JP2001089729A - 水分散型粘着剤とその粘着シ―ト類 - Google Patents
水分散型粘着剤とその粘着シ―ト類Info
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- JP2001089729A JP2001089729A JP27072199A JP27072199A JP2001089729A JP 2001089729 A JP2001089729 A JP 2001089729A JP 27072199 A JP27072199 A JP 27072199A JP 27072199 A JP27072199 A JP 27072199A JP 2001089729 A JP2001089729 A JP 2001089729A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 アクリル系樹脂水分散体をベ―スとした水分
散型粘着剤の耐水性を改善することを目的とする。 【解決手段】 アクリル系樹脂水分散体と非結晶性エチ
レン系樹脂水分散体とを混合してなり、上記アクリル系
樹脂水分散体の固形分100重量部あたり、上記非結晶
性エチレン系樹脂水分散体の固形分が0.5〜40重量
部であることを特徴とする水分散型粘着剤。
散型粘着剤の耐水性を改善することを目的とする。 【解決手段】 アクリル系樹脂水分散体と非結晶性エチ
レン系樹脂水分散体とを混合してなり、上記アクリル系
樹脂水分散体の固形分100重量部あたり、上記非結晶
性エチレン系樹脂水分散体の固形分が0.5〜40重量
部であることを特徴とする水分散型粘着剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクリル系樹脂水
分散体をベ―スとした水分散型粘着剤とその粘着シ―ト
類(シ―ト、テ―プなど)に関する。
分散体をベ―スとした水分散型粘着剤とその粘着シ―ト
類(シ―ト、テ―プなど)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクリル系の水分散型粘着
剤、つまりアクリル系樹脂水分散体をベ―スとした水分
散型粘着剤は、溶剤を用いていないため、環境衛生上望
ましく、耐溶剤性にも好結果が得られるなどの利点を有
している。このため、各種の用途分野で非常に有用な粘
着剤として、広く利用されている。
剤、つまりアクリル系樹脂水分散体をベ―スとした水分
散型粘着剤は、溶剤を用いていないため、環境衛生上望
ましく、耐溶剤性にも好結果が得られるなどの利点を有
している。このため、各種の用途分野で非常に有用な粘
着剤として、広く利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のアクリ
ル系の水分散型粘着剤は、上記利点を有する反面、溶剤
型の粘着剤に比べ、耐水性に劣るという問題があつた。
したがつて、本発明は、この問題を克服し、アクリル系
樹脂水分散体をベ―スとした水分散型粘着剤とその粘着
シ―ト類において、上記の耐水性を改善することを目的
とする。
ル系の水分散型粘着剤は、上記利点を有する反面、溶剤
型の粘着剤に比べ、耐水性に劣るという問題があつた。
したがつて、本発明は、この問題を克服し、アクリル系
樹脂水分散体をベ―スとした水分散型粘着剤とその粘着
シ―ト類において、上記の耐水性を改善することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため、鋭意検討した結果、アクリル系樹脂水
分散体をベ―スとした水分散型粘着剤において、上記の
水分散体に対し特定量の非結晶性エチレン系樹脂水分散
体を混合すると、耐水性の改善された水分散型粘着剤と
その粘着シ―ト類が得られることを知り、本発明を完成
した。
を達成するため、鋭意検討した結果、アクリル系樹脂水
分散体をベ―スとした水分散型粘着剤において、上記の
水分散体に対し特定量の非結晶性エチレン系樹脂水分散
体を混合すると、耐水性の改善された水分散型粘着剤と
その粘着シ―ト類が得られることを知り、本発明を完成
した。
【0005】すなわち、本発明は、アクリル系樹脂水分
散体と非結晶性エチレン系樹脂水分散体とを混合してな
り、上記アクリル系樹脂水分散体の固形分100重量部
あたり、上記非結晶性エチレン系樹脂水分散体の固形分
が0.5〜40重量部であることを特徴とする水分散型
粘着剤(請求項1〜4)と、支持体上に上記構成の水分
散型粘着剤を塗布し乾燥してなる粘着剤層を有すること
を特徴とするシ―ト、テ―プなどの粘着シ―ト類(請求
項5)とに係るものである。
散体と非結晶性エチレン系樹脂水分散体とを混合してな
り、上記アクリル系樹脂水分散体の固形分100重量部
あたり、上記非結晶性エチレン系樹脂水分散体の固形分
が0.5〜40重量部であることを特徴とする水分散型
粘着剤(請求項1〜4)と、支持体上に上記構成の水分
散型粘着剤を塗布し乾燥してなる粘着剤層を有すること
を特徴とするシ―ト、テ―プなどの粘着シ―ト類(請求
項5)とに係るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるアクリル系樹
