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JP2001083034A - 容積可変装置 - Google Patents

容積可変装置

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Publication number
JP2001083034A
JP2001083034A JP25788799A JP25788799A JP2001083034A JP 2001083034 A JP2001083034 A JP 2001083034A JP 25788799 A JP25788799 A JP 25788799A JP 25788799 A JP25788799 A JP 25788799A JP 2001083034 A JP2001083034 A JP 2001083034A
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JP
Japan
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volume
piston
stop position
measured
cylinder
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Application number
JP25788799A
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Inventor
Tadashi Shibayama
正 柴山
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AKATSUKI GIKEN KK
Cosmo Instruments Co Ltd
Original Assignee
AKATSUKI GIKEN KK
Cosmo Instruments Co Ltd
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Publication date
Application filed by AKATSUKI GIKEN KK, Cosmo Instruments Co Ltd filed Critical AKATSUKI GIKEN KK
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Publication of JP2001083034A publication Critical patent/JP2001083034A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定容積体の容積の測定等を容易に効率よく
行うことができる容積可変装置を提供することを目的と
する。 【解決手段】被測定容積体の内部に連通する通路と被測
定容積体に脱着自在な接続部とをもつシリンダーと、シ
リンダーに気密状態に内挿され第1停止位置と第2停止
位置との間で可動なピストンと、ピストンを第1停止位
置から第2停止位置に向けて付勢する付勢手段と、付勢
手段の付勢力に抗してピストンを第1停止位置に停止さ
せておく第1停止手段と、第1停止手段を解除したとき
にピストンを第2停止位置で停止させる第2停止手段
と、ピストンが第2停止位置にあるときにシリンダーと
の間で形成される第2容積の状態からピストンが第1停
止位置にあるときにシリンダーとの間で形成される第1
容積の状態に該ピストンを復帰させる復帰手段と、を備
えることを特徴とする容積可変装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定容積体の容
積の測定や被測定容積体からの漏れを検出するリークテ
スターの校正(キャリブレーション)等に用いられる容
積可変装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】日常生活をはじめ、各種工業分野等で、
容器等に密閉された気体や液体、例えば、ガス、水、油
等を使用することが多い。このような気体や液体の漏れ
(ガス漏れ等)は事故につながるため、それらを収納す
る容器等からの漏れ(または、漏れ量)は厳しく管理さ
れる。このような、容器等(容積体)からの漏れ(リー
ク)を検出する方法として、従来からリークテスターが
用いられてきた。リークテスターも種々開発されている
が、代表的なものは、特開昭48−89757号公報等
にある差圧式のリークテスターである。
【0003】図5を参照しつつ、その原理を簡単に説明
する。差圧式のリークテスターは、基準容積体内の気体
と被測定容積体の気体との圧力差に応じて反応する圧力
計(差圧計)が設けられており、被測定容積体からリー
クがあると、その分が差圧(圧力減少)となって現れ、
圧力計(差圧計)により検出されるものである。なお、
付加する容積体の圧力は、正圧のみならず、負圧であっ
ても良い。正圧にする場合は、コンプレッサー等の圧縮
源から圧縮空気等を供給すれば良い。また、負圧にする
場合は、真空ポンプ等の圧力源から容積体内のガスを真
空引きすれば良い。
【0004】ところで、この差圧計の読みからリーク量
を検出しようとした場合、被測定容積体の容積を予め測
定しておく必要がある。また、リークテスターの差圧計
の精度を適正に保つため、その差圧計のキャリブレーシ
ョンを予め行っておくことも必要である。前記特開昭4
8−89757号公報には、被測定容積体の容積の測定
方法およびリークテスター(差圧計)のキャリブレーシ
ョン方法についても述べられている。
【0005】簡単にその原理を説明すると、次のようで
ある。なお、ここでは簡単のため作動流体を空気とし、
その温度も一定とた。また、高次微少量は無視して考え
ることとする。ボイルの法則から、ΔV/V0=−ΔP
