JP2001144318A - 光電変換素子及びその製造方法 - Google Patents
光電変換素子及びその製造方法Info
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- JP2001144318A JP2001144318A JP32766699A JP32766699A JP2001144318A JP 2001144318 A JP2001144318 A JP 2001144318A JP 32766699 A JP32766699 A JP 32766699A JP 32766699 A JP32766699 A JP 32766699A JP 2001144318 A JP2001144318 A JP 2001144318A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光照射に起因するドリフト電流を光電流とし
て効率よく取り出せるようにして感度の向上を図る。 【解決手段】 P型半導体基板21に、比較的低ドーズ
量及び高エネルギーでN型不純物が注入されて、N拡散
層35が埋め込まれて形成されている。N拡散層35の
上部に存在するP型半導体基板21のP領域21aでは
P型の平坦な初期不純物プロファイルが維持されてい
る。P領域21aの一部の領域にN拡散層35のコンタ
クトとしてN+領域37が形成されている。N拡散層3
5及びN+領域37は素子分離用のフィールド酸化膜2
5及びその下のP拡散層27から離れて形成されてい
る。
て効率よく取り出せるようにして感度の向上を図る。 【解決手段】 P型半導体基板21に、比較的低ドーズ
量及び高エネルギーでN型不純物が注入されて、N拡散
層35が埋め込まれて形成されている。N拡散層35の
上部に存在するP型半導体基板21のP領域21aでは
P型の平坦な初期不純物プロファイルが維持されてい
る。P領域21aの一部の領域にN拡散層35のコンタ
クトとしてN+領域37が形成されている。N拡散層3
5及びN+領域37は素子分離用のフィールド酸化膜2
5及びその下のP拡散層27から離れて形成されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光電変換素子及び
その製造方法に関し、特に青色などの短波長の光に対し
て高い感度をもつ光電変換素子及びその製造方法に関す
るものである。光電変換素子は、ラインセンサやエリア
センサなどのカラーCMOSイメージセンサやCCDな
どに適用される。
その製造方法に関し、特に青色などの短波長の光に対し
て高い感度をもつ光電変換素子及びその製造方法に関す
るものである。光電変換素子は、ラインセンサやエリア
センサなどのカラーCMOSイメージセンサやCCDな
どに適用される。
【0002】
【従来の技術】CMOSにより構成されるカラーイメー
ジセンサにおいては、光電変換素子として、残像が少な
く、かつ高速応答が可能なフォトダイオードがよく用い
られる。フォトダイオードを含む一般的な光電変換回路
の回路図を図1に示す。フォトダイオード1には、ゲー
ト電極にリセット信号3が与えられるPチャネル型MO
SトランジスタからなるスイッチSW1を介してリセッ
ト電圧電源5が接続されている。リセット信号3が与え
られてスイッチSW1がオンになると、フォトダイオー
ド1は電源5のリセット電圧によって充電されて初期値
が設定される。その状態からスイッチSW1がオフとな
って光照射が始まると、フォトダイオード1に発生した
電荷に起因する放電がある一定期間行われ、Nチャネル
型MOSトランジスタQ1及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタQ2で構成されるソースフォロワ回路7の入力
のゲート電位(トランジスタQ1のゲート電位)を下げ
る。
ジセンサにおいては、光電変換素子として、残像が少な
く、かつ高速応答が可能なフォトダイオードがよく用い
られる。フォトダイオードを含む一般的な光電変換回路
の回路図を図1に示す。フォトダイオード1には、ゲー
ト電極にリセット信号3が与えられるPチャネル型MO
SトランジスタからなるスイッチSW1を介してリセッ
ト電圧電源5が接続されている。リセット信号3が与え
られてスイッチSW1がオンになると、フォトダイオー
ド1は電源5のリセット電圧によって充電されて初期値
が設定される。その状態からスイッチSW1がオフとな
って光照射が始まると、フォトダイオード1に発生した
電荷に起因する放電がある一定期間行われ、Nチャネル
型MOSトランジスタQ1及びNチャネル型MOSトラ
ンジスタQ2で構成されるソースフォロワ回路7の入力
のゲート電位(トランジスタQ1のゲート電位)を下げ
る。
【0003】トランジスタQ1のソースとトランジスタ
Q2のドレインが接続されてソースフォロワ回路7の出
力端子を構成する。トランジスタQ1のドレインには電
源9が接続され、トランジスタQ2のソースは接地され
ており、トランジスタQ2のゲート電極には、適切な負
荷電流が流れるようにバイアス11が与えられている。
トランジスタQ1のゲート電位の変化はフォトダイオー
ド1に照射された光量及び時間に比例し、その情報がソ
ースフォロワ回路7の出力側に接続された蓄積容量13
に蓄積される。その蓄積電荷量は、シフトレジスタから
の選択信号15がゲート電極に与えられるPチャネル型
MOSトランジスタからなるスイッチSW2のスイッチ
ングにより出力バッファ17に導かれ、各画素からの信
号が各出力端子19から順次シリアルに出力される。
Q2のドレインが接続されてソースフォロワ回路7の出
力端子を構成する。トランジスタQ1のドレインには電
源9が接続され、トランジスタQ2のソースは接地され
ており、トランジスタQ2のゲート電極には、適切な負
荷電流が流れるようにバイアス11が与えられている。
トランジスタQ1のゲート電位の変化はフォトダイオー
ド1に照射された光量及び時間に比例し、その情報がソ
ースフォロワ回路7の出力側に接続された蓄積容量13
に蓄積される。その蓄積電荷量は、シフトレジスタから
の選択信号15がゲート電極に与えられるPチャネル型
MOSトランジスタからなるスイッチSW2のスイッチ
ングにより出力バッファ17に導かれ、各画素からの信
