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JP2001079104A - 可撓性無機繊維布帛及び耐火スクリーン - Google Patents

可撓性無機繊維布帛及び耐火スクリーン

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Publication number
JP2001079104A
JP2001079104A JP26123199A JP26123199A JP2001079104A JP 2001079104 A JP2001079104 A JP 2001079104A JP 26123199 A JP26123199 A JP 26123199A JP 26123199 A JP26123199 A JP 26123199A JP 2001079104 A JP2001079104 A JP 2001079104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
screen
fabric
flame
fiber fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26123199A
Other languages
English (en)
Inventor
敏 ▲かせ▼谷
Satoshi Kaseya
Tamihiro Nakayama
民弘 中山
Tadataka Azuma
忠孝 東
Yuji Kadokawa
雄二 角川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Original Assignee
Unitika Glass Fiber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Glass Fiber Co Ltd filed Critical Unitika Glass Fiber Co Ltd
Priority to JP26123199A priority Critical patent/JP2001079104A/ja
Publication of JP2001079104A publication Critical patent/JP2001079104A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 防火スクリーンに好適に使用することが
できる耐煙・耐火効果に優れた布帛を提供する。 【解決手段】 400℃昇温後の圧力差124.5Pa
における通気量が7.3cm/cm/秒を越えない
優れた耐煙・耐火効果を有する可撓性繊維布帛。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は防火・防煙スクリーンな
どに好適に使用することができる耐火・遮煙膜体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防火・防煙シャッターは耐火性、
不燃性、煙遮断性などが要求されるため、いわゆる金属
製の鎧戸(スラット)が使用されており、これらは火災発
生時に廊下などの開口部を塞ぐために開口部の上方か
ら、スラットが垂下するように設置されている。しかし
ながら、火災時に、避難口より避難するのではなく、ス
ラットの下をくぐり抜けようとする人などもあり、この
重いスラッドに挟まれて怪我をしたり、人命を落とす危
険性もあった。
【0003】従って、この問題を解決するため、この重
い金属性シャッターのスラッド部を、シリカクロス(ニ
酸化ケイ素を主成分とするガラス繊維布帛)などの、耐
火・耐熱特殊ガラス繊維布帛を使用した軽量の耐火・遮煙
性能の優れた膜体で置き換えた防火・防煙スクリーンが
近年開発された。
【0004】しかしながら、これらの膜体の基布である
ガラス繊維布帛は、巻き上げ(下げ)などに必要な可撓
性と柔軟性を失わない程度の高度な緻密性を有している
が、本質的に布帛である以上通気性を有している。従っ
て、この通気性を塞ぐため通常当該布帛の少なくとも片
面に塩化ビニール樹脂、シリコーン樹脂等の難燃性樹脂
層を施し、実質的に通気性を無くし、遮煙性能を向上さ
