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JP2001082231A - コモンレール圧力の検出信号処理回路 - Google Patents

コモンレール圧力の検出信号処理回路

Info

Publication number
JP2001082231A
JP2001082231A JP26247299A JP26247299A JP2001082231A JP 2001082231 A JP2001082231 A JP 2001082231A JP 26247299 A JP26247299 A JP 26247299A JP 26247299 A JP26247299 A JP 26247299A JP 2001082231 A JP2001082231 A JP 2001082231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
common rail
pressure
signal
fuel injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26247299A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nishiyama
康宏 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP26247299A priority Critical patent/JP2001082231A/ja
Publication of JP2001082231A publication Critical patent/JP2001082231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、コモンレール圧力の検出信号を
直接デジタル化することなくアナログ処理することによ
り、燃料噴射時期と燃料噴射量とを、安価に且つ精度良
く検出するコモンレール圧力の検出信号処理回路を提供
する。 【解決手段】 圧力せンサ11が検出したコモンレール
2の圧力は、第1平滑化回路42で高周波成分が平滑化
されて微分回路43に入力される。微分信号Rd1が予
め設定された微分値Rdsを下回るとき、コンパレータ
44が第1パルス信号Pcoを出力する。コモンレール
圧力の降下時期に関連する第1パルス信号Pcoは、燃
料噴射時期の検出に利用される。第2平滑化回路46で
更に平滑化された信号Rs2の電圧値は、V/Fコンバ
ータ回路47で周波数、即ち、第2パルス信号Pvfの
パルス幅に変換されて、燃料噴射量の検出に利用され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃料噴射時期と
燃料噴射量との制御を行うコモンレール式燃料噴射シス
テムに好適な、コモンレール圧力の検出信号処理回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジンのような多気
筒エンジンに適用される燃料噴射システムとして、コモ
ンレール式燃料噴射システムが知られている。コモンレ
ール式燃料噴射システムは、燃料供給ポンプによって所
定の高圧力に加圧された燃料をコモンレールに蓄圧状態
に貯留し、コモンレールに貯留された加圧燃料をコント
ローラが算出した燃料噴射量及び燃料噴射時期等のエン
ジンの運転状態に応じた最適な燃料噴射条件で各インジ
ェクタから燃焼室内に噴射するシステムである。コモン
レールから燃料供給管を通じて各インジェクタの先端に
形成された噴孔に至る燃料流路内には、常時、噴射圧力
相当の燃料圧力が作用しており、各インジェクタには燃
料の噴孔への通過又は遮断する制御を行う電磁弁が備え
られている。コントローラは、燃料が各インジェクタに
おいてエンジン運転状態に対して最適な噴射条件で噴射
されるように、コモンレールの圧力と各インジェクタの
電磁弁の作動とを制御している。
【0003】また、近年、コモンレール圧力を検出し、
検出した圧力信号に応じて燃料サプライポンプの燃料吐
出量を制御するコモンレール圧力のフィードバック制御
のみならず、コモンレール圧力の変化を検出して、イン