/P0 が得られ、これを変形して V0=−(P0/ΔP)×ΔV (数式1) ΔP=−(P0/V0)×ΔV (数式2) が得られる。ここで、V0 は被測定容積体の容積、P0
は被測定容積体内の初期ガス圧、ΔVは被測定容積体の
容積変化量(容積可変装置内の容積変化量)、ΔPは測
定容積体内のガス圧変化量である。
【0006】なお、「被測定容積体の容積」という場
合、被測定容積体単体の容積を指す場合と、被測定容積
体単体の容積と容積可変装置内の容積とそれらを接続す
る通路容積との和を指す場合とがあることを断ってお
く。但し、被測定容積体の容積にも依るが、通常、容積
可変装置内の容積と通路容積とは微小であり、両者を厳
密に区別しなくても、被測定容積体の容積に大きな誤差
を生じるものではない。また、言うまでもないが、以上
の説明は本発明の理解のために、測定・算出原理を述べ
たに過ぎず、現実に測定・算出を行う場合には、適宜、
補正が必要となる場合がある。
【0007】数式1から、初期ガス圧P0、ガス圧変化
量ΔPおよび容積変化量ΔVが解ると、被測定容積体の
容積V0が求められる。また、数2から初期ガス圧P0
容積V0および容積変化量ΔVが解ると、被測定容積体
内のガス圧変化量ΔPが解り、差圧計のキャリブレーシ
ョンが可能となる。なお、キャリブレーションのとき
は、被測定容積体の容積V0が既知のもの(基準容積体
等)を用いる。このように、被測定容積体の容積V0
測定や差圧計のキャリブレーションには、既知の容積変
化量ΔVを被測定容積体に与える必要がある。
【0008】この容積変化量ΔVを与える従来の容積可
変装置600を図6に示す。図6の上半分はその断面図
であり、下半分はその外観図である。この容積可変装置
600は、被測定容積体に内部通路611を介して接続
されるシリンダー610と、シリンダー610に気密状
態で内装されるピストン620と、シリンダー610か
ら延出するスリーブ680に対して相対回転することに
よりピストン620を進退させることができるシンブル
690とからなる。
【0009】シンブル690とスリーブ680とからな
る構造は、周知のマイクロメータと同様の構造である。
つまり、スリーブ680と螺合関係にあるシンブル69
0を相対回転させることにより、例えば0.01mm程
度の精度で、ピストン620を進退させることにより、
シリンダー610とピストン620との間にできる容積
を自在に変化させることができる。この容積変化量ΔV
は、既知のピストン620の面積にピストン620の初
期位置からの移動量を掛けることにより知ることができ
る。容積変化量ΔVを予め換算して、それに相当する目
盛をスリーブ680およびシンブル690に刻んでおく
と、容積変化量ΔVの計算を省略できる。
【0010】この既知の容積変化量ΔVを被測定容積体
に与えると、数式1から被測定容積体の容積V0が求め
り、数式2から被測定容積体内のガス圧変化量ΔPが求
まる。これにより、容積V0の測定や差圧計のキャリブ
レーションを行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被測定容積
体の容積の測定やリークテスターのキャリブレーション
に際して、測定結果の精度を向上させ、信頼性を確認す
るために、何度も測定を繰返し、その測定結果を統計処
理することが一般的に行われる。このため、容積変化量
ΔVを測定の度に、被測定容積体に与える必要がある。
【0012】ところが、従来の容積可変装置600の
場合、容積変化量ΔVを得るためにシンブル690をあ
る方向に回転させると、初期の状態に戻すためにはシン
ブル690を逆方向に回転させる必要がある。このた
め、容積変化量ΔVは一定であるにも拘らず、一度に複
数のデータを取ろうとしたとき、測定の度にこの操作を
繰り返す必要があり、非常に面倒で、測定者に過大な負
担を与えていた。特に、測定者は、容積変化量ΔVを得
るときも、また逆に初期の状態に戻すときも、その度毎
に、測定者が目盛を合わせ、読み取る必要があるので、
負担が大きく、また測定に時間も掛り、効率的でない。
【0013】しかも、一定の容積変化量ΔVを精度良く
与えたいにも拘らず、一回一回、目盛合わせを行って容
積変化量ΔVを与えていたのでは、容積変化量ΔVが変
動する可能性が高い。これでは、測定誤差が累積し、複
数回測定する意義が薄れ、精度良く被測定容積体の容積
0 等を求めることは難しい。
【0014】また、その容積可変装置600とは異な
る構造で、一定の容積変化量ΔVを効率よく与えられる
容積可変装置も開発されている。この容積可変装置は、
シリンダーに内挿されたピストンを別途設けた駆動源
(モータや圧縮空気源等)により駆動し、ピストンの移
動により容積変化量ΔVを得たり、初期状態に戻したり
するものである。この容積可変装置によれば、測定者の
負担を軽減できる。
【0015】しかし、この容積可変装置は、別途、ピス
トンの駆動源を必要とするため、その構造が複雑化した
り、装置が大型化したりする。また、容積可変装置自体
を被測定容積体に直接取り付けることも難しいため、被
測定容積体からフレキシブルパイプ等で配管接続を行う
必要がある。従って、その分、工数が余分に係り、ま
た、接続配管等の容積が被測定容積体に新たに付加され
ることとなり、求めた被測定容積体の容積V0 に誤差を
生じる原因ともなる。
【0016】本発明は、このような事情に鑑みて為され
たものであり、被測定容積体の容積の測定やリークテス
ターのキャリブレーション(較正)等を効率良く、ま
た、精度良く、さらには簡便に行える、比較的簡易な構
造の容積可変装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者はこの
問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を為す
に至ったものである。つまり、別途、駆動源等を設ける
ことなく、シリンダーに内挿されたピストンを第1停止
位置と第2停止位置との間で自在に移動させられるよう
にし、一定量の容積変化量ΔVを効率的に、また簡便に