脂水分散体は、アクリル系単量体を一般のラジカル重合
開始剤や乳化剤、その他必要によりメルカプタンなどの
連鎖移動剤を用い、常法により乳化重合して得られるも
のであり、固形分濃度はとくに限定されないが、通常は
30〜70重量%であるのがよい。アクリル系単量体に
は、主単量体として、式;CH2 =CR1 COOR
2 (式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数2
〜14のアルキル基である)で表される(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルが用いられる。式中のR2 として
は、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソアミル基、
ヘキシル基、ヘブチル基、2−エチルヘキシル基、イソ
オクチル基、イソノニル基、イソデシル基などのアルキ
ル基が挙げられる。これらの主単量体は、その1種また
は2種以上が用いられる。
脂水分散体は、アクリル系単量体を一般のラジカル重合
開始剤や乳化剤、その他必要によりメルカプタンなどの
連鎖移動剤を用い、常法により乳化重合して得られるも
のであり、固形分濃度はとくに限定されないが、通常は
30〜70重量%であるのがよい。アクリル系単量体に
は、主単量体として、式;CH2 =CR1 COOR
2 (式中、R1 は水素またはメチル基、R2 は炭素数2
〜14のアルキル基である)で表される(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルが用いられる。式中のR2 として
は、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソアミル基、
ヘキシル基、ヘブチル基、2−エチルヘキシル基、イソ
オクチル基、イソノニル基、イソデシル基などのアルキ
ル基が挙げられる。これらの主単量体は、その1種また
は2種以上が用いられる。
【0007】アクリル系単量体には、上記の(メタ)ア
クリル酸アルキルエステルからなる主単量体のほかに、
被着体への接着力を向上させるため、または後架橋させ
るための架橋点を導入するため、さらには粘着剤の凝集
力を高めるため、官能基含有単量体やその他の共重合性
単量体を併用してもよい。これらの官能基含有単量体や
その他の共重合性単量体の使用量としては、その合計量
が、アクリル系粘着剤としての特性を損なうことのない
ように、アクリル系単量体全体の50重量%以下、とく
に好ましくは30重量%以下であるのがよい。
クリル酸アルキルエステルからなる主単量体のほかに、
被着体への接着力を向上させるため、または後架橋させ
るための架橋点を導入するため、さらには粘着剤の凝集
力を高めるため、官能基含有単量体やその他の共重合性
単量体を併用してもよい。これらの官能基含有単量体や
その他の共重合性単量体の使用量としては、その合計量
が、アクリル系粘着剤としての特性を損なうことのない
ように、アクリル系単量体全体の50重量%以下、とく
に好ましくは30重量%以下であるのがよい。
【0008】官能基含有単量体としては、アクリル酸、
メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸な
どのカルボキシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル
などの水酸基含有単量体、(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロ
―ル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミドなどのアミド基含有単量体、(メタ)アクリ
ル酸ジアミノエチルなどのアミノ基含有単量体、(メ
タ)アクリル酸グリシジルなどのグリシジル基含有単量
体、(メタ)アクリル酸プロピルトリメトキシシラン、
(メタ)アクリル酸プロピルジメトキシシラン、(メ
タ)アクリル酸プロピルトリエトキシシランなどの多官
能アルコキシシラン、その他、(メタ)アクリロニトリ
ル、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、N−ビニル
−2−ピロリドンなどが挙げられる。これらの単量体
は、その1種または2種以上が用いられる。
メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、クロトン酸な
どのカルボキシル基含有単量体、(メタ)アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキ
シプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル
などの水酸基含有単量体、(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−メチロ
―ル(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メ