せた膜体が用いられている。
【0005】しかし、この樹脂層は、高温時に特に25
0℃以上においては、通常、溶融、分解、炭化、焼失し
て当該膜体は少量の炭化物や灰分は残留し、その為当該
膜体の通気性は基布であるもとの布帛より若干減少する
ものの、基本的にはもとの布帛(の通気性の)状態に戻
り、高温時の耐火性能、遮煙性能の悪いものとなってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、実際の火災
時、延焼を防止する目的の耐火性能においては、高温時
具体的に250℃以上における遮煙性能が低下するおそ
れがあり、これを大きく向上させる事が重要な課題とな
っている。
【0007】即ち、初期火災においても、火煙は急速に
広がり、そのとき火災圧は急速に高まり場合によって3
0Paあるいはそれ以上になる場合があり、この場合、従
来の難燃性樹脂を当該ガラス繊維布帛に施しただけの膜
体では、その熱のためその樹脂層が焼失し、当該布帛自
体の通気性が復元し遮煙性能は著しく低下する。
【0008】従って、本発明は、初期火災における遮煙
性能を向上させるだけでなく本格火災においても優れた
耐火・遮煙性能を有する耐火・遮煙膜体を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる目
的を達成するために鋭意検討した結果、400℃昇温後
の圧力差124.5Paにおける通気量が7.3cm/cm
/秒を越えない可撓性無機繊維布帛ならびに当該布帛
を使用した耐火・遮煙スクリーンによって上記目的が達
成できるという新知見を得た。本発明者らはさらに種々
検討を重ねて、本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち本発明は(1) 無機繊維布帛を
素材とし、かつ400℃昇温後の圧力差124.5Pa
における通気量が7.3cm/cm/秒を越えない優れ
た耐煙/耐火効果を有することを特徴とする可撓性繊維
布帛、(2) 前記(1)記載の繊維布帛を使用したこ
とを特徴とする耐火スクリーン、(3) 無機繊維がガ
ラス繊維である前記(1)記載の繊維布帛又は前記
(2)記載の耐火スクリーン、(4) 無機繊維布帛の
少なくとも片面が難燃性素材でコートされた前記(1)
〜(3)記載の繊維布帛又は耐火スクリーン、(5)
難燃性素材が難燃性樹脂、金属水酸化物及び鉱物から選
ばれる1又は2以上の組合せである前記(1)〜(4)
記載の繊維布帛又は耐火スクリーン、(6) 鉱物が微
細な粉状又は鱗片状雲母である前記(1)〜(5)の繊
維布帛又は耐火スクリーン、(7) 微細な粉状又は鱗
片状雲母を含有することを特徴とする難燃素材で糸条内
開口部による通気性を減弱せしめた可撓性を有する繊維
布帛又は当該布帛を使用した耐火スクリーン、(8)
少なくとも片面を、難燃性樹脂と微細鉱物質を含有する
混合物で表面処理し、糸条内の通気性を減弱せしめた可
撓性を有する繊維布帛又は当該布帛を使用した耐火スク
リーン、(9) 難燃性樹脂と微細鉱物質とを含有する
混合物の層が無機繊維布帛と接していない当該混合物層
の表面をさらに難燃性樹脂で被覆した前記(8)記載の
繊維布帛又は耐火スクリーン、(10) 天井や梁下
から垂下して設置されて建物の内部空間を遮蔽する不燃
あるいは耐火スクリーンが主体である、 前記不燃あるいは耐火スクリーンには縦方向に下端ま
で達して形成された1つのスリット部があり、そのスリ
ット部で前記不燃あるいは耐火スクリーンが左右に分断
されている、 前記不燃あるいは耐火スクリーンの下端において、前
記スリット部の左右又はいずれか一方の所定長さ部分を
除き、メインウエイトバーが水平に固着されいる、 前記不燃あるいは耐火スクリーンの下端における前記
スリット部の左右又はいずれか一方の所定長さ部分には
独立したサブウエイトバーが水平に固着されいる、上記
各要件を備えた耐火スクリーンであって、素材として前
記(1)〜(9)の布帛を使用したことを特徴とする耐
火スクリーン、(11) 無機繊維がニ酸化ケイ素の含
有量が96重量%以上のガラス繊維である前記(1)〜
(9)記載の繊維布帛又は耐火スクリーン、及び(1
2) ガラス繊維層と難燃性樹脂と金属水酸化物と