得られる容積可変装置を考え出したものである。
【0018】すなわち、本発明の容積可変装置は、被測
定容積体の内部に連通する通路と該被測定容積体に脱着
自在な接続部とをもつシリンダーと、該シリンダーに気
密状態に内挿され第1停止位置と第2停止位置との間で
可動なピストンと、該ピストンを該第1停止位置から該
第2停止位置に向けて付勢する付勢手段と、該付勢手段
の付勢力に抗して該ピストンを該第1停止位置に停止さ
せておく第1停止手段と、該第1停止手段を解除したと
きに該ピストンを該第2停止位置で停止させる第2停止
手段と、該ピストンが該第2停止位置にあるときに該シ
リンダーとの間で形成される第2容積の状態から該ピス
トンが該第1停止位置にあるときに該シリンダーとの間
で形成される第1容積の状態に該ピストンを復帰させる
復帰手段と、を備えることを特徴とする。
【0019】本発明の容積可変装置は、シリンダーとそ
のシリンダーに気密状態に内挿されるピストンとにより
可変容積が形成される。シリンダーの接続部が被測定容
積体に接続され、通路を介して、被測定容積体の内部と
その可変容積とが連通することとなる。従って、シリン
ダーとピストンとにより形成される容積が変化すると、
被測定容積体内部の圧力が変化することになる。また、
シリンダーの接続部は、被測定容積体と着脱自在であ
り、本発明の容積可変装置を被測定容積体に直接取り付
けることができる。また、通路が短くなるから無駄容積
が減少し、被測定容積体の容積等を正確に求めることが
できる。
【0020】本発明の容積可変装置は、第1停止手段に
よりピストンを第1停止位置に停止させておくことがで
きる。このとき、シリンダーとピストンとにより、第1
容積が得られる。一方、第2停止手段によりピストンを
第2停止位置に停止させることができる。このとき、シ
リンダーとピストンとにより、第2容積が得られる。こ
こで、ピストンは付勢手段により、第1停止位置から第
2停止位置に向けて付勢されている。このため、その付
勢力に抗してピストンを第1停止位置に停止させている
第1停止手段を解除すれば、ピストンは第2停止位置に
移動し、第1容積の状態から第2容積の状態に容易に移
行する。従って、容積変化量ΔVを簡便に効率よく得ら
れる。
【0021】そして、本発明の容積可変装置はさらに、
復帰手段を備えるから第2容積の状態から第1容積の状
態に容易に復帰させることができる。そして、第1停止
手段を解除すると、再度、前回と同じ容積変化量ΔVを
得られる。このように、非常に簡便に、一定の容積変化
量ΔVを被測定容積体に繰返し与えることができ、効率
的な測定ができる。しかも、予め決められた第1停止位
置と第2停止位置により、容積変化量ΔVが決定され、
何度測定を繰返したとしても、容積変化量ΔVは殆ど変
動しないので、測定精度やデータの信頼性が高い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の容積可変装置の
実施形態等を挙げつつ、本発明を詳細に説明する。 (容積可変装置の構成要素について) (1)シリンダー シリンダーは、それに内挿されるピストンと共に容壁を
形成するものである。ピストンが気密状態で可動できる
限り、その形状は円筒状、方形筒状等、特に限定される
ものではないが、円筒状であると加工等が容易で、シー
ル性も良く好ましい。なお、シリンダーの寸法は、容積
変化量の計算が容易になる断面積をもつようにすると好
都合である。
【0023】また、シリンダーは、被測定容積体の内部
に連通する通路をもつ。この通路を通じて被測定容積体
の内部と連通する。この通路の形状も特に限定されるも
のではないが、円孔であれば加工も容易である。また、
その大きさや長さは必要最低限とすると、被測定容積体
の容積等を精度良く求めることができる。
【0024】さらに、シリンダーは、その通路と被測定
容積体の内部とを気密状態に接続するための接続部をも
つ。接続部は、シリンダー本体と分離可能なものとして
も良いし、シリンダー本体と一体であっても良い。ま
た、その接続部には、管用テーパーねじや管用平行ねじ
を用いても良いし、周知のワンタッチ式ソケットからな
る接続器を利用しても良い。何れにしても、シール性を
確保できるものであれば良い。また、接続部は、例え
ば、シリンダー本体の外周部分に設けたねじ部でも良い
し、シリンダー本体から突出した凸部にねじ部を設けた
ものでも良い。
【0025】(2)ピストン ピストンは、シリンダーに内挿され、可動な容壁を形成
するものである。ピストンが可動であることにより、容
積変化量ΔVを得ることができる。ピストンは、シリン
ダーに対して気密状態であれば、その形状等が限定され
るものではない。また、ピストンの材質をシリンダーの
材質より軟材料としてそれらの摺動面間で気密性を保持
しても良いし、ピストンに別途、Oリングやピストンリ
ング等のシール部材を付加しても良い。また、滑らかな
摺動と気密性とを得るために、ピストンとシリンダーと
の摺動面間にグリースやオイル等の潤滑剤を薄く塗布し
ても良い。
【0026】(3)付勢手段 付勢手段は、ピストンを第1停止位置から第2停止位置
に向けて付勢するものである。付勢手段として、例え
ば、ばね等の弾性体(付勢部材)を用いることができ
る。付勢部材を設ける位置は何れでも良い。例えば、ピ
ストンとシリンダーとの間の容積空間内に設けても良い
し、その空間外に設けても良い。その容積空間外に設け
ると、付勢部材が占める容積を考慮する必要がなく、容
積変化量の測定が容易になる。
【0027】また、付勢方向は第1停止位置から第2停
止位置へ向いていれば良く、ピストンに作用する付勢力
は押圧力でも牽引力でも良い。例えば、付勢部材は、圧
縮ばねでも引張りばねでも良い。また、第1停止位置か
ら第2停止位置への方向は、容積変化量ΔV<0となる
方向でも、容積変化量ΔV>0となる方向でも良い。ま
た、付勢手段は、付勢部材を用いる以外に、ピストンに
差圧を与えてピストンに付勢力を作用させるものでも良