号が各出力端子19から順次シリアルに出力される。
【0004】図1に示す光電変換回路における出力電圧
はフォトダイオード1で発生する光電流に比例し、フォ
トダイオード1の接合容量とそれに接続されているスイ
ッチSW1やソースフォロワ回路7、スイッチSW2な
どの寄生容量の和に反比例する。したがって、感度の高
い光電変換を実現するためにはフォトダイオード1の光
電流を増やすか、あるいはフォトダイオード1を含む光
電変換回路の接合容量を減らすという2通りの方法があ
る。
はフォトダイオード1で発生する光電流に比例し、フォ
トダイオード1の接合容量とそれに接続されているスイ
ッチSW1やソースフォロワ回路7、スイッチSW2な
どの寄生容量の和に反比例する。したがって、感度の高
い光電変換を実現するためにはフォトダイオード1の光
電流を増やすか、あるいはフォトダイオード1を含む光
電変換回路の接合容量を減らすという2通りの方法があ
る。
【0005】CMOSプロセスにおいて最も簡便なフォ
トダイオード作製方法は、MOSトランジスタのソース
又はドレインのPN接合を用いる方法である。図2は、
従来のフォトダイオードの構造を示す断面図である。こ
こでは、受光面がN+拡散層(N型不純物を比較的高濃
度に含む拡散層)の例を示す。フォトダイオードはMO
Sトランジスタのソース、ドレインと同じ工程で形成さ
れる。P型半導体基板21表面に各画素を構成するN+
拡散層23が形成されてPN接合が形成されている。隣
り合うN+拡散層23はP型半導体基板21表面に形成
された厚いフィールド酸化膜25とその直下に形成され
たP拡散層(P型不純物を含む拡散層)27によって分
離されている。P型半導体基板21表面にはP型半導体
基板21に共通の電位をとるためのP+拡散層(P型不
純物を比較的高濃度に含む拡散層)29が形成されてい
る。
トダイオード作製方法は、MOSトランジスタのソース
又はドレインのPN接合を用いる方法である。図2は、
従来のフォトダイオードの構造を示す断面図である。こ
こでは、受光面がN+拡散層(N型不純物を比較的高濃
度に含む拡散層)の例を示す。フォトダイオードはMO
Sトランジスタのソース、ドレインと同じ工程で形成さ
れる。P型半導体基板21表面に各画素を構成するN+
拡散層23が形成されてPN接合が形成されている。隣
り合うN+拡散層23はP型半導体基板21表面に形成
された厚いフィールド酸化膜25とその直下に形成され
たP拡散層(P型不純物を含む拡散層)27によって分
離されている。P型半導体基板21表面にはP型半導体
基板21に共通の電位をとるためのP+拡散層(P型不
純物を比較的高濃度に含む拡散層)29が形成されてい
る。
【0006】N+拡散層23表面及びP+拡散層29表面
に層間絶縁膜31が形成され、N+拡散層23表面には
層間絶縁膜31上に形成された電極23aが、P+拡散
層29表面には層間絶縁膜31上に形成された電極29
aが層間絶縁膜31に形成されたコンタクトホールを介
してそれぞれ接続されている。フィールド酸化膜25
上、電極23a,29a上及び層間絶縁膜31上には最
終保護膜33が形成されている。電極23a,29a上
の最終保護膜33にはパッド開口部が形成されており、
N+拡散層23は電極23aを介してカソード電極23
bに接続され、P+拡散層29は電極29aを介してア
ノード電極29bに接続される。
に層間絶縁膜31が形成され、N+拡散層23表面には
層間絶縁膜31上に形成された電極23aが、P+拡散
層29表面には層間絶縁膜31上に形成された電極29
aが層間絶縁膜31に形成されたコンタクトホールを介
してそれぞれ接続されている。フィールド酸化膜25
上、電極23a,29a上及び層間絶縁膜31上には最
終保護膜33が形成されている。電極23a,29a上
の最終保護膜33にはパッド開口部が形成されており、
N+拡散層23は電極23aを介してカソード電極23
bに接続され、P+拡散層29は電極29aを介してア
ノード電極29bに接続される。
【0007】図2に示すようなフォトダイオードでは、
単位面積当たりの接合容量は、MOSトランジスタのソ
ース、ドレインと同様に、P型半導体基板21とN+拡
散層23の接合面積により決定される。接合容量を減ら
すために接合面積を小さくすると有効な受光面積も同時
に小さくなるため感度の向上にはつながらない。したが
って、感度を向上させるためには受光面積を確保しなが
ら何らかの方法で単位面積当たりの接合容量を減少させ
る必要がある。
単位面積当たりの接合容量は、MOSトランジスタのソ
ース、ドレインと同様に、P型半導体基板21とN+拡
散層23の接合面積により決定される。接合容量を減ら
すために接合面積を小さくすると有効な受光面積も同時
に小さくなるため感度の向上にはつながらない。したが
って、感度を向上させるためには受光面積を確保しなが
ら何らかの方法で単位面積当たりの接合容量を減少させ
る必要がある。
【0008】一方、光電流については、半導体基板表面
に照射された光の強度は吸収により深さ方向に対して指
数関数的に減少する。特に青色などの短波長の光では吸
収係数が大きく、減衰は著しい。そのため短波長の光に
対しては、最も効率よく光電流を生じる空乏層領域、す
なわちPN接合を浅い位置に形成することが重要とな
る。MOSトランジスタのソース、ドレインのPN接合
では適切なトランジスタ特性を得ることができるように
その接合深さが決められているため、より浅いPN接合
を得るためにはフォトダイオードの接合をMOSトラン
ジスタのソース、ドレインと別工程で形成しなければな
らない。
に照射された光の強度は吸収により深さ方向に対して指
数関数的に減少する。特に青色などの短波長の光では吸
収係数が大きく、減衰は著しい。そのため短波長の光に
対しては、最も効率よく光電流を生じる空乏層領域、す
なわちPN接合を浅い位置に形成することが重要とな
る。MOSトランジスタのソース、ドレインのPN接合
では適切なトランジスタ特性を得ることができるように
その接合深さが決められているため、より浅いPN接合
を得るためにはフォトダイオードの接合をMOSトラン
ジスタのソース、ドレインと別工程で形成しなければな
らない。
【0009】フォトダイオードの感度を向上させるPN
接合の形成方法として、例えば特許第2792219号
