ムラをなくしてヒビ割れ等を防止するため、乾燥工程に
おいては例えば以下のような操作を行うのが一般的であ
る。
【0003】まず成形工程を経て得られたパスタを、低
湿空気により予備乾燥した後、30〜90℃の温度下
で、パスタの表面からの水分蒸散と内部水分の表面への
移動のバランスをとるべく調湿しながら5〜24時間と
いう長時間をかけて緩慢に乾燥する(調湿乾燥)。次い
で、さらに長時間かけて徐々に冷却し、パスタ全体を平
衡水分状態にする(パスタ内の水分勾配を0にする)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、パスタ
内の水分を平衡水分状態とすれば、乾燥パスタ類が保存
中にヒビ割れたり、変形することを防止することができ
るが、乾燥パスタ類にはさらに以下のような問題が存在
する。すなわち乾燥パスタ類は茹でたときに溶け出しが
大きく、茹で上げた後パスタがべたつき易く、特にこの
傾向は調湿乾燥を60℃以下の低温で行った場合に顕著
に表われた。
【0005】したがって、本発明は、パスタ類の食味、
食感を落すことなく、茹で上げたときの溶け出しが少な
く、かつ茹で後のパスタのべたつきのない乾燥パスタ類
の品質を改良することができる方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、乾燥パスタ類を、50
〜95℃の雰囲気中で保持するという簡単な処理をする
ことにより、茹で上げ後の溶出及びパスタ表面のべたつ
きのない乾燥パスタ類を得ることができることを見出
し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、乾燥パスタ類を、5
0〜95℃の雰囲気中に保持することを特徴とする乾燥
パスタ類の品質改良方法を提供することにより、上記目
的を達成したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の方法が適用できるパスタ
類としては、例えばスパゲティ、マカロニ等が挙げられ
る。
【0009】乾燥パスタ類は、成形工程を経て得られた
パスタを、例えば前記した方法等通常の乾燥方法に従っ
て乾燥処理することにより調製することができる。乾燥
終了時、パスタ内の水分分布が平衡水分状態となるこ
と、すなわちパスタのすべての部分で水分勾配がない状
態となることが好ましい。乾燥パスタ類の水分含量に特
に制限はないが、14重量%以下であることが好まし
い。
【0010】かかる乾燥パスタ類は、常温で保存しても
ひび割れ等が生じ難いが、本発明の乾燥パスタ類の品質
改良方法は、該乾燥パスタ類を50〜95℃の雰囲気中
で保持して(以下、「改良処理」という)、さらにその
品質を改良するものである。改良処理に用いる乾燥パス
タ類は、乾燥処理終了直後のもの、乾燥処理終了後保存
したもののいずれでもよい。また、乾燥パスタ類は、未
包装のものでもよく、また防湿セロハン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等で包装したものでもよい。包装す
る場合は、包装乾燥パスタ類を乾燥雰囲気中で保持した
ときに、その品温が雰囲気温度と速やかに等しくなるよ
うに包装することが好ましい。
【0011】改良処理を行うときの雰囲気温度は、50
〜95℃であることが必要であり、60〜85℃である
ことが好ましい。95℃を超えると、乾燥パスタが褐変
したり、茹でた麺が硬くなりすぎる等食感がアンバラン
スとなり好ましくない。また、50℃未満では、品質改
良の効果が低いか、又は品質改良に長時間を要するため
好ましくない。
【0012】乾燥雰囲気の湿度は、改良処理の前後で水
分含量が可及的に変化しない条件を選択することが好ま
しい。水分含量が低下しすぎると、パスタ類の表面から
水分が蒸散してパスタ類の平衡水分状態が崩れてしま
う。また水分含量が高くなりすぎると、乾燥処理を行っ
た意味がなくなる。具体的には、未包装乾燥パスタ類の
場合は、改良処理の前後で乾燥パスタ類の水分含量の増
減が±1%、好ましくは±0.5%、特に好ましくは±
0.1%となる湿度を選択することが好ましい。かかる
湿度は雰囲気の温度に応じて適宜選択することができ
る。包装乾燥パスタ類の場合は、改良処理による乾燥パ
スタ類の水分増減が極めて小さいため、特に制限はな
い。
【0013】乾燥雰囲気中の保持時間は、雰囲気温度に
応じて選択することが好ましい。具体的には、保持時間
と雰囲気温度との関係が、図1において、A(50℃、
60時間)、B(50℃、37時間)、C(95℃、
0.1時間)及びD(95℃、1時間)の4点で囲まれ
る条件の雰囲気中で保持することが好ましい。より具体
的には、乾燥雰囲気温度が50℃の場合は37〜60時
間、特に42〜55時間が好ましく、60℃の場合は1
9〜29時間、特に21〜27時間が好ましく、70℃
の場合は8〜15時間、特に9〜14時間が好ましく、
80℃の場合は2〜8時間、特に3〜7時間が好まし
く、90℃の場合は0.5〜2.5時間、特に1〜1.