い。例えば、被測定容積体内が大気圧より大きい正圧で
あり、ピストンの一端面にその正圧が作用しており、ピ
ストンの他端面には大気圧以下の圧力が作用しているの
であれば、別途、付勢部材を設ける必要もない。この場
合は、ピストンに作用する圧力差が付勢手段となる。
【0028】(4)第1停止手段 第1停止手段は、付勢手段により第1停止位置から第2
停止位置に向けて付勢せれたピストンを第1停止位置に
停止させておくものである。このときシリンダーとピス
トンとにより形成される容積が第1容積となる。この第
1停止手段は、ピストンの停止と解除をできるものであ
れば良い。例えば、ピストン側の係止溝、係止穴、係止
突起、係止面等と、それらとの係止、解除が自在な係止
片との組合わせからなる係止部材でも良い。なお、第1
停止手段は、ピストンを常に決った第1停止位置に停止
させる為に、係止部材等は、ガタつきを無くし、精度を
高めておくと良い。
【0029】また、復帰手段によりピストンを第2停止
位置から第1停止位置に戻したときに、自動的にピスト
ンが第1停止位置で自動的に停止する自動停止手段を設
けると、より良い。また、第1停止手段は、ピストンの
停止をワンタッチで解除できるワンタッチ解除手段をも
つと、より良い。容易に容積変化量ΔVを被測定容積体
に与えることができ、繰返し測定する場合に、測定者の
負担を著しく軽減できる。
【0030】(5)第2停止手段 第2停止手段は、第1停止手段を解除したときに、第1
停止位置から第2停止位置に向けて付勢されているピス
トンを第2停止位置で停止させるものである。このとき
シリンダーとピストンとにより形成される容積が第2容
積となる。
【0031】第2停止手段は、ピストンを第2停止位
置で停止させることができれば良いから、例えば、ピス
トンの背面が当接する突起や係止片であっても良い。ま
た、シリンダーが有底筒状をしている場合なら、その底
部にピストンの背面を当接させて、ピストンを第2停止
位置で停止させても良い。この場合は、その底部(停止
面)が第2停止手段となる。なお、第1停止手段と同様
に、ピストンを常に決った第2停止位置に停止させる為
に、係止部材等は、ガタつきを無くし、精度を高めてお
くと良い。また、ピストンを当接させて第2停止位置に
停止させる場合には、剛性のある部材や停止面に当接さ
せるようにすると良い。
【0032】また、第2停止手段は、第2容積を調節
すべく第2停止位置を調節することができる位置調節手
段を備えると、より好適である。位置調節手段は、ピス
トンの停止位置である第2停止位置を調節できるもので
ある。位置調節手段を備えることにより、被測定容積体
の測定容積や発生させたい差圧に応じて、第2容積を調
節できる。
【0033】位置調節手段は、例えば、複数箇所で選択
的に位置を変更できる突起や係止片をシリンダーの適切
な延長上に設け、それらの突起や係止片にピストンの背
面が当接するようにしたものでも良い。突起や係止片の
位置を調節することにより、ピストンの第2停止位置を
適宜調節できる。また、シリンダーの延長上に、順次引
き伸し可能な多段の有底筒状部材を設けても良い。適
宜、それを引き伸すことにより、ピストンの背面が当接
する底部(停止面)の位置が変更され、ピストンの第2
停止位置が適宜調整され、所望の第2容積を得ることが
できる。
【0034】また、この位置調節手段は、第2容積を
連続的に変化させるべく第2停止位置を連続的に変化さ
せることができる位置連続可変手段であると、一層好適
である。位置連続可変手段を備えることにより、第2停
止位置を連続的に変化させて第2容積を連続的に変化さ
せることができる。これにより、第2容積を自在にかつ
微妙に調節できる。また、第2容積の変化量とリークテ
スターの差圧計の変化量等を連続して観察することもで
きる。このため、リークテスターの測定(作動)可能範
囲や検出感度も計測できる。
【0035】この位置連続可変手段は、シリンダーか
ら延出するスリーブと、このスリーブに対して相対回転
可能で、このスリーブに対する相対回転量に応じて進退
することによりピストンの第2停止位置を連続的に変化
させるスピンドルと、からなると、からなると好適であ
る。
【0036】スピンドルの相対回転をスピンドルの進退
に変換することができるので、第2停止位置を連続的に
変化させる場合に、微妙な変化をさせることができる。
従って、容積変化量ΔVの正確な設定が容易に行えるよ
うになる。例えば、マイクロメータの構造と同様に、ス
リーブとスピンドルとの間に螺合関係を与えると、位置
連続可変手段は容易に得ることができる。特に、それら
の間に等級の高いねじを設け、また、そのピッチを微細
にすると、精度良く、微妙に第2容積を調整できる。な
お、このスピンドルの相対回転は、手動で行っても良い
し、スピンドルやスリーブ内に組込んだ小型モータ等か
らなる駆動源を利用して行っても良い。
【0037】(6)復帰手段 復帰手段は、ピストンを第2停止位置から第1停止位置
に戻して、ピストンとシリンダーとの間に形成される容
積を第2容積から第1容積の状態に復帰させるものであ
る。例えば、ピストンの背面から延びる延出部材を、手
動で、押圧若しくは牽引することにより、ピストンが第
2停止位置から第1停止位置に移動し、本発明の容積可
変装置は第2容積から第1容積の状態に容易に復帰す
る。勿論、小型モータ等の駆動源をこの復帰手段に組込
み、別途設けた制御部から第1停止手段や復帰手段を制
御して、自動的に測定を繰返すようにしても良い。
【0038】この復帰手段は、第2停止手段による拘束
を受けない。つまり、第2停止位置を変更せずに、ピス
トンを第2停止位置から第1停止位置に移動(復帰)さ
せることができる。従って、ピストンを復帰させ、再
度、第2容積を形成させたとしても、第2容積は変化せ
ず、一定の容積変化量ΔVを被測定容積体に与えること
ができる。このように、本発明の容積可変装置は復帰手
段をもつことにより、一定の容積変化量ΔVを繰返し被
測定容積体に与えることが著しく簡便である。
