JP2001011511A - 高炉除塵器用内筒の据え付け方法 - Google Patents
高炉除塵器用内筒の据え付け方法Info
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- JP2001011511A JP2001011511A JP11176851A JP17685199A JP2001011511A JP 2001011511 A JP2001011511 A JP 2001011511A JP 11176851 A JP11176851 A JP 11176851A JP 17685199 A JP17685199 A JP 17685199A JP 2001011511 A JP2001011511 A JP 2001011511A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、高炉除塵器の建設時あるいは補修時
のいずれでも、除塵器外筒へ内筒を迅速且つ容易に取り
付け可能とする高炉除塵器用内筒の据え付け方法を提供
することを目的としている。 【解決手段】高炉除塵器外筒の天井を貫通して懸架さ
れ、通過排ガスの減速及び方向替えを行なう下端内径が
広いコーン状内筒の据え付け方法であって、予め、上端
径及び下端径が互いに異なる複数の円錐台状リング部材
を、最小の上端径を有する部材の上に上端径のより大き
な部材を順次テレスコピックに組み合わせて、入れ子状
態で準備し、それらを除塵器外筒の側壁に設けた開口か
ら内部に搬入した後、前記最小上端径の部材を上方へ引
き上げ、上方に位置する部材の下端外壁に、次に引き上
げられる部材の上端内壁を接触させた状態でコーン状に
組み立てると共に、各接触個所を溶接、固定するように
した。
のいずれでも、除塵器外筒へ内筒を迅速且つ容易に取り
付け可能とする高炉除塵器用内筒の据え付け方法を提供
することを目的としている。 【解決手段】高炉除塵器外筒の天井を貫通して懸架さ
れ、通過排ガスの減速及び方向替えを行なう下端内径が
広いコーン状内筒の据え付け方法であって、予め、上端
径及び下端径が互いに異なる複数の円錐台状リング部材
を、最小の上端径を有する部材の上に上端径のより大き
な部材を順次テレスコピックに組み合わせて、入れ子状
態で準備し、それらを除塵器外筒の側壁に設けた開口か
ら内部に搬入した後、前記最小上端径の部材を上方へ引
き上げ、上方に位置する部材の下端外壁に、次に引き上
げられる部材の上端内壁を接触させた状態でコーン状に
組み立てると共に、各接触個所を溶接、固定するように
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高炉除塵器用内筒
の据え付け方法に係り、詳しくは、高炉除塵器の新設時
あるいは補修時に、該除塵器の外筒内部に内筒を迅速に
据え付ける技術である。
の据え付け方法に係り、詳しくは、高炉除塵器の新設時
あるいは補修時に、該除塵器の外筒内部に内筒を迅速に
据え付ける技術である。
【0002】
【従来の技術】一般に、高炉から発生する排ガスは、熱
風炉、コークス炉、加熱炉及びボイラ等の燃料として使
用される。この排ガスは、高炉から排出された状態では
10〜30g/Nm3程度のダストを含んでいるので、
使用に差し支えない10mg/Nm3程度の含塵量まで
除塵、洗浄する必要がある。この除塵及び洗浄装置には
種々の方式のものが採用されているが、排ガス中の比較
的粗いダストを除去するためには、図3に示すような外
筒4及び内筒5で形成した除塵器1を用いることが多
い。これによれば、内筒5を通過する高炉ガス2(排ガ
ス)の減速、方向替えが起こり、該排ガス2中の比較的
粗いダスト3が落下、分離するようになる。その結果、
排ガス2の含塵量は5〜10Nm3程度まで低減され、
後流側に配置した別の集塵装置6の負荷が減少する。
風炉、コークス炉、加熱炉及びボイラ等の燃料として使
用される。この排ガスは、高炉から排出された状態では
10〜30g/Nm3程度のダストを含んでいるので、
使用に差し支えない10mg/Nm3程度の含塵量まで