タ)アクリルアミド、N−ブトキシメチル(メタ)アク
リルアミドなどのアミド基含有単量体、(メタ)アクリ
ル酸ジアミノエチルなどのアミノ基含有単量体、(メ
タ)アクリル酸グリシジルなどのグリシジル基含有単量
体、(メタ)アクリル酸プロピルトリメトキシシラン、
(メタ)アクリル酸プロピルジメトキシシラン、(メ
タ)アクリル酸プロピルトリエトキシシランなどの多官
能アルコキシシラン、その他、(メタ)アクリロニトリ
ル、N−(メタ)アクリロイルモルホリン、N−ビニル
−2−ピロリドンなどが挙げられる。これらの単量体
は、その1種または2種以上が用いられる。
【0009】その他の共重合性単量体としては、酢酸ビ
ニル、スチレン、シクロペンチル(メタ)アクリレ―
ト、イソボルニル(メタ)アクリレ―ト、ネオペンチル
ジ(メタ)アクリレ―ト、ヘキサンジオ―ルジ(メタ)
アクリレ―ト、プロピレングリコ―ルジ(メタ)アクリ
レ―ト、トリメチロ―ルプロパントリ(メタ)アクリレ
―ト、テトラメチロ―ルメタントリ(メタ)アクリレ―
ト、ジペンタエリスリト―ルヘキサ(メタ)アクリレ―
ト、ビニルトルエンなどが挙げられる。
ニル、スチレン、シクロペンチル(メタ)アクリレ―
ト、イソボルニル(メタ)アクリレ―ト、ネオペンチル
ジ(メタ)アクリレ―ト、ヘキサンジオ―ルジ(メタ)
アクリレ―ト、プロピレングリコ―ルジ(メタ)アクリ
レ―ト、トリメチロ―ルプロパントリ(メタ)アクリレ
―ト、テトラメチロ―ルメタントリ(メタ)アクリレ―
ト、ジペンタエリスリト―ルヘキサ(メタ)アクリレ―
ト、ビニルトルエンなどが挙げられる。
【0010】本発明に用いられる非結晶性エチレン系樹
脂水分散体は、エチレンとα,β−不飽和カルボン酸と
の共重合体からなる非結晶性エチレン系樹脂を得たの
ち、この樹脂が有するカルボキシル基を塩基性物質で中
和して水に分散させることにより、得られるものであ
り、固形分濃度は、とくに限定されないが、通常は10
〜70重量%であるのがよい。エチレンとα,β−不飽
和カルボン酸の比率は、エチレンが60重量%を超え、
99重量%以下、α,β−不飽和カルボン酸が40重量
%未満、1重量%以上であるのがよく、とくに好ましく
はエチレンが70〜99重量%、α,β−不飽和カルボ
ン酸が30〜1重量%である。α,β−不飽和カルボン
酸が1重量%未満では、水への分散が難しくなり、40
重量%以上では、ブロツキングのため、安定な水分散体
が得られない。
脂水分散体は、エチレンとα,β−不飽和カルボン酸と
の共重合体からなる非結晶性エチレン系樹脂を得たの
ち、この樹脂が有するカルボキシル基を塩基性物質で中
和して水に分散させることにより、得られるものであ
り、固形分濃度は、とくに限定されないが、通常は10
〜70重量%であるのがよい。エチレンとα,β−不飽
和カルボン酸の比率は、エチレンが60重量%を超え、
99重量%以下、α,β−不飽和カルボン酸が40重量
%未満、1重量%以上であるのがよく、とくに好ましく
はエチレンが70〜99重量%、α,β−不飽和カルボ
ン酸が30〜1重量%である。α,β−不飽和カルボン
酸が1重量%未満では、水への分散が難しくなり、40
重量%以上では、ブロツキングのため、安定な水分散体
が得られない。
【0011】α,β−不飽和カルボン酸には、アクリル
酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン
酸、フマ―ル酸などが用いられる。これらのα,β−不
飽和カルボン酸は、必要により、その一部を、(メタ)
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシプロピルなどの水酸基含有単量体や、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ラウリン
酸ビニルなどのビニルエステルなどの他の極性基含有単
量体と置換してもよい。つまり、α,β−不飽和カルボ
ン酸と上記他の極性基含有単量体を併用してもよい。
酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、マレイン
酸、フマ―ル酸などが用いられる。これらのα,β−不
飽和カルボン酸は、必要により、その一部を、(メタ)
アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
2−ヒドロキシプロピルなどの水酸基含有単量体や、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ラウリン
酸ビニルなどのビニルエステルなどの他の極性基含有単
量体と置換してもよい。つまり、α,β−不飽和カルボ
ン酸と上記他の極性基含有単量体を併用してもよい。
【0012】非結晶性エチレン系樹脂を中和するための
塩基性物質には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、アンモニ
ア、モルホリン、トリエチルアミン、ジメチルエタノ―
ルアミンなどが用いられる。また、中和、水分散化の方
法としては、非結晶性エチレン系樹脂を60〜200℃