【0039】(7)被測定容積体 本発明の容積可変装置を取付ける被測定容積体は、何ら
制限されるものでもないし、その内容物も、空気等の気
体に限られるものではない。但し、被測定容積体の容積
を測定したり、リークテスターのキャリブレーションを
行う程度であれば、空気を利用すると十分である。ま
た、被測定容積体内の空気を加圧する必要は必ずしもな
く、気密性が保持されるなら大気圧のままでも良い。例
えば、上述の復帰手段として付勢部材を設けると、被測
定容積体内の初期圧力P0が大気圧であったとしても、
ピストンが第1停止位置から第2停止位置に向けて移動
し、容積変化量ΔVが生じて、圧力変化量ΔPを検出で
きるからである。
【0040】また、被測定容積体の他に基準容積体を設
ける必要は必ずしもない。被測定容積体内の微妙な圧力
変化を検出できる圧力計を被測定容積体に直接取付け
て、容積変化量ΔVを与えたときの圧力変化量ΔPを測
定し、被測定容積体の容積等を求めても良い。
【0041】(容積可変装置の実施形態とその作動概念
について)図1に本発明の一実施形態である容積可変装
置100を示す。同図(a)は、ピストンが第1停止位
置Iにあるときを、同図(b)はピストンが第2停止位
置IIにあるときを示している。
【0042】(1)容積可変装置100 容積可変装置100は、被測定容積体10の接続口に接
続される接続部111をもつシリンダー110と、シー
ル部材121と係止溝122とを備えたピストン120
と、付勢手段を構成する付勢部材130と、第1停止手
段を構成するロック部材140と、第2停止手段を構成
するストッパー150と、復帰手段を構成する押圧部材
160とからなる。被測定容積体10の一の接続口はシ
リンダー110の接続部111に、他の接続口は被測定
容積体10と基準容積体20との間に載置された差圧計
30に、またその差圧計30の他端は基準容積体20
に、管用テーパねじ等により気密状態に螺合接合されて
いる。
【0043】(2)第1停止位置I 図1(a)に示す初期状態では、被測定容積体10およ
び基準容積体20の両方に、連通状態の弁41,42を
通じて、圧縮空気源40から同圧P0(既知)の圧縮空
気が供給される。このとき、被測定容積体10と基準容
積体20との内部圧力は同圧P0であるので、差圧計3
0の指針は0を示している。また、被測定容積体10の
容積V0 には、被測定容積体10の容積とピストン12
0とシリンダー110との間で形成される容積と、接続
部111の通路の容積とが含まれる。
【0044】この状態から、弁41、42を閉じ、圧縮
空気源40からの圧縮空気の供給を遮断する。このと
き、ロック部材140の係止部149がピストン120
の係止溝122に係止しているから、ピストン120は
シリンダー110に対し第1停止位置Iで停止してい
る。なお、「く」の字型をしたロック部材140は、そ
の中央部でシリンダー110に回動自在に取付けられて
いると共に、ねじりコイルばね145によりその係止部
149がピストン120の係止溝122に係止するよう
に付勢されている。
【0045】(3)第2停止位置II 次に、図1(b)に示すように、ロック部材140の
解除レバー147を押すと、ロック部材140の係止部
149がピストン120の係止溝122から解除される
(ワンタッチ解除手段)。そして、圧縮コイルばね13
0により付勢されているピストン120は、第1停止位
置Iから第2停止位置IIに滑らかに移動する。このと
き、ピストン120の背面と押圧部材160がロッド1
70により連結されており、押圧部材160がストッパ
ー150に当接することにより、ピストン120が第2
停止位置IIで停止することになる。
【0046】そして、容積可変装置100のシリンダー
110とピストン120との間で、容積変化量ΔVだけ
容積が増加する。そして、被測定容積体10の圧力はP
0−ΔPに、容積はV0+ΔVに変化する。このΔPに応
じて差圧計30の指針はマイナス側に触れる。
【0047】仮にV0が既知であったとすると、既知
のP0、ΔVとあわせて数式2に代入してΔPが求ま
り、差圧計30のキャリブレーションができる。逆に、
0が未知なら、ΔPを差圧計30の指針から読み、既
知のP0、ΔVとあわせて数式1に代入してV0 が求ま
る。
【0048】(4)リセット 測定による誤差を少なくする為には、この測定・算出を
繰返す必要がある。図1(b)の状態にある容積可変装
置100の押圧部材160を押すことにより、ロッド1
70を介してピストン120が第2停止位置IIから第
1停止位置Iに押戻され、簡単に図1(a)の状態にリ
セット(復帰)される。このとき、係止部149のピス
トン120の頂面(図1の左側面)等と当接する部分を
滑らかな曲面としておくと好ましい(自動停止(係止)
手段)。ピストン120の頂面(図1の左側面)等と係
止部149との接触がスムーズに行われ、ピストン12
0の復帰動に応じてロック部材140が自動的に上昇等
する。そして、ピストン120が第1停止位置Iに来た
ときに、ピストン120の係止溝122にロック部材1
40の係止部149が自動的に係止する。そして、ピス
トン120は第1停止位置Iで再び停止する。
【0049】この後、ロック部材140を解除してピス
トン120を第2停止位置に移動させる操作と、押圧部
材160によりピストン120を第1停止位置Iに復帰
させる操作とを繰返すことにより、被測定容積体10の
容積V0の測定や差圧計30のキャリブレーション等を
容易に、効率よく繰返し行うことができる。なお、容積
変化量ΔVを変更する場合には、ストッパー150の取
付け位置を変更すれば良い。例えば、シリンダー110
から延出するスリーブ180の内周面に複数の溝を設け
ておき、その溝に着脱自在なスナップリング等をストッ
パー150として用いると良い。そして、適宜、スナッ
プリングの位置を変更すると、容積変化量ΔVを変更す
ることができる。
【0050】また、上述の容積可変装置100では、容