の混合物層とシリコン樹脂層とが積層した優れた耐煙
・耐火効果を有する可撓性繊維布帛、に関する。
【0011】本発明に使用される可撓性のある無機繊維
布帛としては、通常はボロン、セラミック、アルミナ、
ステンレス又はガラス等の繊維から製造された布帛であ
る。好ましくはガラス繊維布帛であって、最も好ましく
は、ニ酸化ケイ素の含有量が約96重量%以上の特殊ガ
ラス繊維である。可撓性については、例えば特開平10
−33705に記載のように、巻取軸(2)1に巻取り
可能であり、スリット部(3)を通じて、人が自由に出
入り可能な程度の柔軟性があればよい。従って、これら
の布帛はその織組織によることとなる。通常外観的に開
口部が認められないほどの緻密な織物はガラス繊維布帛
(シリカクロス)などの耐熱性のある織物、特に朱子織
が好ましい。即ち経糸、緯糸がそれぞれ密着する程度に
まで緻密に織れ、平滑性、柔軟性も失わないものが好ま
しい。
【0012】ガラス繊維(シリカクロス)の場合(質量
原反(A))595g/cm(厚さ)0.6mm8枚
朱子で、当該織物の場合外観は全く開口部は認められな
いものが好適である。しかしながら加圧すると通気性が
生ずる。又(質量)1200g/cm(厚さ)1.2
mm12枚朱子にしても同程度の通気性を有する。以下
通気性を阻止する処理をしていない無機繊維織物そのも
のを原反と称する。フラジール型通気性試験機を用い
て、圧力差9.8(1)〜78.4(8)Paの各通気
量(m/min/m)を測定すると(表1)とな
る。原反(A),(B)には、本質的有意差はないが、
それぞれ、ほぼ比例関係となった。まだ原反を倍程度に
厚くしても本質的な通気性の減少は見られなかった。
【0013】
【表1】 原反(A):ユニチカグラスファイバー株式会社製シリ
カクロスBS850S100(595g/cm) 原反(B):ユニチカグラスファイバー株式会社会社製
シリカクロスBS018S100(1200g/c
【0014】流量係数は圧力差と流量より下記式で求め
られる。 と単純化される。
【0015】原反(A)及び原反(A)に原反595g当
りウレタン樹脂系接着剤を32g用いてPVCフィルム(7
0μ)を貼り付けたもの〔膜体(A)〕をそれぞれ20
0℃、300℃、400℃、600℃、800℃で30
分加熱後同様の試験を行なった。
【0016】
【表2】
【0017】
【表3】
【0018】フラジール型通気性試験機を用いて通気量
(cm/cm/秒)を測定し、流量(m/min/m
及び流量係数を換算した。結果は、昇温後の原反(A)
及び300℃以上における膜体(A)の各気圧差におけ
る特徴は変わらず、傾向も比例関係であり昇温前の原反
(A)と本質的に変化のないものであることがわかっ
た。
【0019】防火戸や防火シャッターの通気性(漏気
性)は流動係数で示される。即ち、防火戸(片開き扉)
0.005〜0.012、(両開き扉)0.003〜
0.005と試算され、防火シャッターは0.0055
と実測されている(建築物の総合防火計画法第1巻、
P.56)。従って、防火シャッター比較して高圧力差
の124.5Paにおいては流動係数より見て、遮煙性の
悪いものとなり、これを同程度にするには、400℃昇
温後の通気量が7.3cm/cm/秒(流量係数0.0
051)を越えないものであり、好ましくは800℃昇
温後の圧力差124.5Paにおける通気量が7.3cm
/cm/秒を越えないものが好ましい.上記の原反
(無機繊維織物)は通常は可撓性があり耐火スクリーン
となるに充分な柔軟性を有しているが、糸条間の開口部
及び糸状内の通気部を有する。
【0020】
【発明の実施の態様】本発明の無機繊維布帛は、下記す
る処理によって原反織物の開口部、通気部を塞ぐことに
より、400℃昇温後の圧力差124.5Paにおける
通気量が7.3cm/cm/秒を、好ましくは3.
5cm/cm/秒を越えないよう、最も好ましくは
3.3cm/cm/秒越えないように通気量を減少
させることによって得られる。
【0021】通気量は通常は400℃昇温後の圧力差1
24.5Paにおける通気量が7.3cm/cm
秒を越えない、好ましくは3.5cm/cm/秒を
越えない、最も好ましくは3.3cm/cm/秒を
越えないのであるが、800℃昇温後の圧力差124.