程度の熱水中で1〜8時間かけて中和処理する方法など
があり、その際、必要により、乳化剤、pH調整剤、保
護コロイド剤などを用いてもよい。
塩基性物質には、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物、アンモニ
ア、モルホリン、トリエチルアミン、ジメチルエタノ―
ルアミンなどが用いられる。また、中和、水分散化の方
法としては、非結晶性エチレン系樹脂を60〜200℃
程度の熱水中で1〜8時間かけて中和処理する方法など
があり、その際、必要により、乳化剤、pH調整剤、保
護コロイド剤などを用いてもよい。
【0013】このようにして得られる水分散体におい
て、ポリマ―粒子を構成するエチレン系樹脂が非結晶性
である、つまり結晶化度(結晶部分の質量の全質量に対
する割合)が0〜10%であることにより、これとアク
リル系樹脂との相溶性が良くなるためか、アクリル系粘
着剤の耐水性の改善にとくに好ましい結果が得られるも
のである。これに対して、結晶性エチレン系樹脂の水分
散体を使用したのでは、上記のような耐水性の改善効果
は望めない。
て、ポリマ―粒子を構成するエチレン系樹脂が非結晶性
である、つまり結晶化度(結晶部分の質量の全質量に対
する割合)が0〜10%であることにより、これとアク
リル系樹脂との相溶性が良くなるためか、アクリル系粘
着剤の耐水性の改善にとくに好ましい結果が得られるも
のである。これに対して、結晶性エチレン系樹脂の水分
散体を使用したのでは、上記のような耐水性の改善効果
は望めない。
【0014】本発明においては、上記のアクリル系樹脂
水分散体に上記の非結晶性エチレン系樹脂水分散体を混
合して、固形分濃度が通常20〜70重量%となる水分
散型粘着剤とする。その際、アクリル系樹脂水分散体の
固形分100重量部あたり、非結晶性エチレン系樹脂水
分散体の固形分が0.5〜40重量部、好ましくは1〜
30重量部となるようにする。後者の水分散体の固形分
が0.5重量部未満では耐水性の改善効果が不十分で、
40重量部を超えると粘着力が低下する。
水分散体に上記の非結晶性エチレン系樹脂水分散体を混
合して、固形分濃度が通常20〜70重量%となる水分
散型粘着剤とする。その際、アクリル系樹脂水分散体の
固形分100重量部あたり、非結晶性エチレン系樹脂水
分散体の固形分が0.5〜40重量部、好ましくは1〜
30重量部となるようにする。後者の水分散体の固形分
が0.5重量部未満では耐水性の改善効果が不十分で、
40重量部を超えると粘着力が低下する。
【0015】本発明の水分散型粘着剤は、このようにし
て得られるポリマ―粒子としてアクリル系樹脂および非
結晶性エチレン系樹脂を必須成分して含む水分散体であ
り、この水分散体には、さらに必要により、粘着付与
剤、可塑剤、増粘剤、pH調整剤などの公知の種々の添
加剤を配合することができる。
て得られるポリマ―粒子としてアクリル系樹脂および非
結晶性エチレン系樹脂を必須成分して含む水分散体であ
り、この水分散体には、さらに必要により、粘着付与
剤、可塑剤、増粘剤、pH調整剤などの公知の種々の添
加剤を配合することができる。
【0016】本発明の粘着シ―ト類は、上記の水分散型
粘着剤を支持体の片面または両面に塗布し、乾燥するこ
とにより、厚さが片面で通常5〜200μmとなる粘着
剤層を形成して、シ―ト、テ―プなどの形態としたもの
である。上記支持体には、ポリエステルフイルムなどの
プラスチツクフイルムや、不織布、織布、紙などの多孔
質薄葉体、金属箔などの公知の種々の材料が用いられ
る。
粘着剤を支持体の片面または両面に塗布し、乾燥するこ
とにより、厚さが片面で通常5〜200μmとなる粘着
剤層を形成して、シ―ト、テ―プなどの形態としたもの
である。上記支持体には、ポリエステルフイルムなどの
プラスチツクフイルムや、不織布、織布、紙などの多孔
質薄葉体、金属箔などの公知の種々の材料が用いられ
る。
【0017】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を記載して、より具
体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例にのみ
限定されるものではない。なお、以下において、部とあ
るのは重量部を意味するものである。
体的に説明する。ただし、本発明は以下の実施例にのみ
限定されるものではない。なお、以下において、部とあ
るのは重量部を意味するものである。
【0018】実施例1 冷却管、窒素導入管、温度計、撹拌機を備えた反応容器
に、ポリオキシエチレンノニルフエニルエ―テル硫酸ア
ンモニウム(乳化剤)2部を添加した水100部ととも
に、アクリル酸ブチル90部、メタクリル酸メチル8
部、アクリル酸2部、2,2′−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)ジヒドロクロライド(ラジカル重合開始
剤)0.1部、ドデカンチオ―ル(連鎖移動剤)0.0
3部を加え、乳化重合した。その後、10重量%アンモ
ニウム水を添加して、pH8に調整し、固形分濃度が約
50重量%のアクリル系樹脂水分散体を得た。