公報や特開平9−298308号公報などがある。特許
第2792219号公報では、受光素子周囲の素子分離
酸化膜の端部にPN接合を形成することにより、受光面
積に比して接合面積の割合を小さくして接合容量を減ら
している。受光面積は半導体基板中で発生するキャリア
による拡散電流を主とするため素子領域全面となるとし
ている。特開平9−298308号公報では、浅く、比
較的低不純物濃度に、かつ表面に近づくほどその不純物
濃度が高くなるように不純物拡散層を形成してPN接合
を形成することにより、特に短波長での感度の改善を図
っている。ここでは表面に近づくほど濃度が高くなる不
純物拡散層の不純物プロファイルに起因して生じる電界
の作用により、表面付近で発生したキャリアを内部のP
N接合の空乏層領域まで導き、光電流として寄与させて
いる。
接合の形成方法として、例えば特許第2792219号
公報や特開平9−298308号公報などがある。特許
第2792219号公報では、受光素子周囲の素子分離
酸化膜の端部にPN接合を形成することにより、受光面
積に比して接合面積の割合を小さくして接合容量を減ら
している。受光面積は半導体基板中で発生するキャリア
による拡散電流を主とするため素子領域全面となるとし
ている。特開平9−298308号公報では、浅く、比
較的低不純物濃度に、かつ表面に近づくほどその不純物
濃度が高くなるように不純物拡散層を形成してPN接合
を形成することにより、特に短波長での感度の改善を図
っている。ここでは表面に近づくほど濃度が高くなる不
純物拡散層の不純物プロファイルに起因して生じる電界
の作用により、表面付近で発生したキャリアを内部のP
N接合の空乏層領域まで導き、光電流として寄与させて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特許第279
2219号公報に記載のフォトダイオードの構造では、
最も効率よく光電流を生じる空乏層中で発生したキャリ
アによるドリフト電流は、接合面積が小さいためにその
寄与が少ないことが予想され、感度の低下要因となる。
また、特開平9−298308号公報に記載のフォトダ
イオードの構造では、不純物拡散層の不純物プロファイ
ルに起因する電界は空乏層中の電界に比べて小さいた
め、表面付近まで空乏層が伸びている場合に比べて、光
電流として取り出される前に再結合するキャリアの割合
は高いと考えられる。
2219号公報に記載のフォトダイオードの構造では、
最も効率よく光電流を生じる空乏層中で発生したキャリ
アによるドリフト電流は、接合面積が小さいためにその
寄与が少ないことが予想され、感度の低下要因となる。
また、特開平9−298308号公報に記載のフォトダ
イオードの構造では、不純物拡散層の不純物プロファイ
ルに起因する電界は空乏層中の電界に比べて小さいた
め、表面付近まで空乏層が伸びている場合に比べて、光
電流として取り出される前に再結合するキャリアの割合
は高いと考えられる。
【0011】そこで本発明は、光照射に起因するドリフ
ト電流を光電流として効率よく取り出せるようにして、
特に青色などの短波長の光に対する感度を改善した光電
変換素子及びその製造方法を提供することを目的とする
ものである。
ト電流を光電流として効率よく取り出せるようにして、
特に青色などの短波長の光に対する感度を改善した光電
変換素子及びその製造方法を提供することを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光電変換素子
は、第1導電型の半導体基板内部に埋め込まれた第2導
電型拡散層が形成され、第2導電型拡散層の上部、下部
及び端部でPN接合が形成されおり、第2導電型拡散層
のある領域の基盤表面が受光面となっており、PN接合
には逆バイアス電圧が印加されてているものである。
は、第1導電型の半導体基板内部に埋め込まれた第2導
電型拡散層が形成され、第2導電型拡散層の上部、下部
及び端部でPN接合が形成されおり、第2導電型拡散層
のある領域の基盤表面が受光面となっており、PN接合
には逆バイアス電圧が印加されてているものである。
【0013】第1導電型の半導体基板内部に埋め込まれ
た第2導電型拡散層を形成することにより、その第2導
電型拡散層の上部を含む周囲にPN接合の空乏層領域を
形成することができ、より多くのドリフト電流を光電流
として取り出せる。
た第2導電型拡散層を形成することにより、その第2導
電型拡散層の上部を含む周囲にPN接合の空乏層領域を
形成することができ、より多くのドリフト電流を光電流
として取り出せる。
【0014】本発明の光電変換素子の製造方法は、第1
導電型の半導体基板中に高エネルギーで第2導電型不純
物をイオン注入して、第1導電型の半導体基板内部に埋
め込まれた、上部、下部及び端部を第1導電型の半導体
基板の第1導電型領域で囲まれた第2導電型拡散層を形
成する。
導電型の半導体基板中に高エネルギーで第2導電型不純
物をイオン注入して、第1導電型の半導体基板内部に埋
め込まれた、上部、下部及び端部を第1導電型の半導体
基板の第1導電型領域で囲まれた第2導電型拡散層を形
成する。
【0015】高エネルギーで比較的低ドーズ量で第1導
電型の半導体基板中に第2導電型不純物をイオン注入し
て第1導電型の半導体基板内部に第2導電型拡散層を形
成することにより、第2導電型拡散層を簡便な製造工程
で容易に形成することができる。
電型の半導体基板中に第2導電型不純物をイオン注入し
て第1導電型の半導体基板内部に第2導電型拡散層を形
成することにより、第2導電型拡散層を簡便な製造工程
で容易に形成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明にかかる光電変換素子にお
いて、第2導電型拡散層の電極取出し部(コンタクト)
として、第1導電型の半導体基板の表面から伸びた、第
2導電型拡散に比べて高不純物濃度の第2導電型領域が
第2導電型拡散層に接続されていることが好ましい。そ
の結果、光照射によって生じるドリフト電流を光電流と
して効率よく取り出せるとともに、カソード電極側の直
列抵抗を下げ、応答速度の低下を防ぐことができる。
いて、第2導電型拡散層の電極取出し部(コンタクト)
として、第1導電型の半導体基板の表面から伸びた、第