ジェクタからの燃料噴射(燃料噴射量や燃料噴射タイミ
ング)、及びシステムの異常検出等に利用することも提
案されている。例えば、コモンレールに設けられている
圧力センサの圧力検出値が減少する時期から、燃料噴射
ノズルからコモンレールへの圧力伝播時間を遡ることに
より、実際の燃料噴射時期を算出し、目標燃料噴射時期
との偏差に基づいて燃料噴射開始時期の指令信号を補正
することが提案されている(特開平10−47137号
公報)。
【0004】図3は、従来のコモンレール式燃料噴射シ
ステムの概略図である。図3に示すように、燃料サプラ
イポンプ1は、例えばエンジンによって駆動されるプラ
ンジャ式の可変容量式高圧ポンプであり、燃料タンク7
から汲み上げた燃料を燃料吐出路5を通じてコモンレー
ル2に圧送する。燃料サプライポンプ1からの燃料圧送
量は流量制御弁4によって制御される。圧送された燃料
は蓄圧状態にコモンレール2に貯留され、コモンレール
2から燃料供給管6を通じてインジェクタ3に供給され
る。コモンレール2から燃料供給管6を通じて各インジ
ェクタ3の先端に至る燃料流路内には、常時、噴射圧力
相当の燃料圧、即ち、コモンレール圧力が作用してい
る。インジェクタ3はエンジンの型式に応じて気筒毎に
設けられており、コモンレール2から供給された燃料を
各対応する燃焼室内に噴射する。燃料サプライポンプ1
は、例えば、往復動するプランジャをロータリ型又は列
型に配置した容積型ポンプである。なお、流量制御弁4
は燃料サプライポンプ1の吐出側に配置して吐出量の一
部を燃料タンク7に戻す例を挙げたが、流入側に配置さ
れてポンプ室への吸入量を制御するインレットバルブと
してもよい。
【0005】コモンレール2に設けられた圧力センサ1
1が検出したコモンレール圧力Prは、エンジンの電子
制御モジュール(ECM)であるコントローラ8に入力
される。コモンレール2から供給される高圧燃料の一部
は、燃料供給管6を通じてインジェクタ3の内部に形成
される圧力制御室(図示せず)に導入し、圧力制御室へ
の燃料圧力の導入と解放とを行うことによって、インジ
ェクタ3の内部にリフト可能に配設されている針弁(図
示せず)を昇降させ、針弁の昇降に応じてコモンレール
2からインジェクタ3の先端に形成されている噴孔12
に至る燃料通路(図示せず)を開放又は遮断して、イン
ジェクタ3から燃料を所定の時期に噴射することが行わ
れている。
【0006】圧力制御室内の燃料圧力を解放制御する開
閉弁を開閉制御するため、各インジェクタ3には電磁ア
クチュエータ10が配設されている。電磁アクチュエー
タ10を作動して開閉弁を開弁して、圧力制御室内の燃
料圧力を解放することにより、針弁がリフトして噴孔1
2から燃料が噴射される。電磁アクチュエータ10を作
動して開閉弁を閉じて圧力制御室内の燃料圧を回復させ
ると、針弁が閉じられて噴孔12からの燃料噴射が停止
される。インジェクタ3から燃焼室内への噴射に費やさ
れなかった燃料は、燃料戻し管13を経て燃料タンク7
に回収される。
【0007】コントローラ8には、エンジン回転数Ne
を検出するエンジン回転数センサ、アクセルペダルの踏
込み量Acを検出するためのアクセル踏込み量センサ等
の検出手段としての各種センサ9からの検出信号、及び
コモンレール圧力センサ11が検出したコモンレール圧
力Prが入力される。その他、コントローラ8への入力
信号には、冷却水温センサ、エンジン気筒判別センサ、
上死点検出センサ、大気温度センサ、大気圧センサ、吸
気管内圧力センサ等のエンジンの運転状態を検出するた
めの各種センサからの信号がある。コントローラ8は、
加圧燃料が各インジェクタ3においてエンジンの運転状
態に対して最適な噴射条件で噴射されるように、燃料サ
プライポンプ1と各インジェクタ3の電磁アクチュエー
タ10とを制御する。
【0008】コントローラ8は、上記各センサ9からの
検出信号と予め求められている噴射特性マップとに基づ
いて設定された目標噴射条件に従ってコマンドパルス信
号を出力し、コマンドパルス信号に対応して電磁アクチ
ュエータ10を駆動する駆動信号が供給される。目標噴
射条件は、例えば、エンジン出力がエンジンの運転状
態、即ち、エンジン回転数Ne及びアクセルペダル踏込
み量Acに即した最適出力になるような、目標コモンレ