に、ポリオキシエチレンノニルフエニルエ―テル硫酸ア
ンモニウム(乳化剤)2部を添加した水100部ととも
に、アクリル酸ブチル90部、メタクリル酸メチル8
部、アクリル酸2部、2,2′−アゾビス(2−アミジ
ノプロパン)ジヒドロクロライド(ラジカル重合開始
剤)0.1部、ドデカンチオ―ル(連鎖移動剤)0.0
3部を加え、乳化重合した。その後、10重量%アンモ
ニウム水を添加して、pH8に調整し、固形分濃度が約
50重量%のアクリル系樹脂水分散体を得た。
【0019】このアクリル系樹脂水分散体に、東邦化学
工業(株)製の「HYTEC S−3121」〔固形分
濃度が25重量%である非結晶性エチレン系樹脂水分散
体、結晶化度:0%、単量体組成:エチレン/アクリル
酸=90/10(重量比)〕を、アクリル系樹脂水分散
体の固形分100部あたり、非結晶性エチレン系樹脂水
分散体の固形分が5部となるように、均一に混合して、
水分散型粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を、支
持体として厚さが40μmのポリエチレンテレフタレ―
トフイルムの片面に塗布し、120℃で3分乾燥して、
厚さが50μmの粘着剤層を形成し、粘着シ―トを作製
した。
工業(株)製の「HYTEC S−3121」〔固形分
濃度が25重量%である非結晶性エチレン系樹脂水分散
体、結晶化度:0%、単量体組成:エチレン/アクリル
酸=90/10(重量比)〕を、アクリル系樹脂水分散
体の固形分100部あたり、非結晶性エチレン系樹脂水
分散体の固形分が5部となるように、均一に混合して、
水分散型粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を、支
持体として厚さが40μmのポリエチレンテレフタレ―
トフイルムの片面に塗布し、120℃で3分乾燥して、
厚さが50μmの粘着剤層を形成し、粘着シ―トを作製
した。
【0020】実施例2 アクリル系樹脂水分散体の固形分100部あたり、非結
晶性エチレン系樹脂水分散体の固形分が30部となるよ
うに混合した以外は、実施例1と同様にして、水分散型
粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を用いて、以
下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製した。
晶性エチレン系樹脂水分散体の固形分が30部となるよ
うに混合した以外は、実施例1と同様にして、水分散型
粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を用いて、以
下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製した。
【0021】比較例1 アクリル系樹脂水分散体に非結晶性エチレン系樹脂水分
散体を混合しないで、アクリル系樹脂水分散体をこれ単
独で水分散型粘着剤とした。この水分散型粘着剤を用い
て、以下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製し
た。
散体を混合しないで、アクリル系樹脂水分散体をこれ単
独で水分散型粘着剤とした。この水分散型粘着剤を用い
て、以下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製し
た。
【0022】比較例2 アクリル系樹脂水分散体の固形分100部あたり、非結
晶性エチレン系樹脂水分散体の固形分が50部となるよ
うに混合した以外は、実施例1と同様にして、水分散型
粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を用いて、以
下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製した。
晶性エチレン系樹脂水分散体の固形分が50部となるよ
うに混合した以外は、実施例1と同様にして、水分散型
粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を用いて、以
下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製した。
【0023】比較例3 非結晶性エチレン系樹脂水分散体(結晶化度0%)に代
え、東邦化学工業(株)製の「E−8000」〔固形分
濃度が35重量%である結晶性エチレン系樹脂水分散
体、結晶化度:80%、単量体組成:エチレン/アクリ
ル酸=90/10(重量比)〕を使用した。すなわち、
実施例1で得たアクリル系樹脂水分散体に対し、上記の
結晶性エチレン系樹脂水分散体を、アクリル系樹脂水分
散体の固形分100部あたり、上記結晶性エチレン系樹
脂水分散体の固形分が30部となるように混合して、水
分散型粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を用い
て、以下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製し
た。
え、東邦化学工業(株)製の「E−8000」〔固形分