2導電型拡散に比べて高不純物濃度の第2導電型領域が
第2導電型拡散層に接続されていることが好ましい。そ
の結果、光照射によって生じるドリフト電流を光電流と
して効率よく取り出せるとともに、カソード電極側の直
列抵抗を下げ、応答速度の低下を防ぐことができる。
【0017】素子分離のための厚い酸化膜層下にチャネ
ルドープ層として第1導電型拡散層が形成されており、
第2導電型拡散層及び高不純物濃度の第2導電型領域
は、厚い酸化膜層及び第1導電型拡散層とは間隔をもっ
て形成されていることが好ましい。その結果、厚い酸化
膜層及び第1導電型拡散層によっては空乏層の伸びが妨
げられず、接合容量の増大を避けられる。また、接合位
置は、フィールド酸化膜端の残留ストレスの大きい領域
から離れているので低暗電流を抑制することもできる。
ルドープ層として第1導電型拡散層が形成されており、
第2導電型拡散層及び高不純物濃度の第2導電型領域
は、厚い酸化膜層及び第1導電型拡散層とは間隔をもっ
て形成されていることが好ましい。その結果、厚い酸化
膜層及び第1導電型拡散層によっては空乏層の伸びが妨
げられず、接合容量の増大を避けられる。また、接合位
置は、フィールド酸化膜端の残留ストレスの大きい領域
から離れているので低暗電流を抑制することもできる。
【0018】第2導電型拡散層は、その内部のすべて又
はほとんどが空乏化する濃度条件で形成されていること
が好ましい。その濃度条件は、例えば第1導電型の半導
体基板の不純物濃度が1×1014〜1×1016/c
m3、第2導電型拡散層の不純物濃度が1×1015〜1
×1017/cm3である。その結果、接合容量が低減す
るとともに、発生したキャリアは再結合して消失するこ
とがなく、発生したすべてのキャリアがドリフト電流成
分となる。
はほとんどが空乏化する濃度条件で形成されていること
が好ましい。その濃度条件は、例えば第1導電型の半導
体基板の不純物濃度が1×1014〜1×1016/c
m3、第2導電型拡散層の不純物濃度が1×1015〜1
×1017/cm3である。その結果、接合容量が低減す
るとともに、発生したキャリアは再結合して消失するこ
とがなく、発生したすべてのキャリアがドリフト電流成
分となる。
【0019】第2導電型拡散層の上部に存在する第1導
電型領域は、少なくとも動作時に表面付近まで空乏化す
る濃度条件で形成されていることが好ましい。その濃度
条件は、例えば第1導電型の半導体基板の不純物濃度が
1×1014〜1×1016/cm3、第2導電型拡散層の
不純物濃度が1×1015〜1×1017/cm3であり、
第1導電型領域の厚さが0.1〜0.5μm程度であ
る。その結果、吸収係数の大きい青色などの短波長の光
に対して表面付近で発生したキャリアを空乏層中で集め
ることができる。
電型領域は、少なくとも動作時に表面付近まで空乏化す
る濃度条件で形成されていることが好ましい。その濃度
条件は、例えば第1導電型の半導体基板の不純物濃度が
1×1014〜1×1016/cm3、第2導電型拡散層の
不純物濃度が1×1015〜1×1017/cm3であり、
第1導電型領域の厚さが0.1〜0.5μm程度であ
る。その結果、吸収係数の大きい青色などの短波長の光
に対して表面付近で発生したキャリアを空乏層中で集め
ることができる。
【0020】第2導電型拡散層の上部に存在する第1導
電型領域の表面付近の導電型は第1導電型の半導体基板
の表面に形成された表面保護膜としての酸化膜の固定電
荷により反転していることが好ましい。例えば第1導電
型の半導体基板の不純物濃度が1×1014〜1×1016
/cm3であれば、第1導電型領域の表面付近の導電型
は自然反転する。その結果、最表面で熱的に発生した少
数キャリアが表面再結合することによって生じる暗電流
を低減することができる。
電型領域の表面付近の導電型は第1導電型の半導体基板
の表面に形成された表面保護膜としての酸化膜の固定電
荷により反転していることが好ましい。例えば第1導電
型の半導体基板の不純物濃度が1×1014〜1×1016
/cm3であれば、第1導電型領域の表面付近の導電型
は自然反転する。その結果、最表面で熱的に発生した少
数キャリアが表面再結合することによって生じる暗電流
を低減することができる。
【0021】本発明にかかる製造方法において、第2導
電型拡散層を形成する工程とは別に、第2導電型拡散層
の上部に存在する第1導電型領域の一部に第2導電型拡
散層よりも高濃度に第2導電型不純物をイオン注入し
て、第1導電型の半導体基板表面から第2導電型拡散層
までを電気的に接続する高不純物濃度の第2導電型領域
を電極取出し部として形成することが好ましい。その結
果、光照射によって生じるドリフト電流を光電流として
効率よく取り出せるようにするとともに一方の電極側の
直列抵抗を下げ、応答速度の低下を防ぐ第2導電型拡散
層を簡便な製造工程で容易に形成することができる。
電型拡散層を形成する工程とは別に、第2導電型拡散層
の上部に存在する第1導電型領域の一部に第2導電型拡
散層よりも高濃度に第2導電型不純物をイオン注入し
て、第1導電型の半導体基板表面から第2導電型拡散層
までを電気的に接続する高不純物濃度の第2導電型領域
を電極取出し部として形成することが好ましい。その結
果、光照射によって生じるドリフト電流を光電流として
効率よく取り出せるようにするとともに一方の電極側の
直列抵抗を下げ、応答速度の低下を防ぐ第2導電型拡散
層を簡便な製造工程で容易に形成することができる。
【0022】
【実施例】図3は、本発明にかかる光電変換素子をフォ
トダイオードに適用した一実施例の構造を示す断面図で
ある。図2と同じ部分には同じ符号を付す。ここでは受
光面がN拡散層(N型不純物を含む拡散層)をもつフォ
トダイオードが一次元に配列されたフォトダイオードア
レイ(ラインセンサ)に適用した例を示す。ただし、本
発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の要旨の範囲内で種々の変更が可能であ
る。
トダイオードに適用した一実施例の構造を示す断面図で
ある。図2と同じ部分には同じ符号を付す。ここでは受
光面がN拡散層(N型不純物を含む拡散層)をもつフォ
トダイオードが一次元に配列されたフォトダイオードア
レイ(ラインセンサ)に適用した例を示す。ただし、本