5Paにおける通気量が7.3cm/cm/秒を越
えない、好ましくは4.0cm/cm/秒を越えな
いことも有用な指標である。
【0022】通気量の測定は、布帛を田中化学機械株式
会社製高温熱風循環式乾燥機で常温から400℃まで昇
温してこの温度で30分間保持した後、試料を取り出し
差圧124.5Paで通気量をJISR3420に従っ
て測定する。又、800℃昇温については上記の測定方
法において、昇温温度を400℃から800℃に変更し
てヤマト科学株式会社製FP−41熱処理機を昇温機と
して用いる。無機繊維布帛を使用して防火スクリーンを
製造する方法は、自体公知の手段に従って行なわれ、例
えば、特開平10−33705号、特開平10−155
925号の記載に従ってよい。
【0023】無機繊維織布(原反)の開口部、通気部等
の空隙部を、難燃性樹脂、金属水酸化物及び好ましくは
微細な粉状又は微細な鱗片状の鉱物で、400℃に昇温
後の圧力差124.5Paにおける通気量が7.3cm
/cm/秒を越えなくなるように、塞ぐことによ
り、本発明の布帛が製造される。難燃性樹脂としては、
例えば、リンやチッソ含有樹脂、ポリ塩化ビニール樹
脂、シリコーン樹脂(ゴムを含む)、酢酸ビニール樹
脂、フッ素系樹脂、ブチルゴム等が挙げられる。これら
の高分子化合物のモノマーを含有する共重合や共縮合し
た難燃性樹脂であってもよい。
【0024】金属水酸化物として、具体的には、水酸化
マグネシウム、水酸化アルミニウム等が挙げられる。鉱
物質としては、具体的には微細な粉末状雲母、微細な鱗
片状又は針状もしくは繊維状(ウィスカー)雲母が好まし
く、微細な人工雲母、マイカ、グラファイト、雲母状グ
ラファイト、雲母状ガラス、チタン化合物、石明素化合
物、タルク、石炭、セッコウ等であってもよい。粒径は
約1〜25μのものが好適である。このような雲母とし
て、例えばコープケミカル株式会社製ミクロマイカMK
−100等を使用してもよい。
【0025】水酸化アルミニウムとしては例えば住友化
学工業株式会社製の0.5〜20μmの粒状物、水酸化
マグネシウムとしては協和化学工業株式会社製キスマ5
A、ブロムケムファーイースト社製の0.5〜15μm
の粒状物が例示される。チタン化合物としては、ウィス
カー状のチタンカリウム(例えば大塚化学株式会社製チ
スモ )、硼素化合物としては、ホウ酸アルミニウム
(例えば四国化成株式会社製アルボレックス )、雲母
状ガラスとしては、例えば日本板硝子株式会社製のフレ
カREF−015A、雲母状グラファイトとしては例えば住
友ケミカル株式会社製50LTUN、SS−3N等が例示され
る。
【0026】好ましい実施の態様として、原反の片面又
は両面に、(1)難燃性樹脂と(2)微細鉱物質粉体又
は微細鱗片状鉱物とを固着させることを特徴とする本発
明の製造を挙げることができる。配合量は一概には云え
ないが難燃性樹脂100重量部と約5〜30重量部の鉱
物質とを混合し、この混合物を原反重量に対して2〜5
0重量%好ましくは約5〜20重量%好ましくは約10
〜20重量(%)原反に固着させるのがよい。固着手段
は通常のディッピング法やコーティング法に従ってよ
い。
【0027】このように、難燃性素材による被覆面にお
いて無機繊維と接していない被覆面をさらに自体公知の
手段に従って、例えばポリ塩化ビニール樹脂、フッ素系
樹脂、シリコーン樹脂、ブチルゴム等でさらに被覆し
て、外層を形成してもよい。被覆は通常のディッピング
法、コーティング法によって行なわれてよい。
【0028】本発明の実施の態様として、ニ酸化ケイ素
の含有量が96重量%以上のガラス繊維布帛に、難燃性
樹脂100重量部に対して少なくとも金属水酸化物50
重量部からなる混合物を前記布帛の質量に対して7重量
%以上塗布し、次いでシリコン樹脂を該布帛の質量に対
して4重量%以上塗布することにより、930℃、60
分加熱後の収縮率が3%以下の耐火布帛を得ることが挙
げられる。本発明によれば、高温時における通気量が著
しく減弱せしめられているのみならず耐ほつれ性、耐引
っ掻き性、難着火性、引張強度保持率及び熱寸法安定性
に優れ、防火スクリーン用途のために理想的な布帛が提
供される。
【0029】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。なお、得られた耐火布帛の性能は以下のよう
にして評価した。 (1) 質量 JIS R 3420に準じて測定した。 (2) 耐ほつれ性 布帛をはさみにて切断し、その切断端の糸をつまんで簡
単にほつれるかどうかを確認した。簡単にほつれる場合
を×とし、簡単にはほつれない場合を○とし、その中間
を△と評価した。 (3) 耐引っかき性 布帛の表面を爪でこすり、表面に簡単に傷がついたり、
表面から樹脂が剥離する場合×とし、傷もつかず、樹脂
の剥離のない場合を○とし、その中間を△と評価した。 (4) 通気性 JIS R 3420に準じて測定した。
【0030】(5) 着火の有無 布帛をマッフル炉の開口部に熱気が直接漏れないように
セットして炉内温度を室温から930℃まで45分かけ
て昇温し、この温度で60分間保持して、この間におけ
る布帛の着火の有無を調べた。 (6) 布帛を930℃にて60分加熱した後、布帛の
風合を触感にて評価した。 (7) 引張強度保持率 布帛を930℃にて60分加熱した後、引張強さを測定
し、布帛の常態の引張強さとの比率(%)を算出した。 (8) 熱収縮率 布帛を930℃にて60分加熱して収縮率を測定した。
【0031】実施例1〜5 表4に示したニ酸化ケイ素含有量のガラス繊維布帛に、
表4に示した配合量(乾燥重量に換算)の難燃性樹脂分
散液と金属水酸化物粉末との混合液を表2に示した塗布
量(乾燥重量に換算)で塗布し、さらにシリコン樹脂ト
ルエン溶液を表4に示した塗布量(乾燥重量に換算)で
塗布し乾燥して耐火布帛を5種類製造し、その性能を調
べた。測定された性能についても表4に示した。さら
に、通気量をも実施例6〜8記載の方法に従って測定し
た。
【0032】
【表4】 なお、実施例1、2、3、4及び5の製品の通気量(c
/cm/秒)はそれぞれ4.4、4.3、4.