濃度が35重量%である結晶性エチレン系樹脂水分散
体、結晶化度:80%、単量体組成:エチレン/アクリ
ル酸=90/10(重量比)〕を使用した。すなわち、
実施例1で得たアクリル系樹脂水分散体に対し、上記の
結晶性エチレン系樹脂水分散体を、アクリル系樹脂水分
散体の固形分100部あたり、上記結晶性エチレン系樹
脂水分散体の固形分が30部となるように混合して、水
分散型粘着剤を調製した。この水分散型粘着剤を用い
て、以下、実施例1と同様にして、粘着シ―トを作製し
た。
【0024】上記の実施例1,2および比較例1〜3で
作製した各粘着シ―トについて、下記の試験方法によ
り、室温保存後および水中保存後の粘着力を測定した。
これらの試験結果は、表1に示されるとおりであつた。
作製した各粘着シ―トについて、下記の試験方法によ
り、室温保存後および水中保存後の粘着力を測定した。
これらの試験結果は、表1に示されるとおりであつた。
【0025】<粘着力の測定試験>粒度280番の研磨
紙で磨いたSUS板に、幅20mm、長さ100mmの粘着
シ―トを、2Kgのゴムロ―ラを1往復させる方法で圧着
して、ふたつの試験片を作製した。試験片のひとつは室
温保存(23℃,65%RH雰囲気中に保存)し、他の
ひとつは水中保存(23℃の水中に1日保存)した。保
存後の両試験片について、剥離速度300mm/分で、1
80度剥離に要する力を測定した。
紙で磨いたSUS板に、幅20mm、長さ100mmの粘着
シ―トを、2Kgのゴムロ―ラを1往復させる方法で圧着
して、ふたつの試験片を作製した。試験片のひとつは室
温保存(23℃,65%RH雰囲気中に保存)し、他の
ひとつは水中保存(23℃の水中に1日保存)した。保
存後の両試験片について、剥離速度300mm/分で、1
80度剥離に要する力を測定した。
【0026】
【0027】上記表1の結果から、本発明の実施例1,
2の粘着シ―トは、アクリル系樹脂水分散体をこれ単独
で用いた比較例1の粘着シ―トに比べ、水中保存後でも
高い粘着力を保持しており、耐水性が明らかに改善され
ていることがわかる。一方、非結晶性エチレン系樹脂水
分散体の配合量を多くしすぎた比較例2の粘着シ―ト
は、初期粘着力の低下をさけられず、また結晶性エチレ
ン系樹脂水分散体を配合した比較例3の粘着シ―トは、
耐水性をほとんど改善できない。
2の粘着シ―トは、アクリル系樹脂水分散体をこれ単独
で用いた比較例1の粘着シ―トに比べ、水中保存後でも
高い粘着力を保持しており、耐水性が明らかに改善され
ていることがわかる。一方、非結晶性エチレン系樹脂水
分散体の配合量を多くしすぎた比較例2の粘着シ―ト
は、初期粘着力の低下をさけられず、また結晶性エチレ
ン系樹脂水分散体を配合した比較例3の粘着シ―トは、
耐水性をほとんど改善できない。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、アク
リル系樹脂水分散体をベ―スとした水分散型粘着剤にお
いて、特定量の非結晶性エチレン系樹脂水分散体を混合
するようにしたことにより、従来に比べて、耐水性の改
善されたアクリル系の水分散型粘着剤とその粘着シ―ト
類を提供することができる。
リル系樹脂水分散体をベ―スとした水分散型粘着剤にお
いて、特定量の非結晶性エチレン系樹脂水分散体を混合
するようにしたことにより、従来に比べて、耐水性の改
善されたアクリル系の水分散型粘着剤とその粘着シ―ト
類を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 梅田 道夫 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 Fターム(参考) 4J004 AA02 AA07 AA10 AB01 CA02 CA06 CB03 4J040 DA032 DA052 DA072 DA082 DB031 DB071 DE021 DF011 DF031 DF041 DF051 DF061 DF071 DF091 DG001 DH021 DH031 GA02 GA05 GA07 GA08 GA11 GA13 GA22 GA31 JA03 JA09 JB09 KA07
Claims (5)
- 【請求項1】 アクリル系樹脂水分散体と非結晶性エチ
レン系樹脂水分散体とを混合してなり、上記アクリル系
樹脂水分散体の固形分100重量部あたり、上記非結晶
性エチレン系樹脂水分散体の固形分が0.5〜40重量
部であることを特徴とする水分散型粘着剤。 - 【請求項2】 非結晶性エチレン系樹脂水分散体におい
て、非結晶性エチレン系樹脂の結晶化度が0〜10%で
ある請求項1に記載の水分散型粘着剤。 - 【請求項3】 非結晶性エチレン系樹脂水分散体におい
て、非結晶性エチレン系樹脂の単量体組成がエチレン7
0〜99重量%とα,β−不飽和カルボン酸を含む極性
基含有単量体30〜1重量%とからなる請求項1または
2に記載の水分散型粘着剤。 - 【請求項4】 極性基含有単量体が、α,β−不飽和カ
ルボン酸単独またはα,β−不飽和カルボン酸と水酸基
含有単量体ないしビニルエステルとの混合物からなる請