除塵、洗浄する必要がある。この除塵及び洗浄装置には
種々の方式のものが採用されているが、排ガス中の比較
的粗いダストを除去するためには、図3に示すような外
筒4及び内筒5で形成した除塵器1を用いることが多
い。これによれば、内筒5を通過する高炉ガス2(排ガ
ス)の減速、方向替えが起こり、該排ガス2中の比較的
粗いダスト3が落下、分離するようになる。その結果、
排ガス2の含塵量は5〜10Nm3程度まで低減され、
後流側に配置した別の集塵装置6の負荷が減少する。
【0003】除塵器1を新しく建設する際には、内筒5
は、該内筒を高さ方向、周方向に複数に分割した花びら
状の多数の部材を除塵器1の設置位置に搬入し、その周
囲に組立てた足場上で下部から順に溶接して組立てられ
る。この建設時の内筒5の据え付け方法では、除塵器1
の設置位置で各花びら状の部材を溶接組立するため、高
所足場上でクレーンに吊り下げた部材を溶接する作業と
なり、安全確保に非常に気を使う必要があるばかりでな
く、クレーン作業中に待避等が生じ、現地工事の工期が
長くなるという問題がある。
は、該内筒を高さ方向、周方向に複数に分割した花びら
状の多数の部材を除塵器1の設置位置に搬入し、その周
囲に組立てた足場上で下部から順に溶接して組立てられ
る。この建設時の内筒5の据え付け方法では、除塵器1
の設置位置で各花びら状の部材を溶接組立するため、高
所足場上でクレーンに吊り下げた部材を溶接する作業と
なり、安全確保に非常に気を使う必要があるばかりでな
く、クレーン作業中に待避等が生じ、現地工事の工期が
長くなるという問題がある。
【0004】また、高炉排ガス2の温度は、通常の高炉
操業においては200℃程度であるが、操業にトラブル
が生じると1000℃にもなることがある。そのため、
前記内筒5が変形したり、あるいは一部に孔が生じるこ
とがある。このような状況になると、除塵器1内でのガ
ス流に乱れが生じ、該除塵器1の除塵効率が低下すると
いう問題があり、この場合内筒の交換が必要となる。
操業においては200℃程度であるが、操業にトラブル
が生じると1000℃にもなることがある。そのため、
前記内筒5が変形したり、あるいは一部に孔が生じるこ
とがある。このような状況になると、除塵器1内でのガ
ス流に乱れが生じ、該除塵器1の除塵効率が低下すると
いう問題があり、この場合内筒の交換が必要となる。
【0005】しかしながら、操業に使用されている除塵
器1の内筒5を補修のため取り替えるには、除塵器1内
の高炉ガス2を完全に抜く必要があるため、取り替え工
事は高炉7の休風時に限られる。さらに、この除塵器1
は、高炉ガス2中の粗粒ダストの大半を除去する重要な
装置であるので、内筒5の取り替え作業に一旦入った後
は、作業の完了まで送風できない。現在のところ、炉況
を悪化させないために容認できる最長の休風時間は、7
0〜100時間程度であるので、前記建設時の据え付け
方法では、ハンドリング工数及び溶接工数が多くて工期
がかかり過ぎ、所定の休風時間内に内筒の取り替え作業
を完了することは不可能であった。そのため、高炉操業
中に除塵器内筒に変形、孔開き等の損傷が生じた場合に
は、除塵効率の落ちた状態で操業を余儀なくされ、除塵
器の後流に配置される集塵装置6への負荷が大きくな
る。また、損傷程度が大きい場合には、生産量の低減、
高炉改修時期の早期化といった問題が生じる可能性があ
る。
器1の内筒5を補修のため取り替えるには、除塵器1内
の高炉ガス2を完全に抜く必要があるため、取り替え工
事は高炉7の休風時に限られる。さらに、この除塵器1
は、高炉ガス2中の粗粒ダストの大半を除去する重要な
装置であるので、内筒5の取り替え作業に一旦入った後
は、作業の完了まで送風できない。現在のところ、炉況
を悪化させないために容認できる最長の休風時間は、7
0〜100時間程度であるので、前記建設時の据え付け
方法では、ハンドリング工数及び溶接工数が多くて工期
がかかり過ぎ、所定の休風時間内に内筒の取り替え作業
を完了することは不可能であった。そのため、高炉操業
中に除塵器内筒に変形、孔開き等の損傷が生じた場合に