発明はこの実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載の要旨の範囲内で種々の変更が可能であ
る。
【0023】不純物濃度が1×1014〜1×1016/c
m3のP型半導体基板21の表面近傍に各画素を構成す
るN拡散層35が埋め込まれて形成され、N拡散層35
の上部、下部及び端部でPN接合が形成されている。N
拡散層35は、例えばN型不純物としてのリンが高エネ
ルギーのイオン注入によって形成され、P型半導体基板
21の内部にピークをもち、例えば1×1015〜1×1
017/cm3の濃度に形成されている。N拡散層35の
上部に存在するP型半導体基板21のP領域21aでは
P型の平坦な初期不純物プロファイルが維持されてい
る。P領域21aの厚さは例えば0.1〜0.5μm程
度である。
m3のP型半導体基板21の表面近傍に各画素を構成す
るN拡散層35が埋め込まれて形成され、N拡散層35
の上部、下部及び端部でPN接合が形成されている。N
拡散層35は、例えばN型不純物としてのリンが高エネ
ルギーのイオン注入によって形成され、P型半導体基板
21の内部にピークをもち、例えば1×1015〜1×1
017/cm3の濃度に形成されている。N拡散層35の
上部に存在するP型半導体基板21のP領域21aでは
P型の平坦な初期不純物プロファイルが維持されてい
る。P領域21aの厚さは例えば0.1〜0.5μm程
度である。
【0024】P領域21aの一部の領域に、N拡散層3
5に比較して高濃度に例えばリンが導入されたコンタク
トとしてのN+領域37がP型半導体基板21の表面か
らN拡散層35に達して形成されている。N+領域37
のリン濃度は例えば5×101 9〜5×1020/cm3で
ある。隣り合うN拡散層35は、フィールド酸化膜25
及びその下側のP拡散層27によって分離されている。
フィールド酸化膜25及びP拡散層27とN拡散層35
及びN+領域37は間隔をもって形成されており、PN
接合をフィールド酸化膜25端の残留ストレスの大きい
領域から離すことにより暗電流の発生が抑制されてい
る。P型半導体基板21表面にはコンタクトとしてのP
+拡散層29が形成されている。
5に比較して高濃度に例えばリンが導入されたコンタク
トとしてのN+領域37がP型半導体基板21の表面か
らN拡散層35に達して形成されている。N+領域37
のリン濃度は例えば5×101 9〜5×1020/cm3で
ある。隣り合うN拡散層35は、フィールド酸化膜25
及びその下側のP拡散層27によって分離されている。
フィールド酸化膜25及びP拡散層27とN拡散層35
及びN+領域37は間隔をもって形成されており、PN
接合をフィールド酸化膜25端の残留ストレスの大きい
領域から離すことにより暗電流の発生が抑制されてい
る。P型半導体基板21表面にはコンタクトとしてのP
+拡散層29が形成されている。
【0025】P領域21a表面及びP+拡散層29表面
に例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜31が形成
されている。P領域21aの表面付近の導電型は層間絶
縁膜31の固定電荷により反転している。これにより、
最表面で熱的に発生した少数キャリアが表面再結合する
ことによって生じる暗電流を低減することができる。N
+領域37表面には層間絶縁膜31上に形成された電極
35aが、P+拡散層29表面には層間絶縁膜31上に
形成された電極29aが層間絶縁膜31に形成されたコ
ンタクトホールを介してそれぞれ接続されている。
に例えばシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜31が形成
されている。P領域21aの表面付近の導電型は層間絶
縁膜31の固定電荷により反転している。これにより、
最表面で熱的に発生した少数キャリアが表面再結合する
ことによって生じる暗電流を低減することができる。N
+領域37表面には層間絶縁膜31上に形成された電極
35aが、P+拡散層29表面には層間絶縁膜31上に
形成された電極29aが層間絶縁膜31に形成されたコ
ンタクトホールを介してそれぞれ接続されている。
【0026】フィールド酸化膜25上、電極29a,3
5a上及び層間絶縁膜31上には例えばシリコン窒化膜
からなる最終保護膜33が形成されている。電極29
a,35a上の最終保護膜33にはパッド開口部が形成
されており、N拡散層35はN +領域37及び電極35
aを介してカソード電極35bに接続され、P+拡散層
29は電極29aを介してアノード電極29bに接続さ
れる。図示は省略しているが、フォトダイオードアレイ
の周辺には通常のLSIと同様に配線などが形成され
る。
5a上及び層間絶縁膜31上には例えばシリコン窒化膜
からなる最終保護膜33が形成されている。電極29
a,35a上の最終保護膜33にはパッド開口部が形成
されており、N拡散層35はN +領域37及び電極35
aを介してカソード電極35bに接続され、P+拡散層
29は電極29aを介してアノード電極29bに接続さ
れる。図示は省略しているが、フォトダイオードアレイ
の周辺には通常のLSIと同様に配線などが形成され
る。
【0027】この実施例の動作時に、P領域21aを含
むP型半導体基板21とN拡散層35のPN接合に逆バ
イアスが印加されると、N拡散層35の上部、下部及び
端部に形成された空乏層が拡大するとともに、N拡散層
35内部のすべて又はほとんどが空乏化する。これによ
り、光照射に起因するキャリアをドリフト電流として効
率よく取り出すことができる。また、N拡散層35の上
部、下部及び端部にPN接合を形成するので接合面積は
増えるが、N拡散層35内部のすべて又はほとんどが空
乏化するので接合容量は低減される。
むP型半導体基板21とN拡散層35のPN接合に逆バ
イアスが印加されると、N拡散層35の上部、下部及び
端部に形成された空乏層が拡大するとともに、N拡散層
35内部のすべて又はほとんどが空乏化する。これによ
り、光照射に起因するキャリアをドリフト電流として効
率よく取り出すことができる。また、N拡散層35の上
部、下部及び端部にPN接合を形成するので接合面積は
増えるが、N拡散層35内部のすべて又はほとんどが空