積変化量ΔV>0の場合を述べたが、ΔV<0の場合で
も良い。また、被測定容積体10と基準容積体20との
圧力P0は、必ずしも正圧である必要はなく、差圧を検
出することができる限り、大気圧でも、さらには負圧で
も良い。
【0051】
【実施例】以下に容積可変装置の具体的な実施例を挙げ
つつ、本発明を詳しく説明する。 (1)第1実施例 図2に本発明の第1実施例である容積可変装置200を
示す。同図の上半分は、初期状態にある容積可変装置2
00の断面図であり、下半分は、その外観図である。容
積可変装置200は、シリンダー210と、ピストン2
20と、圧縮コイルばね230と、スリーブ280と、
ロック部材240と、押圧部材260とからなる。
【0052】シリンダー210は、小径部分と大径部
分とからなる段付円筒状部材である。小径部分は、接続
部211を構成する。その外部は、管用テーパーねじに
より被測定容積体の接続口に接続されるようになってい
る。接続部211の内部には細径の接続通路212が搾
設されており、被測定容積体内部とシリンダー210内
部とを連通している。
【0053】シリンダー210の大径部分の内部は、滑
らかな円筒内面をしており、気密状態に内挿されるピス
トン220と併せて、可変容積を形成する。その外部に
は、シリンダー210を被測定容積体に着脱する際に使
用するスパナの2面幅に合わせた平行な2面215が設
けられている。また、大径部分の他端側(小径部分と反
対側)の内部には、スリーブ280を螺合固定する為の
雌ねじ228が設けてある。なお、以降では便宜上、シ
リンダー210を被測定容積体に取付ける側を先端側、
それと反対側を後端側という。
【0054】ピストン220は、略円柱状部材であ
り、シリンダー210の大径部分の内部に内挿される。
ピストン220の先端面の中央には、円筒状の凹部22
5が形成されており、その凹部225に付勢手段である
圧縮コイルばね230が設けられている。この圧縮コイ
ルばね230により、ピストン220は、第1停止位置
から第2停止位置に付勢されている。また、ピストン2
20の先端側の外周部にはシール部材であるO−リング
221を取付けるためのO−リング溝223が設けてあ
る。このO−リング221により、シリンダー210と
ピストン220との間は気密状態に保持される。なお、
O−リング221の材質は、被測定容積体内のガス等に
種類により適宜選択する。
【0055】また、ピストン220の後端側の外周部分
には、環状の係止溝222が形成されている。ピストン
220が第1停止位置にあるとき、この係止溝222
に、後述の係止ボール290が係止する。係止溝222
は、環状であるので、周方向でのピストン220の位置
合わせが不要であり、特に、係止ボール290を複数配
置するときに好都合である。さらに、ピストン220の
後端面の中央部には、押圧部材260を取付けるための
雌ねじ226が形成さている。
【0056】スリーブ280は、段付の有底円筒状部
材であり、先端側の小径部分の外部には雄ねじ288が
形成されている。この雄ねじ288がシリンダー210
の雌ねじ228と螺合して、スリーブ280はシリンダ
ー210に固定される。さらに、小径部分の後端側に
は、雄ねじ288から円筒部284が延出している。そ
の円筒部284の略中央部には係止ボール290を保持
する保持孔282が形成されている。保持孔282は、
円筒部284の外部から内部にかけて縮径する円錐面を
もつ円錐孔であり、その大径は係止ボール290の直径
よりも大きく、その小径は係止ボール290の直径より
も僅かに小さい。
【0057】さらにその円筒部284から後端側に大径
部分が連なる。大径部分は、第2停止手段を構成する停
止面250を底部にもつ有底円筒状をしている。その外
部にはスリーブ280をシリンダー210に着脱する際
に使用するスパナの2面幅に応じた平行2面285が設
けられている。また、大径部分の後端面にあたる停止面
250の中央部には、押圧部材260が挿通する挿通孔
286が設けられている。スリーブ280の内部は、小
径部分も大径部分も滑らかな同一円筒内面を形成してお
り、シリンダー210の大径部分の円筒内面と滑らかに
接続されている。そして、ピストン220は、シリンダ
ー210とスリーブ280との円筒内面に跨って、内挿
されると共に移動可能である。
【0058】ロック部材240は、係止ボール290
と併せて第1停止手段を構成するものである。ロック部
材240は、薄肉の略円筒状部材である。ロック部材2
40の外周部の後端側にはリング状に突出する解除突起
247(ワンタッチ解除手段)が設けられている。ロッ
ク部材240の内側には、先端側から順に、第1内周部
241、第2内周部242および第3内周部243をも
つ。第1内周部241の内径は、(ピストン220の外
径)+(係止ボール290の外径)×2にほぼ等しい。
これにより、解除突起247を後端側に移動させて第1
停止手段を解除したとき、係止ボール290が第1内周
部241とピストン220の外周部との間にできる環状
空間に待避可能となる。
【0059】ちなみに、解除突起247を後端側に移動
させて第1停止手段を解除したときの動作は次のように
なる。先ず、ピストン220が第2停止位置に向け移動
しようとすると、係止溝222に僅かに係止している係
止ボール290には、外周部に向け拡径した係止溝22
2の側壁および円錐面をもつ保持孔282の側壁に沿っ
て外周側向きの力が作用する。ここで、ロック部材24
0を解除突起247を介して後端側に移動させると、ピ
ストン220の外周部と第1内周部241との間にでき
る環状空間に係止ボール290が移動し始め、係止ボー
ル290と係止溝222との係合は解除される。このよ
うに第1停止手段が解除されると、ピストン220は第
1停止位置から第2停止位置に向けた移動を始める。
【0060】第1内周部241から滑らかに続く第2内
周部242は、スリーブ280の円筒部284の外周部
に摺動可能に内接している。そして、第1停止手段が解