5時間が好ましく、95℃の場合は0.1〜1時間、特
に0.2〜0.8時間が好ましい。上記温度、湿度及び
時間で改良処理することにより、短時間で乾燥パスタ類
の品質が顕著に改良され、しかも乾燥パスタ類が褐変し
たり食感がアンバランスになること等がない。上記温度
内であっても、放置時間が長すぎると、茹でた麺線が伸
びにくく、粘性が低下したものとなり易く、ゴツゴツ、
ブツブツとして旨さに欠けるものになり易い。なお、図
2は、図1で示される保持温度80〜95℃の範囲での
保持温度と保持時間との関係を示す拡大図である。E1
(80℃、8時間)、E2(80℃、2時間)、C(9
5℃、0.1時間)、D(95℃、1時間)で囲まれる
図形の内側で保持することが好ましい。
【0014】本発明方法によれば、特に調湿乾燥を最高
温度60℃程度以下の低温で行ったものでも、茹でたと
きの溶け出しがなく、また茹後におけるパスタ表面のべ
たつきのないパスタ類を得ることができる。また、調湿
乾燥を高温又は超高温で乾燥処理を行った乾燥パスタ類
でも同様に品質を向上させることができる。
【0015】
【実施例】次に実施例を示して本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0016】実施例1〜3 小麦粉としてデュラム粉を用い、これに他の原料を混合
し、混捏、脱気、混捏、押出成型してスパゲティを得
た。次いで、常法に従って低温乾燥し(最高温度48
℃、湿度76%、乾燥時間22時間)、水分含量14%
以下、太さ径1.8mmの常温保存可能な乾燥スパゲテ
ィを調製した。該乾燥スパゲティ300gをポリプロピ
レンフィルムで包装後、雰囲気温度60℃で24時間保
持して、高品質乾燥スパゲティを得た(実施例1)。実
施例2は、実施例1において、改良処理条件を80℃、
4時間とした以外は、実施例1と同様にして高品質乾燥
スパゲティを得た。実施例3は、実施例1において、改
良処理条件を80℃、6時間とした以外は、実施例1と
同様にして高品質乾燥スパゲティを得た。
【0017】実施例4、5 実施例4は、実施例1で調製した乾燥スパゲティを、未
包装状態で、雰囲気温度70℃、湿度73%で12時間
処理し、高品質乾燥スパゲティを得た。実施例5は、実
施例1で得たスパゲティを、常法に従って高温乾燥し
(最高温度74℃、湿度83%、乾燥時間11時間)、
水分含量14%以下、太さ径1.8mmの常温保存可能
な乾燥スパゲティを調製した。次いで該乾燥スパゲティ
300gをポリプロピレンフィルムで包装後、雰囲気温
度90℃で1時間保持して改良処理し、高品質乾燥スパ
ゲティを得た。
【0018】実施例6、7 実施例6は、実施例1において、改良処理条件を50
℃、30時間とした以外は、実施例1と同様にして高品
質乾燥スパゲティを得た。実施例7は、実施例1におい
て、改良処理条件を80℃、8時間とした以外は、実施
例1と同様にして高品質乾燥スパゲティを得た。
【0019】対照例1 実施例1において調製した乾燥スパゲティを対照品1と
した。実施例1〜5の各高品質乾燥スパゲティ及び対照
品1の乾燥条件、改良処理条件を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】試験例1 上記実施例1〜5で得られた高品質乾燥スパゲティ及び
対照品1について、べたつき、溶出率及び粘性を以下の
評価方法、評価基準で評価した。結果を表1に示す。
【0022】べたつき [試験方法]上記スパゲティ100gを1リットルの沸
騰水で13分茹で、直径約40cmの竹製盆ザルに移し、
ザルを両手で持って上下させ(約2回/秒 の速度)、
麺線を上下に踊らせて麺線同士がダンゴ状にまとまる速
さを比較する(べたつきの大きいものほどダンゴ状にま
とまりやすい)。各試料について5回試験して平均す
る。 [評価基準] 5点─ザルの上下30回を超えてもダンゴにならず、べ
たつき非常に少ない。 4点─ザルの上下25回以上30回未満でダンゴになる