乏化するので接合容量は低減される。
【0028】さらに、フィールド酸化膜25及びP拡散
層27は、N拡散層35及びN+領域37とは間隔をも
って形成されているので、空乏層の伸びが妨げられるこ
とはない。さらに、N拡散層35の上部に存在するP領
域21aでは表面付近まで空乏化する。これにより、光
照射に起因する表面付近で発生したキャリアを空乏層中
で集めることができる。光照射によって生じたキャリア
に起因するドリフト電流は、N+領域37及び電極35
aを介して光電流としてカソード電極35bに取り出さ
れる。N+領域37はカソード電極35b側の直列抵抗
を下げるので、応答速度の低下を防ぐことができる。
層27は、N拡散層35及びN+領域37とは間隔をも
って形成されているので、空乏層の伸びが妨げられるこ
とはない。さらに、N拡散層35の上部に存在するP領
域21aでは表面付近まで空乏化する。これにより、光
照射に起因する表面付近で発生したキャリアを空乏層中
で集めることができる。光照射によって生じたキャリア
に起因するドリフト電流は、N+領域37及び電極35
aを介して光電流としてカソード電極35bに取り出さ
れる。N+領域37はカソード電極35b側の直列抵抗
を下げるので、応答速度の低下を防ぐことができる。
【0029】この実施例によれば、基板表面から内部ま
で空乏層内で発生したキャリアをドリフト電流として取
り出すことができるので、吸収係数の大きい青色などの
短波長の光に対しても感度の向上を図ることができ、図
2に示すようなPN接合をトランジスタのソース、ドレ
イン接合と共通の工程で形成するフォトダイオードはも
ちろんのこと、従来のフォトダイオードに比べて大きな
感度改善が期待できる。
で空乏層内で発生したキャリアをドリフト電流として取
り出すことができるので、吸収係数の大きい青色などの
短波長の光に対しても感度の向上を図ることができ、図
2に示すようなPN接合をトランジスタのソース、ドレ
イン接合と共通の工程で形成するフォトダイオードはも
ちろんのこと、従来のフォトダイオードに比べて大きな
感度改善が期待できる。
【0030】次に、本発明にかかる光電変換素子の製造
方法の一実施例として、図3のフォトダイオードの製造
方法を説明する。ただし、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明
の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
方法の一実施例として、図3のフォトダイオードの製造
方法を説明する。ただし、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明
の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
【0031】本考案のフォトダイオード構造は以下を特
徴とする製造方法で作製される。P型半導体基板21の
表面に、P拡散領域27及びその上にフィールド酸化膜
25を形成した後、受光面となる領域のP型半導体基板
21に、例えばドーズ量が5×1010〜5×1012/c
m2、エネルギーが500k(キロ)〜1M(メガ)e
Vの条件でリンを注入してN拡散層35を形成する。こ
れにより、簡便な製造工程によってP型半導体基板21
の内部にN拡散層35を形成することができる。
徴とする製造方法で作製される。P型半導体基板21の
表面に、P拡散領域27及びその上にフィールド酸化膜
25を形成した後、受光面となる領域のP型半導体基板
21に、例えばドーズ量が5×1010〜5×1012/c
m2、エネルギーが500k(キロ)〜1M(メガ)e
Vの条件でリンを注入してN拡散層35を形成する。こ
れにより、簡便な製造工程によってP型半導体基板21
の内部にN拡散層35を形成することができる。
【0032】上記のイオン注入は、動作時に与えられる
逆バイアス印加でN拡散層35の内部がすべて又はほと
んど空乏化するよう比較的低ドーズ量で、かつP領域2
1aの不純物プロファイルが残るような高エネルギーの
条件であればどのようなドーズ量及びエネルギーであっ
てもよい。また、N拡散層35の形成は、再分布による
プロファイルの変化を避けるために、トランジスタ形成
工程が終了した後に行なうことが好ましい。
逆バイアス印加でN拡散層35の内部がすべて又はほと
んど空乏化するよう比較的低ドーズ量で、かつP領域2
1aの不純物プロファイルが残るような高エネルギーの
条件であればどのようなドーズ量及びエネルギーであっ
てもよい。また、N拡散層35の形成は、再分布による
プロファイルの変化を避けるために、トランジスタ形成
工程が終了した後に行なうことが好ましい。
【0033】N拡散層35の上部に存在するP領域21
aの一部の領域に、例えばドーズ量が1×1015〜1×
1016/cm2、エネルギーが30〜50keVの条件
でリンを注入してN+領域37を形成する。これによ
り、簡便な製造工程によって、N拡散層35の電位をP
型半導体基板21表面に取り出す電極を形成することが
できる。また、カソード電極35b側の直列抵抗を下げ
るためには、N+領域37のレイアウトの最適化が重要
となる。その後、P+拡散層29、層間絶縁膜31、電
極29a,35a、最終保護膜33及び電極29b,3
5bを形成する。
aの一部の領域に、例えばドーズ量が1×1015〜1×
1016/cm2、エネルギーが30〜50keVの条件
でリンを注入してN+領域37を形成する。これによ
り、簡便な製造工程によって、N拡散層35の電位をP
型半導体基板21表面に取り出す電極を形成することが
できる。また、カソード電極35b側の直列抵抗を下げ
るためには、N+領域37のレイアウトの最適化が重要
となる。その後、P+拡散層29、層間絶縁膜31、電
極29a,35a、最終保護膜33及び電極29b,3
5bを形成する。
【0034】図3の実施例では、本発明を受光面がN拡
散層をもつフォトダイオードに適用しているが、P拡散
層をもつフォトダイオードにも適用できることはいうま
でもない。
散層をもつフォトダイオードに適用しているが、P拡散
層をもつフォトダイオードにも適用できることはいうま
でもない。
【0035】
【発明の効果】請求項1の光電変換素子においては、第
1導電型の半導体基板内部に埋め込まれた第2導電型拡