は、除塵効率の落ちた状態で操業を余儀なくされ、除塵
器の後流に配置される集塵装置6への負荷が大きくな
る。また、損傷程度が大きい場合には、生産量の低減、
高炉改修時期の早期化といった問題が生じる可能性があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の高炉除塵器用内筒の据え付け方法では、内筒5の新
設時あるいは補修時のいずれにおいても、据え付け現地
での工事に時間がかかるという問題があり、このため
に、安全確保の面で不利となるばかりでなく、高炉休風
中の交換・補修においては、時間的に補修そのものが不
可能であった。
来の高炉除塵器用内筒の据え付け方法では、内筒5の新
設時あるいは補修時のいずれにおいても、据え付け現地
での工事に時間がかかるという問題があり、このため
に、安全確保の面で不利となるばかりでなく、高炉休風
中の交換・補修においては、時間的に補修そのものが不
可能であった。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑み、高炉除塵器
の建設時あるいは補修時のいずれでも、除塵器外筒へ内
筒を迅速且つ容易に取り付け可能とする高炉除塵器用内
筒の据え付け方法を提供することを目的としている。
の建設時あるいは補修時のいずれでも、除塵器外筒へ内
筒を迅速且つ容易に取り付け可能とする高炉除塵器用内
筒の据え付け方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため鋭意研究を重ね、その成果を本発明に具現化
した。
成するため鋭意研究を重ね、その成果を本発明に具現化
した。
【0009】すなわち、本発明は、高炉除塵器外筒の上
端に位置する高炉排ガス流入口と外筒内部で接続され、
下方へ向けて内径を広げるコーン状の内筒の据え付け方
法であって、予め上端径及び下端径が互いに異なる複数
の円錐台状のリング部材を、最小上端径を有するリング
部材の外側に上端径のより大きなリング部材を順次テレ
スコピックに組み合わせて、入れ子状態で準備し、それ
らを除塵器外筒の側壁に設けた開口から内部に搬入した
後、前記最小上端径を有するリング部材を上方へ吊上
げ、上方に位置するリング部材の下端外壁に、次に吊り
上げられるリング部材の上端内壁を接触させた状態でコ
ーン状に組み立てると共に、各接触個所を固定し、さら
に最小上端径を有するリング部材の上端を外筒上端の前
記高炉排ガス流入口と接続することを特徴とする高炉除
塵器用内筒の据え付け方法である。
端に位置する高炉排ガス流入口と外筒内部で接続され、
下方へ向けて内径を広げるコーン状の内筒の据え付け方
法であって、予め上端径及び下端径が互いに異なる複数
の円錐台状のリング部材を、最小上端径を有するリング
部材の外側に上端径のより大きなリング部材を順次テレ
スコピックに組み合わせて、入れ子状態で準備し、それ
らを除塵器外筒の側壁に設けた開口から内部に搬入した
後、前記最小上端径を有するリング部材を上方へ吊上
げ、上方に位置するリング部材の下端外壁に、次に吊り
上げられるリング部材の上端内壁を接触させた状態でコ
ーン状に組み立てると共に、各接触個所を固定し、さら
に最小上端径を有するリング部材の上端を外筒上端の前
記高炉排ガス流入口と接続することを特徴とする高炉除
塵器用内筒の据え付け方法である。
【0010】本発明では、前記複数の円錐台状リング部
材の準備を、台車上で行ない、その台車ごと除塵器外筒
の内部へ搬入するようにしたので、作業が簡便に行なえ
る。あるいは前記開口の内外に、同一レベルに作業床を
設けることで、除塵器外筒の内部へ入れ子状態のリング
部材を搬入するのに便利である。
材の準備を、台車上で行ない、その台車ごと除塵器外筒
の内部へ搬入するようにしたので、作業が簡便に行なえ
る。あるいは前記開口の内外に、同一レベルに作業床を
設けることで、除塵器外筒の内部へ入れ子状態のリング
部材を搬入するのに便利である。
【0011】なお、本発明の実施に際しては、高炉除塵
器の新設時あるいは補修時のいずれにおいても、事前に
除塵器外筒の側壁に開口して、内部に作業用梁を復数