が、べたつき少ない。 3点─ザルの上下20回以上25回未満でダンゴにな
り、普通のべたつき。 2点─ザルの上下15回以上20回未満でダンゴにな
り、ややべたつき大きい。 1点─ザルの上下15回未満でダンゴになり、べたつき
非常に大きい。
【0023】溶出率 [試験方法]上記スパゲティ100gを1リットルの沸
騰水で13分茹で、麺線を除去した茹で水を1リットル
のガラスビーカーに移して純水で1リットルにフィルア
ップし、スタラーで攪拌して均質化する。茹で水50ml
を蒸発乾固法(乾固条件 135℃・1時間)で処理し
て溶出分を定量する。
【0024】
【数1】
【0025】各試料について3回試験して平均する。 [評価基準] 溶出率5.5%以上─非常に溶けだし多く、茹で水の濁
りも非常に大きい。 溶出率5.0%以上5.5%未満─溶けだし多目で茹で
水の濁りも大きい。 溶出率4.5%以上5.0%未満─溶けだしとして普通
である。 溶出率4.0%以上4.5%未満─溶けだし少なめで、
茹で水の濁りも小さい 。溶出率4.0%未満─非常に溶けだし少なく、茹で水
の濁りも非常に小さい。
【0026】粘性(茹で上げた麺線の伸び易さ) [試験方法]上記スパゲティを54mmの長さに切断し、
両端に12mm幅の絆創膏を巻いた試料を13分茹で上
げ、タケトモ電機製テンシプレッサーTTP−50BX
にセットして引っ張り試験を行い、伸び率を比較する。
【0027】
【数2】
【0028】各試験区分10試料について測定し平均す
る。 [評価基準] 5点─伸び率150%以上で、十分に粘性が感じられ、
非常に好ましい。 4点─伸び率125%以上、150%未満で好ましい粘
性を有する。 3点─伸び率100%以上、125%未満で粘性として
普通である。 2点─伸び率75%以上、100%未満で粘性不足であ
る。 1点─伸び率75%未満で非常に粘性不足である。
【0029】表1から明らかなように、雰囲気温度と雰
囲気中の保持時間との関係が、図1に示される図形の内
側の条件で改良処理を行った実施例1〜5の高品質乾燥
スパゲティは、いずれも対照品1より品質が向上した。
【0030】
【発明の効果】本発明の方法を用いれば、茹上げ後にお
けるパスタ表面のべたつきや茹で上げ時における溶け出
しがなく、食感や加工耐性に優れたパスタを得ることが
できる等、簡単な処理で乾燥麺類の品質を改良すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥パスタ類の品質を改良するための好ましい
雰囲気条件を示した図である。
【図2】図1における、保持温度80〜95℃の範囲の
拡大図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥パスタ類を、50〜95℃の雰囲気
    中に保持することを特徴とする乾燥パスタ類の品質改良
    方法。
  2. 【請求項2】 乾燥パスタ類の水分分布が平衡水分状態
    にあることを特徴とする請求項1記載の乾燥パスタ類の
    品質改良方法。
  3. 【請求項3】 雰囲気条件が、図1に示す次の各点、A
    (50℃、60時間)、B(50℃、37時間)、C
    (95℃、0.1時間)及びD(95℃、1時間)で囲
    まれる条件の雰囲気中で行うことを特徴とする請求項1
    又は2記載の乾燥パスタ類の品質改良方法。
  4. 【請求項4】 乾燥パスタ類が未包装パスタ類であり、
    かつ雰囲気が、保持前後の乾燥パスタ類の水分含量増減
    が±1%以内となる湿度であることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項記載の乾燥パスタ類の品質改良方
    法。
JP33372499A 1999-11-25 1999-11-25 乾燥パスタ類の品質改良方法 Pending JP2001149030A (ja)

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