求項3に記載の水分散型粘着剤。 - 【請求項5】 支持体上に請求項1〜4のいずれかに記
載の水分散型粘着剤を塗布し乾燥してなる粘着剤層を有
することを特徴とする粘着シ―ト類。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27072199A JP2001089729A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 水分散型粘着剤とその粘着シ―ト類 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27072199A JP2001089729A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 水分散型粘着剤とその粘着シ―ト類 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001089729A true JP2001089729A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17490044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27072199A Pending JP2001089729A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 水分散型粘着剤とその粘着シ―ト類 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001089729A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003321661A (ja) * | 2002-05-02 | 2003-11-14 | First Chemical Kk | 紙器製函用接着剤 |
| KR20140123950A (ko) * | 2012-02-08 | 2014-10-23 | 허니웰 인터내셔널 인코포레이티드 | 고성능 수계 점착화된 아크릴 감압성 접착제 |
| JP2017514935A (ja) * | 2014-04-15 | 2017-06-08 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 高性能水性接着組成物および用途 |
| US10167416B2 (en) | 2012-02-08 | 2019-01-01 | Honeywell International Inc. | High performance water-based adhesion compositions and applications |
| JP2023543689A (ja) * | 2020-09-15 | 2023-10-18 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | エチレン系ポリマーを含むアクリル系接着剤組成物 |
| JP2023545912A (ja) * | 2020-09-15 | 2023-11-01 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | エチレン/酸コポリマーを有するアクリル系接着剤組成物 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP27072199A patent/JP2001089729A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2015511260A (ja) * | 2012-02-08 | 2015-04-16 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 高性能水性粘着性アクリル酸系感圧接着剤 |
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| KR102080019B1 (ko) * | 2012-02-08 | 2020-02-24 | 허니웰 인터내셔널 인코포레이티드 | 고성능 수계 점착화된 아크릴 감압성 접착제 |
| JP2017514935A (ja) * | 2014-04-15 | 2017-06-08 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | 高性能水性接着組成物および用途 |
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| JP2023545912A (ja) * | 2020-09-15 | 2023-11-01 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | エチレン/酸コポリマーを有するアクリル系接着剤組成物 |
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