5、4.6及び4.2であった。
【0033】表4の性能評価からも明らかなように、得
られた布帛は、軽くて、ほつれにくく、通気性もなく、
耐引っかき性にも優れ、着火もなく、930℃にて60
分加熱後も柔軟で、引張強さの保持率も高く、熱収縮率
も低いものであり、防火・防煙シャッターに好適な布帛
であった。
【0034】実施例6 (塩ビ使用配合例) ゼオン576(日本ゼオン(株)製、塩ビラテック
ス)、100重量部(固形分:55重量部)と、キスマ
5A(協和化学工業(株)製、水酸化マグネシウム)、
30重量部及びミクロマイカMK−100(コープケミ
カル(株)製、合成雲母)、15重量部とを混合し、こ
の混合物を、ニ酸化ケイ素の含有量98重量%のガラスク
ロス原反(595g/cm)に塗布し、150℃で3
分乾燥後、上記混合物を原反に対し15重量%固着させ
た。得られたクロスの400℃、30分加熱後の圧力差
124.5Paにおける通気量は3.2cm/cm
/秒であった。なお、通気量の測定はJISR3420
に従って行なった。
【0035】実施例7 (ウレタン配合例) ハイドランHW−930(大日本インキ化学工業(株)
製、水系ウレタン樹脂)、100重量部(固形分:50
0重量部)と、キスマ5A(協和化学工業(株)製、水
酸化マグネシウム)、400重量部及びソマシフME−
100(コープケミカル(株)製、合成雲母)、12重
量部とを混合し、この混合物を、ニ酸化ケイ素の含有量
98重量%のガラスクロス原反(1200g/cm)に
塗布し、160℃で3分乾燥後、原反に対し混合物を8
重量%固着させた。次いでDY38−038(東レ・ダ
ウコーニング・シリコーン(株)製、シリコン樹脂)、
100重量部、RD−1(東レ・ダウコーニング・シリ
コーン(株)製、前述シリコン樹脂用架橋剤)、3重量
部及びキャタリストSRX 212(東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製、前述シリコン樹脂用触
媒)、0.5重量部を混合し、この混合物を上記塗布面
に更に塗布、150℃で5分乾燥することにより、シリ
コン樹脂混合物が、4重量%付着したガラスクロスを得
た。上記と同様に得られたクロスの400℃で30分加
熱後の圧力差124.5Paにおける通気量は、3.4
cm/cm/秒であった。通気量は実施例6記載の
方法で測定した。
【0036】実施例8 (エチレン−酢酸ビニル樹脂配
合例) AD−20(昭和高分子(株)製、エチレン−酢酸ビニ
ル樹脂エマルジョン)、100重量部(固形部:50重
量部)と、キスマ5A(協和化学工業(株)製、水酸化
マグネシウム)、40重量部及びミクロマイカMK−2
00(コープケミカル(株)製、合成雲母)、10重量
部とを混合し、この混合物を、ガラスクロス原反(65
0g/cm)に塗布し、150℃で3分乾燥後、上記
混合物を原反に対し20重量%固着させた。得られたガ
ラスクロスの400℃×3分加熱後の圧力差124.5
Paにおける通気量は上記実施例6と同様に測定して
3.0cm/cm/秒の結果を得た。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、特に高温時における通
気量が著しく減弱せしめているため、防火・防煙効果が
優れた繊維布帛が得られる。しかも当該布帛は耐ほつれ
性、耐引っ掻き性、難着火性、引張強度保持率及び熱寸