ール圧力、目標燃料噴射時期(噴射開始時期と噴射期
間)及び目標噴射量である。燃料噴射量は噴射圧力と燃
料噴射期間、即ち、コモンレール圧力と針弁のリフト
(リフト量、リフト期間)で定まるので、燃料噴射時期
及び燃料噴射量は、結局、燃料サプライポンプ1からコ
モンレール2への燃料圧送量と、コントローラ8が出力
する前記コマンドパルス信号のパルス時期及びパルス幅
によって決定される。コントローラ8は、各気筒に対応
して配置されているインジェクタ3毎に燃料噴射制御を
行う。
【0009】インジェクタ3からの燃料噴射圧力はコモ
ンレール圧力Prに略等しいので、コモンレール圧力P
rを制御することで噴射圧力が制御される。一方、イン
ジェクタ3からの燃料噴射によってコモンレール2内の
燃料が消費されると、コモンレール圧力Prが低下す
る。コントローラ8は、燃料サプライポンプ1の燃料圧
送量を制御することにより、エンジンの運転状態が一定
であればその状態に対応した一定圧力を保持するよう
に、又はエンジンの運転状態が変更されれば、その変更
に対応してエンジンの運転状態に最適となるようにコモ
ンレール圧力Prを制御する。
【0010】ところで、コモンレール式燃料噴射システ
ムにおいて、インジェクタから噴射される燃料噴射量の
検出は、圧力センサが検出した噴射前後のコモンレール
圧力から燃料噴射に起因したコモンレール圧力の降下量
を算出し、圧力降下量から体積弾性率などを考慮した上
で算出されている。しかしながら、現実的には、圧力セ
ンサが検出したコモンレール圧力の検出値には高周波ノ
イズが入り込み、コモンレール圧力の時間変化曲線は滑
らかな曲線にならないので、曲線上のどの点を圧力降下
量として採用して良いのかを判断するのは困難である。
また、インジェクタからコモンレールに設置された圧力
センサまでの燃料供給路には、その距離に応じた圧力脈
動が発生し、燃料噴射後もコモンレール圧力が安定する
まで時間を要し、多気筒エンジンの場合は安定しないま
ま次回噴射となってしまう。
【0011】エンジンのコントローラであるECUが高
速な処理能力を持っていれば、信号をデジタル処理し、
移動平均をとったりノイズ除去のアルゴリズムを実行す
ることも考えられるが、装置やソフト開発が高価になっ
たり、高速運転状態では依然として、検出値の演算処理
が追いつかなかったりするなどの問題点がある。
【0012】燃料噴射ポンプの燃料圧送量を調節する装
置として、燃料調節部材の作動量をフィードバック制御
に用いる微分信号としてアナログ処理した信号を使用す
ることが提案されている(特開平2−9928号公
報)。燃料調節部材のための駆動制御手段は、この微分
信号、実位置信号、及び目標位置信号を用いて、燃料調
節部材が目標位置に一致するようにフィードバック制御
している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】コモンレール圧力は、
圧力センサによってアナログ電圧値として検出される。
コモンレール圧力をデジタル化して処理しようとする
と、情報の高速処理のために回路構成が複雑化し且つ高
コスト化する。そこで、コモンレール圧力の検出信号を
直ちにデジタル化するのではなく、コモンレール圧力の
検出信号がアナログ電圧値であることを利用して、イン
ジェクタからの燃料噴射に起因して降下するコモンレー
ル圧力の降下率や降下前後のコモンレール圧力を電圧値
として出力するアナログ回路を構成すれば、コモンレー
ルの圧力変化を安価な回路で精度良く検出することが可
能になる。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、上記
課題を解決することであり、コモンレール式の燃料噴射
において、圧力センサから検出される信号を利用して燃
料噴射時期と燃料噴射量とを検出する際に、複雑なデジ
タル信号処理を可能な限り廃し、簡単なアナログ信号処
理回路によって燃料噴射前、噴射後のコモンレール圧力
を出力できるようにして、実際の燃料噴射時期と燃料噴
射量とを簡単に特定できるようにしたコモンレール圧力
の検出信号処理回路を提供することである。
【0015】この発明は、圧力センサが検出したコモン
レールにおける燃料圧力の検出信号を平滑化する平滑化