本、外部に該梁と同じ高さで作業床、内天井に前記内筒
を懸架する吊り具等を設ける必要がある。特に、補修時
には、これら吊具等を利用して既設内筒を複数のリング
に解体して外筒の外へ順次搬出してから、新しい内筒の
据え付けが実施される。
器の新設時あるいは補修時のいずれにおいても、事前に
除塵器外筒の側壁に開口して、内部に作業用梁を復数
本、外部に該梁と同じ高さで作業床、内天井に前記内筒
を懸架する吊り具等を設ける必要がある。特に、補修時
には、これら吊具等を利用して既設内筒を複数のリング
に解体して外筒の外へ順次搬出してから、新しい内筒の
据え付けが実施される。
【0012】本発明では、複数の円錐台形状部材を、後
述するような所謂「テレスコピック」状態にして除塵器
外筒内に搬入し、最上段となる部材のみを引き上げるよ
うにしたので、内筒用部材の搬入作業が一回で終了し、
且つ各部材同士の溶接も容易になる。その結果、除塵器
の新設時には、従来に比べて格段と短い時間で内筒が取
り付けられるばかりでなく、100時間程度しかない高
炉休風時間内でも、既設内筒の交換補修が容易にできる
ようになる。
述するような所謂「テレスコピック」状態にして除塵器
外筒内に搬入し、最上段となる部材のみを引き上げるよ
うにしたので、内筒用部材の搬入作業が一回で終了し、
且つ各部材同士の溶接も容易になる。その結果、除塵器
の新設時には、従来に比べて格段と短い時間で内筒が取
り付けられるばかりでなく、100時間程度しかない高
炉休風時間内でも、既設内筒の交換補修が容易にできる
ようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。
明の実施の形態を説明する。
【0014】本発明の最も重要なポイントは、図1に示
すように、除塵器1の内筒5にする部材をリング状にし
て、ハンドリングを容易にしたことである。つまり、上
端径及び下端径が互いに異なる複数のリング状内筒用部
材11(以下、リング部材という)を、最小の上端径を
有するリング部材19の上に上端径のより大きなリング
部材20を外側に被せ、順次組み合わせて、入れ子状態
とした。その際、隣接するリング部材同士は、内側のリ
ング部材を吊り上げていった時に、内側に位置するリン
グ部材の下端外壁に、外側のリング部材の上端内壁を接
触し、外力によって互いに抜け出ないようなサイズ関係
にあることが重要である。この状態をテレスコピックと
称する。これにより、内筒にする部材のすべてを小さな
容積にまとめることができ、また1度にハンドリングが
可能となる。また、必要に応じて、最小の上端径を有す
る部材19のみを上方に持ち上げると、それ以外の部材
20も互いに接触して持ち上がり、目標とする内筒5の
大きさに組み上がることになる。
すように、除塵器1の内筒5にする部材をリング状にし
て、ハンドリングを容易にしたことである。つまり、上
端径及び下端径が互いに異なる複数のリング状内筒用部
材11(以下、リング部材という)を、最小の上端径を
有するリング部材19の上に上端径のより大きなリング
部材20を外側に被せ、順次組み合わせて、入れ子状態
とした。その際、隣接するリング部材同士は、内側のリ
ング部材を吊り上げていった時に、内側に位置するリン
グ部材の下端外壁に、外側のリング部材の上端内壁を接
触し、外力によって互いに抜け出ないようなサイズ関係
にあることが重要である。この状態をテレスコピックと
称する。これにより、内筒にする部材のすべてを小さな
容積にまとめることができ、また1度にハンドリングが
可能となる。また、必要に応じて、最小の上端径を有す
る部材19のみを上方に持ち上げると、それ以外の部材
20も互いに接触して持ち上がり、目標とする内筒5の
大きさに組み上がることになる。
【0015】そこで、発明者は、予め、除塵器用内筒に
する部材11を鋼板で円錐台状に製作し、上記したテレ
スコピック状態にしておくことに、以下に述べる作業を
組み合わせることを着想し、本発明を完成したのであ
る。
する部材11を鋼板で円錐台状に製作し、上記したテレ
スコピック状態にしておくことに、以下に述べる作業を