散層が形成され、第2導電型拡散層の上部、下部及び端
部でPN接合が形成されているようにしたので、その第
2導電型拡散層の上部を含む周囲にPN接合の空乏層領
域を形成することができ、光照射に起因するドリフト電
流を光電流として効率よく取り出すことができる。
1導電型の半導体基板内部に埋め込まれた第2導電型拡
散層が形成され、第2導電型拡散層の上部、下部及び端
部でPN接合が形成されているようにしたので、その第
2導電型拡散層の上部を含む周囲にPN接合の空乏層領
域を形成することができ、光照射に起因するドリフト電
流を光電流として効率よく取り出すことができる。
【0036】請求項2の光電変換素子においては、第2
導電型拡散層の電極取出し部は、第1導電型の半導体基
板の表面から伸びた、第2導電型拡散に比べて高不純物
濃度の第2導電型領域として形成されて第2導電型拡散
層に接続されているので、ドリフト電流を光電流として
効率よく取り出せるとともに、カソード電極側の直列抵
抗を下げ、応答速度の低下を防ぐことができる。
導電型拡散層の電極取出し部は、第1導電型の半導体基
板の表面から伸びた、第2導電型拡散に比べて高不純物
濃度の第2導電型領域として形成されて第2導電型拡散
層に接続されているので、ドリフト電流を光電流として
効率よく取り出せるとともに、カソード電極側の直列抵
抗を下げ、応答速度の低下を防ぐことができる。
【0037】請求項3の光電変換素子においては、素子
分離のための厚い酸化膜層下に第1導電型拡散層が形成
されており、第2導電型拡散層及び高不純物濃度の第2
導電型領域は、厚い酸化膜層及び第1導電型拡散層とは
間隔をもって形成されているので、空乏層の伸びが妨げ
られず、接合容量の増大を避けることができるととも
に、接合位置は、フィールド酸化膜端の残留ストレスの
大きい領域から離れているので低暗電流を抑制すること
ができる。
分離のための厚い酸化膜層下に第1導電型拡散層が形成
されており、第2導電型拡散層及び高不純物濃度の第2
導電型領域は、厚い酸化膜層及び第1導電型拡散層とは
間隔をもって形成されているので、空乏層の伸びが妨げ
られず、接合容量の増大を避けることができるととも
に、接合位置は、フィールド酸化膜端の残留ストレスの
大きい領域から離れているので低暗電流を抑制すること
ができる。
【0038】請求項4の光電変換素子においては、第2
導電型拡散層は、その内部のすべて又はほとんどが空乏
化する濃度条件で形成されているので、接合容量が低減
するとともに、発生したキャリアは再結合して消失する
ことがなく、発生したすべてのキャリアをドリフト電流
として取り出すことができる。
導電型拡散層は、その内部のすべて又はほとんどが空乏
化する濃度条件で形成されているので、接合容量が低減
するとともに、発生したキャリアは再結合して消失する
ことがなく、発生したすべてのキャリアをドリフト電流
として取り出すことができる。
【0039】請求項5の光電変換素子においては、第2
導電型拡散層の上部に存在する第1導電型領域は、少な
くとも動作時に表面付近まで空乏化する濃度条件で形成
されているので、吸収係数の大きい青色などの短波長の
光に対して表面付近で発生したキャリアを空乏層中で集
めることができる。
導電型拡散層の上部に存在する第1導電型領域は、少な
くとも動作時に表面付近まで空乏化する濃度条件で形成
されているので、吸収係数の大きい青色などの短波長の
光に対して表面付近で発生したキャリアを空乏層中で集
めることができる。
【0040】請求項6の光電変換素子においては、第2
導電型拡散層の上部に存在する第1導電型領域の表面付
近の導電型は第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た表面保護膜としての酸化膜の固定電荷により反転して
いるようにしたので、最表面で熱的に発生した少数キャ
リアが表面再結合することによって生じる暗電流を低減
することができる。
導電型拡散層の上部に存在する第1導電型領域の表面付
近の導電型は第1導電型の半導体基板の表面に形成され
た表面保護膜としての酸化膜の固定電荷により反転して
いるようにしたので、最表面で熱的に発生した少数キャ
リアが表面再結合することによって生じる暗電流を低減
することができる。
【0041】請求項7の光電変換素子の製造方法におい
ては、第1導電型の半導体基板中に高エネルギーで第2
導電型不純物をイオン注入して、第1導電型の半導体基
板内部に埋め込まれた、上部、下部及び端部を第1導電
型の半導体基板の第1導電型領域で囲まれた第2導電型
拡散層を形成するようにしたので、第2導電型拡散層を
簡便な製造工程で容易に形成することができる。
ては、第1導電型の半導体基板中に高エネルギーで第2
導電型不純物をイオン注入して、第1導電型の半導体基
板内部に埋め込まれた、上部、下部及び端部を第1導電
型の半導体基板の第1導電型領域で囲まれた第2導電型
拡散層を形成するようにしたので、第2導電型拡散層を
簡便な製造工程で容易に形成することができる。
【0042】請求項8の光電変換素子の製造方法におい
ては、第2導電型拡散層を形成する工程とは別に、第2
導電型拡散層の上部に存在する第1導電型領域の一部に
第2導電型拡散層よりも高濃度に第2導電型不純物をイ
オン注入して、第1導電型の半導体基板表面から第2導
電型拡散層までを電気的に接続する高不純物濃度の第2
導電型領域を形成するようにしたので、光照射によって
生じるドリフト電流を光電流として効率よく取り出せる
ようにするとともにカソード電極側の直列抵抗を下げ、
応答速度の低下を防ぐ第2導電型拡散層を簡便な製造工
程で容易に形成することができる。
ては、第2導電型拡散層を形成する工程とは別に、第2
導電型拡散層の上部に存在する第1導電型領域の一部に
第2導電型拡散層よりも高濃度に第2導電型不純物をイ
オン注入して、第1導電型の半導体基板表面から第2導
電型拡散層までを電気的に接続する高不純物濃度の第2
導電型領域を形成するようにしたので、光照射によって
生じるドリフト電流を光電流として効率よく取り出せる
ようにするとともにカソード電極側の直列抵抗を下げ、
応答速度の低下を防ぐ第2導電型拡散層を簡便な製造工
程で容易に形成することができる。
【図1】 フォトダイオードを含む一般的な光電変換回