回路、前記平滑化回路が出力した前記平滑化信号を微分
する微分回路、インジェクタからの燃料噴射が開始され
る燃料噴射時期を検出するため前記微分回路が出力した
燃料圧力の微分信号に基づいて前記コモンレールの圧力
降下時期に応じてパルスが開始される第1パルス信号を
出力する圧力降下時期特定回路、及び前記インジェクタ
からの燃料噴射量を検出するため前記インジェクタから
の燃料噴射に起因して降下した前記コモンレールの燃料
圧力に応じて前記平滑化回路が出力した平滑化信号の電
圧値に対応したパルス幅を有する第2パルス信号を出力
するV/Fコンバータ回路を具備し、前記平滑化回路、
前記微分回路、前記圧力降下時期特定回路及び前記V/
Fコンバータ回路はアナログ回路から構成されると共に
前記平滑化回路、前記圧力降下時期特定回路及び前記V
/Fコンバータ回路の出力信号は前記インジェクタから
の燃料噴射を制御するコントローラに入力されることか
ら成るコモンレール圧力の検出信号処理回路に関する。
【0016】このコモンレール圧力の検出信号処理回路
によれば、圧力センサが検出したコモンレールにおける
燃料圧力の検出信号は平滑化回路によって平滑化され
る。平滑化信号は、微分回路によって微分されて微分信
号として出力される。圧力降下時期特定回路は、微分回
路が出力した燃料圧力の微分信号に基づいて、コモンレ
ールの圧力降下時期に応じてパルスが開始される第1パ
ルス信号を出力する。第1パルス信号は、コントローラ
において、インジェクタからの燃料噴射が開始される燃
料噴射時期を検出するために利用される。インジェクタ
からの燃料噴射に起因してコモンレール圧力が充分降下
した段階では、平滑化回路は降下したコモンレールの燃
料圧力に応じた電圧値を平滑化信号として出力してい
る。V/Fコンバータ回路は、この電圧値に対応したパ
ルス幅を有する第2パルス信号を出力する。第2パルス
信号は、コントローラにおいて、インジェクタからの燃
料噴射量を検出するために利用される。平滑化回路、微
分回路、圧力降下時期特定回路及びV/Fコンバータ回
路はアナログ回路から構成されており、圧力センサが検
出したアナログ電圧値をアナログ処理することが可能で
ある。また、平滑化回路、圧力降下時期特定回路及びV
/Fコンバータ回路の出力信号は、インジェクタからの
燃料噴射を制御するコントローラに入力される。
【0017】前記平均化回路は、前記検出信号から高周
波成分を平均化して第1平滑化信号を出力する第1平滑
化回路と、前記第1平滑化信号から更に低周波成分を平
均化した第2平滑化信号を出力する第2平滑化回路とか
ら構成される。また、前記コントローラには、前記第1
平滑化信号が入力され、前記微分回路には、前記第1平
滑化信号が入力される。
【0018】このコモンレール圧力の検出信号処理回路
において、前記圧力降下時期特定回路は、前記微分信号
が予め設定された微分値を下回った時をパルス開始時期
とした前記第1パルス信号を出力するコンパレータであ
る。
【0019】このコモンレール圧力の検出信号処理回路
において、前記圧力降下時期特定回路からの前記第1パ
ルス信号は遅延回路に入力され、前記V/Fコンバータ
回路は前記遅延回路が定める遅延時間の経過後に起動さ
れる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、こ
の発明によるコモンレール圧力の検出信号処理回路の実
施例を説明する。図1はこの発明によるコモンレール圧
力の検出信号処理回路の一実施例を示す回路図、図2は
図1に示すコモンレール圧力の検出信号処理回路におけ
る各信号の変化を示すグラフである。この実施例におい
て、図3に示す従来のコモンレール式燃料噴射システム
はそのまま用いることが可能であるので、コモンレール
式燃料噴射システムに用いられる構成要素については、
同じ符号を付してそのまま説明する。
【0021】図1に示すコモンレール圧力の検出信号処
理回路40においては、コモンレール2に配設された圧
力センサ11が検出したコモンレール2内の燃料圧力
(コモンレール圧力Pr)は、増幅回路41によって増
幅される。圧力センサ11が検出したコモンレール圧力
Prは、脈動の周波数に比較して相当高い高周波ノイズ
を含んでいる。