組み合わせることを着想し、本発明を完成したのであ
る。
【0016】一般に、高炉除塵器1の外筒4は、図1に
示すような形状で、集塵したダスト3を下方へ排出する
便宜から、一定高さの支持梁21で支えられている。ま
た、内筒5は、外筒4の天井に設けられた排ガス流入口
に接続して懸架されて宙吊り状態にされ、その下端が外
筒4の直胴部下端に届く程度の長さである。本発明は、
かかる外筒4に、高炉除塵器1の建設時あるいは補修時
において、以下のように内筒5を据え付ける。
示すような形状で、集塵したダスト3を下方へ排出する
便宜から、一定高さの支持梁21で支えられている。ま
た、内筒5は、外筒4の天井に設けられた排ガス流入口
に接続して懸架されて宙吊り状態にされ、その下端が外
筒4の直胴部下端に届く程度の長さである。本発明は、
かかる外筒4に、高炉除塵器1の建設時あるいは補修時
において、以下のように内筒5を据え付ける。
【0017】まず、除塵器外筒4の側壁に開口12を設
置する。開口12の大きさは、搬出入する部材(リング
状)の最大寸法に、搬送治具の大きさとクリアランスを
加味した程度とする。また、該開口12の位置は、据え
付けに必要なあらゆる作業の便宜を配慮し、外筒4の直
胴部であることが望ましい。さらに、この直胴部のほぼ
下端近傍の高さに合わせて、該外筒4の内部から外部に
作業用大梁14を複数本設置すると共に、その上に作業
床15を設置する。この場合、作業用大梁14や作業床
15の上には、横引き台車16が走行できるように、台
車走行用のレール17を敷設すると良い。内筒用部材1
1のの搬出入が迅速、且つ円滑になるからである。加え
て、外筒4の天井には、円周方向に沿って適当に離隔し
た複数箇所に、吊り具18が設けられる。
置する。開口12の大きさは、搬出入する部材(リング
状)の最大寸法に、搬送治具の大きさとクリアランスを
加味した程度とする。また、該開口12の位置は、据え
付けに必要なあらゆる作業の便宜を配慮し、外筒4の直
胴部であることが望ましい。さらに、この直胴部のほぼ
下端近傍の高さに合わせて、該外筒4の内部から外部に
作業用大梁14を複数本設置すると共に、その上に作業
床15を設置する。この場合、作業用大梁14や作業床
15の上には、横引き台車16が走行できるように、台
車走行用のレール17を敷設すると良い。内筒用部材1
1のの搬出入が迅速、且つ円滑になるからである。加え
て、外筒4の天井には、円周方向に沿って適当に離隔し
た複数箇所に、吊り具18が設けられる。
【0018】高炉除塵器1の建設時は外筒4内が空洞な
ので、内筒5の据え付けは、外筒外側の周辺(作業床上
の台車)に予め準備しておいた前記円錐台状部材11
を、外筒4内に開口12から搬入し、位置決めすること
で始まる。つまり、吊り具18で前記最小上端径を有す
る部材19のみを引き上げると、他の部材20も順次テ
レスコピック状に引き上げられて、コーン状に内筒5が
組み立てられる。引き続き、各部材が互いに接触してい
る部分(溶接線という)を溶接すれば、新作内筒の据え
付けが終わり、その後は、台車16の引き出し、作業用
大梁14や作業床15の撤去、開口12の閉塞で一切の
作業が完了する。
ので、内筒5の据え付けは、外筒外側の周辺(作業床上
の台車)に予め準備しておいた前記円錐台状部材11
を、外筒4内に開口12から搬入し、位置決めすること
で始まる。つまり、吊り具18で前記最小上端径を有す
る部材19のみを引き上げると、他の部材20も順次テ
レスコピック状に引き上げられて、コーン状に内筒5が
組み立てられる。引き続き、各部材が互いに接触してい
る部分(溶接線という)を溶接すれば、新作内筒の据え
付けが終わり、その後は、台車16の引き出し、作業用
大梁14や作業床15の撤去、開口12の閉塞で一切の
作業が完了する。
【0019】一方、既設の内筒5を新しいものに交換す
る補修時には、内筒5の据え付けの前に、既設内筒5の
撤去作業が必要である。この撤去は、既設内筒5の最上
部を吊った状態で、内筒下部より適当なサイズでリング
状に溶断し、搬出及びジャッキダウンを繰り返して内筒