除されていないとき、第2内周部242は係止ボール2
90を内周側に押動し、係止ボール290をピストン2
20の係止溝222に係止させている。
【0061】第2内周部242に続く第3内周部243
は、スリーブ280の大径部分に摺動可能に内接してい
る。そして、第3内周部243とスリーブ280の小径
部分との間にできる環状空間には、圧縮コイルばね24
5が挿入されている。圧縮コイルばね245の先端側
は、第2内周部242と第3内周部243との間にでき
る段差部に当接しており、圧縮コイルばね245の後端
側は、スリーブ280の小径部分と大径部分との間にで
きる段差部に当接している。
【0062】この圧縮コイルばね245により、ロック
部材240は先端側の方向に常に付勢されている。第1
停止手段を解除する場合、ロック部材240の解除突起
247を後端側に押圧する必要がある。しかし、逆にピ
ストン220を第1停止位置に復帰させる場合、ピスト
ン220の係止溝222とスリーブ280の保持孔28
2とが重なる位置で、ロック部材240の第1内周部2
41と第2内周部242との接続部が係止ボール290
を内周側に押圧し、自動的に係止ボール290をピスト
ン220の係止溝222に係止させる(自動係止手
段)。しかも、ロック部材240は常に先端側に付勢さ
れているから、不用意に第1停止手段が解除されること
もない。
【0063】なお、ここでは、1個の係止ボール290
等について説明したが、ロック部材240内には、複数
の係止ボール290とそれに対応する位置に係止溝22
2、保持孔282を設けても良い。
【0064】押圧部材260は、復帰手段を構成する
略棒状部材であり、停止面250の挿通孔286に挿通
している。押圧部材260の先端側には、ピストン22
0の雌ねじ226に螺合する雄ねじ266が形成されて
おり、それらが螺合して押圧部材260はピストン22
0に取付けられる。押圧部材260の後端面は、滑らか
な曲面に加工されているから、ピストン220を第1停
止位置に復帰させる際にオペレーターに負担をかけな
い。また、押圧部材260の外周部は滑り止用のローレ
ット加工が施してある。ちなみに、押圧部材260とピ
ストン220との間は、気密性を必要とせず、押圧力し
か加わらないので、押圧部材260をオペレーターの手
で回転させてピストン220に取付ければ十分である。
【0065】(2)第2実施例 図3に本発明の第2実施例である容積可変装置300を
示す。同図の上半分は、初期状態にある容積可変装置3
00の断面図であり、下半分は、その外観図である。容
積可変装置300は、容積可変装置200とその構成、
作動が類似するが、補助ピストン370を新たに追加し
たので、この相違する部分を中心に説明する。ピストン
320は、段付円柱状部材であり、大径部分にシール部
材であるO−リングが設けてあるのは、第1実施例と同
様である。その大径部部に連なる小径部分の後端側に
は、雄ねじ326が形成されている。
【0066】この補助ピストン370は、内周部に段付
をもつ略円筒部材であり、シリンダー310に取付けら
れたスリーブ380に内挿されていると共に、ピストン
320の小径部分を取囲むように配置されている。補助
ピストン370は、内部に先端側から内周部371と雌
ねじ376とが形成されており、この雌ねじ376と雄
ねじ326とが螺合することにより、補助ピストン37
0はピストン320に連結される。
【0067】また、補助ピストン370の内周部371
とピストン320の小径部分との間にできる環状空間に
は、付勢手段を構成する圧縮コイルばね330が配置さ
れている。圧縮コイルばね330の先端側は、シリンダ
ー310とスリーブ380との間で共締された規制リン
グ379に当接している。また、圧縮コイルばね330
の後端側は、内周部371と雌ねじ376との間にでき
る環状段差部分に当接している。この圧縮コイルばね3
30が補助ピストン370を介してピストン320を第
1停止位置から第2停止位置に付勢している。
【0068】補助ピストン370の外周部には、第1実
施例の係止溝222と同様の係止溝322が設けてあ
る。そして、第1実施例と同様の第1停止手段を備える
ことにより、ピストン320を第1停止位置に停止させ
ておくことができる。さらに、補助ピストン370の後
端側には、第1実施例と同様の押圧部材360が連な
る。補助ピストン370に押圧部材360を一体的に設
けても良いし、第1実施例と同様にそれらを螺合接合さ
せても良い。なお、補助ピストン370の当接面375
がスリーブ380の底部にあたる停止面350(第2停
止手段)に当接することにより、補助ピストン370が
第2停止位置で停止することとなる。
【0069】(3)第3実施例 本発明の第3実施例である容積可変装置400を図4に
示す。この容積可変装置400は、第2実施例である容
積可変装置300の後端側に、さらに位置調節手段であ
る位置連続可変手段を付加したものである。なお、図4
の上側(I)には、ピストン420が第1停止位置にあ
るときを示し、図4の下側(II)には、ピストン42
0が第2停止位置にあるときを示した。位置連続可変手
段は、目盛スリーブ880とスピンドル490とシンブ
ル498とからなる。
【0070】目盛スリーブ880は、スリーブ480の
後端側に接続固定される円筒状部材である。目盛スリー
ブ880の先端側の外周部には、スリーブ480の雌ね
じ489に螺合する雄ねじ889が形成されている。な
お、スリーブ480は、第2実施例のスリーブ380に
相当する部材で、スリーブ380の後端側の底部を開口
し、そこに雌ねじ489を設けた形状をしている。目盛
スリーブ880の略中央部の外周面には、目盛888が
刻んである。この目盛888は、シンブル498が1回
転したときの、シリンダー410とピストン420との
間の容積の変化量を、先端側から後端側に向けて刻んだ
ものである。
【0071】また、目盛スリーブ880の内周部には、
精密雌ねじ885が形成されており、精密雌ねじ885