【0022】増幅回路41の後続には、高周波成分除去
用の第1平滑化回路42が配設されている。第1平滑化
回路42の平滑特性は、回路を構成するコンデンサ静電
容量・抵抗値で調整される。増幅回路41で増幅された
コモンレール圧力の増幅信号が第1平滑化回路42を通
過すると、高周波ノイズが除かれ滑らかな波形の第1平
滑化信号Rs1となる。第1平滑化回路42による平滑
化は、インジェクタ3から燃料が噴射されることによっ
て、インジェクタ3から圧力センサ11間の燃料供給路
に生じる圧力伝搬による脈動が除かれることがなく、圧
力降下時期、脈動周期等の基本的な情報が保持される程
度の平滑化である。
【0023】第1平滑化回路42から出力されたコモン
レール圧力の第1平滑化信号Rs1は、コントローラ8
(ECU電子制御ユニット)に入力される。コントロー
ラ8は、第1平滑化信号Rs1から、インジェクタ3に
備わる電磁アクチュエータ10を駆動するためのコマン
ドパルスの立ち上がりタイミングに対応した燃料噴射前
のコモンレール圧力を演算する。インジェクタ3を駆動
するためのコマンドパルスが立ち上がってからインジェ
クタ3が実際に駆動されるまで、及びインジェクタ3が
駆動されてからコモンレール圧力が実際に降下するまで
には、それぞれタイムラグがあるため、コマンドパルス
の立ち上がった瞬間に検出されたコモンレール圧力は燃
料噴射前のコモンレール圧力とすることができる。
【0024】第1平滑化回路42から出力された第1平
滑化信号Rs1は、微分回路43にも入力される。微分
回路43は、コンデンサや抵抗器から構成される一般的
なものである。微分回路43の出力Rd1は、更にコン
パレータ(比較器)44に入力される。コンパレータ4
4は、微分回路43の出力が予め設定された微分値Rd
s以下になった場合にのみ第1パルス信号Pcoを出力
する。コンパレータ44が出力する第1パルス信号Pc
oのオン作動に応答して遅延回路45が起動される。
【0025】第1平滑化回路42から出力された第1平
滑化信号Rs1は、更に、微分回路43と並列に設けら
れた第2平滑化回路46にも投入される。第2平滑化回
路46は、第1平滑化回路42が除去可能な周波数成分
よりも低周波成分を除去可能な回路である。第2平滑化
回路46は、インジェクタ3からの燃料噴射に起因して
インジェクタ3とコモンレール2との間の燃料供給路に
圧力波が繰り返して反射することにより生じるコモンレ
ール圧力の脈動を除去する程度の平滑化機能を有する。
コモンレール圧力信号から脈動成分までも除去する平滑
化を行うと、タイミング等についてはもはや正確に検出
できる信号ではなくなるが、圧力降下後のコモンレール
圧力の平均値に相当する信号を取るのには支障がない。
【0026】第2平滑化回路46からの第2平滑化信号
Rs2は、遅延回路45が定める遅延時間Td後に起動
されるV/Fコンバータ回路47に入力される。V/F
コンバータ回路47は、入力電圧に応じた周波数(した
がって入力電圧に応じたパルス幅)を有するパルス信号
を出力する回路である。燃料噴射量とコマンドパルス幅
とは正の相関があるので、遅延回路45が定める遅延時
間Tdは、最大燃料噴射量で燃料噴射が行われる時の最
も長いコマンドパルス幅を参考にして決定される。遅延
回路45が定める所定の遅延時間Tdが経過したタイミ
ングでは、コモンレール圧力は燃料噴射に起因して降下
して脈動を示しているときであるが、そのときの脈動の
波長分の信号が第2平滑化回路46によって平均化され
た出力電圧値が、V/Fコンバータ回路47に投入され
る。V/Fコンバータ回路47は、この平均電圧値に応
じた周波数(即ち、パルス幅Wvf)を有する第2パル
ス信号Pvfを出力する。
【0027】微分回路43からの微分信号が予め設定さ
れた微分値Rds以下に低下したときにコンパレータ4
4が出力した第1パルス信号Pcoと、V/Fコンバー
タ回路47が出力した第2パルス信号PvfとがOR回
路48に入力される。両信号は発生時期が異なるので、
各信号はそのまま、高圧圧力検出回路の出力信号Paと
して、コントローラ8に出力される。以上の出力をコン
トローラ8が受信し、第1平滑化回路42の出力信号P
s1に情報として含まれる降下前のコモンレール圧力