5を解体することで行なわれる。撤去が終了すれば、上
記除塵器1の建設時と同様な手順で、内筒5の据え付け
を行なえば良い。なお、この補修時の作業は、すべて高
炉7の休風時を利用して行なわれるので、事前にガス抜
きが必須である。以下、実施例にて、補修時の内筒据え
付け作業を具体的に説明する。
る補修時には、内筒5の据え付けの前に、既設内筒5の
撤去作業が必要である。この撤去は、既設内筒5の最上
部を吊った状態で、内筒下部より適当なサイズでリング
状に溶断し、搬出及びジャッキダウンを繰り返して内筒
5を解体することで行なわれる。撤去が終了すれば、上
記除塵器1の建設時と同様な手順で、内筒5の据え付け
を行なえば良い。なお、この補修時の作業は、すべて高
炉7の休風時を利用して行なわれるので、事前にガス抜
きが必須である。以下、実施例にて、補修時の内筒据え
付け作業を具体的に説明する。
【0020】
【実施例】大型高炉(5000m3級)の高炉ガス系に
設けられた除塵器1で、本発明に係る除塵器用内筒の据
え付け方法を実施した。除塵器1の外筒4は高さ40
m、内径が18mの筒体であり、内部に上端内径6m、
下端内径12mのコーン状内筒5が内蔵される。
設けられた除塵器1で、本発明に係る除塵器用内筒の据
え付け方法を実施した。除塵器1の外筒4は高さ40
m、内径が18mの筒体であり、内部に上端内径6m、
下端内径12mのコーン状内筒5が内蔵される。
【0021】まず、新設した場合の内筒5の大きさ、テ
レスコピックにするための各円錐台状リング部材11の
サイズを決定して、予めリング部材を新作した。そし
て、高炉休風の2時間後に外筒4内のガス抜きを終了し
てから、図1に示すように、外筒4の側壁に、内筒5の
下端より低い位置に搬入する内筒用部材11及び台車1
6が通過可能な大きさの開口12を設けた。引き続き、
外筒4の内部から外部にかけて内筒5の全重量を支持で
きる作業用大梁14を設置し、作業床15を設置した。
そして、それら作業床15等の上に設置された台車走行
用のレール17及び横引きの台車16を、外筒4の天井
には、複数箇所に吊り具18を設けた。
レスコピックにするための各円錐台状リング部材11の
サイズを決定して、予めリング部材を新作した。そし
て、高炉休風の2時間後に外筒4内のガス抜きを終了し
てから、図1に示すように、外筒4の側壁に、内筒5の
下端より低い位置に搬入する内筒用部材11及び台車1
6が通過可能な大きさの開口12を設けた。引き続き、
外筒4の内部から外部にかけて内筒5の全重量を支持で
きる作業用大梁14を設置し、作業床15を設置した。
そして、それら作業床15等の上に設置された台車走行
用のレール17及び横引きの台車16を、外筒4の天井
には、複数箇所に吊り具18を設けた。
【0022】次に、既設内筒の解体を行なった。解体で
は、まず既設内筒の最上部を吊り具18で吊った状態で
排ガス流入口23から内筒5を切り離した。その後、吊
り具を用いて内筒5を台車16上に降し、内筒5の下端
から所定大きさでリング状に溶断した。このリング状の
解体物を台車16で外筒外側へ移動し、クレーンにより
搬出した。台車16を外筒内部へ戻した後に前記内筒の
吊り降しからの作業を順次繰り返し、既設内筒5の解体
を完了した。
は、まず既設内筒の最上部を吊り具18で吊った状態で
排ガス流入口23から内筒5を切り離した。その後、吊
り具を用いて内筒5を台車16上に降し、内筒5の下端
から所定大きさでリング状に溶断した。このリング状の
解体物を台車16で外筒外側へ移動し、クレーンにより
搬出した。台車16を外筒内部へ戻した後に前記内筒の
吊り降しからの作業を順次繰り返し、既設内筒5の解体
を完了した。
【0023】その後、新規内筒の据え付けを行なった。
予め新作、準備したリング部材を作業床の外筒外部に置
いた台車16上で、最小の上端径を有するリング部材1
9から順次重ねて準備した。全部のリング部材を台車1
6上に準備した後に、台車16を外筒内部へ移動した。
移動後、前記吊り具18により、最小の上端径を有する
リング部材19を吊り上げた。吊り上げる際に、各リン