は、スピンドル490の外周部に設けた精密雄ねじ49
5と螺合している。スピンドル490は、目盛スリーブ
880に対して相対移動する略円筒状部材である。スピ
ンドル490と目盛スリーブ880との相対移動量は、
それらの間の精密雄ねじ495と精密雌ねじ885との
ピッチ、およびスピンドル490の回転量により、適
宜、自在に調整される。
【0072】スピンドル490の先端側には、補助ピス
トン470の当接面475が当接する停止面491が環
状に突出している。また、スピンドル490の後端側の
内周部には、補助ピストン470から後端側に延出する
押圧部材460を挿通する円筒ガイド497が設けられ
ている。さらに、スピンドル490の後端側の外周部に
は、テーパー面496が形成されている。さらに、スピ
ンドル490の後端面には、雌ねじ494が形成されて
いる。
【0073】シンブル498は、スピンドル490と一
体となって回転する略有底円筒部材である。後端側の有
底部には、テーパー面493を内側にもつ孔が形成され
ている。そして、スピンドル490のテーパー面496
とシンブル498のテーパー面493とが接するよう
に、シンブル498がスピンドル490の後端側から、
取付けボルト499により、取付けられる。また、シン
ブル498の後端側の外周部には、滑り止めのためにロ
ーレット加工が施されている。シンブル498の先端側
は薄肉円筒状をしており、その内周部は目盛スリーブ8
80の外周部と接している。シンブル498の先端側の
外周面も目盛が周状に刻んである。この目盛は、シンブ
ル498が一回転したときの、容積の変化量を50等分
した量を目盛ったものである。勿論、ピストン420の
径(底面積)や精密雄ねじ495と精密雌ねじ885と
のピッチにより、目盛の数値は変更される。
【0074】容積可変装置400は、このような部材か
ら構成される位置連続可変手段を備えることにより、シ
リンダー410とピストン420との間にできる第2容
積を自在に、かつ微妙に変更することができる。例え
ば、第2容積を低減させたい場合には、シンブル498
を回転させて、スピンドル490の停止面491を先端
側に移動させることにより、その停止面491に当接す
る当接面475をもつ補助ピストン470は、より先端
側に、可動範囲が制限されることとなる。そして、この
補助ピストン470と一体となったピストン420の移
動も同量だけ制限される。これにより、第2容積がより
低減されることとなる。しかも、シンブル498の回転
量は無段階に調整できるので、第2容積を自在に、また
微妙に調整することもできる。逆に、第2容積を増加さ
せたい場合には、シンブル498を逆に回転させれば、
同様にできる。
【0075】なお、第2容積を決定した後、シンブル4
98の回転を固定する為に、周知のマイクロメータ等に
用いられるクランプ等の固定手段を設けると良い。これ
により、測定を繰返す場合でも、シンブルが不用意に回
転することが無く、第2容積を一定に保持しつつ、安定
した測定が行える。
【0076】
【発明の効果】本発明の容積可変装置によれば、被測定
容積体の容積の測定や被測定容積体からの漏れを検出す
るリークテスターの校正(キャリブレーション)等を簡
便に、また効率よく行うことができる。特に、繰返し測
定する場合に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容積可変装置の実施形態を示す図であ
り、同図(a)にはピストンが第1停止位置にある初期
状態を示し、同図(b)にはピストンが第2停止位置に
あるときを示す。
【図2】本発明の第1実施例である容積可変装置を示す
図である。
【図3】本発明の第2実施例である容積可変装置を示す
図である。
【図4】本発明の第3実施例である容積可変装置を示す
図である。
【図5】一般的なリークテスターの概念図を示す。
【図6】従来の容積可変装置を示す図である。
【符号の説明】
110 シリンダー 120 ピストン 130 圧縮コイルばね(付勢手段) 140 ロック部材(第1停止手段) 150 ストッパー(第2停止手段) 160 押圧部材(復帰手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定容積体の内部に連通する通路と該被
    測定容積体に脱着自在な接続部とをもつシリンダーと、 該シリンダーに気密状態に内挿され第1停止位置と第2
    停止位置との間で可動なピストンと、 該ピストンを該第1停止位置から該第2停止位置に向け
    て付勢する付勢手段と、 該付勢手段の付勢力に抗して該ピストンを該第1停止位
    置に停止させておく第1停止手段と、 該第1停止手段を解除したときに該ピストンを該第2停
    止位置で停止させる第2停止手段と、 該ピストンが該第2停止位置にあるときに該シリンダー
    との間で形成される第2容積の状態から該ピストンが該
    第1停止位置にあるときに該シリンダーとの間で形成さ
    れる第1容積の状態に該ピストンを復帰させる復帰手段
    と、 を備えることを特徴とする容積可変装置。
  2. 【請求項2】前記第2停止手段は、前記第2容積を調節
    すべく前記第2停止位置を調節することができる位置調
    節手段を備える請求項1記載の容積可変装置。
  3. 【請求項3】前記位置調節手段は、前記第2容積を連続
    的に変化させるべく前記第2停止位置を連続的に変化さ
    せることができる位置連続可変手段である請求項2記載
    の容積可変装置。
  4. 【請求項4】前記位置連続可変手段は、前記シリンダー
    から延出するスリーブと、 該スリーブに対して相対回転可能で、該スリーブに対す
    る相対回転量に応じて進退することにより前記ピストン
    の前記第2停止位置を連続的に変化させるスピンドル
    と、 からなる請求項3記載の容積可変装置。
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