と、第2パルス信号Pvfのパルス幅に情報として含ま
れる圧力降下後の平均圧力との差分を演算することによ
って、燃料噴射に起因したコモンレールの圧力降下量Δ
Prを演算することが可能である。コモンレールの圧力
降下量ΔPrに基づいて、燃料の圧力変化と体積変化と
を関係付ける体積弾性率などを考慮した上で、実際の燃
料噴射量が演算される。
【0028】図2は、この高圧圧力検出回路に現れる各
種の信号の時間変化を示すグラフである。図2のグラフ
に基づいて、燃料噴射時期の検出について説明する。こ
の高圧圧力検出回路では、コントローラ8からインジェ
クタ3の駆動のためにコマンドパルスPcの立ち上がり
(オン)時期TC に同期してコモンレール圧力の計測期
間信号Pm[図2の(A)]も立ち上がり、計測期間T
wmに渡って圧力センサ11がコモンレール圧力Prを
検出する。コモンレール圧力Prは、増幅回路41で増
幅された後、第1平滑化回路42で高周波成分が除去さ
れた第1平滑化信号Rs1[図2の(B)]となる。第
1平滑化信号Rs1にはコモンレール圧力の脈動が残
り、各種のタイミングが検出可能な程度に情報が保持さ
れている。第2平滑化回路46は、第1平滑化信号Rs
1から脈動を除去する程度まで低周波成分を除去し、第
2平滑化信号Rs2[図2の(C)]を出力する。
【0029】第1平滑化信号Rs1は微分回路43に入
力されて、第1平滑化信号Rs1の傾きである微分信号
Rd1[図2の(D)]が出力され、微分信号Rd1が
所定の変化率Rds[図2の(D)]以下になった時T
1 、即ち、コモンレール圧力の第1平滑化信号Rs1が
所定の変化率以上の急傾斜で降下する時期に、コンパレ
ータ44から第1パルス信号Pcoが出力され、遅延回
路45が起動される。遅延回路45が定める遅れ時間T
dの後にV/Fコンバータ回路47が起動され、その時
の第2平滑化信号Rs2の電圧値に応じたパルス幅Wv
fを有する第2パルス信号Pvfを出力する。
【0030】一方、インジェクタ3を駆動するためにコ
マンドパルスPcと同期して各種センサからの信号処理
アルゴニズムが起動し、コマンドパルスPcの立ち上が
り時期TC からコンパレータ44のパルス出力信号のオ
ン時期T1 との時間差Taが演算される。時間差Taを
検出することにより、コマンドパルスPcの立ち上がり
時期から実際にインジェクタ3が燃料噴射を開始しコモ
ンレール圧力Prの第1平滑化信号Rs1の降下変化率
Rd1が所定以下になるまでの時間を検出することがで
きる。コモンレール圧力Prそれ自体の圧力水準や燃料
噴射量に応じてコモンレール圧力の降下の傾きは変化
し、また実際の燃料噴射開始時期は、脈動の伝播時間及
びコモンレール圧力の降下開始時期から圧力降下の傾き
が所定値以上になるまでの時間を遡る必要があるため、
上記の検出時期から直ちに燃料噴射時期を算出されるも
のではないが、コマンドパルスPcから立ち下がりタイ
ミング迄の期間検出を所定の制御モードにおいてのみ演
算し(例えばアイドルモードのみ)、例えば、各気筒で
の燃料噴射に応じてコモンレール圧力の第1平滑化信号
Rs1が所定の変化率以上の傾斜で降下する時期T
1 (コンパレータ44のパルス出力信号のオン時期)が
均一になるように気筒間毎の作動バラツキを学習するこ
とにより、インジェクタの作動バラツキの補正や、各気
筒における経年変化検出を行なうことができる。
【0031】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成されてい
るので、次のような効果を奏する。即ち、このコモンレ
ール圧力の検出信号処理回路によれば、圧力センサの信
号は、電圧値として検出されるので、平滑化した後の信
号を微分回路によってアナログ電圧値を微分することに
より、微分値の傾きの変化によってインジェクタからの
燃料噴射に起因するコモンレール圧力の降下を検出し、
燃料噴射時期を検出することができる。また、燃料噴射
に起因して低下したコモンレール圧力をアナログ値とし
て検出することにより、降下前のコモンレール圧力の値
との差としての圧力降下量に基づいて燃料噴射量を検出
することができる。更に、各回路はいずれもアナログ回
路であるので、デジタル化のための高価な回路や素子を