グ部材の下端外側とその外側に隣接したリング部材の上
端内側が接触する時に、各部材間の溶接線を溶接した。
全てのリング部材を溶接接合し、テレスコピックに内筒
5を組み立てた後に、さらに吊り具18で内筒5を吊り
上げて、内筒5の上端を外筒4の排ガス流入口23に合
わせ、溶接接合した。溶接後は、仮設の作業用大梁1
4、作業床15、台車用レール17、台車16及び吊り
具18を撤去し、外筒4に設けた開口12を溶接で閉塞
し、すべの内筒交換作業を完了した。
予め新作、準備したリング部材を作業床の外筒外部に置
いた台車16上で、最小の上端径を有するリング部材1
9から順次重ねて準備した。全部のリング部材を台車1
6上に準備した後に、台車16を外筒内部へ移動した。
移動後、前記吊り具18により、最小の上端径を有する
リング部材19を吊り上げた。吊り上げる際に、各リン
グ部材の下端外側とその外側に隣接したリング部材の上
端内側が接触する時に、各部材間の溶接線を溶接した。
全てのリング部材を溶接接合し、テレスコピックに内筒
5を組み立てた後に、さらに吊り具18で内筒5を吊り
上げて、内筒5の上端を外筒4の排ガス流入口23に合
わせ、溶接接合した。溶接後は、仮設の作業用大梁1
4、作業床15、台車用レール17、台車16及び吊り
具18を撤去し、外筒4に設けた開口12を溶接で閉塞
し、すべの内筒交換作業を完了した。
【0024】本実施例では、内筒4は7個に分割して解
体され、新作のリング部材11の組立も7個で行った。
解体した内筒5の溶断・搬出時間は1リングあたり4〜
5時間であった。また同心円上に積重ねたすべての円錐
台状部材11の搬入・溶接時間は30時間であった。さ
らに、ガス抜き、開口、作業用大梁、作業床等の架設に
要した時間は30時間であった。従って、全ての内筒据
え付け作業は100時間であり、高炉の休風時間内に内
筒の交換が完了できた。
体され、新作のリング部材11の組立も7個で行った。
解体した内筒5の溶断・搬出時間は1リングあたり4〜
5時間であった。また同心円上に積重ねたすべての円錐
台状部材11の搬入・溶接時間は30時間であった。さ
らに、ガス抜き、開口、作業用大梁、作業床等の架設に
要した時間は30時間であった。従って、全ての内筒据
え付け作業は100時間であり、高炉の休風時間内に内
筒の交換が完了できた。
【0025】なお、この結果から、高炉除塵器を新規に
建設する場合には、内筒5の据え付け作業が50時間程
度で実施できると予想される。これは、従来の建設時で
の作業時間に比べても、大幅な短縮である。
建設する場合には、内筒5の据え付け作業が50時間程
度で実施できると予想される。これは、従来の建設時で
の作業時間に比べても、大幅な短縮である。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により、高炉
除塵器の内筒を新設時の補修時のいずれにおいても、迅
速且つ容易に据え付けることが可能になった。以前に
は、高炉休風時を利用した内筒の交換ができなかったこ
とを配慮すると、本発明は、最終的には、高炉の寿命延
長に大きく寄与するものと期待される。
除塵器の内筒を新設時の補修時のいずれにおいても、迅
速且つ容易に据え付けることが可能になった。以前に
は、高炉休風時を利用した内筒の交換ができなかったこ
とを配慮すると、本発明は、最終的には、高炉の寿命延
長に大きく寄与するものと期待される。
【図1】本発明に係る除塵器内筒の交換作業状況を示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】一般的な高炉のガス清浄系を説明する図であ
る。
る。
1 高炉除塵器(除塵器) 2 高炉ガス(排ガス) 3 ダスト 4 外筒 5 内筒 6 別の集塵機 7 高炉 8 原料装入用ベル 9 高炉ガス流路 10 シックナ 11 リング状内筒用部材(円錐台状部材) 12 開口 14 作業用大梁 15 作業床 16 台車 17 レール 18 吊り具 19 最小の上端径を有する部材 20 その他の部材 21 支持梁 22 ダクト 23 排ガス流入口 24 排ガス流出口