路の回路図である。
路の回路図である。
【図2】 従来のフォトダイオードの構造を示す断面図
である。
である。
【図3】 本発明にかかる光電変換素子をフォトダイオ
ードに適用した一実施例の構造を示す断面図である。
ードに適用した一実施例の構造を示す断面図である。
21 P型半導体基板 21a,27 P領域 23 N+拡散層 23a,29a,35a 電極 23b,35b カソード電極 25 フィールド酸化膜 29 P+拡散層 29b アノード電極 31 層間絶縁膜 33 最終保護膜 35 N拡散層 35 N+領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA01 AA05 AB01 BA14 CA04 CA17 CA32 FA06 FA08 FA26 5F049 MA02 MB12 NA01 NA05 NA15 NA18 NB03 NB05 PA09 PA10 QA15 RA03 RA08 SZ12 WA03
Claims (8)
- 【請求項1】 第1導電型の半導体基板内部に埋め込ま
れた第2導電型拡散層が形成され、前記第2導電型拡散
層の上部、下部及び端部でPN接合が形成されており、
前記第2導電型拡散層のある領域の基盤表面が受光面と
なっており、前記PN接合には逆バイアス電圧が印加さ
れていることを特徴とする光電変換素子。 - 【請求項2】 前記第2導電型拡散層の電極取出し部
は、前記第1導電型の半導体基板の表面から伸びた、前
記第2導電型拡散層に比べて高不純物濃度の第2導電型
領域として形成されて前記第2導電型拡散層に接続され
ている請求項1に記載の光電変換素子。 - 【請求項3】 素子分離のための厚い酸化膜層下に第1
導電型拡散層が形成されており、前記第2導電型拡散層
及び前記高不純物濃度の第2導電型領域は、前記厚い酸
化膜層及び前記第1導電型拡散層とは間隔をもって形成
されている請求項2に記載の光電変換素子。 - 【請求項4】 前記第2導電型拡散層は、その内部のす
べて又はほとんどが空乏化する濃度条件で形成されてい
る請求項1から3のいずれかに記載の光電変換素子。 - 【請求項5】 前記第2導電型拡散層の上部に存在する
前記第1導電型領域は、少なくとも動作時に表面付近ま
で空乏化する濃度条件で形成されている請求項1から4
のいずれかに記載の光電変換素子。 - 【請求項6】 前記第2導電型拡散層の上部に存在する
前記第1導電型領域の表面付近の導電型は前記第1導電
型の半導体基板の表面に形成された表面保護膜としての
酸化膜の固定電荷により反転している請求項1から5の
いずれかに記載の光電変換素子。 - 【請求項7】 第1導電型の半導体基板中に高エネルギ
ーで第2導電型不純物をイオン注入して、前記第1導電
型の半導体基板内部に埋め込まれた、上部、下部及び端
部を前記第1導電型の半導体基板の第1導電型領域で囲
まれた第2導電型拡散層を形成することを特徴とする光
電変換素子の製造方法。 - 【請求項8】 前記第2導電型拡散層を形成する工程と
は別に、前記第2導電型拡散層の上部に存在する前記第
1導電型領域の一部に前記第2導電型拡散層よりも高濃
度に第2導電型不純物をイオン注入して、前記第1導電
型の半導体基板表面から前記第2導電型拡散層までを電
気的に接続する高不純物濃度の第2導電型領域を形成す
る工程を備えている請求項7に記載の光電変換素子の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32766699A JP2001144318A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 光電変換素子及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32766699A JP2001144318A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 光電変換素子及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001144318A true JP2001144318A (ja) | 2001-05-25 |
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ID=18201623
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32766699A Pending JP2001144318A (ja) | 1999-11-18 | 1999-11-18 | 光電変換素子及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001144318A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6894268B2 (en) | 2002-08-01 | 2005-05-17 | Fujitsu Limited | Semiconductor photodetector of high sensitivity and small leak current |
| JP2006216643A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Seiko Instruments Inc | Cmosイメージセンサ |
| JP2007531254A (ja) * | 2004-03-08 | 2007-11-01 | フォベオン・インコーポレーテッド | 垂直カラーcmosイメージセンサの感度を改善する方法及び装置 |
| JP2012084902A (ja) * | 2006-02-24 | 2012-04-26 | Sony Corp | 固体撮像装置及びカメラ |
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-
1999
- 1999-11-18 JP JP32766699A patent/JP2001144318A/ja active Pending
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