法安定性においても優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/263 D06M 11/10 (72)発明者 東 忠孝 東京都港区芝大門2丁目12番9号 ユニチ カグラスファイバー株式会社東京支社内 (72)発明者 角川 雄二 東京都港区芝大門2丁目12番9号 ユニチ カグラスファイバー株式会社東京支社内 Fターム(参考) 4L031 AA26 BA09 BA11 BA24 DA16 DA17 4L033 AA09 AB01 AB04 AC05 CA18 CA59 DA01 DA07 4L048 AA03 AA53 AC14 BA01 CA06 CA11 CA12 CA15 DA30 EB00

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機繊維布帛を素材とし、かつ400℃
    昇温後の圧力差124.5Paにおける通気量が7.3
    cm/cm/秒を越えない優れた耐煙/耐火効果を有す
    ることを特徴とする可撓性繊維布帛。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の繊維布帛を使用したこと
    を特徴とする耐火スクリーン。
  3. 【請求項3】 無機繊維がガラス繊維である請求項1記
    載の繊維布帛又は請求項2記載の耐火スクリーン。
  4. 【請求項4】 無機繊維布帛の少なくとも片面が難燃性
    素材でコートされた請求項1〜3記載の繊維布帛又は耐
    火スクリーン。
  5. 【請求項5】 難燃性素材が難燃性樹脂、金属水酸化物
    及び鉱物から選ばれる1又は2以上の組合せである請求
    項1〜4記載の繊維布帛又は耐火スクリーン。
  6. 【請求項6】 鉱物が微細な粉状又は鱗片状雲母である
    請求項1〜5の繊維布帛又は耐火スクリーン。
  7. 【請求項7】 微細な粉状又は鱗片状雲母を含有するこ
    とを特徴とする難燃素材で糸条内開口部による通気性を
    減弱せしめた可撓性を有する繊維布帛又は当該布帛を使
    用した耐火スクリーン。
  8. 【請求項8】 少なくとも片面を、難燃性樹脂と微細鉱
    物質を含有する混合物で表面処理し、糸条内の通気性を
    減弱せしめた可撓性を有する繊維布帛又は当該布帛を使
    用した耐火スクリーン。
  9. 【請求項9】 難燃性樹脂と微細鉱物質とを含有する混
    合物の層が無機繊維布帛と接していない当該混合物層の
    表面をさらに難燃性樹脂で被覆した請求項8記載の繊維
    布帛又は耐火スクリーン。
  10. 【請求項10】 (1)天井や梁下から垂下して設置さ
    れて建物の内部空間を遮蔽する不燃あるいは耐火スクリ
    ーンが主体である。 (2)前記不燃あるいは耐火スクリーンには縦方向に下
    端まで達して形成された1つのスリット部があり、その
    スリット部で前記不燃あるいは耐火スクリーンが左右に
    分断されている。 (3)前記不燃あるいは耐火スクリーンの下端におい
    て、前記スリット部の左右又はいずれか一方の所定長さ
    部分を除き、メインウエイトバーが水平に固着されい
    る。 (4)前記不燃あるいは耐火スクリーンの下端における
    前記スリット部の左右又はいずれか一方の所定長さ部分
    には独立したサブウエイトバーが水平に固着されいる。
    上記各要件を備えた耐火スクリーンであって、素材とし
    て請求項1〜9の布帛を使用したことを特徴とする耐火
    スクリーン。
  11. 【請求項11】 無機繊維がニ酸化ケイ素の含有量が9
    6重量%以上のガラス繊維である請求項1〜9記載の繊
    維布帛又は耐火スクリーン。
  12. 【請求項12】 ガラス繊維層と難燃性樹脂と金属
    水酸化物との混合物層とシリコン樹脂層とが積層した
    優れた耐煙・耐火効果を有する可撓性繊維布帛。
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