Claims (1)
- 【請求項1】 高炉除塵器外筒の上端に位置する高炉排
ガス流入口と外筒内部で接続され、下方へ向けて内径を
広げるコーン状の内筒の据え付け方法であって、 予め上端径及び下端径が互いに異なる複数の円錐台状の
リング部材を、最小上端径を有するリング部材の外側に
上端径のより大きなリング部材を順次テレスコピックに
組み合わせて、入れ子状態で準備し、それらを除塵器外
筒の側壁に設けた開口から内部に搬入した後、前記最小
上端径を有するリング部材を上方へ吊上げ、上方に位置
するリング部材の下端外壁に、次に吊り上げられるリン
グ部材の上端内壁を接触させた状態でコーン状に組み立
てると共に、各接触個所を固定し、さらに最小上端径を
有するリング部材の上端を外筒上端の前記高炉排ガス流
入口と接続することを特徴とする高炉除塵器用内筒の据
え付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17685199A JP3731389B2 (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 高炉除塵器用内筒の据え付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17685199A JP3731389B2 (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 高炉除塵器用内筒の据え付け方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001011511A true JP2001011511A (ja) | 2001-01-16 |
| JP3731389B2 JP3731389B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=16020951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17685199A Expired - Fee Related JP3731389B2 (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | 高炉除塵器用内筒の据え付け方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3731389B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011117039A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高炉除塵器上流部でのガス遮蔽方法及びガス遮蔽装置 |
| CN116622924A (zh) * | 2023-05-23 | 2023-08-22 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种重力除尘器模块化安装方法 |
-
1999
- 1999-06-23 JP JP17685199A patent/JP3731389B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011117039A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-16 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高炉除塵器上流部でのガス遮蔽方法及びガス遮蔽装置 |
| CN116622924A (zh) * | 2023-05-23 | 2023-08-22 | 中国十七冶集团有限公司 | 一种重力除尘器模块化安装方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3731389B2 (ja) | 2006-01-05 |
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