用いることなく、燃料噴射時期及び燃料噴射量を安価に
精度良く検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による高圧流体圧力検出回路の一実施
例を示す回路である。
【図2】図1に示す高圧流体圧力検出回路における各信
号の変化を示すグラフである。
【図3】従来のコモンレール式燃料噴射システムの概略
図である。
【符号の説明】
1 燃料サプライポンプ 2 コモンレール 3 インジェクタ 8 コントローラ 11 圧力センサ 41 増幅回路 42 第1平滑化回路 43 微分回路 44 コンパレータ(圧力降下時期特定回路) 45 遅延回路 46 第2平滑化回路 47 V/Fコンバータ回路 Pr コモンレール圧力 Rs1 第1平滑化信号 Rs2 第2平滑化信号 Rd1 微分信号 Rds 予め設定された微分値 Pco 第1パルス信号 Pvf 第2パルス信号 Pa 出力信号 Td 遅延回路の遅延時間 T1 第1平滑化信号が所定の変化率以上の傾斜で降
下する時期

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力センサが検出したコモンレールにお
    ける燃料圧力の検出信号を平滑化する平滑化回路、前記
    平滑化回路が出力した前記平滑化信号を微分する微分回
    路、インジェクタからの燃料噴射が開始される燃料噴射
    時期を検出するため前記微分回路が出力した燃料圧力の
    微分信号に基づいて前記コモンレールの圧力降下時期に
    応じてパルスが開始される第1パルス信号を出力する圧
    力降下時期特定回路、及び前記インジェクタからの燃料
    噴射量を検出するため前記インジェクタからの燃料噴射
    に起因して降下した前記コモンレールの燃料圧力に応じ
    て前記平滑化回路が出力した平滑化信号の電圧値に対応
    したパルス幅を有する第2パルス信号を出力するV/F
    コンバータ回路を具備し、前記平滑化回路、前記微分回
    路、前記圧力降下時期特定回路及び前記V/Fコンバー
    タ回路はアナログ回路から構成されると共に前記平滑化
    回路、前記圧力降下時期特定回路及び前記V/Fコンバ
    ータ回路の出力信号は前記インジェクタからの燃料噴射
    を制御するコントローラに入力されることから成るコモ
    ンレール圧力の検出信号処理回路。
  2. 【請求項2】 前記平均化回路は、前記検出信号から高
    周波成分を平均化して第1平滑化信号を出力する第1平
    滑化回路と、前記第1平滑化信号から更に低周波成分を
    平均化した第2平滑化信号を出力する第2平滑化回路と
    から構成されることから成る請求項1に記載のコモンレ
    ール圧力の検出信号処理回路。
  3. 【請求項3】 前記コントローラには、前記第1平滑化
    信号が入力されることから成る請求項2に記載のコモン
    レール圧力の検出信号処理回路。
  4. 【請求項4】 前記微分回路には、前記第1平滑化信号
    が入力されることから成る請求項2又は3に記載のコモ
    ンレール圧力の検出信号処理回路。
  5. 【請求項5】 前記圧力降下時期特定回路は、前記微分
    信号が予め設定された微分値を下回った時をパルス開始
    時期とした前記第1パルス信号を出力するコンパレータ
    であることから成る請求項1〜4のいずれか1項に記載
    のコモンレール圧力の検出信号処理回路。
  6. 【請求項6】 前記圧力降下時期特定回路からの前記第
    1パルス信号は遅延回路に入力され、前記V/Fコンバ
    ータ回路は前記遅延回路が定める遅延時間の経過後に起
    動されることから成る請求項1〜5のいずれか1項に記
    載のコモンレール圧力の検出信号処理回路。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214441A (ja) * 2005-02-05 2006-08-17 L'orange Gmbh 振動センサを用いて内燃機関の燃料インジェクタの噴射過程を検出する方法及び装置
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